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特開2024-117039エノキ茸粉末含有旨味高めたふりかけ風調味料。
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  • 特開-エノキ茸粉末含有旨味高めたふりかけ風調味料。 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024117039
(43)【公開日】2024-08-28
(54)【発明の名称】エノキ茸粉末含有旨味高めたふりかけ風調味料。
(51)【国際特許分類】
   A23L 27/00 20160101AFI20240821BHJP
   A23L 27/10 20160101ALI20240821BHJP
   A23L 19/00 20160101ALI20240821BHJP
【FI】
A23L27/00 D
A23L27/10 C
A23L19/00 101
A23L27/10 G
A23L27/10 B
A23L19/00 D
A23L19/00 Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2023035072
(22)【出願日】2023-02-16
(71)【出願人】
【識別番号】514023173
【氏名又は名称】有限会社小林きのこ産業
(72)【発明者】
【氏名】小林 律子
(72)【発明者】
【氏名】小林 良充
【テーマコード(参考)】
4B016
4B047
【Fターム(参考)】
4B016LC02
4B016LE02
4B016LG03
4B016LG14
4B016LG16
4B016LK01
4B016LK07
4B016LK11
4B016LK16
4B016LP01
4B016LP02
4B016LP03
4B016LP05
4B016LP08
4B016LP10
4B016LP13
4B047LB02
4B047LB09
4B047LF10
4B047LG03
4B047LG21
4B047LG37
4B047LG38
4B047LG39
4B047LG42
4B047LG43
4B047LG45
4B047LG54
4B047LG56
4B047LG70
4B047LP01
4B047LP05
4B047LP07
4B047LP08
4B047LP14
4B047LP20
(57)【要約】
【課題】エノキ茸を主体的に含有して、ミネラルとアミノ酸を有する栄養成分を含み、旨み成分と風味を高めた粉末状食品補助調味物であって、食品の味などの食感に好影響を示す、エノキ茸粉末含有旨味高めたふりかけを提供する。
【解決手段】乾燥処理されているエノキ茸の粉末に昆布、かつお、、海苔、てんさい糖、食塩を含む粉末に、梅干し破砕物、又は胡麻、又は乾燥生姜粉末、又は山椒破砕物から選ばれた成分を添加した混合破砕粉末で、蛋白質0.6~6%、脂質0.2~11%、炭水化物2.2~19%を含有した、乾燥エノキ茸の旨味の成分と昆布とかつおの粉末に追加添加で旨味を深めて、梅干し、又は胡麻、又は生姜、又山椒の添加によってそれぞれの辛味、酸味、渋みとまろやかさと好みの風味を合わせているエノキ茸粉末含有旨味高めたふりかけ風調味料である。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
乾燥処理されているエノキ茸の粉末体に昆布、かつお、、海苔、てんさい糖、食塩を含む粉末に、梅干し破砕物、又は胡麻、又は乾燥生姜粉末、又は山椒破砕物から選ばれた成分を添加した混合破砕粉末で、蛋白質0.6~6%、脂質0.2~11%、炭水化物2.2~19%を含有した、乾燥エノキ茸の旨味の成分と昆布とかつおの粉末に追加添加で旨味を深めて、梅干し、又は胡麻、又は生姜、又山椒の添加によってそれぞれの辛味、酸味、渋みとまろやかさと好みの風味を合わせていることを特徴とするエノキ茸粉末含有旨味高めたふりかけ風調味料。
【請求項2】
生エノキ茸の石つき部を切断して、各子房に分離した後、1~3日間均一な状態で天日干しして、さらに遠赤外線付乾燥機について30~80℃で1~10時間乾燥して、破砕機にて0.01~10mm粒度に破砕し、粉砕機にて1μm~0.1mmに粉末化して、ミネラル成分3重量%以上、及びアミノ酸成分10~25重量%を含有している乾燥エノキ茸において、水分10重量%以下である1μm~0.01mmの粉末と0.01~10mmの破砕物の混合系乾燥エノキ茸の粉末体をふりかけ組成中40~80%重量含有していることを特徴とする請求項1に記載のエノキ茸粉末含有旨味高めたふりかけ風調味料。
【請求項3】
エノキ茸の粉末体に昆布、又はかつお、又は海苔、又はてんさい糖、又は食塩の含有比は、乾燥エノキ茸粉末100重量に対して、昆布粉末1~10重量%、かつお粉末1~10重量%、海苔破砕物3~20重量%、てんさい糖1~10重量%、食塩1~10重量%であり、風味調味性を持つ梅干し、又は胡麻、又は生姜、又山椒の添加はそれぞれ3~20重量%であって、食品としてのふりかけ調味料での混合体の粒度としては粉末を主体にして食感に合わせて1μm~10mmの範囲にしている混合物にしていることを特徴とする請求項1、又は請求項2に記載のエノキ茸粉末含有旨味高めたふりかけ風調味料。
【請求項4】
乾燥エノキ茸の粉末体と昆布、かつお、海苔、てんさい糖、食塩とからなる材料に風味調味性を持つ梅干し、又は胡麻、又は生姜、又山椒を添加して、辛味、酸味、渋みとまろやかさと好みの風味を加味し、粉末体の形状の幅を広げることにより触感を良好にしたふりかけ調味料の全量を2~8gの単位に一袋体として乾燥均一混合系にしながら容器に加熱処理しながら真空パックして充填されていることを特徴とする請求項1~請求項3のいずれかに記載のエノキ茸粉末含有旨味高めたふりかけ風調味料。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本考案は、エノキ茸を主体的に含有して、ミネラルとアミノ酸を有する栄養成分を含み、旨み成分と風味を高めた粉末状食品補助調味物であって、食品の味などの食感に好影響を示す、エノキ茸粉末含有旨味高めたふりかけ風調味料に関する。
【背景技術】
【0002】
乾燥具材由来のサクサク、カリカリとした食感を有し、食品にふりかけたときの味の広がりがよい食品用トッピング材、それを含有するふりかけ及び食品用トッピング材のふりかけとして、加熱溶融した固形油脂と、乾燥具材及び調味用粉体を同時、又は順不同で混合して攪拌した後、前記固形油脂を冷却固化させ、これを粉砕することにより、乾燥具材を核にしてその周囲に固形油脂を介して調味用粉体が付着してなり、前記乾燥具材100質量部に対し前記固形油脂を15~250質量部含有する食品用トッピング材のふりかけとして提案されている(特許文献1参照)。
【0003】
洗浄したホウレン草を熱湯に通し不要部分を除去した後、細かく切断し、さらに、しぼり上げて水気を切った前記ホウレン草に塩及びこんぶ茶の粉末を添加して均一に味付けし、次いで、これを200℃~80℃の間で段階的に加熱温度を下げつつ乾燥処理を行ない、次に、乾燥して粉末状になったホウレン草に、味付けし炒り上げたゴマを前記ホウレン草の粉末に対して同量以下の割合で混在せしめ、これを包装用容器内に乾燥剤と共に収容したふりかけが提案されている(特許文献2参照)
【0004】
健康補助成分として、他の材料の有する食感に影響を及ぼすような臭いや味などの特徴を持たず、カロリーの低い食品組成物として、エノキ茸において水分10重量%以下であって、ミネラル成分3重量%以上、及びアミノ酸成分10~25重量%を含有する1μm~0.5mmの粉末である健康補助成分を含有する乾燥エノキ茸粉末が提供されている(特許文献3参照)。
【0005】
従来、エノキ茸は、ミネラルとアミノ酸、さらに人間の免疫力を高めることにより、アレルギー疾患やアトピー性皮膚炎の治療に効果が得られたり、肝機能を改善させたり、さらにはガンを縮小させたりする効果が得られることが知られている。従来には、エゾハリタケ科のキノコの乾燥粉からなる機能改善剤又は機能改善効果を有する機能性食品が提案され、また、サンゴハリタケ属のキノコを乾燥し、さらに平均粒子径が20μm以下に調整した微粉からなる食品組成物が提案されている(特許文献4、5参照)。
【0006】
エノキ茸には多種多様な健康的機能性成分を含有するが、エノキ茸を主な材料としその機能を活用した健康機能的菓子は皆無であった。従来から栽培ビン等を用いて製造するキノコ類として、エノキ茸、シイタケ、ヒラタケ、ブナシメジ、エリンギ、ナメコ、マイタケ等がある。これらキノコ類、例えばエノキ茸を製造するに際して、培地基材としてのスギ、マツ等の針葉樹のオガクズに栄養源としてトウモロコシの穂軸の粉砕物と米糠とを加え、水道水又は地下水を添加しながら混合して水分が63%~65%になるように調整して培地された。
【0007】
エノキ茸に多量に含まれるβグルカンの有する、特に、他の材料の有する食感に影響を及ぼすような臭いや味などの特徴を持たず、カロリーの低い食品組成物を提供することにある。さらに、そのような有用な効果が得られる食品組成物を、材料の一部として使用した食品を提供することにある。エノキ茸の乾燥粉末を製造し、これを食品組成物として使用する。好ましくは粉状、挽肉状、みじん切り状又は液状などの他の材料に、エノキ茸の乾燥粉末を混ぜて各種食品を製造する。(特許文献6参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】特開2014-128237号公報
【特許文献2】特開平02-100659号公報
【特許文献3】特開2016-131563号公報
【特許文献4】特開2002-080390号公報
【特許文献5】特開2003-189817号公報
【特許文献6】特開2006-238733号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
また、エノキ茸を主成分として、旨み成分、風味成分を持つ乾燥させたエノキ茸粉末にすることにより、生体にタンパク質の必須アミノ酸成分、或はミネラルであるカリなどを含有して、しかも他の旨味材料の食感に影響を及ぼすような旨み味などの特徴を持たない栄養成分を持つエノキ茸粉末含有風味高めたふりかけの食品補助物であって、食品補助調味組成物である野菜・きのこ系ふりかけによって提供することにある。しかしながら、主材としての乾燥エノキ茸粉末の含有成分に限り、その旨味成分を適量添加して、従来とは本質的に変わつた斬新な風味と食味のふりかけを提供することを目的としている。
【0010】
前記事情に基づき永年種々研究を重ねた結果、種々の野菜、キノコのうち鉄分やカルシウムのミネラス並びにビタミン類、アミノ酸に富む野菜、キノコに着目し、これを主材として利用することによつて、従来のものとは全く異なつた風味で然も飽きもこず、栄養的に優れた新規なふりかけとそのキノコ製造方法を開発すること試みたものである。従来、今までできなかった乾燥エノキ茸の栄養分が入った食品補助調味組成物のふりかけを提供されていなかった。またそのようなキノコ類などを摂取させることでは、なめらかでマイルドな食感になり、天日干しのエノキ茸粉末で作ると香ばしい独特の風味の補助調味材は得られていた。上記のような課題を解決することが乾燥エノキ茸を使用して健康増進に関する嗜好食品である食品補助品としてのふりかけ食品で期待されていた。この商品の上市化を目的にしている。
【課題を解決するための手段】
【0011】
乾燥処理されているエノキ茸の粉末に昆布、かつお、、海苔、てんさい糖、食塩を含む粉末に、梅干し破砕物、又は胡麻、又は乾燥生姜粉末、又は山椒破砕物から選ばれた成分を添加した混合破砕粉末で、蛋白質0.6~6%、脂質0.2~11%、炭水化物2.2~19%を含有した、乾燥エノキ茸の旨味の成分と昆布とかつおの粉末に追加添加で旨味を深めて、梅干し、又は胡麻、又は生姜、又山椒の添加によってそれぞれの辛味、酸味、渋みとまろやかさと好みの風味を合わせているエノキ茸粉末含有旨味高めたふりかけ風調味料である。
【0012】
生エノキ茸の石つき部を切断して、各子房に分離した後、1~3日間均一な状態で天日干しして、さらに遠赤外線付乾燥機について30~80℃で1~10時間乾燥して、破砕機にて0.01~10mm粒度に破砕し、粉砕機にて1μm~0.1mmに粉末化して、ミネラル成分3重量%以上、及びアミノ酸成分10~25重量%を含有する乾燥エノキ茸において、水分10重量%以下である1μm~0.01mmの粉末と0.01~10mmの破砕物の混合系乾燥エノキ茸の粉末体をふりかけ組成中40~80%重量含有している。1μm~0.01mmの粉末と0.01~10mmの破砕物の混合系エノキ茸と比率は1μm~0.01mmの粉末で80~90%が好ましい。
【0013】
エノキ茸の粉末体に昆布、かつお、海苔、てんさい糖、食塩の含有比は、乾燥エノキ茸100重量に対して、昆布粉末1~10重量%、かつお粉末1~10重量%、海苔破砕物3~20重量%、てんさい糖1~10重量%、食塩1~10重量%であり、風味調味性を持つ梅干し、又は胡麻、又は生姜、又山椒の添加はそれぞれ3~20重量%であって、食品としてのふりかけ調味料での混合体の粒度としては粉末を主体にして触感に合わせて1μm~10mmの範囲になっている混合物にしている。
【0014】
乾燥エノキ茸の粉末体と昆布、かつお、海苔、てんさい糖、食塩とからなる材料に風味調味性を持つ梅干し、又は胡麻、又は生姜、又山椒を添加して、辛味、酸味、渋みとまろやかさと好みの風味を加味し、粉末体の形状の幅を広げることにより触感を良好にしたふりかけ調味料の全量を2~8gの単位に一袋体として乾燥均一混合系にしながら容器に加熱処理しながら真空パックして充填されている。
【発明の効果】
【0015】
本発明により、乾燥処理されているエノキ茸の粉末体に昆布、かつお、、海苔、てんさい糖、食塩を含む粉末に、梅干し破砕物、又は胡麻、又は乾燥生姜粉末、又は山椒破砕物から選ばれた成分を添加した混合系破砕・粉末は、主成分であるエノキ茸において水分10%以下であって、ミネラル成分3重量%以上、及びアミノ酸成分10重量%以上、そのうち必須アミノ酸を3割以上を含有する10μm~10mmの範囲の破砕・粉末であって、梅干し破砕物、又は胡麻、又は乾燥生姜粉末、又は山椒破砕物から選ばれた成分を添加した混合系破砕・粉末によって、旨味成分の増量と本質的に変わった斬新な風味と食味を呈し、さらに触感も高めたふりかけ調味料を提供できるようになった。
【0016】
また、白米の食欲を増進させる食品補助組成物のふりかけは、他の材料の食感に影響を及ぼすような臭いや味などの特徴を持たない食品添加物であって、乾燥エノキ茸に凝縮しているグルタミン酸などの味を増す成分によって、食感と旨味を増して、他の材料に混ぜて旨味、触感を高めて使用しやすい食品組成物を提供することができた。また、主成分のエノキ茸は植物繊維を多く含有して、体重を減量する効果が得られる食品補助組成物を提供することができた。さらに、そのような食品組成物を材料の一部として使用した食品であって、人間の免疫力を高める効果と共に、抵抗力向上させる効果が得られる食品補助調味材のふりかけ調味料を提供することができた。また栄養価を持ち、しかも旨み成分を持つ乾燥エノキ成分と風味成分を添加しているので、海藻類ときのこなどに使用して食すると、子ども、老人にも栄養的に好まれ、適度の粘度からも食するに適していた。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1】エノキ茸粉末含有旨味高めたふりかけの製造方法の図
図2】エノキ茸粉末含有旨味高めたふりかけの成分の分散状態図 a:エノキ茸の食感のふりかけ b:梅干し風味のふりかけ c:胡麻味のふりかけ d:生姜味のふりかけ e:山椒風味のふりかけ
図3】エノキ茸粉末含有旨味高めたふりかけ風調味料の包装容器の図
【発明を実施するための形態】
【0018】
エノキ茸粉末含有旨味高めたふりかけの製造方法の図、エノキ茸粉末含有旨味高めたふりかけの成分の分散状態図、エノキ茸粉末含有旨味高めたふりかけの包装姿の図を基に、ふりかけである食品補助調味成分を含有する乾燥エノキ茸粉末を含む有効成分状態使用状況にについて実施例で示す。
【実施例0019】
図1に示すように、生エノキ茸の石つき部を切断して、各子房に分離した後、1~3日間均一な状態で天日干しして、さらに遠赤外線付乾燥機について30~80℃で1~10時間乾燥して、破砕機にて0.01~10mm粒度に破砕し、粉砕機にて1μm~0.1mmに粉末化した。乾燥処理されているエノキ茸の粉末体の混合体に昆布破砕物」、かつお、海苔、てんさい糖、食塩を含む粉末に、梅干し破砕物を添加した混合破砕粉末で、、エノキ茸の旨味の成分と昆布とかつおの粉末で味を深めて、梅干しの添加によって好みの風味を呈しているエノキ茸粉末含有旨味高めたふりかけである。
【0020】
乾燥したエノキ茸の1μm~0.1mmに粉末90%、0.01~10mmの破砕物10%の混合系乾燥エノキ茸破砕・粉末は、蛋白質1%、脂質0.5%、炭水化物5%含有して、特にミネラル成分2重量%、及びアミノ酸成分15重量%を含有する乾燥エノキ茸において、水分8重量%以下である1μm~0.1mmの粉末と0.01~10mmの破砕物とであった。
【0021】
エノキ茸の粉末体に昆布、かつお、海苔、てんさい糖、食塩の含有比は、乾燥エノキ茸100重量に対して、昆布粉末1.5重量%、かつお粉末2重量%、海苔破砕物5重量%、てんさい糖5重量%、食塩5重量%であり、風味調味性を持つ梅干し5重量%であって、食品としてのふりかけ調味料での混合物の粒度としては1μm~10mmの範囲の混合物にした。だだし大部分は微細な粉末が大部分を占めた。
【0022】
乾燥エノキ茸の粉末と昆布、かつお、海苔、てんさい糖、食塩とからなる材料に風味調味性を持つ梅干し添加したふりかけ調味料の全量を5gの単位に一袋体として乾燥均一混合系にしながら容器に充填して商品とした。
【実施例0023】
図1に示すように、生エノキ茸の石つき部を切断して、各子房に分離した後、1~3日間均一な状態で天日干しして、さらに遠赤外線付乾燥機について30~80℃で1~10時間乾燥して、破砕機にて0.01~10mm粒度に破砕し、粉砕機にて1μm~0.1mmに粉末化した。乾燥処理されているエノキ茸の粉末体の混合体に昆布破砕物」、かつお、海苔、てんさい糖、食塩を含む粉末に、梅干し破砕物を添加した混合破砕粉末で、、エノキ茸の旨味の成分と昆布とかつおの粉末で味を深めて、胡麻の添加によって好みの風味を呈しているエノキ茸粉末含有旨味高めたふりかけである。
【0024】
乾燥したエノキ茸の1μm~0.1mmに粉末80%、0.01~10mmの破砕物20%の混合系乾燥エノキ茸破砕・粉末は、蛋白質1%、脂質0.5%、炭水化物5%含有して、特にミネラル成分2重量%、及びアミノ酸成分15重量%を含有する乾燥エノキ茸において、水分8重量%以下である1μm~0.1mmの粉末と0.01~10mmの破砕物とであった。
【0025】
エノキ茸の粉末体に昆布、かつお、海苔、てんさい糖、食塩の含有比は、乾燥エノキ茸100重量に対して、昆布粉末1.5重量%、かつお粉末2重量%、海苔破砕物5重量%、てんさい糖5重量%、食塩5重量%であり、風味調味性を持つ梅干し5重量%であって、食品としてのふりかけ調味料での混合物の粒度としては1μm~10mmの範囲の混合物にした。だだし大部分は微細な粉末が大部分を占めた。
【0026】
乾燥エノキ茸の粉末と昆布、かつお、海苔、てんさい糖、食塩とからなる材料に風味調味性を持つ胡麻を添加したふりかけ調味料の全量を3gの単位に一袋体として乾燥均一混合系にしながら容器に充填して商品とした。
【実施例0027】
図1に示すように、生エノキ茸の石つき部を切断して、各子房に分離した後、1~3日間均一な状態で天日干しして、さらに遠赤外線付乾燥機について30~80℃で1~10時間乾燥して、破砕機にて0.01~10mm粒度に破砕し、粉砕機にて1μm~0.1mmに粉末化した。乾燥処理されているエノキ茸の粉末体の混合体に昆布破砕物」、かつお、海苔、てんさい糖、食塩を含む粉末に、梅干し破砕物を添加した混合破砕粉末で、、エノキ茸の旨味の成分と昆布とかつおの粉末で味を深めて、山椒の添加によって好みの風味を呈しているエノキ茸粉末含有旨味高めたふりかけである。
【0028】
乾燥したエノキ茸の1μm~0.1mmに粉末90%、0.01~10mmの破砕物10%の混合系乾燥エノキ茸破砕・粉末は、蛋白質1%、脂質0.5%、炭水化物5%含有して、特にミネラル成分2重量%、及びアミノ酸成分15重量%を含有する乾燥エノキ茸において、水分8重量%以下である1μm~0.1mmの粉末と0.01~10mmの破砕物とであった。
【0029】
エノキ茸の粉末体に昆布、かつお、海苔、てんさい糖、食塩の含有比は、乾燥エノキ茸100重量に対して、昆布粉末2重量%、かつお粉末2重量%、海苔破砕物3重量%、てんさい糖3重量%、食塩3重量%であり、風味調味性を持つ梅干し5重量%であって、食品としてのふりかけ調味料での混合物の粒度としては1μm~10mmの範囲の混合物にした。だだし大部分は微細な粉末が大部分を占めた。
【0030】
乾燥エノキ茸の粉末と昆布、かつお、海苔、てんさい糖、食塩とからなる材料に風味調味性を持つ山椒を添加したふりかけ調味料の全量を4gの単位に一袋体として乾燥均一混合系にしながら容器に充填して商品とした。
【符号の説明】
【0031】
a:エノキ茸の食感のふりかけ
b:梅干し風味のふりかけ
c:胡麻味のふりかけ
d:生姜味のふりかけ
e:山椒風味のふりかけ
1. 乾燥エノキ茸の粉末
2. 昆布
3. かつお
4. 海苔
5. てんさい糖
6. 食塩
7. 梅干し
8. 胡麻
9. 生姜
10.山椒
11.混錬機
12.袋
13.容器
14.エノキ茸破砕物
図1
図2
図3