(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024118573
(43)【公開日】2024-09-02
(54)【発明の名称】報知制御装置および報知方法
(51)【国際特許分類】
G08B 21/02 20060101AFI20240826BHJP
G08B 21/24 20060101ALI20240826BHJP
B61L 23/00 20060101ALN20240826BHJP
【FI】
G08B21/02
G08B21/24
B61L23/00 Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023024924
(22)【出願日】2023-02-21
(71)【出願人】
【識別番号】308036402
【氏名又は名称】株式会社JVCケンウッド
(74)【代理人】
【識別番号】110002147
【氏名又は名称】弁理士法人酒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】小岩 智太郎
【テーマコード(参考)】
5C086
5H161
【Fターム(参考)】
5C086AA22
5C086BA22
5C086CA25
5C086DA15
5H161AA01
5H161MM05
5H161MM15
5H161NN01
5H161NN10
5H161PP01
(57)【要約】
【課題】対象に対して適切に報知すること。
【解決手段】報知制御装置は、所定区域に位置する対象を検出するセンサ部から検出データを取得するセンサ制御部と、センサ部による対象の検出結果に基づいて、対象の位置を特定する位置特定部と、所定区域に設けられ、圧縮空気を噴射する噴射部を制御して、対象に対して圧縮空気を噴射させる噴射制御部と、を備える。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
所定区域に位置する対象を検出するセンサ部から検出データを取得するセンサ制御部と、
前記センサ部による前記対象の検出結果に基づいて、前記対象の位置を特定する位置特定部と、
前記所定区域に設けられ、圧縮空気を噴射する噴射部を制御して、前記対象に対して圧縮空気を噴射させる噴射制御部と、
を備える、報知制御装置。
【請求項2】
前記位置特定部による前記対象の位置の特定結果に基づいて、前記対象の前記所定区域への進行度を判定する進行度判定部を更に備え、
前記噴射制御部は、前記対象の前記所定区域への進行度に基づいて、前記噴射部が噴射する圧縮空気の態様を変更する、
請求項1に記載の報知制御装置。
【請求項3】
前記センサ部による前記対象の検出結果に基づいて、前記対象の属性を判定する属性判定部をさらに備え、
前記噴射制御部は、前記対象の属性に基づいて、前記噴射部が噴射する圧縮空気の態様を変更する、
請求項1または2に記載の報知制御装置。
【請求項4】
所定区域に位置する対象を検出するセンサ部から検出データを取得するセンサ制御部と、
前記センサ部による前記対象の検出結果に基づいて、前記対象の行為を特定する行為特定部と、
前記行為特定部が前記対象による報知対象となる行為を特定した場合、前記対象に対して圧縮空気を噴射させる噴射制御部と、
を備える、報知制御装置。
【請求項5】
所定区域に位置する対象を検出するセンサ部から検出データを取得するステップと、
前記センサ部による前記対象の検出結果に基づいて、前記対象の位置を特定するステップと、
前記定区域に設けられ、圧縮空気を噴射する噴射部を制御して、前記対象に対して圧縮空気を噴射させるステップと、
を含む、報知方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、報知制御装置および報知方法に関する。
【背景技術】
【0002】
ホーム上に設定された侵入禁止領域内への乗客の侵入状態に応じて警報を出力させ、侵入の禁止を促す警報システムが知られている。(例えば、特許文献1参照)。特許文献1において、警報はディスプレイ及びスピーカから出力される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
警告ディスプレイによる警告の表示は、視認されない可能性がある。周囲の音を聞き取りにくいユーザ、ヘッドホンを装着しているユーザに対して、または騒音のある場所においては、音声による警告が効果的でない可能性がある。また、映画館、コンサートホールなどでユーザに警告を行う場合、音声による警告が適切でない可能性もある。ユーザの特徴やユーザのいる環境に依らずに、適切にユーザに警告することのできる技術が望まれている。
【0005】
本発明は、対象に対して適切に報知することのできる報知制御装置および報知方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の報知制御装置は、所定区域に位置する対象を検出するセンサ部から検出データを取得するセンサ制御部と、前記センサ部による前記対象の検出結果に基づいて、前記対象の位置を特定する位置特定部と、前記所定区域に設けられ、圧縮空気を噴射する噴射部を制御して、前記対象に対して圧縮空気を噴射させる噴射制御部と、を備える。
【0007】
本発明の報知制御装置は、所定区域に位置する対象を検出するセンサ部から検出データを取得するセンサ制御部と、前記センサ部による前記対象の検出結果に基づいて、前記対象の行為を特定する行為特定部と、前記行為特定部が前記対象による報知対象となる行為を特定した場合、前記対象に対して圧縮空気を噴射させる噴射制御部と、を備える。
【0008】
本発明の報知方法は、所定区域に位置する対象を検出するセンサ部から検出データを取得するステップと、前記センサ部による前記対象の検出結果に基づいて、前記対象の位置を特定するステップと、前記定区域に設けられ、圧縮空気を噴射する噴射部を制御して、前記対象に対して圧縮空気を噴射させるステップと、を含む。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、対象に対して適切に報知することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図1】
図1は、第1実施形態に係る報知システムの概要を説明するための図である。
【
図2】
図2は、第1実施形態に係る報知装置の構成例を示すブロック図である。
【
図3】
図3は、第1実施形態に係る報知装置の動作を説明するための図である。
【
図4】
図4は、第1実施形態に係る報知装置の動作を説明するための図である。
【
図5】
図5は、第1実施形態に係る圧縮空気の噴射処理の流れを示すフローチャートである。
【
図6】
図6は、第1実施形態の第1変形例に係る報知処理の流れを示すフローチャートである。
【
図7】
図7は、第1実施形態の第2変形例に係る報知処理の流れを示すフローチャートである。
【
図8】
図8は、第1実施形態の第3変形例に係る報知処理の流れを示すフローチャートである。
【
図9】
図9は、第2実施形態に係る報知システムの概要を説明するための図である。
【
図10】
図10は、第2実施形態に係る報知装置の構成例を示すブロック図である。
【
図11】
図11は、第2実施形態に係る報知装置の動作を説明するための図である。
【
図12】
図12は、第2実施形態に係る報知処理の流れを示すフローチャートである。
【
図13】
図13は、第2実施形態の第1変形例に係る報知処理の流れを示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、添付図面を参照して、本発明に係る実施形態を詳細に説明する。なお、この実施形態により本発明が限定されるものではなく、また、以下の実施形態において、同一の部位には同一の符号を付することにより重複する説明を省略する。
【0012】
[第1実施形態]
(報知システム)
図1を用いて、第1実施形態に係る報知システムの概要について説明する。
図1は、第1実施形態に係る報知システムの概要を説明するための図である。
【0013】
図1に示すように、報知システム1は、複数の報知装置10を含む。報知システム1は、例えば、鉄道または路面電車の駅のプラットホームに配置される。報知装置10は、例えば、プラットホームに沿って間隔を空けて配置される。報知装置10は、例えば、プラットホームの端部に配置される。報知装置10は、例えば、屋根Rに取り付けられてもよい。報知装置10は、例えば、報知装置10aのように柱Pに取り付けられてもよい。報知装置10と、報知装置10aとは、同一の構成を有する。報知システム1は、プラットホームに電車などの車両Tが到着する際に、ユーザU1またはユーザU2がプラットホームの所定区域内に位置すると判定された場合には、ユーザU1またはユーザU2に対して空気を噴射する。報知システム1は、報知装置10により圧縮空気を噴射することでユーザU1またはユーザU2に対して適切に報知を行うことができる。報知システム1は、各報知装置10がそれぞれ独立に制御され、プラットホーム上にユーザに対して、対応する報知装置10が空気を噴射して、報知を行う。なお、報知装置10が一か所のみに設置されればよい場合には、報知システム1は、1つの報知装置10によって構成されてもよい。以下では、報知システム1は、報知の一例として、ユーザに警告を行うものとして説明するが、本発明はこれに限定されない。
【0014】
(報知装置)
図2を用いて、第1実施形態に係る報知装置の構成例について説明する。
図2は、第1実施形態に係る報知装置の構成例を示すブロック図である。
【0015】
図2に示すように。報知装置10は、センサ部20と、噴射部22と、記憶部24と、制御部(報知制御装置)26と、を備える。
【0016】
センサ部20は、対象を検出する装置である。センサ部20は、例えば、予め定められている所定区域内に位置する対象を検出する。所定区域は、例えば、ユーザの立ち入りが禁止されている区域である。センサ部20は、例えば、可視光カメラ、赤外線カメラ、人感センサなどであるが、これらに限定されない。センサ部20は、例えば、エッジAI(Artificial Intelligence)の機能を有するコンピュータを備えていてよい。例えば、センサ部20は、対象の検出結果と、検出された対象の状態が所定の条件を満たすかを示す情報との対応関係を学習したAIモデルに対象の状態を入力することで、対象の状態が所定の状態であるか否かを判定してもよい。センサ部20は、その他の検出装置であってもよい。
図3と、
図4とは、第1実施形態に係る報知装置の動作を説明するための図である。
図3に示すように、センサ部20は、例えば、駅のプラットホームの先端部から所定区域内に位置するユーザU1を検出する。この場合、所定区域は、例えば、プラットホームの先端部から数十センチメートルの範囲内であるが、これに限定されない。
図4に示すように、センサ部20は、例えば、駅のプラットホームに車両Tが進入した際に、車両Tから所定区域内に位置するユーザU2を検出する。この場合、所定区域は、例えば、車両Tから数十センチメートルの範囲内であるが、これに限定されない。所定区域は、例えば、ユーザU1またはユーザU2が事故に合う可能性がある区域および車両Tの運行に支障をきたす可能性のある区域であればよい。
【0017】
噴射部22は、圧縮空気を生成し、生成した圧縮空気を対象に噴射する装置である。
図3に示すように、噴射部22は、例えば、駅のプラットホームの先端部から所定区域内に位置するユーザU1に対して、圧縮空気を噴射する。
図4に示すように、噴射部22は、例えば、車両Tから所定区域内に位置するユーザU2に対して圧縮空気を噴射する。噴射部22は、例えば、コンプレッサにより圧縮空気を生成する装置であってもよい。コンプレッサは、電気モータで駆動するものであってもよいし、内燃機関で駆動するものであってもよい。噴射部22は、例えば、空気ポンプを備える装置であってもよい。すなわち、噴射部22は、圧縮空気を噴射可能な周知の装置であってよい。
【0018】
記憶部24は、各種の情報を記憶している。記憶部24は、制御部26の演算内容、およびプログラム等の情報を記憶する。記憶部24は、例えば、RAM(Random Access Memory)と、ROM(Read Only Memory)のような主記憶装置、HDD(Hard Disk Drive)等の外部記憶装置とのうち、少なくとも1つ含む。
【0019】
制御部26は、報知装置10の各部を制御する。制御部26は、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)などの情報処理装置と、RAM(Random Access Memory)又はROM(Read Only Memory)などの記憶装置とを有する。制御部26は、報知装置10の動作を制御するプログラムを実行する。制御部26は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現されてもよい。制御部26は、ハードウェアと、ソフトウェアとの組み合わせで実現されてもよい。制御部26は、センサ部20および噴射部22とは離れて構成されていてもよい。言い換えれば、制御部26は、報知装置10とは別の装置で構成されていてもよい。具体的には、報知システム1は、センサ部20と、噴射部22とを含む複数の報知装置10と、記憶部24と、制御部26とを含む管理センターなどに配置された1台のサーバ装置とによって構成されてもよい。この場合、サーバ装置は、図示しない通信部により複数の報知装置10と通信を行うことで複数の報知装置10を制御して、圧縮空気を噴射させてもよい。
【0020】
制御部26は、センサ制御部30と、位置特定部32と、進行度判定部34と、属性判定部36と、噴射制御部38と、を備える。
【0021】
センサ制御部30は、センサ部20を制御して、所定区域内に位置する対象を検出させる。センサ制御部30は、センサ部20が検出した対象に関する検出データをセンサ部20から取得する。
【0022】
位置特定部32は、センサ制御部30が取得した検出データに基づいて、所定区域における対象の位置を特定する。位置特定部32は、所定区域における対象の位置を示す位置情報を生成する。
【0023】
進行度判定部34は、位置特定部32が特定した対象の位置に基づいて、対象の所定区域への進行の度合いを示す進行度を判定する。進行度判定部34は、例えば、対象がプラットホームの先端部や車両Tから近い位置にいるほど、進行度を高く判定する。進行度判定部34は、対象の所定区域への進行度を示す進行度情報を生成する。
【0024】
属性判定部36は、所定区域で検出された対象の属性を判定する。属性判定部36は、例えば、例えば、所定区域で検出された対象が圧縮空気の噴射対象であるか否かを判定する。属性判定部36は、例えば、所定区域で検出された対象が駅員であると判定された場合、対象は圧縮空気の噴射対象ではないと判定する。属性判定部36は、例えば、所定区域で検出されたユーザの年齢、性別、服装、持ち物などを判定する。属性判定部36は、例えば、所定区域内で検出されたユーザに対して顔認証処理を実行し、ユーザの年齢等を判定してもよい。属性判定部36は、例えば、所定区域内で検出されたユーザが所有するRFID(Radio Frequency Identification)などのタグに基づいて、ユーザの属性を識別してもよい。この場合、ユーザは自身の属性を記憶させたRFIDを所持していればよい。そして、報知装置10は、RFIDを読み込むRFIDリーダ等の読み込み装置を備え、属性判定部36は、RFIDリーダが読み込んだ情報に基づいて、ユーザの属性を判定してもよい。属性判定部36は、ユーザの属性を示す属性情報を生成する。
【0025】
噴射制御部38は、噴射部22を制御して、所定区域で検出された対象に対して、圧縮空気を噴射させる。噴射制御部38は、例えば、噴射部22を制御して、所定区域で検出された対象に対して、対象が所定区域から退去するまで、圧縮空気を噴射させる。噴射制御部38は、例えば、噴射部22を制御して、所定区域で検出された対象に対して、対象が所定区域から退去するまで、所定の時間間隔で連続して圧縮空気を噴射させてもよい。時間間隔は、一定間隔であってもよいし、不定間隔であってもよい。噴射制御部38は、例えば、複数の噴射口を設けた噴射部22からシャワー状の圧縮空気を対象に対して噴射するように噴射部22を制御してもよい。噴射制御部38は、例えば、噴射口の開口を制御可能な噴射部22の噴射口を制御して、広い面積の圧縮空気(ボール状の圧縮空気)または狭い面積の圧縮空気(ビーム状の圧縮空気)を対象に対して噴射させてもよい。
【0026】
噴射制御部38は、例えば、圧縮空気を噴射された対象の状況に応じて、圧縮空気の噴射態様を変更してもよい。噴射制御部38は、例えば、圧縮空気を噴射された対象が所定時間経過しても所定区域から退去しない場合には、噴射強度を強くした圧縮空気を対象に対して噴射するように噴射部22を制御してもよい。噴射制御部38は、例えば、圧縮空気を噴射された対象が所定時間経過しても所定区域から退去しない場合には、対象に対して圧縮空気を噴射する間隔を短くするように噴射部22を制御してよい。噴射制御部38は、例えば、圧縮空気を噴射された対象が所定時間経過しても所定区域から退去しない場合には、噴射強度に強弱を付けた圧縮空気を対象に対して連続的に噴射するように噴射部22を制御してもよい。噴射制御部38は、例えば、圧縮空気を噴射された対象が所定時間経過しても所定区域から退去しない場合には、シャワー状の圧縮空気、ボール状の圧縮空気を切り替えて噴射するように噴射部22を制御してもよい。
【0027】
噴射制御部38は、例えば、進行度判定部34による対象の所定区域への進行度の判定結果に応じて、圧縮空気の噴射態様を変更してもよい。噴射制御部38は、例えば、対象の所定区域への進行度が予め定めた閾値以上である場合には、噴射強度を強くした圧縮空気を対象に対して噴射するように噴射部22を制御してもよい。噴射強度は、進行度が高いほど強くしてもよい。
【0028】
噴射制御部38は、例えば、属性判定部36による対象の属性の判定結果に応じて、圧縮空気の噴射態様を変更してもよい。
【0029】
(噴射処理)
図5を用いて、第1実施形態に係る圧縮空気の噴射処理について説明する。
図5は、第1実施形態に係る圧縮空気の噴射処理の流れを示すフローチャートである。
【0030】
センサ制御部30は、センサ部20から取得した検出データに基づいて、所定区域内で対象を検出したか否かを判定する(ステップS10)。所定区域で対象を検出したと判定された場合(ステップS10;Yes)、ステップS12に進む。所定区域で対象を検出したと判定されない場合(ステップS10;No)、ステップS18に進む。
【0031】
ステップS10でYesと判定された場合、位置特定部32は、所定区域における対象の位置を特定する(ステップS12)。そして、ステップS14に進む。
【0032】
噴射制御部38は、噴射部22を制御して、対象に対して圧縮空気を噴射させる(ステップS14)。そして、ステップS16に進む。
【0033】
センサ制御部30は、対象が所定区域から退去したか否かを判定する(ステップS16)。具体的には、センサ制御部30は、圧縮空気の噴射後、所定区域内で対象が検出されなかった場合に、対象が所定区域から退去したと判定する。対象が所定区域から退去したと判定された場合(ステップS16;Yes)、ステップS18に進む。対象が所定区域から退去したと判定されない場合(ステップS16;No)、ステップS14に進む。すなわち、第1実施形態では、対象が所定区域から退去するまで、対象に対して圧縮空気の噴射を継続する。
【0034】
制御部26は、処理を終了するか否かを判定する(ステップS18)。具体的には、制御部26は、電源をオフにする操作を受け付けた場合などに処理を終了すると判定する。処理を終了すると判定された場合(ステップS18;Yes)、
図5の処理を終了する。処理を終了すると判定されない場合(ステップS18;No)、ステップS10に進む。
【0035】
上述のとおり、第1実施形態は、所定区域に位置する対象に対して、対象が所定区域から退去するまで、圧縮空気を噴射することができる。圧縮空気の噴射を受けた対象は、噴射を皮膚感覚や身体の振動として認識する。これにより、第1実施形態は、周囲の音が聞き取りづらいユーザや騒音のある場所にいるユーザなど、ユーザの特徴やユーザのいる環境に依らずに、適切に報知することができる。
【0036】
[第1実施形態の第1変形例]
図6を用いて、第1実施形態の第1変形例に係る報知処理について説明する。
図6は、第1実施形態の第1変形例に係る報知処理の流れを示すフローチャートである。
【0037】
第1実施形態の第1変形例では、所定区域内の対象が報知後も退去しなかった場合に、態様を変更した圧縮空気を対象に噴射する処理を行う。
【0038】
ステップS30からステップS38の処理は、それぞれ、
図5に示すステップS10からステップS18の処理と同一なので、説明を省略する。
【0039】
ステップS36でNoと判定された場合、噴射制御部38は、噴射部22に噴射させる圧縮空気の態様を変更する(ステップS40)。例えば、噴射制御部38は、噴射部22に噴射させる圧縮空気の強度を変更してもよい。例えば、噴射制御部38は、噴射部22に噴射させる圧縮空気の強度をより強くしてもよい。例えば、噴射制御部38は、噴射部22に所定の時間間隔で連続して圧縮空気を噴射させる場合には、所定の時間間隔を短くしてもよい。例えば、噴射制御部38は、噴射部22に噴射させる圧縮空気の温度を変更してもよい。例えば、噴射制御部38は、圧縮空気の温度をより熱くしてもよいし、より冷たくしてもよい。これらに限定されず、噴射制御部38は、圧縮空気をその他の態様に変更してもよい。そして、ステップS34に進む。
【0040】
上述のとおり、第1実施形態の第1変形例は、報知後も所定区域から退去しない対象に対しては、圧縮空気の態様を変えて、対象に噴射することができる。これにより、第1実施形態の第1変形例は、より適切に報知することができる。
【0041】
[第1実施形態の第2変形例]
図7を用いて、第1実施形態の第2変形例に係る報知処理について説明する。
図7は、第1実施形態の第2変形例に係る報知処理の流れを示すフローチャートである。
【0042】
第1実施形態の第2変形例では、所定区域への進行度を判定し、進行度に応じて態様を変更した圧縮空気を対象に噴射する処理を行う。
【0043】
ステップS50およびステップS52に処理は、それぞれ、
図5に示すステップS10およびステップS12の処理と同じなので、説明を省略する。
【0044】
進行度判定部34は、位置特定部32が特定した所定区域における対象に位置に基づいて、所定区域への進行度を判定する(ステップS54)。例えば、進行度判定部34は、「大」、「中」、「小」など3段階で進行度を判定してもよい。例えば、進行度判定部34は、点数で進行度を判定してもよい。例えば、進行度判定部34は、進行度が所定の閾値を超えているか否かを判定してもよい。例えば、センサ部20がエッジAIの機能を有している場合には、センサ部20が対象の位置に基づいて、進行度を判定してもよい。この場合、進行度判定部34は、センサ部20から進行度に関する情報を取得してもよい。そして、ステップS56に進む。
【0045】
噴射制御部38は、進行度判定部34が判定した進行度に応じて、圧縮空気の態様を変更する(ステップS56)。圧縮空気の態様を変更する方法は、
図6に示すステップS40と同じである。第1実施形態の第2変形例では、噴射制御部38は、例えば、進行度が大きい程、より強い報知となるように圧縮空気の態様を変更してもよい。そして、ステップS58に進む。
【0046】
ステップS58からステップS62の処理は、それぞれ、
図5に示すステップS14からステップS18の処理と同一なので、説明を省略する。
【0047】
上述のとおり、第1実施形態の第2変形例は、所定区域への進入度に応じて態様を変更した圧縮空気を対象に噴射することができる。これにより、第1実施形態の第2変形例は、より適切に報知することができる。
【0048】
[第1実施形態の第3変形例]
図8を用いて、第1実施形態の第3変形例に係る報知処理について説明する。
図8は、第1実施形態の第3変形例に係る報知処理の流れを示すフローチャートである。
【0049】
第1実施形態の第3変形例では、対象の属性を判定し、属性に応じて態様を変更した圧縮空気を対象に噴射する処理を行う。
【0050】
ステップS70およびステップS72の処理は、それぞれ、
図5に示すステップS10およびステップS12の処理と同一なので、説明を省略する。
【0051】
属性判定部36は、センサ制御部30による対象の検出結果に基づいて、対象の属性を判定する(ステップS74)。例えば、センサ部20がエッジAIの機能を有している場合には、センサ部20が対象の検出結果に基づいて、対象の属性を判定してもよい。この場合、属性判定部36は、センサ部20から対象の属性に関する情報を取得してもよい。そして、ステップS76に進む。
【0052】
属性判定部36は、所定区域内の対象は圧縮空気の噴射対象であるか否かを判定する(ステップS76)。例えば、属性判定部36は、駅のプラットホームでは対象が駅員および作業者などである場合には、圧縮空気の噴射対象外であると判定してもよい。例えば、属性判定部36は、対象が老人および怪我人などの介助が必要な老人および怪我人などである場合には、安全性などの観点から、噴射対象外であると判定してもよい。対象が噴射対象であると判定された場合(ステップS76;Yes)、ステップS78に進む。対象が噴射対象と判定されない場合(ステップS76;No)、ステップS84に進む。そして、ステップS78に進む。
【0053】
噴射制御部38は、属性判定部36が判定した属性に応じて、圧縮空気の態様を変更する(ステップS78)。圧縮空気の態様を変更する方法は、
図6に示すステップS40と同じである。第1実施形態の第3変形例では、噴射制御部38は、例えば、より危険な行動をとり得ると想定される属性程、より強い報知となるように圧縮空気の態様を変更してもよい。そして、ステップS80に進む。
【0054】
ステップS80からステップS84の処理は、それぞれ、
図5に示すステップS14からステップS18の処理と同一なので、説明を省略する。
【0055】
上述のとおり、第1実施形態の第3変形例は、所定区域内の対象の属性に応じて態様を変更した圧縮空気を対象に噴射することができる。これにより、第1実施形態の第3変形例は、より適切に報知することができる。
【0056】
[第1実施形態の第4変形例]
第1実施形態の第4変形例では、所定区域内の対象は人物に限定されず、動物であってもよい。
【0057】
報知装置10は、例えば、自宅の庭などに設置されてもよい。この場合、センサ制御部30は、自宅の庭で野良猫などが検出されたか否かを判定してもよい。この場合、噴射制御部38は、検出された野良猫などに圧縮空気を噴射して、野良猫などを庭から追い払うようにしてもよい。噴射制御部38は、例えば、野良猫などの大きさに応じて、圧縮空気の態様を変更してもよい。これにより、第1実施形態の第4変形例は、野良猫などにより庭が荒らされてしまうことを防止することができる。
【0058】
報知装置10は、例えば、商店街および住宅街などに設置されてもよい。この場合、センサ制御部30は、商店街および住宅街などから所定範囲内にムクドリなどの鳥害を引き起こす可能性のある鳥類が検出されたか否かを判定してもよい。この場合、噴射制御部38は、検出された鳥類に圧縮空気を噴射して、鳥類を追い払うようにしてもよい。これにより、第1実施形態の第4変形例は、商店街および住宅街などにおける鳥害を防止することができる。
【0059】
[第1実施形態の第5変形例]
第1実施形態の第5変形例では、圧縮空気の噴射による報知に加えて、音声で報知してもよい。
【0060】
第1実施形態の第5変形例では、例えば、報知装置10は、音声を出力する図示しないスピーカを備えていてもよい。この場合、報知装置10は、圧縮空気による報知後、対象が所定区域から退去しない場合には、「この場所から離れてください。」といった音声を出力して、対象を所定区域から移動させるようにしてもよい。これにより、第1実施形態の第5変形例は、圧縮空気の噴射と、音声の出力とにより、適切に報知することができる。
【0061】
[第2実施形態]
(報知システム)
図9を用いて、第2実施形態に係る報知システムの概要について説明する。
図9は、第2実施形態に係る報知システムの概要を説明するための図である。
【0062】
図9に示すように、報知システム1Aは、複数の報知装置10Aと、センサ部20Aと、を含む。すなわち、報知システム1Aは、報知装置10Aと、センサ部20Aとは、別体に構成されている。報知システム1Aは、例えば、映画館、コンサートホール、劇場などに配置される。報知装置10Aは、各座席の背面に配置され、座席の後ろの席のユーザが所定の行為を行っていると判定された場合に、圧縮空気を噴射して、報知を行う。センサ部20Aは、例えば、天井や壁などに少なくとも1つが配置され、各座先に座っているユーザUを検出する。
【0063】
(報知装置)
図10を用いて、第2実施形態に係る報知装置の構成例について説明する。
図10は、第2実施形態に係る報知装置の構成例を示すブロック図である。
【0064】
図10に示すように、報知装置10Aは、噴射部22と、記憶部24と、制御部26Aと、通信部28と、を備える。報知装置10Aは、通信部28を備える点と、制御部26Aが行為特定部40と、行為判定部42とを備える点とで、
図2に示す報知装置10と異なる。報知装置10Aは、センサ部20Aが別体に構成されている点と、制御部36Aが位置特定部32と、進行度判定部34と、属性判定部36とを備えていない点とで、
図2に示す報知装置10と異なる。
【0065】
センサ部20Aは、対象を検出する装置である。センサ部20Aは、例えば、予め定められている所定区域内に位置する対象を検出する。第2実施形態では、所定区域は、例えば、映画館等の座席である。センサ部20Aは、例えば、映画館等の座席に座っているユーザを検出する。センサ部20Aは、例えば、センサ部20Aは、例えば、映画館等の座席に座っているユーザを常時検出する。センサ部20Aは、例えば、可視光カメラ、赤外線カメラなどであるが、これらに限定されない。センサ部20Aは、例えば、エッジAIの機能を有するコンピュータを備えていてよい。例えば、センサ部20Aは、ユーザの検出結果と、検出されたユーザの行為が所定の条件を満たすかを示す情報との対応関係を学習したAIモデルに対象の状態を入力することで、ユーザの行為が所定の状態であるか否かを判定してもよい。センサ部20Aは、その他の検出装置であってもよい。
【0066】
通信部28は、報知装置10Aと、外部装置との間の通信を実行する通信インターフェースである。通信部28は、例えば、報知装置10Aと、センサ部20Aとの間の通信を実行する。
【0067】
センサ制御部30Aは、通信部28を介して、ユーザの検出結果に関する検出データをセンサ部20Aから取得する。
【0068】
行為特定部40は、センサ制御部30Aがセンサ部20Aから取得した検出データに基づいて、ユーザの行為を特定する。
【0069】
行為判定部42は、行為特定部40が特定したユーザの行為が、報知対象の行為であるか否かを判定する。報知対象の行為は、予め定められていてよい。行為判定部42は、例えば、行為特定部40が特定した行為が、映画館等で禁止されている行為である場合、報知対象の行為であると判定する。行為判定部42は、例えば、映画館等で映画の上映中にユーザがスマートフォンを操作していることが特定された場合に、報知対象の行為であると判定する。
【0070】
図11は、第2実施形態に係る報知装置の動作を説明するための図である。例えば、
図12に示すように、ユーザU3が映画の上映中にスマートフォン12を操作していると判定されたとする。この場合、ユーザU3の前の座席の背面に設けられた報知装置10Aは、ユーザU3に対して圧縮空気を噴射することで、ユーザU3に報知を行う。
【0071】
(報知処理)
図12を用いて、第2実施形態に係る報知処理について説明する。
図12は、第2実施形態に係る報知処理の流れを示すフローチャートである。
【0072】
センサ制御部30Aは、センサ部20Aから取得した検出データに基づいて、所定区域内で対象を検出したか否かを判定する(ステップS90)。所定区域で対象を検出したと判定された場合(ステップS90;Yes)、ステップS92に進む。所定区域で対象を検出したと判定されない場合(ステップS90;No)、ステップS100に進む。
【0073】
行為特定部40は、センサ制御部30Aが検出した検出データに基づいて、所定区域内で検出された対象の行為を特定する(ステップS92)。例えば、センサ部20AがエッジAIの機能を有している場合には、センサ部20Aが対象の検出データに基づいて、対象の行為を特定してもよい。この場合、行為特定部40は、センサ部20Aから対象の行為に関する情報を取得してもよい。そして、ステップS94に進む。
【0074】
行為判定部42は、特定された行為が報知対象の行為であるか否かを判定する(ステップS94)。報知対象の行為であると判定された場合(ステップS94;Yes)、ステップS96に進む。報知対象の行為であると判定されない場合(ステップS94;No)、ステップS100に進む。
【0075】
ステップS94でYesと判定された場合、噴射制御部38は、噴射部22を制御して、圧縮空気を報知対象の行為を行っている対象に噴射する(ステップS96)。そして、ステップS98に進む。
【0076】
行為判定部42は、対象が報知対象の行為を止めたか否かを判定する(ステップS98)。具体的には、行為判定部42は、圧縮空気の噴射後、対象の行為が報知対象の行為と判定されなくなった場合に、対象が報知対象の行為を止めたと判定する。対象が報知対象の行為を止めたと判定された場合(ステップS98;Yes)、ステップS100に進む。対象が報知対象の行為を止めたと判定されない場合(ステップS98;No)、ステップS96に進む。すなわち、第2実施形態では、対象が報知対象の行為を止めるまで、対象に対して圧縮空気の噴射を継続する。
【0077】
上述のとおり、第2実施形態は、報知対象の行為を行うユーザに対して、ユーザが報知対象の行為を止めるまで、圧縮空気を噴射することができる。圧縮空気の噴射を受けたユーザは、噴射を皮膚感覚や身体の振動として認識する。これにより、第2実施形態は、映画館で映画の上映中などの音声による報知が不適切な状況であっても、適切に報知することができる。
【0078】
なお、第2実施形態において、複数の報知装置10Aは、各々に記憶部24と、制御部26Aが設けられ、通信部28を介してセンサ部20Aから取得した検出データに基づいて、噴射部22の制御を行う構成としたが、本発明はこれに限定されない。例えば、第2実施形態では、報知システム1Aは、センサ部20Aと、記憶部24と、制御部26Aとが同じ箇所(同一装置)に設けられ、噴射部22のみが報知装置10Aに設けられていてもよい。この場合、制御部26Aは、通信部28を介して、噴射部22を制御するための制御情報を報知装置10Aに出力するようにしてもよい。そして、報知装置10Aは、制御部26Aから取得した報知情報に従って、圧縮空気を噴射して報知を行うようにしてもよい。
【0079】
[第2実施形態の第1変形例]
図13を用いて、第2実施形態の第1変形例に係る報知処理について説明する。
図13は、第2実施形態の第1変形例に係る報知処理の流れを示すフローチャートである。
【0080】
第2実施形態の第1変形例では、報知対象の行為を行っているユーザが報知後も報知対象の行為を止めなかった場合に、態様を変更した圧縮空気を対象に噴射する処理を行う。
【0081】
ステップS110からステップS120の処理は、それぞれ、
図12に示すステップS90からステップS100の処理と同一なので、説明を省略する。
【0082】
ステップS118でNoと判定された場合、噴射制御部38は、噴射部22に噴射させる圧縮空気の態様を変更する(ステップS122)。例えば、噴射制御部38は、噴射部22に噴射させる圧縮空気の強度を変更してもよい。例えば、噴射制御部38は、噴射部22に噴射させる圧縮空気の強度をより強くしてもよい。例えば、噴射制御部38は、噴射部22に所定の時間間隔で連続して圧縮空気を噴射させる場合には、所定の時間間隔を短くしてもよい。例えば、噴射制御部38は、噴射部22に噴射させる圧縮空気の温度を変更してもよい。例えば、噴射制御部38は、圧縮空気の温度をより熱くしてもよいし、より冷たくしてもよい。これらに限定されず、噴射制御部38は、圧縮空気をその他の態様に変更してもよい。そして、ステップS116に進む。
【0083】
上述のとおり、第2実施形態の第1変形例は、報知後も報知対象の行為を止めないユーザに対しては、圧縮空気の態様を変えて、ユーザに噴射することができる。これにより、第2実施形態の第1変形例は、より適切に報知することができる。
【0084】
[その他の実施形態]
第1実施形態および第2実施形態は、報知装置を複数並べて設置し、対象者に圧縮空気を噴射可能な一部の装置のみが噴射する態様だが。本発明はこれに限定されない。本発明は、例えば、噴射部22の噴射方向を制御可能な場合には、1つの報知装置が噴射方向を制御して対象者に圧縮空気を噴射してもよい。また、この場合、報知装置は、対象者の動きに追従して圧縮空気の噴射を続けるようにしてもよい。
【0085】
第1実施形態および第2実施形態では、報知装置は、報知の一例として、ユーザに警告する場合について説明したが、本発明が行う報知は、警告に限定されない。本発明は、例えば、駅などで視覚・聴覚障碍者に電車が間もなく到着することを通知してもよい。この場合、本発明は、圧縮空気の噴射の間隔を変化させることによって、到着までの時間を通知してもよい。
【0086】
本発明は、例えば、属性判定部36によって、ユーザが視覚・聴覚障碍者であると判定された場合、目的地への到着を案内する報知を行ってもよい。この場合、例えば、警告の報知と案内の報知は異なる噴射態様とし、噴射の違いを事前にユーザ(視覚・聴覚障碍者)に認識させておくことで、ユーザは警告と通知を認知することができる。
【0087】
本発明は、例えば、ユーザが駅のプラットホームや映画館などで落とし物をした場合に、圧縮空気を噴射してユーザに対して落とし物をしたことを報知してもよい。
【0088】
図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。なお、この分散・統合による構成は動的に行われてもよい。
【0089】
以上、本発明の実施形態を説明したが、これら実施形態の内容により本発明が限定されるものではない。また、前述した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のもの、いわゆる均等の範囲のものが含まれる。さらに、前述した構成要素は適宜組み合わせることが可能である。さらに、前述した実施形態の要旨を逸脱しない範囲で構成要素の種々の省略、置換又は変更を行うことができる。
【符号の説明】
【0090】
1 報知システム
10,10A 報知装置
20 センサ部
22 噴射部
24 記憶部
26,26A 制御部
30,30A センサ制御部
32 位置特定部
34 進行度判定部
36 属性判定部
38 噴射制御部
40 行為特定部
42 行為判定部