(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024120644
(43)【公開日】2024-09-05
(54)【発明の名称】緩衝ボード
(51)【国際特許分類】
B65D 57/00 20060101AFI20240829BHJP
【FI】
B65D57/00 B
【審査請求】未請求
【請求項の数】7
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023027576
(22)【出願日】2023-02-24
(71)【出願人】
【識別番号】591006944
【氏名又は名称】三甲株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100112472
【弁理士】
【氏名又は名称】松浦 弘
(74)【代理人】
【識別番号】100202223
【弁理士】
【氏名又は名称】軸見 可奈子
(72)【発明者】
【氏名】高木 俊輔
(72)【発明者】
【氏名】河端 健
【テーマコード(参考)】
3E066
【Fターム(参考)】
3E066AA12
3E066BA01
3E066CA01
3E066DA01
3E066HA05
3E066KA20
3E066MA05
3E066NA60
(57)【要約】
【課題】紛失を防ぐことが求められている。
【解決手段】本開示の緩衝ボード10には、薄板状の無線通信機器100(RFIDタグ)を差し込んで収容可能な収容部20が設けられている。収容部20は、長辺側の側面12から短手方向奥側へ延びたスリットであり、長辺側の側面12に開放した開口が差込口20Aとなっている。また、収容部20は、緩衝ボード10の長辺側の側面12のうち長手方向の中央部に配され、表裏の主面11の間の中央で主面11と平行に延びている。
【選択図】
図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
厚さ方向の途中位置に、無線通信機器を収容可能な収容部を備える緩衝ボード。
【請求項2】
緩衝ボードの1の側面に、前記無線通信機器を前記収容部へ差し込むための差込口が開口している請求項1に記載の緩衝ボード。
【請求項3】
緩衝ボードの1の面に、前記収容部内に収容される前記無線通信機器の一部を視認可能とする開口部を有する請求項1又は2に記載の緩衝ボード。
【請求項4】
前記1の側面以外の面に、前記収容部内に収容される前記無線通信機器の一部を視認可能とする開口部を有し、
前記開口部は、前記収容部のうち、前記無線通信機器の差し込み方向における前記差込口と反対側の端部に連通している請求項2に記載の緩衝ボード。
【請求項5】
発泡樹脂を主体とする緩衝ボードであって、
前記無線通信機器は薄板状をなし、
前記収容部は、前記無線通信機器よりも薄いスリット状で、前記無線通信機器を差し込み可能になっている請求項1,2,4の何れか1の請求項に記載の緩衝ボード。
【請求項6】
前記収容部は、前記無線通信機器を差し込み可能になっていて、
前記収容部の差込口を塞ぐ蓋部材と、
前記蓋部材を抜け止めするための抜け止め部と、を備える請求項1,2,4の何れか1の請求項に記載の緩衝ボード。
【請求項7】
前記無線通信機器を保持した状態で前記収容部に差し込まれる機器保持具と、
前記機器保持具を抜け止めするための抜け止め部と、を備える請求項1,2,4の何れか1の請求項に記載の緩衝ボード。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、緩衝ボードに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、荷物の輸送時に荷物間に差し込まれる緩衝ボードが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2004-75115号公報(
図6参照)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述した従来の緩衝ボードにおいては、紛失を防ぐことが求められている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の緩衝ボードは、厚さ方向の途中位置に、無線通信機器を収容可能な収容部を備える緩衝ボードである。
【発明の効果】
【0006】
本開示に係る緩衝ボードによれば、無線通信機器を収容することで、緩衝ボードの所在を管理しやすくなり、紛失を防ぐことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【
図1】本開示の一実施形態に係る緩衝ボードの斜視図
【
図3】(A)緩衝ボードの収容部近傍の側断面図、(B)無線通信機器が収容されている状態の収容部近傍の側断面図
【発明を実施するための形態】
【0008】
図1から
図4を参照して、本実施形態の緩衝ボード10について説明する。
図1に示された緩衝ボード10は、例えば、発泡樹脂(例えば、発泡ポリエチレンや発泡ポリプロピレン)のビーズを成形型内で発泡させてなる発泡成形品である。
【0009】
緩衝ボード10は、長方形の板状をなし、表裏の主面11と長方形の4辺に配される側面12とを有する。緩衝ボード10のコーナー部及び各辺は面取り形状になっている。詳細には、
図2に示すように、側面12は、緩衝ボード10の厚みの1/2~1/3程の幅で、板厚方向の中央に配されている。側面12の両側辺からは段差面12Dが内側に張り出し、その段差面12Dの内縁と表裏の主面11の外縁とが湾曲面13によって連絡されている。
【0010】
また、
図1に示すように、緩衝ボード10の表裏の主面11には、長手方向で並んだ2つの矩形凹部14が形成されている(
図1には、表側の主面11の矩形凹部14のみが示されている)。この矩形凹部14には、例えば、製品名や社名等が膨出成形されたり、シールが貼られたりする。
【0011】
さて、本実施形態の緩衝ボード10には、薄板状の無線通信機器100(本実施形態では、短冊状のRFIDタグ。
図3参照)を差し込んで収容可能な収容部20が設けられている。詳細には、
図1及び
図2に示すように、収容部20は、長辺側の側面12から短手方向奥側へ延びたスリットであり、長辺側の側面12に開放した開口が差込口20Aとなっている。収容部20の長さ(緩衝ボード10の短手方向の長さ)は、無線通信機器100よりも長く、収容部20の幅(緩衝ボード10の長手方向の長さ)の3~5倍程になっている。また、収容部20は、緩衝ボード10の長辺側の側面12のうち長手方向の中央部に配され、表裏の主面11の間の中央で主面11と平行に延びている。
【0012】
収容部20は、成形された緩衝ボード10にカッター等の工具が差し込まれて形成され、厚みがほとんどなく、無線通信機器100よりも薄くなっている。なお、収容部20は金型により成形時に形成されてもよいが、この場合も無線通信機器100の厚みよりも薄くすることが好ましい。
【0013】
図2及び
図4に示すように、緩衝ボード10の表側の主面11には、収容部20の奥側端部に連通する開口部25が形成されている。開口部25は、収容部20の幅全体に開口している。また、開口部25の幅(緩衝ボード10の短手方向の長さ)は、収容部20の長さの1/10程であり、収容部20の厚みよりも大きくなっている。さらに、表側の主面11には、開口部25の内側の隣に小凹部28が形成され、裏側の主面11にも同位置に小凹部28が形成されている。
【0014】
小凹部28の平面形状は略正方形で矩形凹部14の平面形状よりも小さくなっている。また、小凹部28の深さは、矩形凹部14の深さと略同一になっている。この小凹部28には、例えば、収容部20の目印となるような表記(例えば、「RFIDタグ」等の文字や矢印等)が膨出成形されたり、シールが貼られたりする。なお、
図3に示すように、収容部20は、表裏の小凹部28よりも深い位置(板厚方向の中央側)に位置することとなる。
【0015】
次に、緩衝ボード10の作用効果について説明する。緩衝ボード10は、例えば、トラックや海上コンテナ等で荷物を輸送する際に、荷物間にスペーサーとして差し込まれて使用される。そして、本実施形態の緩衝ボード10は、収容部20に無線通信機器100(RFIDタグ)を収容して使用可能になっている。例えば、GPS機能を搭載した無線通信機器100を使用すれば、その緩衝ボード10の所在地をリアルタイムに確認可能となる。また、輸送される荷物にRFIDタグ等が取り付けられて管理されている場合、荷物と共に通過点が記録され、緩衝ボード10の所在を把握しやすくなる。これにより、緩衝ボード10の紛失を防ぐことが可能となる。
【0016】
また、収容部20は、緩衝ボード10の板厚方向の中央部に配されているので、無線通信機器100が衝撃から保護されやすくなっている。さらに、収容部20の差込口20Aが側面12に配されているので、無線通信機器100を入れ忘れた状態で緩衝ボード10が使用されていても(荷物間に差し込まれていても)、無線通信機器100を差し込むことができる。しかも、差込口20Aが長辺側の側面に配されているので、縦長の状態で使用された緩衝ボード10に対して、無線通信機器100の差し込みを作業者が横から行うことができる。
【0017】
さらに、緩衝ボード10の表側の主面11に、収容部20に連通する開口部25が形成されているので、無線通信機器100の有無を確認しやすくなっている。しかも、開口部25の幅が収容部20の厚みよりも大きくなっているので、差込口20Aからよりも無線通信機器100の有無を確認しやすくなっている。さらに、開口部25が、収容部20の奥側端部に配されているので、無線通信機器100が奥まで差し込まれているか確認しやすくなっている。その上、開口部25に指や工具等を差し込むことで、無線通信機器100を差込口20A側へ押して抜くこともできる。また、開口部25が、収容部20及び無線通信機器100と平行な主面11に配されているので、薄板状の無線通信機器100の主平面を視認することが可能となり、無線通信機器100の有無の確認が容易になる。
【0018】
また、緩衝ボード10は発泡樹脂製なので、収容部20を無線通信機器100より薄くすると、発泡樹脂を弾性変形させながら無線通信機器100を押し込むこととなり、収容された無線通信機器100に発泡樹脂の復元力がかかり、無線通信機器100が外れにくくなる。さらに、収容部20は、無線通信機器100よりも長く、無線通信機器100が奥まで収容されると、差込口20A側の端部に隙間ができるので、差込口20Aが発泡樹脂の復元力により窄み、無線通信機器100の脱落が防がれる。
【0019】
また、収容部20をカッター等の工具で形成されたスリットにしても、発泡樹脂を弾性変形させて無線通信機器100を差し込むことができるので、既存の発泡樹脂製の緩衝ボードに収容部20を形成することにより無線通信機器100を差し込むこともできる。
【0020】
[他の実施形態]
(1)上記実施形態では、収容部20は、長辺側の側面12から延びていたが、短辺側の側面12から延びていてもよい。また、収容部20の差込口20Aが主面11に配されていてもよい。
【0021】
(2)収容部20は、主面11と平行であったが、主面11と直交又は交差していてもよい。
【0022】
(3)開口部25は、主面11ではなく、差込口20Aが配された側面12と直交する側面12に形成されていてもよい。なお、収容部20が主面11と直交している場合に収容部20と平行な側面12に開口部25を設けると、上記実施形態と同様に、薄板状の無線通信機器100の主平面を視認することが可能となり、無線通信機器100の有無の確認が容易になる。
【0023】
(4)無線通信機器100は、カード状その他の薄板状であってもよいし、薄板状ではなくブロック状、柱状等であってもよい。また、タグリーダーからの電波や磁界を受けて動作するパッシブタグ、バッテリーを内蔵して電波を受けた時だけ動作するセミアクティブタグ、バッテリーを内蔵して常に信号を発信するアクティブタグの何れであってもよい。また、RFIDタグではなく、赤外線通信機器、その他の通信機器であってもよい。
【0024】
(5)収容部20の差込口20Aを塞ぐ蓋部材を取り付けてもよい。このとき、蓋部材に断面矢印状の返しがついていたり、収容部の内側面に奥側へ傾斜した突片がついている等して、蓋部材が抜け止めされる構成が好ましい。これによれば、抜け止めされた蓋部材により差込口20Aが塞がれるので、無線通信機器100の脱落が防がれる。
【0025】
(6)無線通信機器100がそのまま差し込まれるのではなく、無線通信機器100を機器保持具に保持させ、その機器保持具を差し込む構成であってもよい。これによれば、無線通信機器100の剛性が小さくてもスムーズに差し込むことが可能となる。
【0026】
このとき、機器保持具に断面矢印状の返しがついていたり、収容部の内側面に奥側へ傾斜した突片がついている等して、機器保持具が抜け止めされる構成が好ましい。これによれば、無線通信機器100を保持した機器保持具が抜け止めされるので、無線通信機器100の脱落が防がれる。
【0027】
なお、収容部20の長さを機器保持具よりも長くすると、機器保持具が奥まで差し込まれたときに、差込口20A側の端部に隙間ができるので、差込口20Aが発泡樹脂の復元力により窄み、機器保持具の脱落が防がれる。
【0028】
(7)無線通信機器100は、インサート成形等により内蔵されてもよい。
【0029】
(8)収容部20は、複数の側面12に1つずつ設けられていてもよい。
【0030】
(9)収容部20は、1の側面12に複数設けられていてもよい。
【0031】
(10)上記実施形態では、収容部20は、長辺側の側面12の中央部に配されているが、長辺側又は短辺側の側面12における長手方向の側端部に設けられていてもよい。また、収容部20は、緩衝ボード10の角部に配されていてもよい。
【0032】
(11)収容部20は、表裏の主面11の一方に寄せて配されていてもよい。
【0033】
(12)上記実施形態では、開口部25が表側の主面11にのみ設けられていたが、表裏の両面に設けられていてもよい。このとき、表裏の開口部25は、平面方向でずれて配置されていてもよいし、同位置に配され、表裏の開口部25によって緩衝ボード10が板厚方向で貫通される構成であってもよい。
【0034】
(13)上記実施形態では、無線通信機器100が長手方向で差し込まれる構成であったが、短手方向で差し込まれる構成であってもよい。すなわち、収容部の差込口20Aの幅が、収容部の差込口20Aから奥側端部までの長さよりも大きくてもよい。
【0035】
(14)緩衝ボード10は、正方形、円形、楕円形、又はその他の形状であってもよい。
【0036】
(15)緩衝ボード10の表裏の主面11に、溝等の凹凸が形成されていてもよい。
【0037】
(16)緩衝ボード10に、持ち手用の凹部又は貫通孔が形成されていてもよい。この場合、収容部20の差込口20Aが持ち手用の凹部又は貫通孔の内側面に開口していてもよい。
【0038】
(17)差込口20Aは、収容部20(又は収容部20のスリット)よりも厚みや幅が大きくてもよい。また、差込口20Aが外側に広がるように傾斜していてもよい。その場合、無線通信機器100又は機器保持具を差し込みやすくなる。
【0039】
(18)緩衝ボード10は、発泡樹脂以外の成分を含んでいてもよい。また、非発泡の樹脂から構成されていてもよい。
【0040】
<付記>
以下、上記実施形態から抽出される特徴群について、必要に応じて効果等を示しつつ説明する。
【0041】
[特徴1]
厚さ方向の途中位置に、無線通信機器を収容可能な収容部を備える緩衝ボード。
【0042】
特徴1の緩衝ボードによれば、無線通信機器を収容することで、緩衝ボードの所在を管理しやすくなり、紛失を防ぐことが可能となる。
【0043】
[特徴2]
緩衝ボードの1の側面に、前記無線通信機器を前記収容部へ差し込むための差込口が開口している特徴1に記載の緩衝ボード。
【0044】
特徴2の緩衝ボードによれば、収容部の差込口が側面に開口しているので、緩衝ボードが使用された状態(例えば、荷物間に配置された状態)でも、無線通信機器を差し込むことが可能となる。
【0045】
[特徴3]
緩衝ボードの1の面に、前記収容部内に収容される前記無線通信機器の一部を視認可能とする開口部を有する特徴1又は2に記載の緩衝ボード。
【0046】
特徴3の緩衝ボードによれば、開口部から無線通信機器の有無を確認しやすくなる。
【0047】
[特徴4]
前記1の側面以外の面に、前記収容部内に収容される前記無線通信機器の一部を視認可能とする開口部を有し、
前記開口部は、前記収容部のうち、前記無線通信機器の差し込み方向における前記差込口と反対側の端部に連通している特徴2に記載の緩衝ボード。
【0048】
特徴4の緩衝ボードによれば、無線通信機器が奥まで差し込まれているか確認することが可能になる。また、開口部から操作して無線通信機器を抜くことが容易になる。
【0049】
[特徴5]
発泡樹脂を主体とする緩衝ボードであって、
前記無線通信機器は薄板状をなし、
前記収容部は、前記無線通信機器よりも薄いスリット状で、前記無線通信機器を差し込み可能になっている特徴1から4の何れか1の特徴に記載の緩衝ボード。
【0050】
特徴5の緩衝ボードでは、緩衝ボードが発泡樹脂を主体とするので、収容部を薄いスリット状にしても、薄板状の無線通信機器を差し込むことが可能となる。これによれば、収容部の形成を、カッター等の工具で切り込みを入れることで行うことが可能になるので、既存の緩衝ボードにも収容部を形成することができる。
【0051】
[特徴6]
前記収容部は、前記無線通信機器を差し込み可能になっていて、
前記収容部の差込口を塞ぐ蓋部材と、
前記蓋部材を抜け止めするための抜け止め部と、を備える特徴1から5の何れか1の特徴に記載の緩衝ボード。
【0052】
特徴6の緩衝ボードによれば、抜け止めされた蓋部材により差込口が塞がれるので、無線通信機器の脱落が防がれる。
【0053】
[特徴7]
前記無線通信機器を保持した状態で前記収容部に差し込まれる機器保持具と、
前記機器保持具を抜け止めするための抜け止め部と、を備える特徴1から5の何れか1の特徴に記載の緩衝ボード。
【0054】
特徴7の緩衝ボードによれば、無線通信機器を保持した機器保持具が抜け止めされるので、無線通信機器の脱落が防がれる。
【0055】
[特徴8]
前記無線通信機器は薄板状をなし、
前記収容部内に収容される前記無線通信機器の主平面の一部を視認可能とする開口部を有する特徴1から7の何れか1の特徴に記載の緩衝ボード。
【0056】
特徴8の緩衝ボードによれば、開口部から収容部内に収容される無線通信機器の主平面の一部が視認可能となるので、無線通信機器の有無の確認が容易にできる。
【0057】
[特徴9]
発泡樹脂を主体とする緩衝ボードであって、
前記無線通信機器は薄板状をなし、
前記収容部は、前記無線通信機器よりも薄いスリット状で、前記無線通信機器を差し込み可能になっていて、
緩衝ボードの一面に、前記収容部に収容された前記無線通信機器の主平面の一部を外から視認可能とする開口部を備え、
前記開口部の幅は、前記収容部のスリットの厚みよりも大きい特徴1又は2に記載の緩衝ボード。
【0058】
特徴9の緩衝ボードによれば、無線通信機器の主平面の一部を視認可能とする開口部が、収容部のスリットの厚みよりも大きい幅に形成されているので、無線通信機器の有無を、収容部の差込口からよりも容易に確認することができる。
【0059】
なお、本明細書及び図面には、特許請求の範囲に含まれる技術の具体例が開示されているが、特許請求の範囲に記載の技術は、これら具体例に限定されるものではなく、具体例を様々に変形、変更したものも含み、また、具体例から一部を単独で取り出したものも含む。
【符号の説明】
【0060】
10 緩衝ボード
12 側面
20 収容部
20A 差込口
25 開口部
100 無線通信機器