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  • 特開-キャップおよび種子よけ構造 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024115298
(43)【公開日】2024-08-26
(54)【発明の名称】キャップおよび種子よけ構造
(51)【国際特許分類】
   E02D 29/02 20060101AFI20240819BHJP
   E02D 17/20 20060101ALI20240819BHJP
【FI】
E02D29/02 312
E02D17/20 106
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023020915
(22)【出願日】2023-02-14
(71)【出願人】
【識別番号】000001373
【氏名又は名称】鹿島建設株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100096091
【弁理士】
【氏名又は名称】井上 誠一
(72)【発明者】
【氏名】林 正弘
【テーマコード(参考)】
2D044
2D048
【Fターム(参考)】
2D044EA03
2D048CA11
(57)【要約】
【課題】水抜きパイプに種子が入るのを防止するためのキャップ等を提供する。
【解決手段】キャップ1は、地盤10の側面に位置する擁壁5に通された、地盤10から排水を行う水抜きパイプ6に設けられ、水抜きパイプ6への種子の侵入を防止する。キャップ1は、筒状のキャップ本体2を有し、水抜きパイプ6の外側の端部に挿入されるキャップ本体2の一方の端部の管軸方向と、キャップ本体2の他方の端部の先端面21の向きとが異なる。当該先端面21は、水抜きパイプ6の管軸方向と異なる向きであり、且つ下方に向いている。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
地盤の側面に位置する側面部材に通されて前記地盤から排水を行う水抜きパイプに設けられる、前記水抜きパイプへの種子の侵入を防止するためのキャップであって、
筒状のキャップ本体を有し、
前記キャップ本体の一方の端部の管軸方向と、前記キャップ本体の他方の端部の先端面の向きとが異なることにより、前記一方の端部を前記水抜きパイプの外側の端部に挿入または外嵌した時に、前記他方の端部の先端面を、前記水抜きパイプの管軸方向と異なる向きであり、且つ下方に向けて配置できるようにしたことを特徴とするキャップ。
【請求項2】
前記キャップ本体は、直線状の筒体の管軸方向の端部を、当該管軸方向に対して斜めに切り欠いた形状を有し、
当該端部が、前記他方の端部に対応することを特徴とする請求項1記載のキャップ。
【請求項3】
前記キャップ本体は、直線状の筒体を途中で折り曲げた形状を有することを特徴とする請求項1記載のキャップ。
【請求項4】
地盤の側面に位置する側面部材に通されて前記地盤から排水を行う水抜きパイプへの種子の侵入を防止する種子よけ構造であって、
請求項1記載のキャップの前記キャップ本体の一方の端部が、前記水抜きパイプの外側の端部に挿入または外嵌され、
前記キャップ本体の他方の端部の先端面が、前記水抜きパイプの管軸方向と異なる向きであり、且つ下方に向いていることを特徴とする種子よけ構造。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、水抜きパイプの種子よけ用のキャップとこれを用いた水抜きパイプの種子よけ構造等に関する。
【背景技術】
【0002】
傾斜地に立つ構造物の保護等を目的として、図6(a)に示すように擁壁5を作って地盤10の法面崩壊を防ぐ手法がとられることがある。擁壁5には、背面の地盤10の水圧を逃がす目的で、排水用の水抜きパイプ6が通される(例えば、特許文献1参照)。また、切土や盛土等による法面にモルタル等を吹き付けて法面保護を行う場合も、同様の目的で、吹付工に水抜きパイプが通される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特許第3664712号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
図6(a)に示すように樹木等の種子9が上から飛来して、これらの水抜きパイプ6に種子9が侵入すると、種子9が発芽して図6(b)に示すように幹が成長し、地盤10に張った根が盛り上がることで、擁壁5や吹付工を痛める恐れがあり、擁壁5や吹付工のクラックの発生や破壊につながる。
【0005】
これを防止するために有効と考えられる一つの方法は、水抜きパイプ6への種子9の侵入を防止することであるが、従来、水抜きパイプ6にそのような工夫を施すものはなかった。
【0006】
本発明は上記の問題に鑑みてなされたものであり、水抜きパイプに種子が入るのを防止するためのキャップ等を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前述した目的を達成するための第1の発明は、地盤の側面に位置する側面部材に通されて前記地盤から排水を行う水抜きパイプに設けられる、前記水抜きパイプへの種子の侵入を防止するためのキャップであって、筒状のキャップ本体を有し、前記キャップ本体の一方の端部の管軸方向と、前記キャップ本体の他方の端部の先端面の向きとが異なることにより、前記一方の端部を前記水抜きパイプの外側の端部に挿入または外嵌した時に、前記他方の端部の先端面を、前記水抜きパイプの管軸方向と異なる向きであり、且つ下方に向けて配置できるようにしたことを特徴とするキャップである。
【0008】
第1の発明のキャップは、筒状のキャップ本体の一方の端部を水抜きパイプの外側の端部に挿入または外嵌することで、キャップ本体の他方の端部の先端面の向きを水抜きパイプの管軸方向から異ならせ、先端面を下方に向けることが可能になる。このように、水抜きパイプに接続されるキャップ本体の先端面を下向きとすることで、上から飛来した種子が、先端面の開口から水抜きパイプに入るのを防止できる。
【0009】
前記キャップ本体は、例えば、直線状の筒体の管軸方向の端部を、当該管軸方向に対して斜めに切り欠いた形状を有し、当該端部が、前記他方の端部に対応する。
これにより、キャップ本体の形状が簡易化され、キャップを安価に製作できる。
【0010】
あるいは、前記キャップ本体は、直線状の筒体を途中で折り曲げた形状を有してもよい。
この場合、水抜きパイプに接続されるキャップ本体の先端面をより下方に向けることができ、先端面の開口からの種子の侵入を確実に防止できる。
【0011】
第2の発明は、地盤の側面に位置する側面部材に通されて前記地盤から排水を行う水抜きパイプへの種子の侵入を防止する種子よけ構造であって、第1の発明のキャップの前記キャップ本体の一方の端部が、前記水抜きパイプの外側の端部に挿入または外嵌され、前記キャップ本体の他方の端部の先端面が、前記水抜きパイプの管軸方向と異なる向きであり、且つ下方に向いていることを特徴とする種子よけ構造である。
このように、第1の発明のキャップを水抜きパイプに接続し、その先端面を下方に向けることで、先端面の開口から水抜きパイプ内に種子が入るのを防止できる。
【発明の効果】
【0012】
本発明により、水抜きパイプに種子が入るのを防止するためのキャップ等を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】キャップ1を示す図。
図2】キャップ1を示す図。
図3】突起部22、22aを示す図。
図4】キャップ1aを示す図。
図5】キャップ1aを示す図。
図6】水抜きパイプ6に種子9が侵入した例。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、図面に基づいて本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。
【0015】
[第1の実施形態]
図1は本発明の第1の実施形態に係るキャップ1を示す図である。キャップ1は、擁壁5の水抜きパイプ6内に樹木等の種子が侵入するのを防止するものであり、図1は、キャップ1を擁壁5の水抜きパイプ6に接続した状態(種子よけ構造)を擁壁5の厚さ方向の断面で示したものである。
【0016】
擁壁5は地盤10の側面に位置する側面部材であり、コンクリート等によって壁状に形成される。擁壁5は、地盤10の崩壊を防ぐことで、地盤10上の構造物(不図示)等を保護する。
【0017】
水抜きパイプ6は、塩化ビニル等の樹脂により形成される円筒状の部材である。水抜きパイプ6は擁壁5に通され、擁壁5の背後の地盤10から擁壁5の外側へと排水を行う。水抜きパイプ6は外側に向かって下降するように傾斜し、水抜きパイプ6の外側の端部は、擁壁5の外面に沿って位置する。なお、「外」とは地盤10の反対側を指す。
【0018】
図2(a)はキャップ1の斜視図である。図2(a)に示すように、キャップ1は、円筒状のキャップ本体2を有する。キャップ本体2の内部は空洞であり、何も配置されず完全に開放された状態である。キャップ本体2は、例えば塩化ビニル等の樹脂製のパイプを加工して製作できるが、これに限ることはない。例えば、キャップ本体2をアルミ等の金属製としてもよい。
【0019】
図1に示すように、キャップ1は、キャップ本体2の一方の端部を水抜きパイプ6の外側の端部の内空に挿入し、キャップ本体2の他方の端部が水抜きパイプ6から外側に突出するように配置される。水抜きパイプ6に挿入されたキャップ本体2の一方の端部は、その外面が水抜きパイプ6の内面に接し、且つその管軸方向が水抜きパイプ6の管軸方向と一致するように配置される。キャップ本体2の外径は、水抜きパイプ6の内径と同程度であり、例えば直径75mm程度とするが、これに限ることはない。
【0020】
図2(b)は、キャップ本体2の管軸方向の断面を示す図である。キャップ本体2は、直線状の筒体の管軸方向の端部を、当該管軸方向に対して斜めに切り欠いた形状を有し、当該端部が、上記した他方の端部に対応する。切り欠き範囲の管軸方向の長さL1は、キャップ本体2の外径と同じ75mm程度とする。また、キャップ本体2の切り欠き範囲を除く管軸方向の長さL2は50mm程度とし、キャップ本体2の水抜きパイプ6への挿入長L(図1参照)は20mm程度とするが、キャップ本体2の寸法等がこれらに限ることはない。例えば、上記の長さL2や水抜きパイプ6への挿入長Lをより長くすることも可能である。
【0021】
キャップ本体2の先端面21の向きd(先端面21の法線方向)は、キャップ本体2の管軸方向cと異なっている。これにより、キャップ本体2の一方の端部を図1に示すように水抜きパイプ6の外側の端部に挿入した時に、先端面21が、水抜きパイプ6の管軸方向と異なる向きであり、且つ下方(斜め下方)を向くように、先端面21を庇状に配置することができる。
【0022】
本実施形態では、キャップ本体2の先端面21の向きdの、キャップ本体2の管軸方向cに対する傾斜角θ(図2(b)参照)を45°程度とするが、傾斜角θがこれに限ることはない。なお、傾斜角θは、先端面21の向きdと管軸方向cが成す角度のうち小さい方をいうものとする。
【0023】
キャップ1は、例えば、擁壁5の施工時に水抜きパイプ6に設けられる。この場合、型枠脱型時や足場撤去時に合わせて、擁壁5に埋設された水抜きパイプ6にキャップ1を接続することができる。あるいは、キャップ1を、既設の擁壁5の水抜きパイプ6に後付けすることも可能である。
【0024】
キャップ本体2の水抜きパイプ6への挿入部分は、水抜きパイプ6と接着剤で固定することも可能である。この場合、例えばキャップ本体2の挿入部分の外周に予め塩化ビニル等の接着剤を塗布しておき、当該挿入部分を水抜きパイプ6に挿入すればよい。
【0025】
また、いたずら防止のため、所定高さまでの低い位置の水抜きパイプ6にはキャップ1を設けず、それより高い位置の水抜きパイプ6のみにキャップ1を設けることもある。上記の所定高さは、人が触れる可能性の有無を考慮して定め、例えば2m程度とするが、これに限ることはない。
【0026】
このように、第1の実施形態のキャップ1は、筒状のキャップ本体2の一方の端部を水抜きパイプ6の外側の端部に挿入することで、キャップ本体2の他方の端部の先端面21の向きdを、水抜きパイプ6の管軸方向から異ならせ、先端面21を下方に向けることが可能になる。このように、水抜きパイプ6に接続されるキャップ本体2の先端面21を下向きとすることで、上から飛来した樹木等の種子が、先端面21の開口から水抜きパイプ6に入るのを防止できる。結果、樹木の伐採等のメンテナンスを頻繁に実施しなくても、樹木の根等の成長による擁壁5のクラック等を防止でき、背面の地盤10の安全性を維持できる。
【0027】
また、キャップ本体2は、直線状の筒体の管軸方向の端部を、当該管軸方向に対して斜めに切り欠いた形状を有するので、キャップ本体2の形状が簡易化され、キャップ1を安価に製作できる。また、先端面21の開口からキャップ本体2や水抜きパイプ6の内部の状況も確認しやすい。
【0028】
しかしながら、本発明は上記の実施形態に限定されない。例えば図3(a)に示すように、キャップ本体2の外周面に、キャップ本体2の径方向の側方に突出する環状の突起部22を設け、突起部22が水抜きパイプ6に当接するまでキャップ本体2を水抜きパイプ6の内空に挿入することもできる。これにより、キャップ本体2を水抜きパイプ6内に過度に挿入するのを防止できる。なお、突起部22は環状のものに限らず、図3(b)に示すように、複数の突起部22aをキャップ本体2の周方向に間隔を空けて配置してもよい。
【0029】
また前記の実施形態では、キャップ本体2を水抜きパイプ6の外側の端部の内空に挿入したが、水抜きパイプ6の外側の端部が擁壁5の外面から若干突出している場合などでは、キャップ本体2の内径を水抜きパイプ6の外径程度と大きくし、キャップ本体2を水抜きパイプ6の外側の端部に外嵌することも可能である。
【0030】
また、キャップ本体2の形状も前記の実施形態に限定されず、水抜きパイプ6にキャップ本体2の一方の端部を挿入または外嵌するときに、他方の端部の先端面21を下に向けることができればよい。以下、キャップ本体2の形状が異なる例を第2の実施形態として説明する。第2の実施形態は、第1の実施形態と異なる点について説明し、同様の点については図等で同じ符号を付すなどして説明を省略する。
【0031】
[第2の実施形態]
図4は本発明の第2の実施形態に係るキャップ1aを示す図であり、キャップ1aを吹付工5aの水抜きパイプ6に接続した状態(種子よけ構造)を、吹付工5aの厚さ方向の断面で示したものである。
【0032】
吹付工5aは、切土や盛土等による地盤10の側面(法面)を保護するため、モルタル等の固化材を面状に吹き付けて形成した側面部材である。水抜きパイプ6は吹付工5aに通され、吹付工5aの背後の地盤10から吹付工5aの外側へと排水を行う。水抜きパイプ6の外側の端部は、吹付工5aの外面に沿って位置する。
【0033】
図5(a)はキャップ1aの斜視図である。図5(a)に示すように、本実施形態のキャップ1aも、円筒状のキャップ本体2aを有する。また、キャップ本体2aの内部も空洞であり、何も配置されず完全に開放されている。ただし、キャップ本体2aは、直線状の筒体を管軸方向の途中で折り曲げた形状を有し、その両側に位置する直線状の端部23、24が所定の角度を成す点で第1の実施形態と異なる。
【0034】
図4に示すように、キャップ1aは、キャップ本体2aの一方の端部23を水抜きパイプ6の外側の端部の内空に挿入し、他方の端部24が水抜きパイプ6から外側に突出するように配置される。水抜きパイプ6に挿入されたキャップ本体2aの一方の端部23は、その外面が水抜きパイプ6の内面に接し、且つその管軸方向が水抜きパイプ6の管軸方向と一致するように配置される。キャップ本体2aの外径は、水抜きパイプ6の内径と同程度であり、例えば直径75mm程度とするが、これに限ることはない。
【0035】
図5(b)は、キャップ本体2aの管軸方向の断面を示す図である。本実施形態では、キャップ本体2aの一方の端部23の長さL3を125mm程度、他方の端部24の長さL4をキャップ本体2aの外径と同じ75mm程度とする。また、キャップ本体2aの水抜きパイプ6への挿入長L(図4参照)は20mm程度とするが、キャップ本体2aの寸法等がこれらに限ることはない。
【0036】
本実施形態でも、キャップ本体2aの他方の端部24の先端面25の向きdが、キャップ本体2の一方の端部23の管軸方向cと異なっている。これにより、キャップ本体2aの一方の端部23を図4に示すように水抜きパイプ6の外側の端部に挿入した時に、先端面25が、水抜きパイプ6の管軸方向と異なる向きであり且つ下方を向くように、先端面25を配置することができる。
【0037】
本実施形態では、キャップ本体2aの先端面25の向きdの、キャップ本体2aの一方の端部23の管軸方向cに対する傾斜角θ(図5(b)参照)を90°程度とする。これにより、先端面25の向きが鉛直下方に近くなる。しかしながら、傾斜角θは上記に限らない。先端面25は、当該傾斜角θに応じた向きで下に向くように配置される。
【0038】
以上説明した第2の実施形態でも、第1の実施形態と同様の効果が得られる。また第2の実施形態では、キャップ本体2aを、直線状の筒体を途中で折り曲げた形状とすることで、キャップ本体2aの先端面25をより下方に向ける(鉛直下方に近付ける)ことができ、先端面25の開口からの種子の侵入を確実に防止できる。
【0039】
なお、水抜きパイプ6の外側の端部を前記の擁壁5や吹付工5aから外側に突出させ、その突出部分の形状を第1の実施形態のキャップ1や第2の実施形態のキャップ1aと同様とすることも考えられる。この場合も第1、第2の実施形態と同様の種子よけ効果が得られるが、施工時には、擁壁5の構築用の型枠に水抜きパイプ6の突出部分を貫通させたり、水抜きパイプ6の突出部分にモルタル等を吹付けないように養生等を行った上で吹付工5aの施工を行ったりする必要があり、施工面では合理的とは言えない。これに対し、第1、第2の実施形態のように、水抜きパイプ6にキャップ1、1aを接続する形態とすることは、上記のような問題が生じない点で施工面でも合理的である。
【0040】
以上、添付図面を参照しながら、本発明に係る好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば、本願で開示した技術的思想の範疇内において、各種の変更例又は修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
【符号の説明】
【0041】
1、1a:キャップ
2、2a:キャップ本体
5:擁壁
5a:吹付工
6:水抜きパイプ
9:種子
10:地盤
21、25:先端面
図1
図2
図3
図4
図5
図6