(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024115514
(43)【公開日】2024-08-26
(54)【発明の名称】クラスターに基づく連合学習予約プラットフォーム、予約システムおよび予約方法
(51)【国際特許分類】
G06N 20/00 20190101AFI20240819BHJP
【FI】
G06N20/00
【審査請求】有
【請求項の数】10
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023212797
(22)【出願日】2023-12-18
(31)【優先権主張番号】112105224
(32)【優先日】2023-02-14
(33)【優先権主張国・地域又は機関】TW
(71)【出願人】
【識別番号】502250743
【氏名又は名称】國立成功大學
【氏名又は名称原語表記】NATIONAL CHENG KUNG UNIVERSITY
(74)【代理人】
【識別番号】100146374
【弁理士】
【氏名又は名称】有馬 百子
(72)【発明者】
【氏名】▲せん▼ 宝珠
(72)【発明者】
【氏名】楊 惟中
(72)【発明者】
【氏名】荘 朝鈞
(72)【発明者】
【氏名】邱 彦榕
(72)【発明者】
【氏名】王 聿泰
(57)【要約】 (修正有)
【課題】クラスターに基づく連合学習予約プラットフォーム、予約システム及び予約方法を提供する。
【解決手段】第1ユーザーエンドが予約情報を入力してトレーニングを行うために用いられる予約プラットフォームPは、データセットを有している第2ユーザーエンド、メインサーバー及びスレーブサーバーを含む。スレーブサーバーは、メインサーバーにより動作を指示され、メインサーバーはサービスサーバーを含み、スレーブサーバーは、バックアップホストからなり、サービスサーバーは予約情報を受信すると共にそれに基づいてバックアップホスト及び第1ユーザーエンドと通信し、バックアップホストは第2ユーザーエンドがデータセットを保存するために用いられているトレーニング端と、を備え、第1ユーザーエンドが予約情報を入力した後、第1ユーザーエンド及びバックアップホストが同期でトレーニングすることで、トレーニングの成功率を大幅に高める。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1ユーザーエンドが予約情報を入力してトレーニングするためのクラスターに基づく連合学習予約プラットフォームであって、
データセットを有している第2ユーザーエンドと、
メインサーバー及びスレーブサーバーを含むトレーニング端であって、前記スレーブサーバーは前記メインサーバーにより動作を指示され、前記メインサーバーはサービスサーバーを含み、前記スレーブサーバーはバックアップホストからなり、前記サービスサーバーは前記予約情報を受信すると共にそれに基づいて前記バックアップホスト及び前記第1ユーザーエンドとの通信を行い、前記バックアップホストは前記第2ユーザーエンドが前記データセットを保存するために用いられているトレーニング端と、を備えていることを特徴とするクラスターに基づく連合学習予約プラットフォーム。
【請求項2】
前記トレーニング端は、前記第1ユーザーエンドが前記予約情報を伝送するための予約インターフェースを備え、前記サービスサーバーは前記予約情報を受信すると共にそれに基づいて前記バックアップホスト及び前記第1ユーザーエンドとの通信を行うことを特徴とする請求項1に記載のクラスターに基づく連合学習予約プラットフォーム。
【請求項3】
前記サービスサーバーは第1伝送プロトコルにより前記第1ユーザーエンドとの通信及び暗号化を行い、前記第1伝送プロトコルはHTTPS(HyperText Transfer Protocol Secure)であることを特徴とする請求項1に記載のクラスターに基づく連合学習予約プラットフォーム。
【請求項4】
前記予約インターフェースは第2伝送プロトコルにより前記サービスサーバーとの通信及び暗号化を行い、前記第2伝送プロトコルはSSH(Secure Shell Protocol)であることを特徴とする請求項2に記載のクラスターに基づく連合学習予約プラットフォーム。
【請求項5】
予約情報を入力する第1ユーザーエンドと、
データセットを有している第2ユーザーエンドと、
メインサーバーと、スレーブサーバーと、予約インターフェースと、を含むトレーニング端であって、前記スレーブサーバーは前記メインサーバーにより動作を指示され、前記メインサーバーはサービスサーバーを含み、前記スレーブサーバーはバックアップホストからなり、前記サービスサーバーは前記予約インターフェースにより前記予約情報受信すると共にそれに基づいて前記バックアップホスト及び前記第1ユーザーエンドとの通信を行い、前記バックアップホストは前記第2ユーザーエンドが前記データセットを保存するために用いられているトレーニング端と、を備えていることを特徴とするクラスターに基づく連合学習予約システム。
【請求項6】
前記サービスサーバーは前記予約情報に基づいて対応する制御情報及び第1初期トレーニングモデルを前記バックアップホスト及び前記第1ユーザーエンドに伝送することを特徴とする請求項5に記載のクラスターに基づく連合学習予約システム。
【請求項7】
前記バックアップホストは前記制御情報に基づいて前記第1初期トレーニングモデル及び前記データセットによりトレーニングを行い、第1トレーニングモデルを生成すると共に前記サービスサーバーに返信し、前記第1ユーザーエンドは前記制御情報に基づいて前記第1初期トレーニングモデルによりトレーニングを行い、第2トレーニングモデルを生成すると共に前記サービスサーバーに返信し、前記サービスサーバーは前記第1トレーニングモデルを受信すると共にそれに基づいて前記第2トレーニングモデルの演算を行い、第3トレーニングモデルを生成すると共に前記バックアップホスト及び前記第1ユーザーエンドに返信することを特徴とする請求項6に記載のクラスターに基づく連合学習予約システム。
【請求項8】
前記第1ユーザーエンドが前記予約インターフェースに前記予約情報を再度入力すると、前記サービスサーバーが前記第1トレーニングモデル、前記第2トレーニングモデル、及び前記第3トレーニングモデルによりテストを行ってテスト結果を生成し、
且つ前記テスト結果を第2初期トレーニングモデルとし、
前記サービスサーバーが前記予約情報に基づいて制御情報及び前記第2初期トレーニングモデルを前記バックアップホスト及び前記第1ユーザーエンドに伝送し、
前記バックアップホストが前記制御情報に基づいて前記第2初期トレーニングモデル及び前記データセットによりトレーニングを行い、
第4トレーニングモデルを生成すると共に前記サービスサーバーに返信し、且つ、前記第1ユーザーエンドが前記制御情報に基づいて前記第2初期トレーニングモデルによりトレーニングを行い、
第5トレーニングモデルを生成すると共に前記サービスサーバーに返信し、
前記サービスサーバーが前記第4トレーニングモデル及び前記第5トレーニングモデルに基づいて演算を行い、
第6トレーニングモデルを生成すると共に前記バックアップホスト及び前記第1ユーザーエンドに返信する、
ことを特徴とする請求項7に記載のクラスターに基づく連合学習予約システム。
【請求項9】
前記第2ユーザーエンドの数量は前記第1ユーザーエンドの数量以上であることを特徴とする請求項5に記載のクラスターに基づく連合学習予約システム。
【請求項10】
トレーニング端のサービスサーバーが第1ユーザーエンドから予約情報を受信すると、前記サービスサーバーが前記予約情報に基づいて前記トレーニング端のバックアップホスト及び前記第1ユーザーエンドとの通信を行い、前記バックアップホストは前記サービスサーバーにより動作を指示され、且つ、前記バックアップホストが第2ユーザーエンドからデータセットを取得するステップと、
前記サービスサーバーから制御情報及び第1初期トレーニングモデルを前記バックアップホスト及び前記第1ユーザーエンドに伝送するステップと、
前記制御情報に基づいて前記バックアップホストが前記第1初期トレーニングモデル及び前記データセットによりトレーニングを行い、第1トレーニングモデルを生成すると共に前記サービスサーバーに返信するステップと、
前記制御情報に基づいて前記第1ユーザーエンドが前記第1初期トレーニングモデルによりトレーニングを行い、第2トレーニングモデルを生成すると共に前記サービスサーバーに返信するステップと、
前記サービスサーバーから前記第1トレーニングモデル及び前記第2トレーニングモデルを演算し、第3トレーニングモデルを生成すると共に前記バックアップホスト及び前記第1ユーザーエンドに返信し、且つ、前記第2ユーザーエンドは前記バックアップホストにより前記第3トレーニングモデルを取得するステップと、を含み、
前記サービスサーバーは前記第1トレーニングモデル、前記第2トレーニングモデル、及び前記第3トレーニングモデルによりテストを行ってテスト結果を生成し、且つ前記テスト結果を第2初期トレーニングモデルとし、前記サービスサーバーが前記第1ユーザーエンドから前記予約情報を再度受信すると、前記サービスサーバーから前記制御情報及び前記第2初期トレーニングモデルを前記バックアップホスト及び前記第1ユーザーエンドに伝送することを特徴とするクラスターに基づく連合学習予約方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、連合学習(Federated Learning)に関し、更に詳しくは、クラスターに基づく連合学習予約プラットフォーム、予約システムおよび予約方法(A cluster-based federated learning booking platform、 a booking system and a method thereof)に関するものである。
【背景技術】
【0002】
連合学習(Federated Learning)は機械学習技術である。従来の集中機械学習では、トレーニング時に全ての関連データを同じ計算装置に集中させてトレーニングを行ってモデルを生成するが、これとは反対に連合学習では、複数の装置でトレーニングデータを伝送せずに機械学習モデルのトレーニングを行うことができる。連合学習は、分散システムのマルチノード演算を結合し、モデルのトレーニング作業を複数のノードに分散させている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
分散システムは主に大量のデータを処理する際に、演算量を関連するユニットに分配している。しかしながら、連合学習では、データのプライバシー保護を強化するため、トレーニングデータは単一のサーバーに集中させずに分散して演算を行い、装置がそれぞれ直接モデルのトレーニングを行う。
【0004】
連合学習はプライバシーに関して高い利点を有しているが、装置のそれぞれの演算能力に依存するため、複数の装置で同時にトレーニングを行う場合、装置のそれぞれの演算能力に差があるために、演算能力の高い装置は、演算能力較の低い装置のトレーニング終了を待たなければ、次のトレーニングを行うことができなった。さらには、何れかの装置のトレーニングが失敗すると、全ての装置がそのトレーニングを完了することができなくなった。このため、装置の数量が増えるほどトレーニングの失敗率が明らかに高まり、他のユーザーがトレーニングに参加する意欲が低下した。
【0005】
上述の事情に鑑みて、従来の連合学習プラットフォームのような場所も性能も異なる装置により実行する方式とは違い、本発明は場所も性能も異なる装置及び場所は異なるが性能は同じである装置により実行する方式を結合してサービスを提供する連合学習予約プラットフォームを提供し、且つクラスターを採用することで同じ場所で異なる性能の装置により実行するという特徴を実現し、トレーニングの失敗率を大幅に低下させると同時に、参加するユーザーがトレーニングをいつでもどこでも予約可能にする。
【0006】
本発明は、上記問題点に鑑みて本発明者の鋭意研究により成されたものであり、その主目的は、クラスターに基づく連合学習予約プラットフォームを提供することにある。すなわち、ユーザーエンドが予約を行えるプラットフォームを提供し、少なくとも1つのユーザーエンドがデータセットをトレーニング端のバックアップホストに保存する。トレーニング端が他のユーザーエンドからの予約情報を受信すると、トレーニング端がバックアップホスト及び他のユーザーエンドのホストと通信を行い、スケジューリングを更に弾力的に行えるようにする。
【0007】
本発明の他の目的は、第1ユーザーエンドと、第2ユーザーエンドと、トレーニング端と、を備えているクラスターに基づく連合学習予約システムを提供する。トレーニング端が第2ユーザーエンドのデータセットを取得した後、第1ユーザーエンドが予約情報を提出すると、トレーニング端が第1ユーザーエンドのホストとトレーニング端にバックアップされたデータセットとを同期でトレーニングを行うように制御し、トレーニング効率を大幅に高める。
【0008】
本発明のさらなる他の目的は、クラスターに基づく連合学習予約方法を提供する。トレーニング端が予約情報を取得した後、制御情報及びトレーニングモデルを対応するユーザーエンドのホスト及びトレーニング端のバックアップホストに伝送し、それぞれトレーニングを行い、トレーニング端がそのトレーニングモデルをそれぞれ収集し、最終トレーニングモデルを生成すると共に返信することでトレーニングの成功率を高める。
【0009】
上述した目的を達成するために、本発明の一実施態様によれば、クラスターに基づく連合学習予約プラットフォームが提供される。前記クラスターに基づく連合学習予約プラットフォームは、第1ユーザーエンドが予約情報を入力してトレーニングを行い、データセットを有している第2ユーザーエンドと、メインサーバー及びスレーブサーバーを含むトレーニング端であって、前記スレーブサーバーは前記メインサーバーにより動作を指示され、前記メインサーバーはサービスサーバーを含み、前記スレーブサーバーはバックアップホストからなり、前記サービスサーバーは前記予約情報を受信すると共にそれに基づいて前記バックアップホスト及び前記第1ユーザーエンドとの通信を行い、前記バックアップホストは前記第2ユーザーエンドが前記データセットを保存するために用いられているトレーニング端と、を備えている。
【0010】
本発明の好適例において、前記トレーニング端は、前記第1ユーザーエンドが前記予約情報を伝送するための予約インターフェースを備え、前記サービスサーバーは前記予約情報を受信すると共にそれに基づいて前記バックアップホスト及び前記第1ユーザーエンドとの通信を行う。
【0011】
本発明の好適例において、前記サービスサーバーは第1伝送プロトコルにより前記第1ユーザーエンドとの通信及び暗号化を行い、前記第1伝送プロトコルはHTTPS(HyperText Transfer Protocol Secure)である。
【0012】
本発明の好適例において、前記予約インターフェースは第2伝送プロトコルにより前記サービスサーバーとの通信及び暗号化を行い、前記第2伝送プロトコルはSSH(Secure Shell Protocol)である。
【0013】
上述した他の目的を達成するために、本発明の一実施態様によれば、クラスターに基づく連合学習予約システムが提供される。前記クラスターに基づく連合学習予約システムは、予約情報を入力する第1ユーザーエンドと、データセットを有している第2ユーザーエンドと、メインサーバーと、スレーブサーバーと、予約インターフェースと、を含むトレーニング端であって、前記スレーブサーバーは前記メインサーバーにより動作を指示され、前記メインサーバーはサービスサーバーを含み、前記スレーブサーバーはバックアップホストからなり、前記サービスサーバーは前記予約インターフェースにより前記予約情報受信すると共にそれに基づいて前記バックアップホスト及び前記第1ユーザーエンドとの通信を行い、前記バックアップホストは前記第2ユーザーエンドが前記データセットを保存するために用いられているトレーニング端と、を備えている。
【0014】
本発明の好適例において、前記サービスサーバーは前記予約情報に基づいて対応する制御情報及び第1初期トレーニングモデルを前記バックアップホスト及び前記第1ユーザーエンドに伝送する。
【0015】
本発明の好適例において、前記バックアップホストは前記制御情報に基づいて前記第1初期トレーニングモデル及び前記データセットによりトレーニングを行い、第1トレーニングモデルを生成すると共に前記サービスサーバーに返信する。前記第1ユーザーエンドは前記制御情報に基づいて前記第1初期トレーニングモデルによりトレーニングを行い、第2トレーニングモデルを生成すると共に前記サービスサーバーに返信する。前記サービスサーバーは前記第1トレーニングモデルを受信すると共にそれに基づいて前記第2トレーニングモデルの演算を行い、第3トレーニングモデルを生成すると共に前記バックアップホスト及び前記第1ユーザーエンドに返信する。
【0016】
本発明の好適例において、前記第1ユーザーエンドが前記予約インターフェースに前記予約情報を再度入力すると、前記サービスサーバーが前記第1トレーニングモデル、前記第2トレーニングモデル、及び前記第3トレーニングモデルによりテストを行ってテスト結果を生成し、且つ前記テスト結果を第2初期トレーニングモデルとする。前記サービスサーバーが前記予約情報に基づいて制御情報及び前記第2初期トレーニングモデルを前記バックアップホスト及び前記第1ユーザーエンドに伝送し、前記バックアップホストが前記制御情報に基づいて前記第2初期トレーニングモデル及び前記データセットによりトレーニングを行い、第4トレーニングモデルを生成すると共に前記サービスサーバーに返信する。また、前記第1ユーザーエンドが前記制御情報に基づいて前記第2初期トレーニングモデルによりトレーニングを行い、第5トレーニングモデルを生成すると共に前記サービスサーバーに返信し、前記サービスサーバーが前記第4トレーニングモデル及び前記第5トレーニングモデルに基づいて演算を行い、第6トレーニングモデルを生成すると共に前記バックアップホスト及び前記第1ユーザーエンドに返信する。
【0017】
本発明の好適例において、前記第2ユーザーエンドの数量は前記第1ユーザーエンドの数量以上である。
【0018】
上述したさらなる他の目的を達成するために、本発明の一実施態様によれば、クラスターに基づく連合学習予約方法が提供される。前記クラスターに基づく連合学習予約方法は、トレーニング端のサービスサーバーが第1ユーザーエンドから予約情報を受信すると、前記サービスサーバーが前記予約情報に基づいて前記トレーニング端のバックアップホスト及び前記第1ユーザーエンドとの通信を行い、前記バックアップホストは前記サービスサーバーにより動作を指示され、且つ、前記バックアップホストが第2ユーザーエンドからデータセットを取得するステップと、前記サービスサーバーから制御情報及び第1初期トレーニングモデルを前記バックアップホスト及び前記第1ユーザーエンドに伝送するステップと、前記制御情報に基づいて前記バックアップホストが前記第1初期トレーニングモデル及び前記データセットによりトレーニングを行い、第1トレーニングモデルを生成すると共に前記サービスサーバーに返信すると、前記制御情報に基づいて前記第1ユーザーエンドが前記第1初期トレーニングモデルによりトレーニングを行い、第2トレーニングモデルを生成すると共に前記サービスサーバーに返信するステップと、前記サービスサーバーから前記第1トレーニングモデル及び前記第2トレーニングモデルを演算し、第3トレーニングモデルを生成すると共に前記バックアップホスト及び前記第1ユーザーエンドに返信し、且つ、前記第2ユーザーエンドは前記バックアップホストにより前記第3トレーニングモデルを取得するステップと、を含む。
【0019】
前記サービスサーバーは前記第1トレーニングモデル、前記第2トレーニングモデル、及び前記第3トレーニングモデルによりテストを行ってテスト結果を生成し、且つ前記テスト結果を第2初期トレーニングモデルとし、前記サービスサーバーが前記第1ユーザーエンドから前記予約情報を再度受信すると、前記サービスサーバーから前記制御情報及び前記第2初期トレーニングモデルを前記バックアップホスト及び前記第1ユーザーエンドに伝送する。
【発明の効果】
【0020】
このように、本発明によれば、次のような効果がある。
本発明は、異なる場所で異なる性能の装置及び同じ場所で異なる性能の装置により同時に実行する方式でサービスを提供し、且つクラスターを採用することで同じ場所で異なる性能の装置により実行する方式を実現し、トレーニングの成功率を大幅に高め、更に柔軟に且つ効率的にスケジューリングを行えるようにしている。
【0021】
本発明の他の目的、構成及び効果については、以下の発明の実施の形態の項から明らかになるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【
図1】本発明の一実施例の構成の一例を概略的に示す。
【
図2】本発明の一実施例のプラットホームの一例を概略的に示す。
【
図3】本発明の一実施例のシステムの一例を概略的に示す。
【
図4】本発明の一実施例の方法のフローチャートを示す。
【
図5】本発明の一実施例のステップを示す概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
【0024】
図1は本発明の一実施例の構成の一例を概略的に示す。
図2は本発明の一実施例のプラットホームの一例を概略的に示す。同図に示すように、本発明の一実施例は主にクラスターにより同じ場所で異なる性能の装置により実行する方式でサービスを実現している。第2ユーザーエンドU2はそのデータセットU21をバックアップホストT21に保存する。また、予約プラットフォームはユーザーエンドがトレーニングを予約するために用いられ、その作動方式について詳細に説明する。本発明の一実施例に係る予約プラットフォームは、第1ユーザーエンドU1が予約情報を入力して予約を行うために用いられ、予約プラットフォームPは、第2ユーザーエンドU2及びトレーニング端Tを備えている。
【0025】
一実施例において、第1ユーザーエンドU1は第1ユーザーエンドU1のホスト、サーバー、またはトレーニングを実行可能なあらゆる電子装置により予約情報を入力し、トレーニングを予約することができる。第1ユーザーエンドU1の数量は制限されず、1つでも複数でもよい。予約情報は予約日及び時間を含むが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0026】
一実施例において、第2ユーザーエンドU2はデータセットU21を有している。好ましくは、データセットU21は第2ユーザーエンドU2のあらゆるホスト、サーバー、またはクラウド端の保存ロケーションに保存可能である。第2ユーザーエンドU2の数量は制限されず、1つまたは複数でもよい。好ましくは、第2ユーザーエンドU2の数量は第1ユーザーエンドU1の数量以上であるが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0027】
一実施例において、トレーニング端TはメインサーバーT1及びスレーブサーバーT2を備え、メインサーバーはサービスサーバーT11を含み、スレーブサーバーT2はバックアップホストT21を含む。サービスサーバーT11が予約情報を受信した後、予約情報に基づいてバックアップホストT21及び第1ユーザーエンドU1との通信を行い、バックアップホストT21は第2ユーザーエンドU2がそのデータセットU21を保存するために用いられている。サービスサーバーT11は第1伝送プロトコルにより第1ユーザーエンドU1との通信及び暗号化を行い、第1伝送プロトコルはHTTPS(HyperText Transfer Protocol Secure)でもよい。
【0028】
好ましくは、メインサーバーT1及びスレーブサーバーT2がクラスターであるため、スレーブサーバーT2はメインサーバーT1により動作を指示される。サーバーの数量は制限されない。
【0029】
好ましくは、トレーニング端Tは予約インターフェースT3を更に含み、第1ユーザーエンドU1は予約インターフェースT3を介して予約情報を入力し、サービスサーバーT11が予約情報に基づいて対応する制御情報及び第1初期トレーニングモデルをバックアップホストT21及び第1ユーザーエンドU1に伝送可能である。一実施例において、予約インターフェースT3は他のウェブサーバーが提供する予約ウェブページでもよく、サービスサーバーT11が提供する予約ウェブページでもよい。
【0030】
好ましくは、予約インターフェースT3は第2伝送プロトコルによりサービスサーバーT11との通信及び暗号化を行う。第2伝送プロトコルはSSH(Secure Shell Protocol)でもよいが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0031】
一実施例において、予約プラットフォームは、学習トレーニングを行う必要がある医療産業、金融業、或いは他のプライベートなデータに適用可能であるが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0032】
一実施例において、
図3は本発明の一実施例のシステムの一例を概略的に示す。同図に示すように、本発明の一実施例に係る予約システムSは、第1ユーザーエンドU1と、第2ユーザーエンドU2と、トレーニング端Tと、を備えている。第1ユーザーエンドU1及び第2ユーザーエンドU2は前述した実施例と同じであるため、その説明は繰り返さない。システムの作動について下述する。
第1ユーザーエンドU1及び第2ユーザーエンドU2は共にトレーニングを行うデータを、指定したあらゆるホストやクラウド端の保存ロケーションにそれぞれ保存する。一実施例において、第1ユーザーエンドU1はトレーニングするデータをトレーニング端Tに保存しておらず、第2ユーザーエンドU2のデータセットU21はトレーニング端Tに保存されるか、或いは、トレーニング端TのバックアップホストT21をデータセットU21を保存するための空間として使用している。
【0033】
他の実施例において、第1ユーザーエンドU1はトレーニングするデータをトレーニング端Tに保存してもよく、或いは、トレーニング端TのバックアップホストT21をデータを保存するための空間として使用してもよい。すなわち、第1ユーザーエンドU1及び第2ユーザーエンドU2のデータはトレーニング端Tのクラスターでトレーニングを行うことができるが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0034】
トレーニング端Tは、メインサーバーT1と、スレーブサーバーT2と、予約インターフェースT3と、を備えている。一実施例において、メインサーバーT1はサービスサーバーT11を含み、スレーブサーバーT2はバックアップホストT21を含む。メインサーバーT1及びスレーブサーバーT2はクラスターであり、すなわち、スレーブサーバーT2はメインサーバーT1により動作を指示されるが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0035】
好ましくは、第1ユーザーエンドU1は予約インターフェースT3を介して予約情報を入力し、サービスサーバーT11が予約インターフェースT3により予約情報を受信した後、サービスサーバーT11が予約情報に基づいて対応する制御情報及び第1初期トレーニングモデルをバックアップホストT21及び第1ユーザーエンドU1に伝送する。
【0036】
一実施例において、第2ユーザーエンドU2は予約インターフェースT3により予約情報を入力するが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0037】
好ましくは、制御情報はアプリケーションプログラムを含み、バックアップホストT21及び第1ユーザーエンドU1がセキュリティメカニズムを介してサービスサーバーT11に接続される。一実施例において、サービスサーバーT11をバックアップホストT21に接続する場合、サービスサーバーT11はバックアップホストT21のホストアカウントを有する必要があり、ホストアカウントを認証メカニズムとするが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0038】
一実施例において、バックアップホストT21及び第1ユーザーエンドU1が制御情報に基づいてインストールした後、バックアップホストT21が第1初期トレーニングモデル及びデータセットU21によりトレーニングを行い、第1トレーニングモデルを生成すると共にサービスサーバーT11に返信する。また、第1ユーザーエンドU1が第1初期トレーニングモデルによりトレーニングを行い、第2トレーニングモデルを生成すると共にサービスサーバーT11に返信し、サービスサーバーT11が第1トレーニングモデル及び第2トレーニングモデルを受信すると共にそれらに基づいて演算を行い、第3トレーニングモデルを生成すると共にバックアップホストT21及び第1ユーザーエンドU1に返信する。
【0039】
一実施例において、バックアップホストT21及び第1ユーザーエンドU1が第3トレーニングモデルを受信した後、第3トレーニングモデルのトレーニングをそれぞれ行い、第4トレーニングモデル及び第5トレーニングモデルを生成すると共にサービスサーバーT11にそれぞれ返信し、サービスサーバーT11は第4トレーニングモデル及び第5トレーニングモデルを受信すると共にそれらに基づいて演算を行い、第6トレーニングモデルを生成すると共にバックアップホストT21及び第1ユーザーエンドU1に返信し、トレーニングが終了するまで前述したフローチャートを継続する。
【0040】
一実施例において、トレーニングが完了した後、第1ユーザーエンドU1及び第2ユーザーエンドU2にメールで通知する。この際、第1ユーザーエンドU1及び第2ユーザーエンドU2は、ホスト、サーバー、トレーニングに使用する電子装置、或いはクラウド端の保存ロケーションのファイルフォルダーから最終的なトレーニングモデルをそれぞれ取得可能である。
【0041】
第2ユーザーエンドU2はトレーニング端TのバックアップホストT21を個人用のレンタル空間とし、この空間を利用してデータを共有して学習する。換言すれば、第2ユーザーエンドU2はデータをバックアップホストT21に保存するか、或いはバックアップホストT21を直接主要なデータを保存また使用するための空間とすることで、プライバシーの問題が無くなるほか、第2ユーザーエンドU2のホスト、サーバー、またはトレーニングに用いる電子装置の演算能力に制限されず、連合学習の柔軟性及び効率性が更に高まっている。
【0042】
一実施例において、トレーニングが終了した後、サービスサーバーT11は現有の全てのトレーニングモデルのテストを行うと共に、生成したテスト結果を次回の初期モデルとする。一例を挙げると、現有の全てのトレーニングモデルは、バックアップホストT21及び第1ユーザーエンドU1がそれぞれ返信した第1トレーニングモデル及び第2トレーニングモデル、及びサービスサーバーT11が第1トレーニングモデル及び第2トレーニングモデルに基づいて演算を行って生成した第3トレーニングモデルである場合、第1トレーニングモデル、第2トレーニングモデル、及び第3トレーニングモデルによりテストを行うと共に、そのテスト結果を第2初期トレーニングモデルとする。同様に、バックアップホストT21及び第1ユーザーエンドU1が第4トレーニングモデル及び第5トレーニングモデルを更に返信し、サービスサーバーT11が第4トレーニングモデル及び第5トレーニングモデルに基づいて演算を行って第6トレーニングモデルを生成すると、第1トレーニングモデル、第2トレーニングモデル、第3トレーニングモデル、第4トレーニングモデル、第5トレーニングモデル、及び第6トレーニングモデルによりテストを行い、そのテスト結果を第2初期トレーニングモデルとする。すなわち、次回の初期モデルとし、ユーザーエンドが好適なモデルによりトレーニングを継続することで、トレーニングのやり直しを防止し、トレーニング効率を高めている。
【0043】
一実施例において、第1ユーザーエンドU1が予約インターフェースT3に予約情報を再度入力すると、サービスサーバーT11が予約情報に基づいて制御情報及び前回のトレーニング後に生成された第2初期トレーニングモデルをバックアップホストT21及び第1ユーザーエンドU1に伝送する。この際、バックアップホストT21は第2初期トレーニングモデル及びデータセットによりトレーニングを行い、第1ユーザーエンドU1は第2初期トレーニングモデルによりトレーニングを行う。そのトレーニング方式は前述した通りであるため、そこで、その説明を繰り返さない。
【0044】
一実施例において、第2ユーザーエンドU2が定時または非定時にデータセットU21をバックアップホストT21に保存すると、データセットのパスデータ及びバックアップ命令をサービスサーバーT11に伝送可能であり、サービスサーバーT11がバックアップ命令に基づいて、第2ユーザーエンドU2からデータセットU21を取得するように指示されたバックアップホストT21を制御する、一実施例において、バックアップホストT21が取得したデータセットU21はデータセットU21のコピーまたはデータセットU21のデータショートカットでもよい。すなわち、バックアップホストT21が取得したデータセットU21は実際に存在するデータでもよく、1つのパスのみでもよく、保存するデータ形式はこれらに限定されるものではない。
【0045】
他の状況では、第2ユーザーエンドU2はサービスサーバーT11に権限を付与し、指定されたバックアップホストT21が定時または非定時に第2ユーザーエンドU2からデータセットU21を取得し、第2ユーザーエンドU2から更新されたデータセットU21を即時取得するが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0046】
また他の状況では、サービスサーバーT11は定時または非定時に第2ユーザーエンドU2に権限の取得に同意するかどうかを問い合わせることができ、バックアップ命令を受信した後、バックアップ命令に基づいて第2ユーザーエンドU2からデータセットU21を取得するように指定されたバックアップホストT21を制御するが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0047】
さらに他の状況では、第2ユーザーエンドU2はバックアップホストT21を保存空間とし、そのデータセットU21をバックアップホストT21に直接保存するが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0048】
図4は本発明の一実施例の方法のフローチャートを示す。同図に示すように、本発明の一実施例の予約方法は、前述の予約プラットフォームまたは予約システムを実行し、その方法は下記ステップを含む。
<ステップS1>:トレーニング端のサービスサーバーが第1ユーザーエンドから予約情報を受信すると、前記サービスサーバーが前記予約情報に基づいて前記トレーニング端のバックアップホスト及び前記第1ユーザーエンドとの通信を行い、前記バックアップホストは前記サービスサーバーにより動作を指示され、且つ、前記バックアップホストが第2ユーザーエンドからデータセットを取得する。
<ステップS2>:前記サービスサーバーから制御情報及び第1初期トレーニングモデルを前記バックアップホスト及び前記第1ユーザーエンドに伝送する。
<ステップS3>:前記制御情報に基づいて前記バックアップホストが前記第1初期トレーニングモデル及び前記データセットによりトレーニングを行い、第1トレーニングモデルを生成すると共に前記サービスサーバーに返信する。
<ステップS4>: 前記制御情報に基づいて前記第1ユーザーエンドが前記第1初期トレーニングモデルによりトレーニングを行い、第2トレーニングモデルを生成すると共に前記サービスサーバーに返信する。
<ステップS5>: 前記サービスサーバーから前記第1トレーニングモデル及び前記第2トレーニングモデルを演算し、第3トレーニングモデルを生成すると共に前記バックアップホスト及び前記第1ユーザーエンドに返信し、且つ、前記第2ユーザーエンドは前記バックアップホストにより前記第3トレーニングモデルを取得する。
【0049】
ステップS1において、トレーニング端TのサービスサーバーT11が第1ユーザーエンドU1から予約情報を受信すると、サービスサーバーT11は予約情報に基づいてバックアップホストT21及び第1ユーザーエンドU1との通信を行う。バックアップホストT21はサービスサーバーT11により動作を指示される。また、バックアップホストT21は第2ユーザーエンドU2からデータセットU21を取得する。
【0050】
ステップS2において、サービスサーバーT11から制御情報及び第1初期トレーニングモデルをバックアップホストT21及び第1ユーザーエンドU1に伝送する。この際、バックアップホストT21及び第1ユーザーエンドU1はインストール制御情報を実行する。
【0051】
ステップS3において、続いて、制御情報によりバックアップホストT21が第1初期トレーニングモデル及びデータセットU21によりトレーニングを行い、第1トレーニングモデルを生成すると共にサービスサーバーT11に返信する。
【0052】
ステップS4において、同様に、制御情報に基づいて第1ユーザーエンドU1が第1初期トレーニングモデルによりトレーニングを行い、第2トレーニングモデルを生成すると共にサービスサーバーT11に返信する。一実施例において、ステップS3及びステップS4は同じ時間にそれぞれ実行するが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0053】
ステップS5において、サービスサーバーT11から第1トレーニングモデル及び第2トレーニングモデルにより演算を行い、第3トレーニングモデルを生成すると共にバックアップホストT21及び第1ユーザーエンドU1に返信する。第2ユーザーエンドU2はバックアップホストT21により第3トレーニングモデルを取得すると同時に、さらに、サービスサーバーT11が第1トレーニングモデル、第2トレーニングモデル、及び第3トレーニングモデルによりテストを行い、そのテスト結果を第2初期トレーニングモデルとする。すなわち、第2初期トレーニングモデルを次回のトレーニングの初期モデルとすることで、サービスサーバーT11が第1ユーザーエンドU1から予約情報を再度受信した際に、サービスサーバーT11から制御情報及び第2初期トレーニングモデルをバックアップホストT21及び第1ユーザーエンドU1に伝送し、続いてステップS3~S5を実行する。
【0054】
本発明に係る予約方法の一実施例をさらに詳しく説明するために、適宜添付
図5を参照する。
図5は本発明の一実施例のステップを示す概略図である。例を挙げて説明する。
第1ユーザーエンドU1はそれぞれ医療機関A及び医療機関Bである。
第2ユーザーエンドU2はそれぞれ医療機関C及び医療機関Dである。
トレーニング端TのバックアップホストT21は医療機関Cのバックアップホスト及び医療機関Dのバックアップホストをそれぞれ備えている。
【0055】
第1ユーザーエンドU1はホストによりトレーニング端Tの予約インターフェースT3にログインし、予約情報を入力する。例えば、7月20日17:00である。この際、予約インターフェースT3は予約情報をサービスサーバーT11に伝送し、サービスサーバーT11が予約情報に基づいて7月20日17:00に第1ユーザーエンドU1のホスト及びトレーニング端TのバックアップホストT21との通信を行い、制御情報及び第1初期トレーニングモデルをバックアップホストT21及び第1ユーザーエンドU1のホストに伝送した後、トレーニング端Tの医療機関Cのバックアップホスト及び医療機関Dのバックアップホストが第1初期トレーニングモデル及びそれが取得したデータセットU21によりそれぞれトレーニングを行い、第1トレーニングモデルを取得してサービスサーバーT11に返信する。医療機関A及び医療機関Bはそのホストが第1初期トレーニングモデルによりそれぞれトレーニングを行い、第2トレーニングモデルを取得してサービスサーバーT11に返信する。
【0056】
最終的にサービスサーバーT11が第1トレーニングモデル及び第2トレーニングモデルの演算を行い、生成された第3トレーニングモデルを医療機関Aのホスト、医療機関Bのホスト、医療機関Cのバックアップホスト、及び医療機関Dのバックアップホストに返信する。医療機関Cのホストは医療機関Cのバックアップホストを介して第3トレーニングモデルを取得可能であり、医療機関Dのホストは医療機関Dのバックアップホストを介して第3トレーニングモデルを取得可能である。
【0057】
以上を総合すると、本発明の一実施例であるクラスターに基づく連合学習予約プラットフォーム、予約システムおよび予約方法は、トレーニング端のバックアップホストがクラスターを採用することで同じ場所で異なる性能の装置により実行する方式を実現し、バックアップホストが第2ユーザーエンドからデータセットを取得する。第1ユーザーエンドが予約情報を入力した後、第1ユーザーエンド及びバックアップホストが同期でトレーニングを行うことで、トレーニングの成功率を大幅に高め、スケジューリングを更に柔軟で効率的にし、本発明の目的を確実に達成している。
【0058】
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
【符号の説明】
【0059】
S 予約システム
S1 ステップ
S2 ステップ
S3 ステップ
S4 ステップ
S5 ステップ
T トレーニング端
T1 メインサーバー
T11 サービスサーバー
T2 スレーブサーバー
T21 バックアップホスト
T3 予約インターフェース
P 予約プラットフォーム
U1 第1ユーザーエンド
U2 第2ユーザーエンド
U21 データセット