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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024119080
(43)【公開日】2024-09-03
(54)【発明の名称】回路遮断器
(51)【国際特許分類】
   H01H 73/02 20060101AFI20240827BHJP
   H01H 73/06 20060101ALI20240827BHJP
【FI】
H01H73/02 C
H01H73/06 B
【審査請求】未請求
【請求項の数】3
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023025691
(22)【出願日】2023-02-22
(71)【出願人】
【識別番号】000227401
【氏名又は名称】日東工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001977
【氏名又は名称】弁理士法人クスノキ特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】谷 昇悟
(72)【発明者】
【氏名】岩崎 樹
(72)【発明者】
【氏名】山田 康資
【テーマコード(参考)】
5G030
【Fターム(参考)】
5G030AA01
5G030AA04
5G030BA05
5G030XX13
5G030YY05
(57)【要約】
【課題】回路遮断器のケースに設けられた保持部と可動接触子に固定されるべきバネが倒れた場合でも、固定接点と可動接点が接触しないようにバネを利用できるようにすること。
【解決手段】固定接点13aを備えた固定接触子13と、可動接点14aを備えた可動接触子14と、固定接点と可動接点が接触した状態において、可動接点を固定接点と離す方向に向けて可動接触子に力を付与可能なバネ17と、を収納するケースを備えた回路遮断器であって、ケースは、バネを保持する保持部11aを備えるとともに、固定接点と保持部の間に位置するリブ部11bを備え、リブ部は、平面視で見て固定接点と保持部を結ぶ方向の長さが、バネのバネピッチより長く、バネが保持部に保持された状態で可動接点と固定接点が接触した状態におけるリブ部と可動接触子の距離Lcがバネの直径Ldよりも短い構成とする。
【選択図】図7
【特許請求の範囲】
【請求項1】
固定接点を備えた固定接触子と、
可動接点を備えた可動接触子と、
ハンドルを操作することで、可動接点と固定接点が接触する方向に可動接触子を動かすことが可能なクロスバと、
固定接点と可動接点が接触した状態において、可動接点を固定接点と離す方向に向けて可動接触子に力を付与可能なバネと、
を収納するケースを備えた回路遮断器であって、
ケースは、
バネを保持する保持部を備えるとともに、固定接点と保持部の間に位置するリブ部を備え、
リブ部は、平面視で見て固定接点と保持部を結ぶ方向の長さが、バネのバネピッチより長く、
バネが保持部に保持された状態で可動接点と固定接点が接触した状態におけるリブ部と可動接触子の距離がバネの直径よりも短く構成された回路遮断器。
【請求項2】
リブ部から、平面視で見て固定接点と保持部を結ぶ方向と略垂直となる方向に離れた位置にケースの内壁が位置しており、
リブ部とケースの内壁の距離がバネの直径よりも短く構成された請求項1に記載の回路遮断器。
【請求項3】
バネが保持部に保持された状態で可動接点と固定接点が接触した状態におけるリブ部と可動接触子の距離がバネの半径よりも短く構成された請求項2に記載の回路遮断器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、回路遮断器に関するものである。
【背景技術】
【0002】
特許文献1に記載されているように、回路遮断器のハンドルを操作してクロスバを上下移動させることで、可動接触子の可動接点と、固定接触子の固定接点とが接触する状態と、可動接点と固定接点とが離れる状態とを切り替えることができる構成が知られている。また、可動接点と固定接点とが接した状態から離れた状態とするために、可動接点が固定接点から離れるように力を付勢可能なバネを回路遮断器に設けることも知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2020-080209号公報
【0004】
従来、このバネを保持するために、回路遮断器のケースには、バネの保持部が設けられている。バネを保持する状態とするために、可動接触子に設けられた凸部と、保持部に設けられた凸部にバネを嵌合させることがあるが、組立時などにバネが正常に嵌合されていない状態(特に可動接触子の凸部に嵌合されていない状態)で組立が行われてしまう可能性があった。バネが正常に嵌合されていない状態で、回路遮断器が組立てられると、可動接点と固定接点が接触した状態であっても、可動接点と固定接点の接触が不安定なものとなり、電気事故を発生させてしまう虞がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本件の発明者は、この点について鋭意検討することにより、解決を試みた。本発明が解決しようとする課題は、回路遮断器のケースに設けられた保持部と可動接触子に固定されるべきバネが倒れた場合でも、固定接点と可動接点が接触しないようにバネを利用できるようにすることである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するため、固定接点を備えた固定接触子と、可動接点を備えた可動接触子と、ハンドルを操作することで、可動接点と固定接点が接触する方向に可動接触子を動かすことが可能なクロスバと、固定接点と可動接点が接触した状態において、可動接点を固定接点と離す方向に向けて可動接触子に力を付与可能なバネと、を収納するケースを備えた回路遮断器であって、ケースは、バネを保持する保持部を備えるとともに、固定接点と保持部の間に位置するリブ部を備え、リブ部は、平面視で見て固定接点と保持部を結ぶ方向の長さが、バネのバネピッチより長く、バネが保持部に保持された状態で可動接点と固定接点が接触した状態におけるリブ部と可動接触子の距離がバネの直径よりも短く構成された回路遮断器とする。
【0007】
また、リブ部から、平面視で見て固定接点と保持部を結ぶ方向と略垂直となる方向に離れた位置にケースの内壁が位置しており、リブ部とケースの内壁の距離がバネの直径よりも短い構成とすることが好ましい。
【0008】
また、バネが保持部に保持された状態で可動接点と固定接点が接触した状態におけるリブ部と可動接触子の距離がバネの半径よりも短い構成とすることが好ましい。
【発明の効果】
【0009】
本発明では、回路遮断器のケースに設けられた保持部と可動接触子に固定されるべきバネが倒れた場合でも、固定接点と可動接点が接触しないようにバネを利用できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】実施形態における回路遮断器の斜視図である。
図2図1に示す回路遮断器の分解斜視図である。
図3図1に示す回路遮断器からカバーを取り外した状態を示す斜視図である。ただし、ケースの側面の一部を切り欠いている。
図4図3に示す状態の側面図である。
図5】可動接触子の移動例を示す図である。ただし、左側には、可動接点と固定接点が接する状態まで可動接触子を押し下げた状態を示しており、右側には、クロスバからの下方への押圧が解除されたことでバネが可動接触子を押し上げた状態を示している。
図6図5に示す移動例を異なる角度から見た状態を表す図である。
図7】可動接点と固定接点が接する状態まで可動接触子を押し下げた状態を示す図である。
図8】バネがリブ部と可動接触子の間に介在することで、可動接点と固定接点の接触を抑制していることを表す図である。
図9】従来例であって、バネがリブ部と可動接触子の間に介在しても、可動接点と固定接点の接触を抑制できないことを表す図である。
図10図4に示す実施形態のバネ周りを斜め上方から見た斜視図である。
図11図10に示すバネ周りを側面側から見た図である。
図12】リブ部と保持部が離れている状態におけるバネ周りを側面側から見た図である。
図13図12に示す例のバネ周りを斜め上方から見た斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下に発明を実施するための形態を示す。本実施形態の回路遮断器1は、固定接点13aを備えた固定接触子13と、可動接点14aを備えた可動接触子14と、ハンドル15を操作することで、可動接点14aと固定接点13aが接触する方向に可動接触子14を動かすことが可能なクロスバ16と、固定接点13aと可動接点14aが接触した状態において、可動接点14aを固定接点13aと離す方向に向けて可動接触子14に力を付与可能なバネ17と、を収納するケース11を備えている。また、この回路遮断器1のケース11は、バネ17を保持する保持部11aを備えるとともに、固定接点13aと保持部11aの間に位置するリブ部11bを備えている。また、リブ部11bは、平面視で見て固定接点13aと保持部11aを結ぶ方向の長さLaが、バネ17のバネピッチLbより長く、バネ17が保持部11aに保持された状態で可動接点14aと固定接点13aが接触した状態におけるリブ部11bと可動接触子14の距離Lcがバネ17の直径Ldよりも短く構成されている。このため、回路遮断器1のケース11に設けられた保持部11aと可動接触子14に固定されるべきバネ17が倒れた場合でも、固定接点13aと可動接点14aが接触しないようにバネ17を利用できる。
【0012】
ここで、実施形態における回路遮断器1の構成の概略を説明する。なお、以下では上下、前後、左右などの記載を用いることがあるが、上側とはケース11に対するカバー12が位置する側であり、ハンドル15が突出している側である。また、下側とはその反対側であり、通常、回路遮断器1の固定に利用される面が位置する側である。また、ケース11の両端に位置する端子部41のうち固定接触子13が位置する側が前側である。また、それとは異なる端子部41が位置する側が後側である。また、上下方向及び前後方向のそれぞれと90度違える方向が左右方向である。
【0013】
回路遮断器1は、複数の端子部41を備え、回路遮断器1の一次側から送られた電気を回路遮断器1の二次側に送ることができるが、必要時には回路遮断器1の二次側に電気を送れないようにすることができる。また、図1及び図2に示されていることから理解されるように、実施形態の回路遮断器1は、ケース11と、ケース11を覆うカバー12を備えている。カバー12は、ハンドル15の一部を挿通させ、カバー12がケース11を覆った状態でハンドル15の操作をすることを可能とする。実施形態のケース11には、前後方向の端部の各々に端子部41が設けられ、それぞれ電線を接続することができる。
【0014】
また、回路遮断器1は、端子部41に接続された一方の電線に電気的に接続される固定接触子13を備える。固定接触子13は可動接点14aと接触可能な固定接点13aを有する(図3参照)。また、回路遮断器1は、他方の端子部41に接続された電線に電気的に接続される可動接触子14を備えている。可動接触子14は固定接点13aと接触可能な可動接点14aを有する。
【0015】
図3及び図4に示すことから理解されるように、実施形態の回路遮断器1は、可動接点14aを固定接点13aと接触させるために用いるクロスバ16をケース11に収納している。このクロスバ16は回路遮断器1のカバー12の外側からハンドル15を操作することで移動させることができる。クロスバ16を移動させて可動接触子14を押し付けることで、可動接点14aが固定接点13aに対して接触する状態にすることができる(図5から図7参照)。
【0016】
また、クロスバ16を上記した方向とは逆方向に移動させた場合、クロスバ16が可動接触子14を固定接点13a側に移動させる力が解除される。この際、可動接点14aが固定接点13aと接触した状態を解除することができるように、実施形態の回路遮断器1はバネ17を備えている。
【0017】
実施形態のバネ17は、ケース11に備えられた保持部11aと可動接触子14に固定されており、通常、クロスバ16が可動接触子14を押し付けて可動接点14aと固定接点13aが接触する状態においては、縮むことになり、このクロスバ16が可動接触子14を押し付ける力が解除されると、バネ17が復元しようとする。このバネ17の復元力を利用することにより、可動接点14aと固定接点13aが離れた状態を維持することができる。このように保持部11aに保持されたバネ17は重要な役割を担う。
【0018】
このバネ17が保持部11aと可動接触子14に固定されている通常の状態であればよいが、バネ17と保持部11a又は可動接触子14の固定がされていない状態となる可能性もある。図5に示すことから理解されるように、可動接触子14は、可動接点14aが設けられた端部とは反対の端部を回動軸とするような動作をするものであることもあり、バネ17が保持部11a又は可動接触子14の少なくとも一方と固定されていない場合、バネ17は、可動接点14a側(固定接点13a側)に倒れる可能性が高い。
【0019】
このような状況になった場合であっても、可動接点14aと固定接点13aが接触することがなければ、電気事故を抑制することが可能である。そこで、実施形態では、保持部11aと固定接点13aの間に、リブ部11bを設ける構造とする。
【0020】
平面視で見て固定接点13aと保持部11aを結ぶ方向のリブ部11bの長さLa(リブ部11bの前後方向の長さLa)は、バネピッチLbよりも長くする(図7参照)。このようにすることで、リブ部11bにバネ17が挟まる(バネピッチLbの間にリブ部11bが位置する)ことを抑制できる。このため、可動接触子14や保持部11aから離脱するなどして倒れたバネ17は、リブ部11bの上端部に載るようにしてリブ部11bと可動接触子14の間に位置することが可能となる(図8参照)。
【0021】
なお、平面視で見て固定接点13aと保持部11aを結ぶ方向のリブ部11bの長さLa(リブ部11bの前後方向の長さLa)は、バネピッチLbの1.5倍よりも長くするのが好ましいが、バネピッチLbの2倍よりも長くするのが更に好ましい。バネピッチLbの2.5倍よりも長くするのがより一層好ましい。
【0022】
このようなリブ部11bが存在しない場合、可動接触子や保持部から離脱するなどして倒れたバネは、可動接触子と固定接触子が接触することに抗するのに利用することは難しい。例えば、保持部がバネに差し込まれるなどして、図9に示すような状態になるからである。
【0023】
また、リブ部11bの上端部に載ったバネ17により、可動接触子14と固定接触子13の接触を妨げることを可能とするためにも、バネ17が保持部11aに保持された状態で可動接点14aと固定接点13aが接触した状態におけるリブ部11bと可動接触子14の距離Lcがバネ17の直径Ldよりも短く構成されるようにする。
【0024】
ところで、実施形態の回路遮断器1では、可動接触子14、固定接触子13、バネ17、保持部11aなどは、回路遮断器1の相ごとにそれぞれ設けられ、ケース11の内壁11cで区画された空間内に収納される。リブ部11bはケース11の内壁11cに接続するようにしてもよいが、リブ部11bとケース11の内壁11cが離れるように構成してもよい。
【0025】
離脱したバネ17は、可動接触子14の長手方向(前後方向)から左右方向にずれて倒れるおそれがあるが、リブ部11bとケース11の内壁11cが離れるように構成している場合、ケース11の内壁11cとリブ部11bの間に倒れたバネ17が侵入することもありうる。
【0026】
このため、リブ部11bから、平面視で見て固定接点13aと保持部11aを結ぶ方向と略垂直となる方向(図10で示すところの左右方向)に離れた位置にケース11の内壁11cが位置している構成とする場合、リブ部11bとケース11の内壁11cの距離Leがバネ17の直径Ldよりも短い構成とするのが好ましい。このようにすれば、バネ17がリブ部11bとケース11の内壁11cの間に侵入しにくくなる。
【0027】
バネ17がリブ部11bとケース11の内壁11cの間に侵入してしまった状況も考慮すると、バネ17が保持部11aに保持された状態で可動接点14aと固定接点13aが接触した状態におけるリブ部11bと可動接触子14の距離がバネ17の半径よりも短い構成とするのが好ましい。
【0028】
リブ部11bとケース11の内壁11cの距離Leがバネ17の直径Ldよりも短いことから、バネ17はリブ部11bとケース11の内壁11cの間に完全に納まることはないため、バネ17は、リブ部11bの上端面から上側にバネ17の半径以上の長さが突出することになる。したがって、バネ17がリブ部11bとケース11の内壁11cの間に侵入しても、固定接点13aと可動接点14aが接触しないようにバネ17を利用できる。
【0029】
ところで、リブ部11bから、左右方向に離れた位置にケース11の内壁11cが位置している構成とする場合であっても、リブ部11bとケース11の内壁11cの距離Leがバネ17の直径Ldよりも短くすることは必須ではない。例えば、保持部11aと内壁11c間の距離Lf(図10参照)を保持部11a内に位置するバネ17が保持部11aから飛び出す長さLg(図11参照)よりも短くすることで、リブ部11bが形成されていない方向にバネ17が倒れた場合であっても、バネ17の少なくとも一部がリブ部11bの上に位置するような状況としやすくなる。
【0030】
ところで、リブ部11bは、固定接点13aと保持部11aの間に設けられるが、固定接点13aと保持部11aの間の空間は、通常、クロスバ16が移動するための空間となる。また、リブ部11bはクロスバ16の移動を妨げるように設けることは好ましくない。一方、クロスバ16とリブ部11bの距離を離そうとすると、回路遮断器1のサイズが大きくなってしまう。もちろん、リブ部11bの前後方向の長さを短くすると、リブ部11bにバネ17が挟まってしまう可能性が高くなる。
【0031】
そこで、固定接点13aに対して可動接点14aを接触させるように可動接触子14を押し付けた状態のクロスバ16が、リブ部11bの少なくとも一部を覆うようにリブ部11bを形成することが好ましい。そうすることで、リブ部11bによりクロスバ16の移動を妨げることを抑制できるし、回路遮断器1のサイズが大きくなるのを抑えることができる。
【0032】
ところで、図11に示す例では、リブ部11bを保持部11aと一体となるように構成しているが、リブ部11bは保持部11aと別に構成してもよい(図12及び図13参照)。つまり、保持部11aから距離をあけてリブ部11bが形成されるものであってもよい。この場合、保持部11aにバネ17が挟まってしまうおそれがあるため、リブ部11bの前後方向の長さをバネピッチLbよりも長くするとともに、保持部11aとリブ部11bの間の距離Lhをバネ17の保持部11aから飛び出す長さLgよりも短くすることが好ましい。このような構成とすることにより、バネ17の先端側を、リブ部11bの上に位置させやすくなる。このため、可動接点14aと固定接点13aの間に所定の空間が生じさせることが可能となる。
【0033】
なお、この場合でも、リブ部11bから、平面視で見て固定接点13aと保持部11aを結ぶ方向と略垂直となる方向(図13で示すところの左右方向)に離れた位置にケース11の内壁11cが位置している構成とする場合、リブ部11bとケース11の内壁11cの距離Leがバネ17の直径Ldよりも短い構成とすることなど、先述した特徴を備える構成とするのが好ましい。
【0034】
以上、実施形態を例に挙げて本発明について説明してきたが、本発明は上記実施形態に限定されることはなく、各種の態様とすることが可能である。
【符号の説明】
【0035】
1 回路遮断器
11 ケース
11a 保持部
11b リブ部
11c 内壁
13 固定接触子
13a 固定接点
14 可動接触子
14a 可動接点
15 ハンドル
16 クロスバ
17 バネ
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13