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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024115639
(43)【公開日】2024-08-27
(54)【発明の名称】コネクタ
(51)【国際特許分類】
   H01R 13/52 20060101AFI20240820BHJP
【FI】
H01R13/52 301E
【審査請求】未請求
【請求項の数】3
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023021371
(22)【出願日】2023-02-15
(71)【出願人】
【識別番号】000006895
【氏名又は名称】矢崎総業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001771
【氏名又は名称】弁理士法人虎ノ門知的財産事務所
(72)【発明者】
【氏名】永野 徹
【テーマコード(参考)】
5E087
【Fターム(参考)】
5E087EE10
5E087EE11
5E087LL03
5E087LL12
5E087RR06
5E087RR12
(57)【要約】
【課題】シール部材の変形を抑制して止水性を確保することができるコネクタを提供する。
【解決手段】
コネクタ1は、電線Wに取り付けられるシール部材2を収容し電線Wの延在方向に開口35を形成するカバー部32を有するホルダ3と、ホルダ3の取付時にシール部材2を収容するキャビティ62を形成するハウジング6と、を備え、シール部材2は、内周部26に形成される第一止水部23及び外周部27に形成される第二止水部25を有し、第一止水部23の延在方向の長さと第二止水部25の延在方向の長さが異なっており、ハウジング6は、キャビティ62を囲って画成する壁部61を有し、カバー部32は、シール部材2の外周部27を壁部61の挿入方向と反対側から支持する外周支持部33、及び、壁部61の挿入時にシール部材2の圧縮により変形する変形部分を受け入れるための受入空間34を形成するように構成されている。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
電線に取り付けられ接続対象物に接続される端子と、
前記電線の外周に取り付けられる環状のシール部材と、
前記電線を挿通させて保持する保持部、及び、前記電線に取り付けられる前記シール部材を覆って収容し前記電線の延在方向に開口を形成しているカバー部を有するホルダと、
前記ホルダを取り付け可能に構成され、前記ホルダが取り付けられた状態で前記シール部材を収容するキャビティを形成しているハウジングと、を備え、
前記シール部材は、内周部に形成される第一止水部、及び、外周部に形成される第二止水部を有し、前記延在方向における前記第一止水部の長さと前記第二止水部の長さが異なっており、
前記ハウジングは、前記キャビティを囲って画成し、前記ホルダが取り付けられた状態で前記カバー部内に挿入され前記シール部材の前記外周部に接触する壁部を有し、
前記カバー部は、前記シール部材の前記外周部を前記壁部の挿入方向と反対側から支持する外周支持部、及び、前記壁部の挿入時に前記シール部材の圧縮により変形する変形部分を受け入れるための受入空間を形成している、
コネクタ。
【請求項2】
前記外周支持部は、前記カバー部の内面から前記壁部の挿入側へ突出して形成され、
前記受入空間は、前記外周支持部に対し前記電線側に隣接する外周受入空間、及び、前記内面を前記延在方向に凹ませて形成される内周受入空間を含む、
請求項1に記載のコネクタ。
【請求項3】
前記延在方向における前記第二止水部の長さは、前記延在方向における前記第一止水部の長さより短い、
請求項1又は2に記載のコネクタ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コネクタに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、コネクタとして、例えば、特許文献1~3に記載されるように、電線の外周にシール部材を装着し、シール部材をホルダ(シールリテーナ)で保持し、ホルダをハウジングに取り付けるものが知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2020-102328号公報
【特許文献2】特許第5367880号公報
【特許文献3】特開平10-223304号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
この種のコネクタは、止水性を確保できない場合があるという点で改善の余地がある。すなわち、ホルダをハウジングに取り付ける際、電線とハウジングの間を止水するシール部材が変形し、シール部材による止水性能が十分に発揮されず、コネクタの止水性の確保が難しい場合がある。
【0005】
そこで、本発明は、シール部材の変形を抑制して止水性を確保することができるコネクタを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
すなわち、本発明に係るコネクタは、電線に取り付けられ接続対象物に接続される端子と、前記電線の外周に取り付けられる環状のシール部材と、前記電線を挿通させて保持する保持部、及び、前記電線に取り付けられる前記シール部材を覆って収容し前記電線の延在方向に開口を形成しているカバー部を有するホルダと、前記ホルダを取り付け可能に構成され、前記ホルダが取り付けられた状態で前記シール部材を収容するキャビティを形成しているハウジングと、を備え、前記シール部材は、内周部に形成される第一止水部、及び、外周部に形成される第二止水部を有し、前記延在方向における前記第一止水部の長さと前記第二止水部の長さが異なっており、前記ハウジングは、前記キャビティを囲って画成し、前記ホルダが取り付けられた状態で前記カバー部内に挿入され前記シール部材の前記外周部に接触する壁部を有し、前記カバー部は、前記シール部材の前記外周部を前記壁部の挿入方向と反対側から支持する外周支持部、及び、前記壁部の挿入時に前記シール部材の圧縮により変形する変形部分を受け入れるための受入空間を形成するように構成されている。
【発明の効果】
【0007】
本発明に係るコネクタによれば、シール部材の変形を抑制して止水性を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1図1は、実施形態に係るコネクタを示す断面図である。
図2図2は、実施形態に係るコネクタのシール部材の断面図である。
図3図3は、実施形態に係るコネクタの組み付けの説明図である。
図4図4は、実施形態に係るコネクタの組み付けの説明図である。
図5図5は、実施形態に係るコネクタの組み付けの説明図である。
図6図6は、比較例の組み付けの説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本発明に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態により本発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
【0010】
[実施形態]
本実施形態は、コネクタに関する。図1は、実施形態に係るコネクタを示す断面図であり、図2は、実施形態に係るコネクタのシール部材の断面図である。図3図5は、実施形態に係るコネクタの組み付けの説明図である。図6は、比較例の組み付けの説明図である。
【0011】
なお、以下の説明では、互いに交差する第1方向、第2方向、及び、第3方向のうち、第1方向を「組み付け方向X」といい、第2方向を「幅方向Y」といい、第3方向を「高さ方向Z」という。ここでは、組み付け方向Xと幅方向Yと高さ方向Zとは、相互に直交する。組み付け方向Xは、コネクタのホルダを組み付ける方向又は電線の延在方向に相当する。幅方向Yと高さ方向Zとは、組み付け方向Xと交差する交差方向に相当する。また、以下の説明で用いる各方向は、特に断りのない限り、各部が相互に組み付けられた状態での方向を表すものとする。なお、ここでいう直交は、ほぼ直交を含む。
【0012】
図1に示すように、コネクタ1は、電線Wを接続対象物と接続するため接続機器であり、シール部材2、ホルダ3、端子4及びハウジング6を備えている。接続対象物は、例えば電気機器及びバッテリなどが該当する。コネクタ1は、例えば、車両に搭載されて用いられる。
【0013】
端子4は、電線Wの端部に取り付けられ、接続対象物と電気的に接続される接続端子である。例えば、端子4は、電線Wに対し圧着して取り付けられる圧着端子が用いられる。図1では、コネクタ1に対し一つの電線Wが図示されているが、電線Wは複数設けられていてもよい。この場合、電線Wの本数に応じて、端子4、シール部材2及びカバー部32が設けられる。例えば、電線Wが三本の場合、端子4、シール部材2及びカバー部32も三つずつ設けられる。
【0014】
シール部材2は、電線Wの周囲の止水を行う止水部材であり、電線Wの外周に取り付けられている。シール部材2は、電線Wを挿通するための挿通孔21を有する環状体であり、例えば、弾性部材により構成されている。シール部材2は、内周部26に第一止水部23を有し、外周部27に第二止水部25を有している。内周部26は、第一止水部23を支持する内周ベース部である。外周部27は、第二止水部25を支持する外周ベース部である。第一止水部23は、内周面22から径方向内側へ突出して形成されるリップ部であり、電線Wの延在方向(組み付け方向X)に沿って複数形成されている。例えば、第一止水部23は、電線Wの延在方向に沿って二つ並設され、内周面22の周方向に沿って延びている。第二止水部25は、外周面24から径方向外側へ突出して形成されるリップ部であり、電線Wの延在方向に沿って複数形成される。例えば、第二止水部25は、電線Wの延在方向に沿って二つ並設され、外周面24の周方向に沿って延びている。
【0015】
ホルダ3は、電線Wを挿通させて保持する部材であり、保持部31及びカバー部32を有している。保持部31は、電線Wを挿通させて保持する部位であり、筒状を呈し、電線Wを挿通可能な大きさに形成されている。カバー部32は、シール部材2の外周を覆ってシール部材2を収容する部位であり、保持部31に対し後述するハウジング6の壁部61の挿入側(図1では、右側)に接合して形成されている。カバー部32は、例えば、筒状を呈し、電線Wの延在方向に開口35を形成し、ハウジング6の壁部61を挿入可能に構成されている。
【0016】
カバー部32は、外周支持部33及び受入空間34を形成している。外周支持部33は、シール部材2の外周部27を壁部61の挿入方向の反対側で支持する部位であり、シール部材2が壁部61と接触する場合にシール部材2が壁部61の挿入方向に倒れることを抑制する。例えば、外周支持部33は、カバー部32の内壁部321の内面321Aから壁部61の挿入側へ向けて突出して形成されている。つまり、外周支持部33は、カバー部32の内面321Aから開口35側へ向けて突出し、周方向に向けて環状に形成され、カバー部32の外周部27を全周に渡って支持する。外周支持部33の突出長は、例えば、シール部材2が外力を受けていない状態で外周支持部33の先端がシール部材2に接触する長さとされる。内壁部321は、カバー部32において開口35と反対側に形成される壁部であり、電線Wの延在方向と交差する方向に沿って形成されている。内壁部321の外縁は、筒部322と接続されている。筒部322は、カバー部32においてシール部材2の外周を覆う部位である。
【0017】
受入空間34は、ホルダ3がハウジング6に取り付けられる場合、シール部材2が圧縮されて変形する変形部分を受け入れる空間であり、例えば、外周受入空間341及び内周受入空間342を含む。外周受入空間341は、外周支持部33に対し電線W側に隣接する空間である。すなわち、外周支持部33に隣接する径方向内側の空間である。内周受入空間342は、シール部材2の内周部26に対しカバー部32の奥側に形成される空間であり、例えば、内面321Aを電線Wの延在方向に凹ませて形成される。つまり、内周受入空間342は、内壁部321において電線Wと隣接する部分を壁部61の挿入方向に窪ませて形成される。
【0018】
ハウジング6は、端子4を保持して収容する部材であって、ホルダ3を取り付け可能に構成され、キャビティ62を形成している。キャビティ62は、ホルダ3が取り付けられた場合にシール部材2を収容する空間であり、壁部61により囲われて画成されている。つまり、キャビティ62は、壁部61に囲われた内側の空間となっている。壁部61は、例えば、筒状を呈する部位であり、ハウジング6の表面6Aから突出して形成されている。壁部61は、ハウジング6にホルダ3が組み付けられた場合にシール部材2の外周部27に接触しながらカバー部32内に挿入される。また、コネクタ1には、リアホルダ7が設けられている。リアホルダ7は、例えば、ホルダ3共にハウジング6に組み付けられる部材である。リアホルダ7とホルダ3と間には、シール材71が設けられている。
【0019】
図2に示すように、シール部材2は、内周止水部幅L1と外周止水部幅L2が異なっている。すなわち、シール部材2は、電線Wの延在方向(組み付け方向X)において第一止水部23の長さと第二止水部25の長さが異なっている。内周止水部幅L1は、内周面22に形成される第一止水部23の延在方向における形成幅である。内周止水部幅L1は、例えば、内周面22の延在方向における内周ベース部幅L11より短く形成される。外周止水部幅L2は、外周面24に形成される第二止水部25の延在方向における形成幅である。外周止水部幅L2は、例えば、外周面24の延在方向における外周ベース部幅L21より短く形成される。
【0020】
例えば、シール部材2において、外周止水部幅L2が内周止水部幅L1より短く形成され、外周ベース部幅L21が内周ベース部幅L11より短く形成されている。このため、シール部材2は、内周側から外周側に向けて断面先細り形状となっている。内周部26と外周部27は、表面が径方向に対し傾斜する傾斜部28により接続されている。傾斜部28は、内周部26と外周部27をつなぐ繋ぎ部として機能する。なお、シール部材2は、内周止水部幅L1が内周ベース部幅L11と同じ長さとされ、外周止水部幅L2が外周ベース幅L21長さとされる場合もある。
【0021】
次に、本実施形態に係るコネクタ1の組み付けについて説明する。
【0022】
図3に示すように、コネクタ1は、電線Wを保持するホルダ3がハウジング6に取り付けられて組み付けられる。まず、ホルダ3は、電線Wに取り付けられる端子42をハウジング6側へ向けて配置され、ハウジング6に対し接近させられる。このとき、ホルダ3のカバー部32には、電線Wの外周に取り付けられたシール部材2が収容された状態となっている。
【0023】
ホルダ3の接近により、端子4がハウジング6の内部へ挿入され、ハウジング6に設けられる壁部61がシール部材2及びホルダ3に接近する。壁部61は、筒状を呈し、ホルダ3のカバー部32の内側へ挿入可能な大きさで形成されている。
【0024】
そして、図4に示すように、ホルダ3がハウジング6に対し押し付けられて組み付けられていく。すると、ハウジング6の壁部61が、カバー部32の筒部322の内側へ入り込み、シール部材2の外周部27に接触しながら筒部322の奥へ進入する。このとき、シール部材2は、壁部61の進入により、カバー部32の奥側(図4では、左側)へ強く押圧される。しかしながら、シール部材2は、カバー部32の奥側で外周支持部33により支持されているため、倒れ込むことが抑制される。つまり、シール部材2は、壁部61に押圧されても、容易に倒れ込んで変形することはない。
【0025】
また、シール部材2は、外周部分に壁部61が進入することによって、径方向(図4では、下側)に圧縮される。これにより、シール部材2は、電線Wに強く押し付けられ、横に広がって変形しようとする。このとき、カバー部32に外周受入空間341及び内周受入空間342が形成されているため、圧縮されたシール部材2は、外周受入空間341及び内周受入空間342に対し変形して入り込む。このため、シール部材2の変形を拘束することが低減され、シール部材2に部分的に内部応力が強まることが抑制される。
【0026】
そして、図5に示すように、壁部61がカバー部32の奥まで入り込み、ホルダ3のハウジング6への取り付けが完了する。このとき、シール部材2の圧縮が均一化されるため、シール部材2が電線Wに対し均一に圧接されることとなる。これにより、シール部材2の止水機能が十分に発揮され、コネクタ1の止水性を確保することができる。なお、ここでいう均一にはほぼ均一も含む。
【0027】
ここで、図6に、比較例として、カバー部103に外周支持部33及び受入空間34が形成されていないコネクタ100を示す。ホルダがハウジング6へ取り付けられる場合、壁部61がカバー部103の内側へ入り込むと、外周支持部33がないため、シール部材102がカバー部103の奥側へ倒れるように変形してしまう。また、圧縮されたシール部材102は、逃げる空間がなく、部分的に強く圧縮されてしまう。これにより、シール部材2が電線Wに対し不均一に圧接されることとなり、シール部材2が止水性能を十分に発揮することができない。これに対し、本実施形態に係るコネクタ1は、カバー部32に外周支持部33及び受入空間34を形成することにより、シール部材2を電線Wに対し適切に圧接させ、シール部材2の止水性を確保することができるのである。
【0028】
以上説明したように、本実施形態に係るコネクタ1は、カバー部32に外周支持部33及び受入空間34を形成することにより、ハウジング6への取付時にシール部材2の倒れ込みを抑制しつつ、シール部材2の拘束を抑制してシール部材2の圧縮の均一化を図ることができる。このため、本実施形態に係るコネクタ1は、シール部材2による止水性を確保することができる。
【0029】
また、本実施形態に係るコネクタ1は、カバー部32の内面321Aから突出させて外周支持部33を形成することにより、内壁部321から離間させてシール部材2を支持することができ、外周支持部33に隣接して外周受入空間341を形成することができる。また、本実施形態に係るコネクタ1は、内壁部321を延在方向に凹ませて内周受入空間342を形成することにより、シール部材2の内周部26の変形部分を十分に受け入れる空間を確保することができる。
【0030】
また、本実施形態に係るコネクタ1は、シール部材2において、第二止水部25の延在方向の長さが第一止水部23の延在方向の長さより短くてもよい。この場合、シール部材2が倒れるように変形しやすい形状であっても、本実施形態に係るコネクタ1は、シール部材2の倒れ込みを抑制して、止水性を確保することができる。
【0031】
なお、本発明に係るコネクタは、上述した実施形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された範囲で種々の変更が可能である。本実施形態に係るコネクタ1は、以上で説明した各実施形態、変形例の構成要素を適宜組み合わせることで構成してもよい。
【0032】
例えば、上述した実施形態に係るコネクタ1は、車両に搭載される場合について説明したが、車両に搭載せずに用いられてもよい。
【符号の説明】
【0033】
1:コネクタ
2:シール部材
3:ホルダ
4:端子
6:ハウジング
23:第一止水部
25:第二止水部
26:内周部
27:外周部
31:保持部
32:カバー部
33:外周支持部
34:受入空間
35:開口
61:壁部
62:キャビティ
321A:内面
341:外周受入空間
342:内周受入空間
L1:内周止水部幅(延在方向の長さ)
L2:外周止水部幅(延在方向の長さ)
W:電線
図1
図2
図3
図4
図5
図6