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特開2024-117884照準器保持装置、照準器及びレーダー検出装置
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  • 特開-照準器保持装置、照準器及びレーダー検出装置 図1
  • 特開-照準器保持装置、照準器及びレーダー検出装置 図2
  • 特開-照準器保持装置、照準器及びレーダー検出装置 図3
  • 特開-照準器保持装置、照準器及びレーダー検出装置 図4
  • 特開-照準器保持装置、照準器及びレーダー検出装置 図5
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024117884
(43)【公開日】2024-08-30
(54)【発明の名称】照準器保持装置、照準器及びレーダー検出装置
(51)【国際特許分類】
   G01S 7/03 20060101AFI20240823BHJP
   G01S 7/40 20060101ALI20240823BHJP
【FI】
G01S7/03 240
G01S7/40 126
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023023951
(22)【出願日】2023-02-20
(71)【出願人】
【識別番号】000004330
【氏名又は名称】日本無線株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100126561
【弁理士】
【氏名又は名称】原嶋 成時郎
(72)【発明者】
【氏名】齊藤 雅典
【テーマコード(参考)】
5J070
【Fターム(参考)】
5J070AE01
5J070AF01
5J070AK40
5J070BA01
(57)【要約】
【課題】レーダー検出装置において、角度目盛板の角度ずれを防止することが可能な技術を提供する。
【解決手段】レドーム(レーダー検出部)2と、レドーム2に設けられての受信角度を調整するために使用される角度目盛板3と、角度目盛板3に載置されてレドーム2による反射波の受信角度を調整するための照準器4と、を備えたレーダー検出装置1に設けられ、照準器4を保持するための照準器保持装置であって、角度目盛板3及びレドーム2に設けられたインサート21,33に挿入され、照準器4が角度目盛板3に載置されて回動自在に保持するねじ(保持部)42と、ねじ42と照準器4との間に介在する回動連結部46と、を有する。
【選択図】図5
【特許請求の範囲】
【請求項1】
レーダー検出部と、
前記レーダー検出部に設けられ、前記レーダー検出部の受信角度を調整するために使用される角度目盛板と、
前記角度目盛板に載置され、前記レーダー検出部による反射波の受信角度を調整するための照準器と、を備えたレーダー検出装置に設けられ、前記照準器を保持するための照準器保持装置であって、
前記角度目盛板及び前記レーダー検出部に設けられた挿入部に挿入され、前記照準器が前記角度目盛板に載置されて回動自在に保持する保持部と、
前記保持部と前記照準器との間に介在する回動連結部と、を有する、
ことを特徴とする照準器保持装置。
【請求項2】
前記角度目盛板には、前記照準器を位置決めするためのロック穴が設けられ、
前記ロック穴に挿入されて回動をロックするロック部を有する、
ことを特徴とする請求項1に記載の照準器保持装置。
【請求項3】
前記ロック部がプランジャーである、
ことを特徴とする請求項2に記載の照準器保持装置。
【請求項4】
前記回動連結部がベアリングである、
ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の照準器保持装置。
【請求項5】
レーダー検出装置の受信角度を調整するために使用される角度目盛板に載置され、前記レーダー検出装置による反射波の受信角度を調節するための照準器であって、
前記角度目盛板及び前記レーダー検出装置のレーダー検出部に設けられた挿入部に挿入され、前記照準器が前記角度目盛板に載置されて回動自在に保持する保持部と、
前記保持部と前記照準器との間に介在する回動連結部と、を有する、
ことを特徴とする照準器。
【請求項6】
レーダー検出部と、
前記レーダー検出部に設けられ、前記レーダー検出部の受信角度を調整するために使用される角度目盛板と、
前記角度目盛板に載置され、前記レーダー検出部による反射波の受信角度を調整するための照準器と、を備えたレーダー検出装置であって、
前記照準器は、前記角度目盛板及び前記レーダー検出部に設けられた挿入部に挿入され、前記照準器が前記角度目盛板に載置されて回動自在に保持する保持部と、
前記保持部と前記照準器との間に介在する回動連結部と、を有する、
ことを特徴とするレーダー検出装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、レーダー検出装置の照準器を保持する照準器保持装置、レーダー検出装置の照準器、及びレーダー検出装置に関する。
【背景技術】
【0002】
道路上を走行する車両の速度違反を取り締まるため、車両の速度を測定することが行われている。このような速度測定の技術として、レーダーにより道路上の車両に対して電波を照射してその反射波を捕捉し、反射波に含まれる信号(ドップラ信号)を処理することで、車両の速度を測定することが知られている。
【0003】
速度測定の技術においては、送受信装置の指向性が重要である。そのため、車間距離を検出するための車載レーダー装置において、アンテナ軸を調整する技術が知られている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平11-326495号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、車両の速度測定装置では、レーダー検出装置(レドーム)で照準器を所定の角度に合わせて回動させる必要がある。そのため、レーダー検出装置には、照準器の角度を合わせるための角度目盛板が設けられている。しかし、照準器自体がねじにより固定されているため、回動によりねじが緩むことにより、角度目盛板の角度がずれてしまうことがある。そのため、角度目盛板の角度ずれを防止できるような技術が望まれていた。
【0006】
そこでこの発明は、レーダー検出装置において、角度目盛板の角度ずれを防止することが可能な技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、この発明は、レーダー検出部と、前記レーダー検出部に設けられ、前記レーダー検出部の受信角度を調整するために使用される角度目盛板と、前記角度目盛板に載置され、前記レーダー検出部による反射波の受信角度を調整するための照準器と、を備えたレーダー検出装置に設けられ、前記照準器を保持するための照準器保持装置であって、前記角度目盛板及び前記レーダー検出部に設けられた挿入部に挿入され、前記照準器が前記角度目盛板に載置されて回動自在に保持する保持部と、前記保持部と前記照準器との間に介在する回動連結部と、を有する、ことを特徴とする。
【0008】
この発明に係る照準器保持装置は、前記角度目盛板には、前記照準器を位置決めするためのロック穴が設けられ、前記ロック穴に挿入されて回動をロックするロック部を有する、ようにしてもよい。
【0009】
この発明に係る照準器保持装置は、前記ロック部がプランジャーである、ようにしてもよい。
【0010】
この発明に係る照準器保持装置は、前記回動連結部がベアリングである、ようにしてもよい。
【0011】
この発明は、レーダー検出装置の受信角度を調整するために使用される角度目盛板に載置され、前記レーダー検出装置による反射波の受信角度を調節するための照準器であって、前記角度目盛板及び前記レーダー検出部に設けられた挿入部に挿入され、前記照準器が前記角度目盛板に載置されて回動自在に保持する保持部と、前記保持部と前記照準器との間に介在する回動連結部と、を有する、ことを特徴とする。
【0012】
この発明は、レーダー検出部と、前記レーダー検出部に設けられ、前記レーダー検出部の受信角度を調整するために使用される角度目盛板と、前記角度目盛板に載置され、前記レーダー検出部による反射波の受信角度を調整するための照準器と、を備えたレーダー検出装置であって、前記照準器は、前記角度目盛板及び前記レーダー検出部に設けられた挿入部に挿入され、前記照準器が前記角度目盛板に載置されて回動自在に保持する保持部と、前記保持部と前記照準器との間に介在する回動連結部と、を有する、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
この発明に係る照準器保持装置によれば、レーダー検出装置の角度目盛板及びレーダー検出部に設けられた挿入部に挿入され、照準器が角度目盛板に載置されて回動自在に保持する保持部を有し、保持部と照準器との間に介在する回動連結部を有するようにしているので、保持部の回動と照準器の回動とを分離することが可能となる。これにより、レーダー検出装置において、角度目盛板の角度ずれを防止することが可能になる。
【0014】
この発明に係る照準器保持装置によれば、角度目盛板には、照準器を位置決めするためのロック穴が設けられ、ロック穴に挿入されて回動をロックするロック部を有するようにした場合には、照準器の位置決めを正確に行うことが可能となる。これにより、回動連結部の機能と組み合わせることで、レーダー検出装置において、角度目盛板の角度ずれを防止し、照準器の正確な位置決めが可能になる。
【0015】
この発明に係る照準器保持装置によれば、ロック部がプランジャーであるようにした場合には、照準器の位置決めを行うためのロック部を容易に構成することができるので、照準器の正確な位置決めを容易に実現することが可能になる。
【0016】
この発明に係る照準器保持装置によれば、回動連結部がベアリングであるようにした場合には、保持部の回動と照準器の回動とを分離するための回動連結部を容易に構成することができるので、角度目盛板の角度ずれを容易に防止することが可能になる。
【0017】
この発明に係る照準器によれば、レーダー検出装置の角度目盛板及びレーダー検出部に設けられた挿入部に挿入され、照準器が角度目盛板に載置されて回動自在に保持する保持部を有し、保持部と照準器との間に介在する回動連結部を有するようにしているので、保持部の回動と照準器の回動とを分離することが可能となる。これにより、レーダー検出装置において、角度目盛板の角度ずれを防止することが可能になる。
【0018】
この発明に係るレーダー検出装置によれば、照準器において、レーダー検出装置の角度目盛板及びレーダー検出部に設けられた挿入部に挿入され、照準器が角度目盛板に載置されて回動自在に保持する保持部を有し、保持部と照準器との間に介在する回動連結部を有するようにしているので、保持部の回動と照準器の回動とを分離することが可能となる。これにより、レーダー検出装置において、角度目盛板の角度ずれを防止することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
図1】本発明の実施の形態に係るレーダー検出装置1の概略を示す斜視図である。
図2図1のレーダー検出装置1を上方から示す平面図である。
図3図2のレドーム2及び角度目盛板3を示す平面図である。
図4図2のB-B‘線断面図である。
図5図4の範囲Aを示す拡大図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下、本発明を図示の実施の形態に基づいて説明する。実施形態を説明する全図において、共通の構成要素には同一の符号を付し、繰り返しの説明を省略する。なお、以下の実施形態は、特許請求の範囲に記載された本開示の内容を不当に限定するものではない。また、実施形態に示される構成要素のすべてが、本開示の必須の構成要素であるとは限らない。さらに、各図は模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。
【0021】
<実施の形態1>
(物体検出装置の全体構成)
図1は、本発明の実施の形態に係るレーダー検出装置1の概略を示す斜視図である。図1に示すレーダー検出装置1は、電波を照射してその反射波を捕捉し、その反射波に含まれる信号(ドップラ信号)を処理する装置であり、反射波に含まれる信号を処理することにより移動する移動体の速度を測定する装置である。レーダー検出装置1は、例えば車両(自動車)の速度超過を取り締まるため、道路上を移動する車両の速度を測定するための装置として使用される。この場合、移動する移動体とは、例えば道路上を移動する車両であり、レーダー検出装置1は、道路の路側等に設置される。
【0022】
図1に示すように、レーダー検出装置1は、主として、レドーム(レーダー検出部)2と、角度目盛板3と、照準器4とを備える。
【0023】
レドーム2は、レーダーの反射波を検出するためのレーダアンテナを覆うことでレーダアンテナを保護するものであり、誘電体のAES樹脂、グラスファイバー、テフロン(登録商標)等により形成されている。本発明の実施の形態では、レドーム2は、方形の箱状に形成されてレーダアンテナを収納することで、レーダー検出部を構成している。
【0024】
角度目盛板3は、レドーム2による反射波の受信角度を調整するために用いられるものであり、分度器のように半円の板状に形成されている。角度目盛板3は、図1に示すように、レドーム2の上面に設けられている。
【0025】
照準器4は、角度目盛板3に設けられた目盛(後述)によりレドーム2による反射波の受信角度を調整する装置であり、照準を定める方向に向けて長尺になるように形成されている。照準器4は、図1に示すように、レドーム2かつ角度目盛板3の上方に載置されている。
【0026】
図2は、図1のレーダー検出装置1を上方から示す平面図である。
【0027】
図2に示すように、角度目盛板3には、円弧に沿って角度を示す目盛31が設けられており、目盛が視認可能になるように、レドーム2の上面に目盛が設けられた面が上方になるように固定されている。
【0028】
また、角度目盛板3は、ねじ等の固定具32によりレドーム2に固定されている。
【0029】
照準器4には、目盛31を視認するための目盛窓41が設けられている。
【0030】
また、照準器4は、ねじ(保持部)42によりレドーム2及び角度目盛板3に取り付けられており、ねじ42の位置を中心として矢印L1方向に回動するように載置されている。レドーム2による反射波の受信角度を調整する場合、目盛窓41から目盛31を参照しながら照準器4を矢印L1方向に回動させ、所定の位置になるように照準器4を固定する。
【0031】
図3は、図2のレドーム2及び角度目盛板3を示す平面図である。
【0032】
レドーム2には、照準器4を取り付けるためのねじ42を挿入するためのインサート(挿入部)21が、レドーム2上面の任意の位置に円形に設けられている。同様に、角度目盛板3にも、インサート(挿入部)33が円形に設けられ、インサート21と重なる位置になるように角度目盛板3が設けられている。
【0033】
角度目盛板3の目盛31は例えば、半円状の角度目盛板3における直線部34の中心点341を中心として、直線部34の端点342,343から最も離れた円弧上の頂点344の位置を0°となるように設けられている。そして、目盛31は例えば、中心点341と頂点344とからなる直線と、中心点341と円弧上の任意の点とからなる直線との角度が設けられている。ただし、目盛31はすべての円弧上の点について設けられる必要はなく、本発明の実施の形態では、頂点344の位置に0°が設けられ、上記の角度が5°、10°、27°の各位置に(頂点344の位置から左右に)設けられている。
【0034】
角度目盛板3の目盛31がこのように設けられているのは、車両の速度超過を取り締まる際、照準器4の指示角度は0°~10°の範囲内に設定するか(0°法)、または27°に設定するか(27°法)、のいずれかに設定するように定められているからである。そのため、目盛31は、定められた設定角度に合わせて任意に設けてもよい。
【0035】
また、角度目盛板3には、照準器4を目盛31の位置に位置決めするためのロック穴35が設けられている。ロック穴35は、目盛31の位置に合わせて円弧から中心点341側に設けられており、角度目盛板3を貫通するように設けてもよく、角度目盛板3を貫通せずに表面を削るように設けてもよい。ロック穴35の機能については後述する。
【0036】
図4は、図2のB-B‘線断面図である。また、図5は、図4の範囲Aを示す拡大図である。
【0037】
図5に示すように、照準器4は、目盛窓41が角度目盛板3の円弧上の頂点344側(目盛31と重なる位置)に載置されている。また、ねじ42は、レドーム2のインサート21と、角度目盛板3のインサート33に挿入されて照準器4を固定している。
【0038】
また、照準器4は、照準器4を位置決めするためのロック部43を有している。ロック部43は、例えばプランジャーにより構成されており、本発明の実施の形態では、ボールプランジャーにより構成されている。ロック部43を構成するボールプランジャーは、先端(角度目盛板3側)にボール部431を、照準器4側に本体部432を有し、本体部432にはボール部431を保持するスプリングを備える構成となっている。
【0039】
例えば、ロック部43のボール部431が、角度目盛板3のロック穴35上に位置している場合(図5に示す状態の場合)、本体部432のスプリングによりボール部431がロック穴35方向へ押圧され、照準器4がロックされた状態になる。ここで、照準器4を左右いずれかの方向へ回動させると、本体部432のスプリングが回動の力により縮んでボール部431が本体部432側へ沈み込み、ロックが解除されて照準器4が回動できるようになる。そして、ボール部431が再度他のロック穴35上に位置すると、本体部432のスプリングによりボール部431がロック穴35方向へ押圧され、照準器4が再度ロックされた状態になる。これにより、照準器4が必要以上に左右方向へ回動するのを防止するので、照準器4の位置決めを正確に行うことが可能となる。また、ロック部43をボールプランジャーにより構成することで、照準器4の位置決めを行うためのロック部43を容易に構成することが可能となる。
【0040】
また、照準器4には、ねじ42により照準器4を固定するためにねじ42を挿入するインサート44が円形に設けられており、インサート44の淵側には、照準器4にねじ42を圧入するためのかしめ座45が形成されている。さらに、ねじ42とかしめ座45との間には、ねじ42と照準器4との間に介在する回動連結部46が設けられている。回動連結部46は、例えばベアリングにより構成されており、本発明の実施の形態では、ミニチュアベアリングにより構成されている。回動連結部46を構成するベアリングは、外輪部と内輪部とを有するリング状の部品であり、外輪部と内輪部との間にボールが設けられ、内輪部の内側に軸(本発明の実施の形態ではねじ42)を嵌め込むことにより軸を安定させて滑らかに回動させる部品である。また、ミニチュアベアリングは、ベアリングのうち外径が30mm以下のものをいう。
【0041】
照準器4において、ねじ42と回動連結部46とにより、照準器保持装置を構成している。また、ロック部43も、照準器4において、照準器保持装置を構成している。
【0042】
これにより、ねじ42の回動と照準器4の回動とを分離することが可能となるため、レーダー検出装置1において、角度目盛板3の角度ずれを防止することが可能となる。また、回動連結部46をベアリング(ミニチュアベアリング)により構成することで、ねじ42の回動と照準器4の回動とを分離するための回動連結部46を容易に構成することが可能となる。
【0043】
(効果)
本発明の実施の形態に係るレーダー検出装置1によれば、ねじ42がレドーム2及び角度目盛板3に設けられたインサート21,33に挿入され、照準器4が角度目盛板3に載置されて回動自在に保持される。また、ねじ42と照準器4との間に介在する回動連結部46が設けられている。そのため、ねじ42の回動と照準器4の回動とを分離することが可能となる。これにより、レーダー検出装置1において、角度目盛板3の角度ずれを防止することが可能になる。さらに、回動連結部46をベアリング(ミニチュアベアリング)により構成することで、ねじ42の回動と照準器4の回動とを分離するための回動連結部46を容易に構成することが可能となる。
【0044】
本発明の実施の形態に係るレーダー検出装置1によれば、角度目盛板3には、照準器4を位置決めするためのロック穴35が設けられ、ロック部43がロック穴35に挿入されて回動をロックする。そのため、照準器4が必要以上に左右方向へ回動するのを防止するので、照準器4の位置決めを正確に行うことが可能となる。また、ロック部43をボールプランジャーにより構成することで、照準器4の位置決めを行うためのロック部43を容易に構成することが可能となる。
【0045】
以上、この発明の実施の形態について説明したが、具体的な構成は、上記の実施の形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても、この発明に含まれる。
【符号の説明】
【0046】
1 :レーダー検出装置
2 :レドーム
3 :角度目盛板
4 :照準器
21 :インサート
31 :目盛
32 :固定具
33 :インサート
34 :直線部
35 :ロック穴
41 :目盛窓
42 :ねじ
43 :ロック部
44 :インサート
45 :座
46 :回動連結部
341 :中心点
342 :端点
343 :端点
344 :頂点
431 :ボール部
432 :本体部
図1
図2
図3
図4
図5