(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024011642
(43)【公開日】2024-01-25
(54)【発明の名称】花火会場及び花火会場の花火演出方法
(51)【国際特許分類】
A63J 99/00 20090101AFI20240118BHJP
G09F 19/18 20060101ALI20240118BHJP
【FI】
A63J99/00 Z
G09F19/18 Z
【審査請求】有
【請求項の数】7
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022113829
(22)【出願日】2022-07-15
(71)【出願人】
【識別番号】391007301
【氏名又は名称】株式会社イケブン
(74)【代理人】
【識別番号】100092680
【弁理士】
【氏名又は名称】入江 一郎
(72)【発明者】
【氏名】上 田 昇 弘
(57)【要約】
【課題】
本発明の目的は、警備し易い花火会場及び花火会場の花火演出方法を提供するものである。
【解決手段】
花火会場Hは、室外に設置された座席1と、この座席1を囲む囲み体2と、この囲み体2に設けられ、囲み体2の外側から内側へ、又は、囲み体2の内側から外側へと観客が出入りする通路3と、囲み体2の内側に設けられ、花火の映像を映すスクリーン4と、囲み体2の外側又は、囲み体2の中又は、囲み体2の上部に設置された打ち上げ花火を発射する発射部5とを備え、囲み体2と座席1との間に人の立ち入りを禁止する禁止区域6を設けているものである。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
室外に設置された座席と、
この座席を囲む囲み体と、
この囲み体に設けられ、前記囲み体の外側から内側へ、又は、前記囲み体の内側から外側へと観客が出入りする通路と、
前記囲み体の内側に設けられ、映像を映すスクリーンと、
前記囲み体の外側又は、前記囲み体の中又は、前記囲み体の上部に設置された打ち上げ花火を発射する発射部とを備え、
前記囲み体と前記座席との間に人の立ち入りを禁止する禁止区域を設けている
ことを特徴とする花火会場。
【請求項2】
スクリーンは、防炎性で形成され、前記スクリーンの座席側に向かって突出する花火を支持する支持部材を囲み体に沿って複数設け、複数の前記花火に着火し、前記花火が滝のように落ちる
ことを特徴とする請求項1記載の花火会場。
【請求項3】
スクリーンの映像の花火の打ち上げ軌跡と、発射部から発射した打ち上げ花火の軌跡を同期させ、前記スクリーンの映像の花火の打ち上げ軌跡の上端部に連続するように客席側から見た前記発射部から発射した打ち上げ花火の下端部を一致させるように打ち上げ花火の火薬に点火する点火制御装置を設ける
ことを特徴とする請求項1記載の花火会場。
【請求項4】
禁止区域に水が張られているか、又は、打ち上げられた花火を反射する反射板が設けられているかの何れかである
ことを特徴とする請求項1記載の花火会場。
【請求項5】
室外に設置された座席を囲み体で囲み、この囲み体の内側に映像を映すスクリーンを設けた花火会場の花火演出方法であって、
前記囲み体には、前記囲み体の外側から内側へ、又は、前記囲み体の内側から外側へと観客が出入りする通路が設けられ、
前記囲み体と前記座席との間に人の立ち入りを禁止する禁止区域が設けられ、この禁止区域内であって、観客側から見て、前記スクリーンの前で花火が行われる
ことを花火会場の花火演出方法。
【請求項6】
禁止区域に水が張られているか、又は、打ち上げられた花火を反射する反射板が設けられているかの何れかである
ことを特徴とする請求項5記載の花火会場の花火演出方法。
【請求項7】
囲み体の内側から外側へ空気を排気する排気ファンにより、花火の煙を前記囲み体の外側へ排気させる
ことを特徴とする請求項5記載の花火会場の花火演出方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、花火会場及び花火会場の花火演出方法に係り、特に、警備し易い花火会場及び花火会場の花火演出方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、例えば、オリンピック会場の上空に花火を打ち上げ、オリンピック会場で花火を鑑賞することができるものがある(例えば、特許文献参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところが、特定された花火会場はなく、一般に、河川敷の平坦な土地を利用して、花火会場としているのが実情であり、花火会場への観客の出入りが自由となるため、警備人を数多く配置して、警備しなければならないという問題点があった。
【0005】
本発明は、上記問題点を除去するようにした花火会場及び花火会場の花火演出方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1記載の花火会場は、室外に設置された座席と、この座席を囲む囲み体と、この囲み体に設けられ、前記囲み体の外側から内側へ、又は、前記囲み体の内側から外側へと観客が出入りする通路と、前記囲み体の内側に設けられ、映像を映すスクリーンと、前記囲み体の外側又は、前記囲み体の中又は、前記囲み体の上部に設置された打ち上げ花火を発射する発射部とを備え、前記囲み体と前記座席との間に人の立ち入りを禁止する禁止区域を設けているものである。
【0007】
また、請求項2記載の花火会場は、請求項1記載の花火会場において、スクリーンは、防炎性で形成され、前記スクリーンの座席側に向かって突出する花火を支持する支持部材を囲み体に沿って複数設け、複数の前記花火に着火し、前記花火が滝のように落ちるものである。
【0008】
また、請求項3記載の花火会場は、請求項1記載の花火会場において、スクリーンの映像の花火の打ち上げ軌跡と、発射部から発射した打ち上げ花火の軌跡を同期させ、前記スクリーンの映像の花火の打ち上げ軌跡の上端部に連続するように客席側から見た前記発射部から発射した打ち上げ花火の下端部を一致させるように打ち上げ花火の火薬に点火する点火制御装置を設けるものである。
【0009】
また、請求項4記載の花火会場は、請求項1記載の花火会場において、禁止区域に水が張られているか、又は、打ち上げられた花火を反射する反射板が設けられているかの何れかである。
【0010】
また、請求項5記載の花火会場の花火演出方法は、室外に設置された座席を囲み体で囲み、この囲み体の内側に映像を映すスクリーンを設けた花火会場の花火演出方法であって、前記囲み体には、前記囲み体の外側から内側へ、又は、前記囲み体の内側から外側へと観客が出入りする通路が設けられ、前記囲み体と前記座席との間に人の立ち入りを禁止する禁止区域が設けられ、この禁止区域内であって、観客側から見て、前記スクリーンの前で花火が行われるものである。
【0011】
また、請求項6記載の花火会場の花火会場の花火演出方法は、請求項5記載の花火会場の花火演出方法において、禁止区域に水が張られているか、又は、打ち上げられた花火を反射する反射板が設けられているかの何れかである。
【0012】
また、請求項7記載の花火会場の花火演出方法は、請求項5記載の花火会場の花火演出方法において、囲み体の内側から外側へ空気を排気する排気ファンにより、花火の煙を前記囲み体の外側へ排気させるものである。
【発明の効果】
【0013】
従来、花火会場が開放状態のため、警備人を数多く配置しなければならないが、請求項1記載の花火会場によれば、室外に設置された座席と、この座席を囲む囲み体と、この囲み体に設けられ、前記囲み体の外側から内側へ、又は、前記囲み体の内側から外側へと観客が出入りする通路とを設けているため、囲み体の外側、囲み体の内側、通路付近に警備人を配置すればよく、警備人を少なくして警備をすることができ、しかも、囲み体と座席との間に人の立ち入りを禁止する禁止区域を設けているため、安全を確保することができ、更に、花火を打ち上げていないとき、スクリーンに花火の映像又は他の映像(例えば、自然を撮影した映像、CM等)を流して、花火の空白時間を少なくして観客を退屈させないようにすることができる。
【0014】
また、請求項2記載の花火会場によれば、上述した請求項1記載の発明の効果に加え、スクリーンの座席側に向かって突出する花火を支持する支持部材を囲み体に沿って複数設け、複数の前記花火に着火したから、防炎性のスクリーンによって安全性を確保すると共に、風が通過しにくい分、花火が風の影響を受けにくくして滝のように落ちる「ナイアガラの滝」を演出することができる。
【0015】
また、請求項3記載の花火会場によれば、上述した請求項1記載の発明の効果に加え、スクリーンの映像の花火の打ち上げ軌跡と、発射部から発射した打ち上げ花火の軌跡を同期させ、前記スクリーンの映像の花火の打ち上げ軌跡の上端部に連続するように客席側から見た前記発射部から発射した打ち上げ花火の下端部を一致させるように打ち上げ花火の火薬に点火する点火制御装置を設けるため、観客は、地上付近から上空に向かって連続した花火の軌跡を楽しむことができる。
【0016】
また、請求項4記載の花火会場によれば、上述した請求項1記載の発明の効果に加え、禁止区域に水が張られているため、張った水に花火が写ったり、会場で火災が発生した場合の防火水となったり、観客が水を見て禁止区域に足を踏み込むのを防止することができ、また、打ち上げられた花火が反射板に花火が写ったりして、花火鑑賞効果を増長させる効果を有する。
【0017】
従来、花火会場が開放状態のため、警備人を数多く配置しなければならないが、請求項5記載の花火会場の花火演出方法によれば、室外に設置された座席を囲み体で囲み、この囲み体の内側に映像を映すスクリーンを設けた花火会場の花火演出方法であって、前記囲み体には、前記囲み体の外側から内側へ、又は、前記囲み体の内側から外側へと観客が出入りする通路が設けられているため、囲み体の外側、囲み体の内側、通路付近に警備人を配置すればよく、警備人を少なくして警備をすることができ、しかも、囲み体と座席との間に人の立ち入りを禁止する禁止区域が設けられ、この禁止区域内であって、観客側から見て、スクリーンの前で花火が行われるため、風がスクリーンによって遮られ、花火が風の影響を受けにくくして花火を鑑賞することができ、スクリーンの上方に見える打ち上げ花火が発射されていないとき、スクリーンに花火等の映像を流して、花火の空白時間を少なくして観客を退屈させないように花火を演出することができる。
【0018】
また、請求項6記載の花火会場の花火演出方法によれば、上述した請求項5記載の発明の効果に加え、禁止区域に水が張られているため、張った水に花火が写ったり、会場で火災が発生した場合の防火水となったり、観客が水を見て禁止区域に足を踏み込むのを防止することができ、また、打ち上げられた花火が反射板に花火が写ったりして、花火鑑賞効果を増長させる効果を有する。
【0019】
また、請求項7記載の花火会場の花火演出方法によれば、上述した請求項5記載の発明の効果に加え、囲み体の内側から外側へ空気を排気ファンにより、花火の煙を排気させるため、花火の煙が座席に向かうのを防いで、花火を快適に鑑賞することができる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【
図1】
図1は、本願発明の一実施例の花火会場の概略的平面図である。
【
図2】
図2(a)(b)(c)は、
図1の囲み体の一部を示すもので、
図2(a)は、囲み体の一部の概略的平面図であり、
図2(b)は、囲み体の一部の概略的正面図であり、
図2(c)は、囲み体の一部の概略的側面図である。
【
図3】
図3は、本願発明の一実施例の花火会場の概略的平面図である。
【
図9】
図9は、花火会場の一使用形態を撮影した写真である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
本発明の一実施例の花火会場及び花火会場の花火演出方法を図面(
図1乃至
図9)を参照して説明する。
図1に示すHは花火会場で、花火会場Hは、室外に設置された座席1と、この座席1を囲む囲み体2と、この囲み体2に設けられ、囲み体2の外側から内側へ、又は、囲み体2の内側から外側へと観客が出入りする通路3と、囲み体2の内側に設けられ、映像[例えば、花火の映像、他の映像(例えば、自然を撮影した映像、CM等の映像)]を映すスクリーン4と、囲み体2の外側又は、囲み体2の中又は、囲み体2の上部に設置された打ち上げ花火を発射する発射部51とを備えている。囲み体2の内径は、例えば、100mである。
【0022】
本実施例の座席1の客席は、例えば、4200席である。なお、1席スペースは、例えば、430mm×1200mmである。
図1に示す5は、スクリーン4へプロジェクションマッピング映像を投射する投射装置(プロジェクター)である。
囲み体2は、例えば、工事現場などで作業する際に造る仮設の作業床や通路を形成する足場で構成し、具体的には、単管と呼ばれる鉄パイプ同士をクランプ(金具)を介してボルトを締めて接合している。
囲み体2は、
図1に示すように、平面視、円の場合もあれば、図示しないが、楕円、四角形、多角形等の環状体でも良い。また、
図3に示す21は、囲み体2の上に上る階段である。
【0023】
通路3は、
図3(a)(b)に示すように、囲み体2の足場の単管を用いない部位に設けられている。スクリーン4は、防炎性が望ましい。
発射部51は、
図5に示すように、囲み体2の上部に設置したが、本願発明にあっては、これに限らず、図示しないが、囲み体2の外側又は、囲み体2の中でも良い。
発射部51は、打揚げ筒に打揚げ用の火薬を入れ、玉を挿入し、火薬に点火する場合の打ち上げ筒(打揚筒)を置く部位である。また、囲み体2と座席1との間に人の立ち入りを禁止する禁止区域6を設けている。禁止区域6は、囲み体2の囲みに沿う囲み線61と囲み体2の間である。なお、特に、禁止区域6に水を張っても良い。この場合、張った水に花火が写ったり、会場で火災が発生した場合の防火水となったり、観客が水を見て禁止区域6に足を踏み込むのを防止することができる。また、水を張る代わりに、打ち上げられた花火を反射(映す)する反射板(図示せず)を設けても良いし、水を張ったものと反射板(図示せず)を併用しても良い。
【0024】
従来、花火会場が開放状態のため、警備人を数多く配置しなければならないが、本実施例の花火会場H(花火会場の花火演出方法)によれば、室外に設置された座席1と、この座席1を囲む囲み体2と、この囲み体2に設けられ、囲み体2の外側から内側へ、又は、囲み体2の内側から外側へと観客が出入りする通路3とを設けているため、囲み体2の外側、囲み体の内側、通路付近に警備人を配置すればよく、警備人を少なくして警備をすることができ、しかも、囲み体2と座席1との間に人の立ち入りを禁止する禁止区域6を設けているため、安全を確保することができ、更に、花火を打ち上げていないとき、スクリーン4に花火の映像又は他の映像(例えば、自然を撮影した映像、CM等)を流して、花火の空白時間を少なくして観客を退屈させないようにすることができる。
加えて、従来、多くの花火の打ち上げ現場は略直線的な配置となっていることから、鑑賞場所も直線的に広がる傾向があり、鑑賞場所によっては花火との距離が拡大することで、臨場感・迫力に差が生じる不具合が生じるが、本実施例の花火会場Hによれば、室外に設置された座席1を囲み体2で囲んで鑑賞するため、上記不具合の防止を図ることができる。
【0025】
また、
図5及び
図7に示すように、防炎性で形成されたスクリーン4の座席4側に向かって突出する花火を支持する支持部材7を設けている。この支持部材7は、図示しないが、囲み体2に沿って複数設け、複数の花火9に着火し、花火9が滝のように落ちるようにしても良い。
即ち、スクリーン4の座席1側に向かって突出する花火9を金具8を介して支持する支持部材7を囲み体2に沿って複数設け、複数の花火9に着火したから、スクリーン4によって風が通過しにくい分、花火9が風の影響を受けにくくして滝のように落ちる「ナイアガラの滝」を演出することができる(
図9参照)。
なお、 支持部材7にランスという細い筒に入った花火を吊り下げたもので、ナイアガラの中央2カ所を山型に高く吊って、「富士山」としても良い。
【0026】
また、
図5には、スクリーン4の映像の花火の打ち上げ軌跡と、発射部51から発射した打ち上げ花火の軌跡を同期させ、スクリーン4の映像の花火の打ち上げ軌跡の上端部に連続するように客席1側から見た発射部51から発射した打ち上げ花火の下端部を一致させるように打ち上げ花火の火薬に点火する点火制御装置5’を設けている[例えば、図示しないが、スクリーン4の映像の花火の軌跡がスクリーン4上でA(図示せず)からB(図示せず)へと直線的に描き、花火の軌跡がB(図示せず)に達すると[A(図示せず)からB(図示せず)へに要する時間に達すると]、発射部51から花火を発射させる]。]。
そのため、観客は、地上付近から上空に向かって連続した花火の軌跡を楽しむことができる。
【0027】
上述した花火会場Hは、花火会場の花火演出方法として捉えることができる。
即ち、花火会場の花火演出方法は、室外に設置された座席1を囲み体2で囲み、この囲み体2の内側に映像を映すスクリーン4を設けた花火会場の花火演出方法であって、囲み体2には、囲み体2の外側から内側へ、又は、囲み体2の内側から外側へと観客が出入りする通路3が設けられ、囲み体2と座席1との間に人の立ち入りを禁止する禁止区域6が設けられ、この禁止区域6内であって、観客側から見て、スクリーン4の前で花火(例えば、上述した「ナイアガラの滝」である。)が行われるものである。
【0028】
従来、花火会場が開放状態のため、警備人を数多く配置しなければならないが、本実施例の花火会場の花火演出方法によれば、室外に設置された座席1を囲み体2で囲み、この囲み体2の内側に映像を映すスクリーン4を設けた花火会場の花火演出方法であって、囲み体2には、囲み体2の外側から内側へ、又は、囲み体2の内側から外側へと観客が出入りする通路3が設けられているため、囲み体2の外側、囲み体2の内側、通路3付近に警備人を配置すればよく、警備人を少なくして警備をすることができ、しかも、囲み体2と座席1との間に人の立ち入りを禁止する禁止区域6が設けられ、この禁止区域6内であって、観客側から見て、スクリーン4の前で花火が行われるため、防炎性のスクリーンによって安全性を確保すると共に、風が通過しにくい分、花火が風の影響を受けにくくして花火を鑑賞することができ、スクリーン4の上方に見える打ち上げ花火が発射されていないとき、スクリーン4に花火又は他の映像(例えば、自然を撮影した映像、CM等)等の映像を流して、花火の空白時間を少なくして観客を退屈させないように花火を演出することができる。
特に、禁止区域6に水が張られていると、張った水に花火が写ったり、会場で火災が発生した場合の防火水となったり、観客が水を見て禁止区域6に足を踏み込むのを防止することができる(
図9参照)。また、水を張る代わりに、打ち上げられた花火を反射(映す)する反射板(図示せず)を設けても良いし、水を張ったものと反射板(図示せず)を併用しても良い。
【0029】
また、
図3(a)に示す7は排気ファンで、排気ファン7により、囲み体2の内側から外側へ空気を排気して、花火の煙が座席1に向かうのを防いで、花火を快適に鑑賞することができる。
【符号の説明】
【0030】
H 花火会場
1 座席
2 囲み体
3 通路
4 スクリーン
5 発射部
6 禁止区域