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特開2024-119552情報処理装置及びその制御プログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024119552
(43)【公開日】2024-09-03
(54)【発明の名称】情報処理装置及びその制御プログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/12 20120101AFI20240827BHJP
【FI】
G06Q50/12
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023026542
(22)【出願日】2023-02-22
(71)【出願人】
【識別番号】000003562
【氏名又は名称】東芝テック株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110003708
【氏名又は名称】弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
(72)【発明者】
【氏名】川瀬 貴太
(72)【発明者】
【氏名】河田 賢人
(72)【発明者】
【氏名】曹永 紗世
(72)【発明者】
【氏名】五反田 剛
(72)【発明者】
【氏名】齋藤 雄
(72)【発明者】
【氏名】山本 梨乃
(72)【発明者】
【氏名】畠 肇
(72)【発明者】
【氏名】佐藤 繁
(72)【発明者】
【氏名】伊藤 匠
(72)【発明者】
【氏名】井田 拓
(72)【発明者】
【氏名】吉田 絵里子
【テーマコード(参考)】
5L049
5L050
【Fターム(参考)】
5L049CC24
5L050CC24
(57)【要約】
【課題】注文者が希望に添ったメニュー品目及び/又はカスタム品目を注文出来るようにする。
【解決手段】情報処理装置は、記憶部と、通信部と、第1の制御部と、第2の制御部と、を備える。記憶部は、提供するメニュー品目ごと及びメニュー品目に対するカスタム品目ごとの画像と原寸サイズとを記憶する。通信部は、オーダ端末により受け付けられたメニュー品目及びカスタム品目の注文を取得する。第1の制御部は、メニュー品目の原寸サイズの画像を含み、メニュー品目に対するカスタマイズ注文を受け付けるためのカスタム画面を生成し、カスタム画面を出力する。第2の制御部は、オーダ端末からのカスタマイズ注文に応じて、メニュー品目の原寸サイズの画像に対してカスタマイズ注文を適用したカスタム画像を含む反映画面を生成し、反映画面を出力する。
【選択図】 図1

【特許請求の範囲】
【請求項1】
提供するメニュー品目ごと及び前記メニュー品目に対するカスタム品目ごとの画像と原寸サイズとを記憶した記憶部と、
オーダ端末により受け付けられた前記メニュー品目及び前記カスタム品目の注文を取得する通信部と、
前記メニュー品目の前記原寸サイズの前記画像を含み、前記メニュー品目に対するカスタマイズ注文を受け付けるためのカスタム画面を生成し、前記カスタム画面を出力する第1の制御部と、
前記オーダ端末からの前記カスタマイズ注文に応じて、前記メニュー品目の前記原寸サイズの前記画像に対して前記カスタマイズ注文を適用したカスタム画像を含む反映画面を生成し、前記反映画面を出力する第2の制御部と、
を具備する、情報処理装置。
【請求項2】
前記第1の制御部は、前記カスタム画面に、前記カスタム品目を選択するためのボタンとなる前記カスタム品目の画像と、前記メニュー品目と前記カスタム品目の少なくとも一方の数量を指定するためのスイッチと、をさらに含ませ、
前記カスタマイズ注文は、前記カスタム品目の選択及び/又はその数量を含む、請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記記憶部は、さらに、顧客ごとの傾向を記憶し、
前記第1の制御部は、前記オーダ端末により前記メニュー品目を注文する注文者の傾向に基づいて、前記カスタム画面に含ませる前記カスタム品目の画像の順番を決定する、請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記記憶部は、さらに、顧客ごとの注文履歴を記憶し、
前記第1の制御部は、さらに、前記注文者の傾向に近い傾向の顧客の前記注文履歴に基づいて、前記カスタム画面に含ませる前記カスタム品目の画像を決定する、請求項3に記載の情報処理装置。
【請求項5】
1以上の前記メニュー品目の前記原寸サイズの前記画像を含み、1つの前記メニュー品目の選択を受け付けるためのメニュー画面を前記オーダ端末に送信する第3の制御部をさらに具備し、
前記第1の制御部は、前記オーダ端末からの前記1つの前記メニュー品目の選択結果に応じた前記カスタム画面を生成する、請求項1乃至4の何れかに記載の情報処理装置。
【請求項6】
提供するメニュー品目ごと及び前記メニュー品目に対するカスタム品目ごとの画像と原寸サイズとを記憶した記憶部を備え、オーダ端末により受け付けられた前記メニュー品目及び前記カスタム品目の注文を取得する情報処理装置のコンピュータに、
前記メニュー品目の前記原寸サイズの前記画像を含み、前記メニュー品目に対するカスタマイズ注文を受け付けるためのカスタム画面を生成し、前記カスタム画面を出力する機能と、
前記オーダ端末からの前記カスタマイズ注文に応じて、前記メニュー品目の前記原寸サイズの前記画像に対して前記カスタマイズ注文を適用したカスタム画像を出力する機能と、
を実現させるための制御プログラム。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、飲食店向けの情報処理装置及びその制御プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
飲食店において、テーブルごとに設置されたオーダ端末から、メニュー品目の注文を行うテーブルオーダーシステムが利用されている。
【0003】
飲食店が提供するメニュー品目の中には、そのサイズ、量、トッピングなどの変更を選択出来る品目がある。しかしながら、サイズや量はメニュー品目の画像からは判断がし辛い。そのため、注文者が実際に食べたい量と提供された料理の量とが合致しない場合がある。例えば、注文者が空腹状態であるのでLサイズを注文したが、想定よりも多い量であったため、食べきることが出来なかった、という状況が発生する。また、トッピングについても同様に、注文者の想像と合致しない場合がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2012-89025号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
一実施形態が解決しようとする課題は、注文者が希望に添ったメニュー品目及び/又はカスタム品目を注文出来るようにする情報処理装置及びその制御プログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
一実施形態において、情報処理装置は、記憶部と、通信部と、第1の制御部と、第2の制御部と、を備える。記憶部は、提供するメニュー品目ごと及びメニュー品目に対するカスタム品目ごとの画像と原寸サイズとを記憶する。通信部は、オーダ端末により受け付けられたメニュー品目及びカスタム品目の注文を取得する。第1の制御部は、メニュー品目の原寸サイズの画像を含み、メニュー品目に対するカスタマイズ注文を受け付けるためのカスタム画面を生成し、カスタム画面を出力する。第2の制御部は、オーダ端末からのカスタマイズ注文に応じて、メニュー品目の原寸サイズの画像に対してカスタマイズ注文を適用したカスタム画像を含む反映画面を生成し、反映画面を出力する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1図1は、第1実施形態に係る情報処理装置としての管理サーバを含む飲食店システムの概略構成図である。
図2図2は、管理サーバが備える顧客データベースに格納される顧客情報レコードのデータ構造の一例を示す模式図である。
図3図3は、管理サーバのプロセッサが制御プログラムに従って実行する主要な情報処理手順の一例を示す流れ図の第1の部分を示す図である。
図4図4は、管理サーバのプロセッサが制御プログラムに従って実行する主要な情報処理手順の一例を示す流れ図の第2の部分を示す図である。
図5図5は、管理サーバのプロセッサが制御プログラムに従って実行する主要な情報処理手順の一例を示す流れ図の第3の部分を示す図である。
図6図6は、オーダ端末の初期画面の一表示例を示す図である。
図7図7は、オーダ端末のメニュー画面の一表示例を示す図である。
図8図8は、オーダ端末のカスタム画面の一表示例を示す図である。
図9図9は、オーダ端末の反映画面の一表示例を示す図である。
図10図10は、オーダ端末の待機画面の一表示例を示す図である。
図11図11は、オーダ端末の待機画面の別の表示例を示す図である。
図12図12は、第2実施形態に係る情報処理装置としてのオーダ端末の要部構成の一例を示すブロック図である。
図13図13は、オーダ端末が備える顧客テーブルのデータ構造の一例を示す模式図である。
図14図14は、オーダ端末のプロセッサが制御プログラムに従って実行する主要な情報処理手順の一例を示す流れ図の第1の部分を示す図である。
図15図15は、オーダ端末のプロセッサが制御プログラムに従って実行する主要な情報処理手順の一例を示す流れ図の第2の部分を示す図である。
図16図16は、オーダ端末のプロセッサが制御プログラムに従って実行する主要な情報処理手順の一例を示す流れ図の第3の部分を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
[第1実施形態]
この実施形態は、情報処理装置の一態様として管理サーバを例示する。
【0009】
図1は、本実施形態の情報処理装置を含む飲食店システムの概略構成図である。飲食店システムは、複数のオーダ端末1、複数のカメラ2、プリンタ3、会計端末4、通信ユニット5、コンソール6、厨房端末7、管理サーバ8、などを備える。飲食店システムは、LAN(Local Area Network)などのネットワーク9を含み、このネットワーク9を介して各オーダ端末1、各カメラ2、プリンタ3、会計端末4、通信ユニット5、コンソール6及び厨房端末7と、管理サーバ8と、を接続する。
【0010】
オーダ端末1は、注文者となる来店客が使用する客席ごとに配置され、来店客自身が操作して注文を行う端末である。なお、客席は、一人用のカウンタ席と、複数人用のテーブル席と、を含む。オーダ端末1は、客席の天板の大部分が表示領域となる液晶ディスプレイ、テーブルの大部分が投影領域となるプロジェクタ、などの表示デバイスを備える。即ち、表示デバイスが液晶ディスプレイである場合、液晶ディスプレイは、その表示面が客席の天板と同一平面を構成するように、客席に埋め込み設置される。また、表示デバイスがプロジェクタである場合には、プロジェクタは、客席の天板がスクリーンとして機能するように、客席フロアの天井部や客席の端などに設置される。表示デバイスは、店舗が提供するメニュー品目の原寸サイズ画像及びカスタム品目を表示する装置である。さらに、オーダ端末1は、表示領域又は投影領域の全面サイズの透明タッチパネルなどの入力デバイスを備える。入力デバイスは、メニュー品目及びメニュー品目に対するカスタム品目の注文を入力する装置である。
【0011】
オーダ端末1は、さらに、Bluetooth(登録商標)などの近距離無線通信装置を備え、来店客が携帯するスマートフォンとの間で、近距離無線通信による情報の授受が可能に構成されている。
【0012】
カメラ2は、例えば、客席フロアの天井部などに、客席ごとに取り付けられ、オーダ端末1の表示領域又は投影領域を撮影する。カメラ2は、複数の客席のオーダ端末1の表示領域又は投影領域を撮影範囲に含むように設置されることで、必ずしも客席ごとに取り付けられなくてもよい。
【0013】
なお、オーダ端末1及びカメラ2は、客席のレイアウト変更に柔軟に対応出来るように、無線回路を内蔵し、例えば客席フロアの天井部などに取り付けられた1以上の中継器を介して、ネットワーク9に接続されように構成してもよい。
【0014】
プリンタ3は、注文された注文品目の品名、点数及び単価と、合計金額などを記載したレシートを印刷する。レシートは、注文された注文品目の調理終了時に印刷され、注文品目と一緒に客席の注文客に渡されることが出来る。
【0015】
会計端末4は、飲食代金の支払い処理を実行する装置である。会計端末4は、周知のPOS(Point Of Sales)端末を適用出来る。会計端末4は、POS端末に限定されるものではなく、支払い処理の機能を実行するプログラムを組み込んだパーソナルコンピュータやタブレット端末などであってもよい。すなわち、飲食代金の支払い処理の機能を実行可能な電子機器であればよい。
【0016】
通信ユニット5は、インターネットなどの広域ネットワークを介して接続される店外のコンピュータシステムとの間でデータ通信を行う。店外のシステムとしては、例えば、顧客の食に対する傾向、つまり傾向を収集するコンピュータシステムが該当する。傾向は、顧客の好みの料理のカテゴリ、料理に使用される原材料、量、味付け、複数の飲食物との組み合わせ、注文の順序等が含まれてもよい。また、顧客が好まない料理のカテゴリ、料理に使用される原材料、量、味付け、複数の飲食物との組み合わせ、注文の順序等が含まれてもよい。傾向を収集するコンピュータシステムは、顧客からのアンケート情報、飲食店システムの会計端末4から収集したレシート情報や管理サーバ8が提供する注文履歴情報、などに基づいて、各顧客の傾向を類型化することで、傾向情報を蓄積する。
【0017】
コンソール6は、管理サーバ8に指示を与える入力デバイスと、管理サーバ8から取得した情報を表示する表示デバイスと、を有する。コンソール6は、例えばパーソナルコンピュータ、タブレット端末などである。コンソール6は、ネットワーク9に対して必ずしも有線で接続されていなくてもよい。無線LANなどを利用して、コンソール6が管理サーバ8と通信を行えるようにしてもよい。
【0018】
厨房端末7は、厨房の調理場に設置され、調理を行う注文品目に関するデータを表示出力する。調理担当者は、厨房端末7からの出力に従って調理作業を行う。いわゆる、キッチンディスプレイ、キッチンプリンタ等である。
【0019】
管理サーバ8は、飲食店が提供するメニュー品目及びカスタム品目に関するデータの管理、来店客が注文者として注文した品目である注文品目、注文数などの注文データの管理、などの各種データ管理を行うコンピュータ装置である。管理サーバ8は、プロセッサ81、メインメモリ82、補助記憶デバイス83及び通信インタフェース84を含み、プロセッサ81に、メインメモリ82、補助記憶デバイス83及び通信インタフェース84の各部を、アドレスバス,データバスなどのバスライン85で接続する。
【0020】
プロセッサ81は、管理サーバ8の中枢部分に相当する。例えば、プロセッサ81は、CPU(Central Processing Unit)であるが、これに限定されない。プロセッサ81は、マルチコア/マルチスレッドのものであって良く、複数の処理を並行して実行することが出来る。また、プロセッサ81は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、GPU(Graphics Processing Unit)、FPGA(field-programmable gate array)、DSP(Digital Signal processor)、等の集積回路を含む、他の多様な形式で実現されてもよい。プロセッサ81は、メインメモリ82または補助記憶デバイス83に予め記憶されているプログラムをメインメモリ82に展開する。プログラムは、管理サーバ8のプロセッサ81に後述する各部を実現させる制御プログラムを含む。プロセッサ81は、メインメモリ82に展開されるプログラムを実行することで、種々の動作を実行する。
【0021】
メインメモリ82は、管理サーバ8の主記憶部分に相当する。メインメモリ82は、不揮発性のメモリ領域と揮発性のメモリ領域とを含む。メインメモリ82は、不揮発性のメモリ領域ではOS(Operating System)又はプログラムを記憶する。メインメモリ82は、揮発性のメモリ領域を、プロセッサ81によってデータが適宜書き換えられるワークエリアとして使用する。例えば、メインメモリ82は、不揮発性のメモリ領域としてROM(Read Only Memory)を含む。例えば、メインメモリ82は、揮発性のメモリ領域としてRAM(Random Access Memory)を含む。
【0022】
補助記憶デバイス83は、管理サーバ8の補助記憶部分に相当する。例えば、補助記憶デバイス83は、EEPROM(登録商標)(Electric Erasable Programmable Read-Only Memory)、HDD(Hard Disc Drive)、SSD(Solid State Drive)、などである。補助記憶デバイス83は、上述のプログラム、プロセッサ81が各種の処理を行う上で使用するデータ及びプロセッサ81での処理によって生成されるデータを記憶する。
【0023】
メインメモリ82又は補助記憶デバイス83が記憶するプログラムの1つに、後述する制御プログラムがある。コンピュータ装置の譲渡は一般に、制御プログラムなどのプログラムがメインメモリ82又は補助記憶デバイス83に記憶された状態にて行われる。しかしこれに限らず、コンピュータ装置が備える書き込み可能な記憶デバイスに、このコンピュータ装置とは個別に譲渡された制御プログラムなどがユーザなどの操作に応じて書き込まれてもよい。制御プログラムなどの譲渡は、リムーバブルな記録媒体に記録して、あるいは通信ネットワークを介した通信により行うことが出来る。記録媒体は、CD-ROM,メモリカードなどのようにプログラムを記憶出来、かつ装置が読み取り可能であれば、その形態は問わない。また、プログラムのインストールやダウンロードにより得る機能は、装置内部のOSなどと協働してその機能を実現させるものであってもよい。
【0024】
通信インタフェース84は、所定の通信プロトコルに従い、ネットワーク9を介して、管理サーバ8を他の機器と通信可能に接続する種々のインタフェースを含む。
【0025】
なお、管理サーバ8のハードウェア構成は、上述の構成に限定されるものではない。管理サーバ8は、適宜、上述の構成要素の省略及び変更並びに新たな構成要素の追加を可能とする。
【0026】
ここで、管理サーバ8の補助記憶デバイス83に構成される各部について説明する。補助記憶デバイス83は、例えば、メニューデータベース831、顧客データベース832及び注文データベース833を記憶する。なお、図1では、「データベース」を「DB」と略記している。
【0027】
メニューデータベース831は、当該飲食店が提供するメニュー品目ごとのメニュー品目ID(identifier)、名称、価格、画像、原寸サイズ、アレルギー情報、調理方法、適用可能なカスタマイズ、などを記憶した記憶部である。メニュー品目IDは、メニュー品目ごとに設定される固有のコードである。各メニュー品目は、異なるメニュー品目IDによって識別される。適用可能なカスタマイズは、変更可能なサイズや量とその変更に応じた価格、調理方法、などのメニュー品目自体に関するカスタマイズ情報に加えて、当該メニュー品目に対して適用可能なカスタム品目に関するカスタム品目情報を含むことが出来る。カスタム品目情報は、適用可能なカスタム品目ごとのカスタム品目ID、変更可能なサイズや量、などを含む。カスタム品目IDは、カスタム品目ごとに設定される固有のコードである。各カスタム品目は、異なるカスタム品目IDによって識別される。メニューデータベース831は、さらに、当該飲食店が提供するカスタム品目ごとのカスタム品目ID、名称、価格、画像、原寸サイズ、適用可能なカスタマイズ、適合する傾向、などを含む。適用可能なカスタマイズは、変更可能なサイズや量とその変更に応じた価格などを含むことが出来る。
【0028】
顧客データベース832は、当該飲食店システムを利用して注文を行う注文者となる顧客を管理するためのデータベースであり、登録された顧客に関連付けられたデータレコードの集合である。このため、顧客データベース832は、顧客ごとの顧客情報レコードを含む。なお、この顧客データベース832に登録される情報の一部は、通信ユニット5により、店外のシステム、例えば、傾向を収集するコンピュータシステムや、グルメサイトなどの予約システムから取得することが出来る。
【0029】
図2は、管理サーバ8が備える顧客データベース832に格納される、顧客ごとの顧客情報レコード8321のデータ構造の一例を示す模式図である。顧客情報レコードは、フィールドF1,F2,F3,F4,F5,F6などを含む。
【0030】
フィールドF1には、関連付けられた顧客を他の顧客と識別するための顧客コードがセットされる。顧客コードは例えば、当該飲食店システムの利用者の個々を識別するために利用者毎に設定された一意の識別コードである。この顧客コードとしては、当該飲食店システムでのみ使用するものであっても良いし、店外のシステムと共通のものであっても良い。当該飲食店システムでのみ使用する識別コードである場合には、管理サーバ8は、識別コード同士の対応関係を別途記憶しておくことで、店外のシステムと連携することが可能となる。
【0031】
フィールドF2には、顧客コードで特定される顧客についての属性情報である会員情報がセットされる。会員情報は、氏名、性別、年齢、住所、電話番号、電子メールアドレス、店舗システムが顧客に対して付与したインセンティブを示すインセンティブ情報、などを含み得る。インセンティブ情報は、クーポン情報、ポイントサービスのID及び保有ポイント数、などを含み得る。
【0032】
フィールドF3には、顧客コードで特定される顧客についての顧客画像がセットされる。顧客画像は、顧客をカメラで撮影した画像ではなく、顧客が任意に設定した、他の顧客と区別可能な画像、例えばアバターやアイコンなどを含むことが出来る。
【0033】
フィールドF4には、顧客コードで特定される顧客についての傾向情報がセットされる。傾向情報は、甘党、こってり系、などの類型化した傾向を含む。また、傾向情報は、過去のメニュー品目及びカスタム品目の注文履歴を含むことが出来る。この傾向情報は、通信インタフェース84により通信ユニット5を経由して、店外の傾向を収集するコンピュータシステムとの間で相互に利用及び更新が出来るようにしてよい。
【0034】
フィールドF5には、顧客コードで特定される顧客についての予約情報がセットされる。予約情報は、日時及び人数を含むことが出来る。予約情報は、電話などによる予約に応じてコンソール6から入力されることが出来る。さらに、予約情報は、通信インタフェース84により通信ユニット5を経由して、店外の予約システムなどから取得されることが出来る。
【0035】
フィールドF6には、顧客コードで特定される顧客についての座席情報がセットされる。座席情報は、当該顧客が着いた客席を示す客席固有のコードである客席IDを含む。客席IDは、予約時に日時と人数に応じてコンソール6によって又は自動的に割り当てられることが出来る。また、予約が無い場合には、当該顧客を案内した座席の客席IDと人数がコンソール6より入力される。また、座席情報は、座席が複数人用のテーブル席である場合、そのテーブル席のどの位置に当該顧客が着いたかを示す着座位置を含むことが出来る。この着座位置は、各顧客の後述するオーダ端末1へのログイン操作により取得することが出来る。
【0036】
注文データベース833は、客席ごとの、注文を受け付けたメニュー品目及びカスタム品目である注文品目を記憶する記憶部である。具体的には、注文データベース833は、伝票番号、客席ID、人数、注文メニューデータ、合計データなどのデータ項目を含む。ここで、伝票番号は、注文者となる来店客に対して発番される固有の番号である。来店客は、個人客の場合もあれば、グループ客の場合もある。来店客は、異なる伝票番号によって識別される。注文メニューデータは、当該客席に着いた来店客が注文した注文品目のメニュー品目IDやカスタム品目ID、点数、金額などである。注文メニューデータは、複数の注文品目を含み得る。合計データは、当該客席に着いた来店客が注文した注文品目の合計点数及び合計金額である。なお、来店客の注文メニューデータは、来店客の各顧客コードに基づいて、顧客データベース832に注文履歴として記憶されることが出来る。
【0037】
次に、管理サーバ8のプロセッサ81に実装される各部について説明する。プロセッサ81は、例えば、操作受付部811、オーダ端末表示制御部812及びオーダ決定部813を実装する。プロセッサ81に実装される各部は、各機能と言うことも出来る。プロセッサ81に実装される各部は、プロセッサ81及びメインメモリ82を含む制御部に実装されると言うことも出来る。
【0038】
操作受付部811は、通信インタフェース84を介して、各オーダ端末1及びコンソール6における操作内容に応じた操作情報を取得する。
【0039】
オーダ端末表示制御部812は、メニューデータベース831及び顧客データベース832に記憶された情報に基づいて、操作受付部811が取得した操作情報に応じた各オーダ端末1へ表示させる画面を作成し、通信インタフェース84により各オーダ端末1へ送信する。作成される画面は、初期画面、メニュー画面、カスタム画面、反映画面及び待機画面を含む。初期画面は、顧客によるログイン操作を受け付けるための画面である。メニュー画面は、メニュー品目の画像を原寸サイズで表示して、注文するメニュー品目の選択を受け付けるための画面である。カスタム画面は、選択されたメニュー品目に対するカスタマイズ注文を受け付けるための画面である。反映画面は、受け付けたカスタマイズを反映したメニュー品目を提示するための画面である。待機画面は、注文決定後の追加注文を待ち受けるための画面である。これら初期画面、メニュー画面、カスタム画面、反映画面及び待機画面の詳細については後述する。
【0040】
オーダ決定部813は、操作受付部811が操作情報として取得したオーダ端末1からの注文メニューデータを注文データベース833に登録する。さらにオーダ決定部813は、注文メニューデータで示されるメニュー品目及びカスタム品目の調理の開始を、通信インタフェース84により厨房端末7に送信する。
【0041】
このような構成の管理サーバ8は、図示しない電源スイッチのオン操作により電源が投入されると、制御プログラムが起動する。そして、通信ユニット5を経由した店外のシステムから又はコンソール6からの予約の受付、オーダ端末1からの注文受付、などに係わる様々な情報処理を実行する。
【0042】
以下、この実施形態の特徴部である注文に関する情報処理について詳細に説明する。プロセッサ81は、通信インタフェース84によりコンソール6からの、注文者となる来店客を案内した座席を示す客席IDと人数の入力に応じて、図3乃至図5に示す一連の流れ図に示す手順の情報処理を実行する。この処理は、制御プログラムに従った処理である。なお、図3乃至図5に示すと共に以下に説明する処理の内容は一例であって、同様な結果を得ることが可能な様々な処理を適宜に利用することが出来る。
【0043】
まずプロセッサ81は、ACT801において、顧客によるログイン操作を受け付けるための初期画面を作成し、それを通信インタフェース84により該当するオーダ端末1へ送信する。図6は、これを受信したオーダ端末1の初期画面SC1の一表示例を示す図である。オーダ端末1が備える表示デバイスの表示部16Dは、客席であるテーブルTBLの大部分を占め、初期画面SC1が表示部16Dに全面表示される。
【0044】
初期画面SC1は、スマートフォンSPを置くためのログイン領域AR1と、ログイン操作の仕方を説明するログインメッセージME1と、を含む。プロセッサ81は、初期画面SC1に、座席に着く来店客の着座位置に応じて、ログイン領域AR1を配置する。図6の例は、来店客が二人の場合であり、このように来店客が複数人からなるグループである場合、プロセッサ81は、複数の着座位置の内の一つに対応させて、ログイン領域AR1を配置する。なお、図6に破線で示す領域は、もう一人のためのログイン領域が表示される位置を示しており、この段階では初期画面SC1には未だ実際に表示されるものではない。なお、各客の着座位置は、客席IDと共にコンソール6から入力するようにしてもよいし、客席IDで示されるオーダ端末1に対応するカメラ2の撮影画像から周知の人検出処理を実行することで取得するようにしてもよい。
【0045】
スマートフォンSPは、当該飲食店システムに対応したアプリケーションプログラムを実行する。このアプリケーションプログラムは、当該飲食店への予約機能、傾向の入力及び保存機能、顧客画像の作成及び保存機能、当該飲食店システムへのログイン機能、などを備える。また、アプリケーションプログラムは、店外のシステムである傾向を収集するコンピュータシステムやグルメサイトなどの予約システムを利用する機能も備えてもよい。したがって、このアプリケーションプログラムにより、来店客は、事前に、顧客画像や傾向を管理サーバ8に送信して、顧客データベース832に事前登録しておくことも可能である。
【0046】
本実施形態におけるこのアプリケーションプログラムが提供する当該飲食店システムへのログイン機能は、顧客画像であるアバターのスワイプ操作をトリガとする。即ち、ログイン領域AR1に置いたスマートフォンSPで、表示部16Dの中心方向、図6の例ではスマートフォンSPの上方へ向けてアバターがスワイプされると、アプリケーションプログラムは、スマートフォンSPの近距離無線通信装置を使用して、顧客コードを客席ID及び着座位置と共に送信する。この顧客コードを受信しオーダ端末1は、その顧客コードを管理サーバ8に送信する。
【0047】
図3の説明に戻る。プロセッサ81は、ACT802において、このオーダ端末1から送信された顧客コードを取得する。
【0048】
ACT803において、プロセッサ81は、取得した顧客コードにより顧客データベース832を検索し、不足情報が有るか否か判断する。具体的には、プロセッサ81は、取得した顧客コードの顧客情報レコード8321が有るか否か判断する。また、該当する顧客情報レコード8321が存在した場合、プロセッサ81は、その顧客情報レコード8321に、顧客画像、傾向情報及び座席情報がセットされているか否か判断する。顧客情報レコード8321が無い場合、或いは、顧客画像、傾向情報及び座席情報の何れかがセットされていな場合、プロセッサ81は、不足情報が有ると判断する。不足情報が無ければ、プロセッサ81は、ACT805の処理に進む。不足情報が有る場合には、プロセッサ81は、ACT804の処理に進む。
【0049】
ACT804において、プロセッサ81は、不足情報を取得する。
【0050】
具体的には、顧客データベース832に顧客コードの顧客情報レコード8321が無かった場合には、プロセッサ81は、顧客データベース832に顧客情報レコード8321を新規作成し、そこに取得した顧客コードをセットする。
【0051】
また、顧客情報レコード8321に顧客画像が無かった場合には、プロセッサ81は、通信インタフェース84によりオーダ端末1に顧客画像の取得を依頼する。オーダ端末1は、近距離無線通信により、顧客コードを送信したスマートフォンSPのアプリケーションプログラムに対して、保存している顧客画像であるアバターの送信を要求し、取得する。プロセッサ81は、通信インタフェース84によりオーダ端末1よりアバターを取得し、顧客情報レコード8321のフィールドF3にそれをセットする。
【0052】
また、顧客情報レコード8321に傾向情報が無かった場合には、プロセッサ81は、通信インタフェース84によりオーダ端末1に傾向情報の取得を依頼する。オーダ端末1は、近距離無線通信により、顧客コードを送信したスマートフォンSPのアプリケーションプログラムに対して、保存している傾向情報の送信を要求し、取得する。プロセッサ81は、通信インタフェース84によりオーダ端末1より傾向情報を取得し、顧客情報レコード8321のフィールドF4にそれをセットする。或いは、プロセッサ81は、通信インタフェース84により通信ユニット5を経由して、店外の傾向を収集するコンピュータシステムから、顧客コードに該当する顧客の傾向情報を取得してもよい。
【0053】
また、顧客情報レコード8321に座席情報が無かった場合には、プロセッサ81は、顧客コードと共に取得した客席ID及び着座位置を、顧客情報レコード8321のフィールドF6に着席情報としてセットする。
【0054】
ACT805において、プロセッサ81は、コンソール6から入力された人数全員、例えば二人とも、顧客コードを取得したか否か判断する。全員の顧客コードを取得したならば、プロセッサ81は、オーダ端末1に対応する来店客に含まれる全員がログインしたとして、ACT806の処理に進む。また、未だ全員の顧客コードを取得していなければ、プロセッサ81は、上記ACT801の処理に進み、顧客コードを取得していない個人の着座位置に応じてログイン領域AR1を配置した初期画面を送信する。この場合の初期画面は、図6に実線で示したログイン領域に代えて、同図に破線で示した位置に、ログイン領域AR1が配置されたものとなる。
【0055】
ACT806において、プロセッサ81は、オーダ端末1に対応する座席情報がセットされた顧客データベース832の顧客情報レコード8321より、来店客に含まれる各人の傾向情報を読み出す。またこのとき、プロセッサ81は、その顧客情報レコード8321より、それぞれの顧客画像であるアバターも読み出すことが出来る。
【0056】
ACT807において、プロセッサ81は、メニュー品目の選択を受け付けるためメニュー画面を作成する。そして、ACT808において、プロセッサ81は、その作成したメニュー画面を、通信インタフェース84によりオーダ端末1へ送信する。
【0057】
図7は、これを受信したオーダ端末1のメニュー画面SC2の一表示例を示す図である。メニュー画面SC2は、メニュー品目の画像が表示される第1及び第2メニュー品目表示領域AR2,AR3と、注文しようとするメニュー品目の選択のためのメニュー品目選択領域AR4と、を含む。
【0058】
第1メニュー品目表示領域AR2は、多数のメニュー品目の縮小画像が表示される領域である。プロセッサ81は、メニューデータベース831に記憶された各メニュー品目の画像を縮小し、それらを並べて第1メニュー品目表示領域AR2に配置する。このとき、プロセッサ81は、予め指定された順番でメニュー品目の縮小画像を並べる。例えば、メインメニューやドリンクなどのカテゴリで纏めたり、今月のお勧めメニュー品目やサービス品などの任意のグループで纏めたりして、縮小画像を配列することが出来る。
【0059】
第2メニュー品目表示領域AR3は、第1メニュー品目表示領域AR2に配列されたメニュー品目の中から1以上のメニュー品目の画像が原寸サイズで表示される領域である。プロセッサ81は、メニューデータベース831に記憶されたメニュー品目の画像及び原寸サイズと、オーダ端末1の表示部16Dのサイズとに基づいて、メニュー品目の画像が原寸サイズで表示されるように、第2メニュー品目表示領域AR3に配置する。
【0060】
このとき、プロセッサ81は、傾向情報に合致するメニュー品目については、原寸サイズ画像の近傍位置に、顧客画像を配置する。図7の例では、来店客である二人の傾向に合致するメニュー品目であるシーフードピザの原寸サイズ画像の近傍位置に、両者の顧客画像としてアバターAB1,AB2が表示されている。
【0061】
なお、プロセッサ81は、第1メニュー品目表示領域AR2に、第1メニュー品目表示領域AR2に表示されているメニュー品目と第2メニュー品目表示領域AR3に表示されているメニュー品目の対応関係を示す範囲バーRBを配置する。
【0062】
メニュー品目選択領域AR4は、第2メニュー品目表示領域AR3に表示されているメニュー品目の中から、注文しようとするメニュー品目の原寸サイズ画像がドラッグ&ドロップされる領域である。
【0063】
ACT809において、プロセッサ81は、メニュー品目が選択されたか否か判断する。具体的には、プロセッサ81は、通信インタフェース84によりオーダ端末1から受信した操作情報がドラッグ&ドロップ操作であるか否か判断する。そして、ドラッグ&ドロップ操作であったならば、プロセッサ81は、そのドラッグ開始位置がメニュー品目の原寸サイズ画像の配置位置であり、且つ、ドロップ位置がメニュー品目選択領域AR4の配置位置であるか否か確認する。そうであれば、プロセッサ81は、ドラッグ開始位置に相当するメニュー品目が選択されたと判断する。メニュー品目が選択されたならば、プロセッサ81は、ACT812の処理に進む。また、メニュー品目が選択されていない場合には、プロセッサ81は、ACT810の処理に進む。
【0064】
ACT810において、プロセッサ81は、オーダ端末1においてメニュー品目の選択を除く、他の何からの操作が有ったか否か判断する。具体的には、プロセッサ81は、ドラッグ&ドロップ操作以外の操作に対応する操作情報を通信インタフェース84によりオーダ端末1から受信したか否か判断する。何らかの操作が有ったならば、プロセッサ81は、ACT811の処理に進む。また、何も操作されていない場合には、プロセッサ81は、上記ACT809の処理に進む。
【0065】
ACT811において、プロセッサ81は、オーダ端末1の操作に対応した処理を実行し、その後、上記ACT809の処理に進む。
【0066】
例えば、プロセッサ81は、通信インタフェース84によりオーダ端末1から受信した操作情報がフリック操作であるか否か判断する。そして、フリック操作であったならば、プロセッサ81は、そのフリック開始位置が第1又は第2メニュー品目表示領域AR2,AR3であり、且つ、フリック方向が表示部16Dの長手方向であったか否か判断する。そうであれば、プロセッサ81は、フリック操作の操作方向と操作量に基づいて、第1及び第2メニュー品目表示領域AR2,AR3に配置したメニュー品目の画像を横スクロールしたものにメニュー画面を更新し、その更新したメニュー画面を通信インタフェース84によりオーダ端末1へ送信する。
【0067】
また、図7に示されるように、メニュー画面SC2は、第2メニュー品目表示領域AR3における各メニュー品目の原寸サイズ画像の近傍に配置した、インフォメーションアイコンIC1を含む。プロセッサ81は、通信インタフェース84によりオーダ端末1から受信した操作情報が、何れかのインフォメーションアイコンIC1の配置位置へのタッチ操作であるか否か判断する。そうであれば、プロセッサ81は、メニューデータベース831から対応するメニュー品目のアレルギー情報や調理方法などの詳細情報を読み出して、その詳細情報を配置したものにメニュー画面を更新し、その更新したメニュー画面を通信インタフェース84によりオーダ端末1へ送信する。
【0068】
また、図7に示されるように、メニュー画面SC2は、第2メニュー品目表示領域AR3における各メニュー品目の原寸サイズ画像の間の空きスペースに配置した、メニュー切り替えアイコンIC2を含む。プロセッサ81は、通信インタフェース84によりオーダ端末1から受信した操作情報が、何れかのメニュー切り替えアイコンIC2の配置位置へのタッチ操作であるか否か判断する。そうであれば、プロセッサ81は、タッチ位置に対応するカテゴリやグループのメニュー品目の画像を配置したメニュー画面を作成し、その作成したメニュー画面を通信インタフェース84によりオーダ端末1へ送信する。
【0069】
さらに、図7に示されるように、メニュー画面SC2は、右上などの所定位置に、ヘルプアイコンIC3を含む。プロセッサ81は、通信インタフェース84によりオーダ端末1から受信した操作情報が、ヘルプアイコンIC3の配置位置へのタッチ操作であるか否か判断する。そうであれば、プロセッサ81は、別途準備して補助記憶デバイス83などに保存してある、オーダ端末1の使い方を説明するヘルプ画面を通信インタフェース84によりオーダ端末1へ送信する。
【0070】
ACT812において、プロセッサ81は、顧客データベース832から他者の傾向情報を読み出す。具体的には、プロセッサ81は、来店客に含まれる各人の傾向に近い傾向を有する顧客を抽出し、その顧客の傾向情報における履歴情報を読み出す。
【0071】
ACT813において、プロセッサ81は、選択されたメニュー品目に対するカスタマイズを受け付けるためのカスタム画面を作成する。そして、ACT814において、プロセッサ81は、その作成したカスタム画面を、通信インタフェース84によりオーダ端末1へ送信する。
【0072】
図8は、これを受信したオーダ端末1のカスタム画面SC3の一表示例を示す図である。カスタム画面SC3は、選択されたメニュー品目の原寸サイズ画像IM1と、注文を決定するためのOKアイコンIC4と、様々なカスタマイズ要素と、を含む。カスタマイズ要素は、量変更指標SI、第1及び第2カスタム品目表示領域AR5,AR6、数量変更スイッチSW、などを含む。
【0073】
選択されたメニュー品目の原寸サイズ画像IM1は、カスタム画面SC3の中央に配置される。
【0074】
量変更指標SIは、直感的な数量のカスタマイズを可能とするカスタマイズ要素の一つである。量変更指標SIは、例えば、原寸サイズ画像IM1に対して変更可能なサイズを破線で示している。注文者となる来店者は、この量変更指標SIを参照し、選択されたメニュー品目の原寸サイズ画像IM1に対してピンチイン操作又はピンチアウト操作を行うことで、選択したメニュー品目のサイズ又はグラム数の変更を指示することが出来る。
【0075】
第1カスタム品目表示領域AR5は、直感的なカスタム品目のカスタマイズを可能とするカスタマイズ要素の一つである。第1カスタム品目表示領域AR5は、選択したメニュー品目に対して適用可能なカスタム品目の画像が表示される領域である。プロセッサ81は、メニューデータベース831に記憶された、選択されたメニュー品目についての情報より、適用可能なカスタム品目を特定し、メニューデータベース831からさらに、その特定したカスタム品目の情報を読み出す。そして、プロセッサ81は、読み出したカスタム品目の情報に基づいて、カスタム品目の画像を並べて第1カスタム品目表示領域AR5に配置する。このとき、プロセッサ81は、読み出したカスタム品目の情報に含まれる、適合する傾向の情報に基づいて、来店客の傾向との合致度が高い順に、カスタム品目の画像を並べることが出来る。また、来店客の内の誰の傾向に合致するのかを示すために、アバターAB1,AB2を各カスタム品目の画像の近傍位置に配置することが出来る。このように、第1カスタム品目表示領域AR5は、来店客自身の傾向に基づいた推奨カスタム品目を提示するための領域である。
【0076】
第2カスタム品目表示領域AR6は、直感的なカスタム品目のカスタマイズを可能とするカスタマイズ要素の一つである。第2カスタム品目表示領域AR6も、第1カスタム品目表示領域AR5と同様に、選択したメニュー品目に対して適用可能なカスタム品目の画像が表示される領域である。この第2カスタム品目表示領域AR6は、飲食店の推奨カスタム品目及び/又は来店客の傾向に近い傾向を有する他の顧客の注文履歴に基づいた推奨カスタム品目を提示するための領域である。プロセッサ81は、各カスタム品目の画像の近傍位置に、他者アバターOAを配置する。この他者アバターOAとしては、該当する他の顧客の顧客画像を使用しても良いし、任意のものであってもよい。また、他者アバターOAの代わりに、星印などの記号や人数を表示するようにしてもよい。
【0077】
注文者となる来店者は、これら第1又は第2カスタム品目表示領域AR5,AR6に表示されたカスタム品目の画像に対して、選択されたメニュー品目の原寸サイズ画像IM1の位置までドラッグ&ドロップ操作を行うことで、当該カスタム品目の選択を指示することが出来る。
【0078】
数量変更スイッチSWは、選択されたメニュー品目の注文数をカスタマイズするカスタマイズ要素の一つである。また、カスタム品目が選択された際には、プロセッサ81は、カスタム画面SC3に、その選択されたカスタム品目の注文数をカスタマイズするための数量変更スイッチSWを追加配置することが出来る。
【0079】
なお、選択されたメニュー品目又はカスタム品目の注文数をカスタマイズするカスタマイズ要素としては、数量変更スイッチSWではなく、スライドバーの形態としてもよい。さらに、数量のカスタマイズについても、量変更指標SIに代えて、或いはそれに加えて、数量変更スイッチSWやスライドバーを、カスタム画面SC3に配置するようにしてもよい。
【0080】
ACT815において、プロセッサ81は、カスタム指定が有ったか否か判断する。具体的には、プロセッサ81は、通信インタフェース84によりオーダ端末1から受信した操作情報が、注文を決定するためのOKアイコンIC4の配置位置に対するタッチ操作以外の操作であるか否か判断する。カスタム指定が有ったならば、プロセッサ81は、ACT817の処理に進む。また、カスタム指定が無い場合には、プロセッサ81は、ACT816の処理に進む。
【0081】
ACT816において、プロセッサ81は、OKアイコンIC4がタッチされたか否か判断する。具体的には、プロセッサ81は、通信インタフェース84によりオーダ端末1から受信した操作情報が、注文を決定するためのOKアイコンIC4の配置位置に対するタッチ操作であるか否か判断する。OKアイコンIC4がタッチされたならば、プロセッサ81は、ACT819の処理に進む。また、OKアイコンIC4がタッチされない場合には、プロセッサ81は、上記ACT815の処理に進む。
【0082】
ACT817において、プロセッサ81は、カスタム指定を反映した反映画面を作成する。具体的には、プロセッサ81は、通信インタフェース84によりオーダ端末1から受信した操作情報が、選択されたメニュー品目の原寸サイズ画像IM1の配置位置におけるピンチイン操作又はピンチアウト操作であるか否か判断する。そうであれば、プロセッサ81は、メニューデータベース831に記憶されている、当該メニュー品目についての適用可能なカスタマイズの情報に基づいて、サイズ又はグラム数を変更したカスタマイズ適用画像を生成する。そして、プロセッサ81は、この生成したカスタマイズ適用画像を新たな原寸サイズ画像IM1としてカスタム画面に配置することで、反映画像を作成する。
【0083】
また、プロセッサ81は、通信インタフェース84によりオーダ端末1から受信した操作情報が、第1又は第2カスタム品目表示領域AR5,AR6におけるフリック操作であるか否か判断する。そうであれば、プロセッサ81は、そのフリック方向に基づいて、そのフリック操作された第1又は第2カスタム品目表示領域AR5,AR6に配置したカスタム品目の画像を横スクロールした反映画面を作成する。
【0084】
また、プロセッサ81は、通信インタフェース84によりオーダ端末1から受信した操作情報が、第1又は第2カスタム品目表示領域AR5,AR6の何れかのカスタム品目の画像の配置位置からメニュー品目の原寸サイズ画像IM1の配置位置までのドラッグ&ドロップ操作であるか否か判断する。そうであれば、プロセッサ81は、メニューデータベース831に記憶されている、当該カスタム品目についての画像や原寸サイズなどの情報に基づいて、メニュー品目に対してカスタム品目を適用したカスタマイズ適用画像を生成する。そして、プロセッサ81は、この生成したカスタマイズ適用画像を新たな原寸サイズ画像IM1としてカスタム画面に配置することで、反映画像を作成する。
【0085】
また、プロセッサ81は、通信インタフェース84によりオーダ端末1から受信した操作情報が、カスタム品目についての数量変更スイッチSWやスライドバーに対する操作であるか否か判断する。そうであれば、プロセッサ81は、カスタム品目を適用したカスタマイズ適用画像となっている原寸サイズ画像IM1に対して、この操作に対応する数量の変更を適用した、新たなカスタマイズ適用画像を生成する。そして、プロセッサ81は、この生成したカスタマイズ適用画像を新たな原寸サイズ画像IM1としてカスタム画面に配置することで、反映画像を作成する。
【0086】
ACT818において、プロセッサ81は、作成した反映画面を、通信インタフェース84によりオーダ端末1へ送信する。その後、プロセッサ81は、上記ACT815の処理に進む。
【0087】
図9は、これを受信したオーダ端末1の反映画面SC4の一表示例を示す図である。この反映画面SC4は、第1カスタム品目表示領域AR5に表示された「Wチーズ&トマト」のカスタム品目が指定された場合の例を示している。図9の例の反映画面SC4では、図8に示された原寸サイズ画像IM1に対して、このカスタム品目が適用されたカスタム画像であるカスタマイズ適用画像IM2が、新たな原寸サイズ画像IM1として表示されている。このように、反映画面SC4は、受け付けたカスタマイズを反映したメニュー品目を提示するための画面である。
【0088】
ACT819において、プロセッサ81は、注文を決定する。プロセッサ81は、選択されたメニュー品目と、それに対する数量やカスタム品目などのカスタマイズとを、注文データベース833へ保存し、通信インタフェース84により厨房端末7へ調理開始の指示を送信する。
【0089】
ACT820において、プロセッサ81は、選択されたメニュー品目及びカスタマイズに基づいて、来店者の傾向を類型化する。この類型化の手法については、ここでは特に限定しない。
【0090】
ACT821において、プロセッサ81は、この類型化した傾向と、注文履歴となる選択されたメニュー品目及びカスタマイズとにより、顧客データベース832における来店者に該当する顧客情報レコード8321の傾向情報を更新する。
【0091】
ACT822において、プロセッサ81は、メニュー品目の表示可能範囲に応じた待機画面を作成する。そして、ACT823において、プロセッサ81は、その作成した待機画面を通信インタフェース84によりオーダ端末1へ送信する。
【0092】
待機画面は、注文決定後の追加注文を待ち受けるための画面である。待機画面は、注文した品目である飲食物が配膳されるまでの間は、メニュー品目の表示可能範囲に何ら制限が加わらないため、メニュー画面SC2と同じであってよい。よって、この待機画面において、さらに前述したようなメニュー品目の原寸サイズ画像IM1による注文が可能となる。一方で、一旦飲食物が配膳されると、その飲食物によってメニュー品目が遮られ、追加注文しようとしても前述したようなメニュー品目の確認及び選択操作が行えなくなる。よって、空いているスペースに適した形にメニュー品目の原寸サイズ画像IM1を配置する第2メニュー品目表示領域AR3の形を変形したり、メニュー品目の画像を縮小して空いてるスペースで表示したりといった、配膳された飲食物の配置に基づいた調整が必要となる。
【0093】
ACT824において、プロセッサ81は、オーダ端末1に対応するカメラ2の撮影画像より、メニュー品目の表示可能範囲を特定する。
【0094】
ACT825において、プロセッサ81は、表示可能範囲に変化が有ったか否か、つまり飲食物が配膳されたか否か判断する。表示範囲に変化が無ければ、プロセッサ81は、ACT826の処理に進む。また、表示範囲に変化が有った場合には、プロセッサ81は、上記ACT822の処理に進む。
【0095】
こうして、注文した飲食物が配膳されると、待機画面が更新されることが出来る。図10は、飲食物FDの配膳後におけるオーダ端末1の待機画面SC5の一表示例を示す図である。図10の例は、複数飲食物FDが配膳されたことで原寸サイズ画像IM1を表示するだけの空きスペースが無くなった場合を示している。このような場合、プロセッサ81は、第2メニュー品目表示領域AR3に配置するメニュー品目の画像を、飲食物FDに重ならないように、縮小画像とする。図10の例では、この第2メニュー品目表示領域AR3におけるメニュー品目の縮小画像は、メニュー画面SC2における第1メニュー品目表示領域AR2でのメニュー品目の縮小画像と同様のものとなっている。そしてこの場合、プロセッサ81は、第1メニュー品目表示領域AR2には、メニュー品目の縮小画像に代えて、カテゴリやグループを表すテキストを配置する。
【0096】
なお、プロセッサ81は、待機画面SC5の第2メニュー品目表示領域AR3に配置するメニュー品目の画像について、注文済みの品目に応じて変更するようにしてもよい。例えば、メイン料理が注文された場合、表示するメニュー品目をドリンクやデザートに変更する。
【0097】
ACT826において、プロセッサ81は、メニュー品目が選択されたか否か判断する。メニュー品目が選択されたならば、プロセッサ81は、ACT829の処理に進む。また、メニュー品目が選択されていない場合には、プロセッサ81は、ACT827の処理に進む。
【0098】
ACT827において、プロセッサ81は、オーダ端末1においてメニュー品目の選択を除く、他の何からの操作が有ったか否か判断する。何らかの操作が有ったならば、プロセッサ81は、ACT828の処理に進む。また、何も操作されていない場合には、プロセッサ81は、上記ACT824の処理に進む。
【0099】
ACT828において、プロセッサ81は、オーダ端末1の操作に対応した処理を実行し、その後、上記ACT824の処理に進む。
【0100】
例えば、プロセッサ81は、通信インタフェース84によりオーダ端末1から受信した操作情報が、何れかのメニュー品目の縮小画像の配置位置へのタッチ操作であるか否か判断する。そうであれば、プロセッサ81は、メニューデータベース831から対応するメニュー品目のアレルギー情報や調理方法などの詳細情報を読み出して、その詳細情報を配置したものに待機画面を更新し、その更新した待機画面を通信インタフェース84によりオーダ端末1へ送信する。図11は、オーダ端末1の待機画面SC5の別の表示例として、この詳細情報MIを表示した場合を示す図である。プロセッサ81は、詳細情報MIについても、配膳された飲食物FDによって妨げられない空きスペースに配置する。
【0101】
また、図10に示されるように、待機画面SC5には、会計アイコンIC5を含む。プロセッサ81は、通信インタフェース84によりオーダ端末1から受信した操作情報が、会計アイコンIC5の配置位置へのタッチ操作であるか否か判断する。そうであれば、プロセッサ81は、このフローチャートに示す制御プログラムに従った処理を終了して、会計処理に移行することが出来る。
【0102】
ACT829において、プロセッサ81は、選択されたメニュー品目に対するカスタマイズを受け付けるためのカスタム画面を作成する。このカスタム画面に関しても、プロセッサ81は、空いているスペースに選択されたメニュー品目の原寸サイズ画像IM1の配置位置を調整したり、OKアイコンIC4や様々なカスタマイズ要素の配置位置やその表示サイズを調整したりする。
【0103】
ACT830において、プロセッサ81は、作成したカスタム画面を、通信インタフェース84によりオーダ端末1へ送信する。
【0104】
ACT831において、プロセッサ81は、カスタム指定が有ったか否か判断する。カスタム指定が有ったならば、プロセッサ81は、ACT833の処理に進む。また、カスタム指定が無い場合には、プロセッサ81は、ACT832の処理に進む。
【0105】
ACT832において、プロセッサ81は、OKアイコンIC4がタッチされたか否か判断する。OKアイコンIC4がタッチされたならば、プロセッサ81は、ACT819の処理に進む。また、OKアイコンIC4がタッチされない場合には、プロセッサ81は、上記ACT831の処理に進む。
【0106】
ACT833において、プロセッサ81は、カスタム指定を反映した反映画面を作成する。
【0107】
ACT834において、プロセッサ81は、作成した反映画面を、通信インタフェース84によりオーダ端末1へ送信する。その後、プロセッサ81は、上記ACT831の処理に進む。
【0108】
以上で、制御プログラムに従った処理の説明を終了する。
【0109】
以上のように、本実施形態に係る情報処理装置としての管理サーバ8の顧客データベース832は、提供するメニュー品目ごと及びメニュー品目に対するカスタム品目ごとの画像と原寸サイズとを記憶する記憶部として機能し、管理サーバ8の通信インタフェース84は、オーダ端末1により受け付けられたメニュー品目及びカスタム品目の注文を取得する通信部として機能し、管理サーバ8のプロセッサ81は、メニュー品目の原寸サイズ画像IM1を含み、メニュー品目に対するカスタマイズ注文を受け付けるためのカスタム画面SC3を生成して、それを通信インタフェース84により出力する第1の制御部、及び、オーダ端末1からのカスタマイズ注文に応じて、メニュー品目の原寸サイズ画像に対してカスタマイズ注文を適用したカスタム画像であるカスタマイズ適用画像IM2を含む反映画面SC4を生成し、それを通信インタフェース84により出力する第2の制御部として機能する。
【0110】
従って、注文者が希望に添ったメニュー品目及び/又はカスタム品目を注文することが出来る情報処理装置を提供出来る。さらに、情報処理装置は、オーダ端末1に、メニュー品目或いはカスタム品目を適用後のメニュー品目を原寸サイズの画像で表示させることが出来るので、注文者となる来店客は、メニュー品目の量が想像可能になり、食べたい量に合わせてサイズや量を選択することが出来るようになる。これにより、飲食店においては、食べ残しが減ることで、廃棄ロスの削減に貢献出来る。また、量の不満やイメージとの差による顧客の不満が改善され、顧客満足度の上昇、リピート率の向上、などにつながる。
【0111】
なお、プロセッサ81は、カスタム画面SC3に、カスタム品目を選択するためのボタンとなるカスタム品目の画像と、メニュー品目とカスタム品目の少なくとも一方の数量を指定するための数量変更スイッチSWと、をさらに含ませ、カスタマイズ注文は、カスタム品目及び/又はその数量を含むことができる。従って、メニュー品目のサイズや量、個数をカスタマイズすることが出来ると共に、そのメニュー品目に適用するカスタマイズ品目についても、サイズや量、個数をカスタマイズすることが出来る。
【0112】
また、顧客データベース832は、さらに、顧客ごとの傾向を記憶し、プロセッサ81は、オーダ端末1によりメニュー品目を注文する注文者の傾向に基づいて、カスタム画面SC3に含ませるカスタム品目の画像の順番を決定する。従って、注文者となる来店客は、普段自分が注文するカスタム品目を容易に注文することが可能となる。
【0113】
さらに、顧客データベース832は、顧客ごとの注文履歴を記憶し、プロセッサ81は、注文者となる来店客の傾向に近い傾向の他の顧客の注文履歴に基づいて、カスタム画面に含ませるカスタム品目の画像を決定する。従って、来店客は、自身の傾向に近い他者が注文するカスタム品目を知ることが出来るので、自身が好むかもしれない新しい組み合わせを発見することが可能となる。
【0114】
また、プロセッサ81は、1以上のメニュー品目の原寸サイズの画像を含み、1つのメニュー品目の選択を受け付けるためのメニュー画面SC2を通信インタフェース84によりオーダ端末1に送信する第3の制御部として機能し、オーダ端末1からの1つのメニュー品目の選択結果に応じたカスタム画面SC3を生成する。従って、選択されたメニュー品目に応じて、カスタム画面SC3を作成することが出来る。
【0115】
また、プロセッサ81は、メニュー画面SC2に、来店者の傾向に合致するメニュー品目の近傍に、そのことを表す目印として来店者のアバターAB1,AB2を配置する。従って、注文者となる来店客は、普段自分が注文するメニュー品目を容易に選択することが可能となる。
【0116】
さらに、プロセッサ81は、メニュー品目及びカスタマイズ注文の確定後、追加注文を待ち受けるための待機画面SC5を通信インタフェース84によりオーダ端末1に送信する第4の制御部として機能する。従って、常に来店者の目に入る注文し易い位置に傾向を考慮したメニュー項目が表示されることで、追加注文につながる。
【0117】
[第2実施形態]
この実施形態は、情報処理装置の一態様としてオーダ端末1を例示する。
【0118】
図12は、本第2実施形態におけるオーダ端末1の要部構成の一例を示すブロック図である。オーダ端末1は、来店客からのオーダを受け付ける機能に加えて、飲食店が提供するメニュー品目及びカスタム品目に関するデータの管理を行う機能を備えるコンピュータ装置である。オーダ端末1は、管理サーバ8と同様に、プロセッサ11、メインメモリ12、補助記憶デバイス13及び通信インタフェース14を含み、プロセッサ11に、メインメモリ12、補助記憶デバイス13及び通信インタフェース14の各部を、アドレスバス,データバスなどのバスライン15で接続する。また、オーダ端末1は、表示デバイス16、入力デバイス17及び近距離無線通信ユニット18を含み、これら表示デバイス16、入力デバイス17及び近距離無線通信ユニット18も、バスライン15によりプロセッサ11に接続している。
【0119】
プロセッサ11、メインメモリ12、補助記憶デバイス13及び通信インタフェース14は、管理サーバ8のプロセッサ81、メインメモリ82、補助記憶デバイス83及び通信インタフェース84と同様のハードウェア構成のものであることが出来る。
【0120】
表示デバイス16は、第1実施形態で説明したように、客席のテーブルTBLの天板大部分が表示部16Dとなる液晶ディスプレイであることが出来る。また、入力デバイス17は、表示部16Dの全面サイズの透明タッチパネルであることが出来る。近距離無線通信ユニット18は、来店客のスマートフォンSPの近距離無線通信装置との間で無線通信する。
【0121】
本実施形態では、補助記憶デバイス13は、例えば、メニューデータベース131と、顧客テーブル132を記憶する。メニューデータベース131は、管理サーバ8が備えるメニューデータベース831のコピーであることが出来る。顧客テーブル132は、当該オーダ端末1を使用して注文を行う注文者となる来店客についての情報を、来店客が当該オーダ端末1の使用中、記憶するテーブルである。この顧客テーブル132に記憶される情報は、来店客のスマートフォンSPから又は管理サーバ8から取得することが出来る。
【0122】
図13は、オーダ端末1が備える顧客テーブル132のデータ構造の一例を示す模式図である。顧客テーブル132は、当該オーダ端末1が配置される座席の最大人数分のレコードを含む。図13は、4人掛けテーブル席に対応した図である。顧客テーブル132は、着座位置に対して予め規定された着座位置番号に関連付けて、来店者ごとに、顧客コード、顧客画像及び傾向情報を記憶する。これら顧客コード、顧客画像及び傾向情報については、第1実施形態で説明した通りである。
【0123】
また、プロセッサ11は、例えば、操作受付部111、表示制御部112及びオーダ決定部113を実装する。プロセッサ11に実装される各部は、各機能と言うことも出来る。プロセッサ11に実装される各部は、プロセッサ11及びメインメモリ12を含む制御部に実装されると言うことも出来る。
【0124】
操作受付部111は、入力デバイス17による操作情報を取得する。
【0125】
表示制御部112は、メニューデータベース131及び顧客テーブル132に記憶された情報に基づいて、操作受付部111が取得した操作情報に応じた画面を作成し、表示デバイス16に表示させる。作成される画面は、第1実施形態で説明したような初期画面、メニュー画面、カスタム画面、反映画面及び待機画面を含む。
【0126】
オーダ決定部113は、操作受付部111が取得した操作情報と表示デバイス16に表示している画面とに基づいて、注文者による注文内容を判別し、その注文内容を示す注文メニューデータを通信インタフェース14により管理サーバ8に送信する。
【0127】
このような構成のオーダ端末1は、図示しない電源スイッチのオン操作により電源が投入されると、制御プログラムが起動する。この制御プログラムの起動により、プロセッサ11は、図14乃至図16に示す一連の流れ図に示す手順の情報処理を実行する。この処理は、制御プログラムに従った処理である。なお、図14乃至図16に示すと共に以下に説明する処理の内容は一例であって、同様な結果を得ることが可能な様々な処理を適宜に利用することが出来る。
【0128】
まずプロセッサ11は、ACT101において、当該オーダ端末1を使用する人数が取得されるのを待つ。例えば、通信インタフェース14による管理サーバ8からの通知を受信することで、人数を取得することが出来る。また、当該オーダ端末1に対応するカメラ2の撮影画像を通信インタフェース14により取得し、その撮影画像から周知の人検出処理を実行することで、人数を取得するようにしてもよい。人数が取得されると、プロセッサ11は、ACT102の処理に進む。
【0129】
ACT102において、プロセッサ11は、顧客によるログイン操作を受け付けるための初期画面SC1を作成し、それを表示デバイス16により表示する。初期画面SC1は第1実施形態で説明した通りである。
【0130】
ACT103において、近距離無線通信ユニット18により、来店客のスマートフォンSPから送信された顧客コードを取得し、顧客テーブル132に記憶する。
【0131】
ACT104において、プロセッサ11は、顧客画像と傾向情報を取得する。具体的には、プロセッサ11は、取得した顧客コードを、通信インタフェース14により管理サーバ8に送信する。そして、これに応答して管理サーバ8から返信されてきた、該当する顧客画像と傾向情報を通信インタフェース14により取得する。なお、管理サーバ8から顧客画像及び/又は傾向情報を取得することができない場合には、プロセッサ11は、近距離無線通信ユニット18により、スマートフォンSPのアプリケーションプログラムに対して、保存している顧客画像であるアバターの送信を要求し、取得する。プロセッサ11は、取得した顧客画像及び傾向情報を顧客テーブル132に記憶する。
【0132】
ACT105において、プロセッサ11は、来店客が含む人数全員分の顧客コード、顧客画像及び傾向情報を取得したか否か判断する。全員分取得したならば、プロセッサ11は、ACT106の処理に進む。また、未だ全員分取得していなければ、プロセッサ11は、上記ACT102の処理に進み、顧客コードを取得していない個人の着座位置に応じてログイン領域AR1を配置した初期画面を送信することとなる。
【0133】
ACT106において、プロセッサ11は、メニュー品目の選択を受け付けるためメニュー画面SC2を作成する。メニュー画面SC2は、第1実施形態で説明した通りである。なおこのメニュー画面SC2の作成に際して、プロセッサ11は、顧客テーブル132に記憶された傾向情報に基づいて、来店客である例えば二人の顧客画像としてアバターAB1,AB2の配置を決定することが出来る。
【0134】
そして、ACT107において、プロセッサ11は、その作成したメニュー画面SC2を、表示デバイス16により表示する。
【0135】
ACT108において、プロセッサ11は、メニュー品目が選択されたか否か判断する。具体的には、プロセッサ11は、入力デバイス17による、メニュー品目の原寸サイズ画像の配置位置からメニュー品目選択領域AR4の配置位置までのドラッグ&ドロップ操作が有ったか否か判断する。メニュー品目が選択されたならば、プロセッサ11は、ACT111の処理に進む。また、メニュー品目が選択されていない場合には、プロセッサ11は、ACT109の処理に進む。
【0136】
ACT109において、プロセッサ11は、メニュー品目の選択を除く、他の何からの操作が有ったか否か判断する。具体的には、プロセッサ11は、ドラッグ&ドロップ操作以外の操作に対応する操作が入力デバイス17で有ったか否か判断する。何らかの操作が有ったならば、プロセッサ11は、ACT110の処理に進む。また、何も操作されていない場合には、プロセッサ11は、上記ACT108の処理に進む。
【0137】
ACT110において、プロセッサ11は、入力デバイス17での操作に対応した処理を実行する。この処理については、第1実施形態で説明した通りである。その後、プロセッサ11は、上記ACT108の処理に進む。
【0138】
ACT111において、プロセッサ11は、選択されたメニュー品目に対するカスタマイズを受け付けるためのカスタム画面SC3を作成する。カスタム画面SC3は、第1実施形態で説明した通りである。但し、本実施形態では、他者の傾向情報を取得していないので、第2カスタム品目表示領域AR6には、飲食店の推奨カスタム品目のみが配置されることとなる。
【0139】
そして、ACT112において、プロセッサ11は、その作成したカスタム画面を、表示デバイス16により表示送信する。
【0140】
ACT113において、プロセッサ11は、カスタム指定が有ったか否か判断する。具体的には、プロセッサ11は、入力デバイス17による、OKアイコンIC4の配置位置に対するタッチ操作以外の操作が有ったか否か判断する。カスタム指定が有ったならば、プロセッサ11は、ACT115の処理に進む。また、カスタム指定が無い場合には、プロセッサ11は、ACT114の処理に進む。
【0141】
ACT114において、プロセッサ11は、OKアイコンIC4がタッチされたか否か判断する。具体的には、プロセッサ11は、入力デバイス17による、OKアイコンIC4の配置位置に対するタッチ操作が有ったか否か判断する。OKアイコンIC4がタッチされたならば、プロセッサ11は、ACT117の処理に進む。また、OKアイコンIC4がタッチされない場合には、プロセッサ11は、上記ACT113の処理に進む。
【0142】
ACT115において、プロセッサ11は、カスタム指定を反映した反映画面SC4を作成する。反映画面SC4については、第1実施形態で説明した通りである。
【0143】
ACT116において、プロセッサ11は、作成した反映画面SC4を、表示デバイス16により表示する。その後、プロセッサ11は、上記ACT113の処理に進む。
【0144】
ACT117において、プロセッサ11は、管理サーバ8へ注文を送信する。具体的には、プロセッサ11は、反映画面SC4に該当する選択されたメニュー品目と、それに対する数量やカスタム品目などのカスタマイズ内容とを、注文者による注文内容とし、その注文内容と注文者の顧客コードとを含む注文メニューデータを通信インタフェース14により管理サーバ8に送信する。これにより、管理サーバ8では、注文品目の調理を厨房端末7に指示すると共に、第1実施形態で説明したような来店者の傾向の類型化と顧客情報レコード8321の傾向情報の更新を行うことが出来る。
【0145】
ACT118において、プロセッサ11は、メニュー品目の表示可能範囲に応じた待機画面SC5を作成する。待機画面SC5は、第1実施形態で説明した通りのものである。この場合、第1実施形態のACT822と同様に、待機画面には、飲食物FDにより妨げられない空いているスペースに、表示要素が配置される。
【0146】
ACT119において、プロセッサ11は、その作成した待機画面を、表示デバイス16により表示する。
【0147】
ACT120において、プロセッサ11は、当該オーダ端末1に対応するカメラ2の撮影画像より、メニュー品目の表示可能範囲を特定する。
【0148】
ACT121において、プロセッサ11は、表示可能範囲に変化が有ったか否か判断する。表示範囲に変化が無ければ、プロセッサ11は、ACT122の処理に進む。また、表示範囲に変化が有った場合には、プロセッサ11は、ACT118の処理に進む。
【0149】
ACT122において、プロセッサ11は、会計アイコンIC5がタッチされたか否か判断する。具体的には、プロセッサ11は、入力デバイス17による、会計アイコンIC5の配置位置へのタッチ操作の有無を判断する。会計アイコンIC5がタッチされたならば、プロセッサ11は、ACT132の処理に進む。会計アイコンIC5がタッチされていない場合には、プロセッサ11は、ACT123の処理に進む。
【0150】
ACT123において、プロセッサ11は、メニュー品目が選択されたか否か判断する。メニュー品目が選択されたならば、プロセッサ11は、ACT126の処理に進む。また、メニュー品目が選択されていない場合には、プロセッサ11は、ACT124の処理に進む。
【0151】
ACT124において、プロセッサ11は、会計アイコンIC5のタッチ及びメニュー品目の選択を除く、他の何からの操作が有ったか否か判断する。何らかの操作が有ったならば、プロセッサ11は、ACT125の処理に進む。また、何も操作されていない場合には、プロセッサ11は、上記ACT120の処理に進む。
【0152】
ACT125において、プロセッサ11は、入力デバイス17による操作に対応した処理を実行し、その後、上記ACT120の処理に進む。
【0153】
ACT126において、プロセッサ11は、選択されたメニュー品目に対するカスタマイズを受け付けるためのカスタム画面を作成する。この場合、第1実施形態のACT829と同様に、カスタム画面には、飲食物FDにより妨げられない空いているスペースに、表示要素が配置される。
【0154】
ACT127において、プロセッサ11は、作成したカスタム画面を、表示デバイス16により表示する。
【0155】
ACT128において、プロセッサ11は、カスタム指定が有ったか否か判断する。カスタム指定が有ったならば、プロセッサ11は、ACT130の処理に進む。また、カスタム指定が無い場合には、プロセッサ11は、ACT129の処理に進む。
【0156】
ACT129において、プロセッサ11は、OKアイコンIC4がタッチされたか否か判断する。OKアイコンIC4がタッチされたならば、プロセッサ11は、上記ACT117の処理に進む。また、OKアイコンIC4がタッチされない場合には、プロセッサ11は、上記ACT128の処理に進む。
【0157】
ACT130において、プロセッサ11は、カスタム指定を反映した反映画面を作成する。この場合、第1実施形態のACT833と同様に、反映画面には、飲食物FDにより妨げられない空いているスペースに、表示要素が配置される。
【0158】
ACT131において、プロセッサ11は、作成した反映画面を、表示デバイス16により表示する。その後、プロセッサ11は、上記ACT128の処理に進む。
【0159】
ACT132において、プロセッサ11は、通信インタフェース14により、管理サーバ8へ会計通知を送信する。これにより、管理サーバ8では、当該オーダ端末1を使用していた来店客への会計処理を開始する。
【0160】
ACT133において、プロセッサ11は、顧客テーブル132の記憶内容をクリアする。そして、プロセッサ11は、このフローチャートに示す制御プログラムに従った処理を終了する。
【0161】
以上で、制御プログラムに従った処理の説明を終了する。
【0162】
以上のように、本実施形態に係る情報処理装置としてのオーダ端末1においても、第1実施形態と同様の効果を奏することが出来る。
【0163】
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではない。
【0164】
例えば、第1実施形態では、ACT820の傾向の類型化及びACT821の傾向情報の更新は、ACT837の最終的な会計処理の終了後に実行するようにしてもよい。
【0165】
また、オーダ端末1に対する来店者による所定の割り勘操作、会計端末4での会計担当者による手動操作、来店者のスマートフォンSPのアプリケーションプログラムによるアンケートや割り勘操作、などと連動することにより、顧客ごとの注文品を切り分けることで、注文履歴を顧客ごとに分割できるようにしておいても良い。このようにすれば、顧客の傾向をより正確に反映することが出来るようになる。
【0166】
また、前記実施形態では、待機画面SC5におけるメニュー品目の表示形態を飲食物の配置に応じて自動的に調整する例を説明したが、来店客が任意の時点に待機画面SC5の任意の位置で、ピンチイン操作又はピンチアウト操作を行うことでメニュー品目の画像を拡大又は縮小したり、フリック操作を行うことでメニュー品目の画像を移動させたり出来るようにしてもよい。さらに、自動的な調整と来店客による手動の調整とを切り替えられるようにしてもよいし、両方とも出来るようにしてもよい。
【0167】
また、第2実施形態において、何らかの理由により管理サーバ8との通信が行えない場合に、オーダ端末1のプロセッサ11が自律動作出来るようにしてもよい。例えば、ACT117で注文を管理サーバ8に送信できない場合に厨房端末7に調理開始を指示したり、ACT132で会計通知を管理サーバ8に送信できない場合に会計端末4に会計処理を指示したり出来るようにする。この場合には、補助記憶デバイス13に注文情報などを保持しておき、管理サーバ8との通信が回復したときに、それら保持しておいた情報を渡すようにする。
【0168】
この他、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0169】
1…オーダ端末、 2…カメラ、 3…プリンタ、 4…会計端末、 5…通信ユニット、 6…コンソール、 7…厨房端末、 8…管理サーバ、 9…ネットワーク、 11,81…プロセッサ、 12,82…メインメモリ、 13,83…補助記憶デバイス、 14,84…通信インタフェース、 15,85…バスライン、 16…表示デバイス、 16D…表示部、 17…入力デバイス、 18…近距離無線通信ユニット、 111,811…操作受付部、 112…表示制御部、 113,813…オーダ決定部、 131,831…メニューデータベース、 132…顧客テーブル、 812…オーダ端末表示制御部、 832…顧客データベース、 8321…顧客情報レコード、 833…注文データベース、 AB1,AB2…アバター、 AR1…ログイン領域、 AR2…第1メニュー品目表示領域、 AR3…第2メニュー品目表示領域、 AR4…メニュー品目選択領域、 AR5…第1カスタム品目表示領域、 AR6…第2カスタム品目表示領域、 F1,F2,F3,F4,F5,F6…フィールド、 FD…飲食物、 IC1…インフォメーションアイコン、 IC2…メニュー切り替えアイコン、 IC3…ヘルプアイコン、 IC4…OKアイコン、 IC5…会計アイコン、 IM1…原寸サイズ画像、 IM2…カスタマイズ適用画像、 ME1…ログインメッセージ、 MI…詳細情報、 OA…他者アバター、 RB…範囲バー、 SC1…初期画面、 SC2…メニュー画面、 SC3…カスタム画面、 SC4…反映画面、 SC5…待機画面
、 SI…量変更指標、 SP…スマートフォン、 SW…数量変更スイッチ、 TBL…テーブル。

図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
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図15
図16