(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024115925
(43)【公開日】2024-08-27
(54)【発明の名称】自動販売機
(51)【国際特許分類】
G07F 9/10 20060101AFI20240820BHJP
【FI】
G07F9/10 101Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023021836
(22)【出願日】2023-02-15
(71)【出願人】
【識別番号】000005234
【氏名又は名称】富士電機株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002147
【氏名又は名称】弁理士法人酒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】冨田 一宏
(72)【発明者】
【氏名】西田 祥章
【テーマコード(参考)】
3E044
【Fターム(参考)】
3E044AA01
3E044FB01
3E044FB12
3E044FB14
(57)【要約】
【課題】電装カプラの防水性の向上を図ること。
【解決手段】凝縮器7cの近傍に配置される庫外送風ファン30と、庫外送風ファン30の駆動部であるファンモータ32に対して、電源からの電力を供給する電装カプラ60とを備えた自動販売機1であって、電装カプラ60を内包するカバー体50を備えている。カバー体50は、電装カプラ60とファンモータ32とを接続する電線L1を、該電装カプラ60の固定位置よりも下方となる取付孔部511を通過させるようにしたことが好ましい。カバー体50は、樹脂材により構成されたことが好ましい。カバー体50は、凝縮器7c及び庫外送風ファン30の一部を囲繞する態様で構成され、かつ庫外送風ファン30の駆動により凝縮器7cと庫外送風ファン30との相互間にて空気を通過させる風洞21を構成するファン支持部材40に装着されたことが好ましい。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
熱交換器の近傍に配置される送風ファンと、
前記送風ファンの駆動部であるファンモータに対して、電源からの電力を供給する電装カプラと
を備えた自動販売機であって、
前記電装カプラを内包するカバー体を備えたことを特徴とする自動販売機。
【請求項2】
前記カバー体は、前記電装カプラと前記ファンモータとを接続する電線を、該電装カプラの固定位置よりも下方となる孔部を通過させるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の自動販売機。
【請求項3】
前記カバー体は、樹脂材により構成されたことを特徴とする請求項1に記載の自動販売機。
【請求項4】
前記カバー体は、前記熱交換器及び前記送風ファンの一部を囲繞する態様で構成され、かつ前記送風ファンの駆動により前記熱交換器と前記送風ファンとの相互間にて空気を通過させる風洞を構成するファン支持部材に装着されたことを特徴とする請求項1~3のいずれか1つに記載の自動販売機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、自動販売機の改良に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、例えば缶やペットボトル等の容器に入れられた飲料等を商品として販売する自動販売機において、例えば凝縮器等の庫外熱交換器の後方側に送風ファンが配設されているのが一般的である。この送風ファンは、駆動することにより庫外熱交換器の周囲を流通した空気を後方に向けて送出するもので、庫外熱交換器での熱交換を促進させている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上述した自動販売機では、送風ファンの駆動部であるファンモータに対して、電源からの電力を供給する電装カプラが設けられているのが一般的である。従って、そのような電装カプラに対する防水性が求められている。
【0005】
本発明は、上記実情に鑑みて、電装カプラの防水性の向上を図ることができる自動販売機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明に係る自動販売機は、熱交換器の近傍に配置される送風ファンと、前記送風ファンの駆動部であるファンモータに対して、電源からの電力を供給する電装カプラとを備えた自動販売機であって、前記電装カプラを内包するカバー体を備えたことを特徴とする。
【0007】
また本発明は、上記自動販売機において、前記カバー体は、前記電装カプラと前記ファンモータとを接続する電線を、該電装カプラの固定位置よりも下方となる孔部を通過させるようにしたことを特徴とする。
【0008】
また本発明は、上記自動販売機において、前記カバー体は、樹脂材により構成されたことを特徴とする。
【0009】
また本発明は、上記自動販売機において、前記カバー体は、前記熱交換器及び前記送風ファンの一部を囲繞する態様で構成され、かつ前記送風ファンの駆動により前記熱交換器と前記送風ファンとの相互間にて空気を通過させる風洞を構成するファン支持部材に装着されたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、カバー体が、電装カプラを内包するので、電装カプラの防水性の向上を図ることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【
図1】
図1は、本発明の実施の形態である自動販売機の内部構造を模式的に示す断面側面図である。
【
図3】
図3は、
図2に示した送風手段の要部の分解斜視図である。
【
図4】
図4は、
図2に示したファン支持部材の分解斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下に添付図面を参照して、本発明に係る自動販売機の好適な実施の形態について詳細に説明する。
【0013】
図1は、本発明の実施の形態である自動販売機の内部構造を模式的に示す断面側面図である。
【0014】
ここで例示する自動販売機1は、例えば缶やペットボトル等の容器に入れられた飲料等を商品とし、該商品を冷却した状態で販売するものである。かかる自動販売機1は、本体キャビネット2、外扉3及び内扉4を備えて構成されている。
【0015】
本体キャビネット2は、複数の鋼板を適宜組み合わせることによって前面に開口を有した直方状に構成されたもので、その内部に断熱構造の商品収容庫5を有している。
【0016】
外扉3は、本体キャビネット2の前面開口を覆うためのもので、本体キャビネット2の一側縁部に開閉可能に配設されている。図には明示していないが、この外扉3の前面には、ディスプレイウィンドウ、商品選択ボタン、紙幣挿通口、硬貨投入口、返却レバー、一体表示器、硬貨返却口、商品取出口3a等々、商品を販売する際に必要となるものが設けられている。
【0017】
内扉4は、商品収容庫5の前面開口を覆うための断熱扉であり、外扉3よりも内方となる位置において本体キャビネット2の一側縁部に開閉可能に配設されている。この内扉4の下方部には、商品を商品収容庫5の外部に搬出するための商品搬出口4aが設けられている。
【0018】
また上記自動販売機1には、商品収容庫5の内部に商品シュータ6が設けられており、この商品シュータ6よりも下方となる領域(以下、「熱交換領域」ともいう)に蒸発器7a及び庫内送風ファン8が配設されている一方、商品シュータ6よりも上方となる領域(以下、「商品収納領域」ともいう)に商品収納装置10が配設されている。
【0019】
商品シュータ6は、商品収納装置10から払い出された商品を内扉4の商品搬出口4aに案内するためのプレート状部材であり、前方側に向けて漸次下方に傾斜する態様で配設されている。図には明示していないが、この商品シュータ6には、熱交換領域と商品収納領域との間を連通させる通気孔(図示せず)が多数穿設されている。
【0020】
蒸発器7aは、冷凍サイクル7を構成する庫内熱交換器である。冷凍サイクル7は、蒸発器7a、圧縮機7b、凝縮器7c及び膨張機構7dを冷媒管路7eにて順次接続して構成され、内部に冷媒を封入するものである。
【0021】
圧縮機7bは、商品収容庫5の下方側に形成された機械室9に配設されている。この圧縮機7bは、駆動する場合に、蒸発器7aの冷媒を吸引して圧縮し、高温高圧の冷媒として吐出するものである。
【0022】
凝縮器7cは、圧縮機7bと同様に機械室9に配設された庫外熱交換器である。この凝縮器7cは、圧縮機7bで圧縮された高温高圧の冷媒を周囲空気と熱交換させて凝縮させ、低温高圧の冷媒として吐出するものである。
【0023】
膨張機構7dは、圧縮機7b及び凝縮器7cと同様に機械室9に配設され、例えば電子膨張弁やキャピラリーチューブ等により構成されている。この膨張機構7dは、凝縮器7cで凝縮された低温高圧の冷媒を断熱膨張させ、低温低圧の冷媒として蒸発器7aに吐出するものである。
【0024】
蒸発器7aは、膨張機構7dより吐出された低温低圧の冷媒と、周囲の空気との間で熱交換を行わせるものであり、より詳細には、低温低圧の冷媒が蒸発することにより周囲の空気を冷却するものである。
【0025】
そのような自動販売機1では、冷凍サイクル7にて冷媒が循環した状態で庫内送風ファン8が駆動する場合、蒸発器7aにおいて冷却された空気が商品シュータ6の通気孔を通じて上方に送給されるため、商品収納領域を低温状態に維持することができる。
【0026】
上記商品収納装置10は、図示の例では前後3列に並ぶように配設されており、左右一対のベース側板11の間に通路構成要素12が配設されることによって上下方向に沿って蛇行状に構成された商品収納通路13を備え、商品収納通路13の内部に上下方向に沿って複数の商品を横倒姿勢で収納するものである。
【0027】
より詳細に説明すると、通路構成要素12は、商品収納通路13の前方側と、後方側とに互いに対向するよう適宜配設されたものであって、ベース側板11に固定されている。
【0028】
このような通路構成要素12には、図には明示しない通路フラッパが設けられている。通路フラッパは、商品収納通路13に対して進退移動する態様で通路構成要素12に揺動可能に配設されている。
【0029】
この通路フラッパは、コイルバネ(図示せず)に付勢されて常態においては商品収納通路13に進出移動した姿勢となる。そして、商品収納通路13を通過する商品に当接することにより自身はコイルバネの付勢力に抗して蛇行状の商品収納通路13に沿うように退行移動して該商品の姿勢を修正するものである。
【0030】
また上記商品収納装置10においては、商品収納通路13の下方側に払出機構14が設けられている一方、商品収納通路13の上方側に投入口ガイド17が設けられている。
【0031】
払出機構14は、通路幅規定板15との間において商品の挙動を制御することにより、待機状態においては商品収納通路13に商品を収納する一方、払出指令が与えられた場合には対応する商品を1つずつ商品シュータ6に払い出すように機能するものである。
【0032】
このような払出機構14は、第1ペダル部材14aと第2ペダル部材14bとを備えて構成されている。第1ペダル部材14aは、商品収納通路13に対して進退移動する態様で揺動可能に配設され、待機状態においては商品収納通路13に進出移動することにより最下位の商品に当接して商品の下方への移動を規制する一方、払出指令が与えられた場合には商品収納通路13から退行移動して該商品の下方への移動を許容するものである。
【0033】
第2ペダル部材14bは、商品収納通路13に対し進退移動する態様で揺動可能に配設され、待機状態においては商品収納通路13から退行移動する一方、払出指令が与えられた場合には商品収納通路13に対して進出移動して最下位から2番目の商品に当接して該商品の下方への移動を規制するものである。このような払出機構14は、従来公知のものであり詳細な説明は割愛する。
【0034】
投入口ガイド17は、商品収納通路13の上方域における商品の通過域16に進退移動する態様で図示せぬ軸部材の軸心回りに揺動可能に配設されている。このような投入口ガイド17は、投入口18を通じて投入されて商品収納通路13に搬入される以前の1つの商品に当接して該商品の姿勢を整えるものである。
【0035】
上記自動販売機1においては、機械室9に送風手段20が設けられている。
図2は、
図1に示した送風手段20を示す斜視図である。ここで例示する送風手段20は、庫外送風ファン30及びファン支持部材40を備えて構成されている。
【0036】
庫外送風ファン30は、従来公知のものであり、
図3にも示すように軸流ファン31とこれを駆動するファンモータ32とを備えている。この庫外送風ファン30は、軸流ファン31を旋回させた場合に、ファンモータ32に向けて送風を行うように構成されている。
【0037】
ファン支持部材40は、風洞構成部40a及びファン取付部40bを備えている。風洞構成部40aは、前面及び底面が開口した箱状の形態を成しており、後壁部41、天壁部42、左側壁部43及び右側壁部44を備えて構成されている。
【0038】
後壁部41は、風洞構成部40aの後面を成すものである。この後壁部41には、円形状の貫通孔411が形成されている。貫通孔411の周縁部分412は、後方に突出するように形成されており、該貫通孔411の内径は、上記軸流ファン31の最大幅よりも僅かに大きいものである。また後壁部41の下端部分には、後方に向けて水平延在する台座部413が連続する態様で形成されている。
【0039】
天壁部42は、風洞構成部40aの天面を成すものである。この天壁部42は、後壁部41の上端部分より前方に向けて水平延在する平板状部分である。この天壁部42は、左端部が後壁部41の左端部よりも左方に突出している。また天壁部42の前端部分は下方に屈曲されている。
【0040】
左側壁部43は、風洞構成部40aの左側面を成すものである。この左側壁部43は、後壁部41の左端部分より前方に向けて延在する平板状部分である。右側壁部44は、風洞構成部40aの右側面をなすものである。この右側壁部44は、後壁部41の右端部分より前方に向けて延在する平板状部分である。右側壁部44の下端部分には、下方に向けて突出する舌片状の係止片441が形成されている。
【0041】
ファン取付部40bは、複数(図示の例では3つ)の脚部45と、1つの取付台部46とを備えて構成されている。
【0042】
脚部45は、貫通孔411の周縁部分412に所定間隔毎(例えば、貫通孔411の中心を基準にして周方向に120°間隔毎)に設けられている。より詳細には、各脚部45は、基端部分451が貫通孔411の周縁部分412の所定個所に連続しており、先端部分452が該貫通孔411の中心に近接する態様で延在している。これら脚部45は、基端部分451が周縁部分412から後方に向けて突出する態様で形成されており、先端部分452に向けて湾曲している。
【0043】
取付台部46は、略円板状の形態を成しており、周縁部が後方に屈曲されて形成されている。この取付台部46は、各脚部45の延在端部である先端部分452に例えばカシメ加工等により接合されている。そのような取付台部46には、取付孔461が形成されている。
【0044】
そのようなファン支持部材40は、取付台部46の取付孔461にファンモータ32の一部が前方より相対的に挿通しつつ、取付ネジTNにより取付台部46にファンモータ32が取り付けられることにより、
図2及び
図3に示したように庫外送風ファン30を支持している。つまり、庫外送風ファン30は、軸流ファン31が前方側でファンモータ32が後方側となる態様でファン支持部材40に支持されており、軸流ファン31を旋回させた場合に後方側に向けて送風を行うものである。また貫通孔411は、内径が軸流ファン31の最大幅よりも僅かに大きく、その周縁部分412と軸流ファン31の各羽根部材311との間には僅かな隙間が形成されており、該周縁部分412がファンシュラウドを構成している。
【0045】
そのようにして庫外送風ファン30を支持するファン支持部材40は、天壁部42が凝縮器7cの上方に配置されるとともに左側壁部43が凝縮器7cの左方に配置され、かつ右側壁部44が凝縮器7cの右方に配置される態様で、係止片441を機械室9の底部に形成された図示せぬ係止孔に挿入させつつ、台座部413に形成された台座孔413aを上方より貫通する図示せぬピンにより機械室9の底部に取り付けることにより、庫外送風ファン30を凝縮器7cの近傍となる該凝縮器7cの後方側に配置している。
【0046】
つまりファン支持部材40は、庫外熱交換器である凝縮器7cの近傍に配置する態様で庫外送風ファン30を支持するものである。そして、風洞構成部40aが、凝縮器7c及び庫外送風ファン30の一部を囲繞する態様で構成され、かつ庫外送風ファン30の駆動により凝縮器7cと庫外送風ファン30との相互間にて空気を通過させる風洞21を構成している。また貫通孔411は、風洞21の出口を構成している。
【0047】
そのようなファン支持部材40には、
図2にも示したようにカバー体50が取り付けられている。カバー体50は、例えば樹脂材により構成された略直方状の形態を成すものであり。そのようなカバー体50は、
図4に示すように、内部に電装カプラ60を内包するものである。ここで電装カプラ60は、ファンモータ32に対して電源(図示せず)からの電力を供給するためのものである。
【0048】
上記カバー体50は、前方に向け突出する2つの係合突起50a,50bが形成されるとともに、これら係合突起50a,50bの間に前方に向けて突出する係合片50cが形成されており、係合突起50a,50bがファン支持部材40における後壁部41に形成された係合孔部41a,41bに挿入した状態で係合片50cが左側壁部43に当接することにより、ネジ等の取付部材を必要とせずに装着されている。
【0049】
かかるカバー体50は、
図5及び
図6に示すように、右側部51が上部52の右側縁に揺動可能に設けられており、下方に揺動して係止されることにより右側開口53を閉塞することができる。
【0050】
上記カバー体50の右側部51には、取付孔部511が形成されている。この取付孔部511は、右側部51が右側開口53を閉塞する場合に、内部に配置される電装カプラ60よりも下方となる個所に配置される。これにより、カバー体50は、ファンモータ32と電装カプラ60とを接続する電線L1を、
図7に示すように、電装カプラ60の固定位置よりも下方となる取付孔部511を通過させるようにしている。尚、
図7中の符号L2は、電源と電装カプラ60とを接続する電線である。
【0051】
以上説明したように、本発明の実施の形態である自動販売機1によれば、ファン支持部材40に装着されたカバー体50が、電装カプラ60を内包するので、電装カプラ60の防水性の向上を図ることができる。特に自動販売機1が、海岸沿い等のロケーションに配置される場合、電装カプラ60に対する塩害等による破損を抑制することができる。
【0052】
上記自動販売機1によれば、カバー体50は、ファンモータ32と電装カプラ60とを接続する電線L1を、電装カプラ60の固定位置よりも下方となる取付孔部511を通過させるようにしているので、電線L1を通じて雨水等が伝ってきても、該雨水等が電装カプラ60に到達することを抑制することができる。
【0053】
また、庫外送風ファン30、ファン支持部材40、カバー体50及びファンモータ32の電装カプラ60をモジュール化して前組立できるため、交換性を向上することができる。
【0054】
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、種々の変更を行うことができる。
【0055】
上述した実施の形態では、カバー体50は、ファン支持部材40に装着されていたが、本発明においては、カバー体は、ファン支持部材に装着されていなくてもよい。
【0056】
上述した実施の形態では、機械室9に設置された凝縮器7cの近傍に配置された庫外送風ファン30のファンモータ32の電装カプラ60を内包対象としたが、本発明においては、商品収容庫に配置された蒸発器の近傍に配置された庫内送風ファンのファンモータの電装カプラを内包対象とするものであってもよい。
【符号の説明】
【0057】
1…自動販売機、2…本体キャビネット、3…外扉、4…内扉、5…商品収容庫、7…冷凍サイクル、7a…蒸発器、7b…圧縮機、7c…凝縮器、7d…膨張機構、7e…冷媒管路、9…機械室、10…商品収納装置、20…送風手段、21…風洞、30…庫外送風ファン、31…軸流ファン、32…ファンモータ、40…ファン支持部材、40a…風洞構成部、40b…ファン取付部、41…後壁部、41a,41b…係合孔部、411…貫通孔、412…周縁部分、413…台座部、42…天壁部、43…左側壁部、44…右側壁部、441…係止片、45…脚部、451…基端部分、452…先端部分、46…取付台部、461…取付孔、50…カバー体、50a,50b…係合突起、50c…係合片、51…右側部、511…取付孔部、52…上部、60…電装カプラ、L1,L2…電線。