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特開2024-116991連続シート形状の生地検査システム及びその方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024116991
(43)【公開日】2024-08-28
(54)【発明の名称】連続シート形状の生地検査システム及びその方法
(51)【国際特許分類】
   D06H 3/08 20060101AFI20240821BHJP
   D06H 7/00 20060101ALI20240821BHJP
【FI】
D06H3/08
D06H7/00
【審査請求】未請求
【請求項の数】12
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023022892
(22)【出願日】2023-02-16
(71)【出願人】
【識別番号】523056016
【氏名又は名称】コリア プレシジョン マテリアズ インダストリー
【氏名又は名称原語表記】Korea Precision Materials Industry
【住所又は居所原語表記】214, 135 Sinnae-ro, Jungnang-gu, Seoul 02026, Republic of Korea
(74)【代理人】
【識別番号】110002262
【氏名又は名称】TRY国際弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】ユン ヒョンス
【テーマコード(参考)】
3B154
【Fターム(参考)】
3B154AB19
3B154BA47
3B154BA53
3B154BB18
3B154BB47
3B154BB53
3B154CA03
3B154CA16
3B154CA22
3B154DA13
3B154DA21
(57)【要約】      (修正有)
【課題】連続シート形状の生地検査システム及びその方法を提供する。
【解決手段】連続シート形状の生地検査システムは、連続的に供給される生地1を非接触方式で認識し、生地の損傷の有無を判断して測定損傷情報を取得する損傷検出部120と、測定損傷情報に基づいて生地に損傷が発生した場合、生地の表面に接触して生地の損傷の位置に不良マークを表示するマーカー部140と、測定損傷情報に基づいて少なくとも1つまたは複数の不良マークを含む生地を切断する切断部と、遠端から測定損傷情報を取得するために基準損傷情報を設定する制御部を含む生地検査装置10と、を備え、前記制御部は、前記基準損傷情報に基づいて測定損傷情報を分析して前記連続シート形状の生地検査装置を制御する損傷結果情報を生成する。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
連続供給される連続シート形状の生地を非接触方式で認識し、生地の損傷の有無を判断して測定損傷情報を取得する損傷検出部と、
前記測定損傷情報に基づいて生地に損傷が発生していると判断される場合に、生地の表面に接触して生地の損傷の位置に不良マークを表示するマーカー部と、
前記測定損傷情報に基づいて少なくとも1つまたは複数の不良マークを含む生地を切断する切断部と、
生地から前記測定損傷情報を取得するために基準損傷情報を設定する制御部を含む生地検査装置と、を備え、
前記制御部は、前記基準損傷情報に基づいて前記測定損傷情報を分析して前記連続シート形状の前記生地検査装置を制御する損傷結果情報を生成する、
ことを特徴とする連続シート形状の生地検査システム。
【請求項2】
前記マーカー部は前記損傷検出部と前記切断部との間に配置されており、
前記損傷検出部と前記マーカー部との間の間隔と、前記マーカー部と前記切断部との間の間隔とは等しいかまたは異なる、請求項1に記載の連続シート形状の生地検査システム。
【請求項3】
前記損傷検出部は、生地の生地文書情報と、生地の表面から取得した画像情報と、生地から透過及び反射された照射したテラヘルツ波に対する電磁波情報とを同時に受信し、生地の損傷の有無が判断された前記測定損傷情報を取得する、請求項1に記載の連続シート形状の生地検査システム。
【請求項4】
前記損傷検出部は、生地がポリエチレン糸とパラ‐アラミド糸を単一方向に配列したUD(Uni-Directional)シートである場合、糸の積層構造に対応して0°~90°の角度調節可能であり、前記損傷検出部の中心から所定の間隔で離隔され、部分的に生地の上方に少なくとも1つ以上形成された光源部をさらに含む、請求項3に記載の連続シート形状の生地検査システム。
【請求項5】
巻き取り状態の生地を連続的に引き出すように設けられた供給ロールと、
前記切断部によって切断されていない生地を長手方向に巻き取る巻き取りロールと、
前記損傷検出部、前記マーカー部および前記切断部の下部に配置され、前記供給ロールから巻き出された生地を前記巻き取りロールに搬送する搬送コンベアと、
前記損傷結果情報に基づいて生成された結果通知情報を視覚的および聴覚的に出力する表示部をさらに備える、請求項1に記載の連続シート形状の生地検査システム。
【請求項6】
巻き取り状態の生地を連続的に引き出すように設けられた供給ロールと、
前記切断部によって切断されていない生地を長手方向に巻き取る巻取ロールと、
前記供給ロールと前記巻取ロールとの間に配置され、回転軸を中心に進行方向に回転して駆動ロールとを含み、
前記マーカー部は、生地を中心として生地の上面に配置された前記損傷検出部と対向して生地の下面に配置されている、請求項1に記載の連続シート形状の生地検査システム。
【請求項7】
生地の巻き取り方向に前記マーカー部の前に水平間隔で離隔して配置された少なくとも1つ以上のセンサ部をさらに備え、
前記センサ部は、生地に含まれる異物を感知するセンサを含む、請求項1に記載の連続シート形状の生地検査システム。
【請求項8】
前記基準損傷情報に基づいて前記測定損傷情報をリアルタイムで分析及び分類し、前記測定損傷情報に対応して累積される損傷累積点数と予め設定された基準累積点数が同じ状態で損傷累積長さと既定の基準累積長さとが同等の場合、前記切断部が生地を長手方向と交差する幅方向に切断するようにする生地切断信号を含む前記損傷結果情報を生成する管理サーバを含む、請求項1に記載の連続シート形状の生地検査システム。
【請求項9】
サーバにより行われる連続シート形状の生地検査方法において、
巻き取り状態の生地が搬送コンベアを介して搬送される場合、搬送コンベアの上部で生地を非接触方式で認識して生地の損傷の有無を判断して測定損傷情報を生成するステップと、
前記測定損傷情報を分析して生地に損傷が発生している場合、生地の表面に接触して生地の損傷上の位置に不良マークを表示するステップと、
基準損傷情報に基づき、前記測定損傷情報をリアルタイムで分析して前記測定損傷情報を分類し、前記測定損傷情報に対応して累積される損傷累積点数と予め設定された基準累積点数が同じ状態で損傷累積長さと予め設定された基準累積長さが等しい場合、生地を長手方向と交差する幅方向に切断するようにする生地切断信号を含む損傷結果情報を生成するステップと
を含む、連続シート形状の生地検査方法。
【請求項10】
前記測定損傷情報を生成するステップは、
生地の形状、面積、色、ラベル、サイズ、厚さ、特性、種類、生地特性、生地の種類、製織形態のうちの少なくとも1つの情報を含む生地文書情報を取得するステップと、
生地の表面から角度、コントラスト、距離、明るさ、および送り速度のうちの少なくとも1つを考慮して、生地が撮影された画像情報を取得するステップと、
生地から透過及び反射したテラヘルツ波に対する電磁波情報を取得するステップと、
同時に受信した生地文書情報、画像情報、および前記電磁波情報とを比較および分析して冗長データを削除し、高解像度測定画像を生成するステップと、
前記基準損傷情報に基づいて測定画像を分析して測定損傷情報を生成するステップとを含む、請求項9に記載の連続シート形状の生地検査方法。
【請求項11】
切断生地の不良マークの数を確認するステップと、
前記基準損傷情報に基づいて、切断生地の累積マーク数が予め設定された基準マーク数と等しいか小さい場合、切断生地の切断長を確認するステップと、
前記基準損傷情報に基づいて、前記切断長と前記累積マーク数を用いて生地等級情報を生成するステップをさらに含む、請求項9に記載の連続シート形状の生地検査方法。
【請求項12】
ハードウェアであるコンピュータと組み合わせて、請求項9~11のいずれか一項に記載の方法を実行することができるように、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に格納されたコンピュータプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、連続シート状の生地検査システム及びその方法に関し、より具体的には非接触方式を用いて連続的に供給される生地の損傷の有無をリアルタイムで判断し、UD(Uni-Directional)シートの生地の不良率を 最小化することができる連続シート形状の生地検査システムおよびその方法に関する。
【背景技術】
【0002】
一般的に、衣類を製造するために使用される繊維生地は不良が全くなくするべきであるが、現実はそうではない。
【0003】
生地が損傷したり、様々な形態で傷がある不良部位は衣類製造に使用されてはならない。 このために、生地の不良を検出し、その不良位置を生地に表示しておく必要がある。
【0004】
生地の不良検出のため、従来は主に生地検査装置に生地を掛けてアンローリングしながら、熟練した作業者が直接肉眼で不良を検査する方法が多く用いられてきた。
【0005】
上記の背景技術として説明された事項は、本発明の背景に対する理解増進のためのものであり、この技術分野で通常の知識を有する者に既に知られている従来技術に該当することを認めるものとして受け入れてはならない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
(特許文献) 大韓民国登録特許第10-2143354号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明が解決しようとする課題は、連続シート状の生地検査システム及びその方法を提供することである。
【0008】
本発明が解決しようとする課題は、上記で言及した課題に限定されず、言及されていない他の課題は、以下の記載から通常の技術者に明確に理解することができる。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するための本発明の一実施形態による前記連続シート形状の生地検査システムは、連続的に供給される生地を非接触方式で認識して生地の損傷の有無を判断して測定損傷情報を取得する損傷検出部と、測定損傷情報に基づいて生地に損傷が発生している場合、生地の表面に接触して生地の損傷の位置に不良マークを表示するマーカー部と、測定損傷情報に基づいて少なくとも1つまたは複数の不良マークを含む生地を切断する切断部と、生地から測定損傷情報を取得するために基準損傷情報を設定する制御部を含む生地検査装置と、生地検査装置を制御する損傷結果情報を生成することができる。
【0010】
本発明の一実施形態において、前記マーカー部は、前記損傷検出部と前記切断部との間に配置され、前記損傷検出部と前記マーカー部との間の間隔と、前記マーカー部と前記切断部との間の間隔は互いに同じでも異なっていてもよい。
【0011】
本発明の一実施形態において、前記損傷検出部は、生地の生地文書情報と、生地の表面から取得した画像情報と、生地から透過及び反射された照射されたテラヘルツ波に対する電磁波情報とを同時に受信する。 生地の損傷有無が判断された前記測定損傷情報を取得することができる。
【0012】
本発明の一実施形態において、前記損傷検出部は、生地がポリエチレン糸とパラ‐アラミド糸を単一方向に配列したUD(Uni-Directional)シートである場合、糸の積層構造に対応して0 ゜~90゜の角度調整可能であり、損傷検出部の中心から所定の間隔で離隔されて部分的に生地の上方に少なくとも1つ以上形成された光源部をさらに含むことができる。
【0013】
本発明の一実施形態において、巻取状態の遠端を連続的に掴み出すように備えられる供給ロールと、切断部によって切断されていない生地を長手方向に巻き取る巻き取りロールと、損傷検出部、マーカー部および切断部の下部に配置され、供給ロールから巻き出された遠端を巻き取りロールに搬送する搬送コンベアと、そして、損傷結果情報に基づいて生成された結果通知情報を視覚的および聴覚的に出力する表示部をさらに備える。
【0014】
本発明の一実施形態において、巻取状態の生地を連続的に掴み出すように備えられる供給ロールと、 切断部によって切断されていない生地を長手方向に巻き取る巻き取りロールと、 そして、供給ロールと巻き取りロールとの間に配置され、回転軸を中心に進行方向に回転して駆動ロールを含む。
【0015】
本発明の一実施形態において、生地の巻き取り方向に前記マーカー部の前に水平間隔で離隔して配置される少なくとも1つ以上のセンサ部をさらに含み、前記センサ部は、生地に含まれる異物を感知するセンサを含むことができる。
【0016】
本発明の一実施形態において、前記基準損傷情報に基づいて前記測定損傷情報をリアルタイムで分析及び分類し、前記測定損傷情報に対応して累積される損傷累積点数と予め設定された基準累積点数が 同じ状態で損傷累積長さと既定の基準累積長さが等しい場合、切断部が生地を長手方向と交差する幅方向に切断する生地切断信号を含む損傷結果情報を生成する管理サーバを含むことができる。
【0017】
また、上述した課題を解決するための本発明の一実施形態に係る前記連続シート状の生地検査方法は、サーバにより行われる連続シート状の生地検査方法において、巻取状態の生地が 搬送コンベアを介して搬送される場合、搬送コンベアの上部にある生地を非接触方式で認識し、生地の損傷の有無を判断して測定損傷情報を生成する。 前記測定損傷情報を分析して生地に損傷が発生した場合、生地の表面に接触して生地の損傷上の位置に不良マークを表示する。 そして、前記基準損傷情報に基づいて前記測定損傷情報をリアルタイムで分析して測定損傷情報を分類し、前記測定損傷情報に対応して累積される損傷累積点数と既定の基準累積点数が同じ状態で損傷累積長さと、既定の基準累積長さが等しい場合、生地を長手方向と交差する幅方向に切断する生地切断信号を含む損傷結果情報を生成することを含み得る。
【0018】
本発明の一実施形態において、前記測定損傷情報を生成する工程は、生地の形状、面積、色、ラベル、大きさ、厚さ、特性、種類、生地特性、生地種類、製織形態の少なくとも 単一の情報を含む生地文書情報を取得する。 生地の表面から角度、コントラスト、距離、明るさ、および送り速度のうちの少なくとも1つを考慮して、生地が撮影された画像情報を取得する。生地から透過反射した照射されたテラヘルツ波に対する電磁波情報を取得する。 同時に受信した遠端文書情報、画像情報、および電磁波情報とを比較および分析して、冗長データを削除し、高解像度測定画像を生成する。 そして、基準損傷情報に基づいて測定画像を分析して測定損傷情報を生成する。
【0019】
本発明の一実施形態において、切断生地の不良マークの個数を確認するステップと、 基準損傷情報に基づいて、切断原端の累積マーク数が予め設定された基準マーク数と等しいか小さい場合、切断源端の切断長を確認するステップと、基準損傷情報に基づいて切断長さと累積マーク数を用いて生地等級情報を生成するステップをさらに含む。
【0020】
本発明の一実施形態によるプログラムは、ハードウェアであるコンピュータと組み合わされ、連続シート状の遠端検査方法を実行することができるようにコンピュータで読み出し可能な記録媒体に記憶される。
【0021】
本発明の他の具体的な事項は、詳細な説明及び図面に含まれている。
【発明の効果】
【0022】
本発明によれば、非接触方式を用いて連続的に供給される生地の損傷の有無をリアルタイムで判断してUD(Uni-Directional)シートの生地の不良率を最小化することができる。
【0023】
本発明によれば、生地の生地文書情報と、生地の表面から取得した画像情報と、生地から透過及び反射されたテラヘルツ波に対する電磁波情報とを同時に受信して生地の損傷の有無を明確にリアルタイムに判断して損傷部位を裁断するので、裁断後に発生する余剰生地の発生量を最小化しながら、結果物の不良率を下げることができる。
【0024】
本発明によれば、作業者が手動方式で生地の損傷を検出する方式または損傷位置を作業者が手動で表示する方式に比べて生地検査のコストと誤差を低減することができる。
【0025】
本発明の効果は上記の効果に限定されず、言及されていない他の効果は以下の説明から当業者にはっきりと理解され得る。
【図面の簡単な説明】
【0026】
図1】本発明の一実施形態による連続シート状の遠端検査システムを説明するためのブロック図である。
図2図1に示す生地検査装置を説明するための詳細図である。
図3】本発明の一実施形態による遠端損傷の形状を説明するための図である。
図4】本発明の他の実施形態による損傷検出部を説明するための図である。
図5】本発明の他の実施形態による生地検査装置を説明するための図である。
図6】本発明の一実施形態による連続シート状の生地検査方法を説明する図である。
図7図6に示す測定損傷情報を生成するための図である。
図8図6に示す損傷結果情報を生成するための図である。
図9図6に示す生地等級情報を生成するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0027】
本発明の利点および特徴、およびそれらを達成する方法は、添付の図面と共に詳細に後述される実施形態を参照することによって明らかになるであろう。 しかしながら、本発明は、以下に開示される実施形態に限定されるものではなく、様々な形態で実施することができ、単に本実施形態は、本発明の開示を完全にし、本発明が属する技術分野の通常の知識を有する技術者に本発明の範囲を完全に知らせるために提供されるものであり、本発明は特許請求の範囲によって定義されるだけである。
【0028】
本明細書で使用される用語は実施形態を説明するためのものであり、本発明を限定することを意図するものではない。 本明細書において、単数形は、文脈で特に断らない限り、複数形も含む。 本明細書で使用される「含む」、「および/または」は、言及された構成要素に加えて、1つまたは複数の他の構成要素の存在または追加を除外しない。 明細書全体を通して同じ参照番号は同じ構成要素を指し、「および/または」は、言及された構成要素のそれぞれ、および1つまたは複数のすべての組み合わせを含む。 「第1」、「第2」などは、様々な構成要素を説明するために使用されるが、これらの構成要素はこれらの用語によって限定されないことは言うまでもない。 これらの用語は、1つの構成要素のみを他の構成要素と区別するために使用されるものある。 したがって、以下で言及される第1の構成要素は、本発明の技術的思想内で第2の構成要素であり得ることは言うまでもない。
【0029】
他の定義がない場合、本明細書で使用される全ての用語(技術および科学的用語を含む)は、本発明が属する技術分野の通常の技術者に共通に理解され得る意味で使用され得る。 さらに、一般的に使用される辞書で定義されている用語は、特に明確に定義されていない限り、理想的または過度に解釈されない。
【0030】
以下、添付の図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
【0031】
図1は本発明の一実施形態に係る連続シート状の生地検査システムを説明するためのブロック図であり、図2図1に示す生地検査装置を説明するための詳細図であり、図3 は本発明の一実施形態による遠端損傷の形状を説明するための図であり、図4は本発明の他の実施形態による損傷検出部を説明するための図であり、図5は本発明の他の実施形態であり、生地検査装置を説明するための図である。
【0032】
図1に示すように、本発明の一実施形態による連続シート状の生地検査システムは、生地検査装置10、管理サーバ20及び管理者端末30を含むことができる。 ここで、管理サーバ20および管理者端末30は省略することができる。
【0033】
ここで、生地検査装置10、管理サーバ20及び管理者端末(マネージャー端末)30は、無線通信網を用いてリアルタイムに同期してデータを送受信することができる。 無線通信網は、様々な遠距離通信方式をサポートすることができ、例えば、無線LAN(Wireless LAN:WLAN)、DLNA(登録商標)(Digital Living Network Alliance)、ワイブロ(Wireless Broadband:Wibro)、Wimax(World Interoperability for Microwave Access:Wimax) )、GSM(Global System for Mobile communication)、CDMA(Code Division MultiAccess)、CDMA2000(Code Division Multi Access 2000)、EV-DO(Enhanced Voice-Data Optimized or Enhanced Voice-Data Only)、WCDMA(登録商標)(Wideband CDMA)、 HSDPA(High Speed Downlink Packet Access)、HSUPA(High Speed Uplink Packet Access)、IEEE 802.16、Long Term Evolution:LTE、LTEA(Long Term Evolution-Advanced)、ブロードバンド無線移動通信サービス(Wireless) サービス:WMBS)、BLE(Bluetooth Low Energy)、Zigbee(Zigbee)、RF(Radio Frequency)、LoRa(Long Range)などのさまざまな通信方式を適用することができるが、これらに限定されず、広く知られているさまざまな無線通信または移動通信方式が適用されてもよい。
【0034】
まず、生地検査装置10は、UD(Uni-Directional)シートを製造するために非接触方式を用いて連続的に供給される生地1の損傷の有無をリアルタイムで判断して不良を最小化することができる検査装置であってもよい。
【0035】
本実施形態では、生地検査装置10が生地1の不良を検査することを開示したが、これに限らず、様々な対象品の不良を検査することができる。
【0036】
具体的には、図2に示すように、生地検査装置10は、搬送コンベア2、供給ロール3、巻き取りロール4、表示部5、駆動部12及び駆動部12の動作を制御する駆動制御部14を含むことができる。
【0037】
駆動部12は、巻取状態の原端1を連続的に掴み出すように設けられた供給ロール3から搬送コンベア2の進行方向に遠端1から供給され搬送コンベア2によって搬送される生地1の不良を検査し、検査が完了した生地1を長手方向に巻き取りロール4を介して巻き取ることができる。
【0038】
具体的には、駆動部12は、損傷検出部120、マーカー部140及びカット部160を含むことができる。本実施形態では、このとき、損傷検出部120、マーカー部140及びカット部160は、遠端1から長手方向に順次配置されることが好ましい。
【0039】
また、損傷検出部120、マーカー部140及びカット部160の間隔は互いに等しくても異なっていてもよい。
【0040】
例えば、マーカー部140を中心に損傷検出部120及びマーカー部140の間の間隔と、マーカー部140及びカッティング部160との間の間隔が互いに等しいか 異なっていてもよい。
【0041】
損傷検出部120は、連続的に供給される生地1を非接触方式で認識して生地1の損傷の有無を判断して測定損傷情報を生成することができる。
【0042】
損傷検出部120は、生地1の生地文書情報と、生地1の表面から取得した画像情報と、生地1から透過及び反射された照射されたテラヘルツ波に対する電磁波情報とを同時に受信して、生地1の損傷の有無が判断される測定損傷情報を生成することができる。
【0043】
具体的には、損傷検出部120は、生地1の生地文書情報を取得することができる。
【0044】
ここで、生地文書情報には、形状、面積、色、ラベル、サイズ、厚さ、生地特性、生地種類、製織形態及び数量のうち少なくとも一つの情報を含むことができるが、これに限定されない。
【0045】
例えば、生地文書情報は、生地検査装置10に予め記録されていてもよいし、管理サーバ20によって検査対象の生地1に従ってリアルタイムで受信されてもよい。
【0046】
また、損傷検出部120は、非接触方式で少なくとも1つのカメラを用いて生地1の表面を撮影して画像情報を取得することができる。 このとき、カメラはCCDカメラ、CMOSカメラ、DVR(Digital Video Recorder)、NVR(Network Video Recorder)、NVS(Network Video Server)、赤外線カメラ(Infrared Camera)、熱画像カメラ(Thermo-graphic Camera)、防水、 防塵に有効な広角レンズまたは魚眼レンズを備えたカメラなどの撮影装置を含めることができるが、これに限定されない。
【0047】
具体的には、損傷検出部120は、カメラを用いて角度、コントラスト、距離、明るさ及び搬送速度の少なくとも一つを考慮して撮影された生地1の表面から画像を取得し、取得した画像を前処理して画像情報を生成することができる。 取得した画像を周囲環境、揺れなどを考慮して自動的に明るさおよび鮮明度を調整して前処理することにより、より鮮明な画像情報を取得することができる。
【0048】
これとは異なり、撮影技法が動画である場合、損傷検出部120は動画から正常画像を抽出した後、抽出された正常画像をフィルタリング段階を通じて取得した画像を前処理して画像情報を生成することができる。このとき、動画は少なくとも10秒以上であり得る。
【0049】
また、損傷検出部120は、少なくとも1つのカメラを用いて生地1にテラヘルツ波を照射して電磁波情報を生成することができる。
【0050】
具体的には、損傷検出部120は、カメラを用いて生成されたテラヘルツ波を搬送コンベア2に配置された生地1に照射し、生地1から透過及び反射された反射テラ ヘルツ波の電磁波信号を同時に受信し、電磁波信号を用いて電磁波情報を生成することができる。
【0051】
このとき、生成されるテラヘルツ波は、生地1に照射されて透過又は反射され得る強度及びパルス幅を有することができるが、これに限定するものではない。 例えば、損傷検出部120は、周波数0.1THz~10THzの電磁波からなるテラヘルツ波を生成および照射することができる。
【0052】
実施形態によれば、損傷検出部120は、テラヘルツ波の損失を最大限に減少させて高解像度の画像を取得することができる。
【0053】
実施形態によれば、損傷検出部120は、外部環境の影響を最小限に抑えるためにチャンバなどの測定空間内に配置することができる。 すなわち、テラヘルツ波に対する生地1の透過および/または反射率を高めるために、別々の測定空間、例えばチャンバ内に配置することができるが、これに限定されない。
【0054】
また、損傷検出部120は、生地1の生地文書情報と、生地1の表面から獲得した画像情報と、生地1から透過及び反射されたテラヘルツ波に対する電磁波情報とを同時に受信した後、これを比較分析して冗長データを除去した後、高解像度の測定画像を生成することができる。
【0055】
また、損傷検出部120は、高解像度測定画像を用いて生地1の損傷の有無を判断して測定損傷情報を生成することができる。
【0056】
具体的には、損傷検出部120は、生地1に損傷がある場合、生地損傷Aの位置情報を含む測定損傷情報を生成することができる。
【0057】
例えば、図3に示すように、生地損傷Aは糸のねじれ、重なり、欠けなどの第1損傷症状と、糸のフィルム剥がれなどの第2損傷症状と、糸の 強度、伸びを含む糸の物性偏差、染色時異種の繊維間染色挙動偏差により発生する染色ムラ(色ムラ)、染色偏差などの第3損傷症状と、水、ほこり、油などその他汚染、 摩擦時に表面に存在する好剤等が粉状に飛ばされ、好剤等が剥がれた部分が白化、染料の異炎等の第4損傷症状を含むことができるが、これに限定されない。
【0058】
実施形態によれば、図4の(a)、(b)に示すように、損傷検出部120は、記号、文字、数字などを画面に出力することができる表示部5を含み、損傷検出部120の周りには、光源部122が配設されている。
【0059】
光源部122は、生地1がポリエチレン糸とパラ‐アラミド糸を一方向に配列したUD(Uni-Directional)シートである場合、糸の積層構造に対応して0°~90°の角度調節 可能であり、損傷検出部120の中心から所定の間隔で離間して部分的に生地の上方に少なくとも1つ以上配置することができる。
【0060】
言い換えれば、0°~90°の角度調整可能な光源部122により遠端損傷Aをより正確に判断して生地1の不良率を最小化することができる。
【0061】
例えば、光源部122はランプを含むことができる。
【0062】
実施形態によれば、光源部122のランプは、紫外線を照射する光触媒用UV LED又は殺菌用UV LEDを含むことにより、可視光を照射して生地1を殺菌及び浄化することができる。
【0063】
マーカー部140は、損傷検出部120から取得した測定損傷情報に対応して生地損傷Aの位置情報に不良マークを表示することができる。
【0064】
具体的には、マーカー部140は、測定損傷情報に対応して生地損傷Aの位置情報に不良マークを表示し、不良マークの位置情報を自動的に保存することができる。
【0065】
実施形態によれば、マーカー部140は、測定損傷情報に基づいて、生地損傷Aの第1~第4損傷症状別に互いに異なるように形状または色で不良マークを表示することができる。
【0066】
切断部160は、測定損傷情報を分析して生成された損傷結果情報に対応して生地1を切断することができる。
【0067】
具体的には、切断部160は、損傷結果情報に基づいて少なくとも1つ以上の不良マークを含む生地1を遠端1の長手方向と交差する幅方向に切断することができる。 このとき、カット部160は、レーザ切断方式、超音波切断方式、非超音波切断方式、ナイフ切断方式、熱線切断方式など様々な方法で生地1を切断することができる。
【0068】
例えば、カット部160は、損傷累積点数と予め設定された基準累積点数が同じ状態で損傷累積長さと予め設定された基準累積長さが等しい場合、生地1を切断することができる。
【0069】
実施例によれば、カット部160は、生地1に一定長の間に不良マークが表示されない場合、生地損傷Aの位置情報に基づいて生地1に不良マークが表示される時点の前に生地1を切断することができる。
【0070】
表示部5は、損傷結果情報に基づいて生成された結果通知情報を視覚的及び聴覚的に出力することができる。
【0071】
例えば、動作停止信号、生地切断信号が生成される場合、作業者の安全及び生地1の不良を最小化するために視覚的及び聴覚的に結果通知情報を出力することができる。
【0072】
実施形態によれば、生地検査装置10は、生地の巻き取り方向にマーカー部140の前に水平間隔で離隔して配置された少なくとも1つ以上のセンサ部をさらに含むことができる。 センサ部は、生地1に含まれる異物等を感知するセンサを含むことができる。
【0073】
駆動制御部14は、駆動部12の動作を制御する装置であって、本開示においてアプリケーションプログラム(application programまたはアプリケーション(application))を用いて動作することができ、このようなアプリケーションプログラムは無線通信を行う。 外部サーバまたは管理サーバ20からダウンロードすることができる。
【0074】
駆動制御部14は、通信モジュール140、表示モジュール142、記憶モジュール144、電源モジュール146及び制御モジュール148を含むことができる。
【0075】
通信モジュール140は、管理サーバ20とのデータを送受信することができる。
【0076】
表示モジュール142は、生地検査装置10の現在の動作状態を視覚的及び聴覚的に表示することができる。
【0077】
記憶モジュール144は、通信モジュール140を介して送受信されるデータと生地検査装置10の様々な機能を支援するデータとを記憶することができる。
【0078】
保存モジュール144は、生地検査装置10で駆動される複数のアプリケーションプログラム(application program またはアプリケーション(application))、生地検査装置10の動作のためのデータ、命令を記憶することができる。そのようなアプリケーションプログラムの少なくともいくつかは、無線通信を介して外部サーバからダウンロードすることができる。
【0079】
電源モジュール146は、制御モジュール148の制御下で、生地検査装置10の内部の電源を印加され、生地検査装置10に含まれる各構成要素に電源を供給することができる。
【0080】
実施形態によれば、電源モジュール146は外部の電源を供給され、バッテリー(図示せず)を含み、バッテリー残量を視覚的に確認することができる。
【0081】
バッテリーは220V商用電源やノートパソコンやコンピュータにUSBを接続して充電させることができる。 また、バッテリー部は携帯電話用バッテリーであり、最も経済的で効率的な二次電池である3.7Vリチウムイオンバッテリーを使用して携帯電話バッテリー充電器でもバッテリー充電を可能にすることができる。 対照的に、電池は内蔵電池または交換可能な形態の電池であり得る。
【0082】
制御モジュール148は、搬送コンベア2に検査対象品である生地1が進入する場合、基準損傷情報に基づいて測定損傷情報をリアルタイムで分析して測定損傷情報に対応する損傷結果情報を生成できます。
【0083】
具体的には、制御モジュール148は、生地文書情報と、非接触方式で損傷検出部120から取得した生地1の画像情報及び電磁波情報とを比較及び分析して、重複したデータが除外され、生地1の損傷の有無が判断されて測定損傷情報を生成することができる。すなわち、制御モジュール148は、遠端文書情報、画像情報及び電磁波情報を比較及び分析して、生地1に損傷がある場合、生地損傷Aの位置情報を含む測定損傷情報を生成することができる。
【0084】
例えば、制御モジュール148は、形状、面積、色、ラベル、サイズ、厚さ、生地特性、生地種類、製織形態及び数量のうち少なくとも一つの情報を含む生地1の生地文書情報と、生地1の表面からの角度、コントラスト、距離、明るさ及び送り速度の少なくとも一方を考慮して生地1が撮影された画像情報と、生地1から透過及び反射されたテラヘルツ波の電磁波情報を同時に取得した後、生地文書情報、画像情報および電磁波情報を比較および分析して、重複するデータを削除した後、高解像度測定画像を生成し、基準損傷情報に基づいて測定画像を分析して測定損傷情報をリアルタイムで生成できる。
【0085】
このとき、生地1を撮影する撮影技法が動画である場合、制御モジュール148は動画から正常画像を抽出した後、抽出された正常画像をフィルタリング段階を通じて取得した画像を前処理して画像情報を作成できる。このとき、動画は少なくとも10秒以上であり得る。
【0086】
ここで、生地損傷Aは糸のねじれ、重なり、欠けなどの第1損傷症状と、糸のフィルム剥がれなどの第2損傷症状と、糸の強度、伸びを含む糸の物性偏差 、染色時異種の繊維間染色挙動偏差により発生する染色ムラ(色ムラ)、染色偏差などの第3損傷症状と、水、ほこり、油などその他の汚染、摩擦時表面に存在する好薬などが粉 形態で吹き飛ばされ、好薬などが剥がれた部分が、白化、染料の異炎などの第4の損傷症状を含むことができるが、これに限定されない。
【0087】
実施形態によれば、制御モジュール148は、測定損傷情報を管理サーバ20から受信することができる。
【0088】
また、制御モジュール148は、測定損傷情報に基づいて生地損傷Aの位置情報に不良マークを表示するようにマーカー部140を制御することができる。
【0089】
具体的には、マーカー部140は測定損傷情報に対応して生地損傷Aの位置情報に不良マークを表示し、制御モジュール148はマーカー部140により不良マークが表示される。 位置情報を自動的に保存できます。
【0090】
このとき、制御モジュール148は、生地損傷Aの位置情報と不良マークの位置情報が同じであるか再確認することができる。
【0091】
生地損傷Aの位置情報と不良マークの位置情報が同一でない場合、動作停止信号を生成して生地検査装置10の動作を制御することができる。
【0092】
また、制御モジュール148は不良マークを表示した後、基準損傷情報に基づいて測定損傷情報をリアルタイムで分析及び分類し、測定損傷情報に対応して累積される損傷累積点数と予め設定された基準累積点数が同じ状態で損傷累積長さと既定の基準累積長さが等しい場合、カット部160が生地1を長手方向と交差する方向に切断する生地切断信号を含む損傷結果情報を生成する。
【0093】
具体的には、制御モジュール148は、基準損傷情報に基づいて測定損傷情報を分析し、分類基準に従って生地損傷Aの損傷症状に応じて不良マークを分類した、損傷症状の損傷点数を加えて、損傷累積スコアを算出し、損傷累積スコアに対応する損傷累積長さを算出することができる。
【0094】
このとき、損傷累積点数は生地損傷Aの損傷症状に応じて累積される損傷点数を表し、損傷累積長さは最初に表示された不良マークの位置情報をはじめとする損傷累積点数と基準累積点数が同じである。 視点に表示された不良マークの位置情報を終了とする生地1の長さを示すことができるが、これに限定されない。
【0095】
例えば、制御モジュール148は、分類基準に応じて分類点数を追加して累積される損傷累積点数と予め設定された基準累積点数が同じ状態で損傷累積長さと予め設定された基準累積長さが等しい場合、切断部160が生地1を長手方向と交差する幅方向に切断するように指示する生地切断信号を含む損傷結果情報を生成することができる。
【0096】
一方、制御モジュール148は、分類基準に応じて分類点数を追加して累積する損傷累積点数と予め設定された基準累積点数が同一でない場合、生地検査装置10の動作停止信号又は動作進行信号を含む損傷結果情報を生成することができる。
【0097】
例えば、制御モジュール148は、分類基準に応じて分類点数を追加して累積される損傷累積点数が予め設定された基準累積点数より大きい場合、動作停止信号を生成して生地検査装置10の 動作を停止することができる。
【0098】
制御モジュール148は、分類基準に応じて分類点数を追加して累積する損傷累積点数が予め設定された基準累積点数より小さい場合、動作進行信号を生成して生地検査装置10の動作を進めることができる。
【0099】
一方、制御モジュール148は、分類基準に応じて分類点数を追加して累積する損傷累積点数と既定の基準累積点数が同じ状態で損傷累積長さと既定の基準累積長さが同一でない場合、生地検査装置10の動作停止信号または動作進行信号を含む損傷結果情報を生成することができる。
【0100】
例えば、制御モジュール148は、損傷累積長さが予め設定された基準累積長さより長い場合、動作停止信号を生成して生地検査装置10の動作を停止することができる。
【0101】
制御モジュール148は、損傷累積長さが予め設定された基準累積長さより短い場合、動作進行信号を生成して生地検査装置10の動作を進行することができる。
【0102】
また、制御モジュール148は、基準損傷情報に基づいて切断生地の長さと累積マーク数を用いて生地等級情報を生成することができる。
【0103】
具体的には、制御モジュール148は切断生地の不良マークの個数を確認し、切断生地の切断長に比例して生地等級情報を生成することができる。
【0104】
例えば、累積された累積マーク数が予め設定された基準マーク数より少ない場合、制御モジュール148は、切断長が長いほど高い等級の生地等級情報を生成することができる。
【0105】
言い換えれば、制御モジュール148は、累積された累積マーク数がなく切断長が長い場合、S等級で生地等級情報を生成し、累積マークの個数が既定の基準マーク個数より少なくかつ切断長さが長い場合、クラスAで生地クラス情報を生成できる。
【0106】
対照的に、累積された累積マーク数が既定の基準マーク数と同じである場合、制御モジュール148は、切断長が長いほど高い等級の生地等級情報を生成することができる。
【0107】
言い換えれば、制御モジュール148は、累積された累積マーク数と既定の基準マーク数と同じ状態で切断長が長いとA等級で生地等級情報を生成し、切断長が短いとB等級で生地等級 情報を生成できる。
【0108】
累積された累積マーク数が予め設定された基準マーク数と等しい場合、制御モジュール148は、切断長が長いほど高い等級の生地等級情報を生成することができる。
【0109】
言い換えれば、制御モジュール148は、累積された累積マーク数が予め設定された基準マーク数より多い場合、切断長さにかかわらず切断生地を廃棄等級で生地等級情報を生成することができる。
【0110】
例えば、S等級は不良マークの個数がない状態に切断された生地であり、A等級は不良マークが1つの状態に切断された生地であり、B等級は不良マークが2-3個の状態で 切断された生地であり、廃棄等級は、不良マークが3つ以上の状態で切断された生地であってもよい。このとき、等級情報は、切断される生地1の長さに比例して長さが長い場合、等級が上方に調整されてもよい。
【0111】
実施形態によれば、切断生地の長さに関係なく、基準損傷情報に基づいて累積マーク数を用いて生地等級情報を生成することができる。
【0112】
実施形態によれば、切断生地の長さが固定された状態で基準損傷情報に基づいて累積マーク数を用いて生地等級情報を生成することができる。
【0113】
また、制御モジュール148は、生地1の損傷の有無及び生地等級を判断できる基準損傷情報を設定することができる。
【0114】
このとき、基準損傷情報には、損傷症状、損傷点数、分類基準、分類点数、基準累積長さ、基準累積点数、基準マーク数及び生地等級に関する情報が含まれ得るが、これに限定されない。
【0115】
本実施例において、生地損傷Aの損傷症状は第1~第4損傷症状を有し、第1損傷症状の生地検査装置10の動作停止に設定し、第2損傷症状の損傷点数は3点に設定し、第3損傷症状の損傷点数は2点に設定し、第4損傷症状の損傷点数は1点に設定したが、これに限定されない。
【0116】
分類基準は生地損傷Aの損傷症状を分類する基準として、第2損傷症状は第1分類基準に設定し、第3損傷症状は第2分類基準に設定すると、第4損傷症状 は第3分類基準に設定し、第1損傷症状は第3分類基準に設定したが、これに限定されない。
【0117】
分類点数は、第1~第4分類基準により第1~第4損傷点数がマッチングされる点数であり、第1分類点数は3点であり、第2分類点数は2点であり、第3分類点数は 1点であり、第4分類点数は0点であってもよいが、これに限定されない。
【0118】
基準累積長さは一番最初に表示された不良マークの位置情報をはじめ、総検査完了した生地1の長さが2mmの場合を示し、基準累積点数は不良マークの個数に関係なく累積された損傷点数が 5点の場合を示すことができるが、これに限定されない。
【0119】
基準マーク個数は切断原端内に表示されて累積された不良マークの個数を表し、本実施例では3個を基準に設定し、生地等級は切断原端内に表示されて累積された不良マークの個数に比例して 長さはS等級、A等級、B等級及び廃棄等級に設定したが、これに限定されない。
【0120】
2mm以上の長さに切断された状態でS等級は不良マークの個数がない状態に切断された生地であり、A等級は不良マークが1つの状態に切断された生地であり、B等級は不良マークが2-3つの状態に切断された生地であり、廃棄等級は不良マークが3つ以上の状態に切断された生地であってもよい。このとき、等級情報は、切断される遠端機の長さに比例して長さが長い場合、等級を上方調整することができる。
【0121】
これとは異なり、生地等級は切断生地内に表示されて累積された不良マークの個数及び切断長さに比例して長さがS等級、A等級、B等級及び廃棄等級に設定したが、これに限定されない。
【0122】
実施形態によれば、基準損傷情報は、ビッグデータに基づいて繰り返し学習して生成することができる。
【0123】
実施形態によれば、制御モジュール148は、基準損傷情報を管理サーバ20から受信することができる。
【0124】
制御モジュール148は、基準損傷情報を測定損傷情報、生地等級情報及び損傷結果情報に対応してリアルタイムで更新することができる。
【0125】
一方、遠端検査装置10は、図5に示すように駆動ロール6をさらに含むことができる。
【0126】
例えば、駆動ロール6が供給ロール3と巻取ロール4との間に配置される場合、損傷検出部120は供給ロール3と駆動ロール6との間に 配置され、マーカー部140とカット部160とを駆動ロール6に対応して配置することができる(図5(a)参照)。
【0127】
一方、駆動ロール6が供給ロール3と巻取ロール4との間に配置される場合、損傷検出部120は供給ロール3と駆動ロール6との間に配置される。 マーカー部140は駆動ロール6に対応して配置され、カット部160は駆動ロール6と巻取ロール4との間に配置されてもよい(図5(b)参照)。すなわち、マーカー部140は、遠端1の下面に配置され、不良マークを遠端1の下面に表示することができる。
【0128】
管理サーバ20は、データ通信部22、データベース部24、監視部26及びサーバ制御部28を含むことができる。
【0129】
データ通信部22は、遠端検査装置10とのデータを送受信することができる。
【0130】
データベース部24は、無線通信網を介して遠端検査装置10と送受信されるデータを記憶することができる。
【0131】
データベース部24は、管理サーバ20の様々な機能を支援するデータを記憶することができる。 データベース部24は、管理サーバ20で駆動される複数のアプリケーションプログラム(application programまたはアプリケーション)、管理サーバ20の動作のためのデータ、命令を格納することができる。 そのようなアプリケーションプログラムの少なくともいくつかは、無線通信を介して外部サーバからダウンロードすることができる。
【0132】
モニタリング部26は、遠端検査装置10の動作状態、管理サーバ20の動作状態、及び生地検査装置10と管理サーバ20との間の送受信されるデータ等を画面を表示することを通じてモニタリングできる。すなわち、生地検査装置10の使用状態をリアルタイムで確認することで、管理者の使用を簡便にして管理者にさらに信頼感を与えることができる。
【0133】
サーバ制御部28は、搬送コンベア2に検査対象品である生地1が進入する場合、基準損傷情報に基づいて測定損傷情報をリアルタイムで分析して測定損傷情報に対応する損傷結果情報 を生成できる。
【0134】
また、サーバ制御部28は、測定損傷情報に基づいて生地損傷Aの位置情報に不良マークを表示するようにマーカー部140を制御することができる。
【0135】
また、サーバ制御部28は不良マークを表示した後、基準損傷情報に基づいて測定損傷情報をリアルタイムで分析及び分類し、測定損傷情報に対応して累積される損傷累積点数と予め設定された基準累積スコア作業中に損傷累積長さと既定の基準累積長さが等しい場合、切断部が生地を長手方向と交差する幅方向に切断する生地切断信号を含む損傷結果情報を生成することができる。
【0136】
また、サーバ制御部28は、基準損傷情報に基づいて切断生地の長さと累積マーク数を用いて生地等級情報を生成することができる。
【0137】
また、サーバ制御部28は、生地1の損傷有無及び生地等級を判断できる基準損傷情報を設定することができる。
【0138】
そのような管理サーバ20は、ハードウェア回路(例えば、CMOSベースの論理回路)、ファームウェア、ソフトウェア、またはそれらの組み合わせによって実装することができる。 例えば、様々な電気構造の形でトランジスタ、ロジックゲート、および電子回路を利用して実施することができる。
【0139】
管理者端末30は、別途の管理者が所持した端末であり、生地検査装置10及び管理サーバ20と無線通信網を用いてリアルタイムに同期してデータを送受信することができる。 このとき、管理者端末30は、アプリケーションプログラム(application programまたはapplication)を用いてデータを送受信することができる。
【0140】
管理者端末30は、生地検査装置10及び管理サーバ20を制御して基準損傷情報に基づいて測定損傷情報をリアルタイムで分析し、測定損傷情報に対応する損傷結果情報を生成することができる。
【0141】
このような、管理者端末30は、生地検査装置10及び管理サーバ20との通信を支援する各種携帯可能な電子通信機器を含むことができる。 例えば、管理者端末30は、別個のスマート機器として、スマートフォン(Smart fone)、PDA(Personal Digital Assistant)、タブレット(Tablet)、ウェアラブルデバイス(Wearable Device)、ウォッチ型端末(Smartwatch)、 ガラス型端末(Smart Glass)、HMD(Head Mounted Display)などを含む)、各種IoT(Internet of Things)端末など、様々な携帯端末を含むことができるが、これとは異なり、携帯できないデスクトップコンピュータ(desktop computer)および ワークステーションコンピュータなどの電子通信機器を含むことができる。
【0142】
このような構造を有する本発明の一実施形態による連続シート状の生地検査システムの動作は次の通りである。 図6は本発明の一実施形態による連続シート状の生地検査方法を説明する図であり、図7図6に示す測定損傷情報を生成するための図であり、図8図6に示す。 損傷結果情報を生成するための図であり、図9は、図6に示す生地等級情報を生成するための図である。
【0143】
本実施形態では、連続シート状の生地検査方法は、管理サーバ20によって行われるものであったが、これに限らず、生地検査装置10によって行うことができる。
【0144】
まず、図6に示すように、管理サーバ20は、基準損傷情報を生成することができる(S10)。
【0145】
具体的には、管理サーバ20は、生地1の損傷有無及び生地等級を判断できる基準損傷情報を設定することができる。
【0146】
例えば、基準損傷情報には、損傷症状、損傷点数、分類基準、分類点数、基準累積長さ、基準累積点数、基準マーク数及び生地等級に関する情報を含むことができるが、これに限定されない。
【0147】
次に、管理サーバ20は、生地検査装置10から測定損傷情報を取得することができる(S12)。
【0148】
具体的には、図7を参照すると、生地検査装置10は、生地1の文書情報を取得して生地文書情報を生成することができる(S100)。
【0149】
例えば、生地文書情報には、形状、面積、色、ラベル、サイズ、厚さ、生地特性、生地種類、製織形態及び数量のうち少なくとも一つの情報を含むことができるが、これに限定されない。
【0150】
次に、生地検査装置10は、カメラを用いて生地1を撮影することができる(S110)。
【0151】
次に、撮影技術が動画である場合(S120)、生地検査装置10は、動画から少なくとも10枚の正常画像を抽出することができる(S130)。
【0152】
次に、生地検査装置10は、抽出された正常画像をフィルタリング段階を通じて取得した画像を前処理して(S140)、高解像度の画像からなる画像情報を生成する(S150)。
【0153】
一方、撮影技術が写真である場合(S120)、生地検査装置10は、生地1の表面から画像を取得することができる(S190)。
【0154】
次に、生地検査装置10は、取得した画像を前処理して(S140)、高解像度の画像からなる画像情報を生成する(S150)。
【0155】
具体的には、生地検査装置10は、取得した画像を周辺環境、揺れ等を考慮して自動的に明るさ及び鮮鋭度を調整することができる。このとき、画像補正方法に用いられるアプリケーションは、生地検査装置10に組み込まれたアプリケーションであってもよいし、アプリケーション配布サーバからダウンロードされて生地検査装置10にインストールされたアプリケーションであってもよい。
【0156】
本実施形態では、画像は少なくとも1枚以上の画像を含むことができるが、これに限定されず、10秒以上の動画を含むか、画像及び動画の両方を含むことができる。
【0157】
次に、生地検査装置10は、テラヘルツ波を生成して生地1にテラヘルツ波を照射することができる(S200)。
【0158】
このとき、生成されるテラヘルツ波は、少なくとも一枚以上の遠端1に照射されて透過及び反射できる強度及びパルス幅を有することができるが、これに限定するものではない。 例えば、周波数0.1THz~10THzの電磁波からなるテラヘルツ波を生成することができる。
【0159】
次に、生地検査装置10は、少なくとも1つ以上のカメラを用いて生地1にテラヘルツ波を照射し、生地1から透過及び反射された照射されたテラヘルツ波に対する電磁波信号を同時に受信することができる(S210)。
【0160】
例えば、生地検査装置10は、ラインスキャンシステムを介してx軸方向、y軸方向及びz軸方向に移動したカメラにより画像を取得することができる。
【0161】
実施例によれば、生地検査装置10は、生地1の生地文書情報に基づいて生地1の厚さを考慮して、照射されたテラヘルツ波による透過波と反射波を含む電磁波信号 を検出できる。
【0162】
実施例によれば、生地検査装置10は、チャンバA内で生地1とカメラとの間の距離を考慮して照射したテラヘルツ波による透過波と反射波を含む電磁波信号を検出する。
【0163】
次に、生地検査装置10は、検出された電磁波信号を用いて高解像度の電磁波情報を生成することができる(S220)。
【0164】
次に、生地検査装置10は、生成された生地1の生地文書情報と、生地1の表面から取得した画像情報と、生地1から透過及び反射されたテラヘルツ波に対する電子波情報とを比較分析して重複データを除外し(S160)、高解像度の測定画像を生成することができる(S170)。
【0165】
次に、生地検査装置10は、基準損傷情報に基づいて測定画像を分析して測定損傷情報を生成することができる(S180)。
【0166】
次に、管理サーバ20は、測定損傷情報に基づいて生地損傷Aの位置情報に不良マークを表示するようにマーカー部140を制御してもよい(S14)。
【0167】
具体的には、生地検査装置10は測定損傷情報に対応して生地損傷Aの位置情報に不良マークを表示し、制御モジュール148はマーカー部140により不良マークが 表示された位置情報を自動的に保存できる。
【0168】
次に、管理サーバ20は、基準損傷情報に基づいて測定損傷情報をリアルタイムで分析して、測定損傷情報に対応する損傷結果情報を生成することができる(S16)。
【0169】
具体的には、図8に示すように、測定損傷情報に対応して不良マークが生地1に表示された後(S300)、管理サーバ20は基準損傷情報に基づいて測定損傷情報を 分析して分類基準に従って分類することができる(S310)。
【0170】
例えば、管理サーバ20は、生地損傷Aの損傷症状に応じて不良マークを分類することができる。
【0171】
このとき、分類基準は生地損傷(A)の損傷症状を分類する基準として、第2損傷症状は第1分類基準に設定し、第3損傷症状は第2分類基準に設定すると、第4 損傷症状は第3分類基準に設定し、第1損傷症状は第3分類基準に設定したが、これに限定されない。
【0172】
ここで、生地損傷Aは糸のねじれ、重なり、欠けなどの第1損傷症状と、糸のフィルム剥がれなどの第2損傷症状と、糸の強度、伸びを含む糸の物性偏差 、染色時異種の繊維間染色挙動偏差により発生する染色ムラ(色ムラ)、染色偏差などの第3損傷症状と、水、ほこり、油などその他の汚染、摩擦時表面に存在する好薬などが粉 形態で吹き飛ばされ、好薬などが剥がれた部分が、白化、染料の異炎などの第4の損傷症状を含むことができるが、これに限定されない。
【0173】
次に、測定損傷情報が第1分類基準に分類された場合(S320)、管理サーバ20は、第1損傷点数を追加して損傷累積点数を算出することができる(S330)。
【0174】
具体的には、分類点数は、第1~第4分類基準に応じて第1~第4損傷点数がマッチングされる点数であり、第1分類点数は3点であり、第2分類点数は2点であり、第3 分類点数は1点であり、第4分類点数は0点であってもよいが、これに限定されない。
【0175】
例えば、管理サーバ20は、測定損傷情報が糸のフィルム剥離等の第2損傷症状にマッチングされて第1分類基準に分類された場合、3点である第1分類点数を追加して損傷累積 スコアを算出できる。
【0176】
一方、測定損傷情報が第2分類基準に分類された場合(S400)、管理サーバ20は、第2損傷点数を追加して損傷累積点数を算出することができる(S410)。
【0177】
例えば、管理サーバ20は、測定損傷情報が糸の強度、伸びを含む糸の物性偏差、染色時異種の繊維間染色挙動偏差により発生する染色ムラ(色ムラ)、染色偏差などの第3損傷症状にマッチングされ、第2分類基準に分類された場合、2点である第2分類点数を 加えて、損傷累積スコアを算出することができる。
【0178】
また、測定損傷情報が第3分類基準に分類された場合(S420)、管理サーバ20は第3損傷点数を追加して損傷累積点数を算出することができる(S430)。
【0179】
例えば、管理サーバ20は、測定損傷情報が水、ほこり、油などその他の汚染、摩擦時に表面に存在する好済などが粉状に飛ばされ、好済などが剥がれた部分が白化、染料の異塩である。 等の第4損傷症状にマッチングされて第3分類基準に分類された場合、1点である第3分類点数を追加して損傷累積点数を算出することができる。
【0180】
一方、測定損傷情報が第4分類基準に分類された場合(S440)、管理サーバ20は動作停止信号を生成して生地検査装置10の動作を制御することができる(S450)。
【0181】
例えば、管理サーバ20は、測定損傷情報が糸のねじれ、重なり、欠けなどの第1損傷症状にマッチングされて第4分類基準に分類された場合、第4分類点数が0点であるため 、動作停止信号を生成することができる。
【0182】
実施形態によれば、管理サーバ20は、測定損傷情報が糸のねじれ、重なり、欠けなどの第1損傷症状にマッチングされて第4分類基準に分類された場合、生地を長手方向と交差する幅方向に切断する遠端切断信号を生成して生地1を切断することができる。
【0183】
次に、分類点数を追加して損傷累積点数を算出した後、管理サーバ20は、累積する損傷累積点数と予め設定された基準累積点数が同じ状態で損傷累積長さと予め設定された基準累積長さが同じである場合(S340)、損傷累積長さを算出することができる(S350)。
【0184】
次に、測定損傷情報に対応して累積される損傷累積点数と予め定められた基準累積点数が同じ状態で損傷累積長さと既定の基準累積長さが等しい場合、管理サーバ20は生地1を 長手方向と交差する幅方向に切断する生地切断信号を生成することができる(S370)。
【0185】
一方、分類基準に応じて分類点数を追加して累積する損傷累積点数と既定の基準累積点数が同一でない場合(S340)、管理サーバ20は動作進行信号を生成して生地検査装置 (10)の動作を進めることができる(S400)。
【0186】
また、分類基準に応じて分類点数を追加して累積する損傷累積点数と予め定められた基準累積点数が同じ状態で損傷累積長さと既定の基準累積長さが同一でない場合(S360)、管理サーバ( 20は、動作進行信号を生成して生地検査装置10の動作を進めることができる(S390)。
【0187】
次に、管理サーバ20は、生地切断信号、動作進行信号及び動作政治信号を含む損傷結果情報を生成することができる(S380)。
【0188】
実施形態によれば、管理サーバ20は、視覚的及び聴覚的に出力する表示部5に損傷結果情報に基づいて生成された結果通知情報を送信することができる。
【0189】
次に、管理サーバ20は、損傷結果情報に基づいて生地検査装置10の動作を制御することができる(S18)。
【0190】
次に、管理サーバ20は、基準損傷情報に基づいて切断生地の長さと累積マーク数を用いて生地等級情報を生成することができる(S20)。
【0191】
具体的には、図9に示すように、管理サーバ20は切断生地の不良マークの個数を確認し(S500)、累積された累積マーク個数が予め設定された基準マーク個数より少なくない場合 (S510)、切断生地の切断長さに比例して生地等級情報を生成することができる(S520、S530)。
【0192】
一方、管理サーバ20は、累積された累積マーク数が予め設定された基準マーク数と等しい場合(S540)、切断原端の切断長に比例して生地等級情報を生成することができる(S520、S530)。 すなわち、管理サーバ20は、切断長が長いほど高い等級の生地等級情報を生成することができる。
【0193】
次に、管理サーバ20は、累積された累積マーク数が予め設定された基準マーク数より多い場合、切断長さに関係なく切断生地を廃棄等級で生地等級情報を生成することができる(S550)。
【0194】
次に、管理サーバ20は、基準損傷情報を測定損傷情報、生地等級情報及び損傷結果情報に対応してリアルタイムで更新することができる(S22)。
【0195】
最後に、管理者端末30は、生地検査装置10及び管理サーバ20をリアルタイムで監視することができる(S24)。
【0196】
実施形態によれば、管理者端末30は、監視結果に応じてフィードバック信号を生成することができる。
【0197】
本発明の実施形態に関連して説明した方法またはアルゴリズムのステップは、ハードウェアで直接実装すること、ハードウェアによって実行されるソフトウェアモジュールで実装すること、またはそれらの組み合わせによって実装することができる。 ソフトウェアモジュールは、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)、フラッシュメモリ(Flash Memory)、ハードディスク、リムーバブルディスク、CD-ROM、または 本発明が属する技術分野で周知の任意の形態のコンピュータ可読記録媒体に常駐することができる。
【0198】
以上、添付図面を参照して本発明の実施例を説明したが、本発明が属する技術分野の通常の技術者は、本発明がその技術的思想や必須の特徴を変更することなく他の具体的な形態で実施することができることがわかるであろう。 したがって、上記で説明した実施形態はあらゆる点で例示的なものであり、限定的なものではないと理解すべきである。
【符号の説明】
【0199】
1 生地
2 送りコンベア
3 供給ロール
4 巻き取りロール
5 表示部
6 駆動ロール
10 生地検査装置
12 駆動部
14 駆動制御部
20 管理サーバ
120 損傷検出部
122 光源部
140 マーカー部
160 カット部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9