(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024115572
(43)【公開日】2024-08-27
(54)【発明の名称】緩衝装置
(51)【国際特許分類】
B65G 47/88 20060101AFI20240820BHJP
【FI】
B65G47/88 C
【審査請求】未請求
【請求項の数】11
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023021249
(22)【出願日】2023-02-15
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り (1) ▲1▼ 展示日 令和04年(2022年)03月09日~12日 ▲2▼ 展示会名 2022国際ロボット展 ▲3▼ 主催者名 一般社団法人日本ロボット工業会、日刊工業新聞社 ▲4▼ 開催場所 東京ビックサイト東・西ホール(東京都江東区有明3-11-1) ▲5▼ 公開者 SUS株株式会社(静岡県静岡市駿河区南町14番25号 エスパティオ6階) ▲6▼ 出品内容 SUS株式会社は、2022国際ロボット展にて、築地英明(静岡県菊川市西方53番地 SUS株式会社内)が発明した「緩衝装置」を公開した。
(71)【出願人】
【識別番号】595034204
【氏名又は名称】SUS株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100092842
【弁理士】
【氏名又は名称】島野 美伊智
(74)【代理人】
【識別番号】100166578
【弁理士】
【氏名又は名称】鳥居 芳光
(72)【発明者】
【氏名】築地 英明
【テーマコード(参考)】
3F017
【Fターム(参考)】
3F017EA01
3F017FA01
3F017FB03
3F017FC04
3F017FD01
3F017FE03
(57)【要約】 (修正有)
【課題】簡易な構成により取り付けられた機器の緩衝機能を発揮できる緩衝装置を提供すること。
【解決手段】コンベアの所定位置に設置された固定部と、上記固定部に回動可能に取り付けられ任意の動作部が取り付けられる可動部と、上記固定部と上記可動部の間に介挿され、常時は上記可動部を上記固定部から離間する方向に回動付勢し、上記動作部の動作に起因して上記可動部が上記固定部に接近する方向に回動する際に緩衝機能を発揮する弾性部材と、を具備したことを特徴とするもの。
【選択図】
図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
被搬送物が搬送される搬送路の所定位置に設置された固定部と、
上記固定部に回動可能に取り付けられ任意の動作部が取り付けられる可動部と、
上記固定部と上記可動部の間に介挿され、常時は上記可動部を上記固定部から離間する方向に回動付勢し、上記動作部の動作に起因して上記可動部が上記固定部に接近する方向に回動する際に緩衝機能を発揮する弾性部材と、
を具備したことを特徴とする緩衝装置。
【請求項2】
請求項1記載の緩衝装置において、
上記固定部と上記可動部には上記可動部が上記弾性部材によって上記固定部から離間する方向に回動付勢される際にその離間量を制限する離間量制限機構が設けられていることを特徴とする緩衝装置。
【請求項3】
請求項2記載の緩衝装置において、
上記離間量制限機構は上記可動部に設けられた可動部側離間量制限用当接部が上記固定部に設けられた固定部側離間量制限用当接部に当接することで上記可動部の回動が規制されるものであることを特徴とする緩衝装置。
【請求項4】
請求項1記載の緩衝装置において、
上記可動部が上記固定部に接近する方向に回動する際その接近量を制限する接近量制限機構が設けられていることを特徴とする緩衝装置。
【請求項5】
請求項4記載の緩衝装置において、
上記接近量制限機構は上記可動部に設けられた可動部側接近量制限用当接部が上記固定部に設けられた固定部側接近量制限用当接部に当接することで上記可動部の回動が規制されるものであることを特徴とする緩衝装置。
【請求項6】
請求項1記載の緩衝装置において、
上記固定部は2つの固定部構成要素から構成されていて、
上記2つの固定部構成要素によって固定対象物を挟持して上記コンベアの所定位置に設置されることを特徴とする緩衝装置。
【請求項7】
請求項1記載の緩衝装置において、
上記可動部は2つの可動部構成要素から構成されていて、
上記2つの可動部構成要素によって上記動作部を挟持することを特徴とする緩衝装置。
【請求項8】
請求項7記載の緩衝装置において、
上記2つの可動部構成要素のうちの一方が上記固定部に回動可能に支持されることを特徴とする緩衝装置。
【請求項9】
請求項7記載の緩衝装置において、
上記可動部の回動軸は上記2つの可動部構成要素の両方が上記固定部に回動可能に支持されることを特徴とする緩衝装置。
【請求項10】
請求項1~請求項9の何れかに記載の緩衝装置において、
上記動作部は上記被搬送物に駆動力を付与する駆動装置であることを特徴とする緩衝装置。
【請求項11】
請求項1~請求項9の何れかに記載の緩衝装置において、
上記動作部は上記被搬送物を停止させるストッパ装置であることを特徴とする緩衝装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば、搬送路で使用される駆動装置或いはストッパ装置等の動作部に取り付けられて緩衝機能を発揮する緩衝装置に係り、特に、簡易な構成により所望の緩衝機能を発揮できるように工夫したものに関する。
【背景技術】
【0002】
従来のローラコンベアに用いられる駆動ローラとして特許文献1に開示されたようなものがあった。
特許文献1に記載された駆動装置は、回転可能に設置された複数のローラから構成されるローラコンベアによる搬送装置に設置されているスタータローラである。上記スタータローラには、筐体と、筐体に設置された駆動モータと、筐体に着脱可能に設置され上記駆動モータにより回転駆動されるローラが設けられたローラユニットがある。上記ローラの回転により、上記搬送装置のローラコンベアによって搬送される被搬送物に駆動力が与えられる。上記スタータローラはクロスコネクタによって上記搬送装置の梁材に取り付けられている。
【0003】
また、従来のローラコンベアに用いられるストッパとして特許文献2に開示されたようなものがあった。
特許文献2に記載されたコンベアの搬送物停止装置にはストッパが設置されている。上記ストッパには昇降板があり、上記昇降板がコンベアの搬送面より上方に突出している場合に搬送物を停止させ、上記昇降板が上記コンベアの搬送面より低位に下降している場合に上記搬送物を前進させるようにしたものである。上記昇降板はエアシリンダによって昇降される。また、上記ストッパにはショックアブソーバがあり、上記昇降板に上記搬送物が衝突した際の衝撃を緩衝するようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特許第7170309号公報
【特許文献2】実開平4-79825号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記従来の構成では次のような問題があった。
すなわち、特許文献1に記載された駆動装置では、駆動装置であるスタータローラに被搬送物が乗り上げた際の衝撃を緩衝できないという問題があった。
又、特許文献2に記載されたコンベアの搬送物停止装置では、不要時には昇降板を搬送面より低位に退避させる機構に加え、上記昇降板に搬送物が衝突した際の衝撃を緩衝するショックアブソーバがあるが、構成が複雑になってしまうという問題があった。
【0006】
本発明はこのような点に基づいてなされたものでその目的とするところは、任意の動作部に取り付けられ簡易な構成により所望の緩衝機能を発揮できる緩衝装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するべく本願発明の請求項1による緩衝装置は、被搬送物が搬送される搬送路の所定位置に設置された固定部と、上記固定部に回動可能に取り付けられ任意の動作部が取り付けられる可動部と、上記固定部と上記可動部の間に介挿され、常時は上記可動部を上記固定部から離間する方向に回動付勢し、上記動作部の動作に起因して上記可動部が上記固定部に接近する方向に回動する際に緩衝機能を発揮する弾性部材と、を具備したことを特徴とするものである。
また、請求項2による緩衝装置は、請求項1記載の緩衝装置において、上記固定部と上記可動部には上記可動部が上記弾性部材によって上記固定部から離間する方向に回動付勢される際にその離間量を制限する離間量制限機構が設けられていることを特徴とするものである。
また、請求項3による緩衝装置は、請求項2記載の緩衝装置において、上記離間量制限機構は上記可動部に設けられた可動部側離間量制限用当接部が上記固定部に設けられた固定部側離間量制限用当接部に当接することで上記可動部の回動が規制されるものであることを特徴とするものである。
また、請求項4による緩衝装置は、請求項1記載の緩衝装置において、上記可動部が上記固定部に接近する方向に回動する際その接近量を制限する接近量制限機構が設けられていることを特徴とするものである。
また、請求項5による緩衝装置は、請求項4記載の緩衝装置において、上記接近量制限機構は上記可動部に設けられた可動部側接近量制限用当接部が上記固定部に設けられた固定部側接近量制限用当接部に当接することで上記可動部の回動が規制されるものであることを特徴とするものである。
また、請求項6による緩衝装置は、請求項1記載の緩衝装置において、上記固定部は2つの固定部構成要素から構成されていて、上記2つの固定部構成要素によって固定対象物を挟持して上記コンベアの所定位置に設置されることを特徴とするものである。
また、請求項7による緩衝装置は、請求項1記載の緩衝装置において、上記可動部は2つの可動部構成要素から構成されていて、上記2つの可動部構成要素によって上記動作部を挟持することを特徴とするものである。
また、請求項8による緩衝装置は、請求項7記載の緩衝装置において、上記2つの可動部構成要素のうちの一方が上記固定部に回動可能に支持されることを特徴とするものである。
また、請求項9による緩衝装置は、請求項7記載の緩衝装置において上記可動部の回動軸は上記2つの可動部構成要素の両方が上記固定部に回動可能に支持されることを特徴とするものである。
また、請求項10による緩衝装置は、請求項1~請求項9の何れかに記載の緩衝装置において、上記動作部は上記被搬送物に駆動力を付与する駆動装置であることを特徴とするものである。
また、請求項11による緩衝装置は、請求項1~請求項9の何れかに記載の緩衝装置において、上記動作部は上記被搬送物を停止させるストッパ装置であることを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0008】
以上述べたように本願発明の請求項1による緩衝装置は、被搬送物が搬送される搬送路の所定位置に設置された固定部と、上記固定部に回動可能に取り付けられ任意の動作部が取り付けられる可動部と、上記固定部と上記可動部の間に介挿され、常時は上記可動部を上記固定部から離間する方向に回動付勢し、上記動作部の動作に起因して上記可動部が上記固定部に接近する方向に回動する際に緩衝機能を発揮する弾性部材と、を具備したので、簡易な構成により様々な機器を取り付けて緩衝機能を発揮できる。
また、請求項2による緩衝装置は、請求項1記載の緩衝装置において、上記固定部と上記可動部には上記可動部が上記弾性部材によって上記固定部から離間する方向に回動付勢される際にその離間量を制限する離間量制限機構が設けられているので、簡易な構成により上記可動部の離間量を制限できる。
また、請求項3による緩衝装置は、請求項2記載の緩衝装置において、上記離間量制限機構は上記可動部に設けられた可動部側離間量制限用当接部が上記固定部に設けられた固定部側離間量制限用当接部に当接することで上記可動部の回動が規制されるものであるので、より簡易な構成により上記可動部の離間量を制限できる。
また、請求項4による緩衝装置は、請求項1記載の緩衝装置において、上記可動部が上記固定部に接近する方向に回動する際その接近量を制限する接近量制限機構が設けられているので、簡易な構成により上記可動部の接近量を制限できる。
また、請求項5による緩衝装置は、請求項4記載の緩衝装置において、上記接近量制限機構は上記可動部に設けられた可動部側接近量制限用当接部が上記固定部に設けられた固定部側接近量制限用当接部に当接することで上記可動部の回動が規制されるものであるので、より簡易な構成により上記可動部の接近量を制限できる。
また、請求項6による緩衝装置は、請求項1記載の緩衝装置において、上記固定部は2つの固定部構成要素から構成されていて、上記2つの固定部構成要素によって固定対象物を挟持して上記コンベアの所定位置に設置されるので、簡易な構成により上記緩衝装置を設置できる。
また、請求項7による緩衝装置は、請求項1記載の緩衝装置において、上記可動部は2つの可動部構成要素から構成されていて、上記2つの可動部構成要素によって上記動作部を挟持するので、簡易な構成により上記動作部を保持することができる。
また、請求項8による緩衝装置は、請求項7記載の緩衝装置において、上記2つの可動部構成要素のうちの一方が上記固定部に回動可能に支持されるので、構成をより簡易にできる。
また、請求項9による緩衝装置は、請求項7記載の緩衝装置において上記可動部の回動軸は上記2つの可動部構成要素の両方が上記固定部に回動可能に支持されるので、より簡易な構成により安定して上記可動部を回動可能に支持できる。
また、請求項10による緩衝装置は、請求項1~請求項9の何れかに記載の緩衝装置において、上記動作部は上記被搬送物に駆動力を付与する駆動装置であるので、簡易な構成により上記駆動装置の緩衝機能を発揮できる。
また、請求項11による緩衝装置は、請求項1~請求項9の何れかに記載の緩衝装置において、上記動作部は上記被搬送物を停止させるストッパ装置であるので、簡易な構成により上記ストッパ装置の緩衝機能を発揮できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1】本発明の第1の実施の形態を示す図で、搬送装置を搬送方向側から観た斜視図である。
【
図2】本発明の第1の実施の形態を示す図で、搬送装置を搬送方向の反対側から観た斜視図である。
【
図3】本発明の第1の実施の形態を示す図で、緩衝装置の斜視図である。
【
図4】本発明の第1の実施の形態を示す図で、緩衝装置の分解斜視図である。
【
図5】本発明の第1の実施の形態を示す図で、
図3のV-V矢視図である。
【
図6】本発明の第1の実施の形態を示す図で、
図3のVI-VI矢視図である。
【
図7】本発明の第1の実施の形態を示す図で、
図3のVII-VII矢視図である。
【
図8】本発明の第2の実施の形態を示す図で、搬送装置を搬送方向側から観た斜視図である。
【
図9】本発明の第2の実施の形態を示す図で、搬送装置を搬送方向の反対側から観た斜視図である。
【
図10】本発明の第2の実施の形態を示す図で、緩衝装置の斜視図である。
【
図11】本発明の第2の実施の形態を示す図で、緩衝装置の分解斜視図である。
【
図12】本発明の第2の実施の形態を示す図で、
図10のXII-XII矢視図である。
【
図13】本発明の第2の実施の形態を示す図で、
図10のXIII-XIII矢視図である。
【
図14】本発明の第2の実施の形態を示す図で、
図10のXIV-XIV矢視図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、
図1から
図7を参照しながら、本発明の第1の実施の形態について説明する。
この第1の実施の形態における緩衝装置1は、
図1及び
図2に示すように、搬送路3に取り付けられている。上記搬送路3は、並行に配置された一対のローラコンベア5、5と、上記一対のローラコンベア5、5を連結する梁材7から構成されている。上記ローラコンベア5は、
図1中左上から右下に向かう方向に延長されたフレーム9と、上記フレーム9に設置された複数のカートリッジ10とから構成されている。上記カートリッジ10は樹脂製のカートリッジフレーム11とこのカートリッジフレーム11に回転可能に取り付けられた複数のローラ12とから構成されている。
上記フレーム9の幅方向(
図1中右上から左下に向かう方向)両側にはフレーム9の長さ方向(
図1中左上から右下に向かう方向)に延長された連結用凸部13、13が形成されている。上記連結用凸部13、13には梁材用ジョイント15、15が連結されていて、上記梁材7は、これら梁材用ジョイント15、15を介して上記ローラコンベア5、5のフレーム9,9連結されている。
【0011】
上記緩衝装置1は上記梁材7に取り付けられており、動作部としての駆動装置21を保持している。上記駆動装置21には、
図1及び
図2に示すように、筐体23がある。上記筐体23には
図1中上下方向に延長された状態で保持用係合凸部24が形成されている。また、上記駆動装置21には一対の駆動ローラ25、25がある。上記駆動ローラ25、25は図示しない回転軸に固着され上記筐体23に回転可能に保持されている。上記筐体23の外には図示しない駆動モータが設置されていて、上記筐体23内には回転伝達機構が内装されている。上記駆動モータを駆動することにより上記回転伝達機構を介して上記一対の駆動ローラ25、25が回転される。
【0012】
上記緩衝装置1には、例えば、
図3に示すように、固定部31がある。上記固定部31は、例えば、
図4に示すように、
図4中上下方向に分割された2つの固定部構成要素33、35から構成される。上記固定部構成要素33には
図4中右下側に突出された回動軸支持部37が設けられている。上記回動軸支持部37には
図4中左下側から右上側に延長された回動軸用貫通孔38が形成されている。上記固定部構成要素33には
図4中上下方向に延長された固定ネジ用貫通孔39が形成されている。上記固定部構成要素33の
図4中左上側には
図4中左下側から右上側に延長された固定用溝構成要素41が形成されている。また、上記固定部構成要素33の
図4中下側には係合凸部43が形成されている。
【0013】
上記固定部構成要素35の
図4中右下側の面には2つの弾性部材係合凹部45が形成されている。上記固定部構成要素35には
図4中上下方向に延長された固定ネジ用雌ネジ部47が形成されている。上記固定部構成要素35の
図4中左上側には
図4中左下側から右上側に延長された固定用溝構成要素49が形成されている。また、上記固定部構成要素35の
図4中上側には係合凹部51が形成されている。
【0014】
上記固定部31は上記固定部構成要素33、35を上記係合凸部43と上記係合凹部51を係合させて組み合わせ、固定ネジ53を上記固定ネジ用貫通孔39に貫通させて上記固定ネジ用雌ネジ部47に螺合させることで構成される。また、上記固定用溝構成要素41と上記固定用溝構成要素49が組み合わされて略T字型の横段面形状を成す固定用溝55が構成される。上記固定用溝55を上記梁材7の連結用凸部13に係合させて上記緩衝装置1は上記ローラコンベア3に設置される。
また、上記回動軸用貫通孔38には軸受57が圧入されている。
【0015】
上記緩衝装置1には、例えば、
図3に示すように、可動部61がある。上記可動部61は、例えば、
図4に示すように、
図4中左右方向に分割された2つの可動部構成要素63、65から構成される。可動部構成要素63には
図4中左上側に突出された回動軸支持部67が設けられている。上記回動軸支持部67には
図4中左下側から右上側に延長された回動軸用貫通孔68が形成されている。上記可動部構成要素63には
図4中左下から右上に向かう方向に延長された固定ネジ用貫通孔69が形成されている。上記可動部構成要素63の
図4中右下側には
図4中上下方向に延長された把持用溝構成要素71が形成されている。また、上記可動部構成要素63の
図4中右上側には係合凸部73が形成されている。また、上記可動部構成要素63の
図4中左上側の面には図示しない1つの弾性部材係合凹部が形成されている。
【0016】
上記可動部構成要素65には
図4中左下から右上に向かう方向に延長された固定ネジ用雌ネジ部77が形成されている。上記可動部構成要素65の
図4中右下側には
図4中上下方向に延長された把持用溝構成要素79が形成されている。また、上記可動部構成要素65の
図4中左下側には係合凹部81が形成されている。また、上記可動部構成要素65の
図4中左上側の面には1つの図示しない弾性部材係合凹部が形成されている。
【0017】
上記可動部61は上記可動部構成要素63、65を上記係合凸部73と上記係合凹部81を係合させて組み合わせ、固定ネジ83を上記固定ネジ用貫通孔69に貫通させて上記固定ネジ用雌ネジ部77に螺合させることで構成される。また、上記把持用溝構成要素71と上記把持用溝構成要素79が組み合わされて略T字型の横段面形状を成す把持用溝85が構成される。上記把持用溝85には、動作部として上記駆動装置21の保持用係合凸部24が係合され、上記緩衝装置1に上記駆動装置21が取り付けられる。
また、上記回動軸用貫通孔68には軸受86が圧入されている。
【0018】
上記固定部31と上記可動部61は、上記回動軸支持部37の
図4中左下側の面と上記回動軸支持部67の
図4中右上側の面をワッシャ88を介して当接させた状態で、上記回動軸用貫通孔38と上記回動軸用貫通孔68に回動軸87を貫通させることで一体とされている。上記回動軸87の
図4中左上側の端部にはリングピン89が係合されて抜け留めになっている。
また、上記固定部31の弾性部材係合凹部45には弾性部材としてのコイルバネ91の一端が係合され、上記可動部61の図示しない弾性部材係合凹部には上記コイルバネ91の他端が係合されている。
【0019】
上記コイルバネ91によって上記可動部61は常時は上記固定部31に対して、上記可動部61の
図6中下端側が上記固定部31から離間するように
図6中反時計回り方向に回動されるように付勢されるようになっている。上記図示しない被搬送物が上記駆動装置21に衝突すると、上記駆動装置21の動作に起因して上記可動部61が上記コイルバネ91の弾性力に抗して上記可動部61の
図6中下端側が上記固定部31に接近するように
図6中時計回り方向に回動されるようになっている。
【0020】
上記緩衝装置1には離間量制限機構92が設けられている。上記離間量制限機構92は、上記固定部31の
図6中上側と
図7中上側に設けられた固定部側離間量制限用当接部93と上記可動部61の
図6中上側と
図7中上側に設けられた可動部側離間量制限用当接部95から構成される。上記可動部側離間量制限用当接部95が上記固定部側離間量制限用当接部93に当接することによって、上記可動部61の
図6中反時計回り方向への回動が一定量に規制されるようになっている。
なお、上記離間量制限機構92は、上記可動部61の固定ネジ83を緩めるために
図6中反時計回り方向に回転させる際の上記可動部61の
図6中反時計回り方向の回動も一定量に規制するようになっている。
【0021】
また、上記緩衝装置1には接近量制限機構96が設けられている。上記接近量制限機構96は上記固定部構成要素33の
図6中下側と
図7中下側に設けられた固定部側接近量制限用当接部97と上記可動部構成要素63の回動軸支持部67の
図6中下側と上記可動部構成要素65の
図7中上下方向中央付近に設けられた可動部側接近量制限用当接部99から構成されている。上記駆動装置21の動作に起因して上記可動部61が上記可動部61の
図6中下端側が上記固定部31に接近するように
図6中時計回り方向に回動される場合、上記固定部側接近量制限用当接部97と上記可動部側接近量制限用当接部99が当接することによって上記可動部61の回動が規制されるようになっている。
なお、上記接近量制限機構96は、上記可動部61の固定ネジ83を締めるために
図6中時計回り方向に回転させる際の上記可動部61の
図6中時計回り方向の回動も一定量に規制するようになっている。
【0022】
次に、この第1の実施の形態の作用について説明する。
緩衝装置1をローラコンベア3に取り付ける際、固定ネジ53を緩め、固定部構成要素33、35を離間させ、固定用溝構成要素41と固定用溝構成要素49で梁材7の連結用凸部13を挟み込むようにする。その後、上記固定ネジ53を締め、上記固定部構成要素33、35を一体とするとともに上記梁材7の連結用凸部13に上記固定用溝構成要素41と固定用溝構成要素49による固定用溝55を係合させて固定した状態とする。
【0023】
また、上記緩衝装置1に駆動装置21を取り付ける際は、固定ネジ83を緩め、可動部構成要素63、65を離間させ、把持用溝構成要素71と把持用溝構成要素79で駆動装置21の保持用係合凸部25を挟み込むようにする。その後、上記固定ネジ83を締め、上記可動部構成要素63、65を一体とするとともに上記駆動装置21の保持用係合凸部24に上記把持用溝構成要素71と把持用溝構成要素79による把持用溝85を係合させて固定した状態とする。
上記可動部61の固定ネジ83を緩めるために
図6中反時計回り方向に回転させる際、上記離間量制限機構92によって上記可動部61の
図6中反時計回り方向の回動が一定量に規制される。また、上記可動部61の固定ネジ83を締めるために
図6中時計回り方向に回転させる際、上記接近量制限機構96によって上記可動部61の
図6中時計回り方向の回動が一定量に規制される。
【0024】
上記搬送路3のローラコンベア5、5上には、ローラ12の回転によって図示しない被搬送物が搬送される。上記図示しない被搬送物は上記駆動装置21の駆動ローラ25、25によって上記駆動装置21が設置された箇所において加速される。
【0025】
上記駆動装置21の上に上記図示しない被搬送物が到達していない場合は、上記可動部61はコイルバネ91によって固定部31に対して上記可動部61の
図6中下端側が上記固定部31から離間するように
図6中反時計回り方向に回動されるように付勢される。
上記駆動装置21の上に上記図示しない被搬送物が到達した場合は、上記駆動装置21に上記図示しない被搬送物が衝突することにより上記可動部61は上記可動部61の
図6中下端側が上記固定部31に接近するように
図6中時計回り方向に回動される。
【0026】
次に、この第1の実施の形態の効果について説明する。
緩衝装置1は、固定部31と、上記固定部31に回動可能に取り付けられ駆動装置21が取り付けられる可動部61と、上記固定部31と上記可動部61の間に介挿され、常時は上記可動部61を上記固定部31から離間する方向に回動付勢し、上記駆動装置21の動作に起因して上記可動部61が上記固定部31に接近する方向に回動する際に緩衝機能を発揮する弾性部材としてのコイルバネ91を具備したので、簡易な構成により緩衝機能を発揮できる。
【0027】
また、上記固定部31と上記可動部61には上記可動部61が上記コイルバネ91によって上記固定部31から離間する方向に回動付勢される際にその離間量を制限する離間量制限機構92が設けられているので、簡易な構成により上記可動部61の離間量を制限でき、それによって、コイルバネ91の不用意な落下を防止することができる。
また、上記離間量制限機構92は上記可動部61に設けられた可動部側離間量制限用当接部が95上記固定部31に設けられた固定部側離間量制限用当接部93に当接することで上記可動部61の回動が規制されるものであるので、より簡易な構成により上記可動部61の離間量を制限できる。
また、上記可動部61が上記固定部31に接近する方向に回動する際その接近量を制限する接近量制限機構96が設けられているので、簡易な構成により上記可動部61の接近量を制限でき、それによって、コイルバネ91の過度な圧縮、へたりを防止すことができる。
また、上記接近量制限機構96は上記可動部61に設けられた可動部側接近量制限用当接部99が上記固定部31に設けられた固定部側接近量制限用当接部97に当接することで上記可動部61の回動が規制されるものであるので、より簡易な構成により上記可動部61の接近量を制限できる。
また、上記可動部61の固定ネジ83を緩めるために
図6中反時計回り方向に回転させる際、上記離間量制限機構92によって上記可動部61の
図6中反時計回り方向の回動が規制され、上記可動部61の固定ネジ83を締めるために
図6中時計回り方向に回転させる際、上記接近量制限機構96によって上記可動部61の
図6中時計回り方向の回動が規制されるので、上記固定ネジ83を締める作業及び緩める作業を行い易くできる。
【0028】
また、上記固定部31は2つの固定部構成要素33、35から構成されていて、上記2つの固定部構成要素33、35によって固定対象物である梁材7を挟持して上記ローラコンベア3の所定位置に設置されるので、簡易な構成により上記緩衝装置1を設置できる。
また、上記可動部61は2つの可動部構成要素63、65から構成されていて、上記2つの可動部構成要素63、65によって駆動装置21を挟持するので、簡易な構成により上記駆動装置21を保持することができる。上記可動部構成要素63、65は、固定ネジ83によって一体とされているので、分解が容易で、上記コイルバネ91の交換が容易である。
また、上記2つの可動部構成要素63、65のうちの可動部構成要素63が上記固定部61に回動可能に支持されるので、構成をより簡易にできる。
【0029】
次に、
図8から
図13を参照しながら、本発明の第2の実施の形態について説明する。
この第2の実施の形態における緩衝装置101は、第1の実施の形態における緩衝装置1と同様に、
図8及び
図9に示すように、搬送路3に取り付けられていて、動作部としてのストッパ装置103が取り付けられている。
上記ストッパ装置103には筐体105がある。上記筐体105の
図8中右下側と左下側にはそれぞれ
図8中上下方向に延長された状態で保持用係合凸部107、107が形成されている。
また、上記ストッパ装置103にはストッパ109がある。上記ストッパ109は棒状の部材で、上記筐体105から上記搬送路3の上側に向けて出没可能に設置されている。上記ストッパ109には
図9に示すようにラックギア111が設けられている。また、上記筐体105には駆動モータ113が設置されている。上記駆動モータ113によって上記筐体105内の図示しないピニオンギアを回転させ、そのピニオンギアに噛合する上記ラックギア111を介して上記ストッパ109が
図8中上下方向に移動されるようになっている。
【0030】
上記緩衝装置101には、例えば、
図10に示すように、固定部121がある。上記固定部121は、例えば、
図11に示すように、
図11中上下方向に分割された2つの固定部構成要素123、125から構成される。上記固定部構成要素123には
図11中右下側に突出された回動軸支持部127が設けられている。上記回動軸支持部127には
図11中左下側から右上側に延長された回動軸用貫通孔129が形成されている。上記固定部構成要素123には
図11中上下方向に延長された固定ネジ用貫通孔131が形成されている。上記固定部構成要素123の
図11中左上側には
図11中左下側から右上側に延長された固定用凹部構成要素133が形成されている。また、上記固定部構成要素123の
図11中下側には係合凸部135が形成されている。
【0031】
上記固定部構成要素125の
図11中右下側の面には2つの弾性部材係合凹部137、138が形成されている。上記固定部構成要素125には
図11中上下方向に延長された固定ネジ用雌ネジ部139が形成されている。上記固定部構成要素125の
図11中左上側には
図11中左下側から右上側に延長された固定用凹部構成要素141が形成されている。また、上記固定部構成要素125の
図11中上側には係合凹部143が形成されている。
【0032】
上記固定部121は上記固定部構成要素123、125を上記係合凸部135と上記係合凹部143を係合させて組み合わせ、固定ネジ145を上記固定ネジ用貫通孔131に貫通させて上記固定ネジ用雌ネジ部139に螺合させることで構成される。また、上記固定用凹部構成要素133と上記固定用凹部構成要素141が組み合わされて上記梁材7の横段面形状に対応する固定用凹部147が構成される。上記固定用凹部147を上記梁材7に係合させて上記緩衝装置101は上記搬送路3に設置される。
また、上記回動軸用貫通孔129には軸受149が圧入されている。
【0033】
上記緩衝装置101には、例えば、
図10に示すように、可動部151がある。上記可動部151は、例えば、
図11に示すように、
図11中左右方向に分割された2つの可動部構成要素153、155から構成される。可動部構成要素153には
図11中左上側に突出された回動軸支持部157が設けられている。上記回動軸支持部157には
図11中左下側から右上側に延長された回動軸用貫通孔159が形成されている。上記回動軸用貫通孔159には軸受160が挿入されている。上記可動部構成要素153には
図11中左下から右上に向かう方向に延長された固定ネジ用貫通孔161が形成されている。上記可動部構成要素153の
図11中右下側には
図4中上下方向に延長された把持用溝構成要素163が形成されている。また、上記可動部構成要素153の
図11中左上側の面の下側には図示しない1つの弾性部材係合凹部が形成されている。
【0034】
上記可動部構成要素155には
図11中左下から右上に向かう方向に延長された固定ネジ用雌ネジ部165が形成されている。可動部構成要素155にも
図11中左上側に突出された回動軸支持部167が設けられている。上記回動軸支持部167には
図11中左下側から右上側に延長された回動軸用貫通孔169が形成されている。上記回動軸用貫通孔169には軸受170が挿入されている。上記可動部構成要素153には
図11中左下から右上に向かう方向に延長され上記可動部構成要素155の
図11中右下側には
図11中上下方向に延長された把持用溝構成要素171が形成されている。また、上記可動部構成要素65の
図4中左上側の面の下側には1つの図示しない弾性部材係合凹部が形成されている。
【0035】
上記可動部151は上記可動部構成要素153、155を上記固定部121の回動軸支持部127を上記回動軸支持部157と上記回動軸支持部167で挟み込むように組み合わせ固定ネジ173を上記固定ネジ用貫通孔161に貫通させて上記固定ネジ用雌ネジ部165に螺合させることで構成され、回動軸175を上記回動軸用貫通孔159、上記回動軸用貫通孔129、及び、上記回動軸用貫通孔169に貫通させて上記固定部121に回動可能に支持される。
また、上記把持用溝構成要素163と上記把持用溝構成要素171が組み合わされて把持用溝177が構成される。上記把持用溝177には、動作部として上記ストッパユニット103の保持用係合凸部107が係合され、上記緩衝装置101に上記ストッパユニット103が取り付けられる。
【0036】
上記固定部121の回動軸支持部127と上記可動部構成要素155の回動軸支持部167の間にはワッシャ181が介挿されており、上記固定部121の回動軸支持部127と上記可動部構成要素153の回動軸支持部157の間にはワッシャ183が介挿されている。上記回動軸175の
図11中左上側の端部にはリングピン185が係合されて抜け留めになっている。
また、上記固定部121の弾性部材係合凹部137には弾性部材としてのコイルバネ187の一端が係合され、上記可動部構成要素153の図示しない弾性部材係合凹部には上記コイルバネ187の他端が係合されている。
また、上記固定部121の弾性部材係合凹部138には弾性部材としてのコイルバネ189の一端が係合され、上記可動部構成要素155の図示しない弾性部材係合凹部には上記コイルバネ189の他端が係合されている。
【0037】
上記コイルバネ187、189によって上記可動部151は常時は上記固定部121に対して、上記可動部151の
図13中下端側が上記固定部121から離間するように
図13中反時計回り方向に回動されるように付勢されるようになっている。上記図示しない被搬送物が上記ストッパ装置103に衝突すると、上記ストッパ装置103の動作に起因して上記可動部151が上記コイルバネ187、189の弾性力に抗して上記可動部151の
図13中下端側が上記固定部121に接近するように
図13中時計回り方向に回動されるようになっている。
【0038】
上記緩衝装置101には離間量制限機構190が設けられている。上記離間量制限機構190は上記固定部121の
図13中上側と
図14中上側に設けられた固定部側離間量制限用当接部191と上記可動部151の
図13中上側と
図14中上側に設けられた可動部側離間量制限用当接部193から構成されている。上記可動部側離間量制限用当接部193が上記固定部側離間量制限用当接部191に当接することによって、上記可動部151の回動が一定量に規制されるようになっている。
なお、上記離間量制限機構190は、上記可動部151の固定ネジ173を緩めるために
図13中反時計回り方向に回転させる際の上記可動部151の
図13中反時計回り方向の回動も一定量に規制するようになっている。
【0039】
また、上記緩衝装置1には接近量制限機構194が設けられている。上記接近量制限機構194は上記固定部構成要素125の
図13中下側と
図14中下側に設けられた固定部側接近量制限用当接部195と上記可動部構成要素153の回動軸支持部157の
図13中下側と上記可動部構成要素155の回動軸支持部167の
図14中下側に設けられた可動部側接近量制限用当接部197から構成されている。上記ストッパ装置103のストッパ109に上記搬送路3によって搬送される被搬送物が衝突して上記可動部151が上記可動部151の
図13中下端側が上記固定部121に接近するように
図13中時計回り方向に回動される場合、上記固定部側接近量制限用当接部195と上記可動部側接近量制限用当接部197が当接することによって上記可動部151の回動が一定量に規制されるようになっている。
なお、上記接近量制限機構194は、上記可動部151の固定ネジ173を締めるために
図13中時計回り方向に回転させる際の上記可動部151の
図13中時計回り方向の回動も一定量に規制するようになっている。
【0040】
この第2の実施の形態による緩衝装置101も、前記した第1の実施の形態による緩衝装置1と同様の作用と効果を奏する。
また、上記可動部151の回動軸は上記2つの可動部構成要素153、155の両方が上記固定部121の回動軸支持部127に回動可能に支持されるので、より簡易な構成により安定して上記可動部151を回動可能に支持できる。
【0041】
尚、本発明は前記第1、第2の実施の形態に限定されるものではない。
前記第1、第2の実施の形態では、動作部として駆動装置とストッパ装置を例に挙げて説明したがそれに限定されるものではなく、様々な動作部が想定される。
又、緩衝装置の構成も図示したものに限定されず、固定部、可動部、弾性部材から構成される様々な構成が考えられる。
【産業上の利用可能性】
【0042】
本発明は、例えば、搬送路で使用される駆動装置或いはストッパ装置等の動作部に取り付けられて緩衝機能を発揮する緩衝装置に係り、特に、簡易な構成により所望の緩衝機能を発揮できるように工夫したものに関し、例えば、工場のローラコンベアに使用される駆動装置或いはストッパ装置用の緩衝装置に好適である。
【符号の説明】
【0043】
1 緩衝装置
21 駆動装置(動作部)
31 固定部
33 固定部構成要素
35 固定部構成要素
61 可動部
63 可動部構成要素
65 可動部構成要素
91 コイルバネ(弾性部材)
92 離間量制限機構
93 固定部側離間量制限用当接部
95 可動部側離間量制限用当接部
96 接近量制限機構
97 固定部側接近量制限用当接部
99 可動部側接近量制限用当接部
101 緩衝装置
103 ストッパ装置(動作部)
121 固定部
123 固定部構成要素
125 固定部構成要素
151 可動部
153 可動部構成要素
155 可動部構成要素
189 コイルバネ(弾性部材)
190 離間量制限機構
191 固定部側離間量制限用当接部
193 可動部側離間量制限用当接部
194 接近量制限機構
195 固定部側接近量制限用当接部
197 可動部側接近量制限用当接部