(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024121222
(43)【公開日】2024-09-06
(54)【発明の名称】ドローン用洗浄ユニット及び高圧洗浄用ドローン
(51)【国際特許分類】
B64U 80/20 20230101AFI20240830BHJP
B08B 3/02 20060101ALI20240830BHJP
【FI】
B64U80/20
B08B3/02 E
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023028194
(22)【出願日】2023-02-27
(71)【出願人】
【識別番号】323001959
【氏名又は名称】有限会社ワールドファニッシング・グループ
(74)【代理人】
【識別番号】100092808
【弁理士】
【氏名又は名称】羽鳥 亘
(74)【代理人】
【識別番号】100140981
【弁理士】
【氏名又は名称】柿原 希望
(72)【発明者】
【氏名】蜂巣 聡
【テーマコード(参考)】
3B201
【Fターム(参考)】
3B201AA31
3B201AA46
3B201AB51
3B201BB21
3B201BB92
(57)【要約】
【課題】ドローンによる洗浄作業を安全且つ効果的に行うことが可能なドローン用洗浄ユニット及び、このドローン用洗浄ユニットを備えた高圧洗浄用ドローンを提供する。
【解決手段】このドローン用洗浄ユニット80及びこれを備えた高圧洗浄用ドローン100は、ドローン本体30に搭載されているタンク14及びポンプ手段16を用いて洗浄液を洗浄対象物に向けて高圧で噴射する。これにより、洗浄対象物の汚れや塵を効果的に吹き飛ばし洗い流すことができる。また、このドローン用洗浄ユニット80及び高圧洗浄用ドローン100は、ドローン本体30がタンク14及びポンプ手段16を搭載しているため地上部とホースで繋ぐ必要が無く、飛行時にドローン本体30が備えている独自の安全性、安定性を発揮することができる。また、ホースによる飛行範囲の制限が無いため、自由かつ効率的に洗浄対象物の洗浄を行うことができる。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のプロペラと、前記プロペラを保持するプロペラアームと、洗浄液を貯留可能なタンクと、前記タンクに貯留した洗浄液を圧送するポンプ手段と、を備えたドローンに設置するドローン用洗浄ユニットであって、
洗浄液を高圧で噴射するノズル部と、
前記ポンプ手段から圧送された洗浄液を前記ノズル部に送る配管チューブと、
前記ノズル部が先端部分に設置されたノズルアームと、
上部に前記プロペラアームと固定する固定部を備え下部に前記ノズルアームを保持する保持部を備えた連結バーと、
を有することを特徴とするドローン用洗浄ユニット。
【請求項2】
ノズル部を備えたノズルアームを複数有し、保持部が前記ノズルアームを横方向に所定の間隔を設けて複数保持することを特徴とする請求項1記載のドローン用洗浄ユニット。
【請求項3】
保持部がノズルアームを回動可能に保持し、洗浄液の噴射方向を変化可能なことを特徴とする請求項1記載のドローン用洗浄ユニット。
【請求項4】
ノズル部がドローンのプロペラの下方に位置することを特徴とする請求項1記載のドローン用洗浄ユニット。
【請求項5】
複数のプロペラと、前記プロペラを保持するプロペラアームと、洗浄液を貯留可能なタンクと、前記タンクに貯留した洗浄液を圧送するポンプ手段と、を備えたドローン本体と、
前記プロペラアームと固定した請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のドローン用洗浄ユニットと、を有することを特徴とした高圧洗浄用ドローン。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、無線操縦によって空中を飛行するドローンに設置して主に高所に存在する洗浄対象物を高圧の洗浄液にて洗浄するドローン用洗浄ユニットと、この洗浄ユニットを搭載した高圧洗浄用ドローンに関するものである。
【背景技術】
【0002】
複数のプロペラを有し無線操縦にて空中を飛行する無人飛行体、所謂ドローンは、近年、空中撮影や薬剤散布、離島や高所、過疎地等への荷物の輸送等、幅広い活用法が提案されている。ここで、下記[特許文献1]には、ドローンにノズルを設置するとともに、このノズルにホースを繋ぎ、洗浄液(特許文献1ではドライアイス)を噴射してビルの窓を洗浄する窓ガラス清掃システムに関する発明が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、[特許文献1]のようにホースを繋いだドローンの飛行は、風の影響を受けやすい他、ホースが障害物に絡まるなどして安全性に問題があり、好ましいものではない。また、ホースの長さによってドローンの飛行範囲が制限され、自由な飛行ができないという問題点がある。
【0005】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、ドローンによる洗浄作業を安全且つ効果的に行うことが可能なドローン用洗浄ユニット及び、このドローン用洗浄ユニットを備えた高圧洗浄用ドローンの提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、
(1)複数のプロペラ10と、前記プロペラ10を保持するプロペラアーム12、12aと、洗浄液を貯留可能なタンク14と、前記タンク14に貯留した洗浄液を圧送するポンプ手段16と、を備えたドローンに設置するドローン用洗浄ユニットであって、
洗浄液を高圧で噴射するノズル部50と、前記ポンプ手段16から圧送された洗浄液を前記ノズル部50に送る配管チューブ52a、52bと、前記ノズル部50が先端部分に設置されたノズルアーム54と、上部に前記プロペラアーム12、12aと固定する固定部60bを備え下部に前記ノズルアーム54を保持する保持部60aを備えた連結バー60と、を有することを特徴とするドローン用洗浄ユニット80を提供することにより、上記課題を解決する。
(2)ノズル部50を備えたノズルアーム54を複数有し、保持部60aが前記ノズルアーム54を横方向に所定の間隔を設けて複数保持することを特徴とする上記(1)記載のドローン用洗浄ユニット80を提供することにより、上記課題を解決する。
(3)保持部60aがノズルアーム54を回動可能に保持し、洗浄液の噴射方向を変化可能なことを特徴とする上記(1)記載のドローン用洗浄ユニット80を提供することにより、上記課題を解決する。
(4)ノズル部50がドローンのプロペラ10の下方に位置することを特徴とする上記(1)記載のドローン用洗浄ユニット80を提供することにより、上記課題を解決する。
(5)複数のプロペラ10と、前記プロペラ10を保持するプロペラアーム12、12aと、洗浄液を貯留可能なタンク14と、前記タンク14に貯留した洗浄液を圧送するポンプ手段16と、を備えたドローン本体30と、
前記プロペラアーム12、12aと固定した上記(1)乃至上記(4)のいずれかに記載のドローン用洗浄ユニット80と、を有することを特徴とした高圧洗浄用ドローン100を提供することにより、上記課題を解決する。
【発明の効果】
【0007】
本発明に係るドローン用洗浄ユニット及び高圧洗浄用ドローンは、ドローン本体が搭載しているタンク及びポンプ手段を用いて洗浄液を洗浄対象物に向けて高圧で噴射し、洗浄対象物の汚れや塵を吹き飛ばし洗い流す。このため、本発明に係るドローン用洗浄ユニット及び高圧洗浄用ドローンは、地上部とホースで繋ぐ必要が無く、飛行時にドローン本体が備えている独自の安全性、安定性を発揮することができる。また、ホースによる飛行範囲の制限が無いため、自由かつ効率的に洗浄対象物の洗浄を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】本発明に係る高圧洗浄用ドローンを示す図である。
【
図2】本発明に係るドローン用洗浄ユニットを示す図である。
【
図3】本発明に係るドローン用洗浄ユニットの斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明に係るドローン用洗浄ユニット80及び高圧洗浄用ドローン100の実施の形態について図面に基づいて説明する。ここで、
図1(a)は本発明に係る高圧洗浄用ドローン100の上面図であり、
図1(b)は前面図である。また、
図2(a)は本発明に係るドローン用洗浄ユニット80の前面図であり、
図2(b)は側面図であり、
図2(c)は上面図であり、
図2(d)は背面図であり、
図2(e)は底面図である。また、
図3は本発明に係るドローン用洗浄ユニット80の斜視図である。尚、本発明に係るドローン用洗浄ユニット80及び高圧洗浄用ドローン100は、主に建築物の屋根や山間部に設置された太陽光パネル、もしくは太陽光発電所等の広域に配設された太陽光パネルの洗浄を目的としたものであるが、屋根本体や壁面、高層建築物の窓ガラス、鉄塔、橋、その他、高所もしくは人による洗浄が困難な箇所及び物の洗浄に用いることができる。
【0010】
先ず、本発明に係る高圧洗浄用ドローン100は、複数のプロペラ10と、このプロペラ10を保持するプロペラアーム12、12aと、洗浄液を貯留可能なタンク14と、このタンク14に貯留した洗浄液を圧送するポンプ手段16と、を備えたドローン本体30と、このドローン本体30のプロペラアーム12aに固定した本発明に係るドローン用洗浄ユニット80とを有している。尚、ドローン用洗浄ユニット80を固定するプロペラアームには特に限定は無いが、操作性の観点から前方のプロペラアーム12aに設置することが好ましい。
【0011】
また、タンク14とポンプ手段16とを備えたドローンとしては薬剤散布用のドローンがあり、本発明ではこの薬剤散布用のドローンをドローン本体30として用いることが好ましい。そして、薬剤散布用のドローン本体30では、一般的な無線操縦による飛行機能に加えて、無線操縦によるポンプ手段16のオンオフ(散布のオンオフ)と、散布量の増減機能(ポンプ手段16の強弱機能)とを備えている。また、作業状態を操縦者に伝送するカメラ機能を有している。尚、本発明の洗浄液としては基本的に水を用い、特に純水を用いることが好ましい。
【0012】
次に、本発明に係るドローン用洗浄ユニット80の構成を説明する。本発明に係るドローン用洗浄ユニット80は、
図2、
図3に示すように、洗浄液を高圧で噴射するノズル部50と、ドローン本体30のポンプ手段16から圧送された洗浄液をノズル部50に送る配管チューブ52a、52bと、ノズル部50が先端部分に設置されたノズルアーム54と、保持部60aと固定部60bとを備えドローン用洗浄ユニット80をドローン本体30のプロペラアーム12a(12)に設置するための連結バー60と、を有している。
【0013】
また、本発明のノズル部50は周知の高圧洗浄用のノズルチップを用いることが可能であり、中でも特に洗浄力の高い噴角の小さなもの、具体的には噴角15°程度のものを用いることが好ましい。また、噴射方式は洗浄液を帯状に均等に噴射する均等扇形ノズルを用いることが好ましい。尚、ノズル部50の穴径はノズル部50とポンプ手段16の能力に応じて適切に選択されるが、概ね水圧3MPa時の噴量が3.1L/min~5.6L/min程度のものを選択することが好ましい。そして、ノズル部50はノズルアーム54の先端部分に下を向けて設置される。また、ノズル部50の基側には配管チューブ52aの一端が接続する。そして、配管チューブ52aのもう一端は例えば保持部60aに設けられたコネクタ52cと接続し、このコネクタ52cにはポンプ手段16と接続可能な配管チューブ52bが接続する。そして、この配管チューブ52bがドローン本体30のポンプ手段16と接続することで、ポンプ手段16とノズル部50とが配管チューブ52b、コネクタ52c、配管チューブ52aを介して接続する。
【0014】
また、ノズル部50は一つでも良いが、横方向に所定の間隔を設けて複数設けることが好ましい。特に、ノズル部50に均等扇形ノズルを用いた構成では、左右に配列したノズル部50が連なって幅広の帯状に洗浄液を噴射することができるため、太陽光パネル等の洗浄対象物を効率良く洗浄することができる。尚、ノズル部50の設置個数は多すぎると洗浄液の圧力が低下するため、2個乃至4個とすることが好ましく、中でも特に3個とすることが最も好ましい。また、ノズルアーム54の間隔はノズル部50の噴角や噴射方式等によって最適化されるが、噴角が15°の均等扇形ノズルの場合には、9cm~12cm程度とすることが好ましい。
【0015】
そして、ノズルアーム54の基側は連結バー60の保持部60aに接続し保持される。尚、ノズルアーム54は保持部60aに対して俯仰方向に回動可能に保持することが好ましい。この構成では、洗浄液の噴射方向を俯仰方向で変化可能となり、洗浄対象物に応じて適切な角度で洗浄液の噴射を行うことができる。尚、ノズルアーム54が複数の場合の保持部60aの好適な構成としては、保持部60aに連結パイプ61を回動可能に設置した上で、この連結パイプ61にノズルアーム54の基側を所定の間隔を設けて固定するものが挙げられる。この構成では、連結パイプ61を回転させることで全てのノズルアーム54を一括して回動させることができる。
【0016】
また、連結バー60の上部はドローン本体30のプロペラアーム12aと固定する固定部60bが設けられる。尚、固定部60bの固定方法に関しては特に限定は無いが、プロペラアーム12aを上下で挟み込んで固定するクランプ式を用いることが好ましい。
【0017】
次に、連結バー60及びノズルアーム54の長さに関して説明する。先ず、ノズルアーム54の長さはドローン用洗浄ユニット80をプロペラアーム12aに設置した時にノズル部50がプロペラ10の下に位置するように設計することが好ましい。この構成では、プロペラ10のダウンウォッシュ(プロペラ10の回転によって生じる下向きの風)を洗浄液の噴射力に加味することが可能となり、洗浄力の向上を図ることができる。尚、ノズルアーム54の長さはドローン本体30の各部、特にプロペラアーム12aやプロペラ10の形状、寸法等によって異なるが、概ね10cm~20cm程度である。
【0018】
また、ダウンウォッシュの影響はノズル部50をプロペラ10に近づける程、高い効果が得られる。ただし、ノズル部50をプロペラ10に近づけ過ぎると、ノズルアーム54や配管チューブ52aがプロペラ10等と接触する可能性があり、安全な飛行の妨げとなる。よって、連結バー60の長さはドローン用洗浄ユニット80の各構成がプロペラ10の回転を阻害せず、ドローン本体30の飛行に悪影響を与えない範囲で短く構成し、可能な限りノズル部50をプロペラ10に近づけるように設計することが好ましい。具体的な連結バー60の寸法範囲は前述と同様にドローン本体30の各部、特にプロペラアーム12aやプロペラ10の形状、寸法等によって異なるが、概ねプロペラ10からノズル部50までの距離が30cm~38cm程度となるように設計することが好ましい。この構成では、ドローン本体30の飛行に多大な悪影響を与えることなく、ドローン本体30のダウンウォッシュを洗浄液の噴射に効果的に活用することができる。
【0019】
次に、本発明に係るドローン用洗浄ユニット80を備えた高圧洗浄用ドローン100の使用方法に関して説明する。先ず、ドローン本体30の前方のプロペラアーム12aにドローン用洗浄ユニット80の固定部60bを固定する。このとき、ノズル部50がドローン本体30の前方のプロペラ10の下となるように固定位置を調整する。そして、ノズルアーム54の角度を洗浄対象物に対応した適切な角度に調整し固定する。尚、ここでは洗浄対象物として建造物の屋根に設置された太陽光パネルを例にして説明する。
【0020】
次に、ポンプ手段16にドローン用洗浄ユニット80の配管チューブ52bを接続する。これにより、ポンプ手段16とノズル部50とが配管チューブ52b、コネクタ52c、配管チューブ52aを介して接続する。そしてこれにより、本発明に係るドローン用洗浄ユニット80がドローン本体30に設置され、本発明の高圧洗浄用ドローン100となる。
【0021】
次に、タンク14に洗浄液としての純水を規定量入れる。次に、高圧洗浄用ドローン100を現地に運び、電源をオンする。次に高圧洗浄用ドローン100を無線操縦により飛行させ、洗浄対象物としての太陽光パネルの上方に位置させる。次に、無線操縦によりドローン本体30のポンプ手段16を起動させる。これにより、ポンプ手段16がタンク14に貯留している洗浄液(純水)を配管チューブ52b、コネクタ52c、配管チューブ52aを介してノズル部50に圧送する。そして、ノズル部50からは洗浄液が高圧で噴射する。噴射した洗浄液は洗浄対象物としての太陽光パネルに当たり、表面の汚れや塵を吹き飛ばし洗い流す。尚、ポンプ手段16の送圧を無線操縦により変化させることで、ノズル部50からの洗浄液の噴射量及び洗浄力(洗浄液の噴射速度)を変化させることができる。
【0022】
そして、操縦者は適宜、ドローン本体30に搭載されているカメラからの映像を確認しながら、高圧洗浄用ドローン100を無線操縦し、太陽光パネルの高圧洗浄を進めていく。尚、予め設定されたルートに沿って洗浄作業を行う場合には、高圧洗浄用ドローン100をコンピュータが自動運転にて操縦しても良い。
【0023】
そして、ノズル部50が扇形ノズルの場合には洗浄液は帯状に噴射され、太陽光パネルの洗浄を効率良く進めることができる。また、ノズル部50がプロペラ10の下方に位置するため、プロペラ10からのダウンウォッシュは噴出した洗浄液を下方の洗浄対象物に吹き付ける効果を有し、洗浄液による洗浄力を向上させるとともに、洗浄対象物に付着した水滴を吹き飛ばし乾燥を促す効果を有する。
【0024】
以上のように、本発明に係るドローン用洗浄ユニット80及びこれを備えた高圧洗浄用ドローン100は、ドローン本体30に搭載されているタンク14及びポンプ手段16を用いて洗浄液を洗浄対象物に向けて高圧で噴射する。これにより、洗浄対象物の汚れや塵を効果的に吹き飛ばし洗い流すことができる。また、本発明に係るドローン用洗浄ユニット80及び高圧洗浄用ドローン100は、ドローン本体30がタンク14及びポンプ手段16を搭載しているため地上部とホースで繋ぐ必要が無く、飛行時にドローン本体30が備えている独自の安全性、安定性を発揮することができる。また、ホースによる飛行範囲の制限が無いため、自由かつ効率的に洗浄対象物の洗浄を行うことができる。さらに、本発明に係るドローン用洗浄ユニット80及び高圧洗浄用ドローン100は、ノズル部50がプロペラ10の下方に位置するため、プロペラ10からのダウンウォッシュが、噴出した洗浄液を加速させ洗浄液による洗浄力を向上させる効果を有する。特に、ノズル部50が扇形ノズルの場合には洗浄液は帯状に噴射され、太陽光パネル等の板状物の洗浄を効率良く進めることができる。
【0025】
尚、本例で示したドローン用洗浄ユニット80、高圧洗浄用ドローン100の各部の構成、形状、寸法、数、配管経路等は一例であり、本発明は本発明の要旨を逸脱しない範囲で変更して実施することが可能である。
【符号の説明】
【0026】
10 プロペラ
12、12a プロペラアーム
14 タンク
16 ポンプ手段
30 ドローン本体
50 ノズル部
52a、52b 配管チューブ
54 ノズルアーム
60 連結バー
60a 保持部
60b 固定部
80 ドローン用洗浄ユニット
100 高圧洗浄用ドローン