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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024120898
(43)【公開日】2024-09-05
(54)【発明の名称】衛生用紙を封入したボックス
(51)【国際特許分類】
   B65D 83/08 20060101AFI20240829BHJP
   A47K 10/42 20060101ALI20240829BHJP
   A47K 10/20 20060101ALI20240829BHJP
【FI】
B65D83/08 B
B65D83/08 G
A47K10/42 A
A47K10/20 B
【審査請求】有
【請求項の数】3
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2024044711
(22)【出願日】2024-03-21
(31)【優先権主張番号】P 2023027106
(32)【優先日】2023-02-24
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
(31)【優先権主張番号】P 2023085043
(32)【優先日】2023-05-24
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
(31)【優先権主張番号】P 2023110548
(32)【優先日】2023-07-05
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
(71)【出願人】
【識別番号】305056766
【氏名又は名称】塚本 進一
(72)【発明者】
【氏名】塚本 進一
【テーマコード(参考)】
3E014
【Fターム(参考)】
3E014LB02
3E014MC07
(57)【要約】      (修正有)
【課題】サステナブルな自然環境に配慮した衛生用紙ボックスを提供する。
【解決手段】既ティシュボックスの内側に積層された樹脂シートを省き、さらに、箱のリサイクル促進の仕組みを有し、樹脂シートの焼却による環境汚染に配慮したサステナブルなボックス1の製品を提供する。衛生用紙を封入した天面3の取り出し口7を覆う粘着剤または治具の固定部により固定されたシール39を引き剥がすと製造時に予め打ち抜かれ取り除かれた取り出し口7が現れるボックス1である。ボックス1から1枚のティッシュが取り出されて、続く次のティシュが取り出せるための取り出し口7の位置に止まらせて、取り出し性を向上させる。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
衛生用紙の、シートの積層体が封入されたボックスであって、
前記ボックスの天面には前記シートを取り出すための予め打ち抜かれ取り除かれた取り出し口が形成され、前記取り出し口の全体を覆い固定できるシールを備え、
前記天面の前記取り出し口は、長手方向に有するA面の波線とB面の波線が向かい合う一定の幅を有し、前記天面のセンターラインの長手方向に延びる曲線部と、前記曲線部の両端に位置する左の指穴と右の指穴を有する開口する領域であり、
さらに、前記A面の波線と前記B面の波線と前記左の指穴と前記右の指穴が、いずれも前記センターラインと交差しており、前記曲線部の垂直な方向の幅は、前記左の指穴および前記右の指穴の縦の幅よりも小さく構成されており、
前記天面の面と接する前記シールの面の互いが固定できる固定部を有し、
前記開口する領域の全周が連続した切り欠き線で予め打ち抜かれ取り除かれたことを特長とするボックス。
【請求項2】
前記天面の前記取り出し口を挟んで向かい合うA面およびB面は、前記左の指穴および前記右の指穴に接し、前記左の指穴への接点から前記右の指穴への接点まで、前記天面の長手方向に直線状に延びる折り罫線を有し、前記取り出し口に隣接する部分を前記折り罫線を軸にして上方または下方に折り曲げ可能な請求項1に記載のボックス。
【請求項3】
前記固定部は、粘着剤または治具の打ち込みにより前記天面に前記シールが固定されてなる請求項1に記載のボックス。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、衛生用紙を封入したボックスの取り出し口に関する。
【背景技術】
【0002】
ティッシュペーパーが封入されたボックスの取り出し口の構成は、概ね、箱の天面に設けられたミシン目の切り込み線を指で破き取り除き、取り出し口に設けられた箱の出口の周辺の内側の樹脂のシート56が覆い貼り付けられて、1枚のティッシュが取り出されて、続く次のティシュが取り出せるための取り出し口の位置に止まらせて、取り出し性を向上させるための製品仕様が設定されている。
【0003】
特開第2004-315084号公報は、明細書の段落[0027]に「 本発明の取出口を形成するために、箱の上下少なくとも一方の面に、中央部、長手方向に伸びる切込線を有している。この切込線は、直線状の切れ目(スリット)でもよいが、部分的につながりを有するミシン目状の切れ目でもよいし、~」を開示している。
【0004】
特開第2004-059150号公報の段落[0003]の発明が解決しようとする課題に「これには、次ぎの様な欠点があった。 イ) ~、ロ)、ハ) ポリエチレンフィルムを貼っているので、ティシュペーパー等の使用後の空き箱 は、製紙原料として再使用される事が無く、その殆どが焼却されていた為、二酸化炭素等 を始めとする有害物質を排出する大気汚染の要因の一つに成っていた。」を開示している。
【0005】
公開実用平成4―80878号公報の明細書の[考案が解決しようとする課題]に「従来のティッシュペーパー収納ケースには、~引き抜き部が箱内に落ち込まない構造のティッシュペーパー収納ケースを提供する。」を開示している。
【0006】
特許第3853746号公報の明細書の段落[0008]に「~取出口は、上面に当該上面が切り開かれるように設けられた二つの羽部により形成されて~取出口を介して外部からチリや埃が当該家庭用薄葉紙収納箱内に侵入して、~他方の羽部の付け根部に対向する 付け根対向部に、丸みがつけられている。」を開示されている。
【0007】
特願2023-027106号の明細書の段落[0015]に「本発明の、~取り出し口の全体を塞ぐシールを備え、~シールは、粘着剤層によって天面に接着されており、開口する領域が~予め打ち抜かれたことを特長とするティッシュボックスで課題を解決する。」と開示している。
【0008】
特開2008―290776号公報の「請求項1」に「上面に開口部を有する紙箱と、スリットを有する樹脂製フィルムと、このスリットを被覆する被覆シートと備え、~剥離可能に接着されている、~」と段落「0020」に「~被覆シート3は、~好適には、開口部1Aに対面する部位又は開口部に対面する 範囲を含みそれよりも若干広い範囲について、樹脂製フィルムに対して非接着に構成する~被覆シート3を樹脂製フィルム2から剥離する 際に、~スリット2Aの形状が好適に保持される。」が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
【特許文献1】特開第2004-315084号公報
【特許文献2】特開第2004-059150号公報
【特許文献3】公開実用平成4―80878号公報
【特許文献4】特許第3853746号公報
【特許文献5】特願2023-027106
【特許文献6】特開2008―290776号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
従来技術のティッシュボックスは、ティシュが取り出し口から1枚毎スムーズに引き出せるための樹脂シートがボックスの内側に備えられているが、内側に構成される樹脂シートが使用後に剥がされ分別されるかが不明だから、使用の前に必然的に樹脂シートが省かれゴミ分別を明確にし、あるいは、当初から省かれて、取り出し口が素早く設けられて、焼却するまたはリサイクルするか明確化の、本製品が意識化するサステナブルな自然環境に配慮した製品仕様が必要である。
【0011】
さらに、衛生用紙の新たな資材と従来品も含めて適応することができる取り出し口の、例えば、化粧用法のクレンジングのメイク落とし、化粧拭き取りシートなどの、多目的用途の取り出し口を構成し、1枚毎バランスよく引き出すことができる取り出し口が必要である。
【0012】
近頃に縦205mm、横188mm、300枚(150組)、PEフィルム袋の製品を愛用しているが、最初の取り出し性には従来品と変わらず問題ないが、残り僅かになると包装袋の形状の崩れの影響から、取り出すとき複数枚が引き出される利便性または経済性に欠ける問題点がある、板紙を採用して取り出し口から樹脂シートを省く製品仕様においても1枚毎がスムーズに最後まで取り出せる高い利便性を有する製品仕様の開発が必要である。
【0013】
特願2023-027106は、従来課題の、明細書の段落[0008―0014]に「従来の課題は、~ゴミ分別を明確化にする。」と「~最初のティッシュペーパーの一部が破れて引き出される改善策の必要性。」と「取り出し口から~落ち込まない改良の必要性」と「~不衛生な異物が入り込まない工夫の必要性」を課題としている。
【0014】
さらに、新たな用法にも多目的にも対応できるティッシュペーパーを取り出し口から摘まみ引き出すとき、左右にバランスよくスムーズに引き出させる工夫が必要である。
【課題を解決するための手段】
【0015】
衛生用紙の、シートの積層体が封入されたボックスであって、ボックスの天面にはシートを取り出すための予め打ち抜かれ取り除かれた取り出し口が形成され、取り出し口の全体を覆い固定できるシールを備え、
天面の取り出し口は、長手方向に有するA面の波線とB面の波線が向かい合う一定の幅を有し、天面のセンターラインの長手方向に延びる曲線部と、前記曲線部の両端に位置する左の指穴と右の指穴を有する開口する領域であり、
さらに、A面の波線とB面の波線と左の指穴と右の指穴が、いずれもセンターラインと交差しており、曲線部の垂直な方向の幅は、左の指穴および右の指穴の縦の幅よりも小さく構成されており、天面の面と接するシールの面の互いが固定できる固定部を有し、開口する領域の全周が連続した切り欠き線で予め打ち抜かれ取り除かれたことを特長とするボックスで課題を解決する。
【発明の効果】
【0016】
本発明の、使用する際、天面のシールが引き剥がし取り除かれると、すでにあらわれる指穴が構成されたワンタッチの取り出し口は、積層体の安全性が保たれた衛生用紙の、ティッシュペーパー、紙タオル、不織布シートなどが素早くバランスよく取り出せる製品が提供できる。
【0017】
くわえて、事前に天面のシールが取り除かれて必然的にゴミ分別が明確になされるから、さらにポリエチレンが省かれた仕様が環境汚染またはリサイクルの促進またはゴミ分別などの生活文化のサステナブルに貢献できる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
図1】本発明の一実施形態の取り出し口を覆い剥がすシールを備えた天面図である。
図2】本発明の一実施形態の取り出し口を覆い透明シールを備えた天面図である。
図3】本発明の一実施形態の右短面からの断面図である。
図4】本発明の一実施形態の取り出し口に次のティッシュが位置する斜視図である。
図5】本発明の一実施形態の製造工程を示す工程図である。
図6】概ティッシュボックスの斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
本発明は、衛生用紙のティッシュペーパー14(以下、「シート」という。)の積層体2が封入されたボックス1の取り出し口7である。主にティッシュペーパー14を用いた説明で取り出し口7を述べる。
【0020】
図1から図4のシール39は、天面3の取り出し口7が予め打ち抜かれ取り除かれた領域(以下、「天面」という。)をシール39で覆い貼り付けられて天面3に固定できるための、シール39の摘まみ部12を除いた外周辺の任意の箇所に粘着剤または治具を使って作成した固定部13を有し、シール39が剥がされると予め打ちぬかれ取り除かれた波線状で一定の幅40と両端の指穴4、6が構成された取り出し口7がワンタッチで現れるボックス1である。
【0021】
固定部13の形状は、図1のC、Dに示したように点状または線状または面積を有しおり、固定部13は天面3を覆い貼り付けられるシール39から天面3に領域にはみ出さず、取り出し口7の面とシール39と接する領域には固定部13は存在しない。
【0022】
粘着剤による固定部13に代えて、治具を使った自然環境に配慮した仕様の固定部13は、シール39と天面3が一体となり得るシール39の上面からまたはボックス1の内部から切り刃などを有する治具を使った打ち込み工程から、天面3の面と接するシール39の面の片59とボックス1の内部から片の互いの片59が絡み合いあるいは組み合わされて互いが固定できる固定部13によりシール39が天面3に固定できる。
【0023】
図2は、天面3の長手方向5のセンターライン31に交差するA面17の波線とB面18の波線が向かい合う一定の幅40を有し、天面3のセンターライン31の長手方向5に延びる曲線部8と、曲線部8の両端に位置する左の指穴4と右の指穴6を有する開口する領域11である。一定の幅40は、封入されたシート14の検証で設定すればよく、数ミリから20ミリ程度が好ましい。
【0024】
取り出し口7は、A面17の波線とB面18の波線と左の指穴4と右の指穴6のいずれもセンターライン31と交差している。あるいは、図1Cに左の指穴4と右の指穴6がセンターライン31と交差している。
【0025】
シール39の構成は、内部の薬事の安定性を問うことが無い特性から、装飾を除き、1枚で構成されることが好ましく、製造工程において、簡易的な工程を選ぶことが好ましく、取り出し口7が予め取り除かれた天面3と接するシール39の摘まみ部12を除いた外周辺の任意の箇所に粘着剤を製造工程で設け接する箇所で固定されている。
【0026】
シール39の資材仕様は、シール39の両面が非粘着剤仕様であり、簡易的な工程を選んで、インライン加工で摘まみ部12を除いた外周辺の任意の箇所に接着剤による固定部13を設ける。または天面3と接するシール39の摘まみ部12を除いた外周辺の任意の箇所に予め固定させるための治具による片59と片59による固定部13を設けた形態でもよい。
【0027】
すなわち、ボックス1の天地29、30を返しても中身の積層体2の上面と面するシール39に接着する固定部13がないので、製造行程または運搬時または生活においてボックス1を反転させても積層体2と接着する不具合の影響がない。
【0028】
積層体2は、完成品の輸送の途中に天地29、30が返された状態で運ばれると、製造工程の刃型打ち抜き工程の予め打ち抜かれ取り除かれた取り出し口7の板紙の切り口の角が面する積層体2の上面と擦れて地合いが懸念され、さらに、肌に触れて滑らかさが欠けるまたは紙粉の付着も懸念されるから、上面に防止対策で保持される紙などの好ましくは自然素材の緩衝材なる工夫を任意に設けても問題としない。緩衝材は使用する際、取り除かれる。
【0029】
図1Dの天面3と接するシール39に備える粘着剤または治具による接着の箇所の固定部13は、シール39が天面3に接し固定を目的とする箇所であるから、ボックス1のバリアー性を問わない雑貨の範囲であり、コスト削減を図ったシール39の構成でもよく、シール39が天面3に固定されるための両面17、18の任意の箇所に固定部13を有することが好ましい。例えば、シール39の外周辺に1つ以上の箇所に天面3と固定される固定部13を設けてもよい。
【0030】
しかしながら、防止策を有するシール39は、店舗で個包装販売されるとき、いたずらに中身を覗き見るために剥がしの防止につながるシール39と天面3を跨ぐバージンシールまたはボックス1を覆うシュリンク包装を設けるとよい。
【0031】
非粘着剤の覆うことができるシール39の外周辺なる、図1Dの長手方向5の断面の任意の箇所に粘着剤または治具による固定部13を加工し、接着させたシール39の粘着剤が除かれた摘まみ部12を指で摘まんでいずれかの長手方向5に引き剥がすと製造工程で予め打ち抜かれ取り除かれた取り出し口7と、長手方向の辺57と並行して直線状に延びた折り罫線27、28のCがワンタッチで現れるボックス1(以下、「ボックス」という。)である。
【0032】
シール39が引き剥がされと現れる取り出し口7は、長手方向5のA面17とB面18に設けられた互いが向かい合う波状の1つ以上の平らな突部形状(A)16と平らな突部形状(B)19の互いの先端23、24が、長手方向5に設けられた取り出し口5の全周を挟んで一定の幅40を設けて向かい合う形状を有している。
【0033】
使用する際にシール39を天面3から剥がすと、粘着剤層はシール側に着いて、天面3には残らない。また、粘着剤層は、シール3の下面の取り出し口7を除く部分の全体に設けられていなくてもよく、取り出し口7を除く部分の一部に設けられていてもよい。複数の目的が有るも特にバリアイー性を問わず異物の混入を防ぐことが目的である。
【0034】
既製造工程により左の指穴4から長手方向5に延びる右の指穴6に波線状69で曲線部8と一定の幅40を有する開口する領域11が打ち抜かれ取り除かれた状態と長手方向5の辺57に並行し直線の状態で延びる折り曲げの軸となる折り罫線27,28を備えている。
【0035】
取り出し口7は、長手方向5に一定の幅40と指穴4、6の縦幅58を構成し、一定の幅40は指穴4、6の縦幅58よりも小さい幅で構成されている。縦幅58は、取り出し口7の長手方向5と直交する方向の長さをいう。
【0036】
シール39の粘着剤は製造工程で加工されることが好ましく、天面3である開口する領域11の取り出し口7を通して積層体2の上面と接する面は非粘着剤であり、取り出し口7が除かれた天面3と接する面を外した外周辺の任意の箇所に設けることが好ましい。
【0037】
A面17の波線状69の突部23と対向し組み合うB面18の波線状69の突部24に間20が構成されており、取り出されるシート14の形状が波線状23、24の幅40の壁に触れながら擦られて曲線に沿った形状46を呈している。
【0038】
天面3に有する折り罫線27・28は、A面17・B面18の長手方向に延びる治具で押さえられる罫線を構成し、A面17・B面18と折り罫線27・28と平らな突部形状16・19および先端23・24が折り罫線27・28を軸にしてティッシュペーパー14を引き出すときに上方29または下方30に可動させることができる。
【0039】
本発明の取り出し口7の位置は、左短部41から長手方向5に延びる右短部42の、平面体49のA面17と向かい合っているB面18を有し、A面17の左の指穴4と交わる左上の接点50から長手方向の辺57と並行して直線の状態で延びる折り罫線27と交わる右の指穴6の交わる右上接点51を結び、さらにB面18の右の指穴6と交わる右下の接点52から長手方向の辺57と並行して直線の状態で延びる折り罫線28と左の指穴4の交わる左下の接点53を経て交わる左上の接点50を結び囲まれた内側に有する。
【0040】
開口する領域11は、取り出し口7の位置の、短部41、42の左の指穴4から右の指穴6を繋ぎ構成する天面3に機械的な工程による折れスジの1本以上の折り罫線27、28なる天面3の長手方向5に長手方向の辺57と並行し連続する座屈なるシワまたは凹みの座屈を設けて、ティッシュペーパー14が引き上げられる方向に互い先端の突部16,19を上方29または下方29に可動させることができる。
【0041】
封入されるシート14は、衛生用紙の介護用向け、医療雑貨、生理用品、家庭紙などであり、化粧用または介護用または身体の拭き取り用である。ドライ状のティッシュペーパー、化粧用法の拭き取りシート、コットンパフの化粧雑貨、介護用法の拭き取りタオル、ティシュペーパー、体拭きペーパータオル、ちり紙、キッチンペーパー、トイレ用ペーパー、滅菌対応の医療雑貨のガーゼ、不織布シート、ナプキン、拭き取りシートを封入することができる。
【0042】
封入される積層体2は、1枚毎のシート14がポップアップ方式54で折り畳まれて積層された積層体2である、または、1枚毎のシート14が折り畳まれて積層された積層体2(以下、「積層体」という。」であり、ボックス1に封入される。
【0043】
積層体2は、積層する作業性に難儀な球状の綿球または小さくカットされた化粧用カット綿などは盛られた状態または横に並べられた状態で封入されてもよい。
【0044】
図1から図4の、天面3のシール39が剥されると予め打ち抜かれ取り除かれた取り出し口7がワンタッチで現れるボックス1である。
【0045】
天面3の、A面17からとB面18から挟まれる一定の幅40を有し互いの面から向かい合う波状の平らな突部形状(A)16、平らな突部形状(B)19の先端部23、24の形状は、引き出されるティッシュペーパー14の表面25と裏面26が先端部23、24に触れるから図1Eの切り欠き線9の連続する波のアールの形状47を描いて構成される。
【0046】
図2は、シール39に覆われる天面3の左の指穴4から長手方向5に延びる右の指穴6の開口する領域11の長手方向の辺57と並行し直線状の折り罫線27,28は、製造工程により開口する領域11が予め打ち抜かれ取り除かれた状態である。以下、折り罫線27、28は長手方向の辺57と並行し直線状に延びている。
【0047】
本発明は、使用する際に天面3のシール39が必然的に剥がされるゴミ分別とリサイクルの意図が明確にされた形態の、ゴミ分別方法と使用済みの箱のリサイクル促進を備えたボックス1であり、シール39のゴミ分別と箱のリサイクルの意図を備えゴミ処理と環境汚染に配慮したサステナブルなボックス1である。
【0048】
天面3の取り出し口7を挟んで向かい合うA面17およびB面18は、左の指穴4および右の指穴6に接し、左の指穴4への接点から右の指穴6への接点まで、天面3の長手方向5に直線状に延びる折り罫線27、28を有し、取り出し口7に隣接する部分を折り罫線27、28を軸にして上方29または下方30に折り曲げ可能である。
【0049】
取り出し口7の構成は、天面3を予め打ちぬかれ取り除かれた長手方向5に延びて切り込み線9で囲まれた領域15の開口する領域11であり、A面17とB面18に一定の幅40で挟まれ構成される天面3長手方向5の、A面17に左の指穴4から右の指穴6を折り罫線27で結び、さらに折り罫線27に並行した曲線部8で描かれ波状で平らな突出部(A)16とB面18に左の指穴4から右の指穴6を折り罫線28で結び、さらに折り罫線28に並行した曲線部8で描かれ波状で平らな突出部(B)19に挟まれている。
【0050】
折り罫線27と28は、好ましくは、板紙のA面17とB面18の長手方向に延びる治具で押さえられる罫線を構成し、A面17、B面18と折り罫線27、28と平らな突部形状16、19および先端23、24が折り罫線27、28を軸にして上方29または下方30の方向に手動で向けられる。
【0051】
予め打ち抜かれ取り除かれた開口される領域11の取り出し口7を挟み構成される平らな突部形状(A)16と平らな突部形状(B)19の複数が組み合って向かい合いあう形態は、天面3のA面17から1個以上が突き出した平らな突部形状(A)16の先端に連続させたアールの形状47を描いた先端23とB面18から1個以上が突き出した平らな突部形状(B)19の先端にアールの形状47を描いた先端24が取り出し口7を挟んで組み合いながら長手方向5に連続し設けられている。
【0052】
図3は、ボックス1の右短部42から左短部41への断面図であり、1枚毎のティッシュペーパー14がポップアップ方式54で折り畳まれ積層された積層体を封入している。
【0053】
図3は、天面3の、A面17の折り罫線27を軸に取り出し口7に向かう突部形状と対向しているB面18に折り罫線28を軸に取り出し口7に向かう突部形状が設けられて、互いの突部形状が向かい合い組み合う形状で構成され、互い向き合う突部形状の先端と先端が間20と開く距離を設けた段差部32を有している。
【0054】
図3の、開口するための領域11が予め取り除かれ、取り出し口7から先のティッシュペーパー14が引き出されて、次のティッシュペーパー14が通る開かれた距離を有し、A面からの突出部とB面からの突出部との間20が備えられた段差部32が設けられる。
【0055】
段差部32は、A面に有する折り罫線27を軸に突部形状16の先端23が上方29または下方30に向けられ、B面に有する折り罫線28を軸に突部形状19の先端24が上方29または下方30に向けられると互いの先端に開く距離が設けれて、ティッシュペーパー14が通る間20の段差部32を消費者の操作により設けられる。
【0056】
図3の段差部32は、互いがアールの形状47を有する平らな突部形状(A)16の先端23と平らな突部形状(B)19の先端24が一定の幅40で形成された開口する領域11の取り出し口7を挟んで向かい組み合っており、長手方向5に延びてセンターライン31に並行する押罫線27、28を軸にして、向かい合う平らな突部形状16と19の互いの先端23、24の開ける上方29または下方30に向けられる距離の開く調整(可変)により、段差部32には大きい距離と小さな距離が設けられる。
【0057】
図4は、B面18の押罫線28を軸に上方する55の平らな突出部19(B)が上方29に向いて段差部32が設けられた間20にポップアップ方式54で積層された積層体2の上面から摘まみ引き上げられ止まっている状態の次のティッシュペーパー14である。
【0058】
図4は、B面の突部形状(B)19の突部の先端24が長手方向5に連なる形状(面)に次のティッシペーパー14の表面25または裏面26が接触していることで止まっている状態を表している。
【0059】
図4の、積層体2の上面のセンターライン31には、先のティッシュペーパー14が引き出され、次のティッシュペーパー14が位置されており、先のティッシュペーパー14が引き出されると続く次のティッシュペーパー14がポップアップ方式54で積層された積層体2から取り出し口7に向かい移動し長手方向の前部21が現れ出て段差部32で止まり、長手方向の後部22はボックス1の内側で次のティッシュペーパー14の長手方向の前部21と位置している。
【0060】
ティッシュペーパー14の損傷の防止は、A面とB面が向かい合う段差部32の、ティッシュペーパー14が通る距離が設けれる間20を構成する突部形状16、19の先端は、ティッシュペーパー14が突部形状16、19の先端23,24に接触して損傷を防止し、ティッシュペーパー14との接触の抵抗が分散されるための平らな形状の先端にアールの形状47を有している。
【0061】
図4の、段差部32の大きい距離あるいは小さい距離の調整(可変)がもたらす効果は、ポップアップ方式54で積層された積層体2の上面からティッシペーパー14の1枚が引き出されるとき、センターライン31に沿って互いが向い合い組み合う平らな突部形状16と19の、平らな突部形状(A)16の複数が長手方向5に連なり並んだ平らな形状と平らな突部形状(B)19の複数が長手方向に連なる平らな形状のいずれかにティッシペーパー14の表面25または裏面26が接触して止まる効果とスムーズに引き出される効果が生まれる。
【0062】
予め打ち抜かれ取り除かれた取り出し口7のA面17とB面18の互いが向き合う先端の突部16、19の先端23と先端24がティッシュペーパー14の表面25と裏面26に触れる抵抗の加減する方法は、長手方向に平行して延びるA面の折り罫線27とB面の折り罫線28を、A面に有する折り罫線27を軸に先端23を上方29に向けるまたは下方30に向けてティッシュペーパー14の面への触れを調整できる。
【0063】
ボックス1の図4は、距離を有し設け開かれた段差部32の間20を先のティッシュペーパー14が通過したとき、次のティッシュペーパー14が段差部32に止まることを特長としている。
【0064】
B面の突部形状(B)19の突部の先端24が長手方向5に連なる形状(面)に次のティッシペーパー14の表面25または裏面26が接触していることで止まっている状態を表している。ティッシペーパー14が止まっている状態は、図3図4に示される。
【0065】
取り出し口7の長手方向5と並行し封入された積層体2の上面のセンターライン31には、先のティッシュペーパー14が引き出され、次のティッシュペーパー14が位置されており、先のティッシュペーパー14が引き出されると続く次のティッシュペーパー14がポップアップ方式54で積層された積層体2から取り出し口7に向かい移動し長手方向の前部21が現れ出て段差部32で止まり、長手方向の後部22はボックス1の内側で次のティッシュペーパー14の長手方向の前部21と位置している。
【0066】
シート14は、業界の規定で乾燥されたドライ状態であるまたは使用時に肌に潤いを与えるための保湿剤を有する状態であるまたは花粉症を予防する基剤を有する状態であるまたは水解を目的とする基剤を有するなどの利便性を高める状態を示している。
【0067】
本発明の、ティッシュペーパー14の凡その外寸は、封入される衛生用紙により、箱の異なる形状と異なるサイズは任意である。左端部41から横の長手方向5に延びる右端部42の底辺の横方向44に225mm、奥行き43の手前から向こうの方向に115mm、下から上の高さ45方向に50mmの箱を形成し、天面3には長手方向5に180mmの取り出し口7を量産機の設備で構成されている。底部48から押し上げる仕組みは有っても無くともよい。
【0068】
本発明は、消費者が取り出し口7の互いが向き合い組み合う突部形状23、24の距離を小さくフラットにする調整が可能であり、間20を通るティッシュペーパー14の取り出し口7が狭く調整するとボックス1の中に異物が容易に入り込むことを防いでいる。
【0069】
折り罫線27、28とは、製函時、製函機械により箱にするための板紙に座屈なる角を設けるための容易に折り曲げることができる押罫線を入れる機械の行程をいう。
【0070】
本発明の、開封するとき必然的に、天面3のシール39が引き剥がし取り除かれるから、シール39が取り除かれて事前にゴミの分別がなされるので、箱に自治体の意向が表示される焼却からの環境汚染またはリサイクルの促進またはゴミ分別などの生活文化のサステナブルに貢献できる。
【0071】
既製品に備える樹脂シートは、クリーンルームでの使用が要求されるワイパーを引き出した際、静電気が発生して業務に支障する恐れがあるが、本発明の取り出し口7は樹脂シートを省く仕様を採用しているから静電気の抑制につながるものである。
【0072】
本発明の形態は、課題の段落0010から0013に対し、課題を解決した効果段落0015から0017を得ている。
【0073】
本発明は、左右双方の指穴4、6から指で摘まんで均等の指の力で同時にバランスよく引き上げられることからティッシュペーパー14を破ることなく長手方向5に延びる取り出し口7からスムーズに左と右にバランスよく取り出せる。
【0074】
長手方向5に連なる曲線の形状47を備えた突部形状16、19を数多く設けると、さらに突部形状の曲線部8を柔らかく低く小さな形状にすることにより、ティッシュペーパー14との接触の抵抗が分散される。
【0075】
使用の途中、ティッシュペーパー14の取り出し性を高めるまたはA面17とB面18の互いが向き合う突部形状の先端23、24を段差の距離をフラットに調整する作業により異物侵入を防ぐ仕組みが設けられる。
【0076】
A面17とB面18の互いが向き合う先端の突部16、19の先端23と先端24がティッシュペーパー14の表面25と裏面26に触れる抵抗は、長手方向に平行して延びるA面の折り罫線27とB面の折り罫線28を、A面に有する折り罫線27を軸に先端23の互いにティッシュペーパー14の表面25または裏面26が触れて擦られると先端の突部16,19が上方29に可動するまたは手動により下方30に向けられることでティッシュペーパー14の面25、26への触れて擦られることを調整すると、ティッシュペーパー14の取り出し性を安定させることができる。
【0077】
開口する領域11で互い先端の突部16,19を上方29に可動させる仕組みは、右の指穴6と左の指穴4を繋ぎ構成する天面3に機械的な工程による折れスジの1本以上の折り罫線27、28なる天面3の長手方向5に連続する座屈なるシワまたは凹みの座屈を設けるとティッシュペーパー14が引き上げられる方向に先端の突部16,19が上方29に可動することができる。
【0078】
本発明のシール39及び取り出し口7の延びる方向を長手方向の辺57に沿った長手方向5に述べているが、短手方向(奥行きの方向)に設定することは任意である。
【0079】
粘着剤は、強粘着または弱粘着の性質を有する粘着剤層を形成し、熱シールまたはホットメルトまたは糊またはアクリル系粘着剤またはシリコーン粘着剤またはウレタン粘着剤またはゴム系粘着剤等である。
【0080】
シール39の材質は、紙のシールまたは樹脂のシールまたは透明のシールまたは不透明のシールまたは箔(金属)のシールまたは生分解性プラスチックのシールまたは無機物で構成されたシールまたはいずれかの素材を有するシール等で構成される。透明のシール39を開示し、事前に現れる取り出し口7を開示しているが、環境に配慮すると紙のシールまたはカーボンニュートラルを有するシールまたは無機物で構成されたシールが好ましい。選択は、任意である。特に複数枚で構成されるよりも図1から図4に開示する1枚で構成されることが好ましい。
【0081】
使用の途中、ティッシュペーパー14の取り出し性を高めるまたはA面17とB面18の互いが向き合う突部形状の先端23、24を段差の距離をフラットに調整する作業により異物侵入を防ぐなどの仕組みが任意に設けられる。
【0082】
取り出し口7に有する指穴4、6の形状または大きさは、院内医術で使用できる綿球またはガーゼを摘まむための医療器具の鉗子の先部または成人の摘まむ指先(以下、「器具」という。)が箱の底部48までに容易に入り底部48に届く深さ40ミリ程度で設計されており、指穴の形状は、多角形の形状または正円または楕円形などの内、摘まむ作業が容易に行える楕円の形状が好ましい。
【0083】
シール39に塗布される粘着剤または治具による固定部13は、天面3に設けられた取り出し口7に面する領域は省かれており、シール39と天面3が接着する領域の任意の箇所に加工されている。
【0084】
すなわち、開口部領域11の天面3に設けられたA面17の波線とB面18の波線が向かい合う一定の幅40と、センターライン31の長手方向5に延びる曲線部8と、曲線部8の両端に位置する左の指穴4と右の指穴6の開口する領域11である取り出し口に面する領域は固定部13が省かれている。
【0085】
または、天面3を覆うことができるシール39側の外周辺の、天面3と接着する領域の任意の箇所に粘着剤が加工されている。
【0086】
図5は、本発明の製造工程の流れ10であり、取り出し口7がFの曲線部8の切り込み線9を有し、次に透明シール39に粘着剤または打ち込みの切り刃など有する治具による固定部13により天面3とシール39が固定されている。
【0087】
すなわち、シール39の接着工程の固定部13は、製品仕様が適時に効果が得られるための、天面3に面するシール39側の、天面3と接する外周辺の箇所で固定され、粘着剤または治具による固定部13を任意に備えている。
【0088】
製造工程において、シール39は、基材に予め粘着剤による固定部13が設けられたものを用いてもよい。または、天面3の取り出し口7を除く任意の箇所に粘着剤を塗布し、その上からシール基材を貼り付けて、粘着剤層と接する箇所の固定部13で固定させてもい。
【0089】
または、シール39と天面3が一体となり得るシール39の上面からまたはボックス1の内部から切り刃などを有する治具を使う打ち込み工程から、天面3の面と接するシール39の面の互いの片59が絡み合い互いを固定できる固定部13を設けて天面3にシール39を固定してもよい。
【0090】
図6は、既製品の、本発明と対比する段差部32なる構成が無い既ティッシュボックスであり。箱の外寸は、既左の端部33から横に延びる既右の端部34の長手方向5に230mm、既奥行き35の手前から向こうの方向に115mm、下から上の既高さ36方向に50mmの箱を形成し、既天面37には長手方向5に180mmの既取り出し口38の長手方向5に既スリット60を備えて、既天面37の、既取り出し口38の内側から覆うための内側から樹脂シート56を長手方向5に備えている。
【符号の説明】
【0091】
1 ボックス
2 積層体
3 天面
4 左の指穴
5 長手方向
6 右の指穴
7 取り出し口
8 曲線部
9 切り欠き線
10 工程の流れ
11 開口する領域
12 摘まみ部
13 固定部
14 シート(ティッシュペーパー)
15 切り込み線9で囲まれた領域
16 平らな突部形状(A)
17 A面
18 B面
19 平らな突部形状(B)
20 間
21 長手方向の前部
22 長手方向の後部
23 突部16の先端部
24 突部19の先端部
25 表面
26 裏面
27 A面の折り罫線
28 B面の折り罫線
29 上方
30 下方
31 センターライン
32 段差部
33 既左の端部
34 既右の端部
35 既奥行き
36 既高さ
37 既天面
38 既取り出し口
39 シール
40 一定の幅
41 左短部
42 右短部
43 奥行き
44 横方向
45 高さ
46 曲線に沿った形状
47 アールの形状
48 底部
49 平面体
50 交わる左上の接点
51 交わる右上の接点
52 交わる右下の接点
53 交わる左下の接点
54 ポップアップ方式
55 押罫線28を軸に上方する
56 内側の樹脂シート
57 長手方向の辺
58 縦幅
59 片
60 既スリット
図1
図2
図3
図4
図5
図6
【手続補正書】
【提出日】2024-07-01
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
衛生用紙の、シートの積層体が封入された板紙からなるボックスであって、
前記ボックスの前記板紙からなる天面には前記シートを取り出すための予め実線の切り欠き線で打ち抜かれ取り除かれ加工された板紙に形成された取り出し口を有し
前記取り出し口の全体を覆い固定できる1枚の紙からなるシールを備え、
前記天面の前記取り出し口は、長手方向に有するA面の複数の山谷からなるA曲線部とB面の複数の山谷からなるB曲線部が向かい合い組み合った状態で一定の幅を有し、
前記天面のセンターラインの長手方向に延びる前記A曲線部および前記B曲線部の両端に位置する左の指穴と右の指穴を有する前記板紙に開口する領域を有し
さらに、前記A面の前記複数の山谷からなる前記A曲線部と前記B面の前記複数の山谷からなるB曲線部と前記左の指穴と前記右の指穴が、いずれも前記センターラインと交差しており、
前記曲線部の垂直な方向の幅は、前記左の指穴および前記右の指穴の縦の幅よりも小さく構成されており、
シールは、左右の指穴の前記縦の幅よりも広い縦の幅を有し、
前記天面の面と接する前記シールの面の互いが固定できる固定部を有し、
使用する際に前記シールが前記天面から剥がされ取り除かれたとき、前記開口する領域の全周が連続した切り欠き線で予め打ち抜かれ取り除かれた前記開口する領域が現れることを特長とするボックス。
【請求項2】
前記天面の前記取り出し口を挟んで向かい合うA面の前記A曲線部およびB面の前記B曲線部は、前記左の指穴および前記右の指穴に接し、前記左の指穴への接点から前記右の指穴への接点まで、前記天面の長手方向に直線状に延びる折り罫線を有し、前記取り出し口に隣接する部分を前記折り罫線を軸にして上方または下方に折り曲げ可能であり、シールは、前記折り罫線よりも開口部からみて外側の領域まで延在している請求項1に記載のボックス。
【請求項3】
前記固定部は、天然系の粘着剤または治具の打ち込みにより前記天面に前記シールが固定されてなる請求項1に記載のボックス。
【手続補正書】
【提出日】2024-07-12
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
衛生用紙の、シートの積層体が封入された板紙からなるボックスであって、
前記ボックスの前記板紙からなる天面には前記シートを取り出すための予め実線の切り欠き線で打ち抜かれ取り除かれ加工された板紙に形成された取り出し口を有し
前記取り出し口の全体を覆い固定できる紙からなるシールを備え、
前記天面の前記取り出し口は、長手方向に有するA面の複数の山谷からなるA曲線部とB面の複数の山谷からなるB曲線部が向かい合い組み合った状態で一定の幅を有し、
前記天面のセンターラインの長手方向に延びる前記A曲線部および前記B曲線部の両端に位置する左の指穴と右の指穴を有する前記板紙に開口する領域を有し
さらに、前記A面の前記複数の山谷からなる前記A曲線部と前記B面の前記複数の山谷からなるB曲線部と前記左の指穴と前記右の指穴が、いずれも前記センターラインと交差しており、
前記曲線部の垂直な方向の幅は、前記左の指穴および前記右の指穴の縦の幅よりも小さく構成されており、
シールは、左右の指穴の前記縦の幅よりも広い縦の幅を有し、
前記天面の面と接する前記シールの面の互いが固定できる固定部を有し、
使用する際に前記シールが前記天面から剥がされ取り除かれたとき、前記開口する領域の全周が連続した切り欠き線で予め打ち抜かれ取り除かれた前記開口する領域が現れることを特長とするボックス。
【請求項2】
前記天面の前記取り出し口を挟んで向かい合うA面の前記A曲線部およびB面の前記B曲線部は、前記左の指穴および前記右の指穴に接し、前記左の指穴への接点から前記右の指穴への接点まで、前記天面の長手方向に直線状に延びる折り罫線を有し、前記取り出し口に隣接する部分を前記折り罫線を軸にして上方または下方に折り曲げ可能であり、シールは、前記折り罫線よりも開口部からみて外側の領域まで延在している請求項1に記載のボックス。
【請求項3】
前記固定部は、天然系の粘着剤または治具の打ち込みにより前記天面に前記シールが固定されてなる請求項1に記載のボックス。