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特開2024-115628プログラム、法要管理装置及び法要管理方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024115628
(43)【公開日】2024-08-27
(54)【発明の名称】プログラム、法要管理装置及び法要管理方法
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/10 20120101AFI20240820BHJP
【FI】
G06Q50/10
【審査請求】有
【請求項の数】13
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023021355
(22)【出願日】2023-02-15
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2023-06-16
(71)【出願人】
【識別番号】521152655
【氏名又は名称】CLASSIX株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100108006
【弁理士】
【氏名又は名称】松下 昌弘
(72)【発明者】
【氏名】山下 窮己
(72)【発明者】
【氏名】夏目 三法
【テーマコード(参考)】
5L049
5L050
【Fターム(参考)】
5L049CC11
5L050CC11
(57)【要約】
【課題】高齢や遠隔地に住む親族が法要に気軽に参加できるプログラム及び法要管理方法を提供する。
【解決手段】 故人の関係者からの依頼により、故人に付されたユニークな故人IDと、故人が納骨されたリアル納骨箱に付されたユニークなリアル納骨箱IDとを関連付ける。故人IDと仮想寺院に付されたユニークな仮想寺院IDとを関連付ける。故人の法要スケジュールを故人IDに関連付ける。法要スケジュールを基に故人の法要の時期に応じて、故人の故人IDに関連付けられた関係者の関係者端末装置31に法要の案内を送信する。故人の法要において、当該故人の故人IDに関連付けられた仮想寺院及び故人IDに関連付けられた故人に関する画像を案内した関係者の関係者端末装置31の画面にに表示する。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
故人に付されたユニークな故人IDと、当該故人が納骨されたリアル納骨箱に付されたユニークなリアル納骨箱IDとを関連付ける第1の工程と、
前記故人IDと仮想寺院に付されたユニークな仮想寺院IDとを関連付ける第2の工程と、
前記故人の法要スケジュールを前記故人IDに関連付ける第3の工程と、
前記法要スケジュールを基に前記故人の法要の時期に応じて、当該故人の故人IDに関連付けられた関係者に法要の案内を送信する第4の工程と、
前記故人の法要において、当該故人の故人IDに関連付けられた前記仮想寺院及び前記故人IDに関連付けられた当該故人に関する画像を前記案内した関係者の端末装置に表示する第5の工程と、
前記故人の法要において、当該故人の故人IDに関連付けられた前記納骨箱IDのリアル納骨箱を、前記関係者が集まる時刻に合わせての所定の場所に搬送するための処理を行う第6の工程と、
をコンピュータに実行させるプログラム。
【請求項2】
関係性がある複数の故人の故人IDをグループ分けする第7の工程と、
同じ前記グループに関連付けられた複数の関係者IDの関係者の端末装置に、同じグループに関連付けられた故人の故人情報を送信する第8の工程と、
前記第8の工程で受けた故人情報を基に前記関係者の端末装置から受信した参拝要求を基に、当該参拝要求で指定された故人の参拝画面を前記関係者の端末装置に提供する第9の工程と、
をコンピュータに実行させる請求項1に記載のプログラム。
【請求項3】
前記故人IDと仮想墓石IDとを関連付ける第10の工程
を有し、
前記第9の工程は、参拝する故人の前記故人IDに前記第10の工程で関連付けられた前記仮想墓石IDに対応する仮想墓石画像を前記参拝画面に表示する
請求項2に記載のプログラム。
【請求項4】
前記リアル納骨箱は納骨堂に収納されており、
依頼を受けると、故人のお骨を前記納骨堂に配送するための処理を行う第11の工程
をコンピュータに実行させる請求項3に記載のプログラム。
【請求項5】
前記故人の命日を基準に法要スケジュールを生成する第12の工程と、
前記法要スケジュールを基に、故人IDに関連付けられた関係者の代表の関係者の端末装置に法要開催の有無について問い合わせを行う第13の工程と、
前記問い合わせに応じた回答を基に、故人の法要開催案内を前記故人IDに関連付けられた関係者の端末装置に送信する第14の工程と、
をコンピュータに実行させる請求項4に記載のプログラム。
【請求項6】
前記法要に出席した関係者同士で、オンランで会話ができる会話画面を提供する第15の工程
をコンピュータに実行させる請求項5に記載のプログラム。
【請求項7】
前記関係者から故人への祈り要求を受信すると、当該故人の祈り用画面を前記関係者に提供する第16の工程と、
前記祈り用画面を基に、前記関係者が前記端末装置を用いて行った祈り操作に応じて、当該関係者にポイントを発行する第17の工程と
をコンピュータに実行させる請求項3に記載のプログラム。
【請求項8】
メタバース空間内に前記仮想寺院を含むモニュメントを生成する第18の工程と、
前記モニュメントに対して前記関係者が自らの前記関係者IDを関連付け、同じモニュメントに関連付けられた複数の前記関係者のコミュニティを提供する第19の工程と、
をコンピュータに実行させる請求項5に記載のプログラム。
【請求項9】
前記リアル寺院ID又は前記仮想寺院IDに、寺院の檀家の檀家IDを関連付ける処理を行う第20の工程
をコンピュータに実行させる請求項8に記載のプログラム。
【請求項10】
前記関係者が、当該関係者に関連付けられた仮想寺院IDを基に、仮想寺院又はリアル寺院に投げ銭を行うための投げ銭画面を前記関係者の端末装置に表示する第21の工程と、
前記第21の工程で表示した前記投げ銭画面を用いて行われた投げ銭を前記仮想寺院、リアル寺院に送金するための処理を行う第22の工程と、
をコンピュータに実行させる請求項8に記載のプログラム。
【請求項11】
故人に付されたユニークな故人IDと、当該故人が納骨されたリアル納骨箱に付されたユニークなリアル納骨箱IDとを関連付ける第1の手段と、
前記故人IDと仮想寺院に付されたユニークな仮想寺院IDとを関連付ける第2の手段と、
前記故人の法要スケジュールを前記故人IDに関連付ける第3の手段と、
前記法要スケジュールを基に前記故人の法要の時期に応じて、当該故人の故人IDに関連付けられた関係者に法要の案内を送信する第4の手段と、
前記故人の法要において、当該故人の故人IDに関連付けられた前記仮想寺院及び前記故人IDに関連付けられた当該故人に関する画像を前記案内した関係者の端末装置に表示する第5の手段と、
前記故人の法要において、当該故人の故人IDに関連付けられた前記納骨箱IDのリアル納骨箱を、前記関係者が集まる時刻に合わせての所定の場所に搬送するための処理を行う第6の手段と、
を有する法要管理装置。
【請求項12】
故人に付されたユニークな故人IDと、当該故人が納骨されたリアル納骨箱に付されたユニークなリアル納骨箱IDとを関連付ける第1の工程と、
前記故人IDと仮想寺院に付されたユニークな仮想寺院IDとを関連付ける第2の工程と、
前記故人の法要スケジュールを前記故人IDに関連付ける第3の工程と、
前記法要スケジュールを基に前記故人の法要の時期に応じて、当該故人の故人IDに関連付けられた関係者に法要の案内を送信する第4の工程と、
前記故人の法要において、当該故人の故人IDに関連付けられた前記仮想寺院及び前記故人IDに関連付けられた当該故人に関する画像を前記案内した関係者の端末装置に表示する第5の工程と、
前記故人の法要において、当該故人の故人IDに関連付けられた前記納骨箱IDのリアル納骨箱を、前記関係者が集まる時刻に合わせての所定の場所に搬送するための処理を行う第6の工程と、
をコンピュータが実行する法要管理方法。
【請求項13】
前記リアル納骨箱は、積み重ね方式で収納されている
請求項12に記載の法要管理方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、故人の法要を管理するプログラム、法要管理装置及び法要管理方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年、生活スタイルの変化やオンライン化が進んでいるが、葬儀・方法に関しては、リアルに出席するタイプのものが大半である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2014-202004号公報
【特許文献2】特開2022-070501号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、葬儀や法要に出席したくても、高齢や遠隔地にいることが理由で出席できないケースがある。
このような課題を解決することが望まれている。
【0005】
本発明はこのような課題を鑑みてなされたものであり、高齢や遠隔地に住む親族が法要に気軽に参加できるプログラム、法要管理装置及び法要管理方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、故人に付されたユニークな故人IDと、当該故人が納骨されたリアル納骨箱に付されたユニークなリアル納骨箱IDとを関連付ける第1の工程と、前記故人IDと仮想寺院に付されたユニークな仮想寺院IDとを関連付ける第2の工程と、前記故人の法要スケジュールを前記故人IDに関連付ける第3の工程と、前記法要スケジュールを基に前記故人の法要の時期に応じて、当該故人の故人IDに関連付けられた関係者に法要の案内を送信する第4の工程と、前記故人の法要において、当該故人の故人IDに関連付けられた前記仮想寺院及び前記故人IDに関連付けられた当該故人に関する画像を前記案内した関係者の端末装置に表示する第5の工程と、前記故人の法要において、当該故人の故人IDに関連付けられた前記納骨箱IDのリアル納骨箱を、前記関係者が集まる時刻に合わせての所定の場所に搬送するための処理を行う第6の工程と、をコンピュータに実行させるプログラムである。
【0007】
好適には、関係性がある複数の故人の故人IDをグループ分けする第7の工程と、同じ前記グループに関連付けられた複数の関係者IDの関係者の端末装置に、同じグループに関連付けられた故人の故人情報を送信する第8の工程と、前記第8の工程で受けた故人情報を基に前記関係者の端末装置から受信した参拝要求を基に、当該参拝要求で指定された故人の参拝画面を前記関係者の端末装置に提供する第9の工程と、をコンピュータに実行させる。
【0008】
好適には、前記故人IDと仮想墓石IDとを関連付ける第10の工程を有し、前記第9の工程は、参拝する故人の前記故人IDに前記第10の工程で関連付けられた前記仮想墓石IDに対応する仮想墓石画像を前記参拝画面に表示する。
【0009】
好適には、前記リアル納骨箱は納骨堂に収納されており、依頼を受けると、故人のお骨を前記納骨堂に配送するための処理を行う第11の工程を有する。
【0010】
好適には、前記故人の命日を基準に法要スケジュールを生成する第12の工程と、前記法要スケジュールを基に、故人IDに関連付けられた関係者の代表の関係者の端末装置に法要開催の有無について問い合わせを行う第13の工程と、前記問い合わせに応じた回答を基に、故人の法要開催案内を前記故人IDに関連付けられた関係者の端末装置に送信する第14の工程と、をコンピュータに実行させる。
【0011】
好適には、前記法要に出席した関係者同士で、オンランで会話ができる会話画面を提供する第15の工程をコンピュータに実行させる。
【0012】
好適には、前記関係者から故人への祈り要求を受信すると、当該故人の祈り用画面を前記関係者に提供する第16の工程と、前記祈り用画面を基に、前記関係者が前記端末装置を用いて行った祈り操作に応じて、当該関係者にポイントを発行する第17の工程とをコンピュータに実行させる。
【0013】
好適には、メタバース空間内に前記仮想寺院を含むモニュメントを生成する第18の工程と、前記モニュメントに対して前記関係者が自らの前記関係者IDを関連付け、同じモニュメントに関連付けられた複数の前記関係者のコミュニティを提供する第19の工程と、をコンピュータに実行させる。
【0014】
好適には、前記リアル寺院ID又は前記仮想寺院IDに、寺院の檀家の檀家IDを関連付ける処理を行う第20の工程をコンピュータに実行させる。
【0015】
好適には、前記関係者が、当該関係者に関連付けられた仮想寺院IDを基に、仮想寺院又はリアル寺院に投げ銭を行うための投げ銭画面を前記関係者の端末装置に表示する第21の工程と、前記第21の工程で表示した前記投げ銭画面を用いて行われた投げ銭を前記仮想寺院、リアル寺院に送金するための処理を行う第22の工程と、をコンピュータに実行させる。
【0016】
また、本発明は、故人に付されたユニークな故人IDと、当該故人が納骨されたリアル納骨箱に付されたユニークなリアル納骨箱IDとを関連付ける第1の手段と、前記故人IDと仮想寺院に付されたユニークな仮想寺院IDとを関連付ける第2の手段と、前記故人の法要スケジュールを前記故人IDに関連付ける第3の手段と、前記法要スケジュールを基に前記故人の法要の時期に応じて、当該故人の故人IDに関連付けられた関係者に法要の案内を送信する第4の手段と、前記故人の法要において、当該故人の故人IDに関連付けられた前記仮想寺院及び前記故人IDに関連付けられた当該故人に関する画像を前記案内した関係者の端末装置に表示する第5の手段と、前記故人の法要において、当該故人の故人IDに関連付けられた前記納骨箱IDのリアル納骨箱を、前記関係者が集まる時刻に合わせての所定の場所に搬送するための処理を行う第6の手段と、を有する。
【0017】
また、本発明は、故人に付されたユニークな故人IDと、当該故人が納骨されたリアル納骨箱に付されたユニークなリアル納骨箱IDとを関連付ける第1の工程と、前記故人IDと仮想寺院に付されたユニークな仮想寺院IDとを関連付ける第2の工程と、前記故人の法要スケジュールを前記故人IDに関連付ける第3の工程と、前記法要スケジュールを基に前記故人の法要の時期に応じて、当該故人の故人IDに関連付けられた関係者に法要の案内を送信する第4の工程と、前記故人の法要において、当該故人の故人IDに関連付けられた前記仮想寺院及び前記故人IDに関連付けられた当該故人に関する画像を前記案内した関係者の端末装置に表示する第5の工程と、前記故人の法要において、当該故人の故人IDに関連付けられた前記納骨箱IDのリアル納骨箱を、前記関係者が集まる時刻に合わせての所定の場所に搬送するための処理を行う第6の工程と、をコンピュータが実行する。
【0018】
好適には、前記リアル納骨箱は、積み重ね方式で収納されている。
【発明の効果】
【0019】
本発明によれば、高齢や遠隔地に住む親族が法要に気軽に参加できるプログラム、法要管理装置及び法要管理方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
図1図1は、本発明の実施形態に係る法要管理システムが適用される環境を説明するための図である。
図2図2は、本発明の実施形態に係る法要管理システム1の概念図である。
図3図3は、図2に示す関係者端末装置31の機能ブロック図である。
図4図4は、図2に示す法要管理装置41の機能ブロック図である。
図5図5は、故人を登録して法要スケジュールを決定する流れを説明するためのフローチャートである。
図6図6は、法要スケジュールの管理と、法要案内の流れを説明するためのフローチャートである。
図7図7は、法要開催日における流れを説明するためのフローチャートである。
図8図8は、香典・お布施の流れを説明するためのフローチャートである。
図9図9は、親族等の関係性がある複数の故人が属するグループを形成する方法を説明するためのフローチャート図である。
図10図10は、メタバース空間内に仮想寺院を含むモニュメントを生成する処理を説明するためのフローチャート図である。
図11図11は、関係者がメタバース空間内で祈りをする場合の処理を説明するためのフローチャート図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下、本発明の実施形態に係る法要管理システムについて説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る法要管理システムが適用される環境を説明するための図である。
図1に示すように、病院や自宅で人が亡くなると、遺体が安置所や自宅に保管される。
その後、遺体を火葬し、お骨が自宅や寺院に搬送され、葬儀が行われる。
【0022】
次に、お骨がお墓や寺院に搬送され、納骨される。
上記工程は、施主が管理会社に依頼をし、法要管理会社11が遺体やお骨の搬送を搬送会社13に依頼する。
また、法要管理会社11は、お花やお供え物、食事等を店舗15に依頼する。
【0023】
図2は、本発明の実施形態に係る法要管理システム1の概念図である。
図2に示すように、法要管理システム1は、例えば、関係者端末装置31,リアル寺院端末装置33,搬送会社端末装置35,病院端末装置37,店舗等端末装置39,及び法要管理装置41を有する。
【0024】
関係者端末装置31は、故人の親族等の関係者が使用するスマートフォン等の端末装置である。
法要管理装置41は、図1に示す法要管理会社11の担当者が使用するパーソナルコンピュータやスマートフォンである。
【0025】
法要管理システム1は、人が亡くなってから、遺体の搬送、火葬、お骨の搬送、葬儀、その後の法要等を管理する処理を行う。
法要管理システム1の法要管理装置41の処理の概要は、例えば、以下である。
故人の関係者からの依頼により、故人に付されたユニークな故人IDと、当該故人が納骨されたリアル納骨箱に付されたユニークなリアル納骨箱IDとを関連付ける。
次に、故人IDと仮想寺院に付されたユニークな仮想寺院IDとを関連付ける。
次に、故人の法要スケジュールを故人IDに関連付ける。
次に、法要スケジュールを基に故人の法要の時期に応じて、当該故人の故人IDに関連付けられた関係者の関係者端末装置31に法要の案内を送信する。
【0026】
次に故人の法要において、当該故人の故人IDに関連付けられた仮想寺院及び故人IDに関連付けられた故人に関する画像を上記案内した関係者の関係者端末装置31の画面にに表示する。
また、故人の法要において、当該故人の故人IDに関連付けられた納骨箱IDのリアル納骨箱を、上記関係者が集まる時刻に合わせての所定の場所に搬送するための処理を行う。
なお、本発明において、法要は法事を含む概念である。
【0027】
図3は、図2に示す関係者端末装置31の機能ブロック図である。
図3に示すように、関係者端末装置31は、例えば、ディスプレイ51,カメラ52,操作部53,通信部55,ブルートゥース(登録商標)通信部57,メモリ59及び処理部61を有する。
【0028】
ディスプレイ51は、処理部61からの信号に基づいた画像を表示する。
カメラ52は、撮像対象を撮像する。
操作部53は、タッチパネル、キーボードやマウス等の操作手段である。
通信部55は、リアル寺院端末装置33、搬送会社端末装置35、病院端末装置37、店舗等端末装置39及び法要管理装置41と通信を行う。
ブルートゥース(登録商標)通信部57は、赤外線コントローラ19とブルートゥース(登録商標)通信を行う。
メモリ59は、処理部61が実行するプログラムを記憶する。
処理部61は、メモリ59に記憶されたプログラムPRG1を実行して、本実施形態で規定する関係者端末装置31の処理を行う。
【0029】
図4は、図2に示す法要管理装置41の機能ブロック図である。
図4に示すように、法要管理装置41は、例えば、通信部75,メモリ79及び処理部81を有する。
【0030】
通信部75は、リアル寺院端末装置33、搬送会社端末装置35、病院端末装置37、店舗等端末装置39及び法要管理装置41と通信を行う。
メモリ79は、処理部81が実行するプログラムを記憶する。
処理部81は、メモリ79に記憶されたプログラムPRG2を実行して、本実施形態で規定する法要管理装置41の処理を行う。
【0031】
以下、法要管理システム1の動作例を説明する。
図5は、故人を登録して法要スケジュールを決定する流れを説明するためのフローチャートである。
【0032】
ステップST11:
関係者端末装置31が図3に示す関係者端末装置31の操作部53を操作して登録要求(サービス要求)を法要管理装置41に送信する。
当該登録要求には、要求を行う関係者を特定する情報、並びに故人を特定する情報等が含まれる。
法要管理装置41は、登録要求を受信すると、当該登録要求に含まれる情報を基に、関係者及び故人の登録を行う。この際に、関係者ID及び故人IDを発行する。
【0033】
ステップST12:
法要管理装置41は、管理会社11の担当者による指示に応じて、配送会社13に上記登録した故人のお骨を納骨堂や寺院に配送するための処理を行う。具体的には、法要管理装置41は配送会社に故人、関係者、配送先を指定する配送要求を送信する。
そして、故人の納骨箱が決まると、法要管理装置41は、故人IDと納骨箱IDとを関連付ける処理を行う。
故人のお骨は、上記納骨箱に収容され、以後、納骨箱IDで管理される。
納骨箱はリアル寺院等で、積み重ねて収容される。これにより、収納スペースを小さくでき、コストを削減できる。
【0034】
また、ステップST12において、登録した故人IDと仮想墓石IDとを関連付ける処理を行う。参拝する故人の故人IDに第10の工程で関連付けられた仮想墓石IDに対応する仮想墓石画像を参拝画面に表示するために用いられる。リアル墓石がある場合には、仮想墓石IDをリアル墓石IDに関連付けてもよい。これらの情報は、仮想法要とリアル法要とをハイブリッドに行うために用いられる。
【0035】
ステップST13:
法要管理装置41は、故人IDと、仮想寺院IDとを関連付ける処理を行う。
仮想寺院IDは、メタバース上の仮想寺院に割り当てられる。仮想寺院は、画像データ等が関連付けられている。
また、故人IDがリアル寺院に納骨される場合には、法要管理装置41は、リアル寺院のIDと故人IDとが関連付ける。リアル寺院IDには、寺院名、住所、連絡先等の情報が関連付けられている。
【0036】
ステップST14:
法要管理装置41は、故人の命日を基準に、当該故人の法要スケジュールを生成し、メモリ79に記憶する。
法要スケジュールには、例えば、忌日法要等がある。
また、法要管理装置41は、関係者端末装置31からの要求に応じて、法要を案内する親族等の関係者に関係者IDを付して登録する。登録情報は、メモリ79に記憶される。
【0037】
図6は、法要スケジュールの管理と、法要案内の流れを説明するためのフローチャートである。
ステップST21:
法要管理装置41は、ステップST14で生成した法要スケジュールをメモリ79からを定期的に読み出し、法要案内を送る時期であるか否かをチェックする。例えば、法要日の3か月前であるか否かをチェックする。
【0038】
ステップST22:
法要管理装置41は、ステップST21のチェックにより、法要の案内を送る時期であると判断すると、ステップST23に進む。
【0039】
ステップST23:
法要管理装置41は、ステップST14で登録した当該故人の故人IDに関連付けられた関係者IDを持つ関係者に対して法要時期が近付いていることを案内する。当該案内をするのは、予め決められた関係者の代表に対してのみでよい。具体的には当該代表の関係者の関係者端末装置31に案内メッセージを送信する。
【0040】
ステップST25:
法要管理装置41は、関係者端末装置31を用いた関係者の代表とのメッセージのやり等に等により、法要日時、案内を送る関係者、並びに案内内容等を決定し、その情報をメモリ79に記憶する。
そして、法要管理装置41は、上記決定した関係者に対して法要の案内メッセージを送信する。
【0041】
ステップST26:
法要管理装置41は、ステップST25の案内に応じて受信した返信メッセージを基に、法要への出席者と、出席方法との情報をメモリ79に記憶する。
出席方法は、オンラン出席やリアル出席等である。
また、法要管理装置41は、リアル寺院で法要を行う場合には、リアル寺院端末装置33に日程や出席人数を伝える。
【0042】
図7は、法要開催日における流れを説明するためのフローチャートである。
ステップST31:
法要管理装置41は、ステップST14で生成した法要スケジュールを基に、所定の用法日時になると、ステップST32に進む。
【0043】
ステップST32:
法要管理装置41は、故人IDに関連付けられたリアル寺院IDを基に、アリル寺院に対して法要処理・手続き依頼する。具体的には、図2に示すリアル寺院端末装置33に当該依頼をメッセージとして送信する。
リアル寺院のリアル寺院端末装置33は、当該メッセージを基に、故人IDに関連付けられたリアル納骨箱IDを特定する処理を行い、それに対応したリアル納骨箱を所定のリアル法要場所に搬送する処理を行う。
【0044】
ステップST33:
法要管理装置41は、法要開始時刻に合わせてオンラン法要をする関係者の関係者端末装置31に、法要映像や画像を画面表示する。この際に、法要管理装置41は、故人IDに関連付けられた仮想墓石IDを基に、仮想墓石の画像を法要管理装置41のディスプレイに画面表示する。なお、仮想墓石にNFT等を割り当ててもよい。
【0045】
ステップST34:
法要管理装置41は、法要終了後に、リアル・オンラインで参加した関係者が、関係者端末装置31の画面を通じて会話ができるコミュニケーション機能を提供する。
【0046】
図8は、香典・お布施の流れを説明するためのフローチャートである。
ステップST41:
関係者は、遺族やリアル寺院に香典やお布施を送る場合に、関係者端末装置31を操作して遺族やリアル寺院と、金額を特定した要求を法要管理装置41に送信する。当該要求は、法要管理装置41が関係者端末装置31に提供する所定の入力画面(投げ銭画面)を用いて行われる。
【0047】
法要管理装置42は、当該要求を受信すると、ステップST42に進む。
【0048】
ステップST42:
法要管理装置41は、ステップST41で受信した要求に応じて、遺族やリアル寺院に対して、指定された金額を支払う支払処理を行う。当該支払処理は、例えばクレジット決済等により行われる。
【0049】
図9は、親族等の関係性がある複数の故人が属するグループを形成する方法を説明するためのフローチャート図である。
ステップST51:
法要管理装置41は、所定の関係者による関係者端末装置31の操作に応じて、グルーピング要求を受信すると、ステップST52に進む。
【0050】
ステップST52:
法要管理装置41は、グルーピング要求に含まれる家計図情報等を基に、同じ家系に属する複数の故人の故人IDが同じグループに属するようにグループを形成し、そのグループ情報をメモリ79に記憶する。
【0051】
ステップST53:
法要管理装置41は、関係者端末装置31からの要求に応じて、関係者に対して、当該関係者に関連付けられた故人IDと同じグループに属する他の故人IDを特定し、当該他の故人IDの故人に関する情報を当該関係者の関係者端末装置31に送信する。
【0052】
ステップST54:
関係者は、ステップST53で受信した他の故人に関する情報を関係者端末装置31のディスプレイに表示された画面で見て、当該他の故人の参拝を希望する場合には、参拝要求を法要管理装置41に送信する。
法要管理装置41は、関係者端末装置31から参拝要求を受信するとステップST55に進む。
【0053】
ステップST55:
法要管理装置41は、参拝要求を出した関係者の関係者端末装置31のディスプレイに、上記他の故人の祈り画面を表示する。当該関係者は、当該祈り画面上で祈り操作を行う。当該祈り画像には、寺院や仏壇の画像が含まれていてもよい。
【0054】
図10は、メタバース空間内に仮想寺院を含むモニュメントを生成する処理を説明するためのフローチャート図である。
ステップST61:
関係者が関係者端末装置31を操作してモニュメント生成要求を法要管理装置41に送信する。
法要管理装置41は、モニュメント生成要求を受信するとステップST62に進む。
【0055】
ステップST62:
法要管理装置41は、上記関係者の関係者端末装置31のディスプレイにモニュメント作成画面を表示する。
関係者は、モニュメント作成画面を用いて、モニュメント名、モニュメントの画像、モニュメントのコンセプト等の情報を入力する。モニュメントの対象は、例えば先祖、宗派、歴史的な人物に関するものである。
【0056】
ステップST63:
法要管理装置41は、ステップST62において入力された情報を基に、メタバース空間内にモニュメントを生成する。
関係者は、関係者端末装置31を操作してメタバース空間内でモニュメントを訪問することができる。具体的には、モニュメントを指定すると、当該モニュメントに関連付けられた画像が関係者端末装置31のディスプレイに表示される。
【0057】
また、関係者端末装置31は法要管理装置41にアクセスして、モニュメントに対して関係者が自らの前記関係者IDを関連付ける。
法要管理装置41は、同じモニュメントに関連付けられた複数の関係者のコミュニティを提供する。コミュニティはSNS等でもよい。
また、モニュメントにリアルお骨箱を関連付けてもよい。
【0058】
図11は、関係者がメタバース空間内で祈りをする場合の処理を説明するためのフローチャート図である。
ステップST71:
関係者は、関係者端末装置31を操作して法要管理装置41に祈り要求を送信する。
祈り要求は、当該関係者の故人、同じグループに属する他の故人、モニュメント等のいずれに対してでもよい。
【0059】
ステップST72:
法要管理装置41は、関係者端末装置31のディスプレイに祈り用画面を表示する。
【0060】
ステップST73:
関係者は祈り操作画面上で関係者端末装置31で操作を行う、当該操作情報が関係者端末装置31から法要管理装置41に送信される。
法要管理装置41は、受信した祈り操作情報をメモリ79に記憶する。
【0061】
ステップST74:
法要管理装置41は、ステップST73で記憶した祈り操作情報を基に、当該関係者に対してポイントを発行する処理を行う。
法要管理装置41は、関係者が当該ポイントを基に、仮想墓石の画像を更新(着せ替え)たり、お供え物を購入できるようにしてもよい
【0062】
法要管理システム1のその他の動作としては、例えば、以下がある。
法要管理装置41は、関係者の操作に応じた関係者端末装置31からの要求に応じて、リアル寺院ID又は仮想寺院IDに、それら寺院の檀家の檀家IDを関連付ける処理を行う。檀家は、上記関係者の一種であり、前述したよなお布施の支払いや、祈りの機能を使うことができる。
【0063】
以上説明したように、法要管理システム1によれば、人がなくなった場合に、親族などの関係者からの依頼に応じて、葬儀、その後の法要について自動的にスケジュールを管理し、関係者に対して案内を送信することができる。
また、法要管理システム1によれば、案内をした関係者からの回答を基に、リアル寺院での法要の準備、オンラン要用の準備、並びにそれらの執行に関する手続きを自動的に行うことができる。
【0064】
また、法要管理システム1によれば、法要後に出席者同士がオンラインで会話できる機能を提供することができる。
また、法要管理システム1によれば、関係者が故人に関する香典やお布施の支払いをオンランですることができる。
【0065】
また、法要管理システム1によれば、関係がある複数の故人をグルーピンし、その情報を関係者に提供することで、関係者が親戚関係にある他の故人のお墓参りをオンランですることができる。
また、法要管理システム1によれば、仮想空間(メタバース)内にモニュメントを生成することがで、親族間だけでなく、親族を超えた共通する属性を基に、そのモニュメントを通じて知り合い、コミュニケーションをとることができる。
【0066】
また、法要管理システム1によれば、故人への祈りをオンラインでするとポイント発行し、そのポイントを活用できるようにすることで、故人への祈りへのインセンティブを高めることができる。
【0067】
本発明は上述した実施形態には限定されない。
すなわち、当業者は、本発明の技術的範囲またはその均等の範囲内において、上述した実施形態の構成要素に関し、様々な変更、コンビネーション、サブコンビネーション、並びに代替を行ってもよい。
【産業上の利用可能性】
【0068】
本発明は、葬儀や法人のシステムに適用可能である。
【符号の説明】
【0069】
1…法要管理システム
31…関係者端末装置
33…リアル寺院端末装置
35…搬送会社端末装置
37…病院端末装置
39…店舗等端末装置
41…法要管理装置

図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
【手続補正書】
【提出日】2023-04-26
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
故人に付されたユニークな故人IDと、当該故人が納骨されたリアル納骨箱に付されたユニークなリアル納骨箱IDとを関連付ける第1の工程と、
前記故人IDと仮想寺院に付されたユニークな仮想寺院IDとを関連付ける第2の工程と、
前記故人の法要スケジュールを前記故人IDに関連付ける第3の工程と、
前記法要スケジュールを基に前記故人の法要の時期に応じて、当該故人の故人IDに関連付けられた関係者に法要の案内を送信する第4の工程と、
前記故人の法要において、当該故人の故人IDに関連付けられた前記仮想寺院及び前記故人IDに関連付けられた当該故人に関する画像を前記案内した関係者の端末装置に表示する第5の工程と、
前記故人の法要における、前記関係者が集まる時刻に合わせて、当該故人の故人IDに関連付けられた前記リアル納骨箱IDのリアル納骨箱を所定の場所に搬送する配送要求を配送会社に送信することをリアル寺院端末装置に対して依頼する第6の工程と、
をコンピュータに実行させるプログラム。
【請求項2】
関係性がある複数の故人の故人IDが同じグループに属するようにグループ分けする第7の工程と、
同じ前記グループに関連付けられた複数の関係者IDの関係者の端末装置に、同じグループに関連付けられた故人の故人情報を送信する第8の工程と、
前記第8の工程で受けた故人情報を基に前記関係者の端末装置から受信した参拝要求を基に、当該参拝要求で指定された故人に祈り操作を行う祈り画面を前記関係者の端末装置に提供する第9の工程と、
をコンピュータに実行させる請求項1に記載のプログラム。
【請求項3】
前記故人IDと仮想墓石IDとを関連付ける第10の工程
を有し、
前記第9の工程は、参拝する故人の前記故人IDに前記第10の工程で関連付けられた前記仮想墓石IDに対応する仮想墓石画像を参拝画面に表示する
請求項2に記載のプログラム。
【請求項4】
前記リアル納骨箱は納骨堂に収納されており、
依頼を受けると、故人のお骨を前記納骨堂に配送する配送要求を配送会社に送信する第11の工程
をコンピュータに実行させる請求項3に記載のプログラム。
【請求項5】
前記故人の命日を基準に法要スケジュールを生成する第12の工程と、
前記法要スケジュールを基に、故人IDに関連付けられた関係者の代表の関係者の端末装置に法要開催の有無について問い合わせを行う第13の工程と、
前記問い合わせに応じた回答を基に、故人の法要開催案内を前記故人IDに関連付けられた関係者の端末装置に送信する第14の工程と、
をコンピュータに実行させる請求項4に記載のプログラム。
【請求項6】
前記法要に出席した関係者同士で、オンランで会話ができる会話画面を、オンライン法要をする関係者端末装置に提供する第15の工程
をコンピュータに実行させる請求項5に記載のプログラム。
【請求項7】
前記関係者から故人への祈り要求を受信すると、当該故人の祈り用画面を前記関係者の端末装置に提供する第16の工程と、
前記祈り用画面を基に、前記関係者が前記端末装置を用いて行った祈り操作に応じて、当該関係者にポイントを発行する第17の工程と
をコンピュータに実行させる請求項3に記載のプログラム。
【請求項8】
メタバース空間内に前記仮想寺院を含むモニュメントを生成する第18の工程と、
前記モニュメントに対して前記関係者が自らの前記関係者IDを関連付け、同じモニュメントに関連付けられた複数の前記関係者のコミュニティを提供する第19の工程と、
をコンピュータに実行させる請求項5に記載のプログラム。
【請求項9】
リアル寺院のリアル寺院ID又は前記仮想寺院IDに、寺院の檀家の檀家IDを関連付ける処理を行う第20の工程
をコンピュータに実行させる請求項8に記載のプログラム。
【請求項10】
前記関係者が、当該関係者に関連付けられた仮想寺院IDを基に、仮想寺院又はリアル寺院に投げ銭を行うための投げ銭画面を前記関係者の端末装置に表示する第21の工程と、
前記第21の工程で表示した前記投げ銭画面を用いて行われた投げ銭を前記仮想寺院、リアル寺院に送金するための処理を行う第22の工程と、
をコンピュータに実行させる請求項8に記載のプログラム。
【請求項11】
故人に付されたユニークな故人IDと、当該故人が納骨されたリアル納骨箱に付されたユニークなリアル納骨箱IDとを関連付ける第1の手段と、
前記故人IDと仮想寺院に付されたユニークな仮想寺院IDとを関連付ける第2の手段と、
前記故人の法要スケジュールを前記故人IDに関連付ける第3の手段と、
前記法要スケジュールを基に前記故人の法要の時期に応じて、当該故人の故人IDに関連付けられた関係者に法要の案内を送信する第4の手段と、
前記故人の法要において、当該故人の故人IDに関連付けられた前記仮想寺院及び前記故人IDに関連付けられた当該故人に関する画像を前記案内した関係者の端末装置に表示する第5の手段と、
前記故人の法要における、前記関係者が集まる時刻に合わせて、当該故人の故人IDに関連付けられた前記リアル納骨箱IDのリアル納骨箱を所定の場所に搬送する配送要求を配送会社に送信することをリアル寺院端末装置に対して依頼する第6の手段と、
を有する法要管理装置。
【請求項12】
故人に付されたユニークな故人IDと、当該故人が納骨されたリアル納骨箱に付されたユニークなリアル納骨箱IDとを関連付ける第1の工程と、
前記故人IDと仮想寺院に付されたユニークな仮想寺院IDとを関連付ける第2の工程と、
前記故人の法要スケジュールを前記故人IDに関連付ける第3の工程と、
前記法要スケジュールを基に前記故人の法要の時期に応じて、当該故人の故人IDに関連付けられた関係者に法要の案内を送信する第4の工程と、
前記故人の法要において、当該故人の故人IDに関連付けられた前記仮想寺院及び前記故人IDに関連付けられた当該故人に関する画像を前記案内した関係者の端末装置に表示する第5の工程と、
前記故人の法要における、前記関係者が集まる時刻に合わせて、当該故人の故人IDに関連付けられた前記リアル納骨箱IDのリアル納骨箱を所定の場所に搬送する配送要求を配送会社に送信することをリアル寺院端末装置に対して依頼する第6の工程と、
をコンピュータが実行する法要管理方法。
【請求項13】
前記リアル納骨箱は、積み重ね方式で収納されている
請求項12に記載の法要管理方法。