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特開2024-12134インスタントメッセージングサービスでチャットルーム背景画面提供方法およびシステム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024012134
(43)【公開日】2024-01-25
(54)【発明の名称】インスタントメッセージングサービスでチャットルーム背景画面提供方法およびシステム
(51)【国際特許分類】
   G06F 16/44 20190101AFI20240118BHJP
【FI】
G06F16/44
【審査請求】未請求
【請求項の数】20
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2023111448
(22)【出願日】2023-07-06
(31)【優先権主張番号】10-2022-0087826
(32)【優先日】2022-07-15
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.BLUETOOTH
2.ZIGBEE
(71)【出願人】
【識別番号】516014409
【氏名又は名称】ライン プラス コーポレーション
【氏名又は名称原語表記】LINE Plus Corporation
(74)【代理人】
【識別番号】110002952
【氏名又は名称】弁理士法人鷲田国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】キム ジ ユン
(72)【発明者】
【氏名】ハン ソヨン
【テーマコード(参考)】
5B175
【Fターム(参考)】
5B175DA07
5B175JC02
(57)【要約】
【課題】本発明はインスタントメッセージングサービスでチャットルーム背景画面を提供する方法に関する。
【解決手段】この方法は、インスタントメッセージングアプリケーションで特定チャットルームに入るための第1使用者入力を受信する段階、第1使用者入力を受信することに応答して、特定チャットルームに関連したアルバムに登録されたメディアデータのうち、第1イベントに関連した第1セットのメディアデータを特定チャットルームの思い出回想用背景画面として使用者端末のディスプレイ上に出力する段階、および特定チャットルームに関連した少なくとも一つのチャットメッセージを思い出回想用背景画面と共にディスプレイ上に出力する段階を含む。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
使用者端末の少なくとも一つのプロセッサによって実行される、インスタントメッセージングサービスでチャットルーム背景画面を提供する方法であって、
インスタントメッセージングアプリケーションで特定チャットルームに入るための第1使用者入力を受信する段階;
前記第1使用者入力を受信することに応答して、前記特定チャットルームに関連したアルバムに登録されたメディアデータのうち、第1イベントに関連した第1セットのメディアデータを前記特定チャットルームの思い出回想用背景画面として前記使用者端末のディスプレイ上に出力する段階;および
前記特定チャットルームに関連した少なくとも一つのチャットメッセージを前記思い出回想用背景画面と共に前記ディスプレイ上に出力する段階を含む、チャットルーム背景画面提供方法。
【請求項2】
前記第1使用者入力を受信する以前に、
前記使用者から前記特定チャットルームで思い出回想用背景画面提供機能をアクティブ化するための第2使用者入力を受信する段階;および
前記第2使用者入力を受信することに応答して、前記特定チャットルームで前記思い出回想用背景画面提供機能をアクティブ化する段階をさらに含む、請求項1に記載のチャットルーム背景画面提供方法。
【請求項3】
前記第1使用者入力を受信する以前に、
前記インスタントメッセージングアプリケーションのチャットルームリスト画面で前記思い出回想用背景画面が提供されることを示す第1視覚的オブジェクトを、前記特定チャットルームに関連した情報とともに前記ディスプレイ上に出力する段階をさらに含む、請求項1に記載のチャットルーム背景画面提供方法。
【請求項4】
前記第1視覚的オブジェクトは、前記特定チャットルームで予め決定された期間以内に対話がなされた場合に出力される、請求項3に記載のチャットルーム背景画面提供方法。
【請求項5】
前記第1イベントは、予め決定された期間前に登録された、請求項1に記載のチャットルーム背景画面提供方法。
【請求項6】
前記思い出回想用背景画面は、前記特定チャットルームに含まれた使用者のうち、思い出回想用背景画面提供機能をアクティブ化したすべての使用者に同一に提供される、請求項1に記載のチャットルーム背景画面提供方法。
【請求項7】
前記特定チャットルームに関連したアルバムに登録されたメディアデータは、永久に保存され、
前記特定チャットルームにチャットメッセージとしてアップロードされたメディアデータは、対話保存期間が経過した後に自動で削除される、請求項1に記載のチャットルーム背景画面提供方法。
【請求項8】
前記思い出回想用背景画面は、前記第1セットのメディアデータがスライドショーの形態で再生される、請求項1に記載のチャットルーム背景画面提供方法。
【請求項9】
前記第1セットのメディアデータがスライドショーの形態で再生中に、前記思い出回想用背景画面を選択する第2使用者入力を受信する段階;および
前記第2使用者入力を受信することに応答して、前記特定チャットルームに関連したアルバムを表示する段階をさらに含む、請求項8に記載のチャットルーム背景画面提供方法。
【請求項10】
前記第1セットのメディアデータがスライドショーの形態で再生完了した以後に、前記特定チャットルームに関連したアルバムを表示するための第2視覚的オブジェクトを前記ディスプレイ上に出力する段階をさらに含む、請求項8に記載のチャットルーム背景画面提供方法。
【請求項11】
前記第2視覚的オブジェクトは、前記第1セットのメディアデータのうち一つのサムネイルイメージである、請求項10に記載のチャットルーム背景画面提供方法。
【請求項12】
前記第1セットのメディアデータがスライドショーの形態で再生中にまたは再生完了した以後に、前記特定チャットルーム内の前記第1イベントに関連したチャットメッセージの位置に移動するための第3視覚的オブジェクトを前記ディスプレイ上に出力する段階をさらに含む、請求項8に記載のチャットルーム背景画面提供方法。
【請求項13】
前記第3視覚的オブジェクトを選択する第3使用者入力を受信する段階;および
前記第3使用者入力を受信することに応答して、前記特定チャットルーム内の前記第1イベントに関連したチャットメッセージの位置に移動する段階をさらに含む、請求項12に記載のチャットルーム背景画面提供方法。
【請求項14】
前記第1セットのメディアデータがスライドショーの形態で再生完了した以後に、前記特定チャットルームの基本背景画面を前記ディスプレイ上に出力する段階をさらに含む、請求項8に記載のチャットルーム背景画面提供方法。
【請求項15】
前記第1イベントに関連した第1セットのメディアデータは、前記アルバムに登録された前記第1イベントのすべてのメディアデータのうち予め決定された数のメディアデータが抽出されたものである、請求項1に記載のチャットルーム背景画面提供方法。
【請求項16】
前記アルバムに登録された前記第1イベントのすべてのメディアデータのうち、前記特定チャットルームに含まれた使用者から肯定的なフィードバックを受けたメディアデータが、優先的に抽出される、請求項15に記載のチャットルーム背景画面提供方法。
【請求項17】
前記アルバムに登録された前記第1イベントのすべてのメディアデータの数が、前記予め決定された数より小さい場合、前記第1イベントと時期的に最も近い第2イベントのメディアデータのうち一部が、前記第1セットのメディアデータに含まれた、請求項15に記載のチャットルーム背景画面提供方法。
【請求項18】
位置メタデータ、時間メタデータ、人物情報、場面情報またはオブジェクト情報のうち少なくとも一つに基づいて、前記特定チャットルームに関連したアルバムに登録されたメディアデータのうち一部をグルーピングした第2セットのメディアデータを、前記特定チャットルームの背景画面として前記使用者端末のディスプレイ上に出力する段階をさらに含む、請求項1に記載のチャットルーム背景画面提供方法。
【請求項19】
請求項1~請求項18のいずれか一項に記載されたチャットルーム背景画面提供方法をコンピュータに実行させるためにコンピュータ読み取り可能なコンピュータプログラム。
【請求項20】
使用者端末であって、
通信モジュール;
メモリ;
ディスプレイ;および
前記メモリと連結され、前記メモリに含まれたコンピュータ読み取り可能な少なくとも一つのプログラムを実行するように構成された少なくとも一つのプロセッサを含み、
前記少なくとも一つのプログラムは、
インスタントメッセージングアプリケーションで特定チャットルームに入るための第1使用者入力を受信し、
前記第1使用者入力を受信することに応答して、前記特定チャットルームに関連したアルバムに登録されたメディアデータのうち第1イベントに関連した第1セットのメディアデータを思い出回想用背景画面で前記ディスプレイ上に出力し、
前記特定チャットルームに関連した少なくとも一つのチャットメッセージを、前記思い出回想用背景画面と共に前記ディスプレイ上に出力するための命令語を含む、使用者端末。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、インスタントメッセージングサービスでチャットルーム背景画面提供方法およびシステムに関し、具体的には、インスタントメッセージングアプリケーションの特定チャットルームに関連したアルバムに登録されたメディアデータ(media data)のうち、特定イベントに関連したメディアデータを特定チャットルームの思い出回想用背景画面として提供できる方法およびシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
スマートフォンなどのようなモバイル機器の拡散およびインターネットの発達によって、モバイル機器を利用したインスタントメッセージングアプリケーションが、広く使用されている。モバイル機器を通じてインスタントメッセージングアプリケーションを使う使用者は、他の使用者とチャットルームを通じて多様なメッセージおよび相手方と思い出が入っているメディアデータをやりとりすることができる。
【0003】
一方、人々は過去の事件および事物などと関連性を有する媒体を通じて、過去を容易に回想することができる。例えば、インスタントメッセージングアプリケーションで相手方とやりとりしたメディアデータを媒体として過去を回想することができる。しかし、最近現代人は、急速に変化する社会の中で自身が相手方とやりとりしたメディアデータの存在も忘れて忙しく生きていく。また、忙しい現代人が思い出を回想するために投資する時間も足りない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】韓国登録特許公報第10-1331444号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本開示は、前記のような問題点を解決するためのインスタントメッセージングサービスでチャットルーム背景画面を提供する方法および装置(システム)を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示は、方法、装置(システム)または読み取り可能記憶媒体に記憶されたコンピュータプログラムを含んだ多様な方式で具現化され得る。
【0007】
本開示の一実施例によると、インスタントメッセージングサービスでチャットルーム背景画面を提供する方法は、インスタントメッセージングアプリケーションで特定チャットルームに入るための第1使用者入力を受信する段階、第1使用者入力を受信することに応答して、特定チャットルームに関連したアルバムに登録されたメディアデータ(media data)のうち第1イベントに関連した第1セットのメディアデータを、特定チャットルームの思い出回想用背景画面として使用者端末のディスプレイ上に出力する段階、および特定チャットルームに関連した少なくとも一つのチャットメッセージを思い出回想用背景画面と共にディスプレイ上に出力する段階を含むことができる。
【0008】
本開示の一実施例によると、インスタントメッセージングサービスでチャットルーム背景画面を提供する方法をコンピュータで実行するためにコンピュータ読み取り可能なコンピュータプログラムが提供され得る。
【0009】
本開示の一実施例によると、インスタントメッセージングサービスでチャットルーム背景画面を提供する装置が提供される。インスタントメッセージングサービスでチャットルーム背景画面を提供する装置は、通信モジュール、メモリ、ディスプレイおよびメモリと連結され、メモリに含まれたコンピュータ読み取り可能な少なくとも一つのプログラムを実行するように構成された少なくとも一つのプロセッサを含み、少なくとも一つのプログラムは、インスタントメッセージングアプリケーションで特定チャットルームに入るための第1使用者入力を受信し、第1使用者入力を受信することに応答して、特定チャットルームに関連したアルバムに登録されたメディアデータのうち、第1イベントに関連した第1セットのメディアデータを思い出回想用背景画面としてディスプレイ上に出力し、特定チャットルームに関連した少なくとも一つのチャットメッセージを思い出回想用背景画面と共にディスプレイ上に出力するための命令語を含むことができる。
【発明の効果】
【0010】
本開示の多様な実施例によると、思い出回想用背景画面をチャットルームの使用者に表示することによって、使用者は対話相手との思い出を回想することができる。また、アルバム機能のリテンション(retention)を高めて、使用者がインスタントメッセージングアプリケーションのアルバム機能を利用するように誘導することができる。
【0011】
本開示の多様な実施例によると、使用者は、チャットルームごとに思い出回想用背景画面提供機能をアクティブ化するかどうかを選択することができる。また、思い出回想用背景画面が自動で生成された場合、チャットルームに入場せずともチャットルームリストで容易に確認することができる。この場合、使用者が自然にチャットルームに入場して思い出を回想できるようにし、使用者と相手方との間の対話を誘導することができる。
【0012】
本開示の多様な実施例によると、使用者は、チャットルームに入場してスライドショーの形態で再生される思い出回想用背景画面を鑑賞することができる。これに伴い、使用者は、これを主題にして相手方と対話することができ、チャットルームの使用者は、背景画面に関連した思い出を回想することができる。
【0013】
本開示の効果は以上で言及した効果に限定されず、言及されていない他の効果は、請求の範囲の記載から本開示が属する技術分野で通常の知識を有する者(「当業者」という)に明確に理解され得るであろう。
【図面の簡単な説明】
【0014】
本開示の実施例は、以下で説明する添付図面を参照して説明され、ここで類似する参照番号は類似する要素を示すが、これに限定されない。
図1】本開示の一実施例によるインスタントメッセージングサービスでチャットルーム背景画面が提供される例示を示す。
図2】本開示の一実施例に係るインスタントメッセージングサービスでチャットルーム背景画面を提供するために、情報処理システムが複数の使用者端末と通信可能であるように連結された構成を示す概要図である。
図3】本開示の一実施例に係る使用者端末および情報処理システムの内部構成を示すブロック図である。
図4】本開示の一実施例に係るインスタントメッセージングアプリケーションのチャットルームでアルバムを登録し、登録されたアルバムを確認する例示を示す図面である。
図5】本開示の一実施例による思い出回想用背景画面提供機能をアクティブ化し、思い出回想用背景画面が提供されるという視覚的オブジェクトの例示を示す図面である。
図6】本開示の一実施例によるチャットルームに思い出回想用背景画面が提供される例示を示す図面である。
図7】本開示の一実施例によるチャットルームに思い出回想用背景画面に関連したチャットメッセージが提供される例示を示す図面である。
図8】本開示の一実施例によるチャットルームに思い出回想用背景画面が再生完了した以後の例示を示す図面である。
図9】本開示の一実施例に係るチャットルーム背景画面提供方法の例示を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0015】
<発明の概要>
本開示の一実施例によると、第1使用者入力を受信する以前に、使用者から特定チャットルームで思い出回想用背景画面提供機能をアクティブ化するための第2使用者入力を受信する段階、および第2使用者入力を受信することに応答して、特定チャットルームで思い出回想用背景画面提供機能をアクティブ化する段階をさらに含むことができる。
【0016】
本開示の一実施例によると、第1使用者入力を受信する以前に、インスタントメッセージングアプリケーションのチャットルームリスト画面で思い出回想用背景画面が提供されることを示す第1視覚的オブジェクトを、特定チャットルームに関連した情報とともにディスプレイ上に出力する段階をさらに含むことができる。
【0017】
本開示の一実施例によると、第1視覚的オブジェクトは特定チャットルームで予め決定された期間内に対話がなされた場合に出力され得る。
【0018】
本開示の一実施例によると、第1イベントは予め決定された期間前に登録され得る。
【0019】
本開示の一実施例によると、思い出回想用背景画面は特定チャットルームに含まれた使用者のうち、思い出回想用背景画面提供機能をアクティブ化したすべての使用者に同一に提供され得る。
【0020】
本開示の一実施例によると、特定チャットルームに関連したアルバムに登録されたメディアデータは永久に保存され、特定チャットルームにチャットメッセージとしてアップロードされたメディアデータは、対話保存期間が経過した後に自動で削除され得る。
【0021】
本開示の一実施例によると、思い出回想用背景画面は、第1セットのメディアデータがスライドショー(Slide-show)の形態で再生され得る。
【0022】
本開示の一実施例によると、第1セットのメディアデータがスライドショーの形態で再生中に、思い出回想用背景画面を選択する第2使用者入力を受信する段階、および第2使用者入力を受信することに応答して、前記特定チャットルームに関連したアルバムを表示する段階をさらに含むことができる。
【0023】
本開示の一実施例によると、第1セットのメディアデータがスライドショーの形態で再生完了した以後に、特定チャットルームに関連したアルバムを表示するための第2視覚的オブジェクトをディスプレイ上に出力する段階をさらに含むことができる。
【0024】
本開示の一実施例によると、第2視覚的オブジェクトは第1セットのメディアデータのうち一つのサムネイル(thumbnail)イメージであり得る。
【0025】
本開示の一実施例によると、第1セットのメディアデータがスライドショーの形態で再生中にまたは再生完了した以後に、特定チャットルーム内の第1イベントに関連したチャットメッセージの位置に移動するための第3視覚的オブジェクトをディスプレイ上に出力する段階をさらに含むことができる。
【0026】
本開示の一実施例によると、第3視覚的オブジェクトを選択する第3使用者入力を受信する段階、および第3使用者入力を受信することに応答して、特定チャットルーム内の第1イベントに関連したチャットメッセージの位置に移動する段階をさらに含むことができる。
【0027】
本開示の一実施例によると、第1セットのメディアデータがスライドショーの形態で再生完了した以後に、特定チャットルームの基本背景画面をディスプレイ上に出力する段階をさらに含むことができる。
【0028】
本開示の一実施例によると、第1イベントに関連した第1セットのメディアデータは、アルバムに登録された第1イベントのすべてのメディアデータのうち予め決定された数のメディアデータが抽出されたものであり得る。
【0029】
本開示の一実施例によると、アルバムに登録された第1イベントのすべてのメディアデータのうち、特定チャットルームに含まれた使用者から肯定的なフィードバックを受けたメディアデータが優先的に抽出され得る。
【0030】
本開示の一実施例によると、アルバムに登録された第1イベントのすべてのメディアデータの数が、予め決定された数より小さい場合、第1イベントと時期的に最も近い第2イベントのメディアデータのうち一部が、第1セットのメディアデータに含まれ得る。
【0031】
本開示の一実施例によると、位置メタデータ、時間メタデータ、人物情報、場面情報またはオブジェクト情報のうち少なくとも一つに基づいて、特定チャットルームに関連したアルバムに登録されたメディアデータのうち一部をグルーピングした第2セットのメディアデータを、特定チャットルームの背景画面として使用者端末のディスプレイ上に出力する段階をさらに含むことができる。
【0032】
<発明の詳細な説明>
以下、本開示の実施のための具体的な内容を添付された図面を参照して詳細に説明する。ただし、以下の説明では、本開示の要旨を不要に曖昧にさせ得る恐れがある場合、広く知られている機能や構成に関する具体的な説明は、省略することにする。
【0033】
添付された図面において、同一または対応する構成要素には同一の参照符号が付与されている。また、以下の実施例の説明において、同一または対応する構成要素を重複して記述することが省略され得る。しかし、構成要素に関する技術が省略されても、そのような構成要素がある実施例に含まれないものと意図されはしない。
【0034】
開示された実施例の利点および特徴、そしてそれらを達成する方法は、添付される図面と共に後述されている実施例を参照すると明確になるであろう。しかし、本開示は以下で開示される実施例に限定されるものではなく、互いに異なる多様な形態で具現されてもよく、ただし、本実施例は本開示を完全なものとし、本開示は、当業者に発明の範囲を完全に知らせるために提供されるものに過ぎない。
【0035】
本明細書で使われる用語について簡略に説明し、開示された実施例について具体的に説明することにする。本明細書で使われる用語は、本開示での機能を考慮しつつ、できる限り現在広く使われる一般的な用語を選択したが、これは関連分野に従事する技術者の意図または判例、新しい技術の出現などにより変わり得る。また、特定の場合は出願人が任意に選定した用語もあり、この場合、該当する発明の説明部分で詳細にその意味を記載するであろう。したがって、本開示で使われる用語は、単純な用語の名称ではなく、その用語が有する意味と本開示の全般にわたった内容に基づいて定義されるべきである。
【0036】
本明細書での単数の表現は、文脈上明白に単数であると特定しない限り、複数の表現を含む。また、複数の表現は、文脈上明白に複数であると特定しない限り、単数の表現を含む。明細書全体で或る部分が何らかの構成要素を含むとするとき、これは特に反対となる記載がない限り、他の構成要素を除くものではなく、他の構成要素をさらに含み得ることを意味する。
【0037】
また、明細書で使われる「モジュール」または「部」という用語は、ソフトウェアまたはハードウェア構成要素を意味し、「モジュール」または「部」は或る役割を実行する。しかし、「モジュール」または「部」は、ソフトウェアまたはハードウェアに限定される意味ではない。「モジュール」または「部」は、アドレッシングできる記憶媒体にあるように構成されてもよく、一つまたはそれ以上のプロセッサを再生させるように構成されてもよい。したがって、一例として、「モジュール」または「部」は、ソフトウェア構成要素、オブジェクト指向ソフトウェア構成要素、クラス構成要素およびタスク構成要素のような構成要素と、プロセス、関数、属性、プロシージャ、サブルーチン、プログラムコードのセグメント、ドライバ、ファームウェア、マイクロコード、回路、データ、データベース、データ構造、テーブル、アレイまたは変数のうち少なくとも一つを含むことができる。構成要素と「モジュール」または「部」内で提供される機能は、さらに小さい数の構成要素および「モジュール」または「部」で結合されたり、追加的な構成要素と「モジュール」または「部」にさらに分離され得る。
【0038】
本開示の一実施例によると、「モジュール」または「部」は、プロセッサおよびメモリで具現化され得る。「プロセッサ」は、汎用プロセッサ、中央処理装置(CPU)、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、制御器、マイクロ制御器、状態マシンなどを含むように広く解釈されるべきである。いくつかの環境で、「プロセッサ」は、特定用途向け半導体(ASIC)、プログラム可能ロジックデバイス(PLD)、フィールドプログラム可能ゲートアレイ(FPGA)等を指し示し得る。「プロセッサ」とは、例えば、DSPとマイクロプロセッサの組み合わせ、複数のマイクロプロセッサの組み合わせ、DSPコアと結合した一つ以上のマイクロプロセッサの組み合わせ、または任意の他のそのような構成の組み合わせのような処理デバイスの組み合わせを指し示し得る。また、「メモリ」は、電子情報を記憶可能な任意の電子コンポーネントを含むように広く解釈されるべきである。「メモリ」は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み取り専用メモリ(ROM)、不揮発性ランダムアクセスメモリ(NVRAM)、プログラム可能読み取り専用メモリ(PROM)、消去可能プログラム可能読み取り専用メモリ(EPROM)、電気的に消去可能PROM(EEPROM)、フラッシュメモリ、磁気または光学データ記憶装置、レジスタなどのようなプロセッサ読み取り可能媒体の多様な類型を指し示し得る。プロセッサがメモリから情報を読み取り/読み取ったり、メモリに情報を記録できるのであれば、メモリは、プロセッサと電子通信状態にあると呼ばれる。プロセッサに集積されたメモリは、プロセッサと電子通信状態にある。
【0039】
本開示で、「システム」は、サーバー装置とクラウド装置のうち少なくとも一つの装置を含むことができるが、これに限定されるものではない。例えば、システムは、一つ以上のサーバー装置で構成され得る。他の例として、システムは、一つ以上のクラウド装置で構成され得る。さらに他の例として、システムは、サーバー装置とクラウド装置が共に構成されて動作し得る。
【0040】
本開示で、「ディスプレイ」は、コンピューティング装置に関連した任意のディスプレイ装置を指し示し得るが、例えば、コンピューティング装置によって制御されたり、コンピューティング装置から提供された任意の情報/データを表示できる任意のディスプレイ装置を指し示し得る。
【0041】
本開示で、「複数のAのそれぞれ」または「複数のAそれぞれ」は、複数のAに含まれたすべての構成要素のそれぞれを指し示し得るか、複数のAに含まれた一部の構成要素のそれぞれを指し示し得る。
【0042】
本開示で、「チャットルーム」は、コンピューティング装置に設置されたインスタントメッセージングアプリケーションで生成され得る、一つ以上の使用者(または使用者アカウント)が参加できる仮想の空間またはグループを指し示し得る。例えば、一つ以上の使用者アカウントがチャットルームに参加または含まれて、多様な形態のメッセージ、ファイルなどを互いにやりとりすることができる。また、チャットルームでは、VoIP(Voice over Internet Protocol)通話またはVoIPグループ通話機能をサポートして、使用者アカウント間の音声通話および/または映像通話が実行され得る。
【0043】
図1は、本開示の一実施例によるインスタントメッセージングサービスでチャットルーム背景画面(chat room wallpaper)が提供される例示を示す。図示された通り、使用者は、使用者端末110でインスタントメッセージングアプリケーションを通じてインスタントメッセージングサービスを利用することができる。また、使用者は、インスタントメッセージングアプリケーションのチャットルームで他の使用者と対話することができる。
【0044】
一実施例において、使用者は、使用者端末110のチャットインターフェース120でチャットルームの背景画面およびチャットメッセージ140を確認することができる。例えば、使用者は、「Rako」チャットルームで相手方との対話内容をチャットインターフェース120で確認することができる。ここで、チャットメッセージ140の後に背景画面が共に出力され得る。チャットインターフェース120で使用者がチャットルーム別に設定した背景イメージ、背景色相、背景動画などが背景画面として表示され得る。したがって、同じチャットルームに属した使用者のチャットインターフェース120に表示される背景画面が互いに異なり得る。
【0045】
一実施例において、チャットインターフェース120の背景画面としてチャットルームの思い出回想用背景画面130が、使用者に自動で提供され得る。ここで、特定チャットルームに関連したアルバムに登録されたメディアデータ(media data)のうち特定イベントに関連したメディアデータセット(例えば、1年前のRako誕生日イベントに関連して登録された「Rako誕生日」アルバムに保存されたメディアデータのうち一部又は全部)が、思い出回想用背景画面130として提供され得る。例えば、思い出回想用背景画面130は、特定イベント(例えば、Rako誕生日)が発生した時点から予め決定された期間(例えば、1年、2年、3年など)後に予め決定された期間の間(例えば、一日間)自動で生成されて提供され得る。
【0046】
一実施例において、思い出回想用背景画面130は、イベントに関連したメディアデータセットがスライドショー(slide-show)の形態でチャットルーム背景画面として再生され得る。思い出回想用背景画面130がスライドショーの形態で再生中に、使用者が思い出回想用背景画面130をタッチ入力などで選択する場合、チャットルームに関連したアルバムに登録されたメディアデータが含まれたアルバムを表示することができる。また、思い出回想用背景画面130がスライドショーの形態で再生中に、これに関連したチャットメッセージ(該当イベント当時に使用者が該当チャットルームで交わしたチャットメッセージ)を確認するための視覚的オブジェクトがチャットルームの上段に表示され得る。この場合、使用者が視覚的オブジェクトをタッチ入力などで選択することによって、思い出回想用背景画面130に関連したチャットメッセージを確認することができる。また、思い出回想用背景画面130のスライドショーが再生完了した以後に、チャットルームの背景画面が、再び基本背景画面として出力され得る。思い出回想用背景画面130は、該当チャットルームに含まれた使用者のうち思い出回想用背景画面提供機能をアクティブ化したすべての使用者に同一に背景画面として提供され得る。例えば、使用者端末110の使用者とRakoが思い出回想用背景画面提供機能をアクティブ化した場合、Rako誕生日イベントが登録された日から1年後に、思い出回想用背景画面130が一日間使用者とRakoに提供され得る。また、思い出回想用背景画面130のスライドショーが再生完了した以後に、チャットルーム特定領域に視覚的オブジェクトが表示され得る。使用者の視覚的オブジェクトのタッチ入力などで視覚的オブジェクトが選択される場合、チャットルームに関連したメディアデータが含まれたアルバムを表示することができる。ここで、視覚的オブジェクトは、図8を参照して後述される。
【0047】
思い出回想用背景画面をチャットルームの使用者に表示することによって、使用者は、対話相手との思い出を回想することができる。また、アルバム機能のリテンション(retention)を高めて、使用者がインスタントメッセージングアプリケーションのアルバム機能を利用するように誘導することができる。
【0048】
図2は、本開示の一実施例に係るインスタントメッセージングサービスでチャットルーム背景画面を提供するために、情報処理システム230が複数の使用者端末210_1、210_2、210_3と通信可能であるように連結された構成を示す概要図である。図示された通り、複数の使用者端末210_1、210_2、210_3は、ネットワーク220を通じてインスタントメッセージングサービスを提供できる情報処理システム230と連結され得る。ここで、複数の使用者端末210_1、210_2、210_3は、インスタントメッセージングサービスの提供を受ける使用者の端末を含むことができる。
【0049】
一実施例において、情報処理システム230は、インスタントメッセージングサービス提供などに関連したコンピュータ実行可能なプログラム(例えば、ダウンロード可能なアプリケーション)およびデータを保存、提供および実行できる一つ以上のサーバー装置および/またはデータベース、またはクラウドコンピューティングサービスベースの一つ以上の分散コンピューティング装置および/または分散データベースを含むことができる。
【0050】
情報処理システム230により提供されるインスタントメッセージングサービスは、複数の使用者端末210_1、210_2、210_3それぞれに設置されたインスタントメッセージングアプリケーション等を通じて使用者に提供され得る。例えば、情報処理システム230は、インスタントメッセージングアプリケーション等を通じてチャットルームの使用者に思い出回想用背景画面を提供することができる。
【0051】
複数の使用者端末210_1、210_2、210_3は、ネットワーク220を通じて情報処理システム230と通信することができる。ネットワーク220は、複数の使用者端末210_1、210_2、210_3と情報処理システム230との間の通信が可能であるように構成され得る。ネットワーク220は、設置環境により、例えば、イーサネット(Ethernet)、有線ホームネットワーク(Power Line Communication)、電話線通信装置およびRS-serial通信などの有線ネットワーク、移動通信網、WLAN(Wireless LAN)、Wi-Fi、BluetoothおよびZigBeeなどのような無線ネットワークまたはその組み合わせで構成され得る。通信方式は、限定されず、ネットワーク220が含むことができる通信網(一例として、移動通信網、有線インターネット、無線インターネット、放送網、衛星網など)を活用する通信方式だけでなく、使用者端末210_1、210_2、210_3の間の近距離無線通信も含まれ得る。
【0052】
図2で携帯電話端末210_1、タブレット端末210_2およびPC端末210_3が、使用者端末の例として図示されたが、これに限定されず、使用者端末210_1、210_2、210_3は、有線および/または無線通信が可能であって、インスタントメッセージングアプリケーションまたはウェブブラウザなどが設置されて実行され得る任意のコンピューティング装置であり得る。例えば、使用者端末は、AIスピーカー、スマートフォン、携帯電話、ナビゲーション、コンピュータ、ノートパソコン、デジタル放送用端末、PDA(Personal Digital Assistants)、PMP(Portable Multimedia Player)、タブレットPC、ゲームコンソール(game console)、ウェアラブルデバイス(wearable device)、IoT(internet of things)デバイス、VR(virtual reality)デバイス、AR(augmented reality)デバイス、セットトップボックスなどを含むことができる。また、図2には3個の使用者端末210_1、210_2、210_3が、ネットワーク220を通じて情報処理システム230と通信するものとして図示されているが、これに限定されず、異なる数の使用者端末が、ネットワーク220を通じて情報処理システム230と通信するように構成されてもよい。
【0053】
図3は、本開示の一実施例に係る使用者端末210および情報処理システム230の内部構成を示すブロック図である。使用者端末210は、アプリケーション、ウェブブラウザなどが実行可能であり、有線/無線通信が可能な任意のコンピューティング装置を指し示してもよく、例えば、図2の携帯電話端末210_1、タブレット端末210_2、PC端末210_3等を含むことができる。図示された通り、使用者端末210は、メモリ312、プロセッサ314、通信モジュール316および入出力インターフェース318を含むことができる。これと同様に、情報処理システム230は、メモリ332、プロセッサ334、通信モジュール336および入出力インターフェース338を含むことができる。図3に図示された通り、使用者端末210および情報処理システム230は、それぞれの通信モジュール316、336を利用して、ネットワーク220を通じて情報および/またはデータを通信できるように構成され得る。また、入出力装置320は、入出力インターフェース318を通じて使用者端末210に情報および/またはデータを入力したり、使用者端末210から生成された情報および/またはデータを出力するように構成され得る。
【0054】
メモリ312、332は、非一時的な任意のコンピュータ読み取り可能な記録媒体を含むことができる。一実施例によると、メモリ312、332は、ROM(read only memory)、ディスクドライブ、SSD(solid state drive)、フラッシュメモリ(flash memory)などのような永続的大容量記憶装置(permanent mass storage device)を含むことができる。他の例として、ROM、SSD、フラッシュメモリ、ディスクドライブなどのような永続的大容量記憶装置は、メモリとは区分される別の永続的記憶装置であって、使用者端末210または情報処理システム230に含まれ得る。また、メモリ312、332には、オペレーティングシステムと少なくとも一つのプログラムコードが保存され得る。
【0055】
このようなソフトウェア構成要素は、メモリ312、332とは別のコンピュータで読み取り可能な記録媒体からローディングされ得る。このような別のコンピュータで読み取り可能な記録媒体は、このような使用者端末210および情報処理システム230に直接連結可能な記録媒体を含むことができるが、例えば、フロッピードライブ、ディスク、テープ、DVD/CD-ROMドライブ、メモリカードなどのコンピュータで読み取り可能な記録媒体を含むことができる。他の例として、ソフトウェア構成要素は、コンピュータで読み取り可能な記録媒体ではなく、通信モジュール316、336を通じてメモリ312、332にローディングされ得る。例えば、少なくとも一つのプログラムは、開発者またはアプリケーションのインストールファイルを配信するファイル配信システムが、ネットワーク220を通じて提供するファイルによってインストールされるコンピュータプログラムに基づいて、メモリ312、332にローディングされ得る。
【0056】
プロセッサ314、334は、基本的な算術、ロジックおよび入出力演算を実行することによって、コンピュータプログラムの命令を処理するように構成され得る。命令は、メモリ312、332または通信モジュール316、336によりプロセッサ314、334に提供され得る。例えば、プロセッサ314、334は、メモリ312、332のような記録装置に保存されたプログラムコードにより受信される命令を実行するように構成され得る。
【0057】
通信モジュール316、336は、ネットワーク220を通じて使用者端末210と情報処理システム230が互いに通信するための構成または機能を提供することができ、使用者端末210および/または情報処理システム230が、他の使用者端末または他のシステム(一例として、別途のクラウドシステムなど)と通信するための構成または機能を提供することができる。一例として、使用者端末210のプロセッサ314が、メモリ312などのような記録装置に保存されたプログラムコードにより生成した要求またはデータ(例えば、背景画面提供要求、チャットメッセージなど)は、通信モジュール316の制御によりネットワーク220を通じて情報処理システム230に伝送され得る。逆に、情報処理システム230のプロセッサ334の制御により提供される制御信号や命令が、通信モジュール336とネットワーク220を経て使用者端末210の通信モジュール316を通じて使用者端末210に受信され得る。
【0058】
入出力インターフェース318は、入出力装置320とのインターフェースのための手段であり得る。一例として、入力装置は、オーディオセンサおよび/またはイメージセンサを含んだカメラ、キーボード、マイクロホン、マウスなどの装置を、そして、出力装置は、ディスプレイ、スピーカー、ハプティックフィードバックデバイス(haptic feedback device)などのような装置を含むことができる。他の例として、入出力インターフェース318は、タッチスクリーンなどのように入力と出力を実行するための構成または機能が一つに統合された装置とのインターフェースのための手段であり得る。例えば、使用者端末210のプロセッサ314が、メモリ312にローディングされたコンピュータプログラムの命令を処理する際、情報処理システム230や他の使用者端末が提供する情報および/またはデータを利用して構成されるサービス画面などが、入出力インターフェース318を通じてディスプレイに表示され得る。図3では、入出力装置320が使用者端末210に含まれないように図示されているが、これに限定されず、使用者端末210と一つの装置で構成されてもよい。また、情報処理システム230の入出力インターフェース338は、情報処理システム230と連結されたり、情報処理システム230が含むことができる入力または出力のための装置(図示されず)とのインターフェースのための手段であり得る。図3では、入出力インターフェース318、338がプロセッサ314、334と別に構成された要素として図示されたが、これに限定されず、入出力インターフェース318、338がプロセッサ314、334に含まれるように構成されてもよい。
【0059】
使用者端末210および情報処理システム230は、図3の構成要素よりさらに多くの構成要素を含むことができる。しかし、殆どの従来技術による構成要素を明確に図示する必要性はない。一実施例において、使用者端末210は、前述された入出力装置320のうち少なくとも一部を含むように具現化され得る。また、使用者端末210は、送受信機(transceiver)、GPS(Global Positioning system)モジュール、カメラ、各種センサ、データベースなどのような他の構成要素をさらに含むことができる。例えば、使用者端末210がスマートフォンである場合、一般的にスマートフォンが含んでいる構成要素を含むことができ、例えば、加速度センサ、ジャイロセンサ、マイクモジュール、カメラモジュール、各種物理的なボタン、タッチパネルを利用したボタン、入出力ポート、振動のための振動器などの多様な構成要素が、使用者端末210にさらに含まれるように具現化され得る。
【0060】
チャットルームの思い出回想用背景画面提供機能を含んだインスタントメッセージングサービスを提供するインスタントメッセージングアプリケーションなどのためのプログラムが動作する間に、プロセッサ314は、入出力インターフェース318と連結されたタッチスクリーン、キーボード、オーディオセンサおよび/またはイメージセンサを含んだカメラ、マイクロホンなどの入力装置を通じて入力されたり、選択されたテキスト、イメージ、映像、音声および/または動作などを受信でき、受信されたテキスト、イメージ、映像、音声および/または動作などをメモリ312に保存したり、通信モジュール316およびネットワーク220を通じて情報処理システム230に提供することができる。
【0061】
使用者端末210のプロセッサ314は、入出力装置320、他の使用者端末、情報処理システム230および/または複数の外部システムから受信された情報および/またはデータを管理、処理および/または保存するように構成され得る。プロセッサ314により処理された情報および/またはデータは、通信モジュール316およびネットワーク220を通じて情報処理システム230に提供され得る。使用者端末210のプロセッサ314は、入出力インターフェース318を通じて入出力装置320に情報および/またはデータを伝送して出力することができる。例えば、プロセッサ314は、受信した情報および/またはデータを使用者端末210の画面に表示することができる。
【0062】
情報処理システム230のプロセッサ334は、複数の使用者端末210および/または複数の外部システムから受信された情報および/またはデータを管理、処理および/または保存するように構成され得る。プロセッサ334により処理された情報および/またはデータは、通信モジュール336およびネットワーク220を通じて使用者端末210に提供することができる。
【0063】
図4は、本開示の一実施例に係るインスタントメッセージングアプリケーションのチャットルームでアルバムを登録し、登録されたアルバムを確認する例示を示す図面である。使用者は、第1動作410、第2動作420および第3動作430を通じてインスタントメッセージングアプリケーションのチャットルームで特定イベントに関連したメディアデータをアルバムに登録し、登録されたアルバムを確認することができる。第1動作410は、インスタントメッセージングアプリケーションのチャットインターフェースの例示を示す。使用者は、チャットインターフェースのメニュー項目412をタッチ入力等を通じて選択して、第2動作420に切り替えることができる。
【0064】
第2動作420は、チャットルームに関連した多様なメニューの例示を示す。一実施例において、チャットルームの使用者は、チャットメッセージでメディアデータをチャットルームにアップロードすることができる。使用者は、チャットメッセージとしてアップロードされたメディアデータをメニュー画面の「Photos & videos」項目422で容易に確認することができる。「Photos & videos」項目422に表示されるチャットメッセージとしてアップロードされたメディアデータは、対話保存期間(例えば、30日)の間サーバー(情報処理システム)および/または使用者端末に保存され得る。対話保存期間が経過した後にチャットメッセージとしてアップロードされたメディアデータは、自動でサーバー(情報処理システム)および/または使用者端末で削除され得る。例えば、使用者とRakoが、1:1チャットルームでチャットメッセージとしてアップロードしたイメージ、動画などを「Photos & videos」項目422で再び確認することができる。ただし、対話保存期間が経過した以後のチャットメッセージとしてアップロードされたイメージ、動画などは、削除されて再び確認することはできない。
【0065】
チャットルームの使用者は、チャットルームに関連したアルバムに特定イベントおよびそれに関連したメディアデータを登録することができる。一実施例において、使用者がアルバムを登録する場合、予め定められた期間(例えば、イベントが登録された日)の間該当チャットルームに入力されたチャットメッセージが、該当アルバムに共に保存され得る。チャットルームに登録されたアルバムは、メニュー画面の「Albums」項目424で確認することができる。アルバムに登録されたメディアデータは、永久に保存され得る。使用者は、アルバムに登録されたメディアデータそれぞれに肯定的なフィードバック(例えば、「高く評価」)、コメントなどを入力することができ、このようなリアクション機能を通じてチャットルームの使用者は、特定イベントに関連した多様な思い出を記録し、後で確認することができる。また、使用者は、「Albums」項目424に複数のアルバムを登録することができる。例えば、使用者と「Rako」は、チャットルームで日付を異にして第1イベント(例えば、Picnic)に関連した第1メディアデータセットを第1アルバム432に登録し、第2イベント(220504)に関連した第2メディアデータセットを第2アルバム434に登録することができる。
【0066】
第3動作430は、使用者が第1アルバム432をタッチ入力などで選択して第1アルバム432に登録されたメディアデータを確認する例示を示す。ここで、使用者は、アルバムに登録されたメディアデータのうち一つを選択して該当メディアデータおよびそれに関連した多様なリアクションを確認することができる。前述したインスタントメッセンジャーアプリケーションで提供されるアルバム機能を通じて、使用者は、チャットルームに関連したイベントを登録して永久に保管することができる。
【0067】
図5は、本開示の一実施例により思い出回想用背景画面提供機能をアクティブ化し、思い出回想用背景画面が提供されるという視覚的オブジェクト522の例示を示す図面である。使用者は、第1動作510および第2動作520を通じて思い出回想用背景画面機能をアクティブ化し、特定チャットルームに新しく生成された思い出回想用背景画面があることを確認することができる。第1動作510は、使用者が特定チャットルーム(例えば、「Rako」との1:1チャットルーム)で思い出回想用背景画面提供機能をアクティブ化する例示を示す。図示された通り、使用者は、「Rako」チャットルームのアルバム設定メニューで思い出回想用背景画面提供活性化ボタン512をタッチ入力などで選択することによって、「Rako」チャットルームで思い出回想用背景画面提供機能をアクティブ化することができる。代案として、使用者は、インスタントメッセージングアプリケーションのメイン設定に進み、思い出回想用背景画面提供機能をアクティブ化したり、非アクティブ化することができる。この時、メイン設定に進んで思い出回想用背景画面提供機能をアクティブ化または非アクティブ化する場合、使用者は、該当機能をすべてのチャットルームに一括適用することができる。
【0068】
一実施例において、思い出回想用背景画面は、チャットルームに含まれた使用者のうち思い出回想用背景画面提供機能をアクティブ化したすべての使用者に同一に提供され得る。反面、思い出回想用背景画面機能を非アクティブ化した使用者には、該当使用者が設定した基本背景画面が提供され得る。例えば、「Rako」チャットルームの使用者が、すべて思い出回想用背景画面提供機能をアクティブ化した場合、「Rako」チャットルームのすべての使用者は、同一の思い出回想用背景画面の提供を受けることができる。
【0069】
第2動作520は、インスタントメッセージングアプリケーションのチャットルームリスト画面で思い出回想用背景画面が提供されることを示す視覚的オブジェクト522が表示される例示を示す。視覚的オブジェクト522は、該当チャットルームに登録された特定イベント(またはアルバム)の記念日(例えば、1周年、2周年など)であることを知らせ、該当イベントに関連した思い出回想用背景画面が自動で生成されて提供される状態であることを示すことができる。例えば、「Rako」との1:1チャットルームに1年前に登録されたアルバムがあって、これに基づいた思い出回想用背景画面が提供される場合、チャットルームリストのうち「Rako」チャットルームの隣に「Memories」というアイコンが、視覚的オブジェクト522で表示され得る。
【0070】
一実施例において、思い出回想用背景画面が提供されることを示す視覚的オブジェクト522は、予め決定された期間(例えば、3ヶ月)以内に対話がなされた場合に出力され得る。例えば、使用者と相手方との対話が前々から中断された以後にも、思い出回想用背景画面が提供されることを示す視覚的オブジェクト522を表示するのは使用者と相手方に負担となり得る。したがって、最近3ヶ月以内に対話がなされていないチャットルームでは、思い出回想用背景画面が提供されることを示す視覚的オブジェクト522は、表示されなくてもよい。
【0071】
このような構成によって、使用者は、チャットルームごとに思い出回想用背景画面提供機能をアクティブ化するかどうかを選択することができる。また、思い出回想用背景画面が自動で生成された場合、チャットルームに入場せずに、チャットルームリストで容易に確認することができる。この場合、使用者が自然にチャットルームに入場して思い出を回想できるようにし、使用者と相手方との間の対話を誘導することができる。
【0072】
図6は、本開示の一実施例によりチャットルームに思い出回想用背景画面が提供される例示を示す図面である。使用者は、第1動作610、第2動作620および第3動作630を通じて思い出回想用背景画面の提供を受けることができる。一実施例において、思い出回想用背景画面は、記念日のチャットルームに入る場合、1回に限って提供され得る。代案として、思い出回想用背景画面は、記念日のチャットルームに入るたびに提供され得る。
【0073】
一実施例において、思い出回想用背景画面は、メディアデータセットがスライドショー(slide-show)の形態で再生され得る。図示された通り、第1動作610で第1メディアデータ612が出力され、第2動作620で第2メディアデータ622が出力された後、第3動作630で第3メディアデータ632がスライドショーの形態で出力され得る。代案として、思い出回想用背景画面612、622、632は、動的またはコラージュ方式で提供され得る。スライドショーが完了した以後、基本背景画面が、チャットルームに出力され得る。
【0074】
一実施例において、思い出回想用背景画面として出力されるメディアデータセットは、特定イベントに関連したメディアデータを含むことができる。具体的には、特定チャットルームに関連したアルバムに登録されたメディアデータのうち、予め決定された時間前に登録されたメディアデータセットのうち一部又は全部が、特定チャットルームの思い出回想用背景画面として出力され得る。例えば、「Rako」との1:1チャットルームで1年前にアルバムに登録したメディアデータセットの一部又は全部が、思い出回想用背景画面として使われ得る。
【0075】
アルバムに登録された特定イベントに関連したすべてのメディアデータのうち予め決定された数のメディアデータが、抽出され得る。一実施例において、アルバムに登録された特定イベント(例えば、Rako誕生日イベント)に関連したメディアデータの数が、予め決定された数(例えば、5)より多い場合、すべてを再生するには多くの時間と資源が必要とされ得るため、予め決定された数のメディアデータを任意に抽出して、背景画面として出力することができる。この場合、抽出された予め決定された数のメディアデータは、予め決定された時間(例えば、5秒)の間チャットルームの背景画面として表示され得る。他の実施例で、アルバムに登録された特定イベント(例えば、Rako誕生日イベント)に関連したすべてのメディアデータのうち、チャットルームに含まれた使用者から肯定的なフィードバック(例えば、「高く評価」)を受けたメディアデータ、コメントがあるメディアデータなどが優先的に抽出され得る。
【0076】
また、アルバムに登録された特定イベントに関連したメディアデータの数が、予め決定された数(例えば、5)より少ない場合、該当イベントと時期的に最も近い他のイベントに関連したメディアデータのうち一部を抽出して、背景画面として出力することができる。例えば、Rako誕生日イベントアルバムに2個のメディアデータが登録されており、Rako誕生日イベント1週間前にRako誕生日準備イベントアルバムに10個のメディアデータが登録されている場合、Rako誕生日イベントに関連した2個のメディアデータとRako誕生日準備イベントに関連した3個のメディアデータが、抽出され得る。代案として、アルバムに登録された特定イベントに関連したメディアデータの数が、予め決定された数(例えば、5)より少ない場合、該当イベントに関連したすべてのメディアデータが抽出されて、思い出回想用背景画面を生成することができる。
【0077】
一実施例において、使用者は、再生中の思い出回想用背景画面612、622、632をタッチ入力などで選択することによって、チャットルームに関連したアルバムを表示することができる。使用者は、該当チャットルームのアルバムを表示して思い出回想用背景画面612、622、632で再生されたメディアデータセットの詳細内容を確認することができる。チャットルームに関連したアルバムを表示してアルバムに登録されたメディアデータを確認する例示は、図8を参照して詳しく後述される。
【0078】
このような構成によって、使用者は、チャットルームに入場してスライドショーの形態で再生される背景画面を鑑賞することができる。これに伴い、使用者は、これを主題にして相手方と対話することができ、チャットルームの使用者は、背景画面に関連した思い出を回想することができる。
【0079】
図6ではアルバムに登録された特定イベントに関連したメディアデータが抽出されて思い出回想用背景画面が生成されるものとして図示されたが、これに限定されない。例えば、アルバムに登録された互いに異なるイベントに関連した多様なメディアデータは、位置メタデータ、時間メタデータ、人物情報、場面情報またはオブジェクト情報のうち少なくとも一つに基づいてグルーピングされて、チャットルームに思い出回想用背景画面として出力され得る。例示として、互いに異なる時間に同一場所で撮影されたイメージが抽出されて、思い出回想用背景画面として出力され得る。さらに他の例示として、同一人物が含まれたイメージが抽出されて、思い出回想用背景画面として出力され得る。
【0080】
追加的にまたは代案として、使用者がメディアデータをアルバムに登録していない場合にも、チャットルームでチャットメッセージとしてアップロードされたメディアデータのうち使用者にリアクションを受けたメディアデータは、アルバムに自動で登録され得る。すなわち、リアクションを受けたメディアデータはアルバムに登録され、予め決定された時間後に思い出回想用背景画面として出力され得る。これに伴い、アルバム機能を使わない使用者にも思い出回想用背景画面が生成されて、出力され得る。
【0081】
図7は、本開示の一実施例によりチャットルームに思い出回想用背景画面712に関連したチャットメッセージが提供される例示を示す図面である。第1動作710は、思い出回想用背景画面712が出力する際に、これに関連したチャットメッセージを確認するための視覚的オブジェクト714が表示される例示を示す。一実施例において、使用者は、視覚的オブジェクト714をタッチ入力などで選択することによって、思い出回想用背景画面712に関連したチャットメッセージを確認することができる。例えば、「Rako」との1:1チャットルームで1年前にアルバムに登録されたメディアデータが、背景画面として出力される場合、使用者は、チャットルームの上段に「Memories対話を見る」視覚的オブジェクト714をタッチ入力などで選択し、該当アルバムが登録された日に使用者とRakoがやりとりしたチャットメッセージを確認することができる。このために、視覚的客体714を選択する場合、該当アルバムが登録された日(例えば、1年前の今日)に使用者とRakoが一日の間やりとりしたチャットメッセージが、自動でチャットルームスクロール移動したり、別のポップアップウィンドウでディスプレイ上に出力され得る。
【0082】
第2動作720は、使用者が視覚的オブジェクト714を選択し、思い出回想用背景画面712に関連したチャットメッセージがディスプレイ上に出力される例示である。使用者は、背景画面として出力されるメディアデータだけでなく、該当アルバムが登録される当時のチャットメッセージも共に確認することができる。例えば、使用者は、「Rako」チャットルームで1年前にやりとりしたチャットメッセージを思い出回想用背景画面と共に確認することができる。これに伴い、使用者は、1年前にあった思い出をより鮮明に回想することができる。このために、使用者が新しいアルバムを登録する時、その当時のチャットメッセージもアルバムに共に登録されて、永久に保存され得る。
【0083】
一実施例において、使用者は、再生中の思い出回想用背景画面712をタッチ入力などで選択することによって、チャットルームに関連したアルバムを表示することができる。使用者は、該当チャットルームのアルバムを表示して、思い出回想用背景画面712で再生されたメディアデータセットの詳細内容を確認することができる。チャットルームに関連したアルバムを表示して、アルバムに登録されたメディアデータを確認する例示は、図8を参照して詳しく後述される。
【0084】
図8は、本開示の一実施例によりチャットルームに思い出回想用背景画面が再生完了した以後の例示を示す図面である。使用者は、第1動作810および第2動作820を通じて、思い出回想用背景画面が完了した以後にも、思い出回想用背景画面に関連したアルバムを再び確認することができる。
【0085】
第1動作810は、思い出回想用背景画面が再生完了した以後のチャットインターフェースを示す例示である。思い出回想用背景画面の再生が完了した場合、チャットルームの背景画面は、使用者の基本背景画面812に切り替わり得る。また、思い出回想用背景画面として出力されたメディアデータセットが登録されたアルバム822を表示するためにチャットルームの上段に視覚的オブジェクト814が、表示され得る。ここで、チャットルームの上段に表示された視覚的オブジェクト814は、思い出回想用背景画面として出力されたメディアデータのうち一つのサムネイル(thumbnail)イメージであり得る。例えば、視覚的オブジェクト814は、思い出回想用背景画面として出力されたメディアデータのうち最後のメディアデータのサムネイルイメージであり得る。使用者は、視覚的オブジェクト814をタッチ入力などで選択することによって、該当チャットルームのアルバムメニューに入ることができる。
【0086】
第2動作820は、使用者が視覚的オブジェクト814をタッチ入力などで選択することによって、該当チャットルームのアルバムメニューに入る例示を示す。使用者は、該当チャットルームのアルバムメニューを通じて、思い出回想用背景画面で再生されたメディアデータセットが登録されたアルバム822(例えば、「Picnic」イベントに関連したアルバム)の詳細内容を確認することができる。例えば、使用者は、アルバム822を選択して、アルバム822に登録されたすべてのメディアデータ、使用者のリアクションなどを確認することができる。また、前述したように、使用者が再生中の思い出回想用背景画面をタッチ入力などで選択する場合にも、第2動作820と同様に該当チャットルームのアルバムメニューに入ることができる。このような構成によって、使用者は、思い出回想用背景画面に関連したアルバムおよび他のイベントに関連したアルバムも確認することができ、アルバム機能のリテンションが高くなり得る。
【0087】
図8では、使用者が視覚的オブジェクト814をタッチ入力などで選択することによって、該当チャットルームのアルバムメニューに入るものとして図示されたが、これに限定されない。例えば、使用者が視覚的オブジェクト814を選択する場合、思い出回想用背景画面が再び、再生され得る。
【0088】
図9は、本開示の一実施例に係るチャットルーム背景画面提供方法900の例示を示すフローチャートである。一実施例において、方法900は、使用者端末の少なくとも一つのプロセッサによって実行され得る。方法900は、プロセッサが使用者から特定チャットルームで思い出回想用背景画面提供機能をアクティブ化するための第1使用者入力を受信することに応答して、特定チャットルームで思い出回想用背景画面提供機能をアクティブ化することで開始され得る(S910)。この場合、プロセッサは、インスタントメッセージングアプリケーションのチャットルームリスト画面で、第1イベントに関連した思い出回想用背景画面が提供されることを示す第1視覚的オブジェクトを特定チャットルームに関連した情報とともにディスプレイ上に出力することができる。ここで、第1イベントは、予め決定された期間(例えば、1年、2年など)前に登録されたイベントであり得る。また、第1視覚的オブジェクトは、特定チャットルームで予め決定された期間(例えば、3ヶ月)以内に対話がなされた場合に出力され得る。
【0089】
その後、プロセッサは、インスタントメッセージングアプリケーションで特定チャットルームに入るための第2使用者入力を受信することができる(S920)。例えば、使用者が、チャットルームリストで特定チャットルームに入るために該当チャットルームに関連した領域をタッチ入力などで選択することができる。第2使用者入力を受信することに応答して、プロセッサは、特定チャットルームに関連したアルバムに登録されたメディアデータのうち、第1イベントに関連した第1セットのメディアデータを特定チャットルームの思い出回想用背景画面として使用者端末のディスプレイ上に出力することができる(S930)。これとともに、プロセッサは、特定チャットルームに関連した少なくとも一つのチャットメッセージ(例えば、最も最近のチャットメッセージ)を思い出回想用背景画面と共にディスプレイ上に出力することができる(S940)。チャットメッセージは、思い出回想用背景画面の上に出力され得る。
【0090】
一実施例において、思い出回想用背景画面は、特定チャットルームに含まれた使用者のうち思い出回想用背景画面提供機能をアクティブ化したすべての使用者に同一に提供され得る。追加的に、特定チャットルームに関連したアルバムに登録されたメディアデータは、永久に保存され得る。ただし、特定チャットルームにチャットメッセージとしてアップロードされたメディアデータは、対話保存期間が経過した後に自動で削除され得る。
【0091】
一実施例において、第1イベントに関連した第1セットのメディアデータは、アルバムに登録された第1イベントのすべてのメディアデータのうち、予め決定された数のメディアデータが抽出されたものであり得る。この場合、アルバムに登録された第1イベントのすべてのメディアデータのうち、特定チャットルームに含まれた使用者から肯定的なフィードバックを受けたメディアデータが、優先的に抽出され得る。また、アルバムに登録された第1イベントのすべてのメディアデータの数が、予め決定された数より小さい場合、第1イベントと時期的に最も近い第2イベントのメディアデータのうち一部が、第1セットのメディアデータに含まれ得る。
【0092】
一実施例において、思い出回想用背景画面は、第1セットのメディアデータがスライドショー(Slide-show)の形態で再生され得る。この場合、プロセッサは、第1セットのメディアデータがスライドショーの形態で再生中に、思い出回想用背景画面を選択する第2使用者入力を受信することができる。また、プロセッサは、第2使用者入力を受信することに応答して、前記特定チャットルームに関連したアルバムを表示することができる。
【0093】
一実施例において、プロセッサは、第1セットのメディアデータがスライドショーの形態で再生中にまたは再生完了した以後に、特定チャットルーム内の第1イベントに関連したチャットメッセージの位置に移動するための第3視覚的メディアをディスプレイ上に出力することができる。この場合、プロセッサは、第3視覚的メディアを選択する第3使用者入力を受信することができる。また、プロセッサは、第3使用者入力を受信することに応答して、特定チャットルーム内の第1イベントに関連したチャットメッセージの位置に移動することができる。
【0094】
一実施例において、プロセッサは、第1セットのメディアデータがスライドショーの形態で再生完了した以後に、特定チャットルームに関連したアルバムを表示するための第2視覚的メディアをディスプレイ上に出力することができる。ここで、第2視覚的メディアは、第1セットのメディアデータのうち一つのサムネイル(thumbnail)イメージであり得る。追加的に、プロセッサは、第1セットのメディアデータがスライドショーの形態で再生完了した以後に、特定チャットルームの基本背景画面をディスプレイ上に出力することができる。
【0095】
一実施例において、プロセッサは、位置メタデータ、時間メタデータ、人物情報、場面情報またはオブジェクト情報のうち少なくとも一つに基づいて、特定チャットルームに関連したアルバムに登録されたメディアデータのうち一部をグルーピングした第2セットのメディアデータを、特定チャットルームの背景画面として使用者端末のディスプレイ上に出力することができる。
【0096】
前述した方法は、コンピュータで実行するためにコンピュータ読み取り可能な記録媒体に保存されたコンピュータプログラムに提供され得る。媒体は、コンピュータで実行可能なプログラムを保存し続けたり、実行またはダウンロードのために一時的に記憶するものであってもよい。また、媒体は、単一または複数個のハードウェアが結合された形態の多様な記録手段または記憶手段であり得るが、或るコンピュータシステムに直接接続される媒体に限定されず、ネットワーク上に分散して存在するものであってもよい。媒体の例示としては、ハードディスク、フロッピーディスクおよび磁気テープのような磁気媒体、CD-ROMおよびDVDのような光記録媒体、フロプティカルディスク(floptical disk)のような光磁気媒体(magneto optical medium)、およびROM、RAM、フラッシュメモリなどを含み、プログラム命令語が記憶されるように構成されたものがあり得る。また、他の媒体の例示として、アプリケーションを流通するアプリストアやその他多様なソフトウェアを供給乃至流通するサイト、サーバーなどで管理する記録媒体乃至記憶媒体も挙げることができる。
【0097】
本開示の方法、動作または技術は、多様な手段によって具現されてもよい。例えば、このような技術は、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、またはこれらの組み合わせで具現化されてもよい。本願の開示と連係して説明された多様な例示的な論理的ブロック、モジュール、回路、およびアルゴリズム段階は、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、または両者の組み合わせで具現化されてもよいことを当業者は理解できるであろう。ハードウェアおよびソフトウェアのこのような相互代替を明確に説明するために、多様な例示的な構成要素、ブロック、モジュール、回路、および段階が、それらの機能的な観点で一般的に上述された。そのような機能がハードウェアで具現化されるか、またはソフトウェアで具現化されるかの可否は、特定アプリケーションおよび全体システムに要求される設計要求事項により変わる。当業者は、それぞれの特定アプリケーションのために多様な方式で説明された機能を具現化してもよいが、そのような具現化は、本開示の範囲から逸脱させるものと解釈されてはならない。
【0098】
ハードウェアの具現化において、技術の実行に利用されるプロセッシングユニットは、一つ以上のASIC、DSP、デジタル信号プロセッシングデバイス(digital signal processing devices;DSPD)、プログラム可能論理デバイス(programmable logic devices;PLD)、フィールドプログラム可能ゲートアレイ(field programmable gate arrays;FPGA)、プロセッサ、制御器、マイクロ制御器、マイクロプロセッサ、電子デバイス、本開示に説明された機能を実行するように設計された他の電子ユニット、コンピュータ、またはこれらの組み合わせ内で具現化されてもよい。
【0099】
したがって、本開示と連係して説明された多様な例示的な論理ブロック、モジュール、および回路は、汎用プロセッサ、DSP、ASIC、FPGAや他のプログラム可能論理デバイス、離散ゲートやトランジスタロジック、離散ハードウェアコンポーネント、または本願に説明された機能を実行するように設計されたものなどの任意の組み合わせで具現化されたり、実行されてもよい。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであり得るが、代案として、プロセッサは、任意の従来のプロセッサ、制御器、マイクロ制御器、または状態マシンであってもよい。プロセッサはまた、コンピューティングデバイスの組み合わせ、例えば、DSPとマイクロプロセッサ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連係した一つ以上のマイクロプロセッサ、または任意の他の構成の組み合わせで具現化されてもよい。
【0100】
ファームウェアおよび/またはソフトウェアの具現化において、技術は、ランダムアクセスメモリ(random access memory;RAM)、読み取り専用メモリ(read-only memory;ROM)、不揮発性RAM(non-volatile random access memory;NVRAM)、PROM(programmable read-only memory)、EPROM(erasable programmable read-only memory)、EEPROM(electrically erasable PROM)、フラッシュメモリ、コンパクトディスク(compact disc;CD)、磁気または光学データストレージデバイスなどのようなコンピュータ読み取り可能媒体上に記憶された命令で具現化されてもよい。命令は、一つ以上のプロセッサによって実行可能であってもよく、プロセッサに本開示に説明された機能の特定の態様を実行させてもよい。
【0101】
ソフトウェアで具現化される場合、前記技術は、一つ以上の命令またはコードでコンピュータ読み取り可能な媒体上に保存されたり、またはコンピュータ読み取り可能な媒体を通じて伝送されてもよい。コンピュータ読み取り可能媒体は、一つの場所から他の場所にコンピュータプログラムの伝送を容易にする任意の媒体を含む、コンピュータ記憶媒体および通信媒体の両者を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であってもよい。非限定的な例として、このようなコンピュータ読み取り可能媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD-ROMまたは他の光学ディスクストレージ、磁気ディスクストレージまたは他の磁気ストレージデバイス、または所望のプログラムコードを命令またはデータ構造の形態で移送または記憶するために使われ得る、コンピュータによってアクセスされ得る任意の他の媒体を含むことができる。また、任意の接続が、コンピュータ読み取り可能媒体で適切に称される。
【0102】
例えば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、撚線、デジタル加入者回線(DSL)、または赤外線、無線、およびマイクロ波のような無線技術を使ってウェブサイト、サーバー、または他の遠隔ソースから伝送されると、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、撚線、デジタル加入者回線、または赤外線、無線、およびマイクロ波のような無線技術は、媒体の定義内に含まれる。本願で使われたディスク(disk)とディスク(disc)は、CD、レーザーディスク、光ディスク、DVD(digital versatile disc)、フロッピーディスク、およびブルーレイディスクを含み、ここで、ディスク(disks)は、通常磁気的にデータを再生し、他方、ディスク(discs)は、レーザーを利用して光学的にデータを再生する。前記の組み合わせもコンピュータ読み取り可能媒体の範囲内に含まれるべきである。
【0103】
ソフトウェアモジュールは、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、移動式ディスク、CD-ROM、または公知の任意の他の形態の記憶媒体内に常駐してもよい。例示的な記憶媒体は、プロセッサが記憶媒体から情報を読み取ったり、記憶媒体に情報を記録できるように、プロセッサに連結され得る。代案として、記憶媒体は、プロセッサに統合されてもよい。プロセッサと記憶媒体は、ASIC内に存在してもよい。ASICは、使用者端末内に存在してもよい。代案として、プロセッサと記憶媒体は、使用者端末で個別の構成要素として存在してもよい。
【0104】
以上で説明された実施例が一つ以上の独立型コンピュータシステムで現在開示された主題の様態を活用するものとして記述されたが、本開示はこれに限定されず、ネットワークや分散コンピューティング環境のような任意のコンピューティング環境と連係して具現化されてもよい。ひいては、本開示で主題の特徴は、複数のプロセッシングチップや装置で具現化されてもよく、ストレージは、複数の装置に亘って類似するように影響を受けてもよい。このような装置は、PC、ネットワークサーバー、および携帯用装置を含んでもよい。
【0105】
本明細書では、本開示が一部の実施例に関連して説明されたが、本開示の発明が属する技術分野の当業者が理解できる本開示の範囲を逸脱しない範囲で、多様な変形および変更がなされ得る。また、そのような変形および変更は、本明細書に添付された特許請求の範囲内に属するものと理解されるべきである。
【符号の説明】
【0106】
110:使用者端末
120:チャットインターフェース
130:背景画面
140:チャットメッセージ
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
【外国語明細書】