(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024121170
(43)【公開日】2024-09-06
(54)【発明の名称】資格確認システム、資格確認装置、資格確認方法、およびプログラム
(51)【国際特許分類】
G16H 40/20 20180101AFI20240830BHJP
【FI】
G16H40/20
【審査請求】有
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023028127
(22)【出願日】2023-02-27
(71)【出願人】
【識別番号】394013002
【氏名又は名称】三菱電機インフォメーションシステムズ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100161207
【弁理士】
【氏名又は名称】西澤 和純
(74)【代理人】
【識別番号】100206081
【弁理士】
【氏名又は名称】片岡 央
(74)【代理人】
【識別番号】100188673
【弁理士】
【氏名又は名称】成田 友紀
(74)【代理人】
【識別番号】100188891
【弁理士】
【氏名又は名称】丹野 拓人
(72)【発明者】
【氏名】小出 高道
(72)【発明者】
【氏名】井上 耕太郎
(72)【発明者】
【氏名】梅津 真司
(72)【発明者】
【氏名】大森 遥
【テーマコード(参考)】
5L099
【Fターム(参考)】
5L099AA01
(57)【要約】
【課題】資格情報を確認する際の利便性を向上させること。
【解決手段】資格確認システムは、識別情報を取得する識別情報取得部と、前記識別情報に基づいて、前記識別情報に対応する患者の患者情報を特定する患者情報特定部と、前記患者情報を用いて、前記患者が加入する健康保険の資格確認を行う資格確認部と、前記患者が加入する前記健康保険の前記資格確認結果に基づいて、診療受付する受付部と、を備える。
【選択図】
図5
【特許請求の範囲】
【請求項1】
識別情報を取得する識別情報取得部と、
前記識別情報に基づいて、前記識別情報に対応する患者の患者情報を特定する患者情報特定部と、
前記患者情報を用いて、前記患者が加入する健康保険の資格確認を行う資格確認部と、
前記患者が加入する前記健康保険の前記資格確認結果に基づいて、診療受付する受付部と、
を備える資格確認システム。
【請求項2】
前記受付部は、前記資格確認結果に基づく通知を前記患者に関連する通知先に通知する、
請求項1に記載の資格確認システム。
【請求項3】
識別情報を取得する識別情報取得部と、
前記識別情報に対応する患者の患者情報を用いて、前記患者が加入する健康保険の資格確認を行う資格確認部と、
前記患者が加入する前記健康保険の前記資格確認結果に基づく通知を前記患者に関連する通知先に通知する通知部と、
を備える資格確認装置。
【請求項4】
コンピュータが実行する資格確認方法であって、
識別情報を取得する識別情報取得過程と、
前記識別情報に基づいて、前記識別情報に対応する患者の患者情報を特定する患者情報特定過程と、
前記患者情報を用いて、前記患者が加入する健康保険の資格確認を行う資格確認過程と、
前記患者が加入する前記健康保険の前記資格確認結果に基づいて、診療受付する受付過程と、
を有する資格確認方法。
【請求項5】
コンピュータが実行する資格確認方法であって、
識別情報を取得する識別情報取得過程と、
前記識別情報に対応する患者の患者情報を用いて、前記患者が加入する健康保険の資格確認を行う資格確認過程と、
前記患者が加入する前記健康保険の前記資格確認結果に基づく通知を前記患者に関連する通知先に通知する通知過程と、
を有する資格確認方法。
【請求項6】
コンピュータに、
識別情報を取得する識別情報取得ステップと、
前記識別情報に基づいて、前記識別情報に対応する患者の患者情報を特定する患者情報特定ステップと、
前記患者情報を用いて、前記患者が加入する健康保険の資格確認を行う資格確認ステップと、
前記患者が加入する前記健康保険の前記資格確認結果に基づいて、診療受付する受付ステップと、
を実行させるためのプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、資格確認システム、資格確認装置、資格確認方法、およびプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、ユーザが所持する携帯端末から、患者識別情報と、携帯端末の端末識別情報とを含んだ診察コード情報を読み取り、読み取られた診察コード情報に含まれる患者識別情報に基づき、受診の受付を行い、読み取られた診察コード情報に含まれる端末識別情報に基づき、管理サーバに対してクレジットカード払いの可否を確認し、カード払いが可能な場合、受診完了後にクレジットカードによる医療費の支払いを登録する受付処理を実行可能とする医療施設用受付システムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、保険診療には、病院などの医療機関や薬局の窓口で患者が加入する医療保険証の確認が必要である。
しかしながら、特許文献1に記載の技術は、受診受付や医療費の支払いなどはできても、患者の加入する医療保険や自己負担限度額などの資格情報等を確認することができなかった。このように、医療機関における資格情報を確認する際の利便性が十分でないという課題があった。
【0005】
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり資格情報を確認する際の利便性を向上させることができる資格確認システム、資格確認装置、資格確認方法、およびプログラムを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、本発明の一態様は、識別情報を取得する識別情報取得部と、前記識別情報に基づいて、前記識別情報に対応する患者の患者情報を特定する患者情報特定部と、前記患者情報を用いて、前記患者が加入する健康保険の資格確認を行う資格確認部と、前記患者が加入する前記健康保険の前記資格確認結果に基づいて、診療受付する受付部と、を備える資格確認システムである。
【0007】
また、本発明の一態様は、識別情報を取得する識別情報取得部と、前記識別情報に対応する患者の患者情報を用いて、前記患者が加入する健康保険の資格確認を行う資格確認部と、前記患者が加入する前記健康保険の前記資格確認結果に基づく通知を前記患者に関連する通知先に通知する通知部と、を備える資格確認装置である。
【0008】
また、本発明の一態様は、コンピュータが実行する資格確認方法であって、識別情報を取得する識別情報取得過程と、前記識別情報に基づいて、前記識別情報に対応する患者の患者情報を特定する患者情報特定過程と、前記患者情報を用いて、前記患者が加入する健康保険の資格確認を行う資格確認過程と、前記患者が加入する前記健康保険の前記資格確認結果に基づいて、診療受付する受付過程と、を有する資格確認方法である。
【0009】
また、本発明の一態様は、コンピュータが実行する資格確認方法であって、識別情報を取得する識別情報取得過程と、前記識別情報に対応する患者の患者情報を用いて、前記患者が加入する健康保険の資格確認を行う資格確認過程と、前記患者が加入する前記健康保険の前記資格確認結果に基づく通知を前記患者に関連する通知先に通知する通知過程と、を有する資格確認方法である。
【0010】
また、本発明の一態様は、コンピュータに、識別情報を取得する識別情報取得ステップと、前記識別情報に基づいて、前記識別情報に対応する患者の患者情報を特定する患者情報特定ステップと、前記患者情報を用いて、前記患者が加入する健康保険の資格確認を行う資格確認ステップと、前記患者が加入する前記健康保険の前記資格確認結果に基づいて、診療受付する受付ステップと、を実行させるためのプログラムである。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、医療機関などにおいて資格情報を確認する際の利便性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【
図1】本発明の実施形態に係る資格確認システムの構成の一例を示すシステム構成図である。
【
図2】本発明の実施形態に係るエントランス端末装置の構成の一例を示すブロック図である。
【
図3】本発明の実施形態に係る受付端末装置の構成の一例を示すブロック図である。
【
図4】本発明の実施形態に係る受付端末装置の記憶部が記憶する患者情報の一例を示す図である。
【
図5】本発明の実施形態に係るオンライン資格確認端末装置の構成の一例を示すブロック図である。
【
図6】本発明の実施形態に係る資格情報管理装置の構成の一例を示すブロック図である。
【
図7】本発明の実施形態に係るエントランス端末装置の表示画面の一例を示す図である。
【
図8】本発明の実施形態に係るエントランス端末装置の表示画面の他の一例を示す図である。
【
図9】本発明の実施形態に係るエントランス端末装置の表示画面の他の一例を示す図である。
【
図10】本発明の実施形態に係るエントランス端末装置の表示画面の他の一例を示す図である。
【
図11】本発明の実施形態に係る資格確認システムにおける再来患者の資格情報確認処理の流れを示すシーケンス図である。
【
図12】本発明の実施形態に係る資格確認システムにおける新規患者の資格情報確認処理の流れを示すシーケンス図である。
【
図13】本発明の実施形態に係るエントランス端末装置の処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【
図14】本発明の実施形態に係る受付端末装置の処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【
図15】本発明の実施形態に係るオンライン資格確認端末装置の処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【
図16】本発明の実施形態に係る資格情報管理装置の処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0013】
<実施形態>
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。
<資格確認システムの構成>
まず、資格確認システムの構成について説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る資格確認システムの構成の一例を示すシステム構成図である。
資格確認システムSYSは、病院や薬局などの医療機関における診療などの受付、および受付時に患者の加入する医療保険の資格情報等を確認するシステムである。患者の加入する医療保険の資格情報は、例えば、患者が医療保険から医療費の一部の給付を受ける資格があるか否かの情報、すなわち医療機関が医療費の一部をその医療保険で請求できるか否かの情報などである。
【0014】
資格確認システムSYSでは、患者が有する診察券に識別情報100が含まれる。当該識別情報100は、診察券を識別する識別情報である。例えば、識別情報は、QRコード(登録商標)などの2次元コードである。
識別情報100は、医療機関ごとに、WEB、チャットボット、あるいは医療機関の受付等で、オンラインによる資格情報を確認する際に必要な情報をあらかじめ入力・登録することで生成され、発行される。識別情報100は、既存の診察券に貼付または印字されてもよいし、ユーザの端末装置に表示されてもよい。
【0015】
資格確認システムSYSは、エントランス端末装置200と、受付端末装置300と、オンライン資格確認端末装置400と、資格情報管理装置500と、を含んで構成される。エントランス端末装置200は、受付端末装置300と有線通信または無線通信可能に接続される。受付端末装置300は、オンライン資格確認端末装置400と有線通信または無線通信可能に接続される。オンライン資格確認端末装置400は、ネットワークNWを介して資格情報管理装置500と有線通信または無線通信可能に接続される。
【0016】
エントランス端末装置200は、医療機関のエントランスなどに設けられる端末装置である。エントランス端末装置200は、患者によって操作可能な端末装置である。エントランス端末装置200は、識別情報読み取り装置を有する。エントランス端末装置200は、識別情報読み取り装置に対して、患者が識別情報100を読み取らせることで、識別情報を取得し、診療受付を行う。
【0017】
受付端末装置300は、医療従事者によって操作可能な端末装置である。医療従事者は、医師、看護師、薬剤師、看護師、事務員等の医療に従事する者である。受付端末装置300は、資格情報を用いて、予約情報、患者情報を管理したり、受付、精算したりすることが可能な端末装置である。また、受付端末装置300は、患者の医療保険の資格情報などの照会を、オンライン資格確認端末装置400を介して行うことが可能である。例えば、受付端末装置300は、エントランス端末装置200が取得した識別情報を用いて、識別情報に紐づく患者情報を特定する。受付端末装置300は、特定した患者情報を用いて、患者の医療保険の資格情報の確認を行う。
【0018】
オンライン資格確認端末装置400は、受付端末装置300からの要求に応じて、患者の医療保険の資格情報を資格情報管理装置500に対して照会する端末装置である。例えば、オンライン資格確認端末装置400は、患者情報に紐づく健康保険情報に基づいて、資格情報管理装置500に対して資格情報を照会する。また、オンライン資格確認端末装置400は、資格確認結果に基づく通知を生成し、患者に関連する通知先に通知する。患者に関連する通知先は、予め患者が登録した通知先であり、患者の端末装置、患者の家族の端末装置、患者を担当するケアマネージャーの端末装置などの電子メールアドレス、アプリケーションIDなどである。資格確認結果に基づく通知は、診療などの予約リマインド、資格確認が行われたことを示す通知、診療受け付けが行われたことを示す通知、医療機関を受信したことを示す通知などである。
【0019】
資格情報管理装置500は、加入している医療保険や事項負担額などを含む直近の資格情報や、特定検診等の情報、診療情報、薬剤情報、被保険者番号、電子証明書のシリアル番号などを個人ごとに管理する管理装置である。資格情報管理装置500は、オンライン資格確認端末装置400から資格情報の照会に応じて資格情報等をオンライン資格確認端末装置400に対して送信する。
【0020】
このように、資格確認システムSYSは、識別情報を取得し、取得した識別情報に基づいて、識別情報に対応する患者の患者情報を特定し、特定した患者情報を用いて、患者が加入する健康保険の資格確認を行い、患者が加入する健康保険の資格確認結果に基づいて、診療受付するシステムである。
【0021】
これにより、資格確認システムSYSは、期限切れの保険証による受診で発生する過誤請求や入力による医療従事者の手間や事務コストを削減することができる。また、患者は保険証や個人識別カードなどを提示する手間を削減することができる。そのため、資格確認システムSYSは、医療機関における資格情報を確認する際の医療従事者や患者の利便性を向上させることができる。
【0022】
次いで、エントランス端末装置200について説明する。
【0023】
<エントランス端末装置200の構成>
図2は、本発明の実施形態に係るエントランス端末装置200の構成の一例を示すブロック図である。
エントランス端末装置200は、入力部210と、出力部220と、通信部230と、制御部240と、を含んで構成される。
【0024】
<入力部210>
入力部210は、マウス、キーボード、タッチパネル、音量調整ボタン、電源ボタン、設定ボタン、赤外線受信部、識別情報読み取り装置などの入力装置である。入力部210は、識別情報100を読み取る。入力部210は、読み取った識別情報を制御部240に出力する。
【0025】
<出力部220>
出力部220は、表示装置、スピーカなどの出力装置である。出力部220は、制御部240から出力される各種情報を出力する。
【0026】
<通信部230>
通信部230は、受付端末装置300と通信する機能を有する。通信部230は、受付端末装置300から受信した各種情報を制御部240に出力する。また、通信部230は、制御部240から入力される情報を、受付端末装置300に送信する。
【0027】
<制御部240>
制御部240は、エントランス端末装置200を制御する機能を有する。制御部240は、記憶部に記憶された各種データ、アプリケーション、プログラムなどを読み出してエントランス端末装置200を制御する。
【0028】
より詳細に制御部240の処理について説明する。
制御部240は、識別情報取得部241を含んで構成される。
【0029】
<識別情報取得部241>
識別情報取得部241は、識別情報読み取り装置により読み取った識別情報を取得する。識別情報取得部241は、取得した識別情報を、通信部230を介して受付端末装置300に送信する。
【0030】
次いで、受付端末装置300について説明する。
【0031】
<受付端末装置300>
図3は、本発明の実施形態に係る受付端末装置300の構成の一例を示すブロック図である。
受付端末装置300は、入力部310と、出力部320と、通信部330と、制御部340と、撮像部350と、記憶部360と、を含んで構成される。
【0032】
<入力部310>
入力部310は、マウス、キーボード、タッチパネル、音量調整ボタン、電源ボタン、設定ボタン、赤外線受信部、個人識別カード読み取り装置などの入力装置である。入力部310は、入力された情報を制御部340に出力する。
【0033】
<出力部320>
出力部320は、表示装置、スピーカなどの出力装置である。出力部320は、制御部340から出力される各種情報を出力する。
【0034】
<通信部330>
通信部330は、エントランス端末装置200およびオンライン資格確認端末装置400と通信する機能を有する。通信部330は、エントランス端末装置200から受信した各種情報を制御部340に出力する。また、通信部330は、制御部340から入力される各種情報を、エントランス端末装置200に送信する。また、通信部330は、オンライン資格確認端末装置400から受信した各種情報を制御部340に出力する。また、通信部330は、制御部340から入力される各種情報をオンライン資格確認端末装置400に送信する。
【0035】
<撮像部350>
撮像部350は、患者の顔を撮影する機能を有する。具体的には、撮像部350は、個人識別カードなどの顔と、患者の顔との照合に用いられる患者の顔の画像を撮影する。撮像部350は、撮影画像を表す画像信号を制御部340に出力する。
【0036】
<記憶部360>
記憶部360は、各種データ、アプリケーション、プログラムを記憶する機能を有する。
より詳細に記憶部360について説明する。
記憶部360は、患者情報記憶部361を備える。
【0037】
<患者情報記憶部361>
患者情報記憶部361は、患者情報を記憶する。
図4を参照して説明する。
図4は、本発明の実施形態に係る受付端末装置の記憶部が記憶する患者情報の一例を示す図である。
患者情報は、識別情報と、診察券IDと、患者IDと、患者氏名と、患者氏名カナと、生年月日と、性別と、資格情報と、資格取得日時と、保険照会情報と、受付日時と、電子メールアドレスと、が対応付けられた情報である。
識別情報は、2次元コードなどのオンラインで資格情報を確認するために用いられる情報である。診察券IDは、識別情報を対応付ける診察券を識別する情報である。患者IDは、患者を識別する情報である。患者氏名は、患者の氏名の情報である。患者氏名カナは、患者の氏名のカタカナ表記である。生年月日は、患者の生年月日である。性別は、患者の性別である。資格情報は、患者の直前の受付時にオンラインでの資格情報の確認によって照会された医療保険の資格情報の有無である。資格取得日時は、患者の医療保険の資格情報を取得した日時である。保険照会情報は、患者の医療保険の資格情報を照会するための情報である。受付日時は、患者の診察を受け付けた日時である。電子メールアドレスは、患者に関連する通知先であり、患者が通知先として指定する電子メールアドレスである。
なお、患者情報は、患者IDと診察券IDとで同じIDを用いてもよいし、患者IDを用いなくてもよい。患者情報に患者IDを用いない場合、以降の説明で患者IDを用いる処理については、代わりに診察券IDを用いればよい。
【0038】
図4に示す例では、例えば、2行目の「識別情報」が「22222」であり、「診察券ID」が「K1111」であり、「患者ID」が「P0111」であり、「患者氏名」が「山田花子」であり、患者氏名カナが「ヤマダハナコ」であり、「生年月日」が「19500101」であり、性別が「女」であり、「資格情報」が「OK」であり、資格取得日時が「202302010910」であり、保険照会情報が「123-1234567-00」であり、受付日時が「202302010900」であり、「電子メールアドレス」が「yamadahanako@aaa.bb.cc」である。また、例えば、3行目の「識別情報」が「33333」であり、「診察券ID」が「K1112」であり、「患者ID」が「P0112」であり、「患者氏名」が「山田太郎」であり、患者氏名カナが「ヤマダタロウ」であり、「生年月日」が「19550102」であり、性別が「男」であり、「資格情報」が「NG」であり、資格取得日時が「202302021330」であり、保険照会情報が「321-7654321-00」であり、受付日時が「202302021320」であり、「電子メールアドレス」が「yamadatarou@aaa.bb.cc」である。
【0039】
ここで、「資格情報」「OK」は、患者の受付時にオンラインでの資格情報の確認によって照会された医療保険の資格情報が有ることを示す。また、「資格情報」「NG」は、患者の受付時にオンラインでの資格情報の確認によって照会された医療保険の資格情報がないことを示す。
【0040】
なお、患者情報には、患者に関連する通知先の情報が対応付けられていてもよい。
【0041】
図3に戻って受付端末装置300の構成について説明する。
【0042】
<制御部340>
制御部340は、受付端末装置300を制御する機能を有する。制御部340は、記憶部360に記憶された各種データ、アプリケーション、プログラムなどを読み出して受付端末装置300を制御する。
【0043】
より詳細に制御部340の処理について説明する。
制御部340は、識別情報取得部341と、患者情報確認部342と、照会情報生成部343と、資格情報取得部344と、患者情報更新部345と、通知部346と、患者受付部347と、を含んで構成される。
【0044】
<識別情報取得部341>
識別情報取得部341は、通信部330を介してエントランス端末装置200から入力された識別情報を取得する。識別情報取得部341は、取得した識別情報を患者情報確認部342に出力する。
【0045】
<患者情報確認部342>
患者情報確認部342は、識別情報取得部341から識別情報が入力されると、患者情報記憶部361が記憶する患者情報に対応する識別情報が記憶されているかを確認する。患者情報確認部342は、患者情報記憶部361が記憶する患者情報に識別情報が記憶されている場合、当該識別情報に対応する患者情報を特定する。患者情報確認部342は、特定した患者情報を照会情報生成部343に出力する。患者情報確認部342は、特定した患者情報の診察を受け付ける。また、患者情報確認部342は、診察を受け付けたことに基づいて現在時刻を取得し、当該現在時刻を受付日時として、患者情報更新部345に出力する。
【0046】
<照会情報生成部343>
照会情報生成部343は、患者情報確認部342から患者情報が入力されると、識別情報と当該識別情報に対応する保険照会情報とを含む照会情報を生成する。照会情報生成部343は、生成した照会情報を、通信部330を介してオンライン資格確認端末装置400に送信する。
【0047】
<資格情報取得部344>
資格情報取得部344は、照会情報生成部343が生成した照会情報の照会結果として通信部330を介してオンライン資格確認端末装置400から入力される患者氏名カナ、生年月日、性別を含む患者の任意の情報を取得する。資格情報取得部344は、取得した任意の情報と、患者情報記憶部361に記憶された保険照会情報に対応付けられた患者氏名カナ、生年月日、性別などの患者情報とを比較し、資格情報の有無(OKあるいはNG)を判定する。資格情報取得部344は、資格情報の有無の判定結果を患者情報更新部345および通知部346に出力する。
【0048】
<患者情報更新部345>
患者情報更新部345は、患者情報確認部342から受付日時が入力されると、患者情報記憶部361が記憶する患者情報の受付日時を更新し記憶させる。
患者情報更新部345は、資格情報取得部344から資格情報の有無の判定結果が入力されると、患者情報記憶部361が記憶する患者情報の資格情報、資格取得日時を更新し、記憶させる。
【0049】
<通知部346>
通知部346は、資格情報取得部344から資格情報が入力されると、資格情報の確認が完了したことを表す完了通知を生成し、出力部320に出力させる。
【0050】
<患者受付部347>
患者受付部347は、エントランス端末装置200において新規患者が受付操作を行うと、新規患者対応を受け付けるために受付番号を発行する。
【0051】
次いで、オンライン資格確認端末装置400について説明する。
【0052】
<オンライン資格確認端末装置400>
図5は、本発明の実施形態に係るオンライン資格確認端末装置400の構成の一例を示すブロック図である。
オンライン資格確認端末装置400は、入力部410と、出力部420と、通信部430と、制御部440と、記憶部450と、を含んで構成される。
【0053】
<入力部410>
入力部410は、マウス、キーボード、タッチパネル、音量調整ボタン、電源ボタン、設定ボタン、赤外線受信部などの入力装置である。入力部410は、入力された各種情報を制御部440に出力する。
【0054】
<出力部420>
出力部420は、表示装置、スピーカなどの出力装置である。出力部420は、制御部440から出力される各種情報を出力する。
【0055】
<通信部430>
通信部430は、受付端末装置300および資格情報管理装置500と通信する機能を有する。通信部430は、受付端末装置300から受信した各種情報を制御部440に出力する。また、通信部430は、制御部440から入力される各種情報を、受付端末装置300に送信する。また、通信部430は、資格情報管理装置500から受信した各種情報を制御部440に出力する。また、通信部430は、制御部440から入力される各種情報を資格情報管理装置500に送信する。
【0056】
<記憶部450>
記憶部450は、各種データ、アプリケーション、プログラムを記憶する機能を有する。
より詳細に、記憶部450について説明する。
記憶部450は、照会結果記憶部451を備える。
【0057】
<照会結果記憶部451>
照会結果記憶部451は、照会結果を記憶する。照会結果は、通信部430を介して受付端末装置300から取得した照会情報と、当該照会情報に基づいて資格情報管理装置500に照会して得られた照会結果とを対応付けて記憶する。
【0058】
<制御部440>
制御部440は、オンライン資格確認端末装置400を制御する機能を有する。制御部440は、記憶部450に記憶された各種データ、アプリケーション、プログラムなどを読み出してオンライン資格確認端末装置400を制御する。
【0059】
より詳細に制御部440の処理について説明する。
制御部440は、照会情報取得部441と、資格照会部442と、照会結果取得部443と、患者情報照会部444と、通知情報生成部445と、を含んで構成される。
【0060】
<照会情報取得部441>
照会情報取得部441は、通信部430を介して受付端末装置300から受信した照会情報を取得する。照会情報取得部441は、取得した照会情報を資格照会部442に出力する。
【0061】
<資格照会部442>
資格照会部442は、照会情報取得部441から照会情報が入力されると、通信部430を介して資格情報管理装置500に照会情報を用いて資格情報を照会する。また、資格照会部442は、照会情報を照会結果記憶部451に記憶させる。
【0062】
<照会結果取得部443>
照会結果取得部443は、照会情報に対する応答として、通信部430を介して資格情報管理装置500から照会結果を取得する。照会結果取得部443は、取得した照会結果を、照会情報と対応付けて照会結果記憶部451に記憶させる。照会結果取得部443は、例えば、資格情報管理装置500からの照会情報に対する応答を、XML(Extensible Markup Language)形式のデータで受信する。照会結果取得部443は、XML形式のデータから患者氏名カナ、生年月日および性別を含む任意の情報を照会結果として照会結果記憶部451に記憶させる。また、照会結果取得部443は、照会結果を患者情報照会部444に出力する。
【0063】
<患者情報照会部444>
患者情報照会部444は、照会結果取得部443から照会結果が入力されると、照会結果に対応する識別情報の患者に関連する通知先の情報を、受付端末装置300に照会する。患者情報照会部444は、通信部430を介して受付端末装置300から患者に関連する通知先の情報を取得すると、取得した患者に関連する通知先の情報を、通知情報生成部445に出力する。
【0064】
<通知情報生成部445>
通知情報生成部445は、患者情報照会部444から患者に関連する通知先の情報が入力されると、資格確認結果に基づく通知を生成する。通知情報生成部445は、生成した資格確認結果に基づく通知を、患者に関連する通知先の情報で示される通知先に、通信部430を介して送信する。
【0065】
<資格情報管理装置500>
図6は、本発明の実施形態に係る資格情報管理装置500の構成の一例を示すブロック図である。
資格情報管理装置500は、入力部510と、出力部520と、通信部530と、制御部540と、資格情報記憶部550と、を含んで構成される。
【0066】
<入力部510>
入力部510は、マウス、キーボード、タッチパネル、音量調整ボタン、電源ボタン、設定ボタン、赤外線受信部などの入力装置である。入力部510は、入力された各種情報を制御部540に出力する。
【0067】
<出力部520>
出力部520は、表示装置、スピーカなどの出力装置である。出力部520は、制御部540から出力される各種情報を出力する。
【0068】
<通信部530>
通信部530は、オンライン資格確認端末装置400と通信する機能を有する。通信部530は、オンライン資格確認端末装置400から受信した各種情報を制御部540に出力する。また、通信部530は、制御部540から入力される各種情報を、オンライン資格確認端末装置400に送信する。
【0069】
<記憶部>
記憶部は、各種データ、アプリケーション、プログラムを記憶する機能を有する。
より詳細に、記憶部について説明する。
記憶部は、資格情報記憶部550を備える。
【0070】
<資格情報記憶部550>
資格情報記憶部550は、資格情報を記憶する。
【0071】
<制御部540>
制御部540は、資格情報管理装置500を制御する機能を有する。制御部540は、記憶部に記憶された各種データ、アプリケーション、プログラムなどを読み出して資格情報管理装置500を制御する。
【0072】
より詳細に制御部540の処理について説明する。
制御部540は、資格情報確認部541と、通知情報生成部542と、結果通知部543と、を含んで構成される。
【0073】
<資格情報確認部541>
資格情報確認部541は、通信部530を介してオンライン資格確認端末装置400から照会情報を取得する。資格情報確認部541は、取得した照会情報に含まれる識別情報及び資格情報を用いて、資格情報記憶部550が記憶する資格情報を確認する。資格情報確認部541は、確認結果として、照会情報に対応する資格情報を資格情報記憶部550から取得する。資格情報確認部541は、取得した資格情報と照会情報とを通知情報生成部542に出力する。
【0074】
<通知情報生成部542>
通知情報生成部542は、資格情報確認部541から資格情報と照会情報とが入力されると、識別情報と、資格情報確認部541が取得した資格情報とを対応付けた通知情報を生成する。通知情報生成部542は、生成した通知情報を結果通知部543に出力する。
【0075】
<結果通知部543>
結果通知部543は、通知情報生成部542から入力された通知情報を、照会結果として、通信部530を介してオンライン資格確認端末装置400に送信する。
【0076】
次いで、オンライン資格確認端末装置400のハードウェア構成について説明する。
【0077】
<ハードウェア構成>
次いで、オンライン資格確認端末装置400のハードウェア構成について説明する。なお、エントランス端末装置200、受付端末装置300、資格情報管理装置500のハードウェア構成については、説明を省略するが、オンライン資格確認端末装置400のハードウェア構成と同様の構成を有する。
【0078】
オンライン資格確認端末装置400は、CPUと、記憶媒体インタフェース部と、記憶媒体と、入力装置と、出力装置と、ROM(Read Only Memory)と、RAM(Random Access Memory)と、補助記憶部と、ネットワークインタフェース部と、を備える。CPUと、記憶媒体インタフェース部と、入力装置と、出力装置と、ROMと、RAMと、補助記憶部と、ネットワークインタフェース部とは、バスを介して相互に接続される。
なお、ここで言うCPUは、プロセッサ一般のことを示すものであって、狭義のいわゆるCPUと呼ばれるデバイスのことだけではなく、例えばGPUやDSP等も含む。また、ここで言うCPUは、一つのプロセッサで実現されることに限られず、同じ、または異なる種類の複数のプロセッサを組み合わせることで実現されてもよい。
【0079】
<CPU>
CPUは、補助記憶部、ROMおよびRAMが記憶するプログラムを読み出して実行し、また、補助記憶部、ROMおよびRAMが記憶する各種データを読み出し、補助記憶部、RAMに対して各種データを書き込むことにより、オンライン資格確認端末装置400を制御する。また、CPUは、記憶媒体インタフェース部を介して記憶媒体が記憶する各種データを読み出し、また、記憶媒体に各種データを書き込む。
<記憶媒体>
記憶媒体は、光磁気ディスク、フレキシブルディスク、フラッシュメモリなどの可搬記憶媒体であり、各種データを記憶する。
【0080】
<記憶媒体インタフェース部>
記憶媒体インタフェース部は、記憶媒体の読み書きを行うインタフェースである。
【0081】
<入力装置>
入力装置は、マウス、キーボード、タッチパネル、音量調整ボタン、電源ボタン、設定ボタン、赤外線受信部、ICカード読み取り装置などの入力装置である。
【0082】
<出力装置>
出力装置は、表示部、スピーカなどの出力装置である。
【0083】
<ROM、RAM>
ROM、RAMは、オンライン資格確認端末装置400の各機能部を動作させるためのプログラムや各種データを記憶する。
【0084】
<補助記憶部>
補助記憶部は、ハードディスクドライブ、フラッシュメモリなどであり、オンライン資格確認端末装置400の各機能部を動作させるためのプログラム、各種データを記憶する。
【0085】
<ネットワークインタフェース部>
ネットワークインタフェース部は、通信インタフェースを有し、無線通信によりネットワークNWに接続される。
【0086】
次いで、エントランス端末装置200における表示画面例について説明する。
【0087】
<エントランス端末装置200の表示画面例>
図7は、本発明の実施形態に係るエントランス端末装置200の表示画面の一例を示す図である。
図8、
図9、
図10は、それぞれ、本発明の実施形態に係るエントランス端末装置200の表示画面の他の一例を示す図である。
【0088】
図7に示す表示画面例は、エントランス端末装置200における受付画面として表示される。表示画面には、新規患者を表す「新規」の操作子、初診または再診の患者を表す「再来」の操作子が表示される。それぞれの操作子には説明として、「新規」の対象として、「当院が初めての方(診察券をお持ちでない方)」と表示され、「再来」の対象として、「初診・再診の方(診察券をお持ちの方)」と表示される。患者が該当する「新規」の操作子または「再来」の操作子に対する操作を行うと、表示画面が遷移する。
【0089】
図8に図示する例は、
図7に示す表示画面例において「新規」の操作子に対する選択操作が行われた場合に表示される診察券情報受付画面の表示画面例である。
新規患者受付画面には、新規患者を受け付けたことを示す「受付番号」が表示され、新規患者を受け付けたことを示すメッセージ、例えば、「上記の情報で新規患者の受付を行いました。受付までお進み診察券の発行手続きをしてください」というメッセージを表示する。当該メッセージは、新規患者の受付処理が完了し、受付まで進むことを患者に促すメッセージである。そして、患者による「OK」の操作子に対する選択操作が行われた場合、あるいは、
図8に示す表示画面を表示してから所定時間が経過したことに基づいて、
図7に示す表示画面例に表示画面が遷移する。
【0090】
図9に図示する例は、
図7に示す表示画面例において「再来」の操作子に対する選択操作が行われた場合に表示される診察券受付画面の表示画面例である。
診察券受付画面には、「診察券の二次元コードを読み取ります。二次元コードを近づけてください。」との説明文が表示される。そして、「OK」の操作子に対する選択操作を行うことで、エントランス端末装置200に備えられた識別情報読み取り装置の読み取り部に対する二次元コードの読み取りが開始される。例えば、読み取り開始時には、読み取り部の周囲に配置されたLEDが点灯させて、患者に二次元コードの読み取り操作を促す。そして、2次元コードの読み取りにより識別情報を取得すると、表示画面が遷移する。
【0091】
図10に図示する例は、
図9に示す表示画面例の後に、二次元コードの読み取りが完了した場合に表示される診察券受付画面の表示画面例である。
診察券受付画面には、識別情報が適切に読み込まれた結果として、識別情報に対応する診察券番号に対応する患者情報が、「診察券番号」「氏名」「生年月日」にそれぞれ表示され、受付が完了したことを表す情報「上記の情報で、診察の受付を行いました。受付までお進みください。」が表示される。そして、患者による「OK」の操作子に対する選択操作が行われた場合、あるいは、
図10に示す表示画面を表示してから所定時間が経過したことに基づいて、
図7に示す表示画面例に表示画面が遷移する。
【0092】
次いで、資格確認システムSYSの処理の流れについて説明する。
【0093】
図11は、本発明の実施形態に係る資格確認システムSYSにおける再来患者の資格情報確認処理の流れを示すシーケンス図である。
ステップST101において、エントランス端末装置200は、受付画面を表示し、患者操作を受け付ける。
ステップST102において、エントランス端末装置200は、患者の操作により二次元コードの読み取りを行い、識別情報を取得する。
ステップST103において、エントランス端末装置200は、取得した識別情報を受付端末装置300に送信する。
【0094】
ステップST104において、受付端末装置300は、エントランス端末装置200から取得した識別情報に対応する患者情報が患者情報記憶部361に記憶されているか否かを確認する。
ステップST105において、受付端末装置300は、患者情報の確認結果をエントランス端末装置200に送信する。
【0095】
ステップST106において、エントランス端末装置200は、受付端末装置300から送信された確認結果に基づいて、患者情報を表示画面に表示する。
【0096】
ステップST107において、受付端末装置300は、患者情報の確認結果として、識別情報に対応する患者情報を含む、資格情報を照会するための照会情報を生成する。受付端末装置300は、生成した照会情報をオンライン資格確認端末装置400に送信する。
【0097】
ステップST108において、オンライン資格確認端末装置400は、照会情報に基づいて、資格情報管理装置500に資格情報を照会する。
【0098】
ステップST109において、資格情報管理装置500は、照会情報に基づいて、資格情報記憶部550に記憶された資格情報から該当する資格情報を取得する。
ステップST110において、資格情報管理装置500は、資格確認結果として、資格情報をオンライン資格確認端末装置400に送信する。
【0099】
ステップST111において、オンライン資格確認端末装置400は、資格情報管理装置500から取得した照会情報に対応する資格情報を受付端末装置300に送信する。また、オンライン資格確認端末装置400は、受付端末装置300から患者に関連する通知先の情報を取得し、患者に関連する通知先に資格確認結果に基づく通知を通知する。
【0100】
ステップST112において、受付端末装置300は、照会情報に対応する資格情報を取得すると、受付端末装置300の患者情報更新部345は、患者情報記憶部361の該当患者のレコードに資格情報を更新し、受付処理を完了する。
【0101】
図12は、本発明の実施形態に係る資格確認システムにおける新規患者の資格情報確認処理の流れを示すシーケンス図である。
ステップST201において、エントランス端末装置200は、受付画面を表示し、患者操作を受け付ける。
ステップST202において、エントランス端末装置200は、新規患者が来訪したこと、すなわち新規患者の診療申し込みを受け付ける。
ステップST203において、エントランス端末装置200は、受け付けた患者が新規患者であることを受付端末装置300に送信する。
ステップST204において、受付端末装置300は、新規患者の対応を受け付け、受け患者受付部347で受付番号を発行する。
ステップST205において、受付端末装置300は、新規患者を受け付けたことをエントランス端末装置200に送信し、新規患者の受付処理を完了する。その後、エントランス端末装置200は、
図8のように受付が完了し、受付まで進むことを患者に促すメッセージを表示する。
【0102】
次いで、エントランス端末装置の処理の流れについて説明する。
【0103】
図13は、本発明の実施形態に係るエントランス端末装置200の処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【0104】
ステップS101において、エントランス端末装置200は、受付画面を表示する。そして、エントランス端末装置200は、ステップST102の処理を実行する。
【0105】
ステップS102において、エントランス端末装置200は、受付画面に対する患者の操作により、患者が新規患者であるか否かを確認する。患者が新規患者でない場合、すなわち、診察券を有する初診または再診の患者である場合(ステップS102;NO)、エントランス端末装置200は、ステップS103の処理を実行する。一方、患者が新規患者である場合、すなわち、診察券を有さない患者である場合(ステップS102;YES)、エントランス端末装置200は、ステップS106の処理を実行する。
【0106】
ステップS103において、エントランス端末装置200は、診察券の二次元コードを読み取り、識別情報を取得する。そして、エントランス端末装置200は、ステップS104の処理を実行する。
【0107】
ステップS104において、エントランス端末装置200は、取得した識別情報を受付端末装置300に送信する。そして、エントランス端末装置200は、ステップS105の処理を実行する。
【0108】
ステップS105において、エントランス端末装置200は、受付端末装置300から患者情報の確認結果を取得する。エントランス端末装置200は、取得した確認結果を表示する。そして、エントランス端末装置200は、
図13に係る処理を終了する。
【0109】
ステップS106において、エントランス端末装置200は、新規患者が来訪したことを受け付ける。そして、エントランス端末装置200は、ステップS107の処理を実行する。
【0110】
ステップS107において、エントランス端末装置200は、新規患者を受け付けたことを受付端末装置300に送信する。
【0111】
ステップS108において、エントランス端末装置200は、受付端末装置300から受信した受付番号を表示させる。そして、エントランス端末装置200は、新規患者に対する処理を実行する。その後、
図13に係る処理を終了する。
【0112】
ここで、
図13および
図4で示した患者情報記憶部361の患者情報を用いて、具体例を説明する。
患者「山田花子」が病院に再診で来院した場合を想定する。
この場合において、当該「山田花子」は、患者情報記憶部361が記憶する患者情報に登録されている。例えば、患者「山田花子」は、
図4に示す患者情報2行目のレコードにおける「識別情報」「22222」であり、患者氏名が「山田花子」である。
【0113】
患者「山田花子」は、新規患者ではないため、エントランス端末装置200の受付画面に対して再診患者としての操作を行う(ステップS102)。エントランス端末装置200は、患者「山田花子」の診察券の二次元コードを読み取り、識別情報「22222」を取得する(ステップS103)。エントランス端末装置200は、取得した識別情報「22222」を受付端末装置300に送信する(ステップS104)。エントランス端末装置200は、受付端末装置300の患者情報記憶部361が記憶する患者情報から、識別情報が「22222」に紐づく、診察券ID「K1111」、患者氏名「山田花子」、生年月日「19500101」の各情報を取得し、その結果を表示画面に表示する(ステップS105)。
【0114】
一方、新規患者の場合、患者は、エントランス端末装置200の受付画面に対して新規患者としての操作を行う(ステップS102)。エントランス端末装置200は、新規患者が来訪したことを受け付け(ステップS106)、受付端末装置300に新規患者が来訪したことを送信する(ステップS107)。エントランス端末装置200は、受付端末装置300から新規患者受付完了通知を取得し、受付番号を表示画面に表示する(ステップS108)。
【0115】
次いで、受付端末装置300の処理の流れについて説明する。
図14は、本発明の実施形態に係る受付端末装置300の処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【0116】
ステップS200において、受付端末装置300は、エントランス端末装置200から受信した情報を判定する。具体的には、受付端末装置300は、受信した情報が識別情報であるか新規患者受付通知情報であるかを判定する。受信した情報が識別情報である場合(S200;YES)、受付端末装置300は、ステップS201の処理を実行する。一方、受信した情報が新規患者受付通知情報である場合(ステップS200;NO)、受付端末装置300は、ステップS206の処理を実行する。
【0117】
ステップS201において、受付端末装置300は、エントランス端末装置200から受信した情報が識別情報である場合、識別情報を取得する。そして、受付端末装置300は、ステップS202の処理を実行する。
【0118】
ステップS202において、受付端末装置300は、取得した識別情報に対応する患者情報が、患者情報記憶部361に記憶されているか否かを確認する。識別情報に対応する患者情報が、患者情報記憶部361に記憶されている場合(ステップS202;YES)、受付端末装置300は、ステップS203の処理を実行する。一方、識別情報に対応する患者情報が、患者情報記憶部361に記憶されていない場合(ステップS202;NO)、受付端末装置300は、ステップS209の処理を実行する。
【0119】
ステップS203において、受付端末装置300は、患者情報が登録されていることを表す確認結果をエントランス端末装置200に通知する。同時に、受付端末装置300の患者情報更新部345は、識別番号に対応付けられた患者が診察を受け付けた日時を受付日時として患者情報記憶部361が記憶する患者情報に登録する。そして、受付端末装置300は、ステップS204の処理を実行する。
【0120】
ステップS204において、受付端末装置300は、患者情報に基づく照会情報をオンライン資格確認端末装置400に送信し、資格情報を確認する。そして、受付端末装置300は、ステップS205の処理を実行する。
【0121】
ステップS205において、受付端末装置300の資格情報取得部344は、オンライン資格確認端末装置400から取得した資格情報の確認結果を取得し患者情報記憶部361が記憶する患者情報の該当レコードの情報と比較することにより資格情報の有無を判定する。その後、受付端末装置300の患者情報更新部345は、資格情報を患者情報記憶部361に登録する。その後、
図14に係る処理を終了する。
【0122】
ステップS206において、受付端末装置300は、エントランス端末装置200から新規患者を受け付けた旨を示す情報を受信する。そして、受付端末装置300は、ステップS207の処理を実行する。
【0123】
ステップS207において、受付端末装置300は、新規患者に対応する受付番号を発行する。そして、受付端末装置300は、ステップS208の処理を実行する。
【0124】
ステップS208において、受付端末装置300は、新規患者の受付が完了したことを表す完了通知と受付番号とを、エントランス端末装置200に通知する。その後、
図14に係る処理を終了する。
【0125】
ステップS209において、受付端末装置300は、該当する識別情報がなかったことをエントランス端末装置200に通知する。その後、
図14に係る処理を終了する。
【0126】
ここで、
図14および
図4で示した患者情報記憶部361の患者情報を用いて、具体例について説明する。
例えば、エントランス端末装置200か受信した情報が識別情報「22222」である場合、受付端末装置300は、その識別情報「22222」を取得する(ステップS201)。識別情報「22222」が患者情報記憶部361に記憶されているか否かを判定し、例えば、
図4で示した患者情報の2行目のレコードとして登録されていると判定する(ステップS202)。受付端末装置300は、識別情報「22222」に対応付けられた、診察券ID「K1111」、患者氏名「山田花子」、生年月日「19500101」の情報をエントランス端末装置200に通知する。
【0127】
この時、受付端末装置300は、受付日時「202302010900」を、受付端末装置300の患者情報記憶部361の識別情報「22222」に対応づく患者のレコードに登録する。
受付端末装置300は、患者情報に基づく照会情報として照会情報生成部343で患者ID「P0111」の照会情報である保険照会情報「123-1234567-00」を生成し、オンライン資格確認端末装置400に送信する(ステップS204)。また、受付端末装置300は、患者氏名カナ「ヤマダハナコ」、生年月日「19500101」、性別「女」の確認結果が返ってきたことを確認する(ステップS204)。受付端末装置300は、受付端末装置300の患者情報記憶部361が記憶する患者情報における資格情報に「OK」、資格取得日時に「202302010910」を、識別情報「22222」に対応する患者のレコードに登録する。
【0128】
一方、
図4に示す患者情報の3行目のレコードとして登録されている患者「山田太郎」が受付端末装置300で受け付けを行ったものの資格情報がNGになる場合について説明する。
【0129】
受付端末装置300は、患者情報に基づく照会情報として照会情報生成部343で患者ID「P0112」の照会情報である保険照会情報「321-7654321-00」を生成し、オンライン資格確認端末装置に送信する(ステップS204)。受付端末装置300は、オンライン資格確認端末装置400から患者氏名カナ、生年月日、性別が返ってこなかった場合、資格情報に「NG」、資格取得日時に「202302021330」を受付端末装置300の患者情報記憶部361が記憶する患者情報の識別情報「33333」に対応する患者のレコードに登録する。
【0130】
次いで、オンライン資格確認端末装置400の処理の流れについて説明する。
【0131】
図15は、本発明の実施形態に係るオンライン資格確認端末装置400の処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【0132】
ステップS301において、オンライン資格確認端末装置400は、受付端末装置300から照会情報を取得する。そして、オンライン資格確認端末装置400は、ステップS302の処理を実行する。
【0133】
ステップS302において、オンライン資格確認端末装置400は、照会情報に基づいて、資格情報管理装置500に資格情報を照会する。そして、オンライン資格確認端末装置400は、ステップS303の処理を実行する。
【0134】
ステップS303において、オンライン資格確認端末装置400は、資格情報の照会結果を資格情報管理装置500から取得する。取得した照会結果を、照会情報と対応付けて照会結果記憶部451に記憶させる。そして、オンライン資格確認端末装置400は、ステップS304の処理を実行する。
【0135】
ステップS304において、オンライン資格確認端末装置400は、照会結果を受付端末装置300に通知する。また、オンライン資格確認端末装置400は、受付端末装置300から患者に関連する通知先の情報を取得し、患者に関連する通知先に資格確認結果に基づく通知を通知する。そして、オンライン資格確認端末装置400は、
図15に係る処理を終了する。
【0136】
次いで、資格情報管理装置500の処理の流れについて説明する。
【0137】
図16は、本発明の実施形態に係る資格情報管理装置500の処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【0138】
ステップS401において、資格情報管理装置500は、オンライン資格確認端末装置400から照会情報を取得する。そして、資格情報管理装置500は、ステップS402の処理を実行する。
【0139】
ステップS402において、資格情報管理装置500は、照会情報に基づいて、資格情報記憶部550に記憶された資格情報を照会する。そして、資格情報管理装置500は、ステップS403の処理を実行する。
【0140】
ステップS403において、資格情報管理装置500は、照会結果として得られた資格情報をXML形式にてオンライン資格確認端末装置400に通知する。そして、資格情報管理装置500は、
図16に係る処理を終了する。
【0141】
このように、本実施形態に係る資格確認システムSYSは、識別情報を取得する識別情報取得部(241、341)と、識別情報に基づいて、識別情報に対応する患者の患者情報を特定する患者情報特定部(患者情報確認部342)と、患者情報を用いて、患者が加入する健康保険の資格確認を行う資格確認部(照会情報生成部343、資格照会部442)と、患者が加入する健康保険の資格確認結果に基づいて、診療受付する受付部(通知部346、通知情報生成部445)と、を備える。
【0142】
これにより、資格確認システムSYSは、期限切れの保険証による受診で発生する過誤請求や入力による医療従事者の手間や事務コストを削減することができる。また、患者は保険証や個人識別カードなどを提示する手間を削減することができる。そのため、資格確認システムSYSは、医療機関における資格情報を確認する際の医療従事者や患者の利便性を向上させることができる。
【0143】
また、医療機関での受付は、受付端末装置300において医療従事者による目視の確認や問診等により行う必要がある。本実施形態では、識別情報取得部(241、341)をエントランス端末装置200と受付端末装置300とで構成することにより、患者の資格確認処理を患者が医療機関に到着した時点から開始することができる。そのため、受付処理全体が効率的にできることが期待できる。
【0144】
また、受付部(通知情報生成部445)は、資格確認結果に基づく通知を患者に関連する通知先に通知する。
【0145】
これにより、資格情報の確認が不正に行われることを抑制することができる。また、患者の家族やケアマネージャーなどが、患者が通院していることを認識することができる。また、患者は、予約のリマインドを受けることができる。そのため、医療従事者および患者の利便性を向上させることができる。
【0146】
また、新規患者の場合もエントランス端末装置200から受付端末装置300に新規患者を受付けたことを示す情報を送信するため、受付端末装置300における新規患者に関する受付処理全体の処理効率化も期待できる。なお、
図13に示した処理では、ステップST204において受付端末装置300が受付番号を発行し、ステップST205で受付番号を表示しているが、ステップST204と、ステップST205の処理は省略可能してもよい。また、ステップST204の処理に代わり、エントランス端末装置200において受付番号を発行し、ステップST203で受付番号をエントランス端末装置200から受付端末装置300に送信することで、新規患者を受付けたことを通知するように構成してもよい。
【0147】
以上、図面を参照してこの発明の実施形態について詳しく説明してきたが、具体的な構成は上述のものに限られることはなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲内において様々な設計変更等をすることが可能である。
【0148】
例えば、上述した実施形態では、エントランス端末装置200、受付端末装置300、オンライン資格確認端末装置400、資格情報管理装置500のようにそれぞれの装置によって構成される一例について説明したが、これらの装置の一部またはすべてを組み合わせた装置、あるいはこれらの装置の一部を組み替えた装置によって本発明の一態様を実現してもよい。
【0149】
なお、本発明の一態様におけるエントランス端末装置200、受付端末装置300、オンライン資格確認端末装置400、資格情報管理装置500で動作するプログラムは、本発明の一態様に関わる上記の各実施形態や変形例で示した機能を実現するように、1つ、または複数の、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサを制御するプログラム(コンピュータを機能させるプログラム)であっても良い。ここでいう、コンピュータは、量子コンピュータも含まれる。そして、これらの各装置で取り扱われる情報は、その処理時に一時的にRAM(Random Access Memory)に蓄積され、その後、フラッシュメモリやHDD(Hard Disk Drive)等の各種ストレージに格納され、必要に応じてCPU等によって読み出し、修正・書き込みが行われても良い。
【0150】
なお、上述した各実施形態や変形例におけるエントランス端末装置200、受付端末装置300、オンライン資格確認端末装置400、資格情報管理装置500の一部又は全部を1つ、または複数のプロセッサを備えたコンピュータで実現するようにしても良い。その場合、この制御機能を実現するためのプログラムをコンピュータが読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現しても良い。
【0151】
なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、エントランス端末装置200、受付端末装置300、オンライン資格確認端末装置400、資格情報管理装置500に内蔵されたコンピュータシステムであって、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD-ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。
【0152】
さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでも良い。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
【0153】
また、上述した各実施形態や変形例におけるエントランス端末装置200、受付端末装置300、オンライン資格確認端末装置400、資格情報管理装置500の一部、又は全部を典型的には集積回路であるLSIとして実現してもよいし、チップセットとして実現してもよい。また、上述した各実施形態や変形例におけるエントランス端末装置200、受付端末装置300、オンライン資格確認端末装置400、資格情報管理装置500の各機能ブロックは個別にチップ化してもよいし、一部、又は全部を集積してチップ化してもよい。また、集積回路化の手法は、LSIに限らず専用回路、および/または汎用プロセッサで実現しても良い。また、半導体技術の進歩によりLSIに代替する集積回路化の技術が出現した場合、当該技術による集積回路を用いることも可能である。
【0154】
以上、この発明の一態様として各実施形態や変形例に関して図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成は各実施形態や変形例に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。また、本発明の一態様は、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。また、上記各実施形態や変形例に記載された要素であり、同様の効果を奏する要素同士を置換した構成も含まれる。
【符号の説明】
【0155】
SYS 資格確認システム
100 識別情報
200 エントランス端末装置
210 入力部
220 出力部
230 通信部
240 制御部
241 識別情報取得部
300 受付端末装置
310 入力部
320 出力部
330 通信部
340 制御部
341 識別情報取得部
342 患者情報確認部
343 照会情報生成部
344 資格情報取得部
345 患者情報更新部
346 通知部
347 患者受付部
350 撮像部
360 記憶部
361 患者情報記憶部
400 オンライン資格確認端末装置
410 入力部
420 出力部
430 通信部
440 制御部
441 照会情報取得部
442 資格照会部
443 照会結果取得部
444 患者情報照会部
445 通知情報生成部
450 記憶部
451 照会結果記憶部
500 資格情報管理装置
510 入力部
520 出力部
530 通信部
540 制御部
541 資格情報確認部
542 通知情報生成部
543 結果通知部
550 資格情報記憶部
【手続補正書】
【提出日】2024-04-18
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
資格確認に用いられる識別情報を、医療機関における患者の診療受付時に取得する識別情報取得部と、
前記識別情報に基づいて、前記識別情報に対応する、患者を識別する識別情報を含む患者情報を特定する患者情報特定部と、
前記患者情報を用いて、前記患者が加入する健康保険の資格確認を行う資格確認部と、
前記患者が加入する前記健康保険の前記資格確認結果に基づいて、診療受付する受付部と、
を備える資格確認システム。
【請求項2】
前記受付部は、前記資格確認結果に基づく通知を前記患者が予め登録した通知先に通知する、
請求項1に記載の資格確認システム。
【請求項3】
資格確認に用いられる識別情報を、医療機関における患者の診療受付時に取得する識別情報取得部と、
前記識別情報に対応する、患者を識別する識別情報を含む患者情報を用いて、前記患者が加入する健康保険の資格確認を行う資格確認部と、
前記患者が加入する前記健康保険の前記資格確認結果に基づく通知を前記患者に関連する通知先に通知する通知部と、
を備える資格確認装置。
【請求項4】
コンピュータが実行する資格確認方法であって、
資格確認に用いられる識別情報を、医療機関における患者の診療受付時に取得する識別情報取得過程と、
前記識別情報に基づいて、前記識別情報に対応する、患者を識別する識別情報を含む患者情報を特定する患者情報特定過程と、
前記患者情報を用いて、前記患者が加入する健康保険の資格確認を行う資格確認過程と、
前記患者が加入する前記健康保険の前記資格確認結果に基づいて、診療受付する受付過程と、
を有する資格確認方法。
【請求項5】
コンピュータが実行する資格確認方法であって、
資格確認に用いられる識別情報を、医療機関における患者の診療受付時に取得する識別情報取得過程と、
前記識別情報に対応する、患者を識別する識別情報を含む患者情報を用いて、前記患者が加入する健康保険の資格確認を行う資格確認過程と、
前記患者が加入する前記健康保険の前記資格確認結果に基づく通知を前記患者に関連する通知先に通知する通知過程と、
を有する資格確認方法。
【請求項6】
コンピュータに、
資格確認に用いられる識別情報を、医療機関における患者の診療受付時に取得する識別情報取得ステップと、
前記識別情報に基づいて、前記識別情報に対応する、患者を識別する識別情報を含む患者情報を特定する患者情報特定ステップと、
前記患者情報を用いて、前記患者が加入する健康保険の資格確認を行う資格確認ステップと、
前記患者が加入する前記健康保険の前記資格確認結果に基づいて、診療受付する受付ステップと、
を実行させるためのプログラム。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0018】
オンライン資格確認端末装置400は、受付端末装置300からの要求に応じて、患者の医療保険の資格情報を資格情報管理装置500に対して照会する端末装置である。例えば、オンライン資格確認端末装置400は、患者情報に紐づく健康保険情報に基づいて、資格情報管理装置500に対して資格情報を照会する。また、オンライン資格確認端末装置400は、資格確認結果に基づく通知を生成し、患者に関連する通知先に通知する。患者に関連する通知先は、予め患者が登録した通知先であり、患者の端末装置、患者の家族の端末装置、患者を担当するケアマネージャーの端末装置などの電子メールアドレス、アプリケーションIDなどである。資格確認結果に基づく通知は、診療などの予約リマインド、資格確認が行われたことを示す通知、診療受け付けが行われたことを示す通知、医療機関を受診したことを示す通知などである。
【手続補正書】
【提出日】2024-08-21
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
エントランス端末装置と、受付端末装置とを含む資格確認システムであって、
前記エントランス端末装置は、
資格確認に用いられる識別情報としての二次元コードを、医療機関における患者の診療受付時に取得する識別情報取得部、
を備え、
前記受付端末装置は、
前記エントランス端末から取得した前記二次元コードに対応する診察券IDに基づいて、前記診察券IDに対応する、患者を識別する識別情報を含む患者情報を特定する患者情報特定部と、
前記患者情報を用いて、前記患者が加入する健康保険の資格確認を行う資格確認部と、
前記患者が加入する前記健康保険の前記資格確認結果に基づいて、診療受付する受付部と、
を備える資格確認システム。
【請求項2】
前記受付部は、前記資格確認結果に基づく通知を前記患者が予め登録した通知先に通知する、
請求項1に記載の資格確認システム。
【請求項3】
資格確認に用いられる識別情報としての二次元コードを、医療機関における患者の診療受付時にエントランス端末装置から取得する識別情報取得部と、
前記二次元コードに対応する診察券IDに対応する、患者を識別する識別情報を含む患者情報を用いて、前記患者が加入する健康保険の資格確認を行う資格確認部と、
前記患者が加入する前記健康保険の前記資格確認結果に基づく通知を前記患者に関連する通知先に通知する通知部と、
を備える資格確認装置。
【請求項4】
コンピュータが実行する資格確認方法であって、
資格確認に用いられる識別情報としての二次元コードを、医療機関における患者の診療受付時にエントランス端末装置から取得する識別情報取得過程と、
前記二次元コードに対応する診察券IDに基づいて、前記診察券IDに対応する、患者を識別する識別情報を含む患者情報を特定する患者情報特定過程と、
前記患者情報を用いて、前記患者が加入する健康保険の資格確認を行う資格確認過程と、
前記患者が加入する前記健康保険の前記資格確認結果に基づいて、診療受付する受付過程と、
を有する資格確認方法。
【請求項5】
コンピュータが実行する資格確認方法であって、
資格確認に用いられる識別情報としての二次元コードを、医療機関における患者の診療受付時にエントランス端末装置から取得する識別情報取得過程と、
前記二次元コードに対応する診察券IDに対応する、患者を識別する識別情報を含む患者情報を用いて、前記患者が加入する健康保険の資格確認を行う資格確認過程と、
前記患者が加入する前記健康保険の前記資格確認結果に基づく通知を前記患者に関連する通知先に通知する通知過程と、
を有する資格確認方法。
【請求項6】
コンピュータに、
資格確認に用いられる識別情報としての二次元コードを、医療機関における患者の診療受付時にエントランス端末装置から取得する識別情報取得ステップと、
前記二次元コードに対応する診察券IDに基づいて、前記診察券IDに対応する、患者を識別する識別情報を含む患者情報を特定する患者情報特定ステップと、
前記患者情報を用いて、前記患者が加入する健康保険の資格確認を行う資格確認ステップと、
前記患者が加入する前記健康保険の前記資格確認結果に基づいて、診療受付する受付ステップと、
を実行させるためのプログラム。