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  • 特開-雨水貯留部材、雨水貯留構造 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024117601
(43)【公開日】2024-08-29
(54)【発明の名称】雨水貯留部材、雨水貯留構造
(51)【国際特許分類】
   E03F 1/00 20060101AFI20240822BHJP
   E03B 3/02 20060101ALI20240822BHJP
   E03B 3/03 20060101ALI20240822BHJP
   E03B 11/14 20060101ALI20240822BHJP
【FI】
E03F1/00 Z
E03B3/02 Z
E03B3/03 B
E03B11/14
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023023779
(22)【出願日】2023-02-17
(71)【出願人】
【識別番号】316001674
【氏名又は名称】センクシア株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100156410
【弁理士】
【氏名又は名称】山内 輝和
(72)【発明者】
【氏名】鳥越 将希
(72)【発明者】
【氏名】田中 秀宣
(72)【発明者】
【氏名】山口 大希
【テーマコード(参考)】
2D063
【Fターム(参考)】
2D063AA01
(57)【要約】
【課題】 効率の良い雨水貯留構造を構成することが可能な雨水貯留部材等を提供する。
【解決手段】 雨水貯留構造1は、地下に配置される雨水貯留槽を構成する構造であって、平面視において、縦横に複数配置されることで、地下に雨水を貯留する所定の空間を形成することが可能である。接続板3a、3bは、板状の部材である。柱体5は、接続板3a、3bに取り付けられて、接続板3a、3bの間に配置される。柱体5は略円筒状の部材である。接続板3aの所定の位置には、柱体5を差し込むことが可能な差込口7が設けられる。差込口7には、異なるサイズの柱体5を取り付けることが可能である。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
雨水貯留槽に用いられる雨水貯留部材であって、
板状の接続板と、
略筒状の柱体と、
を具備し、
前記柱体の両端に、前記接続板取り付け可能であることを特徴とする雨水貯留部材。
【請求項2】
前記接続板の所定の位置には、前記柱体を差し込むことが可能なサイズの異なる複数の差込口を有し、
前記差込口には、異なるサイズの前記柱体を取り付け可能であることを特徴とする請求項1記載の雨水貯留部材。
【請求項3】
前記差込口が、前記接続板の両面にそれぞれ配置されることを特徴とする請求項2記載の雨水貯留部材。
【請求項4】
前記接続板と前記柱体は異なる材質で構成され、前記柱体の材質が前記接続板の材質に対して剛性が高いことを特徴とする請求項1記載の雨水貯留部材。
【請求項5】
前記柱体の肉厚が、前記接続板の肉厚よりも薄いことを特徴とする請求項4記載の雨水貯留部材。
【請求項6】
請求項3記載の雨水貯留部材を用いた雨水貯留構造であって、
最下部と最上部の前記接続板は、一方の側に前記差込口が形成され、中間の前記接続板は両面に前記差込口が配置され、前記接続板同士の間に前記柱体が固定されることを特徴とする雨水貯留構造。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、地下に雨水を貯留するための雨水貯留構造及びこれに用いられる雨水貯留部材に関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年、突発的な豪雨などに対して、水害を防ぐため、一時的に地下に雨水等を貯留する雨水等の貯留槽が用いられる。雨水貯留槽によれば、貯留した雨水を序々に地層中へ浸透させたり、一旦、貯留した多量の雨水を十分な時間をかけて河川等へ放流したり、貯留した雨水を汲み上げて防火水等として使用することができる。このような雨水貯留槽は、複数の雨水貯留構造によって構成される。雨水貯留構造は上方の土被りと、上方を通行する人や車両の荷重を支持する必要がある。このため、雨水貯留構造は、上方からの荷重を支持することが可能な複数の雨水貯留部材が積み上げられて形成される。
【0003】
このような、雨水貯留部材としては、一般的に、平板状の基板部と、基板部に起立する複数の柱体から構成される。この際、製造コストや取り扱い性を考慮して、基板部と柱体とは、樹脂等で一体成型され、複数の雨水貯留部材同士の柱体同士を突き合わせて積み上げることで、所定の高さ(深さ)の雨水貯留構造を形成することができる(例えば特許文献1、2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2012-052349号公報
【特許文献2】特開2010-209604号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
通常、平板状の基板部には、鉛直方向の荷重により大きな曲げモーメントが生じるため、荷重に耐えることが可能な程度の剛性が必要である。例えば、前述したように、雨水貯留槽の上方に埋め戻される土の荷重や、上方を走行する車両等の荷重に対して耐える必要がある。
【0006】
一方、略鉛直方向に起立する柱体には、鉛直荷重により曲げモーメントが生じにくいため、基板部と比較すると柱体に要求される剛性は小さくなる。しかし、従来の雨水貯留部材は、基板部と柱体とを一体で成型するため、異材質で構成することはなかった。特に、基板部を厚肉とした場合には、成型加工上、急激な肉厚変化部は、製品にヒケや反り発生のリスクがあるため、厚肉部から薄肉部にする時は厚さを徐々に薄くする必要がある。このため、柱体の肉厚は、基板部の必要な肉厚に対して自由に薄くすることはできなかった。
【0007】
このように、必要な剛性を確保するために設計された従来の雨水貯留部材は、剛性を確保するための基板部の肉厚によって、製造上、同様に厚肉に形成される柱体の肉厚によって、雨水貯留構造における空隙率(すなわち、雨水等の貯留可能能力)には限界があった。
【0008】
また、対象となる雨水貯留構造の設置条件によって、鉛直方向荷重などが異なる場合がある。例えば、車両等が通行することがない場所に雨水貯留槽が施工される場合には、鉛直方向の荷重があまりかからないため、雨水貯留部材に要求される剛性も低くなる。このような場合には、基板部等の肉厚の薄い雨水貯留部材を適用可能であるが、設置場所ごとに適切な強度を有する形状の雨水貯留部材を設計すると、製品種類が増加し、必ずしも効率的ではない。
【0009】
これに対し、要求荷重の低い場所へも、高強度の雨水貯留部材を転用して用いることは可能であるが、前述したように、肉厚の厚い雨水貯留部材を用いると、過剰性能となって不経済であるとともに、雨水貯留構造への雨水の貯留能力が低下するという問題がある。
【0010】
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、効率の良い雨水貯留構造を構成することが可能な雨水貯留部材等を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
前述した目的を達成するため、第1の発明は、雨水貯留槽に用いられる雨水貯留部材であって、板状の接続板と、略筒状の柱体と、を具備し、前記柱体の両端に、前記接続板取り付け可能であることを特徴とする雨水貯留部材である。
【0012】
前記接続板の所定の位置には、前記柱体を差し込むことが可能なサイズの異なる複数の差込口を有し、前記差込口には、異なるサイズの前記柱体を取り付け可能であってもよい。
【0013】
前記差込口が、前記接続板の両面にそれぞれ配置されてもよい。
【0014】
前記接続板と前記柱体は異なる材質で構成され、前記柱体の材質が前記接続板の材質に対して剛性が高くてもよい。
【0015】
前記柱体の肉厚が、前記接続板の肉厚よりも薄くてもよい。
【0016】
第1の発明によれば、板状の接続板と、接続板に取り付け可能な柱体とを別体とすることで、例えば、薄肉化が可能な柱体のみを薄肉とすることができる。このため、雨水等の貯留能力を高めることができる。
【0017】
また、接続板に異なるサイズの柱体を差し込むことが可能な差込口を形成することで、必要な耐荷重に応じて適切な柱体を選択して使用することができる。このため、設置場所などの要求仕様に応じて、柱体のサイズのみを変更して使用することができる。
【0018】
また、柱体同士の嵌合構造は、嵌合部で座屈挙動を起こしやすいため、嵌合部の固結作業が必要となり現場での組み立てに不向きである。これに対し、差込口を接続板の両面に形成することで、柱体同士、又は接続板同士を対向して積み上げる必要がなく、柱体と接続板を上下方向に交互に配置することができる。このため、例えば柱体同士の突き合せ部が存在せず、柱体同士の嵌合構造が不要である。
【0019】
また、接続板と柱体とを別体で構成することで、異なる材質で構成することができる。このため、例えば柱体の材質を接続板の材質に対して高い剛性とすることで、柱体の肉厚をより薄肉化することができる。このため、雨水貯留構造の雨水等の貯留能力を向上させることができる。
【0020】
第2の発明は、第1の発明に係る雨水貯留部材と用いた雨水貯留構造であって、最下部と最上部の前記接続板は、一方の側に前記差込口が形成され、中間の前記接続板は両面に前記差込口が配置され、前記接続板同士の間に前記柱体が固定されることを特徴とする雨水貯留構造である。
【0021】
第2の発明によれば、接続板と柱体とが交互に配置され、柱体同士の嵌合構造を有さない雨水貯留構造を得ることができる。
【発明の効果】
【0022】
本発明によれば、効率の良い雨水貯留構造を構成することが可能な雨水貯留部材等を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0023】
図1】雨水貯留構造1の分解斜視図
図2】雨水貯留構造1の組立斜視図
図3】(a)は、接続板3aの斜視図、(b)は、差込口7の拡大斜視図、(c)は、差込口7の平面図。
図4】雨水貯留構造1の組立断面図。
図5】(a)、(b)は、は、雨水貯留構造1の他の組立断面図。
【発明を実施するための形態】
【0024】
以下、本発明の実施の形態にかかる雨水貯留構造について説明する。図1は、雨水貯留構造1を示す分解斜視図であり、図2は雨水貯留構造1を示す組立斜視図である。雨水貯留構造1は、主に接続板3a、3b、柱体5等から構成される。なお、以下の説明において、接続板3a又は接続板3bと、柱体5とをからなる部材を雨水貯留部材1aとし、複数の雨水貯留部材1a(複数の接続板3a、3bと柱体5)で構成された構造を雨水貯留構造1とする。
【0025】
雨水貯留構造1は、地下に構築される雨水貯留槽を構成する単位構造であって、平面視において、縦横に複数配置されることで、地下に雨水を貯留する所定の空間を形成することが可能である。なお、図示した例では、柱体5が二段に配置される例を示すが、三段以上であってもよい。
【0026】
接続板3a、3bは、板状の部材である。柱体5は、接続板3a、3bに取り付けられて、接続板3a、3bの間に配置される。柱体5は略円筒状の部材である。なお、一つの接続板3a、3bには、四本の柱体5が取り付けられる例を示すが、一つの接続板3a、3bに対して一本の柱体のみが取り付け可能であってもよく、二本以上の複数本であってもよい。
【0027】
図3(a)は、接続板3aを示す斜視図であり、図3(b)は差込口7の拡大斜視図、図3(c)は差込口7の平面図である。接続板3aの所定の位置には、柱体5を差し込むことが可能な差込口7が設けられる。
【0028】
図3(b)、図3(c)に示すように、差込口7は、差込口7a、7b、7c(これらを合わせて差込口7とする)からなる。差込口7a、7b、7cは、中心の孔9の周囲に同心円状に形成された、複数の円筒形の突起からなる。図示した例では、同心円状に三つの円筒形の突起が形成され、最も外側の突起の外側が差込口7aとなり、最外周の突起と最外周から二番目の突起の間が差込口7bとなり、最外周から二番目の突起と最内周の突起の間が差込口7cとなる。それぞれの差込口7a、7b、7cには、異なるサイズ(径)の柱体5を取り付けることが可能である。
【0029】
なお、図示した例では、三種類の差込口7a、7b、7cを形成したが、これには限られない。例えば、差込口7a、7bのみであってもよく、さらに複数の円筒形突起を同心円状に配置してもよい。また、差込口7は、柱体5の形状に対応した形状であればよく、必ずしも円形でなくてもよい。例えば柱体5が多角形である場合には、差込口7も柱体5の形状に合わせて多角形としてもよい。
【0030】
図4は、雨水貯留構造1の縦方向の断面図である。図示した例では、柱体5は、差込口7a(最外周の円筒形突起の外周)に差し込まれる。すなわち、柱体5の内径は、差込口7a(最外周の円筒形突起)の外径に対応した径となる。
【0031】
なお、接続板3aは、差込口7が一方の面にのみ形成される。一方、接続板3bは、差込口7が、接続板3bの両面の同一の位置にそれぞれ配置され、両側に柱体5を取り付けることが可能である。すなわち、雨水貯留構造1の最上部と最下部においては、接続板3aが用いられて、上下の一方の側にのみ柱体5が固定され、中間部においては接続板3bが用いられて、上下の両側に柱体5が固定される。なお、必要な場合には、接続板3と柱体5とは取り外すことも可能である。
【0032】
ここで、接続板3a、3bの肉厚をT1とし、柱体5の肉厚をT2とする。この際、柱体5の肉厚T2は、接続板3a、3bの肉厚T1よりも薄いことが望ましい。このようにすることで、雨水貯留構造1における空隙率(雨水貯留能力)を高めることができる。
【0033】
また、接続板3a、3bと柱体5を異なる材質で構成し、柱体5の材質が接続板3a、3bの材質に対して剛性が高いことが望ましい。例えば、接続板3a、3bをポリオレフィン系等の樹脂で構成し、柱体5を硬質樹脂や、金属製(例えばステンレス製や鋼製)とすることが望ましい。このようにすることで、柱体5の厚みをさらに薄くすることができる。
【0034】
なお、接続板3a、3bは、平坦な板状に図示しているが、例えば、雨水が流下することが可能な複数の孔や、強度向上のためのリブ等が配置される。すなわち、接続板3a、3bは、概ね板状ではあるが、複雑な形態であるため、例えば樹脂による射出成型等で容易に製造することができる。一方、柱体5は、単純な筒形状であるため、長尺の管体を必要な長さで切断して製造することができる。
【0035】
図5(a)に示す雨水貯留構造1は、柱体5aが用いられたものである。柱体5aは、図4に示した柱体5に対して径が小さく、接続板3a、3bの差込口7bに取り付けられる。
【0036】
同様に、図5(b)に示す雨水貯留構造1は、柱体5bが用いられたものである。柱体5bは、図5(a)に示した柱体5aに対してさらに径が小さく、接続板3a、3bの差込口7cに取り付けられる。
【0037】
このように、接続板3a、3bは、異なる柱体5、5a、5bに対して適用することが可能である。例えば、大きな荷重が必要となる場所に雨水貯留槽が敷設される場合には、太い柱体5を選択し、必要な荷重が小さい場所に雨水貯留槽が敷設される場合には、径の小さな柱体5a、5bを選択することが可能である。
【0038】
なお、同一の雨水貯留槽の内部において、場所によって柱体5、5a、5bを使い分けることも可能である。例えば、地下に設置される雨水貯留槽の一部であって、車が走行する場所(例えば駐車場)の地下に位置する部位においては、太い柱体5を選択し、人しか移動しない場所(例えばグランドなど)の地下に位置する部位においては、必要に応じて柱体5a、5bを選択することもできる。
【0039】
このように、柱体5、5a、5bが混在するような場合でも、同一の接続板3a、3bを使用することができるため、部品種類を削減して効率よく雨水貯留槽を形成することができる。
【0040】
以上、本実施の形態によれば、接続板3a、3bと柱体5、5a、5bを別体で構成することで、より曲げモーメントが大きな接続板3a、3bの厚みを厚くして、柱体5、5a、5bの厚みのみを薄くすることができる。
【0041】
特に、柱体5、5a、5bの材質として、接続板3a、3bに対して高い剛性を有する材質を適用することで、さらに柱体5、5a、5bの肉厚を薄くすることができる。特に、耐クリープ性を高めることができるため、耐長期荷重に優れ、陥没等の事故を抑制することができる。
【0042】
また、接続板3a、3bは、差込口7以外の孔やリブ等の複雑な立体形状を有していても、樹脂の射出成型で製造することが可能であるため製造も容易である。一方、柱体5、5a、5bは、長尺の管体を所定長さに切断することで形成することが可能であるため、製造が容易である。
【0043】
また、柱体を別材質で構成することで、肉厚を薄くしたうえで鉛直方向の剛性を高めることができるため、より浅層埋設が可能となる。このため、掘削及び埋め戻し作業を低減することができる。
【0044】
また、接続板3a、3bに、サイズの異なる柱体5、5a、5bを接続可能とすることで、同一の接続板3a、3bを用いて、柱体のサイズのみを必要に応じて選択して使用することができる。このため、必要な耐荷重の小さい場所では径の小さな柱体5a、5bを選択することで、材料コストを低減し、雨水貯留槽の空隙率を向上させることもできる。
【0045】
また、接続板3bの両面に差込口7を形成することで、柱体を複数段に配置する際にも、接続板同士を重ねて配置して接続する必要がなく、組立作業も容易である。
【0046】
以上、添付図を参照しながら、本発明の実施の形態を説明したが、本発明の技術的範囲は、前述した実施の形態に左右されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
【0047】
例えば、差込口7の形態は図示した例には限られず、階段状の突起を設けて複数の径の柱体を差込可能としてもよく、他の構造であってもよい。また、例えば外径の大きな柱体5の肉厚を、外径の小さな柱体5b等と比較して肉厚をさらに薄くしてもよい。すなわち、差込口7a、7b、7cにおいて、異なる肉厚に対応する差込口としてもよい。
【符号の説明】
【0048】
1………雨水貯留構造
1a………雨水貯留部材
3a、3b………接続板
5、5a、5b………柱体
7、7a、7b、7c………差込口
9………孔
図1
図2
図3
図4
図5