(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024118536
(43)【公開日】2024-09-02
(54)【発明の名称】操作装置及び風向調整装置
(51)【国際特許分類】
B60H 1/34 20060101AFI20240826BHJP
F24F 13/15 20060101ALI20240826BHJP
【FI】
B60H1/34 611Z
F24F13/15 Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023024866
(22)【出願日】2023-02-21
(71)【出願人】
【識別番号】000229955
【氏名又は名称】日本プラスト株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100092565
【弁理士】
【氏名又は名称】樺澤 聡
(74)【代理人】
【識別番号】100112449
【弁理士】
【氏名又は名称】山田 哲也
(72)【発明者】
【氏名】鈴木 悠人
【テーマコード(参考)】
3L081
3L211
【Fターム(参考)】
3L081AA02
3L081AB02
3L081FA01
3L081FC01
3L211BA43
3L211DA14
(57)【要約】
【課題】操作部に応じて適切な節度感を付与できる操作装置及びこれを備えた風向調整装置を提供する。
【解決手段】操作装置10は、フィン5を操作する操作部12と、操作部12の操作に伴い所定の音を発生させる音発生部23と、音発生部23から発生する音の伝達を補助する伝達補助部30と、を備える。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
操作対象を操作する操作部と、
この操作部の操作に伴い所定の音を発生させる音発生部と、
この音発生部から発生する音の伝達を補助する伝達補助部と、
を備えることを特徴とする操作装置。
【請求項2】
伝達補助部は、音発生部の近傍に互いに対向して位置して前記音発生部から発生した音を反響させる壁部である
ことを特徴とする請求項1記載の操作装置。
【請求項3】
伝達補助部は、互いの間隔が音の反響方向に異なるように配置されている
ことを特徴とする請求項2記載の操作装置。
【請求項4】
伝達補助部は、音発生部に対して遠ざかる方向へと間隔が徐々に大きくなるように配置されている
ことを特徴とする請求項3記載の操作装置。
【請求項5】
回動可能に配置された操作対象としてのフィンと、
操作部により前記フィンを操作する請求項1ないし4いずれか一記載の操作装置と、
を備えることを特徴とする風向調整装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、操作対象を操作する操作部の操作に伴い所定の音を発生させる操作装置及びこれを備えた風向調整装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、例えば自動車などの車両に用いられる空調装置の風向を調整する風向調整装置には、風向を調整するフィンを操作するための操作ノブや操作ダイヤルなどの操作部が設けられる。このような操作部として、所定位置に操作したときにクリック感及びクリック音による節度感を付与し、操作フィーリングを向上するために、プランジャが設けられたものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2001-35306号公報 (第3-4頁、
図1-3)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
プランジャを用いて音を発生させる場合、構成部品同士の距離や形状に応じて音響が左右されるため、クリック音が不十分であることが製品として完成した後に判明することが懸念され、このような不具合に対応することが求められる。
【0005】
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、操作部に応じて適切な節度感を付与できる操作装置及びこれを備えた風向調整装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1記載の操作装置は、操作対象を操作する操作部と、この操作部の操作に伴い所定の音を発生させる音発生部と、この音発生部から発生する音の伝達を補助する伝達補助部と、を備えるものである。
【0007】
請求項2記載の操作装置は、請求項1記載の操作装置において、伝達補助部は、音発生部の近傍に互いに対向して位置して前記音発生部から発生した音を反響させる壁部であるものである。
【0008】
請求項3記載の操作装置は、請求項2記載の操作装置において、伝達補助部は、互いの間隔が音の反響方向に異なるように配置されているものである。
【0009】
請求項4記載の操作装置は、請求項3記載の操作装置において、伝達補助部は、音発生部に対して遠ざかる方向へと間隔が徐々に大きくなるように配置されているものである。
【0010】
請求項5記載の風向調整装置は、回動可能に配置された操作対象としてのフィンと、操作部により前記フィンを操作する請求項1ないし4いずれか一記載の操作装置と、を備えるものである。
【発明の効果】
【0011】
請求項1記載の操作装置によれば、音発生部から発生した音を適切な音量で伝達することが可能となり、操作部の操作に応じて適切な節度感を付与できる。
【0012】
請求項2記載の操作装置によれば、請求項1記載の操作装置の効果に加えて、簡素な構成で音を伝達できるとともに、伝達補助部の間隔、開き角度、長さに応じて音の伝達の度合いを容易に調整できる。
【0013】
請求項3記載の操作装置によれば、請求項2記載の操作装置の効果に加えて、間隙に応じて、伝達する音を拡散させたり凝集させたりすることが可能となる。
【0014】
請求項4記載の操作装置によれば、請求項3記載の操作装置の効果に加えて、音発生部から発生した音を伝達補助部によって拡大できる。
【0015】
請求項5記載の風向調整装置によれば、フィンの回動操作に応じて操作装置により適切な節度感を付与できる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【
図1】(a)は本発明の一実施の形態の操作装置の一部の分解斜視図、(b)は(a)の一部を拡大した斜視図、(c)は(b)のI-I相当位置を模式的に示す端面図である。
【
図2】
図3のII-II相当位置の断面図であり、(a)は操作部を中立位置とした状態を示し、(b)は操作部を一方に最大に移動させた状態を示し、(c)は操作部を他方に最大に移動させた状態を示す。
【
図3】同上操作装置を備える風向調整装置を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、本発明の一実施の形態について、図面を参照して説明する。
【0018】
図3において、1は被操作装置としての風向調整装置である。風向調整装置1は、空調風吹出装置、エアアウトレット、ベンチレータ、レジスタなどとも呼ばれ、自動車などの車両に用いられる空調装置において、吹き出す風向を調整するものである。風向調整装置1は、例えばインストルメントパネル部やセンタコンソール部などの車両の各部に設置される。本実施の形態では、風向調整装置1は、車室内において乗員の前方に配置されているものを例に挙げ、車室内から見て手前側つまり乗員側を前側、その反対方向を後側とし、上下左右方向については、車室内から見た方向を基準とする。図中では、矢印FR側を前側、矢印RR側を後側、矢印L側を左側、矢印R側を右側、矢印U側を上側、矢印D側を下側として説明する。これらの方向は、あくまで一例として図示されるものであって、風向調整装置1の設置位置や設置向きによって適宜変更されるものとする。
【0019】
風向調整装置1は、空調風が吹き出す吹出口2を有する本体部3を備える。本実施の形態において、吹出口2は横長に形成され、左右方向よりも上下方向が狭くなっている。本体部3の内部に、空調風が通過する通気路4が形成されている。吹出口2は、通気路4の下流端にある。通気路4には、風向調整体であるフィン5が配置されている。本実施の形態において、フィン5は、例えば上下方向に軸方向を有して本体部3に回動可能に支持される一のフィンである縦フィン6、及び、左右方向に軸方向を有して本体部3に回動可能に支持される他のフィンである横フィン7が設定される。図示される例では、空調風の上流側に横フィン7、下流側に縦フィン6が設定され、縦フィン6が吹出口2に臨んで位置している。縦フィン6が空調風の上流側、横フィン7が下流側にあってもよい。フィン5の枚数や配置は、通気路4や吹出口2の形状に応じて任意に設定してよい。本実施の形態では、縦フィン6が左右に複数枚設定され、横フィン7が一枚設定されている。複数の縦フィン6は、互いに連動して同方向に回動するようにリンクにより連結されている。その他、風向調整装置1は、シャットバルブなどの稼働部を備えていてもよい。
【0020】
フィン5は、操作装置10により操作される操作対象である。本実施の形態では、操作装置10は、フィン5を回動させるものである。図示される例では、操作装置10は、縦フィン6を左右に回動させるとともに、横フィン7を上下に回動させるように操作可能となっている。操作装置10は、下流側のフィンに配置されている。本実施の形態において、操作装置10は、縦フィン6に取り付けられている。図示される例では、操作装置10は、左右方向の中央部に位置する縦フィン6に取り付けられている。
【0021】
図1(a)及び
図2(a)ないし
図2(c)に示すように、操作装置10は、乗員などの使用者により操作されるノブ部である操作部12を備える。操作部12は、使用者が摘む摘み部14と、摘み部14に一体的に形成された連動部15と、を有する。摘み部14は、縦フィン6よりも前側に位置し、前部が吹出口2から前側に突出している。連動部15は、縦フィン6よりも後側に位置し、横フィン7(
図3)に連結されている。連動部15は、上下に対をなす腕部15aがフォーク状に形成されている。
【0022】
操作部12は、縦フィン6と一体的に左右方向に回動可能となっている。つまり、操作部12を左右に振ることで縦フィン6を左右に回動させることが可能となっている。また、操作部12は、縦フィン6に対し上下方向に回動可能に支持されている。操作部12を上下に回動させることで、横フィン7(
図3)が連動部15により連動して上下に回動するようになっている。
【0023】
本実施の形態では、操作部12は、複数の部材を組み合わせて形成されている。図示される例では、操作部12は、第一部材17と第二部材18とに左右に分割され、これら第一部材17と第二部材18とが縦フィン6を左右から挟み込むように組み合わせられることで縦フィン6に取り付けられている。例えば、第一部材17と第二部材18とは、互いに着脱可能に爪嵌合される。第一部材17と第二部材18とにより挟まれる縦フィン6には、操作部12の回動中心となる回動部20が形成されている。回動部20は、縦フィン6の両主面にそれぞれ形成され、第一部材17及び第二部材18にそれぞれ形成された回動受け部21とともに回動支持構造をなしている。本実施の形態では、回動部20が軸部、回動受け部21が凹部または穴部となっているが、回動部20が凹部または穴部、回動受け部21が軸部でもよい。
【0024】
また、操作部12を縦フィン6に対して上下に回動させた際に、その操作部12の操作に伴い所定の音を発生することで、節度感が付与されている。本実施の形態では、操作部12の操作に伴い所定の音を発生させる音発生部23が設けられている。音発生部23は、操作部12を縦フィン6に対して中立位置(ノミナル位置)つまり回動の中央位置、図示される例では上下方向の中央位置としたときに、クリック音が生じるように構成されている。
【0025】
音発生部23は、発音手段であるプランジャ25と、プランジャ25を受ける受け部26と、を有する。
【0026】
プランジャ25は、移動可能な節度部材25aと、この節度部材25aを付勢する付勢手段25bと、が保持部25cに保持されて構成されている。節度部材25aは、少なくとも先端部が球面状に形成されている。付勢手段25bは、例えばコイルばねである。保持部25cは、操作部12や縦フィン6とは別途の部材により形成されて操作部12や縦フィン6に保持されていてもよいし、操作部12あるいは縦フィン6に形成された凹部でもよい。
【0027】
また、受け部26は、プランジャ25の節度部材25aの先端部が嵌合可能な凹部として形成されている。プランジャ25の節度部材25aが受け部26に嵌合する際の節度部材25aと受け部26との当接により生じる感触及び音により、節度感が付与されるように構成されている。
【0028】
プランジャ25と受け部26とは、一方が操作部12側に配置され、他方が縦フィン6側に配置されている。本実施の形態では、プランジャ25が縦フィン6に配置され、受け部26が操作部12に配置されている。プランジャ25は、操作部12の回動中心から見て、放射状に配置されている。図示される例では、プランジャ25は、回動部20の前部に、操作部12の回動の径方向に沿って水平状に配置されている。また、プランジャ25は、前方に先端部を向けて配置されている。
【0029】
また、受け部26は、操作部12の第一部材17に配置されている。受け部26は、プランジャ25に対向する摺接壁部28に配置されている。
図1(a)及び
図1(b)に示すように、摺接壁部28は、縦フィン6に対する操作部12の回動方向に延びている。すなわち、摺接壁部28は、操作部12の回動軸線を中心軸として湾曲した円弧面状に形成されている。
図2(a)ないし
図2(c)に示すように、摺接壁部28は、操作部12が回動する範囲において、プランジャ25の節度部材25aとの接触を維持するように形成されている。摺接壁部28を含む仮想的な円筒面に対し、受け部26が段差状に窪んでいる。
【0030】
音発生部23から発生する音の伝達は、
図1(a)ないし
図1(c)に示す伝達補助部30により補助される。伝達補助部30は、音発生部23に近接して位置する。本実施の形態において、伝達補助部30は、受け部26に近接して位置する。
【0031】
図示される例では、伝達補助部30は、受け部26に隣接して互いに対向して位置する平面状の壁部(
図1(b)に斜線を施している部分)であり、音発生部23により受け部26の位置で発生した音を反響させる機能を有する。各伝達補助部30は、受け部26から摺接壁部28と交差する方向に延びている。つまり、各伝達補助部30は、縦フィン6に対する操作部12の回動方向に対し交差する方向または回動軸線に沿う方向に延びている。
【0032】
各伝達補助部30は、音を拡散させることなく伝達するように、互いに平行または略平行、すなわち間隔Gが一定または略一定となるように配置されていてもよいが、好ましくは、各伝達補助部30は、互いの間隔Gが音の反響方向に異なるように配置され、音を拡散または凝集するように構成されている。例えば、各伝達補助部30は、音発生部23に対して遠ざかる方向へと間隔が徐々に大きくなるように配置されている。すなわち、各伝達補助部30は、受け部26から離れる方向に向かい拡開状に傾斜されている。各伝達補助部30の受け部26からの高さ(長さ)H及び互いの開き角度θに応じて、伝達補助部30による音の拡散量が調節されるように構成されている。すなわち、高さHが大きいほど、また、開き角度θが180°未満で大きくなるほど、音の拡散量が大きく設定される。なお、開き角度θは、左右方向だけでなく、前後方向に調整してもよい。そこで、伝達補助部30の間隔G、高さH、開き角度θの少なくともいずれかを増減させることで、音の拡散量を調節することが可能となっている。
【0033】
例えば伝達補助部30は、変形可能、特に切削加工可能に形成されている。一例として、伝達補助部30は、試作品を用い、間隔G、高さH、開き角度θの少なくともいずれかを切削加工などにより変化させたり、間隔G、高さH、開き角度θの少なくともいずれかが異なるものを形成したりして、その試作品を用いて節度感及び音量をチェックし、所望の音の拡散量となった寸法や形状に基づき製品を作成することが可能となる。なお、本実施の形態では、各伝達補助部30は平面状の壁部として形成され、一定の角度で傾斜しているが、これに限らず、屈曲部を一または複数有して複数の異なる角度で傾斜するように形成されていてもよいし、円弧面状や円筒面状などに湾曲されていてもよい。
【0034】
図示される例では、各伝達補助部30は、受け部26へのプランジャ25の節度部材25aに組み付け時の挿入をガイドするガイド部35に配置されている。ガイド部35は、例えば受け部26に連なるガイド面35aを有するリブである。ガイド面35aは、第一部材17と第二部材18との組み付け方向、本実施の形態では左右方向に延びている。ガイド面35aは、受け部26から離れる方向に拡開状に傾斜している。ガイド面35aを挟む両側に、各伝達補助部30が位置する。
【0035】
本実施の形態では、受け部26、摺接壁部28、各伝達補助部30、及び、ガイド部35は、それぞれ第一部材17に形成されている。
【0036】
そして、操作装置10では、
図2(b)及び
図2(c)に示すように、摘み部14を摘み、縦フィン6に対して操作部12を中立位置から上下に回動させると、音発生部23では、プランジャ25の節度部材25aの先端部が受け部26から外れて摺接壁部28と摺接して付勢手段25bに付勢力が蓄えられる。
図2(a)に示すように、操作部12を中立位置とすると、音発生部23では、節度部材25aの先端部が付勢手段25bの付勢力によって受け部26に嵌合されることにより、節度部材25aが受け部26と当接する機械的な感触が操作部12に伝達されるとともに音が発生し、節度感が付与される。
【0037】
このとき、本実施の形態では、音発生部23から発生する音の伝達を伝達補助部30により補助することで、音発生部23から発生した音を適切な音量で伝達することが可能となり、操作部12の操作に応じて適切な節度感を付与でき、良好な節度感を保つことができるとともに、操作フィーリングに優れる。
【0038】
また、伝達補助部30を、音発生部23の近傍に互いに対向して位置して音発生部23から発生した音を反響させる壁部として形成することで、簡素な構成で音を伝達できるとともに、それら伝達補助部30の間隔G、開き角度θ、高さHに応じて音の伝達の度合いを容易に調整できる。
【0039】
伝達補助部30の互いの間隔Gが音の反響方向に異なるように配置されていることで、間隙Gに応じて、伝達する音を拡散させたり凝集させたりすることが可能となる。
【0040】
伝達補助部30の間隔Gが音発生部23に対して遠ざかる方向へと徐々に大きくなるように配置することで、音発生部23から発生した音を伝達補助部30によって拡大できる。
【0041】
そして、回動可能に配置されたフィン5を操作部12により操作することで、フィン5の回動操作に応じて操作装置10により適切な節度感を付与できる。
【0042】
なお、上記の一実施の形態において、伝達補助部30は、一対の壁部としたが、これに限らず、例えばメガホンのように、筒状の壁部などとして形成してもよい。
【0043】
また、音発生部23は、操作部12を中立位置とするときに音が発生するように構成されているが、これに限らず、音を発生させる操作部12の位置は任意に設定してよい。さらに、音を発生させる位置は、一箇所に限らず、複数箇所設定されていてもよい。
【0044】
操作部12は、フィン5を回動操作するためのノブ部としたが、これに限らず、操作ダイヤルなどの操作部であっても、上記の操作装置10を適用できる。
【0045】
操作装置10は、風向調整装置1に適用したが、これに限らず、節度感を付与する任意の装置に適用できる。
【産業上の利用可能性】
【0046】
本発明は、例えば自動車の空調用の風向調整装置を操作するための操作対象に節度感を付加するものとして好適に用いることができる。
【符号の説明】
【0047】
1 風向調整装置
5 操作対象であるフィン
10 操作装置
12 操作部
23 音発生部
30 伝達補助部
G 間隔