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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024118848
(43)【公開日】2024-09-02
(54)【発明の名称】情報処理装置及びプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/10 20120101AFI20240826BHJP
【FI】
G06Q50/10
【審査請求】未請求
【請求項の数】9
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023025398
(22)【出願日】2023-02-21
(71)【出願人】
【識別番号】000003078
【氏名又は名称】株式会社東芝
(71)【出願人】
【識別番号】598076591
【氏名又は名称】東芝インフラシステムズ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110003708
【氏名又は名称】弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
(72)【発明者】
【氏名】藤井 和也
(72)【発明者】
【氏名】西明 一哉
(72)【発明者】
【氏名】赤木 琢磨
【テーマコード(参考)】
5L049
5L050
【Fターム(参考)】
5L049CC12
5L050CC12
(57)【要約】      (修正有)
【課題】検査対象を効果的に識別する情報処理装置及びプログラムを提供する。
【解決手段】情報処理装置の一種である検査システムにおいて、通信部35は、検査対象の内容物に関連する特徴情報を取得する。記憶部34は、特徴情報と検査対象を識別する識別子とを対応付けて登録するデータベースを格納する。プロセッサ31は、取得した特徴情報と整合する特徴情報に対応する識別子をデータベースから取得し、通信部35を通じて、上位管理装置に取得した識別子を送信する。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
検査対象の内容物に関連する特徴情報を取得する通信インタフェースと、
前記特徴情報と前記検査対象を識別する識別子とを対応付けて登録するデータベースを格納するメモリと、
取得された前記特徴情報と整合する特徴情報に対応する識別子を前記データベースから取得し、
前記通信インタフェースを通じて、取得された前記識別子を送信する、
プロセッサと、
を備える情報処理装置。
【請求項2】
前記特徴情報は、前記検査対象にX線を照射して得られたデータに基づいて生成される、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記特徴情報は、前記検査対象の密度及び実効原子番号に基づいて生成される、
請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記特徴情報は、前記検査対象の密度及び実効原子番号に基づいて特定される物質を示す、
請求項3に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記特徴情報は、前記検査対象の各ピクセル又はボクセルを構成する各物質の量を示す棒グラフである、
請求項4に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記プロセッサは、取得された前記特徴情報が前記データベースに登録されていない場合、取得された前記特徴情報と前記識別子とを対応付けて前記データベースに登録する、
請求項1乃至5の何れか1項に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記プロセッサは、取得された前記特徴情報が前記データベースに登録されていない場合、前記識別子を発行する、
請求項6に記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記検査対象は、荷物である、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項9】
プロセッサによって実行されるプログラムであって、
前記プロセッサに、
検査対象の内容物に関連する特徴情報を取得する機能と、
前記特徴情報と前記検査対象を識別する識別子とを対応付けて登録するデータベースから、取得された前記特徴情報と整合する特徴情報に対応する識別子を取得する機能と、
取得された前記識別子を送信する機能と、
を実現させるプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、情報処理装置及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
検査場などにおいて、X線CT(Computed Tomography)装置を用いて荷物(検査対象)に薬物又は危険物などの予め定められた対象物(特定対象物)が存在するか否かを検査するシステムが提供されている。
【0003】
また、システムは、検査時において検査対象にIDを設定する。システムは、IDをエンコードして得られたコードなどを印刷したラベルを検査対象に貼付する。しかしながら、システムは、ラベルが破損又は紛失すると、検査対象を識別することができないことがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2019-21313号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記の課題を解決するため、検査対象を効果的に識別する情報処理装置及びプログラムを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
実施形態によれば、情報処理装置は、通信インタフェースと、メモリと、プロセッサと、を備える。通信インタフェースは、検査対象の内容物に関連する特徴情報を取得する。メモリは、前記特徴情報と前記検査対象を識別する識別子とを対応付けて登録するデータベースを格納する。プロセッサは、取得された前記特徴情報と整合する特徴情報に対応する識別子を前記データベースから取得し、前記通信インタフェースを通じて、取得された前記識別子を送信する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1図1は、実施形態に係る検査装置を含む検査システムの全体構成を概略的に示す図である。
図2図2は、実施形態に係る検査装置を含む情報管理システムの構成例を示すブロック図である。
図3図3は、実施形態に係る検査システムの撮影装置及び検査装置における制御系の構成例を示すブロック図である。
図4図4は、実施形態に係る検査装置を含む情報管理システムにおける上位管理装置の構成例を示すブロック図である。
図5図5は、実施形態に係る情報管理システムの動作例を示す図である。
図6図6は、実施形態に係る情報管理システムの動作例を示す図である。
図7図7は、実施形態に係る検査装置の動作例を示すフローチャートである。
図8図8は、実施形態に係る上位管理装置の動作例を示すフローチャートである。
図9図9は、実施形態に係る特徴情報の他の例を示す図である。
図10図10は、実施形態に係る特徴情報の他の例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、実施形態について、図面を参照して説明する。
実施形態に係る情報管理システムは、荷物などの検査対象に薬物又は危険物などの予め定められた対象物(特定対象物)が存在するか否かを検査する。情報管理システムは、検査システムを用いて検査対象の内容物を示すX線画像を生成し表示する。また、情報管理システムは、検査対象の内容物の特徴量に基づいて検査対象を識別する。
【0009】
たとえば、情報管理システムは、空港、港、税関などに設置されている検査場などにおいて用いられる。
特定対象物は、例えば、危険な物品、危険な薬品、取り扱いが禁止されている薬物、国内などの所定領域内への持込又は持出が禁止されている物質などが想定される。また、特定対象物は、特定の形状をなす固体でなくても良く、液体や粉体などの物質も含まれるものとする。
【0010】
図1は、実施形態に係る検査装置13を含む検査システム1の構成例を概略的に説明するための図である。
図1に示す構成例において、検査システム1は、コンベア11、撮影装置12、検査装置13、表示装置14、操作装置15、スピーカ16及びリーダ17などを備える。検査装置13は、撮影装置12、表示装置14、操作装置15、スピーカ16及びリーダ17などに通信接続される。
【0011】
ここでは、検査システム1は、検査対象となる荷物Mを検査する。
荷物Mには、コードMaが貼付されている。コードMaは、荷物Mを識別するID(識別子)をエンコードして得られたコードである。たとえば、コードMaは、バーコード又は二次元コードなどである。コードMaは、シールなどで荷物Mに添付されている。なおIDが未発行である場合、荷物Mには、コードMaは、貼付されていない。
【0012】
コンベア11は、荷物Mを搬送する装置である。コンベア11は、検査対象とする荷物Mを撮影装置12による画像の撮影位置に搬送させる。例えば、コンベア11は、作業員によって供給された荷物Mを搬送する。また、コンベア11には、ロボットアームなどによって供給される荷物Mを搬送するように構成されるものであっても良い。
【0013】
撮影装置12は、検査対象とする荷物Mに電磁波(たとえば、X線)を照射することにより検査対象の撮影画像と撮影画像の各部における物性を示す物性情報とを含む撮影画像データを取得する。撮影装置12は、荷物Mの撮影画像データを検査装置13へ供給する。撮影装置12は、撮影画像として2次元の画像データを取得するものであっても良いし、3次元の画像データを取得するものであっても良い。
【0014】
撮影装置12は、例えば、X線CT撮影装置である。撮影装置12の一例としてのX線CT撮影装置は、コンベア11により搬送される荷物Mの周りからX線を照射することにより撮影画像として3次元のX線画像データを取得する。また、撮影装置12としてのX線CT撮影装置は、荷物Mを撮影した3次元のX線画像(撮影画像)と当該X線画像を構成する構成単位(ピクセル又はボクセル)ごとの物性を示す物性情報とを含む撮影画像データを取得する。撮影装置12としてのX線CT撮影装置は、荷物Mから取得した撮影画像データを検査装置13へ供給する。
【0015】
なお、撮影装置12は、X線CT撮影装置に限定されるものではないが、以下に説明する実施形態においては、撮影装置12がX線CT撮影装置であることを想定して説明するものとする。
【0016】
検査装置13は、撮影装置12が電磁波を用いて荷物Mを撮影した撮影画像を処理する機能などの種々の機能を有する。
例えば、検査装置13は、撮影装置12が電磁波を用いて荷物Mを撮影した撮影画像を取得する機能及び所定の検査処理によって得られた情報に基づく出力情報を表示装置14又はスピーカ16などの出力デバイスを用いて出力させる機能を有する。
【0017】
また、検査装置13は、撮影装置12から取得する撮影画像データから荷物M内に存在する特定対象物と推定される候補(対象物候補)を検出する機能を有する。検査装置13は、特定対象物の物性を基準に設定される設定値に基づいて、撮影装置12から取得する荷物Mの撮影画像において特定対象物と推定される候補(対象物候補)を検出する。
【0018】
例えば、検査装置13は、撮影装置12としてのX線CT撮影装置から撮影画像データを取得する。検査装置13は、撮影画像データから物性情報を周出する。検査装置13は、物性情報に基づいて対象物候補を検出する。なお、ピクセルは、2次元画像データを構成する最小単位である画素に相当する。ボクセルとは、3次元データを構成する最小単位のデータであり、正規格子単位の値を表す。ボクセルは、2次元画像データにおけるピクセルに対応する値である。
【0019】
また、検査装置13は、荷物Mを撮影した画像から特定部位又は特定物体(以下、単に、特定部とも称する)を検出する機能を有する。例えば、検査装置13は、撮影装置12が撮影した撮影画像において特定部位又は特定物体である特定部を検出する。特定部は、事前に収集した特定対象物が隠されることが多いとされる部位又は物体である。特定部は、所定の形状を有する部位又は物体であっても良いし、荷物における所定位置に配置される部位又は物体であっても良い。例えば、特定部としては、靴、カメラ、パソコン、トランクなどの荷物の壁、たばこなどが想定される。
【0020】
検査装置13は、撮影装置12が撮影した撮影画像から事前に設定(学習)した特定部とする部位又は物体らしい領域の画像を抽出し、抽出した画像の形状を認識することにより特定部を検出する。具体的には、検査装置13は、撮影画像内の全画素にラベル又はカテゴリを関連付けるセマンティックセグメンテーションを用いて特定部を検出することができる。
【0021】
ただし、特定部を検出する手法は、上述した方法に限定されるものではなく、一般的な画像認識、又は、画像から抽出するHOG(Histograms of Oriented Gradients)特徴などの特徴量を入力とした機械学習、ディープラーニングを用いたSSD(Single Shot Detector、 Single Shot MultiBox Detector)などの物体認識などを用いた方法であっても良い。
【0022】
表示装置14は、検査員に検査結果を報知するための出力デバイスである。表示装置14は、検査装置13の制御に応じて案内画面などを表示する。表示装置14は、検査員に提示するための案内画面として、荷物Mの撮影画像に対する検査処理の結果などを示す案内画面を表示する。例えば、表示装置14は、検査装置13が生成する撮影装置12による撮影画像において対象物候補及び特定部を明示した画像を表示する。
【0023】
操作装置15は、検査員(オペレータ)の操作入力に応じた操作信号を生成し、操作信号を検査装置13に供給する。また、操作装置15は、キーボード及びポインティングデバイスなどの操作デバイスで構成される。また、操作装置15は、表示装置14の表示画面に設けたタッチパネルなどにより構成されるようにしても良い。
【0024】
スピーカ16は、検査員に検査結果などを音声で報知するための出力デバイスである。スピーカ16は、検査処理の結果などに応じた音声案内を検査員に報知するための音声を出力する。
【0025】
リーダ17は、コードMaを読み取る。リーダ17は、コードMaをデコードして得られたIDを検査装置13に送信する。リーダ17は、撮影装置12などに固定されているものであってもよいし、オペレータが保持するハンディタイプであってもよい。たとえば、リーダ17は、コードMaを照らすライト及びコードMaを撮影するカメラなどから構成されている。
【0026】
また、検査装置13は、対象物候補などの情報を検査員に報知(発報)する発報処理を実行する機能を有する。例えば、検査装置13は、コンベア11により搬送される荷物Mを撮影装置12によって撮影した撮影画像とともに、特定対象物である可能性が高いと判定された対象物候補を表示装置14に表示する。
【0027】
また、検査装置13は、荷物Mの撮影画像における全ての対象物候補を表示装置14に表示し、さらに、特定対象物である可能性が高いと判定された対象物候補を他の候補とは別の色やマークなどで表示するようにしても良い。また、検査装置13は、荷物Mの撮影画像において対象物候補と特定部とをそれぞれ明示する画像を表示装置14に表示するようにしても良い。また、検査装置13は、操作装置15による作業員からの指示に応じて表示装置14に表示する内容を切り替えるようにしても良い。
【0028】
次に、実施形態に係る検査システム1を含む情報管理システム100の構成について説明する。
図2は、実施形態に係る検査システム1を含む情報管理システム100の構成例を示す図である。
【0029】
図2に示すように、情報管理システム100は、各検査場に設けられる複数の検査システム1と、各検査システム1の検査装置13に通信接続される上位管理装置101と、を有する。
【0030】
各検査システム1は、同一の荷物Mを検査する。検査システム1は、荷物Mが搬送されるルートの各地点において荷物Mを検査する。たとえば、所定の検査システム1は、荷物Mの搬送元において荷物Mを検査する。また、他の検査システム1は、荷物Mの搬送先において荷物Mを検査する。
【0031】
上位管理装置101(情報処理装置)は、各検査システム1における検査装置からのデータを収集したり各検査装置へデータを供給したりする情報管理装置として機能する。
【0032】
上位管理装置101は、例えば、サーバ装置などのコンピュータで構成される。上位管理装置101は、各検査システム1が実施する検査に関する情報を保存する記憶装置を備える。また、上位管理装置101は、検査に関する情報を保存するサーバ装置に接続するインタフェースを備えるものであっても良い。
【0033】
上位管理装置101は、各検査システム1における検査装置13から情報を取得する。上位管理装置101は、各検査システム1の検査装置13から取得する情報を保存したり、集計したりする。上位管理装置101は、各検査システム1における検査装置13へ情報を供給する。例えば、上位管理装置101は、各検査システム1の検査装置13に対して検査処理に用いる設定値などを配信する。また、上位管理装置101は、各検査装置13が検査処理を実行するためのプログラムの更新データなどを配信するようにしても良い。
【0034】
次に、実施形態に係る検査システム1における撮影装置12及び検査装置13の制御系の構成について説明する。
図3は、実施形態に係る検査システム1における撮影装置12及び検査装置13の制御系の構成例を示すブロック図である。
【0035】
図3に示すように、撮影装置12は、撮像部21、処理部22及び出力部23を有する。
撮像部21は、検査対象とする荷物Mなどの被撮影物にX線などの電磁波を照射して画像を撮影する。例えば、撮影装置12がX線CT撮影装置である場合、撮像部21は、コンベア11により搬送される荷物Mの周りからX線を照射することにより3次元のX線画像データを取得する。
【0036】
処理部22は、プロセッサ及び各種のメモリなどを備え、プロセッサがメモリに記憶されたプログラムを実行することにより種々の処理を実行する。処理部22は、例えば、撮像部21が電磁波を照射して取得したX線画像データを処理することにより撮影画像と撮影画像を構成する構成単位(ピクセル又はボクセル)における物性を示す物性情報とを含む撮影画像データを生成する。
【0037】
出力部23は、撮影画像データなどデータを出力するインタフェースである。出力部23は、検査装置13の画像インタフェース39に対応するインタフェースを備え、検査装置13へ撮影画像データを出力する。また、出力部23は、接続される検査装置13からの制御データなどのデータを入力するインタフェースを含む入出力インタフェースであっても良い。
【0038】
また、図3に示すように、検査装置13は、プロセッサ31、ROM32、RAM33、記憶部34、通信部35、表示インタフェース36、操作インタフェース37、音声インタフェース38及び画像インタフェース39を有する。プロセッサ31は、ROM32、RAM33、記憶部34、通信部35、表示インタフェース36、操作インタフェース37、音声インタフェース38及び画像インタフェース39とデータバスなどを介して接続する。
【0039】
プロセッサ31は、演算処理を実行する。プロセッサ31は、例えば、CPU(Central Processing Unit)である。プロセッサ31は、RAM33を用いてROM32又は記憶部34に記憶したプログラムを実行することにより種々の処理を実行する処理部として機能する。
【0040】
ROM32は、読み出し専用の不揮発性メモリである。ROM32は、プログラムのデータ及び制御データなどを記憶する。RAM33は、ワーキングメモリとして機能する揮発性のメモリである。RAM33は、データを一時的に記憶する。
【0041】
記憶部34は、書き換え可能な不揮発性メモリである。記憶部34は、ハードディスクドライブ(HDD)、ソリッドステートドライブ(SSD)などにより構成される。記憶部34は、プログラムのデータ、制御データとしての設定値、検査処理の結果などの情報を記憶する。
【0042】
また、記憶部34は、棒グラフデータベースを格納する。棒グラフデータベースについては、後述する。
【0043】
通信部35は、上位管理装置101と通信するための通信インタフェースである。プロセッサ31は、通信部35を介して上位管理装置101と通信する。プロセッサ31は、通信部35を介して処理結果などのデータを上位管理装置101へ送信したり、上位管理装置101からのデータを受信したりする。
【0044】
表示インタフェース36は、出力デバイスとしての表示装置14と接続するためのインタフェースである。表示インタフェース36は、表示装置14が備えるインタフェースに対応するものであれば良い。プロセッサ31は、表示インタフェース36を介して、表示装置14に表示する表示内容を制御する。
【0045】
操作インタフェース37は、操作装置15及びリーダ17と接続するためのインタフェースである。操作インタフェース37は、操作装置15及びリーダ17が備えるインタフェースに対応するものであれば良い。プロセッサ31は、操作インタフェース37を介して、操作装置15及びリーダ17により入力された情報を取得する。なお、操作インタフェース37は、操作装置15に接続するためのインタフェースとリーダ17に接続するためのインタフェースとから構成されているものであってもよい。
【0046】
音声インタフェース38は、出力デバイスとしてのスピーカ16と接続するためのインタフェースである。音声インタフェース38は、スピーカ16が備えるインタフェースに対応するものであれば良い。プロセッサ31は、音声インタフェース38を介して、出力デバイスとしてのスピーカ16から音声を出力させる。
【0047】
画像インタフェース39は、撮影装置12と接続するためのインタフェースである。画像インタフェース39は、撮影装置12から撮影画像データを取得するための画像取得部である。画像インタフェース39は、X線CT装置などの撮影装置12が備えるインタフェースに対応するものであれば良い。プロセッサ31は、画像インタフェース39を介して、撮影装置12としてのX線CT装置が撮影した撮影画像(X線画像)と物性情報とを含む撮影画像データを取得する。また、プロセッサ31は、画像インタフェース39を介して撮影装置12による荷物Mに対する撮影動作を制御するようにしても良い。
【0048】
次に、実施形態に係る検査システム1を含む情報管理システム100における上位管理装置101の構成について説明する。
図4は、実施形態に係る検査システム1を含む情報管理システム100における上位管理装置101の構成例を示すブロック図である。
【0049】
上位管理装置101は、検査システム1全体の情報を管理する情報管理装置である。上位管理装置101は、各検査場に設けられる検査システム1の検査装置13に通信接続されるコンピュータである。上位管理装置101は、例えば、サーバ装置によって構成される。
【0050】
図4に示す構成例において、上位管理装置101は、プロセッサ41、ROM42、RAM43、記憶部44及び通信部45を有する。プロセッサ41は、ROM42、RAM43、記憶部44及び通信部45とデータバスなどを介して接続する。
【0051】
プロセッサ41は、演算処理を実行する。プロセッサ41は、例えば、CPU(Central Processing Unit)である。プロセッサ41は、RAM43を用いてROM42又は記憶部44に記憶したプログラムを実行することにより種々の処理を実行する処理部として機能する。
【0052】
ROM42は、読み出し専用の不揮発性メモリである。ROM42は、プログラムのデータ及び制御データなどを記憶する。RAM43は、ワーキングメモリとして機能する揮発性のメモリである。RAM43は、データを一時的に記憶する。
【0053】
記憶部44は、書き換え可能な不揮発性メモリである。記憶部44は、ハードディスクドライブ(HDD)、ソリッドステートドライブ(SSD)などにより構成される。記憶部34は、プログラムのデータ、制御データとしての設定値、各検査装置13から収集するデータなどの情報を記憶する。
【0054】
通信部45は、各検査システム1における検査装置13と通信するための通信インタフェースである。プロセッサ41は、通信部45を介して検査装置13と通信する。プロセッサ41は、通信部45を介して検査装置13から処理結果などのデータを受信したり、検査装置13へデータを送信したりする。
【0055】
次に、検査システム1が実現する機能について説明する。検査システム1が実現する機能は、プロセッサ31が内部メモリ、ROM32又は記憶部34などに格納されるプログラムを実行することで実現される。
【0056】
まず、プロセッサ31は、撮影装置12から撮影画像データを取得する機能を有する。
ここでは、荷物Mには、コードMaが貼付されていない、又は、コードMaが破損若しくは紛失しているものとする。即ち、リーダ17は、コードMaを読み取れないものとする。
【0057】
たとえば、コンベア11に荷物Mが積載されると、プロセッサ31は、コンベア11を駆動する。上記の通り、荷物Mがリーダ17の読取位置に到達しても、リーダ17は、コードMaを読み取ることができない。
【0058】
プロセッサ31は、コンベア11の駆動を継続して荷物Mに撮影装置12内を通過させる。
【0059】
撮影装置12の撮像部21は、荷物Mが通過している間において荷物Mに電磁波を照射してX線画像データを生成する。撮像部21がX線画像データを生成すると、撮影装置12の処理部22は、X線画像データに基づいて、撮影画像と物性情報とを含む撮影画像データを生成する。処理部22が撮影画像データを生成すると、撮影装置12の出力部23は、生成された撮影画像データを検査装置13に送信する。
【0060】
プロセッサ31は、画像インタフェース39を通じて撮影装置12から撮影画像データを取得する。
【0061】
また、プロセッサ31は、撮影画像データに基づいて、表示装置14に撮影画像を表示する機能を有する。
【0062】
撮影画像データを取得すると、プロセッサ31は、撮影画像データから撮影画像を抽出する。撮影画像を抽出すると、プロセッサ31は、表示装置14に撮影画像を表示する。また、プロセッサ31は、撮影画像から対象物候補及び特定部を検出してもよい。プロセッサ31は、撮影画像において対象物候補及び特定部を明示した画像を表示してもよい。
【0063】
また、プロセッサ31は、荷物Mを構成する物質の棒グラフを生成する機能を有する。
図5は、プロセッサ31が棒グラフを生成する動作例を示す。
【0064】
プロセッサ31は、撮影画像データから物性情報を抽出する。ここでは、物性情報は、各ピクセル又はボクセルにおける密度及び実効原子番号を示す。物性情報を抽出すると、プロセッサ31は、各ピクセル又はボクセルにおける密度及び実効原子番号に基づいて各ピクセル又はボクセルに含まれる物質を特定する。
【0065】
各ピクセル又はボクセルに含まれる物質を特定すると、プロセッサ31は、物質ごとにピクセル又はボクセルをカウントする。即ち、プロセッサ31は、同一の物質を含むピクセル又はボクセルをカウントする。
【0066】
物質ごとにピクセル又はボクセルをカウントすると、プロセッサ31は、物資ごとにカウントされた値(検出量)を示す棒グラフ(特徴情報)を生成する。即ち、棒グラフは、荷物Mのピクセル又はボクセルを構成する各物質の量を示す。
【0067】
図5が示す例では、プロセッサ31は、棒グラフXを生成する。図5が示すように、棒グラフXでは、横軸は、物質を示す。また、縦軸は、物質に対応する検出量を示す。
【0068】
また、プロセッサ31は、荷物Mを識別するIDを上位管理装置101から取得する機能を有する。
【0069】
棒グラフXを生成すると、プロセッサ31は、通信部35を通じて、荷物Mを識別するIDを要求するリクエスト(IDリクエスト)を上位管理装置101に送信する。IDリクエストは、生成された棒グラフXを含む。
【0070】
なお、荷物Mを識別するIDが未発行である場合、IDリクエストは、荷物Mを識別するIDを発行することを指示する情報を含むものであってもよい。また、荷物Mを識別するIDが発行済みであるがコードMaが破損又は紛失している場合、IDリクエストは、発行済みのIDを要求する情報を含むものであってもよい。
【0071】
後述するように、上位管理装置101は、IDリクエストに従って、荷物Mを識別するIDを含むレスポンスを検査装置13に送信する。
【0072】
検査装置13のプロセッサ31は、通信部35を通じて、当該レスポンスを取得する。当該レスポンスを取得すると、プロセッサ31は、当該レスポンスに従って、荷物Mを識別するIDを表示装置14に表示してもよい。
【0073】
また、プロセッサ31は、荷物Mを識別するIDをエンコードして得られたコードMaを発行してもよい。たとえば、プロセッサ31は、プリンタなどを用いて、コードMaを印刷したシールなどを発行してもよい。この場合、オペレータは、荷物Mを識別するIDが印刷されたシールを荷物Mに貼付してもよい。
【0074】
次に、上位管理装置101が実現する機能について説明する。上位管理装置101が実現する機能は、プロセッサ41が内部メモリ、ROM42又は記憶部44などに格納されるプログラムを実行することで実現される。
【0075】
まず、プロセッサ41は、IDリクエストに含まれる棒グラフXを棒グラフデータベースに登録する機能を有する。
図5は、プロセッサ41が棒グラフXを棒グラフデータベースに登録する動作例を示す。
【0076】
棒グラフデータベースは、各荷物のIDと棒グラフとを対応付けて格納するデータベースである。
【0077】
ここでは、最初に荷物Mを検査した検査装置13のプロセッサ31は、棒グラフXを含むIDリクエストを上位管理装置101に送信するものとする。
【0078】
プロセッサ41は、通信部45を通じて、棒グラフXを含むIDリクエストを検査装置13から取得する。棒グラフXを含むIDリクエストを取得すると、プロセッサ41は、IDリクエストに含まれる棒グラフXが棒グラフデータベースに登録されているかを判定する。即ち、プロセッサ41は、IDリクエストに含まれる棒グラフXと整合する棒グラフが棒グラフデータベースに登録されているかを判定する。
【0079】
たとえば、プロセッサ41は、棒グラフデータベースから1つの棒グラフを取得する。1つの棒グラフを取得すると、プロセッサ41は、所定のアルゴリズムに従って、IDリクエストに含まれる棒グラフXと棒グラフデータベースから取得された1つの棒グラフとの類似度を算出する。
【0080】
両者の類似度を算出すると、プロセッサ41は、類似度が所定の閾値以上であるかを判定する。類似度が所定の閾値以上であると判定すると、プロセッサ41は、両者が整合すると判定する。即ち、プロセッサ41は、棒グラフXが棒グラフデータベースに登録されていると判定する。
【0081】
また、類似度が所定の閾値未満であると判定すると、プロセッサ41は、両者が整合しないと判定する。両者が整合しないと判定すると、プロセッサ41は、棒グラフデータベースから次の1つの棒グラフを取得する。次の1つの棒グラフを取得すると、プロセッサ41は、同様に、IDリクエストに含まれる棒グラフXと次の1つの棒グラフとが整合するかを判定する。
【0082】
プロセッサ41は、IDに含まれる棒グラフXが棒グラフデータベースに登録されている何れの棒グラフと整合しない場合、棒グラフXが棒グラフデータベースに登録されていないと判定する。
【0083】
ここでは、プロセッサ41は、IDリクエストに含まれる棒グラフXが棒グラフデータベースに登録されていないと判定するものとする。
【0084】
IDリクエストに含まれる棒グラフXが棒グラフデータベースに登録されていないと判定すると、プロセッサ41は、荷物Mを識別するIDを発行する。たとえば、プロセッサ41は、ランダムにIDを発行してもよいし、未発行のIDを示す所定のデータベースからIDを取得するものであってもよい。
【0085】
荷物Mを識別するIDを発行すると、プロセッサ41は、発行されたIDとIDリクエストに含まれる棒グラフXとを対応付けて棒グラフデータベースに登録する。
【0086】
発行されたIDとIDリクエストに含まれる棒グラフXとを対応付けて棒グラフデータベースに登録すると、プロセッサ41は、通信部45を通じて、発行されたIDを含むレスポンスを検査装置13に送信する。なお、レスポンスは、IDが発行されたことを示す情報を含むものであってもよい。
【0087】
また、プロセッサ41は、IDリクエストに含まれる棒グラフXに対応するIDを検査装置13に送信する機能を有する。
図6は、プロセッサ41がIDリクエストに含まれる棒グラフXに対応するIDを検査装置13に送信する動作例を示す。
【0088】
ここでは、棒グラフデータベースは、荷物Mを識別するIDと棒グラフXとを対応付けて登録しているものとする。
また、より下流において荷物Mを検査した検査装置13のプロセッサ31は、棒グラフXを含むIDリクエストを上位管理装置101に送信するものとする。
【0089】
プロセッサ41は、通信部45を通じて、棒グラフXを含むIDリクエストを検査装置13から取得する。棒グラフXを含むIDリクエストを取得すると、プロセッサ41は、IDリクエストに含まれる棒グラフXが棒グラフデータベースに登録されているかを判定する。
【0090】
プロセッサ41が、棒グラフXが棒グラフデータベースに登録されているかを判定する動作例は、前述の通りである。
【0091】
ここでは、プロセッサ41は、IDリクエストに含まれる棒グラフXが棒グラフデータベースに登録されていると判定するものとする。棒グラフデータベースは、IDリクエストに含まれる棒グラフXと整合する棒グラフを格納する。
【0092】
IDリクエストに含まれる棒グラフXが棒グラフデータベースに登録されていると判定すると、プロセッサ41は、IDリクエストに含まれる棒グラフXと整合する棒グラフに対応するIDを棒グラフデータベースから取得する。
【0093】
当該IDを棒グラフデータベースから取得すると、プロセッサ41は、通信部45を通じて、当該IDを含むレスポンスを検査装置13に送信する。なお、レスポンスは、当該IDが発行済みであることを示す情報を含むものであってもよい。
【0094】
次に、検査装置13の動作例について説明する。
図7は、検査装置13の動作例について説明するためのフローチャートである。
【0095】
まず、検査装置13のプロセッサ31は、撮影装置12を用いて荷物Mの撮影画像データを取得する(S11)。
撮影画像データを取得すると、プロセッサ31は、撮影画像を表示装置14に表示する(S12)。撮影画像を表示すると、プロセッサ31は、撮影画像データに基づいて棒グラフXを生成する(S13)。
【0096】
棒グラフXを生成すると、プロセッサ31は、通信部35を通じて、生成された棒グラフXを含むIDリクエストを上位管理装置101に送信する(S14)。
【0097】
IDリクエストを上位管理装置101に送信すると、プロセッサ31は、通信部35を通じて、荷物Mを識別するIDを含むレスポンスを上位管理装置101から取得する(S15)。
荷物Mを識別するIDを含むレスポンスを上位管理装置101から取得すると、プロセッサ41は、動作を終了する。
【0098】
次に、上位管理装置101の動作例について説明する。
図8は、上位管理装置101の動作例について説明するためのフローチャートである。
【0099】
まず、上位管理装置101のプロセッサ41は、通信部45を通じて、棒グラフXを含むIDリクエストを検査装置13から取得する(S21)。IDリクエストを取得すると、プロセッサ41は、IDリクエストに含まれる棒グラフXが棒グラフデータベースに登録されているかを判定する(S22)。
【0100】
IDリクエストに含まれる棒グラフXが棒グラフデータベースに登録されていないと判定すると(S22、NO)、プロセッサ41は、荷物Mを識別するIDを発行する(S23)。
【0101】
IDを発行すると、プロセッサ41は、IDリクエストに含まれる棒グラフXと発行されたIDとを対応付けて棒グラフデータベースに登録する(S24)。
【0102】
IDリクエストに含まれる棒グラフXが棒グラフデータベースに登録されていると判定すると(S22、YES)、プロセッサ41は、IDリクエストに含まれる棒グラフXと整合する棒グラフに対応するIDを棒グラフデータベースから取得する(S25)。
【0103】
棒グラフXとIDとを対応付けて棒グラフデータベースに登録した場合(S24)、又は、棒グラフXと整合する棒グラフに対応するIDを取得した場合(S25)、プロセッサ41は、通信部45を通じて、S23で発行された又はS25で取得されたIDを含むレスポンスを検査装置13に送信する(S26)。
当該レスポンスを検査装置13に送信すると、プロセッサ41は、動作を終了する。
【0104】
なお、情報管理システム100は、荷物Mの検査を3回以上行ってもよい。この場合、情報管理システム100は、二回目以降の検査において、荷物Mを識別するIDを検査装置13に送信する。
【0105】
また、検査装置13のプロセッサ31は、特徴情報として、棒グラフ以外の情報を送信するものであってもよい。
【0106】
図9は、特徴情報の他の例を示す。図9が示すように、特徴情報は、折れ線グラフであってもよい。ここでは、横軸は、物質を示す。また、縦軸は、物質に対応する検出量を示す。
【0107】
また、図10は、特徴情報のさらに他の例を示す。図9が示すように、特徴情報は、表であってもよい。ここでは、表は、各物質の検出量を示す。
【0108】
また、検査装置13のプロセッサ31は、所定のアルゴリズムに従って撮影画像データの特徴量を算出して、特徴量を示す特徴情報を生成してもよい。
特徴情報の構成は、特定の構成に限定されるものではない。
【0109】
また、二回目以降の検査において荷物MにはコードMaが貼付されていてもよい。この場合、検査装置13のプロセッサ31は、上位管理装置101からのレスポンスが示すIDとコードMaをデコードして得られるIDとが整合するかを判定するものであってもよい。
【0110】
また、上位管理装置101のプロセッサ41は、棒グラフ(特徴情報)を生成するものであってもよい。この場合、プロセッサ41は、撮影画像データを検査装置13から取得する。プロセッサ41は、撮影画像データから棒グラフを生成する。
【0111】
また、IDリクエストが荷物Mを識別するIDを発行することを指示する情報を含む場合、上位管理装置101のプロセッサ41は、S22を実行しなくともよい。即ち、この場合、プロセッサ41は、S21の後にS23に進んでもよい。
【0112】
以上のように構成された情報管理システムは、X線で荷物を検査した検査結果に基づいて荷物の内容物に関する棒グラフを生成し登録する。情報管理システムは、荷物を搬送するルートの下流において同様に棒グラフを生成する。情報管理システムは、下流において生成された棒グラフと登録されている棒グラフとを比較することで荷物を識別する。その結果、情報処理システムは、荷物に貼付されているコードが破損又は紛失した場合であっても荷物を効果的に識別することができる。
【0113】
本実施形態に係るプログラムは、電子機器に記憶された状態で譲渡されてよいし、電子機器に記憶されていない状態で譲渡されてもよい。後者の場合は、プログラムは、ネットワークを介して譲渡されてよいし、記憶媒体に記憶された状態で譲渡されてもよい。記憶媒体は、非一時的な有形の媒体である。記憶媒体は、コンピュータ可読媒体である。記憶媒体は、CD-ROM、メモリカード等のプログラムを記憶可能かつコンピュータで読取可能な媒体であればよく、その形態は問わない。
【0114】
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0115】
1…検査システム、11…コンベア、12…撮影装置、13…検査装置、14…表示装置、15…操作装置、16…スピーカ、17…リーダ、21…撮像部、22…処理部、23…出力部、31…プロセッサ、32…ROM、33…RAM、34…記憶部、35…通信部、36…表示インタフェース、37…操作インタフェース、38…音声インタフェース、39…画像インタフェース、41…プロセッサ、42…ROM、43…RAM、44…記憶部、45…通信部、100…情報管理システム、101…上位管理装置。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10