(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024118463
(43)【公開日】2024-08-30
(54)【発明の名称】肉筆に基づいたインスタントメッセージングアプリケーション内の機能実行方法及びシステム
(51)【国際特許分類】
H04L 51/10 20220101AFI20240823BHJP
G06F 3/0484 20220101ALI20240823BHJP
H04L 51/04 20220101ALI20240823BHJP
G06Q 50/12 20120101ALI20240823BHJP
G06Q 10/02 20120101ALI20240823BHJP
H04L 51/18 20220101ALI20240823BHJP
【FI】
H04L51/10
G06F3/0484
H04L51/04
G06Q50/12
G06Q10/02
H04L51/18
【審査請求】未請求
【請求項の数】20
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2024023728
(22)【出願日】2024-02-20
(31)【優先権主張番号】10-2023-0022110
(32)【優先日】2023-02-20
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(71)【出願人】
【識別番号】516014409
【氏名又は名称】ライン プラス コーポレーション
【氏名又は名称原語表記】LINE Plus Corporation
(74)【代理人】
【識別番号】110003199
【氏名又は名称】弁理士法人高田・高橋国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ホン ソクチュ
【テーマコード(参考)】
5E555
【Fターム(参考)】
5E555AA04
5E555AA13
5E555AA76
5E555BA02
5E555BA05
5E555BA06
5E555BA67
5E555BA76
5E555BB02
5E555BB05
5E555BB06
5E555BC04
5E555BC19
5E555BD07
5E555CA12
5E555CA42
5E555CB34
5E555CB42
5E555CC01
5E555DB16
5E555DB18
5E555DB41
5E555DB53
5E555DC18
5E555DC84
5E555DD06
5E555EA05
5E555EA08
5E555EA22
5E555EA24
5E555FA00
(57)【要約】
【課題】ユーザ端末の少なくとも一つのプロセッサにより遂行される、インスタントメッセージングアプリケーション内の機能実行方法を提供する。
【解決手段】インスタントメッセージングアプリケーション内の機能実行方法は、インスタントメッセージングアプリケーションで提供される複数の機能の少なくとも一つと関連した肉筆(handwriting)を含むイメージを受信するステップと、イメージから認識された肉筆に基づいて、インスタントメッセージングアプリケーションで提供される機能を実行するステップと、を含む。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザ端末の少なくとも一つのプロセッサにより遂行される、インスタントメッセージングアプリケーション内の機能実行方法において、
インスタントメッセージングアプリケーションで提供される複数の機能の少なくとも一つと関連した肉筆を含むイメージを受信するステップと、
前記イメージから認識された肉筆に基づいて、前記インスタントメッセージングアプリケーションで提供される機能を実行するステップと、を含む、インスタントメッセージングアプリケーション内の機能実行方法。
【請求項2】
前記イメージを受信するステップは、
前記インスタントメッセージングアプリケーションの特定のトークルームにおいて、イメージ撮影モードに進むステップと、
前記イメージ撮影モードにおいて、前記イメージを撮影するステップと、を含み、
前記機能を実行するステップは、前記特定のトークルーム内において、前記インスタントメッセージングアプリケーションで提供される機能を実行するステップを含む、請求項1に記載のインスタントメッセージングアプリケーション内の機能実行方法。
【請求項3】
前記インスタントメッセージングアプリケーションで友人関係である少なくとも一つのユーザを選択するユーザ入力を受信するステップをさらに含み、
前記機能を実行するステップは、前記選択された少なくとも一つのユーザが含まれたトークルーム内において、前記インスタントメッセージングアプリケーションで提供される機能を実行するステップを含む、請求項1に記載のインスタントメッセージングアプリケーション内の機能実行方法。
【請求項4】
前記肉筆は、前記インスタントメッセージングアプリケーションで提供される特定の機能と関連した情報、及び前記インスタントメッセージングアプリケーションで友人関係である少なくとも一つのユーザ情報を含み、
前記実行するステップは、前記少なくとも一つのユーザが含まれたトークルーム内において、前記特定の機能を実行するステップを含む、請求項1に記載のインスタントメッセージングアプリケーション内の機能実行方法。
【請求項5】
前記インスタントメッセージングアプリケーションで提供される機能は、トークルーム内において実行される投票機能、送金機能及び飲食店予約機能の一つである、請求項1に記載のインスタントメッセージングアプリケーション内の機能実行方法。
【請求項6】
前記イメージは、前記肉筆が記載されたカレンダーを撮影したイメージであり、
前記カレンダーは、複数の日付に対応する複数の領域を含み、
前記肉筆は、第1の日付に対応する第1の領域に記載された第1の肉筆を含み、
前記第1の肉筆は、前記インスタントメッセージングアプリケーションで提供される第1の機能と関連し、
前記機能を実行するステップは、前記第1の肉筆及び前記第1の日付に基づいて、前記第1の機能を実行するステップを含む、請求項1に記載のインスタントメッセージングアプリケーション内の機能実行方法。
【請求項7】
前記ユーザ端末のディスプレイ上に、前記カレンダーを撮影したイメージを表示するステップをさらに含み、
前記カレンダーを撮影したイメージ上に、前記第1の肉筆が認識されたことを示す第1の視覚的オブジェクトが表示される、請求項6に記載のインスタントメッセージングアプリケーション内の機能実行方法。
【請求項8】
前記第1の機能は、ユーザから前記イメージ上の第1の視覚的オブジェクト又は第1の領域を選択するユーザ入力を受信することに応じて実行される、請求項7に記載のインスタントメッセージングアプリケーション内の機能実行方法。
【請求項9】
前記肉筆は、第2の日付に対応する第2の領域に記載された第2の肉筆をさらに含み、
前記第2の肉筆は、前記インスタントメッセージングアプリケーションで提供される第2の機能と関連し、
前記カレンダーを撮影したイメージ上に、前記第2の肉筆が認識されたことを示す第2の視覚的オブジェクトがさらに表示され、
前記第1の視覚的オブジェクト及び前記第2の視覚的オブジェクトは、互いに異なる、請求項7に記載のインスタントメッセージングアプリケーション内の機能実行方法。
【請求項10】
前記第1の肉筆は、前記インスタントメッセージングアプリケーションで提供される飲食店予約機能と関連した情報、飲食店情報及び前記インスタントメッセージングアプリケーションで友人関係である少なくとも一つのユーザ情報を含み、
前記第1の機能を実行するステップは、前記第1の日付、前記飲食店情報及び前記少なくとも一つのユーザ情報に基づいて、前記インスタントメッセージングアプリケーションで提供される飲食店予約機能を実行するステップを含み、
前記方法は、
前記インスタントメッセージングアプリケーションを介して、飲食店予約完了メッセージを受信するステップと、
前記飲食店予約完了メッセージを前記ユーザ端末のディスプレイ上に出力するステップと、を含む、請求項6に記載のインスタントメッセージングアプリケーション内の機能実行方法。
【請求項11】
前記第1の肉筆は、前記インスタントメッセージングアプリケーションで提供される飲食店予約機能と関連した情報及び飲食店情報を含み、
前記方法は、
前記インスタントメッセージングアプリケーションを介して、前記飲食店予約機能を用いて前記第1の日付に前記飲食店を予約できるというメッセージを受信するステップと、
前記メッセージを前記ユーザ端末のディスプレイ上に出力するステップと、をさらに含む、請求項6に記載のインスタントメッセージングアプリケーション内の機能実行方法。
【請求項12】
前記第1の肉筆は、前記インスタントメッセージングアプリケーションで提供される送金機能と関連した情報、送金額及び前記インスタントメッセージングアプリケーションで友人関係であるユーザ情報を含み、
前記第1の機能を実行するステップは、前記インスタントメッセージングアプリケーションで提供される送金機能を用いて、前記日付に前記ユーザに前記送金額を送金するステップを含み、
前記方法は、
前記インスタントメッセージングアプリケーションを介して、送金完了メッセージを受信するステップと、
前記送金完了メッセージを前記ユーザ端末のディスプレイ上に出力するステップと、をさらに含む、請求項6に記載のインスタントメッセージングアプリケーション内の機能実行方法。
【請求項13】
前記カレンダーを撮影したイメージの第3の日付に対応する第3の領域上に、インスタントメッセージングアプリケーションの友人関係であるユーザの記念日を示す第3の視覚的オブジェクトが表示される、請求項7に記載のインスタントメッセージングアプリケーション内の機能実行方法。
【請求項14】
ユーザから前記イメージ上の第3の領域又は第3の視覚的オブジェクトを選択するユーザ入力を受信することに応じて、前記友人関係であるユーザにギフト機能を実行するステップをさらに含む、請求項13に記載のインスタントメッセージングアプリケーション内の機能実行方法。
【請求項15】
前記肉筆は、第2の日付に対応する第2の領域に記載された第2の肉筆をさらに含み、
前記第2の肉筆は、前記インスタントメッセージングアプリケーションで提供される第2の機能と関連し、
前記方法は、前記カレンダーを撮影したイメージから認識された第1のアイテム及び第2のアイテムを含むリストを、前記ユーザ端末のディスプレイ上に表示するステップをさらに含み、
前記第1のアイテムは、前記第1の日付、前記第1の肉筆及び前記第1の機能と関連し、
前記第2のアイテムは、前記第2の日付、前記第2の肉筆及び前記第2の機能と関連する、請求項6に記載のインスタントメッセージングアプリケーション内の機能実行方法。
【請求項16】
前記第1の機能は、ユーザから前記リストに含まれた第1のアイテムを選択するユーザ入力を受信することに応じて実行される、請求項15に記載のインスタントメッセージングアプリケーション内の機能実行方法。
【請求項17】
前記第1の肉筆は、前記インスタントメッセージングアプリケーションで友人関係である少なくとも一つのユーザ情報をさらに含み、
前記リストにおいて前記第1のアイテムと前記少なくとも一つのユーザのプロフィール情報とが共に表示される、請求項15に記載のインスタントメッセージングアプリケーション内の機能実行方法。
【請求項18】
前記肉筆は、前記インスタントメッセージングアプリケーションで提供される特定の機能と関連した情報、前記インスタントメッセージングアプリケーションの少なくとも一つのユーザ情報及び日付情報を含む、請求項1に記載のインスタントメッセージングアプリケーション内の機能実行方法。
【請求項19】
請求項1乃至請求項18のいずれか一項に記載の方法をコンピュータで実行するためのコンピュータ読み取り可能なコンピュータプログラム。
【請求項20】
ユーザ端末において、
通信モジュールと、
ディスプレイと、
メモリと、
前記メモリと連結され、前記メモリに含まれたコンピュータ読み取り可能な少なくとも一つのプログラムを実行するように構成される少なくとも一つのプロセッサと、を含み、
前記少なくとも一つのプログラムは、
インスタントメッセージングアプリケーションで提供される複数の機能のうち、特定の機能と関連した肉筆を含むイメージを受信し、
前記イメージから認識された肉筆に基づいて、前記インスタントメッセージングアプリケーションで提供される特定の機能を実行するための命令語等を含む、ユーザ端末。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、肉筆(handwriting)を用いてインスタントメッセージングアプリケーション内の機能を実行する方法及びシステムに関し、具体的には、イメージから認識された肉筆に基づいて、インスタントメッセージングアプリケーション内の機能を実行する方法及び装置に関する。
【背景技術】
【0002】
スマートフォンなどのようなモバイル機器の拡散及びインターネットの発達に伴い、モバイル機器を介して、1:1対話だけでなく、多数のユーザ間の対話が可能なインスタントメッセージングアプリケーションが広く使用されている。インスタントメッセージングアプリケーションは、ユーザと関連した多様なユーザ利便機能を提供している。例えば、ユーザらは、自分又は他のユーザと関連したスケジュールをインスタントメッセージングアプリケーション内に登録することで、スケジュールを他のユーザと共有したり、管理したりできる。
【0003】
しかしながら、ユーザが、手帳やカレンダーなどにスケジュールを手書きして管理する場合、当該スケジュールをインスタントメッセージングアプリケーション上に登録して他のユーザと共有したり、当該スケジュールと関連したユーザ利便機能を実行したりするためには、手書きした情報と同一の情報を、インスタントメッセージングアプリケーションに再入力しなければならない面倒さがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】韓国公開特許公報第10-2020-0035577号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本開示は、前記のような問題点を解決するためのインスタントメッセージングアプリケーション内の機能実行方法、コンピュータプログラム及びシステム(装置)を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示は、方法、システム(装置)又はコンピュータプログラムを含む多様な方式により具現化できる。
【0007】
本開示の一実施例に係るユーザ端末の少なくとも一つのプロセッサにより遂行される、インスタントメッセージングアプリケーション内の機能実行方法において、インスタントメッセージングアプリケーションで提供される複数の機能の少なくとも一つと関連した肉筆を含むイメージを受信するステップと、イメージから認識された肉筆に基づいて、インスタントメッセージングアプリケーションで提供される機能を実行するステップと、を含む。
【0008】
本開示の一実施例に係る前述の方法をコンピュータで実行するためのコンピュータ読み取り可能なコンピュータプログラムが提供される。
【0009】
本開示の一実施例に係るユーザ端末において、通信モジュールと、ディスプレイと、メモリと、メモリと連結され、メモリに含まれたコンピュータ読み取り可能な少なくとも一つのプログラムを実行するように構成される少なくとも一つのプロセッサと、を含み、少なくとも一つのプログラムは、インスタントメッセージングアプリケーションで提供される複数の機能のうち、特定の機能と関連した肉筆を含むイメージを受信し、イメージから認識された肉筆に基づいて、インスタントメッセージングアプリケーションで提供される特定の機能を実行するための命令語等を含む。
【発明の効果】
【0010】
本開示の多様な実施例において、ユーザは、肉筆を含むイメージを受信又は撮影することで、同一の内容をインスタントメッセージングアプリケーションに再入力することなく、インスタントメッセージングアプリケーションで提供される特定の機能を実行できる。
【0011】
本開示の多様な実施例において、ユーザは、肉筆に基づいて、インスタントメッセージングアプリケーション内にスケジュールを登録及び管理し、これを他のユーザと共有できる。
【0012】
本開示の多様な実施例において、肉筆に基づいて、トークルーム内の投票機能が実行されることで、トークルーム内のユーザの意見を収集できる。
【0013】
本開示の多様な実施例において、肉筆に基づいて、トークルーム内の送金機能が実行されることで、特定のユーザに対して特定の日付に送金を遂行できる。
【0014】
本開示の多様な実施例において、肉筆に基づいて、トークルーム内の飲食店予約機能が実行されることで、特定の日付に特定の飲食店の予約を遂行できる。
【0015】
本開示の多様な実施例において、友人関係であるユーザの記念日情報が、カレンダーを撮影したイメージ又はユーザインタフェース上に表示されることで、ユーザがカレンダーに記載していない記念日を知らせることができる。
【0016】
本開示の多様な実施例において、肉筆に基づいて、友人関係であるユーザにギフト機能を実行することで、友人関係であるユーザの記念日にプレゼントを渡すことができる。
【0017】
本開示の効果は、これに制限されず、言及されない他の効果等は、特許請求の範囲の記載から本開示が属する技術分野における通常の知識を有した者(以下、「当業者」という)に明確に理解されるべきである。
【図面の簡単な説明】
【0018】
本開示の実施例等は、以下の添付図面に基づいて説明される。ここで、類似の参照符号は類似の要素を示すが、これに限定されるものではない。
【
図1】本開示の一実施例に係るカレンダーを撮影したイメージに基づいて、インスタントメッセージングアプリケーションの特定の機能が実行される例を示す図である。
【
図2】本開示の一実施例に係るインスタントメッセージングアプリケーション内の機能実行サービスを提供するために、情報処理システムが複数のユーザ端末と通信可能であるように連結される構成を示す概要図である。
【
図3】本開示の一実施例に係るユーザ端末及び情報処理システムの内部構成を示すブロック図である。
【
図4】本開示の一実施例に係るユーザ端末のプロセッサの内部構成を示すブロック図である。
【
図5】本開示の一実施例に係るカレンダーを撮影したイメージ、及び飲食店予約機能が実行されるユーザインタフェースの例を示す図である。
【
図6】本開示の一実施例に係る肉筆認識結果が表示されるトークルーム画面、及び複数のアイテムが表示されるリスト画面を示す図である。
【
図7】本開示の一実施例に係るイメージ撮影モードに進む過程を示す図である。
【
図8】本開示の一実施例に係るトークルーム内において、イメージ撮影モードに進む過程を示す図である。
【
図9】本開示の一実施例に係る肉筆に基づいて投票機能が実行される例を示す図である。
【
図10】本開示の一実施例に係るインスタントメッセージングアプリケーション内の機能実行方法を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0019】
<発明の概要>
本開示の一実施例において、イメージを受信するステップは、インスタントメッセージングアプリケーションの特定のトークルームにおいて、イメージ撮影モードに進むステップと、イメージ撮影モードにおいて、イメージを撮影するステップと、を含み、機能を実行するステップは、特定のトークルーム内において、インスタントメッセージングアプリケーションで提供される機能を実行するステップを含む。
【0020】
本開示の一実施例において、インスタントメッセージングアプリケーションで友人関係である少なくとも一つのユーザを選択するユーザ入力を受信するステップをさらに含み、機能を実行するステップは、選択された少なくとも一つのユーザが含まれたトークルーム内において、インスタントメッセージングアプリケーションで提供される機能を実行するステップを含む。
【0021】
本開示の一実施例において、肉筆は、インスタントメッセージングアプリケーションで提供される特定の機能と関連した情報、及びインスタントメッセージングアプリケーションで友人関係である少なくとも一つのユーザ情報を含み、実行するステップは、少なくとも一つのユーザが含まれたトークルーム内において、特定の機能を実行するステップを含む。
【0022】
本開示の一実施例において、インスタントメッセージングアプリケーションで提供される機能は、トークルーム内において実行される投票機能、送金機能及び飲食店予約機能の一つである。
【0023】
本開示の一実施例において、イメージは、肉筆が記載されたカレンダーを撮影したイメージであり、カレンダーは、複数の日付に対応する複数の領域を含み、肉筆は、第1の日付に対応する第1の領域に記載された第1の肉筆を含み、第1の肉筆は、インスタントメッセージングアプリケーションで提供される第1の機能と関連し、機能を実行するステップは、第1の肉筆及び第1の日付に基づいて、第1の機能を実行するステップを含む。
【0024】
本開示の一実施例において、ユーザ端末のディスプレイ上に、カレンダーを撮影したイメージを表示するステップをさらに含み、カレンダーを撮影したイメージ上に、第1の肉筆が認識されたことを示す第1の視覚的オブジェクトが表示される。
【0025】
本開示の一実施例において、第1の機能は、ユーザからイメージ上の第1の視覚的オブジェクト又は第1の領域を選択するユーザ入力を受信することに応じて実行される。
【0026】
本開示の一実施例において、肉筆は、第2の日付に対応する第2の領域に記載された第2の肉筆をさらに含み、第2の肉筆は、インスタントメッセージングアプリケーションで提供される第2の機能と関連し、カレンダーを撮影したイメージ上に、第2の肉筆が認識されたことを示す第2の視覚的オブジェクトがさらに表示され、第1の視覚的オブジェクト及び第2の視覚的オブジェクトは、互いに異なる。
【0027】
本開示の一実施例において、第1の肉筆は、インスタントメッセージングアプリケーションで提供される飲食店予約機能と関連した情報、飲食店情報及びインスタントメッセージングアプリケーションで友人関係である少なくとも一つのユーザ情報を含み、第1の機能を実行するステップは、第1の日付、飲食店情報及び少なくとも一つのユーザ情報に基づいて、インスタントメッセージングアプリケーションで提供される飲食店予約機能を実行するステップを含み、方法は、インスタントメッセージングアプリケーションを介して、飲食店予約完了メッセージを受信するステップと、飲食店予約完了メッセージをユーザ端末のディスプレイ上に出力するステップと、を含む。
【0028】
本開示の一実施例において、第1の肉筆は、インスタントメッセージングアプリケーションで提供される飲食店予約機能と関連した情報及び飲食店情報を含み、方法は、インスタントメッセージングアプリケーションを介して、飲食店予約機能を用いて第1の日付に飲食店を予約できるというメッセージを受信するステップと、メッセージをユーザ端末のディスプレイ上に出力するステップと、をさらに含む。
【0029】
本開示の一実施例において、第1の肉筆は、インスタントメッセージングアプリケーションで提供される送金機能と関連した情報、送金額及びインスタントメッセージングアプリケーションで友人関係であるユーザ情報を含み、第1の機能を実行するステップは、インスタントメッセージングアプリケーションで提供される送金機能を用いて、当該日付にユーザに送金額を送金するステップを含み、方法は、インスタントメッセージングアプリケーションを介して、送金完了メッセージを受信するステップと、送金完了メッセージをユーザ端末のディスプレイ上に出力するステップと、をさらに含む。
【0030】
本開示の一実施例において、カレンダーを撮影したイメージの第3の日付に対応する第3の領域上に、インスタントメッセージングアプリケーションの友人関係であるユーザの記念日を示す第3の視覚的オブジェクトが表示される。
【0031】
本開示の一実施例において、ユーザからイメージ上の第3の領域又は第3の視覚的オブジェクトを選択するユーザ入力を受信することに応じて、友人関係であるユーザにギフト機能を実行するステップをさらに含む。
【0032】
本開示の一実施例において、肉筆は、第2の日付に対応する第2の領域に記載された第2の肉筆をさらに含み、第2の肉筆は、インスタントメッセージングアプリケーションで提供される第2の機能と関連し、方法は、カレンダーを撮影したイメージから認識された第1のアイテム及び第2のアイテムを含むリストを、ユーザ端末のディスプレイ上に表示するステップをさらに含み、第1のアイテムは、第1の日付、第1の肉筆及び第1の機能と関連し、第2のアイテムは、第2の日付、第2の肉筆及び第2の機能と関連する。
【0033】
本開示の一実施例において、第1の機能は、ユーザからリストに含まれた第1のアイテムを選択するユーザ入力を受信することに応じて実行される。
【0034】
本開示の一実施例において、第1の肉筆は、インスタントメッセージングアプリケーションで友人関係である少なくとも一つのユーザ情報をさらに含み、リストにおいて第1のアイテムと少なくとも一つのユーザのプロフィール情報とが共に表示される。
【0035】
本開示の一実施例において、肉筆は、インスタントメッセージングアプリケーションで提供される特定の機能と関連した情報、インスタントメッセージングアプリケーションの少なくとも一つのユーザ情報及び日付情報を含む。
【0036】
<発明の詳細な説明>
以下、本開示の実施のための具体的な内容を添付図面に基づいて詳細に説明する。ただし、以下の説明では、本開示の要旨を不要に不明瞭にするおそれがある場合、公知の機能や構成に関する具体的な説明は省略する。
【0037】
添付図面において、同一又は対応する構成要素には同一の参照符号が付与される。また、以下の実施例の説明において、同一又は対応する構成要素について重複する記述は省略され得る。しかしながら、構成要素に関する記述が省略されても、そのような構成要素が、ある実施例に含まれないものと意図してはならない。
【0038】
開示の実施例の利点及び特徴、そしてそれらを達成する方法は、添付図面に基づいて後述する実施例を参照すれば明確になる。しかしながら、本開示は、以下で開示される実施例に限定されず、互いに異なる多様な形態で具現化され得る。ただし、本実施例は、本開示が完全になるようにし、本開示が当業者に発明のカテゴリを正確に認識させるために提供されるだけである。
【0039】
本明細書で使用される用語について簡略に説明し、開示の実施例について具体的に説明する。本明細書で使用される用語は、本開示での機能を考慮しつつ、可能な限り現在広く使用される一般的な用語を選択したが、これは関連分野に従事する技術者の意図又は判例、新技術の出現などにより変化し得る。また、特定の場合は出願人が任意で選定した用語もあり得るが、これらの意味は当該発明の説明の部分において詳細に記載する。よって、本開示で使用される用語は、単純な用語の名称ではなく、その用語が有する意味と本開示の全般にわたった内容に基づいて定義されるべきである。
【0040】
本明細書では、文脈上において明確に特定しない限り、単数の表現は複数の表現を含み、複数の表現は単数の表現を含むことができる。明細書の全般に渡り、ある部分がある構成要素を「含む」とする際、これは特に反対の記載がない限り、他の構成要素を排除するものではなく、他の構成要素をさらに含むこともできることを意味する。
【0041】
また、明細書で使用される「モジュール」又は「部」という用語は、ソフトウェアやハードウェア構成要素を意味し、「モジュール」又は「部」はある役割を遂行する。しかしながら、「モジュール」又は「部」はソフトウェアやハードウェアに限定される意味ではない。「モジュール」又は「部」は、アドレッシング可能な保存媒体にあるように構成してもよく、一つ又はそれ以上のプロセッサを再生させるように構成してもよい。したがって、一例として、「モジュール」又は「部」は、ソフトウェア構成要素、オブジェクト指向ソフトウェア構成要素、クラス構成要素、タスク構成要素のような構成要素、並びに、プロセス、関数、属性、プロシージャ、サブルーチン、プログラムコードのセグメント、ドライバー、ファームウェア、マイクロコード、回路、データ、データベース、データ構造、テーブル、アレイ又は変数のうちで少なくとも一つを含むことができる。構成要素と「モジュール」又は「部」は、内部で提供される機能はさらに小さい数の構成要素及び「モジュール」又は「部」で結合されたり、追加的な構成要素と「モジュール」又は「部」にさらに分離されたりできる。
【0042】
本開示の一実施例によれば、「モジュール」又は「部」はプロセッサ及びメモリで具現化され得る。「プロセッサ」は汎用プロセッサ、中央処理装置(CPU)、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、制御器、マイクロ制御器、状態マシンなどを含むように広く解釈されるべきである。いくつかの環境では、「プロセッサ」は特定の用途向け半導体(ASIC)、プログラム可能なロジックデバイス(PLD)、フィールドプログラム可能なゲートアレイ(FPGA)等を指すこともできる。「プロセッサ」は、例えば、DSPとマイクロプロセッサの組合せ、複数のマイクロプロセッサの組合せ、DSPコアと結合した一つ以上のマイクロプロセッサの組合せ、若しくは、任意の他のそのような構成等の組合せのような処理デバイスの組合せを指すこともできる。また、「メモリ」は電子情報を保存可能な任意の電子コンポーネントを含むように広く解釈されるべきである。「メモリ」は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、NVRAM(Non-Volatile Random Access Memory)、PROM(Programmable Read-Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable Read-Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Reda-Only Memory)、フラッシュメモリ、磁気又は光学データ保存装置、レジスタなどのようなプロセッサ-読み取り可能な媒体の多様な類型を指すこともできる。プロセッサがメモリから情報を読み取りができる及び/又はメモリに情報を記録できる場合、メモリはプロセッサと電子通信状態にあると言われる。プロセッサに集積されたメモリはプロセッサと電子通信状態にある。
【0043】
本開示において、「ユーザ」は、インスタントメッセージングアプリケーションのトークルームに含まれるインスタントメッセージングアプリケーションの利用者を指すことができる。
【0044】
本開示において、「ユーザアカウント」は、ユーザがインスタントメッセージングアプリケーションで生成して利用するアカウント又はこれと関連したデータを指すことができる。また、インスタントメッセージングアプリケーションのユーザアカウントは、インスタントメッセージングアプリケーションを用いるユーザを指すことができる。同様に、インスタントメッセージング又はインスタントメッセージングが可能なトークルームを用いるユーザは、インスタントアプリケーションのユーザアカウントを指すことができる。
【0045】
本開示において、「トークルーム」は、コンピューティング装置に設置されたインスタントメッセージングアプリケーションで生成可能な、一つ以上のユーザ(又はユーザアカウント)が参加できる仮想の空間又はグループを指すことができる。例えば、一つ以上のユーザアカウントがトークルームに参加又は含まれて、多様な形態のメッセージやファイルなどを互いにやりとりできる。また、トークルームでは、VoIP(Voice over Internet Protocol)音声通話機能、VoIPビデオ通話機能、ライブ放送機能(VoIPリアルタイム映像送出機能)、マルチメディアコンテンツ生成機能が提供されることで、ユーザアカウント間の音声通話、ビデオ通話、映像ストリーミング、マルチメディアコンテンツ転送などが行われる。
【0046】
本開示において、「肉筆(handwriting)」は、ペン、鉛筆、マーカーなどの筆記具を使用して作成された書面文字、記号、絵、アイコンなどを指すことができる。
【0047】
図1は、本開示の一実施例に係るカレンダー120を撮影したイメージに基づいて、インスタントメッセージングアプリケーションの特定の機能が実行される例を示す図である。一実施例において、ユーザ端末110は、インスタントメッセージングアプリケーションで提供される複数の機能の少なくとも一つと関連した肉筆が記載されたカレンダー120を撮影できる。これとは異なり、ユーザ端末110は、ノートパッド、メモ紙、ホワイトボードなどのような肉筆が記載された任意のものを撮影したり、肉筆を含むイメージを他のユーザ端末から受信したりできる。
【0048】
カレンダー120内の複数の日付の各々に対応する領域は、複数の機能の少なくとも一つと関連した肉筆を含むことができる。例えば、2023年01月14日に対応する領域122は、インスタントメッセージングアプリケーションのスケジュール登録機能と関連した肉筆124、126、128を含むことができる。具体的に、肉筆は、インスタントメッセージングアプリケーションの機能と関連した情報、インスタントメッセージングアプリケーションの少なくとも一つのユーザ情報(例えば、インスタントアプリケーションで友人関係である少なくとも一つのユーザ情報)及び/又は当該機能の実行時に参照すべきその他の情報を含むことができる。
【0049】
図示の例において、2023年01月14日に対応する領域122は、スケジュール登録機能が実行されるトークルーム乃至ユーザと関連した第1の肉筆124、当該スケジュールの名称を含む第2の肉筆126、及びスケジュール登録機能と関連した第3の肉筆128を含むことができる。第3の肉筆128では、スケジュール登録機能と関連した情報をアイコンで表示したが、このような形式に限定されず、「スケジュール登録」のようなテキスト形式で表示してもよい。
【0050】
ユーザ端末110は、肉筆から複数の機能の各々と関連した情報を認識することで、インスタントメッセージングアプリケーションで実行する機能を決定できる。代替的に、ユーザ端末110は、イメージを情報処理システム(例えば、インスタントメッセージングサービスを提供するサーバ)に転送し、情報処理システムが肉筆から複数の機能の各々と関連した情報を認識することで、インスタントメッセージングアプリケーションで実行する機能を決定できる。一実施例において、ユーザ端末110又は情報処理システムは、インスタントメッセージングアプリケーションの複数の機能と関連した情報、及び複数の機能の各々に対応する複数の参照表現と関連した情報を含むデータセットに基づいて、複数の参照表現の各々と肉筆とを比較することで、実行する機能を決定できる。例えば、データセットは、スケジュール登録機能と関連して保存されたアイコン又はテキストを含むことができる。図示の例において、ユーザ端末110又は情報処理システムは、第3の肉筆128を複数の機能の各々と関連したアイコン又はテキストと比較して、第3の肉筆128がスケジュール登録機能を示すものと判定できる。
【0051】
ユーザ端末110は、イメージから認識された肉筆に基づいて、インスタントメッセージングアプリケーションで提供される機能を実行できる。一実施例において、ユーザ端末110は、カレンダー120内の特定の日付に対応する領域に記載された肉筆及び当該日付に基づいて、インスタントメッセージングアプリケーションで提供される複数の機能のうち、肉筆と関連した特定の機能を実行できる。例えば、ユーザ端末110は、領域122に記載された肉筆124、126、128及び2023年01月14日に基づいて、肉筆124、126、128と関連したスケジュール登録機能を実行できる。
【0052】
ユーザインタフェース130は、イメージから認識された肉筆124、126、128に基づいて、第1の肉筆124から認識されたトークルーム(OO集まり)においてスケジュール登録機能が実行される例を示す。
図1では、スケジュール登録機能が実行される例を示しているが、これに限定されず、トークルーム内において実行される投票機能、送金機能、飲食店予約機能など、多様な機能を実行できる。
【0053】
スケジュール登録機能が実行されたユーザインタフェース130は、第1の領域132、第2の領域134、第3の領域136、第4の領域138及びボタン140を含むことができる。各領域132、134、136、138及びボタン140は、
図1に示すものに限定されず、その位置や形態が
図1に示すものと異なるように構成され得る。
【0054】
ユーザ端末110のディスプレイ上の第1の領域132には、スケジュール登録機能を実行するトークルームと関連した情報を表示できる。例えば、第1の領域132には、トークルーム名、トークルームに含まれたユーザ情報、トークルームに含まれたユーザのプロフィール情報などを表示できる。肉筆124、126、128にインスタントメッセージングアプリケーションのユーザ情報又はトークルーム情報がない場合、第1の領域132は空欄で表示でき、この場合、ユーザは、タッチ入力などにより友人関係であるユーザ又はトークルームを指定できる。
【0055】
第2の領域134には、第2の肉筆126から認識したスケジュールの名称を表示でき、第3の領域136には、当該スケジュールと関連した具体的な内容を表示できる。ユーザは、第3の領域136において、タッチ入力などにより当該スケジュールと関連した具体的な内容を記載できる。
【0056】
第4の領域138には、カレンダー120及び領域122から認識した日付を表示できる。例えば、ユーザ端末110は、カレンダー120の上端に表示された「2023年01月」を認識し、領域122の左上端の「14」を認識することで、登録するスケジュールの日付を2023年01月14日として決定し、これを第4の領域138に表示できる。
【0057】
一実施例において、ユーザは、各領域132、134、136、138に表示された内容を修正できる。例えば、ユーザは、第1の領域132をタッチして表示されるユーザ/トークルームの一つを選択して、スケジュールを登録するユーザ/トークルームを変更できる。また他の例として、ユーザは、第4の領域138内の日付を除去又は修正できる。かかる構成により、ユーザは、ユーザ端末110で誤認識された肉筆の内容を訂正したり、カレンダー120に記載されない情報を追加入力したりできる。
【0058】
ユーザは、ボタン140を選択することで、第1の肉筆124から認識されたトークルーム(OO集まり)においてスケジュール登録を遂行できる。このとき、登録されたスケジュールは、トークルーム内に表示され、トークルーム内に含まれたユーザらにも共有できる。
【0059】
図2は、本開示の一実施例に係るインスタントメッセージングアプリケーション内の機能実行サービスを提供するために、情報処理システム230が複数のユーザ端末210_1、210_2、210_3と通信可能であるように連結される構成を示す概要図である。情報処理システム230は、インスタントメッセージングサービスを提供できる1または複数のシステム及び/又はインスタントメッセージングアプリケーション内の機能実行サービスを提供できる1または複数のシステムを含むことができる。一実施例において、情報処理システム230は、インスタントメッセージングサービス及び/又はインスタントメッセージングアプリケーション内の機能実行サービスと関連したコンピュータ実行可能なプログラム(例えば、ダウンロード可能なアプリケーション)や、データを保存、提供及び実行できる一つ以上のサーバ装置及び/又はデータベースや、クラウドコンピューティング(cloud computing)サービス基盤の一つ以上の分散コンピューティング装置及び/又は分散データベースを含むことができる。例えば、情報処理システム230は、インスタントメッセージングサービス及び/又はインスタントメッセージングアプリケーション内の機能実行サービスのための別のシステム(例えば、サーバ)を含むことができる。
【0060】
情報処理システム230により提供されるインスタントメッセージングサービス、インスタントメッセージングアプリケーション内の機能実行サービスなどは、複数のユーザ端末210_1、210_2、210_3の各々に設置されたインスタントメッセージングアプリケーションなどを介してユーザに提供できる。例えば、インスタントメッセージングサービスは、インスタントメッセージングアプリケーションのユーザ間のテキストメッセージングサービス、音声メッセージングサービス、ビデオ通話サービス、音声通話サービス、映像ストリーミングサービス、ソーシャルネットワークサービス、インスタントメッセージングアプリケーション内の機能実行サービスなどを含むことができる。
【0061】
複数のユーザ端末210_1、210_2、210_3は、ネットワーク220を介して情報処理システム230と通信できる。ネットワーク220は、複数のユーザ端末210_1、210_2、210_3及び情報処理システム230間の通信が可能であるように構成できる。ネットワーク220は、設置環境に応じて、例えば、イーサネット(Ethernet)(登録商標)、PLC(Power Line Communication)、電話線通信装置及びRS-serial通信などのような有線ネットワーク、移動通信網、WLAN(Wireless LAN)、Wi-Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)及びZigBee(登録商標)などのような無線ネットワーク又はその組合せからなることができる。通信方式は制限されず、ネットワーク220を含むことができる通信網(例えば、移動通信網、有線インターネット、無線インターネット、放送網、衛星網など)を活用する通信方式だけでなく、ユーザ端末210_1、210_2、210_3間の近距離無線通信も含まれ得る。
【0062】
図2では、携帯電話端末210_1、タブレット端末210_2及びPC端末210_3をユーザ端末の例として示したが、これに限定されず、ユーザ端末210_1、210_2、210_3は、有線及び/又は無線通信が可能であり、インスタントメッセージングアプリケーションがインストールされて実行できる任意のコンピューティング装置であり得る。例えば、ユーザ端末は、スマートフォン、携帯電話、ナビゲーション、デスクトップコンピュータ、ラップトップコンピュータ、デジタル放送用端末、PDA(Personal Digital Assistants)、PMP(Portable Multimedia Player)、タブレットPC、ゲームコンソール(game console)、ウェアラブルデバイス(wearable device)、IoT(internet of things)デバイス、VR(virtual reality)デバイス、AR(augmented reality)デバイスなどを含むことができる。また、
図2では、3つのユーザ端末210_1、210_2、210_3がネットワーク220を介して情報処理システム230と通信するものを示したが、これに限定されず、異なる数のユーザ端末がネットワーク220を介して情報処理システム230と通信するように構成されることもできる。
【0063】
図3は、本開示の一実施例に係るユーザ端末210及び情報処理システム230の内部構成を示すブロック図である。ユーザ端末210は、インスタントメッセージングアプリケーションが実行可能であり、有/無線通信が可能な任意のコンピューティング装置を指すことができ、例えば、
図2の携帯電話端末210_1、タブレット端末210_2及びPC端末210_3などを含むことができる。図に示すように、ユーザ端末210は、メモリ312、プロセッサ314、通信モジュール316及び入出力インタフェース318を含むことができる。同様に、情報処理システム230は、メモリ332、プロセッサ334、通信モジュール336及び入出力インタフェース338を含むことができる。
図3に示すように、ユーザ端末210及び情報処理システム230は、各々の通信モジュール316、336を用いて、ネットワーク220を介して情報及び/又はデータが通信できるように構成され得る。また、入出力装置320は、入出力インタフェース318を介して、ユーザ端末210に情報及び/又はデータを入力したり、ユーザ端末210から生成された情報及び/又はデータを出力したりするように構成され得る。
【0064】
メモリ312、332は、非一時的な任意のコンピュータ読み取り可能な記録媒体を含むことができる。一実施例によれば、メモリ312、332は、ROM(read only memory)、ディスクドライブ、SSD(solid state drive)及びフラッシュメモリ(flash memory)などのような永久的な大容量保存装置(permanent mass storage device)を含むことができる。他の例として、ROM、SSD、フラッシュメモリ及びディスクドライブなどのような永久的な大容量保存装置は、メモリとは区分される別の永久保存装置としてユーザ端末210又は情報処理システム230に含まれることができる。また、メモリ312、332には、オペレーティングシステムと少なくとも一つのプログラムコード(例えば、インスタントメッセージングサービス又はインスタントメッセージングアプリケーション内の機能実行サービスと関連したアプリケーションなどのためのコード)が保存され得る。
【0065】
このようなソフトウェア構成要素等は、メモリ312、332とは別のコンピュータ読み取り可能な記録媒体からローディングできる。このような別のコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、このようなユーザ端末210及び情報処理システム230に直接連結可能な記録媒体を含むことができるが、例えば、フロッピードライブ、ディスク、テープ、DVD/CD-ROMドライブ及びメモリカードなどのようなコンピュータ読み取り可能な記録媒体を含むことができる。他の例として、ソフトウェア構成要素等は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体ではなく、通信モジュール316、336を介してメモリ312、332にローディングされることもできる。例えば、少なくとも一つのプログラムは、開発者又はアプリケーションの設置ファイルを配信するファイル配信システムが、ネットワーク220を介して提供するファイルにより設置されるコンピュータプログラム(例えば、インスタントメッセージングサービス又はインスタントメッセージングアプリケーション内の機能実行サービスと関連したアプリケーションなど)に基づいて、メモリ312、332にローディングされることができる。
【0066】
プロセッサ314、334は、基本的な算術、ロジック及び入出力演算を遂行することで、コンピュータプログラムの命令を処理するように構成できる。命令は、メモリ312、332又は通信モジュール316、336により、プロセッサ314、334に提供され得る。例えば、プロセッサ314、334は、メモリ312、332のような記録装置に保存されたプログラムコードによって受信される命令を実行するように構成できる。
【0067】
通信モジュール316、336は、ネットワーク220を介して、ユーザ端末210と情報処理システム230とが互いに通信するための構成や機能を提供でき、ユーザ端末210及び/又は情報処理システム230が、他のユーザ端末又は他のシステム(例えば、別のクラウドシステムなど)と通信するための構成や機能を提供できる。一例として、ユーザ端末210のプロセッサ314がメモリ312などのような記録装置に保存されたプログラムコードによって生成した要請又はデータは、通信モジュール316の制御により、ネットワーク220を介して情報処理システム230に伝達され得る。反対に、情報処理システム230のプロセッサ334の制御により提供される制御信号や命令が、通信モジュール336及びネットワーク220を経て、ユーザ端末210の通信モジュール316を介してユーザ端末210に受信され得る。例えば、ユーザ端末210は、情報処理システム230からインスタントメッセージングアプリケーションの複数の機能と関連した情報及び複数の機能の各々に対応する複数の参照表現と関連した情報を含むデータセット又は当該データセットをアップデートするためのデータを受信できる。
【0068】
入出力インタフェース318は、入出力装置320とのインタフェースのための手段であり得る。一例として、入力装置はオーディオセンサー及び/又はイメージセンサーを含むカメラ、キーボード、マイクロホン、マウスなどのような装置を含み、出力装置はディスプレイ、スピーカー、ハプティック(触覚)フィードバックデバイス(haptic feedback device)などのような装置を含むことができる。他の例として、入出力インタフェース318は、タッチスクリーンなどのように入力及び出力を遂行するための構成又は機能が一つで統合された装置とのインタフェースのための手段であり得る。
図3では、入出力装置320がユーザ端末210に含まれないように示したが、これに限定されず、ユーザ端末210と一体に構成することもできる。また、情報処理システム230の入出力インタフェース338は、情報処理システム230と連結するか、又は、情報処理システム230が含むことのできる入力や出力のための装置(図示せず)とのインタフェースのための手段であり得る。
図3では、入出力インタフェース318、338がプロセッサ314、334と別に構成される要素として示したが、これに限定されず、入出力インタフェース318、338がプロセッサ314、334に含まれるように構成することもできる。
【0069】
ユーザ端末210及び情報処理システム230は、
図3に示す構成要素よりも多くの構成要素を含むことができる。しかしながら、大部分の従来技術的構成要素を明確に示す必要はない。一実施例によれば、ユーザ端末210は、前述した入出力装置320の少なくとも一部を含むように具現化できる。また、ユーザ端末210は、トランシーバー(transceiver)、GPS(Global Positioning system)モジュール、カメラ、各種センサー及びデータベースなどのような他の構成要素をさらに含むことができる。例えば、ユーザ端末210がスマートフォンである場合、一般にスマートフォンが有する構成要素を含むことができ、例えば、加速度センサー、ジャイロセンサー、マイクモジュール、カメラモジュール、各種物理的なボタン、タッチパネルを用いたボタン、入出力ポート及び振動のための振動器などのような多様な構成要素がユーザ端末210にさらに含まれるように具現化できる。
【0070】
一実施例によれば、ユーザ端末210のプロセッサ314は、インスタントメッセージングアプリケーション内の機能実行サービスを含むインスタントメッセージングサービスを提供するインスタントメッセージングアプリケーション又はウェブブラウザーアプリケーションが動作するように構成できる。このとき、当該アプリケーションと関連したプログラムコードをユーザ端末210のメモリ312にローディングできる。アプリケーションが動作している間に、ユーザ端末210のプロセッサ314は、入出力装置320から提供された情報及び/又はデータを、入出力インタフェース318を介して受信したり、通信モジュール316を介して情報処理システム230から情報及び/又はデータを受信したりでき、受信された情報及び/又はデータを処理して、メモリ312に保存できる。また、このような情報及び/又はデータは、通信モジュール316を介して情報処理システム230に提供され得る。
【0071】
インスタントメッセージングアプリケーションが動作している間に、プロセッサ314は、入出力インタフェース418と連結されたタッチスクリーン、キーボード、オーディオセンサー及び/又はイメージセンサーを含むカメラ、マイクロホンなどのような入力装置により入力又は選択された音声データ、テキスト、イメージ、映像などを受信でき、受信された音声データ、テキスト、イメージ及び/又は映像などをメモリ312に保存したり、通信モジュール316及びネットワーク220を介して情報処理システム230に提供したりできる。一実施例において、プロセッサ314は、入力装置により入力される、ディスプレイ上に表示されたグラフィックオブジェクトを選択するユーザ入力を受信し、受信されたユーザ入力に対応するデータ/要請を、ネットワーク220及び通信モジュール316を介して情報処理システム230に提供できる。
【0072】
ユーザ端末210のプロセッサ314は、情報及び/又はデータを、入出力インタフェース318を介して入出力装置320に転送して出力できる。例えば、ユーザ端末210のプロセッサ314は、ディスプレイ出力可能装置(例えば、タッチスクリーンやディスプレイなど)、音声出力可能装置(例えば、スピーカー)などの出力装置320を介して処理された情報及び/又はデータを出力できる。一実施例において、プロセッサ314は、インスタントメッセージングアプリケーション上の機能と関連したユーザインタフェースなどをユーザ端末210のディスプレイ上に表示できる。
【0073】
情報処理システム230のプロセッサ334は、複数のユーザ端末210及び/又は複数の外部システムから受信された情報及び/又はデータを管理、処理及び/又は保存するように構成できる。プロセッサ334により処理された情報及び/又はデータは、通信モジュール336及びネットワーク220を介してユーザ端末210に提供できる。
【0074】
図4は、本開示の一実施例に係るユーザ端末のプロセッサ400の内部構成を示すブロック図である。図に示すように、プロセッサ400は、肉筆認識部410、機能決定部420及び機能実行部430などを含むことができる。
【0075】
一実施例において、肉筆認識部410は、撮影したイメージに肉筆が含まれているか否かを認識できる。一実施例において、肉筆認識部410は、カレンダーを撮影したイメージから、複数の日付に対応する複数の領域の各々に肉筆が含まれているか否かを認識できる。例えば、肉筆認識部410は、
図1に示すカレンダー120において、2023年01月11日、14日、23日及び27日の各々に対応する領域に、肉筆が含まれていることを認識できる。
【0076】
一実施例において、肉筆認識部410は、肉筆に含まれている情報を認識できる。具体的には、肉筆認識部410は、特定の機能が実行されるトークルーム乃至ユーザ(例えば、友人関係である少なくとも一つのユーザ)と関連した肉筆、特定の機能と関連した肉筆(例えば、テキスト又はアイコンの形式で表示される)、及び当該機能の実行時に参照すべきその他の情報を含む肉筆などを認識し、含まれている情報の種類によって肉筆を区別できる。例えば、肉筆認識部410は、飲食店予約機能と関連したアイコンが表示された肉筆、当該予約と関連したユーザ情報を含む肉筆、飲食店名を含む肉筆、予約日付及び時間の情報を含む肉筆などを各々区別できる。
【0077】
機能決定部420は、肉筆認識部410から認識された肉筆に基づいて、インスタントメッセージングアプリケーションで提供される複数の機能のうちで実行する機能を決定できる。このとき、複数の機能は、トークルーム内において実行されるスケジュール登録機能、投票機能、送金機能及び飲食店予約機能を含むことができるが、これに限定されるものではない。
【0078】
一実施例において、機能決定部420は、インスタントメッセージングアプリケーションの複数の機能と関連した情報、及び複数の機能の各々に対応する複数の参照表現と関連した情報を含むデータセットに基づいて、複数の参照表現の各々と肉筆とを比較することで、実行する機能を決定できる。例えば、データセットは、スケジュール登録機能と関連して保存されたアイコン又はテキストを含むことができ、機能決定部420は、肉筆認識部410から認識された肉筆を、複数の機能の各々と関連したアイコン又はテキストと比較して、類似度を算出することで、実行する機能を決定できる。代替的に、機能決定部420は、データセットを学習した機械学習モデルであり得る。機能決定部420は、新しいデータセットに基づいて周期的にアップデートできる。
【0079】
機能実行部430は、機能決定部420により決定されたインスタントメッセージングアプリケーションの機能を、肉筆認識部410から認識した肉筆に含まれた情報に基づいて実行できる。
【0080】
一実施例において、機能実行部430は、特定のトークルームにおいて、イメージ撮影モードで肉筆を含むイメージが撮影されることに応じて、当該トークルーム内においてインスタントメッセージングアプリケーションで提供される機能を実行できる。これとは異なり、機能実行部430は、インスタントメッセージングアプリケーションで友人関係である少なくとも一つのユーザを選択するユーザ入力又は肉筆に含まれた友人関係である少なくとも一つのユーザ情報に基づいて、少なくとも一つのユーザが含まれたトークルーム内において特定の機能を実行することもできる。すなわち、機能が実行されるトークルームは、イメージ撮影モードへ進む経路、ユーザ入力又は肉筆に基づいて決定できる。
【0081】
一実施例において、機能実行部430は、肉筆を含むカレンダーのイメージが撮影されることに応じて、カレンダーの特定の日付に対応する領域に記載された肉筆及び当該日付に基づいて機能を実行できる。例えば、カレンダーの2023年01月23日に対応する領域に飲食店予約と関連した肉筆が記載された場合、機能実行部430は、飲食店予約機能を実行して2023年01月23日に当該飲食店を予約できる。飲食店予約機能の実行と関連した具体的な内容は、
図5で詳細に後述する。
【0082】
一実施例において、機能実行部430は、インスタントメッセージングアプリケーションで提供される送金機能と関連した情報、送金額及びインスタントメッセージングアプリケーションで友人関係であるユーザ情報を含む肉筆に基づいて、送金機能を実行できる。例えば、機能実行部430は、インスタントメッセージングアプリケーションで提供される送金機能を用いて、肉筆に記載されたユーザに、当該送金額を、肉筆が記載されたカレンダー上の日付に送金できる。以後、機能実行部430は、インスタントメッセージングアプリケーションを介して送金完了メッセージをユーザ端末に配信することで、ユーザ端末のディスプレイ上に送金完了メッセージが出力され得る。
【0083】
図4に示すプロセッサ314の内部構成は、例示に過ぎず、一部の実施例では図示の内部構成の以外に他の構成をさらに含むことができ、一部の構成を省略することもできる。例えば、当該内部構成の一部が省略される場合、情報処理システムのプロセッサ334及び/又は他のユーザ端末が、省略された一部の内部構成の機能を遂行するように構成できる。例えば、情報処理システムのプロセッサ334が肉筆を認識したり、実行する機能を決定したりできる。また、
図4では、プロセッサ314の内部構成を機能別に区分して説明したが、必ずしも物理的に区分されるものではない。肉筆認識部410、機能決定部420及び機能実行部430は区分して上述したが、これは発明の理解を助けるためのもので、これに限定されるものではない。
【0084】
図5、本開示の一実施例に係るカレンダーを撮影したイメージ500、及び飲食店予約機能が実行されるユーザインタフェース570の例を示す図である。ユーザ端末により肉筆を含むカレンダーが撮影された後、ユーザ端末のディスプレイ上にカレンダーを撮影したイメージ500が表示されることで、ユーザは、肉筆の認識結果を確認できる。
【0085】
一実施例において、カレンダーを撮影したイメージ500上には、肉筆が認識されたことを示す視覚的オブジェクトを表示できる。例えば、カレンダー内の各日付に対応する複数の領域のうち、肉筆が含まれた領域の各々に視覚的オブジェクトを表示できる。
図5に示すように、視覚的オブジェクトは、複数の領域の各々を取り囲むボックス520、530、540、550、560又はアイコン522、532、542、552、564を含むことができるが、これに限定されるものではない。
【0086】
一実施例において、カレンダーを撮影したイメージ500に表示される視覚的オブジェクトは、互いに異なる機能と関連した肉筆によって異なるように表示できる。例えば、トークルーム内の投票機能と関連した肉筆が認識されたことを示すボックス520は、実線で表示される反面、スケジュール登録機能と関連した肉筆が認識されたことを示すボックス540は、破線で表示され得る。
【0087】
付加的に、インスタントメッセージングアプリケーションと関連した情報処理システム又はユーザ端末に既に保存された情報と関連した肉筆、或いは、ユーザが以前に撮影したイメージに含まれた肉筆が認識されたことを示す視覚的オブジェクトは、他の視覚的オブジェクトと異なるように表示できる。例えば、ユーザが以前にカレンダーを撮影したとき、カレンダーに「朴OOに5万ウォン送金」という肉筆だけ記載されていたものの、以後、他の肉筆が追加されてからユーザが同じカレンダーを撮影した場合、以前に撮影されたカレンダーから当該情報が既に認識されたことを示すように、当該日付の領域に陰影を表示できる。また、以前に既に撮影された情報が認識されたことを示すボックス530は、他のボックス520、540、550、560と異なるように表示できる。
【0088】
一実施例において、インスタントメッセージングアプリケーションの友人関係であるユーザの記念日を示す視覚的オブジェクトが、当該記念日に対応するカレンダー内の領域上に表示され得る。カレンダーに友人の記念日情報を表示することで、ユーザがカレンダーに直接記載していない記念日を知らせることができる。このとき、当該領域には、友人関係であるユーザの名前、記念日タイプ、プロフィールイメージを共に表示できる。例えば、ユーザとインスタントメッセージングアプリケーションの友人関係である「金OO」の誕生日を示す視覚的オブジェクト564、「金OO」のプロフィールイメージ562、及び「金OO誕生日」のテキストを2023年01月27日に対応する領域に表示できる。ユーザが、特定のトークルームにおいて、イメージ撮影モードに進んでカレンダーイメージを撮影した場合、撮影されたカレンダーイメージに、当該トークルームに含まれたユーザらの記念日を示す視覚的オブジェクトが表示され得る。
【0089】
以後、ユーザは、イメージ500上の視覚的オブジェクト又は肉筆を含む領域を選択できる。ユーザ端末は、視覚的オブジェクト又は肉筆を含む領域を選択するユーザ入力を受信することに応じて、視覚的オブジェクト又は当該領域内の肉筆と関連した機能を実行できる。例えば、ユーザが2023年01月23日に対応するカレンダー内の領域を選択したり、視覚的オブジェクト550、552を選択したりすることに応じて飲食店予約機能が実行され、飲食店予約機能と関連したユーザインタフェース570がユーザ端末のディスプレイ上に出力され得る。
【0090】
一実施例において、飲食店予約機能は、肉筆に記載された日付(又は、カレンダーにプリントされた日付)、飲食店情報及び少なくとも一つのユーザ情報に基づいて実行できる。このとき、飲食店予約機能は、肉筆に記載された少なくとも一つのユーザが含まれたトークルームにおいて実行できる。例えば、図に示すように、2023年01月23日に対応するカレンダー内の領域には、インスタントメッセージングアプリケーションで提供される飲食店予約機能と関連した情報(「17:00」)、飲食店情報(「□□食堂」)及びインスタントメッセージングアプリケーションで友人関係である少なくとも一つのユーザ情報(「林OO」)を含む肉筆が記載されている。ユーザ端末は、カレンダーの左上端領域510に表示された年/月情報(「2023年01月」)及び数字「23」を認識することで、飲食店に来店する日付(又は、飲食店予約機能を実行する日付)を2023年01月23日として決定できる。以後、ユーザ端末は、ユーザインタフェース570に表示された通り、2023年01月23日午後5:00に2名(ユーザ及び「林OO」)が、「□□食堂」に来店するという飲食店予約を遂行できる。飲食店予約が完了した場合、肉筆に記載された友人関係であるユーザ情報(「林OO」)とのトークルームに飲食店予約情報を共有できる。
【0091】
一実施例において、予約を進めたい飲食店の予約制限理由(例えば、来店予定日1週間前から予約可能、満席による不可)により予約を進めることができない場合、ユーザ端末は、予約が可能な時に、インスタントメッセージングアプリケーションを介して、飲食店予約機能を用いて肉筆に記載された日付(又は、カレンダーにプリントされた日付)に飲食店予約が可能であるというメッセージを受信できる。受信されたメッセージは、ユーザ端末のディスプレイ上に出力され、ユーザがメッセージを選択することにより飲食店予約を実行できる。飲食店予約が完了した後、ユーザ端末は、インスタントメッセージングアプリケーションを介して、飲食店予約完了メッセージを受信し、これをユーザ端末のディスプレイ上に出力できる。
【0092】
付加的に、ユーザが、2023年01月6日に対応するカレンダー内の領域を選択したり、視覚的オブジェクト520、522を選択したりすることに応じて、投票機能が実行され、当該ユーザインタフェースがユーザ端末のディスプレイ上に出力され得る。このとき、投票機能を実行するトークルーム(又は、ユーザ)、投票オプション、投票期限などのような投票機能を実行するための情報は、ユーザから入力された後、これに基づいて特定のトークルーム内において投票機能を実行できる。これとは異なり、当該情報の少なくとも一部が肉筆から認識される場合、これに基づいて投票機能を実行することもできる。
【0093】
付加的に、ユーザが、2023年01月11日に対応するカレンダー内の領域を選択したり、視覚的オブジェクト530、532を選択したりする場合、送金機能が実行され、当該ユーザインタフェースがユーザ端末のディスプレイ上に出力され得る。このとき、送金機能を実行するユーザ情報(「朴OO」)、送金額(「5万ウォン」)などのような送金機能を実行するための情報が肉筆から認識されることで、2023年01月11日に当該ユーザに5万ウォンが送金されるように、当該ユーザ(朴OO)を含むトークルーム内において送金機能(例えば、予約送金機能)を実行できる。
【0094】
ユーザは、友人関係であるユーザの記念日を示すオブジェクト560、564、或いは、記念日(01月27日)に対応するイメージ上の領域を選択することで、友人関係であるユーザにギフト機能を実行できる。
【0095】
図6は、本開示の一実施例に係る肉筆認識結果が表示されるトークルーム画面610、及び複数のアイテムが表示されるリスト画面630を示す図である。図に示すように、トークルーム画面610には、肉筆認識結果を月別に分類して表示できる。これに限定されず、肉筆認識結果は、任意の日付の範囲に分類して表示してもよい。
【0096】
ユーザは、拡張/縮小ボタン622を選択することで、拡張/縮小ボタン622と関連した日付の範囲(2023年01月)内の肉筆認識結果624をトークルーム内において確認できる。肉筆認識結果624は、図に示すように、トークルーム内においてリストとして表示できる。これに限定されず、肉筆認識結果624は、別のポップアップウィンドウとして表示してもよい。
【0097】
一実施例において、肉筆認識結果624に含まれたアイテムの各々には、当該アイテムと関連した機能の実行完了又はスケジュール完了の可否を示す視覚的オブジェクトを表示できる。例えば、第1の視覚的オブジェクト626は、23年01月27日の金OO誕生日と関連した機能(トークルーム内のギフト機能)の実行/スケジュールが未完了であることを示すことができる。第2の視覚的オブジェクト628は、OO集まりの新年会と関連した機能(トークルーム内のスケジュール登録機能)の実行/スケジュールが完了であることを示すことができる。)
【0098】
一実施例において、トークルーム画面610には、ユーザの実行未完了又は未登録の機能と関連したメッセージが表示され得る。例えば、トークルーム画面610の第1の領域612には、実行未完了の送金機能と関連したリマインダーメッセージ及び送金機能と関連したユーザのプロフィールイメージ614が表示され得る。ユーザが、第1の領域612又はプロフィールイメージ614を選択することに応じて、送金機能を実行できる。他の例において、トークルーム画面610の第2の領域616には、飲食店予約と関連したリマインダーメッセージが表示され得る。このとき、ユーザは、第2の領域616内のアイコン618を選択することで、飲食店予約機能を実行できる。当該メッセージ等は、インスタントメッセージングアプリケーションのシステムメッセージとして受信できる。
【0099】
一実施例において、ユーザ端末は、ボックス620を選択するユーザ入力を受信することに応じて、ボックス620に対応する期間(2023年01月)内のアイテムを含む詳細リスト画面630を出力できる。リスト画面630に含まれたアイテムの各々は、実行する機能、機能を実行する日付及び肉筆と関連付けられる。例えば、第3のアイテム660には、実行するスケジュール登録機能と関連したアイコン664、肉筆から認識した内容(「OO集まりの新年会」)、実行する機能と関連したユーザ情報(例えば、ユーザプロフィールイメージ、トークルームプロフィールイメージなど)及び当該スケジュールの日付(23/01/14)が表示され得る。
【0100】
第1のアイテム640は、インスタントメッセージングアプリケーションと関連した情報処理システム又はユーザ端末に保存された情報(例えば、インスタントメッセージングアプリケーションで友人関係であるユーザの記念日情報)に基づいて表示されたものであり得る。一実施例において、このような情報は、表示された日付とは関係なく、リスト画面630の最上端に表示され得る。ユーザ端末は、アイコン642を選択するユーザ入力を受信することに応じて、友人関係であるユーザにギフト機能を実行できる。このように、リスト画面630に友人の記念日情報を表示することで、ユーザがカレンダーに記載していない記念日を知らせることができる。
【0101】
第2のアイテム650には、肉筆からインスタントメッセージングアプリケーションで提供される複数の機能のうち、実行する機能を特定できないことに応じて、ユーザが機能を選択するようにするアイコン654を含むことができる。ユーザ端末は、アイコン654を選択するユーザ入力を受信することに応じて、インスタントメッセージングアプリケーションで提供される複数の機能を表示し、ユーザは、複数の機能の一つを選択することで、第2のアイテム650と関連して実行される機能を決定できる。表示される複数の機能は、第2のアイテム650とのマッチング点数が高い順に整列して表示できる。一実施例において、肉筆認識結果624には、実行される機能が特定されない肉筆と関連した情報を表示しなくてもよい。一実施例において、ユーザ端末は、リストに含まれたアイテムの一つを選択するユーザ入力を受信することに応じて、当該アイテムと関連した機能を実行できる。
【0102】
ユーザは、チェックボックス652、662を用いて、インスタントメッセージングアプリケーション上に登録し、実行対象として指定するアイテムを選択できる。以後、ユーザは、登録ボタン670を選択して、チェックボックスにチェックされたアイテム等を登録することで、登録されたアイテムと関連した機能が実行対象となるように設定できる。すなわち、登録されないアイテムと関連した機能は、肉筆から認識されたものの、ユーザにより実行を保留した機能に該当し得る。
【0103】
一実施例において、ユーザ端末は、共有ボタン680を選択するユーザ入力を受信することで、リスト又は肉筆を含むイメージを、ユーザ端末に転送したり、情報処理システムに転送したり、他のユーザ端末に共有したりできる。
【0104】
図7は、本開示の一実施例に係るイメージ撮影モードに進む過程を示す図である。ユーザは、インスタントメッセージングアプリケーションの第1の画面710の撮影アイコン712を選択することで、ユーザ端末がイメージ撮影モードに進むことができる。このとき、撮影アイコン712は、特定のトークルーム内に位置しないアイコンに該当し得る。例えば、第1の画面710は、インスタントメッセージングアプリケーションのトークルームリスト画面であり得る。
【0105】
ユーザ端末は、撮影アイコン712を選択するユーザ入力を受信することに応じて、イメージ撮影モードに進んだ第2の画面720を出力できる。以後、ユーザが撮影ボタン722を選択することで、肉筆を含むイメージを撮影できる。イメージ撮影モードにおいてカレンダー又は肉筆が認識される場合、ユーザが撮影ボタン722を選択しなくても、イメージが自動で撮影され得る。
【0106】
一実施例において、ユーザが撮影ボタン722を選択する前又は後に、ユーザは、インスタントメッセージングアプリケーションで友人関係である少なくとも一つのユーザを選択できる。ユーザ端末は、選択された少なくとも一つのユーザが含まれたトークルーム内において、撮影されたイメージから認識されたインスタントメッセージングアプリケーションで提供される機能を実行できる。すなわち、特定のトークルーム内に位置しない撮影アイコン712を用いてイメージ撮影モードに進む場合、機能を実行するトークルームを指定するための別の手順が要求されることがある。反面、撮影されたイメージ内にインスタントメッセージングアプリケーションで友人関係である少なくとも一つのユーザ情報が含まれている場合、機能を実行するトークルームを指定するための別の手順が要求されないこともある。
【0107】
図8は、本開示の一実施例に係るトークルーム内においてイメージ撮影モードに進む過程を示す図である。ユーザは、インスタントメッセージングアプリケーションのトークルーム内の第1の画面810の撮影アイコン812を選択することで、イメージ撮影モードに進むことができる。すなわち、撮影アイコン812は、特定のトークルーム内のメニューに位置するアイコンであり得る。
【0108】
ユーザ端末は、撮影アイコン812を選択するユーザ入力を受信することに応じて、イメージ撮影モードに進んだ第2の画面820を出力できる。以後、ユーザが撮影ボタン822を選択することで、肉筆を含むイメージを撮影できる。イメージ撮影モードにおいてカレンダー又は肉筆が認識される場合、ユーザが撮影ボタン722を選択しなくても、イメージが自動で撮影され得る。
【0109】
図7とは異なり、第2の画面820には、第1の画面810のトークルームと関連したユーザ情報又はトークルーム情報が表示され得る。例えば、ユーザ端末は、第2の画面820の関連メンバーボタン824を選択するユーザ入力を受信することに応じて、当該トークルームに含まれた1または複数のユーザの情報(名前、対話名、プロフィールアイコンなど)を第2の画面820上の任意の位置に表示できる。付加的に、ユーザは、撮影されるイメージと関連した他のユーザを追加したり、現在登録されたユーザを削除したりできる。
【0110】
一実施例において、ユーザが撮影ボタン822を選択することにより肉筆を含むイメージが撮影された後、第1の画面810のトークルーム内において肉筆と関連した機能を実行できる。すなわち、ユーザが、特定のトークルーム内において、イメージ撮影モードに進むことで、実行する機能と関連したトークルーム乃至ユーザを直ちに決定できる。
【0111】
図9は、本開示の一実施例に係る肉筆に基づいて投票機能が実行される例を示す図である。イメージ910は、肉筆が記載されたノートを撮影したイメージに該当し得る。カレンダーが撮影される場合と比較して、ノートに記載された肉筆は日付情報をさらに含むことができる。すなわち、ノートに記載された肉筆は、インスタントメッセージングアプリケーションで提供される特定の機能と関連した情報、インスタントメッセージングアプリケーションの少なくとも一つのユーザ情報及び日付情報を含むことができる。例えば、イメージ910の第1の領域912には投票機能を実行する日付情報(又は、投票機能の期限日情報)と関連した肉筆を含み、第2の領域914には投票機能と関連した肉筆を含み、第3の領域916にはユーザ(又は、トークルーム)情報と関連した肉筆を含み、第4の領域918には投票機能から選択されるオプションと関連した肉筆を含むことができる。
【0112】
画面920は、イメージ910に基づいて実行された投票機能が表示される画面に該当し得る。投票機能は、第1の領域912の肉筆に基づいて2月8日に実行されたものであり得る。代替的に、投票機能は直ちに実行され、第1の領域912の肉筆に基づいて投票期限日を2月8日として入力できる。画面920の第1の領域922には、イメージの第2の領域914に含まれた肉筆に基づいて、投票のタイトルを表示できる。画面の第2の領域924には、イメージの第4の領域918に含まれた肉筆に基づいて、投票オプションを表示できる。また、投票機能は、ユーザ(又はトークルーム)情報と関連した肉筆に基づいて、特定のトークルーム(例えば、開発1チームのトークルーム)内において実行できる。このとき、投票機能は、特定のトークルーム(例えば、開発1チームのトークルーム)に含まれたユーザらを対象として遂行できる。
【0113】
図9では、肉筆が記載されたノートに日付情報を含むものが示されているが、これに限定されず、ノートに日付情報を含まなくてもよい。このとき、肉筆と関連したインスタントメッセージングアプリケーションで提供される機能は、認識して直ちに、或いは、ユーザが指定する時点にて実行できる。
【0114】
図10は、本開示の一実施例に係るインスタントメッセージングアプリケーション内の機能実行方法1000を示すフローチャートである。方法1000は、ユーザ端末(又は、情報処理システム)の少なくとも一つのプロセッサにより遂行できる。
【0115】
方法1000は、少なくとも一つのプロセッサがインスタントメッセージングアプリケーションで提供される複数の機能の少なくとも一つと関連した肉筆(handwriting)を含むイメージを受信することにより開始することができる(S1010)。一実施例において、プロセッサは、インスタントメッセージングアプリケーションの特定のトークルームにおいて、イメージ撮影モードに進んだ後、イメージ撮影モードにおいてイメージを撮影できる。
【0116】
その後、プロセッサは、イメージから認識された肉筆に基づいて、インスタントメッセージングアプリケーションで提供される機能を実行できる(S1020)。一実施例において、プロセッサは、イメージ撮影モードに進んだ特定のトークルーム内において、インスタントメッセージングアプリケーションで提供される機能を実行できる。インスタントメッセージングアプリケーションで提供される機能は、トークルーム内において実行される投票機能、送金機能及び飲食店予約機能の一つであり得る。
【0117】
一実施例において、プロセッサは、インスタントメッセージングアプリケーションで友人関係である少なくとも一つのユーザを選択するユーザ入力を受信し、選択された少なくとも一つのユーザが含まれたトークルーム内において、インスタントメッセージングアプリケーションで提供される機能を実行できる。
【0118】
一実施例において、肉筆は、インスタントメッセージングアプリケーションで提供される特定の機能と関連した情報、及びインスタントメッセージングアプリケーションで友人関係である少なくとも一つのユーザ情報を含み、プロセッサは、少なくとも一つのユーザが含まれたトークルーム内において特定の機能を実行できる。
【0119】
一実施例において、イメージは、肉筆が記載されたカレンダーを撮影したイメージであり、カレンダーは、複数の日付に対応する複数の領域を含み、肉筆は、第1の日付に対応する第1の領域に記載された第1の肉筆を含み、第1の肉筆は、インスタントメッセージングアプリケーションで提供される第1の機能と関連し、プロセッサは、第1の肉筆及び第1の日付に基づいて第1の機能を実行できる。プロセッサは、ユーザ端末のディスプレイ上に、カレンダーを撮影したイメージを表示できる。このとき、カレンダーを撮影したイメージ上に、第1の肉筆が認識されたことを示す第1の視覚的オブジェクトを表示でき、第1の機能は、ユーザからイメージ上の第1の視覚的オブジェクト又は第1の領域を選択するユーザ入力を受信することに応じて実行できる。
【0120】
一実施例において、肉筆は、第2の日付に対応する第2の領域に記載された第2の肉筆をさらに含み、第2の肉筆は、インスタントメッセージングアプリケーションで提供される第2の機能と関連し、カレンダーを撮影したイメージ上に、第2の肉筆が認識されたことを示す第2の視覚的オブジェクトがさらに表示され、第1の視覚的オブジェクト及び第2の視覚的オブジェクトは互いに異なることができる。
【0121】
一実施例において、第1の肉筆は、インスタントメッセージングアプリケーションで提供される飲食店予約機能と関連した情報、飲食店情報及びインスタントメッセージングアプリケーションで友人関係である少なくとも一つのユーザ情報を含み、プロセッサは、第1の日付、飲食店情報及び少なくとも一つのユーザ情報に基づいて、インスタントメッセージングアプリケーションで提供される飲食店予約機能を実行できる。以後、プロセッサは、インスタントメッセージングアプリケーションを介して、飲食店予約完了メッセージを受信し、飲食店予約完了メッセージをユーザ端末のディスプレイ上に出力できる。
【0122】
一実施例において、第1の肉筆は、インスタントメッセージングアプリケーションで提供される飲食店予約機能と関連した情報及び飲食店情報を含み、プロセッサは、インスタントメッセージングアプリケーションを介して、飲食店予約機能を用いて第1の日付に飲食店を予約できるというメッセージを受信し、メッセージをユーザ端末のディスプレイ上に出力できる。
【0123】
一実施例において、第1の肉筆は、インスタントメッセージングアプリケーションで提供される送金機能と関連した情報、送金額及びインスタントメッセージングアプリケーションで友人関係であるユーザ情報を含み、プロセッサは、インスタントメッセージングアプリケーションで提供される送金機能を用いて、当該日付にユーザに送金額を送金し、インスタントメッセージングアプリケーションを介して、送金完了メッセージを受信し、送金完了メッセージをユーザ端末のディスプレイ上に出力できる。
【0124】
一実施例において、カレンダーを撮影したイメージの第3の日付に対応する第3の領域上に、インスタントメッセージングアプリケーションの友人関係であるユーザの記念日を示す第3の視覚的オブジェクトを表示できる。
【0125】
一実施例において、プロセッサは、ユーザからイメージ上の第3の領域又は第3の視覚的オブジェクトを選択するユーザ入力を受信することに応じて、友人関係であるユーザにギフト機能を実行できる。
【0126】
一実施例において、肉筆は、第2の日付に対応する第2の領域に記載された第2の肉筆をさらに含み、第2の肉筆は、インスタントメッセージングアプリケーションで提供される第2の機能と関連し、プロセッサは、カレンダーを撮影したイメージから認識された第1のアイテム及び第2のアイテムを含むリストを、ユーザ端末のディスプレイ上に表示できる。このとき、第1のアイテムは第1の日付、第1の肉筆及び第1の機能と関連し、第2のアイテムは第2の日付、第2の肉筆及び第2の機能と関連するものであり得る。また、第1の機能は、ユーザからリストに含まれた第1のアイテムを選択するユーザ入力を受信することに応じて実行できる。
【0127】
一実施例において、第1の肉筆は、インスタントメッセージングアプリケーションで友人関係である少なくとも一つのユーザ情報をさらに含み、リストにおいて第1のアイテムと少なくとも一つのユーザのプロフィール情報とが共に表示され得る。
【0128】
一実施例において、肉筆は、インスタントメッセージングアプリケーションで提供される特定の機能と関連した情報、インスタントメッセージングアプリケーションの少なくとも一つのユーザ情報及び日付情報を含むことができる。このとき、特定の機能と関連した情報は、特定の機能と関連したテキスト又はアイコンに該当し得る。
【0129】
図10に示すフローチャート及び説明は、一つの例示に過ぎず、一部の実施例では異なるように具現化できる。例えば、一部のステップの順序が変化したり、一部のステップが省略されたり、他の構成が追加されたりでき、順次遂行されるものと記述された一部のステップが同時に遂行され得る。
【0130】
前述した方法は、コンピュータで実行するために、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に保存されたコンピュータプログラムとして提供され得る。媒体は、コンピュータで実行可能なプログラムを継続的に保存したり、実行又はダウンロードのために一時保存したりするものであり得る。また、媒体は、単一又は多数のハードウェアが結合された形態の多様な記録手段又は保存手段であり得るが、あるコンピュータシステムに直接接続される媒体に限定されず、ネットワーク上に分散して存在するものであり得る。媒体の例としては、ハードディスク、フロッピーディスク及び磁気テープのような磁気媒体、CD-ROMやDVDのような光記録媒体、フロプティカルディスク(floptical disk)のような磁気-光媒体(magneto-optical medium)、及び、ROM、RAM、フラッシュメモリなどを含み、プログラム命令語が保存されるように構成されたものが挙げられる。また、他の媒体の例としては、アプリケーションを流通するアプリストアやその他の多様なソフトウェアを供給乃至流通するサイト、サーバなどで管理する記録媒体乃至保存媒体も挙げられる。
【0131】
本開示の方法、動作又は技法は多様な手段により具現化できる。例えば、このような技法は、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、若しくはこれらの組合せで具現化できる。本願の開示により説明された多様な例示的な論理的ブロック、モジュール、回路及びアルゴリズムステップは、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、若しくは両方の組合せで具現化できることを、当業者であれば理解できるはずである。ハードウェア及びソフトウェアのこのような相互の代替を明確に説明するために、多様な例示的な構成要素、ブロック、モジュール、回路及びステップが、それらの機能的観点から一般的に前述された。そのような機能が、ハードウェアとして具現化されるか、若しくは、ソフトウェアとして具現化されるかは、特定のアプリケーション及び全体システムに付加される設計要求事項によって変化する。当業者は、各々の特定のアプリケーションのために多様な方式により説明された機能を具現化することもできるが、そのような具現化は本開示の範囲から逸脱するものと解釈してはならない。
【0132】
ハードウェアの具現化において、技法の遂行に利用されるプロセッシングユニットは、一つ以上のASIC、DSP、デジタル信号処理デバイス(digital signal processing devices DSPD)、プログラム可能な論理デバイス(programmable logic devices PLD)、フィールドプログラム可能なゲートアレイ(field programmable gate arrays FPGA)、プロセッサ、制御器、マイクロ制御器、マイクロプロセッサ、電子デバイス、本開示に説明された機能を遂行するように設計された他の電子ユニット、コンピュータ、若しくはこれらの組合せ内で具現化されることもできる。
【0133】
したがって、本開示により説明された多様な例示的な論理ブロック、モジュール及び回路は、汎用プロセッサ、DSP、ASIC、FPGAや他のプログラム可能な論理デバイス、離散ゲートやトランジスタロジック、離散ハードウェアコンポーネント、若しくは、本願に説明された機能を遂行するように設計されたもの等の任意の組合せで具現化又は遂行されることもできる。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであり得るが、代替的に、プロセッサは、任意の従来のプロセッサ、制御器、マイクロ制御器、若しくは状態マシンであり得る。プロセッサは、また、コンピューティングデバイスの組合せ、例えば、DSPとマイクロプロセッサ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと関連した一つ以上のマイクロプロセッサ、若しくは任意の他の構成の組合せで具現化されることもできる。
【0134】
ファームウェア及び/又はソフトウェアの具現化において、技法は、RAM(random access memory)、ROM(read-only memory)、NVRAM(non-volatile random access memory)、PROM(programmable read-only memory)、EPROM(erasable programmable read-only memory)、EEPROM(electrically erasable PROM)、フラッシュメモリ、CD(compact disc)、磁気又は光学データストレージデバイスなどのようなコンピュータ読み取り可能な媒体上に保存された命令として具現化できる。命令は、一つ以上のプロセッサによって実行可能であり得、プロセッサが本開示に説明された機能の特定の様態を遂行するようにできる。
【0135】
以上で説明された実施例は、一つ以上の独立型コンピュータシステムで現在開示された主題の態様を活用するものとして記述しているが、本開示は、これに限定されず、ネットワークや分散コンピューティング環境のような任意のコンピューティング環境によって具現化できる。さらには、本開示における主題の様態は複数のプロセッシングチップや装置で具現化されることもでき、ストレージは複数の装置に亘り、同様に影響を受ける場合もある。このような装置は、PC、ネットワークサーバ及び携帯用装置を含むこともできる。
【0136】
本明細書では、本開示が一部の実施例によって説明されてきたが、本開示の発明が属する技術分野における通常の技術者が理解し得る本開示から逸脱しない範囲内で多様な変形や変更が可能である。また、そのような変形や変更は、本明細書に添付された特許請求の範囲内に属するものと理解されるべきである。
【符号の説明】
【0137】
110 ユーザ端末
120 カレンダー
122 領域
124 第1の肉筆
126 第2の肉筆
128 第3の肉筆
130 ユーザインタフェース
132 第1の領域
134 第2の領域
136 第3の領域
138 第4の領域
140 ボタン
【外国語明細書】