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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024119018
(43)【公開日】2024-09-02
(54)【発明の名称】テーブル用照明装置及びテーブル
(51)【国際特許分類】
   F21V 33/00 20060101AFI20240826BHJP
   F21S 2/00 20160101ALI20240826BHJP
   F21Y 115/10 20160101ALN20240826BHJP
【FI】
F21V33/00 110
F21S2/00 300
F21Y115:10
【審査請求】有
【請求項の数】9
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023179789
(22)【出願日】2023-10-18
(31)【優先権主張番号】10-2023-0022869
(32)【優先日】2023-02-21
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(71)【出願人】
【識別番号】519427435
【氏名又は名称】ヒュンダイ フォメックス カンパニー リミテッド
【氏名又は名称原語表記】HYUNDAI FOMEX CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】(2 Seongsu-dong,Poonglim Tech won) 701,31,Seongsui-ro 18-gil,Seongdong-gu,Seoul 04787,Republic of Korea
(74)【代理人】
【識別番号】100121382
【弁理士】
【氏名又は名称】山下 託嗣
(72)【発明者】
【氏名】ユ,ジェ キュン
【テーマコード(参考)】
3K014
【Fターム(参考)】
3K014AA01
3K014PA03
(57)【要約】
【課題】天井に取り付けられた照明装置から照明対象体に発光した照明によって照明対象体の身体の一部に影が形成されるのを防止することができるテーブル用照明装置の提供。
【解決手段】テーブル用照明装置は、照明が透過できるように照明透過面が形成されたハウジングと、ハウジングの内部に設置され、照明対象体の首周囲に形成された影を除去するために、照明対象体の首周囲に向かって照明を照射する照明部と、ハウジングに設置され、照明部の点灯信号が入力されて照明部を点灯させる電源部と、ハウジングに設置され、照明部の明るさ調節信号が入力されて照明部の照明の強度を調節する明るさ調節部と、ハウジングに設置されて、ハウジングをテーブルに結合させるアダプタ部とを含む。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
照明が透過できるように照明透過面が形成され、影が形成される領域に、照明が照射されるように、3つ以上の横列で分画された照明安着溝が形成され、第1列の照明安着溝が第2列の照明安着溝よりも縮小した内部面積を有するように形成され、前記第2列の照明安着溝が第3列の照明安着溝よりも縮小した内部面積を有するように形成されたハウジングと、
前記ハウジングの内部に設置され、照明対象体の首周囲に形成された影を除去するために、前記照明対象体の首周囲に向かって照明を照射する照明部と、
前記ハウジングに設置され、前記照明部の点灯信号が入力されて前記照明部を点灯させる電源部と、
前記ハウジングに設置され、前記照明部の明るさ調節信号が入力されて前記照明部の照明の強度を調節する明るさ調節部と、
前記ハウジングに設置され、前記ハウジングをテーブルに結合させるアダプタ部と、
を含むテーブル用照明装置。
【請求項2】
前記アダプタ部は、前記テーブルに形成された組立溝に内挿された状態で前記ハウジングが回転できるように、前記ハウジングの両端にそれぞれ備えられた円筒状突起であることを特徴とする請求項1に記載のテーブル用照明装置。
【請求項3】
前記ハウジングは円柱構造に形成され、
前記電源部は、前記ハウジングの一端に設置され、前記明るさ調節部は、前記一端に対向する前記ハウジングの他端に設置されることを特徴とする請求項2に記載のテーブル用照明装置。
【請求項4】
前記アダプタ部は、
前記ハウジングの外周面を覆うように外挿された第1結合リングと、
前記第1結合リングに固定され、前記テーブルに密着できるように平板構造を有する第1密着板と、
前記テーブルに前記第1密着板が固定されるように前記テーブルに前記第1密着板を結合させる第1組立手段と、
前記第1結合リングと離間し、前記ハウジングの外周面を覆うように外挿された第2結合リングと、
前記第2結合リングに固定され、前記テーブルに密着できるように平板構造を有する第2密着板と、
前記テーブルに前記第2密着板が固定されるように前記テーブルに前記第2密着板を結合させる第2組立手段と、
を含むことを特徴とする請求項3に記載のテーブル用照明装置。
【請求項5】
前記照明部は、フレキシブルLEDボードで構成され、
前記アダプタ部は、粘着テープで構成されることを特徴とする請求項1に記載のテーブル用照明装置。
【請求項6】
前記ハウジングに設置され、前記照明部の色変更信号が入力されて前記照明部の色を変更する色調節部を更に含むことを特徴とする請求項1に記載のテーブル用照明装置。
【請求項7】
前記ハウジングに設置され、前記照明部を制御する照明コントローラに有線又は無線で接続されて前記照明コントローラの制御信号を前記照明部に伝達するDMXコネクタを更に含むことを特徴とする請求項1に記載のテーブル用照明装置。
【請求項8】
前記照明部から照射される照明の入射面に形成された影を感知できるように前記ハウジングに設置され、前記入射面の明るさに応じて前記照明部の照明の強度を調節する影管理部を更に含むことを特徴とする請求項1に記載のテーブル用照明装置。
【請求項9】
請求項1に記載のテーブル用照明装置が設置されたテーブル。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、被写体や講演者などの照明対象体に形成された影を除去できるように、テーブルに設置されるテーブル用照明装置に関し、より詳細には、スタジオのように被写体の画像を撮影する室内空間や舞台のように講演者のための空間に取り付けられた天井照明によって照明対象体の首周囲に形成された影を除去できるように、照明対象体の影に向かって照明を供給するテーブル用照明装置に関する。
【背景技術】
【0002】
インターネットの発達に伴い、多くの人がインターネット上に自分の写真や動画を掲載するケースが増加することになり、このような状況において一人でコンテンツを制作する放送は、動画を再生した時に登場する広告を利用して収益を創出するシステムなどの多様な収益構造を提示しながら、全世界的に爆発的に増加している状況である。
【0003】
特に、マルチチャンネルネットワーク(MCN;Multi Channel Network)は、オンライン一人放送を持続可能な事業として発展させており、クリエイターは、より多くの購読者を得るために、多様な映像コンテンツを開発し、良い装備と優れた編集技術を得るために努力しており、最も活性化したYouTube(登録商標)でクリエイターとして活動する一部の映像コンテンツの製作者は、一ヶ月の収益が一般の会社員の年収を上回る場合もある。
【0004】
このような映像コンテンツ製作の基本となる動画の撮影のためには、カメラと照明装置が必要であり、前記カメラは、基本的に三脚ホルダーに固定するか、ジンバルを用いて固定し、照明装置は、天井に取り付けられた基本照明をメインとし、必要に応じて照明対象体の前方に追加の照明を設置したりもする。
【0005】
特に、被写体を撮影した動画の品質に影響を与える多くの要素のうち最も重要であり、影響が大きいのは照明であり、被写体に照明を提供する照明装置の位置によって非常に異なる品質の動画が生成され得る。
【0006】
一方、オンライン環境の発達に伴い、動画を通じてリアルタイム宗教行事、結婚式、講演などを視聴できるようになった。一般に、設置されている全般照明は、天井面に照明器具を均一に配置して設置し、両側にサイド照明器具を設置して舞台の床面や空間に最大照度と最小照度の比が3:1を超えないように設置する。
【0007】
図1及び図2は、テーブルに向かった照明の照射時に、照明対象体に形成された影を示す概略図である。
【0008】
このように全般照明を用いると、講演者の首周囲に影が形成されて、視聴者と聴衆の集中を妨害するという問題があった。
【0009】
これにより、視聴者と聴衆の視覚的効果を高め、映像コンテンツの品質を向上させるために、照明の照射対象となるクリエイターや講演者の身体に影Sが形成されないようにする装置の開発が要求されているのが現状である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
そこで、本発明は上記事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、天井に取り付けられた照明装置から照明対象体に発光した照明によって舞台の上や照明の下に位置する照明対象体の身体の一部に影が形成されるのを防止して照明対象体のイメージを改善させることができ、映像コンテンツの品質を向上させることができるテーブル用照明装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上述した本発明の目的を達成するために、本発明の一実施例では、照明が透過できるように照明透過面が形成されたハウジングと、前記ハウジングの内部に設置され、影を除去するために、照明対象体の首周囲に向かって照明を照射する照明部と、前記ハウジングに設置され、前記照明部の点灯信号が入力されて照明部を点灯させる電源部と、前記ハウジングに設置され、前記照明部の明るさ調節信号が入力されて照明部の照明の強度を調節する明るさ調節部と、前記ハウジングに設置されて、ハウジングをテーブルに結合させるアダプタ部とを含むテーブル用照明装置を提供する。
【発明の効果】
【0012】
本発明は、テーブルに向って光を照らす場合、照明対象体の視野よりも低い位置であるテーブルから照明対象体の目よりも下である首周囲に制限的に照明を照射できるので、照明による照明対象体の眩しさを防止でき、天井に取り付けられた照明装置による首周囲の影の形成を未然に防止できる。
【0013】
また、本発明は、照明対象体の身体に均一な照明の明るさが形成されるので、照明対象体のイメージを改善させることができ、映像コンテンツの品質を向上させることができる。
【0014】
更に、本発明は、分離型に製作される場合、テーブルから簡単に脱着させることができるので、動画を撮影しない時は、テーブルから脱着させて安全に保管でき、多様なテーブルに適用して使用できる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1】テーブルに向かった照明の照射時に、照明対象体に形成された影を示す概略図である。
図2】テーブルに向かった照明の照射時に、照明対象体に形成された影を示す概略図である。
図3】本発明の第1実施例に係るテーブル用照明装置を説明する斜視図である。
図4図3のテーブル用照明装置を示す正面図である。
図5】照明対象体に向かって照明を発光する本発明のテーブル用照明装置を示す概略図である。
図6】照明対象体に向かって照明を発光する本発明のテーブル用照明装置を示す部分拡大正面図である。
図7】照明対象体に向かって照明を発光する本発明のテーブル用照明装置を示す部分拡大正面図である。
図8】本発明の第2実施例に係るテーブル用照明装置を示す斜視図である。
図9図8のテーブル用照明装置が設置されたテーブルを示す斜視図である。
図10】本発明の第3実施例に係るテーブル用照明装置を示す平面図である。
図11】本発明の第4実施例に係るテーブル用照明装置を示す斜視図である。
図12】本発明に係るテーブル用照明装置が設置されたテーブルを示す斜視図である。
図13】本発明に係るテーブル用照明装置が設置されたテーブルを示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、添付の図面を参照して、本発明の好適な実施例に係る照明対象体に形成された影を除去できるテーブル用照明装置(以下、「テーブル用照明装置」と称する。)を詳細に説明する。
【0017】
図3は、本発明の第1実施例に係るテーブル用照明装置を説明する斜視図であり、図4は、図3のテーブル用照明装置を示す正面図であり、図5は、照明対象体に向かって照明を発光する本発明のテーブル用照明装置を示す概略図であり、図6及び図7は、照明対象体に向かって照明を発光する本発明のテーブル用照明装置を示す部分拡大正面図である。
【0018】
図3乃至図5を参照すれば、本発明に係るテーブル用照明装置100は、撮影用小道具であるテーブルに付着させて講演者、一人メディアクリエイターなど照明対象体の首周囲に照明を照射するものであって、照明透過面が形成されたハウジング110と、前記ハウジング110の内部から照明を照射する照明部120と、ハウジング110の外部に露出して照明部の点灯信号に従って照明部120の点灯を制御する電源部130と、ハウジング110の外部に露出して照明部の明るさ調節信号に従って照明部120の照明の強度を制御する明るさ調節部140と、ハウジング110を撮影用小道具であるテーブルに結合させるアダプタ部150とを含む。
【0019】
このようなテーブル用照明装置100は、撮影用小道具としてテーブルを用いてテーブルが床面に設置された照明装置から照射される照明を遮断しても、図6及び図7に示すように、テーブルから照明対象体の首周囲に照明を照射できるので、照明対象体の首周囲に影Sが形成されない効果を提供する。
【0020】
以下、図面を参照して、各構成要素別に、より具体的に説明する。
【0021】
図8は、本発明の第2実施例に係るテーブル用照明装置を示す斜視図であり、図9は、図8のテーブル用照明装置が設置されたテーブルを示す斜視図であり、図10は、本発明の第3実施例に係るテーブル用照明装置を示す平面図である。
【0022】
図3乃至図5を参照すれば、本発明に係るテーブル用照明装置100は、ハウジング110を含む。
【0023】
前記ハウジング110は、テーブル用照明装置100の細部構成が安着する空間を提供し、テーブル用照明装置100の外形を提供するものであって、照明が透過できるように、照明透過面112が形成される。
【0024】
このようなハウジング110は、図3及び図4に示すように、直方体状のブロック構造を有するように形成されることもでき、図8及び図9に示すように、円柱構造を有するように形成されることもでき、図10に示すように、互いに密着した一対のシートに形成されることもできる。
【0025】
前記直方体状のブロック構造を有するように形成されたハウジング110は、その上面が照明透過面112に形成されることができる。このとき、ハウジング110は、上面を除いた他の面が金属や合成樹脂で構成された照明遮断面に形成されることができる。そして、照明透過面を除いた残りの面の内側面には、照明部120から照射された照明を反射させるための照明反射シートが備えられることができる。
【0026】
必要に応じて、直方体状のブロック構造のハウジング110は、影集中形成領域に、より明るい照明が照射されるように、図5のように、複数の横列で分画された照明安着溝が形成されることができる。具体的に、ハウジング110は、上下断面が「U」字状の照明安着溝が内部に3列以上備えられ、第1列の照明安着溝は、第2列の照明安着溝よりも縮小した内部面積を有するように形成され、第2列の照明安着溝は、第3列の照明安着溝よりも縮小した内部面積を有するように形成されることができる。
【0027】
前記円柱構造を有するように形成されたハウジング110は、棒状構造を有するハウジング110本体と、前記ハウジング110本体の左側面に結合される第1組立ソケット、及び前記ハウジング110本体の右側面に結合される第2組立ソケットで構成されることができる。
【0028】
前記ハウジング110本体は、その全体に照明透過面が形成されることができ、第1、2組立ソケットは、その全体に金属や合成樹脂で構成された照明遮断面が形成されることができる。このとき、第1、2組立ソケットの内側面には、照明部120から照射された照明を反射させるための照明反射シートが備えられることができる。そして、第1、2組立ソケットは、ハウジング110本体が内挿されて付着できるように、ハウジング110本体と向かい合う側面が開放されたカップ構造を有するように形成されることができる。
【0029】
前記一対のシートに形成されたハウジング110は、第1シートと前記第1シートの上面に付着された第2シートで構成されることができる。このとき、第1シートは、反り性のある合成樹脂で構成されて、その全体に照明遮断面が形成されることができ、第2シートは、第1シートとの間に照明部120が備えられるように、反り性のある合成樹脂で構成されて、その全体に照明透過面が形成されることができる。
【0030】
具体的に、前記第1シートは、方向性がなく折り畳める軟性材質であり、前記回路線を介して流れる電気を絶縁させる電気絶縁性材質であり、250℃を超える温度に耐えられる繊維で構成されることができる。具体的に、前記第1シートは、芳香族ポリアミド(アラミド)繊維、ポリアミド繊維、ノボロイド繊維、炭素繊維、フッ素繊維、又はこれらの混紡で構成されることが好ましい。このような第1シートが250℃を超える温度に耐えられる繊維で製造されなければ、照明部120と接触する通電用接着物が硬化するように、150~250℃の温度で加熱した後、冷却させるリフロー処理(reflow treatment)をするとき、メインシートが炭化するか、収縮する問題が発生し得る。
【0031】
前記第2シートは、第1シートに実装された照明部120と第1シートに備えられた回路線を保護するために第1シートの上面に付着されるものであって、照明部120から発光した光が透過できるシートに形成される。このような前面シートは、外力によって第1シートと共に折り畳まれるように、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)、高密度ポリエチレン(HDPE)、低密度ポリエチレン(LDPE)、又は直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)などの合成繊維で構成されることができる。また、第2シートは、回路線と照明部120の動きを制限するため、外部から衝撃が印加されても回路線の移動によってショート(Short-circuit)が発生するのを防止できる。
【0032】
必要に応じて、前記第2シートは、照明部120から発光する光を柔らかく拡散させて照明対象体に照射されるようにする拡散シートで構成されることができる。また、第2シートは、第1シートの前面をカバーできるように、第1シートと同一の大きさに形成されることができる。
【0033】
図5を参照すれば、本発明に係るテーブル用照明装置100は、照明部120を含む。
【0034】
前記照明部120は、前記ハウジング110の内部に設置されて、外部から供給される電気エネルギーで光を生成するものであって、照明対象体の首周囲に影が形成されないように、影を除去するために、照明対象体に照明を照射する役割を果たす。
【0035】
このような照明部120は、複数のLEDモジュールが含まれているフレキシブルLEDボードで構成されるか、回路線に接続された複数のLEDモジュールで構成されることができる。
【0036】
前記フレキシブルLEDボードは、ハウジング110内に設置された印刷回路基板と、前記印刷回路基板に実装されたLEDモジュールで構成されることができる。
【0037】
必要に応じて、印刷回路基板は、ハウジング110の内部で互いに同一線上に離隔するように多数配置され、電線などを介して互いに電気的に接続される。ここで、印刷回路基板が互いに同一線上で離間するように配置されるのは、外力によって印刷回路基板が互いに折り畳まれるようにするためである。即ち、多数のLEDモジュールが実装された印刷回路基板を一体型に構成せず、多数の印刷回路基板を互いに離間した位置に配列させた状態で電気的に接続して構成するのは、照明装置を運搬する際に折り畳んで運搬するためである。
【0038】
一方、LEDモジュールは、色温度を調節できるように、赤色LED、緑色LED、青色LEDなどの単独のLEDで構成されるか、RGB LEDで構成されることができる。
【0039】
図3及び図4を参照すれば、本発明に係るテーブル用照明装置100は、電源部130を含む。
【0040】
前記電源部130は、ハウジング110に設置されるものであって、前記照明部120の点灯信号が入力されて照明部120を点灯させる。そのために、電源部130は、照明部120に電気的に接続されて点灯信号に従って外部から供給される電源を照明部120に提供する。
【0041】
このような電源部130は、外部から供給される電源を遮断するオン(ON)/オフ(OFF)ボタンが設けられることができる。このとき、電源部130は、外部の最初のタッチ又は加圧信号に従って照明部120が点灯できるように外部から供給される電源を照明部120に提供し、外部の2番目のタッチ又は加圧信号に従って照明部120が消灯できるように外部から供給される電源が照明部120に提供されないように電源の供給を遮断する。
【0042】
第1実施例として、本発明に係る電源部130は、ハウジング110が直方体状のブロック構造に形成されると、図3及び図4に示すように、ハウジング110の前面に設置されることができる。
【0043】
第2実施例として、本発明に係る電源部130は、ハウジング110が円柱状構造に形成されると、図8及び図9に示すように、ハウジング110の一端に設置されることができる。
【0044】
第3実施例として、本発明に係る電源部130は、ハウジング110が一対のシートに形成されると、図10に示すように、ハウジング110の外部に設置されて、ハウジング110の内部に備えられた照明部120と接続できる。
【0045】
図3及び図4を参照すれば、本発明に係るテーブル用照明装置100は、明るさ調節部140を含む。
【0046】
前記明るさ調節部140は、ハウジング110に設置され、照明部120に電気的に接続されるものであって、前記照明部120の明るさ調節信号が入力されて照明部120の照明の強度を調節する。
【0047】
第1実施例として、本発明に係る明るさ調節部140は、ハウジング110が直方体状のブロック構造に形成されると、図3及び図4に示すように、ハウジング110の前面に設置されることができる。このとき、明るさ調節部140は、上向きボタン及び下向きボタンで構成され、外部から入力される明るさ調節信号に従って1段階ずつ照明部120の照明の強度をアップ又はダウンさせる。
【0048】
第2実施例として、本発明に係る明るさ調節部140は、ハウジング110が円柱状構造に形成されると、図8及び図9に示すように、前記電源部130が設置されたハウジング110の一端に対向するハウジング110の他端に設置されることができる。このとき、明るさ調節部140は、回転型ディーミング(dimming)装置で構成されることができる。
【0049】
第3実施例として、本発明に係る明るさ調節部140は、ハウジング110が一対のシートに形成されると、図10に示すように、ハウジング110の外部に設置されてハウジング110の内部に備えられた照明部120と接続できる。このように、電源部130及び明るさ調節部140が一体型の制御信号入力手段として形成されると、前記制御信号入力手段には、照明部120に接続されたコンセントに挿入できるソケットが備えられることができる。
【0050】
図3及び図4を参照すれば、本発明に係るテーブル用照明装置100は、アダプタ部150を含む。
【0051】
前記アダプタ部150は、前記ハウジング110に設置されてハウジング110をテーブルに結合させるものであって、このような目的を達成できるものであれば、アダプタ部は如何なる結合手段で具現しても構わない。
【0052】
第1実施例として、本発明に係るアダプタ部150は、図3及び図4のように、テーブルに形成された組立溝に内挿された状態でハウジング110が回転できるように、ハウジング110の両端にそれぞれ備えられた円筒状突起に形成されることができる。このとき、テーブルに形成された組立溝が直方体状のブロック構造に形成される場合、ハウジング110も未使用時に組立溝に内挿されて外部に突出しないように、直方体状のブロック構造に形成される。このようなアダプタ部150が含まれているテーブル用照明装置100は、ユーザがハウジング110を回転させて照明の照射方向を調節できる。
【0053】
第2実施例として、本発明に係るアダプタ部150は、ハウジング110の外周面を覆うように外挿された第1結合リングと、前記第1結合リングに固定され、テーブルに密着できるように平板構造を有する第1密着板と、前記テーブルに前記第1密着板が固定されるようにテーブルに第1密着板を結合させる第1組立手段と、前記第1結合リングと離間し、前記ハウジング110の外周面を覆うように外挿された第2結合リングと、前記第2結合リングに固定され、テーブルに密着できるように平板構造を有する第2密着板と、前記テーブルに前記第2密着板が固定されるようにテーブルに第2密着板を結合させる第2組立手段とを含んで構成されることができる。このようなアダプタ部150が含まれているテーブル用照明装置100は、図9のように、テーブルに組立溝が形成されていなくてもテーブル用照明装置100をテーブルの下面又は上面に簡単に付着させることができる。
【0054】
第3実施例として、本発明に係るアダプタ部150は、粘着テープで構成できる。このようなアダプタ部150が含まれているテーブル用照明装置100は、図10のように、テーブルに組立溝が形成されていなくてもテーブル用照明装置100をテーブルの上面に簡単に付着させることができる。
【0055】
図11は、本発明の第4実施例に係るテーブル用照明装置100を示す斜視図である。第4実施例として、本発明に係るアダプタ部150は、ハウジング110が回転できるように、ハウジング110の両端にそれぞれ備えられた円筒状突起と、各円筒状突起が組み立てられるように、両側に円筒状陥没溝が形成されたアダプタ部と、前記アダプタ部の一側に設置されてテーブルの前方に嵌合できるように、逆「コ」字状の構造を有する第1クリップ部と、前記アダプタ部の他方に設置されてテーブルの前方に嵌合できるように、逆「コ」字状の構造を有する第2クリップ部とを含んで構成されることができる。このようなアダプタ部150が含まれているテーブル用照明装置100は、図11のように、テーブルに組立溝が形成されていなくてもテーブル用照明装置100をテーブルの前面に簡便に付着させることができる。
【0056】
図3及び図4を参照すれば、本発明に係るテーブル用照明装置100は、色調節部160を更に含むことができる。
【0057】
前記色調節部160は、前記ハウジング110に設置されるものであって、前記照明部120の色変更信号が入力されて照明部120の色を変更する。
【0058】
特定の態様として、本発明に係る色調節部160は、ハウジング110が直方体状の構造に形成されると、図3及び図4に示すように、ハウジング110の前面に設置されることができる。このとき、色調節部160は、単一のボタンで構成され、外部から入力される色変更信号に従って予め指定された順に照明色を変更させる。
【0059】
本発明に係るテーブル用照明装置100は、DMXコネクタ(図示せず)を更に含むことができる。
【0060】
前記DMXコネクタは、ハウジング110に設置されるものであって、外部に設置された照明コントローラと有線又は無線で接続され、前記照明コントローラの制御信号を照明部120に伝達する。
【0061】
このようなDMXコネクタは、照明対象体が直接照明部120を制御せず、別途の照明担当者が照明コントローラを介して遠隔地で照明部120を制御できる環境を構築する。
【0062】
本発明に係るテーブル用照明装置100は、影管理部(図示せず)を更に含むことができる。
【0063】
前記影管理部は、照明部120から照射される照明の入射面に形成された影を感知できるように、前記ハウジング110に設置されるものであって、前記入射面の明るさに応じて前記照明部120の照明の強度を自動的に調節する。
【0064】
具体的に、影管理部は、照明部120から照射される照明の入射面に形成された影(明るさ)を感知して入射面の明るさ(lux)を感知する光度計と、前記光度計から提供された明るさを分析して収集された明るさが予め指定された明るさよりも低い場合、照明部120の強度が増加するように照明部120を制御する制御モジュールとを含む。
【0065】
図12及び図13は、本発明に係るテーブル用照明装置が設置されたテーブルを示す斜視図である。
【0066】
図12及び図13を参照すれば、本発明に係るテーブルは、画像撮影の撮影用小道具として用いられるものであって、画像撮影中に照明対象体の首周囲に照明を照射する機能を提供し、一人メディアテーブルや講演テーブルとして用いられる。
【0067】
このようなテーブルは、前面に内挿ホールが形成され、前記内挿ホールに連通した組立溝が形成されたテーブル本体200と、前記内挿ホールに内挿され、照明透過面が形成されたハウジング110と、前記ハウジング110の内部から照明を照射する照明部120と、ハウジング110の外部に露出して照明部の点灯信号に従って照明部120の点灯を制御する電源部130と、ハウジング110の外部に露出して照明部120の明るさ調節信号に従って照明部120の照明の強度を制御する明るさ調節部140と、前記テーブル本体200に形成された組立溝に内挿された状態で前記ハウジング110が回転するように、ハウジング110の両端にそれぞれ備えられた円筒状突起で構成されたアダプタ部150が含まれているテーブル用照明装置100とを含み、選択的にテーブル本体200の上面に設置されて照明対象体に照明を照射する補助照明装置300を含む。
【0068】
本発明のテーブルに備えられたテーブル用照明装置100は、前述したテーブル用照明装置100と同一の構成であるので、重複する説明は省略する。
【0069】
以上、本発明の好適な実施例を参照して説明したが、該当技術分野における熟練した当業者は、以下の特許請求の範囲に記載された本発明の思想及び領域から逸脱しない範囲内で本発明を多様に修正及び変更できることが理解できるだろう。
図1
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図13