IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス株式会社の特許一覧

特開2024-118879商品販売管理システム、商品販売管理方法、及びプログラム
<>
  • 特開-商品販売管理システム、商品販売管理方法、及びプログラム 図1
  • 特開-商品販売管理システム、商品販売管理方法、及びプログラム 図2
  • 特開-商品販売管理システム、商品販売管理方法、及びプログラム 図3
  • 特開-商品販売管理システム、商品販売管理方法、及びプログラム 図4
  • 特開-商品販売管理システム、商品販売管理方法、及びプログラム 図5
  • 特開-商品販売管理システム、商品販売管理方法、及びプログラム 図6
  • 特開-商品販売管理システム、商品販売管理方法、及びプログラム 図7
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024118879
(43)【公開日】2024-09-02
(54)【発明の名称】商品販売管理システム、商品販売管理方法、及びプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 30/018 20230101AFI20240826BHJP
   G06Q 30/0238 20230101ALI20240826BHJP
   G06Q 30/0207 20230101ALI20240826BHJP
【FI】
G06Q30/018 342
G06Q30/0238
G06Q30/0207
【審査請求】未請求
【請求項の数】9
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023025443
(22)【出願日】2023-02-21
(71)【出願人】
【識別番号】515139846
【氏名又は名称】ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100190621
【弁理士】
【氏名又は名称】崎間 伸洋
(74)【代理人】
【識別番号】100212510
【弁理士】
【氏名又は名称】笠原 翔
(72)【発明者】
【氏名】山本 慎一郎
【テーマコード(参考)】
5L030
5L049
【Fターム(参考)】
5L030BB04
5L030BB07
5L049BB04
5L049BB07
(57)【要約】
【課題】商品の値割引等を示す識別情報がその商品に正しく付されていることを確認しつつ、その商品の販売条件を知ることができるようにする。
【解決手段】商品販売管理システムSを構成する顧客端末2のCPU11では、商品確認部52が、商品に付された識別子であって、少なくとも商品の内容情報を示す第1の識別子と、第1の識別子とは独立して商品に付された識別子であって少なくとも商品の内容情報及び使用期間に関する情報を示す第2の識別子とを読み取ったことに応じて、第1の識別子により示される内容情報と、第2の識別子により示される内容情報とを対比して商品の内容を確認し、販売条件出力部53が、商品の内容が正しいと確認した場合に、第2の識別子により示される使用期間に関する情報に基づいて、商品の販売条件に関する情報を出力する。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
所定の商品に付された識別子であって、少なくとも前記商品の内容情報を示す第1の識別子と、前記第1の識別子とは独立して前記所定の商品に付された識別子であって少なくとも前記商品の内容情報及び前記商品の使用期間に関する情報を示す第2の識別子とを読み込んだことに応じて、前記第1の識別子に含まれる内容情報と、前記第2の識別子に含まれる内容情報と、を対比して前記商品の内容を確認する商品確認手段と、
前記商品の内容が正しいと確認した場合に、前記第2の識別子が示す前記使用期間に関する情報に基づいて、前記商品の販売条件に関する情報を出力する販売条件出力手段と、
を有する商品販売管理システム。
【請求項2】
前記商品販売管理システムは、前記商品の購入をする顧客の携帯端末を備え、
前記顧客の携帯端末は、前記商品確認手段及び前記販売条件出力手段を有する、
請求項1に記載の商品販売管理システム。
【請求項3】
前記商品販売管理システムは、前記商品の販売をする店舗の従業員の携帯端末を備え、
前記従業員の携帯端末は、前記商品確認手段及び前記販売条件出力手段を有する、
請求項1に記載の商品販売管理システム。
【請求項4】
前記商品販売管理システムは、前記商品の販売をする店舗のPOS端末を備え、
前記POS端末は、前記商品確認手段及び前記販売条件出力手段を有する、
請求項1に記載の商品販売管理システム。
【請求項5】
前記商品販売管理システムは、前記商品が陳列された店舗の什器に設けられる情報処理装置を備え、
前記什器に設けられる情報処理装置は、前記商品確認手段及び前記販売条件出力手段を有する、
請求項1に記載の商品販売管理システム。
【請求項6】
前記使用期間に関する情報に基づいて、前記販売条件に関する情報を変化させる販売条件管理手段をさらに備える、
請求項1に記載の商品販売管理システム。
【請求項7】
前記商品を購入する顧客又は前記商品の販売者が認識可能な表示を含む前記第2の識別子を出力する識別子出力手段をさらに備える、
請求項1に記載の商品販売管理システム。
【請求項8】
所定の商品に付された識別子であって、少なくとも前記商品の内容情報を示す第1の識別子と、前記第1の識別子とは独立して前記所定の商品に付された識別子であって少なくとも前記商品の内容情報及び前記商品の使用期間に関する情報を示す第2の識別子とを読み込んだことに応じて、前記第1の識別子に含まれる内容情報と、前記第2の識別子に含まれる内容情報と、を対比して前記商品の内容を確認する商品確認ステップと、
前記商品の内容が正しいと確認した場合に、前記第2の識別子が示す前記使用期間に関する情報に基づいて、前記商品の販売条件に関する情報を出力する販売条件出力ステップと、
を含む商品販売管理方法。
【請求項9】
所定の商品に付された識別子であって、少なくとも前記商品の内容情報を示す第1の識別子と、前記第1の識別子とは独立して前記所定の商品に付された識別子であって少なくとも前記商品の内容情報及び前記商品の使用期間に関する情報を示す第2の識別子とを読み込んだことに応じて、前記第1の識別子に含まれる内容情報と、前記第2の識別子に含まれる内容情報と、を対比して前記商品の内容を確認する商品確認ステップと、
前記商品の内容が正しいと確認した場合に、前記第2の識別子が示す前記使用期間に関する情報に基づいて、前記商品の販売条件に関する情報を出力する販売条件出力ステップと、
をコンピュータにより実行させるプログラム。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、商品販売管理システム、商品販売管理方法、及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
賞味期限が近い商品を簡便に見分けるためのラベルを出力する技術が開示されている(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2022-77283号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、商品の値割引等を示す識別情報がその商品に正しく付されていることを確認しつつ、その商品の販売条件を知ることができる仕組みは提案されていない。
【0005】
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、商品の値割引等を示す識別情報がその商品に正しく付されていることを確認しつつ、その商品の販売条件を知ることができるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本発明の一態様は、
所定の商品に付された識別子であって少なくとも前記商品の内容情報を示す第1の識別子と、前記第1の識別子とは独立して前記所定の商品に付された識別子であって少なくとも前記商品の内容情報及び前記商品の使用期間に関する情報を示す第2の識別子とを読み込んだことに応じて、前記第1の識別子に含まれる内容情報と、前記第2の識別子に含まれる内容情報と、を対比して前記商品の内容を確認する商品確認手段と、
前記商品の内容が正しいと確認した場合に、前記第2の識別子が示す前記使用期間に関する情報に基づいて、前記商品の販売条件に関する情報を出力する販売条件出力手段と、
を有する商品販売管理システムである。
【0007】
本発明の一態様は、上記商品販売管理システムに対応する商品販売管理方法、及びプログラムである。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、商品の値割引等を示す識別情報がその商品に正しく付されていることを確認しつつ、その商品の販売条件を知ることができるようにする。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】商品販売管理システムのシステム構成の一例を示す図である。
図2】管理サーバのハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
図3】管理サーバ及び顧客端末における機能的構成の一例を示す機能ブロック図である。
図4】従業員端末、POS端末、及び店舗内装置における機能的構成の一例を示す機能ブロック図である。
図5】管理サーバの処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図6】顧客端末の処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図7】商品販売管理システムが適用されるサービスの具体例を示すイメージ図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
<概要>
本実施形態の商品販売管理システムは、通常コードが示す商品の内容情報に加えて、独自コードを付すことにより、商品の製造日時、消費期限、賞味期限等を読み取ることが可能なシステムである。この独自コードにより、閉店間際に値引きシールを商品に貼ることなく、見切り品の値引き価格を提示することができる。
【0011】
<システム構成>
図1は、本実施形態に係る商品販売管理システムSのシステム構成の一例を示す図である。
商品販売管理システムSは、複数の商品を販売する店舗に適用される情報処理システムである。商品販売管理システムSは、管理サーバ1と、顧客端末2-1乃至2-n(nは1以上の整数値)と、従業員端末3-1乃至3-m(mは1以上の整数値)と、POS端末4-1乃至4-q(qは1以上の整数値)と、店舗内装置5-1乃至5-r(rは1以上の整数値)とがネットワークNを介して接続されることで構成される。ネットワークNは、例えば、インターネット、LAN(Local Area Network)、VPN(Vertual Private Network)等である。
【0012】
(管理サーバ1)
管理サーバ1は、商品販売管理システムSの全体を管理するサーバとしての情報処理装置である。管理サーバ1は、顧客端末2-1乃至2-n、従業員端末3-1乃至3-m、POS端末4-1乃至4-q、店舗内装置5-1乃至5-r、及び外部から送信されてくる各種の情報を取得し、各種の処理を行う。また、管理サーバ1は、顧客端末2-1乃至2-n、従業員端末3-1乃至3-m、POS端末4-1乃至4-q、店舗内装置5-1乃至5-r、及び外部に向けて各種の情報を送信する。以下、顧客端末2-1乃至2-n、従業員端末3-1乃至3-m、POS端末4-1乃至4-q、及び店舗内装置5-1乃至5-rの各々を個別に説明する必要がない場合、これらをまとめて顧客端末2、従業員端末3、POS端末4、及び店舗内装置5の各々と呼ぶ。
【0013】
例えば、管理サーバ1は、店舗で販売されている商品の各々について、商品の内容に関する内容情報と、商品の使用期間に関する期間情報とを、それぞれデータベースに格納して管理する。商品の内容情報としては、例えば、商品を一意に特定可能な識別情報(以下、「商品ID」と呼ぶ。)、商品の名称、商品の種類、商品の値割引前価格、商品の特徴などが挙げられる。また、商品の期間情報としては、例えば、商品の製造日時、商品の使用期限となる日時などが挙げられる。ここで、商品が食品である場合には、「商品の使用期限となる日時」として、商品の消費期限や賞味期限となる日時が含まれる。
【0014】
具体的には、管理サーバ1は、店舗で販売されている複数の商品の各々に付されている識別子に、複数の商品の各々の内容情報及び期間情報を対応付けて管理する。商品に付されている識別子としては、例えば、2次元コードであるQRコード(登録商標)、1次元コードであるJANコードなどが挙げられる。
【0015】
ここで、1の商品に付されている識別子は複数種類あり、本実施形態では1の商品に対して2種類の識別子が付されている。このうち、第1の識別子としての第1コードには、例えばJANコード等の通常コードが含まれ、商品の内容情報が対応付けられている。また、第2の識別子としての第2コードには、例えば独自コード、独自のICタグ等が含まれ、その商品の内容情報及び期間情報が対応付けられている。第2コードに対応付けられている内容情報は、第1コードに対応付けられている内容情報との対応関係を特定可能な情報(例えば、商品IDなど)が少なくとも含まれていればよい。本実施形態において、第1コードは、商品に直接印字されており、第2コードは、紙製または樹脂製のラベルに印字された状態で商品に貼付されている。なお、第2コードを含むラベルが貼付されている商品の具体例については、図7を参照して後述する。
【0016】
また、管理サーバ1は、店舗で販売されている複数の商品の各々の販売条件に関する情報をデータベースに格納して管理する。条件情報には、例えば、商品の値割引率、商品の値割引後価格、商品の購入に対するインセンティブとして顧客に付与されるポイントの値などの情報が含まれる。条件情報は、従業員端末3から送信されてくる内容情報や期間情報に基づき適宜更新される。即ち、管理サーバ1は、商品の内容情報や期間情報の変化に応じて条件情報を変化させて管理する。
【0017】
また、管理サーバ1は、複数の商品の各々に付される第2コードを出力する。例えば、管理サーバ1は、顧客及び販売者の各々が認識可能な表示を含む第2コードを出力する。「顧客及び販売者の各々が認識可能な表示」としては、例えば、色の表示、図形の表示、記号の表示、形状の表示、適用時刻や販売場所の表示などが挙げられる。なお、管理サーバ1の具体的な構成や処理の詳細については後述する。
【0018】
(顧客端末2)
顧客端末2は、複数の商品が販売されている店舗を利用する顧客が操作する情報処理装置であり、例えば、スマートフォン、タブレット端末等で構成される。顧客端末2には、商品販売管理システムSを利用可能にする顧客専用のアプリケーションソフトウェア(以下、「顧客アプリ」と呼ぶ。)がインストールされているものとする。顧客端末2は、店舗に来店した顧客の操作に基づいて、顧客アプリを起動させて、管理サーバ1や外部から送信されてくる各種の情報、及び顧客の操作により入力された情報を取得し、各種の処理を行う。また、顧客端末2は、管理サーバ1や外部に向けて各種の情報を送信する。
【0019】
例えば、顧客端末2は、顧客の操作に基づいて、店舗で販売されている複数の商品のうち1の商品に付されている第1コード及び第2コードを同時または連続して読み取る。次に、顧客端末2は、読み取った第1コードに対応付けられている商品の内容情報と、読み取った第2コードに対応付けられている商品の内容情報及び期間情報とを管理サーバ1に問い合わせる。その後、問い合わせた各種の情報が管理サーバ1から送信されてくると、顧客端末2は、第1コードに対応付けられている商品の内容情報と、第2コードに対応付けられている商品の内容情報とを対比して、商品の内容を確認する。
【0020】
ここで、顧客端末2は、商品の内容が正しいことを確認すると、第2コードに対応付けられている期間情報に基づいて、商品の条件情報を管理サーバ1に問い合わせる。具体的には、顧客端末2は、管理サーバ1に向けて条件問い合わせ情報を送信する。その後、問い合わせにかかる条件情報が管理サーバ1から送信されてくると、その条件情報を画面に出力する。
【0021】
これに対して、商品の内容が正しいと確認できなかった場合、顧客端末2は、その旨を示すエラー情報を管理サーバ1に向けて送信するとともに、エラー情報を顧客に報知する。なお、エラー情報を顧客に報知する手法は特に限定されない。例えば、エラーの内容を示すアラート画面を表示する手法などを用いることができる。なお、顧客端末2の具体的な構成や処理の詳細については後述する。
【0022】
(従業員端末3)
従業員端末3は、複数の商品が販売されている店舗の従業員が操作する情報処理装置であり、例えば、スマートフォン、タブレット端末等で構成される。従業員端末3には、商品販売管理システムSを利用可能にする従業員専用のアプリケーションソフトウェア(以下、「従業員アプリ」と呼ぶ。)がインストールされているものとする。従業員端末3は、店舗で業務を行う従業員の操作に基づいて、従業員アプリを起動させて、管理サーバ1や外部から送信されてくる各種の情報、及び従業員の操作により入力された情報を取得し、各種の処理を行う。また、従業員端末3は、管理サーバ1や外部に向けて各種の情報を送信する。
【0023】
例えば、従業員端末3は、顧客端末2の処理と同様の処理を行う。即ち、従業員端末3は、従業員の操作に基づいて、商品に付されている第1コード及び第2コードを同時または連続して読み取り、その第1コードと第2コードとの各々に対応付けられている各種の情報を管理サーバ1に問い合わせる。その後、管理サーバ1から送信されてきた、第1コードと第2コードとの各々に対応付けられている商品の内容情報を対比して、商品の内容を確認する。
【0024】
そして、従業員端末3は、商品の内容が正しいことを確認すると、第2コードに対応付けられている期間情報に基づいて、商品の条件情報を管理サーバ1に問い合わせる。そして、管理サーバ1から送信されてきた条件情報を画面に出力する。これに対して、商品の内容が正しいと確認できなかった場合、従業員端末3は、その旨を示すエラー情報を管理サーバ1に向けて送信するとともに従業員に報知する。エラー情報を従業員に報知する手法は特に限定されない。例えば、エラーの内容を示すアラート画面を表示する手法などを用いることができる。なお、従業員端末3の具体的な構成や処理の詳細については後述する。
【0025】
(POS端末4)
POS端末4は、商品を販売する店舗に来店した顧客が購入する商品の決済処理を行う情報処理装置であり、例えば、従業員または顧客が操作するキャッシュレジスター等で構成される。POS端末4には、商品販売管理システムSを利用可能にするPOS端末専用のアプリケーションソフトウェア(以下、「POSアプリ」と呼ぶ。)がインストールされているものとする。POS端末4は、店舗で業務を行う従業員の操作に基づいて、POSアプリを起動させて、管理サーバ1や外部から送信されてくる各種の情報、及び顧客の操作により入力された情報を取得し、各種の処理を行う。また、POS端末4は、管理サーバ1や外部に向けて各種の情報を送信する。
【0026】
例えば、POS端末4は、従業員または顧客の操作に基づいて、商品の決済処理に用いられる決済情報を生成する。具体的には、POS端末4は、管理サーバ1にて管理されている、決済対象の商品の内容情報及び期間情報に基づいて、決済情報を生成する。そして、POS端末4は、決済用のサーバとの間で決済情報のやり取りを行うことで商品の決済処理を完了させる。なお、「決済用のサーバ」は、管理サーバ1であってもよいし、図示せぬ外部のサーバであってもよい。
【0027】
また、POS端末4は、上述の顧客端末2や従業員端末3の処理と同様の処理を行う。即ち、POS端末4は、従業員または顧客の操作に基づいて、商品に付されている第1コード及び第2コードを同時または連続して読み取り、その第1コードと第2コードとの各々に対応付けられている各種の情報を管理サーバ1に問い合わせる。その後、管理サーバ1から送信されてきた、第1コードと第2コードとの各々に対応付けられている商品の内容情報を対比して、商品の内容を確認する。
【0028】
そして、POS端末4は、商品の内容が正しいことを確認すると、第2コードに対応付けられている期間情報に基づいて、商品の条件情報を管理サーバ1に問い合わせる。そして、管理サーバ1から送信されてきた条件情報を画面に出力する。これに対して、商品の内容が正しいと確認できなかった場合、POS端末4は、その旨を示すエラー情報を管理サーバ1に向けて送信するとともに、自機を操作する従業員または顧客に報知する。エラー情報を従業員または顧客に報知する手法は特に限定されない。例えば、エラーの内容を示すアラート画面を表示する手法などを用いることができる。なお、POS端末4の具体的な構成や処理の詳細については後述する。
【0029】
(店舗内装置5)
店舗内装置5は、商品が陳列された店舗の什器に設置されている情報処理装置である。店舗の什器としては、例えば、商品の陳列棚等が挙げられる。また、什器に設置されている情報処理装置としては、広告や展示物(いわゆるPOP(Point Of Purchase))、デジタルサイネージ等、店舗内で商品を購入する顧客が視認しやすい場所や、店舗内で業務を行う従業員が視認しやすい場所に配置されている様々な物が挙げられる。この情報処理装置は、商品確認部52及び販売条件出力部53を含んだ構成であってもよい。
【0030】
店舗内装置5には、商品販売管理システムSを利用可能にする店舗内装置専用のアプリケーションソフトウェア(以下、「店舗内装置アプリ」と呼ぶ。)がインストールされているものとする。店舗内装置5は、店舗で業務を行う従業員の操作に基づいて、店舗内装置アプリを起動させて、管理サーバ1や外部から送信されてくる各種の情報、及び顧客の操作により入力された情報を取得し、各種の処理を行う。また、店舗内装置5は、管理サーバ1や外部に向けて各種の情報を送信する。
【0031】
例えば、店舗内装置5は、管理サーバ1にて管理されている、商品の内容情報及び期間情報の少なくとも一部を表示する。また、店舗内装置5は、上述の顧客端末2、従業員端末3、及びPOS端末4の処理と同様の処理を行う。即ち、店舗内装置5は、従業員の操作に基づいて、または自動で、商品に付されている第1コード及び第2コードを同時または連続して読み取り、その第1コードと第2コードとの各々に対応付けられている各種の情報を管理サーバ1に問い合わせる。その後、管理サーバ1から送信されてきた、第1コードと第2コードとの各々に対応付けられている商品の内容情報を対比して、商品の内容を確認する。
【0032】
そして、店舗内装置5は、商品の内容が正しいことを確認すると、第2コードに対応付けられている期間情報に基づいて、商品の条件情報を管理サーバ1に問い合わせる。そして、管理サーバ1から送信されてきた条件情報を画面に出力する。これに対して、商品の内容が正しいと確認できなかった場合、店舗内装置5は、その旨を示すエラー情報を管理サーバ1に向けて送信するとともに、従業員に報知する。エラー情報を従業員に報知する手法は特に限定されない。例えば、エラーの内容を示すアラート画面を表示する手法などを用いることができる。なお、店舗内装置5の具体的な構成や処理の詳細については後述する。
【0033】
商品販売管理システムSを構成する管理サーバ1、顧客端末2、従業員端末3、POS端末4、及び店舗内装置5の各々による上述の処理は一例であり、商品販売管理システムS全体として上述の処理を実現させる機能を備えていればよい。このため、上述の処理を実現させる機能のうち、一部または全部を商品販売管理システムS内で分担してもよいし協働してもよい。例えば、管理サーバ1の機能の一部または全部を、商品販売管理システムS内の他の情報処理装置等の機能としてもよいし、商品販売管理システムS内の他の情報処理装置等の機能の一部または全部を、管理サーバ1の機能としてもよい。さらに、管理サーバ1の機能の一部または全部を、図示せぬ他のサーバ等に移譲してもよい。これにより、商品販売管理システムS全体としての処理が促進され、また、処理を補完し合うことも可能となる。
【0034】
<ハードウェア構成>
(管理サーバ1)
図2は、本実施形態に係る管理サーバ1のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
管理サーバ1は、CPU(Central Processing Unit)11と、ROM(Read Only Memory)12と、RAM(Random Access Memory)13と、バス14と、入出力インターフェース15と、出力部16と、入力部17と、記憶部18と、通信部19と、ドライブ20とを備えている。
【0035】
CPU11は、ROM12に記録されているプログラム、または、記憶部18からRAM13にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM13には、CPU11が各種の処理を実行する上において必要なデータ等も適宜記憶される。CPU11、ROM12、及びRAM13は、バス14を介して相互に接続されている。このバス14にはまた、入出力インターフェース15も接続されている。
【0036】
入出力インターフェース15には、出力部16、入力部17、記憶部18、通信部19、及びドライブ20が接続されている。出力部16は、ディスプレイやスピーカ等で構成され、各種の情報を画像や音声として出力する。入力部17は、キーボード、マウス、タッチパネル等で構成され、各種情報を入力する。記憶部18は、ハードディスクやDRAM(Dynamic Random Access Memory)等で構成され、各種データを記憶する。通信部19は、インターネットを含むネットワークNを介して他の装置との間で通信を行う。
【0037】
ドライブ20には、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、或いは半導体メモリ等よりなる、リムーバブルメディア30が適宜装着される。ドライブ20によってリムーバブルメディア30から読み出されたプログラムは、必要に応じて記憶部18にインストールされる。また、リムーバブルメディア30は、記憶部18に記憶されている各種データも、記憶部18と同様に記憶することができる。
【0038】
(顧客端末2)
顧客端末2は、上述の図2の管理サーバ1のハードウェア構成のうち、CPU11、ROM12、RAM13、バス14、入出力インターフェース15、出力部16、入力部17、記憶部18、通信部19、及びドライブ20の各々に対応するハードウェア構成を有している。また、ドライブ20には、リムーバブルメディア30が適宜装着される。
【0039】
また、顧客端末2は、上述の構成に加えて、読取部を有している。読取部も、入出力インターフェース15に接続されている。読取部は、商品に付された第1コード及び第2コードを読み取る。読取部は、例えば光源から原稿に照射した光に対する反射光をレンズで縮小してCCD(Charge Coupled Devices)で受光するCCD方式のスキャナや、LED光源から原稿に順に照射した光に対する反射光をCIS(Contact Image Sensor)で受光するCIS方式のスキャナ等で構成される。
【0040】
(従業員端末3、POS端末4、及び店舗内装置5)
また、図示はしないが、従業員端末3、POS端末4、及び店舗内装置5は、上述の図2に示すハードウェア構成を有する。すなわち、従業員端末3、POS端末4、及び店舗内装置5は、図2のCPU11、ROM12、RAM13、バス14、入出力インターフェース15、出力部16、入力部17、記憶部18、通信部19、ドライブ20、リムーバブルメディア30、及び読取部の各々に対応するCPU、ROM、RAM、バス、入出力インターフェース、出力部、入力部、記憶部、通信部、ドライブ、リムーバブルメディア、及び読取部の各々を有する。
【0041】
<機能構成>
図3は、管理サーバ1及び顧客端末2における機能的構成の一例を示す機能ブロック図である。図4は、従業員端末3、POS端末4、及び店舗内装置5における機能的構成の一例を示す機能ブロック図である。
【0042】
(管理サーバ1)
管理サーバ1のCPU11においては、動作する際に、取得部31と、商品情報管理部32と、販売条件管理部33と、識別子出力部34と、送信制御部35とが機能する。また、管理サーバ1の記憶部18においては、商品の内容情報が格納されている内容DB41、商品の期間情報が格納されている期間DB42、商品の条件情報が格納されている条件DB43等が設けられている。
【0043】
取得部31は、顧客端末2、従業員端末3、POS端末4、店舗内装置5、及び外部から管理サーバ1に向けて送信されてきた各種の情報を、通信部19を介して取得する。例えば、取得部31は、従業員端末3から送信されてくる、複数の商品の各々の内容情報及び期間情報を取得する。即ち、商品の当初の内容情報及び期間情報が従業員端末3に入力されて、管理サーバ1に送信される。また、取得部31は、複数の商品の各々の条件情報を取得する。
【0044】
また、取得部31は、商品ごとに付された第1コード及び第2コードの読み取りを行った顧客端末2、従業員端末3、POS端末4、及び店舗内装置5から送信されてくる、第1コードに対応付けられている商品の内容情報と、第2コードに対応付けられている商品の内容情報及び期間情報との問い合わせに関する情報(以下、「商品問い合わせ情報」と呼ぶ。)を取得する。
【0045】
また、取得部31は、商品ごとに付された第1コード及び第2コードの読み取りを行った顧客端末2、従業員端末3、POS端末4、及び店舗内装置5から送信されてくる、商品の条件情報の問い合わせに関する情報(以下、「条件問い合わせ情報」と呼ぶ。)を取得する。
【0046】
また、取得部31は、商品ごとに付された第1コード及び第2コードの読み取りを行った顧客端末2、従業員端末3、POS端末4、及び店舗内装置5から送信されてくる、商品の内容が正しいと確認できなかったことを示すエラー情報を取得する。
【0047】
商品情報管理部32は、取得部31により取得された、商品ごとの内容情報及び期間情報の各々をデータベースに格納して管理する。具体的には、商品情報管理部32は、取得された商品ごとの内容情報及び期間情報の各々を、記憶部18の内容DB41及び期間DB42の各々に格納して管理する。
【0048】
販売条件管理部33は、使用期間に関する情報に基づいて、販売条件に関する情報を変化させる。ここで、変化としては、商品の値割引率をアップする、商品の値割引後価格を低減する、商品の購入に対するインセンティブとして顧客に付与されるポイントの値を増加させる等が挙げられる。また、販売条件管理部33は、取得部31により取得された、商品ごとの条件情報をデータベースに格納して管理する。具体的には、販売条件管理部33は、取得された商品ごとの条件情報を、記憶部18の条件DB43に格納して管理する。
【0049】
識別子出力部34は、商品を購入する顧客又は商品の販売者が認識可能な表示を含む第2の識別子を出力する。具体的には、識別子出力部34は、商品ごとに付される第2コードを出力する。例えば、識別子出力部34としては、顧客及び販売者の各々が認識可能な表示を含む第2コードを出力するラベルプリンター等が挙げられる。顧客又は販売者が認識可能な表示としては、例えば表示色、図形、記号、形状、適用時刻や販売場所の表示等が挙げられる。
【0050】
送信制御部35は、顧客端末2、従業員端末3、POS端末4、店舗内装置5、及び外部に向けて、通信部19を介して各種の情報を送信する制御を行う。例えば、送信制御部35は、顧客端末2、従業員端末3、POS端末4、及び店舗内装置5からの各種の情報の問い合わせに対する返答として、データベースに格納されている各種の情報を送信する制御を行う。
【0051】
具体的には、送信制御部35は、顧客端末2、従業員端末3、POS端末4、及び店舗内装置5から送信されてきた商品問い合わせ情報が、取得部31により取得されると、以下の処理を行う。即ち、送信制御部35は、取得された商品問い合わせ情報の内容に応じて、記憶部18の内容DB41に格納されている内容情報、期間DB42に格納されている期間情報を、商品問い合わせ情報の発信元に向けて送信する制御を行う。
【0052】
また、送信制御部35は、顧客端末2、従業員端末3、POS端末4、及び店舗内装置5から送信されてきた条件問い合わせ情報が、取得部31により取得されると、以下の処理を行う。即ち、送信制御部35は、取得された条件問い合わせ情報の内容に応じて、記憶部18の条件DB43に格納されている条件情報を、条件問い合わせ情報の発信元に向けて送信する制御を行う。
【0053】
また、送信制御部35は、顧客端末2、POS端末4、及び店舗内装置5から送信されてきた、商品の内容が正しいと確認できなかったことを示すエラー情報が取得部31により取得されると、そのエラー情報を従業員端末3に向けて送信する制御を行う。
【0054】
(顧客端末2)
顧客端末2のCPU21においては、動作する際に、取得部51と、商品確認部52と、販売条件出力部53と、送信制御部54とが機能する。
【0055】
取得部51は、読取部により読み取られた各種の情報を取得する。例えば、取得部51は、読取部により読み取られた第1コード及び第2コードを取得する。また、取得部51は、管理サーバ1及び外部から顧客端末2に向けて送信されてきた各種の情報を、通信部29を介して取得する。例えば、取得部51は、管理サーバ1から送信されてきた、商品の内容情報及び期間情報を取得する。また、取得部51は、管理サーバ1から送信されてきた、商品の条件情報を取得する。
【0056】
商品確認部52は、第1の識別子と、第2の識別子とを読み込んだことに応じて、第1の識別子に含まれる内容情報と、第2の識別子に含まれる内容情報と、を対比して商品の内容を確認する。第1の識別子は、所定の商品に付された識別子であって少なくとも商品の内容情報を示す識別子である。第2の識別子は、第1の識別子と、第1の識別子とは独立して所定の商品に付された識別子であって少なくとも商品の内容情報及び商品の使用期間に関する情報を示す識別子である。具体的には、商品確認部52は、取得部51により取得された商品の内容情報のうち、第1コードに対応付けられている商品の内容情報と、第2コードに対応付けられている商品の内容情報とを対比して、商品の内容を確認する。
【0057】
販売条件出力部53は、商品の内容が正しいと確認した場合に、第2の識別子が示す使用期間に関する情報に基づいて、商品の販売条件に関する情報(以下、「条件情報」と呼ぶ。)を出力する。具体的には、販売条件出力部53は、顧客端末2から管理サーバ1に対する商品の条件情報の問い合わせに対し、管理サーバ1から条件情報が送信されてくると、その条件情報を画面に出力する。
【0058】
送信制御部54は、管理サーバ1及び外部に向けて、通信部29を介して各種の情報を送信する制御を行う。例えば、送信制御部54は、管理サーバ1に向けて商品問い合わせ情報を送信する制御を行う。また、送信制御部54は、管理サーバ1に向けて条件問い合わせ情報を送信する制御を行う。また、送信制御部54は、管理サーバ1に向けて、商品の内容が正しいと確認できなかったことを示すエラー情報を送信する制御を行う。
【0059】
(従業員端末3)
従業員端末3のCPUにおいては、動作する際に、取得部61と、商品確認部62と、販売条件出力部63と、送信制御部64と、ラベル出力制御部65とが機能する。
【0060】
取得部61は、読取部により読み取られた各種の情報を取得する。例えば、取得部61は、読取部により読み取られた第1コード及び第2コードを取得する。また、取得部61は、管理サーバ1及び外部から従業員端末3に向けて送信されてきた各種の情報を、通信部を介して取得する。例えば、取得部61は、管理サーバ1から送信されてきた、商品の内容情報、期間情報、及び条件情報を取得する。
【0061】
商品確認部62は、図3の商品確認部52と同様の機能を有し、販売条件出力部63は、図3の販売条件出力部53と同様の機能を有する。このため、商品確認部62及び販売条件出力部63の機能については説明を省略する。
【0062】
送信制御部64は、管理サーバ1及び外部に向けて、通信部を介して各種の情報を送信する制御を行う。例えば、送信制御部64は、店舗内で販売されている複数の商品の各々の内容情報及び期間情報を管理サーバ1に向けて送信する制御を行う。また、送信制御部64は、管理サーバ1に向けて商品問い合わせ情報を送信する制御を行う。また、送信制御部64は、管理サーバ1に向けて条件問い合わせ情報を送信する制御を行う。また、送信制御部64は、管理サーバ1に向けて、商品の内容が正しいと確認できなかったことを示すエラー情報を送信する制御を行う。
【0063】
ラベル出力制御部65は、第2コードが印字されたラベルを、印刷装置に出力させる制御を行う。印刷装置から出力されたラベルは、従業員により商品に付される。なお、第2コードが印字されたラベルが付された商品の具体例については、図7を参照して後述する。
【0064】
(POS端末4)
POS端末4のCPUにおいては、動作する際に、取得部71と、商品確認部72と、販売条件出力部73と、送信制御部74と、決済処理部75とが機能する。
【0065】
取得部71は、読取部により読み取られた各種の情報を取得する。例えば、取得部71は、読取部により読み取られた第1コード及び第2コードを取得する。また、取得部71は、管理サーバ1及び外部からPOS端末4に向けて送信されてきた各種の情報を、通信部を介して取得する。例えば、取得部71は、管理サーバ1から送信されてきた、商品の内容情報、期間情報、及び条件情報を取得する。また、取得部71は、決済用のサーバから送信されてきた決済情報を取得する。
【0066】
商品確認部72は、図3の商品確認部52と同様の機能を有し、販売条件出力部73は、図3の販売条件出力部53と同様の機能を有する。このため、商品確認部72及び販売条件出力部73の機能については説明を省略する。
【0067】
送信制御部74は、管理サーバ1及び外部に向けて、通信部を介して各種の情報を送信する制御を行う。例えば、送信制御部74は、管理サーバ1に向けて商品問い合わせ情報を送信する制御を行う。また、送信制御部74は、管理サーバ1に向けて条件問い合わせ情報を送信する制御を行う。また、送信制御部74は、管理サーバ1に向けて、商品の内容が正しいと確認できなかったことを示すエラー情報を送信する制御を行う。また、送信制御部74は、商品の決済情報を決済用のサーバに向けて送信する制御を行う。
【0068】
決済処理部75は、取得部71により取得された、商品の内容情報、期間情報、及び条件情報に基づいて、その商品の決済情報を生成する。そして、決済処理部75は、生成した決済情報について決済用のサーバとの間でやり取りを行うことで決済処理を行う。
【0069】
(店舗内装置5)
店舗内装置5のCPUにおいては、動作する際に、取得部81と、商品確認部82と、販売条件出力部83と、送信制御部84とが機能する。
【0070】
取得部81は、読取部により読み取られた各種の情報を取得する。例えば、取得部81は、読取部により読み取られた第1コード及び第2コードを取得する。また、取得部81は、管理サーバ1及び外部から店舗内装置5に向けて送信されてきた各種の情報を、通信部を介して取得する。例えば、取得部81は、管理サーバ1から送信されてきた、商品の内容情報、期間情報、及び条件情報を取得する。
【0071】
商品確認部82は、図3の商品確認部52と同様の機能を有し、販売条件出力部83は、図3の販売条件出力部53と同様の機能を有し、送信制御部84は、図3の送信制御部54と同様の機能を有する。このため、商品確認部82、販売条件出力部83、及び送信制御部84の機能については説明を省略する。
【0072】
<処理内容>
(管理サーバ1)
図5は、管理サーバ1の処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【0073】
取得部31は、従業員端末3から、店舗内で販売されている複数の商品の各々の内容情報及び期間情報が送信されてくると(ステップS1でYES)、その内容情報及び期間情報を取得する(ステップS2)。これに対して、店舗内で販売されている複数の商品の各々の内容情報及び期間情報が送信されてきていない場合(ステップS1でNO)、取得部31は、店舗内で販売されている複数の商品の各々の内容情報及び期間情報が送信されてくるまでステップS1の処理を繰り返す。
【0074】
取得部31は、商品ごとに付された第1コード及び第2コードの読み取りを行った顧客端末2、従業員端末3、POS端末4、及び店舗内装置5から商品問い合わせ情報が送信されてくると(ステップS3でYES)、その商品問い合わせ情報を取得する(ステップS4)。そして、送信制御部35は、商品問い合わせ情報の発信元に向けて、商品の内容情報及び期間情報を送信する(ステップS5)。これに対して、商品問い合わせ情報が送信されてきていない場合(ステップS3でNO)、取得部31は、商品問い合わせ情報が送信されてくるまでステップS3の処理を繰り返す。
【0075】
取得部31は、商品問い合わせ情報の発信元である顧客端末2、従業員端末3、POS端末4、及び店舗内装置5のいずれかから、条件問い合わせ情報が送信されてくると(ステップS6でYES)、その条件問い合わせ情報を取得する(ステップS7)。そして、送信制御部35は、条件問い合わせ情報の発信元に向けて、商品の条件情報を送信する(ステップS8)。
【0076】
これに対して、条件問い合わせ情報が送信されてきておらず(ステップS6でNO)、商品の内容が正しいと確認できなかったことを示すエラー情報が送信されてきた場合(ステップS9でYES)、送信制御部35は、そのエラー情報を従業員端末3に向けて送信する(ステップS10)。また、取得部31は、商品の内容が正しいと確認できなかったことを示すエラー情報が送信されてきていない場合には(ステップS9でNO)、ステップS6の処理に戻る。
【0077】
(顧客端末2)
図6は、顧客端末2の処理の流れの一例を示すフローチャートである。
取得部51は、商品に付された第1コード及び第2コードを読み取るための操作が行われると(ステップS21でYES)、その第1コード及び第2コードを読み取り(ステップS22)、取得部31に向けて商品問い合わせ情報を送信する(ステップS23)。これに対して、第1コード及び第2コードを読み取るための操作が行われていない場合(ステップS21でNO)、取得部51は、第1コード及び第2コードを読み取るための操作が行われるまでステップS21の処理を繰り返す。
【0078】
取得部51は、取得部31から、商品の内容情報及び期間情報が送信されてくると(ステップS24でYES)、その内容情報及び期間情報を取得する(ステップS25)。そして、商品確認部52は、取得した商品の内容情報のうち、第1コードに対応付けられている商品の内容情報と、第2コードに対応付けられている商品の内容情報とを対比して、商品の内容を確認する(ステップS26)。これに対して、商品の内容情報及び期間情報が送信されてきていない場合(ステップS24でNO)、取得部51は、商品の内容情報及び期間情報が送信されてくるまでステップS24の処理を繰り返す。
【0079】
商品確認部52は、ステップS26での確認の結果、商品の内容が正しいことを確認した場合には(ステップS27でYES)、取得部31に向けて条件問い合わせ情報を送信する(ステップS28)。これに対して、商品の内容が正しいと確認できなかった場合(ステップS27でNO)、商品確認部52は、その旨を示すエラー情報を取得部31に向けて送信するとともに(ステップS29)、エラー情報を顧客に報知する(ステップS30)。
【0080】
(従業員端末3、POS端末4、及び店舗内装置5)
従業員端末3、POS端末4、及び店舗内装置5の処理の流れは、図6に示す顧客端末2の処理の流れと同様であり、図示および説明を省略する。
【0081】
<具体例>
(サービスの具体例)
図7は、図1の商品販売管理システムSが適用されるサービスの具体例を示すイメージ図である。
図7には、管理サーバ1と、本サービスを利用する、店舗Tに来店した顧客Cと、店舗Tの従業員Eと、店舗Tに配置されたPOS端末4及び店舗内装置5と、商品Mとが示されている。顧客Cは顧客端末2を所持しており、従業員Eは従業員端末3を所持している。商品Mは、製造や入荷のタイミングが1日に複数回ある商品である。このため、商品Mは、店舗内で販売されている同一の商品について異なる複数の製造日時が存在する。商品Mとしては、例えば牛乳、惣菜等が挙げられる。
【0082】
店舗Tでは、店舗内で販売している複数の商品Mのうち消費期限や賞味期限が切迫しているものについて、売れ残りによる廃棄を低減化させるための値割引が行われる。商品Mの値割引は、店舗Tの閉店時刻である午後9時までの間に予め定められたタイミングで複数回に渡り行われる。例えば、午後6時になると20%の値割引、午後7時になると30%の値割引、閉店の1時間前である午後8時になると50%の値割引といったように、閉店時刻が近付くにつれて値割引率が高くなるように値割引が行われる。即ち、店舗Tでは、予め定められたルールに基づいて、営業時間内の予め定められた時間帯ごとに商品Mの売価が変動する。
【0083】
店舗Tでは、顧客端末2、従業員端末3、POS端末4、及び店舗内装置5の各々に表示される、時間帯ごとに変動する商品Mの売価を参照できるようになっている。さらに、店舗Tでは、商品Mを購入した顧客Cに付与されるポイントの付与数や付与割合が時間帯ごとに変動するようになっている。
【0084】
店舗Tで販売されている商品Mには、他の商品と同様に第1コードQ1と第2コードQ2とが付されている。第1コードQ1は、商品Mの内容情報が対応付けられている識別子であり、商品に直接印字され、またはラベルに印字された状態で商品に貼付される。なお、図7の例では、商品Mに第1コードQ1が直接印字されている。また、第2コードQ2は、商品Mの内容情報及び期間情報が対応付けられている識別子であり、ラベルLに印字された状態で、第1コードQ1と同時または連続して読み取れる位置に貼付されている。具体的には、第1コードQ1の近傍に並ぶようにラベルLが貼付されている。
【0085】
ここで、第2コードQ2の一部には、特定の第1コードQ1とペアであることを示す識別情報が対応付けられていてもよいし、予め複数種類のコード(第1コードQ1及び第2コードQ2)のみを読取可能とし、例えば、双方ともに第1コードQ1である場合や、双方ともに第2コードQ2である場合には、エラーが生じるようにしてもよい。
【0086】
第2コードQ2が印字されたラベルLは、顧客Cや従業員Eなどによる判別を容易化させるために、値割引の開始日時ごとに色や番号が異なるように出力される。例えば、午後6時になると、20%の値割引を示す青色のラベルLが出力され、午後7時になると、30%の値割引を示す黄色のラベルLが出力され、閉店の1時間前である午後8時になると、50%の値割引を示す赤色のラベルLが出力されるようにすることもできる。
【0087】
顧客端末2、従業員端末3、POS端末4、及び店舗内装置5の各々は、商品Mに付された第1コードQ1及び第2コードQ2を同時または連続して読み取り、以下の処理を行う。即ち、第1コードQ1及び第2コードQ2を読み込んだ顧客端末2、従業員端末3、POS端末4、及び店舗内装置5の各々は、管理サーバ1に向けて商品問い合わせ情報を送信することで、第1コードQ1に対応付けられている商品と、第2コードQ2に対応付けられている商品とが同じ商品Mであるかどうかのチェックを行う。これにより、第2コードQ2の貼付ミスや不正な貼付を発見できる。
【0088】
また、顧客端末2、従業員端末3、POS端末4、及び店舗内装置5の各々は、管理サーバ1に向けて条件問い合わせ情報を送信することで、商品Mの値割引価格と、商品Mの購入時におけるポイントの付与数や付与割合との問い合わせを行う。すると、管理サーバ1は、商品Mの消費期限や賞味期限の残存時間に応じて、現在日時における商品の価格や、顧客へのリワードをリアルタイムに決定し、条件問い合わせ情報の発信元に問い合わせにかかる情報を提供する。
【0089】
これにより、顧客Cは、顧客端末2に表示された情報を参照するだけで、時間帯ごとに変動する商品Mの値割引価格や、購入時におけるポイントの付与数や付与割合を知得できる。また、顧客Cは、顧客端末2に対する操作のみで決済処理を完了させることができるアプリケーションソフトウェアを利用した場合には、迅速な決済処理に貢献したことへのインセンティブとして、商品Mの値割引のタイミングにおける通知を受けたり、所定のクーポンの供与を受けたりすることもできる。
【0090】
また、従業員Eは、従業員端末3に表示された情報を参照するだけで、商品Mの販売促進に繋がる行動を起こすことができる。具体的には、例えば、顧客Cの目につきやすい場所に商品Mを陳列する行動や、商品Mをいわゆる「訳あり商品」として勧めるなどの行動を起こすことができる。
【0091】
また、POS端末4では、商品Mの値割引価格による決済処理や、顧客Cへの所定のポイントの付与などが自動で行われるので、決済処理のシームレス化が実現される。
【0092】
また、店舗内装置5は、商品Mの売り場の什器に設置されたデジタルサイネージであり、予め設定された時刻になると以下の内容の画像を表示する。これにより、商品Mの値割引のタイミングや値割引価格を顧客Cに報知できる。例えば、店舗内装置5には、「こちらの売場で青色のラベルが貼られている商品は、夕方5時より20%OFFとなります」といった内容のコンテンツや、「こちらの売場で黄色のラベルが貼られている商品は午後7時より30%OFFとなります」といった内容のコンテンツを表示できる。また、例えば、「こちらの売場で金色のラベルが貼られている商品のみ先着100個限定で半額!」といった内容のコンテンツを表示することもできる。
【0093】
<本実施形態の有利な効果>
上述の実施形態によれば、商品に付された第1コード及び第2コードを同時または連続して読み取ることにより、その商品の内容情報及び期間情報を確認しつつ、その商品の条件情報を知得できる。これにより、商品に付された第2コードの付与間違いや不正行為を防ぐことができる。
また、本発明によれば、顧客や従業員の携帯端末を用いて時間帯ごとに変動する売価を参照することにより、予め決められたルールに従って時間帯ごとに商品の売価を変更する処理や、値割引ラベルシールを商品に貼付する作業を無くすことができる。
さらに、本発明によれば、上記のように時間帯ごとの商品の値割引を自動化するだけでなく、商品購入に対して付与されるポイント付与数(又はポイントの付与率)を時間帯ごとに変動させることも可能となる。
【0094】
<他の実施形態>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
例えば、上述の実施形態では、商品に付された識別子として、2次元コードであるQRコード(登録商標)が採用されているが、これに限定されない。例えば、RFID(radio frequency identification)等の非接触通信技術を用いて、商品の内容情報や期間情報が取得されるようにしてもよい。
【0095】
また、例えば、上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるし、ソフトウェアにより実行させることもできる。換言すると、上述の機能的構成は例示に過ぎず、特に限定されない。即ち、上述した一連の処理を全体として実行できる機能が商品販売管理システムに備えられていれば足り、この機能を実現するためにどのような機能ブロックを用いるのかは特に上述の例に限定されない。
【0096】
また、機能ブロックの存在場所も、特に限定されず、任意でよい。例えば、管理サーバ1の機能ブロックを他の装置等に移譲させてもよいし、他の装置の機能ブロックをサーバ等に移譲させてもよい。また、一つの機能ブロックは、ハードウェア単体で構成してもよいし、ソフトウェア単体で構成してもよいし、それらの組み合わせで構成してもよい。
【0097】
一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、コンピュータ等にネットワークや記録媒体からインストールされる。コンピュータは、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータであってもよい。また、コンピュータは、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能なコンピュータ、例えばサーバの他汎用のスマートフォンやパーソナルコンピュータであってもよい。
【0098】
このようなプログラムを含む記録媒体は、ユーザ等にプログラムを提供するために装置本体とは別に配布される図示せぬリムーバブルメディアにより構成されるだけでなく、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザ等に提供される記録媒体等で構成される。プログラムはネットワークを介して配信可能であることから、記録媒体は、ネットワークに接続された、或いは接続可能なコンピュータに搭載、或いはアクセス可能なものであってもよい。
【0099】
なお、本明細書において、記録媒体に記録されるプログラムを記述するステップは、その順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。また、本明細書において、システムの用語は、複数の装置や複数の手段等より構成される全体的な装置を意味するものとする。
【0100】
換言すると、本発明が適用される商品販売管理システムは、次のような構成を有する各種各様の実施形態を取ることができる。
すなわち、(1)本発明が適用される商品販売管理システム(例えば、図1の商品販売管理システムS)は、所定の商品に付された識別子であって少なくとも前記商品の内容情報を示す第1の識別子(例えば、上述の「第1コード」)と、前記第1の識別子とは独立して前記所定の商品に付された識別子であって少なくとも前記商品の内容情報及び前記商品の使用期間に関する情報(例えば、上述の「期間情報」)を示す第2の識別子(例えば、上述の「第2コード」)とを読み込んだことに応じて、前記第1の識別子に含まれる内容情報と、前記第2の識別子に含まれる内容情報と、を対比して前記商品の内容を確認する商品確認手段(例えば、図3の商品確認部52)と、前記商品の内容が正しいと確認した場合に、前記第2の識別子が示す前記使用期間に関する情報に基づいて、前記商品の販売条件に関する情報を出力する販売条件出力手段(例えば、図3の販売条件出力部53)と、を有する。
これにより、商品に付された第1の識別子及び第2の識別子を同時または連続して読み取ることにより、その商品の内容情報及び使用期間に関する情報を確認しつつ、その商品の販売条件に関する情報を知得できるようにするシステムを提供できる。その結果、商品に付された第2の識別子の付与間違いや不正行為を防ぐことが可能となる。
【0101】
また、(2)前記商品販売管理システム(例えば、図1の商品販売管理システムS)は、前記商品の購入をする顧客の携帯端末(例えば、図1の顧客端末2)を備え、
前記顧客の携帯端末は、前記商品確認手段(例えば、図3の商品確認部52)及び前記販売条件出力手段(例えば、図3の販売条件出力部53)を有する。
これにより、商品を購入する顧客自らが、商品の内容を確認しつつその商品の販売条件を知ることができる。
【0102】
また、(3)前記商品販売管理システム(例えば、図1の商品販売管理システムS)は、前記商品の販売をする店舗の従業員の携帯端末(例えば、図1の従業員端末3)を備え、前記従業員の携帯端末は、商品確認手段(例えば、図3の商品確認部52)及び前記販売条件出力手段(例えば、図3の販売条件出力部53)を有する。
これにより、商品を販売する店舗の従業員が、商品の内容を確認しつつその商品の販売条件を知ることができる。
【0103】
また、(4)前記商品販売管理システム(例えば、図1の商品販売管理システムS)は、前記商品の販売をする店舗のPOS端末(例えば、図1のPOS端末4)を備え、前記POS端末は、前記商品確認手段(例えば、図3の商品確認部52)及び前記販売条件出力手段(例えば、図3の販売条件出力部53)を有する。
これにより、顧客が商品の購入時に商品の内容を確認しつつその商品の販売条件で購入することができる。
【0104】
また、(5)前記商品販売管理システム(例えば、図1の商品販売管理システムS)は、前記商品が陳列された店舗の什器に設けられる情報処理装置(例えば、図1の店舗内装置5)を備え、前記什器に設けられる情報処理装置は、前記商品確認手段(例えば、図3の商品確認部52)及び前記販売条件出力手段(例えば、図3の販売条件出力部53)を有する。
これにより、顧客や従業員が都度識別子の読み込みをしなくとも商品の内容を確認しつつその商品の販売条件を知ることができる。
【0105】
また、(6)前記使用期間に関する情報に基づいて、前記販売条件に関する情報を変化させる販売条件管理手段(例えば、図3の販売条件管理部33)をさらに備える。
これにより、例えば、賞味期限が迫っている商品の販売価格を引き下げることができる。
【0106】
また、(7)前記商品を購入する顧客又は当該商品の販売者が認識可能な表示(例えば、表示色、図形、記号、形状、適用時刻や販売場所の表示等)を含む前記第2の識別子を出力する識別子出力手段(例えば、図3の識別子出力部34)をさらに備える。
これにより、第2の識別子を視認した顧客や従業員などによる、販売条件に関する情報の内容の判別の容易化を図ることができる。
【0107】
また、(8)本発明が適用される商品販売管理方法は、所定の商品に付された識別子であって少なくとも前記商品の内容情報を示す第1の識別子と、前記第1の識別子とは独立して前記所定の商品に付された識別子であって少なくとも前記商品の内容情報及び前記商品の使用期間に関する情報を示す第2の識別子とを読み込んだことに応じて、前記第1の識別子に含まれる内容情報と、前記第2の識別子に含まれる内容情報と、を対比して前記商品の内容を確認する商品確認ステップと、前記商品の内容が正しいと確認した場合に、前記第2の識別子が示す前記使用期間に関する情報に基づいて、前記商品の販売条件に関する情報を出力する販売条件出力ステップと、を含む。
これにより、商品に付された第1の識別子及び第2の識別子を同時または連続して読み取ることにより、その商品の内容情報及び使用期間に関する情報を確認しつつ、その商品の販売条件に関する情報を知得できるようにする方法を提供できる。その結果、商品に付された第2の識別子の付与間違いや不正行為を防ぐことが可能となる。
【0108】
また、(9)本発明が適用されるプログラムは、所定の商品に付された識別子であって少なくとも前記商品の内容情報を示す第1の識別子と、前記第1の識別子とは独立して前記所定の商品に付された識別子であって少なくとも前記商品の内容情報及び前記商品の使用期間に関する情報を示す第2の識別子とを読み込んだことに応じて、前記第1の識別子に含まれる内容情報と、前記第2の識別子に含まれる内容情報と、を対比して前記商品の内容を確認する商品確認ステップと、前記商品の内容が正しいと確認した場合に、前記第2の識別子が示す前記使用期間に関する情報に基づいて、前記商品の販売条件に関する情報を出力する販売条件出力ステップと、をコンピュータにより実行させる。
これにより、商品に付された第1の識別子及び第2の識別子を同時または連続して読み取ることにより、その商品の内容情報及び使用期間に関する情報を確認しつつ、その商品の販売条件に関する情報を知得できるようにするプログラムを提供できる。その結果、商品に付された第2の識別子の付与間違いや不正行為を防ぐことが可能となる。
【符号の説明】
【0109】
1:管理サーバ、2:顧客端末、3:従業員端末、4:POS端末、5:店舗内装置、1:CPU、18:記憶部、19:通信部、31:取得部、32:商品情報管理部、33:販売条件管理部、34:識別子出力部、35:送信制御部、51:取得部、52:商品確認部、53:販売条件出力部、54:送信制御部、61:取得部、62:商品確認部、63:販売条件出力部、64:送信制御部、65:ラベル出力制御部、71:取得部、72:商品確認部、73:販売条件出力部、74:送信制御部、75:決済処理部、81:取得部、82:商品確認部、83:販売条件出力部、84:送信制御部、S:商品販売管理システム、N:ネットワーク
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7