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特開2024-118222情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024118222
(43)【公開日】2024-08-30
(54)【発明の名称】情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 30/0204 20230101AFI20240823BHJP
【FI】
G06Q30/0204
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023024540
(22)【出願日】2023-02-20
(71)【出願人】
【識別番号】500257300
【氏名又は名称】LINEヤフー株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002147
【氏名又は名称】弁理士法人酒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】笹谷 奈翁美
(72)【発明者】
【氏名】坪内 孝太
【テーマコード(参考)】
5L030
5L049
【Fターム(参考)】
5L030BB02
5L049BB02
(57)【要約】
【課題】利用者のペットに関係するコンテンツを的確に提供することができる情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラムを提供すること。
【解決手段】本開示に係る情報処理装置は、利用者が入力した検索クエリを取得する検索クエリ取得部と、利用者の行動に関する情報を示す行動情報を取得する行動情報取得部と、検索クエリ、行動情報のうちの少なくとも一つに基づいて、利用者がペットを飼っているか否か、及びペットを飼っていると推定される場合は、利用者が飼っているペットの種類、利用者が飼っているペットの数のうちの少なくとも一つを含むペット情報を推定するペット情報推定部と、検索クエリ、行動情報のうちの少なくとも一つに基づいて、ペットに関係する所定の事象を示すペット事象を推定するペット事象推定部と、ペット情報、及びペット事象のうちの少なくとも一つに応じて、利用者に提供するコンテンツを選定するコンテンツ選定部と、コンテンツ選定部が選定したコンテンツを利用者端末に提供するコンテンツ提供部と、を備える。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
利用者が入力した検索クエリを取得する検索クエリ取得部と、
利用者の行動に関する情報を示す行動情報を取得する行動情報取得部と、
前記検索クエリ、前記行動情報のうちの少なくとも一つに基づいて、利用者がペットを飼っているか否か、及びペットを飼っていると推定される場合は、利用者が飼っているペットの種類、利用者が飼っているペットの数のうちの少なくとも一つを含むペット情報を推定するペット情報推定部と、
前記検索クエリ、前記行動情報のうちの少なくとも一つに基づいて、ペットに関係する所定の事象を示すペット事象を推定するペット事象推定部と、
前記ペット情報、及び前記ペット事象のうちの少なくとも一つに応じて、利用者に提供するコンテンツを選定するコンテンツ選定部と、
前記コンテンツ選定部が選定したコンテンツを利用者端末に提供するコンテンツ提供部と、
を備える、情報処理装置。
【請求項2】
前記ペット情報推定部は、前記検索クエリ、及び前記行動情報に基づいて、利用者がペットを多頭飼いしているか否かを推定し、
前記コンテンツ提供部は、多頭飼いしていると推定された場合に、コンテンツ提供の頻度を所定の閾値以上に高めてコンテンツの提供を行う、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記ペット事象推定部は、前記検索クエリ、前記行動情報のうちの少なくとも一つに基づいて、ペットが罹患している病気の症状を推定し、
前記コンテンツ選定部は、推定された病気の症状に応じて、利用者に提供するコンテンツを選定する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項4】
利用者が入力した検索クエリを取得するステップと、
利用者の行動に関する情報を示す行動情報を取得するステップと、
前記検索クエリ、前記行動情報のうちの少なくとも一つに基づいて、利用者がペットを飼っているか否か、及びペットを飼っていると推定される場合は、利用者が飼っているペットの種類、利用者が飼っているペットの数のうちの少なくとも一つを含むペット情報を推定するステップと、
前記検索クエリ、前記行動情報のうちの少なくとも一つに基づいて、ペットに関係する所定の事象を示すペット事象を推定するステップと、
前記ペット情報、及び前記ペット事象のうちの少なくとも一つに応じて、利用者に提供するコンテンツを選定するステップと、
選定したコンテンツを利用者端末に提供するステップと、
を含む、情報処理方法。
【請求項5】
利用者が入力した検索クエリを取得するステップと、
利用者の行動に関する情報を示す行動情報を取得するステップと、
前記検索クエリ、前記行動情報のうちの少なくとも一つに基づいて、利用者がペットを飼っているか否か、及びペットを飼っていると推定される場合は、利用者が飼っているペットの種類、利用者が飼っているペットの数のうちの少なくとも一つを含むペット情報を推定するステップと、
前記検索クエリ、前記行動情報のうちの少なくとも一つに基づいて、ペットに関係する所定の事象を示すペット事象を推定するステップと、
前記ペット情報、及び前記ペット事象のうちの少なくとも一つに応じて、利用者に提供するコンテンツを選定するステップと、
選定したコンテンツを利用者端末に提供するステップと、
をコンピュータに実行させる情報処理プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
ペットを飼っている利用者は、検索エンジンにおいてペットに関する情報検索を行うことがあると考えられる。検索エンジンを提供する情報サービス事業者には、利用者のペットに関する情報が蓄積される可能性がある。そのため、情報サービス事業者においては、利用者のペットに関係する情報を用いて、新たなビジネスチャンスを創出することが求められていた。
【0003】
例えば、下記の特許文献1には、ユーザ端末からペットの名前と該ペット画像とを取得するとともに、該ペットの識別子を付与して該ペットの識別子とペットの名前とペット画像とを関連付けて登録し、登録されたペット画像から特徴量を抽出して、ペットの識別子と対応付けて保存し、使用開始後に、個体識別を行うためにペットの別の画像を取得し、当該別の画像から特徴量を抽出して保存された特徴量と比較して当該識別結果が正しくないと判断される場合にはユーザに訂正を促し、ユーザの訂正を取得した場合は識別結果を更新し、別の画像および該別の画像から抽出された特徴量の少なくとも一方をペットの識別子に関連付けて登録すること、を特徴とするペットの個体識別システムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2019-71895号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載のペットの個体識別システムは、ペットの個体識別を行うことができるものの、個体識別を行ったペットに関係するコンテンツを利用者に提供することはできなかった。
【0006】
本開示は上記課題を鑑み、利用者のペットに関係するコンテンツを的確に提供することができる情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本開示に係る情報処理装置は、利用者が入力した検索クエリを取得する検索クエリ取得部と、利用者の行動に関する情報を示す行動情報を取得する行動情報取得部と、前記検索クエリ、前記行動情報のうちの少なくとも一つに基づいて、利用者がペットを飼っているか否か、及びペットを飼っていると推定される場合は、利用者が飼っているペットの種類、利用者が飼っているペットの数のうちの少なくとも一つを含むペット情報を推定するペット情報推定部と、前記検索クエリ、前記行動情報のうちの少なくとも一つに基づいて、ペットに関係する所定の事象を示すペット事象を推定するペット事象推定部と、前記ペット情報、及び前記ペット事象のうちの少なくとも一つに応じて、利用者に提供するコンテンツを選定するコンテンツ選定部と、前記コンテンツ選定部が選定したコンテンツを利用者端末に提供するコンテンツ提供部と、を備える。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、利用者のペットに関係するコンテンツを的確に提供することができる情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1図1は、実施形態に係る情報処理の一例を示す図である。
図2図2は、実施形態に係る情報処理システムの構成例を示す図である。
図3図3は、実施形態に係る情報処理装置の構成例を示す図である。
図4図4は、実施形態に係る情報処理装置の検索クエリ記憶部に記憶される情報の一例を示す図である。
図5図5は、実施形態に係る情報処理装置の利用者情報記憶部に記憶される情報の一例を示す図である。
図6図6は、実施形態に係る情報処理装置の行動情報記憶部に記憶される情報の一例を示す図である。
図7図7は、実施形態に係る情報処理装置のコンテンツ記憶部に記憶される情報の一例を示す図である。
図8図8は、実施形態に係る利用者端末の構成例を示す図である。
図9図9は、実施形態に係る事業者端末の構成例を示す図である。
図10図10は、実施形態に係る情報処理の一例を示すフローチャートである。
図11図11は、情報処理装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に、本開示に係る情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と記載する。)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本開示に係る情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラムが限定されるものではない。
【0011】
(実施形態)
〔1.実施形態に係る情報処理〕
〔1-1.実施形態に係る情報処理の一例〕
まず、図1を用いて、実施形態に係る情報処理の一例について説明する。図1は、実施形態に係る情報処理の一例を示す図である。図1では、実施形態に係る情報処理が情報処理装置100、利用者端末200、事業者端末300により実行される例を示す。以下、実施形態に係る情報処理についてステップごとに順を追って説明する。
【0012】
まず、情報処理装置100は、事業者端末300からコンテンツを受け付ける(ステップS1)。例えば、情報処理装置100は、ペット保険の広告や、ペットフードの広告、ペットに関する映画、小説、アニメなどをコンテンツとして受け付ける。なお、情報処理装置100は、ペットに関するコンテンツに限定されることなく、その他の任意のコンテンツを受け付けてもよい。また、情報処理装置100は、コンテンツのデータに加えて、コンテンツの配信対象に関する情報を示す配信対象情報も受け付ける。情報処理装置100は、事業者端末300からコンテンツ、及び配信対象情報を受け付けたら、受け付けたコンテンツ、及び配信対象情報を後述して説明するコンテンツ記憶部124に記憶する。
【0013】
次に、情報処理装置100は、利用者端末200から利用者が入力した検索クエリを取得する(ステップS2)。例えば、情報処理装置100は、利用者端末200から利用者が入力した検索クエリとして、「ポメラニアン 膝蓋骨脱臼」や「マンチカン 椎間板ヘルニア」、「ラパーマ 毛球症」、「ラパーマ 毛球症」、「コラット 腎不全」といった検索クエリを受け付けてよい。なお、ペットに関する検索クエリを例として挙げたが、ペットに関する検索クエリだけに限定されることなく、情報処理装置100は、利用者が入力したその他の検索クエリについても取得する。情報処理装置100は、利用者端末200から利用者が入力した検索クエリを取得したら、取得した検索クエリを後述して説明する検索クエリ記憶部121に記憶する。
【0014】
次に、情報処理装置100は、利用者の行動情報を取得する(ステップS3)。ここで、行動情報とは、利用者の所定の情報サービスの利用によって生じる利用者の所定の情報サービスを用いた行動を示す情報である。例えば、行動情報には、検索履歴や、閲覧履歴、購入履歴、路線検索履歴、掲示板投稿履歴などが含まれていてよい。例えば、情報処理装置100は、利用者が情報サービスにアクセスするたびに、利用者端末200から行動情報を取得してよい。情報処理装置100は、利用者端末200から行動情報を取得したら、取得した行動情報を後述して説明する行動情報記憶部123に記憶する。
【0015】
次に、情報処理装置100は、検索クエリと、行動情報のうちの少なくとも一つに基づいて、ペットに関する情報を推定する(ステップS4)。例えば、情報処理装置100は、検索クエリ、及び行動情報と、ペット情報との関係を学習させた学習済みモデルに、検索クエリ、及び行動情報を入力することによって、ペット情報を推定してよい。なお、学習に用いるペット情報は、既に利用者情報と行動情報を紐づいて取得済みの利用者に対して、ペットに関する質問を行うことにより取得したペット情報の蓄積を学習用データとしてよい。また、この場合の学習用のモデルには、例えば、DNN(Deep Neural Network)などを用いてよい。これにより、検索クエリ、及び行動情報を学習済みモデルに入力することにより、利用者のペット情報を推定することができる。
【0016】
次に、情報処理装置100は、検索クエリ、行動情報のうちの少なくとも一つに基づいて、ペットに関係する所定の事象を推定する(ステップS5)。ここで、ペットに関係する所定の事象(以降、ペット事象と呼ぶ)とは、ペットの状態や、ペットに関連する出来事のことを指しており、例えば、ペットが罹患している病気や怪我、飼い主の利用者にとってのペットの記念日などであってよい。情報処理装置100は、例えば、検索クエリ、及び行動情報と、ペット事象との関係を学習させた学習済みモデルに、検索クエリ、及び行動情報を入力することによって、ペット事象を推定してよい。この場合のペット事象は、既に利用者情報と行動情報を紐づいて取得済みの利用者に対して、ペット事象に関する質問を行うことにより取得したペット事象の情報の蓄積を学習用データとしてよい。また、この場合の学習用のモデルには、例えば、DNNなどを用いてよい。これにより、検索クエリ、及び行動情報を学習済みモデルに入力することにより、ペット事象を推定することができる。また、ペットの罹患している病気が推定された場合、ペットの罹患している病気に関する情報を保険事業者に提供することによって、利用者がペット保険に入るときに、保険事業者が申告通りの状態であるかを検証し、当該の利用者がペットを2匹飼っていて一方の1匹が病気である場合は、他方のペットの保険料率を上げることに役立てることができる。
【0017】
次に、情報処理装置100は、推定されたペット事象に応じてコンテンツを選定する(ステップS6)。例えば、情報処理装置100は、後述して説明するコンテンツ記憶部124に記憶されたコンテンツを参照して、ペット事象に適したコンテンツを選定して良い。例えば、事業者がコンテンツとして、ペットの葬式事業に関する広告を出稿していた場合であれば、ステップS5においてペットの余命が短い旨の状態を示すペット事象が推定された場合に、情報処理装置100は、ペットの葬式事業に関する広告のコンテンツを選定する。
【0018】
次に、情報処理装置100は、推定したコンテンツを提供する(ステップS7)。例えば、情報処理装置100は、コンテンツが動画である場合、動画を利用者端末200に出力させてコンテンツを利用者に提供する。また、情報処理装置100は、コンテンツが音声である場合、利用者端末200にコンテンツの音声を出力させることで、コンテンツを利用者に提供してよい。また、情報処理装置100は、コンテンツがテキストデータである場合、利用者端末200にテキストを表示させることで、コンテンツを利用者に提供してよい。
【0019】
これによれば、検索クエリと、行動情報に基づいて、ペット情報、及びペット事象を推定し、ペット事象に応じたコンテンツを選定して、利用者に選定したコンテンツを提供することができる。そのため、利用者のペットに関係するコンテンツを的確に提供することができる情報処理装置100を提供することができる。
【0020】
〔1-2.実施形態に係る情報処理の他の例〕
情報処理装置100は、検索クエリ、及び行動情報に基づいて、利用者がペットを多頭飼いしているか否かを推定し、多頭飼いしていると推定された場合に、コンテンツ提供の頻度を所定の閾値以上に高めてコンテンツの提供を行う。
【0021】
この情報処理について順を追って説明する。まず、情報処理装置100は、図1に示したステップS1からS3と同じ処理を実行する。ステップS1からS3は、上述した処理と同じであるから説明を省略する。
【0022】
次に、情報処理装置100は、検索クエリ、及び行動情報に基づいて、利用者がペットを多頭飼いしているか否かを推定する(ステップS4-1)。例えば、情報処理装置100は、検索クエリ、及び行動情報と、多頭飼いしているか否かを含むペット情報との関係を学習させた学習済みモデルに、検索クエリ、及び行動情報を入力することによって、多頭飼いしているか否かを含むペット情報を推定してよい。なお、この場合の学習に用いるペット情報は、既に利用者情報と行動情報を紐づいて取得済みの利用者に対して、ペットを多頭飼いしているか否か、及び多頭飼いしているペットの頭数に関する質問を行うことにより取得した多頭飼いしているか否かを含むペット情報の蓄積を学習用データとしてよい。また、この場合の学習用のモデルには、例えば、DNNなどを用いてよい。これにより、検索クエリ、及び行動情報を学習済みモデルに入力することにより、利用者の多頭飼いしているか否かを含むペット情報を推定することができる。
【0023】
次に、情報処理装置100は、図1に示したステップS5、及びS6と同じ処理を実行する。ステップS5、及びS6は、上述した処理と同じであるから説明を省略する。
【0024】
次に、情報処理装置100は、多頭飼いしていると推定された場合に、コンテンツ提供の頻度を所定の閾値以上に高めてコンテンツの提供を行う(ステップS7-1)。例えば、情報処理装置100は、利用者が多頭飼いしているペットの頭数に応じて、コンテンツ提供の頻度を高めて、利用者端末200にコンテンツ提供を行ってよい。例えば、ペットの頭数と、コンテンツ提供の頻度の関係を後述して説明する記憶部120に記憶しておき、前述したステップS4-1において利用者がペットを多頭飼いしていると推定された場合に、記憶部120からペットの頭数と、コンテンツ提供の頻度の関係を読み出して、推定されたペットの頭数に応じて、コンテンツ提供の頻度を決定して、決定されたコンテンツ提供の頻度にしたがって、利用者端末200に定期的または不定期にコンテンツを提供してよい。
【0025】
これによれば、検索クエリと、行動情報に基づいて、利用者がペットを多頭飼いしているか否かを推定し、多頭飼いしていると推定された場合に、コンテンツ提供の頻度を高めることができる。そのため、利用者のペットに関係するコンテンツを的確に提供することができる情報処理装置100を提供することができる。
【0026】
〔1-3.実施形態に係る情報処理の他の例〕
情報処理装置100は、検索クエリ、行動情報のうちの少なくとも一つに基づいて、ペットが罹患している病気の症状を推定し、推定された病気の症状に応じて、利用者に提供するコンテンツを選定する。
【0027】
この情報処理について順を追って説明する。まず、情報処理装置100は、図1に示したステップS1からS3と同じ処理を実行する。ステップS1からS3は、上述した処理と同じであるから説明を省略する。
【0028】
次に、情報処理装置100は、検索クエリ、行動情報のうちの少なくとも一つに基づいて、ペットが罹患している病気の症状を推定する(ステップS4-2)。例えば、情報処理装置100は、検索クエリ、及び行動情報と、ペットが罹患している病気の症状を含むペット事象との関係を学習させた学習済みモデルに、検索クエリ、及び行動情報を入力することによって、ペットが罹患している病気の症状を含むペット事象を推定してよい。なお、この場合の学習に用いるペット事象の情報は、既に利用者情報と行動情報を紐づいて取得済みの利用者に対して、ペットが罹患している病気の症状に関する質問を行うことにより取得したペットが罹患している病気の症状を含むペット事象の情報の蓄積を学習用データとしてよい。また、この場合の学習用のモデルには、例えば、DNNなどを用いてよい。これにより、検索クエリ、及び行動情報を学習済みモデルに入力することにより、ペットが罹患している病気の症状を含むペット事象を推定することができる。
【0029】
次に、情報処理装置100は、図1に示したステップS5と同じ処理を実行する。ステップS5は、上述した処理と同じであるから説明を省略する。
【0030】
次に、情報処理装置100は、推定された病気の症状に応じて、利用者に提供するコンテンツを選定する(ステップS6-2)。例えば、情報処理装置100は、後述して説明するコンテンツ記憶部124に記憶されたコンテンツを参照して、ペットの罹患している病気の症状に適したコンテンツを選定してよい。例えば、ペットの罹患している病気として猫のクラミジア感染症が推定され、症状として結膜炎、及び鼻炎が推定されたとする。この場合、例えば、ペットの猫のクラミジア感染症の抗生剤に関する広告や、ペットの病気や怪我に備えたペット保険に関する広告を事業者から受け付けていた場合であれば、情報処理装置100は、ペットの猫のクラミジア感染症の抗生剤に関する広告、及びペットの病気や怪我に備えたペット保険に関する広告を利用者に提供するコンテンツとして選定する。
【0031】
次に、情報処理装置100は、図1に示したステップS7と同じ処理を実行する。ステップS7は、上述した処理と同じであるから説明を省略する。
【0032】
これによれば、検索クエリと、行動情報に基づいて、ペットが罹患している病気の症状を推定し、ペットが罹患している病気の症状に応じて適切なコンテンツを選定し、利用者に提供することができる。そのため、利用者のペットに関係するコンテンツを的確に提供することができる情報処理装置100を提供することができる。
【0033】
〔2.情報処理システムの構成〕
次に、図2を用いて実施形態に係る情報処理システムの構成について説明する。図2は、実施形態に係る情報処理システムの構成例を示す図である。図2に示すように、実施形態に係る情報処理システム1は、情報処理装置100と、利用者端末200と、事業者端末300と、ネットワークNを有する。以下、これらの構成について簡単に順を追って説明する。
【0034】
情報処理装置100は、例えばPC(Personal Computer)、WS(Work Station)、サーバの機能を備えるコンピュータなどの情報処理装置であってよい。情報処理装置100は、例えば、利用者端末200からネットワークNを介して送信されてきた情報に基づいて処理を行う。
【0035】
利用者端末200は、利用者が利用する情報処理装置である。利用者端末200は、例えば、スマートフォン、タブレット型端末、デスクトップ型PC、ノート型PC、携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistant)等の情報処理装置であってよい。なお、図1に示す例においては、利用者端末200がスマートフォンである場合を示している。
【0036】
事業者端末300は、事業者が利用する情報処理装置である。事業者端末300は、例えば、スマートフォン、タブレット型端末、デスクトップ型PC、ノート型PC、携帯電話機、PDA等の情報処理装置であってよい。なお、図1に示す例においては、事業者端末300がノート型PCである場合を示している。
【0037】
ネットワークNは、情報処理装置100と、利用者端末200と、事業者端末300を有線、又は無線により相互に通信可能に接続する。ネットワークNが有線の場合は、IEEE802.3に規定されるイーサネット(登録商標)(ETHERNET(登録商標))により実現されてよい。また、ネットワークNが無線の場合は、IEEE802.11に規定される無線LAN(Local Area Network)により実現されてよい。
【0038】
〔3.情報処理装置の構成〕
次に、図3を用いて、情報処理装置100の構成について説明する。
【0039】
図3は、実施形態に係る情報処理装置の構成例を示す図である。図3に示すように、情報処理装置100は、通信部110と、記憶部120と、制御部130と、を有する。
【0040】
(通信部110について)
通信部110は、例えば、NIC(Network Interface Card)、無線LAN(Local Area Network)カード等によって実現される。そして、通信部110は、ネットワークNと有線または無線で接続され、利用者端末200などとの間で情報の送受信を行う。
【0041】
(記憶部120について)
記憶部120は、主記憶装置と外部記憶装置とを備える。主記憶装置は、制御部130が実行するプログラム、あるいは制御部130が処理するデータを記憶する。主記憶装置は、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等のような半導体メモリ素子によって実現されてよい。外部記憶装置は、制御部130が処理するデータを保存する。外部記憶装置は、例えば、ハードディスクやSSD(Solid State Drive)、磁気テープ、光ディスク等によって実現されてよい。
【0042】
図3に示すように、記憶部120は、検索クエリ記憶部121と、利用者情報記憶部122と、行動情報記憶部123と、コンテンツ記憶部124と、を有する。以下、これらの構成について順を追って説明する。
【0043】
(検索クエリ記憶部121について)
検索クエリ記憶部121は、検索クエリに関する情報を記憶する。ここで、図4を用いて、検索クエリ記憶部121が記憶する情報の一例を説明する。図4は、実施形態に係る情報処理装置の検索クエリ記憶部に記憶される情報の一例を示す図である。
【0044】
図4に示す例において、検索クエリ記憶部121は、「利用者ID」、「検索クエリID」、「検索クエリ」という項目に係る情報を紐付けて記憶する。
【0045】
「利用者ID」は、利用者を識別する識別子であり、文字列や番号などによって表される。「検索クエリID」は、検索クエリを識別する識別子であり、文字列や番号などによって表される。「検索クエリ」は、「検索クエリID」により識別される検索クエリのデータを示す。
【0046】
すなわち、図4においては、利用者ID「UID#1」によって識別される利用者が入力した検索クエリID「QID#1」によって識別される検索クエリ「QUERY#1」が記憶されていることを示している。
【0047】
なお、検索クエリ記憶部121に記憶される情報は、「利用者ID」、「検索クエリID」、「検索クエリ」という項目に係る情報に限定されるものではなく、その他の任意の検索クエリに関係する情報が記憶されてよい。
【0048】
(利用者情報記憶部122について)
利用者情報記憶部122は、利用者に関する情報、すなわち、利用者情報を記憶する。ここで、図5を用いて、利用者情報記憶部122が記憶する情報の一例を説明する。図5は、実施形態に係る情報処理装置の利用者情報記憶部に記憶される情報の一例を示す図である。
【0049】
図5に示す例において、利用者情報記憶部122は、「利用者ID」、「生年月日」、「性別」、「職業」、という項目に係る情報を紐付けて記憶する。
【0050】
「利用者ID」は、利用者を識別する識別子であり文字列や番号などによって表される。「生年月日」は、「利用者ID」に紐付けられた利用者の生年月日に関する情報である。「性別」は、「利用者ID」に紐付けられた利用者の性別に関する情報である。「職業」は、「利用者ID」に紐付けられた利用者の職業に関する情報である。
【0051】
すなわち、図5においては、利用者ID「UID#1」により識別された利用者の生年月日が「生年月日#U1」であり、性別が「女性」であり、職業が「職業#U1」であることを示している。
【0052】
なお、利用者情報記憶部122に記憶される情報は、「利用者ID」、「生年月日」、「性別」、「職業」という項目に係る情報に限定されるものではなく、その他の任意の利用者に関係する情報が記憶されてよい。
【0053】
(行動情報記憶部123について)
行動情報記憶部123は、利用者の行動を示す情報、すなわち、行動情報を記憶する。行動情報とは、利用者の所定の情報サービスの利用によって生じる利用者の所定の情報サービスを用いた行動を示す情報である。ここで、図6を用いて、行動情報記憶部123が記憶する情報の一例を説明する。図6は、実施形態に係る情報処理装置の行動情報記憶部に記憶される情報の一例を示す図である。
【0054】
図6に示す例において、行動情報記憶部123は、「利用者ID」、「検索履歴」、「閲覧履歴」、「購入履歴」、「路線検索履歴」、「掲示板投稿履歴」という項目に係る情報を紐付けて記憶する。
【0055】
「利用者ID」は、利用者を識別する識別子であり文字列や番号などによって表される。「検索履歴」は、「利用者ID」に紐付けられた利用者が検索に使用した検索クエリと入力時刻とを含む情報である。「閲覧履歴」は、「利用者ID」に紐付けられた利用者の閲覧サイトと閲覧時刻とを含む情報である。「購入履歴」は、「利用者ID」に紐付けられた利用者のインターネット通信販売サイトや所定のサービス契約サイトなどにおける購入商品、又は購入サービスと購入時刻とを含む情報である。「路線検索履歴」は、「利用者ID」に紐付けられた利用者の路線検索結果と検索時刻とを含む情報である。「掲示板投稿履歴」は、「利用者ID」に紐付けられた利用者の掲示板投稿と投稿時刻とを含む情報である。
【0056】
すなわち、図6においては、利用者ID「UID#1」により識別された利用者の検索履歴が「検索履歴#U1」であり、利用者の閲覧履歴が「閲覧履歴#U1」であり、購入履歴が「購入履歴#U1」であり、路線検索履歴が「路線検索履歴#U1」であり、掲示板投稿履歴が「掲示板投稿履歴#U1」であることを示している。
【0057】
なお、行動情報記憶部123に記憶される情報は、「利用者ID」、「検索履歴」、「閲覧履歴」、「購入履歴」、「路線検索履歴」、「掲示板投稿履歴」という項目に係る情報に限定されるものではなく、その他の任意の利用者の行動に関係する情報が記憶されてよい。
【0058】
(コンテンツ記憶部124について)
コンテンツ記憶部124は、事業者端末300から受け付けたコンテンツを記憶する。図7は、実施形態に係る情報処理装置のコンテンツ記憶部に記憶される情報の一例を示す図である。
【0059】
図7に示す例において、コンテンツ記憶部124は、「事業者ID」、「コンテンツID」、「コンテンツデータ」、「配信対象情報」という項目に係る情報を紐付けて記憶する。
【0060】
「事業者ID」は、事業者を識別する識別子であり、文字列や番号などによって表される。「コンテンツID」は、事業者から受け付けたコンテンツを識別する識別子であり、文字列や番号などによって表される。「コンテンツデータ」は、事業者が配信を希望するコンテンツのデータである。「配信対象情報」は、「事業者ID」によって識別される事業者が「コンテンツID」によって識別されるコンテンツの配信を希望する利用者の基準を示す情報である。
【0061】
すなわち、図7においては、事業者ID「MID#1」が示す事業者から、コンテンツID「CT#1」によって識別されるコンテンツとして、コンテンツデータ「CD#1」が示すコンテンツデータが、配信対象情報「DT#1」が示す配信対象の利用者の基準を指定して、事業者端末300に入力され、情報処理装置100が受け付けてコンテンツ記憶部124に記憶されていることを示している。
【0062】
なお、コンテンツ記憶部124は、「事業者ID」、「コンテンツID」、「コンテンツデータ」、「配信対象情報」という項目に係る情報に限定されることなく、その他の任意のコンテンツに関係する情報が記憶されてよい。
【0063】
(制御部130について)
次に、図3に戻って、制御部130について説明する。制御部130は、情報処理装置100を制御するコントローラ(Controller)であり、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、情報処理装置100の記憶部120に記憶されている各種プログラムを読み出して、RAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部130は、コントローラであり、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array))等の集積回路により実現されてもよい。
【0064】
制御部130は、図3に示すように、検索クエリ取得部131と、行動情報取得部132と、ペット情報推定部133と、ペット事象推定部134と、コンテンツ選定部135と、コンテンツ提供部136と、を有する。制御部130は、記憶部120からプログラムを読み出して、RAMを作業領域として実行することで、これらの機能を実現して、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。以下、これらの処理を、順を追って説明する。
【0065】
(検索クエリ取得部131について)
検索クエリ取得部131は、利用者が入力した検索クエリを取得する。例えば、検索クエリ取得部131は、利用者端末200から利用者が入力した検索クエリとして、「ポメラニアン 膝蓋骨脱臼」や「マンチカン 椎間板ヘルニア」、「ラパーマ 毛球症」、「ラパーマ 毛球症」、「コラット 腎不全」といった検索クエリを受け付けてよい。なお、ペットに関する検索クエリを例として挙げたが、ペットに関する検索クエリだけに限定されることなく、検索クエリ取得部131は、利用者が入力したその他の検索クエリについても取得する。検索クエリ取得部131は、利用者端末200から利用者が入力した検索クエリを取得したら、取得した検索クエリを検索クエリ記憶部121に記憶する。
【0066】
(行動情報取得部132について)
行動情報取得部132は、利用者の行動に関する情報を示す行動情報を取得する。例えば、行動情報取得部132は、利用者が情報サービスにアクセスするたびに、利用者端末200から行動情報を取得してよい。行動情報取得部132は、利用者端末200から行動情報を取得したら、取得した行動情報を行動情報記憶部123に記憶する。
【0067】
(ペット情報推定部133について)
ペット情報推定部133は、検索クエリ、行動情報のうちの少なくとも一つに基づいて、利用者がペットを飼っているか否か、及びペットを飼っていると推定される場合は、利用者が飼っているペットの種類、利用者が飼っているペットの数のうちの少なくとも一つを含むペット情報を推定する。例えば、ペット情報推定部133は、検索クエリ、及び行動情報と、ペット情報との関係を学習させた学習済みモデルに、検索クエリ、及び行動情報を入力することによって、ペット情報を推定してよい。なお、学習に用いるペット情報は、既に利用者情報と行動情報を紐づいて取得済みの利用者に対して、ペットに関する質問を行うことにより取得したペット情報の蓄積を学習用データとしてよい。また、この場合の学習用のモデルには、例えば、DNNなどを用いてよい。これにより、検索クエリ、及び行動情報を学習済みモデルに入力することにより、利用者のペット情報を推定することができる。
【0068】
また、ペット情報推定部133は、検索クエリ、及び行動情報に基づいて、利用者がペットを多頭飼いしているか否かを推定する。例えば、ペット情報推定部133は、検索クエリ、及び行動情報と、多頭飼いしているか否かを含むペット情報との関係を学習させた学習済みモデルに、検索クエリ、及び行動情報を入力することによって、多頭飼いしているか否かを含むペット情報を推定してよい。なお、この場合の学習に用いるペット情報は、既に利用者情報と行動情報を紐づいて取得済みの利用者に対して、ペットを多頭飼いしているか否かに関する質問を行うことにより取得した多頭飼いしているか否かを含むペット情報の蓄積を学習用データとしてよい。また、この場合の学習用のモデルには、例えば、DNNなどを用いてよい。これにより、検索クエリ、及び行動情報を学習済みモデルに入力することにより、利用者の多頭飼いしているか否かを含むペット情報を推定することができる。
【0069】
(ペット事象推定部134について)
ペット事象推定部134は、検索クエリ、行動情報のうちの少なくとも一つに基づいて、ペットに関係する所定の事象を示すペット事象を推定する。ペット事象推定部134は、例えば、検索クエリ、及び行動情報と、ペット事象との関係を学習させた学習済みモデルに、検索クエリ、及び行動情報を入力することによって、ペット事象を推定してよい。この場合のペット事象は、既に利用者情報と行動情報を紐づいて取得済みの利用者に対して、ペット事象に関する質問を行うことにより取得したペット事象の情報の蓄積を学習用データとしてよい。また、この場合の学習用のモデルには、例えば、DNNなどを用いてよい。これにより、検索クエリ、及び行動情報を学習済みモデルに入力することにより、ペット事象を推定することができる。
【0070】
また、ペット事象推定部134は、検索クエリ、行動情報のうちの少なくとも一つに基づいて、ペット事象として、ペットが罹患している病気の症状を推定する。例えば、ペット事象推定部134は、検索クエリ、及び行動情報と、ペットが罹患している病気の症状を含むペット事象との関係を学習させた学習済みモデルに、検索クエリ、及び行動情報を入力することによって、ペットが罹患している病気の症状を含むペット事象を推定してよい。なお、この場合の学習に用いるペット事象の情報は、既に利用者情報と行動情報を紐づいて取得済みの利用者に対して、ペットが罹患している病気の症状に関する質問を行うことにより取得したペットが罹患している病気の症状を含むペット事象の情報の蓄積を学習用データとしてよい。また、この場合の学習用のモデルには、例えば、DNNなどを用いてよい。これにより、検索クエリ、及び行動情報を学習済みモデルに入力することにより、ペットが罹患している病気の症状を含むペット事象を推定することができる。
【0071】
(コンテンツ選定部135について)
コンテンツ選定部135は、ペット情報、及びペット事象のうちの少なくとも一つに応じて、利用者に提供するコンテンツを選定する。例えば、コンテンツ選定部135は、コンテンツ記憶部124に記憶されたコンテンツを参照して、ペット事象に適したコンテンツを選定して良い。例えば、事業者がコンテンツとして、ペットの葬式事業に関する広告を出稿していた場合であれば、ペット事象推定部134がペットの余命が短い旨の状態を示すペット事象を推定した場合に、コンテンツ選定部135は、ペットの葬式事業に関する広告のコンテンツを選定する。
【0072】
また、コンテンツ選定部135は、推定された病気の症状に応じて、利用者に提供するコンテンツを選定する。例えば、コンテンツ選定部135は、コンテンツ記憶部124に記憶されたコンテンツを参照して、ペットの罹患している病気の症状に適したコンテンツを選定してよい。例えば、ペットの罹患している病気として猫のクラミジア感染症が推定され、症状として結膜炎、及び鼻炎が推定されたとする。この場合、コンテンツ選定部135は、例えば、ペットの猫のクラミジア感染症の抗生剤に関する広告や、ペットの病気や怪我に備えたペット保険に関する広告を事業者からコンテンツとして事業者から受け付けていた場合であれば、コンテンツ選定部135は、ペットの猫のクラミジア感染症の抗生剤に関する広告、及びペットの病気や怪我に備えたペット保険に関する広告を利用者に提供するコンテンツとして選定する。
【0073】
(コンテンツ提供部136について)
コンテンツ提供部136は、コンテンツ選定部135が選定したコンテンツを利用者端末200に提供する。例えば、コンテンツ提供部136は、コンテンツが動画である場合、動画を利用者端末200に出力させてコンテンツを利用者に提供する。また、コンテンツ提供部136は、コンテンツが音声である場合、利用者端末200にコンテンツの音声を出力させることで、コンテンツを利用者に提供してよい。また、コンテンツ提供部136は、コンテンツがテキストデータである場合、利用者端末200にテキストを表示させることで、コンテンツを利用者に提供してよい。
【0074】
また、コンテンツ提供部136は、多頭飼いしていると推定された場合に、コンテンツ提供の頻度を所定の閾値以上に高めてコンテンツの提供を行う。例えば、コンテンツ提供部136は、利用者が多頭飼いしているペットの頭数に応じて、コンテンツ提供の頻度を高めて、利用者端末200にコンテンツ提供を行ってよい。例えば、ペットの頭数と、コンテンツ提供の頻度の関係を記憶部120に記憶しておき、コンテンツ提供部136は、ペット情報推定部133によって利用者がペットを多頭飼いしていると推定された場合に、記憶部120からペットの頭数と、コンテンツ提供の頻度の関係を読み出して、推定されたペットの頭数に応じて、コンテンツ提供の頻度を決定して、決定されたコンテンツ提供の頻度にしたがって、利用者端末200に定期的または不定期にコンテンツを提供してよい。
【0075】
〔4.利用者端末の構成〕
次に、図8を用いて、実施形態に係る利用者端末200の構成について説明する。図8は、実施形態に係る利用者端末の構成例を示す図である。図8に示すように、利用者端末200は、通信部210と、入力部220と、出力部230と、制御部240を有する。
【0076】
通信部210は、例えば、NIC、無線LANカード等によって実現される。そして、通信部210は、ネットワークNと有線又は無線で接続され、ネットワークNを介して、情報処理装置100との間で各種の情報の送受信を行う。
【0077】
入力部220は、利用者から各種の操作情報が入力される。例えば、入力部220は、タッチパネルにより表示面(例えば出力部230)を介して利用者からの各種操作を受け付けてもよい。また、入力部220は、利用者端末200に設けられたボタンや、利用者端末200に接続されたキーボードやマウスからの各種操作を受け付けてもよい。
【0078】
出力部230は、例えば液晶ディスプレイや有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイ等によって実現されるタブレット型端末等の表示画面であり、各種情報を表示するための表示装置である。つまり、利用者端末200は、入力部220がタッチパネルである場合は、出力部230である表示画面により利用者の入力を受け付け、利用者への出力も行う。また、出力部230は、スピーカーであってもよく、スピーカーにより音声を出力してよい。
【0079】
制御部240は、例えば、CPUやMPU等によって、利用者端末200に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部240は、例えば、ASICやFPGA等の集積回路により実現されてもよい。
【0080】
図8に示すように、制御部240は、受付部241と、を有する。
【0081】
受付部241は、利用者の操作を受け付ける。例えば、受付部241は、利用者の所定のWEBサイトへのアクセスに関する操作を受け付ける。例えば、受付部241は、利用者からWEBサイトに表示されたリンクに対するクリック操作や、検索エンジンの文字入力ボックスへの文字入力、すなわち、検索クエリの入力操作、スクロールバーに対するスワイプ操作といった操作を受け付ける。
【0082】
〔5.事業者端末の構成〕
次に、図9を用いて、実施形態に係る事業者端末300の構成について説明する。図9は、実施形態に係る事業者端末の構成例を示す図である。図9に示すように、事業者端末300は、通信部310と、入力部320と、出力部330と、制御部340と、を有する。
【0083】
通信部310は、例えば、NIC等によって実現される。そして、通信部310は、ネットワークNと有線又は無線で接続され、ネットワークNを介して、情報処理装置100との間で各種の情報の送受信を行う。
【0084】
入力部320は、事業者から各種の操作情報が入力される。例えば、入力部320は、事業者端末300に接続されたキーボードやマウスから事業者の各種操作を受け付けてもよい。また、入力部320は、タッチパネルにより表示面(例えば出力部330)を介して事業者から各種操作を受け付けてもよい。
【0085】
出力部330は、例えば液晶ディスプレイや有機ELディスプレイ等によって実現される表示画面であり、各種情報を表示するための表示装置である。なお、事業者端末300の入力部320が、タッチパネルを介して事業者から各種操作を受け付ける場合は、出力部330である表示画面により利用者の入力を受け付け、さらに利用者への出力も行う。また、出力部230は、スピーカーであり、スピーカーにより音声を出力してよい。
【0086】
制御部340は、例えば、CPUやMPU等によって、事業者端末300に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部340は、例えば、ASICやFPGA等の集積回路により実現されてもよい。
【0087】
図9に示すように、制御部340は、受付部341を有する。
【0088】
受付部341は、事業者からコンテンツを受け付ける。コンテンツとは、例えば、映画、音楽、絵画、演劇などのエンターテインメント作品や、ペット保険やペット葬式、ペット食品などに関する広告であってよい。受付部341は、コンテンツを文字、音声、静止画像、動画像などのデータとして受け付ける。また、受付部341は、コンテンツのデータに加えて、コンテンツの配信対象に関する情報を示す配信対象情報を受け付けてもよい。
【0089】
〔6.情報処理のフロー〕
次に、図10を用いて、実施形態に係る情報処理の手順について説明する。図10は、実施形態に係る情報処理の一例を示すフローチャートである。以下、図10に示すフローチャートに沿って、実施形態に係る情報処理の手順について説明する。
【0090】
まず、情報処理装置100は、利用者が入力した検索クエリを取得する(ステップS101)。次に、情報処理装置100は、利用者の行動に関する情報を示す行動情報を取得する(ステップS102)。そして、情報処理装置100は、利用者がペットを飼っているか否か、及びペット情報を推定する(ステップS103)。そして、情報処理装置100は、ペットに関係する所定の事象を示すペット事象を推定する(ステップS104)。そして、情報処理装置100は、利用者に提供するコンテンツを選定する(ステップS105)。そして、情報処理装置100は、選定したコンテンツを利用者端末200に提供する(ステップS106)。
【0091】
これによれば、検索クエリと、行動情報に基づいて、ペット情報、及びペット事象を推定し、ペット事象に応じたコンテンツを選定して、利用者に選定したコンテンツを提供することができる。そのため、利用者のペットに関係するコンテンツを的確に提供することができる情報処理方法、及び情報処理プログラムを提供することができる。
【0092】
〔7.ハードウェア構成〕
また、上述した実施形態に係る情報処理装置100は、例えば図11に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。図11は、情報処理装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ1000は、出力装置1010、入力装置1020と接続され、演算装置1030、一次記憶装置1040、二次記憶装置1050、出力IF(Interface)1060、入力IF1070、ネットワークIF1080がバス1090により接続された形態を有する。
【0093】
演算装置1030は、一次記憶装置1040や二次記憶装置1050に格納されたプログラムや入力装置1020から読み出したプログラム等に基づいて動作し、各種の処理を実行する。一次記憶装置1040は、RAM等、演算装置1030が各種の演算に用いるデータを一次的に記憶するメモリ装置である。また、二次記憶装置1050は、演算装置1030が各種の演算に用いるデータや、各種のデータベースが記憶される記憶装置であり、ROM(Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、フラッシュメモリ等により実現される。
【0094】
出力IF1060は、モニタやプリンタといった各種の情報を出力する出力装置1010に対し、出力対象となる情報を送信するためのインタフェースであり、例えば、USB(Universal Serial Bus)やDVI(Digital Visual Interface)、HDMI(登録商標)(High Definition Multimedia Interface)といった規格のコネクタにより実現される。また、入力IF1070は、マウス、キーボード、およびスキャナ等といった各種の入力装置1020から情報を受信するためのインタフェースであり、例えば、USB等により実現される。
【0095】
なお、入力装置1020は、例えば、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等から情報を読み出す装置であってもよい。また、入力装置1020は、USBメモリ等の外付け記憶媒体であってもよい。
【0096】
ネットワークIF1080は、ネットワークNを介して他の機器からデータを受信して演算装置1030へ送り、また、ネットワークNを介して演算装置1030が生成したデータを他の機器へ送信する。
【0097】
演算装置1030は、出力IF1060や入力IF1070を介して、出力装置1010や入力装置1020の制御を行う。例えば、演算装置1030は、入力装置1020や二次記憶装置1050からプログラムを一次記憶装置1040上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。
【0098】
例えば、コンピュータ1000が情報処理装置100として機能する場合、コンピュータ1000の演算装置1030は、一次記憶装置1040上にロードされたプログラムを実行することにより、情報処理装置100の制御部130の機能を実現する。
【0099】
〔8.構成と効果〕
本開示に係る情報処理装置100は、利用者が入力した検索クエリを取得する検索クエリ取得部131と、利用者の行動に関する情報を示す行動情報を取得する行動情報取得部132と、検索クエリ、行動情報のうちの少なくとも一つに基づいて、利用者がペットを飼っているか否か、及びペットを飼っていると推定される場合は、利用者が飼っているペットの種類、利用者が飼っているペットの数のうちの少なくとも一つを含むペット情報を推定するペット情報推定部133と、検索クエリ、行動情報のうちの少なくとも一つに基づいて、ペットに関係する所定の事象を示すペット事象を推定するペット事象推定部134と、ペット情報、及びペット事象のうちの少なくとも一つに応じて、利用者に提供するコンテンツを選定するコンテンツ選定部135と、コンテンツ選定部135が選定したコンテンツを利用者端末200に提供するコンテンツ提供部136と、を備える。
【0100】
この構成によれば、検索クエリと、行動情報に基づいて、ペット情報、及びペット事象を推定し、ペット事象に応じたコンテンツを選定して、利用者に選定したコンテンツを提供することができる。そのため、利用者のペットに関係するコンテンツを的確に提供することができる情報処理装置100を提供することができる。
【0101】
本開示に係る情報処理装置100のペット情報推定部133は、検索クエリ、及び行動情報に基づいて、利用者がペットを多頭飼いしているか否かを推定し、コンテンツ提供部136は、多頭飼いしていると推定された場合に、コンテンツ提供の頻度を所定の閾値以上に高めてコンテンツの提供を行う。
【0102】
この構成によれば、検索クエリと、行動情報に基づいて、利用者がペットを多頭飼いしているか否かを推定し、多頭飼いしていると推定された場合に、コンテンツ提供の頻度を高めることができる。そのため、利用者のペットに関係するコンテンツを的確に提供することができる情報処理装置100を提供することができる。
【0103】
本開示に係る情報処理装置100のペット事象推定部134は、検索クエリ、行動情報のうちの少なくとも一つに基づいて、ペットが罹患している病気の症状を推定し、コンテンツ選定部135は、推定された病気の症状に応じて、利用者に提供するコンテンツを選定する。
【0104】
この構成によれば、検索クエリと、行動情報に基づいて、ペットが罹患している病気の症状を推定し、ペットが罹患している病気の症状に応じて適切なコンテンツを選定し、利用者に提供することができる。そのため、利用者のペットに関係するコンテンツを的確に提供することができる情報処理装置100を提供することができる。
【0105】
本開示に係る情報処理方法は、利用者が入力した検索クエリを取得するステップと、利用者の行動に関する情報を示す行動情報を取得するステップと、検索クエリ、行動情報のうちの少なくとも一つに基づいて、利用者がペットを飼っているか否か、及びペットを飼っていると推定される場合は、利用者が飼っているペットの種類、利用者が飼っているペットの数のうちの少なくとも一つを含むペット情報を推定するステップと、検索クエリ、行動情報のうちの少なくとも一つに基づいて、ペットに関係する所定の事象を示すペット事象を推定するステップと、ペット情報、及びペット事象のうちの少なくとも一つに応じて、利用者に提供するコンテンツを選定するステップと、選定したコンテンツを利用者端末200に提供するステップと、を含む。
【0106】
この構成によれば、検索クエリと、行動情報に基づいて、ペット情報、及びペット事象を推定し、ペット事象に応じたコンテンツを選定して、利用者に選定したコンテンツを提供することができる。そのため、利用者のペットに関係するコンテンツを的確に提供することができる情報処理方法を提供することができる。
【0107】
本開示に係る情報処理プログラムは、利用者が入力した検索クエリを取得するステップと、利用者の行動に関する情報を示す行動情報を取得するステップと、検索クエリ、行動情報のうちの少なくとも一つに基づいて、利用者がペットを飼っているか否か、及びペットを飼っていると推定される場合は、利用者が飼っているペットの種類、利用者が飼っているペットの数のうちの少なくとも一つを含むペット情報を推定するステップと、検索クエリ、行動情報のうちの少なくとも一つに基づいて、ペットに関係する所定の事象を示すペット事象を推定するステップと、ペット情報、及びペット事象のうちの少なくとも一つに応じて、利用者に提供するコンテンツを選定するステップと、選定したコンテンツを利用者端末200に提供するステップと、をコンピュータに実行させる。
【0108】
この構成によれば、検索クエリと、行動情報に基づいて、ペット情報、及びペット事象を推定し、ペット事象に応じたコンテンツを選定して、利用者に選定したコンテンツを提供することができる。そのため、利用者のペットに関係するコンテンツを的確に提供することができる情報処理プログラムを提供することができる。
【0109】
以上、本願の実施形態を図面に基づいて詳細に説明したが、これは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
【0110】
また、上述してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、検索クエリ取得部131は、検索クエリ取得手段や検索クエリ取得回路に読み替えることができる。
【符号の説明】
【0111】
1 情報処理システム
100 情報処理装置
110 通信部
120 記憶部
121 検索クエリ記憶部
122 利用者情報記憶部
123 行動情報記憶部
124 コンテンツ記憶部
130 制御部
131 検索クエリ取得部
132 行動情報取得部
133 ペット情報推定部
134 ペット事象推定部
135 コンテンツ選定部
136 コンテンツ提供部
200 利用者端末
210 通信部
220 入力部
230 出力部
240 制御部
241 受付部
300 事業者端末
310 通信部
320 入力部
330 出力部
340 制御部
341 受付部
N ネットワーク
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11