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特開2024-118706スキャンシステム、及び、情報処理プログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024118706
(43)【公開日】2024-09-02
(54)【発明の名称】スキャンシステム、及び、情報処理プログラム
(51)【国際特許分類】
   H04N 1/04 20060101AFI20240826BHJP
   H04N 1/00 20060101ALI20240826BHJP
【FI】
H04N1/12 Z
H04N1/00 L
【審査請求】未請求
【請求項の数】9
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023025138
(22)【出願日】2023-02-21
(71)【出願人】
【識別番号】000002369
【氏名又は名称】セイコーエプソン株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100096703
【弁理士】
【氏名又は名称】横井 俊之
(72)【発明者】
【氏名】東 佳輝
(72)【発明者】
【氏名】押川 直樹
(72)【発明者】
【氏名】長▲瀬▼ 将行
【テーマコード(参考)】
5C062
5C072
【Fターム(参考)】
5C062AA05
5C062AA06
5C062AA35
5C062AB02
5C062AB20
5C062AB25
5C062AB38
5C062AB41
5C062AB42
5C062AB43
5C062AB44
5C062AC02
5C062AC05
5C062AC22
5C062AC24
5C062AC60
5C062AF07
5C062AF13
5C062AF15
5C072AA01
5C072BA20
5C072EA05
5C072EA06
5C072EA08
5C072NA01
5C072NA04
5C072UA11
5C072UA13
5C072XA01
(57)【要約】
【課題】原稿群の読み取りの利便性を向上させる。
【解決手段】原稿を読み取り、該原稿から読み取られた画像データを生成する原稿読取部と、前記原稿読取部が先行原稿を読み取った後に前記先行原稿に続く後続原稿の継ぎ足しを通知部に催促させる催促部と、前記継ぎ足しに応じて前記原稿読取部に前記後続原稿を読み取らせ、前記先行原稿から読み取られた先行画像データと前記後続原稿から読み取られた後続画像データとを区切って出力する出力部と、を備える、スキャンシステム。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
原稿を読み取り、該原稿から読み取られた画像データを生成する原稿読取部と、
前記原稿読取部が先行原稿を読み取った後に前記先行原稿に続く後続原稿の継ぎ足しを通知部に催促させる催促部と、
前記継ぎ足しに応じて前記原稿読取部に前記後続原稿を読み取らせ、前記先行原稿から読み取られた先行画像データと前記後続原稿から読み取られた後続画像データとを区切って出力する出力部と、
を備える、スキャンシステム。
【請求項2】
前記出力部は、前記先行画像データと前記後続画像データとを互いに異なるファイルとして出力する、請求項1に記載のスキャンシステム。
【請求項3】
前記出力部は、各前記ファイルに連番を含む名称を付与する、請求項2に記載のスキャンシステム。
【請求項4】
前記出力部は、前記先行画像データと前記後続画像データとに互いに異なる章のページ番号を割り当てて前記先行画像データと前記後続画像データとを出力する、請求項1に記載のスキャンシステム。
【請求項5】
前記出力部は、前記先行画像データと前記後続画像データとを一つのファイルとして出力する、請求項4に記載のスキャンシステム。
【請求項6】
前記出力部は、前記先行画像データと前記後続画像データとに前記章が付された前記ページ番号を合成して出力する、請求項4又は請求項5に記載のスキャンシステム。
【請求項7】
前記催促部は、前記継ぎ足しの催促時に前記先行画像データと前記後続画像データとを区切って出力するか区切らずに出力するかの選択を受け付け、
前記出力部は、前記先行画像データと前記後続画像データとを区切らずに出力する選択が受け付けられると、前記先行画像データと、前記継ぎ足しに応じて前記後続原稿から読み取られた前記後続画像データと、を連続するページの一つのファイルとして出力する、請求項1又は請求項2に記載のスキャンシステム。
【請求項8】
前記出力部は、前記先行画像データと前記後続画像データとを印刷部に印刷させることにより出力する、請求項1又は請求項2に記載のスキャンシステム。
【請求項9】
原稿読取部が先行原稿を読み取った先行画像データと前記先行原稿の後に継ぎ足された後続原稿を読み取った後続画像データとを取得する取得機能と、
前記先行画像データと前記後続画像データとを区切って出力する出力機能と、
をコンピューターに実現させる、情報処理プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、スキャンシステム、及び、情報処理プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
複数ページの原稿を読み取って該原稿から読み取られた複数ページの画像データを一つのファイルにまとめるスキャンシステムが知られている。特許文献1に開示された画像読取装置は、原稿継ぎ足し機能を有し、原稿読取処理の途中で原稿が継ぎ足された場合、継ぎ足し前の原稿から読み取られた画像データと継ぎ足し後の原稿から読み取られた画像データとを連続する一つのファイルにまとめる。得られるファイルに含まれる各画像データには、連続するページ番号が割り当てられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2014-93556号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述した原稿継ぎ足し機能は、継ぎ足し前の原稿から読み取られた画像データと継ぎ足し後の原稿から読み取られた画像データとを連続する一つのファイルにまとめる機能しかなく、より便利にする機能が求められている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明のスキャンシステムは、
原稿を読み取り、該原稿から読み取られた画像データを生成する原稿読取部と、
前記原稿読取部が先行原稿を読み取った後に前記先行原稿に続く後続原稿の継ぎ足しを通知部に催促させる催促部と、
前記継ぎ足しに応じて前記原稿読取部に前記後続原稿を読み取らせ、前記先行原稿から読み取られた先行画像データと前記後続原稿から読み取られた後続画像データとを区切って出力する出力部と、
を備える、態様を有する。
【0006】
また、本発明の情報処理プログラムは、
原稿読取部が先行原稿を読み取った先行画像データと前記先行原稿の後に継ぎ足された後続原稿を読み取った後続画像データとを取得する取得機能と、
前記先行画像データと前記後続画像データとを区切って出力する出力機能と、
をコンピューターに実現させる、態様を有する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】スキャンシステムの構成例を模式的に示すブロック図。
図2】先行原稿から読み取られた先行画像データと後続原稿から読み取られた後続画像データとを互いに異なるファイルとして出力する例を模式的に示す図。
図3】先行原稿から読み取られた先行画像データと後続原稿から読み取られた後続画像データとに互いに異なる章のページ番号を割り当てる例を模式的に示す図。
図4】原稿継ぎ足しUI画面の表示例を模式的に示す図。
図5】読み取り設定画面の表示例を模式的に示す図。
図6】ファイル生成処理の例を模式的に示すフローチャート。
図7】ファイル群生成出力処理の例を模式的に示すフローチャート。
図8】章付きファイル生成出力処理の例を模式的に示すフローチャート。
図9】先行画像データと後続画像データとを連続するページの一つのファイルとして出力する例を模式的に示す図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明の実施形態を説明する。むろん、以下の実施形態は本発明を例示するものに過ぎず、実施形態に示す特徴の全てが発明の解決手段に必須になるとは限らない。
【0009】
(1)本発明に含まれる技術の概要:
まず、図1~9に示される例を参照して本発明に含まれる技術の概要を説明する。尚、本願の図は模式的に例を示す図であり、これらの図に示される各方向の拡大率は異なることがあり、各図は整合していないことがある。むろん、本技術の各要素は、符号で示される具体例に限定されない。「本発明に含まれる技術の概要」において、括弧内は直前の語の補足説明を意味する。
【0010】
[態様1]
図1等に例示するように、本技術の一態様に係るスキャンシステムSY1は、原稿読取部30、催促部61、及び、出力部62を備える。前記原稿読取部30は、図2等に例示するように、原稿OR1を読み取り、該原稿OR1から読み取られた画像データDA1を生成する。前記催促部61は、図4に例示するように、前記原稿読取部30が先行原稿OR2を読み取った後に前記先行原稿OR2に続く後続原稿OR3の継ぎ足しを通知部(例えば表示部21)に催促させる。前記出力部62は、図2,3に例示するように、前記継ぎ足しに応じて前記原稿読取部30に前記後続原稿OR3を読み取らせ、前記先行原稿OR2から読み取られた先行画像データDA2と前記後続原稿OR3から読み取られた後続画像データDA3とを区切って出力する。なお、本願において「継ぎ足し」とは、原稿読取部が先行する先行原稿を読み取った後、ユーザーが後続の後続原稿をセットすることで、先行原稿に続いてユーザーがスキャン設定をしなくても先行原稿と同じスキャン設定で後続原稿をスキャンできるようにすることである。なお、後続原稿のスキャン設定は先行原稿のスキャン設定から変更できてもよいが、ユーザーが特に操作しなければ先行原稿のスキャン設定をそのまま使用することになる。先の原稿を読み取った後、改めて最初からスキャン設定とスキャン指示をして後の原稿を読み取るというようなスキャンを複数回繰り返すというものとは異なり、「継ぎ足し」の場合はユーザーの操作回数が少なく済ませることが可能である。
【0011】
出力される画像データ群において、先行原稿OR2から読み取られた先行画像データDA2と後続原稿OR3から読み取られた後続画像データDA3とが区切られている。出力される画像データ群に原稿継ぎ足しに応じた区切りP1があるので、上記態様は、原稿群の読み取りの利便性を向上させるスキャンシステムを提供することができる。
【0012】
ここで、スキャンシステムは、複写機(複合機を含む。)等といった単体の装置でもよいし、画像読取装置とホスト装置等といった複数の装置で構成されてもよい。
催促部による継ぎ足しの催促は、スキャンシステムのディスプレイを通知部として継ぎ足しを催促する表示を行わせてもよいし、スキャンシステムのスピーカーを通知部として継ぎ足しを催促する音声出力を行わせてもよいし、スキャンシステムの外部のユーザーの個人端末等を通知部として催促を行わせてもよい。
先行画像データと後続画像データとを区切って出力することには、下記態様2のように先行画像データと後続画像データとを互いに異なるファイルとして出力すること、下記態様4のように先行画像データと後続画像データとに互いに異なる章のページ番号を割り当てて先行画像データと後続画像データとを出力すること、等が含まれる。
出力部による画像データの出力は、出力部外への出力であればよく、画像形成装置に接続されている外部装置への出力でもよいし、電子メールの送信でもよいし、画像形成装置内の記憶部への出力でもよいし、画像データの印刷でもよいし、画像データの表示等でもよい。
出力部により出力される画像データ群には、上述の先行画像データ及び上述の後続画像データ以外の画像データが含まれてもよい。
尚、上述した付言は、以下の態様においても適用される。
【0013】
[態様2]
図2,7に例示するように、前記出力部62は、前記先行画像データDA2と前記後続画像データDA3とを互いに異なるファイルFi,Fi+1として出力してもよい。
以上の場合、先行画像データDA2と後続画像データDA3とが互いに異なるファイルFi,Fi+1として区切られる。従って、上記態様は、原稿群の読み取りの利便性を向上させる好適な例を提供することができる。
尚、各ファイルFi,Fi+1において各画像データDA1に割り当てられるページ番号は、特に限定されず、各ファイルFi,Fi+1において1ページから始まるページ番号でもよいし、後続画像データDA3のページ番号が先行画像データDA2のページ番号に続くように画像データ群全体にわたって連続するページ番号等でもよい。この付言は、以下の態様においても適用される。
【0014】
[態様3]
図7に例示するように、前記出力部62は、各前記ファイルFi,Fi+1に連番を含む名称を付与してもよい。
以上の場合、先行画像データDA2と後続画像データDA3とが連番を含む名称のファイルFi,Fi+1として区切られる。従って、上記態様は、原稿群の読み取りの利便性を向上させるさらに好適な例を提供することができる。
【0015】
[態様4]
図3,8に例示するように、前記出力部62は、前記先行画像データDA2と前記後続画像データDA3とに互いに異なる章Ci,Ci+1のページ番号を割り当てて前記先行画像データDA2と前記後続画像データDA3とを出力してもよい。
以上の場合、先行画像データDA2と後続画像データDA3とが互いに異なる章Ci,Ci+1として区切られる。従って、上記態様も、原稿群の読み取りの利便性を向上させる好適な例を提供することができる。
尚、各章Ci,Ci+1において各画像データDA1に割り当てられるページ番号(章を除く。)は、特に限定されず、各章Ci,Ci+1において1ページから始まるページ番号でもよいし、後続画像データDA3のページ番号が先行画像データDA2のページ番号に続くように画像データ群全体にわたって連続するページ番号等でもよい。この付言は、以下の態様においても適用される。
【0016】
[態様5]
図3,8に例示するように、前記出力部62は、前記先行画像データDA2と前記後続画像データDA3とを一つのファイルFL1として出力してもよい。
以上の場合、一つのファイルFL1に含まれる先行画像データDA2と後続画像データDA3とが互いに異なる章として区切られる。従って、上記態様は、原稿群の読み取りの利便性を向上させるさらに好適な例を提供することができる。
【0017】
[態様6]
図3,8に例示するように、前記出力部62は、前記先行画像データDA2と前記後続画像データDA3とに前記章Ci,Ci+1が付された前記ページ番号(例えば章付きページ番号N1)を合成して出力してもよい。本態様は、章付きページ番号(N1)が合成された画像データ群が出力されるので、画像データの各ページがどの章に属するのかが分かり易くなる。
【0018】
[態様7]
図4,5に例示するように、前記催促部61は、前記継ぎ足しの催促時に前記先行画像データDA2と前記後続画像データDA3とを区切って出力するか区切らずに出力するかの選択を受け付けてもよい。前記出力部62は、前記先行画像データDA2と前記後続画像データDA3とを区切らずに出力する選択が受け付けられると、図9に例示するように、前記先行画像データDA2と、前記継ぎ足しに応じて前記後続原稿OR3から読み取られた前記後続画像データDA3と、を連続するページの一つのファイルFL2として出力してもよい。
以上の場合、選択に応じて先行画像データDA2と後続画像データDA3とを連続するページの一つのファイルFL2としても出力することができる。従って、上記態様は、スキャンシステムの利便性を向上させることができる。
【0019】
[態様8]
図7,8に例示するように、前記出力部62は、前記先行画像データDA2と前記後続画像データDA3とを印刷部(例えば印刷エンジン54)に印刷させることにより出力してもよい。本態様は、原稿継ぎ足しに応じた区切りがある画像データ群の印刷物を得ることができる。
【0020】
[態様9]
ところで、本技術の一態様に係る情報処理プログラムPR0は、原稿読取部30が先行原稿OR2を読み取った先行画像データDA2と前記先行原稿OR2の後に継ぎ足された後続原稿OR3を読み取った後続画像データDA3とを取得する取得機能FU3、及び、前記先行画像データDA2と前記後続画像データDA3とを区切って出力する出力機能FU2をコンピューター(例えば複写機1)に実現させる。
上記態様は、原稿群の読み取りの利便性を向上させる情報処理プログラムを提供することができる。
【0021】
さらに、本技術は、上述したスキャンシステムに含まれる情報処理装置、上述したスキャンシステムを含む複合システム、スキャン方法、該スキャン方法に含まれる情報処理方法、上述した情報処理プログラムを記録したコンピューター読み取り可能な媒体、等に適用可能である。前述の情報処理装置は、分散した複数の部分で構成されてもよい。
【0022】
(2)スキャンシステムの具体例:
図1は、スキャンシステムSY1の構成を模式的に例示している。本具体例のスキャンシステムSY1は単体の複写機1(画像形成装置の例)であるものとするが、スキャンシステムSY1は画像形成装置と外部装置100との組合せでもよい。複写機1は、図1に示されていない追加要素を含んでいてもよい。図2は、先行原稿OR2から読み取られた先行画像データDA2と後続原稿OR3から読み取られた後続画像データDA3とを互いに異なるファイルFi.Fi+1として出力する様子を模式的に例示している。図3は、先行画像データDA2と後続画像データDA3とに互いに異なる章Ci,Ci+1のページ番号を割り当てる様子を模式的に例示している。
図1に示す複写機1は、制御部10、操作パネル20、原稿読取部30、メモリー40、ファイル出力部50、等を備える。
【0023】
制御部10は、プロセッサーであるCPU11、半導体メモリーであるROM12、半導体メモリーであるRAM13、記憶部14、I/F15、等を備え、操作パネル20、原稿読取部30、ファイル出力部50、等を制御する。ここで、CPUはCentral Processing Unitの略称であり、ROMはRead Only Memoryの略称であり、RAMはRandom Access Memoryの略称であり、I/Fはインターフェイスの略称である。記憶部14とROM12の少なくとも一方は、コンピューターを複写機1として機能させる情報処理プログラムPR0を記憶している。CPU11は、RAM13をワークエリアとして使用しながら情報処理プログラムPR0を実行することにより、操作パネル20の制御処理、原稿読取部30の制御処理、ファイル出力部50の制御処理、等といった各種処理を行う。記憶部14は、フラッシュメモリーといった半導体メモリーでもよいし、ハードディスクといった磁気記録媒体等でもよい。I/F15は、外部装置100が接続されると、外部装置100との間で所定の通信プロトコルに従ってデータを送受信する。外部装置100は、タブレット型端末を含むパーソナルコンピューターといったコンピューターでもよいし、スマートフォンといった携帯電話、メモリーカードといった記憶装置、等でもよい。
尚、制御部10を構成するプロセッサーは、一つのCPUに限定されず、複数のCPU、ASICといったハードウェア回路、CPUとハードウェア回路との組合せ、等でもよい。ここで、ASICは、Application Specific Integrated Circuitの略称である。
【0024】
操作パネル20は、画面を表示する表示部21、表示画面に対する操作を受け付ける入力部22、等を備える。操作パネル20は、専用のCPUを備えていてもよい。表示部21は、通知部の例である。表示部21には、液晶パネルといった表示パネル等を用いることができる。入力部22には、表示部21の画面の表面に貼り付けられたタッチパネル、キーボードといったハードキー、ポインティングデバイス、等を用いることができる。
【0025】
原稿読取部30は、原稿OR1を搬送する原稿搬送部31、原稿OR1の読取部32、設定された画像処理を画像データDA1に行う画像処理部33、等を備える。原稿読取部30は、専用のCPUを備えていてもよい。原稿読取部30は、原稿OR1を読み取り、該原稿OR1から読み取られた複数ページの画像データDA1を生成する。ここで、原稿OR1には先行原稿OR2と後続原稿OR3が含まれ、画像データDA1には先行画像データDA2と後続画像データDA3が含まれる。原稿搬送部31は、例えば、給送トレイ、原稿検出センサー31s、給紙ローラー対、原稿分離部、重送検知部、搬送ローラー対、排紙ローラー対、及び、排紙トレイを備える。原稿検出センサー31sは、給送トレイに設置され、給送トレイに原稿OR1がセットされているか否かを検出する。複数枚の原稿OR1を連続して読取部32に送る原稿搬送部31は、ADFや自動給紙装置と呼ばれる。ここで、ADFは、Auto Document Feederの略称である。原稿検出センサー31sが原稿OR1を検出しているとき、原稿搬送部31は給送トレイから原稿OR1を1枚ずつ読取部32に搬送する。原稿検出センサー31sが原稿OR1を検出していないとき、読取部32が最後の原稿OR1を読み取った後に原稿OR1の搬送動作を停止する。読取部32は、複数の原稿OR1を順次読み取ることにより、複数の原稿OR1に対応する複数ページの画像データDA1を生成し、メモリー40に格納する。読取部32は、CIS方式と略されるContact Image Sensor方式やCCD方式と略されるCharge Coupled Devices方式のイメージセンサー等でもよいし、CMOSイメージセンサー、CCDで構成されるラインセンサーやエリアセンサーといった固体撮像素子、デジタルカメラ、等でもよい。ここで、CMOSは、Complementary Metal-Oxide Semiconductorの略称である。画像処理部33は、メモリー40に格納されている複数ページの画像データDA1に対して色味等の画像設定に従って色味等を調整する画像処理を行う。メモリー40には、RAM、フラッシュメモリーといった不揮発性半導体メモリー、等を用いることができる。
【0026】
ファイル出力部50は、ファイル生成部53、印刷エンジン54、等を備える。ファイル出力部50は、専用のCPUを備えていてもよい。ファイル生成部53は、メモリー40に格納されている複数ページの画像データDA1に基づいて、図2に示すファイルF0~Fn、図3に示すファイルFL1、又は、図9に示すファイルFL2を生成する。ファイルF0~Fn,FL1,FL2は、PDFファイルでもよいし、ビットマップファイルといった形式のファイル等でもよい。印刷エンジン54は、印刷部の例であり、メモリー40に格納されている画像データDA1、外部装置100から受信した印刷ジョブ、等に基づいて印刷媒体に印刷を実行する。例えば、操作パネル20が原稿OR1の複写を受け付けると、原稿読取部30が原稿OR1を読み取って画像データDA1を生成し、印刷エンジン54が画像データDA1に基づいて原稿画像を印刷媒体に印刷する。これにより、複写機能が実現される。また、I/F15が外部装置100から印刷ジョブを受信すると、制御部10が印刷ジョブに基づいて印刷用の画像データを生成して印刷エンジン54に渡し、印刷エンジン54が印刷用の画像データに基づいて画像を印刷媒体に印刷する。これにより、印刷機能が実現される。
【0027】
情報処理プログラムPR0は、催促機能FU1、出力機能FU2、取得機能FU3、等を複写機1に実現させる。催促機能FU1は、図4に例示するように、原稿読取部30が先行原稿OR2を読み取った後に先行原稿OR2に続く後続原稿OR3の継ぎ足しを催促する。催促機能FU1の詳細は、後述する。催促機能FU1を複写機1に実現させる催促プログラムは、制御部10のCPU11により実行されてもよいし、操作パネル20のCPUにより実行されてもよいし、制御部10のCPU11と操作パネル20のCPUの両方により実行されてもよい。催促プログラムを実行する制御部10及び操作パネル20は、催促部61として機能する。取得機能FU3は、原稿読取部30が先行原稿OR2を読み取った先行画像データDA2と先行原稿OR2の後に継ぎ足された後続原稿OR3を読み取った後続画像データDA3とを取得する。取得機能FU3の詳細は、後述する。出力機能FU2は、後続原稿OR3の継ぎ足しに応じて原稿読取部30に後続原稿OR3を読み取らせ、先行原稿OR2から読み取られた先行画像データDA2と後続原稿OR3から読み取られた後続画像データDA3とを区切って出力する。出力機能FU2の詳細は、後述する。出力機能FU2を複写機1に実現させる出力プログラムは、制御部10のCPU11により実行されてもよいし、ファイル出力部50のCPUにより実行されてもよいし、制御部10のCPU11とファイル出力部50のCPUの両方により実行されてもよい。出力プログラムを実行する制御部10及びファイル出力部50は、出力部62として機能する。
【0028】
尚、情報処理プログラムPR0を記憶している記憶部14は、情報処理プログラムPR0を記録したコンピューター読み取り可能な媒体といえる。情報処理プログラムPR0が外部の記録媒体に記録されると、該記録媒体は情報処理プログラムPR0を記録したコンピューター読み取り可能な媒体といえる。
【0029】
本複写機1は、原稿継ぎ足し機能を有し、多数の原稿OR1を複数に分けて読み取ることが可能である。まず、図9を参照して、全ての原稿OR1に対応する複数ページの画像データDA1を連続するページの一つのファイルFL2にまとめる例を説明する。
【0030】
図9は、先行画像データDA2と後続画像データDA3とを連続するページの一つのファイルFL2として出力する様子を模式的に例示している。図9は、n回の原稿継ぎ足しを行ってMn枚の原稿OR1を読み取る様子を示している。Mn枚の原稿OR1は、n+1回に分けられて読み取られることになる。
図9の上段は、n+1回に分けられた原稿群G0,G1,…,Gi,Gi+1,…,Gnを示している。原稿群を識別する変数iは、0以上n以下の整数である。原稿群Giは、ADFとしての原稿搬送部31の給送トレイに対してi番目にセットされる1枚以上の原稿OR1を意味する。原稿群G0は給送トレイに対して最初にセットされる1枚以上の原稿OR1であり、継ぎ足し原稿群G1,…,Gi,Gi+1,…,Gnが原稿継ぎ足し機能により順次、継ぎ足される。変数iが継ぎ足し回数nよりも小さいとして原稿群Giを先行原稿OR2に当て嵌めると、原稿群Gi+1が先行原稿OR2に続く後続原稿OR3となる。むろん、先行原稿OR2は原稿群G0~Gn-1のいずれにも当て嵌めることが可能であり、後続原稿OR3は原稿群G1~Gnの中から相対的に定まる。
【0031】
図9の中段は、原稿群G0,G1,…,Gi,Gi+1,…,Gnからそれぞれ読み取られた画像データD0,D1,…,Di,Di+1,…,Dnを含む一つのファイルFL2を示している。画像データD0~Dnは、計Mnページの画像データDA1を構成する。変数iが継ぎ足し回数nよりも小さいとして原稿群Giを先行原稿OR2に当て嵌めると、画像データDiが先行画像データDA2に当て嵌まり、画像データDi+1が後続画像データDA3に当て嵌まる。むろん、先行画像データDA2は画像データD0~Dn-1のいずれにも当て嵌めることが可能であり、後続画像データDA3は画像データD1~Dnの中から相対的に定まる。
実際には、ファイルFL2の中で画像データD0~Dnは区切られておらず、画像データD0~Dnには全体を通して連続するページが割り当てられている。例えば、原稿群G0が3枚の原稿OR1であるとき画像データD0には1~3ページが割り当てられ、原稿群G1が4枚の原稿OR1であるとき画像データD0には4~7ページが割り当てられ、原稿群Gnが3枚の原稿OR1であるとき画像データDnにはMn-2~Mnページが割り当てられる。ファイルFL2の内容を表示させたユーザーは、連続している1~Mnページの画像を見ることができる一方、画像データDiと画像データDi+1との間に区切りがあるとは把握することができない。
【0032】
図9の下段は、ファイルFL2の印刷物PT2を例示している。複写機1は、ファイルFL2の印刷時、各ページに割り当てられているページ番号N2を設定箇所、例えば、下の中央位置や右上位置等に合成することが可能である。むろん、図9に示す例において、3ページ目と4ページ目との間に区切りはない。
以上より、図9に示すファイル出力処理は、先行画像データDA2と後続画像データDA3とを同じ出力にするともいえ、さらに、先行画像データDA2と後続画像データDA3とを同じ処理をして出力するともいえる。
【0033】
ユーザーには、複数に分けた原稿群G0~Gnから読み取られる画像データD0~Dnを連続するページの一つのファイルFL2にまとめたくないユーザーもいる。例えば、原稿OR1のページ数が多い場合、得られるファイルFL2に含まれる複数ページの画像データDA1から所望の箇所を探すのは大変である。このような場合、ユーザーは、多数の原稿OR1を途中で区切ることを望む場合がある。
ここで、多数の原稿OR1を途中で区切るため、多数の原稿OR1の中で区切りたい箇所に色紙といった挿入紙を挿入することが考えられる。しかし、この場合、ユーザーは、原稿OR1とは別に挿入紙を区切りたい数だけ用意する必要がある。
【0034】
本具体例では、上述の不都合に対処するため、原稿継ぎ足しのタイミングを画像データD0,D1,…,Di,Di+1,…,Dnの区切りP1(図2,3参照)にすることにしている。これにより、ユーザーは、所望の原稿読み取りを容易にスキャンシステムSY1に実行させることができる。
【0035】
図2に示す例では、先行画像データDA2と後続画像データDA3とが互いに異なるファイルFi.Fi+1として出力される。画像データD0,D1,…,Di,Di+1,…,DnがそれぞれファイルF0,F1,…,Fi,Fi+1,…,Fnに分けられることにより、区切りP1が生じている。
図2の最上段は、上述したように、n+1回に分けられた原稿群G0,G1,…,Gi,Gi+1,…,Gnを示している。その下には、原稿群G0,G1,…,Gi,Gi+1,…,Gnからそれぞれ読み取られた画像データD0,D1,…,Di,Di+1,…,Dnが示されている。ただし、図9に示す例とは異なり、画像データD0~Dnは一つのファイルに格納されていない。別々のファイルF0~Fnを生成するため、出力部62は区切りテーブルTA1を生成することにしている。区切りテーブルTA1には、各継ぎ足し回数iにおいて原稿群G0の最初の原稿OR1から読み取られた原稿OR1の通算の枚数が格納され、継ぎ足し回数nにおいて原稿OR1の総枚数Mnが格納される。例えば、原稿群G0が3枚の原稿OR1であって原稿群G1が4枚の原稿OR1である場合、継ぎ足し回数i=1に3+4=7が紐付けられて区切りテーブルTA1に格納される。
【0036】
図2の最下段は、画像データD0,D1,…,Di,Di+1,…,Dnをそれぞれ含むファイルF0,F1,…,Fi,Fi+1,…,Fnが一つのフォルダーFD1に格納された様子を示している。変数iが継ぎ足し回数nよりも小さいとして原稿群Giを先行原稿OR2に当て嵌めると、画像データDiを含むファイルFiが先行画像データDA2を含む先行ファイルに当て嵌まり、画像データDi+1を含むファイルFi+1が後続画像データDA3を含む後続ファイルに当て嵌まる。むろん、先行ファイルはファイルF0~Fn-1のいずれにも当て嵌めることが可能であり、後続ファイルはファイルF1~Fnの中から相対的に定まる。
以上より、図2に示すファイル出力処理は、先行画像データDA2と後続画像データDA3とを異なる出力にするともいえ、さらに、先行画像データDA2と後続画像データDA3とを異なる処理をして出力するともいえる。
フォルダーFD1の中で画像データD0~DnがファイルF0~Fnに分かれていることにより、区切りP1が生じている。従って、ユーザーは、多数の原稿OR1に挿入紙を挿入しなくても、多数の原稿OR1を複数のファイルF0~Fnに分けて複写機1に読み取らせることができる。
【0037】
図3に示す例では、先行画像データDA2と後続画像データDA3とに互いに異なる章Ci,Ci+1のページ番号が割り当てられた一つのファイルFL1が出力される。
図3において区切りテーブルTA1の下には、画像データD0,D1,…,Di,Di+1,…,Dnをそれぞれ異なる章C0,C1,…,Ci,Ci+1,…,Cnに有する一つのファイルFL1が示されている。変数iが継ぎ足し回数nよりも小さいとして原稿群Giを先行原稿OR2に当て嵌めると、画像データDiを含む章Ciが先行画像データDA2を含む先行の章に当て嵌まり、画像データDi+1を含む章Ci+1が後続画像データDA3を含む後続の章に当て嵌まる。むろん、先行の章は章C0~Cn-1のいずれにも当て嵌めることが可能であり、後続の章は章C1~Cnの中から相対的に定まる。
【0038】
図3の最下段は、ファイルFL1の印刷物PT1を例示している。複写機1は、ファイルFL1の印刷時、各ページに割り当てられている章付きページ番号N1を設定箇所、例えば、下の中央位置や右上位置等に合成することが可能である。図3に示す章付きページ番号N1は、ハイフンの前が章Ciを示し、ハイフンの後が各章Ciにおいて1ページから始まるページ番号を示している。尚、章付きページ番号N1の表現は、「1-2」といった「章-ページ番号」に限定されず、「1(2)」といった「章(ページ番号)」、「2(1)」といった「ページ番号(章)」、等でもよい。また、各章Ciのページ番号は、1ページから始まるページ番号に限定されず、「0-3」の次に「1-4」が続くといった、後続の章のページ番号が先行の章のページ番号に続くように画像データD0~Dnの全体にわたって連続するページ番号等でもよい。
以上より、図3に示すファイル出力処理は、先行画像データDA2と後続画像データDA3とを異なる出力にするともいえ、さらに、先行画像データDA2と後続画像データDA3とを異なる処理をして出力するともいえる。
ファイルFL1の中で画像データD0~Dnが章C0~Cnに分かれていることにより、区切りP1が生じている。従って、ユーザーは、多数の原稿OR1に挿入紙を挿入しなくても、多数の原稿OR1を複数の章C0~Cnに分けて複写機1に読み取らせることができる。
【0039】
図4は、図2,3に示す処理を実現するために催促部61が表示部21において表示する原稿継ぎ足しUI画面500を例示している。ここで、UIは、ユーザーインターフェイスの略称である。
原稿継ぎ足しUI画面500は、チェックボックス501,502、「読み取り開始」ボタン503、「次の原稿なし」ボタン504、「中止」ボタン505、等を有している。
【0040】
チェックボックス501,502は、後述する読み取り設定画面520(図5参照)において原稿継ぎ足し機能がオンにされたときの処理を図2,3,9のいずれの処理にするかを選択するための操作領域である。チェックボックス501,502には、いずれか一方にのみチェックを入れることが可能である。ファイル群生成用のチェックボックス501は図2に示すファイルF0~Fnを生成するための操作領域であり、チェックボックス501にチェックが入ると原稿群G0~GnからファイルF0~Fnが生成される。章付きファイル生成用のチェックボックス502は図3に示す一つのファイルFL1を生成するための操作領域であり、チェックボックス502にチェックが入ると原稿群G0~Gnから章付きページ番号N1が割り当てられたファイルFL1が生成される。両チェックボックス501,502にチェックが入っていない場合、図9に示すように連続するページの一つのファイルFL2が生成される。入力部22が「読み取り開始」ボタン503の操作を受け付けると、給送トレイに継ぎ足された原稿群Giが読み取られる。入力部22が「次の原稿なし」ボタン504の操作を受け付けると、図2に示すファイルF0~Fn、図3に示すファイルFL1、又は、図9に示すファイルFL2が生成される。入力部22が「中止」ボタン505の操作を受け付けると、原稿OR1の読み取りが中止となり、ファイルF0~Fn,FL1,FL2は生成されない。
以上より、原稿継ぎ足しUI画面500を表示する催促部61は、原稿読取部30が先行原稿OR2を読み取った後に後続原稿OR3の継ぎ足しを催促する。
【0041】
図5は、原稿継ぎ足し機能の詳細を設定するために催促部61が表示部21において表示する読み取り設定画面520を例示している。
読み取り設定画面520は、保存フォルダー名入力欄521、ファイル名入力欄522、チェックボックス523、ラジオボタン524~526、「OK」ボタン527、等を有している。
【0042】
保存フォルダー名入力欄521は、生成されるファイルを格納するためのフォルダーの名前を入力するための操作領域である。入力部22が保存フォルダー名入力欄521への名前の入力を受け付けると、保存フォルダー名入力欄521に示される名前のフォルダーにファイルが格納される。ファイル名入力欄522は、生成されるファイルの名前を入力するための操作領域である。入力部22がファイル名入力欄522への名称の入力を受け付けると、ファイル名入力欄522に示される名称を含むファイルが前述のフォルダーに格納される。尚、図2に示すファイルF0~Fnが生成される場合、図7に例示するようにファイル名に連番が付与されてもよい。チェックボックス523は、原稿継ぎ足し機能を有効にするか否かを選択するための操作領域である。チェックボックス523にチェックが入っている場合は原稿継ぎ足し機能が有効であり、チェックボックス523にチェックが入っていない場合は原稿継ぎ足し機能が無効である。
【0043】
チェックボックス523にチェックが入っている場合、ラジオボタン524~526のいずれか一つが選択される。連続ページのファイル生成用のラジオボタン524が選択されている場合、図4に示すチェックボックス501,502にチェックが入っていない状態となり、図9に示すように連続するページの一つのファイルFL2が生成される。ファイル群生成用のラジオボタン525が選択されている場合、図4に示すチェックボックス501にチェックが入っている状態となり、図2に示すファイルF0~Fnが生成される。章付きファイル生成用のラジオボタン526が選択されている場合、図4に示すチェックボックス502にチェックが入っている状態となり、図3に示すファイルFL1が生成される。入力部22が「OK」ボタン527の操作を受け付けると、読み取り設定画面520への入力に応じた処理が行われる。
以上より、読み取り設定画面520を表示する催促部61は、原稿継ぎ足しの催促時に先行画像データDA2と後続画像データDA3とを区切って出力するか区切らずに出力するかの選択を受け付ける。
【0044】
(3)ファイル生成処理の具体例:
以下、図6等を参照して、先行画像データDA2と後続画像データDA3とを区切って出力するファイル生成処理の例を説明する。図6に示すファイル生成処理は、制御部10が主体となって行う。制御部10は、操作パネル20又は外部装置100においてファイル生成の指示を受け付けると、ファイル生成処理を開始させる。ここで、制御部10は、原稿読取部30と協働してステップS102,S112の処理を行う。従って、ステップS102,S112は、取得機能FU3に対応している。以下、「ステップ」の記載を省略する。制御部10は、操作パネル20と協働して、S106の処理を行う。従って、S106は、催促部61及び催促機能FU1に対応している。制御部10は、ファイル生成部53と協働して、S104,S114~S118の処理を行う。従って、S104,S114~S118は、出力部62及び出力機能FU2に対応している。
【0045】
図6に示すファイル生成処理が行われる前提として、制御部10は、図5に示す読み取り設定画面520を表示部21に表示させ、入力部22において、入力欄(521,522)への入力を受け付けたものとする。また、チェックボックス523にチェックが入り、ラジオボタン525,526のいずれかが選択されたものとする。
ユーザーは、ファイル生成を指示する前に、ADFとしての原稿搬送部31の給送トレイに原稿群G0をセットするものとする。給送トレイに原稿群G0がセットされると、原稿検出センサー31sが原稿OR1のセットを検出するので、原稿搬送部31は制御部10の指示に応じて原稿OR1を順次、読取部32に送る。
【0046】
ファイル生成処理が開始すると、原稿読取部30が最初の原稿群G0を読み取ってメモリー40に画像データD0を生成する(S102)。原稿群G0が全て給送トレイから送り出されると、原稿検出センサー31sは原稿OR1がセットされていないことを検出するので、原稿搬送部31は読取部32が最後の原稿OR1を読み取った後に原稿OR1の搬送動作を停止する。
次いで、ファイル生成部53が原稿群G0の読み取り枚数を格納した区切りテーブルTA1(図2参照)を生成する(S104)。例えば、原稿群G0の読み取り枚数が3枚である場合、ファイル生成部53は、継ぎ足し回数0回に読み取り枚数3を紐付けて格納した区切りテーブルTA1を生成する。
【0047】
次いで、操作パネル20が表示部21に原稿継ぎ足しUI画面500(図4参照)を表示する(S106)。図5に示す読み取り設定画面520においてファイル群生成用のラジオボタン525が選択された場合、操作パネル20は、図4に示すチェックボックス501にチェックが入っている状態にする。図5に示す読み取り設定画面520において章付きファイル生成用のラジオボタン526が選択された場合、操作パネル20は、図4に示すチェックボックス502にチェックが入っている状態にする。入力部22は、チェックボックス501,502のチェック状態を変更する操作を受け付けてもよい。
以上のようにして、催促部61は、原稿読取部30が先行原稿OR2を読み取った後に後続原稿OR3の継ぎ足しを催促する。ユーザーは、i番目の原稿群Giを継ぎ足す場合、ADFとしての原稿搬送部31にi番目の原稿群Giをセットしてから「読み取り開始」ボタン503を操作するものとする。給送トレイに原稿群Giがセットされると、原稿検出センサー31sが原稿OR1のセットを検出するので、原稿搬送部31は制御部10の指示に応じて原稿OR1を順次、読取部32に送る。
【0048】
入力部22がユーザーによる原稿継ぎ足しUI画面500への操作を受け付けると、操作が受け付けられたボタン(503~505)に応じて制御部10が処理を分岐させる(S108,S110)。入力部22が「中止」ボタン505の操作を受け付けた場合、制御部10は、ファイルを出力しないでファイル生成処理を終了させる(S108のYES)。入力部22が「読み取り開始」ボタン503の操作を受け付けた場合、制御部10は、処理をS112に進める(S110のYES)。入力部22が「次の原稿なし」ボタン504の操作を受け付けた場合、制御部10は、処理をS116に進める(S110のNO)。
【0049】
S112においては、原稿読取部30が継ぎ足しi回目の原稿群Giを読み取ってメモリー40に画像データDiを生成する。原稿群Giが全て給送トレイから送り出されると、原稿検出センサー31sは原稿OR1がセットされていないことを検出するので、原稿搬送部31は読取部32が最後の原稿OR1を読み取った後に原稿OR1の搬送動作を停止する。
次いで、ファイル生成部53が原稿群Giまでの通算の読み取り枚数Miを区切りテーブルTA1(図2参照)に追加する(S114)。その後、制御部10が処理をS106に戻す。S106~S114の処理は、原稿継ぎ足しUI画面500において「読み取り開始」ボタン503が操作される限り、n回の原稿継ぎ足し回数、繰り返される。
【0050】
原稿継ぎ足しUI画面500において「次の原稿なし」ボタン504が操作されると、チェックボックス501,502への選択操作に応じた形式のファイルをファイル生成部53が生成する(S116)。例えば、ファイル群生成用のチェックボックス501にチェックが入っている場合、ファイル生成部53は、図7に示すS202~S214の処理を行い、フォルダーFD1にファイルF0~Fnを生成する(図2参照)。章付きファイル生成用のチェックボックス502にチェックが入っている場合、ファイル生成部53は、図8に示すS302~S314の処理を行い、章C0~Cnを有するファイルFL1を生成する(図3参照)。尚、両チェックボックス501,502にチェックが入っていない場合、ファイル生成部53は、図9に示すように、全ての画像データD0~Dnを連続するページにしたファイルFL2を生成する。言い換えると、出力部62は、先行画像データDA2と後続画像データDA3とを区切らずに出力する選択が受け付けられると、先行画像データDA2と後続画像データDA3とを連続するページの一つのファイルFL2として出力する。
【0051】
図6に示すファイル生成処理はS116の処理が完了すると終了してもよいが、ファイル生成部53は、S116の処理後にファイル出力処理を行ってもよい(S118)。ファイル出力処理は、図7,8に示すようにファイルを印刷する処理でもよい。また、ファイル出力処理は、外部装置100にファイルを出力する処理でもよいし、ファイルを電子メールで送信する処理でもよいし、複写機1の記憶部14に記憶する処理でもよいし、複写機1の表示部21に表示させる処理等でもよい。
【0052】
図7は、ファイル生成部53により行われるファイル群生成出力処理を模式的に例示している。図7に示すS202~S214は図6のS116に対応し、図7に示すS216~S218は図6のS118に対応している。
【0053】
ファイル群生成出力処理が開始すると、ファイル生成部53は、図5に示す保存フォルダー名入力欄521に入力された名称のフォルダーFD1にn+1個の連番ファイル名の空ファイルを作成する(S202)。図7においてS202の囲みの中には、フォルダーFD1に作成されたn+1個の連番ファイル名の空ファイルが示されている。n+1個の空ファイルは、画像データDiが格納されることにより最終的なファイルF0~Fn(図2参照)となる。各ファイル名のうち連番部分を除いた名称は、図5に示すファイル名入力欄522に入力された名称である。図7に示す連番部分は0から始まる4桁の数字0000,0001,…,000nであるが、連番部分は、3桁以下の数字や5桁以上の数字でもよいし、1以上から始まる数字等でもよい。
以上のようにして、出力部62は、各ファイルF0,F1,…,Fi,Fi+1,…,Fnに連番を含む名称を付与する。
【0054】
次いで、ファイル生成部53は、変数iに0を代入する(S204)。S204の処理は、変数iを初期化する処理といえる。
変数iの初期化後、ファイル生成部53は、iグループ目のファイルFiに1ページ分の画像データDiを格納し(S206)、当該ページにページ番号を割り当てる(S208)。ファイル生成部53は、例えば、ファイルFiに格納された画像データDiの各ページに1ページから始まるページ番号を割り当て、該ページ番号を示す情報をファイルFiに格納する。また、ファイル生成部53は、変数iが1以上である場合、ファイルFiに格納された画像データDiの各ページに一つ先行するファイルFi-1の最終ページのページ番号に続くページ番号を割り当ててもよい。
【0055】
ページ番号の割り当て後、ファイル生成部53は、ファイルF0~Fiに格納した画像データの通算のページ数が区切りテーブルTA1の通算の読み取り枚数Miに到達するまでS206~S208の処理を繰り返す(S210)。通算のページ数が通算の読み取り枚数Miに到達した場合、ファイル生成部53は、変数iに1を加え(S212)、変数iが原稿継ぎ足し回数n以下であればS206~S212の処理を繰り返す(S214)。変数iが原稿継ぎ足し回数nを超えると、画像データD0,D1,…,Di,Di+1,…,Dnをそれぞれ含むファイルF0,F1,…,Fi,Fi+1,…,Fnが一つのフォルダーFD1に格納された状態となる。
以上のようにして、ファイル生成部53は、各画像データD0,D1,…,Di,Di+1,…,Dnを異なるファイルF0,F1,…,Fi,Fi+1,…,Fnとしてまとめて出力する。言い換えると、出力部62は、先行画像データDA2と後続画像データDA3とを互いに異なるファイルFi,Fi+1として区切ってまとめて出力する。
【0056】
ファイルF0~Fnの印刷時、ファイル生成部53は、ファイルF0~Fnに含まれる画像データD0~Dnの各ページの設定箇所、例えば、下の中央位置や右上位置等にページ番号を合成する(S216)。合成されるページ番号は、S208においてファイルFiに含まれるページに割り当てられたページ番号である。最後に、ファイル生成部53は、ページ番号が合成された画像データD0~Dnを印刷エンジン54に印刷させ(S218)、ファイル群生成出力処理を終了させる。
【0057】
図2の最下段に示すように、フォルダーFD1の中で画像データD0~DnがファイルF0~Fnに分かれていることにより、区切りP1が生じている。従って、ユーザーは、挿入紙を使用しないで、多数の原稿OR1を複数のファイルF0~Fnに分けて複写機1に読み取らせることができ、これらのファイルF0~Fnを複写機1に出力させることができる。
【0058】
図8は、ファイル生成部53により行われる章付きファイル生成出力処理を模式的に例示している。図8に示すS302~S314は図6のS116に対応し、図8に示すS316~S318は図6のS118に対応している。
【0059】
章付きファイル生成出力処理が開始すると、ファイル生成部53は、図5に示す保存フォルダー名入力欄521に入力された名称のフォルダーFD1に空ファイルを作成する(S302)。空ファイルは、図3に示す章C0~Cnのページ番号が割り当てられた画像データD0~Dnが格納されることにより最終的に一つのファイルFL1となる。空ファイルの名称は、図5に示すファイル名入力欄522に入力された名称である。
【0060】
次いで、ファイル生成部53は、変数iに0を代入する(S304)。S304の処理は、変数iを初期化する処理といえる。
変数iの初期化後、ファイル生成部53は、1ページ分の画像データDiを格納し(S306)、当該ページに章付きページ番号N1を割り当てる(S308)。ファイル生成部53は、例えば、章Ciに割り当てられた画像データDiの各ページに章Ciを除くページ番号が1ページから始まる章付きページ番号N1を割り当て、該章付きページ番号N1を示す情報をファイルFL1に格納する。また、ファイル生成部53は、変数iが1以上である場合、章Ciに割り当てられた画像データDiの各ページに一つ先行する章Ci-1の最終ページの章Ciを除くページ番号に続いて章Ciを除くページ番号を割り当ててもよい。
【0061】
ページ番号の割り当て後、ファイル生成部53は、ファイルFL1に格納した画像データの通算のページ数が区切りテーブルTA1の通算の読み取り枚数Miに到達するまでS306~S308の処理を繰り返す(S310)。通算のページ数が通算の読み取り枚数Miに到達した場合、ファイル生成部53は、変数iに1を加え(S312)、変数iが原稿継ぎ足し回数n以下であればS306~S312の処理を繰り返す(S314)。変数iが原稿継ぎ足し回数nを超えると、画像データD0,D1,…,Di,Di+1,…,Dnにそれぞれ異なる章C0,C1,…,Ci,Ci+1,…,Cnが割り当てられた一つのファイルFL1がフォルダーFD1に格納された状態となる。
以上のようにして、ファイル生成部53は、各画像データD0,D1,…,Di,Di+1,…,Dnに異なる章C0,C1,…,Ci,Ci+1,…,Cnのページ番号を割り当てて一つのファイルFL1としてまとめて出力する。言い換えると、出力部62は、先行画像データDA2と後続画像データDA3とに互いに異なる章Ci,Ci+1のページ番号を割り当てて先行画像データDA2と後続画像データDA3とを区切って一つのファイルFL1としてまとめて出力する。
【0062】
ファイルFL1の印刷時、ファイル生成部53は、図3の最下段に示すように、ファイルFL1に含まれる画像データD0~Dnの各ページの設定箇所、例えば、下の中央位置や右上位置等に章付きページ番号N1を合成する(S316)。合成される章付きページ番号N1は、S308においてファイルFL1に含まれるページに割り当てられた章付きページ番号N1である。最後に、ファイル生成部53は、章付きページ番号N1が合成された画像データD0~Dnを印刷エンジン54に印刷させ(S318)、ファイル群生成出力処理を終了させる。
以上のようにして、ファイル生成部53は、画像データD0~Dnに章C0~Cnが付されたページ番号である章付きページ番号N1を合成して印刷エンジン54に印刷させる。言い換えると、出力部62は、先行画像データDA2と後続画像データDA3とに章Ci,Ci+1が付されたページ番号である章付きページ番号N1を合成して出力する。
【0063】
図3に示すように、一つのファイルFL1の中で画像データD0~Dnが章C0~Cnに分かれていることにより、区切りP1が生じている。従って、ユーザーは、挿入紙を使用しないで、多数の原稿OR1を複数の章C0~Cnに分けて複写機1に読み取らせることができ、これらの章C0~Cnに分かれた画像データD0~Dnを複写機1に出力させることができる。
【0064】
以上説明したように、出力される画像データD0,D1,…,Di,Di+1,…,Dnは、それぞれ、異なるファイルF0,F1,…,Fi,Fi+1,…,Fn、又は、異なる章C0,C1,…,Ci,Ci+1,…,Cnに区切られている。言い換えると、先行原稿OR2から読み取られた先行画像データDA2と後続原稿OR3から読み取られた後続画像データDA3とは、互いに異なるファイルFi,Fi+1、又は、互いに異なる章Ci,Ci+1として区切られている。出力される画像データD0~Dnに原稿継ぎ足しに応じた区切りP1があるので、本スキャンシステムSY1は便利である。ユーザーは、所望の原稿読み取りを容易にスキャンシステムSY1に実行させることができる。
【0065】
尚、スキャンシステムSY1は、図3に示す一つのファイルFL1を生成しないで、図2に示すファイルF0~Fnを生成してもよい。この場合、ファイル生成部53は、図8に示す章付きファイル生成出力処理を行わず、図7に示すファイル群生成出力処理を行ってもよい。
一方で、スキャンシステムSY1は、図2に示すファイルF0~Fnを生成しないで、図3に示す一つのファイルFL1を生成してもよい。この場合、ファイル生成部53は、図7に示すファイル群生成出力処理を行わず、図8に示す章付きファイル生成出力処理を行ってもよい。
【0066】
(4)変形例:
本発明は、種々の変形例が考えられる。
例えば、複写機1は、ファクシミリ通信機能等を備える複合機でもよい。また、スキャンシステムSY1には、複写機1の代わりにスキャナー専用機、デジタルカメラ、等が用いられてもよい。
上述した処理の一部は、外部装置100が行ってもよい。この場合、複写機1と外部装置100の組合せがスキャンシステムSY1の例となる。
上述した処理は、順番を入れ替える等、適宜、変更可能である。例えば、図6に示すファイル生成処理においてS108の処理とS110の処理とを入れ替えることが可能であり、図7に示すファイル群生成出力処理においてS202の処理とS204の処理とを入れ替えることが可能である。
【0067】
出力部62は、図2に示すファイルF0~Fnを一つの圧縮ファイルにまとめて出力してもよい。この場合でも、先行画像データDA2と後続画像データDA3とが互いに異なるファイルFi,Fi+1として出力されることになる。
【0068】
図4に示す原稿継ぎ足しUI画面500に含まれるチェックボックス501,502のチェック状態が途中の原稿継ぎ足し時に変わった場合、ファイル生成部53は、チェック状態の変更を反映させたファイルを生成してもよい。
例えば、原稿読み取り開始時にファイル群生成用のチェックボックス501にチェックが入っていて、途中で章付きファイル生成用のチェックボックス502にチェックが変わったとする。この場合、ファイル生成部53は、チェック状態変更前のファイルF0,F1,…にそれぞれ異なる章C0,C1,…を割り当て、チェック状態変更後に画像データ(…,Dn-1,Dn)にそれぞれ異なる章(…,Cn-1,Cn)を割り当てた一つのファイルFL1を生成してもよい。また、原稿読み取り開始時に章付きファイル生成用のチェックボックス502にチェックが入っていて、途中でファイル群生成用のチェックボックス501にチェックが変わったとする。この場合、ファイル生成部53は、チェック状態変更前に画像データD0,D1,…にそれぞれ異なる章C0,C1,…を割り当てた一つのファイルFL1を生成し、チェック状態変更後に生成されるファイル(…,Fn-1,Fn)にそれぞれ異なる章(…,Cn-1,Cn)を割り当ててもよい。チェックボックス501,502の一方のチェックが途中で外されて図9の処理が行われる場合や、図9の処理が行われている途中でチェックボックス501,502の一方にチェックが入る場合も、ファイル生成部53はチェック状態の変更を反映させたファイルを生成することが可能である。
また、ファイル生成部53は、ファイル群生成と章付きファイル生成の一方の機能を備えていなくてもよい。あるいは、ファイル生成部53は、ファイル群生成と章付きファイル生成のどちらでもない機能で継ぎ足し前後の原稿から読み取った画像データを区切ってファイルを生成してもよい。
【0069】
(5)結び:
以上説明したように、本発明によると、種々の態様により、原稿群の読み取りの利便性を向上させるスキャンシステム技術等を提供することができる。むろん、独立請求項に係る構成要件のみからなる技術でも、上述した基本的な作用、効果が得られる。
また、上述した例の中で開示した各構成を相互に置換したり組み合わせを変更したりした構成、公知技術及び上述した例の中で開示した各構成を相互に置換したり組み合わせを変更したりした構成、等も実施可能である。本発明は、これらの構成等も含まれる。
【符号の説明】
【0070】
1…複写機、10…制御部、20…操作パネル、21…表示部、30…原稿読取部、31…原稿搬送部、31s…原稿検出センサー、32…読取部、40…メモリー、50…ファイル出力部、53…ファイル生成部、54…印刷エンジン、61…催促部、62…出力部、100…外部装置、500…原稿継ぎ足しUI画面、520…読み取り設定画面、C0~Cn…章、D0~Dn…画像データ、DA1…画像データ、DA2…先行画像データ、DA3…後続画像データ、F0~Fn…ファイル、FD1…フォルダー、FL1,FL2…ファイル、FU1…催促機能、FU2…出力機能、FU3…取得機能、G0~Gn…原稿群、N1…章付きページ番号、N2…ページ番号、OR1…原稿、OR2…先行原稿、OR3…後続原稿、P1…区切り、PT1,PT2…印刷物、PR0…情報処理プログラム、SY1…スキャンシステム、TA1…区切りテーブル。
図1
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図9