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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024120674
(43)【公開日】2024-09-05
(54)【発明の名称】太陽光パネル取付構造
(51)【国際特許分類】
   H02S 20/23 20140101AFI20240829BHJP
   E04D 13/18 20180101ALI20240829BHJP
【FI】
H02S20/23 A
E04D13/18 ETD
【審査請求】有
【請求項の数】9
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023027652
(22)【出願日】2023-02-24
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2023-08-23
(71)【出願人】
【識別番号】000220262
【氏名又は名称】東京瓦斯株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001519
【氏名又は名称】弁理士法人太陽国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】星▲崎▼ 友洋
(72)【発明者】
【氏名】池田 陽一
(72)【発明者】
【氏名】来村 俊郎
(72)【発明者】
【氏名】染川 貴亮
(72)【発明者】
【氏名】奥原 弥生
【テーマコード(参考)】
2E108
【Fターム(参考)】
2E108KK01
2E108LL01
2E108MM08
2E108NN07
(57)【要約】
【課題】屋根上の既設の防水層上に太陽光パネルを設置する構造において、屋根の防水性能の低下及び太陽光パネルへの水分の浸入を抑制し、且つ、防水層の防水性能が低下した場合に、太陽光パネルを破損させることなく防水性能を回復できるようにする。
【解決手段】太陽光パネル取付構造12は、建物の屋根(陸屋根14)に接着される支持部材20と、太陽光パネル24に取り付けられる取付部材22と、支持部材20上で支持部材20に取付部材24を取外可能に固定する固定部材26と、を有する。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
建物の屋根に接着される支持部材と、
太陽光パネルに取り付けられる取付部材と、
前記支持部材上で前記支持部材に前記取付部材を取外可能に固定する固定部材と、
を有する太陽光パネル取付構造。
【請求項2】
前記固定部材がボルト及びナットを含む、請求項1に記載の太陽光パネル取付構造。
【請求項3】
前記支持部材は中空形状である、請求項1に記載の太陽光パネル取付構造。
【請求項4】
1つの前記太陽光パネルに対し複数の前記支持部材を有する、請求項1に記載の太陽光パネル取付構造。
【請求項5】
複数の前記支持部材は互いに間隔をあけて互いに平行に配置される、請求項4に記載の太陽光パネル取付構造。
【請求項6】
前記取付部材は、板状である、請求項1に記載の太陽光パネル取付構造。
【請求項7】
1つの前記太陽光パネルに対し複数の前記取付部材が取り付けられている、請求項1の記載の太陽光パネル取付構造。
【請求項8】
複数の前記取付部材は互いに間隔をあけて互いに平行に配置される、請求項7に記載の太陽光パネル取付構造。
【請求項9】
前記取付部材は前記太陽光パネルの平面視で前記太陽光パネルからはみ出すはみ出し部を有し、前記はみ出し部において前記固定部材により前記支持部材に前記固定部材が取り付けられている、請求項1に記載の太陽光パネル取付構造。
【請求項10】
長尺状の複数の前記支持部材と、
複数の前記支持部材のそれぞれに対し長手方向に沿って配置されている複数の前記取付部材と、
を有する請求項1に記載の太陽光パネル取付構造。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願の開示する技術は、太陽光パネル取付構造に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、太陽電池モジュールを金属板(亜鉛鋼板、ステンレス板)に粘着固定し、更に、スクリューネジによって太陽電池モジュールを金属板に固定させるとともに、金属板を、固定部品を介して取付先に固定させる、太陽電池モジュールの固定方法が開示されている。
【0003】
特許文献2には、太陽電池モジュールの軒側フレームを固定部材に支持させボルト及びナットで固定し、太陽電池モジュールの棟側フレームを固定部材により、構造部材にねじ込んで固定する構造が開示されている。
【0004】
特許文献3には、少なくとも取付金具、下部金具、上部金具の3つの部材より構成された屋根用パネル固定金具が開示されている。
【0005】
特許文献4には、屋根の表面に設置された下地金属に太陽電池パネルを固定手段で固定する構造が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2006-339682号公報
【特許文献2】特開2009-263874号公報
【特許文献3】実用新案登録第3196511号公報
【特許文献4】実用新案登録第3229133号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
太陽光パネルを建物の屋根に取り付ける場合、屋根の防水層上に直接的に接着固定すると、太陽光パネルは防水層に近い位置に設置されるので、防水層上の水分(液相又は気相)が太陽光パネルに浸入するおそれがある。
【0008】
また、屋根の既設の防水層上に太陽光パネルが接着固定された構造において、既設防水層の防水性能の低下などにより、防水性を確保するための再施工が必要になることがある。しかし、既設防水層に接着固定された太陽光パネルを取り外すことは困難であり、取り外しできたとしても、太陽光パネルの破損を招くおそれがある。
【0009】
また、上記の各特許文献に記載の発明では、太陽光パネルを屋根に取り付けるための部材を、ボルトや釘等で屋根に固定しており、屋根の防水性能が低下する。
【0010】
たとえば、特許文献1に記載の技術では、太陽光パネルを屋根に取り付けるための部材としてスクリューネジを用いている。スクリューネジは、固定用フレーム、端部シール用シーラント、太陽電池モジュール、及びブチルゴム製粘着シートを貫通して、金属板まで圧入される。
【0011】
特許文献2に記載の技術では、太陽光パネルを屋根に取り付けるための部材である固定ボルトを構造部材へねじ込むことで、構造部材に対して固定部材を固定する。
【0012】
特許文献3に記載の技術では、取付金具は金属屋根の剣先ボルト部にナットで固定される。
【0013】
特許文献4に記載の技術では、太陽電池パネルが設置されている下地金属は、屋根の防水シートの上に積層されている。そして、釘を下地金属から野地板を貫通させることにより、下地金属が防水シートに固定される。
【0014】
本願は上記事実を考慮し、屋根上の既設の防水層上に太陽光パネルを設置する構造において、屋根の防水性能の低下及び太陽光パネルへの水分の浸入を抑制し、且つ、防水層の防水性能が低下した場合に、太陽光パネルを破損させることなく防水性能を回復できるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0015】
第一態様の太陽光パネル取付構造は、建物の屋根に接着される支持部材と、太陽光パネルに取り付けられる取付部材と、前記支持部材上で前記支持部材に前記取付部材を取外可能に固定する固定部材と、を有する。
【0016】
この太陽光パネル取付構造では、建物の屋根に接着される支持部材と、太陽光パネルに取り付けられる取付部材と、を固定部材により固定する。これにより、太陽光パネルが屋根に取り付けられる。支持部材は建物の屋根に接着されており、屋根に孔を形成しないので、屋根の防水性能が孔によって低下しない。
【0017】
太陽光パネルは、屋根の防水層との間に支持部材及び取付部材を介して屋根に固定されており、太陽光パネルは取付状態で屋根から離隔しているので、屋根の水分の影響を小さくできる。
【0018】
固定部材は、取付部材を支持部材に取外可能に固定しているので、固定部材による支持部材と取付部材との固定を解除することで、太陽光パネルを屋根から取り外すことができる。そして、太陽光パネルを屋根から取り外した状態で、屋根の防水性能を回復する施工が可能となる。
【0019】
第二態様の太陽光パネル取付構造では、第一態様において、前記固定部材がボルト及びナットを含む。
【0020】
ボルト及びナットを用いることで、支持部材に対する取付部材の取り付け及び取り外しが容易である。また、取り付け及び取り外しを繰り返した行うことも可能である。
【0021】
第三態様の太陽光パネル取付構造では、第一又は第二態様において、前記支持部材は中空形状である。
【0022】
支持部材は中空状であることで、軽量化を図ることができる。
【0023】
第四態様の太陽光パネル取付構造では、第一~第三のいずれか一態様において、1つの前記太陽光パネルに対し複数の前記支持部材を有する。
【0024】
1つの支持部材を有する構成と比較して、支持部材が複数に分かれているので、取り扱いや施工性に優れる。
【0025】
第五態様の太陽光パネル取付構造では、第四態様において、複数の前記支持部材は互いに間隔をあけて互いに平行に配置される。
【0026】
複数の支持部材を隙間なく配置した構成と比較して、同数の支持部材により実質的に太陽光パネル及び支持部材を支持する範囲を広く確保でき、太陽光パネルの撓みを抑制できる。
【0027】
第六態様の太陽光パネル取付構造では、第一~第五のいずれか一態様において、前記取付部材は、板状である。
【0028】
取付部材が板状であることで、たとえば取付部材がブロック状である構成と比較して過度に厚くならず、軽量化を図ることができる。
【0029】
第七態様の太陽光パネル取付構造では、第一~第六のいずれか一態様において、1つの前記太陽光パネルに対し複数の前記取付部材が取り付けられている。
【0030】
1つの太陽光パネルに1つの取付部材を有する構成と比較して、太陽光パネルの取付状態が安定する。
【0031】
第八態様の太陽光パネル取付構造では、第七態様において、複数の前記取付部材は互いに間隔をあけて互いに平行に配置される。
【0032】
複数の取付部材を隙間なく配置した構成と比較して、実質的に太陽光パネルを取り付けできる範囲を広く確保できる。
【0033】
第九態様の太陽光パネル取付構造では、第一~第八のいずれか一態様において、前記取付部材は前記太陽光パネルの平面視で前記太陽光パネルからはみ出すはみ出し部を有し、前記はみ出し部において前記固定部材により前記支持部材に前記固定部材が取り付けられている。
【0034】
太陽光パネルからはみ出しているはみ出し部を効果的に用いることで、固定部材により取付部材を支持部材に固定できる。
【0035】
第十態様の太陽光パネル取付構造では、第一~第九のいずれか一態様において、長尺状の複数の前記支持部材と、複数の前記支持部材のそれぞれの対し長手方向に沿って配置されている複数の前記取付部材と、を有する。
【0036】
1つの支持部材を有する構成と比較して、支持部材が複数に分かれているので、取り扱いや施工性に優れる。
【0037】
複数の取付部材は、複数の支持部材のそれぞれの対し長手方向に沿って配置されていることで、支持部材の長手方向に沿って取付部材を対向させ、取付部材を支持部材に安定的に固定できる。
【発明の効果】
【0038】
本開示の技術では、屋根上の既設の防水層上に太陽光パネルを設置する構造において、屋根の防水性能の低下及び太陽光パネルへの水分の浸入を抑制し、且つ、防水層の防水性能が低下した場合に、太陽光パネルを破損させることなく防水性能を回復できる。
【図面の簡単な説明】
【0039】
図1図1は第一実施形態の太陽光パネル取付構造を陸屋根の一部と共に示す斜視図である。
図2図2は第一実施形態の太陽光パネル取付構造を陸屋根の一部と共に示す平面図である。
図3図3は第一実施形態の太陽光パネル取付構造を示す図2の3-3線断面図である。
図4図4は第一実施形態の太陽光パネル取付構造を示す図2の4-4線断面図である。
図5図5は第一実施形態の太陽光パネル取付構造を示す図2の5-5線断面図である。
図6図6は第二実施形態の太陽光パネル取付構造を陸屋根の一部と共に示す平面図である。
図7図7は第三実施形態の太陽光パネル取付構造を陸屋根の一部と共に示す平面図である。
図8図8は第四実施形態の太陽光パネル取付構造を陸屋根の一部と共に示す平面図である。
図9図9は第五実施形態の太陽光パネル取付構造の支持部材を陸屋根の一部と共に示す斜視図である。
図10図10は第五実施形態の太陽光パネル取付構造を陸屋根の一部と共に示す断面図である。
図11図11は第六実施形態の太陽光パネル取付構造を陸屋根の一部と共に示す斜視図である。
図12図12は第七実施形態の太陽光パネル取付構造を陸屋根の一部と共に示す平面図である。
図13図13は第七実施形態の太陽光パネル取付構造を示す図12の13-13線断面図である。
図14図14は第七実施形態の太陽光パネル取付構造を示す図12の14-14線断面図である。
図15図15は第八実施形態の太陽光パネル取付構造を陸屋根の一部と共に示す平面図である。
図16図16は第八実施形態の太陽光パネル取付構造を示す図15の16-16線断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0040】
以下、図面を参照して本願の実施形態の一例を詳細に説明する。
【0041】
図1及び図2には、第一実施形態の太陽光パネル取付構造12が斜視図及び平面図にてそれぞれ示されている。図3図5には、第一実施形態の太陽光パネル取付構造12が図2の3-3線断面図、4-4線断面図、5-5線断面図にて、それぞれ示されている。
【0042】
図1及び図2に示すように、太陽光パネル取付構造12は、陸屋根14の上に、太陽光パネル24を取り付けるために用いられる。太陽光パネル24は平面視にて長辺24L及び短辺24Sを有する長方形の板状である。本願の開示の技術に係る太陽光パネル24では、長方形状の長辺24L及び短辺24Sの長さは十分に確保すると共に、厚みを薄くすることで、軽量化が図られている。このように薄型化、軽量化が図られた太陽光パネル24は、陸屋根14への設置が容易である。
【0043】
図3に示すように、建物の陸屋根14には、陸屋根14を構成する屋根材16上に防水層18が設けられている。すなわち、防水層18は、陸屋根14の既設の防水層である。防水層18は、たとえばウレタンや繊維強化樹脂等を用いて形成されている。防水層18により、陸屋根14上の水が建物に浸入することが防止されており、この水は図示しない排水溝に流れるようになっている。
【0044】
太陽光パネル取付構造12は、支持部材20、取付部材22、及び固定部材26を有している。
【0045】
図4及び図5にも示すように、支持部材20は、中空形状(図示の例では四角筒状)の部材である。第一実施形態では、1つの太陽光パネル24に対し支持部材20は4つ配置される。支持部材20のそれぞれは、太陽光パネル24の短辺24Sと平行に配置されている。そして、複数の支持部材20は、太陽光パネル24の長辺24Lの方向には一定の間隔をあけて平行に配置されている。支持部材20はいずれも、陸屋根14(防水層18)に接着剤30等により接着されている。
【0046】
この「中空形状」とは、支持部材20が、陸屋根14(防水層18)に接着される部分と、取付部材22が取り付けられる部分以外において、一部に空洞部分を有することをいう。中空形状であることで、空洞部分がない構造(中実な構造)と比較して、所定の強度及び剛性は維持しつつ、軽量化が図られている。図3図5に示す四角筒状は、中空形状の一例である。
【0047】
取付部材22は、板状で、且つ長尺状の部材である。この「板状」とは、平面視で長方形状の取付部材22の短辺に対したとえば厚みが50%以下、好ましくは30%以下であることをいう。これにより、取付部材22は、その長辺及び短辺に対し、厚みが薄い形状となる。
【0048】
第一実施形態では、取付部材22は支持部材20と一対一で対応しており、4つの取付部材22を有している。取付部材22のそれぞれは、支持部材20の長手方向に沿って、支持部材20の上に配置されている。したがって、複数の取付部材は、太陽光パネル24の長手方向には一定の間隔をあけて平行に配置されている。取付部材22はいずれも、太陽光パネル24に接着剤30等により接着されている。
【0049】
図2及び図3に示すように、支持部材20及び取付部材22はいずれも、太陽光パネル24の短辺24Sよりも長く形成されている。これにより、太陽光パネル24の平面視で支持部材20及び取付部材22は、太陽光パネル24の長辺24Lからそれぞれはみ出している部分(はみ出し部20E及びはみ出し部22E)を有している。このはみ出し部20E及びはみ出し部22Eには固定部材26が設けられており、固定部材26によって、取付部材22は支持部材20に対し取外可能に固定されている。
【0050】
具体的には、支持部材20及び取付部材22においてはみ出し部20E及びはみ出し部22Eにはネジ孔28が形成されている。そして、ネジ孔28にボルト26Aが挿通され、ボルト26Aにナット26Bが螺合されることで、取付部材22が支持部材20に対し取外可能に固定される。支持部材20及び取付部材22それぞれの組において、長手方向の両端部分の2か所で、固定部材26(ボルト26A及びナット26B)によって取付部材22は支持部材20に固定されている。
【0051】
支持部材20と取付部材22の間には、支持材31が介在されている。支持部材20は、支持材31を介して取付部材22を支持している。すなわち、支持部材20は、支持材31及び取付部材22を介して太陽光パネル24を支持している。支持材31としては、単に支持部材20と取付部材22との間に介在される部材であってもよいが、本開示の技術では、適度な接着力を発揮して支持部材20と取付部材22とを接着する部材とされている。支持材31が適度な接着力を発揮することで、太陽光パネル24が、支持部材20に対し、支持材31、取付部材22及び接着剤30を介して固定されるので、たとえば、風等により太陽光パネル24の中央部が浮き上がることを抑制できる。
【0052】
但し、支持材31の接着力は、固定部材26による取付部材22の固定を解除した状態で、支持部材20から取付部材22を容易に分離できる程度とされる。この点において、支持材31の接着力は接着剤30の接着力よりも弱い。また、支持材31が、このような接着力を発揮しない構成でもよい。支持材31が接着力を発揮しない構成であっても、支持材31は、支持部材20と取付部材22との間に介在されることで、クッション材として作用しつつ取付部材22を支持する。
【0053】
次に、第一実施形態の太陽光パネル取付構造12の作用を説明する。
【0054】
図3図5に示すように、太陽光パネル取付構造12では、太陽光パネル24は、防水層18との間に支持部材20及び取付部材22を介した状態で、陸屋根14に取り付けられている。
【0055】
支持部材20は、陸屋根14(防水層18)に接着されている。支持部材20を陸屋根14に取り付けるために防水層18に孔を形成しないので、陸屋根14の防水性が低下しない。
【0056】
太陽光パネル24と防水層18の間には間隙が生じており、太陽光パネル24は取付状態で陸屋根14(防水層18)から離隔している。このため、防水層18上に水分があっても、太陽光パネル24はこの水分の影響を受けない。
【0057】
固定部材26は、取付部材22を支持部材20に対し取外可能に固定している。したがって、固定部材26により支持部材20に対する取付部材22の固定を解除することにより、太陽光パネル24を陸屋根14から容易に取り外すことができる。たとえば、防水層18の防水性が経年により低下した場合には、あらたに防水性を確保する必要が生じる。この場合、太陽光パネル24を陸屋根14から取り外すことで、太陽光パネル24を破損あせることなく、あらたな防水性を確保するための施工(たとえば防水層18の追加設置等)を容易に行える。
【0058】
第一実施形態において、支持部材20は複数(4つ)であり、互いに間隔をあけて平行に配置されている。同数の支持部材20を隙間なく配置した構成と比較して、実質的に取付部材22及び太陽光パネル24を支持する範囲を広く確保できる。そして、太陽光パネル24を支持する範囲が広いことで、太陽光パネル24の撓みを抑制できる。
【0059】
また、支持部材20が複数であることで、1つの支持部材により広い領域で太陽光パネル24を支持する構成と比較して、支持部材20のそれぞれが複数に分かれて小型化されていることになる。このため、支持部材20の取り扱いや施工性に優れる。
【0060】
次に、第二実施形態について説明する。第二実施形態において、第一実施形態と同様の要素、部材等については第一実施形態と同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
【0061】
図6に示すように、第二実施形態の太陽光パネル取付構造32では、複数(図6の例では4本)の支持部材20が、太陽光パネル24の平面視で長辺24Lに沿って配置されている。複数の支持部材20は、太陽光パネル24の短辺24Sの方向には一定の間隔をあけて互いに平行に配置されている。そして、太陽光パネル24の短辺方向の両端の支持部材20Sは、太陽光パネル24の平面視で太陽光パネル24からはみ出す位置に配置されている。換言すれば、両端の支持部材20Sが、複数の支持部材20を全体で見た場合に、太陽光パネル24からはみ出す部分(はみ出し部)となっている。
【0062】
両端の支持部材20Sには、固定部材26により、取付部材22が取外可能に固定されている。すなわち、第二実施形態では、両端の支持部材20Sが、本開示の技術の支持部材の一例である。
【0063】
このような構成とされた第二実施形態の太陽光パネル取付構造32においても、支持部材20は、陸屋根14(防水層18)に接着されており、支持部材20を陸屋根14に取り付けるために防水層18に孔を形成しないので、陸屋根14の防水性が低下しない。
【0064】
また、太陽光パネル24と防水層18の間には間隙が生じており、太陽光パネル24は取付状態で陸屋根14(防水層18)から離隔しているので、防水層18上に水分があっても、この水分の影響を受けない。
【0065】
防水層18の防水性を確保する場合等には、支持部材20Sに対する取付部材22の固定を解除することにより、太陽光パネル24を陸屋根14から容易に取り外すことができる。
【0066】
次に、第三実施形態について説明する。第三実施形態においても、第一実施形態と同様の要素、部材等については第一実施形態と同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
【0067】
図7に示すように、第三実施形態の太陽光パネル取付構造42では、1枚の太陽光パネル24につき、1枚の取付部材44を有している。この取付部材44は、長方形の板状である。取付部材44の短辺44Sは、太陽光パネル24の短辺24Sよりも長くなっており、太陽光パネル24の平面視で太陽光パネル24からはみ出している部分(はみ出し部44E)が構成されている。取付部材44の長辺44Lは、少なくとも、すべての支持部材20に掛け渡される長さを有している。
【0068】
このような構成とされた第三実施形態の太陽光パネル取付構造42では、取付部材44におけるはみ出し部44Eと、支持部材20におけるはみ出し部20Eとに固定部材26を適用することで、取付部材44が支持部材20に対し取外可能に固定される。
【0069】
第三実施形態の太陽光パネル取付構造42においても、支持部材20は、陸屋根14(防水層18)に接着されており、支持部材20を陸屋根14に取り付けるために防水層18に孔を形成しないので、陸屋根14の防水性が低下しない。
【0070】
また、太陽光パネル24と防水層18の間には間隙が生じており、太陽光パネル24は取付状態で陸屋根14(防水層18)から離隔しているので、防水層18上に水分があっても、この水分の影響を受けない。
【0071】
防水層18の防水性を確保する場合等には、支持部材20に対する取付部材22の固定を解除することにより、太陽光パネル24を陸屋根14から容易に取り外すことができる。
【0072】
さらに、第三実施形態の太陽光パネル取付構造42では、1枚の板状である取付部材44によって、太陽光パネル24を安定的に支持できる。
【0073】
次に、第四実施形態について説明する。第四実施形態においても、第一実施形態と同様の要素、部材等については第一実施形態と同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
【0074】
図8に示すように、第四実施形態の太陽光パネル取付構造52では、複数枚(図8の例では3枚)の太陽光パネル24が取付対象である。複数枚の太陽光パネル24は陸屋根14上で横方向に並べて配置される。図8の例では、長辺24Lが対向するように、互いに間隔をあけて平行に、3枚の太陽光パネル24が配置される。
【0075】
固定部材26は、複数枚の太陽光パネル24にわたって連続している。たとえば、固定部材26の数は第一実施形態の太陽光パネル取付構造12と同様に4本であるが、それぞれの固定部材26は、複数枚の太陽光パネル24に連続するように長く形成されている。
【0076】
取付部材22は固定部材26と一対一で対応している。それぞれの取付部材22も固定部材26と同様に長く形成されており、複数の太陽光パネル24に渡って連続している。
【0077】
また、隣接する太陽光パネル24の間においても、はみ出し部20E及びはみ出し部22Eが構成されている。
【0078】
このような構成とされた第四実施形態の太陽光パネル取付構造52では、複数枚の太陽光パネル24に共通で固定部材26及び取付部材22が設けられるので、少ない部品点数で効率的に太陽光パネル24を陸屋根14に取り付けできる。たとえば、複数枚の太陽光パネル24を一体的に、陸屋根14から取り外し及び取り付けすることも可能である。
【0079】
また、第四実施形態の太陽光パネル取付構造52では、第一実施形態の太陽光パネル取付構造12と比較して、太陽光パネル24の数に対する固定部材26の数が少なくて済む。たとえば図3に示す例では、1枚の太陽光パネル24あたり8個の固定部材26を用いており、3枚の太陽光パネル24では合計で24個の固定部材26を用いることになる。これに対し、図8に示す例では、3枚の太陽光パネル24に対し合計で16個の固定部材26を用いている。
【0080】
次に、第五実施形態について説明する。第五実施形態においても、第一実施形態と同様の要素、部材等については第一実施形態と同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
【0081】
図9及び図10に示すように、第五実施形態の太陽光パネル取付構造62では、支持部材64の形状が第一実施形態と異なっている。第五実施形態に係る支持部材64は全体として長尺状であるが、上側(取付部材22側)から下側(陸屋根14側)に向けて台形状に広がる形状であり、且つ下側に向けた開放された中空状である。したがって、支持部材64の側面は陸屋根14の防水層18に対して傾斜する傾斜面64Sになっている。支持部材64の下部の周囲にはフランジ64Fが形成されており、このフランジ64Fを用いて、支持部材64を陸屋根14の防水層18に接着できるようになっている。
【0082】
このような構造とされた第五実施形態に係る支持部材64は、たとえば、金属板に対しプレス加工を施すことで形成でき、低コストで支持部材64を得られる。
【0083】
支持部材64は、下側の周囲にフランジ64Fを有しているので、たとえば防水層を追加で形成する場合に、防水層の端部をフランジ64Fに被せることで容易に施工でき、かつ高い防水性が得られる。
【0084】
支持部材64の側面は傾斜面64Sである。このため、たとえば図10において矢印F1方向の成分を有する風が発生した場合には、この風を傾斜面64Sに沿って受け流す(逃がす)ことが可能である。
【0085】
次に、第六実施形態について説明する。第六実施形態においても、第一実施形態と同様の要素、部材等については第一実施形態と同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
【0086】
図11に示すように、第六実施形態の太陽光パネル取付構造72では、支持部材74の形状が第一実施形態と異なっている。第六実施形態に係る支持部材74は全体として、山部74M及び谷部74Vが交互に形成された波板状である。波形状の谷部74Vは陸屋根14の防水層18に接着される。波形状の山部74Mには、取付部材22が載置され、固定部材26によって取外可能に固定される。山部74Mと谷部74Vとの間の面は、陸屋根14の防水層18に対して傾斜する傾斜面である。
【0087】
取付部材22の長手方向と山部74Mの長手方向は、太陽光パネル24の平面視で、直交している。
【0088】
支持部材74において、山部74Mと谷部74Vの並び方向の両端部分は、太陽光パネル24の長辺24Lからはみ出すはみ出し部74Eである。このはみ出し部74Eと、取付部材22のはみ出し部22Eとに固定部材26が適用されている。
【0089】
このような構造とされた第六実施形態に係る支持部材74は、たとえば、金属板に対しプレス加工を施すことで形成でき、低コストで支持部材74を得られる。
【0090】
また、1つの支持部材74に複数の取付部材22を固定できるので、部品点数が少なくなる。複数の取付部材22を支持部材74によって一体化し、安定的に太陽光パネル24を保持することも可能である。
【0091】
次に、第七実施形態について説明する。第七実施形態においても、第一実施形態と同様の要素、部材等については第一実施形態と同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
【0092】
図12及び図13に示すように、第七実施形態の太陽光パネル取付構造82では、複数(図12の例では4個)の取付部材86を有しており、取付部材86のそれぞれは、筒体86Aとブラケット86Bと、を含んでいる。
【0093】
筒体86Aは、長尺且つ四角筒状に形成されている。そして、複数の筒体86Aが、太陽光パネル24の短辺24Sの方向に沿って、且つ長辺24Lの方向では所定間隔をあけて、太陽光パネル24に接着されている。筒体86Aの長さは、太陽光パネル24の短辺24Sよりも長くされており、筒体86Aの長手方向の両端は太陽光パネル24からはみ出すはみ出し部86Eである。このはみ出し部86Eには、取付部材86の長手方向の外側から、ブラケット86Bが装着され固定されている。すなわち、筒体86Aと、両端の一対のブラケット86Bとによって、取付部材86が構成されている。図13に示すように、ブラケット86Bは、筒体86Aの端部が装着される装着口86Cを備えた中空且つ直方体状の部材である。
【0094】
第七実施形態では、図13に示すように、陸屋根14の防水層18に接着される支持部材84は、ブラケット86Bのそれぞれに一対一で対応して設けられている。支持部材84は中空且つ直方体状の部材である。そして、支持部材84に、固定部材26によってブラケット86Bが取外可能に固定されている。
【0095】
このような構成とされた第七実施形態の太陽光パネル取付構造82においても、支持部材84は、陸屋根14(防水層18)に接着されており、支持部材84を陸屋根14に取り付けるために防水層18に孔を形成しないので、陸屋根14の防水性が低下しない。
【0096】
また、太陽光パネル24と防水層18の間には間隙が生じており、太陽光パネル24は取付状態で陸屋根14(防水層18)から離隔しているので、防水層18上に水分があっても、この水分の影響を受けない。
【0097】
防水層18の防水性を確保する場合等には、支持部材84に対するブラケット86Bの固定を解除することにより、太陽光パネル24を陸屋根14から容易に取り外すことができる。
【0098】
さらに、第七実施形態の太陽光パネル取付構造82では、取付部材86の筒体86Aが四角筒状に形成されているので、板状に形成されている場合と比較して高い剛性が得られ、太陽光パネル24を安定的に支持できる。
【0099】
次に、第八実施形態について説明する。第八実施形態においても、第一実施形態と同様の要素、部材等については第一実施形態と同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
【0100】
図15及び図16に示すように、第八実施形態の太陽光パネル取付構造92では、陸屋根14の屋根材16に点在して接着される複数の支持部材94を有している。図16に示す例では、取付部材22のはみ出し部22Eに対応して配置される支持部材94Aには、取付部材22が固定部材26によって取外可能に固定される。すなわち、支持部材94Aは、本開示の技術の支持部材の一例である。
【0101】
また、図15及び図16に示す例では、支持部材94は、取付部材22の長手方向の中央部22Cに対応して配置される支持部材94Bを含んでいる。そして、第八実施形態では、支持部材94A、94Bが、支持材31を介して取付部材22を支持している。すなわち、支持部材94A、94Bは、支持材31及び取付部材22を介して太陽光パネル24を支持している。特に、第八実施形態の支持部材94Bは、太陽光パネル24の中央で太陽光パネル24を支持しているので、このような支持部材94Bを用いない構成と比較して、太陽光パネル24の撓みを抑制できる。
【0102】
第八実施形態においても、支持材31が適度な接着力を発揮することで、太陽光パネル24の中央部が、支持部材94Bに対し、支持材31、取付部材22及び接着剤30を介して固定される。このため、たとえば、風等により太陽光パネル24の中央が浮き上がることを抑制できる。
【0103】
第八実施形態に係る支持部材94A、94Bは、実質的に、第一実施形態の支持部材20が長手方向に3分割された形状である、とも言える。そして、3分割された支持部材20のうち、両端の部分が支持部材94Aであり、中央の部分が支持部材94Bである。
【0104】
第八実施形態において、複数の支持部材94の点在配置の位置は、図15に示した配置に限定されない。ただし、少なくとも取付部材22のはみ出し部22Eに対応する位置に支持部材94Aを配置すれば、取付部材22のはみ出し部22Eを用いて、支持部材94A取付部材22を取外可能に固定できる。
【0105】
本開示の技術において、支持材31は、支持部材20と取付部材22の間に介在されれば、位置は特に限定されない。特に、支持材31が接着力を有する構成において、太陽光パネル24を平面視して中央に支持材31が配置されるようにすれば、太陽光パネル24の中央での浮き上がりを効果的に抑制できる。
【0106】
本開示の技術において、支持部材20の形状は、上記した角筒状に限定されず、たとえば中実の棒状であってもよい。さらに、支持部材20としては、角筒状、すなわち中空形状の角材の他、アングル材やチャンネル材(断面C字状、H字状の部材)等も含む。
【0107】
取付部材22の形状としては、板形状の他、支持部材20と同様に、中空形状の角材の他、アングル材やチャンネル材(断面C字状、H字状の部材)等も含む。
【0108】
また、固定部材としては、ボルト26A及びナット26Bの組み合わせに限定されず、要するに固定部材に対し取付部材を取外可能に固定できればよく、たとえば、クリップ、フック、バックル等であってもよい。
【0109】
なお、上記した各実施形態の構成は、適切に組み合わせて適用することも可能である。たとえば、第五実施形態に係る支持部材64を、第二実施形態のように、太陽光パネル24の長辺24Lに沿って配置してもよい。
【0110】
本開示の技術において、太陽光パネル取付構造を適用する対象は、建物の屋根に限定されない。たとえば、屋根ではなく地面に太陽光パネル24を設置する場合に、本開示の技術に係る太陽光パネル取付構造を適用してもよい。
【0111】
また、屋根に太陽光パネル24を設置する場合であっても、たとえば、防水層18を有さない屋根であってもよいし、陸屋根ではない屋根であってもよい。
【0112】
本開示の技術の太陽光パネル取付構造を適用して屋根に取り付ける対象は、上記したような薄型化、軽量化が図られた太陽光パネル24に限定されない。すなわち、太陽光パネル24と比較すると厚みが厚く、且つ質量が大きい太陽光パネルを建物の屋根に取り付ける場合にも、本願の開示の技術を適用できる。特に、陸屋根では荷重制限、高さ制限、穴あけ加工の制限等がある場合がある。このような制限がある陸屋根に対しても、薄型化、軽量化が図られた太陽光パネル24であれば、設置が可能になることが多い。
【0113】
本開示の技術に係る太陽光パネル取付構造では、この太陽光パネル取付構造を用いて設置された太陽光パネルにより発電を行うことで、化石燃料の燃焼による発電を代替し、CO排出量を削減する効果を有するものである。
【符号の説明】
【0114】
12 太陽光パネル取付構造
14 陸屋根
16 屋根材
18 防水層
20、20S 支持部材
20E はみ出し部
22 取付部材
22C 中央部
22E はみ出し部
24 太陽光パネル
26 固定部材
29 太陽光パネル
30 接着剤
31 支持材
32 太陽光パネル取付構造
42 太陽光パネル取付構造
44 取付部材
44E はみ出し部
52 太陽光パネル取付構造
62 太陽光パネル取付構造
64 支持部材
64F フランジ
64S 傾斜面
72 太陽光パネル取付構造
74 支持部材
74E はみ出し部
74M 山部
74V 谷部
82 太陽光パネル取付構造
84 支持部材
86 取付部材
86A 筒体
86B ブラケット
86C 装着口
86E はみ出し部
92 太陽光パネル取付構造
94A 支持部材
94B 支持部材
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
【手続補正書】
【提出日】2023-05-29
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
建物の屋根に接着される支持部材と、
太陽光パネルの長辺及び短辺の少なくとも一方に沿って連続するよう延在されて前記太陽光パネルに接着され、延在方向の両端部が前記太陽光パネルの平面視で前記太陽光パネルからはみ出すはみ出し部である取付部材と、
前記支持部材上で前記支持部材に前記取付部材を前記はみ出し部において取外可能に固定する固定部材と、
を有する太陽光パネル取付構造。
【請求項2】
前記固定部材がボルト及びナットを含む、請求項1に記載の太陽光パネル取付構造。
【請求項3】
前記支持部材は中空形状である、請求項1に記載の太陽光パネル取付構造。
【請求項4】
1つの前記太陽光パネルに対し複数の前記支持部材を有する、請求項1に記載の太陽光パネル取付構造。
【請求項5】
複数の前記支持部材は互いに間隔をあけて互いに平行に配置される、請求項4に記載の太陽光パネル取付構造。
【請求項6】
前記取付部材は、板状である、請求項1に記載の太陽光パネル取付構造。
【請求項7】
1つの前記太陽光パネルに対し複数の前記取付部材が取り付けられている、請求項1の記載の太陽光パネル取付構造。
【請求項8】
複数の前記取付部材は互いに間隔をあけて互いに平行に配置される、請求項7に記載の太陽光パネル取付構造。
【請求項9】
長尺状の複数の前記支持部材と、
複数の前記支持部材のそれぞれに対し長手方向に沿って配置されている複数の前記取付部材と、
を有する請求項1に記載の太陽光パネル取付構造。