(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024118294
(43)【公開日】2024-08-30
(54)【発明の名称】情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム
(51)【国際特許分類】
G06F 16/9535 20190101AFI20240823BHJP
G06Q 30/0601 20230101ALI20240823BHJP
G06Q 50/10 20120101ALI20240823BHJP
【FI】
G06F16/9535
G06Q30/0601 330
G06Q50/10
【審査請求】未請求
【請求項の数】10
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023024647
(22)【出願日】2023-02-20
(71)【出願人】
【識別番号】500257300
【氏名又は名称】LINEヤフー株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002147
【氏名又は名称】弁理士法人酒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】鈴木 脩平
【テーマコード(参考)】
5B175
5L049
5L050
【Fターム(参考)】
5B175DA10
5B175HA01
5L049CC11
5L050CC11
(57)【要約】
【課題】利用者の許容時間に基づいたコンテンツを提供できること。
【解決手段】情報処理装置1は、推定部と、提供部とを備える。推定部は、利用者が各コンテンツを読了するまでの時間を推定する。提供部は、利用者が許容する時間内で読了可能なコンテンツを提供する。
【選択図】
図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
利用者が各コンテンツを読了するまでの時間を推定する推定部と、
前記利用者が許容する時間内で読了可能な前記コンテンツを提供する提供部とを備える
ことを特徴とする情報処理装置。
【請求項2】
前記提供部は、前記利用者が興味を示す前記コンテンツを提供する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記利用者から時間の指定を受付ける受付部を更に備える
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記推定部は、前記利用者の行動情報から許容時間を推定し、
前記提供部は、前記許容時間になったら、前記利用者が、前記許容時間内に読了するコンテンツを提供する
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記提供部は、複数の前記コンテンツを統合した統合コンテンツを作成し、提供する
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記提供部は、ポータルサイトのトップページで、読了する前記コンテンツとして選ばれた前記コンテンツを先に並べて表示する
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記提供部は、前記ポータルサイトが有する前記利用者へのタブで表示する
ことを特徴とする請求項6に記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記コンテンツは、ニュースコンテンツである
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項9】
情報処理装置で実行される情報処理方法であって、
利用者が各コンテンツを読了するまでの時間を推定する推定工程と、
前記利用者が許容する時間内で提供可能な前記コンテンツを提供する提供工程と
を含むことを特徴とする情報処理方法。
【請求項10】
利用者が各コンテンツを読了するまでの時間を推定する推定手順と、
前記利用者が許容する時間内で提供可能な前記コンテンツを提供する提供手順と、
をコンピュータに実行させるための情報処理プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、利用者にコンテンツをリコメンド(提供)する技術が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記の従来技術では、利用者の許容時間に基づいたコンテンツを提供することについて、改善の余地がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の情報処理装置は、利用者が各コンテンツを読了するまでの時間を推定する推定部と、前記利用者が許容する時間内で読了可能な前記コンテンツを提供する提供部とを備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、利用者の許容時間に基づいたコンテンツを提供できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【
図1】
図1は、実施形態に係る情報処理方法の概要を示す説明図である。
【
図2】
図2は、実施形態に係る情報処理システムの構成の一例を示す図である。
【
図3】
図3は、実施形態に係る端末装置の構成の一例を示す図である。
【
図4】
図4は、実施形態に係る情報処理装置の構成の一例を示す図である。
【
図5】
図5は、実施形態に係る利用者情報テーブルの一例を示す図である。
【
図6】
図6は、実施形態に係るコンテンツテーブルの一例を示す図である。
【
図7】
図7は、実施形態に係るポータルサイトのトップページの一例を示す図である。
【
図8】
図8は、実施形態に係るタブコンテンツを含むトップページの一例を示す図である。
【
図9】
図9は、実施形態に係るタブコンテンツを含むトップページの一例を示す図である。
【
図10】
図10は、実施形態に係る処理手順を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下に、本願に係る情報処理装置、情報処理方法、および情報処理プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と記載する)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る情報処理装置、情報処理方法、および情報処理プログラムが限定されるものではない。また、以下の実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
【0009】
〔1.情報処理方法の概要〕
まず、
図1を参照し、実施形態に係る情報処理装置が行う情報処理方法の概要について説明する。
図1は、実施形態に係る情報処理方法の概要を示す説明図である。なお、
図1では、情報処理装置1が利用者Uの利用者情報を取得し、利用者Uの許容時間を推定し、推定結果に基づいて、ホームコンテンツを生成して、生成したホームコンテンツを利用者Uに提供する場合の情報処理の一例について説明する。
【0010】
図1に示す例において、情報処理装置1は、各利用者Uの端末装置2と連携し、オンラインで各種の情報を各利用者Uに提供する情報処理装置であり、コンピュータやクラウドシステム等により実現される。
【0011】
情報処理装置1は、各種のコンテンツを提供する。利用者Uは、例えば、ニュース、天気、雨雲、災害、電子メール、路線、決済、ショッピング、オークション、チケット、ファイナンス、スポーツ、イベント、動画、音楽、テレビ番組、旅行、飲食店、渋滞、混雑、経路、地図、ルート検索、ウェブ検索、または料理などに関するコンテンツを情報処理装置1から取得することができる。以下においては、情報処理装置1から主に提供されるコンテンツがニュースのコンテンツであるニュースコンテンツである場合を例に挙げて説明する。ニュースコンテンツは、文字や静止画により構成されたコンテンツであることが好ましい。
【0012】
図1に示すように、端末装置2は、情報処理装置1に対して利用者Uの情報である利用者情報を送信し、情報処理装置1は、端末装置2から利用者情報を取得する(ステップS1)。利用者情報は、利用者Uによる端末装置2への操作に応じて、端末装置2から送信される。かかる利用者情報には、例えば、利用者Uの識別子である利用者ID(Identifier)が含まれており、情報処理装置1は、利用者情報に含まれる利用者IDによって利用者Uを特定する。
【0013】
ここで、利用者Uの利用者情報は、例えば、利用者Uの属性情報、利用者Uの履歴情報、および利用者Uのコンテキストの情報のうち1以上の情報である。
【0014】
利用者Uの属性情報は、利用者Uの属性を示す情報であり、例えば、デモグラフィック属性、サイコグラフィック属性などである。
【0015】
利用者Uの履歴情報は、例えば、情報処理装置1が提供するオンラインサービスの利用履歴であり、例えば、利用者Uの検索履歴情報や閲覧履歴情報などを含む。
【0016】
利用者Uのコンテキストは、利用者Uの状況であり、例えば、端末装置2に内蔵された1以上のセンサから得られる利用者Uの状況(例えば、利用者Uの位置、利用者Uの向き、利用者Uの動作、利用者Uの体温、利用者Uの心拍数など)である。
【0017】
情報処理装置1は、端末装置2からの利用者情報を受付けると、利用者情報に基づき、利用者Uの許容時間を推定する(ステップS2)。情報処理装置1は、利用者Uの許容時間を推定した後に、ポータルサイトのトップページ(ホームコンテンツ)を生成し(ステップS3)、生成したホームコンテンツを端末装置2に送信する(ステップS4)。
図1の(a)に示すトップページは、ホームコンテンツを含む。ホームコンテンツは、タブ列と、タブコンテンツとを含んで構成される。
図1(a)に示すホームコンテンツは、タブ列と主タブコンテンツを含む。
図1(b)及び
図1(c)に示すホームコンテンツは、タブ列と選択タブコンテンツを含む。タブ列には、複数のタブが含まれており、これらのタブの各々は、表示されるコンテンツを切り替えて表示するためのGUI(Graphical User Interface)である。
【0018】
タブ列に含まれる複数のタブは、例えば、利用者Uによって追加や削除の設定が可能であり、また、並び順の設定も可能である。利用者Uによるタブの設定情報は、例えば、情報処理装置1に記憶されており、情報処理装置1は、利用者Uによるタブの設定情報に基づいて、トップページに含まれるタブ列を生成する。なお、後述するように、タブの設定情報は、端末装置2に記憶されていてもよく、この場合、タブ列は、端末装置2によって生成される。
【0019】
主タブコンテンツは、デフォルトのタブコンテンツであり、
図1の(a)に示すように、タブ「すべて」に対応する複数のニュースコンテンツを含む。タブ「すべて」は、カテゴリを問わずに選択される複数のニュースコンテンツを表示するためのタブであり、
図1の(a)に示す状態では、選択された状態を示すために強調されている。
【0020】
図1の(a)に示すトップページにおけるタブ列には、タブ「すべて」、タブ「おすすめ」、タブ「スポーツ」、タブ「話題」、およびタブ「IT」などが含まれている。利用者Uは、タブ列に含まれる複数のタブの中から所望のタブを選択することができる。タブ「おすすめ」は、「おすすめ」のカテゴリに含まれる複数のニュースコンテンツを含むニュースコンテンツ群を表示させるためのタブである。
【0021】
タブ「スポーツ」は、「スポーツ」のカテゴリに含まれる複数のニュースコンテンツを含むニュースコンテンツ群を表示させるためのタブである。タブ「話題」は、「話題」のカテゴリに含まれる複数のニュースコンテンツを含むニュースコンテンツ群を表示させるためのタブである。タブ「IT」は、「IT」のカテゴリに含まれる複数のニュースコンテンツを含むニュースコンテンツ群を表示させるためのタブである。
【0022】
タブコンテンツに含まれるニュースコンテンツは、サムネイルとタイトルとを含む見出しコンテンツであり、利用者Uは、見出しコンテンツをクリックまたはタップすることなどによって選択することで、見出しコンテンツのリンク先のニュースコンテンツであるランディングコンテンツを端末装置2に表示させることができる。
【0023】
利用者Uがタブ列に含まれる複数のタブの中から1つのタブを選択し、複数あるコンテンツのいずれか1つを選択すると、利用者Uが選択したタブを示す情報を含む選択情報が端末装置2から情報処理装置1へ送信される(ステップS5)。かかる選択情報には、利用者Uが選択したタブ、コンテンツを示す情報に加え、利用者Uからの時間の指定、利用者Uの利用者IDが含まれる。利用者Uからの時間の指定は、利用者Uがポータルサイトのトップページにアクセスした時間や利用者Uのスケジュールの登録情報を含む。
【0024】
例えば、利用者Uは、タブ「おすすめ」を選択したとする。
【0025】
この場合、情報処理装置1は、利用者情報と、選択情報とに基づいて利用者Uの興味を示すコンテンツを先頭から順番に表示する。情報処理装置1は、タブ「おすすめ」には、カテゴリを限定せず、コンテンツを先頭から順番に表示する。
【0026】
また例えば、利用者Uは、タブ「スポーツ」を選択したとする。
【0027】
この場合、情報処理装置1は、利用者情報と、選択情報とに基づいて利用者Uの興味を示すスポーツに関するコンテンツを先頭から順番に表示する。
【0028】
情報処理装置1は、例えば、利用者情報と選択情報とに基づき、時間ごとの時間スコアを出力する機械学習によって生成された学習モデルを用いて、利用者Uのコンテンツを読む時間や許容時間を推定することができる。例えば、情報処理装置1は、利用者情報で特定される利用者Uの情報を学習モデルに入力し、学習モデルから出力される時間ごとの時間スコアが所定の時間以上である時間を、利用者Uがコンテンツを読む時間として推定する。また、情報処理装置1は、利用者が興味を示すカテゴリを推定してもよい。
【0029】
所定の時間は、利用者Uがタブ列のタブやコンテンツを選択してから、それぞれ、例えば5秒以上であることが好ましい。これにより、利用者Uの誤操作や、利用者Uがタブやコンテンツを選択する時間を考慮できる。なお、所定の時間は5秒以上に限定されず、予め設定されていてもよいし、端末装置2と連動して設定されてもよい。
【0030】
以下、このような処理を行う情報処理装置1および端末装置2を含む情報処理システムの構成などについて、詳細に説明する。
【0031】
〔2.情報処理システムの構成〕
図2は、実施形態に係る情報処理システムの構成の一例を示す図である。
図2に示すように、実施形態に係る情報処理システム100は、情報処理装置1と、複数の端末装置2とを含む。
【0032】
情報処理装置1及び複数の端末装置2は、ネットワークNを介して、有線または無線により互いに通信可能に接続される。なお、
図2に示す情報処理システム100には、情報処理装置1が複数含まれていてもよい。ネットワークNは、例えば、LAN(Local Area Network)や、インターネットなどのWAN(Wide Area Network)である。
【0033】
情報処理装置1は、各種のコンテンツを提供する。例えば、情報処理装置1は、ニュースコンテンツを提供するサービスであるニュース提供サービスを提供する。また、情報処理装置1は、例えば、ショッピングサイト、オークションサイト、フリーマーケットサイト、飲食店紹介サイト、口コミサイト、またはSNS(Social Networking Service)サイトなどによるオンラインサービスを提供することもできる。
【0034】
各端末装置2は、例えば、デスクトップ型PC(Personal Computer)やノート型PCや、タブレット端末や、スマートフォンや、携帯電話機や、PDA(Personal Digital Assistant)等である。また、各端末装置2は、利用者Uによって操作される。なお、各端末装置2は、上述した例に限定されず、例えば、スマートウォッチまたはウェアラブルデバイス(Wearable Device)などであってもよい。
【0035】
また、端末装置2は、LTE(Long Term Evolution)、4G(4th Generation)、5G(5th Generation:第5世代移動通信システム)などの無線通信網や、Bluetooth(登録商標)、無線LANなどの近距離無線通信を介してネットワークNに接続し、情報処理装置1と通信することができる。
【0036】
〔3.端末装置2〕
図3は、実施形態に係る端末装置の構成の一例を示す図である。
図3に示すように、実施形態に係る端末装置2は、通信部10と、表示部11と、操作部12と、センサ群13と、記憶部14と、処理部15とを備える。
【0037】
〔3.1.通信部10〕
通信部10は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。通信部10は、ネットワークNと有線又は無線で接続され、ネットワークNを介して、情報処理装置1との間で情報の送受信を行う。
【0038】
〔3.2.表示部11〕
表示部11は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)または有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイなどである。
【0039】
〔3.3.操作部12〕
操作部12は、例えば、文字、数字、およびスペースを入力するためのキー、エンターキーおよび矢印キーなどを含むキーボード、マウス、および電源ボタンなどを含む。表示部11は、タッチパネル対応ディスプレイである場合、操作部12はタッチパネルを含む。
【0040】
〔3.4.センサ群13〕
センサ群13は、例えば、測位センサ、加速度センサ、ジャイロセンサ、地磁気センサ、照度センサ、およびイメージセンサなどを含む。測位センサは、端末装置2の位置を検出するセンサである。加速度センサは、端末装置2の加速度を検出するセンサである。ジャイロセンサは、端末装置2の傾き及び回転などの姿勢を検出するセンサである。地磁気センサは、地磁気を検出するセンサである。照度センサは、端末装置2の周囲の明暗を示す照度を検出するセンサであり、イメージセンサは、端末装置2の周囲を撮像するセンサである。
【0041】
〔3.5.記憶部14〕
記憶部14は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)などの半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。
【0042】
記憶部14には、例えば、情報処理装置1から送信されたネットワークNおよび通信部10を介して処理部15によって取得された情報およびセンサ群13によって検出された情報である検出情報などが記憶される。
【0043】
〔3.6.処理部15〕
処理部15は、コントローラ(controller)であり、例えば、CPU(Central Processing Unit)またはMPU(Micro Processing Unit)などによって、端末装置2内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。処理部15は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)またはFPGA(Field Programmable Gate Array)などの集積回路により一部または全部が実現されてもよい。処理部15は、情報取得部16と、表示処理部17と、情報出力部18とを備える。
【0044】
〔3.6.1.情報取得部16〕
情報取得部16は、情報処理装置1から送信されネットワークNを介して通信部10で受信される種々のコンテンツを取得する。情報処理装置1から送信されるコンテンツは、例えば、上述したホームコンテンツ、主タブコンテンツ、選択タブコンテンツ情報などである。
【0045】
〔3.6.2.表示処理部17〕
表示処理部17は、情報取得部16によって取得された情報を表示部11に表示させる。例えば、表示処理部17は、情報取得部16によって取得されたコンテンツなどの情報を表示部11に表示させる。
【0046】
〔3.6.3.情報出力部18〕
情報出力部18は、例えば、利用者Uによる操作部12への操作に応じた情報である操作情報を情報処理装置1へ通信部10を介して送信する。また、情報出力部18は、センサ群13によって、検出された情報である検出情報を情報処理装置1へ通信部10を介して送信する。
【0047】
〔4.情報処理装置1の構成〕
図4は、実施形態に係る情報処理装置の構成の一例を示す図である。
図4に示すように、実施形態に係る情報処理装置1は、通信部20と、記憶部21と、処理部22とを有する。
【0048】
〔4.1.通信部20〕
通信部20は、例えば、NIC等によって実現される。通信部20は、ネットワークNと有線又は無線で接続され、他の各種装置との間で情報の送受信を行う。例えば、通信部20は、複数の端末装置2の各々との間でネットワークNを介して情報の送受信を行う。
【0049】
〔4.2.記憶部21〕
記憶部21は、例えば、RAM、フラッシュメモリなどの半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。記憶部21は、利用者情報記憶部30とコンテンツ記憶部31とを有する。
【0050】
〔4.2.1.利用者情報記憶部30〕
利用者情報記憶部30は、利用者Uに関する各種の情報を記憶する。
図5は、実施形態に係る利用者情報テーブルの一例を示す図である。
図5に示す例では、利用者情報記憶部30に記憶される利用者情報テーブルは、「利用者ID」、「属性情報」、「履歴情報」、および「設定情報」といった項目の情報を含む。なお、以下、「属性情報」と「履歴情報」とを含んだ情報を適宜「行動履歴情報」と記す。
【0051】
「利用者ID」は、利用者Uを識別する識別子である。「属性情報」は、「利用者ID」に対応付けられた利用者Uの属性に関する属性情報である。利用者Uの属性は、例えば、デモグラフィック属性、サイコグラフィック属性などである。デモグラフィック属性は、人口統計学的属性であり、例えば、年齢、性別、職業、居住地、年収、家族構成などである。サイコグラフィック属性は、心理学的属性であり、例えば、ライフスタイル、価値観、興味関心などである。
【0052】
「履歴情報」は、「利用者ID」に対応付けられた利用者Uのサービスの利用履歴などの情報を含む履歴情報であり、例えば、利用者Uの決済履歴情報、利用者Uの検索履歴情報、利用者Uの閲覧履歴情報、利用者Uのコンテキスト履歴情報、および利用者Uの移動履歴情報などを含む。
【0053】
利用者Uの決済履歴情報には、利用者Uが決済サービスを用いてオンライン、実店舗、または実施設などにおいて購入した商品に関する購入履歴情報、利用者Uが決済サービスを用いて、オンライン、実店舗、実施設などにおいて有料で利用したサービスに関するサービス履歴情報などが含まれる。
【0054】
購入履歴情報には、利用者Uが購入した商品の情報、購入費用の情報、購入日時、購入店舗の情報などが含まれる。サービス利用履歴情報には、利用者Uが利用したサービスの情報、利用費用の情報、利用日時、利用店舗の情報などが含まれる。
【0055】
利用者Uの検索履歴情報は、例えば、検索サイトでのウェブコンテンツの検索履歴の情報、各種ウェブサイトでの検索履歴の情報などである。利用者Uの閲覧履歴情報は、利用者Uのウェブコンテンツやアプリの閲覧履歴の情報であり、例えば、利用者Uの物件情報の閲覧履歴の情報、コンビニエンスストアやスーパーマーケットなどの店舗のチラシの閲覧履歴の情報などの種々の情報を含む。
【0056】
利用者Uの移動履歴情報は、利用者Uの移動履歴の情報であり、例えば、単位時間毎の利用者Uの位置の情報を含む。なお、利用者Uの移動履歴情報は、訪問した店舗や施設などの情報であってもよい。利用者Uのコンテキスト履歴情報は、処理部22によって推定された利用者Uのコンテキストの履歴情報である。利用者Uのコンテキストは、利用者Uの状況である。
【0057】
利用者Uの状況は、例えば、利用者Uの位置、利用者Uの向き、利用者Uの動作、利用者Uの体温、利用者Uの心拍数などであり、例えば、端末装置2から情報処理装置1に送信される検出情報に基づいて、処理部22によって利用者情報記憶部30に記憶される。なお、利用者Uの状況は、例えば、利用者Uが電車で移動している状態、利用者Uが食事をとっている状態、利用者Uが散歩している状態、利用者Uが入浴している状態、利用者Uが就寝している状態などであってもよい。
【0058】
「設定情報」は、「利用者ID」に対応付けられた利用者Uに対して設定された上述したタブ列の設定情報であり、タブ列に含まれる複数のタブの種類を示す情報、タブ列に含まれる複数のタブの並び順を示す情報などが含まれる。なお、タブ列の設定情報は、予め定められたタブの種類と並び順とを示すデフォルトの情報であるが、利用者Uによってタブ列が編集された場合、利用者Uによって編集されたタブの種類と並び順とを示す情報である。
【0059】
〔4.2.2.コンテンツ記憶部31〕
コンテンツ記憶部31は、コンテンツに関する情報を記憶する。
図6は、実施形態に係るコンテンツテーブルの一例を示す図である。
図6に示した例では、コンテンツ記憶部31に記憶されるコンテンツテーブルは、「コンテンツID」、「コンテンツ」、および「カテゴリ」といった項目の情報を有する。
【0060】
「コンテンツID」は、コンテンツを識別する識別子である。「コンテンツ」は、「コンテンツID」に対応付けられたコンテンツに関する情報である。具体的には、コンテンツに関する情報は、例えば、コンテンツの内容に関する情報またはコンテンツのアドレスの情報などである。
【0061】
例えば、「コンテンツ」は、タブコンテンツに含まれるコンテンツである見出しコンテンツの情報(例えば、サムネイル、タイトル、リンク先の情報など)と、見出しコンテンツのリンク先となるコンテンツであるランディングコンテンツの情報などを含む。
【0062】
「コンテンツ」は、例えば、ニュースコンテンツであるが、ニュースコンテンツ以外のコンテツを含んでいてもよい。例えば、ショッピングやオークションのコンテンツであってもよく、Q&A(知恵袋)、天気、雨雲、災害、電子メール、路線、決済、チケット、ファイナンス、スポーツ、イベント、動画、音楽、テレビ番組、旅行、飲食店、渋滞、混雑、経路、地図、ルート検索、ウェブ検索、または料理などに関するコンテンツであってもよい。また、コンテンツは、ウェブブログサイト、SNSサイト、決済サービスに関するコンテンツであってもよい。
【0063】
「カテゴリ」は、「コンテンツID」に対応付けられたコンテンツが属するカテゴリを示す情報である。コンテンツのカテゴリは、例えば、階層構造で規定されており、コンテンツのカテゴリの大きさは、階層構造における上層のカテゴリほど大きく、階層構造における下層のカテゴリほど小さい。例えば、カテゴリ「スポーツ」の下層カテゴリは、カテゴリ「野球」、カテゴリ「サッカー」、カテゴリ「テニス」、カテゴリ「格闘技」などである。
【0064】
また、カテゴリ「ファッション」の下層のカテゴリは、例えば、カテゴリ「メンズファッション」、カテゴリ「レディースファッション」などである。また、カテゴリ「メンズファッション」の下層のカテゴリは、カテゴリ「Tシャツ」、カテゴリ「カジュアルシャツ」、カテゴリ「チノパン」、カテゴリ「ジーンズ」、カテゴリ「パーカー」、カテゴリ「ローファー」などである。
【0065】
「カテゴリ」には、例えば、当該カテゴリの情報が含まれ、当該カテゴリの上層のカテゴリがある場合には最上層までのカテゴリの情報がさらに含まれる。例えば、カテゴリ「ボクシング」に該当するコンテンツのカテゴリの情報は、カテゴリ「ボクシング」、カテゴリ「格闘技」、カテゴリ「スポーツ」を含む。
【0066】
図6では、コンテンツID「C1」のコンテンツは、コンテンツCNT1であり、カテゴリは、カテゴリC
A1であり、コンテンツID「C2」のコンテンツは、コンテンツCNT2であり、カテゴリは、カテゴリC
B3である。また、コンテンツID「C3」のコンテンツは、コンテンツCNT3であり、カテゴリは、カテゴリC
D2である。
【0067】
なお、
図6に示した例では、コンテンツなどを「コンテンツCNT1」等の抽象的な符号を含む文字列で表現したが、コンテンツなどは、例えば、具体的な数値及び具体的な文字列などの各種情報を含むファイル形式のデータ、またはかかるデータの格納場所を示す情報である。コンテンツなどは、上記形式以外の情報であってもよい。また、コンテンツ記憶部31は、上記に限らず、目的に応じて種々の情報を記憶してもよい。
【0068】
〔4.3.処理部22〕
処理部22は、コントローラであり、例えば、CPUまたはMPU等のプロセッサによって、情報処理装置1内部の記憶装置(例えば、記憶部21)に記憶されている各種プログラム(情報処理プログラムの一例)がRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、処理部22は、例えば、ASICやFPGAなどの集積回路により一部又は全部が実現されてもよい。
【0069】
図4に示すように、処理部22は、取得部40と、受付部41と、推定部42と、提供部43とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、処理部22の内部構成は、
図4に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。
【0070】
〔4.3.1.取得部40〕
取得部40は、各種情報を取得する。取得部40は、記憶部21から各種の情報を取得する。取得部40は、利用者情報記憶部30およびコンテンツ記憶部31などから各種の情報を取得する。
【0071】
また、取得部40は、例えば、端末装置2または外部装置などから利用者情報を取得し、取得した利用者情報を利用者情報記憶部30に記憶することもできる。端末装置2から取得される利用者情報には、例えば、上述した検出情報が含まれる。また、取得部40は、例えば、外部装置などから各種のコンテンツを取得し、取得したコンテンツをコンテンツ記憶部31に記憶することもできる。
【0072】
〔4.3.2.受付部41〕
受付部41は、各種要求や指定を受け付ける。受付部41は、外部の情報処理装置から各種要求や指定を受け付ける。受付部41は、通信部20を介して、外部の情報処理装置から各種要求や指定を示す情報を受信する。例えば、受付部41は、端末装置2から利用者Uからの時間の指定を受付ける。また、受付部41は、利用者Uの登録情報を利用者が登録するたびに受付ける。例えば、受付部41は、利用者Uが検索したルート検索、マップ検索などの登録情報をその都度受け付ける。
【0073】
受付部41は、選択情報を端末装置2から受け付ける。選択情報には、例えば、端末装置2の利用者Uの利用者IDや選択されたタブを特定する情報、時間の指定などが含まれる。
【0074】
〔4.3.3.推定部42〕
推定部42は、利用者Uのコンテンツを読む時間を推定する。推定部42は、例えば、利用者Uの情報に基づいて、コンテンツを読む時間を推定する。利用者Uの情報は、例えば、利用者Uの属性情報、利用者Uの履歴情報、および利用者Uのコンテキストの情報のうちの1以上の情報である。なお、推定部42は、利用者Uの興味を示すコンテンツを推定してもよい。
【0075】
推定部42は、例えば、利用者Uの情報を入力とし、時間ごとの時間スコアを出力とする機械学習によって生成された学習モデルを用いて、利用者Uのコンテンツを読む時間を推定することができる。
【0076】
例えば、推定部42は、利用者情報で特定される利用者Uの情報(例えば、利用者Uのアクセス履歴)を学習モデルに入力し、学習モデルから出力される時間ごとの時間スコアが所定の時間以上であるときを、利用者Uがコンテンツを読む時間として推定する。時間スコアは、利用者Uが閲覧している時間が長いほど値が高くなる。また、推定部42は、利用者Uがコンテンツを読む時間に閲覧しているカテゴリを利用者Uが興味を示すカテゴリとして推定する。
【0077】
推定部42は、コンテンツの種別と量(経済ニュースや論文等)とを学習モデルに入力し、利用者Uがコンテンツを読む時間を推定する。推定部42は、利用者Uの操作履歴や閲覧履歴を学習モデルに入力し、コンテンツを読む時間を推定する。例えば、推定部42は、利用者Uがコンテンツを開いてから、利用者Uの操作(例えばスクロール操作やスワイプ操作等)により、コンテンツの最後にあるタグが表示されるまでの時間を当該時間と推定し、学習モデルを生成する。推定部42は、コンテンツが複数ページに亘っている場合には、コンテンツを開いてから利用者Uの操作が最終頁の最後にあるタグが表示されるまでの時間を当該時間と推定する。この場合には、各ページの最後にタグを設けられていてもよい。
【0078】
学習モデルは、例えば、利用者Uの許容する時間を示すデータと利用者Uの情報と利用者Uごとに含むデータセットを用いて生成される。学習モデルは、例えば、畳み込みニューラルネットワーク、リカレントニューラルネットワーク、またはディープニューラルネットワークなどのニューラルネットワークによる機械学習によって生成されるが、かかる例に限定されない。例えば、学習モデルは、ニューラルネットワークに代えて、線形回帰またはロジスティック回帰といった学習アルゴリズムによる機械学習を用いて生成されてもよい。
【0079】
また、推定部42は、利用者Uの許容時間を推定する。例えば、推定部42は、利用者情報(例えば、位置履歴情報)から、時間帯ごとの許容時間を推定する。推定部42は、通勤経路を推定し、通勤経路の時間を推定する。また、推定部42は、利用者情報から朝食の時間帯を推定し、許容時間を推定する。推定部42は、受付部41が利用者Uからの登録をその都度受付け、受付けた情報に基づいて、許容時間を推定する。例えば、推定部42は、受付部41が、利用者Uが外出するときの経路検索情報やマップの検索情報を受付け、受付部41が受付けた情報に基づいて、許容時間を推定する。許容時間は、利用者Uの許容する時間帯や許容する時間の長さが含まれてよい。
【0080】
推定部42は、例えば、朝6時に利用者Uがコンテンツを開いたら、利用者Uが朝食を摂る時間であると推定する。推定部42は、利用者Uの行動履歴情報より、朝食の時間は長くても20分以内であると推定する。さらに、推定部42は、利用者Uが夜9時にコンテンツを開いたら、利用者Uの行動履歴情報により、夜10:30分に就寝すると推定し、許容可能な時間は1時間30分であると推定する。
【0081】
また、推定部42は、利用者Uのコンテンツの読了時間を推定する。推定部42は、例えば、過去の利用者Uの閲覧時間に基づいて読了時間を推定する。推定部42は、利用者Uがコンテンツを開いてから、利用者Uの操作(例えばスクロール操作やスワイプ操作等)により、コンテンツの最後にあるタグが表示されるまでの時間を読了時間と推定する。
【0082】
推定部42は、コンテンツの文字数で読了時間を推定する。例えば、推定部42は、500文字のコンテンツであるならば、利用者Uは、30秒で読了すると推定する。また、推定部42は、コンテンツの読了時間をそれぞれのコンテンツについて推定する。例えば、推定部42は、利用者Uの過去の履歴に基づき、経済に関するコンテンツは、利用者Uの操作スピードがスポーツのコンテンツと比べて遅いため、同じ文字数でも読了に時間がかかると推定する。
【0083】
また、推定部42は、コンテンツの属性やコンテンツのカテゴリの中で読了時間を推定する。例えば、推定部42は、経済ニュースは、スポーツニュースより利用者Uが読了するのに時間がかかると推定する。推定部42は、経済ニュースの中でもAのコンテンツは、Bのコンテンツよりも利用者Uが読了するのに時間がかかると推定する。
【0084】
また、推定部42は、利用者Uの選択情報に基づいて、読了時間を推定してもよい。例えば、推定部42は、利用者Uが表示されているコンテンツを複数選択し、選択したコンテンツの総読了時間を推定してもよい。
【0085】
また、推定部42は、利用者Uの位置履歴情報やコンテキストの情報に基づいて、読了時間を推定する。例えば、利用者Uが電車に乗って、15分間通勤しているとする。この場合、例えば、推定部42は、電車の揺れや混雑状態、乗客の乗り降り等に基づき、15分より短い許容時間(例えば、10~13分程度)を推定する。また、推定部42は、受付部41が受付けた利用者Uの移動のためのルート検索、マップ検索などを受付けるたびに、移動時間を推定してもよい。
【0086】
さらに、推定部42は、利用者Uのライフスタイル(電車通勤、自動車通勤等)やシチュエーション(朝、昼、夜、雨天、快晴等)に応じて読了時間を推定する。例えば、推定部42は、朝食の時間には、通勤時間よりも時間をかけて読むことできると推定する。また例えば、推定部42は、快晴の休日は、利用者Uが外出する可能性があるため、利用者Uの自宅で朝に時間をかけずにコンテンツを読むと推定する。一方、推定部42は、雨天の休日は、利用者Uが自宅から外出しない可能性があるため、利用者Uが自宅で時間をかけてコンテンツを読むことができると推定する。また例えば、推定部42は、15分間の通勤時間であっても、自動車を運転して通勤する他の利用者に対しては、コンテンツを読む時間がないと推定する。
【0087】
なお、推定部42は、統計処理によって、利用者Uの許容時間を推定してもよい。例えば、推定部42は、一般的に夜の就寝前は、1、2時間の空き時間があるといった統計があった場合に、利用者Uにも夜の就寝前は、1、2時間の空き時間があると推定してもよい。
【0088】
推定部42は、利用者Uの行動履歴情報や属性情報から、利用者Uの興味を示すコンテンツを推定する。例えば、推定部42は、利用者Uが野球やサッカーなどのスポーツについて検索、閲覧していたら、利用者Uの許容する時間内に読了可能なスポーツに関するコンテンツを1以上推定する。同様に、推定部42は、利用者Uがファッションや音楽、経済、政治、又は論文等を検索、閲覧していたら、利用者Uの興味を示すカテゴリを推定し、コンテンツの種別とコンテンツの量とから、許容時間に読了可能なコンテンツを1以上推定する。また、推定部42は、利用者の年代や性別等から利用者Uに対するコンテンツを推定する。
【0089】
なお、上述のように、利用者Uの誤操作により、コンテンツが開かれることがあるため、推定部42は、所定の時間以上、利用者Uがコンテンツを開いていたら、許容時間であると推定する。また、推定部42は、利用者Uがコンテンツを開いたまま、端末装置2から放置する場合がある。この場合、端末装置2の例えばセンサ群13から検出した情報と連携して許容時間や読了時間を推定してもよい。
【0090】
〔4.3.3.提供部43〕
提供部43は、利用者Uが許容する時間内で読了可能なコンテンツを少なくとも1つ提供する。提供部43は、端末装置2から利用者情報を取得部40が取得した場合、推定部42が推定した推定結果を基に、コンテンツを端末装置2に送信することで、利用者Uが許容する時間内で読了可能なコンテンツを利用者Uに提供する。提供部43は、利用者Uが興味を示すコンテンツを提供する。例えば、提供部43は、主タブコンテンツに利用者Uが許容する時間内で読了可能なコンテンツを端末装置2に送信する。
【0091】
また、提供部43は、端末装置2からの選択情報が受付部41によって受付けられた場合、受付部41によって受付けられた選択情報で特定されるタブコンテンツである選択タブコンテンツを端末装置2に送信する。例えば、提供部43は、選択タブコンテンツに利用者Uが許容する時間内で読了可能なコンテンツを端末装置2に送信する。選択タブコンテンツ同士の間(タブ列)には、サブカテゴリを設定してもよい。実施形態では、サブカテゴリにカテゴリ「サッカー」が示されている。
【0092】
提供部43は、利用者Uの許容時間になったら、利用者Uの属性情報や履歴情報等に基づいて推定部42が推定したコンテンツのうちから、利用者Uが許容時間内に読了するコンテンツを選択して端末装置2に送信する。例えば、提供部43は、推定部42が、利用者Uが朝食の時間にトップページにアクセスしたと推定したら、朝食の時間内に読了できるコンテンツを端末装置2に提供する。また、提供部43は、推定部42が、利用者Uが通勤時間にトップページにアクセスしたと推定したら、利用者Uが通勤時間に読了可能なコンテンツを提供する。また、提供部43は、利用者Uが経路検索やマップで経路を検索した際には、その経路内で読了可能なコンテンツを移動中に提供してもよい。
【0093】
提供部43は、複数のコンテンツを統合した統合コンテンツを作成し、端末装置2に送信する。提供部43は、利用者Uの許容時間内に読了可能な複数のコンテンツを統合して提供してもよい。例えば、利用者の許容時間が20分である場合に、提供部43は、5分で読了できるものを3つ、3分で読了できるものを1つ、2分で読了できるものを1つの合計20分以内で読了できるものを1つのコンテンツとして作成し、提供する。この場合には、ページをめくることで新たなコンテンツを表示してもよい。また、提供部43は、利用者Uが選択した複数のコンテンツをまとめて提供してもよい。
【0094】
提供部43は、推定部42がカテゴリの中でさらに読了時間を推定した場合には、その推定結果に基づいて、コンテンツを提供する。例えば、提供部43は、推定部42が経済ニュースの中でもAのコンテンツは、Bのコンテンツよりも時間がかかると推定した場合には、Aのコンテンツを許容時間が長いとき(例えば、夜の就寝前)に提供し、Bのコンテンツを朝食の時に提供する。
【0095】
提供部43は、ポータルサイトのトップページで、読了するコンテンツとして選ばれたコンテンツを先頭から順に並べて端末装置2に表示する。
【0096】
ここで、提供部43によって提供され、端末装置2の表示部11に表示されるトップページについて、図面を参照して更に詳細に説明する。
【0097】
図7は、実施形態に係るポータルサイトのトップページの一例を示す図である。
図7に示すトップページ50は、検索ボックス51、検索ボタン52、タブ列53、タブコンテンツ54を含む。
図1に示すタブコンテンツ54は、上述した主タブコンテンツの一例である。
【0098】
検索ボックス51には、利用者Uによる操作部12への操作によって検索キーワードが入力される。検索ボックス51に検索キーワードが入力された状態で利用者Uによる操作部12への操作によって検索ボタン52が選択されると、端末装置2の情報出力部18は、検索ボックス51に入力されている検索キーワードを含む検索クエリを情報処理装置1に送信する。提供部43は、検索クエリに含まれる検索キーワードに応じた検索結果を端末装置2に送信する。かかる検索結果は、情報取得部16によって取得され、表示処理部17によって表示部11に表示される。
【0099】
タブ列53は、利用者Uによって選択可能な複数のタブ56a、56b、56c、56d、56eを含む。タブ56aは、タブ「すべて」であり、タブ56bは、タブ「おすすめ」であり、タブ56cは、タブ「スポーツ」であり、タブ56dは、タブ「話題」であり、タブ56eは、タブ「IT」である。
【0100】
図示していないが、タブ列53には、タブ56a、56b、56c、56d、56e以外のタブも含まれている。利用者Uは、スワイプ操作又はスクロール操作によって、端末装置2の表示部11に、タブ56a、56b、56c、56d、56e以外のタブを選択可能に表示させることができる。以下において、タブ56a、56b、56c、56d、56eを含む複数のタブの各々を個別に区別せずに示す場合、タブ56と記載する場合がある。
【0101】
図7に示すタブコンテンツ54では、上下方向に複数のコンテンツ57a、57b、57c、57d、57eが並べて配列される。タブコンテンツ54には、コンテンツ57a、57b、57c、57d、57e以外のコンテンツも含まれる。
【0102】
タブコンテンツ54に含まれる各コンテンツは、利用者Uによって選択された場合にリンク先のコンテンツに移行させるコンテンツであり、リンク先のコンテンツに含まれる情報の一部が表示される。
【0103】
利用者Uは、スワイプ操作またはスクロール操作によって、端末装置2の表示部11に、コンテンツ57a、57b、57c、57d、57e以外のコンテンツを選択可能に表示させることができる。以下において、コンテンツ57a、57b、57c、57d、57eを含む複数のコンテンツの各々を個別に区別せずに示す場合、コンテンツ57と記載する場合がある。
【0104】
コンテンツ57は、利用者Uが許容時間内に読了可能なコンテンツであるが、利用者Uの閲覧履歴や検索履歴のほか、他の利用者の履歴情報にも基づいて、表示される。すなわち、コンテンツ57は、利用者Uが許容する時間内に読了可能であって、かつ、他の利用者の履歴情報(例えば、閲覧履歴)も含んだコンテンツが先頭から表示されるコンテンツである。
【0105】
タブコンテンツ54に配列される複数のコンテンツ57は、タブ列53に含まれるタブ56の選択によって切り替えられる。
図8は、実施形態に係るタブコンテンツを含むトップページの一例を示す図である。
【0106】
図8に示すトップページ50は、
図7に示すトップページ50のタブ56bが利用者Uによって、選択された場合、端末装置2の表示部11に表示されるコンテンツである。
図8に示すトップページ50は、タブコンテンツ54に代えて、タブコンテンツ55を含み、タブ列53において利用者Uによって選択されたタブ56bが強調表示される。タブコンテンツ55は、選択タブコンテンツの一例である。
【0107】
図8に示すタブコンテンツ55は、コンテンツ60a、60b、57c、60c、57eを含む。なお、
図7に示すコンテンツと同一のコンテンツは、
図7と同一の符号を付す。
図8に示すタブコンテンツ55は、利用者Uによって選択されたタブ56bであるタブ「おすすめ」に対応するコンテンツである。
【0108】
図8に示すタブコンテンツ55は、利用者Uの行動履歴情報や指定の日時に基づいて、カテゴリを限定せず、表示される。例えば、15分の通勤時間にアクセスした場合、60aのニュースコンテンツが8分で閲覧可能なコンテンツが表示され、60bのニュースコンテンツが5分で読了可能なコンテンツが表示され、57cは、2分で読了可能なコンテンツが表示される。ここで、他の利用者の興味と利用者Uの興味が類似している場合には、コンテンツ57cのようにタブ「すべて」と同じコンテンツを表示してもよい。
【0109】
このように、情報処理装置1は、利用者Uの行動履歴情報に基づいて、タブ「おすすめ」に利用者Uが興味を示し、許容時間内で読了できるコンテンツから順に提供することができる。
【0110】
図9は、実施形態に係るタブコンテンツを含むトップページの一例を示す図である。
【0111】
図9に示すトップページ50は、
図7に示すトップページ50のタブ56cが利用者Uによって選択された場合、端末装置2の表示部11に表示されるコンテンツである。
図9に示すトップページ50は、タブコンテンツ54に代えて、タブコンテンツ58を含み、タブ列53において利用者Uによって選択されたタブ56cが強調表示される。タブコンテンツ58は、選択タブコンテンツの一例である。
【0112】
図9に示すタブコンテンツ58は、第1コンテンツ70a、70bと、第2コンテンツ71a、71bとを含む。第1コンテンツ70a、70bは、利用者Uによって選択されたタブ56cであるタブ「スポーツ」に対応するカテゴリ「スポーツ」に属するコンテンツである。
【0113】
図9に示す例では、第1コンテンツ70a、70bは、カテゴリ「スポーツ」に含まれるカテゴリ「野球」に属するコンテンツであるが、第1コンテンツ70a、70bは、カテゴリ「スポーツ」に属するコンテンツであって、利用者Uの興味を示すカテゴリや利用者Uの許容時間毎によって異なる。例えば、第1コンテンツ70a、70bは、カテゴリ「サッカー」、カテゴリ「テニス」、及びカテゴリ「格闘技」のいずれかに属するコンテンツであってもよい。第1コンテンツ70aと70bとでカテゴリが異なってもよく、例えば、第1コンテンツ70aは、カテゴリ「野球」で、第1コンテンツ70bは、カテゴリ「テニス」であってもよい。
【0114】
第2コンテンツ71a、71bは、利用者Uが設定した又は推定部42によって利用者Uが興味を示すと推定したサブカテゴリに属するコンテンツであり、
図9に示す例では、タブ「スポーツ」に対応する複数のサブカテゴリ(例えば、野球、サッカー、テニス、格闘技等)のうちカテゴリ「サッカー」である。
【0115】
利用者Uによって選択されたタブ56cであるタブ「スポーツ」に対応するカテゴリ「スポーツ」に属するコンテンツにおいても、利用者Uの閲覧履歴や選択情報に基づいて、コンテンツが順に表示される。
【0116】
〔5.処理手順〕
次に、
図10を参照して情報処理装置1の処理について説明する。
図10は、実施形態に係る処理手順を示すフローチャートである。
【0117】
図10に示すように、情報処理装置1の処理部22は、端末装置2から利用者Uの利用者情報を取得する(ステップS101)。次に、処理部22は、利用者情報から利用者Uの許容時間を推定する(ステップS102)。そして、処理部22は、推定結果に基づいて、ホームコンテンツを生成し(ステップS103)、生成したホームコンテンツを利用者Uに提供する(ステップS104)。
【0118】
〔6.他の例〕
上述した例では、提供部43は、タブコンテンツ54、55、58に含まれるコンテンツを文字や静止画を含んだコンテンツを一例に挙げて主に説明したが、係る例に限定されない。例えば、タブコンテンツ54、55、58に含まれるコンテンツは、動画コンテンツであってもよい。例えば、提供部43は、ニュース動画を提供し、上述したコンテンツと並べて表示してもよい。なお、動画コンテンツは、ニュース動画のほか、スポーツの試合のハイライトやライブ映像、気象情報、動画クリエイターが作成するエンターテインメント動画やミュージックビデオ、及び1分程度の短い動画など種々の動画であってもよい。
【0119】
また、提供部43は、動画コンテンツだけを並べて表示してもよい。
【0120】
また、推定部42は、利用者Uの動画の視聴履歴で見終わるまでの時間を推定してもよい。
【0121】
〔7.効果〕
上述してきたように、実施形態に係る情報処理装置1は、推定部42と、提供部43とを備える。推定部42は、利用者が各コンテンツを読了するまでの時間を推定する。提供部43は、利用者が許容する時間内で読了可能なコンテンツを提供する。これにより、情報処理装置1は、利用者Uの許容時間を推定するため、利用者Uの許容時間に基づいたコンテンツを提供することができる。
【0122】
また、提供部43は、利用者Uが興味を示すコンテンツを提供する。これにより、利用者Uは、興味を示すコンテンツを取得でき、許容時間を適切に活用できる。
【0123】
また、情報処理装置1は、利用者Uから時間の指定を受付ける受付部41を更に備える。これにより、情報処理装置1は、利用者Uの許容時間を受付けることができ、利用者Uの許容時間に基づいたコンテンツを提供することができる。
【0124】
また、推定部42は、利用者Uの行動履歴から許容時間を推定し、提供部43は、許容時間になったら、利用者Uが、許容時間内に読了するコンテンツを提供する。これにより、情報処理装置1は、利用者Uの許容時間に基づいたコンテンツを提供することができる。
【0125】
また、提供部43は、複数のコンテンツを統合した統合コンテンツを作成し、提供する。これにより、利用者Uは、1つのコンテンツを選択することで複数のコンテンツを許容時間内に読了できる。
【0126】
また、提供部43は、ポータルサイトのトップページで、読了するコンテンツとして選ばれたコンテンツを先に並べて表示する。これにより、利用者Uは、許容時間内に興味を示すコンテンツを先に読むことが可能となる。
【0127】
また、提供部43は、ポータルサイトが有する利用者へのタブで表示する。これにより、利用者Uは、閲覧したいコンテンツを選択しやすくなる。
【0128】
また、コンテンツは、ニュースコンテンツである。これにより、利用者Uは、許容時間内にニュースを閲覧することができる。
【0129】
〔8.ハードウェア構成〕
また、上述した実施形態に係る情報処理装置1および端末装置2の各々は、例えば
図11に示すようなコンピュータ1000によって実現される。
図11は、ハードウェア構成の一例を示す図である。コンピュータ1000は、出力装置1010、入力装置1020と接続され、演算装置1030、一次記憶装置1040、二次記憶装置1050、出力I/F(Interface)1060、入力I/F1070、ネットワークI/F1080が、バス1090により接続された形態を有する。
【0130】
演算装置1030は、一次記憶装置1040や二次記憶装置1050に格納されたプログラムや入力装置1020から読み出したプログラム等に基づいて動作し、各種の処理を実行する。演算装置1030は、例えばCPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等により実現される。
【0131】
一次記憶装置1040は、RAM(Random Access Memory)等の演算装置1030が各種の演算に用いるデータを一次的に記憶するメモリ装置である。また、二次記憶装置1050は、演算装置1030が各種演算に用いるデータや、各種のデータベースが登録される記憶装置であり、ROM(Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、フラッシュメモリ等により実現される。二次記憶装置1050は、内蔵ストレージであってもよいし、外付けストレージであってもよい。
【0132】
さらに、二次記憶装置1050は、USB(Universal Serial Bus)メモリやSD(Secure Digital)メモリカード等の取り外し可能な記憶媒体であってもよい。また、二次記憶装置1050は、クラウドストレージ(オンラインストレージ)やNAS(Network Attached Strage)、ファイルサーバ等であってもよい。
【0133】
出力I/F1060は、ディスプレイ、プロジェクタ、及びプリンタ等といった各種の情報を出力する出力装置1010に対し、出力対象となる情報を送信するためのインターフェースであり、例えば、USB(Universal Serial Bus)やDVI(Digital Visual Interface)、HDMI(登録商標)(High Definition Multimedia Interface)といった規格のコネクタにより実現される。
【0134】
また、入力I/F1070は、マウス、キーボード、キーパッド、ボタン及びスキャナ等といった各種の入力装置1020から情報を受信するためのインターフェースであり、例えば、USB等により実現される。
【0135】
また、出力I/F1060及び入力I/F1070はそれぞれ出力装置1010及び入力装置1020と無線で接続してもよい。すなわち、出力装置1010及び入力装置1020は、ワイヤレス機器であってもよい。
【0136】
また、出力装置1010及び入力装置1020は、タッチパネルのように一体化していてもよい。この場合、出力I/F1060及び入力I/F1070も、入出力I/Fとして一体化していてもよい。
【0137】
なお、入力装置1020は、例えば、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体又は半導体メモリ等から情報を読み出す装置であってもよい。
【0138】
ネットワークI/F1080は、ネットワークNを介して他の機器からデータを受信して演算装置1030へ送り、また、ネットワークNを介して演算装置1030が生成したデータを他の機器へ送信する。
【0139】
演算装置1030は、出力I/F1060や入力I/F1070を介して、出力装置1010や入力装置1020の制御を行う。例えば、演算装置1030は、入力装置1020や二次記憶装置1050からプログラムを一次記憶装置1040上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。
【0140】
例えば、コンピュータ1000が情報処理装置1として機能する場合、コンピュータ1000の演算装置1030は、一次記憶装置1040上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部130の機能を実現する。また、コンピュータ1000の演算装置1030は、ネットワークI/F1080を介して他の機器から取得したプログラムを一次記憶装置1040上にロードし、ロードしたプログラムを実行してもよい。また、コンピュータ1000の演算装置1030は、ネットワークI/F1080を介して他の機器と連携し、プログラムの機能やデータ等を他の機器の他のプログラムから呼び出して利用してもよい。
【0141】
〔9.その他〕
以上、本願の実施形態を説明したが、これら実施形態の内容により本発明が限定されるものではない。また、前述した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のもの、いわゆる均等の範囲のものが含まれる。さらに、前述した構成要素は適宜組み合わせることが可能である。さらに、前述した実施形態の要旨を逸脱しない範囲で構成要素の種々の省略、置換又は変更を行うことができる。
【0142】
また、上記実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部又は一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部又は一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
【0143】
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部又は一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。
【0144】
例えば、上述した情報処理装置1は、複数のサーバコンピュータで実現してもよく、また、機能によっては外部のプラットフォーム等をAPI(Application Programming Interface)やネットワークコンピューティング等で呼び出して実現するなど、構成は柔軟に変更できる。
【0145】
また、上述してきた実施形態及び変形例は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
【0146】
また、上述してきた「部(section、module、unit)」は、「手段
」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、取得部は、取得手段や取得回路に読み替えることができる。
【符号の説明】
【0147】
1 情報処理装置
2 端末装置
10,20 通信部
11 表示部
13 センサ群
14,21 記憶部
15,22 処理部
16 情報取得部
17 表示処理部
18 情報出力部
30 利用者情報記憶部
31 コンテンツ記憶部
40 取得部
41 受付部
42 推定部
43 提供部
100 情報処理システム