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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024119682
(43)【公開日】2024-09-03
(54)【発明の名称】介護用手袋
(51)【国際特許分類】
   A41D 19/00 20060101AFI20240827BHJP
   A41D 13/08 20060101ALI20240827BHJP
【FI】
A41D19/00 C
A41D13/08 101
A41D19/00 N
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023026758
(22)【出願日】2023-02-22
(71)【出願人】
【識別番号】513007930
【氏名又は名称】テクナード株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100166800
【弁理士】
【氏名又は名称】奥山 裕治
(74)【代理人】
【識別番号】100167438
【弁理士】
【氏名又は名称】原田 淳司
(72)【発明者】
【氏名】原 真澄
【テーマコード(参考)】
3B011
3B033
3B211
【Fターム(参考)】
3B011AA07
3B011AB09
3B011AC18
3B033AA10
3B033AA11
3B033AA12
3B033AA13
3B033AB04
3B033AB07
3B033AB09
3B033AC01
3B033AC08
3B211AA07
3B211AB09
3B211AC18
(57)【要約】
【課題】吸湿性及び抗菌性に優れた介護用手袋を提供する。
【解決手段】手指Fを収納し保持する手指部1と、手首を収納し保持する手首部2とを有する手袋本体10と、手首部2を締め付けて固定するベルト部3とを備え、手首部2の上部21及び下部22に設けた一対のホック41,42により、ベルト部3の一部を上下から挟むようにして覆い隠すように係止する介護用手袋であって、手袋本体10は、シリカゲルとポリアミド樹脂とを含有する吸湿層の表面及び裏面に抗菌層11,12を形成してなる生地により構成されている介護用手袋。
【選択図】図4

【特許請求の範囲】
【請求項1】
手指を収納し保持する手指部と、手首を収納し保持する手首部とを有する手袋本体と、
前記手首部を締め付けて固定するベルト部とを備え、
前記手首部の上部及び下部に設けた一対のホックにより、前記ベルト部の一部を上下から挟むようにして覆い隠すように係止する介護用手袋であって、
上記手袋本体は、シリカゲルとポリアミド樹脂とを含有する吸湿層の表面及び裏面に抗菌層を形成してなる生地により構成されている介護用手袋。
【請求項2】
上記ホックは面ファスナーを介して上記手首部の上部及び下部にそれぞれ設けられている
請求項1に記載の介護用手袋。
【請求項3】
上記ホックは、中央を押すと外れる仕組みのタッチホックである
請求項1または2に記載の介護用手袋。
【請求項4】
上記手指部の手のひら側に非屈曲性板状部材が挿入されている
請求項1または2に記載の介護用手袋。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は介護用手袋に関し、さらに詳しくは、要介護者が着用する介護用手袋に関するものである。
【背景技術】
【0002】
一般に、介護用手袋は、要介護者が危険な行為やおむついじりがみられるとき、一時的に使用することで医療行為や介護をサポートする目的で使用される。このような介護用手袋は、着用者に容易に着用させることが可能であり、着用させた手袋を着用者が容易に取り外すことが困難であることが要求される。
【0003】
従来、介護用手袋としては、例えば、手指を挿入した手袋本体を、リストバンドにて手首から外れないようにしたもの(特許文献1)等が提案されてきた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2013-117085号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、従来の介護用手袋は、手から出る汗等の湿気を除去する吸湿性の点で改良の余地があり、また、衛生対策の点でも改良の余地があった。
【0006】
そこで、本発明ではこのような背景の下において、吸湿性及び抗菌性に優れた介護用手袋を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
しかるに本発明者は、かかる事情に鑑み鋭意研究を重ねた結果、手袋本体の材質に着目し、シリカゲルとポリアミド樹脂とを含有する吸湿層の表面及び裏面に抗菌層を形成してなる生地により構成することで、吸湿性及び抗菌性に優れることを見出し、本発明を完成した。
【0008】
すなわち、本発明は、以下の態様を有する。
[1]
手指を収納し保持する手指部と、手首を収納し保持する手首部とを有する手袋本体と、
前記手首部を締め付けて固定するベルト部とを備え、
前記手首部の上部及び下部に設けた一対のホックにより、前記ベルト部の一部を上下から挟むようにして覆い隠すように係止する介護用手袋であって、
上記手袋本体は、シリカゲルをとポリアミド樹脂と含有する吸湿層の表面及び裏面に抗菌層を形成してなる生地により構成されている介護用手袋。
[2]
上記ホックは面ファスナーを介して上記手首部の上部及び下部にそれぞれ設けられている[1]に記載の介護用手袋。
[3]
上記ホックは、中央を押すと外れる仕組みのタッチホックである[1]または[2]に記載の介護用手袋。
[4]
上記手指部の手のひら側には、非屈曲性板状部材が挿入されている[1]~[3]のいずれかに記載の介護用手袋。
【発明の効果】
【0009】
本発明は、シリカゲルとポリアミド樹脂とを含有する吸湿層の表面及び裏面に抗菌層を形成してなる生地により手袋本体を構成しているため、吸湿性及び抗菌性に優れる。
【0010】
そして本発明のなかでも上記ホックは面ファスナーを介して前記手首部の上部及び下部にそれぞれ設けられていると、ホックによる係止効果と面ファスナーによる係止効果の相乗効果により、着用者がホックを容易に取り外すことができなくなる。
【0011】
そして本発明のなかでも一対のホックが中央を押すと外れる仕組みのタッチホックであると、着用者がホックを容易に取り外すことができなくなる。
【0012】
そして本発明のなかでも手指部の手のひら側に、非屈曲性板状部材が挿入されていると、着用者の手のひらの動きが拘束され、着用者が手指を使いにくくなるため、危険な行為やおむついじりを予防することができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】本発明の一態様に係る介護用手袋の正面図である。
図2】本発明の一態様に係る介護用手袋の背面図である。
図3図1の介護用手袋のホックを係止する前の状態を示す図である。
図4図1の介護用手袋のA-A線断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本発明の一態様に係る介護用手袋について、図面を参照して説明する。なお、本発明は、以下の実施形態に限定されるものではない。
【0015】
図1は本発明の一態様に係る介護用手袋の正面図である。図2は本発明の一態様に係る介護用手袋の背面図である。図3図1の介護用手袋のホックを係止する前の状態を示す図である。図4図1の介護用手袋のA-A線断面図である。
【0016】
本実施形態の介護用手袋の全体構成について、主に図1図4を用いて説明する。
本実施形態の介護用手袋100は、手袋本体10と、ベルト部3と、一対のホック41,42とを備えている。
【0017】
<<手袋本体>>
主に図1図4を用いて説明する。
手袋本体10は、主に着用者の手首近傍を収納し保持する手首部2と、主に着用者の手首より先の部分(手の甲、手のひら、5本の手指F)を収納し保持する手指部1とを有している。
【0018】
<手指部>
主に図1図4を用いて説明する。
手指部1は、主に着用者の手首より先の部分(手の甲、手のひら、5本の手指F)を収納し保持できるように、全体としてミトン状の外観を呈している。
手指部1の幅は、通常、170~190mm、好ましくは180mmである。手指部1の長さは、通常、310~330mm、好ましくは320mmである。
【0019】
<手首部>
主に図3を用いて説明する。
手首部2は、主に着用者の手首近傍を収納し保持する構成であれば特に限定はないが、本実施形態では、手首部2の表側(手の甲側)は、上部21と下部22とからなり、中心線Xで上下に折り返すことができるように構成されている。
手首部2は、手指部1よりも幅が狭い、楕円形状である。
手首部2の幅は、通常、90~110mm、好ましくは100mmである。手指部1の長さ(上部21+下部22)は、通常、210~230mm、好ましくは220mmである。
なお、上部21と下部22は、幅、長さとも略同じ形状である。
【0020】
<ベルト部>
主に図3を用いて説明する。
ベルト3部は、着用者の手首周囲を締め付けて固定する締付ベルト31と、締付ベルト31を通すベルトループ32と、締付ベルト31の長さ調整のために締付ベルト31の折り返し部分に設けられるカン金具(ここではDカン)33とを備えている。
【0021】
〔締付ベルト〕
主に図2図3を用いて説明する。
締付ベルト31の片面(手の甲側)は、図3に示すように、手首部2の下部22側に縫製等により取り付けられている。また、締付ベルト31の片面(手のひら側)は、図2に示すように、手首部2に縫製等により取り付けられている。
【0022】
締付ベルト31の一部には、図3に示すように、面ファスナー(メス)34と面ファスナー(オス)(図示せず)が設けられている。
面ファスナーは、オスとメスとの一対で使用され、面ファスナーのフック(チクチクする硬い方)面(A面、凸面)を「オス」、面ファスナーのループ(ふわふわした柔らかい方)面(B面、凹面)を「メス」とする。
【0023】
締付ベルト31は、Dカン33を通して手のひら側から手の甲側に回して折り返すと、面ファスナー(オス)43と面ファスナー(メス)とで係止でき長さ調整できるため、手首周囲を締め付けて固定することができる。
【0024】
締付ベルト31の幅は、通常20~30mm、好ましくは25mmである。締付ベルト31の長さは、通常、370~390mm、好ましくは380mmである。
面ファスナー(オス・メス)の幅は締付ベルト31の幅と略同様であり、面ファスナー(オス・メス)の長さは締付ベルト31の長さよりも短く、好ましくは100mmである。
Dカン33のサイズは、特に限定はないが、好ましくは26mmである。
【0025】
〔ベルトループ〕
本実施形態では、締付ベルト31を通すベルトループ32は、表面(手の甲)側に1個(図3参照)、裏面(手のひら)側に2個(図2参照)設けられているが、特に限定されるものではない。
【0026】
<ホック>
主に図3図4を用いて説明する。
ホックは、締付ベルト31を上下から挟むようにして覆い隠すように係止する一対のホック(オス)41とホック(メス)42とからなる。
【0027】
ホックの種類は特に限定はないが、中央を押すと外れる仕組みのタッチホック(TH)が好ましく、具体的には、モリトアパレル社製のTH-18(18mmサイズ)が使用される。タッチホックであれば、着用者がホックを容易に取り外すことができないため好ましい。
【0028】
〔面ファスナー〕
ホック(オス)41は、面ファスナー(メス)43を介して手首部2の上部21側に設けられている。また、ホック(メス)42は、面ファスナー(オス)44を介して手首部2の下部22側に設けられている。
このように、ホック41,42と面ファスナー43,44によって、締付ベルト31を上下から挟むようにして覆い隠すように係止するため、ホックによる係止効果と面ファスナーによる係止効果の相乗効果に着用者がホックを容易に取り外すことができなくなる。
【0029】
ここでは、面ファスナー(メス)43を手首部2の上部21側、面ファスナー(オス)44を手首部2の下部22側に設けているが、オスとメスとが逆であっても差し支えない。
【0030】
<抗菌層>
主に図4を用いて説明する。
本実施形態では、手袋本体10(手指部1及び手首部2)は、図4に示すように、抗菌層11と抗菌層12との間に、シリカゲルとポリアミド樹脂とを含有する吸湿層(図示せず)を介在させた生地により構成されていることが最大の特徴である。
なお、本実施形態では、手袋本体10の周囲は、ポリエステル等により縁取り13されている。
抗菌層11,12の材質は特に限定はないが、抗菌剤を練り込んだポリエステル糸が好ましい。具体的には、抗菌剤を練り込んだ抗菌ポリエステル糸(リブフレッシュ(登録商標)Pスーパー、KBセーレン社製)と、吸水速乾ポリエステル糸(ソアリオン(登録商標)YC、KBセーレン社製)とを織編したポリエステル糸があげられる。このポリエステル糸を使用することにより、銀イオンの優れた抗菌効果によりさまざまな菌の増殖を抑制できるとともに、Y型異型断面の毛細管現象により水分を素早く吸収・乾燥して手袋内を快適に保つことができる。また、吸水速乾性に優れるため、洗濯しても直ぐに乾くという利点もある。
【0031】
抗菌層11,12の厚さは、通常0.1~1mmであり、好ましくは0.2~0.8mmである。
【0032】
<吸湿層>
吸湿層は、シリカゲルとポリアミド樹脂とにより構成されている。
【0033】
〔シリカゲル〕
シリカゲルは、吸湿機能に優れているため、手から発汗する汗を吸湿することができる。
【0034】
また、シリカゲルは水分の他に空気中に飛散する臭いの元であるアンモニア、トリメチルアミン、硫化水素、メルカプタンや、加齢臭の原因となるノネナールガス等も吸着する消臭機能も有する。
本発明の介護用手袋の着用者は、痴呆症等の症状が重たい患者等を想定しており、「便を触る(弄便ろうべん)」等の認知症の周辺症状(BPSD)や、入浴が制限される場合も多いと思われ、体臭等の臭いの面でも問題があるが、本発明の介護用手袋によれば、シリカゲルによる消臭効果を得ることができる。
【0035】
シリカゲルの粒は、多数の微細貫通孔を有しており、高湿度雰囲気下では表面吸着又は毛細管現象により空気中の水分を吸収し、乾燥雰囲気下では吸収した水分を放出し得る機能を有するものが好ましい。そのため、かかる吸湿機能及び放湿機能を良好にするべく、本実施形態におけるシリカゲルには微細空間容積が0.5~1.0ml/g及び表面積が350~650m/gの範囲内にあるものが好ましい。
【0036】
また、微細貫通孔の孔径は30~120オングストロームのものが吸湿機能等を良好に発揮する上で好ましい。
【0037】
〔ポリアミド樹脂〕
本実施形態でのポリアミド樹脂は、シリカゲルを抗菌層11,12に接着するためのいわゆるバインダーとしての役割を果たすものである。
シリカゲルとポリアミド樹脂との配合割合は特に限定はないが、シリカゲル40~80重量%:ポリアミド樹脂60~20重量%が好ましく、特に好ましくはシリカゲル50~70重量%:ポリアミド樹脂50~30重量%、最も好ましくはシリカゲル60重量%:ポリアミド樹脂40重量%である。このような範囲であれば、ポリアミド樹脂がシリカゲルを抗菌層に接着するためのバインダーとしての役割を良好に果たすからである。
【0038】
シリカゲルとポリアミド樹脂とを所定の割合で配合したものを、抗菌層の片面にコーティング加工(シングルドット加工)することにより、シリカゲルがドット状に転写、固着させて吸湿層を形成することができる。
【0039】
〔吸湿シートの作製〕
シリカゲルとポリアミド樹脂とを所定の割合で配合したものを、抗菌層の片面に、転写、固着させて吸湿シートを作製する。具体的には、シリカゲル60重量%とポリアミド樹脂40重量%とを配合し、これを抗菌層(抗菌剤を練り込んだポリエステル糸)の片面にコーティング加工(シングルドット加工)(条件:ヒートロール温度:150~250℃、加工速度:1~10m/分)してシリカゲルをドット状に転写、固着させて吸湿層を形成する。ドット状に転写されたシリカゲルの表面にポリアミド樹脂が存在するため、バインダーを使用することなく他の素材(例えば、抗菌層)と接着することができる。
【0040】
吸湿シートの吸湿層は、シリカゲルがドット状に転写・固着させており、ドット間に空間があるため、通気性に優れている。
【0041】
<非屈曲性板状部材>
主に図4を用いて説明する。
手指部1の手のひら側の抗菌層11と抗菌層12との間には、図4に示すように扁平状の非屈曲性板状部材50が挿入されている。そのため、着用者の手のひらの動きが拘束され、着用者が手指を使いにくくなるため、危険な行為やおむついじりを予防することができる。
非屈曲性板状部材50は、屈曲しない部材であれば特に限定はなく、例えばプラスチック製の板状部材等が使用できる。
非屈曲性板状部材の幅は、通常140~160mm、好ましくは150mmである。非屈曲性板状部材の長さは、通常、165~185mm、好ましくは175mmである。
なお、図示しないが、前述の吸湿層は、抗菌層11と非屈曲性板状部材50との間、抗菌層12と非屈曲性板状部材50との間にも形成されている。
【0042】
<変形例>
以上、一実施形態に係る介護用手袋を説明したが、本発明はこの実施形態に限られるものではなく、例えば、以下のような変形例であってもよい。また、実施形態と変形例とを組み合わせたものでもよいし、変形例同士を組み合わせたものでもよい。また、実施形態や変形例に記載していない例や要旨を逸脱しない範囲の設計変更があっても本発明に含まれる。
【0043】
〔粘着層〕
抗菌層11(または抗菌層12)と吸湿層との間には、必要に応じて粘着層を形成しても差し支えない。
【0044】
〔基材シート〕
抗菌層11と吸湿層の間には、基材シートを介在させても差し支えない。また、抗菌層12と吸湿層の間にも、基材シートを介在させても差し支えない。
基材シートは、特に限定はないが、通気性を備え、空気や湿分を透過可能なものが好ましく、例えば不織布、織布、編物等が用いられる。基材シートの材質としては、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)等のポリエステル樹脂、ポリプロピレン樹脂等の合成樹脂、レーヨン等が使用できる。
【0045】
〔吸湿層〕
実施形態においては、吸湿層の材質としてシリカゲルを使用したが、吸湿機能を有するものであればシリカゲルに限定されるものではなく、例えば、ゼオライト、トルマリン等の天然多孔石、備長炭等の炭材や活性炭、パーライト、ケイ酸ソーダ等を使用することもできる。これらは単独でもしくは2種以上併用することができる。
【0046】
〔カン金具〕
実施形態では、カン金具としてDカン33を使用したがこれに限定されるものではなく、例えば丸カン等であっても差し支えない。
【産業上の利用可能性】
【0047】
本発明の介護用手袋は、吸湿性及び抗菌性に優れるため、今後の高齢社会に向けて大いに期待される。
図1
図2
図3
図4