(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024117938
(43)【公開日】2024-08-30
(54)【発明の名称】撹拌装置及び塗工設備
(51)【国際特許分類】
B05C 1/08 20060101AFI20240823BHJP
B05C 11/10 20060101ALI20240823BHJP
【FI】
B05C1/08
B05C11/10
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023024049
(22)【出願日】2023-02-20
(71)【出願人】
【識別番号】000231110
【氏名又は名称】JFE建材株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100114890
【弁理士】
【氏名又は名称】アインゼル・フェリックス=ラインハルト
(74)【代理人】
【識別番号】100116403
【弁理士】
【氏名又は名称】前川 純一
(74)【代理人】
【識別番号】100162880
【弁理士】
【氏名又は名称】上島 類
(72)【発明者】
【氏名】馬場 健輔
(72)【発明者】
【氏名】中尾 光輝
(72)【発明者】
【氏名】山下 雅弘
【テーマコード(参考)】
4F040
4F042
【Fターム(参考)】
4F040AA22
4F040AB04
4F040AC01
4F040BA24
4F040CB22
4F040CB36
4F040CB40
4F042AA22
4F042AB00
4F042CA01
4F042CA06
(57)【要約】
【課題】塗料パン内で塗料が固まることを防ぐ。
【解決手段】塗料パン10に溜められていて搬送される帯材Sの面にロール20によって塗布される塗料Fを撹拌する撹拌装置30は、ロール20の回転軸線20Xに沿って延びているレール31と、レール31に移動可能に支持されていて塗料パン10に溜められた塗料Fを撹拌する撹拌部33と、撹拌部33を駆動する駆動部37と、を備える。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
塗料パンに溜められていて搬送される帯材の面にロールによって塗布される塗料を撹拌する撹拌装置であって、
前記ロールの回転軸線に沿って延びているレールと、
前記レールに移動可能に支持されていて前記塗料パンに溜められた前記塗料を撹拌する撹拌部と、
前記撹拌部を駆動する駆動部と、
を備えることを特徴とする撹拌装置。
【請求項2】
前記撹拌部は、前記帯材の搬送方向において上流側で前記ロールに対向するように前記レールに支持されている部分から延びていることを特徴とする請求項1に記載の撹拌装置。
【請求項3】
前記撹拌部は、前記塗料パンと前記ロールとの間で前記ロールの回転軸線に交差する方向に延びていることを特徴とする請求項1に記載の撹拌装置。
【請求項4】
前記撹拌部は、前記レールに支持されている端部とは反対側の端部が前記帯材の搬送方向において下流側で前記ロールに対向するように延びていることを特徴とする請求項1に記載の撹拌装置。
【請求項5】
帯材に塗料を塗布する塗工設備であって、
前記塗料を溜める塗料パンと、
前記塗料パンの上方で前記塗料パンに溜められた塗料に部分的に接触するように回転自在に支持されていて、外周面に付着した前記塗料を前記帯材に塗布するロールと、
前記塗料パン内で前記塗料を撹拌する撹拌装置と、
を備え、
前記撹拌装置は、前記ロールの回転軸線に沿って延びているレールと、前記レールに移動自在に支持されていて前記塗料パンに溜められた前記塗料を撹拌する撹拌部と、前記ロールによる前記帯材への前記塗料の塗布時に前記撹拌部を駆動する駆動部と、を有する
ことを特徴とする塗工設備。
【請求項6】
前記塗料パンの底部は、前記帯材の搬送方向において上流側から下流側に向かって斜め下方に傾斜していることを特徴とする請求項5に記載の塗工設備。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、撹拌装置及び塗工設備に関し、特に、塗料パンに溜められていて搬送される帯材にロールによって塗布される塗料を撹拌する撹拌装置及び帯材に塗料を塗布する塗工設備に関する。
【背景技術】
【0002】
鋼帯等の帯状の被塗布物(帯体)の表面に塗料を塗布するために、従来からロールコーターが一般に使用されている。従来のロールコーターにおいては、塗料パンに溜められた塗料は、一部が塗料内に浸漬されたロールの外周面に付着して、次いで、被塗布物に塗料を供給する他のロールに供給されるようになっている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、塗料パンに溜められた塗料がスラリー状の釉薬の場合、時間の経過とともに塗料パン内で釉薬が固まることがある。固まった釉薬が被塗布物に塗布されると、被塗布物の面(表面又は裏面)に凹凸が生じることがある。例えば、凹凸のある面が製品(ボード)の裏面である場合、ボードを下地にプレス加工により取り付けると、裏面の凹凸が表面に浮き出ることがあった。
【0005】
そこで、本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、塗料パン内で塗料が固まることを防ぐ技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明に係る撹拌装置は、塗料パンに溜められていて搬送される帯材の面にロールによって塗布される塗料を撹拌する撹拌装置であって、前記ロールの回転軸線に沿って延びているレールと、前記レールに移動可能に支持されていて前記塗料パンに溜められた前記塗料を撹拌する撹拌部と、前記撹拌部を駆動する駆動部と、を備えることを特徴とする。
【0007】
また、本発明の撹拌装置の一態様において、前記撹拌部は、前記帯材の搬送方向において上流側で前記ロールに対向するように前記レールに支持されている部分から延びている。
【0008】
また、本発明の撹拌装置の一態様において、前記撹拌部は、前記塗料パンと前記ロールとの間で前記ロールの回転軸線に交差する方向に延びている。
【0009】
また、本発明の撹拌装置の一態様において、前記撹拌部は、前記レールに支持されている端部とは反対側の端部が前記帯材の搬送方向において下流側で前記ロールに対向するように延びている。
【0010】
さらに、上記課題を解決するために、本発明に係る塗工設備は、帯材に塗料を塗布する塗工設備であって、前記塗料を溜める塗料パンと、前記塗料パンの上方で前記塗料パンに溜められた塗料に部分的に接触するように回転自在に支持されていて、外周面に付着した前記塗料を前記帯材に塗布するロールと、前記塗料パン内で前記塗料を撹拌する撹拌装置と、を備え、前記撹拌装置は、前記ロールの回転軸線に沿って延びているレールと、前記レールに移動自在に支持されていて前記塗料パンに溜められた前記塗料を撹拌する撹拌部と、前記ロールによる前記帯材への前記塗料の塗布時に前記撹拌部を駆動する駆動部と、を有することを特徴とする。
【0011】
また、本発明に係る塗工設備の一態様において、前記塗料パンの底部は、前記帯材の搬送方向において上流側から下流側に向かって斜め下方に傾斜している。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、塗料パン内で塗料が固まることを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【
図1】本発明に係る塗工設備の構成を説明するための概略的な部分断面図である。
【
図2】本発明に係る撹拌装置の構成を説明するための図である。
【
図3】撹拌ブレードの構成を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下に、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の説明において、図面は模式的なものであり、各要素の寸法の関係、各要素の比率などは、現実と異なる場合があることに留意する必要がある。図面の相互間においても、互いの寸法の関係や比率等が異なる部分が含まれている場合がある。
【0015】
本発明に係る塗工設備1は、例えば、製造ライン上を搬送されてくる帯状の鋼材(以下、「鋼帯」ともいう)Sの表面又は裏面に釉薬等の塗料を塗布するものであり、例えば、ホワイトボード、チョークボード等のホーローボードを製造する製造ラインに設けられる。なお、本発明に係る塗工設備1が適用される製造ラインは、特定のボードを製造するラインに限定されない。
図1は、本発明に係る塗工設備1の構成を説明するための概略的な部分断面図である。
図2は、本発明に係る撹拌装置30の構成を説明するための図である。
【0016】
本発明に係る塗工設備1は、鋼帯(帯材)Sに釉薬(塗料)Fを塗布する塗工設備1であって、釉薬Fを溜める塗料パン10と、塗料パン10の上方で塗料パン10に溜められた釉薬Fに部分的に接触するように回転自在に支持されていて、外周面に付着した釉薬Fを鋼帯Sに塗布するロール20と、塗料パン10内で釉薬を撹拌する撹拌装置30と、を備え、撹拌装置30は、ロール20の回転軸線20Xに沿って延びているレール31と、レール31に移動自在に支持されていて塗料パン10に溜められた液を撹拌する撹拌ブレード(撹拌部)33と、ロール20による鋼帯Sへの釉薬Fの塗布時に撹拌ブレード33を駆動する駆動装置(駆動部)37と、を有する。以下、塗工設備1の構成について具体的に説明する。
【0017】
塗工設備1は、例えば、ホーローボードの製造ライン上に設けられている。塗工設備1は、塗料パン10と、第1ロール(ロール)20と、第2ロール21と、撹拌装置30と、を備える。塗工設備1において、鋼帯Sは、鉛直方向において第1ロール20に上側で接触するようにライン上を搬送されている。
【0018】
塗料パン10は、鋼帯Sに塗る釉薬が溜められている。塗料パン10は、後述する第1ロール20の直下に設けられている。塗料パン10は、少なくとも後述する第1ロール20の回転軸線20Xに沿って第1ロール20を超え、かつ、少なくとも第1ロール20の直径よりも大きく形成されている。さらに、後述する第2ロール21が第1ロール20の外周面に供給された塗料(釉薬F)の厚さを調整した際に、余分な釉薬Fを回収できる大きさに形成されていて、具体的には、第1ロール20の外周面に付着した釉薬Fに第2ロール21が接触する位置の直下にも存在している。
【0019】
塗料パン10は、流入部11と、流出部12と、を有する。釉薬Fは、塗料パン10内において流入部11及び流出部12を介して循環している。流入部11は、流出部12に対して高さ方向において上方に位置している。流入部11は、流出部12に対して鋼帯Sの搬送方向Aにおいて上流側に位置する。塗料パン10の底部13は、傾斜している。具体的には、底部13は、流入部11の側から流出部12に向かって、又は、搬送方向Aにおいて上流側から下流側に向かって斜め下方に延びている。
【0020】
第1ロール20は、その回転軸20Aの両端が所定フレーム(図示せず)に支持されている。第1ロール20は、塗料パン10の上方で回転軸線20X回りに回転自在に設けられていて、搬送方向Aに対して逆方向(回転方向R)に回転する。第1ロール20は、回転軸線20Xに沿った方向及び第1ロール20の径方向において塗料パン10の範囲内にある。第1ロール20は、外周面の下側の一部が塗料パン10に浸漬するように設けられていて、外周面に付着した(ピックアップされた)塗料を上側で鋼帯Sに塗布する。
【0021】
第2ロール21は、その回転軸21Aの両端が所定フレーム(図示せず)に支持されている。第2ロール21は、搬送方向Aにおいて第1ロール20に対して下流側で対向するように、回転軸線21X回りに回転自在に設けられている。第2ロール21は、第1ロール20と同じ方向に回転する。第2ロール21は、第1ロール20に対して接近又は離反自在になっている。第2ロール21を第1ロール20に対して移動させて、互いの間隔を調節することにより、第1ロール20の外周面に供給された塗料の厚さを調節することができる。
【0022】
撹拌装置30は、製造ラインの稼働中にわたって塗料パン10に溜められた釉薬Fを撹拌するためのものであり、かつ、塗料パン10に溜められていて搬送される鋼帯Sの面に第1ロール20によって塗布される釉薬Fを撹拌する撹拌装置30であって、第1ロール20の回転軸線20Xに沿って延びているレール31と、レール31に支持されていて、塗料パン10に溜められている釉薬Fを撹拌する、レール31に沿って移動可能な撹拌ブレード(撹拌部)33と、撹拌ブレード33を駆動する駆動装置(駆動部)37と、を備える。以下、撹拌装置30の構成について具体的に説明する。
【0023】
撹拌装置30は、レール31と、撹拌ブレード33と、駆動装置37と、を有する。レール31は、第1ロール20の回転軸線20Xに沿って延びていて、かつ、鋼帯Sの搬送方向Aにおいて第1ロール20に対して上流側に設けられている。レール31は、第1ロール20に沿って設けられている。レール31にはスライダ32が取り付けられている。スライダ32には、後述する撹拌ブレード33が取り付けられている。スライダ32は、後述する駆動部37により、レール31に沿って移動するようになっている。スライダ32には、例えば、2つの孔(図示せず)が設けられている。これらの孔にボルトが通されて、後述する撹拌ブレード33が取り付けられている。
【0024】
撹拌ブレード33は、スライダ32を介してレール31に沿った方向B(
図1参照)に往復移動自在にレール31に支持されていて、塗料パン10内の釉薬Fに入り込んで第1ロール20の回転軸線20Xに沿って塗料パン10内を移動しながら釉薬Fを撹拌する。
【0025】
図3は、撹拌ブレード33の構成を説明するための図である。撹拌ブレード33は、支持部位34と、撹拌部位35と、を有する。支持部位34は、スライダ32に取り付けられている部位である。支持部位34は、2つの孔34hを有する。支持部位34の孔34hはそれぞれ、スライダ32の孔と整合して、例えば、ボルトが通されている。ボルトの先端にナットを締め付けることにより、撹拌ブレード33は、スライダ32に取り付けられている。
【0026】
撹拌部位35は、第1撹拌区分35aと、第2撹拌区分35bと、第3撹拌区分35cと、を有する。第1撹拌区分35aは、撹拌ブレード33がスライダ32に取り付けられた状態において、支持部位34から下方に延びている。第1撹拌区分35aは、第1撹拌区分35aは、釉薬F内に少なくとも部分的に入り込んでいる。第1撹拌区分35aは、鋼帯Sの搬送方向Aにおいて第1ロール20に対して上流側に位置し、流入部11側で回転軸線20X(方向B)に沿って塗料パン10内で釉薬Fを撹拌する。
【0027】
第2撹拌区分35bは、支持部位34に接続している側とは反対の側の第1撹拌区分35aの端部から横方向に、具体的には搬送方向Aにおいて上流側から下流側に、第1ロール20の回転軸線20Xに交差するように延びている。第2撹拌区分35bは、第1ロール20と塗料パン10の底部13との間に位置し、回転軸線20X(方向B)に沿って塗料パン10内を移動しながら釉薬Fを撹拌する。
【0028】
第3撹拌区分35cは、第1撹拌区分35aに接続している側とは反対の側の第2撹拌区分35bの端部から第1ロール20が位置する側に向かって上方に延びている。第3撹拌区分35cは、第2撹拌区分35bに対して斜めに、具体的には、第2撹拌区分35bに対して鈍角をなして延びている。第3撹拌区分35cは、搬送方向Aにおいて第1ロール20に対して下流側に位置し、流出部12側で回転軸線20X(方向B)に沿って塗料パン10内を移動しながら釉薬Fを撹拌する。
【0029】
駆動装置37は、例えば、レール31に連結して取り付けられている。駆動装置37は、例えば、公知の空圧式のメカジョイント式のロッドレスシリンダにより形成されている。駆動装置37のピストン(図示せず)とスライダ32とがレール31内で機械的に連結されてる。駆動装置37は、製造ラインの稼働中、レール31内をピストンが往復動することにより常にスライダ32を動かしている。駆動装置37によるスライダ32の移動速度は適宜設定することができるが、好ましくは、駆動装置37は、釉薬F内での撹拌ブレード33の往復運動により釉薬Fが波立たない(気泡が形成されない)程度の速度でスライダ32及び撹拌ブレード33を移動させる。
【0030】
本発明に係る撹拌装置30により、ホーローボードの製造ラインの稼働中に、常に釉薬Fは、一定の速度で撹拌ブレード33により撹拌され続けるので、塗料パン10内の釉薬Fが固まることはない。これにより、第1ロール20の外周面に付着する釉薬Fには固まった釉薬Fは含まれておらず、釉薬Fが塗布された鋼帯Sの裏面に凹凸が形成されることはない。したがって、最終的に製造されたホーローボードを下地にプレス加工により取り付けた場合であっても、釉薬Fによりコーティングされた鋼帯Sの裏面は平坦になっているのでホーローボードの品質を下げることが防がれる。
【0031】
さらに、撹拌ブレード33によれば、第1撹拌区分35aが第1ロール20に対して搬送方向Aの上流側に設けられているので、第1ロール20が回転方向Rにおいて最初に釉薬Fに進入する側で釉薬Fは十分に撹拌されている。
【0032】
さらに、撹拌ブレード33によれば、第2撹拌区分35bが第1ロール20と塗料パン10の底部13との間で第1ロール20の回転軸線20Xに交差するように、鋼帯Sの搬送方向Aにおいて上流側から下流側に延びているので、第1ロール20が塗料パン10内で浸漬している領域の釉薬Fは十分に撹拌されている。
【0033】
さらに、撹拌ブレード33によれば、第3撹拌区分35cにより塗料パン10において釉薬Fの流れ(循環)方向に見て下流側の流出部12付近で滞留する釉薬Fを十分に撹拌することができる。特に、塗料パン10の底部13は、流入部11から流出部12に向かって下方に傾斜しているので、流出部12付近において釉薬Fが滞留して固まる傾向にある。釉薬Fが撹拌されない場合、第1ロール20が回転方向Rにおいて釉薬Fから進出する個所で固まった釉薬Fが滞留することがある。これに対して、本実施の形態に係る第3撹拌区分35cによれば、搬送方向Aにおいて第1ロール20の下流側で対向して釉薬Fを撹拌しており、第1ロール20が回転方向Rにおいて釉薬Fから進出する個所で釉薬Fは十分に撹拌されている。
【0034】
<その他>
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の概念及び特許請求の範囲に含まれるあらゆる態様を含む。また、上述した課題及び効果の少なくとも一部を奏するように、各構成を適宜選択的に組み合わせてもよい。また、例えば、上記実施の形態における各構成要素の形状、材料、配置、サイズ等は、本発明の具体的使用態様によって適宜変更され得る。
【符号の説明】
【0035】
1・・・塗工設備
10・・・塗料パン
20・・・第1ロール(ロール)、21・・・第2ロール
30・・・撹拌装置、31・・・レール、32・・・スライダ、33・・・撹拌ブレード(撹拌部)、34・・・支持部位、撹拌部位35、35a・・・第1撹拌区分、35b・・・第2撹拌区分、35c・・・第3撹拌区分、37・・・駆動部
S・・・鋼帯(帯材)