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特開2024-118313情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024118313
(43)【公開日】2024-08-30
(54)【発明の名称】情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/10 20120101AFI20240823BHJP
【FI】
G06Q50/10
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023024671
(22)【出願日】2023-02-20
(71)【出願人】
【識別番号】500257300
【氏名又は名称】LINEヤフー株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002147
【氏名又は名称】弁理士法人酒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】齋藤 裕也
(72)【発明者】
【氏名】香田 夏輝
(72)【発明者】
【氏名】中村 征良
【テーマコード(参考)】
5L049
5L050
【Fターム(参考)】
5L049CC12
5L050CC12
(57)【要約】
【課題】利用者のニーズに的確に応えたコンテンツを提供することができる情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラムを提供すること。
【解決手段】本開示に係る情報処理装置は、利用者からコンテンツに対するフォローを受け付けるフォロー受付部と、利用者からコンテンツに対する掲出条件を受け付ける掲出条件受付部と、事業者からコンテンツを受け付けるコンテンツ受付部と、コンテンツが掲出条件を満たしているか否かを判定するコンテンツ判定部と、掲出条件を満たしていると判定されたコンテンツを提供する提供部と、を備える。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
利用者からコンテンツに対するフォローを受け付けるフォロー受付部と、
利用者からコンテンツに対する掲出条件を受け付ける掲出条件受付部と、
事業者からコンテンツを受け付けるコンテンツ受付部と、
コンテンツが掲出条件を満たしているか否かを判定するコンテンツ判定部と、
掲出条件を満たしていると判定されたコンテンツを提供する提供部と、
を備える、情報処理装置。
【請求項2】
前記掲出条件受付部が受け付ける掲出条件は、フォローを受け付けたコンテンツに関する結末を示す場合という条件であり、
前記コンテンツ判定部は、利用者からフォローを受け付けたコンテンツのストーリーの続きとなるコンテンツの結末に関するコンテンツについて掲出条件を満たしていると判定し、
前記提供部は、フォローを受け付けたコンテンツの結末に関するコンテンツを提供する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記掲出条件受付部が受け付ける掲出条件は、フォローを受け付けたコンテンツに由来する派生ストーリーに関係する場合という条件であり、
前記コンテンツ判定部は、利用者からフォローを受け付けたコンテンツに由来して派生したコンテンツについて掲出条件を満たしていると判定し、
前記提供部は、フォローを受け付けたコンテンツに由来して派生したコンテンツを提供する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項4】
利用者からコンテンツに対するフォローを受け付けるステップと、
利用者からコンテンツに対する掲出条件を受け付けるステップと、
事業者からコンテンツを受け付けるステップと、
コンテンツが掲出条件を満たしているか否かを判定するステップと、
掲出条件を満たしていると判定されたコンテンツを提供するステップと、
を含む、情報処理方法。
【請求項5】
利用者からコンテンツに対するフォローを受け付けるステップと、
利用者からコンテンツに対する掲出条件を受け付けるステップと、
事業者からコンテンツを受け付けるステップと、
コンテンツが掲出条件を満たしているか否かを判定するステップと、
掲出条件を満たしていると判定されたコンテンツを提供するステップと、
をコンピュータに実行させる情報処理プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
インターネットの普及により、情報処理装置を用いたニュースなどを含むコンテンツの提供が幅広く行われている。利用者は、スマートフォンなどを用いて配信されたコンテンツを楽しむことができる。
【0003】
例えば、下記の特許文献1には、配信された複数のニュース情報に対して同一性判定を実行すると共に、同一性判定の精度を向上し得るニュース情報分析装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2012-99001号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、利用者がニュースを含むコンテンツの結末を知りたい場合や、ニュースを含むコンテンツから派生したストーリーを知りたい場合に、コンテンツを提供することができなかった。
【0006】
本開示は上記課題を鑑み、利用者のニーズに的確に応えたコンテンツを提供することができる情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本開示に係る情報処理装置は、利用者からコンテンツに対するフォローを受け付けるフォロー受付部と、利用者からコンテンツに対する掲出条件を受け付ける掲出条件受付部と、事業者からコンテンツを受け付けるコンテンツ受付部と、コンテンツが掲出条件を満たしているか否かを判定するコンテンツ判定部と、掲出条件を満たしていると判定されたコンテンツを提供する提供部と、を備える。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、利用者のニーズに的確に応えたコンテンツを提供することができる情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1図1は、実施形態に係る情報処理の一例を示す図である。
図2図2は、実施形態に係る情報処理システムの構成例を示す図である。
図3図3は、実施形態に係る情報処理装置の構成例を示す図である。
図4図4は、実施形態に係る情報処理装置の掲出条件記憶部に記憶される情報の一例を示す図である。
図5図5は、実施形態に係る情報処理装置のコンテンツ記憶部に記憶される情報の一例を示す図である。
図6図6は、実施形態に係る利用者端末の構成例を示す図である。
図7図7は、実施形態に係る事業者端末の構成例を示す図である。
図8図8は、実施形態に係る情報処理の一例を示すフローチャートである。
図9図9は、情報処理装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に、本開示に係る情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と記載する。)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本開示に係る情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラムが限定されるものではない。
【0011】
(実施形態)
〔1.実施形態に係る情報処理〕
〔1-1.実施形態に係る情報処理の一例〕
まず、図1を用いて、実施形態に係る情報処理の一例について説明する。図1は、実施形態に係る情報処理の一例を示す図である。図1では、実施形態に係る情報処理が情報処理装置100、利用者端末200、事業者端末300により実行される例を示す。以下、実施形態に係る情報処理についてステップごとに順を追って説明する。
【0012】
まず、情報処理装置100は、利用者端末200に対してコンテンツを提供する(ステップS1)。例えば、情報処理装置100は、利用者端末200に提供するコンテンツとして、ある事件に関するニュースを提供してよい。利用者端末200は、情報処理装置100からコンテンツとして、ある事件に関するニュースの配信を受けたら、受け付けたコンテンツを表示することによって、利用者にコンテンツを提供してよい。
【0013】
次に、情報処理装置100は、利用者端末200から利用者が入力したコンテンツに対するフォローを受け付ける(ステップS2)。ここで、フォローとは、コンテンツの続きを追うことを意味する。例えば、情報処理装置100は、利用者端末200に表示されたコンテンツに対応付けて表示されたフォローボタンのクリックや、文字入力ボックスの表示に対して利用者がフォローする旨を文字入力したことによって、利用者のコンテンツに対するフォローを受け付けてよい。
【0014】
次に、情報処理装置100は、利用者端末200から利用者が入力したコンテンツの掲出条件を受け付ける(ステップS3)。例えば、情報処理装置100は、利用者端末200に、掲出条件の選択肢を複数示して、利用者が選択した選択肢が示す掲出条件を利用者が入力した掲出条件として受け付けてよい。ここで、掲出条件の選択肢としては、コンテンツの視聴者数が所定の閾値を超えた場合といった条件や、コンテンツのすぐ後の続きのコンテンツである場合といった条件が示されてよい。
【0015】
次に、情報処理装置100は、掲出条件を満たすコンテンツを探索する(ステップS4)。例えば、情報処理装置100は、後述して説明するコンテンツ記憶部122に記憶されたコンテンツに関する情報を参照して、記憶されたコンテンツの中に、掲出条件を満たすコンテンツを探索する。つまり、情報処理装置100は、コンテンツ記憶部122に記憶されたコンテンツに関する情報を参照して、総当たりで調べてよい。なお、情報処理装置100が、コンテンツ記憶部122に記憶されたコンテンツの中から、掲出条件を満たすコンテンツを見つけた場合は、ステップS5、及びS6の処理を飛ばして、ステップS7の処理に進む。情報処理装置100は、掲出条件を満たすコンテンツが見つからなかった場合、次のステップS5の処理に進む。
【0016】
次に、情報処理装置100は、事業者端末300からコンテンツを受け付ける(ステップS5)。例えば、情報処理装置100は、事業者端末300から事業者が入力したコンテンツを受け付ける。なお、事業者が入力したコンテンツには、コンテンツに関する説明を含む情報が含まれていてよく、例えば、続編情報や、由来となったコンテンツに関する情報を示す派生情報、視聴者数といった情報が含まれていてよい。
【0017】
次に、情報処理装置100は、受け付けたコンテンツが掲出条件を満たすか否かを判定する(ステップS6)。例えば、情報処理装置100は、事業者から受け付けたコンテンツの情報を参照して、掲出条件を満たすか否かを判定してよい。つまり、情報処理装置100は、コンテンツの続編情報や、派生情報、視聴者数といった情報を参照して、受け付けたコンテンツが掲出条件を満たすか否かを判定してよい。
【0018】
次に、情報処理装置100は、掲出条件を満たしたコンテンツの提供が可能か否かを判断する(ステップS7)。例えば、情報処理装置100は、コンテンツの権利関係にまつわる情報を確認して、利用者との関係において当該のコンテンツを提供して良いかを判断する。例えば、利用者の契約条件を確認して、コンテンツの著作権使用料の支払いを受けけているか否かを確認する。利用者がコンテンツの著作権使用料の支払いを行っている場合は、コンテンツの提供が可能と判断してよい。
【0019】
次に、情報処理装置100は、コンテンツを利用者端末200に提供する(ステップS8)。例えば、情報処理装置100は、コンテンツが動画である場合、動画を利用者端末200に出力させてコンテンツを利用者に提供する。また、情報処理装置100は、コンテンツが音声である場合、利用者端末200にコンテンツの音声を出力させることで、コンテンツを利用者に提供してよい。また、情報処理装置100は、コンテンツがテキストデータである場合、利用者端末200にテキストを表示させることで、コンテンツを利用者に提供してよい。
【0020】
これによれば、利用者からフォローを受け付けたコンテンツに関連して、利用者から掲出条件を受け付けて、その後に事業者から受け付けたコンテンツのうち掲出条件を満たしたコンテンツを利用者に提供することができる。そのため、利用者のニーズに的確に応えたコンテンツを提供することができる情報処理装置100を提供することができる。
【0021】
〔1-2.実施形態に係る情報処理の他の例〕
情報処理装置100が受け付ける掲出条件は、フォローを受け付けたコンテンツに関する結末を示す場合という条件であり、利用者からフォローを受け付けたコンテンツのストーリーの続きとなるコンテンツの結末に関するコンテンツについて掲出条件を満たしていると判定し、フォローを受け付けたコンテンツの結末に関するコンテンツを提供する。
【0022】
この情報処理について順を追って説明する。まず、情報処理装置100は、図1に示したステップS1、及びS2と同じ処理を実行する。ステップS1、及びS2は、上述した処理と同じであるから説明を省略する。
【0023】
次に、情報処理装置100は、掲出条件として、フォローを受け付けたコンテンツに関する結末を示す場合という条件を受け付ける(ステップS3-1)。例えば、情報処理装置100は、利用者端末200に対して掲出条件の複数の選択肢を示して、利用者から複数の選択肢のうちの一つを掲出条件として受け付けてよい。この場合の選択肢としては、フォローを受け付けたコンテンツに関する結末を示す場合という条件が含まれていてよい。情報処理装置100は、利用者端末200に複数の選択肢として示された掲出条件のうちの利用者が選択した掲出条件を受け付ける。
【0024】
次に、情報処理装置100は、掲出条件を満たすコンテンツを探索する(ステップS4-1)。この場合の掲出条件は、ステップS3-1において受け付けた「フォローを受け付けたコンテンツに関する結末を示す場合」という条件である。情報処理装置100は、コンテンツ記憶部122に記憶されたコンテンツに関する情報を参照して、掲出条件を満たすコンテンツを探索する。掲出条件を満たすコンテンツが見つかった場合は、情報処理装置100は、ステップS5、及びS6の処理を飛ばして、ステップS7の処理に進む。情報処理装置100は、掲出条件を満たすコンテンツが見つからなかった場合、次のステップS5の処理に進む。
【0025】
次に、情報処理装置100は、図1に示したステップS5と同じ処理を実行する。ステップS5は、上述した処理と同じであるから説明を省略する。
【0026】
次に、情報処理装置100は、受け付けたコンテンツが掲出条件を満たすか否かを判定する(ステップS6-1)。この場合の掲出条件は、ステップS3-1において受け付けた「フォローを受け付けたコンテンツに関する結末を示す場合」という条件である。情報処理装置100は、事業者端末300から受け付けたコンテンツが掲出条件を満たすか否を判定する。情報処理装置100は、事業者端末300から受け付けたコンテンツが掲出条件を満たす場合、次のステップS7の処理に進む。なお、事業者端末300から受け付けたコンテンツが掲出条件を満たさない場合、情報処理装置100は、ステップS5の処理に戻る。
【0027】
次に、情報処理装置100は、図1に示したステップS7、及びS8と同じ処理を実行する。ステップS7、及びS8は、上述した処理と同じであるから説明を省略する。
【0028】
これによれば、利用者からフォローを受け付けたコンテンツに関連して、当該のコンテンツの結末を示す場合という掲出条件を受け付けて、事業者から受け付けたコンテンツの中に、当該のコンテンツの結末を示すコンテンツがあった場合に、当該のコンテンツの結末を示すコンテンツを利用者に提供することができる。そのため、利用者のニーズに的確に応えたコンテンツを提供することができる情報処理装置100を提供することができる。
【0029】
〔1-3.実施形態に係る情報処理の他の例〕
情報処理装置100が受け付ける掲出条件は、フォローを受け付けたコンテンツに由来する派生ストーリーに関係する場合という条件であり、利用者からフォローを受け付けたコンテンツに由来して派生したコンテンツについて掲出条件を満たしていると判定し、フォローを受け付けたコンテンツに由来して派生したコンテンツを提供する。
【0030】
この情報処理について順を追って説明する。まず、情報処理装置100は、図1に示したステップS1、及びS2と同じ処理を実行する。ステップS1、及びS2は、上述した処理と同じであるから説明を省略する。
【0031】
次に、情報処理装置100は、掲出条件として、フォローを受け付けたコンテンツに由来する派生ストーリーに関係する場合という条件を受け付ける(ステップS3-2)。例えば、情報処理装置100は、利用者端末200に対して掲出条件の複数の選択肢を示して、利用者から複数の選択肢のうちの一つを掲出条件として受け付けてよい。この場合の選択肢としては、フォローを受け付けたコンテンツに由来する派生ストーリーに関係する場合という条件が含まれていてよい。情報処理装置100は、利用者端末200に複数の選択肢として示された掲出条件のうちの利用者が選択した掲出条件を受け付ける。
【0032】
次に、情報処理装置100は、掲出条件を満たすコンテンツを探索する(ステップS4-1)。この場合の掲出条件は、ステップS3-1において受け付けた「フォローを受け付けたコンテンツに由来する派生ストーリーに関係する場合という条件」という条件である。情報処理装置100は、コンテンツ記憶部122に記憶されたコンテンツに関する情報を参照して、掲出条件を満たすコンテンツを探索する。掲出条件を満たすコンテンツが見つかった場合は、情報処理装置100は、ステップS5、及びS6の処理を飛ばして、ステップS7の処理に進む。情報処理装置100は、掲出条件を満たすコンテンツが見つからなかった場合、次のステップS5の処理に進む。
【0033】
次に、情報処理装置100は、図1に示したステップS5と同じ処理を実行する。ステップS5は、上述した処理と同じであるから説明を省略する。
【0034】
次に、情報処理装置100は、受け付けたコンテンツが掲出条件を満たすか否かを判定する(ステップS6-1)。この場合の掲出条件は、ステップS3-1において受け付けた「フォローを受け付けたコンテンツに由来する派生ストーリーに関係する場合という条件」という条件である。情報処理装置100は、事業者端末300から受け付けたコンテンツが掲出条件を満たすか否を判定する。情報処理装置100は、事業者端末300から受け付けたコンテンツが掲出条件を満たす場合、次のステップS7の処理に進む。なお、事業者端末300から受け付けたコンテンツが掲出条件を満たさない場合、情報処理装置100は、ステップS5の処理に戻る。
【0035】
次に、情報処理装置100は、図1に示したステップS7、及びS8と同じ処理を実行する。ステップS7、及びS8は、上述した処理と同じであるから説明を省略する。
【0036】
これによれば、利用者からフォローを受け付けたコンテンツに関連して、当該のコンテンツに由来する派生ストーリーに関係する場合という掲出条件を受け付けて、事業者から受け付けたコンテンツの中に、当該のコンテンツに由来する派生ストーリーに関係するコンテンツがあった場合に、当該のコンテンツに由来する派生ストーリーに関係するコンテンツを利用者に提供することができる。そのため、利用者のニーズに的確に応えたコンテンツを提供することができる情報処理装置100を提供することができる。
【0037】
〔2.情報処理システムの構成〕
次に、図2を用いて実施形態に係る情報処理システムの構成について説明する。図2は、実施形態に係る情報処理システムの構成例を示す図である。図2に示すように、実施形態に係る情報処理システム1は、情報処理装置100と、利用者端末200と、事業者端末300と、ネットワークNを有する。以下、これらの構成について簡単に順を追って説明する。
【0038】
情報処理装置100は、例えばPC(Personal Computer)、WS(Work Station)、サーバの機能を備えるコンピュータなどの情報処理装置であってよい。情報処理装置100は、例えば、利用者端末200や事業者端末300からネットワークNを介して送信されてきた情報に基づいて処理を行う。
【0039】
利用者端末200は、利用者が利用する情報処理装置である。利用者端末200は、例えば、スマートフォン、タブレット型端末、デスクトップ型PC、ノート型PC、携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistant)等の情報処理装置であってよい。なお、図1に示す例においては、利用者端末200がスマートフォンである場合を示している。
【0040】
事業者端末300は、事業者が利用する情報処理装置である。事業者端末300は、例えば、スマートフォン、タブレット型端末、デスクトップ型PC、ノート型PC、携帯電話機、PDA等の情報処理装置であってよい。なお、図1に示す例においては、事業者端末300がノート型PCである場合を示している。
【0041】
ネットワークNは、情報処理装置100と、利用者端末200と、事業者端末300を有線、又は無線により相互に通信可能に接続する。ネットワークNが有線の場合は、IEEE802.3に規定されるイーサネット(登録商標)(ETHERNET(登録商標))により実現されてよい。また、ネットワークNが無線の場合は、IEEE802.11に規定される無線LAN(Local Area Network)により実現されてよい。
【0042】
〔3.情報処理装置の構成〕
次に、図3を用いて、情報処理装置100の構成について説明する。
【0043】
図3は、実施形態に係る情報処理装置の構成例を示す図である。図3に示すように、情報処理装置100は、通信部110と、記憶部120と、制御部130と、を有する。
【0044】
(通信部110について)
通信部110は、例えば、NIC(Network Interface Card)、無線LAN(Local Area Network)カード等によって実現される。そして、通信部110は、ネットワークNと有線または無線で接続され、利用者端末200などとの間で情報の送受信を行う。
【0045】
(記憶部120について)
記憶部120は、主記憶装置と外部記憶装置とを備える。主記憶装置は、制御部130が実行するプログラム、あるいは制御部130が処理するデータを記憶する。主記憶装置は、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等のような半導体メモリ素子によって実現されてよい。外部記憶装置は、制御部130が処理するデータを保存する。外部記憶装置は、例えば、ハードディスクやSSD(Solid State Drive)、磁気テープ、光ディスク等によって実現されてよい。
【0046】
図3に示すように、記憶部120は、掲出条件記憶部121と、コンテンツ記憶部122を有する。以下、これらの構成について順を追って説明する。
【0047】
(掲出条件記憶部121について)
掲出条件記憶部121は、利用者から受け付けた掲出条件に関する情報を記憶する。ここで、図4を用いて、掲出条件記憶部121が記憶する情報の一例を説明する。図4は、実施形態に係る情報処理装置の掲出条件記憶部に記憶される情報の一例を示す図である。
【0048】
図4に示す例において、掲出条件記憶部121は、「利用者ID」、「掲出条件ID」、「掲出条件」、「フォローコンテンツ」という項目に係る情報を紐付けて記憶する。
【0049】
「利用者ID」は、利用者を識別する識別子であり、文字列や番号などによって表される。「掲出条件ID」は、検索クエリを識別する識別子であり、文字列や番号などによって表される。「掲出条件」は、「利用者ID」により識別される利用者から受け付けた「掲出条件ID」によって識別されるコンテンツの掲出条件を示す。「フォローコンテンツ」は、「利用者ID」によって識別される利用者からフォローを受け付けたコンテンツIDを示す。
【0050】
すなわち、図4においては、利用者ID「UID#1」によって識別される利用者から受け付けた掲出条件ID「CDID#1-1」によって識別される掲出条件が「CD#1-1」であり、フォローコンテンツIDが「CTID#1」であることを示している。
【0051】
なお、掲出条件記憶部121に記憶される情報は、「利用者ID」、「掲出条件ID」、「掲出条件」、「フォローコンテンツ」という項目に係る情報に限定されるものではなく、その他の任意の掲出条件に関係する情報が記憶されてよい。
【0052】
(コンテンツ記憶部122について)
コンテンツ記憶部122は、事業者から受け付けたコンテンツに関係する情報を記憶する。ここで、図5を用いて、コンテンツ記憶部122が記憶する情報の一例を説明する。図5は、実施形態に係る情報処理装置のコンテンツ記憶部に記憶される情報の一例を示す図である。
【0053】
図5に示す例において、コンテンツ記憶部122は、「コンテンツID」、「コンテンツデータ」、「続編情報」、「派生情報」という項目に係る情報を紐付けて記憶する。
【0054】
「コンテンツID」は、コンテンツを識別する識別子であり、文字列や番号などによって表される。「コンテンツデータ」は、事業者から受け付けたコンテンツのデータである。「続編情報」は、「コンテンツID」によって識別されるコンテンツの一連のストーリーの流れに関する情報であり、一連のストーリーの冒頭や、中盤、結末といった、当該のコンテンツの一連のストーリーの中の位置付けを示す情報が含まれていてよい。「派生情報」は、「コンテンツID」によって識別されるコンテンツが一連のストーリーの一部である場合は、由来になったコンテンツに関する情報と、由来となったコンテンツから派生して生まれたコンテンツである場合は、その旨を示す情報を含む。
【0055】
すなわち、図5においては、コンテンツID「CT#1」によって識別されるコンテンツのコンテンツデータ「CD#1」に対して、続編情報「CTSINF#1」と、派生情報「DRVINF#1」が紐付けて記憶されていることを示している。
【0056】
なお、コンテンツ記憶部122に記憶される情報は、「コンテンツID」、「コンテンツデータ」、「続編情報」、「派生情報」という項目に係る情報に限定されるものではなく、その他の任意のコンテンツに関係する情報が記憶されてよい。例えば、コンテンツの視聴者数や、コンテンツの権利関係にまつわる情報などといった情報が記憶されていてよい。
【0057】
(制御部130について)
次に、図3に戻って、制御部130について説明する。制御部130は、情報処理装置100を制御するコントローラ(Controller)であり、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、情報処理装置100の記憶部120に記憶されている各種プログラムを読み出して、RAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部130は、コントローラであり、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array))等の集積回路により実現されてもよい。
【0058】
制御部130は、図3に示すように、フォロー受付部131と、掲出条件受付部132と、コンテンツ受付部133と、探索部134と、コンテンツ判定部135と、判断部136と、提供部137を有する。制御部130は、記憶部120からプログラムを読み出して、RAMを作業領域として実行することで、これらの機能を実現して、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。以下、これらの処理を、順を追って説明する。
【0059】
(フォロー受付部131について)
フォロー受付部131は、利用者からコンテンツに対するフォローを受け付ける。ここで、フォローとは、コンテンツの続きを追うことを意味する。例えば、フォロー受付部131は、利用者端末200に表示されたコンテンツに対応付けて表示されたフォローボタンのクリックや、文字入力ボックスの表示に対して利用者がフォローする旨を文字入力したことによって、利用者のコンテンツに対するフォローを受け付けてよい。
【0060】
(掲出条件受付部132について)
掲出条件受付部132は、利用者からコンテンツに対する掲出条件を受け付ける。例えば、掲出条件受付部132は、利用者端末200に、掲出条件の選択肢を複数示して、利用者が選択した選択肢が示す掲出条件を利用者が入力した掲出条件として受け付けてよい。ここで、掲出条件の選択肢としては、コンテンツの視聴者数が所定の閾値を超えた場合といった条件や、コンテンツのすぐ後の続きのコンテンツである場合といった条件が示されてよい。
【0061】
また、掲出条件受付部132が受け付ける掲出条件は、フォローを受け付けたコンテンツに関する結末を示す場合という条件であってもよい。
【0062】
また、掲出条件受付部132が受け付ける掲出条件は、フォローを受け付けたコンテンツに由来する派生ストーリーに関係する場合という条件であってもよい。
【0063】
(コンテンツ受付部133について)
コンテンツ受付部133は、事業者からコンテンツを受け付ける。例えば、コンテンツ受付部133は、事業者端末300から事業者が入力したコンテンツを受け付ける。なお、事業者が入力したコンテンツには、コンテンツに関する説明を含む情報が含まれていてよく、例えば、続編情報や、由来となったコンテンツに関する情報を示す派生情報、視聴者数といった情報が含まれていてよい。
【0064】
(探索部134について)
探索部134は、掲出条件を満たすコンテンツを探索する。例えば、探索部134は、コンテンツ記憶部122に記憶されたコンテンツの中から、掲出条件を満たすコンテンツを探索してよい。例えば、探索部134は、コンテンツ記憶部122に記憶されたコンテンツに関する情報を参照して、記憶されたコンテンツの中から、掲出条件を満たすコンテンツを探索する。つまり、探索部134は、コンテンツ記憶部122に記憶されたコンテンツに関する情報を参照して、総当たりで調べる。なお、探索部134が、コンテンツ記憶部122に記憶されたコンテンツの中から、掲出条件を満たすコンテンツを見つけた場合は、提供部137に掲出条件を満たすコンテンツを渡す。
【0065】
(コンテンツ判定部135について)
コンテンツ判定部135は、コンテンツが掲出条件を満たしているか否かを判定する。例えば、コンテンツ判定部135は、事業者から受け付けたコンテンツの情報を参照して、掲出条件を満たすか否かを判定してよい。つまり、コンテンツ判定部135は、コンテンツの続編情報や、派生情報、視聴者数といった情報を参照して、受け付けたコンテンツが掲出条件を満たすか否かを判定してよい。
【0066】
また、コンテンツ判定部135は、掲出条件受付部132が受け付ける掲出条件が、フォローを受け付けたコンテンツに関する結末を示す場合という条件である場合、利用者からフォローを受け付けたコンテンツのストーリーの続きとなるコンテンツの結末に関するコンテンツについて掲出条件を満たしていると判定する。
【0067】
また、コンテンツ判定部135は、掲出条件受付部132が受け付ける掲出条件が、フォローを受け付けたコンテンツに由来する派生ストーリーに関係する場合という条件である場合、利用者からフォローを受け付けたコンテンツに由来して派生したコンテンツについて掲出条件を満たしていると判定する。
【0068】
(判断部136について)
判断部136は、掲出条件を満たしたコンテンツを提供してよいか否かを判断する。例えば、判断部136は、コンテンツの権利関係にまつわる情報を確認して、利用者との関係において当該のコンテンツを提供して良いかを判断する。例えば、判断部136は、利用者の契約条件を確認して、コンテンツの著作権使用料の支払いを受けているか否かを確認する。判断部136は、利用者がコンテンツの著作権使用料の支払いを行っている場合、コンテンツの提供が可能と判断してよい。
【0069】
(提供部137について)
提供部137は、掲出条件を満たしていると判定されたコンテンツを提供する。例えば、提供部137は、コンテンツが動画である場合、動画を利用者端末200に出力させてコンテンツを利用者に提供する。また、提供部137は、コンテンツが音声である場合、利用者端末200にコンテンツの音声を出力させることで、コンテンツを利用者に提供してよい。また、提供部137は、コンテンツがテキストデータである場合、利用者端末200にテキストを表示させることで、コンテンツを利用者に提供してよい。
【0070】
〔4.利用者端末の構成〕
次に、図6を用いて、実施形態に係る利用者端末200の構成について説明する。図6は、実施形態に係る利用者端末の構成例を示す図である。図6に示すように、利用者端末200は、通信部210と、入力部220と、出力部230と、制御部240を有する。
【0071】
通信部210は、例えば、NIC、無線LANカード等によって実現される。そして、通信部210は、ネットワークNと有線又は無線で接続され、ネットワークNを介して、情報処理装置100との間で各種の情報の送受信を行う。
【0072】
入力部220は、利用者から各種の操作情報が入力される。例えば、入力部220は、タッチパネルにより表示面(例えば出力部230)を介して利用者からの各種操作を受け付けてもよい。また、入力部220は、利用者端末200に設けられたボタンや、利用者端末200に接続されたキーボードやマウスからの各種操作を受け付けてもよい。
【0073】
出力部230は、例えば液晶ディスプレイや有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイ等によって実現されるタブレット型端末等の表示画面であり、各種情報を表示するための表示装置である。つまり、利用者端末200は、入力部220がタッチパネルである場合は、出力部230である表示画面により利用者の入力を受け付け、利用者への出力も行う。また、出力部230は、スピーカーであってもよく、スピーカーにより音声を出力してよい。
【0074】
制御部240は、例えば、CPUやMPU等によって、利用者端末200に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部240は、例えば、ASICやFPGA等の集積回路により実現されてもよい。
【0075】
図6に示すように、制御部240は、受付部241と、提供部242を有する。
【0076】
受付部241は、利用者の操作を受け付ける。例えば、受付部241は、利用者の所定のWEBサイトへのアクセスに関する操作や、コンテンツに対する操作などを受け付ける。例えば、受付部241は、利用者からWEBサイトに表示されたリンクに対するクリック操作や、文字入力ボックスへの文字入力操作、コンテンツの隣に表示されたスクロールバーに対するスワイプ操作、コンテンツの隣に表示されたフォローボタンのクリック操作などといった操作を受け付ける。
【0077】
提供部242は、利用者にコンテンツを提供する。提供部242は、コンテンツが動画である場合、動画を出力部230に表示させてコンテンツを利用者に提供する。また、提供部242は、コンテンツが音声である場合、出力部230にコンテンツの音声を出力させることで、コンテンツを利用者に提供してよい。また、提供部242は、コンテンツがテキストデータである場合、出力部230にテキストを表示させることで、コンテンツを利用者に提供してよい。
【0078】
〔5.事業者端末の構成〕
次に、図7を用いて、実施形態に係る事業者端末300の構成について説明する。図7は、実施形態に係る事業者端末の構成例を示す図である。図7に示すように、事業者端末300は、通信部310と、入力部320と、出力部330と、制御部340と、を有する。
【0079】
通信部310は、例えば、NIC等によって実現される。そして、通信部310は、ネットワークNと有線又は無線で接続され、ネットワークNを介して、情報処理装置100との間で各種の情報の送受信を行う。
【0080】
入力部320は、事業者から各種の操作情報が入力される。例えば、入力部320は、事業者端末300に接続されたキーボードやマウスから事業者の各種操作を受け付けてもよい。また、入力部320は、タッチパネルにより表示面(例えば出力部330)を介して事業者から各種操作を受け付けてもよい。
【0081】
出力部330は、例えば液晶ディスプレイや有機ELディスプレイ等によって実現される表示画面であり、各種情報を表示するための表示装置である。なお、事業者端末300の入力部320が、タッチパネルを介して事業者から各種操作を受け付ける場合は、出力部330である表示画面により利用者の入力を受け付け、さらに利用者への出力も行う。また、出力部230は、スピーカーであり、スピーカーにより音声を出力してよい。
【0082】
制御部340は、例えば、CPUやMPU等によって、事業者端末300に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部340は、例えば、ASICやFPGA等の集積回路により実現されてもよい。
【0083】
図7に示すように、制御部340は、受付部341を有する。
【0084】
受付部341は、事業者からコンテンツを受け付ける。コンテンツとは、例えば、映画、音楽、絵画、演劇などのエンターテインメント作品であってよい。受付部341は、コンテンツを文字、音声、静止画像、動画像などのデータとして受け付ける。また、受付部341は、コンテンツのデータに加えて、コンテンツに関する情報を受け付けてもよく、例えば、続編情報や派生情報などを受け付けてもよい。
【0085】
〔6.情報処理のフロー〕
次に、図8を用いて、実施形態に係る情報処理の手順について説明する。図8は、実施形態に係る情報処理の一例を示すフローチャートである。以下、図8に示すフローチャートに沿って、実施形態に係る情報処理の手順について説明する。
【0086】
まず、情報処理装置100は、利用者からコンテンツに対するフォローを受け付ける(ステップS101)。次に、情報処理装置100は、利用者からコンテンツに対する掲出条件を受け付ける(ステップS102)。そして、情報処理装置100は、事業者からコンテンツを受け付ける(ステップS103)。そして、情報処理装置100は、コンテンツが掲出条件を満たしているか否かを判定する(ステップS104)。そして、情報処理装置100は、掲出条件を満たしていると判定されたコンテンツを提供する(ステップS105)。
【0087】
これによれば、利用者からフォローを受け付けたコンテンツに関連して、利用者から掲出条件を受け付けて、その後に事業者から受け付けたコンテンツのうち掲出条件を満たしたコンテンツを利用者に提供することができる。そのため、利用者のニーズに的確に応えたコンテンツを提供することができる情報処理方法、及び情報処理プログラムを提供することができる。
【0088】
〔7.ハードウェア構成〕
また、上述した実施形態に係る情報処理装置100は、例えば図9に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。図9は、情報処理装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ1000は、出力装置1010、入力装置1020と接続され、演算装置1030、一次記憶装置1040、二次記憶装置1050、出力IF(Interface)1060、入力IF1070、ネットワークIF1080がバス1090により接続された形態を有する。
【0089】
演算装置1030は、一次記憶装置1040や二次記憶装置1050に格納されたプログラムや入力装置1020から読み出したプログラム等に基づいて動作し、各種の処理を実行する。一次記憶装置1040は、RAM等、演算装置1030が各種の演算に用いるデータを一次的に記憶するメモリ装置である。また、二次記憶装置1050は、演算装置1030が各種の演算に用いるデータや、各種のデータベースが記憶される記憶装置であり、ROM(Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、フラッシュメモリ等により実現される。
【0090】
出力IF1060は、モニタやプリンタといった各種の情報を出力する出力装置1010に対し、出力対象となる情報を送信するためのインタフェースであり、例えば、USB(Universal Serial Bus)やDVI(Digital Visual Interface)、HDMI(登録商標)(High Definition Multimedia Interface)といった規格のコネクタにより実現される。また、入力IF1070は、マウス、キーボード、およびスキャナ等といった各種の入力装置1020から情報を受信するためのインタフェースであり、例えば、USB等により実現される。
【0091】
なお、入力装置1020は、例えば、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等から情報を読み出す装置であってもよい。また、入力装置1020は、USBメモリ等の外付け記憶媒体であってもよい。
【0092】
ネットワークIF1080は、ネットワークNを介して他の機器からデータを受信して演算装置1030へ送り、また、ネットワークNを介して演算装置1030が生成したデータを他の機器へ送信する。
【0093】
演算装置1030は、出力IF1060や入力IF1070を介して、出力装置1010や入力装置1020の制御を行う。例えば、演算装置1030は、入力装置1020や二次記憶装置1050からプログラムを一次記憶装置1040上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。
【0094】
例えば、コンピュータ1000が情報処理装置100として機能する場合、コンピュータ1000の演算装置1030は、一次記憶装置1040上にロードされたプログラムを実行することにより、情報処理装置100の制御部130の機能を実現する。
【0095】
〔8.構成と効果〕
本開示に係る情報処理装置100は、利用者からコンテンツに対するフォローを受け付けるフォロー受付部131と、利用者からコンテンツに対する掲出条件を受け付ける掲出条件受付部132と、事業者からコンテンツを受け付けるコンテンツ受付部133と、コンテンツが掲出条件を満たしているか否かを判定するコンテンツ判定部135と、掲出条件を満たしていると判定されたコンテンツを提供する提供部137と、を備える。
【0096】
この構成によれば、利用者からフォローを受け付けたコンテンツに関連して、利用者から掲出条件を受け付けて、その後に事業者から受け付けたコンテンツのうち掲出条件を満たしたコンテンツを利用者に提供することができる。そのため、利用者のニーズに的確に応えたコンテンツを提供することができる情報処理装置100を提供することができる。
【0097】
本開示に係る情報処理装置100の掲出条件受付部132が受け付ける掲出条件は、フォローを受け付けたコンテンツに関する結末を示す場合という条件であり、コンテンツ判定部135は、利用者からフォローを受け付けたコンテンツのストーリーの続きとなるコンテンツの結末に関するコンテンツについて掲出条件を満たしていると判定し、提供部137は、フォローを受け付けたコンテンツの結末に関するコンテンツを提供する。
【0098】
この構成によれば、利用者からフォローを受け付けたコンテンツに関連して、当該のコンテンツの結末を示す場合という掲出条件を受け付けて、事業者から受け付けたコンテンツの中に、当該のコンテンツの結末を示すコンテンツがあった場合に、当該のコンテンツの結末を示すコンテンツを利用者に提供することができる。そのため、利用者のニーズに的確に応えたコンテンツを提供することができる情報処理装置100を提供することができる。
【0099】
本開示に係る情報処理装置100の掲出条件受付部132が受け付ける掲出条件は、フォローを受け付けたコンテンツに由来する派生ストーリーに関係する場合という条件であり、コンテンツ判定部135は、利用者からフォローを受け付けたコンテンツに由来して派生したコンテンツについて掲出条件を満たしていると判定し、提供部137は、フォローを受け付けたコンテンツに由来して派生したコンテンツを提供する。
【0100】
この構成によれば、利用者からフォローを受け付けたコンテンツに関連して、当該のコンテンツに由来する派生ストーリーに関係する場合という掲出条件を受け付けて、事業者から受け付けたコンテンツの中に、当該のコンテンツに由来する派生ストーリーに関係するコンテンツがあった場合に、当該のコンテンツに由来する派生ストーリーに関係するコンテンツを利用者に提供することができる。そのため、利用者のニーズに的確に応えたコンテンツを提供することができる情報処理装置100を提供することができる。
【0101】
本開示に係る情報処理方法は、利用者からコンテンツに対するフォローを受け付けるステップと、利用者からコンテンツに対する掲出条件を受け付けるステップと、事業者からコンテンツを受け付けるステップと、コンテンツが掲出条件を満たしているか否かを判定するステップと、掲出条件を満たしていると判定されたコンテンツを提供するステップと、を含む。
【0102】
この構成によれば、利用者からフォローを受け付けたコンテンツに関連して、利用者から掲出条件を受け付けて、その後に事業者から受け付けたコンテンツのうち掲出条件を満たしたコンテンツを利用者に提供することができる。そのため、利用者のニーズに的確に応えたコンテンツを提供することができる情報処理方法を提供することができる。
【0103】
本開示に係る情報処理プログラムは、利用者からコンテンツに対するフォローを受け付けるステップと、利用者からコンテンツに対する掲出条件を受け付けるステップと、事業者からコンテンツを受け付けるステップと、コンテンツが掲出条件を満たしているか否かを判定するステップと、掲出条件を満たしていると判定されたコンテンツを提供するステップと、をコンピュータに実行させる。
【0104】
この構成によれば、利用者からフォローを受け付けたコンテンツに関連して、利用者から掲出条件を受け付けて、その後に事業者から受け付けたコンテンツのうち掲出条件を満たしたコンテンツを利用者に提供することができる。そのため、利用者のニーズに的確に応えたコンテンツを提供することができる情報処理プログラムを提供することができる。
【0105】
以上、本願の実施形態を図面に基づいて詳細に説明したが、これは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
【0106】
また、上述してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、フォロー受付部131は、フォロー受付手段やフォロー受付回路に読み替えることができる。
【符号の説明】
【0107】
1 情報処理システム
100 情報処理装置
110 通信部
120 記憶部
121 掲出条件記憶部
122 コンテンツ記憶部
130 制御部
131 フォロー受付部
132 掲出条件受付部
133 コンテンツ受付部
134 探索部
135 コンテンツ判定部
136 判断部
137 提供部
200 利用者端末
210 通信部
220 入力部
230 出力部
240 制御部
241 受付部
242 提供部
300 事業者端末
310 通信部
320 入力部
330 出力部
340 制御部
341 受付部
N ネットワーク
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9