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特開2024-117328調味料容器、及び略正六角柱状の調味料容器セットを組み立てる方法
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  • 特開-調味料容器、及び略正六角柱状の調味料容器セットを組み立てる方法 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024117328
(43)【公開日】2024-08-29
(54)【発明の名称】調味料容器、及び略正六角柱状の調味料容器セットを組み立てる方法
(51)【国際特許分類】
   A47G 19/24 20060101AFI20240822BHJP
   B65D 21/028 20060101ALI20240822BHJP
【FI】
A47G19/24
B65D21/028
【審査請求】未請求
【請求項の数】3
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023023366
(22)【出願日】2023-02-17
(71)【出願人】
【識別番号】523050793
【氏名又は名称】寺岡 壮
(74)【代理人】
【識別番号】100151208
【弁理士】
【氏名又は名称】植田 吉伸
(72)【発明者】
【氏名】寺岡 壮
【テーマコード(参考)】
3B001
3E006
【Fターム(参考)】
3B001AA25
3B001BB01
3B001BB02
3B001CC27
3B001DA01
3B001DA02
3B001DB05
3B001DB08
3E006AA07
3E006BA10
3E006CA01
3E006GA02
(57)【要約】      (修正有)
【課題】複数の調味料を別々に収納し、必要に応じて一体化させたり分離させたりすることが可能な調味料容器を提供することである。
【解決手段】調味料容器10は、上端に開口部12Tを有して下端に底面部12Bを有する略正三角柱状の収納部12Sを含み、調味料を収納部12Sに収納するための本体部12と、収納部12Sの開口部12Tに装着され、所定量の調味料を収納部12S外に排出するための貫通孔を閉塞可能な蓋部15を有する上端側キャップ部14と、収納部12Sの底面部12Bに装着され、本体部12を起立させるための土台部16Bを有する下端側キャップ部16と、を備え、本体部12は、収納部12Sの1つの側面に設けられる一方側連結部18と、収納部12Sの別の1つの側面に設けられ、一方側連結部18と連結可能な構造を有する他方側連結部と、を有することを特徴とする。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
上端に開口部を有して下端に底面部を有する略正三角柱状の収納部を含み、調味料を前記収納部に収納するための本体部と、
前記収納部の前記開口部に装着され、所定量の前記調味料を前記収納部外に排出するための貫通孔を閉塞可能な蓋部を有する上端側キャップ部と、
前記収納部の前記底面部に装着され、前記本体部を起立させるための土台部を有する下端側キャップ部と、
を備え、
前記本体部は、
前記収納部の1つの側面に設けられる一方側連結部と、
前記収納部の別の1つの側面に設けられ、前記一方側連結部と連結可能な構造を有する他方側連結部と、
を有することを特徴とする調味料容器。
【請求項2】
請求項1に記載の調味料容器において、
前記一方側連結部は、前記1つの側面の長手方向に沿って設けられ、所定の間隔をあけて配置される棒状の一対の雄側連結部を有し、
前記他方側連結部は、前記別の1つの側面の長手方向に沿って設けられ、所定の間隔をあけて配置される棒状の一対の雌側連結部を有することを特徴とする調味料容器。
【請求項3】
上端に開口部を有して下端に底面部を有する略正三角柱状の収納部を含み、調味料を前記収納部に収納するための本体部と、
前記収納部の前記開口部に装着され、所定量の前記調味料を前記収納部外に排出するための貫通孔を閉塞可能な蓋部を有する上端側キャップ部と、
前記収納部の前記底面部に装着され、前記本体部を起立させるための土台部を有する下端側キャップ部と、
を備え、
前記本体部は、
前記収納部の1つの側面に設けられる一方側連結部と、
前記収納部の別の1つの側面に設けられ、前記一方側連結部と連結可能な構造を有する他方側連結部と、
を有し、
前記一方側連結部は、前記1つの側面の長手方向に沿って設けられ、所定の間隔をあけて配置される棒状の一対の雄側連結部を有し、
前記他方側連結部は、前記別の1つの側面の長手方向に沿って設けられ、所定の間隔をあけて配置される棒状の一対の雌側連結部を有する、調味料容器を6つ用いて略正六角柱状の調味料容器セットを組み立てる方法であって、
第1の前記調味料容器に第2の前記調味料容器を連結するように、前記第1の前記調味料容器の前記雄側連結部の上方に前記第2の前記調味料容器の前記雌側連結部を位置させた後、前記第2の前記調味料容器を下方に移動させて前記第1の前記調味料容器の前記雄側連結部と前記第2の前記調味料容器の前記雌側連結部とを係合状態として連結する第1の工程と、
第2の前記調味料容器と第3の前記調味料容器を連結し、その後、第3の前記調味料容器と第4の前記調味料容器を連結し、その後、第4の前記調味料容器と第5の前記調味料容器を連結し、その後、第5の前記調味料容器と第6の前記調味料容器を連結するために前記第1の工程に示されるような各前記雄側連結部と各前記雌側連結部の連結作業を繰り返す第2工程と、
を備えることを特徴とする略正六角柱状の調味料容器セットを組み立てる方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、調味料容器、及び略正六角柱状の調味料容器セットを組み立てる方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、キャンプブームに伴い、自炊の際に用いる調味料入れの開発がなされている。本発明に関連する技術として、例えば、特許文献1には、上端部に第1開口部を有して有底筒状の外容器と、上端部に第2開口部を有して有底筒状であり、前記第2開口部が上方を向いた姿勢で前記外容器内に収容される内容器と、前記外容器に収容された前記内容器の前記第2開口部及び前記第1開口部を覆って前記外容器の上部に装着されるキャップと、を有し、前記内容器は、上端部に径方向外側へ突出する内容器フランジ部を有し、前記キャップは、前記内容器の前記第2開口部に対向配置されて前記内容器に収容される内容物を排出させる排出口と、前記排出口を開閉可能な蓋体と、を有し、前記外容器は、前記内容器を収容する内部空間を有し、前記内容器は、前記内容器フランジ部が前記外容器の上端部に載置された状態で前記外容器の前記内部空間に装着されるとともに、前記内部空間に着脱可能に装着されることを特徴とする振り出し容器が開示されている。
【0003】
また、特許文献2には、開口部と底部を有する容器本体と、該容器本体の内部に前記開口部から前記底部に向かって形成された仕切壁と、該仕切壁によって前記容器本体の内部に形成された複数の収容室と、前記容器本体の開口部を覆うキャップと、該キャップに各収容室と夫々連通して形成された複数の取出口と、該取出口を夫々開閉する蓋とを備えた調味料容器を二個備え、これら調味料容器の底部同士を対向させて連結し、各収容室に液体または粉粒体の調味料を収容するようにした、ことを特徴とする調味料入れが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2020-83436号公報
【特許文献2】実用新案登録第3208170号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
キャンプなどのアウトドアクッキングなどで調味料を使う場合において、複数の種類の調味料を使い分けることがある。複数の種類の調味料を別々の容器入れて、必要に応じて一体化させたり分離させたりすることが可能な調味料入れの開発が望まれている。
【0006】
本発明の目的は、複数の調味料を別々に収納し、必要に応じて一体化させたり分離させたりすることが可能な調味料容器を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る調味料容器は、上端に開口部を有して下端に底面部を有する略正三角柱状の収納部を含み、調味料を前記収納部に収納するための本体部と、前記収納部の前記開口部に装着され、所定量の前記調味料を前記収納部外に排出するための貫通孔を閉塞可能な蓋部を有する上端側キャップ部と、前記収納部の前記底面部に装着され、前記本体部を起立させるための土台部を有する下端側キャップ部と、を備え、前記本体部は、前記収納部の1つの側面に設けられる一方側連結部と、前記収納部の別の1つの側面に設けられ、前記一方側連結部と連結可能な構造を有する他方側連結部と、を有することを特徴とする。
【0008】
また、本発明に係る調味料容器において、前記一方側連結部は、前記1つの側面の長手方向に沿って設けられ、所定の間隔をあけて配置される棒状の一対の雄側連結部を有し、 前記他方側連結部は、前記別の1つの側面の長手方向に沿って設けられ、所定の間隔をあけて配置される棒状の一対の雌側連結部を有することが好ましい。
【0009】
本発明に係る略正六角柱状の調味料容器セットを組み立てる方法は、上端に開口部を有して下端に底面部を有する略正三角柱状の収納部を含み、調味料を前記収納部に収納するための本体部と、前記収納部の前記開口部に装着され、所定量の前記調味料を前記収納部外に排出するための貫通孔を閉塞可能な蓋部を有する上端側キャップ部と、前記収納部の前記底面部に装着され、前記本体部を起立させるための土台部を有する下端側キャップ部と、を備え、前記本体部は、前記収納部の1つの側面に設けられる一方側連結部と、前記収納部の別の1つの側面に設けられ、前記一方側連結部と連結可能な構造を有する他方側連結部と、を有し、前記一方側連結部は、前記1つの側面の長手方向に沿って設けられ、所定の間隔をあけて配置される棒状の一対の雄側連結部を有し、前記他方側連結部は、前記別の1つの側面の長手方向に沿って設けられ、所定の間隔をあけて配置される棒状の一対の雌側連結部を有する、調味料容器を6つ用いて略正六角柱状の調味料容器セットを組み立てる方法であって、第1の前記調味料容器に第2の前記調味料容器を連結するように、前記第1の前記調味料容器の前記雄側連結部の上方に前記第2の前記調味料容器の前記雌側連結部を位置させた後、前記第2の前記調味料容器を下方に移動させて前記第1の前記調味料容器の前記雄側連結部と前記第2の前記調味料容器の前記雌側連結部とを係合状態として連結する第1の工程と、第2の前記調味料容器と第3の前記調味料容器を連結し、その後、第3の前記調味料容器と第4の前記調味料容器を連結し、その後、第4の前記調味料容器と第5の前記調味料容器を連結し、その後、第5の前記調味料容器と第6の前記調味料容器を連結するために前記第1の工程に示されるような各前記雄側連結部と各前記雌側連結部の連結作業を繰り返す第2工程と、を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、複数の調味料を別々に収納し、必要に応じて一体化させたり分離させたりすることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】本発明に係る実施形態の調味料容器の斜視図である。
図2】本発明に係る実施形態の調味料容器において、図1と別の角度から見た斜視図である。
図3】本発明に係る実施形態の調味料容器において、本体部と上端側キャップ部と下端側キャップ部とを分離した様子を示す図である。
図4】本発明に係る実施形態の調味料容器の蓋部を開いている様子を示す図である。
図5】本発明に係る実施形態の調味料容器を2つ用いて連結した場合の平面図である。
図6】本発明に係る実施形態の調味料容器を6つ用いて連結して形成した略六角柱形状の調味料容器セットの斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下に、本発明に係る実施の形態について添付図面を参照しながら詳細に説明する。以下では、全ての図面において同様の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。また、本文中の説明においては、必要に応じそれ以前に述べた符号を用いるものとする。
【0013】
図1は、本発明に係る実施形態の調味料容器10の斜視図である。図2は、本発明に係る実施形態の調味料容器10において、図1と別の角度から見た斜視図である。
【0014】
図3は、本発明に係る実施形態の調味料容器10において、本体部12と上端側キャップ部14と下端側キャップ部16とを分離した様子を示す図である。図4は、本発明に係る実施形態の調味料容器10の蓋部15を開いている様子を示す図である。
【0015】
図5は、本発明に係る実施形態の調味料容器10を2つ用いて連結した場合の平面図である。図6は、本発明に係る実施形態の調味料容器10を6つ用いて連結して形成した略六角柱形状の調味料容器セット1の斜視図である。
【0016】
調味料容器10は、本体部12内に調味料を収容可能な調味料入れである。調味料容器10は、別の調味料容器10と連結可能な構造を有している。調味料容器10は、本体部12と、上端側キャップ部14と、下端側キャップ部16とを備えている。
【0017】
本体部12は、上端に開口部12Tを有して下端に底面部12Bを有する略正三角柱状の収納部12Sを含み、調味料を収納部12S内に収納する容器である。これにより、調味料を開口部12Tから投入し、底面部12Bによって受け止められて収納部12S内に調味料が蓄積されていく。
【0018】
本体部12のサイズの一例を挙げると、開口部12T及び底面部12Bの略正三角形の一辺の長さは約2.5cmに設定され、本体部12の長手方向に沿った高さは、約6.5cmに設定される。
【0019】
図3に示されるように、本体部12の上部及び下部には、それぞれ上端側キャップ部14及び下端側キャップ部16を装着するための段差が形成されており、上部及び下部が約1mmの凹みがあるように形成されている。この凹みを有する上部及び下部の高さは、例えば、約6mmに設定することが出来る。
【0020】
本体部12は、適度な強度を有する材質、例えば、透明性を高めるためにアクリル樹脂を用いることができるが、もちろん、その他の樹脂を用いてもよい。
【0021】
本体部12は、収納部12Sの1つの側面に設けられる一方側連結部18と、収納部12Sの別の1つの側面に設けられて一方側連結部18と連結可能な構造を有する他方側連結部20とを備える。
【0022】
一方側連結部18は、収納部12Sの1つの側面の長手方向に沿って設けられ、所定の間隔をあけて配置される棒状の一対の雄側連結部を有する。
【0023】
具体的には、図1及び図5に示されるように、一対の雄側連結部は、一対の棒状の部材が所定の間隔をあけて配置されており、図5に示されるように、一対の棒状の部材の互いの間隔が側面から離れるほど広がるように突出している爪部材である。
【0024】
一方側連結部18の一対の雄側連結部は、所定の間隔が約5mmに設定され、本体部12の長手方向に沿った長さが約1.5cmに設定される。また、図1に示されるように、一対の雄側連結部の上端部は、上端側キャップ部14の下端部との境界に位置するように設けられている。
【0025】
他方側連結部20は、収納部12Sの別の1つの側面の長手方向に沿って設けられ、所定の間隔をあけて配置される棒状の一対の雌側連結部を有する。
【0026】
具体的には、図1及び図5に示されるように、一対の雌側連結部は、一対の棒状の部材が所定の間隔をあけて配置されており、図5に示されるように、一対の棒状の部材の互いの間隔が側面から離れるほど狭くなるように突出する爪部材である。
【0027】
一方側連結部18の一対の雌側連結部は、所定の間隔が約1.1mmに設定され、本体部12の長手方向に沿った長さが約1.5cmに設定される。また、図2に示されるように、一対の雄側連結部の上端部は、上端側キャップ部14の下端部との境界に位置するように設けられている。
【0028】
そして、図5に示されるように、2つの調味料容器10を連結した際に、一方側の調味料容器10の一方側連結部18である一対の雄側連結部は、他方側の調味料容器10の他方側連結部20である一対の雌側連結部によって挟持されるような形で係合状態となる。
【0029】
上端側キャップ部14は、収納部12Sの開口部12Tに装着され、所定量の調味料を収納部12S外に排出するための貫通孔17を閉塞可能な蓋部15を有する略正三角柱形状のキャップである。
【0030】
上端側キャップ部14は、蓋部15を有する天井面を有しており、底面側には本体部12の開口部12Tと嵌合するための開口部が形成されている略凹状(上下逆)の部材である。
【0031】
蓋部15は、例えば、直径が3mmに設定された貫通孔17を閉塞するように倒伏又は起立可能な蓋部材である。調味料容器10から調味料を振り出す場合には、図4に示されるように、蓋部15を起立させて貫通孔17を露出させた状態で、貫通孔17が地面側に向くように調味料容器10の天地を逆にして振る。
【0032】
蓋部15は、手前側にユーザの爪などを引っ掛ける引掛け部が設けられ、奥側に回動軸を有する板状部材であり、板状部材の中央部には、蓋部15を倒伏した際に、貫通孔17に嵌合する突起部が設けられている。
【0033】
上端側キャップ部14は、適度な強度を有する材質、着色されたPP(ポリプロピレン)を用いることができるが、もちろん、その他の材料でもよく、例えば、ABS(アクリロニトリルブタジエンスチレン)、PE(ポリエチレン)、PS(ポリスチレン)、PET、アクリルなどを用いることが出来る。
【0034】
上端側キャップ部14は、略正三角形の天井面の一辺の長さは、約2.5cmに設定され、高さは、約1cmに設定されている。
【0035】
下端側キャップ部16は、収納部12Sの底面部12Bに装着され、本体部12を起立させるための土台部16Bを有する略正三角柱形状のキャップである。
【0036】
下端側キャップ部16は、天井面には本体部12の底面部12Bと嵌合するための開口部が形成されており、底面側には土台部16Bとして機能する底面部が形成される略凹状の部材である。なお、下端側キャップ部16には、蓋部15は存在しないものの、本体部12と嵌合する点において、上端側キャップ部14と類似する構造を有する。
【0037】
下端側キャップ部16は、適度な強度を有する材質、例えば、着色されたポリエステル樹脂を用いることができるが、もちろん、その他の樹脂でもよい。
【0038】
下端側キャップ部16は、略正三角形の底面部の一辺の長さは、約2.5cmに設定され、高さは、約8mmに設定されている。
【0039】
続いて、上記構成からなる6つの調味料容器10を用いて、略正六角柱状の調味料容器セット1を組み立てる方法について説明する。
【0040】
最初に、6つの調味料容器10のうち2つの調味料容器10を手に取って連結するように一方の調味料容器10の一方側連結部18の一対の雄側連結部を上方に他方側の調味料容器10の他方側連結部18の一対の雌側連結部を位置させた後、他方側の調味料容器10を下方に移動させて一方側の調味料容器10の雄側連結部と他方側の調味料容器10の雌側連結部とを係合状態として連結する。
【0041】
例えば、図5に示される例では、平面視において、一方側(1つ目)の調味料容器10の右上に他方側(2つ目)の調味料容器10が位置するように配置され、1つ目の調味料容器10と2つ目の調味料容器10とを連結する。
【0042】
さらに、上記連結の手順と同様の手順で、他方側の調味料容器10の雄側連結部と、3つ目の調味料容器10の雌側連結部を連結する。そして、これと同様に、3つ目の調味料容器10と4つ目の調味料容器10とを連結し、4つ目の調味料容器10と5つ目の調味料容器10とを連結し、5つ目の調味料容器10と6つ目の調味料容器10とを連結する。このとき、6つ目の調味料容器10の一方側連結部18の雄側連結部と、1つ目の調味料容器10の他方側連結部18の雌側連結部も連結することになる。
【0043】
このように、6つの調味料容器10を用いることで、図6に示されるような略正六角柱状の調味料容器セット1を組み立てることが出来る。そして、6つの調味料容器10を用いることで、6つの別の種類の調味料を分けて収納できるとともに、略正六角柱状の調味料容器セット1について、例えば1つの調味料容器10を分離して、さらに別の調味料を収納した調味料容器10を再び連結するといったように調味料容器10を取り換えることも出来る。
【符号の説明】
【0044】
1 調味料容器セット、10 調味料容器、12 本体部、12B 底面部、12S 収納部、12T 開口部、14 上端側キャップ部、15 蓋部、16 下端側キャップ部、16B 土台部、17 貫通孔、18 一方側連結部、20 他方側連結部。

図1
図2
図3
図4
図5
図6