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▶ 川端 孝幸の特許一覧

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  • 特開-防犯砂利システム 図1
  • 特開-防犯砂利システム 図2
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024118386
(43)【公開日】2024-08-30
(54)【発明の名称】防犯砂利システム
(51)【国際特許分類】
   G08B 13/10 20060101AFI20240823BHJP
【FI】
G08B13/10
【審査請求】未請求
【請求項の数】2
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2023036961
(22)【出願日】2023-02-20
(71)【出願人】
【識別番号】501086932
【氏名又は名称】川端 孝幸
(72)【発明者】
【氏名】川端 孝幸
【テーマコード(参考)】
5C084
【Fターム(参考)】
5C084AA02
5C084AA13
5C084BB04
5C084BB13
5C084BB24
5C084CC17
5C084DD77
5C084EE02
(57)【要約】
【課題】本発明は、敷地内への不審者の侵入を確実に効率的に検知出来る装置を提供することを目的とする。
【解決手段】上記課題を解決する為に、飛び石に組み込まれた感圧センサと、その周囲に防犯砂利を配置することにより構成される防犯システムである
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
敷地内への人物の立ち入りを検知する感圧センサを内蔵した飛び石と、当該センサへ誘導する防犯砂利からなる。前記センサ内臓の飛び石が防犯砂利の敷設された敷地内の所定位置に敷設されていることを特徴とした防犯砂利システム。
【請求項2】
敷地内に飛び石の一部または全部に前記感圧センサが飛び石内に内蔵されて、かつ防犯砂利をその周囲に敷設したことを特徴とした請求項1の防犯砂利システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、敷地内の侵入者を確実に効率的に捕捉して侵入者による被害を防止得る防犯砂利システムに係り、感圧センサを敷地内の所定個所に設置してさらにその周囲に防犯砂利を敷設し侵入者をセンサ内蔵の飛び石に誘導し、その立入りを告知するようにした防犯システムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来の敷地内の侵入者の防犯対策としては、侵入者が敷地内に侵入することを防止するために、侵入者を光や音で威嚇したり、住宅の開口部を強化して侵入し難くすると共に、警備会社に通報する警備システムを取り付ける等の手段が取られている。
【0003】
また防犯砂利の敷設も広く行われている。防犯砂利の上を侵入者が歩いた場合、隣接した防犯砂利同士が擦れることによって音が発生する。すると、この音によって在宅者においては、誰かが侵入したことを知ることができる。また、侵入者にあっては、歩く度に発生する音によって侵入を断念させ、犯罪を未然に防止する効果が期待されている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の敷地内に使用される検知センサとしては感圧センサでは広範な敷設となるために設置の手間とコストの問題から赤外線センサなど光センサが一般的に使用されている。
【0005】
然るに、赤外線センサ等の場合は、犬、猫等の小動物或は自動車のライトに反応して誤動作をする問題があった。
【0006】
前述の問題を解決するために、検知範囲を調節する方法も実施されているが、その検知範囲を厳密に調節することが難しく、隣家や道路にいる人に対しても反応してしまうことがある等の問題もあった。また検知範囲が侵入者にも知られるので、逆に侵入者が潜り抜けなどの回避行動をして、その範囲を逃れて侵入して来る場合もある等の問題があった。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、前述の従来の問題点を改善した発明であって、飛び石に組み込まれた荷圧センサと、その周囲に防犯砂利を配置することにより構成される防犯砂利システムである。
【発明の効果】
【0008】
前述の第1 発明の敷地内の防犯砂利システムは、センサを圧力を検知する感圧センサにしたので、従来の赤外線を用いたセンサのように、犬、猫等の小動物や枯葉等によって誤動作することがない。
【0009】
かつ、敷地内の所定位置に設置された感圧センサに、一定以上の圧力が加わった時に初めて作動するので検知が簡単かつ確実であり、さらに赤外線を用いた光センサ方式の場合のように、侵入者にセンサの設置場所を悟られる恐れがない。
【0010】
前記第2 発明の防犯砂利システムに於て使用する感圧センサは汎用品であり安価に調達することが出来る。
【0011】
前記第3 発明の防犯砂利システムに於ては、防犯砂利敷設により自ずと音の出ない飛び石に移動するため、その誘導効果で最小限でのセンサ設置が可能となり、さらに効率的、低コストで防犯対策が構築出来る。
【0012】
前記第4 発明の防犯砂利システムに於ては、感圧センサを敷地内に敷設した後で、その上に一般的なタイルや敷石の他人工芝などで偽装が出来るので、現場施工が容易で、個別に敷地用件に合致した施工を実施することが出来る。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
図により本発明に係防犯砂利システムの一実施例を具体的に説明すると、図1はその感圧センサ内蔵の飛び石とその他の飛び石を配置し、その周囲に防犯砂利を敷地内に敷設する施工例を示す簡略平面説明図である。図2 は敷地内に敷設される感圧センサ内蔵の飛び石の構成を示す断面説明図
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1】感圧センサを内蔵した飛び石とその周囲に防犯砂利を敷地内に敷設する施工例を示す簡略平面説明図である。
図2】敷地内に敷設される感圧センサ子機を内蔵した飛び石の構成を示す断面説明図である。
【符号の説明】
【0015】
1 ・・・敷地
2 ・・・建物
3 ・・・防犯砂利
4 ・・・感圧センサを内蔵した飛び石
5 ・・・飛び石
6 ・・・感圧センサ
7 ・・・ケース
8 ・・・飛び石
図1
図2