特開 2024-120805 建築構造及び平パレット

(19)【発行国】日本国特許庁(JP)

(12)【公報種別】公開特許公報(A)

(11)【公開番号】P2024120805

(43)【公開日】2024-09-05

(54)【発明の名称】建築構造及び平パレット

(51)【国際特許分類】

   E04B 1/348 20060101AFI20240829BHJP

   B65D 19/22 20060101ALI20240829BHJP

   E04H 1/02 20060101ALI20240829BHJP

【ＦＩ】

E04B1/348 G

B65D19/22 Z

E04H1/02

【審査請求】未請求

【請求項の数】14

【出願形態】ＯＬ

(21)【出願番号】P 2023027866

(22)【出願日】2023-02-26

(71)【出願人】

【識別番号】722003428

【氏名又は名称】株式会社英知

(72)【発明者】

【氏名】樋口 廷之

(72)【発明者】

【氏名】緑川 修

【テーマコード（参考）】

2E025

3E063

【Ｆターム（参考）】

2E025AA02

2E025AA13

3E063BA01

3E063BA05

3E063CA05

3E063FF20

(57)【要約】

【課題】本発明は、耐久性及び強度が高く、更に居住性及びデザイン性に優れた建築構造及び建築システム並びにこれらを産業上有利に構築できる方法を提供する。
【解決手段】モジュールユニットが複数個使用されている壁構造を含む建築システムであって、前記モジュールユニットを、例えばＣ形チャンネルなどを用いて、例えば二等辺三角形や直角三角形などのトラス状に形成する。
【選択図】図１

【特許請求の範囲】

【請求項1】

複数の桁と、前記桁と略直交する方向に並列され、前記桁に固定された複数のエッジボードとを少なくとも有し、２枚の前記エッジボード間に、複数の前記桁を挟み込んで固定することで、矩形に形成された平パレットを複数用いた建築構造であって、前記平パレットが、対向する２枚の前記エッジボードの間にデッキボードが斜めに配設されていることを特徴とする建築構造。

【請求項2】

前記平パレットの前記エッジボードと前記デッキボードとが組み合わさり、直角三角形の形状を形成している請求項１記載の建築構造。

【請求項3】

前記平パレットが、木材を構成材料として含む請求項１記載の建築構造。

【請求項4】

前記平パレットが、金属を構成材料として含む請求項１記載の建築構造。

【請求項5】

パレットハウスの建築構造である請求項１記載の建築構造。

【請求項6】

間隔をおいて平行に配置された複数の桁の上下に、前記桁に直交して配置された複数枚のエッジボードからなり、フォーク差込口を有する平パレットであって、対向する２枚の前記エッジボードの間にデッキボードが斜めに配設されていることを特徴とする平パレット。

【請求項7】

対向する２枚の前記エッジボードの間に前記デッキボードが２枚以上斜めにそれぞれ配設されている請求項６記載の平パレット。

【請求項8】

対向する２枚の前記エッジボードの間に前記デッキボードが斜めに配設されることにより、直角三角形の形状が形成されている請求項６記載の平パレット。

【請求項9】

前記デッキボードが長尺状物であり、接合部材を用いて配設されている請求項６記載の平パレット。

【請求項10】

前記長尺状物が、木材を構成材料として含む請求項９記載の平パレット。

【請求項11】

前記長尺状物が、金属を構成材料として含む請求項９記載の平パレット。

【請求項12】

前記エッジボードと前記桁の隙間の形状がいずれも三角形である請求項６記載の平パレット。

【請求項13】

平パレットを含むパレット構造物であって、前記平パレットが請求項６記載の平パレットであるパレット構造物。

【請求項14】

パレットハウスである請求項１３記載のパレット構造物。

【発明の詳細な説明】

【技術分野】

【0001】

本発明は、建築構造及び平パレットに関する。

【背景技術】

【0002】

従来から、パレットを壁構造として用いてパレットハウスを建築する方法が検討されている。

【0003】

近年においては、運送・梱包用のパレットとして再利用可能なパネルが検討されており、前記パネルを壁構造等の建築部材として使用後、パレットとして再利用しやすいように、連結金具や補助材などを桁などに用いることが検討されている（特許文献１）。しかしながら、壁構造の建築部材として用いるには、パネルの強度がまだまだ不十分であり、強度を上げようと桁の数を増やすと、木材の使用量が多くなり、製造コストが高くなり、環境にも負荷がかかるといった問題があった。

【先行技術文献】

【特許文献】

【0004】

【特許文献1】特許６７３１４６７号公報

【発明の概要】

【発明が解決しようとする課題】

【0005】

本発明は、耐久性及び強度が高く、環境に優しい建築構造及び平パレットを提供することを目的とする。

【課題を解決するための手段】

【0006】

本発明者らは、上記目的を達成すべく鋭意検討した結果、複数の桁と、前記桁と略直交する方向に並列され、前記桁に固定された複数のエッジボードとを少なくとも有し、２枚の前記エッジボード間に、複数の前記桁を挟み込んで固定することで、矩形に形成された平パレットを複数用いた建築構造であって、前記平パレットが、対向する２枚の前記エッジボードの間にデッキボードが斜めに配設されていることを特徴とする建築構造が、耐久性及び強度が高く、環境に配慮されていることを見出し、このような建築構造が上記した従来の問題を一挙に解決できるものであることを見出した。
また、本発明者らは、上記知見を得た後、さらに検討を重ねて、本発明を完成させるに至った。

【0007】

すなわち、本発明は、以下の発明に関する。
［１］ 複数の桁と、前記桁と略直交する方向に並列され、前記桁に固定された複数のエッジボードとを少なくとも有し、２枚の前記エッジボード間に、複数の前記桁を挟み込んで固定することで、矩形に形成された平パレットを複数用いた建築構造であって、前記平パレットが、対向する２枚の前記エッジボードの間にデッキボードが斜めに配設されていることを特徴とする建築構造。
［２］ 前記平パレットの前記エッジボードと前記デッキボードとが組み合わさり、直角三角形の形状を形成している前記［１］記載の建築構造。
［３］ 前記平パレットが、木材を構成材料として含む前記［１］記載の建築構造。
［４］ 前記平パレットが、金属を構成材料として含む前記［１］記載の建築構造。
［５］ パレットハウスの建築構造である前記［１］記載の建築構造。
［６］ 間隔をおいて平行に配置された複数の桁の上下に、前記桁に直交して配置された複数枚のエッジボードからなり、フォーク差込口を有する平パレットであって、対向する２枚の前記エッジボードの間にデッキボードが斜めに配設されていることを特徴とする平パレット。
［７］ 対向する２枚の前記エッジボードの間に前記デッキボードが２枚以上斜めにそれぞれ配設されている前記［６］記載の平パレット。
［８］ 対向する２枚の前記エッジボードの間に前記デッキボードが斜めに配設されることにより、直角三角形の形状が形成されている前記［６］記載の平パレット。
［９］ 前記デッキボードが長尺状物であり、接合部材を用いて配設されている前記［６］記載の平パレット。
［１０］ 前記長尺状物が、木材を構成材料として含む前記［９］記載の平パレット。
［１１］ 前記長尺状物が、金属を構成材料として含む前記［９］記載の平パレット。
［１２］ 前記エッジボードと前記桁の隙間の形状がいずれも三角形である前記［６］記載の平パレット。
［１３］ 平パレットを含むパレット構造物であって、前記平パレットが前記［６］記載の平パレットであるパレット構造物。
［１４］ パレットハウスである前記［１３］記載のパレット構造物。

【発明の効果】

【0008】

本発明によれば、耐久性及び強度が高く、環境に優しい建築構造及び平パレットを提供する。

【図面の簡単な説明】

【0009】

【図1】本発明において好適に用いられる平パレットの一例を模式的に示す図である。

【図2】本発明において好適に用いられる図１の平パレットをａ方向から見た様子を模式的に示す図である。

【図3】本発明において好適に用いられる図１の平パレットをｂ方向から見た様子を模式的に示す図である。

【図4】本発明において図１の平パレットを用いる建築物の好適な態様の一例を模式的に示す図である。

【図5】本発明において好適に用いられる平パレットの一例を模式的に示す図である。

【図6】本発明において好適に用いられる図５の平パレットをａ方向から見た様子を模式的に示す図である。

【図7】本発明において好適に用いられる図５の平パレットをｂ方向ら見た様子を模式的に示す図である。

【図8】本発明において好適に用いられる平パレットの一例を模式的に示す図である。

【図9】本発明において好適に用いられる図８の平パレットをａ方向から見た様子を模式的に示す図である。

【図10】本発明においては、好適に用いられる図８の平パレットをｂ方向から見た様子を模式的に示す図である。

【図11】本発明において図８の平パレットを用いる建築物の好適な態様の一例を模式的に示す図である。

【図12】本発明において好適に用いられる平パレットの一例を模式的に示す図である。

【図13】本発明において好適に用いられる図１２の平パレットをａ方向から見た様子を模式的に示す図である。

【図14】本発明においては、好適に用いられる図１２の平パレットをｂ方向から見た様子を模式的に示す図である。

【図15】本発明において図１２の平パレットを用いる建築物の好適な態様の一例を模式的に示す図である。

【発明を実施するための形態】

【0010】

本発明の建築構造は、複数の桁と、前記桁と略直交する方向に並列され、前記桁に固定された複数のエッジボードとを少なくとも有し、２枚の前記エッジボード間に、複数の前記桁を挟み込んで固定することで、矩形に形成された平パレットを複数用いた建築構造であって、前記平パレットが、対向する２枚の前記エッジボードの間にデッキボードが斜めに配設されていることを特長とする。本発明の建築構造は、解体後、運送・梱包用の平パレットとして再利用するのが好ましく、前記平パレットは、１枚の大きさが、例えば、天板および底板の板厚を９ｍｍ～３０ｍｍ、上記桁の板厚を１５ｍｍ～１５０ｍｍとし、長さを、全て１１００ｍｍ程度に形成するのが好ましい。
本発明の平パレットは、間隔をおいて平行に配置された複数の桁の上下に、前記桁に直交して配置された複数枚のエッジボードからなり、フォーク差込口を有する平パレットであって、対向する２枚の前記エッジボードの間にデッキボードが斜めに配設されていることを特長とする。

【0011】

本発明の建築構造は、前記平パレットの前記エッジボードと前記デッキボードとが組み合わさり、直角三角形の形状を形成しているのが好ましい。前記平パレットの構成材料は、本発明の目的を阻害しない限り特に限定されないが、木材を構成材料として含むのが好ましく、また、金属を構成材料として含むのも好ましい。前記木材としては、本発明の目的を阻害しない限り特に限定されないが、例えば、廃材又は間伐材などが挙げられる。前記金属としては、本発明の目的を阻害しない限り特に限定されないが、例えば、アルミニウム又はＳＵＳなどが挙げられる。また、本発明の建築構造は、本発明の目的を阻害しない限り特に限定されないが、例えば、パレットハウスの建築構造などが好適な例として挙げられる。このような好ましい範囲によれば、前記建築構造全体の耐久性及び強度をより向上させることができ、また、取り扱い性により優れ、環境により配慮した建築構造とすることができる。

【0012】

本発明の平パレットは、本発明の目的を阻害しない限り特に限定されないが、対向する２枚の前記エッジボードの間に前記デッキボードが２枚以上斜めにそれぞれ配設されているのが好ましい。また、本発明の平パレットは、対向する２枚の前記エッジボードの間に前記デッキボードが斜めに配設されることにより、直角三角形の形状が形成されているのも好ましい。前記デッキボードは、長尺状物であり、接合部材を用いて配設されているのが好ましい。前記エッジボードと前記桁の隙間の形状がいずれも三角形であるのが好ましい。

【0013】

前記長尺状物の種類としては、特に限定されないが、前記長尺状物の構成材料は、特に限定されないが、金属を含むのが好ましく、また、木材を含むのも好ましい。前記金属は、本発明の目的を阻害しない限り特に限定されず、例えば、アルミニウム又はＳＵＳなどの公知の金属であってよい。前記木材は、本発明の目的を阻害しない限り特に限定されず、例えば、廃材又は間伐材などの公知の木材であってよい。このように構成することで、より環境に配慮した平パレットとすることができる。また、前記長尺状物の長さは特に限定されないが、２０ｃｍから２ｍであるのが好ましい。前記長尺状物に形成される螺合部の位置及び大きさは、特に限定されないが、前記長尺状物の両端の近傍に設けられるのが好ましい。

【0014】

前記接合部材は、本発明の目的を阻害しない限り特に限定されず、公知の接合部材であってよいが、前記長尺状物が木材で構成されている場合、前記接合部材は、前記長尺状物同士を釘接合により接合するための部材であるのが好ましく、例えば、治具などが挙げられる。前記治具は、本発明の目的を阻害しない限り特に限定されず、例えば、釘などの公知の治具であってよい。また、治具の数等は本発明の目的を阻害しない限り、特に限定されず、適宜設定されてよい。前記長尺状物が金属で構成されている場合、前記長尺状物同士を溶接により接合されるのが好ましい。このような好ましい範囲によれば、平パレットの強度、耐久性、取り扱い性、通気性及びデザイン性をより向上させることができ、また、フォークリフト等での作業性がより向上させることができる。

【0015】

また、前記建築構造は、本発明の目的を阻害しない限り特に限定されず、前記平パレットを用いて常法に従い建築されるのが好ましい。本発明の平パレットは、間隔をおいて平行に配置された複数の桁の上下に、前記桁に直交して複数枚のエッジボードを配置し、フォーク差込口を形成する際に、対向する２枚の前記エッジボードの間にデッキボードが斜めに配設することにより容易に製造することができる。なお、前記平パレット作製にあたり、公知手段を用いることができる。

【0016】

本発明の平パレットは、パレット構造物に適用されてもよく、前記パレット構造物は、本発明の目的を阻害しない限り特に限定されず、例えば、パレットハウスなどが好適な例として挙げられる。このような好ましい範囲によれば、構造物の耐久性及び強度がより高く、更に環境により配慮したものとすることができる。

【実施例0017】

以下、図面を用いて、本発明の好適な態様をより具体的に説明するが、本発明はこれら具体例に限定されるものではない。

【0018】

図１は、本発明において好適に用いられる平パレットの一例を模式的に示す。図１の平パレットはデッキボード１、桁２、治具３及びエッジボード１０からなっている。また、対向する２枚のエッジボード１０の間に１枚のデッキボード１を斜めに配設することでトラス状が形成されている。デッキボード１、桁２及びエッジボード１０は木材で構成され、治具３は金属で構成されている。デッキボード１、桁２及びエッジボード１０は治具３を用いて接合されている。このような構成にすることで、耐久性、耐震性、強度、通気性、軽量性及びデザイン性を一挙により向上させている。なお、図２は図１の平パレットのａ方向から前記平パレットを見た図であり、図３は、平パレットのＢ方向に垂直な方向から前記平パレットを見た図である。図２の平パレットには桁２、エッジボード１０及びフォーク差込口４が示されており、フォークリフト等での作業性がより向上されている。図３の平パレットにはデッキボード１、桁２及びエッジボード１０が示されており、このようにすることにより、耐久性及び強度がより向上されている。

【0019】

図４は、本発明においては、本発明において平パレットを用いる建築物の好適な態様の一例を模式的に示す。図４の平パレットを用いる建築物は、治具３、木材（平パレット）３２、屋根部４２及び床材５２からなっている。木材（平パレット）３２、屋根部４２及び床材５２は治具３を用いて接合されている。なお、治具３は金属で構成されている。このような構成にすることで、構造物全体の耐久性、耐震性、強度、通気性、軽量性、作業性及びデザイン性を一挙により向上させている。

【0020】

図５は、本発明において好適に用いられる平パレットの一例を模式的に示す。図５の平パレットはデッキボード１、桁２、治具３及びエッジボード１０からなっている。また、対向する２枚のエッジボード１０の間に１枚のデッキボード１を斜めに配設することでトラス状が形成されている。デッキボード１、桁２及びエッジボード１０は木材で構成され、治具３は金属で構成されている。デッキボード１、桁２及びエッジボード１０は治具３を用いて接合されている。このような構成にすることで、耐久性、耐震性、強度、通気性、軽量性及びデザイン性を一挙により向上させている。なお、図６は図５の平パレットのａ方向に垂直な方向から前記平パレットを見た図であり、図７は図５の平パレットのｂ方向に垂直な方向から前記平パレットを見た図である。図６の平パレットには桁２、エッジボード１０及びフォーク差込口４が示されており、フォークリフト等での作業性がより向上されている。図７の平パレットにはデッキボード１、桁２及びエッジボード１０が示されており、このようにすることにより耐久性及び強度がより向上されている。

【0021】

図８は、本発明において好適に用いられる平パレットの一例を模式的に示す。図８の平パレットはデッキボード１、桁２、治具３及びエッジボード１０からなっている。また、対向する２枚のデッキボード１の間に１枚のデッキボード１を斜めに配設することでトラス状が形成されている。デッキボード１、桁２及びエッジボード１０は木材で構成され、治具３は金属で構成されている。デッキボード１、桁２及びエッジボード１０は治具３を用いて接合されている。このような構成にすることで、耐久性、耐震性、強度、通気性、軽量性及びデザイン性を一挙により向上させており、また、製作コストをより削減することができる。なお、図９は図８の平パレットのａ方向に垂直な方向から前記平パレットを見た図である。図１０は図８の平パレットのｂ方向に垂直な方向から前記平パレットを見た図である。図９の平パレットには桁２、エッジボード１０及びフォーク差込口４が示されており、フォークリフト等での作業性がより向上されている。図１０の平パレットにはデッキボード１、桁２及びエッジボード１０が示されており、このようにすることにより耐久性及び強度がより向上されている。

【0022】

図１２は、本発明において好適に用いられる平パレットの一例を模式的に示す。図１２の平パレットはデッキボード１、桁２、治具３及びエッジボード１０からなっている。また、対向する２枚のデッキボード１の間に１枚のデッキボード１を斜めに配設することでトラス状が形成されている。デッキボード１、桁２及びエッジボード１０は金属で構成されている。デッキボード１、桁２及びエッジボード１０は溶接によって接合されている。このような構成にすることで、耐久性、耐震性、強度、通気性、軽量性及びデザイン性を一挙により向上させており、また、製作コストをより削減することができる。なお、図１３は図１２の平パレットのａ方向に垂直な方向から前記平パレットを見た図である。図１４は図１２の平パレットのｂ方向に垂直な方向から前記平パレットを見た図である。図９の平パレットには桁２、エッジボード１０及びフォーク差込口４が示されており、フォークリフト等での作業性がより向上されている。図１０の平パレットにはデッキボード１、桁２及びエッジボード１０が示されており、このようにすることにより耐久性及び強度がより向上されている。

【0023】

図１５は、本発明においては、本発明において平パレットを用いる建築物の好適な態様の一例を模式的に示す。図１５の平パレットを用いる建築物は、屋根部４２、支柱５１、床材５２及び金属（平パレット）３２０からなっている。平パレット３２、屋根部４２及び床材５２はそれぞれ金属で構成されている。また、平パレット３２、屋根部４２及び床材５２は溶接により接合されている。このような構成にすることで、構造物全体の耐久性、耐震性、強度、通気性、軽量性、作業性及びデザイン性を一挙により向上させている。

【産業上の利用可能性】

【0024】

本発明の平パレットは、フォークリフトやハンドリフト等によって荷物を運搬する際の荷台に適用可能であり、また、組み立て構造物に適用可能であり、例えば、パレットハウスなどに有用である。

【符号の説明】

【0025】

１ デッキボード
２ 桁
３ 治具
４ フォーク差込口
１０ エッジボード
３２ 木材（平パレット）
４２ 屋根部
５１ 支柱
５２ 床材
３２０ 金属（平パレット）

【図1】

【図2】

【図3】

【図4】

【図5】

【図6】

【図7】

【図8】

【図9】

【図10】

【図11】

【図12】

【図13】

【図14】

【図15】