(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024115361
(43)【公開日】2024-08-26
(54)【発明の名称】水中油型乳化化粧料
(51)【国際特許分類】
A61K 8/73 20060101AFI20240819BHJP
A61K 8/37 20060101ALI20240819BHJP
A61K 8/44 20060101ALI20240819BHJP
A61K 8/89 20060101ALI20240819BHJP
A61K 8/55 20060101ALI20240819BHJP
A61K 8/06 20060101ALI20240819BHJP
A61K 8/86 20060101ALI20240819BHJP
【FI】
A61K8/73
A61K8/37
A61K8/44
A61K8/89
A61K8/55
A61K8/06
A61K8/86
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023021018
(22)【出願日】2023-02-14
(71)【出願人】
【識別番号】000166959
【氏名又は名称】御木本製薬株式会社
(72)【発明者】
【氏名】縄田 萌佳
【テーマコード(参考)】
4C083
【Fターム(参考)】
4C083AC022
4C083AC072
4C083AC122
4C083AC371
4C083AC372
4C083AC422
4C083AC661
4C083AC662
4C083AC712
4C083AD071
4C083AD072
4C083AD092
4C083AD151
4C083AD152
4C083AD211
4C083AD212
4C083AD571
4C083AD572
4C083CC02
4C083DD33
4C083EE05
4C083EE11
(57)【要約】
【課題】
べたつきがなく、肌にハリ感を付与し、さらには製剤の経時安定性に優れることを特徴とする水中油型乳化化粧料に関する。
【解決手段】
以下の成分を含有する水中油型乳化化粧料。
A)プルラン 0.01~1.0質量%
B)ダイマー酸エステルから選ばれる1種又は2種以上 0.5~5.0質量%
C)ラウロイルグルタミン酸エステルから選ばれる1種又は2種以上
0.5~3.0質量%
D)シリコーン油
E)水素添加レシチン 0.01~1.5重量%
F)水
【選択図】なし
【特許請求の範囲】
【請求項1】
以下の成分を含有する水中油型乳化化粧料。
A)プルラン 0.01~1.0質量%
B)ダイマー酸エステルから選ばれる1種又は2種以上 0.5~5.0質量%
C)ラウロイルグルタミン酸エステルから選ばれる1種又は2種以上
0.5~3.0質量%
D)シリコーン油
E)水素添加レシチン 0.01~1.5重量%
F)水
【請求項2】
前記成分B)ダイマー酸エステルが、ダイマージリノール酸(フィトステリル/イソステアリル/セチル/ステアリル/ベヘニル)を含むことを特徴とする、請求項1記載の水中油型乳化化粧料。
【請求項3】
前記成分C)ラウロイルグルタミン酸エステルが、融点の異なるラウロイルグルタミン酸ジ(オクチルドデシル/フィトステリル/ベヘニル)の2種以上を含むことを特徴とする、請求項1乃至2のいずれかに記載の水中油型乳化化粧料。
【請求項4】
成分G)として、1,1’-メチレン-ビス(4-イソシアナトシクロヘキサン)・ポリプロピレングリコール共重合体を含有することを特徴とする、請求項3に記載の水中油型乳化組成物。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、水溶性高分子、ダイマー酸エステル、ラウロイルグルタミン酸エステル、シリコーン油及び水添レシチンを配合し、塗布した肌にハリ感を付与することができ、かつ、べたつきのない使用感を有する水中油型乳化化粧料に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、肌のハリや弾力効果を目的とした化粧料が提案されている。例えば、常温で固形の高級アルコールと液状の高級アルコールとリン脂質を配合して、肌のハリと弾力性を上げる乳化化粧料(特許文献1参照)や、ステアリン酸ステアリルと炭化水素を併用して、即効性と持続性も兼ね備えた、肌へのハリ感の付与に優れる乳化化粧料が提案されている(特許文献2参照)。また、油溶性皮膜形成剤と揮発性の高い油剤を併用することで即効性のハリ感を付与することができ、高級アルコール、高級脂肪酸とN-長鎖アシルアミノ酸系界面活性剤を組み合わせることで、即効性のハリ感を維持し、ハリ感の持続性、のびの良さやべたつきのなさといった使用性、使用感に優れ、保湿性を向上させることも知られている(特許文献3参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2005-053879号公報
【特許文献2】特開2010-235472号公報
【特許文献3】特開2013-136546号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、特許文献1、2に記載される技術では、皮膚上に固形油による被膜を形成することでハリ感を付与しているが、比較的多くの固形状油分を配合する必要があるため、塗布時の伸びが重い、被膜が硬いなどの使用感の悪化が生じていた。また、使用感を高めるため、液状油分を配合し、固形状油分の配合量を少なくした場合、ハリ感が不十分となるだけでなく、べたつき感を感じる、保湿感に欠けるといった問題も生じていた。
一方、特許文献3に記載の技術では、油溶性皮膜形成剤と揮発性の高い油剤、高級アルコール、高級脂肪酸とN-アシルアミノ酸系界面活性剤を併用することで持続性のハリ感を付与する場合、揮発性油剤が揮発することによって得られる即時性のハリ感はその揮発スピードが速すぎることによって強固な膜が形成されてしまい、使用感が満足のいくものではなかった。
以上のような従来技術における課題等を勘案し、本発明では、べたつきがなく、肌にハリ感を与え、製剤の経時安定性も良好である水中油型乳化化粧料を作り上げることを目指した。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明者らが鋭意検討した結果、次のような製剤が本発明の課題を解決することがわかった。
【0006】
以下の成分を含有する水中油型乳化化粧料。
A)プルラン 0.01~1.0質量%
B)ダイマー酸エステルから選ばれる1種又は2種以上 0.5~5.0質量%
C)ラウロイルグルタミン酸エステルから選ばれる1種又は2種以上
0.5~3.0質量%
D)シリコーン油
E)水素添加レシチン 0.01~1.5重量%
F)水
【0007】
前記成分B)ダイマー酸エステルが、ダイマージリノール酸(フィトステリル/イソステアリル/セチル/ステアリル/ベヘニル)を含むことを特徴とする。
【0008】
前記成分C)ラウロイルグルタミン酸エステルが、融点の異なるラウロイルグルタミン酸ジ(オクチルドデシル/フィトステリル/ベヘニル)の2種以上を含むことを特徴とする。
【0009】
成分G)として、1,1’-メチレン-ビス(4-イソシアナトシクロヘキサン)・ポリプロピレングリコール共重合体を含有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明の水中油型乳化化粧料は、べたつきがなく、肌にハリ感を付与し、さらには製剤の経時安定性にも優れるものである。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明について詳細に説明する。なお、本明細書において、「~」はその前後の数値を含む範囲を意味するものとする。
【0012】
<1>成分A:プルラン
本発明における成分Aはプルランである。化粧料に配合し得るものであれば特に限定されないが、分子量が10万~100万のものを用いることが好ましい。プルランの市販品としては、「化粧品用プルラン」、「食品添加物プルラン」(以上、林原生物化学研究所社製)が挙げられる。
【0013】
本発明の化粧料100質量%中の成分Aの含有量は、ハリ感とべたつきのない使用感の観点から、好ましくは0.01質量%以上であり、より好ましくは0.05質量%以上であり、好ましくは1.0質量%以下であり、より好ましくは0.5質量%以下であり、さらに好ましくは0.3質量%以下である。
【0014】
<2>成分B:ダイマー酸エステル
本発明における成分Bは、ダイマー酸エステルである。ダイマー酸エステルとしては、ダイマー酸とアルコールのエステル体などが挙げられ、ダイマージリノール酸のエステル体が好ましく、ダイマージリノール酸とダイマージオールとのエステル体がより好ましい。また、ダイマー酸又はダイマージリノール酸のエステル部分としては、ベヘニル、イソステアリル、ステアリル、セチル、フィトステリルから選ばれる1種又は2種以上の部分を含むことが好ましく、ベヘニル、イソステアリル、ステアリル、セチル、フィトステリルから選ばれる2種以上の部分を含むことがより好ましい。さらに具体的には、ダイマージリノール酸ダイマージリノレイルビス(ベヘニル/イソステアリル/フィトステリル)、ダイマージリノール酸ダイマージリノレイルビス(フィトステリル/イソステアリル/セチル/ステアリル/ベヘニル)、ダイマージリノール酸(フィトステリル/イソステアリル/セチル/ステアリル/ベヘニル)、ダイマージリノール酸ジ(イソステアリル/フィトステリル)、ジイソステアリン酸ダイマージリノレイル等が挙げられ、ダイマージリノール酸(フィトステリル/イソステアリル/セチル/ステアリル/ベヘニル)、ダイマージリノール酸ジ(イソステアリル・フィトステリル)が好ましく、より好ましくはダイマージリノール酸(フィトステリル/イソステアリル/セチル/ステアリル/ベヘニル)である。
市販品としては、日本精化社製の、ダイマージリノール酸(フィトステリル/イソステアリル/セチル/ステアリル/ベヘニル)が「Plandool-S、-H」として、ダイマージリノール酸ジ(イソステアリル/フィトステリル)が「LUSPLAN PI-DA」として、ダイマージリノール酸ダイマージリノレイルが「LUSPLAN DD-DA」として、ダイマージリノール酸ジリノレイル(ベヘニル/イソステアリル/フィトステリル)が「Plandool-G」として、ジイソステアリン酸ダイマージリノレイルが「LUSPLAN DD-IS」として挙げることができる。
【0015】
本発明の化粧料100質量%中の成分Bの含有量は、ハリ感とべたつきのない使用感の観点から、好ましくは0.5質量%以上であり、より好ましくは1.0質量%以上であり、好ましくは5.0質量%以下であり、より好ましくは3.5質量%以下であり、さらに好ましくは2.0質量%以下である。
【0016】
<3>成分C:ラウロイルグルタミン酸エステル
本発明における成分Cは、ラウロイルグルタミン酸エステルである。ラウロイルグルタミン酸エステルとしては、N-ラウロイル-L-グルタミン酸等の長鎖アシルアミノ酸と、コレステロール、フィトステロール等のステロール類とベヘニルアルコール、オクチルドデシルアルコール等の高級アルコール類とのジエステルである。このような長鎖アシルアミノ酸ステロール誘導体の具体例として、N-ラウロイル-L-グルタミン酸ジ(オクチルドデシル/フィトステイル/ベヘニル)または、またはN-ラウロイル-L-グルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル)等が挙げられる。市販品としては、エルデュウPS-304(N-ラウロイル-L-グルタミン酸ジ(オクチルドデシル/フィトステイル/ベヘニル)),エルデュウPS-306(N-ラウロイル-L-グルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル))、(以上すべて味の素社製)等を用いることができる。
【0017】
本願発明の成分Cは融点の異なる2種以上のものを用いることができる。融点の異なるものとして具体的には、ラウロイルグルタミン酸ジ(オクチルドデシル/フィトステリル/ベヘニル)であれば融点70℃(例えば日本精化社、Plandool-LG1)、融点60℃(例えば日本精化社、Plandool-LG3)、融点50℃(例えば日本精化社、Plandool-LG4)が挙げられる。
【0018】
本発明の化粧料100質量%中の成分Cの含有量は、ハリ感とべたつきのない使用感の観点から、好ましくは0.5質量%以上であり、より好ましくは0.7質量%以上であり、好ましくは3.0質量%以下であり、より好ましくは2.0質量%以下である。また、融点が60℃未満のものと60℃以上のものの質量比が1:1~1:2であることが好ましい。
【0019】
<4>成分D:シリコーン油
本発明における成分Dはシリコーン油である。シリコーン油は、通常の化粧料に用いられるもので、揮発性シリコーン油、不揮発性シリコーン油のいずれでも良く、これらから1種又は2種以上を用いることができる。
【0020】
揮発性シリコーン油において、揮発性とは、35~87℃の引火点を有するものである。
揮発性シリコーン油としては、例えば、ジメチルポリシロキサン(1cs)、ジメチルポリシロキサン(1.5cs)、ジメチルポリシロキサン(2cs)等の直鎖状ジメチルポリシロキサン;メチルトリメチコン、トリス(トリメチルシリル)メチルシラン、テトラキス(トリメチルシリル)シラン等の分岐状シロキサン;オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン等の環状ジメチルシロキサンなどが挙げられる。
これらのうち、ジメチルポリシロキサン(1cs)、ジメチルポリシロキサン(1.5cs)、デカメチルシクロペンタシロキサンが好ましい。
【0021】
不揮発性シリコーン油において、不揮発性とは、25℃で5mm2/s以上の動粘度を有するものである。
不揮発性シリコーン油としては、例えば、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、メチルハイドロジェンポリシロキサン;フェニルトリメチコン、ジフェニルシロキシフェニルトリメチコン、トリメチルシロキシフェニルジメチコン、ジフェニルジメチコン、トリメチルペンタフェニルトリシロキサン等のフェニル変性シリコーン;ポリエーテル変性シリコーン、アルキル変性シリコーン、高級脂肪酸エステル変性シリコーン、高級アルコキシ変性シリコーン、フッ素変性シリコーン、架橋型オルガノポリシロキサン等の変性シリコーン油などが挙げられる。
これらのうち、ジメチルポリシロキサン(6cs)、ジメチルポリシロキサン(20cs)、ジメチルポリシロキサン(50cs)が好ましい。
【0022】
本発明の化粧料100質量%中の成分Dの含有量は、ハリ感とべたつきのない使用感の観点から、好ましくは0.01質量%以上であり、より好ましくは0.02質量%以上であり、好ましくは1.0質量%以下であり、より好ましくは0.5質量%以下である。過剰な配合であったり、動粘度が60以上のものを使用すると、べたつきが生じる場合がある。
【0023】
<5>成分E:水素添加レシチン
本発明における成分Eは水素添加レシチンである。レシチンは、大豆や卵黄等から採取されるリン脂質であり、主成分のPC(ホスファチジルコリン)以外にPE(ホスファチジルエタノールアミン)、PI(ホスファチジルイノシトール)、PA(ホスファチジン酸)、あるいはその他リン脂質、ステロール類を含有するものを用いることができる。本発明では、レシチン中の不飽和炭素鎖を水素添加により飽和結合に変えた水素添加レシチンを用いる。本発明の水素添加レシチンのPC含量は30~80質量%が好ましく、45~70質量%が特に好ましい。PC含量が45~70質量%の水素添加レシチンとしては市販品、例えば、日光ケミカルズ株式会社製レシノールS-10M(水素添加大豆リン脂質)、辻製油株式会社製SLP-PC50HM(水素添加大豆リン脂質)を挙げることができる。
【0024】
本発明の化粧料100質量%中の成分Eの含有量は、乳化安定性とべたつきのない使用感の観点から、好ましくは0.01質量%以上であり、より好ましくは0.1質量%以上であり、好ましくは1.5質量%以下であり、より好ましくは1.0質量%以下である。
【0025】
<6>成分F:水
本発明で用いる成分Fの水は、水中油型乳化化粧料の外相を構成する成分として、必須の成分である。本発明において用いられる成分Fは化粧品や医薬品等の製造で一般的に用いられる精製水の他に、温泉水や海洋深層水等を挙げることができ、これらから適宜選択する。
【0026】
本発明の化粧料100質量%中の成分Fの含有量は、特に限定されるものではないが、40~80質量%が好ましい。
【0027】
<7>成分G:1,1’-メチレン-ビス(4-イソシアナトシクロヘキサン)・ポリプロピレングリコール共重合体
本発明における成分Gである1,1’-メチレン-ビス(4-イソシアナトシクロヘキサン)・ポリプロピレングリコール共重合体は、皮膚上に付着性の高い耐水性被膜を形成し、肌にハリと潤いを付与することと使用感触を良好にすることを目的として配合されるものである。市販品として、例えば、ベルテック社製ポリオールプレポリマー-14を挙げることができる。
【0028】
本発明の化粧料100質量%中の成分Gの含有量は、特に限定されるものではないが、0.1~1.0質量%が好ましい。
【0029】
本発明の水中油型乳化化粧料は、任意成分として本発明の効果を損なわない範囲で、化粧料に通常用いられている成分、例えば、非イオン性界面活性剤、陰イオン性界面活性剤、陽イオン性界面活性剤、両性界面活性剤、油剤、保湿剤、水溶性高分子、抗酸化剤、紫外線吸収剤、キレート剤、防腐剤、抗菌剤、着色剤、香料等を配合することができる。また、アスコルビン酸誘導体、植物抽出液等の美容成分を配合することができる。
【0030】
本発明の水中油型乳化化粧料は、乳液、クリーム、日焼け止め等の化粧料や医薬部外品として使用することができる。剤型として具体的には、ゲル状、ペースト状、液状、クリーム状などにできる。
【実施例0031】
以下、具体的な実験例をあげて、本発明をさらに詳細に説明するが、本発明は以下の態様にのみ限定されない。
【0032】
表1に実施例と比較例、及びそれらの使用感(べたつきのなさ、ハリ感)と製剤安定性の評価結果を記載した。
配合量は質量部を示し、製法は以下の通りである。
成分A、F、Hを均一に混合し80℃に加熱した。別途、成分B~E、G、Iを80℃に加熱し均一に混合した。ホモミキサー(4000rpm)で撹拌しながら、(成分A、F、H)に(成分B~E、G、I)を徐々に加え、その後ホモミキサー(8000rpm)で3分間撹拌した。乳化物を攪拌しながら冷却し、50℃で成分Jを加え、30℃以下まで冷却し水中油型乳化化粧料を得た。
【0033】
【0034】
なお、表1における注は以下の通りである。
注1)商品名 Plandool-LG1(日本精化社)
注2)商品名 Plandool-LG3(日本精化社)
注3)商品名 Plandool-LG4(日本精化社)
【0035】
調製した各組成物について、以下の項目について評価を行った。
評価結果を併せて表1にそれぞれ示した。
【0036】
(1)べたつきのなさ
<評価方法>
評価専門パネル20名により、各試料の塗布直後のべたつき感のなさを評価した。
<評価基準>
20名中16名以上がべたつき感がないと回答した:◎
20名中12名以上がべたつき感がないと回答した:○
20名中8名以上がべたつき感がないと回答した :△
20名中8名未満がべたつき感がないと回答した :×
【0037】
(2)ハリ感
<評価方法>
評価専門パネル20名により、各試料の塗布直後のハリ感を評価した。
<評価基準>
20名中16名以上がハリ感があると回答した:◎
20名中12名以上がハリ感があると回答した:○
20名中8名以上がハリ感があると回答した :△
20名中8名未満がハリ感があると回答した :×
【0038】
実施例1~4はいずれも塗布後にハリ感を付与し、べたつきのない使用感であり、製剤を50℃に1ヶ月間保存しても安定性に大きな影響は見られなかった。