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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024118259
(43)【公開日】2024-08-30
(54)【発明の名称】プリンタ
(51)【国際特許分類】
   B41J 11/70 20060101AFI20240823BHJP
【FI】
B41J11/70
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023024603
(22)【出願日】2023-02-20
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り 令和4年7月11日、https://www.youtube.com/ https://www.youtube.com/watch?v=khpSMUo90QEにて公開 令和4年7月26日、https://www.teraokaseiko.com/ https://www.teraokaseiko.com/jp/products/PRD00434/にて公開
(71)【出願人】
【識別番号】000145068
【氏名又は名称】株式会社寺岡精工
(74)【代理人】
【識別番号】100103872
【弁理士】
【氏名又は名称】粕川 敏夫
(74)【代理人】
【識別番号】100149456
【弁理士】
【氏名又は名称】清水 喜幹
(74)【代理人】
【識別番号】100194238
【弁理士】
【氏名又は名称】狩生 咲
(74)【代理人】
【識別番号】100205648
【弁理士】
【氏名又は名称】森田 真一
(72)【発明者】
【氏名】長能 弘明
【テーマコード(参考)】
2C058
【Fターム(参考)】
2C058AB12
2C058AC06
2C058AD06
2C058AE04
2C058AF06
2C058AF31
2C058AF51
2C058LA03
2C058LA08
2C058LA13
2C058LB09
2C058LB17
2C058LB36
(57)【要約】
【課題】カッターユニットが着脱可能であって、当該カッターユニットの取り付けの利便性にも優れたプリンタを提供する。
【解決手段】回動軸により本体部に軸支されて本体部3を開閉可能に回動し、印刷された媒体を切断するカッターユニット7と、カッターユニット7が取り付けられる本体部3と、を備え、カッターユニット7は、本体部3が備える第二接点端子65と電気的に接続する第一接点端子75、を有し、本体部3は、カッターユニット7が備える第一接点端子75と電気的に接続する第二接点端子65、を有し、第一接点端子75又は第二接点端子65は、回動軸の軸心方向を長手方向とする略帯状の形状からなる、プリンタ1。
【選択図】図3

【特許請求の範囲】
【請求項1】
回動軸により本体部に軸支されて当該本体部を開閉可能に回動し、印刷された媒体を切断するカッターユニットと、
前記カッターユニットが取り付けられる前記本体部と、を備え、
前記カッターユニットは、
前記本体部が備える第二接点端子と電気的に接続する第一接点端子、を有し、
前記本体部は、
前記カッターユニットが備える前記第一接点端子と電気的に接続する前記第二接点端子、を有し、
前記第一接点端子又は前記第二接点端子は、前記回動軸の軸心方向を長手方向とする略帯状の形状からなる、
プリンタ。
【請求項2】
前記カッターユニットは、
前記本体部とは逆向きに凹む凹部、をさらに有し、
前記第一接点端子は、前記凹部の底に設けられている、
請求項1に記載のプリンタ。
【請求項3】
前記本体部は、
前記カッターユニットの刃体にオイルを塗布するオイル塗布部、をさらに有し、
前記第一接点端子は、前記カッターユニットを閉じた状態において、前記オイル塗布部と重ならない位置に設けられている、
請求項1又は2に記載のプリンタ。
【請求項4】
前記第一接点端子は、前記回動軸寄りに設けられている、
請求項1又は2に記載のプリンタ。
【請求項5】
前記第一接点端子と前記第二接点端子は、前記カッターユニットが前記本体部に取り付けられると共に閉じ位置にある状態において、前記回動軸の直上又は略直上に配置される、
請求項1又は2に記載のプリンタ。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、カッターユニットが着脱可能なプリンタに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、特許文献1に見られるように、カッターユニットが着脱可能とされたラベルプリンタが提供されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2004‐330419号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1記載のラベルプリンタでは、カッターユニットと装置本体に支持された取付けフレームとが接続するが、その電気的接続については何ら考慮されていない。
【0005】
そこで本発明は、カッターユニットが着脱可能であって、当該カッターユニットの取り付けの利便性にも優れたプリンタを提供することを目的の一つとする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本発明に係るプリンタは、回動軸により本体部に軸支されて当該本体部を開閉可能に回動し、印刷された媒体を切断するカッターユニットと、前記カッターユニットが取り付けられる前記本体部と、を備え、前記カッターユニットは、前記本体部が備える第二接点端子と電気的に接続する第一接点端子、を有し、前記本体部は、前記カッターユニットが備える前記第一接点端子と電気的に接続する前記第二接点端子、を有し、前記第一接点端子又は前記第二接点端子は、前記回動軸の軸心方向を長手方向とする略帯状の形状からなる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】本発明の実施形態に係るプリンタの外観を示す斜視図である。
図2】本発明の実施形態に係るプリンタの内部の主要構成の一例を示す模式図である。
図3】本発明の実施形態に係るプリンタのカッターユニットの正面図であって、(a)孔部が閉止している状態、(b)孔部を開放している状態を示す。
図4】本発明の実施形態に係るプリンタのカッターユニットの背面図である。
図5】本発明の実施形態に係るプリンタのカッターユニットの側面図であって、(a)右側面、(b)左側面を示す。
図6】本発明の実施形態に係るプリンタの前面を示す図であって、カッターユニットが取り外された状態を示す。
図7】本発明の実施形態に係るプリンタについて、カッターユニットの脱着及び開閉を説明する図であって、(a)カッターユニットが本体部から取り外されている状態、(b)本体部に取り付けられたカッターユニットが開き位置にある状態、(c)本体部に取り付けられたカッターユニットが閉じ位置にある状態、を示す。
図8】本発明の実施形態に係るプリンタの内部構造を示す外観斜視図であって、本体部に取り付けられたカッターユニットが開き位置にある状態を示す。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明の実施形態に係るプリンタ1について、図を参照して説明する。
図1は、本実施形態に係るプリンタ1を示す斜視図である。また、図2は、プリンタ1内部の構成のうち、印刷に係る主要構成の一例を示す説明図である。また、図3は、プリンタ1の蓋部11及びカッターユニット7を開放した状態のプリンタ1を示している。
なお、後述のとおり、本体部3に取り付けられたカッターユニット7は、本体部3によって下端部が軸支されており、回動することによってプリンタ1の前面、即ち本体部3を開閉する。以下では、本体部3に取り付けられたカッターユニット7の回動により、プリンタ1の前面が開放された状態にあるときのカッターユニット7の位置を「開き位置」、プリンタ1の前面が閉止された状態にあるときのカッターユニット7の位置を「閉じ位置」と称することがある。
【0009】
●プリンタ1の構成の概要
プリンタ1は、小型で持ち運び可能な卓上型の装置であり、主に店舗で販売する商品の情報や当該情報をコード化した二次元コードやバーコード等が印刷されたラベルを発行する。このプリンタ1は、内部に収納されたラベルロール20から繰り出されたラベル用紙21を搬送する過程でサーマルヘッド印刷を行い、印刷したラベル用紙21を切断する。切断されたラベル用紙21は、例えばプリンタ1の前面の排出口71aから枚葉状のラベルとして排出される。
【0010】
ここで、ラベルロール20は、印刷媒体であるラベル用紙21をロール状に巻回させたものである。特に本実施形態では、一方の面に粘着面、他方の面に印刷面を有するラベル用紙21を巻回させた台紙無しのラベルロール20が用いられる。この台紙無しのラベルロール20からラベル用紙21が繰り出されて切断されると、台紙のないラベル(「ライナレスラベル」とも称する)が発行される。
ただし、本実施形態にかかわらず、プリンタ1は、台紙付きのラベル用紙をロール状に巻回させたラベルロールにより、台紙付きのラベルを発行することもできる。
【0011】
●本体部3
プリンタ1は、本体部3と、当該本体部3に取り付けられるカッターユニット7からなる。
本体部3は、内部にラベルロール20を収容すると共に、当該ラベルロール20からラベル用紙21を繰り出して印刷する印刷機構4、オイル塗布部5、及びカッターユニット7を保持するユニット保持部6を有しているほか、蓋部11及びハンドル12を含む。
【0012】
蓋部11は、本体部3の後端側で軸支されており、例えばラベルロール20の装填や、サーマルヘッド44の交換を行う際に開閉される。この蓋部11は蓋本体110を有しており、蓋本体110はプリンタ1の前面側に、サーマルヘッド44が装着されるヘッド保持部111を備える。また、蓋部11の上面には、タッチパネル式の表示パネル13が設けられている。この表示パネル13により、ラベル用紙21に印刷される情報を表示したり、使用者から操作を受け付けたりすることができる。
ハンドル12は、本体部3の両側面で回動自在に軸支されている。使用者は、プリンタ1を運搬する際、このハンドル12を把持するとよい。
【0013】
本体部3内において、ラベルロール20は回転自在に保持されており、印刷機構4によってラベルロール20からラベル用紙21が繰り出される。
印刷機構4は、搬送ローラ41、搬送ローラ42、プラテンローラ43、サーマルヘッド44などによって構成される。
【0014】
搬送ローラ41は、ローラ保持部45によって軸支され、また、搬送ローラ42は、蓋部11の蓋本体110に軸支されている。搬送ローラ41と搬送ローラ42は、互いに対向するように配置されており、ラベルロール20から繰り出されるラベル用紙21を挟持しながら回転して、ラベル用紙21を搬送方向の下流側、即ちプラテンローラ43に向けて送り出す。
【0015】
プラテンローラ43は、搬送ローラ41の下流側に配置され、ローラ保持部45により軸支されている。このプラテンローラ43は、サーマルヘッド44の発熱素子が押し当てられたラベル用紙21の裏面を受け止めながら回転する。なお、プラテンローラ43を保持するローラ保持部45、及びサーマルヘッド44が装着されるヘッド保持部111は、蓋部11が閉じられている状態において、プラテンローラ43にサーマルヘッド44の発熱素子を圧接させられる位置関係となるように配置されている。これにより、ラベルロール20から繰り出されるラベル用紙21は、搬送ローラ41及び搬送ローラ42により挟持されると同時に、サーマルヘッド44及びプラテンローラ43により挟持される。
【0016】
サーマルヘッド44は、プラテンローラ43と対向する位置に配設されており、発熱素子を選択的に発熱させることで、プラテンローラ43との間に挟持するラベル用紙21に印刷を施す。なお、本実施形態においては、プリンタ1はサーマルヘッド44により印刷を行うものとしているが、インクジェット式印刷装置やレーザー光印刷装置等に対しても本発明は適用可能である。
【0017】
●オイル塗布部5
図3に示されるように、オイル塗布部5は、印刷機構4の下流側であって、ユニット保持部6の上流側、即ち当該ユニット保持部6によって保持されるカッターユニット7の上流側に設けられている。
このオイル塗布部5は、カッターユニット7の可動刃722にオイルを塗布するための部材である。可動刃722には、ラベル用紙21の切断ごとに糊等が付着し、切断しにくくなったり、ラベルに糊等が付着したりするおそれがある。特に、ライナレスラベルを用いる場合には、粘着面がむき出しになっているためにそのような不具合を生じやすい。これに対し、オイル塗布部5によって可動刃722にオイルが塗布されると、可動刃722への糊等の付着を防ぐことができる。
【0018】
オイル塗布部5は、オイル含浸体51と当該オイル含浸体51を収容する収容部52を有している。
オイル含浸体51は、オイルを含浸し、毛細管現象等によってオイルを移送する機能を有する材料(例えば、不織布やスポンジなど)からなる。本実施形態において、このオイル含浸体51は、カッターユニット7の可動刃722の幅と略同じ幅を有する帯状からなり、一端側が収容部52内に収容されて、収容部52内に貯留するオイルに浸った状態にある。一方、他端側は収容部52の上方に設けられた開口部からはみ出しており、開口部からはみ出した部分は、カッターユニット7側に折り曲げられている。
【0019】
収容部52は、略箱型形状をなし、オイル含浸体51と共にオイルボトル53を収容する。収容部52の幅は、カッターユニット7の排出口71aの幅と略等しく、また、収容部52の上方に設けられた開口部の幅も当該カッターユニット7の排出口71aの幅と略等しいものとなっている。上述のとおり、開口部からはみ出したオイル含浸体51はカッターユニット7側に折り曲げられており、また、オイル含浸体51の幅はカッターユニット7の可動刃722の幅と略同じ幅を有している。これにより、オイル含浸体51は、折り曲げられて外部に露出した部分をカッターユニット7の可動刃722に全幅にわたって当接させ、当該可動刃722の刃先全体にオイルを塗布できる。
【0020】
オイルボトル53にはオイルの供給口が設けられており、当該供給口を下にした状態(図示では、オイルボトル53の底面が見えている状態)で収容部52に接続・保持可能することができる。供給口はオイル含浸体51に当接し、これによりオイル含浸体51にオイルを供給し続けることができる。
オイル含浸体51に含浸しているオイルやオイルボトル53内のオイルを使い切った場合には、収容部52に接続、保持されていたオイルボトル53を外し、オイルが充填された新しいオイルボトル53を接続することで、オイルの供給状態を維持することができる。また、オイルボトル53によりオイルを供給するため、交換性に優れ特別な知識が無くても簡単にオイル供給を実現することができる。
【0021】
このようなオイル塗布部5は、下端部が本体部3に回動自在に取り付けられており、自然状態においてはカッターユニット7側に傾倒するようになっている。一方、カッターユニット7が閉じ位置にあるときは、オイル塗布部5は、後述するカッターユニット7の板バネ741、742によって当該カッターユニット7から遠ざかる向きに付勢され、この状態ではオイル含浸体51が可動刃722と接触しないようになっている。
【0022】
一方、オイル塗布部5には、カッターユニット7の板バネ741、742による付勢力に抗してオイル塗布部5をカッターユニット7側に回動させて押し当てる機構が設けられている。当該機構は例えば、手動又は電気的な駆動によりオイル塗布部5をカッターユニット7側に回動させる付勢力を発生するコイルバネ等で構成され、別途設けられた操作子による操作により動作する。カッターユニット7が閉じ位置にあり、オイル塗布部5がカッターユニット7から離れている状態から、操作者が当該操作子を操作すると、オイル塗布部5がカッターユニット7の板バネ741、742による付勢力に抗してカッターユニット7側に回動させられ、これによりオイル含浸体51がカッターユニット7の可動刃722に当接する。これにより、オイルが当該可動刃722に塗布される。当該操作子による操作が解除されると、オイル塗布部5はカッターユニット7の板バネ741、742による付勢力を受けて、カッターユニット7から離反する方向に押し戻され、これによりオイル含浸体51が可動刃722から離れる。
このように適宜のタイミングでオイルを可動刃722に塗布する操作を実行することで、適度な量のオイルを可動刃722に塗布し、可動刃722に糊が付着等して不具合を生じるのを防ぐことができる。
【0023】
●ユニット保持部6
ユニット保持部6は、カッターユニット7を着脱自在に保持する。
このユニット保持部6は、本体部3の前面側であって、オイル塗布部5のさらに下流側に設けられており、プリンタ1の正面視においては、奥側にオイル塗布部5が配設されている。また、ユニット保持部6は、プリンタ1の前方から後方に向かって凹んだ凹部として設けられており、図4に示されるように、底面部61、一対の側面部62、63、及び上方に設けられた板状の係合部材64で構成される。
【0024】
一対の側面部62、63にはそれぞれ、内側に突出した円柱状の回動軸621、631が下方に設けられている。この回動軸621、631は、後述するカッターユニット7の軸受け731、732に対して回動可能且つ着脱可能に係合する。回動軸621、631が軸受け731、732に係合した状態において、カッターユニット7は本体部3に軸支されており、カッターユニット7は回動によってプリンタ1の前面を開閉する。
【0025】
なお、図示の例にかかわらず、カッターユニット7が本体部3によって軸支される構造は他の構造を採用し得る。例えば、一対の回動軸621、631が、一方の側面部62(63)から他方の側面部63(62)に伸びる一本の回動軸によって構成され、これに応じた軸受けがカッターユニット7に設けられるようになっていてもよい。また、カッターユニット7側が回動軸を備え、本体部3側が軸受けを備えるようになっていてもよい。
【0026】
係合部材64は、一対の側面部62、63の上端同士に掛け渡されるように設けられている。この係合部材64は、一方の側面部62(63)から他方の側面部63(62)に向かって長さを有する基体部641と、当該基体部641の一対の側端部からわずかに前方に延び出した一対の延出片642、643からなる。一対の延出片642、643の内側には、カッターユニット7が閉じ位置となるときに、カッターユニット7の係合突起733、734が係脱可能に係合する係合凹部642a、643aが設けられている。なお、図3では、延出片643側の係合凹部643aのみ図示しているが、対向する側の延出片642側にも同様の係合凹部642aが設けられている。係合突起733、734がそれぞれ、係合凹部642a、643aに係合することで、カッターユニット7が閉じられた状態を維持できる。
【0027】
側面部62、63の内側には、カッターユニット7が備える第一接点端子75に電気的に接続する第二接点端子65が設けられている。この第二接点端子65は、カッターユニット7側に延出する複数の棒状の電気接触部材651を上下方向に並設して備えており、各電気接触部材651は、延出する方向に先端部を伸縮させるバネ性を有する。このバネ性により、電気接触部材651は延出する方向に付勢されている。その結果、電気接触部材651が、カッターユニット7の第一接点端子75を構成する導電板751に接触するとき、導電板751が電気接触部材651を押し込む力を吸収して、電気接触部材651が折れるなどすることがないし、第一接点端子75と第二接点端子65の物理的接触も確実に維持できる。
【0028】
また、第二接点端子65は、側面部62から内側にわずかに張り出して設けられている。ここで、ユニット保持部6の奥側に設けられているオイル塗布部5の幅は、一対の側面部62、63の間の距離よりも小さく、正面視において、側面部62から内側に張り出した第二接点端子65がオイル塗布部5と重ならないようになっている。このように、オイル塗布部5の幅の外側の位置に第二接点端子65が設けられ、当該位置において第一接点端子75と第二接点端子65が接続することから、オイル含浸体51や可動刃722から滴るなどしたオイルが第一接点端子75や第二接点端子65に付着するのを防ぐことができる。
【0029】
さらに、第二接点端子65は、回動軸621、631の直上又は略直上において、回動軸621、631寄りに設けられている。
これにより、回動軸621、631周りに回動して接触する当該第二接点端子65とカッターユニット7の第一接点端子75の位置関係について、一方を他方よりも奥とし、他方を一方の側へ突出させる構造としなくてよい。つまり、第一接点端子75と第二接点端子65とのそれぞれが、取り付けられたユニット(ユニット保持部6,カッターユニット7)の略表面に位置させることで容易に接触を実現することが出来る。
また、第一接点端子75と第二接点端子65とが接触する位置は、回動軸621、631から一定距離だけ離れているため、導電板751が電気接触部材651に当接する際の力の成分を下からの力ではなく、正面からの力とすることが出来る。よって、電気接触部材651のバネ性を使った押し込む力の吸収を実現することが出来る。接触位置が回動軸621、631に近づけば近づくほど、各電気接触部材651にかかる力の成分は下からのものとなり、バネ性を使った押し込む力の吸収を十分に行うことが出来ず、電気接触部材651の劣化、破損に繋がることになる。また、正面からの力の成分となる位置とすることで、複数ある電気接触部材651のそれぞれが導電板751と略同時に接触するため、電気接触部材651の下方のものから順に導電板751と接触する場合に比べ、接触時の負荷を分散させることが出来る。
また、第二接点端子65と第一接点端子75が回動軸621、631から遠く離れた位置に設けられている場合に比して、当該第一接点端子75及び第二接点端子65に作用するモーメントを小さくできる。その結果、勢いよくカッターユニット7を回動させてしまった場合でも、互いと接触する第一接点端子75と第二接点端子65に過度な力が作用しにくく、破損しにくい。
さらに、カッターユニット7が閉じ位置にある状態でも、第一接点端子75と第二接点端子65が接続する位置が、係合突起733、734と係合凹部642a、643aが係合する位置よりも離れた位置をとる。その結果、カッターユニット7が電気接触部材651のバネ性の影響を受けて押し返され、係合突起733、734と係合凹部642a、643aの係合が緩んだり、そのように緩むことによってカッターユニット7が本体部3から前面側に浮いたりするのを防ぐことができる。
【0030】
なお、図示の例では、本実施形態における第二接点端子65は、少なくとも側面部62の上下方向において、上方よりも回動軸621、631に近い位置、即ち回動軸621、631寄りに設けられているが、図示の例よりもさらに回動軸621、631に近い位置に設けることもできる。例えば、側面部62の上下方向において、中央よりも回動軸621、631に近い位置に設けることもできる。
【0031】
このように設けられた第二接点端子65は、プリンタ1が有する制御回路や電源回路などに電気的に接続されている。
これにより、制御回路は例えば、ユニット保持部6側の第二接点端子65及びカッターユニット7側の第一接点端子75を介して入力されるカッターユニット7の可動刃722の位置を示す信号に基づいて、可動刃722の位置を把握できる。また、第二接点端子65と第一接点端子75の電気的な導通を検出することにより、ユニット保持部6にカッターユニット7が取り付けられているか否かを判別できる。なお、第二接点端子65と第一接点端子75とが非導通状態にあることを検出した場合には、カッターユニット7がユニット保持部6に取り付けられていないものと判別でき、この場合には、状況に応じた制御を実行するようにするとよい。具体的な一例では、非導通状態にあることをフラグ管理し、フラグが立っている状態ではラベルの発行を禁止するとよい。また、他の例では、カッターユニット7の取り付けを確認するためのガイダンス情報(例えば、カッターユニット7の位置や第二接点端子65と第一接点端子75の場所、回動軸621、631の状態を確認するための情報)や通知を画像や動画で表示したり、音声で案内したりするとよい。また、このようなガイダンス情報や通知は、プリンタ1とネットワークを介して接続された端末上に出力されるものであってもよい。
また、電源回路は例えば、ユニット保持部6側の第二接点端子65及びカッターユニット7側の第一接点端子75を介して、カッターユニット7内のモータ等の駆動機構へ電源電圧を供給できる。
【0032】
●カッターユニット7
図2及び図3に示されるように、プリンタ1は、ラベルロール20から繰り出されたラベル用紙21の繰出方向下流側であって、印刷機構4やオイル塗布部5の下流側に、印刷されたラベル用紙21をせん断により所定長さに切断するカッターユニット7を有する。カッターユニット7は、プリンタ1の前面において本体部3により下端部が軸支されており、回動することによってプリンタ1の前面、即ち本体部3を開閉するようになっている。
【0033】
カッターユニット7は、固定刃721と可動刃722とからなる一対の刃体72を略直方体形状のケース71内に収容し、ユニット保持部6に着脱自在に取り付けて保持される。ケース71内には、一対の刃体72のほか、可動刃722を駆動するためのモータなどの駆動機構、可動刃722の位置を検出する検出部などが設けられている。また、ケース71には、固定刃721と可動刃722の間に、ラベルを排出する排出口71aが設けられている。
【0034】
可動刃722と固定刃721はそれぞれ、ケース71内において下方又は上方に設けられており、それぞれは互いに対して刃先を向けるように配置されている。固定刃721は排出口71aが設けられている位置よりも上方に固定されており、可動刃722は排出口71aが設けられている位置よりも下方から固定刃721に向かって進退する。これにより、上流から排出口71aにラベル用紙21が通されると、所定のタイミングで可動刃722が固定刃721に向かって進出し、ラベル用紙21が所定の長さで裁断されてラベルが発行される。なお、可動刃722は、ラベル用紙21を切断し終えると下方に退避して、繰り返しラベル用紙21の裁断を行う。
【0035】
なお、図6にも示されるように、可動刃722の刃先には斜め刀が形成されているが、これにかかわらず、可動刃722の刃先はV字形状や逆V字形状であってもよい。
また、図5に示されるように、ケース71の前面部711には、ケース71内に連通する開閉可能な孔部711aが設けられている。当該孔部711aには蓋部701が設けられており、開閉可能になっている。当該孔部711aの内側には、可動刃722を歯車などの機構によって手動で進退させるための操作子702が配設されている。可動刃722を手動で進退させたい場合には、蓋部701を開き、孔部711aを介して操作子702を操作することができる。なお、操作子702を操作する時以外は、蓋部701によって孔部711aを閉止しておくとよい。
【0036】
図7に示されるように、ケース71の側面部713、714の下方には、ユニット保持部6の回動軸621、631に係合する軸受け731、732が設けられている。軸受け731、732はそれぞれ、回動軸621、631の径と略同じ径からなる円形状の孔部731a、732aと、当該孔部731a、732aの円形状の弧を部分的に下方に向かって開口させた開口部731b、732bとからなる。開口部731b、732bから孔部731a、732aにつながる部分はわずかに窄まっており、孔部731a、732aに係合した回動軸621、631が自然に抜け出るのを防ぐ。
【0037】
ここで、図8は、カッターユニット7と本体部3との脱着、及びカッターユニット7によるプリンタ1の前面部の開閉の様子を示している。
カッターユニット7をユニット保持部6に取り付ける場合には、カッターユニット7の軸受け731、732の開口部731b、732bがユニット保持部6の回動軸621、631に対向するようにカッターユニット7を傾けて、回動軸621、631を孔部731a、732a内へ嵌め込む。これにより、カッターユニット7の軸受け731、732にユニット保持部6の回動軸621、631が係合し、カッターユニット7は本体部3に回動自在に取り付けられた状態(軸支された状態)となる。この状態において、カッターユニット7はプリンタ1の前面を開放している。
【0038】
この状態からカッターユニット7を垂直に起立させるように回動させると、ユニット保持部6の係合凹部642a、643aにカッターユニット7の係合突起733、734が係合し、プリンタ1の前面はカッターユニット7により閉止された状態となる。
【0039】
プリンタ1の前面を閉止された状態から開放された状態にするには、上述した閉止の手順と逆の手順により、カッターユニット7の係合突起733、734が設けられている上方部分をユニット保持部6から離反する方向に引く。これにより、係合突起733、734と係合凹部642a、643aの係合状態が解除されると共に、カッターユニット7が本体部3に対して回動して、プリンタ1の前面が開放された状態となる。
【0040】
また、ユニット保持部6からカッターユニット7を取り外す場合には、カッターユニット7を開き位置にした上、上述した取り付けの手順と逆の手順により、開口部731b、732bと孔部731a、732aが連通する方向に沿ってカッターユニット7を引っ張る。これにより、軸受け731、732から回動軸621、631が外れて係合状態が解除されると、ユニット保持部6からカッターユニット7が引き抜かれ、カッターユニット7が取り外された状態となる。
【0041】
図3及び図6に示されるように、カッターユニット7の背面には板バネ741、742が設けられており、カッターユニット7がユニット保持部6に取り付けられると共に閉じ位置にあるとき、板バネ741、742はオイル塗布部5に当接し、当該オイル塗布部5とカッターユニット7とを互いに離反する方向に付勢する。これにより、オイル塗布部5のオイル含浸体51は可動刃722から離れた位置に規定される。オイル含浸体51を可動刃722に当接させて当該可動刃722にオイルを塗布する場合には、上述のとおり、カッターユニット7の板バネ741、742による付勢力に抗してオイル塗布部5をカッターユニット7側に回動させて押し当てる。
【0042】
なお、本実施形態では、板バネ741、742により、カッターユニット7とオイル塗布部5とを離反する方向に付勢するものとしたが、これにかかわらず、板バネ741、742以外の他の付勢手段を用いることができる。また、カッターユニット7側に板バネ741、742等の付勢手段を設けるのに替えて、またはカッターユニット7側に板バネ741、742等の付勢手段を設けると共に、板バネ741、742に相当する付勢手段をオイル塗布部5のカッターユニット7側の面に設けることもできる。
【0043】
図6及び図7(a)に示されるように、カッターユニット7の側面部713には、本体部3の第二接点端子65と電気的に接続する第一接点端子75が設けられている。この第一接点端子75は、カッターユニット7内に収容されているモータやセンサ等に電気的に接続されており、カッターユニット7をユニット保持部6に取り付けて閉じ位置に回動させたときに、第二接点端子65の位置に対応する位置をとるように設けられている。
これにより、第二接点端子65について上述したのと同様、第一接点端子75も閉じ位置において、オイル塗布部5の幅方向外側であって、オイル塗布部5と重ならない位置をとることになる。その結果、オイル含浸体51のオイル又はオイル含浸体51から滴るなどしたオイルが第一接点端子75に付着するのを防ぐことができる。
【0044】
また、第一接点端子75は、略帯状の導電板751により形成されており、ユニット保持部6側に対向して当該複数の導電板751を露出させている。この導電板751は、複数の導電性を有する金属板等からなり、各導電板751は第二接点端子65の電気接触部材651に合わせて上下方向に並設されている。また、各導電板751は、一の方向に長さを有する矩形状からなり、第二接点端子65の電気接触部材651の長さ方向と直交する向きであって、回動軸621、631の軸心方向と平行な向きを長手方向としている。その結果、ユニット保持部6に回動可能に取り付けられたカッターユニット7の軸心方向における遊び又は取り付けのずれにもかかわらず、導電板751と電気接触部材651とを確実に接触させられる。
【0045】
さらに、第一接点端子75は、ケース71の側面部713において、本体部3とは逆向き(本体部3から遠ざかる向き)に背面部712より凹む凹部712aの底に設けられている。このように、ケース71の背面部712から凹んだ凹部712aの底に第一接点端子75が設けられている結果、背面部712と第一接点端子75が面一に設けられている場合と異なり、カッターユニット7を閉止させたときに何かしらの異物を本体部3との間に挟み込んでしまったとしても、当該異物が第一接点端子75に接触することなく、短絡などの不具合を防ぐことができる。
【0046】
なお、第一接点端子75は、第二接点端子65と同様、カッターユニット7が本体部3に取り付けられて閉じ位置にあるとき、回動軸621、631の直上又は略直上において、回動軸621、631寄りに位置するように設けられている。カッターユニット7でいえば、第一接点端子75は、軸受け731、732の直上又は略直上において、軸受け731、732寄りに位置して設けられている。
これにより、上述のとおり、ユニット保持部6に取り付けたカッターユニット7を回動軸621、631周りに回動させて当該第二接点端子65とカッターユニット7の第一接点端子75とを接触させる際、プリンタ1の製造時における各部材の取付誤差又は組立誤差にかかわらず、確実且つ正確に第一接点端子75と第二接点端子65とを接触させられるし、互いと接触する第一接点端子75と第二接点端子65に過度な力が作用しにくく、破損もしにくい。
【0047】
なお、図示の例では、本実施形態における第一接点端子75は、少なくとも側面部713の上下方向において、上方よりも軸受け731、732に近い位置、即ち軸受け731、732寄りに設けられているが、図示の例よりもさらに軸受け731、732に近い位置に設けることもできる。例えば、側面部713の上下方向において、中央よりも軸受け731、732に近い位置に設けることもできる。
【0048】
以上の本実施形態に係るプリンタ1によれば、カッターユニット7が着脱可能であると共に、取付状態においても本体部3を開閉させることができるし、閉止状態にするだけでカッターユニット7と本体部3とを電気的に接続させられる。
また、カッターユニット7とプリンタ1とがワイヤー等の有線にて接続を実現している場合には、カッターユニット7の取り外しの際に当該ワイヤーの存在を知らずに取り外した操作者はワイヤーを引きちぎってしまう恐れがあるが、プリンタ1では接続を第一接点端子75と第二接点端子65によって実現しているため、断線の心配を排除できる。
また、同様に有線にて接続する場合には、カッターユニット7の取り付けの際、ワイヤーを接続するためのコネクタの差し込み方向を誤ってしまうおそれがあるし、コネクタを十分に差し込めておらず電気的に非接触な状態としてしまう恐れがある。これに対し、プリンタ1では、第一接点端子75と第二接点端子65がカッターユニット7の開閉に応じて接触・離間するため、カッターユニット7を閉じた状態とするだけで第一接点端子75と第二接点端子65が正しい位置に接続されるし、向きを誤るといった事態が発生しない。また、カッターユニット7を閉め切ることで、確実な電気的接続が実現されることから差し込みが不十分となるような問題も発生しない。
さらに、有線接続の場合にはカッターユニット7の取り外し、取り付けの操作性を上げるためにはワイヤーを一定程度の長さにする必要があるが、カッターユニット7を本体部3と接続させている場合にはその長さは不要であるし、引き回しルートを適切に設けないと回動軸621、631等からなる回動機構の何れかでワイヤーを挟み込んで断線や破損を生じる恐れもある。この点についても、接続を第一接点端子75と第二接点端子65とすることで、上述のとおりカッターユニット7の開閉に応じた接触・離間を実現でき、接続操作のためにワイヤーを一定量の長さだけ用意する必要がない。
【0049】
なお、本発明の実施形態において、第一接点端子75と第二接点端子65の構造を逆にすることもできる。即ち、第一接点端子75を複数の電気接触部材651によって構成し、第二接点端子65を複数の導電板751によって構成することもできる。
【0050】
また、本発明の適用対象について、本発明に係るプリンタ1には、プリンタとしての機能を主たる機能として有する装置のほか、プリンタとしての機能を付属的な機能として有する装置を含み、例えばラベル発行装置と称されるものも含む。
【0051】
本実施形態に係るプリンタ1によれば、カッターユニット7をユニット保持部6に簡単に着脱させることができる。特に、カッターユニット7の交換作業のためにサービスマンを待つことなく、プリンタ1の使用者自身が容易且つ短時間にカッターユニット7を交換し、迅速にプリンタ1の使用を再開できる。
【0052】
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこれらの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。
また、上述の各図で示した実施形態は、その目的及び構成等に特に矛盾や問題がない限り、互いの記載内容を組み合わせることが可能である。また、各図の記載内容はそれぞれ独立した実施形態になり得るものであり、本発明の実施形態は各図を組み合わせた一つの実施形態に限定されるものではない。
【0053】
●実施形態総括
本発明は、カッターユニットが着脱可能なプリンタに関する。
【0054】
従来、特開2004‐330419号公報に見られるように、カッターユニットが着脱可能とされたラベルプリンタが提供されている。
【0055】
しかしながら、特許文献1記載のプリンタでは、カッターユニットと装置本体に支持された取付けフレームとが接続するが、その電気的接続については何ら考慮されていない。
【0056】
そこで本発明は、カッターユニットが着脱可能であって、当該カッターユニットの取り付けの利便性にも優れたプリンタを提供することを目的の一つとする。
【0057】
上記目的を達成するため、本発明に係るプリンタは、回動軸により本体部に軸支されて開閉可能に回動し、印刷された媒体を切断するカッターユニットと、前記カッターユニットが取り付けられる前記本体部と、を備え、前記カッターユニットは、前記本体部が備える第二接点端子と電気的に接続する第一接点端子、を有し、前記本体部は、前記カッターユニットが備える前記第一接点端子と電気的に接続する前記第二接点端子、を有し、前記第一接点端子又は前記第二接点端子は、前記回動軸の軸心方向を長手方向とする略帯状の形状からなる。
【0058】
前記カッターユニットは、前記本体部とは逆向きに凹む凹部、をさらに有し、前記第一接点端子は、前記凹部の底に設けられているものとしてもよい。
【0059】
前記本体部は、前記カッターユニットの刃体にオイルを塗布するオイル塗布部、をさらに有し、前記第一接点端子は、前記カッターユニットを閉じた状態において、前記オイル塗布部と重ならない位置に設けられているものとしてもよい。
【0060】
前記第一接点端子は、前記回動軸寄りに設けられているものとしてもよい。
【0061】
前記第一接点端子と前記第二接点端子は、前記カッターユニットが前記本体部に取り付けられると共に閉じ位置にある状態において、前記回動軸の直上又は略直上に配置されるものとしてもよい。
【0062】
本実施形態に係るプリンタによれば、カッターユニットが着脱可能であると共に、取付状態においても本体部を開閉させることができるし、閉止状態にするだけでカッターユニットと本体部とを電気的に接続させられる。
【符号の説明】
【0063】
1 :プリンタ
20 :ラベルロール
21 :ラベル用紙
3 :本体部
4 :印刷機構
5 :オイル塗布部
51 :オイル含浸体
6 :ユニット保持部
621 :回動軸
631 :回動軸
65 :第二接点端子
651 :電気接触部材
7 :カッターユニット
71a :排出口
712a :凹部
72 :刃体
721 :固定刃
722 :可動刃
75 :第一接点端子
712a :凹部
731 :軸受け
732 :軸受け
751 :導電板

図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8