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特開2024-116056セルラーのための衛星ネットワークに対するメッセージ・ルーティングシステム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024116056
(43)【公開日】2024-08-27
(54)【発明の名称】セルラーのための衛星ネットワークに対するメッセージ・ルーティングシステム
(51)【国際特許分類】
   H04W 16/26 20090101AFI20240820BHJP
   H04W 84/06 20090101ALI20240820BHJP
   H04W 88/06 20090101ALI20240820BHJP
   H04W 4/14 20090101ALI20240820BHJP
   H04W 8/06 20090101ALI20240820BHJP
   H04W 88/14 20090101ALI20240820BHJP
   H04W 36/14 20090101ALI20240820BHJP
【FI】
H04W16/26
H04W84/06
H04W88/06
H04W4/14
H04W8/06
H04W88/14
H04W36/14
【審査請求】未請求
【請求項の数】20
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2023113329
(22)【出願日】2023-08-11
(31)【優先権主張番号】63/388,073
(32)【優先日】2022-07-11
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】18/213,640
(32)【優先日】2023-06-23
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(71)【出願人】
【識別番号】519431007
【氏名又は名称】シニバース テクノロジーズ リミテッド ライアビリティー カンパニー
(74)【代理人】
【識別番号】100103207
【弁理士】
【氏名又は名称】尾崎 隆弘
(72)【発明者】
【氏名】クリス ライト
(72)【発明者】
【氏名】スリーニヴァサ ガンジ
(72)【発明者】
【氏名】ダニエル アコスタ
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067BB06
5K067EE02
5K067EE06
5K067EE16
(57)【要約】      (修正有)
【課題】ユーザーデバイスが、自動的に衛星モードとセルラーモードの間を切り替わることでメッセージサービスの改善を可能とし、異なるネットワーク間のユーザー間の通信を強化する。
【解決手段】衛星ネットワーク及びセルラー・ネットワークに接続するユーザーの間のショート・メッセージ・サービス(SMS)を配信及び受信するシステムは、ユーザーデバイス、衛星サービスプロバイダ、衛星プロキシ・ネットワーク及びセルラーオペレータを含む。方法は、ユーザーデバイスのネットワークモードを監視し、衛星ネットワークへのユーザーデバイスの接続に関する情報を中継し、衛星モードのとき、ユーザーデバイスをセルラーオペレータに登録する。衛星プロキシ・ネットワークは、SMSメッセージを送受信するためのアンカーポイントとして仕え、シームレスなメッセージを衛星ネットワークユーザーとセルラー・ネットワークユーザーの間で交換する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
セルラー・ネットワークと衛星ネットワークとの間でメッセージング・サービスを提供するための衛星プロキシ・ネットワークによって実行される方法であって、次のステップを備えることを特徴とする:
セルラーモード及び衛星モードの両モードにおいて同一の移動ステーション国際加入者ディレクトリ番号(MSISDN)を有し、前記両モードで操作可能な通信デバイスが前記衛星モードに切り替わるときに、衛星サービスプロバイダから、特別ショート・メッセージ・サービス(SMS)メッセージ又はアプリケーション・プログラミング・インターフェース(API)コールを受信すること、ここでは、前記特別SMSメッセージ又はAPIコールは、前記通信デバイスが前記衛星ネットワークへ接続していることを示す;
前記衛星プロキシ・ネットワークは、前記衛星サービスプロバイダからの前記特別SMSメッセージ又はAPIコールを受信すると、前記通信デバイスのホーム位置登録(HLR)に、ビジター位置登録移動交換ステーション(VMSC)として登録すること;
前記衛星プロキシ・ネットワークは、前記通信デバイスが前記衛星モードにあるときに、前記通信デバイスに関連するSMSメッセージを送受信するためのVMSCとして仕えること;
前記衛星プロキシ・ネットワークが、前記衛星モードにおいて、前記通信デバイスからSMSを受信し、最終的に宛先オペレータに前記SMSを送信すること;及び、
前記衛星プロキシ・ネットワークが、他のデバイス又はオペレータからSMSを受信し、前記衛星モードにある前記通信デバイスへ衛星接続によって前記SMSをリダイレクトすることにより、前記衛星サービスプロバイダと、前記他のデバイス又はオペレータとの間のメッセージ交換を促進し、前記通信デバイスへ、及び、前記通信デバイスからのメッセージング・サービスを処理すること。
【請求項2】
前記通信デバイスは、前記セルラーモードに戻るときに、登録取消メッセージを前記衛星プロキシ・ネットワークに送信する、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記登録取消メッセージは、前記通信デバイスが前記衛星ネットワークから前記セルラー・ネットワークへ移動したことを示す、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記衛星プロキシ・ネットワークは、前記衛星ネットワークから前記セルラー・ネットワークへの移行を示す前記登録取消メッセージを、前記通信デバイスから受信すると、前記HLRを更新する、請求項2に記載の方法。
【請求項5】
前記衛星プロキシ・ネットワークが、前記HLRにパージモバイル・ステーション(MS)を送信すること、及び、前記HLRが、パージMS応答を前記衛星プロキシ・ネットワークに返すことを、さらに含む、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記パージMSは、前記通信デバイスと前記衛星プロキシ・ネットワークとの間の不作動の期間を表すタイムアウト機能に応答して、前記HLRに送信される、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記不作動期間が5分から30分である、請求項5に記載の方法。
【請求項8】
前記HLRが、前記通信デバイスが他のVMSCに登録されたことを検出することに応答して、前記HLRは、前記衛星プロキシ・ネットワークに取消登録を送信する、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
セルラー・ネットワークと衛星ネットワークとの間でメッセージング・サービスを提供するための衛星プロキシ・ネットワークによって実施されるシステムであって、次を含む:
セルラーモード及び衛星モードの両モードで動作可能であり、前記両モードで同一のモバイル・ステーション国際加入者ディレクトリ番号(MSISDN)を有する通信デバイスが、前記衛星モードに切り替わるとき、衛星サービスプロバイダから特別ショート・メッセージ・サービス(SMS)メッセージ又はアプリケーション・プログラミング・インターフェース(API)コールを受信するように構成される通信インターフェース、前記特別ショート・メッセージ・サービス(SMS)メッセージ、又は前記アプリケーション・プログラミング・インターフェース(API)コールが、前記通信デバイスが前記衛星ネットワークに接続していることを示すこと、;
前記通信インターフェースに動作可能に結合された登録コンポーネント、該登録コンポーネントが、前記特別ショート・メッセージ・サービス(SMS)メッセージ、又は前記アプリケーション・プログラミング・インターフェース(API)コールを受信すると、前記衛星プロキシ・ネットワークを、前記通信デバイスのホーム位置登録(HLR)に、ビジター位置登録モバイル交換センター(VMSC)として登録するように構成されること;
前記通信デバイスが前記衛星モードにあるとき、前記通信デバイスに関連するSMSメッセージを送受信するように前記VMSCとして仕えるように構成されるメッセージング・コンポーネント;
前記通信デバイスが前記衛星モードにあるとき、前記通信デバイスからSMSを受信し、前記SMSを宛先オペレータに送信するように構成されるコンポーネント;及び、
他のデバイス又はオペレータからSMSを受信し、前記SMSを、前記衛星モードにある前記通信デバイスに、衛星接続を介して送信するように構成される配信コンポーネント、前記衛星サービスプロバイダ及び前記他のデバイスの間、又はオペレータ間のメッセージ交換を促進し、前記通信デバイスから、又は、前記通信デバイスへのメッセージング・サービスを処理すること。
【請求項10】
前記通信デバイスが前記セルラーモードに戻るとき、前記通信デバイスから登録取消メッセージを受信するように構成される通知コンポーネントをさらに備える、請求項9に記載のシステム。
【請求項11】
前記登録取消メッセージは、前記通信デバイスが前記衛星ネットワークから前記セルラー・ネットワークに移動したことを示す、請求項10に記載のシステム。
【請求項12】
前記衛星ネットワークから前記セルラー・ネットワークへの移行を示す前記登録取消メッセージを前記通信デバイスから受信すると、前記ホーム位置登録(HLR)を更新するように構成される更新コンポーネントをさらに含む、請求項10に記載のシステム。
【請求項13】
前記更新コンポーネントは、前記HLRにパージモバイル・ステーション(MS)を送信するようにさらに構成され、前記HLRは、前記衛星プロキシ・ネットワークに応答するパージMSを返すように構成される、請求項12に記載のシステム。
【請求項14】
前記パージMSは、前記通信デバイスと前記衛星プロキシ・ネットワークとの間の不作動期間を示すタイムアウト機能によってトリガされる、請求項13に記載のシステム。
【請求項15】
前記不作動期間が5分から30分の間である、請求項14に記載のシステム。
【請求項16】
前記HLRは、前記通信デバイスが他のビジター位置登録・モバイル・スイッチングセンター(VMSC)に登録されたことを検出することに応答して、前記衛星プロキシ・ネットワークに取消登録を送信するようにさらに構成される、請求項12に記載のシステム。
【請求項17】
セルラー・ネットワークと衛星ネットワークとの間でメッセージング・サービスを提供するための衛星プロキシ・ネットワークによって実行される方法であって、次のステップを備えることを特徴とする:
セルラーモード及び衛星モードの両モードにおいて同一のモバイル・ステーション国際加入者ディレクトリ番号(MSISDN)を有し、前記両モードで操作可能な通信デバイスが前記衛星モードに切り替わるときに、衛星サービスプロバイダから、特別ショート・メッセージ・サービス(SMS)メッセージ又はアプリケーション・プログラミング・インターフェース(API)コールを受信すること、ここでは、前記特別SMSメッセージ又はAPIコールは、前記通信デバイスが前記衛星ネットワークへ接続していることを示すこと;
前記衛星サービスプロバイダからの前記特別SMSメッセージ又はAPIコールを受信すると、前記通信デバイスのホーム位置登録(HLR)に、ビジター位置登録モバイル交換ステーション(VMSC)として、登録をすること;
前記通信デバイスが前記衛星モードにあるときに、前記通信デバイスに関連するSMSメッセージを送受信するためのVMSCとして仕えること;
前記衛星モードにある前記通信デバイスからSMSを受信し、宛先オペレータに前記SMSを送信すること;
他のデバイス又はオペレータからSMSを受信し、前記衛星モードにある前記通信デバイスへ衛星接続によって前記SMSを送信すること、これにより、前記衛星サービスプロバイダと他のデバイスの間又はオペレータ間のメッセージ交換を促進すること;
前記通信デバイスが前記セルラーモードに切り替わるとき、前記通信デバイスから登録取消メッセージを受信すること、前記登録取消メッセージは、前記通信デバイスが前記衛星ネットワークから前記セルラー・ネットワークへ移動したことを示すこと;及び、
前記通信デバイスが前記衛星ネットワークから前記セルラー・ネットワークへ移動したことを示す前記登録取消メッセージを、前記通信デバイスから受信すると、前記HLRを更新すること。
【請求項18】
前記通信デバイスと前記衛星プロキシ・ネットワークとの間の不作動の期間を表すタイムアウト機能に応答して、パージモバイル・ステーション(MS)を、前記HLRに送信するステップをさらに含む請求項17に記載の方法。
【請求項19】
前記不作動期間が5分から30分である、請求項18に記載の方法。
【請求項20】
前記通信デバイスが他のVMSCに登録されたことを前記HLRが検出することに応答して、前記衛星プロキシ・ネットワークにより、前記HLRから取消登録を受信するステップを含む、請求項17に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、一般にマルチバンド・ネットワークサービスの相互運用性の分野に関する。より具体的には、本発明は、衛星ベースの送信者のように異なるネットワーク・プラットフォームに、セルラー・ネットワーク上でメッセージ返信をルーティングするシステムに関連する。
【背景技術】
【0002】
衛星ベースの通信サービスは、典型的には、遠隔地又従来のセルラー網が使用不可能又は信頼できない状況において使用される。衛星電話サービスの3つの周知のプロバイダは、イリジウム、グローバルスター、及びインマーサットのブランドで知られている。衛星モード及びセルラーモードの両方で動作可能な電話が、ハイブリッド又はデュアルモード衛星電話として知られている。それらは、衛星とセルラー・ネットワークとの間をシームレスに切り替えるように設計され、より広範なカバレッジをユーザに提供し、連続的な接続性を確保するように設計される。電話機は、セルラー・ネットワークが利用可能である場合には、セルラー・ネットワークを使用し、セルラー・カバレッジが悪い又は存在しない場合は、衛星ネットワークに切り替える。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかし、衛星モードのデバイス(すなわち、衛星サービスに接続されている)は、メッセージをセルラーベースの受信者に送信することができ、受信者のセルラー・ネットワークから返信されたメッセージを受信しない。したがって、衛星ネットワークとセルラー・ネットワークとの間で、メッセージング・サービスをリダイレクトするための方法について、未解決の必要性が存在する。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明は、衛星プロキシ・ネットワークによって実行され実装される、セルラー・ネットワークと衛星ネットワークとの間のメッセージング・サービスを促進にするための方法及びシステムに関連する。これは、衛星サービスプロバイダからの、特別ショート・メッセージ・サービス(SMS)メッセージ又はアプリケーション・プログラミング・インターフェース(API)呼のネットワーク受信を通じて達成される。これらのメッセージ又は呼は、通信デバイスが衛星モードに移行するときに、受信される。その通信デバイスがセルラーモード及び衛星モードの両方で機能することができ、前記両モードで同一のモバイル・ステーション国際加入者ディレクトリ番号(MSISDN)を有する能力がある。その特別SMSメッセージ又はAPI呼の受信は、通信デバイスが衛星ネットワークに接続されていることを意味する。
【0005】
その衛星プロキシ・ネットワークは、これらの信号を受信すると、それ自身を、通信デバイスのホーム位置登録(HLR)に、ビジター位置登録・モバイル・スイッチングセンター(VMSC)として登録する。そのVMSCとして、衛星プロキシ・ネットワークは、衛星モードにある通信デバイスが間、その通信デバイスに関連するSMSメッセージの送受信に責任を持つ。その衛星プロキシ・ネットワークは、衛星モードにある通信デバイスからSMSを受信し、指定されたオペレータにこのメッセージを送信する。衛星プロキシ・ネットワークは、また、他のデバイス又はオペレータからSMSメッセージを受信し、衛星接続を介して、衛星モードにある通信デバイスに、これらのメッセージを送信する。これにより、通信デバイスへの、又は、通信デバイスからのメッセージング・サービスを処理しながら、衛星サービスプロバイダ、及び、他のデバイス又はオペレータとの間のメッセージの交換を促進する。
【0006】
衛星プロキシ・ネットワークは、同様に、セルラーモードに戻るときに、前記通信デバイスから登録取消メッセージを受信し、通信デバイスが衛星ネットワークからセルラー・ネットワークに移行したことを示す信号を受信する。その登録取消に応答して、衛星プロキシ・ネットワークは、その移行を意味するHLRを更新する。
【0007】
前記通信デバイスと衛星プロキシ・ネットワークとの間に不作動の期間が発生した場合、具体的には、5分~30分、又は30分以上の範囲の期間、パージモバイル・ステーション(MS)がHLRに送信される。お返しとして、HLRは、衛星プロキシ・ネットワークにパージMS応答を送信する。非アクティブ時の衛星電話のタイムアウト値は、使用される特定の衛星電話ネットワーク、ネットワークの構成、デバイス設定、及び衛星サービスプロバイダのポリシーでさえも、様々な要因に依存させることができる。一般に、衛星ネットワークは、限られた衛星帯域幅の効率的な使用を最大化するように設計される。これは、多くの場合、ある期間後に、非アクティブなデバイスを切断して、他のデバイスのためのリソースを解放することを含む。正確なタイムアウト時間は、広く変化させることができる
【0008】
HLRは、同様に、通信デバイスが別のVMSCに登録されていることを検出すると、取消登録を衛星プロキシ・ネットワークに送信することもできる。
【0009】
本発明の十分な理解のために、添付図面に関連して、以下の詳細な開示を参照するべきである。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、ホームオペレータHLRを使用して、通信デバイスがオペレータ・ネットワークに登録されているかどうかをチェックするための衛星モードのコールフローの作動を示す。
【0011】
図2は、更新位置手順がセルラー・リダイレクトに設定される衛星モードコールフローの作動の別の実施形態を示す。
【0012】
図3は、リトライのない、失敗するデバイス衛星登録試行エラーを示す。
【0013】
図4は、初期エラー後のリトライを伴う正常するデバイス衛星登録試行を示す。
【0014】
図5は、デバイス衛星登録取消を示す。
【0015】
図6は、課金分析のためのトランザクション詳細記録(TDR)処理を示す。
【0016】
図7は、本発明の一実施形態によるプロセスの概略図である
【発明を実施するための形態】
【0017】
本発明は、上記の課題に対して、新規かつ非自明な解決策を提供する。セルラー・ネットワークと衛星ネットワークとの間のメッセージング・サービスを提供するための解決策は、中間ネットワークを介してメッセージをリダイレクトすることによって行われる。これは、衛星サービスプロバイダが、そのネットワークモード(セルラーモード又は衛星モードのいずれか)のためのデバイスを常時監視することによって行われる。そのデバイスは、セルラーモード又は衛星モードのいずれにあるかどうかにかかわらず、同一のMSISDNを有する。そのデバイスが衛星モードに切り替わると、衛星サービスプロバイダは、そのデバイスが衛星ネットワークに接続されていることを示す特別SMSを中間ネットワーク(例えば、ブランドSYNIVERSEのもとに提供される)に送信する。その後、中間ネットワークは、セルラーオペレータに、そのデバイスを登録する。
【0018】
そのデバイスがその中間ネットワークに、一旦、登録されると、セルラーオペレータはメッセージング・サービスを、そのデバイスに処理する。その時点から、その中間ネットワークは、SMSメッセージに関連する送信/受信デバイスに対するアンカリング・ポイントなる。その中間ネットワークは、そのデバイスからSMSを受信し、そのSMSを宛先オペレータ(デバイスからMO)に送信する。その中間ネットワークは、他のデバイス/オペレータからSMSを受信し、衛星デバイスに送信する。
【0019】
デバイスがセルラーモードに戻ると、そのデバイスはサービス・オペレータに直接登録し、デバイス非登録メッセージを中間ネットワークに送信する。そして、その中間ネットワークは、そのデバイスが衛星ネットワークからセルラー・ネットワークに移動したバック・エンド・システムを更新する。
【0020】
セルラー・ネットワーク・モバイル・デバイス登録:
【0021】
セルラー・ネットワークのため、モバイル・デバイスの登録は、典型的には、次のステップから構成される。(a)モバイル・デバイスが電源投入又はセルラー・ネットワークのカバレッジ・エリアに入ると、モバイル・デバイスは、利用可能なネットワークの探索を開始し、プログラムされているか、又はアクセスを許可されたものである(ユーザの加入プランに基づいて) ネットワークの1つに、登録しようと試みる;(b)そのモバイル・デバイスは、その国際モバイル機アイデンティティ(IMEI)番号及び国際モバイル加入者識別番号(IMSI)番号を含む登録要求を、そのネットワークに送信する;(c)そのセルラー・ネットワークは、モバイル・デバイスのIMEIを検証し、加入者データベースに対するIMSIをチェックし、そのモバイル・デバイス及び加入者が有効である場合、セルラー・ネットワークは、モバイル・デバイスを登録し、一時的モバイル加入者アイデンティティフィア(TMSI)などの一時的識別子を割り当て、(d)そのモバイル・デバイスは、現在、そのネットワーク上に登録され、音声、テキスト、及びデータサービスにアクセスすることができる。
【0022】
衛星ネットワーク・モバイル・デバイス登録:
【0023】
衛星ネットワークのために、モバイル・デバイス登録は、典型的には、次のステップから構成される。(a)モバイル・デバイスが電源オンされ、セルラー・カバレッジを有しない場合、その加入は、衛星ネットワークとの接続を確立するためにボタンを手動で作動することによって、通常、最初に、衛星ネットワーク内の一番近い衛星とロケーティングし、つぎに通信し、一旦接続されることによって、衛星ネットワークとの接続を最初に要求しなければならない。そのモバイル・デバイスは、いずれかのサイドにキューされたものに基づいて、必要とされる任意のデータを送受信する;(b)そのモバイル・デバイスは、その一意のデバイス識別子及び加入者情報を含む登録要求を衛星に送信する;(c)その衛星は、その登録要求を地上ベースのネットワーク・オペレーションセンター(NOC)に転送し、そこでは、そのデバイス識別子及び加入者情報が検証される;(d)そのデバイス及び加入者が有効である場合、NOCは、モバイル・デバイスをそのデータベースに登録し、その衛星へ確認を送信し、次に、衛星は、登録確認をそのモバイル・デバイスと通信する;及び、(e)そのモバイル・デバイスは、現在、衛星ネットワークに登録されており、テキスト、及びデータサービスにアクセスすることができる。
【0024】
図1は、衛星/セルラー・ハイブリッド・デバイス12が、モバイル・オペレータ・ネットワークの一部、この場合、顧客ホーム位置登録(HLR)26であるかどうかを検証することに関連する本発明の実施形態のコールフロー図を示す。サービスの集合が衛星プロキシ24を形成する。それらのサービスは、衛星APIゲートウェイ14、メッセージング・ゲートウェイ16及びセルラー・リダイレクト18を含む。デバイス12は、衛星作動要求34を作成し、その衛星作動要求34は、衛星APIゲートウェイ14へのAPIコールによって作成され得る。APIコールデータ・ペイロードは、ショート・メッセージ・サービスセンター(SMSC)情報と共にデバイス12の属性を含み得る。次いで、衛星APIゲートウェイ14は、衛星作動要求をメッセージング・ゲートウェイ16に渡す。次に、メッセージング・ゲートウェイ16は、衛星作動要求38を渡すセルラー・リダイレクト18と接続する。セルラー・リダイレクト18は、ビジター位置登録(VLR)モバイル・スイッチングセンター(MSC)(VMSC)ノードとしての衛星プロキシ24を伝達する承認情報要求40を、顧客HLR26に送信する。そのHLR26は、承認確認42をセルラー・リダイレクト18に返送する。その後、セルラー・リダイレクト18は、メッセージング・ゲートウェイ16、衛星APIゲートウェイ14を経由して、最終的に、衛星作動確認44а-cを通過させ、デバイス12に、それぞれ、戻される。
【0025】
図2において、デバイス12は、衛星APIゲートウェイ14又はモバイル・オペレータ(MO)SMSメッセージへのAPIコールによって作成され得る、衛星作動要求46を生成する。APIゲートウェイへのデータ・ペイロードは、SMSC情報と共にデバイス12の属性を含み得る。衛星APIゲートウェイ14は、衛星作動要求48をメッセージング・ゲートウェイ16に渡す。次にメッセージング・ゲートウェイ16は、衛星作動要求50を渡すセルラー・リダイレクト18と接続する。セルラー・リダイレクト18は、VMSCノードとしての衛星プロキシ24を伝達する承認情報要求52を、顧客HLR26に送信する。そのHLR26は、承認情報確認53を、セルラー・リダイレクト18に返送する。次にセルラー・リダイレクト18は、スポンサードVMSCノード54としての更新位置要求をHLR26へ送信する。加入者データ56は、HLRからセルラー・リダイレクト18に送信され、そのセルラー・リダイレクト18で応答58が生成されて、HLR26へ返信される。次にHLR26は、更新位置応答60を送信する。デバイス12がメッセージングのためにローミングしているビジティング位置登録を、衛星プロキシ・ネットワーク24に効率的に作成する。セルラー・リダイレクト18は、下流の、メッセージング・ゲートウェイ16及び衛星APIゲートウェイ14を経由し、最終的にデバイス12に、衛星作動確認44a-44cを下流に送信する。
【0026】
図3は、HLR26が、どのようなリトライ試行もしないで、エラー60を返すコールフローを示す。この例外は、セルラー・リダイレクト18、メッセージング・ゲートウェイ16、衛星APIゲート14及び最終的にデバイス12に、それぞれ62a-62cが下に渡される。図4では、HLR26からセルラー・リダイレクト18に、更新位置応答に応答する例外エラー61が送信される。しかし、図3とは対照的に、リトライが試みられ、それが、初期故障更新位置要求54aの後に位置要求54bを正常裡に更新する。衛星作動は、通常の経路をとり、この経路では、セルラー・リダイレクト18にHLRから加入者データ56が送信され、セルラー・リダイレクト18で応答58が生成され、応答58がHLR26に返信される。その後、HLR26は、更新位置応答60を送信し、この更新位置応答60が、衛星プロキシ・ネットワーク24に、デバイス12がメッセージングのためにローミングしているビジテッド位置登録を効率的に作成する。セルラー・リダイレクト18は、下流の、メッセージング・ゲートウェイ16及び衛星APIゲートウェイ14を経由し、最終的にデバイス12に、衛星作動確認44a-44cを送信する。
【0027】
図5において、不作動期間64の後、衛星プロキシ・ネットワーク24がパージモバイル・ステーション(MS)66をHLR26に発行して、モバイル・ステーションに蓄積された一時データを除去するか、又はパージする。デバイスが作動していない場合、この場合、衛星プロキシ・ネットワーク24によってエミュレートされる、ネットワークのビジテッド位置登録(VLR)は、その現在位置のように、そのデバイスに関する一時的な情報を保持する。デバイスが十分に長く、不作動を維持する場合には、ネットワークは、リソースを節約するために、このデータをパージするか、除去するかを決定する。そのモバイル・ステーションが再び作動すると、そのネットワークはデータを更新する。
【0028】
上記とは代替的に、デバイス12は、他のVLR上に移動するか、又は、そのHLR26に復帰してもよく、この場合、そのHLR26は、セルラー・リダイレクト18に取消登録70を、主導権をもって発行する。そのHLR26が取消登録確認72をセルラー・リダイレクト18から受信することもある。いずれの場合にも、セルラー・リダイレクト18は、取消衛星登録74を衛星APIゲートウェイ14に送信し、応答76を衛星APIゲートウェイ14から受信する。その後、セルラー・リダイレクト18は、メッセージング・ゲートウェイ16にオフロード要求78を発行する。ここでは、メッセージがオフロード80のためにキューされる。衛星APIゲートウェイ14は、SMS82を配信ゲートウェイ84にオフロードする。オフロード・キュー応答86は、衛星APIゲートウェイ14からメッセージング・ゲートウェイ16に発行される。図6は、本発明の実施形態を示し、セルラー・リダイレクト18からTDR課金記録88を検索してデータベース20に保存するように管理することを示す。
【0029】
図7において、ハイブリッド衛星/セルラー・デバイス12は、衛星モードに切り替わる。デバイス12は、衛星13と通信し、衛星APIゲートウェイ14によって受信された衛星作動要求34を渡す。衛星作動要求38は、衛星APIゲートウェイ14から、セルラー・ダイレクト18に送信される。セルラー・ダイレクト18は、顧客HLR26に関し、衛星登録40を作成する。衛星APIゲートウェイ14は、モバイル・デバイスのためのメッセージであるSMS MT(モバイル着信)メッセージ36をメッセージング・ゲートウェイ16に送信する。メッセージング・ゲートウェイ16は、様々なネットワーク又はシステム間の通信を管理する媒介として機能する。メッセージング・ゲートウェイ16は、衛星APIゲートウェイ14からSMS MTを受信し、次いで、顧客SMSC(ショート・メッセージ・サービスセンター)28へのメッセージである92を送る。そのSMSC28は、ネットワーク内のSMSメッセージの保存、ルーティング及び配信を担当する。SMSC28は、メッセージング・ゲートウェイ16からSMSMT92を受信した後、モバイル・デバイスから開始されたSMSMO(モバイル発信)メッセージ94をセルラー・リダイレクト18に送信する。
【0030】
上記説明した本発明は、モバイル・オペレータ・ネットワーク内で動作するハイブリッド衛星/セルラー・ネットワークのための通信管理システムである。そのシステムの中央コンポーネントは、いくつかのサービス、すなわち、衛星APIゲートウェイ、メッセージング・ゲートウェイ、及びセルラー・リダイレクトから構成される衛星プロキシである。これらの要素は協働して、セルラー・ネットワークと衛星ネットワークとの間のデバイスの遷移を処理する。APIコールによって促進される作動要求は、そのデバイスから衛星APIゲートウェイに渡され、次いで、メッセージング・ゲートウェイに渡され、最終的にセルラー・リダイレクトに渡される。セルラー・リダイレクトは、ホーム位置登録(HLR)と通信して、ビジター位置登録(VLR)モバイセルラー・ネットワークター(MSC)ノードとしての衛星プロキシを認証する。例外エラー及びリトライ試行がシステム内に収容される。デバイスが不作動の場合、システムは、リソースを節約するために、モバイル・ステーションに関する一時的なデータをパージし、デバイスが再び作動するときに、一時的なデータを更新することができる。デバイスが別のVLRに切り替わるか、又は、HLRに戻ると、システムは衛星登録を取消することができる。最後に、そのシステムは、デバイスを衛星モードに移行させ、様々なネットワーク要素を介して、SMSメッセージを経由して通信を管理し、TDR課金記録の管理を調整する。
【0031】
登録・エラーコード・マッピング
【0032】
表1は、遠隔通信ネットワークにおけるモバイル・デバイス登録に関連するエラーコードのリストを提供する。各エラーコードは、デバイスが正常に登録されることを防止する特定の発行又は条件に対応する。テーブルは、また、登録通知エラーコードが、メッセージング・ゲートウェイ(GW)に送信されるべきかどうかを示し、リトライが各特定のエラーについて試行されるべきであるかどうかを示す。
【0033】
【表1】
【0034】
レストAPI
【0035】
POST/API/衛星モード通知/この再現状態遷移(REST)通知アプリケーション・プログラミング・インターフェース(API)は、デバイスが衛星モードに切り替わったときに、メッセージング・ゲートウェイ(GW)28によって、SYNIVERSE・API30に送信される。そのメッセージは、ジャバ・スクリプト目的表記(JSON)形式の要求である。表2はAPI要求を示す。
【0036】
【表2】
【0037】
応答
【0038】
表3はAPI応答
【0039】
【表3】
【0040】
エラー応答
【0041】
表4はエラー応答
【0042】
【表4】
【0043】
POST/API/取消位置通知/このREST通知APIは、デバイスが衛星モードに切り替わったときに、メッセージングGW28によってSyniverse API30に送信される。メッセージはJSON形式である
【0044】
要求
【0045】
表5はセルラ登録要求
【0046】
【表5】
【0047】
応答
【0048】
表6はセルラ登録応答
【0049】
【表6】
【0050】
データベース設計
【0051】
以下の表は、本解決の実施形態を実施可能にする。MCC_MNC_リスト-この表は、キャリアIDのためにMCC、MNCを一覧表にする。モバイル・デバイス遠隔通信のコンテキストにおけるモバイル国コードを表す。モバイル・デバイスネットワークが動作する特定の国又は地域を一意に識別する3桁の数字コードである。MCCは、国内の特定のモバイル・ネットワーク・オペレータを識別する2又は3桁の数字コードであるモバイル・ネットワークコード(MNC)と組み合わせて使用される。
【0052】
表7 キャリアID用のMCC及びMNC
【0053】
【表7】
【0054】
キャリアテーブル-そのテーブルは、キャリアid毎にキャリアネーム及び国コードを含む。
【0055】
【表8】
【0056】
IMSI_RANGE_MAP-このテーブルは、HLRへマッピングするIMSIを含む。
【0057】
表9 IMSI レンジ マップ
【0058】
【表9】
【0059】
登録_情報-この表は、発信MMEホストへマッピングするIMSI及びHLR番号を含む。
【0060】
表10 登録情報
【0061】
【表10】
【0062】
JSONファイル形式のサンプル
title: SatModeNotification
host: 'localhost:54990'
basePath: /
tags:
- name: Notification
description: Sends Notification
paths:
/Notification/SatModeNotification:
post:
tags:
- Notification v1
summary: SendNotification
operationId: SendNotificationUsingPOST
consumes:
- application/json
produces:
- application/json
parameters:
- in: body
name: imsi
description: imsi
required: true
type: string
- in: body
name: msisdn
description: msisdn
required: true
type: string
- in: body
name: opid
description: operationid
required: true
type: string
- name: int-companyId
in: header
description: Unique ID identifying the company associated with the application.
required: true
type: string
response
‘200':
description: success
‘400’
Error Response

取消位置サンプルファイル

title: CanLocNotification
host: 'localhost:54990'
basePath: /
tags:
- name: Notification
description: Sends Notification
paths:
/Notification/CanLocNotification:
post:
tags:
- Notification v1
summary: CanLocNotification
operationId: CanLocNotificationUsingPOST
consumes:
- application/json
produces:
- application/json
parameters:
- in: body
name: imsi
description: imsi
required: true
type: string
- in: body
name: opid
description: operationid
required: true
type: string
- name: int-companyId
in: header
description: Unique ID identifying the company associated with the application.
required: true
type: string
response
‘200':
description: success
【0063】
TDR-トランザクション詳細及び分析
【0064】
トランザクション詳細は、セルラー・リダイレクト・サーバー32によってTDRプロセス64に送信される。課金及び分析コンポーネントは、必要に応じて、課金目的のために、TDRデータを受信するように統合される。
【0065】
図6を参照すると、セルラー・リダイレクト・サーバー32は、各イベント(更新位置要求34、更新位置応答35、取消位置要求55、取消位置応答56)のためのGRPCメッセージを、TDRプロセス64へ送信する。TDRプロセス64は、デバッグ/リサーチのために、定期的に情報をログを取る。TDR64からのこれらのイベント詳細は、必要に応じて、課金目的のために、課金及び分析ポータル66によって読み取ることができる。
【0066】
表11-TDRフィールドテーブル
【0067】
【表11】
【0068】
図7は、衛星モード75とセルラーモード76との間を切り替えるセレクタ74を有する、ハイブリッド衛星デバイス12を示す。衛星モード75又はセルラーモード76のいずれにおいても、ハイブリッド衛星デバイス12は、同じMISIDNを有する。衛星サービスプロバイダ72は、衛星モード75に切り替えられると、キュー14にゼロバイトSMSを送信し、キュー14によって受信されたゼロバイトSMSは、ゲートウェイ16によって受信される。ゲートウェイは、ゼロバイトSMSから導出された一意の15桁のIMEIをENUMシステム18に送信する。このENUM(E.164番号マッピングの省略語である)は、インターネット上の他のリソースへ、E.164電話番号をマップする、電気通信に使用されるプロトコルである。E.164は、PSTN(公衆交換電話網)及びいくつかの他のデータネットワークで使用される国際公衆電気通信ナンバリング・プランを定義するITU-T勧告である。ENUMシステム18は、IMSI、MSISDN及びOPIDをゲートウェイ16に返信する。ゲートウェイ16は、ENUMシステム18から受信したIMSI、MSISDN及びOPIDを含むAPI30にJSONペイロードを送信する。API30及びセル・リダイレクト32は、中間ネットワーク71を構成する。この中間ネットワーク71は、デバイス12とHLR22を登録する。中間ネットワーク71は、インバウンドSMS30メッセージを受信し、それらを、中間ネットワーク71、衛星接続77を介して、衛星サービスプロバイダ72に返信する。このようにして、ハイブリッド・デバイス12は、中間ネットワーク71を通じて送られるSMSメッセージを依然として受信しながら、衛星モード75とセルモード76との間をシームレスに切り替えることができる。
【0069】
ハードウェア及びソフトウェア構成例
【0070】
本明細書で説明される様々な技法は、ハードウェア又はソフトウェアとの関連、又は、適宜、両者の組み合わせによって実装することができる。したがって、本明細書で説明される方法及びシステム、又は、これらの特定の態様又はその部分は、ハード・ドライブ、ソリッドステート・ドライブ、又は任意の他の機械可読記憶媒体などの有形媒体に具現化されたプログラムコード(すなわち、命令)の形態をとることができる。プログラムコードがコンピューティング・デバイスなどの機械によってロードされ、実行されると、その機械は、本発明を実施するためのデバイスとなる。プログラマブル・コンピュータ上でプログラムコードを実行する場合、コンピューティング・デバイスは、一般に、プロセッサと、プロセッサによって読み取り可能な記憶媒体(揮発性及び不揮発性メモリ及び/又は記憶素子を含む)と、少なくとも1つの入力デバイスと、少なくとも1つの出力デバイスとを含む。プログラムは、所望であれば、アセンブリ又は機械語で実施することができる。いずれの場合も、言語は、コンパイル又は解釈された言語とすることができ、ハードウェア実装と組み合わせることができる。
【0071】
本発明は、ファイバー光学を用いる、電気配線又はケーブルのような、いくつかの伝送媒体、その他の伝送の形態を介して、伝達されるプログラムコードの形態により具現化される通信を介して実施される。ここでは、プログラムコードを受信してロードする、例えば、EPROM、ゲートアレイ、プログラマブル・ロジック・デバイス(PLD)、クライアント・コンピュータ、その他の機械によって実行されるとき、その機械が本発明を実施するためのデバイスとなる。汎用プロセッサ上で実装されると、プログラムコードは、プロセッサと結合して、本発明の機能を引き起こすように動作する固有のデバイスを提供する。さらに、本発明に関連して使用される任意の記憶技術は、ハードウェアとソフトウェアとの組み合わせとすることができる。
【0072】
用語集
【0073】
API、又はアプリケーション・プログラミング・インターフェースは、異なるソフトウェアシステムが相互に通信することを可能にするルール及びプロトコルのセットである。それは、プログラムが、要求サービスのようなタスクを実行し、又は、他のソフトウェア・アプリケーションからデータを取り出すことができる、方法及びデータフォーマットを定義する。
【0074】
取消位置要求(CancelLocReq)は、特に、位置ベースサービス又はローミング・シナリオのコンテキストにおいて、モバイル・ネットワークで使用されるメッセージ又は手順を意味する。取消位置要求が、モバイル・デバイスがビジテッド・ネットワーク内には、もはや存在しないと、HLRが判断する場合、又は、HLRが以前にVLRに提供された位置情報を取消したい場合に、取消位置要求は、典型的には、HLRによってVLRに送信される。このようなことは、そのモバイル・デバイスがそのホーム・ネットワークに戻るとき、別のビジテッド・ネットワークに切り替わるとき、又は、そのモバイル・デバイスが不作動又は取消登録されるときなど、様々なシナリオで起こり得る。VLRは、取消位置要求を受信すると、そのレコードを更新し、特定のモバイル・デバイスの位置情報を除去する。これにより、ローミング・デバイスの正確かつ最新の位置情報を維持し、ネットワークにおける不必要なリソース使用を低減する。
【0075】
取消位置応答(CancelLocRsp)は、ビジテッド位置登録(VLR)又はサービングGPRSサポートノード(SGSN)に、加入者の位置情報をそのデータベースから除去すべきことを通知するため、ホーム位置登録(HLR)によって使用される手順を意味する。その手順は、典型的には、加入者のサービスが終了したとき、又は加入者が異なるVLR又はSGSNに移行したときに開始される。取消位置応答(CancelLocRsp)は、VLR又はSGSNによってHLRに返信されるメッセージであり、受信、及び、取消位置要求の処理の正常を確認するものである。この応答は、要求に応じて、VLR又はSGSNから加入者の位置情報が除去されたことを確認するものである。
【0076】
セルラー・ネットワークは、無線周波数(RF)信号を使用して、スマートフォン、タブレット、ラップトップなどのモバイル・デバイスに無線接続性を提供する、通信ネットワークを意味する。セルラー・ネットワークは、セルサイト又はセルタワーとしても知られている基地ステーションによって役目を果たす、相互接続されるセルのグリッドで設計される。これらのセルは、ユーザが電話をかけ、テキスト・メッセージを送信し、それらのデバイス上でインターネットにアクセスすることを可能にするカバレッジ・エリアを作成するために一緒に作動するものである。"セルラー"という用語は、これらのネットワークが、地理的エリアを、セルと呼ばれる、より小さな六角形又は正方形の領域に分割する手法からくるものである。各セルは、そのカバレッジ・エリア内のモバイル・デバイスと通信する基地ステーションを有する。ユーザが1つのセルから別のセルに移動すると、そのセルラー・ネットワークは、ユーザのアクティブ接続を1つの基地ステーションから次の基地ステーションへ自動的に移行し、シームレスな通信を保証する。
【0077】
ドメインネーム・システム(DNS)は、読み取り可能な文字列(例えば、Syniver・com)を、サービス及びデバイスの配置に必要な数字で表したインターネット・プロトコル・アドレスにマッピングすることに使用されるものである。
【0078】
HLRは、ホーム位置登録を意味し、GSMコアネットワークを使用することを承認された加入者に関する加入データを含むデータベースである。HLRsは、携帯電話オペレータが発行したSIMカード毎の詳細を記憶するものである。
【0079】
IMEIは、国際モバイル機器識別を意味する。それは、複数のモバイル・ネットワークを行き来する複数のデバイスを識別するために使用される仕様である。それは、携帯電話又はセルラー可能タブレットなどの各モバイル・デバイスに割り当てられた一意の15桁の番号である。
【0080】
IMSIは、国際モバイル加入者識別を意味する。それは、加入者を携帯電話サービスに一意に識別するために使用される仕様である。IMSIは、国内的に、GSMネットワーク内で使用され、ほぼすべてのセルラー・ネットワーク上で採用される。そのIMSIは、電話のホーム国及びキャリアを識別する、50ビットフィールドであり、通常は15桁である。その15桁の数字は、2つの部分を有する。第1の部分は、北米標準では6桁、欧州規格では5桁で構成される。IMSIは、加入者がアカウントを保持する特定の国におけるGSMネットワーク・オペレータを識別する。第2の部分は、加入者を一意に識別するためにネットワーク・オペレータによって割り当てられる。GSM、UMTS及びLTEネットワークの場合、この番号は、SIMカード、及びCDMA2000では、電話で直接又はR-UIMカード(GSM用SIMカードへのCDMA2000アナログ)に、使えるように設定される。
【0081】
メッセージング・ゲートウェイ(Messaging GW)は、衛星と複数のセルラー・ネットワークとの間のメッセージング通信を処理する。
【0082】
MMS(マルチメディア・メッセージング・サービス)は、コアSMS(ショート・メッセージ・サービス)プロトコルの拡張であり、テキスト・メッセージを介してマルチメディア・コンテンツの伝送を可能にするために開発されたものである。複数のMMSメッセージは、テキスト、ピクチャ、オーディオ、及びビデオを含むことができ、モバイルユーザが標準SMSよりも多くの動的コンテンツを送信及び受信することを可能にする。
【0083】
モバイル・デバイス登録は、通信サービスを可能にするため、モバイル・デバイスと、セルラー・ネットワーク又は衛星ネットワークいずれかの特定のネットワークとを関連付ける処理を意味する。この登録は、そのネットワークが、モバイル・デバイスを認識し、認証し、管理することを許容し、モバイル・デバイスが、音声、テキスト、及びデータサービスにアクセスすることを可能にする。
【0084】
モバイル・スイッチングセンター(MSC)は、他の複数のサービスのみならず、複数の音声呼及びSMSをルーティングすることに責任を持つ、GSM/CDMAのための一次のサービス配信ノードを意味する。そのMSCは、呼、海外課金、及びリアルタイム・プリペイド口座監視の間、エンド・ツー・エンド接続、アドミニスターズ・モビリティ及びハンドオーバ要件を接続及び解放する。
【0085】
MSISDNは、モバイル・ステーション国際加入者ディレクトリ番号を意味し、発呼するモバイル・デバイス加入者が使えるように設定される。MSISDNは、モバイル又はセルラーホンのSIMカード(又はハードウェアで直接的にCDMA2000)に電話番号をマッピングすることであり、モバイル・デバイスに呼を接続するために、通常、ダイヤルされる番号である。SIMカードは、固有のIMSIを有し、変化しないが、MSIDNは、時間内(例えば、電話番号ポータビリティ)において変化することができる。
【0086】
OPIDはオペレーション識別を意味する。
【0087】
RCS(リッチ・コミュニケーション・サービス)は、SMSの置き換えを目的とし、複数のデバイス上の標準メッセージングに対して、より豊かな双方向の体験を提供する、通信プロトコルである。RCSは、高解像度写真共有、グループ・メッセージング、複数のレシートの読み取り、複数のインジケータのタイピング、及び、より多くをサポートする。RCSは、SMS及びMMSの進化として見ることが多く、テキストベース通信の、より魅力ある双方向形式の通信を提供する。
【0088】
衛星ネットワークは、地球を周回している複数の人工衛星を使用して、音声、データ、マルチメディア・サービスのための無線接続性を提供する通信システムを意味する。複数の衛星ネットワークは、広く分散された複数の場所の間、又は、セルラー・ネットワーク又は有線接続のような地上インフラが制限又は利用不可能な複数の地域において、通信を可能にするものである。衛星ネットワークでは、複数の信号が、地上ベースの送信機(地球ステーション又は地上ステーションとして知られている)から空間内の衛星に送信される。その衛星は、信号を受信し、それを増幅した後、そして、地球に戻すように再送信し、地球では、その信号は、他の地上ステーション又はユーザの衛星パラボラアンテナによって受信される。この通信プロセスは、しばしば、アップリンク(地球から衛星まで)とダウンリンク(衛星から地球へ)と呼ばれる。
【0089】
衛星プロキシ・ネットワークは、2つの異種ネットワークシステム(例えば、衛星及びセルラー)の間に存在して、複数の要求や応答を送受信させる、中間サーバ又はサーバの集合体を意味する。本発明に関して、衛星プロキシ・ネットワークは、複数のSMSメッセージを管理するための中間体として動作するが、MMS、RCSその他には限定されないが、他のタイプの複数のメッセージング・プロトコルを含むことができる。この衛星プロキシ・ネットワークは、セルラー・ネットワーク上の複数の着信メッセージを受信し、その接続を使用して、それらを宛先の衛星電話に転送する。逆に、衛星プロキシ・ネットワークは、また、衛星サービスから複数のメッセージを受信し、それらをセルラー・ネットワーク上の意図された受信者に送信する。両方のいずれの場合でも、衛星プロキシ・ネットワークは、通信を管理し、再ルーティングする。
【0090】
SMSはショート・メッセージ・サービスを意味する。SMSは、複数のユーザが、160文字を含むテキスト・メッセージ(中国語、アラビア語のような非ラテン・アルファベットを使用する言語の70文字)を送受信することを可能にする遠隔通信サービスである。SMSは、携帯電話に広く使用されている特徴があり、多くの複数の無線ネットワーク及び複数のデバイスによってサポートされる。SMSメッセージは、複数のセルラー・ネットワークを使用するストア・アンド・フォワード・システムを介して送信される。SMSが送信されると、それは受信者のモバイル・デバイスに送信される前に、ショート・メッセージ・サービスセンター(SMSC)に格納される。受信者のデバイスが利用不可能又は範囲外である場合、SMSCはメッセージを格納し、その後に配信しようと試みる。
【0091】
更新位置要求(UpdateLocationReq)は、複数のモバイル・ネットワーク、特にGSM(地球モバイル遠隔通信システム)ネットワーク及びUMTS(世界モバイル遠隔通信システム)ネットワークのコンテキストで使用されるメッセージ又は手順を意味する。このメッセージは、位置更新手順の一部であり、これは、加入者がネットワーク内を移動したり、又は、他のネットワークにロームするので、加入者の位置の追跡を維持するために必須である。更新位置要求は、モバイル・デバイスが位置更新を実行するとき、モバイル・スイッチングセンター/ビジター位置登録(MSC/VLR)からホーム位置登録(HLR)に、典型的に、送信される。更新位置要求は、様々な状況下で起こり得る。例えば、(a)モバイル・デバイスが新たな位置エリア(LA)に入り、新たな位置をネットワークに知らせる必要があるとき、(b)モバイル・デバイスが圏外になった後に、ターンオンしたり、ネットワーク・カバー・エリアに再入場したりするとき、(c)加入者の最新位置の記録を維持するために、ネットワークにより定期的な位置更新を要求される場合。更新位置要求メッセージの目的は、HLRに対して、加入者の新たな位置情報を用いて、その複数の記録の更新を要求することである。HLRは、要求が成功したか否かを示す、更新位置確認メッセージで応答する。位置更新に加えて、この手順は、モバイル・デバイスが正当な加入者であることを保証し、ネットワークへのアクセスを試みる不認可のデバイスではないことを保証するため、例えば、認証などの、他の複数の目的にも使用することができる。
【0092】
更新位置応答(UpdateLocationRsp)は、更新位置要求に応答して、HLRにより返送された、HLRにより返信されたメッセージを意味する。更新位置応答は、HLRがモバイル加入者ための位置情報を正常に更新したことを確認するものである。新たなMSCが更新位置応答を受信すると、そのMSCは加入者の位置情報が正確で最新のものであることを知ることができ、新たな位置エリア内で加入者にシームレスなモバイルサービスを提供することができる。
【0093】
ビジター位置登録(VLR)は、モバイル・オペレータのネットワークの特定のエリアに最近加入された携帯電話に関するデータを格納するデータベースを意味する。そのVLRは、その携帯電話が恒久的又は一時的な加入者であるかどうかを決定するため、ロームされた携帯電話加入者のトラック、及びHLRとの通信を維持する。
【0094】
VMSC、又はビジター位置登録・モバイル・スイッチングセンターは、カバレッジ・エリア内でローミングするモバイル・デバイスのオペレーションを管理するモバイル・ネットワークのインフラストラクチャの重要な構成要素である。モバイル・スイッチングセンター(MSC)は、GSM(モバイル通信用地球システム)のための一次サービス配信ノードであり、料金発券、ネットワーク・インタフェース、共通チャネル・シグナリングその他を担当する。モバイル・デバイスがローミングしている(すなわち、そのホーム・ネットワークの外側で操作している)とき、ビジター位置登録・モバイル・スイッチングセンター(VMSC)として知られているものにより、携帯電話は仕えられる。VMSCは、多数の機能を担う。例えば、(a)VMSCは、ネットワーク及びそのサービスにアクセスするため、ビジターのモバイル・デバイスの権利をチェックすること、(b)VMSCは、その管轄内のモバイル・デバイスに呼をルートすること、及び(c)VMSCは、そのネットワークがどこに呼をルートするのか知っていることを保証するため、モバイル・デバイスの位置更新を管理すること。本発明の文脈において、衛星プロキシ・ネットワークは、モバイル・デバイスのホーム位置登録(HLR)にVMSCとして登録する。このことは、モバイル・デバイスが衛星モードで動作しているときに、衛星プロキシ・ネットワークがモバイル・デバイスに関連するメッセージの送受信を管理することを許容する。
【0095】
上記に記載した利点、及び、前記開示から明らかな利点は、効率的に達成される。本発明の範囲から逸脱することなく、上記の構成において、特定の変更を行うことができるので、上記開示に含まれる、又は添付の図面に示される全ての事項は、限定的な意味ではなく、例示として解釈されることが意図される。この発明は、非セルラー・プラットフォーム(例えば、複数の衛星サービス)から発信されるメッセージングのためのセルラー・リダイレクション・サービスを可能とする。
【符号の説明】
【0096】
12・・・デバイス 13・・・衛星 14・・・衛星APIゲートウェイ 16・・・メッセージング・ゲートウェイ 18・・・セルラー・リダイレクト 20・・・データベース 24・・・衛星プロキシ 26・・・顧客ホーム位置登録(HLR) 28・・・顧客SMSC(ショート・メッセージ・サービスセンター) 34・・・衛星作動要求 36・・・SMS MT(モバイル着信)メッセージ 38・・・衛星作動要求 40・・・衛星登録 40・・・承認情報要求 42・・・承認確認 44а-44c・・・衛星作動確認 46・・・衛星作動要求 48・・・衛星作動化要求 50・・・衛星作動要求 52・・・承認情報要求 53・・・承認情報確認 54a・・・初期故障更新位置要求 54b・・・位置要求 56・・・加入者データ 58・・・応答 60・・・更新位置応答 61・・・例外エラー 64・・・不作動期間 66・・・パージモバイル・ステーション(MS) 70・・・取消登録 72・・・取消登録確認 74・・・取消衛星登録 76・・・応答 78・・・オフロード要求 80・・・オフロード 82・・・SMS 84・・・配信ゲートウェイ 86・・・オフロード・キュー応答 88・・・TDR課金記録 92・・・SMSMT 94・・・SMSMOメッセージ
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
【手続補正書】
【提出日】2023-09-20
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0016】
図7は、本発明の一実施形態によるプロセスの概略図である。
図8は、本発明の一実施形態によるプロセスの概略図である。
図9は、本発明の一実施形態によるプロセスの概略図である。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0065
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0065】
8を参照すると、セルラー・リダイレクト・サーバー32は、各イベント(更新位置要求34、更新位置応答35、取消位置要求55、取消位置応答56)のためのGRPCメッセージを、TDRプロセス64へ送信する。TDRプロセス64は、デバッグ/リサーチのために、定期的に情報をログを取る。TDR64からのこれらのイベント詳細は、必要に応じて、課金目的のために、課金及び分析ポータル66によって読み取ることができる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0068
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0068】
9は、衛星モード75とセルラーモード76との間を切り替えるセレクタ74を有する、ハイブリッド衛星デバイス12を示す。衛星モード75又はセルラーモード76のいずれにおいても、ハイブリッド衛星デバイス12は、同じMISIDNを有する。衛星サービスプロバイダ72は、衛星モード75に切り替えられると、キュー14にゼロバイトSMSを送信し、キュー14によって受信されたゼロバイトSMSは、ゲートウェイ16によって受信される。ゲートウェイは、ゼロバイトSMSから導出された一意の15桁のIMEIをENUMシステム18に送信する。このENUM(E.164番号マッピングの省略語である)は、インターネット上の他のリソースへ、E.164電話番号をマップする、電気通信に使用されるプロトコルである。E.164は、PSTN(公衆交換電話網)及びいくつかの他のデータネットワークで使用される国際公衆電気通信ナンバリング・プランを定義するITU-T勧告である。ENUMシステム18は、IMSI、MSISDN及びOPIDをゲートウェイ16に返信する。ゲートウェイ16は、ENUMシステム18から受信したIMSI、MSISDN及びOPIDを含むAPI30にJSONペイロードを送信する。API30及びセル・リダイレクト32は、中間ネットワーク71を構成する。この中間ネットワーク71は、デバイス12とHLR22を登録する。中間ネットワーク71は、インバウンドSMS30メッセージを受信し、それらを、中間ネットワーク71、衛星接続77を介して、衛星サービスプロバイダ72に返信する。このようにして、ハイブリッド・デバイス12は、中間ネットワーク71を通じて送られるSMSメッセージを依然として受信しながら、衛星モード75とセルモード76との間をシームレスに切り替えることができる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正の内容】
図1
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正の内容】
図2
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正の内容】
図3
【手続補正7】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正の内容】
図4
【手続補正8】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正の内容】
図5
【手続補正9】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正の内容】
図6
【手続補正10】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正の内容】
図7
【手続補正11】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図8
【補正方法】変更
【補正の内容】
図8
【手続補正12】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図9
【補正方法】変更
【補正の内容】
図9
【手続補正13】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図10
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正14】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図11
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正15】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図12
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正16】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図13
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正17】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図14
【補正方法】削除
【補正の内容】
【外国語明細書】