(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024119902
(43)【公開日】2024-09-03
(54)【発明の名称】電気解剖学的マッピングシステム
(51)【国際特許分類】
A61B 18/14 20060101AFI20240827BHJP
A61B 5/367 20210101ALI20240827BHJP
【FI】
A61B18/14
A61B5/367
【審査請求】有
【請求項の数】15
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2024091871
(22)【出願日】2024-06-06
(62)【分割の表示】P 2022562002の分割
【原出願日】2021-05-26
(31)【優先権主張番号】63/040,052
(32)【優先日】2020-06-17
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(71)【出願人】
【識別番号】522368684
【氏名又は名称】ボストン サイエンティフィック メディカル デバイス リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100105957
【弁理士】
【氏名又は名称】恩田 誠
(74)【代理人】
【識別番号】100068755
【弁理士】
【氏名又は名称】恩田 博宣
(74)【代理人】
【識別番号】100142907
【弁理士】
【氏名又は名称】本田 淳
(72)【発明者】
【氏名】マクドナルド、マシュー
(72)【発明者】
【氏名】リョン、シャーリーン
(72)【発明者】
【氏名】ゲルナー、ブライアン
(57)【要約】 (修正有)
【課題】電気解剖学的マッピングシステムによる高周波経中隔穿刺針の視覚化を可能にするように構成された装置をユーザ(電気生理学者など)に提供する。
【解決手段】遠位エネルギーエミッタを有する細長い針アセンブリと、少なくとも1つのセンサであって、遠位エネルギーエミッタ及び少なくとも1つのセンサが互いに対して移動可能であるような方法で、細長い針アセンブリの遠位エネルギーエミッタを少なくとも部分的に受容するように構成された少なくとも1つのセンサを有するエネルギー送達アセンブリと、と共に使用するための装置。装置は、信号インターフェースアセンブリを含む。信号インターフェースアセンブリは、エネルギー送達アセンブリの少なくとも1つのセンサに信号接続可能であるように構成された信号入力部を含む。信号出力部が、電気解剖学的マッピングシステムの入力部に信号接続可能であるように構成されている。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
電気解剖学的マッピングシステムと共に使用するための装置であって、前記装置は、
前記電気解剖学的マッピングシステムによって検出可能であるように構成された遠位エネルギーエミッタを有する細長い針アセンブリと、
少なくとも1つのセンサを有するエネルギー送達アセンブリであって、当該エネルギー送達アセンブリは内腔を有する医療用シースアセンブリと、内腔を有する医療用拡張器アセンブリとを含んでおり、前記遠位エネルギーエミッタ及び前記少なくとも1つのセンサが互いに対して移動可能であるような方法で前記細長い針アセンブリを内側に受容するように構成されたエネルギー送達アセンブリと、
信号インターフェースアセンブリであって、
前記エネルギー送達アセンブリの前記少なくとも1つのセンサに接続可能であるように構成された信号入力部と、
前記電気解剖学的マッピングシステムの入力部に接続可能であるように構成された信号出力部と、
を含む、信号インターフェースアセンブリを備え、
前記電気解剖学的マッピングシステムは、表示デバイスを介して、前記エネルギー送達アセンブリの前記少なくとも1つのセンサの空間位置を、前記細長い針アセンブリの前記遠位エネルギーエミッタと共に表示するように構成されている、装置。
【請求項2】
前記エネルギー送達アセンブリは、
前記遠位エネルギーエミッタから延在する細長い針アセンブリであって、ワイヤが前記遠位エネルギーエミッタに電気的に接続され、前記ワイヤは前記細長い針アセンブリの長さに沿って延在する、細長い針アセンブリを含む、請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記医療用拡張器アセンブリは、前記医療用シースアセンブリの内腔内に受容されるように構成されており、前記医療用拡張器アセンブリは、少なくとも1つの拡張器センサを有する、請求項1に記載の装置。
【請求項4】
前記信号インターフェースアセンブリは、前記エネルギー送達アセンブリの前記少なくとも1つのセンサからの少なくとも1つのセンサ信号を受信するように構成されており、
前記信号インターフェースアセンブリは、前記少なくとも1つのセンサ信号を前記電気解剖学的マッピングシステムに少なくとも部分的に伝達するように更に構成されている、請求項1に記載の装置。
【請求項5】
前記信号インターフェースアセンブリは、前記エネルギー送達アセンブリに関連付けられたエネルギー信号を受信し、前記エネルギー信号を前記電気解剖学的マッピングシステムに少なくとも部分的に伝達するように構成されている、請求項4に記載の装置。
【請求項6】
前記表示デバイスは、前記電気解剖学的マッピングシステムに電気的に接続されるように構成されている、請求項1に記載の装置。
【請求項7】
前記電気解剖学的マッピングシステムは、使用時に、前記表示デバイスにマッピング情報を出力するように構成されており、前記マッピング情報は、前記遠位エネルギーエミッタの空間位置を含む、請求項6に記載の装置。
【請求項8】
前記エネルギー送達アセンブリの少なくとも1つのセンサに電気的に接続された少なくとも1つの専用ピンを各々有する複数の導体に分割されるように構成されたマッピングケーブルを更に備え、
前記マッピングケーブルは、前記信号インターフェースアセンブリとインターフェース接続するように更に構成されている、請求項1に記載の装置。
【請求項9】
前記マッピングケーブルは、前記表示デバイス上に描写される前記エネルギー送達アセンブリに関連付けられたグループに割り当てられた少なくとも1つのピンを含む、請求項10に記載の装置。
【請求項10】
前記エネルギー送達アセンブリの少なくとも1つのセンサに電気的に接続された少なくとも1つの専用ピンを各々有する複数の導体に分割されるように構成されたマッピングケーブルを更に備える、請求項1に記載の装置。
【請求項11】
前記マッピングケーブルは、エネルギー生成器からの前記エネルギー信号の少なくとも一部を前記信号インターフェースアセンブリに伝達するように更に構成されている、請求項10に記載の装置。
【請求項12】
前記マッピングケーブルは、前記信号インターフェースアセンブリとインターフェース接続するように更に構成されている、請求項11に記載の装置。
【請求項13】
前記信号インターフェースアセンブリは、前記エネルギー送達アセンブリからの電気信号を電気的に伝達するように構成されている、請求項1に記載の装置。
【請求項14】
前記信号インターフェースアセンブリは、前記エネルギー送達アセンブリからの電気信号を電気的に伝達して、前記電気解剖学的マッピングシステムの前記表示デバイスを介した前記エネルギー送達アセンブリの視覚化を可能にするように構成されている、請求項1に記載の装置。
【請求項15】
前記エネルギー送達アセンブリは、
前記エネルギー送達アセンブリの少なくとも1つのセンサのセンサ信号を伝達するように構成された電気整流子デバイスを含む、請求項1に記載の装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本文書は、(これらに限定されないが)(A)電気解剖学的マッピングシステムの信号インターフェースアセンブリ(及び/又はこれに関連する方法)、並びに/あるいは(B)電気解剖学的マッピングシステムの信号インターフェースアセンブリの信号入力部にインターフェース接続されるように構成されたセンサを有するエネルギー送達アセンブリ(及び/又はこれに関連する方法)、並びに/あるいは(C)電気解剖学的マッピングシステム、細長い針アセンブリ、エネルギー送達アセンブリ、及び信号インターフェースアセンブリの相乗的組み合わせ(及び/又はこれに関連する方法)の技術分野に関する。
【背景技術】
【0002】
既知の医療デバイスは、医療処置を容易にし、医療従事者が病気の患者の病状を診断及び/又は治療するのに役立つように構成されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
既存の(既知の)電気解剖学的マッピングシステムに関連する少なくとも1つの問題を(少なくとも部分的に)軽減する必要性が存在することが理解されよう。既存の(既知の)電気解剖学的マッピングシステムに関する多くの研究及び実験を経て、問題及びその解決策の理解(少なくとも部分的に)は、(少なくとも部分的に)特定され、以下のように(少なくとも部分的に)明瞭に表現されている。
【0004】
電気解剖学的マッピングとは、患者の生物学的特徴に関する(そこから導出又は感知された)電気的情報(信号)を、生物学的特徴の空間位置(視覚的マップ)と組み合わせて取得し、(表示デバイスを介して)表示すること(これは、好ましくはインサイチュで行われる)を指す。電気解剖学的マッピングシステム(EAMシステム)は、患者の生物学的特徴(心臓など)の三次元解剖学的構造を示す(好ましくはリアルタイム又はほぼリアルタイムで、インサイチュでマッピングして示す)ように構成された表示デバイスを提供するように構成されている。
【0005】
電気解剖学的マッピングシステムは、解剖学的マップを生成するために磁気センサ及び/又は電気インピーダンスセンサを利用することができることが知られている。更に、患者の生物学的特徴(心臓の左側など)の治療には、既知の経カテーテル介入処置が利用される。例えば、これらの中でも既知の処置は、生物学的特徴の所望の部分(生体壁など)への高周波エネルギーの選択的適用(放出)のためにアブレーションカテーテルを利用する肺静脈隔離(pulmonary vein isolation:PVI)処置である。既知のPVI処置は、(心臓の)左心房及びアブレーションカテーテルの両方を視覚化するように構成された電気解剖学的マッピングシステムからの支援を受けて実行(実施)され得る(これは、好ましくは同時にかつインサイチュで行われる)。(電気解剖学的マッピングシステムの表示デバイスを介した)視覚化下では、アブレーションカテーテルを患者の所望の生物学的特徴(又は生物学的部位)に向かって操縦することができるような方法で、(アブレーションカテーテルを運ぶ)医療デバイスを(好ましくはインサイチュで)操縦及び/又はナビゲートすることができ、所望の生物学的部位が(表示デバイスを介した特定によって)位置特定され、アブレーションカテーテルが(表示デバイスによって示される)所望の生物学的部位に近接して(又はそれと接触して)適切に位置決めされると、所望の生物学的部位に所望の病変を形成するための高周波アブレーションを(アブレーションカテーテルを介して)起動させることができる。
【0006】
処置をより短い時間及び/又はより高い確実性で達成し、それによって処置の実施に伴う人件費、手術時間などを少なくとも部分的に削減することが望ましい場合がある。
【0007】
電気解剖学的マッピングシステムの表示デバイスを介して医療デバイス(医療用シースアセンブリなど)をアブレーションデバイス(アブレーションカテーテルなど)と共に(インサイチュで)視覚化可能とすることによって既知のPVI処置などの処置の処置ワークフローを改善するように構成された(患者内で操舵可能な)医療用シースアセンブリを、電気解剖学的マッピングシステムに設けることが望ましい場合がある。
【0008】
アブレーション処置を実施する前に、心臓の左心房にアクセスするための経中隔穿刺が必要とされる場合がある。処置のこの部分を電気解剖学的マッピングシステムの表示デバイスを使用して適切かつ確実に視覚化することが非常に困難である場合がある。
【0009】
電気解剖学的マッピングシステムによる高周波経中隔穿刺針の視覚化を可能にするように構成された装置をユーザ(電気生理学者など)に提供することが望ましい場合がある。
【0010】
エネルギー穿刺を使用する処置のために、少なくとも1つの医療デバイス(例えば、アブレーションカテーテル及び/又は医療用シースアセンブリの組み合わせなど)からの情報(電圧測定値など)を電気解剖学的マッピングシステムに伝達するように構成された信号スイッチアセンブリ(電気スイッチボックス)を提供することが望ましい場合がある。
【0011】
例えば、電気生理学者は、心臓内超音波検査(Intracardiac Echocardiography:ICE)及び/又は経食道心エコー法(Transesophageal Echocardiography:TEE)及び蛍光透視法などの超音波の組み合わせに基づいて、経中隔穿刺を(好ましくはインサイチュで)実施することができるが、これらの種類の機器の不利な点として、所有、維持、及び/又は運用に非常に費用がかかる場合がある。
【0012】
経中隔穿刺を、電気解剖学的マッピングシステムを利用して実施することが望ましい場合がある。この方法の有利な点として、ユーザは、場合によっては優先度の高い蛍光透視法からのX線放射の低減(好ましくは排除)又は制限が可能である。更に、超音波技術にかかる多額の資本コストを完全に回避することができる。
【0013】
電気解剖学的マッピングシステムを使用して、センサ(電極など)を有する操舵可能なシースアセンブリを提供することが望ましい場合がある。医療デバイス上に展開された様々なセンサの組み合わせにデバイスが必要とされる場合があることが理解されよう。
【0014】
一群の医療デバイス(シースアセンブリ、エネルギー穿刺デバイスなど)のセンサを、電気解剖学的マッピングシステムの表示デバイスを介してこれらの医療デバイスを視覚化するために共有することが望ましい場合がある。
【0015】
患者の生物学的特徴に関する(そこから導出又は感知された)電気的情報を、生物学的特徴の空間位置(視覚的マップ)と組み合わせて、カテーテル(又は2つ以上の医療用アセンブリ)などの少なくとも1つの医療用アセンブリに関連付けられた少なくとも1つのセンサ(又は2つ以上のセンサ)と共に取得し、(表示デバイスを介して)表示することに基づく電気解剖学的マッピングを提供することが望ましい場合がある。これは、好ましくはインサイチュで(処置中に)行われる。
【0016】
少なくとも部分的に、既存の技術と関連付けられた少なくとも1つの問題を軽減するために、(主要な態様に従って)装置が提供される。本装置は、電気解剖学的マッピングシステムと、(電気解剖学的マッピングシステムによって検出可能であるように構成された遠位エネルギーエミッタを有する)細長い針アセンブリと、(少なくとも1つのセンサであって、細長い針アセンブリの遠位エネルギーエミッタを、遠位エネルギーエミッタ及びセンサが互いに対して移動可能であるような方法で少なくとも部分的に受容するように構成された少なくとも1つのセンサを有する)エネルギー送達アセンブリと、と共に使用するためのものである。本装置は、信号入力部を含む信号インターフェースアセンブリを、これに限定されないが含む。信号入力部は、エネルギー送達アセンブリのセンサに信号接続可能であるように構成されている。信号インターフェースアセンブリはまた、電気解剖学的マッピングシステムの入力部に信号接続可能であるように構成された信号出力部を含む。電気解剖学的マッピングシステムは、表示デバイスを介して、エネルギー送達アセンブリのセンサの空間位置を、(細長い針アセンブリの)遠位エネルギーエミッタと共に表示するように構成されている。これは、好ましくは、(A)信号入力部が、使用時に、エネルギー送達アセンブリのセンサに信号接続され、かつ(B)信号出力部が、使用時に、電気解剖学的マッピングシステムの入力部に信号接続された後に行われる。
【0017】
少なくとも部分的に、既存の技術と関連付けられた少なくとも1つの問題を軽減するために、(主要な態様に従って)装置が提供される。本装置は、(信号インターフェースアセンブリを含む)電気解剖学的マッピングシステムと共に使用するためのものであり、また、(電気解剖学的マッピングシステムによって検出可能であるように構成された遠位エネルギーエミッタを有する)細長い針アセンブリと共に使用するためのものである。本装置は、細長い針アセンブリの遠位エネルギーエミッタを少なくとも部分的に受容するように構成された少なくとも1つのセンサを有するエネルギー送達アセンブリを、これに限定されないが含む。これは、遠位エネルギーエミッタ及びセンサが互いに対して移動可能であるような方法で行われる。センサはまた、信号インターフェースアセンブリの信号入力部にインターフェース接続されるように構成されている。電気解剖学的マッピングシステムは、表示デバイスを介して、エネルギー送達アセンブリのセンサの空間位置を、細長い針アセンブリの遠位エネルギーエミッタと共に表示するように構成されている。これは、好ましくは、(A)信号インターフェースアセンブリが、使用時に、エネルギー送達アセンブリの当該少なくとも1つのセンサに信号接続され、かつ(B)信号インターフェースアセンブリが、使用時に、電気解剖学的マッピングシステムの入力部に信号接続された後に行われる。
【0018】
少なくとも部分的に、既存の技術と関連する少なくとも1つの問題を軽減するために、(主要な態様に従って)方法が提供される。この方法は、(信号インターフェースアセンブリを有する)電気解剖学的マッピングシステムと、(電気解剖学的マッピングシステムによって検出可能であるように構成された遠位エネルギーエミッタを有する)細長い針アセンブリと、(少なくとも1つのセンサであって、細長い針アセンブリの遠位エネルギーエミッタを、遠位エネルギーエミッタ及びセンサが互いに対して移動可能であるような方法で少なくとも部分的に受容するように構成された少なくとも1つのセンサを有する)エネルギー送達アセンブリと、を動作させるためのものである。この方法は、電気解剖学的マッピングシステムの表示デバイスを介して、エネルギー送達アセンブリのセンサの空間位置を、(細長い針アセンブリの)遠位エネルギーエミッタと共に表示することを含む。これは、好ましくは、(A)信号入力部が、使用時に、エネルギー送達アセンブリのセンサに信号接続され、かつ(B)信号出力部が、使用時に、電気解剖学的マッピングシステムの入力部に信号接続された後に行われる。
【0019】
他の態様は、特許請求の範囲において同定される。非限定的な実施形態の他の態様及び特徴は、添付の図面を用いて非限定的な実施形態の以下の詳細な記載を検討すると、ここで当業者には明らかになり得る。この概要は、詳細な説明において以下で更に記載される簡略化された形式で概念を紹介するために提供される。この概要は、開示された主題の潜在的な重要な特徴又は可能な本質的な特徴を同定することを意図するものではなく、開示された各実施形態又は開示された主題の全ての実現形態を記載することを意図するものではない。多くの他の新規の利点、特徴、及び関係は、この記載が進むにつれて明らかになるであろう。図及び以下の記載は、例示的な実施形態をより具体的に例示するものである。
【図面の簡単な説明】
【0020】
非限定的な実施形態は、添付の図面と併せて解釈されるときに、非限定的な実施形態の以下の詳細な記載を参照することによってより完全に理解され得る。
【
図1】
図1は、電気解剖学的マッピングシステムの信号インターフェースアセンブリの実施形態の概略図を示す。
【
図2】
図2は、
図1の電気解剖学的マッピングシステムの表示デバイスの実施形態の概略図を示す。
【
図3】
図3は、
図1の電気解剖学的マッピングシステムの表示デバイスの実施形態の概略図を示す。
【
図4】
図4は、
図1の電気解剖学的マッピングシステムの信号インターフェースアセンブリの実施形態の概略図を示す。
【
図5】
図5は、
図4の信号インターフェースアセンブリの構成の実施形態の概略図を示す。
【
図6】
図6は、
図1の電気解剖学的マッピングシステムの信号インターフェースアセンブリの実施形態の概略図を示す。
【
図7】
図7は、
図1の電気解剖学的マッピングシステムの信号インターフェースアセンブリと共に使用するためのエネルギー送達アセンブリの実施形態の概略図を示す。
【
図8】
図8は、
図1の電気解剖学的マッピングシステムの信号インターフェースアセンブリの実施形態の概略図を示す。
【
図9】
図9は、
図6及び/又は
図8の信号インターフェースアセンブリの構成の実施形態の概略図を示す。
【0021】
図面は、必ずしも縮尺通りではなく、仮想線、概略図、及び部分図で示され得る。特定の事例では、実施形態の理解のために不要な詳細(及び/又は他の詳細が知覚することを困難にする詳細)は、省略され得る。対応する参照符号は、図面のいくつかの図を通して対応する構成要素を示す。様々な図での要素は、単純性及び明確さのために示されており、縮尺通りに描かれていない。図での要素のいくつかの寸法は、開示された様々な実施形態の理解を容易にするために、他の要素に対して強調され得る。加えて、商業的に実行可能な実施形態において有用である、一般的で、よく理解されている要素は、本開示の実施形態の妨げられた視野を提供するために、しばしば示されない。
【0022】
図面において使用される参照番号のリスト
【0023】
【発明を実施するための形態】
【0024】
非限定的な実施形態の詳細な記載
以下の詳細な記載は、単なる例示であり、記載された実施形態又は記載された実施形態の用途及び使用を限定することを意図するものではない。使用されるように、「例示の」又は「例示的な」という単語は、「例、事例、又は例示として役割を果たす」ことを意味する。「例示の」又は「例示的な」として記載される任意の実装形態は、必ずしも他の実装形態よりも好ましい又は有利であると解釈されるべきではない。以下に記載される実装形態の全ては、当業者が本開示の実施形態を作製又は使用することを可能にするために提供される例示の実装形態であり、本開示の範囲を限定することを意図するものではない。本開示の範囲は、特許請求の範囲によって定義される。記載のために、「上部」、「下部」、「左」、「後方」、「右」、「前方」、「垂直」、「水平」、及びそれらの派生語は、図面に配向された例に関連するものとする。前述の技術分野、背景、要約、又は以下の詳細な説明における任意の表現若しくは暗示された理論によって結び付けることは意図されない。添付の図面に示され、以下の明細書に記載されているデバイス及びプロセスは、添付の特許請求の範囲で定義される例示の実施形態(実施例)、態様及び/又は概念であることも理解されたい。したがって、開示された実施形態に関連する寸法及び他の物理的特性は、特許請求の範囲が別途明示的に述べられない限り、限定的であるとみなされるべきではない。「少なくとも1つ」という語句は、「1つ(a)」と等価であることが理解される。態様(実施例、改変、変更、選択肢、変形、実施形態、及びそれらの任意の等価物)は、図面に関して記載される。本開示は、特許請求の範囲によって提供される主題に限定され、本開示は、示され、かつ記載された特定の態様に限定されないことを理解されたい。物品に結合されるように構成された(すなわち、物品に接続される、物品と相互作用する、その他)デバイスの意味の範囲は、デバイスが直接的又は間接的のいずれかで物品に結合されるように構成されているとして解釈されることが理解されよう。したがって、「ように構成される」は、特に明記しない限り、「直接的又は間接的のいずれかで」の意味を含み得る。
【0025】
図1は、電気解剖学的マッピングシステム900の信号インターフェースアセンブリ901の実施形態の概略図を示す。
【0026】
図1に示す実施形態を参照すると、エネルギー送達アセンブリ201が遠位エネルギーエミッタ208を含む。エネルギー送達アセンブリ201は、生体(患者)によって画定された閉鎖空間に挿入され、それに沿って移動可能であるように構成されている。エネルギー送達アセンブリ201の動きは、(図示されていないが当業者に既知であり、したがって説明されていない操舵デバイスなどのような手段によって)ユーザによって制御される。エネルギー送達アセンブリ201は、患者の生物学的特徴に近接して遠位エネルギーエミッタ208を操縦し、位置決めするように構成されている。エネルギー送達アセンブリ201は、移動経路209に沿って遠位エネルギーエミッタ208を操縦し、位置決めするように構成されている。遠位エネルギーエミッタ208は、エネルギー送達アセンブリ201が患者の生物学的特徴に近接して遠位エネルギーエミッタ208を位置決めした後に、(患者の生物学的特徴を通した穿孔の形成のために起動されると)エネルギーを選択的に放出するように構成されている。遠位エネルギーエミッタ208は、起動されると高周波エネルギーなどのエネルギー及びその任意の等価物を放出して、穿孔を形成するように構成されている。遠位エネルギーエミッタ208は、任意の種類のエネルギー放出デバイスなどを含むことができる。
【0027】
図1に示す実施形態を参照すると、エネルギー送達アセンブリ201は、工業上及び/又は規制上の安全基準に適合する(あるいは一般的な医学的使用に適合する)十分な性能(絶縁耐力、熱性能、絶縁及び腐食、耐水性及び/又は耐熱性など)に適した生体適合性材料特性を有する。好適な材料の選択における考慮については、以下の刊行物、Plastics in Medical Devices:Properties,Requirements,and Applications、第2版、著者:Vinny R.Sastri、ハードカバーISBN:9781455732012、発行:2013年11月21日、出版社:Amsterdam[Pays-Bas]:Elsevier/William Andrew,[2014]が参照される。
【0028】
図1に示す実施形態を参照すると、エネルギー送達アセンブリ201は、細長い針アセンブリ206と、医療用シースアセンブリ202と、医療用拡張器アセンブリ204との相乗的組み合わせを(これらに限定されないが)含む。細長い針アセンブリ206は、医療用拡張器アセンブリ204の(によって画定される)細長い拡張器内腔内に、内腔に沿って受容されるように構成されている。医療用拡張器アセンブリ204は、医療用シースアセンブリ202の内腔内に、内腔に沿って(少なくとも部分的に)受容されるように構成されている。細長い針アセンブリ206は、遠位エネルギーエミッタ208から延在する。医療用シースアセンブリ202は、医療用シースアセンブリ202に取り付けられ、医療用シースアセンブリ202の長手方向に沿った所定の離間した位置に沿って配置された少なくとも1つのシースセンサ(離間したシースセンサ203A、203B、203C、203Dなど)を有する。医療用拡張器アセンブリ204は、医療用拡張器アセンブリ204の遠位端に(好ましくは)配置された少なくとも1つの拡張器センサ(205)を有する。ワイヤ210が、遠位エネルギーエミッタ208に電気的に接続されている。ワイヤ210は、細長い針アセンブリ206の長手方向長さに沿って(その遠位端から近位端まで)延在する。一組のセンサワイヤ216が、各シースセンサ(203A、203B、203C、203D)に(それぞれに1つずつ)、及び拡張器センサ205に電気的に接続されている。
【0029】
図1に示す実施形態を参照すると、ワイヤ210は、エネルギー送達アセンブリ201の近位端と遠位端との間に、エネルギー送達アセンブリ201の長さに沿って(好ましくはその内部に沿って)延在する。エネルギー送達アセンブリ201の遠位端では、ワイヤ210は、遠位エネルギーエミッタ208に電気的に接続されている。エネルギー送達アセンブリ201の近位端では、ワイヤ210は、(接続部212を介して)エネルギー生成器214に電気的に接続可能であるように構成されている。エネルギー生成器214は、(ワイヤ210及び接続部212などを介して)遠位エネルギーエミッタ208に伝達されるエネルギー(高周波エネルギーなど)を選択的に生成し、出力するように構成されている。エネルギー生成器214は、高周波エネルギー生成器など、及びその任意の等価物を含んでもよい。
【0030】
図1に示す実施形態を参照すると、エネルギー送達アセンブリ201及び遠位エネルギーエミッタ208は、例えば、(カナダを拠点とする)BAYLIS MEDICAL COMPANY社によって製造されたBAYLIS(商標)POWERWIRE(登録商標)高周波ガイドワイヤなどの高周波穿刺デバイスを(これに限定されないが)含むことができる。
【0031】
図1に示す実施形態を参照すると、電気解剖学的マッピングシステム900は、(必要に応じて、但しいくつかの実施形態では好ましくない場合がある)蛍光透視マッピングシステムを含むことができる。電気解剖学的マッピングシステム900は、好ましくは、これらに限定されないが、(A)CARTO EP(商標)マッピングシステム(米国を拠点とするBIOSENSE WEBSTER社製)、(B)ENSITE PRECISION(登録商標)心臓マッピングシステム(米国を拠点とするAbbott Laboratories社製)、(C)LOCALISA(商標)心臓内マッピングシステム(米国を拠点とするMEDTRONICS INC.社製)、及び(D)RHYTHMIA HDx(商標)マッピングシステム(米国を拠点とするBoston Scientific Corp.社製)などの非蛍光透視マッピングシステムを含む。
【0032】
図1に示す実施形態を参照すると、信号インターフェースアセンブリ901は、電気解剖学的マッピングシステム900に(有線及び/又は無線で、直接に又は間接になど)電気的に接続可能であるように構成されている。信号インターフェースアセンブリ901は、例えば、ピンボックスと、プラグ(有線プラグ)などを受容するように構成されたレシーバ(ソケット)のアレイを有するハウジングと、それらの任意の等価物と、を含んでもよい。信号インターフェースアセンブリ901は、電磁信号、電気信号及び/又は磁気信号などの任意の種類の信号、並びにそれらの任意の等価物を伝達するように構成することができる。信号インターフェースアセンブリ901は、エネルギー送達アセンブリ201のセンサ(203A、203B、203C、203D、205)からの信号を受信するように構成されている。加えて、信号インターフェースアセンブリ901は、(エネルギー送達アセンブリ201の遠位エネルギーエミッタ208に提供されるのと同じ又は同様のエネルギー信号であってもよい)エネルギー生成器214からの信号を(少なくとも部分的に)受信するように構成されている。遠位エネルギーエミッタ208は、起動されるように構成されている。シースセンサ(203A、203B、203C、203D)及び拡張器センサ205(及び起動された遠位エネルギーエミッタ208)は全て、電気解剖学的マッピングシステム900によって(信号インターフェースアセンブリ901を介して、並びに/あるいは磁気デバイス及び/又は電気インピーダンスデバイスなどの、図示されていないが当業者には既知の他の種類の感知デバイス、及びそれらの任意の等価物によって)検出可能であるように構成されている。
【0033】
図1に示す実施形態を参照すると、表示デバイス902は、電気解剖学的マッピングシステム900に電気的に接続されるように構成されている。電気解剖学的マッピングシステム900は、(使用時に)マッピング情報(視覚表現データ)を表示デバイス902に出力するように構成されており、マッピング情報は、(起動後の)遠位エネルギーエミッタ208、シースセンサ(203A、203B、203C、203D)、及び拡張器センサ205の処置(インサイチュ)中の相対的な空間位置を含むことができる。この構成では、ユーザが処置中に改善された(又はより良好な)処置決定を行うことができるように、(患者に挿入された医療デバイスの)追加の視覚情報がユーザに提供される。
【0034】
図1に示す実施形態を参照すると、エネルギー送達アセンブリ201は、電気解剖学的マッピングシステム900と共に使用できるように構成されている。エネルギー送達アセンブリ201及び電気解剖学的マッピングシステム900は、処置のうちの経中隔穿刺処置部分などの任意の種類の処置に利用することができる。エネルギー送達アセンブリ201及び/又は信号インターフェースアセンブリ901の技術的効果は、処置中に患者の身体に挿入された医療デバイス(エネルギー送達アセンブリ201など)の改善された(拡張された)視覚化を提供することである。エネルギー送達アセンブリ201は、電気解剖学的マッピングシステム900によって検出されるように構成されたセンサを含む。これは、電気解剖学的マッピングシステム900が(信号インターフェースアセンブリ901によって受信されたセンサデータに基づいて)表示デバイス902に視覚的マップ(マッピングデータ)を提供することができるような方法で行われる。例えば、エネルギー送達アセンブリ201は、遠位エネルギーエミッタ208を介して組織にエネルギーを印加する前に、生物学的特徴(例えば、隔壁及び/又は卵円孔)上の理想的な位置を特定し、穿刺角度を合わせ、生体壁との接触及び/又はそのテンティングを確認するためのツールを提供することができる。医師(ユーザ)は、好ましくは、
図2及び
図3に示すようにユーザの眼に見える限りでは縦に並んだ同軸カテーテルとして、表示デバイス902を介してエネルギー送達アセンブリ201を見る(視覚化する)ことが可能であってもよい。
【0035】
図1に示す実施形態を参照すると、電気解剖学的マッピングシステム900と、(電気解剖学的マッピングシステム900によって検出可能であるように構成された遠位エネルギーエミッタ208を有する)細長い針アセンブリ206と、(少なくとも1つのセンサであって、細長い針アセンブリ206の遠位エネルギーエミッタ208を、遠位エネルギーエミッタ208及びセンサが互いに対して移動可能であるような方法で少なくとも部分的に受容するように構成された少なくとも1つのセンサを有する)エネルギー送達アセンブリ201と、と共に使用するための装置が図示されている。本装置は、信号インターフェースアセンブリ901を、これに限定されないが含む(備える)。信号インターフェースアセンブリ901は、エネルギー送達アセンブリ201のセンサに信号接続可能であるように構成された信号入力部910を含む。信号インターフェースアセンブリ901はまた、電気解剖学的マッピングシステム900の入力部に信号接続可能であるように構成された信号出力部912を含む。電気解剖学的マッピングシステム900は、表示デバイス902を介して、エネルギー送達アセンブリ201のセンサの空間位置を、細長い針アセンブリ206の遠位エネルギーエミッタ208と共に表示するように構成されている。これは、好ましくは、(A)信号入力部910が、使用時に、エネルギー送達アセンブリ201のセンサに信号接続され、かつ(B)信号出力部912が、使用時に、電気解剖学的マッピングシステム900の入力部に信号接続された後に行われる。
【0036】
図1に示す実施形態を参照すると、電気解剖学的マッピングシステム900(信号インターフェースアセンブリ901を含む)と共に使用するための装置が示されている。本装置はまた、細長い針アセンブリ206(電気解剖学的マッピングシステム900によって検出可能であるように構成された遠位エネルギーエミッタ208を有する)と共に使用するためのものである。本装置は、少なくとも1つのセンサであって、細長い針アセンブリ206の遠位エネルギーエミッタ208を少なくとも部分的に受容する(これは、遠位エネルギーエミッタ208及びセンサが互いに対して移動可能であるような方法で行われる)ように構成された少なくとも1つのセンサを有するエネルギー送達アセンブリ201を、これに限定されないが含む(備える)。センサはまた、信号インターフェースアセンブリ901の信号入力部910にインターフェース接続されるように構成される。電気解剖学的マッピングシステム900は、表示デバイスを介して、エネルギー送達アセンブリ201のセンサの空間位置を、(細長い針アセンブリ206の)遠位エネルギーエミッタ208と共に表示するように構成されている。これは、好ましくは、(A)信号インターフェースアセンブリ901が、使用時に、エネルギー送達アセンブリ201の当該少なくとも1つのセンサに信号接続され、かつ(B)信号インターフェースアセンブリ901が、使用時に、電気解剖学的マッピングシステム900の入力部に信号接続された後に行われる。
【0037】
図1に示す実施形態を参照すると、電気解剖学的マッピングシステム900、細長い針アセンブリ206、エネルギー送達アセンブリ201、及び信号インターフェースアセンブリ901の相乗的組み合わせを含むがこれらに限定されない(備える)装置が示されている。
【0038】
図2及び
図3は、
図1の電気解剖学的マッピングシステム900の表示デバイス902の実施形態の概略図を示す。
【0039】
図2及び
図3に示す実施形態を参照すると、表示デバイス902は、(使用時に)視覚化マップ(マッピング情報とも呼ばれる)を提供する。視覚化マップは、例えば、(A)(
図1に示す)医療用シースアセンブリ202の(を表現する)シース画像802、(B)(
図1に示す)医療用拡張器アセンブリ204の(を表現する)拡張器画像804、(C)(
図1の)細長い針アセンブリ206の(を表現する)細長い針画像806、及び(D)(
図1の)遠位エネルギーエミッタ208の(を表現する)穿刺デバイス画像808を示す。
【0040】
図2に示す実施形態を参照すると、表示デバイス902は、(描写された)視覚的表現が、遠位エネルギーエミッタ208を表す画像がエネルギー送達アセンブリ201を表す画像の遠位端部分に比較的近くに配置されているものとして描写されていることを意味(暗示)するマッピング情報を描写している。
【0041】
図3に示す実施形態を参照すると、表示デバイス902は、マッピング情報を描写している。(描写された)視覚的イメージング表現は、遠位エネルギーエミッタ208が、エネルギー送達アセンブリ201の遠位端部分から比較的離れて配置されている(から離れるように延在している)ことを意味(暗示)している。遠位エネルギーエミッタ208は、(穿刺デバイス画像808の動きを参照することにより)移動経路209又は移動方向に沿って移動可能であるとして視覚化することができる。
【0042】
図4は、
図1の電気解剖学的マッピングシステム900の信号インターフェースアセンブリ901の実施形態の概略図を示す。
【0043】
図4に示す実施形態を参照すると、ハンドルアセンブリ500が示されている。ハンドルアセンブリ500の部品(又は構成要素)のいくつか(例えば操舵デバイスなど)は、当業者に既知であり、したがって、これらの部品は詳細には説明されないことが理解されよう。
【0044】
図4に示す実施形態を参照すると、ハンドルアセンブリ500は、シース操舵調整ノブ502、ハンドル延長部504、針ハンドル506、及び導体ケーブル508を含む。導体ケーブル508は、エネルギーを遠位エネルギーエミッタ208に(したがってエネルギー生成器214などに接続された後に)伝達するように構成されている。ハンドルアセンブリ500はまた、導体ケーブル508用の延長ケーブル510を含む。ハンドルアセンブリ500はまた、スイッチボックス512を含む。スイッチボックス512は、エネルギー生成器214と(A)遠位エネルギーエミッタ208との間で(導体ケーブル508などを介して)、及び(B)信号インターフェースアセンブリ901との間で(マッピングケーブル514を介して)、信号を接続(分割)するように構成されている。マッピングケーブル514は、エネルギー生成器214のエネルギー信号を信号インターフェースアセンブリ901に伝達するように構成されている。
【0045】
図4に示す実施形態を参照すると、ハンドルアセンブリ500はまた、シース側ポートチューブ516を含む。ハンドルアセンブリ500はまた、シース導体ケーブル518を含む。シース導体ケーブル518は、センサ(203A、203B、203C、203D、205)からの信号を信号インターフェースアセンブリ901に(特定の又は所定の導体などを介して)伝達するように構成されている。シース導体ケーブル518は、マッピングケーブル520に電気的に接続するように構成されている。ハブ522がマッピングケーブル520の端部から延在している。専用導体524がマッピングケーブル520のハブ522から延在している。マッピングケーブル520は、プラグなどとも呼ばれる専用ピン(703A、703B、703C、703D、705)を各々が(それぞれ)有する複数の導体に分割されるように構成されている。ピン(703A、703B、703C、703D、705)の各々は、信号インターフェースアセンブリ901のそれぞれの専用ソケット(ポータル、レシーバ)に挿入されるように構成されている。ピン(703A、703B、703C、703D、705)は、信号インターフェースアセンブリ901の専用ソケットに電気的にそれぞれ接続可能であるように構成され、センサ(203A、203B、203C、203D、205)からのセンサ信号を信号インターフェースアセンブリ901に伝達するように(それぞれ)構成されている。ピン708は、マッピングケーブル514に接続されている。ピン708は、(A)信号インターフェースアセンブリ901の専用ソケットに電気的に接続可能であり、(B)エネルギー生成器214からのエネルギー信号を(少なくとも部分的に)信号インターフェースアセンブリ901に(それぞれ)伝達する(エネルギー信号は、遠位エネルギーエミッタ208にも送信されるエネルギー信号である)ように構成されている。
【0046】
図4に示す実施形態を参照すると、エネルギー生成器214は、接続部212及びスイッチボックス512などを介して遠位エネルギーエミッタ208及び信号インターフェースアセンブリ901に電気的に接続可能であるように構成されている。信号インターフェースアセンブリ901は、ピン(703A、703B、703C、703D、705、708)に電気的に接続可能であるように構成されたソケット905のアレイを含む。ピン(703A、703B、703C、703D、705、708)は、(好ましくは)複数のグループに割り当てられている。ピン(703A、703B、703C、703D)は、信号インターフェースアセンブリ901が、これらの信号を電気解剖学的マッピングシステム900に伝達して、エネルギー送達アセンブリ201の第1の態様(エネルギー送達アセンブリ201の医療用シースアセンブリ202の一部分の長さなど)に関連付けられた信号を表すことができるように、第1のピングループに割り当てられている。ピン(703A、705)は、信号インターフェースアセンブリ901が、これらの信号を電気解剖学的マッピングシステム900に伝達して、エネルギー送達アセンブリ201の第2の態様(例えば、医療用シースアセンブリ202の遠位先端と医療用拡張器アセンブリ204との間の相対的な離間距離)に関連付けられた信号を表すことができるように、第2のピングループに割り当てられている。ピン(705、708)は、信号インターフェースアセンブリ901が、これらの信号を電気解剖学的マッピングシステム900に伝達して、エネルギー送達アセンブリ201の第3の態様(例えば、医療用拡張器アセンブリ204の遠位先端と細長い針アセンブリ206の遠位端に配置された遠位エネルギーエミッタ208との間の相対的な離間距離など)に関連付けられた信号を表すことができるように、第3のピングループに割り当てられている。
【0047】
図4に示す実施形態を参照すると、信号インターフェースアセンブリ901の使用は、(経中隔穿刺処置などの処置中に表示デバイス902上に描写される)医療用シースアセンブリ202、医療用拡張器アセンブリ204、及び細長い針アセンブリ206のマッピング視覚化を含み得ることが理解されよう。好ましくは、信号インターフェースアセンブリ901は、必要に応じて、心臓内エコーシステム及び/又は蛍光透視システムなどの使用を置き換え、かつ/又は補足する方法であることが理解されよう。
【0048】
図4に示す実施形態を参照すると、信号インターフェースアセンブリ901は、(使用時に)エネルギー送達アセンブリ201の態様からの電気信号を電気的に伝達して、電気解剖学的マッピングシステム900の表示デバイス902を介したエネルギー送達アセンブリ201の少なくとも1つの態様(幾何学的視覚態様)の視覚化を可能にするように構成されている。電気解剖学的マッピングシステム900のマッピングソフトウェアは、これらの信号を受信及び処理して、(例えば、
図2及び/又は
図3に示す)表示デバイス902上に表示される視覚化マップを生成するように構成されている。電気解剖学的マッピングシステム900のマッピングソフトウェア(プログラミング)は、処置中にユーザを視覚的に支援するために(ユーザによって)利用され得るエネルギー送達アセンブリ201などの構成要素の位置合わせを視覚的にマッピングするように構成することができる。例えば、信号インターフェースアセンブリ901を使用しない場合、エネルギー送達アセンブリ201の構成要素の位置合わせの視覚化を達成することはより困難であり得る(また望ましくない誤差などが発生しやすい)。電気解剖学的マッピングシステム900のマッピングソフトウェアは、エネルギー送達アセンブリ201の構成要素の位置合わせを計算し、次いで、表示デバイス902を介して表示するように構成することができる。
【0049】
図5は、
図4の信号インターフェースアセンブリ901の構成の実施形態の概略図を示す。
【0050】
図5に示す実施形態を参照すると、
図4の信号インターフェースアセンブリ901のソケット905のグループの割り当てが示されている。エネルギー送達アセンブリ201の異なる視覚的態様を(特定の処置に必要とされ得るように)取得して表示するために、ピンとソケットとのペアリング又はグループ化のその他の構成又は変形を必要に応じて実現してもよいことが理解されよう。
【0051】
図6は、
図1の電気解剖学的マッピングシステム900の信号インターフェースアセンブリ901の実施形態の概略図を示す。
【0052】
図6に示す実施形態を参照すると、操舵調整ノブ602、ハンドル延長部604、針ハンドル606、及び(遠位エネルギーエミッタ208にエネルギーを伝達するための)エネルギーケーブル608を含むハンドルアセンブリ600が示されている。ハンドルアセンブリ600はまた、エネルギーケーブル608などのための延長ケーブル610を含む。
【0053】
図6に示す実施形態を参照すると、ハンドルアセンブリ600はまた、スイッチボックスアセンブリ612を含む。スイッチボックスアセンブリ612は、接続部212からのエネルギー信号を遠位エネルギーエミッタ208に(延長ケーブル610、エネルギーケーブル608などを介して)伝達するように構成されたエネルギーポート613を含む。
【0054】
図6に示す実施形態を参照すると、ハンドルアセンブリ600はまた、シース側ポートチューブ616及びシースワイヤアセンブリ618を含む。シースワイヤアセンブリ618は、専用センサ(203A、203B、203C、203D、205)にそれぞれ電気的に接続された専用ワイヤを提供する。シース延長ケーブル619が、シースワイヤアセンブリ618に(シースワイヤアセンブリ618などを延長するために)接続されている。
【0055】
図6に示す実施形態を参照すると、スイッチボックスアセンブリ612は、センサ信号ポート614を含む。センサ信号ポート614は、(シース延長ケーブル619を介して)シースワイヤアセンブリ618、マッピングケーブル620などに電気的に接続されるように構成されている。一組の導体が、マッピングケーブル620のハブ622から延在している。導体624がハブ622から延在している。マッピングケーブル620は、ピン(703A、703B、703C、703D、705、708)に分割されている。ピン(703A、703B、703C、703D、705、708)は、信号インターフェースアセンブリ901のそれぞれのソケットに電気的に接続するように構成され、また、各センサ(203A、203B、203C、203D、205)のセンサ信号及びエネルギー生成器214からの(遠位エネルギーエミッタ208に印加される)エネルギー信号を信号インターフェースアセンブリ901に伝達するように構成されている。
【0056】
図6に示す実施形態を参照すると、エネルギー生成器214は、接続部212を介して遠位エネルギーエミッタ208に接続可能である。有利には、エネルギー送達アセンブリ201の追加の物理的態様を、
図6に示す実施形態を利用することによって視覚化することができる。例えば、エネルギー送達アセンブリ201(又はその構成要素)の曲率をより良好に(より正確に)視覚化することができる。
【0057】
図7は、
図1の電気解剖学的マッピングシステム900の信号インターフェースアセンブリ901と共に使用するためのエネルギー送達アセンブリ201の実施形態の概略図を示す。
図7の図は、(エネルギー送達アセンブリ201の)医療用拡張器アセンブリ204及び医療用シースアセンブリ202の一部分の長手方向断面図を表す。
【0058】
図7に示す実施形態を参照すると、医療用シースアセンブリ202は、ハンドル延長部604を含む。シース内腔211は、ハンドル延長部604(又は医療用シースアセンブリ202)を通して画定される。シースセンサ203Aは、拡張器センサ205の近位に(近接して)配置されている。医療用拡張器アセンブリ204は、医療用シースアセンブリ202のシース内腔211に沿って受容される。拡張器センサ205は、医療用拡張器アセンブリ204の遠位部分に取り付けられている。シースワイヤアセンブリ618は、医療用シースアセンブリ202のハンドル延長部604から出る。シースワイヤアセンブリ618は、信号インターフェースアセンブリ901に(直接に又は間接に)電気的に接続される電線(導体)の束を提供する。第1の電線813Aは、医療用シースアセンブリ202のシースセンサ203Aのセンサ信号を伝達するように構成されている。第1の電線813Aは、シースワイヤアセンブリ618の特定の導体に合流(又は接続)している。第2の電線815は、医療用拡張器アセンブリ204の拡張器センサ205のセンサ信号を伝達するように構成されている。
【0059】
図7に示す実施形態を参照すると、電気整流子デバイス836が、第2の電線815のセンサ信号をシースワイヤアセンブリ618の特定の導体に伝達するように構成されている。電気整流子デバイス836(電気整流器リング及び接点など、並びにそれらの任意の等価物など)は、静止要素(ハンドル延長部604など)と可動及び/又は回転シャフト(医療用拡張器アセンブリ204など)との間で電気信号(及び/又は電力)を伝達するように構成されている。電気整流子デバイス836は、(好ましくは)ハンドル延長部604に取り付けられた第1の電気接点833を含む。電気整流子デバイス836は、(電気整流子デバイス836を介して)シースワイヤアセンブリ618の専用ワイヤに第2の電線815を接続するように構成されている。電気整流子デバイス836は、(好ましくは)医療用拡張器アセンブリ204に取り付けられた第2の電気接点835を含む。第2の電気接点835は、(第1の電気接点833を介して)第2の電線815用に構成されている。第1の電気接点833及び第2の電気接点835は、医療用拡張器アセンブリ204と医療用シースアセンブリ202との間の相対的な移動を可能にしながら、互いに電気的に接触するように構成されている。代替の実施形態(図示せず)は、電気整流子デバイス836を使用せずに、拡張器センサ205に追加される別個のケーブル(ワイヤ)のための構成を提供することが理解されよう。
【0060】
図8は、
図1の電気解剖学的マッピングシステム900の信号インターフェースアセンブリ901の実施形態の概略図を示す。
【0061】
図8に示す実施形態を参照すると、第1の内部ジャンパ1002及び第2の内部ジャンパ1004が設けられている。内部ジャンパ(接続部)は、拡張器センサ205からの拡張器電極信号をシースワイヤアセンブリ618に(又は
図4に示すシース導体ケーブル518に)送信するように構成されている。代替の実施形態(図示せず)は、拡張器センサ205などのための別個のケーブルを提供することであってもよいことが理解されよう。
【0062】
図8に示す実施形態を参照すると、マッピングシステム上の視覚化においてエネルギー送達アセンブリ201のセンサを結合する別の構成は、(電気解剖学的マッピングシステム900上に展開された)ソフトウェアを使用することによるものである。(電気解剖学的マッピングシステム900の)マッピングシステムソフトウェアは、視覚化(マッピング情報)を作成(生成)するように構成されているため、ソフトウェアがエネルギー送達アセンブリ201の構成要素(拡張器及びシースなど)を識別するようにプログラムされ、特定の物理的方法又は構成で接続されているならば、ソフトウェアは、エネルギー送達アセンブリ201の要素の改善された同軸位置合わせを示すように視覚化マップを表示させることができる。
【0063】
図8に示す実施形態を参照すると、エネルギー送達アセンブリ201のセンサ(例えば、拡張器及びシースなど)の割り当ては、エネルギー送達アセンブリ201の構成要素が同軸に表示され得るように、異なる直径、色などの別個の視覚化、及び/又は正確に位置合わせされた接続部をモデル化するための共有センサを有するマッピングシステムソフトウェア内で別々に達成されてもよいことが理解されるであろう。
【0064】
図8に示す実施形態を参照すると、(表示デバイス902に表示される)視覚化マップ内の細長い針アセンブリ206、医療用拡張器アセンブリ204、及び/又は医療用シースアセンブリ202の視覚化情報は、電気接続部を組み合わせるための信号インターフェースアセンブリ901(中間プラットフォーム)によって達成されてもよいことが理解されよう。
【0065】
図8に示す実施形態を参照すると、エネルギー送達アセンブリ201に沿って位置合わせされた専用センサ導体には、多くの他の構成が可能であり得ることが理解されよう。
【0066】
図8に示す実施形態を参照すると、カテーテル間の電極の間隔を一定とするために、拡張器がハブ内にロックされているときにのみ拡張器信号が利用可能であってもよいことが理解されよう。
【0067】
図8に示す実施形態を参照すると、カテーテル(エネルギー送達アセンブリ201の構成要素)間の複数の共有センサ(電極)を使用して、個々のカテーテルモデルごとに最低3つの電極を維持することで、先端ベクトルの曲率及びより良好な精度を捕捉できることが理解されよう。
【0068】
図9は、
図6及び/又は
図8の信号インターフェースアセンブリ901の構成の実施形態の概略図を示す。
【0069】
図9に示す実施形態を参照すると、
図6又は
図8の信号インターフェースアセンブリ901のソケット905のピンとグループとの間の割り当てが示されている。必要に応じて、ピンのグループ化(割り当て)の他の構成が実現されてもよいことが理解されよう。
【0070】
以下は、任意の1つ以上の任意の技術的特徴(詳細な記載、要約、及び特許請求の範囲に記載される)が、任意の他の1つ以上の任意の技術的特徴(詳細な記載、要約、及び特許請求の範囲に記載される)と組み合わせ可能である、実施形態の更なる記載として提案されている。特許請求の範囲の段落における各請求項は、特に明記しない限り、非限定的請求項であることが理解される。特に明記しない限り、これらの明細書で使用される関係用語は、当業者が等価の機能性を提供することを認識するであろう特定の許容誤差を含むと解釈されるべきである。例として、垂直という用語は、必ずしも90.0度に限定されるものではなく、当業者が関連する部材又は要素について記載された目的のために等価の機能を提供することを認識するであろうその変形を含み得る。構成の文脈における「約」及び「実質的に」などの用語は、概して、本開示を実質的に変更しない本開示内の要素の操作性を維持するために、関連する要素の配置、配備、又は構成に正確に、又は十分に近い配備、配置、又は構成に関する。同様に、その文脈から明確にされない限り、数値は、当業者が本開示の操作性を実質的に変化させないため、重要性が無視できるものとして認識される特定の許容誤差を含むと解釈されるべきである。記載及び/又は図面は、装置の実施形態(明示的又は本質的にいずれか)を同定及び記載することが理解されよう。装置は、特定の技術的目的及び/又は技術的機能に適するために必要とされ、及び/又は所望され得るように、詳細な記載において同定される技術的特徴の任意の好適な組み合わせ及び/又は並び変えを含み得る。可能及び好適である場合、装置の任意の1つ以上の技術的特徴は、(任意の組み合わせ及び/又は並び変えにおいて)装置の任意の他の1つ以上の技術的特徴と組み合わせられ得ることが理解されよう。当業者であれば、上記のように明示的に述べられていなくても、他の実施形態では、各実施形態の技術的特徴が展開され得ることを知っているであろうことが理解されよう。当業者であれば、装置の構成要素の構成に対して他の選択肢が可能であり、製造要件に調整し、また、特許請求の範囲のうちの少なくとも1つ以上に記載される範囲内に留まることが理解されよう。本明細書は、最良のモードを含む実施形態を提供し、また、当業者が実施形態を作製及び使用することを可能にする。特許可能な範囲は、特許請求の範囲によって定義され得る。書面による記載及び/又は図面は、特許請求の範囲を理解するのに役立ち得る。開示された主題の全ての重要な態様が本明細書に提供されていると考えられている。本明細書において、「含む(includes)」という単語は、両方の単語が、前提部、構成要素、部品、その他の非限定リストを示すために使用される点で、「備える(comprising)」という語に等価であると理解されている。「含む(including)」、「含有する(containing)」、又は「特徴付けられる(characterized by)」という用語と同義である、「備える(comprising)」という用語は、包括的又は非限定的であり、追加の、列挙されていない要素又は方法ステップを除外しない。備える(comprising)(からなる(comprised of))は、「非限定」語句であり、追加の、列挙されていない要素を採用する技術の適用範囲を可能にする。請求項に使用される場合、「備える(comprising)」という単語は、本開示の技術的特徴から請求項の前提部を分離する一時的な動詞(移行用語)である。前述は、非限定的な実施形態(実施例)を概説している。記載は、特定の非限定的な実施形態(実施例)について行われる。非限定的な実施形態は、実施例として単に例示的であるに過ぎないことが理解される。
【0071】
以下に、出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[付記1]電気解剖学的マッピングシステムと、前記電気解剖学的マッピングシステムによって検出可能であるように構成された遠位エネルギーエミッタを有する細長い針アセンブリと、少なくとも1つのセンサであって、前記遠位エネルギーエミッタ及び前記少なくとも1つのセンサが互いに対して移動可能であるような方法で、前記細長い針アセンブリの前記遠位エネルギーエミッタを少なくとも部分的に受容するように構成された少なくとも1つのセンサを有するエネルギー送達アセンブリと、と共に使用するための装置であって、前記装置は、
信号インターフェースアセンブリであって、
前記エネルギー送達アセンブリの前記少なくとも1つのセンサに信号接続可能であるように構成された信号入力部と、
前記電気解剖学的マッピングシステムの入力部に信号接続可能であるように構成された信号出力部と、
を含む、信号インターフェースアセンブリを備え、
前記電気解剖学的マッピングシステムは、表示デバイスを介して、前記エネルギー送達アセンブリの前記少なくとも1つのセンサの空間位置を、前記細長い針アセンブリの前記遠位エネルギーエミッタと共に、
前記信号入力部が、使用時に、前記エネルギー送達アセンブリの前記少なくとも1つのセンサに信号接続され、かつ、
前記信号出力部が、使用時に、前記電気解剖学的マッピングシステムの前記入力部に信号接続された、
後に表示するように構成されている、装置。
【0072】
[付記2]前記エネルギー送達アセンブリは、
医療用シースアセンブリと、
前記医療用シースアセンブリと相互作用するように構成された医療用拡張器アセンブリと、を備える、付記1に記載の装置。
【0073】
[付記3]前記エネルギー送達アセンブリは、
前記遠位エネルギーエミッタから延在する細長い針アセンブリであって、ワイヤが前記遠位エネルギーエミッタに電気的に接続され、前記ワイヤは前記細長い針アセンブリの長さに沿って延在する、細長い針アセンブリを含む、付記1に記載の装置。
【0074】
[付記4]前記エネルギー送達アセンブリは、
前記細長い針アセンブリを受容するように構成された医療用シースアセンブリであって、少なくとも1つのシースセンサを有する医療用シースアセンブリを更に含む、付記3に記載の装置。
【0075】
[付記5]前記エネルギー送達アセンブリは、
前記医療用シースアセンブリを受容するように構成された医療用拡張器アセンブリであって、少なくとも1つの拡張器センサを有する医療用拡張器アセンブリを更に含む、付記4に記載の装置。
【0076】
[付記6]前記信号インターフェースアセンブリは、前記エネルギー送達アセンブリの前記少なくとも1つのセンサからの少なくとも1つのセンサ信号を受信するように構成されており、
前記信号インターフェースアセンブリは、前記少なくとも1つのセンサ信号を前記電気解剖学的マッピングシステムに少なくとも部分的に伝達するように更に構成されている、付記1に記載の装置。
【0077】
[付記7]前記信号インターフェースアセンブリは、前記エネルギー送達アセンブリに関連付けられたエネルギー信号を受信し、前記エネルギー信号を前記電気解剖学的マッピングシステムに少なくとも部分的に伝達するように構成されている、付記6に記載の装置。
【0078】
[付記8]前記表示デバイスは、前記電気解剖学的マッピングシステムに電気的に接続されるように構成されている、付記1に記載の装置。
【0079】
[付記9]前記電気解剖学的マッピングシステムは、使用時に、前記表示デバイスにマッピング情報を出力するように構成されており、前記マッピング情報は、起動後の前記遠位エネルギーエミッタ及び前記エネルギー送達アセンブリの前記少なくとも1つのセンサの空間位置を含む、付記8に記載の装置。
【0080】
[付記10]前記エネルギー送達アセンブリの少なくとも1つのセンサに電気的に接続された少なくとも1つの専用ピンを各々有する複数の導体に分割されるように構成されたマッピングケーブルを更に備え、
前記マッピングケーブルは、前記信号インターフェースアセンブリとインターフェース接続するように更に構成されている、付記1に記載の装置。
【0081】
[付記11]前記マッピングケーブルは、前記表示デバイス上に描写される前記エネルギー送達アセンブリの一態様に関連付けられたグループに割り当てられた少なくとも1つのピンを含む、付記10に記載の装置。
【0082】
[付記12]前記エネルギー送達アセンブリの少なくとも1つのセンサに電気的に接続された少なくとも1つの専用ピンを各々有する複数の導体に分割されるように構成されたマッピングケーブルを更に備える、付記1に記載の装置。
【0083】
[付記13]前記マッピングケーブルは、エネルギー生成器からの前記エネルギー信号の少なくとも一部を前記信号インターフェースアセンブリに伝達するように更に構成されている、付記12に記載の装置。
【0084】
[付記14]前記マッピングケーブルは、前記信号インターフェースアセンブリとインターフェース接続するように更に構成されている、付記13に記載の装置。
【0085】
[付記15]前記信号インターフェースアセンブリは、使用時に、前記エネルギー送達アセンブリの一態様からの電気信号を電気的に伝達するように構成されている、付記1に記載の装置。
【0086】
[付記16]前記信号インターフェースアセンブリは、使用時に、前記エネルギー送達アセンブリの一態様からの電気信号を電気的に伝達して、前記電気解剖学的マッピングシステムの前記表示デバイスを介した前記エネルギー送達アセンブリの態様の視覚化を可能にするように構成されている、付記1に記載の装置。
【0087】
[付記17]前記エネルギー送達アセンブリは、
前記エネルギー送達アセンブリの少なくとも1つのセンサのセンサ信号を伝達するように構成された電気整流子デバイスを含む、付記1に記載の装置。
【0088】
[付記18]信号インターフェースアセンブリを含む電気解剖学的マッピングシステムと共に使用するため、及び前記電気解剖学的マッピングシステムによって検出可能であるように構成された遠位エネルギーエミッタを有する細長い針アセンブリと共に使用するための装置であって、前記装置は、
少なくとも1つのセンサであって、前記遠位エネルギーエミッタ及び前記少なくとも1つのセンサが互いに対して移動可能であるような方法で前記細長い針アセンブリの前記遠位エネルギーエミッタを少なくとも部分的に受け入れるように構成された少なくとも1つのセンサを有するエネルギー送達アセンブリを備え、
前記少なくとも1つのセンサは、前記信号インターフェースアセンブリの信号入力部にインターフェースされるように更に構成されており、
前記電気解剖学的マッピングシステムは、表示デバイスを介して、前記エネルギー送達アセンブリの前記少なくとも1つのセンサの空間位置を、前記細長い針アセンブリの前記遠位エネルギーエミッタと共に、
前記信号インターフェースアセンブリが、使用時に、前記エネルギー送達アセンブリの前記少なくとも1つのセンサに信号接続され、かつ、
前記信号インターフェースアセンブリが、使用時に、前記電気解剖学的マッピングシステムに信号接続された、
後に表示するように構成されている、装置。
【0089】
[付記19]装置であって、
電気解剖学的マッピングシステムと、
前記電気解剖学的マッピングシステムによって検出可能であるように構成された遠位エネルギーエミッタを有する細長い針アセンブリと、
少なくとも1つのセンサであって、前記遠位エネルギーエミッタ及び前記少なくとも1つのセンサが互いに対して移動可能であるような方法で前記細長い針アセンブリの前記遠位エネルギーエミッタを少なくとも部分的に受け入れるように構成された少なくとも1つのセンサを有するエネルギー送達アセンブリと、
信号インターフェースアセンブリであって、
前記エネルギー送達アセンブリの前記少なくとも1つのセンサに信号接続可能であるように構成された信号入力部と、
前記電気解剖学的マッピングシステムの入力部に信号接続可能であるように構成された信号出力部と、
を含む、信号インターフェースアセンブリを備え、
前記電気解剖学的マッピングシステムは、表示デバイスを介して、前記エネルギー送達アセンブリの前記少なくとも1つのセンサの空間位置を、前記細長い針アセンブリの前記遠位エネルギーエミッタと共に、
前記信号入力部が、使用時に、前記エネルギー送達アセンブリの前記少なくとも1つのセンサに信号接続され、かつ、
前記信号出力部が、使用時に、前記電気解剖学的マッピングシステムの前記入力部に信号接続された、
後に表示するように構成されている、装置。
【0090】
[付記20]信号インターフェースアセンブリを有する電気解剖学的マッピングシステムと、前記電気解剖学的マッピングシステムによって検出可能であるように構成された遠位エネルギーエミッタを有する細長い針アセンブリと、少なくとも1つのセンサであって、前記遠位エネルギーエミッタ及び前記少なくとも1つのセンサが互いに対して移動可能であるような方法で、前記細長い針アセンブリの前記遠位エネルギーエミッタを少なくとも部分的に受容するように構成された少なくとも1つのセンサを有するエネルギー送達アセンブリと、を動作させる方法であって、
前記電気解剖学的マッピングシステムの前記表示デバイスを介して、前記エネルギー送達アセンブリの前記少なくとも1つのセンサの空間位置を、前記細長い針アセンブリの前記遠位エネルギーエミッタと共に、
前記信号インターフェースアセンブリが、使用時に、前記エネルギー送達アセンブリの前記少なくとも1つのセンサに信号接続され、かつ、
前記信号インターフェースアセンブリが、使用時に、前記電気解剖学的マッピングシステムに信号接続された、
後に表示することを含む、方法。
【手続補正書】
【提出日】2024-06-06
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
電気解剖学的マッピングシステムと、前記電気解剖学的マッピングシステムと共に使用するための装置とを備える組み合わせシステムであって、前記装置は、
前記電気解剖学的マッピングシステムによって検出可能であるように構成された遠位エネルギーエミッタを有する細長い針アセンブリと、
エネルギー送達アセンブリであって、当該エネルギー送達アセンブリは第1センサ及び第1内腔を有する医療用シースアセンブリと、第2センサ及び第2内腔を有する医療用拡張器アセンブリとを含んでおり、前記医療用拡張器アセンブリは、前記遠位エネルギーエミッタを含めた前記細長い針アセンブリが当該医療用拡張器アセンブリに対して長手方向に相対移動可能であるように前記細長い針アセンブリを当該医療用拡張器アセンブリの前記第2内腔内に受容するように構成されている、前記エネルギー送達アセンブリと、
信号インターフェースアセンブリであって、
前記エネルギー送達アセンブリの前記第1センサ及び第2センサに接続可能であるように構成され、かつ、前記エネルギー送達アセンブリに関連付けられたエネルギー信号を受信するように構成された信号入力部と、
前記電気解剖学的マッピングシステムの入力部に接続可能であるように構成された信号出力部と、
を含む、信号インターフェースアセンブリを備え、
前記電気解剖学的マッピングシステムは、表示デバイスを介して、前記エネルギー送達アセンブリの前記第1センサ及び第2センサの空間位置を、前記細長い針アセンブリの前記遠位エネルギーエミッタと共に表示するように構成されている、組み合わせシステム。
【請求項2】
前記エネルギー送達アセンブリは、
前記遠位エネルギーエミッタに電気的に接続されたワイヤを含み、前記ワイヤは前記細長い針アセンブリの長さに沿って延在する、請求項1に記載の組み合わせシステム。
【請求項3】
前記医療用拡張器アセンブリは、前記医療用シースアセンブリの前記第1内腔内に受容されるように構成されている、請求項1に記載の組み合わせシステム。
【請求項4】
前記信号インターフェースアセンブリは、前記エネルギー送達アセンブリの前記第1センサ及び第2センサからの少なくとも1つのセンサ信号を受信するように構成されており、
前記信号インターフェースアセンブリは、前記少なくとも1つのセンサ信号を前記電気解剖学的マッピングシステムに少なくとも部分的に伝達するように更に構成されている、請求項1に記載の組み合わせシステム。
【請求項5】
前記信号インターフェースアセンブリは、前記エネルギー信号を前記電気解剖学的マッピングシステムに伝達するように構成されている、請求項4に記載の組み合わせシステム。
【請求項6】
前記表示デバイスは、前記電気解剖学的マッピングシステムに電気的に接続されるように構成されている、請求項1に記載の組み合わせシステム。
【請求項7】
前記電気解剖学的マッピングシステムは、使用時に、前記表示デバイスにマッピング情報を出力するように構成されており、前記マッピング情報は、前記遠位エネルギーエミッタの空間位置を含む、請求項6に記載の組み合わせシステム。
【請求項8】
前記エネルギー送達アセンブリの前記第1センサ及び第2センサに電気的に接続された少なくとも1つの専用ピンを各々有する複数の導体に分割されるように構成されたマッピングケーブルを更に備え、
前記マッピングケーブルは、前記信号インターフェースアセンブリとインターフェース接続するように更に構成されている、請求項1に記載の組み合わせシステム。
【請求項9】
前記マッピングケーブルは、前記表示デバイス上に描写される前記エネルギー送達アセンブリに関連付けられたグループに割り当てられた少なくとも1つのピンを含む、請求項8に記載の組み合わせシステム。
【請求項10】
前記エネルギー送達アセンブリの前記第1センサ及び第2センサのうちの少なくとも1つのセンサに電気的に接続された少なくとも1つの専用ピンを各々有する複数の導体に分割されるように構成されたマッピングケーブルを更に備える、請求項1に記載の組み合わせシステム。
【請求項11】
前記マッピングケーブルは、エネルギー生成器からのエネルギー信号を前記信号インターフェースアセンブリに伝達するように更に構成されている、請求項10に記載の組み合わせシステム。
【請求項12】
前記マッピングケーブルは、前記信号インターフェースアセンブリとインターフェース接続するように更に構成されている、請求項11に記載の組み合わせシステム。
【請求項13】
前記信号インターフェースアセンブリは、前記エネルギー送達アセンブリからの電気信号を電気的に伝達するように構成されている、請求項1に記載の組み合わせシステム。
【請求項14】
前記信号インターフェースアセンブリは、前記エネルギー送達アセンブリからの電気信号を電気的に伝達して、前記表示デバイスを介した前記エネルギー送達アセンブリの視覚化を可能にするように構成されている、請求項1に記載の組み合わせシステム。
【請求項15】
前記エネルギー送達アセンブリは、
前記エネルギー送達アセンブリの前記第1センサ及び第2センサのセンサ信号を伝達するように構成された電気整流子デバイスを含む、請求項1に記載の組み合わせシステム。