(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024116369
(43)【公開日】2024-08-27
(54)【発明の名称】情報伝送方法及び端末機器
(51)【国際特許分類】
H04W 72/25 20230101AFI20240820BHJP
H04W 92/18 20090101ALI20240820BHJP
H04W 28/04 20090101ALI20240820BHJP
H04W 52/02 20090101ALI20240820BHJP
H04W 72/0446 20230101ALI20240820BHJP
【FI】
H04W72/25
H04W92/18
H04W28/04 110
H04W52/02 110
H04W72/0446
【審査請求】有
【請求項の数】15
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2024097127
(22)【出願日】2024-06-17
(62)【分割の表示】P 2022558311の分割
【原出願日】2021-03-26
(31)【優先権主張番号】202010231316.7
(32)【優先日】2020-03-27
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.WCDMA
(71)【出願人】
【識別番号】517372494
【氏名又は名称】維沃移動通信有限公司
【氏名又は名称原語表記】VIVO MOBILE COMMUNICATION CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】No.1, vivo Road, Chang’an, Dongguan,Guangdong 523863, China
(74)【代理人】
【識別番号】100102532
【弁理士】
【氏名又は名称】好宮 幹夫
(74)【代理人】
【識別番号】100194881
【弁理士】
【氏名又は名称】小林 俊弘
(74)【代理人】
【識別番号】100215142
【弁理士】
【氏名又は名称】大塚 徹
(72)【発明者】
【氏名】紀 子超
(72)【発明者】
【氏名】彭 淑燕
(57)【要約】 (修正有)
【課題】サイドリンク通信に対応するUE間の伝送の信頼性を向上させる情報伝送方法及び端末機器を提供する。
【解決手段】通信システムにおいて、第1端末機器に応用される情報伝送方法であって、第1端末機器と少なくとも1つの第2端末機器の各々との間でサイドリンク伝送が行われる場合において、周期的報告の条件又は所定のトリガ条件が満たされると、各第2端末機器がサイドリンク伝送を行うために使用可能な補助情報を該少なくとも1つの第2端末機器に伝送する。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1端末機器に応用される情報伝送方法であって、
所定のトリガ条件が満たされると、少なくとも1つの第2端末機器に補助情報を伝送するステップを含み、前記補助情報は、前記少なくとも1つの第2端末機器がサイドリンク伝送を行うために用いられており、
所定のトリガ条件が満たされると、少なくとも1つの第2端末機器に補助情報を伝送する前記ステップの前に、
前記少なくとも1つの第2端末機器から送信される第2トリガシグナリングを受信すると、前記所定のトリガ条件が満たされると判定するステップをさらに含み、前記第2トリガシグナリングは、前記少なくとも1つの第2端末機器に前記補助情報を伝送するように前記第1端末機器に指示するために用いられる、情報伝送方法。
【請求項2】
少なくとも1つの第2端末機器に補助情報を伝送する前記ステップは、
目標伝送期間内で、前記少なくとも1つの第2端末機器に補助情報を伝送するステップを含み、前記目標伝送期間の決定方法は、
制御ノードによる構成を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第2トリガシグナリングは、
否定応答NACKメッセージと間欠送信DTXのうちの少なくとも1つが継続的に検出されるという条件、
優先度が優先度閾値よりも高い又はサービス品質QoSがQoS閾値よりも高い伝送ブロックTBを送信する前という条件、
前記第1端末機器との第1測定値が第1測定閾値よりも小さく、前記第1測定値は参照信号受信電力RSRP測定値と距離測定値のうちの少なくとも1つを含むという条件、の少なくとも1つが満たされる場合に、前記少なくとも1つの第2端末機器によって送信される、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記第2トリガシグナリングは前記少なくとも1つの第2端末機器によって所定の時間間隔で送信され、前記所定の時間間隔は時間間隔閾値よりも小さくなる、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
所定のトリガ条件が満たされると、少なくとも1つの第2端末機器に補助情報を伝送する前記ステップは、
前記所定のトリガ条件が満たされると、前記少なくとも1つの第2端末機器に前記補助情報を半持続的に又は非周期的に伝送するステップを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記補助情報は、リソースセット指示、リソース再選択指示、復調参照信号DMRSパターン指示、DMRSポート数指示、DMRSポート番号指示、送信電力指示、変調符号化方式MCS指示、HARQフィードバックアクティブ化指示、及びHARQフィードバックタイプ指示の少なくとも1つを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
少なくとも1つの第2端末機器に補助情報を伝送する前記ステップは、
第1シグナリングによって前記少なくとも1つの第2端末機器に前記補助情報を伝送するステップを含む、請求項5に記載の方法。
【請求項8】
前記第1シグナリングはさらに、
前記補助情報がリソースセット指示を含む場合でのリソースセット指示方法、
前記第1シグナリングが前記補助情報の伝送に用いられることを指示するためのシグナリング識別子、
前記第1端末機器の識別子、
前記少なくとも1つの第2端末機器の識別子、の少なくとも1つを搬送するために用いられる、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
第2端末機器に応用される情報伝送方法であって、
所定のトリガ条件が満たされる場合に第1端末機器によって伝送される補助情報を受信するステップを含み、前記補助情報はサイドリンク伝送を行うために用いられており、
補助情報を受信する前記ステップの前に、
前記第1端末機器にトリガシグナリングを送信するステップをさらに含み、前記トリガシグナリングは、前記第2端末機器に前記補助情報を伝送するように前記第1端末機器に指示するために用いられる、情報伝送方法。
【請求項10】
前記補助情報は、リソースセット指示、リソース再選択指示、復調参照信号DMRSパターン指示、DMRSポート数指示、DMRSポート番号指示、送信電力指示、変調符号化方式MCS指示、HARQフィードバックアクティブ化指示、及びHARQフィードバックタイプ指示の少なくとも1つを含む、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記第1端末機器にトリガシグナリングを送信する前記ステップは、
否定応答NACKメッセージと間欠送信DTXのうちの少なくとも1つが継続的に検出されるという条件、
優先度が優先度閾値よりも高い又はサービス品質QoSがQoS閾値よりも高い伝送ブロックTBを送信する前という条件、
前記第1端末機器との第1測定値が第1測定閾値よりも小さく、前記第1測定値は参照信号受信電力RSRP測定値と距離測定値のうちの少なくとも1つを含むという条件、の少なくとも1つが満たされる場合に、前記第1端末機器に前記トリガシグナリングを送信するステップをさらに含む、請求項9に記載の方法。
【請求項12】
前記第1端末機器にトリガシグナリングを送信する前記ステップは、
前記第1端末機器にトリガシグナリングを所定の時間間隔で送信するステップを含み、前記所定の時間間隔は時間間隔閾値よりも小さくなる、請求項9に記載の方法。
【請求項13】
前記補助情報がリソースセット指示を含む場合、前記リソースセット指示は時間領域リソース指示と周波数領域リソース指示のうちの少なくとも1つを含み、
前記時間領域リソース指示は、リソースセット内の時間領域リソースの周期、オフセット、長さ、粒度、及びリソース指示方式のうちの少なくとも1つを指示するために用いられ、前記周波数領域リソース指示は、リソースセット内の周波数領域リソースのオフセット、長さ、粒度、及びリソース指示方式のうちの少なくとも1つを指示するために用いられる、請求項10に記載の方法。
【請求項14】
補助情報を受信する前記ステップは、
前記補助情報が搬送される第1シグナリングを受信するステップを含む、請求項9に記載の方法。
【請求項15】
メモリと、プロセッサと、前記メモリに記憶され、前記プロセッサによって実行可能なコンピュータプログラムとを備え、前記コンピュータプログラムが前記プロセッサによって実行されると、請求項1から8のいずれか1項に記載の方法のステップが実現され、又は前記コンピュータプログラムが前記プロセッサによって実行されると、請求項9から14のいずれか1項に記載の方法のステップが実現される、端末機器。
【発明の詳細な説明】
【関連出願の相互参照】
【0001】
本発明は、2020年03月27日に中国特許局に提出された、出願番号202010231316.7、発明の名称「情報伝送方法及び端末機器」の中国特許出願の優先権を主張し、その全ては参照によって本発明に組み込まれる。
【技術分野】
【0002】
本発明は、通信分野に関し、特に、情報伝送方法及び端末機器に関する。
【背景技術】
【0003】
現在、ロングタームエボリューション(Long Term Evolution,LTE)システムは、サイドリンク(側リンク、二次リンク又は辺リンク等とも呼ばれるSidelink,SL)伝送をサポートしている。
図1に示すように、SLは、ユーザ機器(User Equipment,UE)間でネットワーク機器を介さずにデータを直接伝送するために用いられる。
【0004】
SL通信のいくつかのシナリオ、例えば、(1)サイドリンクにおける受信側(Receive,RX)UEと送信側(Transmit,TX)UEがハーフデュプレックス方式でセッション通信を行う時、ハーフデュプレックス通信モードの制限により、RX UEは同時に送受信できない、(2)サイドリンクにおけるRX UEが複数のTX UEからの物理サイドリンク共有チャネル(Physical Sidelink Share Channel,PSSCH)を受信し、且つ該複数のPSSCH伝送によって物理サイドリンクフィードバックチャネル(Physical Sidelink Feedback Channel,PSFCH)をフィードバックする時、異なるPSSCH伝送に対応するPSFCHが同じPSFCH機会(occasion)に当たる場合には、UE能力又は電力制御の制限により、RX UEは複数のPSFCHを同時に送信できないことがある、等のシナリオについては、シナリオに存在する制限又はいくつかのハードウェア条件の制約によって、サイドリンク伝送の信頼性が低下してしまうことがある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の実施例が解決しようとする技術的問題の1つは、サイドリンク通信に対応するUE間の伝送の信頼性が低いことである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1側面において、本発明の実施例は、第1端末機器に応用される情報伝送方法であって、周期的報告の条件又は所定のトリガ条件が満たされると、少なくとも1つの第2端末機器に補助情報を伝送するステップを含み、前記補助情報は、前記少なくとも1つの第2端末機器がサイドリンク伝送を行うために用いられる、情報伝送方法を提供する。
【0007】
第2側面において、本発明の実施例は、周期的報告の条件又は所定のトリガ条件が満たされる場合に、少なくとも1つの第2端末機器に補助情報を伝送するための伝送モジュールを備え、前記補助情報は、前記少なくとも1つの第2端末機器がサイドリンク伝送を行うために用いられる、第1端末機器を提供する。
【0008】
第3側面において、本発明の実施例は、第2端末機器に応用される情報伝送方法であって、周期的報告の条件又は所定のトリガ条件が満たされる場合に第1端末機器によって伝送される補助情報を受信するステップを含み、前記補助情報はサイドリンク伝送を行うために用いられる、情報伝送方法を提供する。
【0009】
第4側面において、本発明の実施例は、周期的報告の条件又は所定のトリガ条件が満たされる場合に第1端末機器によって伝送される補助情報を受信するための受信モジュールを備え、前記補助情報はサイドリンク伝送を行うために用いられる、第2端末機器を提供する。
【0010】
第5側面において、本発明の実施例は、メモリと、プロセッサと、前記メモリに記憶され、前記プロセッサによって実行可能なコンピュータプログラムとを備え、前記コンピュータプログラムが前記プロセッサによって実行されると、第1側面の実施例に記載の方法のステップが実現され、又は前記コンピュータプログラムが前記プロセッサによって実行されると、第3側面の実施例に記載の方法のステップが実現される端末機器を提供する。
【0011】
第6側面において、本発明の実施例は、コンピュータプログラムが記憶されており、前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されると、第1側面の実施例に記載の方法のステップが実現され、又は前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されると、第3側面の実施例に記載の方法のステップが実現されるコンピュータ可読記憶媒体を提供する。
【発明の効果】
【0012】
本発明の実施例において、第1端末機器と少なくとも1つの第2端末機器の各々との間でサイドリンク伝送が行われる場合には、周期的報告の条件又は所定のトリガ条件が満たされると、各第2端末機器がサイドリンク伝送を行うために使用可能な補助情報を該少なくとも1つの第2端末機器に伝送することで、サイドリンク伝送の信頼性を向上する目的を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
本明細書で説明された図面は本発明をさらに理解させ、本発明の一部を構成するためのものであり、本発明の例示的実施例及びその説明は本発明を解釈するためのものであり、本発明を不適切に限定する意図がない。図面の説明を次に記載する。
【
図1】本発明の実施例に係る情報伝送方法の手順模式図である。
【
図2】本発明の実施例に係るリソースセット指示の模式図である。
【
図3】本発明の実施例に係る別のリソースセット指示の模式図である。
【
図4】本発明の実施例に係る第1端末機器が補助情報の伝送を自発的にトリガする1つのシナリオの模式図である。
【
図5】本発明の実施例に係る第1端末機器が補助情報の伝送を自発的にトリガする第2シナリオの模式図である。
【
図6】本発明の実施例に係る第1端末機器が補助情報の伝送を自発的にトリガする第3シナリオの模式図である。
【
図7】本発明の実施例に係る第2の情報伝送方法の手順模式図である。
【
図8】本発明の実施例に係る第1端末機器の構造模式図である。
【
図9】本発明の実施例に係る第2端末機器の構造模式図である。
【
図10】本発明の実施例に係る端末機器の構造模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下において、本発明の実施例における図面を参照しながら、本発明の実施例における技術的解決手段を明確に、完全に説明し、当然ながら、説明される実施例は本発明の実施例の一部であり、全ての実施例ではない。本発明における実施例に基づき、当業者が創造的な労力を要することなく得られた他の全ての実施例は、いずれも本発明の保護範囲に属するものとする。
【0015】
本発明の技術的解決手段は、例えば、モバイル通信用グローバルシステム(Global System of Mobile communication,GSM)、符号分割多元接続(Code Division Multiple Access,CDMA)システム、広帯域符号分割多元接続(Wideband Code Division Multiple Access,WCDMA)、汎用パケット無線サービス(General Packet Radio Service,GPRS)、ロングタームエボリューション/ロングタームエボリューションアドバンスド(Long Term Evolution Advanced,LTE-A)、NR等、様々な通信システムに適用し得る。
【0016】
ユーザ機器UEは、端末機器(Mobile Terminal)、モバイルユーザ機器等とも呼ばれ、無線アクセスネットワーク(Radio Access Network,RAN)を介して1つ又は複数のコアネットワークと通信可能であり、ユーザ機器は、モバイル電話(又は「セルラ」電話とも呼ばれる)及び端末機器を有するコンピュータ等の端末機器であってもよく、例えば、無線アクセスネットワークと言語及び/又はデータを交換する携帯型、ポータブル型、ハンドヘルド型、コンピュータ内蔵の又は車載のモバイル装置であってもよい。
【0017】
ネットワーク機器は基地局とも呼ばれ、GSM又はCDMAにおける基地局(Base Transceiver Station,BTS)であってもよく、WCDMAにおける基地局(NodeB)であってもよく、さらにLTEにおける発展型基地局(evolutional Node B又はeNB又はe-NodeB)及び5G基地局(gNB)であってもよい。
【0018】
以下において、図面を参照しながら、本発明の各実施例で提供される技術的解決手段を詳細に説明する。
【0019】
図1に示すように、本発明の実施例は、少なくとも1つの第2端末機器の各々とサイドリンク伝送を行う第1端末機器によって実行される情報伝送方法を提供し、該方法は以下のプロセスステップを含む。
【0020】
ステップ101で、周期的報告の条件又は所定のトリガ条件が満たされると、少なくとも1つの第2端末機器に補助情報を伝送し、ここで補助情報は、少なくとも1つの第2端末機器がサイドリンク伝送を行うために用いられる。
【0021】
本発明の実施例において、第1端末機器と少なくとも1つの第2端末機器の各々との間でサイドリンク伝送が行われる場合には、周期的報告の条件又は所定のトリガ条件が満たされると、各第2端末機器がサイドリンク伝送を行うために使用可能な補助情報を該少なくとも1つの第2端末機器に伝送することで、サイドリンク伝送の信頼性を向上する目的を達成することができる。
【0022】
なお、上記第1端末機器は1つ、複数、1組又は複数組の第2端末機器に上記補助情報を伝送することができ、例えば、報告又はブロードキャストによって該少なくとも1つの第2端末機器に送信することができることが理解される。該補助情報は、上記少なくとも1つの第2端末機器がサイドリンク伝送のためのリソース選択又はパラメータ調整を行うために使用可能である。
【0023】
説明すべきことは、上記第2端末機器がモード2(Mode2)のリソース割り当て方式を用いた場合、即ち、UEが自律的に選択するリソース割り当て方式を用いた場合には、異なるTX UE間のリソース選択衝突が発生し得、上記補助情報はリソース衝突の問題を部分的に解決するために使用可能である点である。
【0024】
選択的に、本発明の実施例の情報伝送方法において、上記補助情報は、リソースセット指示、リソース再選択指示、復調参照信号(Demodulation Reference Signal,DMRS)パターン指示、DMRSポート数指示、DMRSポート番号指示、送信電力指示、変調符号化方式(Modulation and Coding Scheme,MCS)指示、ハイブリッド自動再送要求(Hybrid Automatic Repeat Request,HARQ)フィードバックアクティブ化指示、及びHARQフィードバックタイプ指示の少なくとも1つを含むが、これらに限らない。
【0025】
説明すべきことは、上記補助情報は少なくとも、リソースセットに対応する時間領域リソース、リソースセットに対応する周波数領域リソース、及びリソースセットに対応して分割された複数のサブリソースセットのうちの少なくとも1つを指示するためのリソースセット指示を含まなければならない点である。こうして、各第2端末機器がサイドリンク伝送を行う際のリソース選択を支援することができ、それによって、サイドリンク伝送が行われるUE間の伝送の信頼性を向上する。さらに、上記補助情報はリソースセット指示に加えて、リソース再選択指示、DMRSパターン指示、DMRSポート数指示、DMRSポート番号指示、送信電力指示、MCS指示、HARQフィードバックアクティブ化指示、及びHARQフィードバックタイプ指示のうちの少なくとも1つをさらに含んでもよい。
【0026】
第1端末機器は、第1端末機器がチャネル推定を行う複雑さを低減するように、DMRSパターン指示によって、少なくとも1つの第2端末機器が高密度のDMRSを送信するように制限してもよく、或いは、オーバヘッドを低減するように、少なくとも1つの第2端末機器が低密度のDMRSを送信するように制限してもよい。
【0027】
HARQフィードバックタイプ指示が、ブロードキャスト伝送されるHARQフィードバックタイプを指示するために用いられる場合、1)全てのRX UEがPSFCHリソースを共有し、且つUEが否定応答(Negative Acknowledgement,NACK)のみをフィードバックする、2)RX UEが異なるPSFCHリソースを占有し、RX UEがそれぞれのリソース上で肯定応答(ACK)又はNACKをフィードバックする、の2種類のフィードバック形式を含むが、これらに限らない。選択的に、本発明の実施例の情報伝送方法において、上記補助情報がリソースセット指示を含む場合、該リソースセット指示は時間領域リソース指示と周波数領域リソース指示のうちの少なくとも1つを含む。
【0028】
上記時間領域リソース指示は、リソースセット内の時間領域リソースの周期、オフセット(offset)、長さ、粒度、及びリソース指示方式のうちの少なくとも1つを指示するために用いられる。
【0029】
選択的に、上記時間領域リソース指示の粒度(granularity)は、スロット(Slot(s))、サブスロット(sub-slot(s))、PSFCH occasionの長さ、PSFCH周期、絶対的時間間隔(absolute time duration)の少なくとも1つを含んでもよいが、これらに限らない。上記時間領域リソース指示のオフセットは、システムフレーム番号(System frame number,SFN)#0、D2Dフレーム番号(Direct Frame Number,DFN)#0、リソースプール(pool)の開始位置の少なくとも1つを含んでもよいが、これらに限らない。上記時間領域リソース指示方式としては、周期、オフセット、長さ、粒度等の細かい形式で指示してもよく、具体的には
図2に示すように、スロット粒度を例とする。該時間領域リソース指示方式は、さらにビットマップ(bitmap)の形式であってもよく、即ち、簡単で柔軟な形式でbitmapの長さ、開始位置、及びbitmapによって指示される時間領域粒度の少なくとも1つを指示してもよいが、これらに限らない。
【0030】
上記周波数領域リソース指示は、リソースセット内の周波数領域リソースのオフセット、長さ、粒度、及びリソース指示方式のうちの少なくとも1つを指示するために用いられる。
【0031】
選択的に、上記周波数領域リソース指示の粒度は、物理リソースブロック(Physical Resource Block,PRB)、サブキャリア(subcarrier)、リソースプール長さ(pool length)、サブチャネル(subchannel)、コンポーネントキャリア(Component Carrier,CC)、帯域幅(band)、及び絶対的周波数領域幅の少なくとも1つを含んでもよいが、これらに限らない。上記周波数領域リソース指示のオフセットは、PRB0、共通リソースブロック(Common Resource Block,CRB)0、point A、poolの開始位置、帯域幅パート(Bandwidth Part,BWP)開始位置の少なくとも1つを含んでもよいが、これらに限らない。上記周波数領域リソース指示方式としては、オフセット、長さ、粒度等の細かい形式で指示してもよく、具体的には
図2に示すように、サブチャネル粒度を例とする。該周波数領域リソース指示方式は、さらにbitmapの形式であってもよく、即ち、簡単で柔軟な形式でbitmapの長さ、開始位置、及びbitmapによって指示される周波数領域粒度の少なくとも1つを指示してもよいが、これらに限らない。
【0032】
選択的に、上記時間領域リソース指示及び周波数領域リソース指示のパラメータは、事前構成、プロトコルによる規定、制御ノードによる構成(例えば、上位層シグナリングである無線リソース制御(Radio Resource Control,RRC)、PC5-RRC、PC5-S等によって構成される)、制御ノードの動的指示(例えば、ダウンリンク制御情報(Downlink Control Information,DCI)、サイドリンク制御情報(Sidelink Control Information,SCI)、メディアアクセス制御部(Medium Access Control-Control Element,MAC CE)等によって指示される)、補助ノードの動的指示、所定のルールによる、の1つによって得ることができる。
【0033】
選択的に、本発明の実施例の情報伝送方法において、上記補助情報がリソースセット指示を含み且つリソースセットが複数のサブリソースセットに分割された場合、上記リソースセット指示はサブリソースセット指示を含む。
【0034】
サブリソースセット指示は、サブリソースセットに対応する時間領域粒度、周波数領域粒度、時間領域開始位置、周波数領域開始位置、時間領域の長さ、周波数領域の長さ、時間領域の周期、周波数領域の周期、及びサブリソースセット指示方法のうちの少なくとも1つを指示するために用いられる。時間領域の長さは、サブリソースセットの数又はサブリソースセットの時間領域の数を指してもよく、周波数領域の長さは、サブリソースセットの数又はサブリソースセットの周波数領域の数を指してもよい。
【0035】
選択的に、サブリソースセットの時間周波数リソースの分割は、事前構成、プロトコルによる規定、制御ノードによる構成、制御ノードの動的指示、所定のルールによる、の1つによって実現することができる。
【0036】
選択的に、本発明の実施例の情報伝送方法において、bitmapの形式でサブセットに基づくリソース指示を行ってもよい。bitmap符号化は、まず時間領域それから周波数領域の順序で行われてもよいし、又はまず周波数領域それから時間領域の順序で行われてもよい。
図3に示すように、リソースセットは4つのサブリソースセットに分割され、且つ指示されるリソースは#1と#4のサブリソースセット内に含まれる場合、bitmapは、まず時間領域それから周波数領域の順序で1001として符号化してもよく、ここで1はリソースを含むことを表し、0はリソースを含まないことを表す。当然ながら、本発明の他の実施例において、1でリソースを含なないことを表し、0でリソースを含むことを表してもよい。
【0037】
選択的に、本発明の実施例の情報伝送方法において、上記ステップ101は一方では、周期的報告の条件が満たされる場合に、少なくとも1つの第2端末機器に補助情報を伝送するように実施してもよい。つまり、第1端末機器は少なくとも1つの第2端末機器に該補助情報を定期的に自発的に伝送してもよい。第1端末機器の周期的報告は、下記方式(1)~(3)の1つによって実現することができる。
(1)事前構成。
(2)制御ノードによる構成。
該制御ノードは、例えば、基地局等のネットワーク機器、及び、あるUEパケット内のパケットヘッダUE、リレー(relay)UE、路側機(Road Side Unit,RSU)等のスケジューリング機能を有する端末機器を含んでもよい。
(3)プロトコルによる規定。
【0038】
さらに選択的に、上記方式の1つによって補助情報の周期的報告を実現するための周期及び/又はリソースを決定してもよい。
【0039】
選択的に、本発明の実施例の情報伝送方法において、上記ステップ101は他方では、所定のトリガ条件が満たされる場合に、少なくとも1つの第2端末機器に補助情報を伝送するように実施してもよい。つまり、第1端末機器は受動的に少なくとも1つの第2端末機器に該補助情報を伝送するようにトリガされてもよく、これにより、無駄なシグナリングオーバヘッドを回避する。異なる方法によって、現在、補助情報を伝送する所定のトリガ条件に達したか否かを判定することができる。トリガ条件が満たされるか否かを判定する方法として、下記の具体的な実施例が含まれるが、これらに限らない。
【0040】
具体的な実施例1
該具体的な実施例1において、制御ノードから送信される第1トリガシグナリングを受信すると、所定のトリガ条件が満たされると判定し、第1トリガシグナリングは、少なくとも1つの第2端末機器に補助情報を伝送するように第1端末機器に指示するために用いられる。つまり、制御ノードのトリガによって、補助情報の伝送を行ってもよい。
【0041】
上記第1トリガシグナリングは物理層シグナリング又は上位層シグナリングであってもよく、DCIシグナリング、MAC CEシグナリング、RRCシグナリングを含むが、これらに限らない。選択的に、該第1トリガシグナリングがRRCシグナリングである場合、該RRCシグナリングはさらに、該補助情報をいつ伝送するかを明確にするように、上記補助情報の伝送期間を構成するために用いられてもよい。
【0042】
さらに選択的に、上記第1トリガシグナリングは目標指示ドメインを含み、目標指示ドメインは、少なくとも1つの第2端末機器に補助情報を伝送するように第1端末機器に指示するために用いられる。該目標指示ドメインは、第1トリガシグナリングにおける固定ドメインであってもよく、例えば、第1トリガシグナリングにおける独立したドメインであってもよいし、又は他の指示ドメインとジョイント符号化するドメインであってもよい。
【0043】
選択的に、上記第1トリガシグナリングがDCIシグナリングである場合、該第1トリガシグナリングは下記(1)~(2)の1つを含んでもよい。
(1)目標ダウンリンク制御情報DCIフォーマットを用いたDCIシグナリング。
つまり、該第1トリガシグナリングは、新しいDCI formatを有するシグナリングであってもよい。
(2)目標無線ネットワーク一時識別子(Radio Network Temporary Identifier,RNTI)を用いてスクランブルされたDCIシグナリング。
つまり、該第1トリガシグナリングは、特定のRNTIを用いてスクランブルされたDCIシグナリングであってもよい。
【0044】
具体的な実施例2
該具体的な実施例2において、少なくとも1つの第2端末機器から送信される第2トリガシグナリングを受信すると、所定のトリガ条件が満たされると判定し、第2トリガシグナリングは、少なくとも1つの第2端末機器に補助情報を伝送するように第1端末機器に指示するために用いられる。つまり、該第1端末機器とサイドリンク伝送を行う端末機器のトリガによって、補助情報の伝送を行ってもよく、無駄なシグナリングオーバヘッドを回避する。
【0045】
上記第2トリガシグナリングは、MAC CEシグナリング、SCIシグナリング、RRCシグナリングであってもよい。SCIシグナリングの場合は、例えば、2nd stage SCIにおける特定のドメイン又は再利用ドメインによってトリガしてもよい。RRCシグナリングの場合は、例えば、Sidelinkリンクインタフェース(PC5インタフェースとも呼ばれる)RRCによってトリガする。
【0046】
さらに選択的に、該具体的な実施例2を基に、少なくとも1つの第2端末機器に補助情報を伝送する上記ステップは、目標伝送期間内で、少なくとも1つの第2端末機器に補助情報を伝送するように実施してもよい。目標伝送期間の決定方法は、第2トリガシグナリングによる指示、プロトコルによる規定、制御ノードによる構成、事前構成、の1つを含む。
【0047】
なお、該第1端末機器とサイドリンク伝送を行う端末機器によってトリガされる方法については、対応する補助情報を少なくとも1つの第2端末機器にタイムリーに提供し、サイドリンク伝送の効率を確保するように、補助情報を伝送する期間をさらに限定してもよいことが理解される。選択的に、上記目標伝送期間は、第2トリガシグナリングを受信した後の1つ又は複数の時間単位内としてもよく、ここで時間単位は、slot(s)、sub-slot(s)、論理的スロット(Logical slot(s))、論理的サブスロット(Logical sub-slot(s))、PSFCH周期、PSFCH occasion、絶対的時間の少なくとも1つであってもよいが、これらに限らない。
【0048】
選択的に、本発明の実施例の情報伝送方法において、上記第2トリガシグナリングは、下記条件(1)~(3)の少なくとも1つが満たされる場合に少なくとも1つの第2端末機器によって送信される。
(1)NACKメッセージ及び/又は間欠送信(Discontinuous Transmission,DTX)のうちの少なくとも1つが継続的に検出される。例えば、検出されたNACKメッセージの数及び/又はDTXの数が閾値を超えると、補助情報を伝送することができ、該閾値はプロトコルによって定義された値、事前に構成された値、又は制御ノードによって構成された値であってもよい。
(2)優先度が優先度閾値よりも高い又はサービス品質(Quality of Service,QoS)がQoS閾値よりも高い伝送ブロック(Transport Block,TB)を送信する前である。該優先度閾値又はQoS閾値は事前に構成されてもよいし、プロトコルによって規定されてもいし、又は制御ノードによって構成されてもよい。該QoS閾値は、信頼性(reliability)閾値又は遅延(latency)閾値を含んでもよい。
(3)第1端末機器との第1測定値が第1測定閾値よりも小さく、ここで第1測定値は参照信号受信電力(Reference Signal Received Power,RSRP)測定値と距離測定値のうちの少なくとも1つを含む。該第1測定閾値は事前に構成されてもよいし、プロトコルによって規定されてもいし、又は制御ノードによって構成されてもよい。
【0049】
選択的に、上記第2トリガシグナリングは少なくとも1つの第2端末機器によって所定の時間間隔で送信され、所定の時間間隔は時間間隔閾値よりも小さくなる。こうして、第1端末機器が、補助情報をリクエストするための、対応する第2端末機器によって開始されるトリガシグナリングを頻繁に受信することがないように保証することができ、つまり、単位時間内に第2端末機器によって送信されるトリガシグナリングの頻度が高すぎることが好ましくない。
【0050】
上記頻度閾値は事前に構成されてもよいし、プロトコルによって規定されてもいし、又は制御ノードによって構成されてもよい。さらに選択的に、該頻度閾値は、目標チャネルビジー率(Channel Busy Ratio,CBR)又は目標占有率(Occupancy Ratio,CR)に関連付けられてもよく、つまり、異なるCBR range(範囲)又はCR rangeについて、対応する頻度閾値を個別に構成する。
【0051】
具体的な実施例3
該具体的な実施例3において、所定のトリガ条件が満たされると、少なくとも1つの第2端末機器に補助情報を伝送するステップの前に、第1端末機器は自ら所定のトリガ条件が満たされるか否かを判断してもよく、上記所定のトリガ条件は下記(1)~(5)の少なくとも1つを含むが、これらに限らない。
【0052】
(1)少なくとも1つの第2端末機器の各々との第2測定値が第2測定閾値よりも小さく、ここで第2測定値はRSRP測定値と距離測定値のうちの少なくとも1つを含む。該第2測定閾値は事前に構成されてもよいし、プロトコルによって規定されてもいし、又は制御ノードによって構成されてもよい。
【0053】
(2)PC5インタフェースに基づく少なくとも1つの無線リソース制御RRC接続を有する。つまり、第1端末機器は、それとPC5-RRC接続が確立された少なくとも1つの第2端末機器に補助情報を伝送することができ、
図4に示すように、UE-AはそれぞれUE-B、UE-CとPC5-RRC接続が確立された場合、該UE-AはそれぞれUE-B、UE-Cに補助情報を伝送することができる。
【0054】
選択的に、該第1端末機器は、それとPC5-RRC接続が確立された少なくとも1つの第2端末機器に補助情報を伝送することができ、それとのPC5-RRC接続が初めて確立された第2端末機器に補助情報を伝送する場合も含まれる。つまり、第1端末機器とPC5-RRC接続が確立された第2端末機器のうち、第1端末機器との接続が初めて確立された第2端末機器もあれば、該第1端末機器との接続確立が初めてではない第2端末機器もある。この場合、該第1端末機器とのPC5-RRC接続が初めて確立された第2端末機器のみに補助情報を伝送してもよいし、又は該第1端末機器とPC5-RRC接続が確立された各第2端末機器に補助情報を周期的に伝送してもよいし、さらに各第2端末機器にいつ補助情報を伝送するかを該第1端末機器によって決定してもよい。
【0055】
(3)占有されたリソース数、事前占有されたリソース数、又は予約されたリソース数がリソース数閾値よりも大きく、前記リソースは時間領域リソース及び/又は周波数領域リソースを含んでもよい。一例において、
図5に示すように、UE-Aは、占有される時間領域リソースが所定数(即ちリソース閾値)に達する毎に、UE-Bに補助情報を伝送するようにトリガされる。
【0056】
該リソース閾値は、1つの時間ウィンドウにおける占有比であり、該時間ウィンドウの長さは事前に構成されてもよいし、プロトコルによって規定されてもいし、又は制御ノードによって構成されてもよい。また、該時間ウィンドウが到来する前の1つ又は複数の時間単位内で、補助情報を伝送してもよい。
【0057】
(4)ハイブリッド自動再送要求HARQフィードバックの衝突が検出される。
図6に示すように、UE-B及びUE-CのPSSCHを受信したことがUE-Aによって検出され、且つUE-B及びUE-CのPSSCHに対応するPSFCHが同一のPSFCH occasionに当たるが、UE-A能力又は送信電力の制限により複数のPSFCHを同時に送信できない場合は、補助情報の伝送をトリガしてもよい。
【0058】
(5)物理サイドリンク共有チャネルPSSCH伝送のリソースコリジョンが検出される。
【0059】
選択的に、チャネルサウンディングの結果に基づいて、リソースコリジョンが発生したか否かを判断する。下記2種の判断方法を含むが、これらに限らない。
【0060】
方法1として、第1端末機器は第2端末機器のリソース予約シグナリングに基づいて、第2端末機器のリソースにおいてリソースコリジョンがあるか否かを判断することができる。
【0061】
該方法において、第1端末機器は、N個の第2端末機器から送信されるリソース予約シグナリングを受信し、N個の第2端末機器のリソース予約シグナリングに基づいて、該N個の第2端末機器のうちの第1目標端末機器のリソースにおいてリソースコリジョンがあるか否かを判断することができ、ここでNは1以上である。
【0062】
さらに、
第1目標端末機器のリソース予約シグナリングは重複するリソースを含むという条件、
第1目標端末機器のリソース予約シグナリングのエネルギーが第1閾値よりも高いという条件、
第1目標端末機器のリソース予約シグナリングと該N個の第2端末機器のうちの第2目標端末機器のリソース予約シグナリングとのエネルギー差が第2閾値よりも高いという条件、
第1目標端末機器のリソース予約シグナリングと該N個の第2端末機器のうちの第3目標端末機器のリソース予約シグナリングとのエネルギー比が第3閾値よりも高いという条件、の少なくとも1つが満たされる場合に、第1目標端末機器のリソースにおいてリソースコリジョンがあると判定することができる。
【0063】
上記第1閾値から第3閾値のいずれか1つは、プロトコルによって規定されてもよいし、制御ノードによって構成されてもよいし、又は事前に構成されてもよい。上記エネルギーはRSRP、受信信号強度指示(Received Signal Strength Indication,RSSI)、参照信号受信品質(Reference Signal Received Quality,RSRQ)等のパラメータとして表してもよい。
【0064】
方法2としては、チャネル検出の結果(又はブランド検出の結果)に基づいて、第2端末機器のリソースにおいてリソースコリジョンがあるか否かを判断する。
【0065】
該方法において、第1端末機器は、第1チャネルでの検出結果に基づいて、第2端末機器のリソースにおいてリソースコリジョンがあるか否かを判断することができる。該第1チャネルは、物理サイドリンク制御チャネル(Physical Sidelink Control Channel,PSCCH)又はPSSCHを含んでもよい。
【0066】
さらに、
第1チャネルの制御情報又はデータ情報が検出されていないという条件、
第1チャネル上の第2端末機器に対応する第1リソースのエネルギーが第4閾値よりも高いという条件、
第1チャネル上の第2端末機器に対応する第2リソースの信号対干渉及び雑音比(Signal-to-Noise and Interference Ratio,SINR)又は信号対雑音比(Signal - Noise Ratio,SNR)が第5閾値よりも高いことが検出されるという条件、の少なくとも1つが満たされる場合に、第2端末機器のリソースにおいてリソースコリジョンがあると判定することができる。
【0067】
上記第4閾値と第5閾値のいずれか1つは、プロトコルによって規定されてもよいし、制御ノードによって構成されてもよいし、又は事前に構成されてもよい。上記エネルギーはRSRP、RSSI、RSRQ等のパラメータとして表してもよい。
【0068】
説明すべきことは、受信側端末は、上記方法1と方法2を組み合わせて、送信側端末のリソースにおいてリソースコリジョンがあるか否かを判断してもよい点である。重複を避けるために、ここでは詳細な説明を省略する。
【0069】
なお、少なくとも1つの第2端末機器に補助情報を伝送する挙動は、第1端末機器は自ら対応する所定トリガ条件が満たされると判断した場合に第1端末機器によって実行されてもよいことが理解される。
【0070】
選択的に、所定のトリガ条件が満たされる上記いずれかの具体的な実施例について、上記ステップ101は具体的に、所定のトリガ条件が満たされると、少なくとも1つの第2端末機器に補助情報を半持続的に又は非周期的に伝送するように実施してもよい。
【0071】
なお、所定のトリガ条件によって補助情報の伝送をトリガする場合、補助情報の周期的伝送は、半持続的(Semi-Persistent,SP)伝送であってもよいことが理解される。
【0072】
選択的に、本発明の実施例の情報伝送方法において、上記ステップ101は具体的に、第1シグナリングによって少なくとも1つの第2端末機器に補助情報を伝送するように実施してもよい。つまり、シグナリングの形で補助情報を搬送して少なくとも1つの第2端末機器に伝送してもよい。
【0073】
該第1シグナリングは、RRCシグナリング、DCIシグナリング、PC5-RRCシグナリング、MAC CEシグナリング、SCIシグナリングであってもよい。選択的に、該第1シグナリングがSLシグナリング(例えば、PC5-RRCシグナリング又はSCIシグナリング)である場合、該第1シグナリングは、standalone PSCCHによって伝送されてもよいし、あるサブチャネル又はあるサブスロットに対応するPSSCH又はPSCCHによって伝送されてもよい。
【0074】
さらに選択的に、第2端末機器が該サイドリンク伝送の信頼性を高めるための補助情報を効率的かつ正確に受信するように、上記第1シグナリングには上記補助情報に加えて、さらに下記(1)~(4)の少なくとも1つが搬送されてもよい。
(1)補助情報がリソースセット指示を含む場合でのリソースセット指示方法。
なお、該シグナリングにおける指示ドメインによって、複数のリソースセット指示方法がサポートされている場合に、具体的にどの指示方法を採用するかを指示することができることが理解される。
(2)第1シグナリングが補助情報の伝送に用いられることを指示するためのシグナリング識別子。
(3)第1端末機器の識別子(ID)。
(4)少なくとも1つの第2端末機器のID。
【0075】
選択的に、本発明の実施例の情報伝送方法において、少なくとも1つの第2端末機器に第2シグナリングを送信するステップを含んでもよく、第2シグナリングは補助情報の有効期間を指示するために用いられる。つまり、補助情報の有効期間を少なくとも1つの第2端末機器に知らせる。
【0076】
さらに選択的に、上記補助情報の有効期間は、下記(1)~(2)の1つを含む。
【0077】
(1)目標送信端末機器が補助情報を受信した第1時刻からの第1数の時間単位。
つまり、該補助情報は、第2端末機器が該補助情報を受信した時刻からの一定期間内に有効になり、該第1時刻からの第1数の時間単位は該第1時刻が存在する時間単位を含む。
【0078】
選択的に、該第1数は無限大としてもよく、つまり、該補助情報を受信した時刻から常時有効としてもよい。或いは該第1数の値は、該第1端末機器によって自律的に決定されてもよい。
【0079】
(2)目標送信端末機器が補助情報を受信した時刻と第3数の時間単位隔てる第2時刻からの第2数の時間単位。
つまり、該補助情報は、第2端末機器が該補助情報を受信した時刻と一定時間隔てる一定期間内に有効になる。
【0080】
選択的に、上記時間単位は、スロット、サブスロット、シンボルであってもよい。さらに、該時間単位が参照するサブキャリア間隔(Subcarrier Spacing,SCS)を限定してもよい。該SCSは、第2端末機器が該補助情報を受信するリソースが存在するBWPに対応するSCSであってもよいし、事前に構成されたSCS、プロトコルによって規定されたSCS、制御ノードによって構成されたSCS、又はシグナリングによって指示されたSCSであってもよい。
【0081】
図7に示すように、本発明の実施例は、第1端末機器とサイドリンク伝送を行う第2端末機器によって実行される情報伝送方法を提供し、該方法は以下のプロセスステップを含む。
【0082】
ステップ201で、周期的報告の条件又は所定のトリガ条件が満たされる場合に第1端末機器によって伝送される補助情報を受信し、補助情報はサイドリンク伝送を行うために用いられる。
【0083】
本発明の実施例において、第2端末機器と第1端末機器がサイドリンク伝送を行う際に、周期的報告の条件又は所定のトリガ条件が満たされる場合に第1端末機器によって伝送される補助情報に基づいて、サイドリンク伝送を実現することができ、それによって、サイドリンク伝送の信頼性を向上する目的を達成する。
【0084】
選択的に、上記補助情報は、上記第2端末機器がサイドリンク伝送のためのリソース選択又はパラメータ調整を行うために使用可能である。
【0085】
説明すべきことは、上記第2端末機器がMode2のリソース割り当て方式を用いた場合、即ち、UEが自律的に選択するリソース割り当て方式を用いた場合には、異なるTX UE間のリソース選択衝突が発生し得、上記補助情報はリソース衝突の問題を部分的に解決するために使用可能である点である。
【0086】
選択的に、本発明の実施例の情報伝送方法において、上記補助情報は、リソースセット指示、リソース再選択指示、復調参照信号DMRSパターン指示、DMRSポート数指示、DMRSポート番号指示、送信電力指示、変調符号化方式MCS指示、HARQフィードバックアクティブ化指示、及びHARQフィードバックタイプ指示の少なくとも1つを含む。
【0087】
説明すべきことは、上記補助情報は少なくとも、リソースセットに対応する時間領域リソース、リソースセットに対応する周波数領域リソース、及びリソースセットに対応して分割された複数のサブリソースセットのうちの少なくとも1つを指示するためのリソースセット指示を含まなければならない点である。こうして、該第2端末機器がサイドリンク伝送を行う際のリソース選択を支援することができ、それによって、サイドリンク伝送が行われるUE間の伝送の信頼性を向上する。さらに、上記補助情報はリソースセット指示に加えて、リソース再選択指示、DMRSパターン指示、DMRSポート数指示、DMRSポート番号指示、送信電力指示、MCS指示、HARQフィードバックアクティブ化指示、及びHARQフィードバックタイプ指示のうちの少なくとも1つをさらに含んでもよい。
【0088】
上記DMRSパターン指示に基づいて、第1端末機器がチャネル推定を行う複雑さを低減するように、高密度のDMRSを送信してもよく、或いは、オーバヘッドを低減するように、低密度のDMRSを送信してもよい。上記HARQフィードバックタイプ指示が、ブロードキャスト伝送されるHARQフィードバックタイプを指示するために用いられる場合、該第2端末機器は、他の端末機器とPSFCHリソースを共有し、NACKのみをフィードバックしてもよいし、他の端末機器と別に異なるPSFCHリソースを占有し、該占有されるPSFCHリソースに基づいてACK又はNACKをフィードバックしてもよい。
【0089】
選択的に、本発明の実施例の情報伝送方法において、上記補助情報がリソースセット指示を含む場合、該リソースセット指示は時間領域リソース指示と周波数領域リソース指示のうちの少なくとも1つを含む。
【0090】
上記時間領域リソース指示は、リソースセット内の時間領域リソースの周期、オフセット、長さ、粒度、及びリソース指示方式のうちの少なくとも1つを指示するために用いられる。
【0091】
選択的に、上記時間領域リソース指示の粒度は、Slot(s)、sub-slot(s)、PSFCH occasionの長さ、PSFCH周期、絶対的時間間隔の少なくとも1つを含んでもよいが、これらに限らない。上記時間領域リソース指示のオフセットは、SFN#0、DFN#0、リソースプールpoolの開始位置の少なくとも1つを含んでもよいが、これらに限らない。上記時間領域リソース指示方式としては、周期、オフセット、長さ、粒度等の細かい形式で指示してもよく、さらにbitmapの形式であってもよく、即ち、簡単で柔軟な形式でbitmapの長さ、開始位置、及びbitmapによって指示される時間領域粒度の少なくとも1つを指示してもよいが、これらに限らない。
【0092】
上記周波数領域リソース指示は、リソースセット内の周波数領域リソースのオフセット、長さ、粒度、及びリソース指示方式のうちの少なくとも1つを指示するために用いられる。
【0093】
選択的に、上記周波数領域リソース指示の粒度は、物理リソースブロック、サブキャリア、リソースプール長さ、サブチャネル、コンポーネントキャリア、帯域幅、及び絶対的周波数領域幅の少なくとも1つを含んでもよいが、これらに限らない。上記周波数領域リソース指示のオフセットは、PRB0、共通リソースブロック0、point A、poolの開始位置、帯域幅パート開始位置の少なくとも1つを含んでもよいが、これらに限らない。上記周波数領域リソース指示方式としては、オフセット、長さ、粒度等の細かい形式で指示してもよく、さらにビットマップbitmapの形式であってもよく、即ち、簡単で柔軟な形式でbitmapの長さ、開始位置、及びbitmapによって指示される周波数領域粒度の少なくとも1つを指示してもよいが、これらに限らない。
【0094】
選択的に、上記時間領域リソース指示及び周波数領域リソース指示のパラメータは、事前構成、プロトコルによる規定、制御ノードによる構成(例えば、上位層シグナリングRRC、PC5-RRC、PC5-S等によって構成される)、制御ノードの動的指示(例えばDCI、SCI、MAC CE等によって指示される)、補助ノードの動的指示、所定のルールによる、の1つによって得ることができる。
【0095】
選択的に、本発明の実施例の情報伝送方法において、bitmapの形式でサブセットに基づくリソース指示を行ってもよい。bitmap符号化は、まず時間領域それから周波数領域の順序で行われてもよいし、又はまず周波数領域それから時間領域の順序で行われてもよい。
【0096】
選択的に、本発明の実施例の情報伝送方法において、上記ステップ201の前に、第1端末機器にトリガシグナリングを送信するステップをさらに含んでもよく、トリガシグナリングは、第2端末機器に補助情報を伝送するように第1端末機器に指示するために用いられる。
【0097】
なお、第1端末機器にトリガシグナリングを送信することによって補助情報の伝送をトリガすると、無駄なシグナリングオーバヘッドを回避できることが理解される。該トリガシグナリングは、MAC CEシグナリング、サイドリンク制御情報SCIシグナリングであってもよい。サイドリンク制御情報SCIシグナリングの場合は、例えば、2nd stage SCIにおける特定のドメイン又は再利用ドメインによってトリガしてもよい。RRCシグナリングの場合は、例えば、Sidelinkリンクインタフェース(PC5インタフェースとも呼ばれる)RRCによってトリガする。
【0098】
選択的に、上記トリガシグナリングはさらに、目標伝送期間内で該第2端末機器に補助情報を伝送するように第1端末機器に指示するために用いられてもよい。上記目標伝送期間は、第1端末機器が該トリガシグナリングを受信した後の1つ又は複数の時間単位内としてもよく、該時間単位は、スロットslot(s)、サブスロットsub-slot(s)、論理的スロットLogical slot(s)、論理的サブスロットLogical sub-slot(s)、PSFCH周期、PSFCH occasion、絶対的時間の少なくとも1つであってもよいが、これらに限らない。
【0099】
選択的に、本発明の実施例の情報伝送方法において、第1端末機器にトリガシグナリングを送信する上記ステップは、以下のように実施してもよい。
【0100】
下記条件(1)~(3)の少なくとも1つが満たされる場合に、第1端末機器にトリガシグナリングを送信する。
(1)NACKメッセージとDTXのうちの少なくとも1つが継続的に検出される。例えば、検出されたNACKメッセージの数及び/又はDTXの数が閾値を超えると、補助情報を伝送することができ、該閾値はプロトコルによって定義された値、事前に構成された値、又は制御ノードによって構成された値であってもよい。
(2)優先度が優先度閾値よりも高い又はサービス品質QoSがQoS閾値よりも高い伝送ブロックTBを送信する前である。該優先度閾値又はQoS閾値は事前に構成されてもよいし、プロトコルによって規定されてもいし、又は制御ノードによって構成されてもよい。該QoS閾値は、信頼性(reliability)閾値又は遅延(latency)閾値を含んでもよい。
(3)第1端末機器との第1測定値が第1測定閾値よりも小さく、ここで第1測定値は参照信号受信電力RSRP測定値と距離測定値のうちの少なくとも1つを含む。該第1測定閾値は事前に構成されてもよいし、プロトコルによって規定されてもいし、又は制御ノードによって構成されてもよい。
【0101】
選択的に、本発明の実施例の情報伝送方法において、第1端末機器にトリガシグナリングを送信する上記ステップは、第1端末機器にトリガシグナリングを所定の時間間隔で送信するように実施してもよく、所定の時間間隔は時間間隔閾値よりも小さくなる。つまり、単位時間内に送信されるトリガシグナリングの頻度が高すぎることが好ましくない。こうして、第1端末機器への、補助情報をリクエストするためのトリガシグナリングの開始が頻繁でないように保証できる。
【0102】
上記頻度閾値は事前に構成されてもよいし、プロトコルによって規定されてもいし、又は制御ノードによって構成されてもよい。さらに選択的に、該頻度閾値は、目標チャネルビジー率CBR又は目標占有率CRに関連付けられてもよく、つまり、異なるCBR range(範囲)又はCR rangeについて、対応する頻度閾値を個別に構成する。
【0103】
説明すべきことは、第1端末機器が上記補助情報を伝送することは、第2端末機器のほかに、制御ノードによってトリガされてもよく、或いは第1端末機器は該補助情報を周期的に伝送してもよく、或いは第1端末機器は自ら所定のトリガ条件が満たされると判断した場合に該補助情報を伝送してもよい。具体的な関連内容は、上述した第1端末機器によって実行される情報伝送方法の実施例の関連内容を参照すればよく、ここでは詳細な説明を省略する。
【0104】
選択的に、本発明の実施例の情報伝送方法において、上記ステップ201は具体的に、補助情報が搬送される第1シグナリングを受信するように実施してもよい。つまり、補助情報が搬送されるシグナリングの形によって該補助情報を受信することができる。
【0105】
該第1シグナリングは、RRCシグナリング、DCIシグナリング、PC5-RRCシグナリング、MAC CEシグナリング、SCIシグナリングであってもよい。選択的に、該第1シグナリングがSLシグナリング(例えば、PC5-RRCシグナリング又はSCIシグナリング)である場合、該第1シグナリングは、standalone PSCCHによって伝送されてもよいし、あるサブチャネル又はあるサブスロットに対応するPSSCH又はPSCCHによって伝送されてもよい。
【0106】
さらに選択的に、第2端末機器が該サイドリンク伝送の信頼性を高めるための補助情報を効率的かつ正確に受信するように、上記第1シグナリングにはさらに、下記(1)~(4)の少なくとも1つが搬送される。
(1)補助情報がリソースセット指示を含む場合でのリソースセット指示方法。
なお、該シグナリングにおける指示ドメインによって、複数のリソースセット指示方法がサポートされている場合に、具体的にどの指示方法を採用するかを指示することができることが理解される。
(2)第1シグナリングが補助情報の伝送に用いられることを指示するためのシグナリング識別子。
(3)第1端末機器の識別子ID。
(4)少なくとも1つの第2端末機器の識別子ID。
【0107】
選択的に、本発明の実施例の情報伝送方法において、異なる方法によって、サイドリンク伝送を行うための補助情報の有効期間を取得することができる。補助情報の有効期間を取得する方法として、下記の具体的な実施例が含まれるが、これらに限らない。
【0108】
具体的な実施例1
該具体的な実施例1において、本発明の実施例の情報伝送方法は、第1端末機器からの第2シグナリングを受信するステップをさらに含んでもよく、第2シグナリングは補助情報の有効期間を指示するために用いられる。つまり、第1端末機器から送信されるシグナリングによって補助情報の有効期間を取得することができる。
【0109】
具体的な実施例2
該具体的な実施例2において、上記補助情報の有効期間の決定方法は、事前構成、プロトコルによる規定、又は制御ノードによる構成を含む。
【0110】
選択的に、上記いずれかの具体的な実施例における補助情報の有効期間は下記(1)~(2)の1つを含んでもよい。
【0111】
(1)目標送信端末機器が補助情報を受信した第1時刻からの第1数の時間単位。
つまり、該補助情報は、第2端末機器が該補助情報を受信した時刻からの一定期間内に有効になり、該第1時刻からの第1数の時間単位は該第1時刻が存在する時間単位を含む。
【0112】
選択的に、該第1数は無限大としてもよく、つまり、該補助情報を受信した時刻から常時有効としてもよい。或いは該第1数の値は、該第1端末機器によって自律的に決定されてもよい。
【0113】
(2)目標送信端末機器が補助情報を受信した時刻と第3数の時間単位隔てる第2時刻からの第2数の時間単位。
つまり、該補助情報は、第2端末機器が該補助情報を受信した時刻と一定時間隔てる一定期間内に有効になる。
【0114】
選択的に、上記時間単位は、スロット、サブスロット、シンボルであってもよい。さらに、該時間単位が参照するサブキャリア間隔SCSを限定してもよい。該SCSは、第2端末機器が該補助情報を受信するリソースが存在するBWPに対応するSCSであってもよいし、事前に構成されたSCS、プロトコルによって規定されたSCS、制御ノードによって構成されたSCS、又はシグナリングによって指示されたSCSであってもよい。
【0115】
図8に示すように、本発明の実施例は第1端末機器300を提供する。該第1端末機器300は、周期的報告の条件又は所定のトリガ条件が満たされる場合に、少なくとも1つの第2端末機器に補助情報を伝送するための伝送モジュール301を備え、補助情報は、少なくとも1つの第2端末機器がサイドリンク伝送を行うために用いられる。
【0116】
選択的に、本発明の実施例の第1端末機器300は、少なくとも1つの第2端末機器に補助情報を伝送する前に、制御ノードから送信される第1トリガシグナリングを受信した場合に、所定のトリガ条件が満たされると判定するための判定モジュールをさらに備えてもよく、第1トリガシグナリングは、少なくとも1つの第2端末機器に補助情報を伝送するように第1端末機器に指示するために用いられる。
【0117】
選択的に、本発明の実施例の第1端末機器300において、上記第1トリガシグナリングは目標指示ドメインを含み、目標指示ドメインは、少なくとも1つの第2端末機器に補助情報を伝送するように第1端末機器に指示するために用いられる。
【0118】
選択的に、本発明の実施例の第1端末機器300において、上記第1トリガシグナリングは、目標ダウンリンク制御情報DCIフォーマットを用いたDCIシグナリング、目標無線ネットワーク一時識別子RNTIを用いてスクランブルされたDCIシグナリング、の1つを含む。
【0119】
選択的に、本発明の実施例の第1端末機器300において、上記判定モジュールはさらに、少なくとも1つの第2端末機器に補助情報を伝送する前に、少なくとも1つの第2端末機器から送信される第2トリガシグナリングを受信した場合に、所定のトリガ条件が満たされると判定するために用いられてもよく、第2トリガシグナリングは、少なくとも1つの第2端末機器に補助情報を伝送するように第1端末機器に指示するために用いられる。
【0120】
選択的に、本発明の実施例の第1端末機器300において、上記伝送モジュール301は具体的に、目標伝送期間内で、少なくとも1つの第2端末機器に補助情報を伝送するために用いられてもよく、目標伝送期間の決定方法は、第2トリガシグナリングによる指示、プロトコルによる規定、制御ノードによる構成、事前構成、の1つを含む。
【0121】
選択的に、本発明の実施例の第1端末機器300において、上記第2トリガシグナリングは、否定応答NACKメッセージと間欠送信DTXのうちの少なくとも1つが継続的に検出されるという条件、優先度が優先度閾値よりも高い又はサービス品質QoSがQoS閾値よりも高い伝送ブロックTBを送信する前という条件、第1端末機器との第1測定値が第1測定閾値よりも小さく、第1測定値は参照信号受信電力RSRP測定値と距離測定値のうちの少なくとも1つを含むという条件、の少なくとも1つが満たされる場合に、少なくとも1つの第2端末機器によって送信される。
【0122】
選択的に、本発明の実施例の第1端末機器300において、上記第2トリガシグナリングは少なくとも1つの第2端末機器によって所定の時間間隔で送信され、所定の時間間隔は時間間隔閾値よりも小さくなる。
【0123】
選択的に、本発明の実施例の第1端末機器300において、上記所定のトリガ条件は、少なくとも1つの第2端末機器の各々との第2測定値が第2測定閾値よりも小さく、第2測定値はRSRP測定値と距離測定値のうちの少なくとも1つを含むという条件、PC5インタフェースに基づく少なくとも1つの無線リソース制御RRC接続を有するという条件、占有されたリソース数、事前占有されたリソース数、又は予約されたリソース数がリソース数閾値よりも大きいという条件、ハイブリッド自動再送要求HARQフィードバックの衝突が検出されるという条件、物理サイドリンク共有チャネルPSSCH伝送のリソースコリジョンが検出されるという条件、の少なくとも1つを含む。
【0124】
選択的に、本発明の実施例の第1端末機器300において、上記伝送モジュール301は具体的に、所定のトリガ条件が満たされると、少なくとも1つの第2端末機器に補助情報を半持続的に又は非周期的に伝送するために用いられてもよい。
【0125】
選択的に、本発明の実施例の第1端末機器300において、上記補助情報は、リソースセット指示、リソース再選択指示、復調参照信号DMRSパターン指示、DMRSポート数指示、DMRSポート番号指示、送信電力指示、変調符号化方式MCS指示、HARQフィードバックアクティブ化指示、及びHARQフィードバックタイプ指示の少なくとも1つを含む。
【0126】
選択的に、本発明の実施例の第1端末機器300において、上記補助情報がリソースセット指示を含む場合、上記リソースセット指示は時間領域リソース指示と周波数領域リソース指示のうちの少なくとも1つを含み、時間領域リソース指示は、リソースセット内の時間領域リソースの周期、オフセット、長さ、粒度、及びリソース指示方式のうちの少なくとも1つを指示するために用いられ、周波数領域リソース指示は、リソースセット内の周波数領域リソースのオフセット、長さ、粒度、及びリソース指示方式のうちの少なくとも1つを指示するために用いられる。
【0127】
選択的に、本発明の実施例の第1端末機器300において、上記補助情報がリソースセット指示を含み且つリソースセットが複数のサブリソースセットに分割された場合、上記リソースセット指示はサブリソースセット指示を含み、サブリソースセット指示は、サブリソースセットに対応する時間領域粒度、周波数領域粒度、時間領域開始位置、周波数領域開始位置、時間領域の長さ、周波数領域の長さ、時間領域の周期、周波数領域の周期、及びサブリソースセット指示方法のうちの少なくとも1つを指示するために用いられる。
【0128】
選択的に、本発明の実施例の第1端末機器300において、上記伝送モジュール301は具体的に、第1シグナリングによって少なくとも1つの第2端末機器に補助情報を伝送するために用いられてもよい。
【0129】
選択的に、本発明の実施例の第1端末機器300において、上記第1シグナリングはさらに、補助情報がリソースセット指示を含む場合でのリソースセット指示方法、第1シグナリングが補助情報の伝送に用いられることを指示するためのシグナリング識別子、第1端末機器の識別子、少なくとも1つの第2端末機器の識別子、の少なくとも1つを搬送するために用いられる。
【0130】
選択的に、本発明の実施例の第1端末機器300は、少なくとも1つの第2端末機器に第2シグナリングを送信するための送信モジュールをさらに備えてもよく、第2シグナリングは補助情報の有効期間を指示するために用いられる。
【0131】
選択的に、本発明の実施例の第1端末機器300において、上記補助情報の有効期間は、目標送信端末機器が補助情報を受信した第1時刻からの第1数の時間単位、目標送信端末機器が補助情報を受信した時刻と第3数の時間単位隔てる第2時刻からの第2数の時間単位、の1つを含む。
【0132】
なお、本発明の実施例で提供される第1端末機器300は、前述した第1端末機器300によって実行される情報伝送方法を実現することができ、情報伝送方法についての関連説明は全て第1端末機器300にも当てはまるが、ここでは詳細な説明を省略することが理解される。
【0133】
本発明の実施例において、第1端末機器と少なくとも1つの第2端末機器の各々との間でサイドリンク伝送が行われる場合には、周期的報告の条件又は所定のトリガ条件が満たされると、各第2端末機器がサイドリンク伝送を行うために使用可能な補助情報を該少なくとも1つの第2端末機器に伝送することで、サイドリンク伝送の信頼性を向上する目的を達成することができる。
【0134】
図9に示すように、本発明の実施例は第2端末機器400を提供する。該第2端末機器400は、周期的報告の条件又は所定のトリガ条件が満たされる場合に第1端末機器によって伝送される補助情報を受信するための受信モジュール401を備え、補助情報はサイドリンク伝送を行うために用いられる。
【0135】
選択的に、本発明の実施例の第2端末機器400は、第1端末機器にトリガシグナリングを送信するための送信モジュールをさらに備えてもよく、トリガシグナリングは、第2端末機器に補助情報を伝送するように第1端末機器に指示するために用いられる。
【0136】
選択的に、本発明の実施例の第2端末機器400において、上記送信モジュールは具体的に、否定応答NACKメッセージと間欠送信DTXのうちの少なくとも1つが継続的に検出されるという条件、優先度が優先度閾値よりも高い又はサービス品質QoSがQoS閾値よりも高い伝送ブロックTBを送信する前という条件、第1端末機器との第1測定値が第1測定閾値よりも小さく、第1測定値は参照信号受信電力RSRP測定値と距離測定値のうちの少なくとも1つを含むという条件、の少なくとも1つが満たされる場合に、第1端末機器にトリガシグナリングを送信するために用いられてもよい。
【0137】
選択的に、本発明の実施例の第2端末機器400において、上記送信モジュールは具体的に、第1端末機器にトリガシグナリングを所定の時間間隔で送信するために用いられてもよく、所定の時間間隔は時間間隔閾値よりも小さくなる。
【0138】
選択的に、本発明の実施例の第2端末機器400において、上記補助情報は、リソースセット指示、リソース再選択指示、復調参照信号DMRSパターン指示、DMRSポート数指示、DMRSポート番号指示、送信電力指示、変調符号化方式MCS指示、HARQフィードバックアクティブ化指示、及びHARQフィードバックタイプ指示の少なくとも1つを含む。
【0139】
選択的に、本発明の実施例の第2端末機器400において、上記補助情報がリソースセット指示を含む場合、上記リソースセット指示は時間領域リソース指示と周波数領域リソース指示のうちの少なくとも1つを含み、時間領域リソース指示は、リソースセット内の時間領域リソースの周期、オフセット、長さ、粒度、及びリソース指示方式のうちの少なくとも1つを指示するために用いられ、周波数領域リソース指示は、リソースセット内の周波数領域リソースのオフセット、長さ、粒度、及びリソース指示方式のうちの少なくとも1つを指示するために用いられる。
【0140】
選択的に、本発明の実施例の第2端末機器400において、上記補助情報がリソースセット指示を含み且つリソースセットが複数のサブリソースセットに分割された場合、上記リソースセット指示はサブリソースセット指示を含み、サブリソースセット指示は、サブリソースセットに対応する時間領域粒度、周波数領域粒度、時間領域開始位置、周波数領域開始位置、時間領域の長さ、周波数領域の長さ、時間領域の周期、周波数領域の周期、及びサブリソースセット指示方法のうちの少なくとも1つを指示するために用いられる。
【0141】
選択的に、本発明の実施例の第2端末機器400において、上記受信モジュール401は具体的に、補助情報が搬送される第1シグナリングを受信するために用いられてもよい。
【0142】
選択的に、本発明の実施例の第2端末機器400において、上記第1シグナリングにはさらに、補助情報がリソースセット指示を含む場合でのリソースセット指示方法、第1シグナリングが補助情報の伝送に用いられることを指示するためのシグナリング識別子、第1端末機器の識別子、第2端末機器の識別子、の少なくとも1つが搬送される。
【0143】
選択的に、本発明の実施例の第2端末機器400において、上記受信モジュール401はさらに、第1端末機器からの第2シグナリングを受信するために用いられてもよく、第2シグナリングは補助情報の有効期間を指示するために用いられる。
【0144】
選択的に、本発明の実施例の第2端末機器400において、上記補助情報の有効期間の決定方法は、事前構成、プロトコルによる規定、又は制御ノードによる構成を含む。
【0145】
選択的に、本発明の実施例の第2端末機器400において、上記補助情報の有効期間は、目標送信端末機器が補助情報を受信した第1時刻からの第1数の時間単位、目標送信端末機器が補助情報を受信した時刻と第3数の時間単位隔てる第2時刻からの第2数の時間単位、の1つを含む。
【0146】
なお、本発明の実施例で提供される第2端末機器400は、前述した第2端末機器400によって実行される情報伝送方法を実現することができ、情報伝送方法についての関連説明は全て第2端末機器400にも当てはまるが、ここでは詳細な説明を省略することが理解される。
【0147】
本発明の実施例において、第2端末機器と第1端末機器がサイドリンク伝送を行う際に、周期的報告の条件又は所定のトリガ条件が満たされる場合に第1端末機器によって伝送される補助情報に基づいて、サイドリンク伝送を実現することができ、それによって、サイドリンク伝送の信頼性を向上する目的を達成する。
【0148】
図10は本発明の別の実施例の端末機器のブロック図である。
図10に示される端末機器500は、少なくとも1つのプロセッサ501、メモリ502、少なくとも1つのネットワークインタフェース504、及びユーザインタフェース503を備える。端末機器500における各コンポーネントはバスシステム505によって接続される。バスシステム505はこれらのコンポーネントの間の接続通信を実現するためのものであることが理解される。バスシステム505はデータバスに加えて、さらに電源バス、制御バス及び状態信号バスを含む。ただし、説明を明瞭にするために、
図10において各種のバスが全てバスシステム505とされている。
【0149】
ユーザインタフェース503は、ディスプレイ、キーボート、ポインティングデバイス(例えば、マウス、トラックボール(trackball))、タッチ感知式プレート又はタッチスクリーン等を含んでもよい。
【0150】
本発明の実施例におけるメモリ502は揮発性メモリ又は不揮発性メモリであってもよく、揮発性及び不揮発性メモリの両方を含んでもよいことが理解される。不揮発性メモリは、読み取り専用メモリ(Read-Only Memory,ROM)、プログラマブル読み取り専用メモリ(Programmable ROM,PROM)、消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ(Erasable PROM,EPROM)、電気的消去可能なプログラマブル読み取り専用メモリ(Electrically EPROM,EEPROM)又はフラッシュメモリであってもよい。揮発性メモリは、外部キャッシュメモリとして用いられるランダムアクセスメモリ(Random Access Memory,RAM)であってもよい。例示的なものであり限定する意図がない説明によれば、例えば、スタティックランダムアクセスメモリ(Static RAM,SRAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(Dynamic RAM,DRAM)、同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(Synchronous DRAM,SDRAM)、ダブルデータレート同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(Double Data Rate SDRAM,DDRSDRAM)、強化型同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(Enhanced SDRAM,ESDRAM)、同期接続ダイナミックランダムアクセスメモリ(Synchlink DRAM,SLDRAM)、及びダイレクトラムバスランダムアクセスメモリ(Direct Rambus RAM,DRRAM)のような多くの形のRAMが使用可能である。本発明の実施例に記載のシステム及び方法のメモリ502は、これらのメモリ及び他のいかなる適切なメモリを含むが、それらに限定されない。
【0151】
いくつかの実施形態において、メモリ502には、実行可能なモジュール又はデータ構造若しくはこれらのサブセットや拡張セットであるオペレーティングシステム5021及びアプリケーションプログラム5022の要素が記憶されている。
【0152】
オペレーティングシステム5021は、各種の基礎業務及びハードウェアに基づくタスクを実現するように、例えば、フレームワーク層、コアライブラリ層、駆動層等各種のシステムプログラムを含む。アプリケーションプログラム5022は、各種のアプリケーションサービスを実現するように、例えば、メディアプレーヤー(Media Player)、ブラウザ(Browser)等各種のアプリケーションプログラムを含む。本発明の実施例の方法を実現するプログラムはアプリケーションプログラム5022に含まれてもよい。
【0153】
本発明の実施例において、端末機器500は、メモリ502に記憶され、プロセッサ501によって実行可能なコンピュータプログラムをさらに備える。
【0154】
選択的に、上記コンピュータプログラムがプロセッサ501によって実行されると、
周期的報告の条件又は所定のトリガ条件が満たされると、少なくとも1つの第2端末機器に補助情報を伝送するステップが実現可能であり、補助情報は、少なくとも1つの第2端末機器がサイドリンク伝送を行うために用いられる。
【0155】
本発明の実施例において、第1端末機器と少なくとも1つの第2端末機器の各々との間でサイドリンク伝送が行われる場合には、周期的報告の条件又は所定のトリガ条件が満たされると、各第2端末機器がサイドリンク伝送を行うために使用可能な補助情報を該少なくとも1つの第2端末機器に伝送することで、サイドリンク伝送の信頼性を向上する目的を達成することができる。
【0156】
選択的に、上記コンピュータプログラムがプロセッサ501によって実行されると、さらに、
周期的報告の条件又は所定のトリガ条件が満たされる場合に第1端末機器によって伝送される補助情報を受信するステップが実現可能であり、補助情報はサイドリンク伝送を行うために用いられる。
【0157】
本発明の実施例において、第2端末機器と第1端末機器がサイドリンク伝送を行う際に、周期的報告の条件又は所定のトリガ条件が満たされる場合に第1端末機器によって伝送される補助情報に基づいて、サイドリンク伝送を実現することができ、それによって、サイドリンク伝送の信頼性を向上する目的を達成する。
【0158】
上記の本発明の実施例で開示された方法は、プロセッサ501に用いることができ、又はプロセッサ501によって実現することができる。プロセッサ501は信号処理能力を有する集積回路チップであってもよい。実施過程では、上記方法の各ステップはプロセッサ501内のハードウェアの集積論理回路又はソフトウェア形態の命令によって完了可能である。上記プロセッサ501は共通プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(Digital Signal Processor,DSP)、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit,ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array,FPGA)又は他のプログラマブル論理デバイス、離散ゲート又はトランジスタ論理デバイス、離散ハードウェアコンポーネントであってもよい。本発明の実施例で開示された各方法、ステップ及び論理ブロック図を実現又は実行することができる。共通プロセッサは、マイクロプロセッサ又はいかなる一般のプロセッサ等であってもよい。本発明の実施例によって開示された方法のステップは、ハードウェア復号プロセッサにより実行されて完了され、又は復号プロセッサ中のハードウェア及びソフトウェアモジュールの組み合わせにより実行されて完了されるように直接具現化されてもよい。ソフトウェアモジュールは、ランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ、読み取り専用メモリ、プログラマブル読み取り専用メモリ又は電気的消去可能なプログラマブルメモリ、レジスタ等、本分野でよく用いられているコンピュータ可読記憶媒体に位置してもよい。該コンピュータ可読記憶媒体はメモリ502に位置し、プロセッサ501はメモリ502中の情報を読み取り、そのハードウェアと提携して上記方法のステップを完了する。具体的に、該コンピュータ可読記憶媒体にコンピュータプログラムが記憶されており、コンピュータプログラムがプロセッサ501によって実行されると、上記情報伝送方法実施例の各ステップが実現される。
【0159】
本発明の実施例に記述したこれらの実施例は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード又はそれらの組み合わせによって実現できることが理解される。ハードウェアによる実現について、処理ユニットは、1つ又は複数の特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuits,ASIC)、デジタル信号プロセッサ(Digital Signal Processing,DSP)、デジタル信号処理装置(DSP Device,DSPD)、プログラマブル論理デバイス(Programmable Logic Device,PLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(Field-Programmable Gate Array,FPGA)、共通プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、本発明に記載の機能を実行するための他の電子ユニット又はそれらの組み合わせにおいて実現することができる。
【0160】
ソフトウェアによる実現について、本発明の実施例に記載の機能を実行するためのモジュール(例えば、プロセス、関数等)によって本発明の実施例に記載の技術を実現することができる。ソフトウェアコードはメモリに記憶しプロセッサによって実行することができる。メモリはプロセッサ内又はプロセッサの外部で実現することができる。
【0161】
端末機器500は前述した実施例において端末機器によって実現される各プロセスを実現することができるが、重複を避けるために、ここでは詳細な説明を省略する。
【0162】
好ましくは、本発明の実施例は、プロセッサと、メモリと、メモリに記憶され、前記プロセッサによって実行可能なコンピュータプログラムとを備える第1端末機器をさらに提供し、該コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されると、上記
図1に対応する情報伝送方法の実施例の各プロセスが実現され、同様な技術效果を達成することができる。重複を避けるために、ここでは詳細な説明を省略する。
【0163】
本発明の実施例はコンピュータ可読記憶媒体をさらに提供する。該コンピュータ可読記憶媒体には、コンピュータプログラムが記憶されており、該コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されると、上記
図1に対応する情報伝送方法の実施例の各プロセスが実現され、同様な技術效果を達成することができる。重複を避けるために、ここでは詳細な説明を省略する。前記コンピュータ可読記憶媒体は、例えば、読み取り専用メモリ(Read-Only Memory,ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory,RAM)、磁気ディスク又は光ディスク等である。
【0164】
好ましくは、本発明の実施例は、プロセッサと、メモリと、メモリに記憶され、前記プロセッサによって実行可能なコンピュータプログラムとを備える第2端末機器をさらに提供し、該コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されると、上記
図7に対応する情報伝送方法の実施例の各プロセスが実現され、同様な技術效果を達成することができる。重複を避けるために、ここでは詳細な説明を省略する。
【0165】
本発明の実施例はコンピュータ可読記憶媒体をさらに提供する。該コンピュータ可読記憶媒体には、コンピュータプログラムが記憶されており、該コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されると、上記
図7に対応する情報伝送方法の実施例の各プロセスが実現され、同様な技術效果を達成することができる。重複を避けるために、ここでは詳細な説明を省略する。前記コンピュータ可読記憶媒体は、例えば、読み取り専用メモリ(Read-Only Memory,ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory,RAM)、磁気ディスク又は光ディスク等である。
【0166】
説明すべきことは、本明細書において、用語「含む」、「からなる」又はその他のあらゆる変形は、非排他的包含を含むように意図され、それにより一連の要素を含むプロセス、方法、物品又は装置は、それらの要素のみならず、明示されていない他の要素、又はこのようなプロセス、方法、物品又は装置に固有の要素をも含む点である。特に断らない限り、語句「1つの……を含む」により限定される要素は、該要素を含むプロセス、方法、物品又は装置に別の同じ要素がさらに存在することを排除するものではない。
【0167】
以上の実施形態に対する説明によって、当業者であれば上記実施例の方法がソフトウェアと必要な共通ハードウェアプラットフォームとの組み合わせという形態で実現できることを明確に理解可能であり、当然ながら、ハードウェアによって実現してもよいが、多くの場合において前者はより好ましい実施形態である。このような見解をもとに、本発明の技術的解決手段は実質的に又は従来技術に寄与する部分はソフトウェア製品の形で実施することができ、該コンピュータソフトウェア製品は、記憶媒体(例えばROM/RAM、磁気ディスク、光ディスク)に記憶され、端末(携帯電話、コンピュータ、サーバ、エアコン、又はネットワーク機器等であってもよい)に本発明の各実施例に記載の方法を実行させる複数の命令を含む。
【0168】
以上、図面を参照しながら本発明の実施例を説明したが、本発明は上記の具体的な実施形態に限定されず、上記の具体的な実施形態は例示的なものに過ぎず、限定的なものではなく、本発明の示唆をもとに、当業者が本発明の趣旨及び特許請求の保護範囲から逸脱することなくなし得る多くの形態は、いずれも本発明の保護範囲に属するものとする。