(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024119996
(43)【公開日】2024-09-03
(54)【発明の名称】オフラインバックアップシステム
(51)【国際特許分類】
G06F 21/60 20130101AFI20240827BHJP
G06F 21/44 20130101ALI20240827BHJP
G06F 11/14 20060101ALI20240827BHJP
【FI】
G06F21/60
G06F21/44
G06F11/14 656
【審査請求】未請求
【請求項の数】3
【出願形態】OL
【公開請求】
(21)【出願番号】P 2024097789
(22)【出願日】2024-06-18
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.THUNDERBOLT
(71)【出願人】
【識別番号】519195888
【氏名又は名称】葉山 幸治
(74)【代理人】
【識別番号】100160990
【弁理士】
【氏名又は名称】亀崎 伸宏
(72)【発明者】
【氏名】葉山 幸治
(57)【要約】
【課題】セキュリティの強度を高めたオフラインバックアップシステムを提供する。
【解決手段】オフラインバックアップシステム1は、オフラインバックアップの対象となるデータが記憶されている情報システムISに接続され、データをコピーしてバックアップデータとしてオフラインバックアップを実行させるプログラムがインストールされているコンピュータ10と、電源スイッチ11aを介してコンピュータ10に接続され、バックアップデータを記憶するディスク12と、スイッチングハブ13を介してコンピュータ10に接続され、電源スイッチ11aのオンオフを制御するオンオフ制御装置15と、を備えている。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
オフラインバックアップの対象となるデータが記憶されている情報システムに接続され、前記データをコピーしてバックアップデータとしてオフラインバックアップを実行させるプログラムがインストールされているコンピュータと、
電源スイッチを介して前記コンピュータに接続され、前記バックアップデータを記憶する外部記憶装置と、
スイッチングハブを介して前記コンピュータに接続され、前記電源スイッチのオンオフを制御するオンオフ制御装置と、を備えている
オフラインバックアップシステム。
【請求項2】
前記外部記憶装置は、複数であり、それぞれが個々の前記電源スイッチを介して前記コンピュータに接続されている
請求項1に記載のオフラインバックアップシステム。
【請求項3】
前記コンピュータは、前記外部記憶装置から、製造者情報、ハードウェアモデル名、シリアル番号、外部記憶装置内パーティション存在順序、又はパーティションユニークIDを識別情報として取得して、該識別情報に基づいて前記外部記憶装置を識別する
請求項2に記載のオフラインバックアップシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、オフラインバックアップシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
情報システムの停止時に当該情報システムのデータをバックアップするオフラインバックアップシステムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このようなオフラインバックアップは、ハードウェアの故障やソフトウェア不具合への対策として用いられてきたが、昨今のサイバー攻撃では、ランサムウェアをはじめとするマルウェアによる同一端末、同一ネットワーク上に存在するファームウェア・OS・データについて改変を行い、データの暗号化を含むデータ破壊が行われ問題となっている。このため、オフラインバックアップシステムにもサイバー攻撃に対する強度が求められるようになった。
【0005】
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、セキュリティの強度を高めたオフラインバックアップシステムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(1)本発明は、オフラインバックアップの対象となるデータが記憶されている情報システム(例えば、後述する情報システムIS)に接続され、前記データをコピーしてバックアップデータとしてオフラインバックアップを実行させるプログラムがインストールされているコンピュータ(例えば、後述するコンピュータ10)と、電源スイッチ(例えば、後述する電源スイッチ11a)を介して前記コンピュータに接続され、前記バックアップデータを記憶する外部記憶装置(例えば、後述するディスク12)と、スイッチングハブ(例えば、後述するスイッチングハブ13)を介して前記コンピュータに接続され、前記電源スイッチのオンオフを制御するオンオフ制御装置(例えば、後述するオンオフ制御装置15)と、を備えているオフラインバックアップシステム(例えば、後述するオフラインバックアップシステム1)である。
【0007】
本発明によれば、バックアップデータを記憶する外部記憶装置が電源スイッチを介してコンピュータに接続され、また、電源スイッチのオンオフを制御するオンオフ制御装置がスイッチングハブを介してコンピュータに接続されているので、コンピュータに不正アクセスがあった場合であっても、オンオフ制御装置が不正に制御されることはなく、ひいては、外部記憶装置が記憶するバックアップデータが攻撃されることはない。
【0008】
また、本発明によるオフラインバックアップを複数のタイミングで定期的に異なる外部記憶装置に実施することにより、バックアップを行う際にサイバー攻撃を受けた場合においても、過去に取得し、オフラインになっているバックアップデータは影響を受けることがない。
【0009】
(2)本発明はまた、前記外部記憶装置は、複数であり、それぞれが個々の前記電源スイッチを介して前記コンピュータに接続されている上記(1)に記載のオフラインバックアップシステムである。
【0010】
本発明によれば、外部記憶装置が複数であるので、バックアップデータを複数の外部記憶装置に並行して記憶させることで、オフラインバックアップを実行する時間を短縮させることができる。
【0011】
(3)本発明はまた、前記コンピュータは、前記外部記憶装置から、製造者情報、ハードウェアモデル名、シリアル番号、外部記憶装置内パーティション存在順序、又はパーティションユニークIDを識別情報として取得して、該識別情報に基づいて前記外部記憶装置を識別する上記(2)に記載のオフラインバックアップシステムである。
【0012】
本発明によれば、電源スイッチのオンオフをした場合であっても、外部記憶装置の論理的なドライブレターは変動してしまう可能性があるものの、外部記憶装置の製造者情報、ハードウェアモデル名、シリアル番号、外部記憶装置内パーティション存在順序、及びパーティションユニークIDは変動しないので、コンピュータは、外部記憶装置の製造者情報、ハードウェアモデル名、シリアル番号、外部記憶装置内パーティション存在順序、又はパーティションユニークIDを識別情報として取得することで、外部記憶装置を正しく識別することができる。
【0013】
また、本発明によれば、外部記憶装置の論理ドライブ(パーティション)をフォーマットした場合であっても、外部記憶装置の論理的なドライブレターは変動してしまうものの、外部記憶装置の製造者情報、ハードウェアモデル名、シリアル番号、及び外部記憶装置内パーティション存在順序は変動しないので、コンピュータは、外部記憶装置の製造者情報、ハードウェアモデル名、シリアル番号、又は外部記憶装置パーティション存在順序を識別情報として取得することで、外部記憶装置を正しく識別することができる。
【0014】
また、本発明によれば、外部記憶装置の論理ドライブ(パーティション)をフォーマットした場合であっても、外部記憶装置の論理的なドライブレター及びパーティションユニークIDは変動してしまうものの、コンピュータは、外部記憶装置のパーティションユニークIDを再度識別登録しておき、当該パーティションユニークIDを識別情報として取得することで、外部記憶装置を正しく識別することができる。
【発明の効果】
【0015】
本発明の上記(1)~(3)に記載のオフラインバックアップシステムによれば、セキュリティの強度を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【
図1】本発明の第1実施形態に係るオフラインバックアップシステムを示すブロック図である。
【
図2】本発明の第1実施形態に係るオフラインバックアップシステムにおける事前の設定作業の流れを示すシーケンス図である。
【
図3】本発明の第1実施形態に係るオフラインバックアップシステムにおけるオフラインバックアップの流れを示すシーケンス図である。
【
図4】本発明の第2実施形態に係るオフラインバックアップシステムを示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、図面を参照して、本発明の実施形態に係るオフラインバックアップシステムについて、詳細に説明する。
【0018】
[第1実施形態]まず、
図1を用いて、オフラインバックアップシステム1の構成について説明する。
図1は、オフラインバックアップシステム1を示すブロック図である。
【0019】
図1に示すオフラインバックアップシステム1は、情報システムISに記憶されているデータのオフラインバックアップを実行するシステムである。情報システムISは、オフラインバックアップの対象となるデータとして大容量のデータが記憶されているシステムであることが好適であり、例えば、電子カルテ等のデータが記憶されている医療情報システムである。
【0020】
具体的に、オフラインバックアップシステム1は、コンピュータ10と、USBハブ11と、複数のディスク(外部記憶装置)12と、スイッチングハブ13と、複数の回転モータ14と、オンオフ制御装置15と、を備えている。
【0021】
コンピュータ10は、高速かつ多数のUSB及びUSB互換規格のポートを多数備え、多数のUSBハブ11を接続可能なノートパソコンを含むパーソナルコンピュータであることが好適であり、情報システムISに記憶されているデータをコピーしてバックアップデータとしてオフラインバックアップを実行させるプログラムがインストールされている。このコンピュータ10は、スイッチングハブ13を介して情報システムIS及びオンオフ制御装置15にLAN接続されていると共に、USBハブ11を介して複数のディスク12の各々に接続されている。
【0022】
また、コンピュータ10は、複数のディスク12の各々から、製造者情報、ハードウェアモデル名、シリアル番号、ディスク内パーティション存在順序(外部記憶装置内パーティション存在順序)、又はパーティションユニークIDを識別情報として取得して、当該識別情報に基づいてディスク12を識別する。また、コンピュータ10は、時刻管理機能(Real Time Clock管理機能)を有する。
【0023】
USBハブ11は、コンピュータ10にUSB接続されていると共に、複数のUSBポート(図示省略)の各々にディスク12が接続されている。このUSBハブ11は、複数のUSBポート(図示省略)の各々に電源スイッチ11aが設けられている。複数の電源スイッチ11aは、それぞれ、複数の回転モータ14の各々に取り付けられている操作片(図示省略)によって操作される。USBポート(図示省略)の個数、及び当該USBポート(図示省略)の各々に設けられている電源スイッチ11aの個数は、ディスク12の個数に応じて適宜設定されるものである。USBハブ11は、USB(Universal Serial Bus)を用いたハブに限定されることはなく、例えば、Thunderboltハブ等のUSBと互換性のある規格のポートを有したハブでもよく、より高速で多数の外部記憶装置を接続可能なものが好適である。
【0024】
複数のディスク12は、それぞれ、コンピュータ10にUSB接続されているUSBハブ11のUSBポート(図示省略)の各々に接続されていることで、個々の電源スイッチ11aを介してコンピュータ10に接続されている。これら複数のディスク12は、バックアップデータを記憶する。ディスク12の個数は、オフラインバックアップの対象となるデータの容量に応じて適宜設定されるものである。
【0025】
スイッチングハブ13は、コンピュータ10にLAN接続されていると共に、情報システムIS及びオンオフ制御装置15にLAN接続されている。
【0026】
複数の回転モータ14は、それぞれ、オンオフ制御装置15に接続されている。これら複数の回転モータ14は、それぞれ、回転軸(図示省略)に操作片(図示省略)が取り付けられており、操作片(図示省略)を介して電源スイッチ11aを操作することで当該電源スイッチ11aのオンオフをする。回転モータ14の個数は、ディスク12の個数に応じて適宜設定されるものである。
【0027】
オンオフ制御装置15は、スイッチングハブ13を介してコンピュータ10にLAN接続されていると共に、複数の回転モータ14の各々に接続されている。このオンオフ制御装置15は、コントローラーマイコンであり、複数の回転モータ14の各々に取り付けられている操作片(図示省略)を介して複数の電源スイッチ11aの各々のオンオフを制御すると共に、時刻管理機能(Real Time Clock管理機能)を有する。
【0028】
次に、
図2を用いて、オフラインバックアップシステム1における事前の設定作業の流れについて説明する。
図2は、オフラインバックアップシステム1における事前の設定作業の流れを示すシーケンス図である。
【0029】
図2に示すように、ユーザは、コンピュータ10を操作して、オフラインバックアップに用いるディスク12を選択する(ステップS101)。コンピュータ10は、複数のディスク12の各々にアクセスして(ステップS102)、ディスク12の識別情報を取得する(ステップS103)。コンピュータ10は、取得したディスク12の識別情報に基づいて、オフラインバックアップに用いるディスク12を識別して、当該ディスク12と当該ディスク12に対応する電源スイッチ11aを操作する回転モータ14とを紐付ける(ステップS104)。
【0030】
ユーザは、コンピュータ10を操作して、バックアップスケジュール(バックアップ開始時刻、バックアップ終了時刻、バックアップ元、バックアップ先)を設定する(ステップS105)。
【0031】
ユーザは、オンオフ制御装置15を操作して、当該オンオフ制御装置15に搭載された通信機能を有効化し、コンピュータ10と通信させる(ステップS106)。オンオフ制御装置15は、コンピュータ10にアクセスして(ステップS107)、オフラインバックアップに用いるディスク12に紐付いている回転モータ14の情報、及びバックアップスケジュールの情報を取得する(ステップS108)。オンオフ制御装置15は、コンピュータ10から情報を取得した後、自動的に、コンピュータ10との通信を切断する(ステップS109)。ここでいう通信の切断とは、コンピュータ10との通信に限らず、他の通信機器とのアクセスを行わない状態にすることを意味する。
【0032】
次に、
図3を用いて、オフラインバックアップシステム1におけるオフラインバックアップの流れについて説明する。
図3は、オフラインバックアップシステム1におけるオフラインバックアップの流れを示すシーケンス図である。
【0033】
図3に示すように、オンオフ制御装置15は、事前に設定されている準備時間を考慮して、バックアップ開始時刻の少し前に、オフラインバックアップに用いるディスク12に紐付いている回転モータ14を駆動して(ステップS201)、電源スイッチ11aをオフからオンにする(ステップS202)。電源スイッチ11aがオンになることで、オフラインバックアップに用いるディスク12とコンピュータ10とが物理的に接続される。
【0034】
コンピュータ10は、オフラインバックアップに用いるディスク12にアクセスして、接続確認をしてから(ステップS203)、オフラインバックアップを実行する(ステップS204)。
【0035】
コンピュータ10は、USBハブ11にイジェクト命令(論理的取り外し命令)を出し(ステップS205)、その後、オフラインバックアップに用いたディスク12にアクセスして、ドライブ不存在確認をする(ステップS206)。
【0036】
オンオフ制御装置15は、バックアップ終了時刻に、オフラインバックアップに用いたディスク12に紐付いている回転モータ14を駆動して(ステップS207)、電源スイッチ11aをオンからオフにする(ステップS208)。電源スイッチ11aがオフになることで、オフラインバックアップに用いたディスク12とコンピュータ10とが物理的に切断される。
【0037】
コンピュータ10は、オフラインバックアップに用いたディスク12にアクセスして、USBポート上の当該ディスク不存在確認をする(ステップS209)。
【0038】
以上説明したように、オフラインバックアップシステム1は、オフラインバックアップの対象となるデータが記憶されている情報システムISに接続され、データをコピーしてバックアップデータとしてオフラインバックアップを実行させるプログラムがインストールされているコンピュータ10と、電源スイッチ11aを介してコンピュータ10に接続され、バックアップデータを記憶するディスク12と、スイッチングハブ13を介してコンピュータ10に接続され、電源スイッチ11aのオンオフを制御するオンオフ制御装置15と、を備えている。
【0039】
このようなオフラインバックアップシステム1によれば、バックアップデータを記憶するディスク12が電源スイッチ11aを介してコンピュータ10に接続され、また、電源スイッチ11aのオンオフを制御するオンオフ制御装置15がスイッチングハブ13を介してコンピュータ10に接続されているので、コンピュータ10に不正アクセスがあった場合であっても、オンオフ制御装置15が不正に制御されることはなく、ひいては、ディスク12が記憶するバックアップデータが攻撃されることはない。
【0040】
また、本発明によるオフラインバックアップを複数のタイミングで定期的に異なるディスク12に実施することにより、バックアップを行う際にサイバー攻撃を受けた場合においても、過去に取得し、オフラインになっているバックアップデータは影響を受けることがない。
【0041】
また、オフラインバックアップシステム1において、ディスク12は、複数であり、それぞれが個々の電源スイッチ11aを介してコンピュータ10に接続されている。
【0042】
このようなオフラインバックアップシステム1によれば、ディスク12が複数であるので、バックアップデータを複数のディスク12に並行して記憶させることで、オフラインバックアップを実行する時間を短縮させることができる。
【0043】
また、オフラインバックアップシステム1において、コンピュータ10は、ディスク12から、製造者情報、ハードウェアモデル名、シリアル番号、ディスク内パーティション存在順序、又はパーティションユニークIDを識別情報として取得して、当該識別情報に基づいてディスク12を識別する。
【0044】
このようなオフラインバックアップシステム1によれば、電源スイッチ11aのオンオフをした場合であっても、ディスク12の論理的なドライブレターは変動してしまう可能性があるものの、ディスク12の製造者情報、ハードウェアモデル名、シリアル番号、ディスク内パーティション存在順序、及びパーティションユニークIDは変動しないので、コンピュータ10は、ディスク12の製造者情報、ハードウェアモデル名、シリアル番号、ディスク内パーティション存在順序、又はパーティションユニークIDを識別情報として取得することで、ディスク12を正しく識別することができる。
【0045】
また、このようなオフラインバックアップシステム1によれば、ディスク12の論理ドライブ(パーティション)をフォーマットした場合であっても、ディスク12の論理的なドライブレターは変動してしまうものの、ディスク12の製造者情報、ハードウェアモデル名、シリアル番号、及びディスク内パーティション順序は変動しないので、コンピュータ10は、ディスク12の製造者情報、ハードウェアモデル名、シリアル番号、又はディスク内パーティション存在順序を識別情報として取得することで、ディスク12を正しく識別することができる。
【0046】
また、このようなオフラインバックアップシステム1によれば、ディスク12の論理ドライブ(パーディション)をフォーマットした場合であっても、ディスク12の論理的なドライブレター及びパーティションユニークIDは変動してしまうものの、コンピュータ10は、ディスク12のパーディションユニークIDを再度識別登録しておき、当該パーティションユニークIDを識別情報として取得することで、ディスク12を正しく識別することができる。
【0047】
以上説明したように、オフラインバックアップシステム1によれば、セキュリティの強度を高めることができる。
【0048】
[第2実施形態]次に、
図4を用いて、オフラインバックアップシステム2の構成について説明する。
図4は、オフラインバックアップシステム2を示すブロック図である。
【0049】
なお、ここでは、第2実施形態に係るオフラインバックアップシステム2の特徴部分のみを説明し、第1実施形態に係るオフラインバックアップシステム1(
図1参照)と同様の構成、作業及び効果についての説明は適宜省略する。
【0050】
図4に示すオフラインバックアップシステム2は、オフラインバックアップシステム1(
図1参照)の構成に加え、ユーザ端末UTに対するメール通知機能を実現する構成として、ファイアフォールFWと、クラウドCCと、ユーザ端末UTと、を備えている。
【0051】
コンピュータ10及びオンオフ制御装置15は、ファイアフォールFWを介してクラウドCCに接続され、クラウドCCに対し、各構成の電源状態や、オフラインバックアップにおける各ステップの完了状況を通知する。クラウドCCは、コンピュータ10及びオンオフ制御装置15からの通知を受け、当該通知に基づき、ユーザ端末UTに対して、オフラインバックアップの異常や正常完了のメール通知を行う。
【0052】
本発明は、上記各実施形態に限られるものではなく、その趣旨及び技術思想を逸脱しない範囲で種々の変形が可能である。
【0053】
例えば、上記各実施形態では、電源スイッチ11aのオンオフをする動力源として、回転モータ14を例に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、回転モータ14に代えてリニアモータその他の動力源を用いてもよい。
【符号の説明】
【0054】
1,2 オフラインバックアップシステム
10 コンピュータ
11 USBハブ
11a 電源スイッチ
12 ディスク(外部記憶装置)
13 スイッチングハブ
14 回転モータ
15 オンオフ制御装置
IS 情報システム
FW ファイアウォール
CC クラウド
UT ユーザ端末