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特開2024-120894係合装置及び乳幼児シートアセンブリ
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024120894
(43)【公開日】2024-09-05
(54)【発明の名称】係合装置及び乳幼児シートアセンブリ
(51)【国際特許分類】
   A47D 1/00 20060101AFI20240829BHJP
   A47D 13/02 20060101ALI20240829BHJP
   A47D 1/10 20060101ALI20240829BHJP
【FI】
A47D1/00
A47D13/02
A47D1/10
【審査請求】有
【請求項の数】32
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2024026845
(22)【出願日】2024-02-26
(31)【優先権主張番号】202310175376.5
(32)【優先日】2023-02-24
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(71)【出願人】
【識別番号】517042092
【氏名又は名称】ワンダーランド スイツァーランド アーゲー
(74)【代理人】
【識別番号】100145403
【弁理士】
【氏名又は名称】山尾 憲人
(74)【代理人】
【識別番号】100111039
【弁理士】
【氏名又は名称】前堀 義之
(72)【発明者】
【氏名】グオ、ジェンウェン
(72)【発明者】
【氏名】ニン,ホワン
(72)【発明者】
【氏名】ホァ,ジーヤン
(57)【要約】      (修正有)
【課題】本発明は、係合装置及び当該係合装置を有する乳幼児シートアセンブリに関する。
【解決手段】係合装置1は横ロッドを備えた乳幼児用バスケット9を載置ベースを備えたハイチェア2に固定するように構成される。係合装置は係合ベースと第1係合機構を含む。係合ベースは載置ベースに接続されるために用いられる。第1係合機構は係合ベースに可動に設けられる。第1係合機構は横ロッドを係合ベースに解放可能に係着するように構成される。乳幼児シートアセンブリはハイチェアと上記係合装置を含む。係合装置により乳幼児キャリーをハイチェアの載置ベースに脱着可能に取り付けることが可能である。当該係合装置が乳幼児用バスケットとハイチェアにそれぞれ取外し可能に接続されることにより、乳幼児用バスケットをハイチェアに便利かつ迅速に固定することを実現できる。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
横ロッドを備えた乳幼児用バスケットを、載置ベースを備えたハイチェアに固定するように構成された係合装置であって、
前記載置ベースと接続するための係合ベースと、
前記係合ベースに可動に設けられ、前記横ロッドを前記係合ベースに解放可能に係着するように構成された第1係合機構と、を含む、ことを特徴とする係合装置。
【請求項2】
前記第1係合機構は、ロック解除部材を含み、前記ロック解除部材は、前記係合ベースに可動に接続され、且つロック状態とロック解除状態に切り替えることが可能であり、前記ロック解除部材は、係合部を有し、前記ロック解除部材がロック状態にある場合、前記係合部は前記横ロッドに係合され、前記ロック解除部材がロック解除状態にある場合、前記横ロッドは、前記係合部との係合を解除する、ことを特徴とする請求項1に記載の係合装置。
【請求項3】
前記係合ベースの内部に収納キャビティが形成され、前記ロック解除部材は、少なくとも一部が前記収納キャビティ内に位置し、前記ロック解除部材の前記収納キャビティ内に位置する部分は、接続部を有し、前記接続部は、前記収納キャビティのキャビティ壁に枢動可能に接続され、前記係合部は、前記収納キャビティから延び出て前記横ロッドに係合可能である、ことを特徴とする請求項2に記載の係合装置。
【請求項4】
前記係合部は第1係合面を有し、前記係合ベースは第2係合面を有し、前記ロック解除部材がロック状態にある場合、前記第1係合面と前記第2係合面とは対向しており、前記横ロッドは、前記第1係合面と前記第2係合面との間に係合されている、ことを特徴とする請求項2に記載の係合装置。
【請求項5】
前記ロック解除部材は、前記係合ベースに可動に接続され、前記係合部は楔形面を有し、前記楔形面は、前記横ロッドに押し当てられて前記ロック解除部材を移動させるように構成される、ことを特徴とする請求項2に記載の係合装置。
【請求項6】
前記係合部は第1係合面を有し、前記ロック解除部材がロック状態にある場合、前記横ロッドは、前記第1係合面と前記係合ベースとの間に係合され、前記楔形面と前記第1係合面は、相互接続され、且つ角度をなして設けられている、ことを特徴とする請求項5に記載の係合装置。
【請求項7】
前記ロック解除部材は、第1位置と第2位置を有し、
前記ロック解除部材が前記第1位置にあり且つロック状態にある場合、前記ロック解除部材は、ロック状態から前記第2位置を経てロック解除状態に移動可能であり、
前記ロック解除部材が前記第1位置にあり且つロック解除状態にある場合、前記ロック解除部材は、ロック解除状態から前記第2位置を経てロック状態に移動可能である、ことを特徴とする請求項2に記載の係合装置。
【請求項8】
前記係合部は楔形面を有し、前記楔形面は、前記横ロッドに押し当てられて、前記ロック解除部材を前記第1位置から前記第2位置に移動させるように構成される、ことを特徴とする請求項7に記載の係合装置。
【請求項9】
前記第1係合機構は、指示部材をさらに含み、前記指示部材は、前記係合ベースに移動可能に設けられ、且つ、前記ロック解除部材と前記横ロッドとの係合状態又は係合解除状態を指示するように、少なくとも2つの指示状態の間に切り替え可能である、ことを特徴とする請求項2に記載の係合装置。
【請求項10】
前記指示部材には、少なくとも2つの指示状態をそれぞれ指示するための指示マークが設けられ、前記係合ベースの内部に、収納キャビティが形成され、前記指示部材は、前記収納キャビティ内に設けられ、前記係合ベースに、いずれかの前記指示マークを表示するための指示窓が設けられている、ことを特徴とする請求項9に記載の係合装置。
【請求項11】
前記少なくとも2つの指示状態は、前記横ロッドが前記第1係合機構から離脱することを指示するための第1指示状態と、前記横ロッドが前記第1係合機構に係合されることを指示するための第2指示状態とを含む、ことを特徴とする請求項9に記載の係合装置。
【請求項12】
前記第1係合機構は、プッシャ部材をさらに含み、前記プッシャ部材は、前記係合ベースに移動可能に設けられ、且つ指示部材の少なくとも2つの指示状態の間の切り替えを駆動するために用いられる、ことを特徴とする請求項9に記載の係合装置。
【請求項13】
前記プッシャ部材は、延び出し位置と退避位置に切り替え可能であり、前記プッシャ部材が前記延び出し位置から前記退避位置に切り替えると、前記プッシャ部材は、前記横ロッドが前記第1係合機構から離脱することを指示するための第1指示状態から前記横ロッドが前記第1係合機構に係合されることを指示するための第2指示状態に切り替えるように、前記指示部材を押し当てる、ことを特徴とする請求項12に記載の係合装置。
【請求項14】
前記指示部材は、第1駆動斜面を有し、前記プッシャ部材の一端に、第2駆動斜面が設けられ、前記第2駆動斜面は、前記第1駆動斜面に当接して、前記指示部材が前記少なくとも2つの指示状態の間に切り替えるように駆動するように構成される、ことを特徴とする請求項12に記載の係合装置。
【請求項15】
前記プッシャ部材は、延び出し位置と退避位置に切り替えることが可能であり、前記プッシャ部材が前記退避位置にある場合、前記横ロッドは、前記第1係合面と前記プッシャ部材との間に係合可能であり、前記プッシャ部材が前記延び出し位置にある場合、前記横ロッドは、前記第1係合面との係合を解除する、ことを特徴とする請求項12に記載の係合装置。
【請求項16】
第2係合機構をさらに含み、
前記第2係合機構は、
前記載置ベースに接続され、且つ第1係合穴が設けられた係合部材と、
前記係合ベースに接続された弾性アームと、
前記弾性アームに設けられ、且つ前記第1係合穴に係合可能な第1係合突起と、を含む、ことを特徴とする請求項1に記載の係合装置。
【請求項17】
前記係合部材と前記載置ベースは、少なくとも一部の前記係合ベースが取付られる取付溝を形成し、少なくとも一部の前記係合ベースが前記取付溝に挿設されている場合、前記弾性アームは、前記取付溝に入り、且つ前記第1係合突起は、前記第1係合穴に係合されている、ことを特徴とする請求項16に記載の係合装置。
【請求項18】
前記係合ベースは、開口溝を有し、前記弾性アームの一端は、前記開口溝の溝壁に接続され、前記第1係合突起は、前記開口溝から突出する係合位置と、前記開口溝から突出しない引込位置を有し、前記第1係合突起が前記係合位置にある場合、前記第1係合突起は、前記第1係合穴に係合可能であり、前記係合ベースが前記取付溝に挿設される過程において、前記係合部材は、前記第1係合突起を押し当てて前記引込位置に移動させることが可能であり、前記弾性アームは、前記第1係合突起を付勢して前記第1係合突起を前記係合位置に移動させるように構成される、ことを特徴とする請求項17に記載の係合装置。
【請求項19】
前記係合ベースには係合溝が設けられ、前記第1係合突起が前記第1係合穴に係合されている場合、少なくとも一部の前記載置ベースは、前記係合溝に挿設されている、ことを特徴とする請求項16に記載の係合装置。
【請求項20】
前記係合ベースには、係合溝が設けられ、前記係合溝は、第1側壁を有し、前記開口溝は、前記第1側壁に設けられ、前記係合部材と前記載置ベースは、前記係合ベースが挿設される取付溝を形成し、少なくとも一部の前記係合ベースが前記取付溝に挿設されている場合、少なくとも一部の前記載置ベースは、前記係合溝に挿設され、且つ前記第1係合突起は、第1係合穴に係合されている、ことを特徴とする請求項18に記載の係合装置。
【請求項21】
ハイチェアと、請求項1乃至20のいずれか1項に記載の係合装置とを含み、
前記係合装置により、乳幼児キャリーを前記ハイチェアの載置ベースに脱着可能に取り付けることが可能である、ことを特徴とする乳幼児シートアセンブリ。
【請求項22】
第3係合機構をさらに含み、前記ハイチェアは、背もたれをさらに含み、前記第3係合機構により、前記乳幼児用バスケットを前記背もたれに脱着可能に接続することができる、ことを特徴とする請求項21に記載の乳幼児シートアセンブリ。
【請求項23】
前記第3係合機構は、係合溝と、ロックフック部材とを含み、
前記係合溝は、前記背もたれに設けられ、前記係合溝の側壁に第1凸部が設けられ、前記第1凸部と前記係合溝の底壁は、間隔をあけてロックフック溝を形成し、
前記ロックフック部材は、前記乳幼児用バスケットに設けられ、前記ロックフック部材は、フック体を有し、前記フック体は、前記ロックフック溝内に係合されて前記ロックフック部材を前記係合溝内に固定するように構成される、ことを特徴とする請求項22に記載の乳幼児シートアセンブリ。
【請求項24】
前記第3係合機構は、前記係合溝に可動に設けられる化粧カバーをさらに含み、前記フック体が前記ロックフック溝に係合されていない場合、前記化粧カバーは、前記係合溝の溝口を閉塞可能である、ことを特徴とする請求項23に記載の乳幼児シートアセンブリ。
【請求項25】
前記化粧カバーは、前記係合溝の底壁から離れる第1端と、前記係合溝の底壁に面する第2端とを有し、前記第2端に第2凸部が設けられ、前記第2凸部は、前記係合溝の底壁と前記第1凸部との間に位置し、前記化粧カバーは、第3位置と第4位置に切り替えることが可能であり、前記化粧カバーが前記第3位置にある場合、前記第1端は、前記背もたれの表面と面一であり、前記第2凸部は、前記第1凸部に当接し、前記化粧カバーが前記第4位置にある場合、前記第2凸部と前記第1凸部は、間隔をあけて前記フック体は前記ロックフック溝に係合可能である、ことを特徴とする請求項24に記載の乳幼児シートアセンブリ。
【請求項26】
前記ハイチェアは、対向移動可能な第1部材及び第2部材と、前記第1部材及び前記第2部材にそれぞれ接続される調整機構とを有し、前記調整機構は、ロック状態とロック解除状態に切り替えることが可能であり、前記調整機構が前記ロック解除状態にある場合、前記第1部材は、前記第2部材に対して所定方向に沿って移動可能であり、前記調整機構がロック状態にある場合、前記第1部材は、前記第2部材に対して固定されている、ことを特徴とする請求項21に記載の乳幼児シートアセンブリ。
【請求項27】
前記調整機構は、複数のロック穴と、ロック部材とを含み、
前記複数のロック穴は、前記第1部材と前記第2部材のうちの一方に設けられ、且つ前記所定方向に配列され、
前記ロック部材は、前記第1部材と前記第2部材のうちの他方に可動に接続され、前記ロック部材は、ロック部を含み、且つロック位置とロック解除位置に切り替えることが可能であり、前記ロック部材が前記ロック位置にある場合、前記ロック部は、いずれかの前記ロック穴に挿設嵌合され、前記ロック部材が前記ロック解除位置にある場合、前記ロック部は、いずれかの前記複数のロック穴との嵌合を解除する、ことを特徴とする請求項26に記載の乳幼児シートアセンブリ。
【請求項28】
前記ロック部材は、ロック本体をさらに含み、前記ロック本体は、枢動軸により前記第1部材と前記第2部材のうちの他方に枢動可能に接続され、前記ロック部は、前記ロック本体の一端に設けられ、前記ロック本体は、前記ロック部が前記ロック位置と前記ロック解除位置との間に切り替えるように操作可能である、ことを特徴とする請求項27に記載の乳幼児シートアセンブリ。
【請求項29】
前記調整機構は、駆動部材をさらに含み、前記駆動部材は、駆動部と操作部とを含み、前記駆動部は、前記ロック本体に当接し、前記操作部は、前記駆動部によって前記ロック本体を押し当てて枢動させるように操作可能である、ことを特徴とする請求項28に記載の乳幼児シートアセンブリ。
【請求項30】
前記調整機構は、駆動部材をさらに含み、前記駆動部材は、駆動部と操作部とを含み、前記駆動部は、第1押し当て斜面を有し、前記ロック本体には、前記第1押し当て斜面に対向する第2押し当て斜面が設けられ、前記操作部は、前記第2押し当て斜面が前記第1押し当て斜面を押し当てて前記ロック部材を枢動させるように操作可能である、ことを特徴とする請求項28に記載の乳幼児シートアセンブリ。
【請求項31】
接続ベースをさらに含み、前記接続ベースは、前記第1部材と前記第2部材のうちの他方に固定され、前記接続ベースは、収納溝を有し、前記ロック部材は、前記収納溝に可動に設けられ、前記ロック部は、前記収納溝の溝口から延び出していずれかの前記ロック穴に挿設嵌合可能である、ことを特徴とする請求項27に記載の乳幼児シートアセンブリ。
【請求項32】
前記調整機構は、駆動部材をさらに含み、前記駆動部材は、駆動部と操作部とを含み、前記駆動部は、前記ロック部材に当接し、前記収納溝の底壁に、ストリップ状穴が設けられ、前記操作部は、操作されるように前記ストリップ状穴を介して前記接続ベースから延び出し、前記操作部は、前記駆動部によって前記ロック部材のロック位置とロック解除位置との間の切り替えを駆動するように操作可能である、ことを特徴とする請求項31に記載の乳幼児シートアセンブリ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、乳幼児キャリアの技術分野に関し、特に係合装置及び当該係合装置を有する乳幼児シートアセンブリに関する。
【背景技術】
【0002】
子供用ハイチェアは、一般的に乳幼児が食卓の近傍で大人と一緒に食事する時に使用される。市販のハイチェアは、それに異なるシートが接続されることにより、異なる使用モード間の切り替えを実現し、それにより、異なる年齢層の乳幼児の使用需要を満たし、ハイチェアの使用期間を延ばす。しかし、現在市販されているハイチェアは、乳幼児用バスケットとの係合はほとんどできず、乳幼児用バスケットをハイチェアに便利かつ迅速に固定することは困難である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
これに鑑みて、本願は、乳幼児用バスケットとハイチェアにそれぞれ取外し可能に接続されることが可能であり、乳幼児用バスケットをハイチェアに便利かつ迅速に固定することを実現できる係合装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本願の一態様は、横ロッドを備えた乳幼児用バスケットを、載置ベースを備えたハイチェアに固定するように構成された係合装置を提供する。当該係合装置は、係合ベースと第1係合機構とを含む。係合ベースは、載置ベースに接続されるために用いられる。第1係合機構は、前記係合ベースに可動に設けられる。前記第1係合機構は、前記横ロッドを前記係合ベースに解放可能に係着するように構成される。
【0005】
一実施例では、前記第1係合機構は、ロック解除部材を含み、前記ロック解除部材は、前記係合ベースに可動に接続され、且つロック状態とロック解除状態に切り替えることが可能であり、前記ロック解除部材は、係合部を有し、前記ロック解除部材がロック状態にある場合、前記係合部は、前記横ロッドに係合し、前記ロック解除部材がロック解除状態にある場合、前記横ロッドは、前記係合部との係合を解除する。
【0006】
一実施例では、前記係合ベースの内部に収納キャビティが形成され、前記ロック解除部材は、少なくとも一部が前記収納キャビティ内に位置し、前記ロック解除部材の前記収納キャビティ内に位置する部分は、接続部を有し、前記接続部は、前記収納キャビティのキャビティ壁に枢動可能に接続され、前記係合部は、前記収納キャビティから延び出て前記横ロッドに係合可能である。
【0007】
一実施例では、前記係合部は、第1係合面を有し、前記係合ベースは、第2係合面を有し、前記ロック解除部材がロック状態にある場合、前記第1係合面と前記第2係合面とは対向しており、前記横ロッドは、前記第1係合面と前記第2係合面との間に係合されている。
【0008】
一実施例では、前記ロック解除部材は、前記係合ベースに可動に接続され、前記係合部は、楔形面を有し、前記楔形面は、前記横ロッドに押し当てられて前記ロック解除部材を移動させるように構成される。
【0009】
一実施例では、前記係合部は、第1係合面を有し、前記ロック解除部材がロック状態にある場合、前記横ロッドは、前記第1係合面と前記係合ベースとの間に係合され、前記楔形面と前記第1係合面は、相互接続され、且つ角度をなして設けられている。
【0010】
一実施例では、前記ロック解除部材は、第1位置と第2位置を有し、前記ロック解除部材が前記第1位置にあり且つロック状態にある場合、前記ロック解除部材は、ロック状態から前記第2位置を経てロック解除状態に移動可能であり、前記ロック解除部材が前記第1位置にあり且つロック解除状態にある場合、前記ロック解除部材は、ロック解除状態から前記第2位置を経てロック状態に移動可能である。
【0011】
一実施例では、前記係合部は楔形面を有し、前記楔形面は、前記横ロッドに押し当てられて、前記ロック解除部材を前記第1位置から前記第2位置に移動させるように構成される。
【0012】
一実施例では、前記第1係合機構は、第1弾性部材をさらに含み、前記第1弾性部材は、前記ロック解除部材と前記係合ベースとの間に設けられ、前記第1弾性部材は、前記ロック解除部材を付勢して前記ロック解除部材を前記第1位置に移動させるように構成される。
【0013】
一実施例では、前記第1係合機構は、指示部材をさらに含み、前記指示部材は、前記係合ベースに移動可能に設けられ、且つ、前記ロック解除部材と前記横ロッドとの係合状態又は係合解除状態を指示するように、少なくとも2つの指示状態の間に切り替え可能である。
【0014】
一実施例では、前記指示部材には、少なくとも2つの指示状態をそれぞれ指示するための指示マークが設けられ、前記係合ベースの内部に、収納キャビティが形成され、前記指示部材は、前記収納キャビティ内に設けられ、前記係合ベースに、いずれかの前記指示マークを表示するための指示窓が設けられている。
【0015】
一実施例では、前記少なくとも2つの指示状態は、前記横ロッドが前記第1係合機構から離脱することを指示するための第1指示状態と、前記横ロッドが前記第1係合機構に係合されることを指示するための第2指示状態とを含む。
【0016】
一実施例では、前記第1係合機構は、第2弾性部材をさらに含み、前記第2弾性部材は、前記指示部材を付勢して前記第1指示状態へ移動させるように構成される。
【0017】
一実施例では、前記第1係合機構は、プッシャ部材をさらに含み、前記プッシャ部材は、前記係合ベースに移動可能に設けられ、且つ指示部材の少なくとも2つの指示状態の間の切り替えを駆動するために用いられる。
【0018】
一実施例では、前記プッシャ部材は、延び出し位置と退避位置に切り替え可能であり、前記プッシャ部材が前記延び出し位置から前記退避位置に切り替えると、前記プッシャ部材は、前記横ロッドが前記第1係合機構から離脱することを指示するための第1指示状態から前記横ロッドが前記第1係合機構に係合されることを指示するための第2指示状態に切り替えるように、前記指示部材を押し当てる。
【0019】
一実施例では、前記指示部材は、第1駆動斜面を有し、前記プッシャ部材の一端に、第2駆動斜面が設けられ、前記第2駆動斜面は、前記第1駆動斜面に当接して、前記指示部材が前記少なくとも2つの指示状態の間に切り替えるように駆動するように構成される。
【0020】
一実施例では、前記プッシャ部材は、延び出し位置と退避位置に切り替えることが可能であり、前記プッシャ部材が前記退避位置にある場合、前記横ロッドは、前記第1係合面と前記プッシャ部材との間に係合可能であり、前記プッシャ部材が前記延び出し位置にある場合、前記横ロッドは、前記第1係合面との係合を解除する。
【0021】
一実施例では、前記プッシャ部材の一端は、当接端であり、且つ前記横ロッドに当接可能であることにより、前記横ロッドは、前記プッシャ部材が前記延び出し位置から前記退避位置へ切り替えるように駆動可能である。
【0022】
一実施例では、前記係合装置は第2係合機構をさらに含み、前記第2係合機構は、係合部材と、弾性アームと、第1係合突起とを含む。前記係合部材は、前記載置ベースに接続され、且つ前記係合部材には第1係合穴が設けられる。前記弾性アームは、前記係合ベースに接続される。前記第1係合突起は、前記弾性アームに設けられ、且つ前記第1係合穴に係合可能である。
【0023】
一実施例では、前記係合部材と前記載置ベースは、少なくとも一部の前記係合ベースが取付られる取付溝を形成し、少なくとも一部の前記係合ベースが前記取付溝に挿設されている場合、前記弾性アームは、前記取付溝に入り、且つ前記第1係合突起は、前記第1係合穴に係合されている。
【0024】
一実施例では、前記係合ベースは、開口溝を有し、前記弾性アームの一端は、前記開口溝の溝壁に接続され、前記第1係合突起は、前記開口溝から突出する係合位置と、前記開口溝から突出しない引込位置を有し、前記第1係合突起が前記係合位置にある場合、前記第1係合突起は、前記第1係合穴に係合可能であり、前記係合ベースが前記取付溝に挿設される過程において、前記係合部材は、前記第1係合突起を押し当てて前記引込位置に移動させることが可能であり、前記弾性アームは、前記第1係合突起を付勢して前記第1係合突起を前記係合位置に移動させるように構成される。
【0025】
一実施例では、前記係合ベースには、係合溝が設けられ、前記第1係合突起が前記第1係合穴に係合されている場合、少なくとも一部の前記載置ベースは、前記係合溝に挿設されている。
【0026】
一実施例では、前記係合ベースには、係合溝が設けられ、前記係合溝は、第1側壁を有し、前記開口溝は、前記第1側壁に設けられ、前記係合部材と前記載置ベースは、前記係合ベースが挿設される取付溝を形成し、少なくとも一部の前記係合ベースが前記取付溝に挿設されている場合、少なくとも一部の前記載置ベースは、前記係合溝に挿設され、且つ前記第1係合突起は、第1係合穴に係合されている。
【0027】
本願の他の態様は、ハイチェア、及び上記実施例に記載の係合装置を含む乳幼児シートアセンブリを提供する。前記係合装置により、乳幼児キャリーを前記ハイチェアの載置ベースに脱着可能に取り付けることが可能である。
【0028】
一実施例では、前記乳幼児シートアセンブリは、第3係合機構をさらに含み、前記ハイチェアは、背もたれをさらに含み、前記第3係合機構により、前記乳幼児用バスケットを前記背もたれに脱着可能に接続することができる。
【0029】
一実施例では、前記第3係合機構は、係合溝と、ロックフック部材とを含み、前記係合溝は、前記背もたれに設けられ、前記係合溝の側壁に第1凸部が設けられ、前記第1凸部と前記係合溝の底壁は、間隔をあけてロックフック溝を形成する。前記ロックフック部材は、前記乳幼児用バスケットに設けられ、前記ロックフック部材は、フック体を有し、前記フック体は、前記ロックフック溝内に係合されて前記ロックフック部材を前記係合溝内に固定することように構成される。
【0030】
一実施例では、前記第3係合機構は、前記係合溝に可動に設けられる化粧カバーをさらに含み、前記フック体が前記ロックフック溝に係合されていない場合、前記化粧カバーは、前記係合溝の溝口を閉塞可能である。
【0031】
一実施例では、前記化粧カバーは、前記係合溝の底壁から離れる第1端と、前記係合溝の底壁に面する第2端とを有し、前記第2端に第2凸部が設けられ、前記第2凸部は、前記係合溝の底壁と前記第1凸部との間に位置し、前記化粧カバーは、第3位置と第4位置に切り替えることが可能であり、前記化粧カバーが前記第3位置にある場合、前記第1端は、前記背もたれの表面と面一であり、前記第2凸部は、前記第1凸部に当接し、前記化粧カバーが前記第4位置にある場合、前記第2凸部と前記第1凸部は、間隔をあけて前記フック体は前記ロックフック溝に係合可能である。
【0032】
一実施例では、前記第3係合機構は、第3弾性部材をさらに含み、前記第3弾性部材は、前記係合溝の底壁と前記化粧カバーとの間に設けられ、前記第3弾性部材は、前記化粧カバーを付勢して前記第3位置へ移動させるように構成される。
【0033】
一実施例では、前記ハイチェアは、対向移動可能な第1部材及び第2部材と、前記第1部材及び前記第2部材にそれぞれ接続される調整機構とを有し、前記調整機構は、ロック状態とロック解除状態に切り替えることが可能であり、前記調整機構が前記ロック解除状態にある場合、前記第1部材は、前記第2部材に対して所定方向に沿って移動可能であり、前記調整機構がロック状態にある場合、前記第1部材は、前記第2部材に対して固定されている。
【0034】
一実施例では、前記調整機構は、複数のロック穴と、ロック部材とを含む。前記複数のロック穴は、前記第1部材と前記第2部材のうちの一方に設けられ、且つ前記所定方向に配列される。前記ロック部材は、前記第1部材と前記第2部材のうちの他方に可動に接続され、前記ロック部材は、ロック部を含み、且つロック位置とロック解除位置に切り替えることが可能であり、前記ロック部材が前記ロック位置にある場合、前記ロック部は、いずれかの前記ロック穴に挿設嵌合され、前記ロック部材が前記ロック解除位置にある場合、前記ロック部は、いずれかの前記複数のロック穴との嵌合を解除する。
【0035】
一実施例では、前記ロック部材は、ロック本体をさらに含み、前記ロック本体は、枢動軸により前記第1部材と前記第2部材のうちの他方に枢動可能に接続され、前記ロック部は、前記ロック本体の一端に設けられ、前記ロック本体は、前記ロック部が前記ロック位置と前記ロック解除位置との間に切り替えるように操作可能である。
【0036】
一実施例では、前記調整機構は、駆動部材をさらに含み、前記駆動部材は、駆動部と操作部とを含み、前記駆動部は、前記ロック本体に当接し、前記操作部は、前記駆動部によって前記ロック本体を押し当てて枢動させるように操作可能である。
【0037】
一実施例では、前記調整機構は、駆動部材をさらに含み、前記駆動部材は、駆動部と操作部とを含み、前記駆動部は、第1押し当て斜面を有し、前記ロック本体には、前記第1押し当て斜面に対向する第2押し当て斜面が設けられ、前記操作部は、前記第2押し当て斜面が前記第1押し当て斜面を押し当てて前記ロック部材を枢動させるように操作可能である。
【0038】
一実施例では、前記調整機構は、第4復帰部材をさらに含み、前記第4復帰部材は、前記ロック部材を付勢して前記ロック部材を前記ロック位置へ枢動させるように構成される。
【0039】
一実施例では、前記乳幼児シートアセンブリは、接続ベースをさらに含み、前記接続ベースは、前記第1部材と前記第2部材のうちの他方に固定され、前記接続ベースは、収納溝を有し、前記ロック部材は、前記収納溝に可動に設けられ、前記ロック部は、前記収納溝の溝口から延び出していずれかの前記ロック穴に挿設嵌合可能である。
【0040】
一実施例では、前記調整機構は、駆動部材をさらに含み、前記駆動部材は、駆動部と操作部とを含み、前記駆動部は、前記ロック部材に当接し、前記収納溝の底壁に、ストリップ状穴が設けられ、前記操作部は、操作されるように前記ストリップ状穴を介して前記接続ベースから延び出し、前記操作部は、前記駆動部によって前記ロック部材のロック位置とロック解除位置との間の切り替えを駆動するように操作可能である。
【0041】
一実施例では、前記調整機構は、操作部材をさらに含み、前記操作部材は、前記操作部の前記駆動部から離れる一端に固定され、前記操作部材は、操作され得るように構成される。
【0042】
一実施例では、前記第1部材と前記第2部材のうちの前記一方には、ストリップ状溝が設けられ、前記複数のロック穴は、前記ストリップ状溝の底壁に設けられ、前記接続ベースの少なくとも一部は、前記ストリップ状溝内に収納され、且つ前記ストリップ状溝に移動可能である。
【0043】
一実施例では、前記ハイチェアは、背もたれと2つの側板とを含み、前記2つの側板は、前記背もたれの両端にそれぞれ接続され、前記載置ベースは、前記2つの側板の間に位置し、前記2つの側板に対して移動可能であり、前記第1部材は、前記載置ベースを含み、前記第2部材は、前記側板を含む。
【0044】
一実施例では、前記ハイチェアは、シート本体と、前記シート本体を支持するための複数の支持脚と、2つの前記支持脚の間に位置するペダルとを含み、前記ペダルは、前記2つの支持脚に対して移動可能であり、前記第1部材は、前記支持脚を含み、前記第2部材は、前記ペダルを含む。
【0045】
一実施例では、前記乳幼児シートアセンブリは、食事トレーとストッパ部材とをさらに含み、前記ストッパ部材は、一端が前記食事トレーに接続され、他端が前記載置ベースに取外し可能に接続されている。
【0046】
一実施例では、前記ストッパ部材の他端には、弾性フィンガーが設けられ、前記弾性フィンガーは、第2係合突起を有し、前記載置ベースには、前記載置ベースを貫通して設けられた第2係合穴を有し、前記第2係合突起は、前記第2係合穴を介して前記載置ベースを通過して前記載置ベースの前記食事トレーに背向する端面に当接可能である。
【発明の効果】
【0047】
上記の係合装置と乳幼児シートアセンブリによれば、係合装置を乳幼児用バスケットの横ロッドとハイチェアの載置ベースにそれぞれ接続することにより、乳幼児用バスケットは、便利に安定的にハイチェアに固定することができ、介護者が食事する時に乳幼児を世話することに便利であるだけでなく、乳幼児と介護者が共同で食事することにも便利である。
【図面の簡単な説明】
【0048】
図1】本願の実施例に係る乳幼児シートアセンブリの第1使用モードでの構成模式図であり、乳幼児用バスケットはハイチェアに固定される。
図2】本願の実施例に係る乳幼児シートアセンブリの第2使用モードでの構成模式図である。
図3】本願の実施例に係る乳幼児シートアセンブリの第3使用モードでの構成模式図である。
図4】本願の実施例に係る乳幼児シートアセンブリ及び乳幼児用バスケットの構成模式図である。
図5】本願の実施例に係る係合装置の構成模式図である。
図6図5に示す係合装置の他の視角での構成模式図である。
図7図5に示す係合装置の別の視角での構成模式図であり、係合ベースは隠されている。
図8図5に示す係合装置の断面図であり、ロック解除部材が第1位置にあり、且つ指示部材が第1指示状態にある。
図9図5に示す係合装置の断面図であり、ロック解除部材が第2位置にあり、且つ指示部材が第1指示状態にある。
図10図5に示す係合装置の断面図であり、ロック解除部材が第1位置にあり、且つ指示部材が第2指示状態にある。
図11】本願の実施例に係る係合装置が載置ベースに接続される局所模式図である。
図12図5に示す係合装置の別の視角での断面図である。
図13図4に示す乳幼児シートアセンブリの断面図である。
図14図13に示すA箇所の拡大図であり、化粧カバーが第3位置にある。
図15図4に示す乳幼児用バスケットの別の視角での構成模式図である。
図16】本願の実施例に係るハイチェアの構成模式図である。
図17図16に示すB箇所の拡大図である。
図18】本願の実施例に係るハイチェアの第1調整機構における局所断面図であり、このとき、第1調整機構がロック状態にある。
図19図18に示すハイチェアの第1調整機構における局所断面図であり、このとき、第1調整機構がロック解除状態にある。
図20図15に示すC箇所の拡大図である。
図21】本願の実施例に係るハイチェアの第2調整機構における局所断面図であり、このとき、第2調整機構がロック状態にある。
図22図2に示すシートアセンブリの分解図である。
図23図22に示すD箇所の拡大図である。
【発明を実施するための形態】
【0049】
本発明の上記目的、特徴及び利点をより明確に理解するために、以下、図面を参照しながら本発明の具体的な実施形態について詳しく説明する。以下の説明において、本発明を十分に理解するために、多くの具体的な細部を説明する。しかしながら、本発明は、ここで説明される実施形態とは異なる多くの他の形態で実施することができ、当業者であれば、本発明の趣旨から逸脱することなく類似な改善を行うことができる。したがって、本発明は以下に開示される具体的な実施例に限定されるものではない。
【0050】
本発明の説明において、理解すべきものとして、用語「中心」、「縦方向」、「横方向」、「長さ」、「幅」、「厚さ」、「上」、「下」、「前」、「後」、「左」、「右」、「鉛直」、「水平」、「頂」、「底」、「内」、「外」、「時計回り」、「反時計回り」、「軸方向」、「径方向」、「周方向」などが指示する方位又は位置関係は、図面に示す方位又は位置関係に基づくものであり、本発明を説明しやすく且つ説明を簡略化するためのものだけであり、言及される装置又は素子が必ず特定の方位を有し、特定の方位で構成及び操作しなければならないことを意味又は示唆するものではなく、本発明を限定するものと解釈されるべきではない。
【0051】
なお、用語「第1」、「第2」は説明の目的だけであり、相対的な重要性を意味又は示唆し、又は説明された技術的特徴の数を示唆すると理解されるものではない。従って、「第1」、「第2」で限定された特徴は、少なくとも1つの該特徴を明示的又は暗黙的に含むことができる。本発明の説明において、特に明示的かつ具体的に制限されない限り、「複数」の意味は少なくとも2つ、例えば2つ、3つなどである。
【0052】
本発明において、特に明確に規定及び限定されない限り、「取り付け」、「連結」、「接続」、「固定」などの用語は、広義に理解すべきであり、例えば、固定接続であってもよいし、着脱可能な接続であってもよいし、一体になってもよい。また、機械的に接続されていてもよいし、電気的に接続されていてもよい。また、直接的に接続されていてもよいし、中間媒体を介して間接的に接続されていてもよい。本発明における上記用語の具体的な意味は、特定の状況に応じて当業者には理解されるであろう。
【0053】
本発明において、特に明確に規定及び限定されない限り、第1特徴が第2特徴の「上」又は「下」にあることは、第1及び第2特徴が直接に接触してもよいし、第1及び第2特徴が中間媒体を介して間接的に接触してもよい。また、第1特徴が第2特徴の「上」、「上方」及び「上面」にあることは、第1特徴が第2特徴の真上又は斜め上にあるか、あるいは第1特徴の水平高さが第2特徴よりも大きいことを示すだけであってもよい。第1特徴が第2特徴の「下」、「下方」及び「下面」にあることは、第1特徴が第2特徴の直下又は斜め下にあるか、あるいは第1特徴の水平高さが第2特徴よりも小さいことを示すだけであってもよい。
【0054】
なお、一方の素子が他方の素子に「固定される」、「設けられる」と呼ばれる場合、他方の素子に直接存在してもよく、又は介在する要素が存在してもよい。一方の素子が他方の素子に「接続される」と考えられる場合、他方の素子に直接接続されてもよく、又は介在する要素が存在してもよい。本明細書で使用される用語「垂直」、「水平」、「上」、「下」、「左」、「右」及び類似の表現は説明の目的だけであり、唯一の実施形態を示すものではない。
【0055】
本発明の実施例は、係合装置1及び当該係合装置1を有する乳幼児シートアセンブリを提供する。図1乃至図3に示すように、乳幼児シートアセンブリは、ハイチェア2及び係合装置1を含む。当該乳幼児シートアセンブリは、複数の使用モードを有することで、異なる年齢層の乳幼児の使用需求に適応する。係合装置1は、乳幼児用バスケット9をハイチェア2に固定するために用いられる。乳幼児シートアセンブリは、乳幼児用バスケット9をハイチェア2に取り付けることが可能な第1使用モード(図1参照)、ダイニングチェアとして使用される第2使用モード(図2参照)、及びシートとして使用される第3使用モード(図3参照)を含む。ここで、第3使用モードで、ハイチェア2は、単独でシートとして使用される。図1を参照すると、乳幼児シートアセンブリが第1使用モードにある場合、係合装置1は、乳幼児用バスケット9をハイチェア2に脱着可能に取り付けることが可能である。
【0056】
図4に示すように、ハイチェア2は、シート本体21と、シート本体21を支持するための複数の支持脚22とを含む。シート本体21は、載置ベース211、背もたれ212及び2つの側板213を含む。2つの側板213は、背もたれ212の両端にそれぞれ接続され、且つ載置ベース211に接続される。本実施例では、支持脚22の数は、4つである。具体的には、複数の支持脚22は、2つのフロント支持脚221及び2つのリア支持脚222を含む。2つのフロント支持脚221の間にフロントリンク223が設けられ、フロントリンク223の両端が2つのフロント支持脚221にそれぞれ接続されることにより、2つのフロント支持脚221の支持安定性を増加する。同様に、2つのリア支持脚222の間にリアリンク224が設けられ、リアリンク224の両端が2つのリア支持脚222にそれぞれ接続されることにより、2つのリア支持脚222の支持安定性を増加する。
【0057】
いくつかの実施例では、図5に示すように、係合装置1は、第1係合機構12と、載置ベース211に接続するための係合ベース11とを含む。乳幼児用バスケット9は、横ロッド91を有する(図4参照)。第1係合機構12は、係合ベース11に可動に設けられ、第1係合機構12は、横ロッド91を係合ベース11に解放可能に係着するために用いられる。乳幼児用バスケット9の横ロッド91は、係合装置1をハイチェア2の載置ベース211に接続することにより、乳幼児用バスケット9を便利かつ安定的にハイチェア2に固定することが可能であり、介護者が食事する時に乳幼児を世話することに便利であるだけでなく、乳幼児と介護者が共同で食事することにも便利である。
【0058】
図5図6及び図11に示すように、係合ベース11は、載置ベース211に脱着可能に接続され得る。係合ベース11の側方向断面は、大体L字型を呈する。係合ベース11の一端に係合溝111が設けられ、載置ベース211の一部は、係合溝111内に係着可能であることにより、係合ベース11は、載置ベース211に便利に固定され得る。また、載置ベース211は、係合溝111内に便利に係着されるように板状を呈する。他の示されていない実施例では、載置ベース211に係合溝111が設けられ、係合ベース11の一端は、係合溝111内に係着可能であってもよい。他の示されていない実施例では、係合ベース11の一端は、ボルトによって載置ベース211に脱着可能に接続されてもよい。図8を参照すると、係合ベース11の内部に収納キャビティ112が形成されて、第1係合機構12は、部分的に収納キャビティ112内に収納され得る。
【0059】
具体的には、図7乃至図9に示すように、第1係合機構12は、ロック解除部材121、第1弾性部材122、指示部材123、プッシャ部材124及び第2弾性部材125を含む。ロック解除部材121は、係合ベース11に枢動可能に接続され、第1弾性部材122は、ロック解除部材121と係合ベース11との間に設けられる。また、ロック解除部材121は、ロック状態とロック解除状態との間に切り替えることが可能である。ロック解除部材121は、係合部1211と接続部1212を有する。ロック解除部材121は、少なくとも一部が収納キャビティ112内に位置する。ロック解除部材121の収納キャビティ112内に位置する部分は、接続部1212を形成し、接続部1212は、収納キャビティ112のキャビティ壁に枢動可能に接続される。図10に示すように、ロック解除部材121がロック状態にある場合、係合部1211は、横ロッド91に係合される。図8に示すように、ロック解除部材121がロック解除状態にある場合、横ロッド91は、係合部1211との係合を解除する。本実施例では、ロック解除部材121は、第1位置と第2位置を有する。ロック解除部材121が第1位置にあり且つロック状態にある場合、ロック解除部材121は、ロック状態から第2位置を経てロック解除状態に移動することが可能であり、ロック解除部材121が前記第1位置にあり且つロック解除状態にある場合、ロック解除部材121は、ロック解除状態から第2位置を経てロック状態に移動することができ、即ち、図9に示すように、ロック解除部材121の第2位置は、ロック状態とロック解除状態との切り替え過程においてロック解除部材121が経過する遷移位置である。
【0060】
具体的には、係合部1211は、第1係合面1213を有し、係合ベース11は、第2係合面113を有する。ロック解除部材121が第1位置にある場合、第1係合面1213と第2係合面113は、対向して囲んで係着溝13を形成する。横ロッド91は、第1係合面1213と第2係合面113との間に係合可能であり、即ち、横ロッド91は、係着溝13内に係合可能である。他のいくつかの示されていない実施例では、係合部1211には、フック部が設けられてもよく、ロック解除部材121が第1位置にある場合、フック部は、横ロッド91に係合接続される。本実施例では、さらに、係合部1211は、楔形面1214を有し、楔形面1214は、横ロッド91に押し当てられてロック解除部材121を枢動させるように構成される。楔形面1214と第1係合面1213は、相互接続され、且つ角度をなして設けられる。これにより、ロック解除部材121を手動で操作する必要がなく、横ロッド91は、係合ベース11に近づく過程において、楔形面1214によって、ロック解除部材121を押し当てて枢動させることが可能であり(図9参照)、それにより、横ロッド91は、係合部1211に係合される。
【0061】
図8乃至図10に示すように、第1弾性部材122は、ロック解除部材121を付勢してロック解除部材121を第1位置(即ち、初期位置)へ枢動させるように構成される。横ロッド91は、係合ベース11に近づく過程において楔形面1214を押し当てて、ロック解除部材121を第2位置へ枢動させる。横ロッド91は、引き続き係着溝13まで移動すると、横ロッド91は、楔形面1214を押し当てなくなり、ロック解除部材121は、第1弾性部材122による弾性力の作用で第2位置から第1位置へ枢動する。本実施例では、第1弾性部材122は、バネを含む。第1弾性部材122は、収納キャビティ112内に収納される。収納キャビティ112のキャビティ壁に複数の第1突起114が設けられ、複数の第1突起114は、囲んで収容溝116を形成する。第1弾性部材122は、一端がロック解除部材121に当接し、他端が収容溝116内に挿設され、それにより、第1弾性部材122が変形する過程において位置ずれることを避ける。
【0062】
図6乃至図8に示すように、指示部材123は、係合ベース11に移動可能に設けられ、且つ少なくとも2つの指示状態の間で切り替え可能であることにより、ロック解除部材121のある状態を指示する。少なくとも2つの指示状態は、横ロッド91が第1係合機構12からの離脱を指示するための第1指示状態と、横ロッド91が第1係合機構12との係合を指示するための第2指示状態とを含む。図11に示すように、指示部材123には、少なくとも2つの指示状態をそれぞれ指示するための指示マーク1232が設けられている。指示マーク1232は、第1指示状態を指示するための赤色マークと、第2指示状態を指示するための緑色マークとを含む。当然ながら、他のいくつかの実施例では、他の少なくとも2つの異なる指示マークで少なくとも2つの状態を指示することが可能であり、異なる指示状態を区別できればよい。本実施例では、指示部材123は、収納キャビティ112内に設けられ、係合ベース11には、いずれかの指示マーク1232を表示するための指示窓117が設けられる。具体的には、横ロッド91(図4参照)が係合部1211との係合を解除する場合(即ち、横ロッド91が係合部1211に係合されていない場合)、指示部材123が第1指示状態にあり、このとき、指示部材123の赤色マークは、指示窓117に位置し、横ロッド91が係合部1211に係合されると、指示部材123は、第1指示状態から第2指示状態に切り替え、このとき、指示部材123の緑色マークは、指示窓117まで移動する。これにより、介護者は、指示窓117において表示される指示マーク1232に基づき、乳幼児用バスケット9が第1係合機構12に係合されているかどうかを判断することに便利である。
【0063】
図7に示すように、プッシャ部材124は、係合ベース11に移動可能に設けられ、且つロック解除部材121と指示部材123との間に位置する。図8乃至図10に示すように、プッシャ部材124は、延び出し位置と退避位置との間に切り替え可能であり、プッシャ部材124が延び出し位置から退避位置に切り替えると、プッシャ部材124は、指示部材123を第1指示状態から第2指示状態に切り替えるように押し当てる。プッシャ部材124の一端は、横ロッド91に当接可能な当接端1241である。プッシャ部材124が退避位置にある場合、図9に示すように、当接端1241は、第2係合面113とほぼ面一であり、横ロッド91は、第1係合面1213と当接端1241との間に係合され、プッシャ部材124が延び出し位置にある場合、図8に示すように、横ロッド91は、第1係合面1213との係合から離脱する。第2弾性部材125は、指示部材123を付勢して第1指示状態へ移動させるように構成される。指示部材123は、第1駆動斜面1231を有し、プッシャ部材124の他端に、第2駆動斜面1242が設けられ、第2駆動斜面1242は、第1駆動斜面1231に当接して、指示部材123を移動させ、それにより、指示部材123は、少なくとも2つの指示状態(本実施例では、第1指示状態と第2指示状態)の間に切り替える。ロック解除部材121が第1位置のロック解除状態にある場合、プッシャ部材124の当接端1241は、第1係合面1213と第2係合面113との間に位置する。本実施例では、ロック解除部材121が第1位置のロック解除状態にある場合、プッシャ部材124は、第1係合面1213にほぼ垂直に設けられている。当然ながら、他の実施例では、プッシャ部材124は、第1係合面1213とずらして設けられてもよい。
【0064】
図9図10に示すように、横ロッド91が係合部1211に係合するまで移動すると、横ロッド91は、プッシャ部材124の当接端1241を押し当ててプッシャ部材124を移動させ、第2駆動斜面1242と第1駆動斜面1231との合わせにより、指示部材123の移動を駆動し、それにより、指示部材123は、第1指示状態から第2指示状態に切り替える。図8図9に示すように、横ロッド91と係合部1211との係合を解除すると、横ロッド91は、プッシャ部材124を押し当てなくなり、プッシャ部材124は、指示部材123に対して駆動力を生じなくなり、指示部材123は、第2弾性部材125による弾性力の作用で、第2指示状態から第1指示状態へ移動し、且つ第1駆動斜面1231と第2駆動斜面1242との合わせにより、指示部材123の移動を駆動する。
【0065】
さらに、図8図12に示すように、第2弾性部材125は、バネである。第2弾性部材125は、収納キャビティ112内に収納され、且つ指示部材123と係合ベース11の内壁との間に設けられている。また、ロック解除部材121の接続部1212は、2つあり、2つの接続部1212は、対向し、且つ間隔をあけて設けられている。指示部材123の一部と第2弾性部材125は、2つの接続部1212の間に位置し、指示部材123は、2つの接続部1212の間に移動可能である。第2弾性部材125は、一端が指示部材123に当接し、他端が係合ベース11の内壁に当接して、指示部材123を付勢して2つの接続部1212のうちの他方に移動させる。
【0066】
図11に示すように、係合装置1は、第2係合機構14をさらに含み、第2係合機構14は、係合部材141と弾性アーム142を含む。係合部材141は、載置ベース211に接続され、且つ載置ベース211とともに、少なくとも一部の係合ベース11が插入される取付溝15を形成し、係合部材141に、第1係合穴1411が設けられている。載置ベース211における乳幼児を載置するための一面を第1側面2111とし、載置ベース211における第1側面2111と反対側の一面を第2側面2112とする。係合部材141は、載置ベース211における第2側面2112に設けられている。このように、ハイチェア2が単独で使用される場合、係合部材141を載置ベース211から取り外すことが可能であり、係合部材141が乳幼児のハイチェア2に対する使用を妨害することを避ける。弾性アーム142は、係合ベース11に接続され、弾性アーム142には、第1係合穴1411に係合可能な第1係合突起1421が設けられている。具体的には、係合ベース11は、開口溝118を有し、弾性アーム142の一端は、開口溝118の溝壁に接続され、弾性アーム142の他端に、第1係合突起1421が設けられている。第1係合突起1421は、開口溝118から突出する係合位置と、開口溝118から突出しない引込位置とを有する。第1係合突起1421が係合位置に位置する場合、第1係合突起1421は、第1係合穴1411に係合可能である。係合ベース11が取付溝15に挿設される過程において、係合部材141は、第1係合突起1421を押し当てて引込位置まで移動させることが可能であり、このとき、弾性アーム142は、弾性変形する。弾性アーム142は、第1係合突起1421を付勢して第1係合突起1421を係合位置まで移動させるように構成されるため、係合ベース11は、取付溝15に挿設されて所定の位置に到達した後、第1係合突起1421は、弾性アーム142による弾性変形作用で、第1係合穴1411に係合可能である。本実施例では、係合溝111は、第1側壁1112と第2側壁1111を含む。第2側壁1111は、第1側面2111に当接するように構成され、第1側壁1112は、第2側面2112に当接するように構成される。弾性アーム142は、第1側壁1112に設けられている。少なくとも一部の載置ベース211が係合溝111内に係着されると、少なくとも一部の第2側壁1112は、取付溝15に挿設され、弾性アーム142は、取付溝15に入り、且つ第1係合突起1421は、第1係合穴1411に係合される。第2係合機構14を設けることにより、係合ベース11は、載置ベース211により安定的に接続可能であるとともに、係合ベース11を載置ベース211に容易に固定することを実現できる。
【0067】
本実施例では、係合装置1を乳幼児用バスケット9とハイチェア2にそれぞれ固定接続する具体的な過程は、以下の通りである。
【0068】
まず、図11に示すように、係合部材141を載置ベース211に固定した後、載置ベース211を係合溝111に係着させ、このとき、第2側壁1112が取付溝15に挿設されると同時に、第1係合突起1421は、第1係合穴1411に係着されて、係合装置1は、ハイチェア2に固定接続される。
【0069】
次に、図9に示すように、乳幼児用バスケット9を載置ベース211へ移動させ、乳幼児用バスケット9が第1係合機構12に近づく過程において、横ロッド91は、ロック解除部材121の楔形面1214を押し当ててロック解除部材121を第2位置に枢動させる。引き続き載置ベース211へ移動すると、横ロッド91は、ロック解除部材121に当接することを維持して、ロック解除部材121は、第2位置に保つと同時に、横ロッド91は、プッシャ部材124を押し当てて移動させ、第2駆動斜面1242と第1駆動斜面1231の合わせにより、指示部材123の第1指示状態から第2指示状態への移動を駆動する。横ロッド91が、楔形面1214に沿って係着溝15に移動すると、横ロッド91は、プッシャ部材124によって指示部材123が第2指示状態まで移動し、且つ横ロッド91は楔形面1214に当接しなくなる。図10に示すように、ロック解除部材121は、第1弾性部材122による弾性力の作用で、第2位置から第1位置のロック状態に枢動し、第1係合面1213は横ロッド91に係合し、このとき、ロック解除部材121がロック状態にあり、それにより、横ロッド91は、係合部1211とプッシャ部材124との間に係合される。
【0070】
係合装置1を乳幼児用バスケット9とハイチェア2に対してそれぞれ接続を解除する過程は、具体的に以下の通りである。
【0071】
まず、図10に示すように、ロック解除部材121に外力を加えて第1位置から第2位置に枢動させ、横ロッド91とロック解除部材121との係合を解除し、それにより、図9に示すように、乳幼児用バスケット9は、係合装置1との接続を解除する。横ロッド91が係合装置1から離脱し、且つロック解除部材121に加える外力を撤去すると、ロック解除部材121は、第1弾性部材122による弾性力の作用で、図8に示すように、第2位置から第1位置のロック解除状態に復帰する(このとき、ロック解除部材121がロック解除状態にある)。それと同時に、第2弾性部材125による弾性作用力で、指示部材123は、第2指示状態から第1指示状態に移動し、且つ第1駆動斜面1231と第2駆動斜面1242の合わせにより、プッシャ部材124は、当接端1241が第1係合面1213に当接するまで、第1係合面1213に近づく方向に移動し、即ち、プッシャ部材124は、延び出し位置まで移動する。他の実施例では、プッシャ部材124が延び出し位置にある場合、当接端1241は、第1係合面1213に当接しない可能性もあり、即ち、当接端1241と第1係合面1213は、間隔をあけて設けられてもよい。
【0072】
次に、図11に示すように、第1係合穴1411を介して第1係合突起1421を押圧して、第1係合突起1421を第1係合穴1411から退出させることが可能である。このとき、係合ベース11に外力を加えると、係合溝111は、載置ベース211との係合から離脱し、それにより、係合ベース11と載置ベース211との接続を解除する。
【0073】
いくつかの実施例では、図13乃至図15に示すように、乳幼児シートアセンブリは、第3係合機構3をさらに含んでもよく、第3係合機構3により、乳幼児用バスケット9を背もたれ212に脱着可能に接続可能である。本実施例では、第3係合機構3は、係合溝32、ロックフック部材31、化粧カバー33及び第3弾性部材34を含む。係合溝32は、背もたれ212に設けられている。係合溝32の側壁に、第1凸部321が設けられ、第1凸部321と係合溝32の底壁322とは、間隔をあけてロックフック溝325を形成する。ロックフック部材31は、乳幼児用バスケット9に設けられている。ロックフック部材31は、フック体311を有し、フック体311は、ロックフック溝325内に係合されてロックフック部材31を係合溝32内に固定するように構成される。具体的には、ロックフック部材31と横ロッド91は、それぞれ、乳幼児用バスケット9の前後両側に設けられている。例えば、横ロッド91は、乳幼児用バスケット9の前側に設けられ、ロックフック部材31は、乳幼児用バスケット9の後側に設けられている。
【0074】
さらに、図14に示すように、背もたれ212は、相互接続された第1背板2121及び第2背板2122を含む。係合溝32は、第1背板2121に設けられた第1穴部32aと、第2背板2122に設けられた第2穴部32bとを含み、第2穴部32bの底壁は、係合溝32の底壁322を形成する。第1穴部32aの側壁は、第2穴部32bの側壁から突出して第1凸部321を形成する。
【0075】
さらに、図14に示すように、化粧カバー33は、係合溝32内に可動に設けられ、フック体311(図15参照)がロックフック溝325に係合されていない場合、化粧カバー33は、係合溝32の溝口を閉塞することが可能である。化粧カバー33は、係合溝32の底壁322から離れる第1端331と、係合溝32の底壁322に面する第2端332とを有し。第2端332に、第2凸部333が設けられ、第2凸部333は、係合溝32の底壁322と第1凸部321との間に位置する。第2凸部333は、第1凸部321に当接して化粧カバー33を係合溝32内に位置規制させるように構成される。本実施例では、化粧カバー33は、一体成形部材である。第1背板2121と第2背板2122との接続によって、第1凸部321を形成し、化粧カバー33を係合溝32内に便利に取り付けることが可能である。
【0076】
さらに、化粧カバー33は、第3位置と第4位置の間に切り替えることが可能である。化粧カバー33が第3位置に位置する場合、第2凸部333は、第1凸部321に当接し、第1端331は、背もたれ212の表面と面一であり、それにより、係合溝32の溝口を覆う。このように、外部物が係合溝32内に落ち込むことを避けることが可能であるとともに、ハイチェア2の外観をより清潔で美観にすることも可能であり、さらに挟みを回避できる。化粧カバー33が第4位置にある場合、第1端331と第1凸部321は、間隔をあけて設けられ、それにより、フック体311は、ロックフック溝325に係合可能であり、さらに乳幼児用バスケット9を背もたれ212に固定接続することを実現する。
【0077】
図14に示すように、第3弾性部材34は、係合溝32の底壁322と化粧カバー33との間に設けられ、第3弾性部材34は、化粧カバー33を付勢して第3位置に移動させるように構成される。第3弾性部材34は、バネを含む。具体的には、係合溝32の底壁322に、第3凸部323が設けられてもよく、第3凸部323に、収容穴324が設けられている。化粧カバー33は、第4凸部334を有し、第4凸部334は、収容穴324に面して設けられてもよい。第3弾性部材34は、一端が第3凸部323に外嵌され、他端が収容穴324内に挿着されることにより、第3弾性部材34が変形過程において位置ずれることを防止する。
【0078】
いくつかの実施例では、図16に示すように、ハイチェア2は、対向移動可能な第1部材及び第2部材、及び第1部材と第2部材にそれぞれ接続される調整機構23a、23bを有し、調整機構23a、23bは、ロック状態とロック解除状態に切り替えることが可能である。調整機構23a、23bがロック解除状態にある場合、第1部材は、第2部材に対して所定方向D1、D2に沿って移動可能である。調整機構23a、23bがロック状態にある場合、第1部材は、第2部材に対して固定されている。
【0079】
また、図16を参照すると、第1部材は、載置ベース211であってもよく、第2部材は、側板213であってもよい。所定方向は、載置ベース211が背もたれ212に対して離れたり近づいたりする方向D1又は方向D1の逆方向であり、即ち、図16に示す前後方向である。調整機構は、第1調整機構23aを含んでもよく、載置ベース211は、2つの第1調整機構23aにより、2つの側板213にそれぞれ接続され、且つ第1調整機構23aによって、方向D1又は方向D1の逆方向に移動可能である。
【0080】
図17乃至図19に示すように、第1調整機構23aは、接続ベース231、ロック部材232、駆動部材233、第4復帰部材234、操作部材235及び複数のロック穴236を含む。操作部材235は、駆動部材233によってロック部材232に当接し、且つ駆動部材233によってロック部材232の動作を駆動する。第4復帰部材234は、ロック部材232を付勢してロック部材232を初期位置に復帰させるように構成される。
【0081】
図18図19を参照すると、複数のロック穴236は、載置ベース211(即ち、第1部材)と側板213(即ち、第2部材)のうちの一方に設けられ、且つ方向D1に配列されている。ロック部材232は、載置ベース211(即ち、第1部材)と側板213(即ち、第2部材)のうちの他方に可動に接続され、具体的には、ロック部材232は、載置ベース211と側板213のうちの他方に枢動可能に接続されている。本実施例では、複数のロック穴236は、側板213に設けられている。ロック部材232は、載置ベース211に枢動可能に接続されている。ロック部材232は、複数のロック穴236のうちの少なくとも1つに挿設嵌合可能であり、それにより、載置ベース211を側板213に解放可能に固定接続する。側板213に、さらに第1ストリップ状溝2131が設けられている。複数のロック穴236は、第1ストリップ状溝2131の底壁に設けられ、且つ第1ストリップ状溝2131に連通する。また、第1ストリップ状溝2131内に、第1ストリップ状ブロック2132が設けられ、第1ストリップ状ブロック2132は、第1ストリップ状溝2131の底壁に固定され、複数のロック穴236は、第1ストリップ状ブロック2132に均一に分布する。第1ストリップ状溝2131内に、ロック穴236を有する第1ストリップ状ブロック2132が設けられ、それにより、加工製造に便利である。
【0082】
さらに、接続ベース231の一端は、載置ベース211と側板213のうちの一方に可動に接続され、接続ベース231は、載置ベース211と側板213のうちの他方に固定されている。本実施例では、接続ベース231は、側板213に可動に接続され、且つ載置ベース211に固定接続されている。具体的には、接続ベース231は、載置ベース211の第2側面2112に固定接続され(図16参照)、それにより、乳幼児の搭乗を妨害することを避ける。接続ベース231の載置ベース211から離れる一端は、側板213に可動に接続されている。接続ベース231は、載置ベース211とともに側板213に対して移動可能である。図18図19に示すように、接続ベース231は、ロック部材232を収納するための収納溝2311を有する。収納溝2311は、側壁23111と底壁23112を有する。収納溝2311の底壁23112は、第1ストリップ状溝2131の底壁に対向して設けられている。収納溝2311の側壁23111は、少なくとも部分に第1ストリップ状溝2131内に収納され、且つ第1ストリップ状溝2131に沿って移動可能である。収納溝2311の底壁23112に、駆動部材233が抜け出るストリップ状穴2312が設けられている。
【0083】
具体的には、図18図19に示すように、ロック部材232は、ロック部2321とロック本体2322を含む。ロック本体2322は、枢動軸237によって接続ベース231に枢動可能に接続されている。ロック部2321は、ロック本体2322の一端に設けられている。本実施例では、ロック部材232は、収納溝2311に収納され、且つ枢動軸237によって収納溝2311の側壁23111に枢動可能に接続されている。ロック部材232は、ロック位置とロック解除位置に切り替えることが可能である。ロック部材232がロック位置にある場合、図18に示すように、ロック部2321は、収納溝2331の溝口から延び出し、いずれかのロック穴236に挿設嵌合可能である。ロック部材232がロック解除位置にある場合、図19に示すように、ロック部2321は、当該いずれかのロック穴236との嵌合を解除し、即ち、ロック部2321は、当該いずれかのロック穴236から退出する。ロック本体2322は、ロック部2321がロック位置とロック解除位置に切り替えられるように操作可能である。第4復帰部材234は、ロック部材232を付勢してロック部材232をロック位置に枢動させるように構成される。
【0084】
図18図19に示すように、駆動部材233は、駆動部2332と操作部2331を含み、駆動部2332は、ロック本体2322に当接する。操作部2331は、ストリップ状穴2312を介して接続ベース231から延び出して操作される。操作部2331は、操作されて、駆動部2332は、ロック本体2322を押し当てて枢動させ、それにより、ロック部材232のロック位置とロック解除位置との間の切り替えを駆動する。操作部2331は、ストリップ状穴2312に沿って移動可能であり、且つストリップ状穴2312の穴壁は、操作部2331と当接して駆動部材233の移動ストロークを制限するように構成される。本実施例では、操作部2331の移動方向は、方向D1に平行である。
【0085】
さらに、図18図19に示すように、駆動部2332は、第1押し当て斜面23321を有し、ロック本体2322には、第1押し当て斜面23321に対向する第2押し当て斜面2323が設けられている。また、第2押し当て斜面2323とロック部2321は、それぞれ、枢動軸237の両側に位置する。操作部2331を押して移動させると、駆動部2332は、操作部2331に追従して移動し、且つ、第1押し当て斜面23321によって第2押し当て斜面2323を押し当てて、ロック部材232の枢動軸237周りの枢動を駆動する。また、第1押し当て斜面23321は、操作部2331の移動方向と一定の角度を呈して設けられ、且つ操作部2331の移動方向に垂直でない。操作部2331の移動方向は、方向D1に平行である。
【0086】
さらに、図18図19に示すように、ロック本体2322 のロック穴236に面する側に第1位置規制面23221と第2位置規制面23222が形成されている。第1位置規制面23221とロック部2321は、枢動軸237の一方側に位置し、第2押し当て斜面2323と第2位置規制面23222は、枢動軸237の他方側に位置する。第1位置規制面23221と第2位置規制面23222は、一定の角度をなして設けられ、具体的な角度は、実際の需要に応じて設定してもよい。ロック部2321は、第1位置規制面23221から突出して設けられ、それにより、ロック部2321は、ロック穴236内に延び込むことが可能である。ロック部材232がロック位置にある場合、第1位置規制面23221は、第1ストリップ状ブロック2132に当接してロック部材232の過度な枢動を防止する。ロック部材232がロック解除位置にある場合、第2位置規制面23222は、第1ストリップ状ブロック2132に当接してロック部材232の過度な枢動を防止する。ロック部材232は、第4復帰部材234を取り付けるために用いられる突起部2324をさらに含む。当該突起部2324は、ロック本体2322の一端に設けられ、且つロック部2321に背向して設けられ、具体的には、突起部2324は、ロック部2321から離れる方向に延在し、即ち、突起部2324は、収納溝2311の底壁23112の方向に延在する。
【0087】
図18図19に示すように、第4復帰部材234は、バネを含み、且つ収納溝2311内に収納されている。収納溝2311の底壁23112に、凹溝2314が設けられている。第4復帰部材234は、一端が凹溝2314内に挿設され、他端が突起部2324に挿着嵌合され、それにより、ロック部材232の枢動過程において、第4復帰部材234の位置ずれを避ける。
【0088】
図18図19に示すように、操作部材235は、操作部2331の駆動部2332から離れる一端に固定され、操作部材235は操作されるように構成される。操作部材235は、移動して駆動部材233を移動させ、さらに、ロック部材232の枢動を駆動する。接続ベース231に、ガイド溝2313が設けられ、操作部材235の一部は、ガイド溝2313内に収納され、且つガイド溝2313に沿って移動可能である。ガイド溝2313は、ストリップ状穴2312に連通し、且つその延在方向は、第1所定方向D1に平行である。操作部材235は、操作面を有し、操作面に、滑り止め筋目2351が設けられて、操作面を押し当てて操作部材235を移動させることに便利である。本実施例では、方向D1は、背もたれ212に向かう方向である。
【0089】
以下、第1調整機構23aの操作原理を詳しく説明する。
【0090】
図18に示すように、載置ベース211と側板213との相対位置を調整する必要がある場合、方向D1に沿って操作部材235を押し、操作部材235は、駆動部材233を方向D1に移動させ、第2押し当て斜面2323は、方向D1に沿って第1押し当て斜面23321を押し当てて、ロック部材232が第4復帰部材234による弾性力作用に抗してR1方向(本実施例では、反時計回り方向)へ枢動する。そうすると、ロック部2321は、複数のロック穴236のうちの1つとの係合を解除し、それにより、載置ベース211は、側板213に対して移動可能である。載置ベース211を必要な位置に移動させた後、操作部材235を解放し、即ち、操作部材235に加える外力を撤去し、ロック部材232は、第4復帰部材234による弾性力の作用でR1の逆方向に枢動し、ロック部2321は、複数のロック穴236のうちの他方と再係合し、且つ第1押し当て斜面23321と第2押し当て斜面2323の駆動協働により、駆動部材233は、方向D1に沿って初期位置に復帰し、さらに操作部材235を共に初期位置に復帰させる。
【0091】
いくつかの実施例では、図16に示すように、ハイチェア2は、2つの支持脚22の間に位置するペダル24をさらに含み、ペダル24は、2つの支持脚22に対して移動可能である。具体的には、ペダル24は、2つのフロント支持脚221の間に移動可能に接続されている。この実施例では、第1部材は、支持脚22であってもよく、第2部材は、ペダル24であってもよい。所定方向は、ペダル24が載置ベース211に対して離れたり近づいたりする方向D2又は方向D2の逆方向、即ち、図21に示す上下方向である。調整機構は、第2調整機構23bを含み、ペダル24は、2つの第2調整機構23bを介して2つの支持脚22にそれぞれ接続され、且つ第2調整機構23bによって第2所定方向D2に沿って移動可能である。
【0092】
図20図21を参照すると、第2調整機構23bは、第1調整機構23aと構造が基本的に同様であり、いずれも接続ベース231、ロック部材232、駆動部材233、第4復帰部材234、操作部材235及び複数のロック穴236を含む。第2調整機構23bが第1調整機構23aと相違する点は、第2調整機構23bの接続ベース231がペダル24に固定接続され、且つ支持脚22に可動に接続され、複数のロック穴236が支持脚22に設けられて、ペダル24が支持脚22に解放可能に接続されていることにある。具体的には、支持脚22に、第2ストリップ状溝225が設けられている。接続ベース231の一部は、第2ストリップ状溝225内に収納され、且つ第2ストリップ状溝225に沿って移動可能である。第2ストリップ状溝225内に、第2ストリップ状ブロック226が設けられ、第2ストリップ状ブロック226は、第2ストリップ状溝225の底壁に固定接続されている。複数のロック穴236は、第2ストリップ状ブロック226に設けられ、且つ第2ストリップ状溝225に連通する。第2調整機構23bの操作原理については、第1調整機構23aの操作原理を参照してもよいため、ここで繰り返し述べない。
【0093】
いくつかの実施例では、図2図22及び図23に示すように、乳幼児シートアセンブリは、食事トレー4とストッパ部材5をさらに含む。当該ストッパ部材5は、乳幼児をハイチェア2の載置ベース211に制限可能であり、乳幼児が食事トレー4と載置ベース211との間の隙間から意外に落ちることを回避できる。乳幼児シートアセンブリが第2使用モードにある場合、係合装置1は、ハイチェア2に接続されていない。ストッパ部材5は、一端が食事トレー4に接続され、他端が載置ベース211に取外し可能に接続されている。
【0094】
さらに、図22図23に示すように、ストッパ部材5の他端に、弾性フィンガー51が設けられている。弾性フィンガー51の一端は、自由端513であり、且つ食事トレー4の方向へ延在する。弾性フィンガー51は、第2係合突起511を有し、載置ベース211に、載置ベース211を貫通して設けられる第2係合穴2113を有する。第2係合突起511は、第2係合穴2113を介して載置ベース211を貫通して載置ベース211の食事トレー4に背向する端面(即ち、載置ベース211の第2側面2112)に当接し、それにより、食事トレー4を載置ベース211に脱着可能に接続する。弾性フィンガー51は、操作突起512をさらに有し、操作突起512は、第2係合突起511に対して自由端513に近接して設けられ、操作突起512は、押圧可能である。弾性フィンガー51が第2係合穴2113に挿設嵌合されている場合、操作突起512は、食事トレー4と載置ベースの第1側面2111との間に位置し、操作突起512を押圧することに便利である。ストッパ部材5に、位置規制突起52をさらに有し、当該位置規制突起52は、載置ベース211の第1側面2111に当接可能であり、それにより、食事トレー4が載置ベース211の方向に過度に移動することを防止する。食事トレー4を取り外す必要がある場合、弾性フィンガー51を押圧して(具体的には、弾性フィンガー51の操作突起512を押圧して)、弾性フィンガー51を変形させ、それにより、第2係合突起511は、第2側面2112との係合を解除して、ストッパ部材5は第2係合穴2113から離脱し、食事トレー4をストッパ部材5から取り外すことができる。
【0095】
上記係合装置1と乳幼児シートアセンブリは、少なくとも以下の技術的効果を有する。
【0096】
係合装置1を乳幼児用バスケット9の横ロッド91とハイチェア2の載置ベース211にそれぞれ接続することにより、乳幼児用バスケット9は便利で安定的にハイチェア2に固定可能であり、介護者が食事する時に乳幼児を世話することに便利であるだけでなく、乳幼児と介護者が共同で食事することにも便利である。
【0097】
さらに、載置ベース211は、側板213に対してスライドすることでハイチェア2の座る空間(即ち、載置ベース211、背もたれ212、側板213などによって囲まれた空間)を調整するため、異なる体型又は異なる年齢層の子供に適することができるとともに、異なるサイズの乳幼児用バスケット9の取付に適用することができる。
【0098】
以上説明した実施例の各技術的特徴は、任意に組み合わせることが可能であり、説明を簡潔にするために、上記実施例における各技術的特徴の全ての可能な組み合わせについては説明していないが、これらの技術的特徴の組み合わせに矛盾がない限り、本明細書に記載される範囲内であると考えられるべきである。
【符号の説明】
【0099】
1 係合装置
11 係合ベース
111 係合溝
1111 第2側壁
1112 第1側壁
112 収納キャビティ
113 第2係合面
114 第1突起
116 収容溝
117 指示窓
118 開口溝
12 第1係合機構
121 ロック解除部材
1211 係合部
1212 接続部
1213 第1係合面
1214 楔形面
122 第1弾性部材
123 指示部材
1231 第1駆動斜面
1232 指示マーク
124 プッシャ部材
1241 当接端
1242 第2駆動斜面
125 第2弾性部材
13 係着溝
14 第2係合機構
141 係合部材
1411 第1係合穴
142 弾性アーム
1421 第1係合突起
15 取付溝
2 ハイチェア
21 シート本体
211 載置ベース
2111 第1側面
2112 第2側面
2113 第2係合穴
212 背もたれ
2121 第1背板
2122 第2背板
213 側板
2131 第1ストリップ状溝
2132 第1ストリップ状ブロック
22 支持脚
221 フロント支持脚
222 リア支持脚
223 フロント横ロッド
224 リア横ロッド
225 第2ストリップ状溝
226 第2ストリップ状ブロック
23a 第1調整機構
231 接続ベース
2311 収納溝
23111 収納溝の側壁
23112 収納溝の底壁
2312 ストリップ状穴
2313 ガイド溝
2314 凹溝
232 ロック部材
2321 ロック部
2322 ロック本体
2322c 第3セグメント
23221 第1位置規制面
23222 第2位置規制面
2323 第2押し当て斜面
2324 突起部
233 駆動部材
2331 操作部
2332 駆動部
23321 第1押し当て斜面
234 第4復帰部材
235 操作部材
2351 滑り止め筋目
236 ロック穴
237 枢動軸
23b 第2調整機構
24 ペダル
3 第3係合機構
31 ロックフック部材
311 フック体
32 係合溝
321 第1穴部
322 第2穴部
321 第1凸部
322 係合溝の底壁
323 第3凸部
324 収容穴
325 ロックフック溝
33 化粧カバー
331 第1端
332 第2端
333 第2凸部
334 第4凸部
34 第3弾性部材
4 食事トレー
5 ストッパ部材
51 弾性フィンガー
511 第2係合突起
512 操作突起
52 位置規制突起
9 乳幼児用バスケット
91 横ロッド。
図1
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図23