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  • 特開-気体圧縮機 図1A
  • 特開-気体圧縮機 図1B
  • 特開-気体圧縮機 図2A
  • 特開-気体圧縮機 図2B
  • 特開-気体圧縮機 図2C
  • 特開-気体圧縮機 図3
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024120697
(43)【公開日】2024-09-05
(54)【発明の名称】気体圧縮機
(51)【国際特許分類】
   F04B 41/02 20060101AFI20240829BHJP
【FI】
F04B41/02 A
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023027685
(22)【出願日】2023-02-24
(71)【出願人】
【識別番号】502129933
【氏名又は名称】株式会社日立産機システム
(74)【代理人】
【識別番号】110001807
【氏名又は名称】弁理士法人磯野国際特許商標事務所
(72)【発明者】
【氏名】後藤 翔
(72)【発明者】
【氏名】成澤 伸之
(72)【発明者】
【氏名】八木 将人
【テーマコード(参考)】
3H076
【Fターム(参考)】
3H076AA34
3H076AA35
3H076BB07
3H076BB28
3H076CC07
3H076CC46
3H076CC91
(57)【要約】
【課題】高温部分や回転部分にユーザが手を触れ難くするとともに、冷却効率を高めることができる気体圧縮機を提供する。
【解決手段】気体圧縮機100は、動力伝達機構および電動機102の一部、圧縮機本体101の一部、並びに圧縮機本体101とタンク103とを接続する配管の少なくとも一部を覆うカバー120を備える。カバー120は、平坦な背面121aと、背面121aからの距離が異なる複数の面122b,123bを有する正面と、を備えている。そして、隣り合う二つの面122b,123bの間に形成された段差124の部位に、圧縮機本体101に向けて冷却風を導く流路125が形成されている。
【選択図】図1B
【特許請求の範囲】
【請求項1】
圧縮気体を生成する圧縮機構と、
前記圧縮機構にて生成された圧縮気体を貯留するタンクと、
前記圧縮機構を駆動する動力を発生する動力機構と、
前記動力機構から前記圧縮機構へ動力を伝達する動力伝達機構と、
前記動力伝達機構および前記動力機構の一部、前記圧縮機構の一部、並びに前記圧縮機構と前記タンクとを接続する配管の少なくとも一部を覆うカバーと、を備え、
前記カバーは、平坦な背面と、前記背面からの距離が異なる複数の面を有する正面と、を備え、
隣り合う二つの前記面の間に形成された段差の部位に、前記圧縮機構に向けて冷却風を導く流路が形成されている、気体圧縮機。
【請求項2】
請求項1に記載の気体圧縮機において、
複数の前記面の少なくとも一つは、前記圧縮機構のシリンダの後側端面と前側端面との間に位置する、気体圧縮機。
【請求項3】
請求項1に記載の気体圧縮機において、
複数の前記面の少なくとも一つは、前記圧縮機構のシリンダの中心軸と前側端面との間に位置する、気体圧縮機。
【請求項4】
請求項1に記載の気体圧縮機において、
前記正面のうちの前記圧縮機構側の前記面と、前記タンク上に設けられた支持台とが少なくとも1箇所で締結されている、気体圧縮機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、気体圧縮機に関する。
【背景技術】
【0002】
タンク上に圧縮機本体やモータを積載し、筐体内に全体を格納しないタンクマウント型の気体圧縮機が存在する(特許文献1参照)。このような気体圧縮機においては、圧縮機本体や吐出配管等の高温部分、高速で回転するプーリやベルト等の回転部分にユーザが手を触れないように配慮した構造が求められる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2016-089692号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、高温部分や回転部分を単にカバーで覆うだけでは、ユーザが手を触れることを防止できるが、冷却という別の課題が発生してしまう。
【0005】
本発明は、高温部分や回転部分にユーザが手を触れ難くするとともに、冷却効率を高めることができる気体圧縮機を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明に係る気体圧縮機は、圧縮気体を生成する圧縮機構と、前記圧縮機構にて生成された圧縮気体が貯留されるタンクと、前記圧縮機構を駆動する動力を発生する動力機構と、前記動力機構から前記圧縮機構へ動力を伝達する動力伝達機構と、前記動力伝達機構および前記動力機構の一部、前記圧縮機構の一部、前記圧縮機構と前記タンクとを接続する配管の少なくとも一部を覆うカバーと、を備え、前記カバーは、平坦な背面と、前記背面からの距離が異なる複数の面を有する正面と、を備え、隣り合う二つの前記面の間に形成された段差の部位に、前記圧縮機構に向けて冷却風を導く流路が形成されている。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、高温部分や回転部分にユーザが手を触れ難くするとともに、冷却効率を高めることができる気体圧縮機を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1A】本発明の第1実施形態に係る気体圧縮機をカバーを分解して示す斜視図である。
図1B】本発明の第1実施形態に係る気体圧縮機を示す斜視図である。
図2A】本発明の第2実施形態に係る気体圧縮機の第1例を示す斜視図である。
図2B】本発明の第2実施形態に係る気体圧縮機の第1例を外側保護カバーを省略して示す背面図である。
図2C】本発明の第2実施形態に係る気体圧縮機の第1例を示す左側面図である。
図3】本発明の第2実施形態に係る気体圧縮機の第2例を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
なお、各図において、同一または同種の構成要素については、同一の符号を付し、それらの重複する説明を適宜省略する。
【0010】
[第1実施形態]
図1A図1Bは、本発明の 第1実施形態に係る気体圧縮機100の構成を示す。本実施形態では、気体としての空気を圧縮するレシプロタイプの気体圧縮機100について説明する。なお、説明の便宜上、図1Aに示すように前後左右上下の各方向を設定する。
図1A図1Bに示す気体圧縮機100は、ピストン(図示せず)とシリンダ130とを1つずつしか持たない1気筒1段圧縮機である。
【0011】
気体圧縮機100は、圧縮機本体(圧縮機構)101と、タンク103と、電動機(動力機構)102と、動力伝達機構110と、カバー120と、支持台104と、配管108とを備えている。圧縮機本体101は、圧縮空気(圧縮気体)を生成する。タンク103は、圧縮機本体101にて生成された圧縮空気を貯留する。電動機102は、圧縮機本体101を駆動する動力を発生する。
【0012】
動力伝達機構110は、電動機102から圧縮機本体101へ動力を伝達する。本実施形態では、動力伝達機構110は、駆動プーリ111と、従動プーリ112と、ベルト113とを有している。駆動プーリ111は、電動機102の後方に設けられており、電動機102の回転軸(図示省略)に接続されている。従動プーリ112は、圧縮機本体101の後方に設けられており、圧縮機本体101のクランクシャフト(図示省略)に接続されている。従動プーリ112は、回転時に冷却風を発生させる冷却ファン114(図2B参照)が付設されている。ベルト113は、従動プーリ112と駆動プーリ111との間に架け渡されている。
【0013】
支持台104は、タンク103上に設けられており、圧縮機本体101と電動機102とを支持する。支持台104は、タンク103上に溶接される台板106,107と、台板106,107上に取り付けられており、圧縮機本体101と電動機102とが載せられる架台105とを有している。台板106は、圧縮機本体101側に配置されており、台板107は、電動機102に配置されている。配管108は、圧縮機本体101とタンク103とを繋いでいる。
【0014】
本実施形態では、カバー120は、外側保護カバー121と、電動機保護カバー122と、本体保護カバー123とを有している。外側保護カバー121は、タンク103の後方からベルト113、駆動プーリ111および従動プーリ112を覆うように、架台105上に設けられている。外側保護カバー121の背面121aは、メッシュ状に形成されており、外気の流通が可能となっている。電動機保護カバー122は、外側保護カバー121の前方の電動機102側に配置されており、電動機102の設置位置を移動できるように少なくとも一つ以上の切欠き122cが設けられている。本体保護カバー123は、外側保護カバー121の前方の圧縮機本体101側に配置されており、冷却ファン114付きの従動プーリ112の回転によって発生する冷却風を圧縮機本体101側に流す。
【0015】
外側保護カバー121と架台105との締結は、架台105に取り付けられた外側保護カバー121固定用の板104aと外側保護カバー121の下部とをネジ等によって固定することで行われる。なお、外側保護カバー121に端縁を折り曲げて成る折を形成し、この折と架台105とをネジ等によって固定してもよい。また、圧縮機本体101と電動機102の設置位置は左右逆でもよい。
【0016】
前述の構成を製品として成立させる場合に以下の問題点を解決する必要がある。
(1)配管108をカバー120で覆う都合上、外側保護カバー121のサイズが大きくなり、外側保護カバー121が振動の影響を受けやすくなる。
(2)高温となる配管108をカバー120で覆うため、熱が籠りやすくなる。
【0017】
これらの問題点を解決するため、本実施形態では、架台105と外側保護カバー121との締結点数を増やしている。また、本体保護カバー123の端縁の形状を圧縮機本体101に沿った形状にするとともに、流路125を形成している。
【0018】
まず、外側保護カバー121の下部と架台105とを締結し、外側保護カバー121の上部と104架台とを、電動機保護カバー122を介して、締結する。さらに、外側保護カバー121の上部と架台105とを、本体保護カバー123を介して、締結する。このようにして締結点数を増やすことで、外側保護カバー121、ひいてはカバー120全体の剛性が向上する。これにより、カバー120の振動が抑制される。本体保護カバー123は、材料である板金の曲げ加工に制約がある場合には2つ以上に分割したものを接合してもよいし(図1A参照)、一体成形で構成されてもよい。
【0019】
次に、冷却構造について説明する。圧縮機本体101におけるシリンダ130およびシリンダヘッド131は、高温となることから、冷却ファン114付きの従動プーリ112によって発生する冷却風を当てる必要がある。このため、電動機保護カバー122および本体保護カバー123には、冷却風をシリンダ130側に向けて流通するのを許す通気部122a,123aがそれぞれ設けられている。なお、電動機保護カバー122と本体保護カバー123との区切り位置によっては、どちらか片方に通気部を設けるだけでもよい。
【0020】
前記した構造に加え、本実施形態では、本体保護カバー123の下側正面の面123bは、電動機保護カバー122の正面の面122bと比較して、背面121aからの距離が大きくなるように変えられている。つまり、面123bと面122bとの間に、段差124(図1B参照)が形成されている。本体保護カバー123と圧縮機本体101との間に折等の区切りは入れていない。そして、段差124の部位に、冷却風を導く流路125となる隙間が空いた構成とされている。
【0021】
このようにして、冷却ファン114付きの従動プーリ112から発生する冷却風が本体保護カバー123と圧縮機本体101の隙間から流れ出るように流路125が形成されている。これにより、圧縮機本体101の冷却効率を高める。
【0022】
なお、本体保護カバー123は、圧縮機本体101の形状に沿うように端縁を形成して圧縮機本体101との間に均一な隙間を空けることが好ましいが、隙間は不均一でもよい。ただし、隙間が不均一な場合には、最大隙間から従動プーリ112等の回転部分までの距離を考慮して、ユーザの指が中に入らないように隙間を設定する必要がある。
【0023】
また、外側保護カバー121は、高温部分を保護する対象物に合わせて、前後方向の長さを設定することが好ましい。本実施形態の場合だと、シリンダヘッド131に取り付けられるエルボ(図示省略)まで覆うことが好ましい。本体保護カバー123の上側正面を前方に位置させることで配管108を覆うことも可能だが、外側保護カバー121と本体保護カバー123の重ね合わせ部付近で隙間が生じ得るため、隙間から回転部分までの距離に注意が必要となる。
【0024】
前記したように、本実施形態に係る気体圧縮機100は、動力伝達機構110および電動機102の一部、圧縮機本体101の一部、並びに圧縮機本体101とタンク103とを接続する配管108の少なくとも一部を覆うカバー120を備える。カバー120は、平坦な背面121aと、背面121aからの距離が異なる複数の面122b,123bを有する正面と、を備えている。そして、隣り合う二つの面122b,123bの間に形成された段差124の部位に、圧縮機本体101に向けて冷却風を導く流路125が形成されている。
【0025】
このような本実施形態によれば、以下のようなメリットがある。
外側保護カバー121の前後方向長さ、本体保護カバー123の前後方向長さを調整することで、高温部分である配管108やシリンダヘッド131を保護することが可能となる。
また、従動プーリ112から発生する冷却風の流路125を、正面の面122b,123bの間に形成された段差124の部位に形成することで、圧縮機本体101の冷却効率を高めることが可能となる。
したがって、高温部分や回転部分にユーザが手を触れ難くするとともに、冷却効率を高めることができる気体圧縮機100を提供できる。
【0026】
また、前記した実施形態では、正面のうちの圧縮機本体101側の面123bと、タンク103上に設けられた支持台104とが少なくとも1箇所で締結されている。具体的には、外側保護カバー121の上部と支持台104の架台105とが本体保護カバー123で繋いで締結されている。これにより、カバー120全体の剛性が向上し、カバー120の振動を抑制することが可能となる。
【0027】
[第2実施形態]
図2A図2Cは、本発明の第2実施形態の第1例に係る気体圧縮機100Aの構成を示す。図3は、本発明の第2実施形態の第2例に係る気体圧縮機100Bの構成を示す。
【0028】
本実施形態では、図2A図2C図3を参照して、クランクシャフト(図示省略)に対して直列あるいは放射状に複数のピストン(図示せず)とシリンダ130とを有する多気筒多段圧縮機について説明する。図2A図2Cに示す第2実施形態の第1例に係る気体圧縮機100Aは3気筒3段圧縮機の例であり、図3に示す第2実施形態の第2例に係る気体圧縮機100Bは2気筒2段圧縮機の例である。
【0029】
第2実施形態の多気筒多段圧縮機、および第1実施形態の1気筒1段圧縮機のいずれにおいても、圧縮機本体101とタンク103とを繋ぐ配管108が圧縮機本体101と電動機102との間に配置される場合がある。この場合、圧縮機本体101の左右に本体保護カバー123を設けることで、カバー120の振動低減および圧縮機本体101の冷却効率を高めることが望ましい。このような構成例を以下に示す。
【0030】
第2実施形態の気体圧縮機100A,100Bでは、第1実施形態の気体圧縮機100と比較して、本体保護カバー123の構成が変更されている。多気筒多段圧縮機においては、本体保護カバー123が少なくとも三つ設けられて、圧縮機本体101および配管108の冷却、配管108の保護、カバー120の振動低減を行う。
【0031】
本実施形態の基本構成としては、本体保護カバー123は、圧縮機本体101の左右に一つずつ配置され、圧縮機本体101上部の気筒間に一つ配置される。気筒数および形状によっては、各本体保護カバー123は分割されていてもよい。
【0032】
まず、振動低減策として、圧縮機本体101の左右に、本体保護カバー123がそれぞれ設けられている。それぞれの本体保護カバー123は、外側保護カバー121もしくは電動機保護カバー122と架台105とを繋いで締結することで、カバー120の振動を低減する。
【0033】
なお、カバー120の各部の振動が小さい場合、および、温度に規格値を有する部品が目標値を満足する場合には、図3に示すように、配管108が配置されていない方の圧縮機本体101の右側の本体保護カバー123は省略されてもよい。この場合、例えば電動機保護カバー122で回転部分が覆われてもよい。
【0034】
次に、冷却構造について説明する。多気筒多段圧縮機においては、図2A図2C図3に示すように、気筒ごとにシリンダ130の前後方向の位置がずれている。このため、本体保護カバー123の正面の面123c~123hの前後方向における位置を調整した方が、圧縮機本体101の冷却効率をより高めることが可能となる。
【0035】
図2A図2Cに示すように、複数の面123c~123hの少なくとも一つ(本実施形態では全て)は、圧縮機本体101のシリンダ130の後側端面と前側端面の間に位置している。このため、圧縮機本体101を効率良く冷却できる。また、図2Cに示すように、複数の面123c~123hの少なくとも一つ、例えば面123dは、シリンダ130の中心軸と前側端面との間に位置している。このため、圧縮機本体101をより効率良く冷却できる。なお、このような面の位置に関する構成は、1気筒1段圧縮機にも適用可能である。
【0036】
ただし、冷却ファン114付きの従動プーリ112(図2B参照)から発生する冷却風の風速によっては、本体保護カバー123に達する前に失速してしまう場合がある。このため、本体保護カバー123の正面の面123c~123hの前後方向における位置は、冷却風の風速によって決められてもよい。例えば、冷却風の風速が小さい場合には、冷却風が届きにくいので面を後側に配置し、冷却風の風速が大きい場合には、面を前側に配置することで効率良く冷却できる。
【0037】
また、気筒間の本体保護カバー123は、冷却風を遮る方向に折を設けることで面123c,123fが形成されている。これにより、高温部である気筒間の接続用の配管109(図2B参照)の保護と、圧縮機本体101の冷却とが行われる構成とされている。なお、本体保護カバー123は、第1実施形態と同様に圧縮機本体101の形状に沿うように端縁を形成して圧縮機本体101との間に適切に隙間を設けることが好ましい。
【0038】
以上、本発明について実施形態に基づいて説明したが、本発明は前記した実施形態に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、前記した実施形態は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、一の実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることが可能であり、また、一の実施形態の構成に他の実施形態の構成を加えることも可能である。また、各実施形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
【0039】
例えば、前記した実施形態では、レシプロタイプの圧縮機本体101を備えた気体圧縮機100について説明したが、圧縮機本体101は、レシプロタイプに限定されるものではない。また、圧縮機本体101は、前記実施形態では空気を圧縮するものであるが、これに限定されるものではなく、空気以外の他の気体を圧縮するものであってもよい。
また、支持台104は、前記した実施形態では台板106,107と架台105とを有しているが、これに限定されるものではなく、例えば架台105が省略されてもよい。この場合、例えば、外側保護カバー121の上部と台板106とが本体保護カバー123で繋いで締結される。
また、動力伝達機構110は、前記した実施形態ではベルト113を利用した機構であるが、これに限定されるものではなく、例えばチェーンを利用した機構であってもよい。
【符号の説明】
【0040】
100,100A,100B 気体圧縮機
101 圧縮機本体(圧縮機構)
102 電動機(動力機構)
103 タンク
104 支持台
108 配管
110 動力伝達機構
111 駆動プーリ
112 従動プーリ
113 ベルト
114 冷却ファン
120 カバー
121 外側保護カバー
121a 背面
122 電動機保護カバー
122b 面(正面)
123 本体保護カバー
123b~123h 面(正面)
124 段差
125 流路
130 シリンダ
図1A
図1B
図2A
図2B
図2C
図3