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  • 特開-制御装置、制御方法及びプログラム 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024116686
(43)【公開日】2024-08-28
(54)【発明の名称】制御装置、制御方法及びプログラム
(51)【国際特許分類】
   F24F 11/36 20180101AFI20240821BHJP
   F24F 11/52 20180101ALI20240821BHJP
   F24F 11/526 20180101ALI20240821BHJP
【FI】
F24F11/36
F24F11/52
F24F11/526
【審査請求】未請求
【請求項の数】10
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023022433
(22)【出願日】2023-02-16
(71)【出願人】
【識別番号】516299338
【氏名又は名称】三菱重工サーマルシステムズ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100149548
【弁理士】
【氏名又は名称】松沼 泰史
(74)【代理人】
【識別番号】100162868
【弁理士】
【氏名又は名称】伊藤 英輔
(74)【代理人】
【識別番号】100161702
【弁理士】
【氏名又は名称】橋本 宏之
(74)【代理人】
【識別番号】100189348
【弁理士】
【氏名又は名称】古都 智
(74)【代理人】
【識別番号】100196689
【弁理士】
【氏名又は名称】鎌田 康一郎
(72)【発明者】
【氏名】石塚 浩史
【テーマコード(参考)】
3L260
【Fターム(参考)】
3L260AB01
3L260BA52
3L260CA03
3L260CA18
3L260DA10
3L260GA02
3L260GA17
(57)【要約】
【課題】冷媒漏洩検知時に適切な音量の警報音や明るさの光を点灯させる警報装置の制御を提供する。
【解決手段】制御装置は、空調機からの冷媒の漏洩を検知したことを示す漏洩検知信号を取得する取得部と、前記空調機が設けられた空間の広さと前記空間の騒音の大きさに基づいて、警報音の音量および/又は警報ライトの明るさを設定する設定部と、前記漏洩検知信号が取得されると、前記設定部が設定した設定内容を警報装置へ指示する指示部と、を有する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
空調機からの冷媒の漏洩を検知したことを示す漏洩検知信号を取得する取得部と、
前記空調機が設けられた空間の広さと前記空間の騒音の大きさに基づいて、警報音の音量および/又は警報ライトの明るさを設定する設定部と、
前記漏洩検知信号が取得されると、前記設定部が設定した設定内容を警報装置へ指示する指示部と、
を有する制御装置。
【請求項2】
前記取得部は、前記空調機又は前記空間の状況を示す状況検知信号をさらに取得し、
前記設定部は、前記状況検知信号に基づいて、前記音量および/又は前記明るさを変更し、
前記指示部は、変更後の前記音量および/又は前記明るさを含む前記設定内容を前記警報装置へ指示する、
請求項1に記載の制御装置。
【請求項3】
前記状況検知信号が、前記空調機の故障を示す場合、又は、前記状況検知信号が、前記空間の騒音が大きいことを示す場合、
前記設定部は、前記音量および/又は前記明るさを上昇させる、
請求項2に記載の制御装置。
【請求項4】
前記状況検知信号が、前記空間内の人数が所定値以上であることを示す場合、
前記設定部は、前記空間の騒音が大きいと判定する、
請求項3に記載の制御装置。
【請求項5】
前記状況検知信号が、前記空間の騒音が小さいことを示す場合、
前記設定部は、前記音量および/又は前記明るさを低下させる、
請求項2または請求項3に記載の制御装置。
【請求項6】
前記状況検知信号が、夜間であることを示す場合、
前記設定部は、前記空間の騒音が小さいと判定する、
請求項5に記載の制御装置。
【請求項7】
前記状況検知信号が、前記空調機のリモコンが操作されたことを示す場合、
前記設定部は、前記音量および/又は前記明るさを所定時間だけ低下させる、
請求項2または請求項3に記載の制御装置。
【請求項8】
前記状況検知信号が、特定のユーザによって前記空調機のリモコンが操作されたことを示す場合、
前記設定部は、前記警報音の出力を停止すること、および/又は、前記警報ライトを消灯すること、を設定する、
請求項2または請求項3に記載の制御装置。
【請求項9】
冷媒漏洩検知時に作動する警報装置の制御方法であって、
空調機からの冷媒の漏洩を検知したことを示す漏洩検知信号を取得するステップと、
前記空調機が設けられた空間の広さと前記空間の騒音の大きさに基づいて、警報音の音量および/又は警報ライトの明るさを設定するステップと、
前記設定するステップにて設定された設定内容を警報装置へ指示するステップと、
を有する制御方法。
【請求項10】
コンピュータに、
空調機からの冷媒の漏洩を検知したことを示す漏洩検知信号を取得するステップと、
前記空調機が設けられた空間の広さと前記空間の騒音の大きさに基づいて、警報音の音量および/又は警報ライトの明るさを設定するステップと、
前記設定するステップにて設定された設定内容を警報装置へ指示するステップと、
を実行させるプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、冷媒漏洩検知時に警報を発する警報装置の制御装置、制御方法及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
空調機から可燃性冷媒の漏洩が検知された場合、国際規格により(1)安全のため空調機を保護運転すること、(2)室内の警報を鳴らし、ライトを点灯させること、の2点を実施することが要求されている。この要求に従って、冷媒漏洩検知時には、空調機が(1)の保護運転を実行し、警報装置が(2)の制御を実行する。(1)の保護運転は、火災の発生を防止できるような安全な仕様となっている。しかし、空調機が適切に保護運転を実行しているにも関わらず、(2)の要求により、火災発生時のような大音量の警報が出力されると、室内の人に不要な心配を与えてしまうことがある。
【0003】
特許文献1には、冷媒漏洩検知時の発報に関し、発報音による騒音被害などが生じないよう使用者が一旦、発報装置を停止させた後でも、後の使用者が、冷媒漏洩を把握できるように発報装置を制御する方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2018-91550号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
冷媒漏洩が検知された場合に、必要以上に大音量の警報が出力されることなく、適切な音量の警報音が出力されるような制御が求められている。
【0006】
そこでこの発明は、上述の課題を解決することのできる制御装置、制御方法及びプログラムを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一態様によれば、制御装置は、空調機からの冷媒の漏洩を検知したことを示す漏洩検知信号を取得する取得部と、前記空調機が設けられた空間の広さと前記空間の騒音の大きさに基づいて、警報音の音量および/又は警報ライトの明るさを設定する設定部と、前記漏洩検知信号が取得されると、前記設定部が設定した設定内容を警報装置へ指示する指示部と、を有する。
【0008】
本開示の一態様によれば、制御方法は、冷媒漏洩検知時に作動する警報装置の制御方法であって、空調機からの冷媒の漏洩を検知したことを示す漏洩検知信号を取得するステップと、前記空調機が設けられた空間の広さと前記空間の騒音の大きさに基づいて、警報音の音量および/又は警報ライトの明るさを設定するステップと、前記設定するステップにて設定された設定内容を警報装置へ指示するステップと、を有する。
【0009】
本開示の一態様によれば、プログラムは、コンピュータに、空調機からの冷媒の漏洩を検知したことを示す漏洩検知信号を取得するステップと、前記空調機が設けられた空間の広さと前記空間の騒音の大きさに基づいて、警報音の音量および/又は警報ライトの明るさを設定するステップと、前記設定するステップにて設定された設定内容を警報装置へ指示するステップと、を実行させる。
【発明の効果】
【0010】
本開示の制御装置、制御方法及びプログラムによれば、適切な音量の警報音を出力することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】実施形態に係る空調機などが設置された空間の一例を示す図である。
図2】実施形態に係る制御装置の一例を図である。
図3A】実施形態に係る警報動作の設定の一例を示す第1の図である。
図3B】実施形態に係る警報動作の設定の一例を示す第2の図である。
図4A】実施形態に係る警報動作の設定の一例を示す第3の図である。
図4B】実施形態に係る警報動作の設定の一例を示す第4の図である。
図5】実施形態に係る警報装置の制御の一例を示すフローチャートである。
図6】実施形態に係る制御装置のハードウェア構成の一例を図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
<実施形態>
以下、本開示の一実施形態による警報装置の制御方法について図1図6を参照して説明する。
(構成)
図1は、実施形態に係る空調機などが設置された部屋の一例を示す図である。部屋Aには、保護運転機能付きの空調機1(室内機10)、リモコン(リモートコントローラ)40、冷媒検知器50、警報器60、換気装置70、人感センサ80が設けられている。空調機1は、室内機10と、室外機20と、を含み、室内機10と室外機20は冷媒配管15で接続されている。冷媒配管15には遮断弁16が設けられている。室内機10は、室内へ風を送り室内空気を撹拌するファン11と、制御装置30と、を有している。室内機10には、空調機1を操作するためのリモコン40が付属しており、リモコン40は、ライト41と、スピーカ42と、操作部43とを備える。冷媒漏洩が検知されると、ライト41は点灯又は点滅し、スピーカ42は警報音を出力する。操作部43は、ボタン、ダイヤルなどの入力装置を含んで構成され、空調機1の運転、停止、室内温度の設定、警報音の停止、ライト41の消灯などの操作、スピーカ42から出力される警報音の音量やライト41を点灯するときの明るさ、色などの設定操作に用いられる。リモコン40は、空調機1から冷媒が漏洩したときに作動する警報装置の一例である。警報装置としては、リモコン40に代えて汎用の警報器60を用いることができる。警報器60は、冷媒漏洩検知時に点灯するライト61と、警報音を出力するスピーカ62とを有している。このほかにも、部屋Aでは、床近傍(床から0.3m以下の位置)に冷媒検知器50が設けられ、換気装置70、人感センサ80がそれぞれ所定の位置に設けられている。冷媒検知器50は、冷媒センサを有しており、空調機1から冷媒が漏洩すると、冷媒を検知し、制御装置30へ冷媒検知信号を送信する。換気装置70は、例えば、部屋Aの上部に設けられ、室外から空気を取り込んで、部屋Aの下部に設けられた通風口(図示せず)から室内の空気を排出する室内換気を行う為の設備である。人感センサ80は、室内に存在するユーザの人数を検知するために設けられている。人感センサ80は、室内機10に設けられていてもよい。
【0013】
制御装置30は、ファン11、遮断弁16、リモコン40、冷媒検知器50、警報器60、換気装置70、人感センサ80と接続され、これら機器との間で制御信号を送受信し、各機器を制御する。例えば、制御装置30は、冷媒検知器50から冷媒検知信号を受信すると、空調機1の保護運転を行う。例えば、制御装置30は、保護運転として、ファン11を運転して室内空気を撹拌しつつ、換気装置70を運転して換気を行うとともに、冷媒が室内機10へ供給されないように遮断弁16を閉にする。これらの保護運転により、火災発生が回避される。その一方で、制御装置30は、リモコン40および/又は警報器60へ警報音の出力とライトの点灯を指示する。リモコン40等は、制御装置30の指示に基づいて、警報音を発したり、光を点灯したりする。冷媒漏洩時の警報装置としては、リモコン40と警報器60の両方を使用してもよいし、何れか一方のみを使用してもよい。以下では、一例として、リモコン40を警報装置として使用する場合を例に説明を行う(この場合、警報器60を設置する必要が無い)。
【0014】
(制御装置)
次に、冷媒漏洩が検知されたときに警報装置を制御する機能について説明する。この機能は、空調機1(室内機10)、リモコン40、警報器60の何れにも設けてもよいし、これらとは独立した装置として設けてもよい。以下では、一例として、室内機10の制御装置30に警報装置(リモコン40)を制御する機能を実装する場合を例に説明を行う。
【0015】
図2は、実施形態に係る制御装置の一例を図である。制御装置30は、センサ情報取得部31と、設定受付部32と、タイマ33と、警報制御部34と、保護運転制御部35と、記憶部36と、を有している。
【0016】
センサ情報取得部31は、センサが検知した情報を取得する。例えば、センサ情報取得部31は、冷媒検知器50から冷媒漏洩の有無を示す情報を取得し、人感センサ80から室内に存在するユーザの人数を取得する。
【0017】
設定受付部32は、ユーザがリモコン40から入力した設定情報を取得する。例えば、設定受付部32は、冷媒漏洩時の警報音の音量やライト41の明るさをどの程度にするかの情報や、音量や明るさをどの程度にするかを判定する為の条件となる情報を取得する。例えば、ユーザが音量や明るさを直接指定する場合、設定受付部32は、警報音の音量について「大」、「中」、「小」の何れか、ライト41の明るさについて「明」、「中」、「暗」の何れかの設定を取得する。また、ユーザが音量や明るさの判定条件を設定する場合、設定受付部32は、室内機10が設けられた部屋の広さと騒音レベル(騒音の大きさ)の設定を取得する。例えば、設定受付部32は、部屋の広さ「広い」、騒音「大」などの設定を取得する。この設定は、警報音を「大」、ライト41の明るさを「明」とするような設定である(図3A)。あるいは、ユーザには、騒音レベルだけを設定してもらい、設定受付部32は、騒音レベルの設定だけを取得してもよい。この場合、部屋の広さについては、空調機1の容量で代用(例えば、容量が所定の閾値より大きければ部屋が「広い」、閾値以下の場合、「狭い」として扱う。)する。設定受付部32が取得する音量や明るさに関する様々な設定例については、後に図3A図4Bを用いて説明する。
【0018】
タイマ33は、時刻を計測する。
警報制御部34は、冷媒漏洩検知時のリモコン40(警報装置)の動作を制御する。具体的には、警報制御部34は、スピーカ42からの警報音の出力、停止、ライト41の点灯、消灯などの制御を行う。また、警報制御部34は、設定受付部32が受け付けた設定に基づいて、スピーカ42から出力する警報音の音量やライト41の明るさの制御を行う。
【0019】
保護運転制御部35は、冷媒漏洩検知時に空調機1の保護運転を実行する。具体的には、保護運転制御部35は、ファン11を運転し、遮断弁16を閉とし、換気装置70を運転する。保護運転制御部35は、故障検知部351を有している。故障検知部351は、空調機1および換気装置70の故障を検知する。空調機1が故障していると、保護運転を実行できなかったり、保護運転を実行しても十分に安全性を確保できなかったりする可能性がある。警報制御部34は、空調機1の故障が検知されたときには、警報音の音量「大」、ライト41を「明」に制御する。
【0020】
記憶部36は、センサ情報取得部31が取得した各種の計測値、設定受付部32が取得した各種設定情報など種々の情報を記憶する。また、記憶部36は、制御装置30の機能を実現する各種プログラムを記憶する。
【0021】
(音量と明るさの制御)
次に警報音の音量およびライト41の明るさの様々な設定例について説明する。
図3Aは、部屋の広さおよび騒音レベルに応じた音量と明るさの設定例である。制御装置30の記憶部36には、予め図3Aに例示する制御テーブルが格納されている。ユーザは、部屋の広さ(「広い」、「狭い」など)と騒音レベル(「大」、「静」など)を設定し、設定受付部32がこの設定を受け付ける。例えば、部屋Aの広さについて「広い」、騒音レベル「大」が設定された場合、警報制御部34は、図3Aの制御テーブルを参照して、音量「大」、明るさ「明」をリモコン40に指示する。リモコン40は、スピーカ42から音量「大」で警報音を出力し、ライト41を最大の明るさで点灯する。同様に、部屋の広さ「狭い」、騒音「大」が設定された場合、警報音は「中」、ライト41の明るさは「中」となり、部屋の広さ「狭い」、騒音「静」が設定された場合、警報音は「小」、ライト41の明るさは「暗」となる。なお、国際規格で警報音は、周囲よりも15dB以上大きな音量とすることが定められているので、音量「小」の場合でも、この条件を満たすような音量が設定される。また、部屋の広さについて、空調機1の容量で代用する場合、警報制御部34は、空調機1の容量が所定の閾値より大きければ部屋が「広い」、閾値以下の場合「狭い」として扱い、図3Aの制御テーブルを参照して音量および明るさを設定する。このような制御により、部屋が狭かったり、静かであったりするにもかかわらず、大音量で警報が出力され、ユーザが不安を感じるような状況を回避することができる。
【0022】
さらに、部屋の広さと騒音レベルに応じて基本的な音量および明るさを設定しつつも、状況に応じてそれらを調整するような制御を行ってもよい。図3Bに、部屋の広さや騒音レベルにかかわらず、条件に応じて音量と明るさを切り替えるために用いる切替条件テーブルの一例を示す。制御装置30の記憶部36には、予め図3Bに例示する切替条件テーブルが格納されている。例えば、空調機1が故障している場合(例えば、ファン11、遮断弁16の何れかが故障した場合)又は換気装置70が故障している場合、保護運転ができない可能性がある。従って、空調機1又は換気装置70が故障した状況では、部屋の広さや騒音レベルの設定にかかわらず、音量「大」、明るさ「明」に制御し、注意喚起を促すように制御する。なお、空調機1が故障した場合に関し、例えば、ファン11が故障した場合、遮断弁16が故障した場合、換気装置70が故障した場合のそれぞれでライト41の点灯態様を変化(例えば、異なる周期で点滅させる、色を変化させる等)させて、故障した機器を通知できるようにしてもよい。また、人感センサ80が検出した部屋Aに存在するユーザの人数が多い場合(例えば、“x1”人以上の場合)、ユーザの会話や活動によって警報音がかき消される可能性がある(騒音が大きい)。従って、この場合も、部屋の広さや騒音レベルの設定にかかわらず、音量「大」、明るさ「明」に制御して、確実にユーザへ冷媒漏洩が検知されたことを通知できるようにしてもよい。また、タイマ33が計測した時刻が夜間を示している場合、夜間のため部屋Aおよび周囲の騒音は小さい(「静」)と考えられる。従って、この場合、部屋の広さや騒音レベルの設定にかかわらず、音量「小」、明るさ「暗」に制御し、必要以上に不安を煽らないようにしてもよい。また、リモコン40の操作(例えば、空調機1の運転開始など)がある場合、操作時には、部屋Aにユーザが存在していると考えられる。従って、設定受付部32がリモコン40から操作信号を取得してから所定時間の間は、近くにユーザが存在すると考え、部屋Aの広さや騒音レベルの設定にかかわらず、所定時間(例えば、60秒)だけ音量「小」、明るさ「暗」としてもよい。そして、所定時間が経過したら、既にユーザが近くに存在しない可能性があると考え、図3Aの設定に基づく基本的な音量および明るさに戻すような制御を行ってもよい。さらに、管理者やサービスマンが到着した場合には、警報音の出力やライト41の点灯を停止してもよい。例えば、管理者やサービスマンがリモコン40(警報装置)にパスワードの入力等、特定のユーザしか実行することができない操作を行うと、設定受付部32が、リモコン40からパスワード入力等があったことの通知を受け取る。すると、警報制御部34は、図3Bの切替条件テーブルに基づいて、警報音の出力停止とライト41の消灯をリモコン40へ指示する。これにより、警報音の出力等が停止される。このように、図3Bの切替条件テーブルによれば、状況に応じて警報音の大小やライトの明るさを制御することができるので、必要以上に大音量の警報が発せられ、ユーザに不安を与えることを防ぐことができる。
【0023】
上記の図3A図3Bを参照した説明では、ユーザが、部屋の広さと騒音レベルを設定すると、予め定められた音量および明るさとなるようにリモコン40の警報動作を制御する例を説明したが、音量や明るさのレベルをユーザ自身が設定できるようにしてもよい。例えば、音量、明るさのそれぞれについて1~10の10段階(10が最も音量が大きく、ライト41の光が明るい)で設定できるようにしてもよい。図3Aの設定については、例えば、ユーザが、部屋の広さ「広い」、騒音レベル「大」に対して、音量「10」、明るさ「8」を設定できてもよい。また、図3Bの設定についても、例えば、空調機故障時の音量とライトについては共に「10」を設定してユーザが変更できないようにし、他の項目、例えば、夜間の音量については、「2」、「4」など所望の大きさを設定できるようにしてもよい。例えば、部屋Aが繁華街に存在し、夜間でも騒音が大きな環境であれば、夜間の音量に「8」などを設定することができる。
【0024】
図4Aに音量および明るさレベルを直接設定する場合の例を示す。例えば、部屋Aが広い場合、ユーザは、騒音「大」、「中」、「静」の3段階ごとにそれぞれ音量レベルと明るさレベルを図4Aに示すように設定する。また、それとは別に、ユーザは、部屋Aの騒音レベルの判定条件を設定する。図4Bに騒音レベルの判定条件の一例を示す。例えば、空調機1の運転中については騒音レベル「中」、停止中については「静」、人感センサ80が検出する人数に応じて“x2”人未満なら「静」、“x3”人以上なら「大」、夜であれば「静」、昼は「大」などの設定を行う。また、ライト41の明るさについても、例えば、夜は「-3」、部屋に存在する人数が少なければ「-3」、多ければ「+1」などの状況に応じた明るさの調整量を設定してもよい。このような設定によれば、例えば、夜間の空調機1の停止中に冷媒漏洩が検知されれば、音量レベル「5」で警報音を出力しつつ、ライト41を明るさ「5」で点灯し、昼間の空調機1の運転中に冷媒漏洩が検知されれば、音量レベル「10」で警報音を出力しつつ(昼に対応する騒音「大」と空調機が運転中に対する騒音「中」のうち、「大」を優先する。)、ライト41を明るさ「8」で点灯するよう制御することができる。なお、警報音の音量について、騒音「大」、「中」、「静」を判定し、「大」、「中」、「静」に応じた音量とするのではなく、部屋の明るさと同様にして、ある基準となる音量(例えば、8)に対して、図4Bに例示する各状況に応じて「+2」、「-2」のように調整するといった設定を行ってもよい。
【0025】
(動作)
次に図5を参照して、冷媒漏洩検知時における警報音の音量とライトの明るさの制御について説明する。図5は、実施形態に係る警報装置の制御の一例を示すフローチャートである。一例として、事前に図3Aに例示する制御テーブル、図3Bに例示する切替条件テーブルが記憶部36に格納されているとする。あるいは、ユーザが事前にリモコン40を操作して、部屋Aの広さと騒音レベルについて設定を行い、この設定内容が記憶部36に記録されていてもよいし、記憶部36には、ユーザが直接的に設定した音量と明るさの初期設定(例えば、図4A)と騒音の判定条件(図4B)が記録されていてもよい。
【0026】
最初に、冷媒検知器50が冷媒の漏洩を検知する(ステップS1)。冷媒検知器50は、冷媒の漏洩を検知したことを示す信号を制御装置30へ通知する。制御装置30では、センサ情報取得部31が、この信号を受信し、警報制御部34と保護運転制御部35へ出力する。保護運転制御部35は、保護運転を実行する。例えば、保護運転制御部35は、遮断弁16を閉状態に制御し、ファン11を所定の回転数で回転させ、換気装置70を作動する。一方、警報制御部34は、警報装置(リモコン40等)による警報動作の制御を開始する。警報制御部34は、状況に応じた警報音の音量やライトの明るさの制御に必要な情報を取得する(ステップS2)。例えば、警報制御部34は、センサ情報取得部31を通じて、人感センサ80が検出した人数を取得する。また、警報制御部34は、タイマ33が計測する時刻、故障検知部351によって検知された空調機1や換気装置70の故障の有無を取得する。
【0027】
次に警報制御部34は、基本となる音量と明るさを設定する(ステップS3)。例えば、部屋Aの広さが「広い」、騒音レベルが「静」であれば、警報制御部34は、図3Aの制御テーブルに基づいて、警報音の音量を「中」、ライト41の明るさを「中」に設定する。また、ユーザが直接、音量や明るさの初期設定を行った場合には、警報制御部34は、ユーザの設定どおりに音量と明るさを設定する。
【0028】
次に警報制御部34は、状況に応じて音量と明るさの設定を変更する(ステップS4)。例えば、人感センサ80が検出した人数が閾値(“x1”)以上であれば、警報制御部34は、図3Bの切替条件テーブルに基づいて音量を「大」、明るさを「明」に変更する。また、タイマ33が計測する時刻が夜(例えば、22時)を示していれば、警報制御部34は、図3Bの切替条件テーブルに基づいて音量を「小」、明るさを「暗」に変更する。また、保護運転を実行しようとしたときにファン11、遮断弁16、換気装置70、あるいは他の保護運転に関わる機器等の故障が検知されていれば、警報制御部34は、警報音の音量を「大」、明るさを「明」に変更する。図4A図4Bのように設定した場合も同様である。例えば、人数が“x3”以上で、時刻が昼であれば、警報制御部34は、警報音の音量を「10」、明るさを「9」に設定する。
【0029】
次に警報制御部34は、ステップS4で行った設定に基づいて、警報装置を制御する(ステップS5)。例えば、ステップS4までの処理で警報音の音量が「大」、明るさが「明」に設定されている場合、警報制御部34は、警報音を「大」で出力し、ライト41を「明」で点灯することを指示する指示信号をリモコン40へ送信する。リモコン40は、この指示信号に基づいて、警報動作を開始し、スピーカ42から音量「大」で警報音を出力し、明るさ「明」でライト41を点灯する。
【0030】
次に警報制御部34は、停止操作が行われたかどうかを判定する(ステップS6)。例えば、責任者やサービスマンがリモコン40にパスワードの入力等を行うと、停止操作が行われたことを示す信号がリモコン40から制御装置30に送信される。警報制御部34は、設定受付部32を通じて、この信号を受信すると、停止操作が行われたと判定し(ステップS6;Yes)、警報音の停止とライトの消灯を指示する指示信号をリモコン40へ送信する。リモコン40は、この指示信号に基づいて、警報動作を停止する(ステップS8)。リモコン40は、警報音の出力とライト41の点灯を停止する。
【0031】
停止操作が行われていない場合(ステップS6;No)、制御装置30は、状況に変化があったかどうかを判定する(ステップS7)。例えば、ユーザがリモコン40に対して操作を行ったり、空調機1の運転状態が変化(例えば、設定温度に到達し、空調機1の運転が停止する)したり、室内の人数が変化したりすると、制御装置30は、状況が変化したと判定する。状況が変化しない場合(ステップS7;No)、ステップS6以降の処理が繰り返される。リモコン40は、そのままの音量で警報音を出力し、そのままの明るさでライト41を点灯する。状況が変化した場合(ステップS7;Yes)、ステップS4以降の処理が繰り返される。例えば、ユーザがリモコン40に対して操作を行った場合、警報制御部34は、図3Bの条件“リモコン操作あり”の設定に従って、所定時間だけ警報音を「小」とし、ライトの明るさを「暗」とするようリモコン40へ指示する。これにより、リモコン40が出力する警報音の音量は所定時間だけ小さくなり、ライト41の明るさも所定時間だけ暗くなる。そして、管理者やサービスマンが到着し、所定の操作が行われると(ステップS6;Yes)、警報制御部34は、警報動作の停止をリモコン40へ指示し、リモコン40からの警報音の出力などが停止する(ステップS8)。
【0032】
以上、説明したように本実施形態によれば、冷媒漏洩検知時に出力される警報音の音量やライトの明るさを部屋の広さや騒音レベルによって設定することができる。これにより、必要以上に大きな音量で警報音が出力されたり、必要以上の明るさでのライトが点灯したりすることを防ぐことができる。また、同じ部屋であっても騒音や明るさ等の状況は変化するが、本実施形態によれば、部屋の騒音が大きくなると考えられる状況では音量を大きくし、騒音レベルが低いと考えられる状況では音量を低下することができるので、ユーザへ確実に冷媒漏洩が検知されたことを通知しつつ、ユーザが不安を感じたり、警報音が近所の迷惑になったりすることを防止することができる。
【0033】
なお、上記の実施形態では、部屋Aの広さ、騒音レベルによって、基本的な音量や明るさを決定することとしたが、照明の種類や数、日当たり等によって部屋Aの明るさが異なることから、事前にユーザに部屋Aの広さ、騒音レベルと共に部屋Aの明るさについても「明」、「中」、「暗」等を設定してもらい、部屋Aの明るさが「明」の場合にはライト41を「明」で点灯し、部屋Aの明るさが「中」の場合にはライト41を「中」で点灯し、部屋Aの明るさが「暗」の場合にはライト41を「暗」で点灯するように制御してもよい。また、部屋Aの騒音レベルの判定に関し、部屋Aにマイクを設け、マイクが検知した音圧レベルから騒音レベルを判定し、警報音の音量を騒音レベルに応じた大きさに設定してもよい。また、部屋Aの明るさの判定に関し、部屋Aに照度センサを設け、照度センサが検知した明るさに応じてライト41を制御してもよい。
【0034】
図6は、実施形態に係る制御装置のハードウェア構成の一例を図である。
コンピュータ900は、CPU901、主記憶装置902、補助記憶装置903、入出力インタフェース904、通信インタフェース905を備える。
上述の制御装置30は、コンピュータ900に実装される。そして、上述した各機能は、プログラムの形式で補助記憶装置903に記憶されている。CPU901は、プログラムを補助記憶装置903から読み出して主記憶装置902に展開し、当該プログラムに従って上記処理を実行する。また、CPU901は、プログラムに従って、記憶領域を主記憶装置902に確保する。また、CPU901は、プログラムに従って、処理中のデータを記憶する記憶領域を補助記憶装置903に確保する。
【0035】
制御装置30の全部または一部の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより各機能部による処理を行ってもよい。ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、CD、DVD、USB等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。また、このプログラムが通信回線によってコンピュータ900に配信される場合、配信を受けたコンピュータ900が当該プログラムを主記憶装置902に展開し、上記処理を実行しても良い。また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよい。
【0036】
以上のとおり、本開示に係るいくつかの実施形態を説明したが、これら全ての実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することを意図していない。これらの実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態及びその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
【0037】
<付記>
各実施形態に記載の制御装置、制御方法及びプログラムは、例えば以下のように把握される。
【0038】
(1)第1の態様の制御装置30は、空調機1からの冷媒の漏洩を検知したことを示す漏洩検知信号を取得する取得部(センサ情報取得部31)と、前記空調機が設けられた空間(部屋A)の広さと前記空間の騒音の大きさに基づいて(図3Aの制御テーブル)、警報音の音量および/又は警報ライト(ライト41)の明るさを設定する設定部(警報制御部34)と、前記漏洩検知信号が取得されると、前記設定部が設定した設定内容を警報装置へ指示する指示部(警報制御部34)と、を有する。
これにより、部屋の広さや騒音レベルに応じた音量の警報音を出力することができるので、必要以上に大きな警報音が出力され、ユーザが火災発生等と混同して不安になることを防ぐことができる。
【0039】
(2)第2の態様に制御装置30は、(1)の制御装置30であって、前記取得部は、前記空調機又は前記空間の状況を示す状況検知信号をさらに取得し、前記設定部は、前記状況検知信号に基づいて、前記音量および/又は前記明るさを変更し、前記指示部は、変更後の前記音量および/又は前記明るさを含む前記設定内容を前記警報装置へ指示する。
空調機又は空間の状況を示す状況検知信号(空調機1の故障、室内人数、時刻(昼夜)、リモコン操作の有無など)を取得し、図3B図4Bの条件に基づいて、警報音の音量やライトの明るさを変更することで、状況に応じた音量や明るさに制御することができ、ユーザの不安や周囲への騒音などを防ぐことができる。
【0040】
(3)第3の態様に係る制御装置30は、(2)の制御装置30であって、前記状況検知信号が前記空調機の故障を示す場合、又は、前記状況検知信号が前記空間の騒音が大きいことを示す場合、前記設定部は、前記音量および/又は前記明るさを上昇させる。
空調機が故障した場合には、保護運転が機能しない可能性があるため、警報音の音量やライトの明るさを上昇させ、ユーザへ注意喚起することができる。部屋の騒音が大きい場合、騒音にかき消されないように、警報音の音量等を上昇させることで、ユーザに冷媒漏洩を知らせることができる。
【0041】
(4)第4の態様に係る制御装置30は、(3)の制御装置30であって、前記状況検知信号が、前記空間内の人数が所定値以上であることを示す場合、前記設定部は、前記空間の騒音が大きいと判定する。
室内の人数によって、騒音の大きさを判定することにより、空調機1やその他の機器に設けられる人感センサを利用して、警報音の音量や警報ライトの明るさを制御することができる。
【0042】
(5)第5の態様に係る制御装置30は、(2)~(4)の制御装置30であって、前記状況検知信号が前記空間の騒音が小さいことを示す場合、前記設定部は、前記音量および/又は前記明るさを低下させる。
これにより、部屋の騒音が小さい場合、警報音の音量等を低下させることで、ユーザに必要以上に不安を与えることを防止することができる。
【0043】
(6)第6の態様に係る制御装置30は、(5)の制御装置30であって、前記状況検知信号が、夜間であることを示す場合、前記設定部は、前記空間の騒音が小さいと判定する。
これにより、時間帯に基づいて騒音を判定し、警報音の音量等を状況に適した態様に制御することができる。
【0044】
(7)第7の態様に係る制御装置30は、(2)~(6)の制御装置30であって、前記状況検知信号が前記空調機のリモコンが操作されたことを示す場合、前記設定部は、前記音量および/又は前記明るさを所定時間だけ低下させる。
リモコンへの操作があった場合には、近くにユーザが存在すると考え、音量等を低下させる。これにより、ユーザの不安等を軽減することができる。
【0045】
(8)第8の態様に係る制御装置30は、(2)~(7)の制御装置30であって、前記状況検知信号が特定のユーザによって前記空調機のリモコンが操作されたことを示す場合、前記設定部は、前記警報音の出力を停止すること、および/又は、前記警報ライトを消灯すること、を設定する。
例えば、パスワード入力など、特定のユーザ(責任者やサービスマン)によるリモコンへの操作があった場合には、冷媒漏洩に対処できると考え、警報音の出力やライトの点灯を停止する。これにより、ユーザの不安等を軽減することができる。
【0046】
(9)第9の態様に係る制御方法は、冷媒漏洩検知時に作動する警報装置の制御方法であって、空調機からの冷媒の漏洩を検知したことを示す漏洩検知信号を取得するステップと、前記空調機が設けられた空間の広さと前記空間の騒音の大きさに基づいて、警報音の音量および/又は警報ライトの明るさを設定した指示情報を生成するステップと、前記設定するステップにて設定された設定内容を警報装置へ指示するステップと、を有する。
【0047】
(10)第10の態様に係るプログラムは、コンピュータに、空調機からの冷媒の漏洩を検知したことを示す漏洩検知信号を取得するステップと、前記空調機が設けられた空間の広さと前記空間の騒音の大きさに基づいて、警報音の音量および/又は警報ライトの明るさを設定した指示情報を生成するステップと、前記設定するステップにて設定された設定内容を警報装置へ指示するステップと、を実行させる。
【符号の説明】
【0048】
1・・・空調機
10・・・室内機
11・・・ファン
15・・・冷媒配管
16・・・遮断弁
20・・・室外機
30・・・制御装置
31・・・センサ情報取得部
32・・・設定受付部
33・・・タイマ
34・・・警報制御部
35・・・保護運転制御部
351・・・故障検知部
36・・・記憶部
40・・・リモコン
41・・・ライト
42・・・スピーカ
43・・・操作部
50・・・冷媒検知器
60・・・警報器
61・・・ライト
62・・・スピーカ
70・・・換気装置
80・・・人感センサ
A・・・部屋
図1
図2
図3A
図3B
図4A
図4B
図5
図6