(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024119700
(43)【公開日】2024-09-03
(54)【発明の名称】放射能を持つ土、水、使用済核燃料を活用するシステム
(51)【国際特許分類】
G21F 9/34 20060101AFI20240827BHJP
G21H 5/00 20060101ALI20240827BHJP
G21H 5/02 20060101ALI20240827BHJP
【FI】
G21F9/34 Z
G21H5/00 M
G21H5/02
【審査請求】有
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023026783
(22)【出願日】2023-02-22
(71)【出願人】
【識別番号】000211569
【氏名又は名称】中松 義郎
(72)【発明者】
【氏名】中松 義郎
(57)【要約】
【課題】
処置が困っている放射性物質を自動運転等に活用する。
【解決手段】
処置が困っている放射性物質の活用。
【選択図】
図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
福島原発事故による除染による被爆土、汚染水、処理済汚染水、使用済核燃料を道路や海路に敷設する事により車や船の自動方向運転をせしめ得る事を特徴とする放射性物質を活用したシステム及び装置。
【請求項2】
請求項1に於いて、放射線を使用する為に受信装置を設けた車、受信船、施工具装置、計測器、紙幣、発電器、蓄電器、又は駆動装置である事を特徴とする放射性物質を活用したシステム及び装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
現在使用法がない、又は、取り扱いに困っている放射性物質の活用に関する製品と方法。
【背景技術】
【0002】
原発の使用済核燃料の処理方法は地下300メートルに10万年埋めるという案があるが、それが決まっていない。それを理由に河野氏は原発に反対しているが、カーボンゼロのため原発再開の方向である。
また、福島原発事故のため放射能をかぶった土地の表面の土を削り、仮置き場に置いてあるが、その先の置き場が見つからないので、放置されており困っている。
又、福島第一原発事故で溶け落ちた核燃料を冷やした水に原子炉建屋に流入した地下水などが混ざり汚染水が発生。今も1日約150トン。東電はALPSで処理しているが、東電が放射能汚染された湧水を処理しているが、それでも取り切れないトリウム放射能汚染水のタンク(2020年9月で1236トン)の置き場所が一杯で、もうタンクが増やせず薄めて海へ放水せざるを得ないがこれに漁民は反対している。
これに加えALPSを通していないストロンチウムなどを除去した水がある。13年8月にはタンクから300トンの汚染水が漏れた。
一方別に、自動車や船の自動運転は今もって完成していないという問題がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
1.使用済原発燃料の処理法
2.福島原発事故による被爆土の処理
3.福島原発事故による処理済汚染水と未処理汚染水の処理法。
4.自動車や船の自動衝突防止やレベル5の自動運転システム。
5.周辺地図や海図情報が無くて変化しても車や船が自動運転で
きるシステム。
6.新しい医学的活用
7.新しいウォーニングシステム
8.針や目盛の新しい目立ち方
9.新しい偽札防止札
10.新しいバッテリ
11.新しい液晶
12.新しいモニタ等磁気製品
【課題を解決するための手段】
【0004】
上記課題の解決を達成するため、本発明は原発使用済核燃料や被爆土や汚染水を活用して課題を解決する。
【発明の効果】
【0005】
1.使用済原発燃料の処理法
2.福島原発事故による被爆土の処理
3.福島原発事故による処理済汚染水と未処理汚染水の処理法。
4.自動車や船の自動衝突防止やレベル5の自動運転システム。
5.周辺地図や海図情報が無くて変化しても車や船が自動運転で
きるシステム。
6.新しい医学的活用
7.新しいウォーニングシステム
8.針や目盛の新しい目立ち方
9.新しい偽札防止札
10.新しいバッテリ
11.新しい液晶
12.リチウムイオン電池やモータ等磁気製品を中国やミャンマーからのレアアースに頼らずに自由且つ大量に安価に製造できる。
1の原子力発電所の使用済核燃料の地下貯蔵が出来ておらず、地下に貯めたとしても10億万年待たねばならない。
2の福島原発事故により最終行き場のない被爆した土の処分や、水処理しても取り切れないトリウム放射線汚染水のタンクの設置場所がもうなくなり、解決法が見いだせない事を解決し、土や水を利用出来、処分されないままの原発の使用済み核燃料を活用する事も出来るので、CO2制限の原発建設が再開出来るという我が国の国家未解決大問題を本発明により解決出来るという国家的大効果がある。
【0006】
一方、自動運転も世界的に完璧なものは未だ完成しておらず、例え完成しても現在の方法では地図情報は常に変わるので、永久に完成しないなど多くの障害があり遅々とした歩みでどこも完成していない。しかし本発明により地図情報が変わっても、自動運転が可能になる。
更に本発明は高度医療や新型インディケータ偽札防止等に使用出来るという効果があり、これら国家にとっての大問題を一挙に解決する効果がある国家的大発明である。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【
図1】本発明を道路上に施工する本発明第1実施形態の説明図。
【
図2】道路上に凸状態に設けられた本発明第2実施形態の図。
【
図3】道路上にフラットに設けられた本発明第3実施形態の図。
【
図4】分岐道路上に設けられた本発明第4実施形態の図。
【
図5】分岐道路上にスポット状に設けられた本発明第5実施形態の図。
【
図6】1セットのセンサを設けた自動運転車の本発明第6実施形態の横断面図。
【
図7】2セットのセンサを設けた自動運転車の本発明第7実施形態の横断面図。
【
図8】
図7の上面図であって本発明の第8実施形態。
【
図11】本発明第10実施形態の自動車の機能説明平面図。
【
図12】本発明の第11実施形態でガードレールにした平面図。
【
図13】本発明実施の海底に設けられたケーブルと自動運転船の本発明第12実施形態の説明図。
【
図15】湾港等浅瀬乗上防止の本発明の第12実施形態の上面図。
【
図16】医療用に使用する本発明第13実施形態及び本発明第14実施形態。
【
図19】ウォーニングテープ等ウォーニングに使用した本発明第18実施形態。
【
図20】お札偽造防止に使用した本発明第19実施形態。
【
図21】精子の増強に使用した本発明第20実施形態。
【
図22】原子力電池に使用した本発明第21実施形態。
【
図23】ベータボルタ電池に使用した本発明第21実施形態。
【
図24】リチウムイオンバッテリ、液晶、モータのレアメタルに代わって本発明を使用するときのフローを示す本発明第22実施形態。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下本発明の実施形態について、図面を参考しながら説明する。
【0009】
原子力発電の使用済核燃料の処置も、福島の原発事故の後処理も未だ解決していない。福島の地面に降りた放射線を地表を削ってその土を中間処理場に置いてあるが、最終処理場が未解決であり、放射線汚染土の行き場がない。
【0010】
更に原発の湧水の放射線処理をしてもトリウムは除去出来ず、この汚染水をタンクに貯蔵してあるがタンク設置の余地が一杯でこれ以上汚染水を保存する余地がなくなっており、海へ放水を提案しているが、風評被害や漁業に影響するとして漁民が反対している事である。
【0011】
これとは全く別の問題であるが次世代自動車や船のハイレベル自動衝突防止や自動運転の実施の目処が立たず滞っている。又、出来たとしても地図情報は常に変化し、改変せねばならず不安定である。
本発明は、これら国家的大問題を一挙に解決する重要な発明である。
【0012】
[第1実施形態]
第1図は本発明実施形態の第1例で、前記汚染土や使用済燃料をそのまま又は粉砕したもの1に接着剤11や必要ならば色素(例えば黄色)12、等を混合したもの13を道路斜線引機2に入れ、その吐出口3から出して道路4に車線10を引く。線ではなくスポット101でもよい。
【0013】
[第2実施形態]
図2はこの状態の道路の横断面図である。汚染土による車線13は道路4より盛り上がっている。
【0014】
[第3実施形態]
図3に示す如く道路4に溝41を掘り、ここに前記13を車線材料として埋め込んでいく。道路に溝、又は穴を掘ってここに汚染土13を埋め込み地表をフラットにした本発明第3実施形態である。
図2、
図3に於いて放射線は微量なので人体に害はない。
【0015】
[第4実施形態]
図4は道路4、4‘の中央に線状に汚染土13を設けた実施例である。
【0016】
[第5実施形態]
図5は道路4、4‘の中央にドット状に汚染土13を設けたものである。
【0017】
[第6実施形態]
図6はこの車線を使用する車の本発明第6実施形態で、被爆防止のため車体20の底に放射線遮断材7を設け、その下に放射線感知センサ6を設ける。センサ6からのデータはデータ解析器8により解析され、運転機構9に伝達され、運転機構は車の方向を車線13に沿うよう自動運転する。これらの機構は公知であるので、詳細は省略する。
【0018】
[第7実施形態]
図7は左右にセンサ6L、6Rを設け、それぞれのセンサに等量の放射線入力があるように車の道路を自動運転するもので、放射線シールド板7を車体内に設け、放射線が車内に入らないようにした本発明自動運転車の実施形態である。
【0019】
[第8実施形態]
図8は
図7を上から見た図であり、タイヤ201の間を汚染土の線13が走っているのを示し、道が曲がりくねっていてもこれに対応して車が舵を切る。
図7の左センサ6Lと右センサ6Rが常に同一のインプットになるよう
図6のデータ解析器8により行われ、
図6の運転機構9に伝達され、車20の方向を変える。前後衝突はレーダー、又は下記の本発明で防止できる。
【0020】
[第9実施形態]
図9は本発明第9実施形態を示す図である。
車体20の前方、後方、下方にセンサ、前後にセンサ、ディスパッチャとを有する本発明実施例である。
車体の下方に下方センサ6と感度向上コーン60、車体20の前方にじょうご状放射線集合体60Fを持つ前方センサ6F、同じょうご状後方センサ6Rを設ける。
更に放射線前方発射器10Fは前記60Fと同様な放射能集中コーンの中に前記放射線体13を詰め込み、同様なものを車20の後方にも配置する。これが10Rである。
この様な車2台が
図9の様に接近すると後方の車20の前方から発する10Fによる放射線が前方の車20’の6Rに反応し、接近の警告を自動的に発信し(公知機構なので図示せず)30前方車のディクテーション13を後方車の感度増強コーン60Fを経てセンサ6Fに伝わり、これにより後方車20のセンサ6Fが後方車のブレーキ機構に信号を伝達する事により後方車20は停止又は減速する。
一方前方の車20’は後方センサ6Rからの信号をモータに伝え(以上、公知なので詳記せず)車20’を加速させる。
【0021】
前記により車20と車20’は自動的に近寄または衝突しなくなる。塀などの他の物の場合は10Fから出た放射線が塀などにはね返って6Fで完治して衝突しない。
又本装置を持たない一般の車の場合でも上記により衝突しない。
6は放射線を集中するコーン60を有する地面用センサで、道路に引かれた放射線13に従って車20の方向をガイドするので正しい方向に自動的に進行出来る。本発明により従来完成していなかったレベル4の自動運転が完成できる。
【0022】
[第10実施形態]
図10は本発明第10の実施形態の平面図であって下方のセンサ6を車の前後に設けたものである。地上からのラディエーションをセンサ増感用コーン60を設けた車20の前方と後方に設ける。
これにより地上のラディエーション13を車の前後に受けて、自動的に車20の進行方向を制御する。
【0023】
車20の前方には、前方センサ6Fと増感コーン60Fがあり、その増感コーン60Fの中に中央に孔11Fを設けた放射性土と接着剤13Fを設ける。
同様なもの60R、6R、13Rを車20の後方に設ける。
これにより前の車または後の車との衝突または追突を自動的に防止することが出来る。
【0024】
又、車20の四方向のコーナーに同様に6C、60C、13Cを設ける(
図11)。
これにより4つの斜め方向からの衝突を防止する事ができる。
【0025】
[第11実施形態]
図12に示すごとく、ガードレール147に本願放射線物質13をコーティングするなどして付着させる事により放射能を出させ、又、車20にその感知機能(例えば
図11の60C)により、車20はカーブや悪路であってもガードレール147にぶつからずに安全に運行出来る。
【0026】
[第12実施形態]
図13は本発明第12実施形態で船舶に本発明を使用した例を説明する。
地底42にパイプ51を這わせ、このパイプ51の中に福島原発事故等の処理済み汚染水5を充填する。
この福島原発汚染水は海に放流しようとしている。風評被害を恐れ漁民が反対してその処理に困っている。
水30に浮かぶ船舶90にはフロントセンサ6Fとリアセンサ6Rを船底に設ける。又、それぞれに感度向上コーン60F、60R等感度増幅器が設けられている。
【0027】
図14は
図13の断面で船90の前方又は後方から見た図である。船90の左右にコーン等感度増幅器60L、60Rを設けた。
左センサ6L右センサ6Rを設ける。地底42にはパイプライン51が敷設され、その中に汚染水が入っている。
【0028】
図15は、本発明パイプライン51の敷設の活用性を説明している。
図15に於いて港湾43に近いところは、浅瀬があり船が座礁する危険がある。先般も日本郵船のタンカーが外国で外国人船長のミスにより座礁し、原油が流れ出し大変な被害を出した。
本発明はこのような船長の不注意があっても自動的に事故を防止し、浅瀬を避け、本発明パイプライン51を設け、船に設けた前方左方センサ6FL方向を是正し(理論は
図6、
図7で説明した浅瀬に乗り上げない安全な海路に誘導する事により水先案内を不要にして、コストダウンで安全性を確保出来る。)
【0029】
[第13実施形態]
図16は本発明第13実施形態を示す。これは本発明のPET-CTでの応用である。
PET-CTは、全身のがんの転移などを一度に調べることが出来る。
PET-CTは、POSITRON EMISSION TOMOGRAPHY(陽電子放出断層撮影)の略であり、放射線を含む薬剤を用いる核医学検査である。
先づ
図16(A)の如く汚染土又は汚染水1の中に検査用薬(18F-FDG)100を挿入して放射能を帯びさせ、次に本発明により放射性を帯びた薬剤を(B)図に示す如く注射器101により患者103の静脈102へ注射し全身に薬が行きわたるまで1~2時間安静にする。
検査データ104は表示105されるが放射線を使用するため検査員は遠くからモニタ106で観察する。
本発明者はがんになり、この第13実施形態を自らの身体を使って実施した。
【0030】
[第14実施形態]
図16は本発明第14実施形態も示す。
これは核医学検査骨シンチグラフィである。
これは全身の骨の様子を写真に写してがんの骨への転移を調べるものである。
この場合も
図16の(A)図の如く、本発明の方法で骨の組織に集まる性質のある薬に放射性を帯びさせ、放射性医薬品をつくり、これを体内に注射し、それから出る放射線を特別なカメラで捉えて全身の骨の様子を特にがんによる骨の転移を観察する事が出来る本発明第14実施形態である(この部分は公知なので詳述しない)。
【0031】
[第15実施形態]
図17は本発明第15実施形態であって、本発明を小線源がん治療法(BRACHY THERAPY)に使用するものである。
図17に於いて(A)図の1は福島原発事故による汚染土、汚染水、デブリ、原発の使用済燃料であり、これを(B)図のカプセル107に入れ、チェーン108でつないだものである。
【0032】
1を107に入れる代わりに、
図17の図(A)の如く、1の中にチタン片100-1を入れて放射性を帯びさせて、これをチェーン108で繋げてもよい。
【0033】
次に(C)図に示す如く、前記のカプセル107又はチタン100-1を注射器101に入れ、次に(D)図に示す如く体103に発生したがんの近辺、例えば前立腺や導管の周辺に107又は100-1を注射して埋め込む。これにより107、100-1から発する放射線ががんを攻撃し、死滅させる。
本発明者は導管がんになり、本発明を実施した。
【0034】
[第16実施形態]
更にこれに加えて、本発明者が別に発明したがん治療法の発明(特許 日本特許番号6362639、米国特許番号11000408、11291583)と本発明を組み合わせる事により前記福島原発事故放射性土、水、デブリ、使用済原発燃料を活用する事が出来る。
その他図示しないが、内視鏡の先端に本発明前記放射性材料を設けて放射線治療や発光体と混合して照明とするなど、各種の医療治療や治療具に応用できるがこれらは全て本発明に属するものである。
【0035】
[第17実施形態]
図18は本発明第17実施形態で、メータに使用する本発明である。 図(A)はメータの針109が極限迄振れた警戒マーク110を本発明放射性材料による光るマーカ110を設けたものである。
図(B)は左右に振れる指針109の左右のリミット111を本発明放射性材料で行う実施例である。
前記本発明放射性材料と発光塗料をミックスしたものを塗布した実施形態は、これを時計の針や目盛に設けた物も本発明に含まれる。
【0036】
[第18実施形態]
図19は本発明第18実施形態で、ウォーニング製品としたものである。
図19(A)は立入禁止などウォーニングテープで(B)図の如く、テープ担体112の上に
図1の放射性物資13と発光体等を混ぜたもの113をコーティングしたものである。
図(C)は図(B)の112、113の上にさらに、プロテクティブシート114をラミネートまたは貼り合わせる。テープ担体112と感圧性接着剤115をコーティングし、その上(図では下)にリリースライナ116を貼り合わせたものである。
このリリースライナ116を剥がし、図(D)の如き板117の周辺118に貼るなどしてウォーニング板とする等の本発明ウォーニング製品の一例を説明した。
【0037】
[第19実施形態]
図20は本発明第19実施形態の紙幣119を示す。お札には「壱万円」等の印刷120、121の下方にはホログラムで1000と出たり130、日銀マーク131が出たりするが、それら以外に例えば人物像の目132に本発明放射線材料13を入れて印刷したり、コーティングしたり(人物の目以外の他の紙幣部分でも本発明に含まれる)して、お札の偽造防止とするのが本発明第19実施形態である。
【0038】
そのほか本発明お札は、印刷物を見るだけで真偽判別できる。光に透かす、傾けて見ることによって、何も道具を使わずにそれが本物であるか偽物であるかを判断することができる。
更に本発明お札は、道具を使うことによってお札を真偽判別できる。ルーペで模様を拡大して見る。また、特殊なシートを重ねて見る。特殊なカメラで撮影するなど様々な方法により、本発明により偽物を発見できる。
そして本発明紙幣は紙幣を斜めから見ると、別の模様が現れる。
そして本発明紙幣は見る角度を変えることにより、光沢を持った複数の模様が現れる事により偽物を見つける。
そして本発明の紙幣はコピー機で複写すると、目では見えにくい文字や図形が出現し本発明で、まったく別の模様が現れる。
また、本発明の紙幣は赤外線で写真画像を見ると、まったく見えなかった隠し画像が現れる。
又、本発明の紙幣は印刷物に特殊な透明シートを重ね合わせると、見えていた模様が別の模様へと明瞭に変わる。
又、特殊形状スクリーン。本発明の紙幣はコピー機で再現することが困難な、特殊な形状の網点により、模様を表現する。
【0039】
[第20実施形態]
図21に本発明第20実施形態を示す。これは「精子の増強」である。パンツ又はふんどし145の中に放射線源1を仕込み、これを人103が履くことにより性器146付近に位置させ、充分放射線がかかるようにする事により「精子を増強」し得る発明である。
【0040】
[第21実施形態]
図22、
図23は本発明第21実施形態の「原子力電池」(
図22)又は「放射線による発電」「ベータボルタ電池」(
図23)である。150は電極であり、炭化珪素等が使われ、144はベータ線である。
図22は、原子力電池であるが、低温と放射性物質の放射性崩壊によって発生する崩壊熱を熱源とし高温部を設け、温度差でゼーベック効果を用いて発電すると同時に、ベータ崩壊による電子も取り込む。その放射性崩壊する物質を本発明放射性物質1とするものである。
図23は、ベータボルタ電池であり、p型ダイヤモンド152とn型ダイヤモンド151を接合させ、本放射性物質13のベータ崩壊で放出した電子により電池として利用する。13は本発明放射性物質1を直接用いたり、C14同位体に本発明放射性物質1を含有させることで安全にベータ線を利用する事が出来る。
本発明放射性物質1を使用する事により発電出来るが前記以外にも本願放射能土と発光素子を組み合わせる事で発電出来るし、その理論と構造は公知であるので、ここに詳記しないがその放射線源として本願放射線源1を使用するのが本発明第21実施形態である。
【0041】
[第22実施形態]
図24は、用いる物質のフローを示すフローチャートである。
(A)はリチウムイオンバッテリ、(B)は液晶、(C)はモータのそれぞれに、レアアースではなく本発明放射性物質1を含有させることを特徴とする発明である。
(A)は電解液のリチウム又はコバルトを、ナトリウム系電解液とし本発明放射性物質1を含有させる。
(B)透明電動フィルムにインジウムを用いず、本発明放射性物質を含有させる。
(C)モータ用ネオジウム磁石に本発明放射性物質を含有させる。
リチウムイオンバッテリ157はリチウム、コバルトなどレアアース156が必要であるが、レアアースはChina, Myanmar等産地が限定され入手困難や高値となっている。又、液晶159にはセリウム、インジウム158が重要であり、又、モータ162にはネオジウム161が重要である。
これらに代わって本願放射性物質1、160、163を使用することによりレアアースを使用しなくてすむので、製造業者は大変助かりコストダウンにもなる。
レアアースを本願放射性能体1に入れ替えるのが本発明第22実施形態である。
【産業上の利用可能性】
【0042】
本発明により、使用済の核燃料の廃棄問題の解決ができ、福島原発事故による被爆土処理問題が解決出来、福島原発事項による汚染水処理が漁師に迷惑をかけずに解決出来、自動運転を地図情報無しに確実に行うことができるので、産業上の利用可能性が非常に大きい。
【符号の説明】
【0043】
1 福島原発事故等で除染により生じた汚染土
11 接着剤
12 色素(黄色や白色など)
13 1、11、12の混合物、放射性物質
2 道路斜線引機
3 道路斜線引機
4、4‘ 道路
41 道路に掘られた13を入れる溝
42 海底
43 港湾
5 福島原発事故で発生した処理済み汚染水や汚染土
51 海底に這わせたパイプ
6 車体下に設けられたガイガー計などセンサ
6L、6R 左右または前後のセンサ
60、60L,60R,60F,60R,60DF,60DR,60C 左右、前後、下前下後、又はコーナーの感度向上コーン
61 車体下に設けられた左センサ
62 車体下に設けられた右センサ
63 船の前方センサ
64 船の後方センサ
65 船の左方センサ
63 船の右方センサ
7 車や船の下に設けられた放射線遮断板
71 車内設けられたシールド板
8 車に設けられたセンサ6からの入力を解析して運転機構に伝える装置
9 8からの信号により方向を変えるなど運転機構に指令する装置
10 13が道路に線として盛られた線の断面及び道路に埋め込まれた断面
20 タイヤ
30 海面
90 船
100検査用薬(18F-FDG)
100―1チタン、チタン片
101 注射器
102 静脈
103 患者
104 検査データ
105 表示
106 モニタ
107 カプセル
108 チェーン
109 針
110 極限に触れる限度を示す目盛
111 左右に振れる限度を示す目盛
112 テープ担体
113 放射性物資13と発光体等を混ぜたもの
114 プロテクティブシート
115 感圧性接着剤
116 リリースライナ
117 看板
118 板117の周辺
119 紙幣
120 金額表示
121 金額表示
130 放射性物資13含有ホログラム金額表示
131 放射性物資13含有ホログラムマーク表示
132 放射性物資13含有ホログラム人物像の目
150 電極
151 n型ダイヤモンド
152 p型ダイヤモンド
153 電極
154 電極
155 電極間に電力発生
156 レアアース
157 リチウムイオンバッテリ
158 セリウム、インジウム
159 液晶
160 本発明の放射性物質1
161 ネオジウム
162 モータ
163 本発明の放射性物質1
144 ベータ線
145 ふんどし
146 性器
147 ガードレール
【手続補正書】
【提出日】2024-06-14
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
人体に害が出ない量の放射性物質を含有する材料を、道路又は海底又は車や船等移動体又はガードレール又は湾岸に設け、放射線の受信装置を車や船等移動体に設ける事により、前記移動体の方向をガイド又は前後の移動体同士の接近防止、する機能とした事を特徴とする放射性物質を活用したシステム及び装置。
【請求項2】
人体に害が出ない量の放射性物質を含有する発光塗料を塗布し発光又は識別機能を設けたことを特徴とする施工具装置、計測器、紙幣、発電器、蓄電器又は駆動装置。
【請求項3】
人体に害が出ない量の放射性物質を含有する、ナトリウム系電解液、透明電導フィルム又はネオジウム磁石とする事を特徴とするリチウムイオンバッテリ、液晶又はモータ。
【請求項4】
人体に害が出ない量の放射性物質を封入したカプセル、又は前記人体に害が出ない量の放射性を帯びさせたチタン片を、チェーンで連結し体に埋め込むことを特徴とする治療具。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
現在使用法がない、又は、取り扱いに困っている放射性物質の活用に関する製品と方法。
【背景技術】
【0002】
原発の使用済核燃料の処理方法は地下300メートルに10万年埋めるという案があるが、それが決まっていない。それを理由に河野氏は原発に反対しているが、カーボンゼロのため原発再開の方向である。
また、福島原発事故のため放射能をかぶった土地の表面の土を削り、仮置き場に置いてあるが、その先の置き場が見つからないので、放置されており困っている。
又、福島第一原発事故で溶け落ちた核燃料を冷やした水に原子炉建屋に流入した地下水などが混ざり汚染水が発生。今も1日約150トン。東電はALPSで処理しているが、東電が放射能汚染された湧水を処理しているが、それでも取り切れないトリウム放射能汚染水のタンク(2020年9月で1236トン)の置き場所が一杯で、もうタンクが増やせず薄めて海へ放水せざるを得ないがこれに漁民は反対している。
これに加えALPSを通していないストロンチウムなどを除去した水がある。13年8月にはタンクから300トンの汚染水が漏れた。
一方別に、自動車や船の自動運転は今もって完成していないという問題がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
1.使用済原発燃料の処理法
2.福島原発事故による被爆土の処理
3.福島原発事故による処理済汚染水と未処理汚染水の処理法。
4.自動車や船の前後の移動体同士の接近防止機能で衝突防止や移動体の方向をガイドするシステム。
5.周辺地図や海図情報が無くて変化しても車や船が方向をガイドされ運転できるシステム。
6.新しい医学的活用
7.新しいウォーニングシステム
8.針や目盛の新しい目立ち方
9.新しい偽札防止札
10.新しいバッテリ
11.新しい液晶
12.新しいモニタ等磁気製品
【課題を解決するための手段】
【0004】
上記課題の解決を達成するため、本発明は原発使用済核燃料や被爆土や汚染水を活用して課題を解決する。
【発明の効果】
【0005】
1.使用済原発燃料の処理法
2.福島原発事故による被爆土の処理
3.福島原発事故による処理済汚染水と未処理汚染水の処理法。
4.自動車や船の接近防止機能で衝突防止やレベル5の自動運転システムにおける移動体の方向をガイドするシステム。
5.周辺地図や海図情報が無くて変化しても車や船が方向をガイドされ運転できるシステム。
6.新しい医学的活用
7.新しいウォーニングシステム
8.針や目盛の新しい目立ち方
9.新しい偽札防止札
10.新しいバッテリ
11.新しい液晶
12.リチウムイオン電池やモータ等磁気製品を中国やミャンマーからのレアアースに頼らずに自由且つ大量に安価に製造できる。
1の原子力発電所の使用済核燃料の地下貯蔵が出来ておらず、地下に貯めたとしても10億万年待たねばならない。
2の福島原発事故により最終行き場のない被爆した土の処分や、水処理しても取り切れないトリウム放射線汚染水のタンクの設置場所がもうなくなり、解決法が見いだせない事を解決し、土や水を利用出来、処分されないままの原発の使用済み核燃料を活用する事も出来るので、CO2制限の原発建設が再開出来るという我が国の国家未解決大問題を本発明により解決出来るという国家的大効果がある。
【0006】
一方、自動運転も世界的に完璧なものは未だ完成しておらず、例え完成しても現在の方法では地図情報は常に変わるので、永久に完成しないなど多くの障害があり遅々とした歩みでどこも完成していない。しかし本発明により地図情報が変わっても、自動運転における移動体の方向をガイドするシステムが可能になる。
更に本発明は高度医療や新型インディケータ偽札防止等に使用出来るという効果があり、これら国家にとっての大問題を一挙に解決する効果がある国家的大発明である。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【
図1】本発明を道路上に施工する本発明第1実施形態の説明図。
【
図2】道路上に凸状態に設けられた本発明第2実施形態の図。
【
図3】道路上にフラットに設けられた本発明第3実施形態の図。
【
図4】分岐道路上に設けられた本発明第4実施形態の図。
【
図5】分岐道路上にスポット状に設けられた本発明第5実施形態の図。
【
図6】1セットのセンサを設けた
移動体の方向をガイドする機能を持つ車の本発明第6実施形態の横断面図。
【
図7】2セットのセンサを設けた
移動体の方向をガイドする機能を持つ車の本発明第7実施形態の横断面図。
【
図8】
図7の上面図であって本発明の第8実施形態。
【
図11】本発明第10実施形態の自動車の機能説明平面図。
【
図12】本発明の第11実施形態でガードレールにした平面図。
【
図13】本発明実施の海底に設けられたケーブルと
移動体の方向をガイドする機能を持つ船の本発明第12実施形態の説明図。
【
図15】湾港等浅瀬乗上防止の本発明の第12実施形態の上面図。
【
図16】医療用に使用する本発明第13実施形態及び本発明第14実施形態。
【
図19】ウォーニングテープ等ウォーニングに使用した本発明第18実施形態。
【
図20】お札偽造防止に使用した本発明第19実施形態。
【
図21】精子の増強に使用した本発明第20実施形態。
【
図22】原子力電池に使用した本発明第21実施形態。
【
図23】ベータボルタ電池に使用した本発明第21実施形態。
【
図24】リチウムイオンバッテリ、液晶、モータのレアメタルに代わって本発明を使用するときのフローを示す本発明第22実施形態。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下本発明の実施形態について、図面を参考しながら説明する。
【0009】
原子力発電の使用済核燃料の処置も、福島の原発事故の後処理も未だ解決していない。福島の地面に降りた放射線を地表を削ってその土を中間処理場に置いてあるが、最終処理場が未解決であり、放射線汚染土の行き場がない。
【0010】
更に原発の湧水の放射線処理をしてもトリウムは除去出来ず、この汚染水をタンクに貯蔵してあるがタンク設置の余地が一杯でこれ以上汚染水を保存する余地がなくなっており、海へ放水を提案しているが、風評被害や漁業に影響するとして漁民が反対している事である。
【0011】
これとは全く別の問題であるが次世代自動車や船のハイレベル衝突防止や自動運転における移動体の方向をガイドするシステムの実施の目処が立たず滞っている。又、出来たとしても地図情報は常に変化し、改変せねばならず不安定である。
本発明は、これら国家的大問題を一挙に解決する重要な発明である。
【0012】
[第1実施形態]
第1図は本発明実施形態の第1例で、前記汚染土や使用済燃料をそのまま又は粉砕したもの1に接着剤11や必要ならば色素(例えば黄色)12、等を混合したもの13を道路斜線引機2に入れ、その吐出口3から出して道路4に車線10を引く。線ではなくスポット101でもよい。
【0013】
[第2実施形態]
図2はこの状態の道路の横断面図である。汚染土による車線13は道路4より盛り上がっている。
【0014】
[第3実施形態]
図3に示す如く道路4に溝41を掘り、ここに前記13を車線材料として埋め込んでいく。道路に溝、又は穴を掘ってここに汚染土13を埋め込み地表をフラットにした本発明第3実施形態である。
図2、
図3に於いて放射線は微量なので人体に害はない。
【0015】
[第4実施形態]
図4は道路4、4‘の中央に線状に汚染土13を設けた実施例である。
【0016】
[第5実施形態]
図5は道路4、4‘の中央にドット状に汚染土13を設けたものである。
【0017】
[第6実施形態]
図6はこの車線を使用する車の本発明第6実施形態で、被爆防止のため車体20の底に放射線遮断材7を設け、その下に放射線感知センサ6を設ける。センサ6からのデータはデータ解析器8により解析され、運転機構9に伝達され、運転機構は車の方向を車線13に沿うよう
ガイドする。これらの機構は公知であるので、詳細は省略する。
【0018】
[第7実施形態]
図7は左右にセンサ6L、6Rを設け、それぞれのセンサに等量の放射線入力があるように車の道路を
車の方向を車線13に沿うようガイドするもので、放射線シールド板7を車体内に設け、放射線が車内に入らないようにした本発明自動運転車
における移動体の方向をガイドするシステムの実施形態である。
【0019】
[第8実施形態]
図8は
図7を上から見た図であり、タイヤ201の間を汚染土の線13が走っているのを示し、道が曲がりくねっていてもこれに対応して車が舵を切る。
図7の左センサ6Lと右センサ6Rが常に同一のインプットになるよう
図6のデータ解析器8により行われ、
図6の運転機構9に伝達され、車20の方向を変える。前後衝突はレーダー、又は下記の本発明で防止できる。
【0020】
[第9実施形態]
図9は本発明第9実施形態を示す図である。
車体20の前方、後方、下方にセンサ、前後にセンサ、ディスパッチャとを有する本発明実施例である。
車体の下方に下方センサ6と感度向上コーン60、車体20の前方にじょうご状放射線集合体60Fを持つ前方センサ6F、同じょうご状後方センサ6Rを設ける。
更に放射線前方発射器10Fは前記60Fと同様な放射能集中コーンの中に前記放射線体13を詰め込み、同様なものを車20の後方にも配置する。これが10Rである。
この様な車2台が
図9の様に接近すると後方の車20の前方から発する10Fによる放射線が前方の車20’の6Rに反応し、接近の警告を自動的に発信し(公知機構なので図示せず)30前方車のディクテーション13を後方車の感度増強コーン60Fを経てセンサ6Fに伝わり、これにより後方車20のセンサ6Fが後方車のブレーキ機構に信号を伝達する事により後方車20は停止又は減速する。
一方前方の車20’は後方センサ6Rからの信号をモータに伝え(以上、公知なので詳記せず)車20’を加速させる。
【0021】
前記により車20と車20’は自動的に近寄または衝突しなくなる。塀などの他の物の場合は10Fから出た放射線が塀などにはね返って6Fで感知して衝突しない。
又本装置を持たない一般の車の場合でも上記により衝突しない。
6は放射線を集中するコーン60を有する地面用センサで、道路に引かれた放射線13に従って車20の方向をガイドするので正しい方向に進行出来る。本発明により従来完成していなかったレベル4の自動運転における移動体の方向をガイドするシステム、及び移動体同士の接近を防止するシステムが完成できる。
【0022】
[第10実施形態]
図10は本発明第10の実施形態の
側面図であって下方のセンサ6を車の前後に設けたものである。地上からのラディエーションをセンサ増感用コーン60を設けた車20の前方と後方に設ける。
これにより地上のラディエーション13を車の前後に受けて、自動的に車20の
前後の移動体同士の接近を防止する。
【0023】
車20の前方には、前方センサ6Fと増感コーン60Fがあり、その増感コーン60Fの中に中央に孔11Fを設けた放射性土と接着剤13Fを設ける。
同様なもの60R、6R、13Rを車20の後方に設ける。
これにより前の車または後の車との接近、衝突または追突を自動的に防止することが出来る。
【0024】
又、車20の四方向のコーナーに同様に6C、60C、13Cを設ける(
図11)。
これにより4つの斜め方向からの
移動体同士の接近と衝突を防止する事ができる。
【0025】
[第11実施形態]
図12に示すごとく、ガードレール147に本願放射線物質13をコーティングするなどして付着させる事により放射能を出させ、又、車20にその感知機能(例えば
図11の60C)により、車20はカーブや悪路であってもガードレール147にぶつからずに安全に運行出来る。
【0026】
[第12実施形態]
図13は本発明第12実施形態で船舶に本発明を使用した例を説明する。
地底42にパイプ51を這わせ、このパイプ51の中に福島原発事故等の処理済み汚染水5を充填する。
この福島原発汚染水は海に放流しようとしている。風評被害を恐れ漁民が反対してその処理に困っている。
水30に浮かぶ船舶90にはフロントセンサ6Fとリアセンサ6Rを船底に設ける。又、それぞれに感度向上コーン60F、60R等感度増幅器が設けられている。
【0027】
図14は
図13の断面で船90の前方又は後方から見た図である。船90の左右にコーン等感度増幅器60L、60Rを設けた。
左センサ6L右センサ6Rを設ける。地底42にはパイプライン51が敷設され、その中に汚染水が入っている。
【0028】
図15は、本発明パイプライン51の敷設の活用性を説明している。
図15に於いて港湾43に近いところは、浅瀬があり船が座礁する危険がある。先般も日本郵船のタンカーが外国で外国人船長のミスにより座礁し、原油が流れ出し大変な被害を出した。
本発明はこのような船長の不注意があっても自動的に事故を防止し、浅瀬を避け、本発明パイプライン51を設け、船に設けた前方左方センサ6FL方向を是正し(理論は
図6、
図7で説明した浅瀬に乗り上げない安全な海路に誘導する事により
)水先案内を不要にして、コストダウンで安全性を確保出来る。
【0029】
[第13実施形態]
図16は本発明第13実施形態を示す。これは本発明のPET-CTでの応用である。
PET-CTは、全身のがんの転移などを一度に調べることが出来る。
PET-CTは、POSITRON EMISSION TOMOGRAPHY(陽電子放出断層撮影)の略であり、放射線を含む薬剤を用いる核医学検査である。
先づ
図16(A)の如く汚染土又は汚染水1の中に検査用薬(18F-FDG)100を挿入して放射能を帯びさせ、次に本発明により放射性を帯びた薬剤を(B)図に示す如く注射器101により患者103の静脈102へ注射し全身に薬が行きわたるまで1~2時間安静にする。
検査データ104は表示105されるが放射線を使用するため検査員は遠くからモニタ106で観察する。
本発明者はがんになり、この第13実施形態を自らの身体を使って実施した。
【0030】
[第14実施形態]
図16は本発明第14実施形態も示す。
これは核医学検査骨シンチグラフィである。
これは全身の骨の様子を写真に写してがんの骨への転移を調べるものである。
この場合も
図16の(A)図の如く、本発明の方法で骨の組織に集まる性質のある薬に放射性を帯びさせ、放射性医薬品をつくり、これを体内に注射し、それから出る放射線を特別なカメラで捉えて全身の骨の様子を特にがんによる骨の転移を観察する事が出来る本発明第14実施形態である(この部分は公知なので詳述しない)。
【0031】
[第15実施形態]
図17は本発明第15実施形態であって、本発明を小線源がん治療法(BRACHY THERAPY)に使用するものである。
図17に於いて(A)図の1は福島原発事故による汚染土、汚染水、デブリ、原発の使用済燃料であり、これを(B)図のカプセル107に入れ、チェーン108でつないだものである。
【0032】
1を107に入れる代わりに、
図17の図(A)の如く、1の中にチタン片100-1を入れて放射性を帯びさせて、これをチェーン108で繋げてもよい。
【0033】
次に(C)図に示す如く、前記のカプセル107又はチタン100-1を注射器101に入れ、次に(D)図に示す如く体103に発生したがんの近辺、例えば前立腺や導管の周辺に107又は100-1を注射して埋め込む。これにより107、100-1から発する放射線ががんを攻撃し、死滅させる。
本発明者は導管がんになり、本発明を実施した。
【0034】
[第16実施形態]
更にこれに加えて、本発明者が別に発明したがん治療法の発明(特許 日本特許番号6362639、米国特許番号11000408、11291583)と本発明を組み合わせる事により前記福島原発事故放射性土、水、デブリ、使用済原発燃料を活用する事が出来る。
その他図示しないが、内視鏡の先端に本発明前記放射性材料を設けて放射線治療や発光体と混合して照明とするなど、各種の医療治療や治療具に応用できるがこれらは全て本発明に属するものである。
【0035】
[第17実施形態]
図18は本発明第17実施形態で、メータに使用する本発明である。 図(A)はメータの針109が極限迄振れた警戒マーク110を本発明放射性材料による光るマーカ110を設けたものである。
図(B)は左右に振れる指針109の左右のリミット111を本発明放射性材料で行う実施例である。
前記本発明放射性材料と発光塗料をミックスしたものを塗布した実施形態は、これを時計の針や目盛に設けた物も本発明に含まれる。
【0036】
[第18実施形態]
図19は本発明第18実施形態で、ウォーニング製品としたものである。
図19(A)は立入禁止などウォーニングテープで(B)図の如く、テープ担体112の上に
図1の放射性物資13と発光体等を混ぜたもの113をコーティングしたものである。
図(C)は図(B)の112、113の上にさらに、プロテクティブシート114をラミネートまたは貼り合わせる。テープ担体112と感圧性接着剤115をコーティングし、その上(図では下)にリリースライナ116を貼り合わせたものである。
このリリースライナ116を剥がし、図(D)の如き板117の周辺118に貼るなどしてウォーニング板とする等の本発明ウォーニング製品の一例を説明した。
【0037】
[第19実施形態]
図20は本発明第19実施形態の紙幣119を示す。お札には「壱万円」等の印刷120、121の下方にはホログラムで1000と出たり130、日銀マーク131が出たりするが、それら以外に例えば人物像の目132に本発明放射線材料13を入れて印刷したり、コーティングしたり(人物の目以外の他の紙幣部分でも本発明に含まれる)して、お札の偽造防止とするのが本発明第19実施形態である。
【0038】
そのほか本発明お札は、印刷物を見るだけで真偽判別できる。光に透かす、傾けて見ることによって、何も道具を使わずにそれが本物であるか偽物であるかを判断することができる。
更に本発明お札は、道具を使うことによってお札を真偽判別できる。ルーペで模様を拡大して見る。また、特殊なシートを重ねて見る。特殊なカメラで撮影するなど様々な方法により、本発明により偽物を発見できる。
そして本発明紙幣は紙幣を斜めから見ると、別の模様が現れる。
そして本発明紙幣は見る角度を変えることにより、光沢を持った複数の模様が現れる事により偽物を見つける。
そして本発明の紙幣はコピー機で複写すると、目では見えにくい文字や図形が出現し本発明で、まったく別の模様が現れる。
また、本発明の紙幣は赤外線で写真画像を見ると、まったく見えなかった隠し画像が現れる。
又、本発明の紙幣は印刷物に特殊な透明シートを重ね合わせると、見えていた模様が別の模様へと明瞭に変わる。
又、特殊形状スクリーン。本発明の紙幣はコピー機で再現することが困難な、特殊な形状の網点により、模様を表現する。
【0039】
[第20実施形態]
図21に本発明第20実施形態を示す。これは「精子の増強」である。パンツ又はふんどし145の中に放射線源1を仕込み、これを人103が履くことにより性器146付近に位置させ、充分放射線がかかるようにする事により「精子を増強」し得る発明である。
【0040】
[第21実施形態]
図22、
図23は本発明第21実施形態の「原子力電池」(
図22)又は「放射線による発電」「ベータボルタ電池」(
図23)である。150は電極であり、炭化珪素等が使われ、144はベータ線である。
図22は、原子力電池であるが、低温と放射性物質の放射性崩壊によって発生する崩壊熱を熱源とし高温部を設け、温度差でゼーベック効果を用いて発電すると同時に、ベータ崩壊による電子も取り込む。その放射性崩壊する物質を本発明放射性物質1とするものである。
図23は、ベータボルタ電池であり、p型ダイヤモンド152とn型ダイヤモンド151を接合させ、本放射性物質13のベータ崩壊で放出した電子により電池として利用する。13は本発明放射性物質1を直接用いたり、C14同位体に本発明放射性物質1を含有させることで安全にベータ線を利用する事が出来る。
本発明放射性物質1を使用する事により発電出来るが前記以外にも本願放射能土と発光素子を組み合わせる事で発電出来るし、その理論と構造は公知であるので、ここに詳記しないがその放射線源として本願放射線源1を使用するのが本発明第21実施形態である。
【0041】
[第22実施形態]
図24は、用いる物質のフローを示すフローチャートである。
(A)はリチウムイオンバッテリ、(B)は液晶、(C)はモータのそれぞれに、レアアースではなく本発明放射性物質1を含有させることを特徴とする発明である。
(A)は電解液のリチウム又はコバルトを、ナトリウム系電解液とし本発明放射性物質1を含有させる。
(B)透明
電導フィルムにインジウムを用いず、本発明放射性物質を含有させる。
(C)モータ用ネオジウム磁石に本発明放射性物質を含有させる。
リチウムイオンバッテリ157はリチウム、コバルトなどレアアース156が必要であるが、レアアースはChina, Myanmar等産地が限定され入手困難や高値となっている。又、液晶159にはセリウム、インジウム158が重要であり、又、モータ162にはネオジウム161が重要である。
これらに代わって本願放射性物質1、160、163を使用することによりレアアースを使用しなくてすむので、製造業者は大変助かりコストダウンにもなる。
レアアースを本願放射性能体1に入れ替えるのが本発明第22実施形態である。
【産業上の利用可能性】
【0042】
本発明により、使用済の核燃料の廃棄問題の解決ができ、福島原発事故による被爆土処理問題が解決出来、福島原発事項による汚染水処理が漁師に迷惑をかけずに解決出来、自動運転における移動体の方向のガイド及び移動体同士の接近防止を地図情報無しに確実に行うことができるので、産業上の利用可能性が非常に大きい。
【符号の説明】
【0043】
1 福島原発事故等で除染により生じた汚染土
11 接着剤
12 色素(黄色や白色など)
13 1、11、12の混合物、放射性物質
2 道路斜線引機
3 道路斜線引機
4、4‘ 道路
41 道路に掘られた13を入れる溝
42 海底
43 港湾
5 福島原発事故で発生した処理済み汚染水や汚染土
51 海底に這わせたパイプ
6 車体下に設けられたガイガー計などセンサ
6L、6R 左右または前後のセンサ
60、60L,60R,60F,60R,60DF,60DR,60C 左右、前後、下前下後、又はコーナーの感度向上コーン
61 車体下に設けられた左センサ
62 車体下に設けられた右センサ
63 船の前方センサ
64 船の後方センサ
65 船の左方センサ
63 船の右方センサ
7 車や船の下に設けられた放射線遮断板
71 車内設けられたシールド板
8 車に設けられたセンサ6からの入力を解析して運転機構に伝える装置
9 8からの信号により方向を変えるなど運転機構に指令する装置
10 13が道路に線として盛られた線の断面及び道路に埋め込まれた断面
20 タイヤ
30 海面
90 船
100検査用薬(18F-FDG)
100―1チタン、チタン片
101 注射器
102 静脈
103 患者
104 検査データ
105 表示
106 モニタ
107 カプセル
108 チェーン
109 針
110 極限に触れる限度を示す目盛
111 左右に振れる限度を示す目盛
112 テープ担体
113 放射性物資13と発光体等を混ぜたもの
114 プロテクティブシート
115 感圧性接着剤
116 リリースライナ
117 看板
118 板117の周辺
119 紙幣
120 金額表示
121 金額表示
130 放射性物資13含有ホログラム金額表示
131 放射性物資13含有ホログラムマーク表示
132 放射性物資13含有ホログラム人物像の目
150 電極
151 n型ダイヤモンド
152 p型ダイヤモンド
153 電極
154 電極
155 電極間に電力発生
156 レアアース
157 リチウムイオンバッテリ
158 セリウム、インジウム
159 液晶
160 本発明の放射性物質1
161 ネオジウム
162 モータ
163 本発明の放射性物質1
144 ベータ線
145 ふんどし
146 性器
147 ガードレール