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特開2024-118269情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム
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  • 特開-情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024118269
(43)【公開日】2024-08-30
(54)【発明の名称】情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/10 20120101AFI20240823BHJP
【FI】
G06Q50/10
【審査請求】未請求
【請求項の数】11
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023024617
(22)【出願日】2023-02-20
(71)【出願人】
【識別番号】500257300
【氏名又は名称】LINEヤフー株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002147
【氏名又は名称】弁理士法人酒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】竹下(松井) 裕子
【テーマコード(参考)】
5L049
5L050
【Fターム(参考)】
5L049CC11
5L050CC11
(57)【要約】
【課題】ユーザに対してより良いサービスを提供することができる情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムを提供すること。
【解決手段】本願に係る情報処理装置は、推定部と、提供部とを備える。推定部は、ユーザの検索行動に基づいて、ユーザの職種に関連するスキルの熟練度を推定する。提供部は、推定した熟練度に基づいて、ユーザの収入に関連する収入関連情報を提供する。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザの検索行動に基づいて、前記ユーザの職種に関連するスキルの熟練度を推定する推定部と、
推定した前記熟練度に基づいて、前記ユーザの収入に関連する収入関連情報を提供する提供部と、
を備える情報処理装置。
【請求項2】
前記推定部は、
前記検索行動において入力した入力情報に基づいて前記熟練度を推定する
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記推定部は、
前記検索行動における検索クエリで入力した単語に基づいて熟練度を推定する
請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記推定部は、
前記検索行動における検索結果において閲覧した内容に基づいて前記熟練度を推定する
請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記推定部は、
前記職種に関連するスキル毎に前記熟練度を推定する
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記提供部は、
前記熟練度に基づいて、前記ユーザの適正年収を示す前記収入関連情報を提供する
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記提供部は、
前記スキルの現在の前記熟練度を上げることで上昇する年収を前記収入関連情報として提供する
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記提供部は、
前記ユーザから希望年収を受け付け、前記希望年収に到達するための目標熟練度の情報を前記収入関連情報として提供する
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項9】
前記提供部は、
前記目標熟練度に到達するまでに要する労力の情報を前記収入関連情報として提供する
請求項8に記載の情報処理装置。
【請求項10】
コンピュータが実行する情報処理方法であって、
ユーザの検索行動に基づいて、前記ユーザの職種に関連するスキルの熟練度を推定する推定工程と、
推定した前記熟練度に基づいて、前記ユーザの収入に関連する収入関連情報を提供する提供工程と、
を含む情報処理方法。
【請求項11】
ユーザの検索行動に基づいて、前記ユーザの職種に関連するスキルの熟練度を推定する推定手順と、
推定した前記熟練度に基づいて、前記ユーザの収入に関連する収入関連情報を提供する提供手順と、
をコンピュータに実行させる情報処理プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、求職者の職業能力を高めるスキルアップ支援サーバが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この種の技術では、ユーザのスキルの熟練度に基づいてスキルアップのためのコンテンツを提供する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2003-331066号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来技術では、ユーザに対してより良いサービスを提供する点で更なる改善の余地があった。
【0005】
本願は、上記に鑑みてなされたものであって、ユーザに対してより良いサービスを提供することができる情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本願に係る情報処理装置は、推定部と、提供部とを備える。前記推定部は、ユーザの検索行動に基づいて、前記ユーザの職種に関連するスキルの熟練度を推定する。前記提供部は、推定した前記熟練度に基づいて、前記ユーザの収入に関連する収入関連情報を提供する。
【発明の効果】
【0007】
実施形態の一態様によれば、ユーザに対してより良いサービスを提供することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1図1は、実施形態に係る情報処理装置が実行する処理を示す図である。
図2図2は、実施形態に係る情報処理システムの構成例を示す図である。
図3図3は、実施形態に係る情報処理装置の構成例を示す図である。
図4図4は、ユーザ情報の一例を示す図である。
図5図5は、実施形態に係る情報処理装置が実行する処理の処理手順を示すフローチャートである。
図6図6は、ハードウェア構成の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本願に係る情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と記載する)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムが限定されるものではない。また、以下の各実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
【0010】
(実施形態)
まず、図1を用いて、実施形態に係る情報処理装置が実行する処理について説明する。図1は、実施形態に係る情報処理装置が実行する処理を示す図である。なお、図1では、実施形態に係る情報処理装置1を含む情報処理システムSの動作例を示している。
【0011】
図1に示すように、実施形態に係る情報処理システムSは、情報処理装置1と、ユーザ端末100とを含む。
【0012】
実施形態に係る情報処理システムSは、ユーザの検索行動に基づいて、ユーザの職種に関連するスキルの熟練度を推定し、推定した熟練度に基づいて、ユーザの収入に関連する収入関連情報を提供する。
【0013】
具体的には、まず、情報処理装置1は、ユーザ端末100からユーザの検索行動の情報を取得する(ステップS1)。検索行動は、ユーザが検索サービスにおいて入力した検索クエリの情報や、検索結果において閲覧したサイトの情報等を含む。
【0014】
つづいて、情報処理装置1は、検索行動に基づいて、ユーザの職種を特定する(ステップS2)。例えば、情報処理装置1は、検索クエリとして入力した単語に基づいて職種を特定する。具体的には、情報処理装置1は、検索クエリとして入力した単語が、特定の職種に関する単語である場合、かかる職種をユーザの職種として特定する。また、情報処理装置1は、検索結果において閲覧したサイトが、特定の職種に関連するサイトである場合や、かかるサイトが特定の職種におけるトラブルシューティングのサイトである場合に、かかる職種をユーザの職種として特定する。
【0015】
つづいて、情報処理装置1は、検索行動に基づいて、ユーザの職種に関連するスキルの熟練度を推定する(ステップS3)。具体的には、情報処理装置1は、特定した職種において使用されるスキルを抽出し、スキル毎に熟練度を推定する。例えば、情報処理装置1は、検索クエリとして入力した単語(入力情報)に基づいてスキルの熟練度を推定する。具体的には、情報処理装置1は、検索クエリとして入力した単語が、特定のスキルに関する内容(疑問や解決方法)である場合、当該疑問が生じる熟練度、あるいは解決方法が必要な熟練度であると推定する。また、情報処理装置1は、検索結果において閲覧したサイト(サイトを選択するという入力により得られる情報=入力情報)が、特定のスキルに関連するサイトである場合や、かかるサイトが特定のスキルにおけるトラブルシューティングのサイトである場合に、かかるサイトの内容に応じた熟練度であると推定する。なお、熟練度は、例えば、予め定められた数値であってもよく、「高」、「中」、「低」等といった程度を示す表現であってもよい。また、情報処理装置1は、検索行動の情報が不足していて熟練度の推定が困難なスキルについては、ユーザに熟練度を確認してもよく、あるいは、かかるスキルについては熟練度がゼロ(あるいは「低」)として推定してもよい。
【0016】
つづいて、情報処理装置1は、推定した熟練度に基づいて、ユーザの収入に関連する収入関連情報を生成する(ステップS4)。具体的には、情報処理装置1は、推定したスキル毎の熟練度に基づいて、ユーザの適正年収を示す収入関連情報を生成する。適正年収は、例えば、ユーザのスキル毎の熟練度と類似するユーザの実際の年収(事前に登録された年収)に基づいて算出可能である。また、情報処理装置1は、スキル毎に、現在の熟練度を上げることで上昇する年収を収入関連情報として生成する。また、情報処理装置1は、ユーザから希望年収を受け付け、希望年収に到達するためのスキル毎の目標熟練度の情報を収入関連情報として生成する。また、情報処理装置1は、この際、目標熟練度に到達するための勉強方法や目標熟練度に到達するまでに要する労力(勉強時間等)を、目標熟練度に到達した他のユーザの勉強方法や要した労力に基づいて特定して収入関連情報に含ませてもよい。
【0017】
つづいて、情報処理装置1は、生成した収入関連情報をユーザ端末100を介してユーザへ提供する(ステップS5)。
【0018】
このように、実施形態に係る情報処理装置1によれば、検索行動に基づいて推定した職種に関連するスキルの熟練度に基づいて収入関連情報を提供することで、ユーザに対してより良いサービスを提供することができる。
【0019】
次に、図2を用いて、実施形態に係る情報処理システムSの構成例について説明する。図2は、実施形態に係る情報処理システムSの構成例を示すブロック図である。図2に示すように、実施形態に係る情報処理システムSは、情報処理装置1と、複数のユーザ端末100とがネットワークNに対して有線又は無線により接続される。ネットワークNは、例えば、インターネット、WAN(Wide Area Network)、LAN(Local Area Network)等のネットワークである。
【0020】
情報処理装置1は、実施形態に係る情報処理方法を実行するサーバ装置である。情報処理装置1は、ユーザの検索行動に基づいて、ユーザの職種に関連するスキルの熟練度を推定し、推定した熟練度に基づいて、ユーザの収入に関連する収入関連情報を提供する。
【0021】
また、情報処理装置1は、複数のユーザ端末100と連携し、複数のユーザ端末100に対して、各種アプリケーション(以下、アプリ)等に対するAPI(Application Programming Interface)サービス等と、各種データを提供する情報処理装置であり、サーバ装置やクラウドシステム等により実現される。
【0022】
また、情報処理装置1は、複数のユーザ端末100に対して、オンラインで何らかのWebサービスを提供する情報処理装置であってもよい。例えば、情報処理装置1は、Webサービスとして、インターネット接続、検索サービス、SNS(Social Networking Service)、電子商取引(EC:Electronic Commerce)、電子決済、オンラインゲーム、オンラインバンキング、オンライントレーディング、宿泊・チケット予約、動画・音楽配信、ニュース、地図、ルート検索、経路案内、路線情報、運行情報、天気予報等のサービスを提供してもよい。実際には、情報処理装置1は、上記のようなWebサービスを提供する各種サーバと連携し、Webサービスを仲介してもよいし、Webサービスの処理を担当してもよい。
【0023】
ユーザ端末100は、ユーザが所持する端末装置である。ユーザ端末100は、スマートフォン、デスクトップ型PC、ノート型PC、タブレット型PC等の任意のタイプの端末装置を用いることができる。ユーザ端末100は、情報処理装置1等へ各種情報を送信したり、情報処理装置1等から提供される情報を受信したりする。
【0024】
次に、図3を参照して、情報処理装置1の構成例について説明する。
【0025】
図3は、実施形態に係る情報処理装置1の構成例を示す図である。図3に示されるように、情報処理装置1は、通信部2と、制御部3と、記憶部4とを有する。制御部3は、取得部31と、特定部32と、推定部33と、生成部34と、提供部35とを備える。記憶部4は、ユーザ情報41を記憶する。
【0026】
通信部2は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。通信部2は、有線または無線によりネットワーク網と接続される。
【0027】
制御部3は、コントローラ(controller)であり、例えば、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)等のプロセッサによって、情報処理装置1内部の記憶装置に記憶されている各種プログラム(情報処理プログラムの一例に相当)がRAM等を作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部3は、コントローラ(controller)であり、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)、GPGPU(General Purpose Graphic Processing Unit)等の集積回路により実現されてもよい。
【0028】
記憶部4は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。
【0029】
ユーザ情報41は、ユーザに関する情報である。図4は、ユーザ情報41の一例を示す図である。図4に示すように、ユーザ情報41は、「ユーザID」、「属性情報」、「行動情報」等の項目を含む。
【0030】
「ユーザID」は、ユーザを識別する識別情報である。「属性情報」は、ユーザの属性に関する情報である。属性情報は、例えば、サイコグラフィック属性や、デモグラフィック属性等を含む。「行動情報」は、ユーザの行動の履歴の情報であり、上記した検索行動の情報を含む。
【0031】
次に、情報処理装置1の制御部3の各機能(取得部31、特定部32、推定部33、生成部34および提供部35)について説明する。
【0032】
取得部31は、ユーザ端末100からユーザの検索行動の情報を取得する。検索行動は、ユーザが検索サービスにおいて入力した検索クエリの情報や、検索結果において閲覧したサイトの情報等を含む。
【0033】
特定部32は、検索行動に基づいて、ユーザの職種を特定する。例えば、特定部32は、検索クエリとして入力した単語に基づいて職種を特定する。具体的には、特定部32は、検索クエリとして入力した単語が、特定の職種に関する単語である場合、かかる職種をユーザの職種として特定する。また、特定部32は、検索結果において閲覧したサイトが、特定の職種に関連するサイトである場合や、かかるサイトが特定の職種におけるトラブルシューティングのサイトである場合に、かかる職種をユーザの職種として特定する。
【0034】
推定部33は、検索行動に基づいて、ユーザの職種に関連するスキルの熟練度を推定する。具体的には、推定部33は、特定した職種において使用されるスキルを抽出し、スキル毎に熟練度を推定する。例えば、推定部33は、検索クエリとして入力した単語に基づいてスキルの熟練度を推定する。具体的には、推定部33は、検索クエリとして入力した単語が、特定のスキルに関する疑問や解決方法である場合、当該疑問が生じる熟練度、あるいは解決方法が必要な熟練度であると推定する。なお、熟練度は、例えば、予め定められた数値であってもよく、「高」、「中」、「低」等といった程度を示す表現であってもよい。また、推定部33は、検索行動の情報が不足していて熟練度の推定が困難なスキルについては、ユーザに熟練度を確認してもよく、あるいは、かかるスキルについては熟練度がゼロ(あるいは「低」)として推定してもよい。
【0035】
生成部34は、推定した熟練度に基づいて、ユーザの収入に関連する収入関連情報を生成する。具体的には、生成部34は、推定したスキル毎の熟練度に基づいて、ユーザの適正年収を示す収入関連情報を生成する。適正年収は、例えば、ユーザのスキル毎の熟練度と類似するユーザの実際の年収(事前に登録された年収)に基づいて算出可能である。また、生成部34は、スキル毎に、現在の熟練度を上げることで上昇する年収を収入関連情報として生成する。また、生成部34は、ユーザから希望年収を受け付け、希望年収となるためのスキル毎の目標熟練度の情報を収入関連情報として生成する。また、生成部34は、この際、目標熟練度に到達するための勉強方法や目標熟練度に到達するまでに要する労力(勉強時間等)を、目標熟練度に到達した他のユーザの勉強方法や要した労力に基づいて特定して収入関連情報に含ませてもよい。
【0036】
提供部35は、生成した収入関連情報をユーザ端末100を介してユーザへ提供する。
【0037】
次に、図5を用いて、実施形態に係る情報処理装置1が実行する処理の処理手順について説明する。図5は、実施形態に係る情報処理装置1が実行する処理の処理手順を示すフローチャートである。
【0038】
図6に示すように、制御部3は、まず、ユーザの検索行動の情報をユーザ端末100から取得する(ステップS101)。
【0039】
つづいて、制御部3は、検索行動に基づいて、ユーザの職種を特定する(ステップS102)。
【0040】
つづいて、制御部3は、検索行動に基づいて、ユーザの職種に関連するスキルの熟練度を推定する(ステップS103)。
【0041】
つづいて、制御部3は、推定した熟練度に基づいて、ユーザの収入に関連する収入関連情報を生成する(ステップS104)。
【0042】
つづいて、制御部3は、生成した収入関連情報をユーザへ提供し(ステップS105)、処理を終了する。
【0043】
〔その他〕
また、上記実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の一部を手動的に行うこともできる。あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
【0044】
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
【0045】
例えば、図3に示した記憶部4の一部又は全部は、各装置によって保持されるのではなく、ストレージサーバ等に保持されてもよい。この場合、各装置は、ストレージサーバにアクセスすることで、各種情報を取得する。
【0046】
〔ハードウェア構成〕
また、上述してきた実施形態に係る情報処理装置1は、例えば図6に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。図6は、ハードウェア構成の一例を示す図である。コンピュータ1000は、出力装置1010、入力装置1020と接続され、演算装置1030、一次記憶装置1040、二次記憶装置1050、出力IF(Interface)1060、入力IF1070、ネットワークIF1080がバス1090により接続された形態を有する。
【0047】
演算装置1030は、一次記憶装置1040や二次記憶装置1050に格納されたプログラムや入力装置1020から読み出したプログラム等に基づいて動作し、各種の処理を実行する。一次記憶装置1040は、RAM等、演算装置1030が各種の演算に用いるデータを一時的に記憶するメモリ装置である。また、二次記憶装置1050は、演算装置1030が各種の演算に用いるデータや、各種のデータベースが登録される記憶装置であり、ROM(Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、フラッシュメモリ等により実現される。
【0048】
出力IF1060は、モニタやプリンタといった各種の情報を出力する出力装置1010に対し、出力対象となる情報を送信するためのインタフェースであり、例えば、USB(Universal Serial Bus)やDVI(Digital Visual Interface)、HDMI(登録商標)(High Definition Multimedia Interface)といった規格のコネクタにより実現される。また、入力IF1070は、マウス、キーボード、およびスキャナ等といった各種の入力装置1020から情報を受信するためのインタフェースであり、例えば、USB等により実現される。
【0049】
なお、入力装置1020は、例えば、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等から情報を読み出す装置であってもよい。また、入力装置1020は、USBメモリ等の外付け記憶媒体であってもよい。
【0050】
ネットワークIF1080は、ネットワークNを介して他の機器からデータを受信して演算装置1030へ送り、また、ネットワークNを介して演算装置1030が生成したデータを他の機器へ送信する。
【0051】
演算装置1030は、出力IF1060や入力IF1070を介して、出力装置1010や入力装置1020の制御を行う。例えば、演算装置1030は、入力装置1020や二次記憶装置1050からプログラムを一次記憶装置1040上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。
【0052】
例えば、コンピュータ1000が情報処理装置1として機能する場合、コンピュータ1000の演算装置1030は、一次記憶装置1040上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部3の機能を実現する。
【0053】
〔効果〕
上述してきたように、実施形態に係る情報処理装置1は、推定部33と、提供部35とを備える。推定部33は、ユーザの検索行動に基づいて、ユーザの職種に関連するスキルの熟練度を推定する。提供部35は、推定した熟練度に基づいて、ユーザの収入に関連する収入関連情報を提供する。
【0054】
このような構成により、ユーザに対してより良いサービスを提供することができる。
【0055】
以上、本願の実施形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
【0056】
〔その他〕
また、上記実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
【0057】
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
【0058】
また、上述してきた実施形態に記載した各処理は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
【0059】
また、上記してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、制御部3は、制御手段や制御回路に読み替えることができる。
【符号の説明】
【0060】
1 情報処理装置
2 通信部
3 制御部
4 記憶部
31 取得部
32 特定部
33 推定部
34 生成部
35 提供部
41 ユーザ情報
100 ユーザ端末
S 情報処理システム
図1
図2
図3
図4
図5
図6