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特開2024-121376情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024121376
(43)【公開日】2024-09-06
(54)【発明の名称】情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム
(51)【国際特許分類】
   A63F 13/69 20140101AFI20240830BHJP
   A63F 13/52 20140101ALI20240830BHJP
【FI】
A63F13/69 510
A63F13/52
【審査請求】未請求
【請求項の数】14
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023028446
(22)【出願日】2023-02-27
(71)【出願人】
【識別番号】500033117
【氏名又は名称】株式会社MIXI
(74)【代理人】
【識別番号】110001139
【氏名又は名称】SK弁理士法人
(74)【代理人】
【識別番号】100130328
【弁理士】
【氏名又は名称】奥野 彰彦
(74)【代理人】
【識別番号】100130672
【弁理士】
【氏名又は名称】伊藤 寛之
(72)【発明者】
【氏名】望月 貴矢
(72)【発明者】
【氏名】川口 薫
(72)【発明者】
【氏名】吉田 祐太
(72)【発明者】
【氏名】島尻 卓
(72)【発明者】
【氏名】江澤 拓哉
(72)【発明者】
【氏名】松山 結子
(72)【発明者】
【氏名】古川 太一
(72)【発明者】
【氏名】須貝 冴恵
(57)【要約】
【課題】ユーザに対して、抽選の結果として付与されたゲーム媒体を使用してプレイするのに好適なクエストがあるか否かを容易に認識させることが可能な情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムを提供する。
【解決手段】情報処理装置は、付与部と通知部とを備える。付与部は、抽選の結果としてユーザにゲーム媒体を付与する。通知部は、抽選の結果としてユーザにゲーム媒体が付与されたことによって、対象のクエストに関連付けられたゲーム媒体に関する所定条件を満たすことになったか否かについて識別可能に通知する。
【選択図】図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
付与部と通知部とを備え、
前記付与部は、抽選の結果としてユーザにゲーム媒体を付与し、
前記通知部は、前記抽選の結果として前記ユーザにゲーム媒体が付与されたことによって、対象のクエストに関連付けられたゲーム媒体に関する所定条件を満たすことになったか否かについて識別可能に通知する、
情報処理装置。
【請求項2】
前記通知部は、前記抽選の結果として前記ユーザにゲーム媒体が付与されたことによって、前記対象のクエストとして前記ユーザがクリアしていないクエストに関連付けられたゲーム媒体に関する前記所定条件を満たすことになったか否かについて識別可能に通知する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
プレイ制御部をさらに備え、
前記プレイ制御部は、前記抽選の結果として前記ユーザにゲーム媒体が付与されたことによって前記所定条件を満たした時を含む一定の期間において、前記対象のクエストがプレイ可能な状態でない場合、前記一定の期間において、前記ユーザに対して前記対象のクエストをプレイ可能に変更する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記通知部は、前記ユーザが前記対象のクエストをプレイ可能な状態であるか否かに応じて、前記所定条件を満たすことになったか否かについて異なる態様で通知する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項5】
受付部をさらに備え、
前記受付部は、前記ユーザが前記対象のクエストをプレイ可能な状態でない場合、前記ユーザが前記対象のクエストをプレイ可能な状態となった際に前記通知部により前記ユーザに通知する設定を受付可能に制御する、
請求項4に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記通知部は、前記抽選の結果として前記ユーザにゲーム媒体が付与されたことによって、前記対象のクエストに関連付けられた複数のゲーム媒体を含むデッキに関する前記所定条件を満たすことになったか否かについて識別可能に通知する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記通知部は、前記抽選の結果として前記ユーザにゲーム媒体が付与されたことによって、前記デッキに含まれる複数のゲーム媒体のうち所定数以上または所定割合以上のゲーム媒体を前記ユーザが所有することになった場合、前記所定条件を満たすことになった旨を通知する、
請求項6に記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記付与部は、前記抽選の結果として第1ゲーム媒体を含む1以上のゲーム媒体を前記ユーザに付与し、
前記通知部は、前記抽選の結果として前記ユーザに前記第1ゲーム媒体が付与されたことによって前記所定条件を満たすことになった場合、前記抽選の結果を表示する画面において、前記第1ゲーム媒体に関連付けて前記対象のクエストに関する情報を通知する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項9】
前記付与部は、前記抽選の結果として第1ゲーム媒体を含む1以上のゲーム媒体を前記ユーザに付与し、
前記通知部は、前記抽選の結果として前記ユーザに前記第1ゲーム媒体が付与されたことによって前記所定条件を満たすことになった場合、前記第1ゲーム媒体の詳細に関する情報を表示する画面において、前記対象のクエストに関する情報を表示させる、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項10】
受付部をさらに備え、
前記受付部は、前記画面を介して、前記ユーザが前記対象のクエストをプレイするための操作を受付可能に制御する、
請求項9に記載の情報処理装置。
【請求項11】
編成部をさらに備え、
前記編成部は、前記ユーザが前記対象のクエストをプレイするための操作が受け付けられた場合、前記第1ゲーム媒体を含むデッキを自動的に編成可能に制御する、
請求項10に記載の情報処理装置。
【請求項12】
表示制御部をさらに備え、
前記表示制御部は、前記ユーザが前記対象のクエストをプレイするための操作が受け付けられた場合、前記対象のクエストをプレイするためのデッキを編成するデッキ編成画面において、前記対象のクエストのプレイに推奨される推奨デッキに含まれるゲーム媒体として前記第1ゲーム媒体を含む複数のゲーム媒体と、前記推奨デッキに含まれないゲーム媒体とを識別可能に表示させる、
請求項10に記載の情報処理装置。
【請求項13】
プロセッサが、抽選の結果としてユーザにゲーム媒体を付与し、
プロセッサが、前記抽選の結果として前記ユーザにゲーム媒体が付与されたことによって、対象のクエストに関連付けられたゲーム媒体に関する所定条件を満たすことになったか否かについて識別可能に通知する、
情報処理方法。
【請求項14】
プロセッサに、
抽選の結果としてユーザにゲーム媒体を付与し、
前記抽選の結果として前記ユーザにゲーム媒体が付与されたことによって、対象のクエストに関連付けられたゲーム媒体に関する所定条件を満たすことになったか否かについて識別可能に通知する、
処理を実行させる情報処理プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
現在、ゲーム内で、ガチャと呼ばれる抽選を行うことが可能なゲームが知られている。抽選を行うことで、ユーザは、新たなキャラクタやアイテム等のゲーム媒体を入手することができる。
【0003】
例えば、特許文献1には、ユーザの入力操作に応じてゲームを進行させ、予め定められた項目がユーザのゲームプレイにより達成されることにより、達成された項目に応じてゲームポイントをユーザに付与し、ユーザに付与されるゲームポイントが一定量に到達する都度、抽選権をユーザに付与するゲームが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2018-011891号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記特許文献1に記載の技術においては、ユーザに対して、抽選の結果として付与されたゲーム媒体を使用してプレイするのに好適なクエスト(例えば、そのゲーム媒体を使用してデッキを編成することでクリアに有利なクエスト)があるか否かについて容易に認識させる点において改善の余地を残しているという問題があった。
【0006】
本発明の目的は、ユーザに対して、抽選の結果として付与されたゲーム媒体を使用してプレイするのに好適なクエストがあるか否かについて容易に認識させることが可能な情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る情報処理装置は、
付与部と通知部とを備え、
前記付与部は、抽選の結果としてユーザにゲーム媒体を付与し、
前記通知部は、前記抽選の結果として前記ユーザにゲーム媒体が付与されたことによって、対象のクエストに関連付けられたゲーム媒体に関する所定条件を満たすことになったか否かについて識別可能に通知する。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、ユーザに対して、抽選の結果として付与されたゲーム媒体を使用してプレイするのに好適なクエストがあるか否かについて容易に認識させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】本実施形態におけるゲームシステムの構成を示す図である。
図2】本実施形態におけるサーバのハードウェア構成を示すブロック図である。
図3】本実施形態におけるユーザ端末のハードウェア構成を示すブロック図である。
図4】本実施形態におけるサーバの機能構成例を示すブロック図である。
図5】ユーザ端末の表示部に表示されるホーム画面の一例である。
図6】ユーザ端末の表示部に表示される抽選結果画面の一例である。
図7】ユーザ端末の表示部に表示される抽選結果画面の一例である。
図8】ユーザ端末の表示部に表示されるキャラクタ詳細画面の一例である。
図9】ユーザ端末の表示部に表示されるデッキ編成画面の一例である。
図10】サーバが行う抽選処理の一例を示すフローチャートである。
図11】ユーザ端末の表示部に表示される抽選結果画面の変形例である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
添付図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。なお、各図において、同一の符号を付したものは、同一または同様の構成を有する。
【0011】
(ゲームシステム1の構成)
図1は、本実施形態におけるゲームシステム1の構成を示す。図1に示すゲームシステム1は、サーバ10(ゲームサーバ)と、複数のユーザ端末20(ユーザ端末20a、ユーザ端末20b、ユーザ端末20c、ユーザ端末20d)とを備える。サーバ10およびユーザ端末20は、インターネット、イントラネット、無線LANまたは移動通信等の通信回線5を介して互いに通信可能に接続されている。なお、サーバ10は、本発明の「情報処理装置」として機能する。
【0012】
本実施形態において、ユーザ端末20a、ユーザ端末20b、ユーザ端末20c、ユーザ端末20dを使用するユーザをそれぞれユーザU1、ユーザU2、ユーザU3、ユーザU4とする。ユーザU1、ユーザU2、ユーザU3、ユーザU4をそれぞれ区別する必要がない場合は、ユーザU1、ユーザU2、ユーザU3、ユーザU4をそれぞれユーザUと表現する。
【0013】
また、ユーザ端末20a、ユーザ端末20b、ユーザ端末20c、ユーザ端末20dをそれぞれ区別する必要がない場合は、ユーザ端末20a、ユーザ端末20b、ユーザ端末20c、ユーザ端末20dをそれぞれユーザ端末20と表現する。
【0014】
なお、ゲームシステム1が備えるユーザ端末20の数は4つに限られず、少なくとも1つ以上のユーザ端末20を備えていれば良い。
【0015】
ユーザ端末20は、例えばスマートフォンやタブレット端末等の情報処理端末であり、ユーザUにゲームを提供する。ユーザUは、ユーザ端末20を操作することによって、ゲームにログインして当該ゲームを実行することができる。ユーザ端末20は、例えば携帯電話機、パーソナルコンピュータ(PC)、ノートPC、携帯情報端末(PDA:Personal Digital Assistant)、家庭用ゲーム機器等、どのような端末が用いられても良い。ユーザ端末20は、GPS(Global Positioning System)等を用いて検出した自身の位置をサーバ10に通知するようにしても良い。
【0016】
サーバ10は、例えば、ユーザUに関する各種情報を管理したり、ゲームの一部の処理を実行したりする等、ユーザ端末20がゲームを提供する上でその一部の機能を担う装置である。サーバ10は、1または複数の情報処理装置から構成されても良いし、仮想的なサーバ(クラウドサーバ等)を用いて構成されても良い。
【0017】
(ゲーム概要)
次に、ゲームシステム1が提供するゲーム(以下、バトルゲームとも言う)の概要を説明する。ゲームシステム1が提供するゲームでは、ユーザUは、所持している複数のキャラクタの中から選択したキャラクタ(本発明の「ゲーム媒体」に相当)でデッキを編成し、編成したデッキを用いてクエストをクリアすることで、新たなキャラクタやアイテム等を入手することができる。また、ユーザUは、入手した複数のキャラクタを合成することでより強いキャラクタに成長させたり、アイテムを用いてキャラクタの属性を強化したりすることで、より難易度の高いクエストに挑戦することができる。
【0018】
ここで、クエストとは、予め定められた一定の条件を満たすことでクリア可能な課題を意味する用語である。クエストは、一般的には、探索、課題およびミッションと呼ばれることもある。クエストに参加したユーザUは、当該一定の条件を満たすことでクエストをクリアすることができ、クエストをクリアすると、ユーザUに報酬が与えられたり、本ゲームのストーリーが進行したりする。
【0019】
デッキとは、複数のキャラクタを組み合わせたグループを意味する用語である。ユーザUは、クエストを実行する際、当該クエストをクリアするために適した能力を持つキャラクタを選択してデッキを編成してクエストを実行する。本実施形態では、ユーザUがクエスト等を「実行」することを、「クエストプレイ」と称しても良い。
【0020】
本実施形態のゲームは、クエストプレイの際、五十音を頭文字に持つ文字のキャラクタを組み合わせ「言葉」を作って対戦相手(敵キャラクタ)を攻撃するパズル型ロールプレイングゲームであり、クロスワードパズルに例えられることもある。ゲームでは、ユーザUと対戦相手との間で所定の順序に従ってターン(攻撃のプレイターン)が切り替えられる。キャラクタには、例えば「あ」,「い」など1文字の平仮名が対応づけられている。ユーザUはキャラクタを盤面上に配列することで2文字以上の言葉(単語)を作る。サーバ10には、あらかじめ多数の言葉が辞書登録されており、登録されている言葉の何れかを作ることができれば敵キャラクタを攻撃することができる。ゲームでは、多種多様なキャラクタを組み合わせながら多数の言葉を作る能力が重要となり、ゲームの巧拙はユーザUの知識と発想によって決まる。
【0021】
本実施形態のゲームは、複数のユーザUが各々のユーザ端末20を操作して共同してプレイすることが可能なマルチプレイゲームである。すなわち、ユーザUは、単独プレイ(ソロプレイ)することは勿論、他のユーザUと共に共通のクエストを同時にプレイする所謂マルチプレイ(共同プレイともいう)も可能である。マルチプレイでは、各ユーザUは、デッキを編成する複数のキャラクタのうち、自身に割り当てられたキャラクタを操作する。
【0022】
このマルチプレイでは、特定のクエストに対してマルチプレイを主催して仲間を募集するユーザU(以下、ホストユーザという)と、その募集に応募してマルチプレイに参加するユーザU(以下、ゲストユーザという)とにより、共同関係が形成され、プレイの進行がマルチプレイを行うユーザU(ホストユーザ、ゲストユーザ)間で同期される。なお、ユーザU(ホストユーザ)は、メッセージアプリを介し、他のユーザU(ゲストユーザ候補)に対して招待メッセージを送ることによって、当該他のユーザUをマルチプレイに直接誘うこともできる。
【0023】
マルチプレイは、各ユーザUのユーザ端末20の通信機能を通じて行われる。一例として、あるゲストユーザが、マルチプレイを主催して仲間を募集するホストユーザとのマッチング要求を行い、その要求に応じて表示された1以上のホストユーザを確認する。そして、ゲストユーザは、所望のホストユーザが募集するマルチプレイに対して参加の申込を行い、ホストユーザがその申込を許可すると、ゲストユーザとホストユーザとの間にマルチプレイ用の通信経路が確立される。なお、マルチプレイの申込資格は、特に限定されず、任意に設定することができる。例えば、申込みを行うゲストユーザから所定距離の範囲内に居るホストユーザの募集に対して申込を行うことができるようにしても良いし、あるユーザUと交友関係がある他のユーザUであって、ユーザU同士で互いに承認したフレンド(ゲストユーザ)が申込を行うことができるようにしても良い。
【0024】
その後、マルチプレイに要する各種データの送受信が、公知の通信方式にしたがって実施される。このときのデータは、サーバ10を介したクライアント・サーバ方式であっても良く、サーバ10を介さないP2P(ピア・ツー・ピア)方式であっても良い。また、マルチプレイの様式は、完全同期型および非同期型に分類されるが、何れの様式を採用しても良い。
【0025】
なお、マルチプレイゲームには、複数のユーザUが協力する協力プレイゲーム、および、ユーザU同士が対戦する対戦ゲームが含まれるが、何れのタイプであっても良い。また、一回のマルチプレイにおけるユーザU数の上限(最大プレイ人数)については、特に限定されず任意の数に設定しても良いが、例えば最大で4人程度に設定するのが良い。
【0026】
ユーザUは、ゲーム中の様々な場面(例えばクエストをクリアした場合等)でキャラクタを入手することができる。また、ユーザUは、名ゲームの中で、ユーザUに付与する付与候補として任意のゲーム媒体(キャラクタまたはアイテム)を決定する抽選を行う(くじを引く)ことができる。任意のゲーム媒体が決定される抽選を行う(くじを引く)ことは、「ガチャ」とも呼ばれる。ユーザUは、ゲーム内価値(通貨)を消費すること、または、ゲームにて受け取れるゲーム内アイテムである抽選券を消費すること等で、当該抽選を行うことができる。例えばゲーム内価値の単位が「オーブ」である場合、1オーブの消費で1回の抽選を行うことができる。
【0027】
各ゲーム媒体には、抽選で当選する確率に対応したレアリティ度(希少性)が付与されている。レアリティ度は例えばレベル1からレベル6まで設定されており、レベル1が最も当選する確率が高く、レベル2、レベル3、レベル4、レベル5、レベル6の順に当選する確率が低くなる。
【0028】
(サーバ10のハードウェア構成)
図2は、本実施形態におけるサーバ10のハードウェア構成を示すブロック図である。図2に示すように、サーバ10は、制御部11、記憶部12、通信部13、操作入力部14およびモニタ15を備えて構成される。
【0029】
制御部11は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、マイクロプロセッサ、DSP(Digital Signal Processor)等であり、サーバ10の全体の動作を制御する。
【0030】
記憶部12の一部は、例えば、RAM(Random Access Memory)やDRAM(Dynamic Random Access Memory)等で構成されており、制御部11による各種プログラムに基づく処理の実行時のワークエリア等として用いられる。
【0031】
また、記憶部12の一部は、例えば、ROM(Read Only Memory)等の不揮発性メモリまたはHDD(Hard Disk Drive)であり、各種データおよび制御部11の処理に利用されるプログラム等を保存する。記憶部12は、各種情報および処理結果等を記録しておくための1以上のテーブル等を含むデータベースを保持することが可能である。
【0032】
記憶部12に記憶されるプログラムは、例えば、サーバ10の基本的な機能を実現するためのOS(Operating System)、各種ハードウェアを制御するためのドライバ、各種機能を実現するためのプログラム等であって、本発明の「情報処理プログラム」として機能するプログラムを含む。
【0033】
本実施形態では、記憶部12は、クエストを一意に特定可能なクエストIDと、当該クエストのクリアに有利なデッキ(推奨デッキとも言う)を一意に特定可能なデッキIDと、当該デッキに含まれる複数のキャラクタの組み合わせ(複数のキャラクタのそれぞれを一意に特定可能なキャラクタID)を示すデッキ編成情報と、当該クエストをプレイ可能な時間とを互いに関連付けたクエスト情報を記憶する。また、記憶部12は、ユーザUを一意に特定可能なユーザIDと、クエストを一意に特定可能なクエストIDと、当該クエストについて当該ユーザUがクリアしたことがあるか否かを示すクリア情報(クリアフラグ)と、当該クエストをプレイ可能な時間となった際に、その旨を当該ユーザUに通知することが設定されているか否かを示す通知設定情報(通知設定フラグ)とを互いに関連付けたユーザ・クエスト情報を記憶する。また、記憶部12は、ユーザUを一意に特定可能なユーザIDと、当該ユーザUが所有するキャラクタを一意に特定可能なキャラクタIDとを互いに関連付けたユーザ・キャラクタ情報を記憶する。
【0034】
通信部13は、例えばNIC(Network Interface Controller)であり、通信回線5に接続する機能を有する。なお、通信部13は、NICに代えて、またはNICと共に、無線LAN(Local Area Network)に接続する機能、無線WAN(Wide Area Network)に接続する機能、例えばBluetooth(登録商標)等の近距離の無線通信、および赤外線通信等を可能とする機能を有しても良い。サーバ10は、通信回線5を介してユーザ端末20等と接続され、ユーザ端末20等との間で各種データの送受信を行うことができる。
【0035】
操作入力部14は、キーボードおよびマウス等で構成され、サーバ10を使用するユーザによる各種操作の入力を受け付ける。モニタ15は、例えば液晶ディスプレイ装置等であり、各種画像を表示する。
【0036】
制御部11、記憶部12、通信部13、操作入力部14およびモニタ15は、システムバス16を介して相互に電気的に接続されている。したがって、制御部11は、記憶部12へのアクセス、モニタ15に対する画像の表示、ユーザによる操作入力部14に対する操作状態の把握、および通信部13を介した各種通信網やユーザ端末20へのアクセス等を行うことができる。
【0037】
(ユーザ端末20のハードウェア構成)
図3は、本実施形態におけるユーザ端末20のハードウェア構成を示すブロック図である。図3に示すように、ユーザ端末20は、制御部21、記憶部22、通信部23、表示部24、スピーカ25、マイク26、カメラ27および操作ボタン28を備えて構成される。
【0038】
制御部21は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、マイクロプロセッサ、DSP(Digital Signal Processor)等であり、ユーザ端末20の全体の動作を制御する。
【0039】
記憶部22の一部は、例えば、RAM(Random Access Memory)やDRAM(Dynamic Random Access Memory)等で構成されており、制御部21による各種プログラムに基づく処理の実行時のワークエリア等として用いられる。
【0040】
また、記憶部22の一部は、例えば、ROM(Read Only Memory)等の不揮発性メモリまたはHDD(Hard Disk Drive)であり、各種データおよび制御部21の処理に利用されるプログラム等を保存する。記憶部22は、各種情報および処理結果等を記録しておくための1以上のテーブル等を含むデータベースを保持することが可能である。
【0041】
記憶部22に記憶されるプログラムは、例えば、ユーザ端末20の基本的な機能を実現するためのOS(Operating System)、各種ハードウェアを制御するためのドライバ、各種機能を実現するためのプログラム等を含む。
【0042】
通信部23は、例えばNIC(Network Interface Controller)であり、通信回線5に接続する機能を有する。なお、通信部23は、NICに代えて、またはNICと共に、無線LAN(Local Area Network)に接続する機能、無線WAN(Wide Area Network)に接続する機能、例えばBluetooth(登録商標)等の近距離の無線通信、および赤外線通信等を可能とする機能を有しても良い。ユーザ端末20は、通信回線5を介してサーバ10や他のユーザ端末20等と接続され、サーバ10や他のユーザ端末20等との間で各種データの送受信を行うことができる。
【0043】
表示部24は、タッチパネルディスプレイ等であり、画像等を表示し、ユーザUによる操作を受け付けることが可能である。
【0044】
スピーカ25は、制御部21の制御を受けて各種の音を出力する。マイク26は、制御部21の制御を受けて各種の音を入力する。カメラ27は、制御部21の制御を受けて被写体を撮像する。
【0045】
操作ボタン28は、ユーザ端末20の例えば側面等に設けられ、ユーザ端末20を起動または停止させるための電源ボタンや、スピーカ25から出力される音のボリューム(音量)を調整するためのボタン等である。
【0046】
制御部21、記憶部22、通信部23、表示部24、スピーカ25、マイク26、カメラ27および操作ボタン28は、システムバス29を介して相互に電気的に接続されている。したがって、制御部21は、記憶部22へのアクセス、表示部24に対する画像の表示、ユーザUによるタッチパネルディスプレイ(表示部24)や操作ボタン28に対する操作状態の把握、マイク26への音の入力、スピーカ25からの音の出力、カメラ27に対する制御、および通信部23を介した各種通信網、サーバ10や他のユーザ端末20等へのアクセス等を行うことができる。
【0047】
図4は、本実施形態におけるサーバ10が備える制御部11の機能構成例を示すブロック図である。図4に示すように、制御部11は、機能構成として、受付部11a、プレイ制御部11b、抽選実行部11c、付与部11d、通知部11e、編成部11fおよび表示制御部11gを備える。なお、一般的にサーバ10の制御部11は、上記以外にも種々の機能を有しているが、ここでは、本実施形態におけるゲームシステム1において特徴的な機能のみを説明することとし、その他の既知の機能等については図示および説明を省略する。
【0048】
受付部11aは、ユーザ端末20の表示部24に対するユーザU(例えば、ユーザU1)の操作を介して、ユーザUから、ゲーム内価値(例えば、スタミナ、オーブ)を消費することによってプレイ可能なゲーム(クエスト)のプレイ要求を受け付ける。
【0049】
受付部11aは、ユーザ端末20の表示部24に対するユーザU(例えば、ユーザU1)の操作を介して、ユーザUから、ゲーム内価値(例えば、スタミナ、オーブ)を消費することによって抽選の実行要求を受け付ける。
【0050】
プレイ制御部11bは、受付部11aによりユーザU(例えば、ユーザU1)からのゲームのプレイ要求が受け付けられた場合、ユーザUによるゲームのプレイを制御する。
【0051】
抽選実行部11cは、受付部11aによりユーザU(例えば、ユーザU1)からの抽選の実行要求が受け付けられた場合、ユーザUに付与するキャラクタとして、第1キャラクタ(本発明の「第1ゲーム媒体」に相当)を含む1以上のキャラクタ(例えば、10体のキャラクタ)を決定する抽選(例えば、10連ガチャ)を実行する。
【0052】
図5は、ユーザ端末20の表示部24に表示されるホーム画面の一例を示す図である。ホーム画面は、ユーザUがゲームにログインした後のゲーム開始時等に表示される。以下で説明する各画面は、サーバ10からユーザ端末20に送信された画面表示データに基づいて表示される。
【0053】
図5に示すように、ホーム画面には、ゲームプレイボタン40および抽選要求ボタン42等が表示される。ユーザUによってゲームプレイボタン40が押下されると、ゲームをプレイするためのゲームプレイ画面(図示しない)が表示され、ユーザUはゲームをプレイすることができる。ユーザUによって抽選要求ボタン42が押下されると、ユーザUは抽選を実行することができる。具体的には、抽選要求ボタン42が押下されると、受付部11aによりユーザU(例えば、ユーザU1)からの抽選の実行要求が受け付けられ後、抽選実行部11cにより抽選が実行され、抽選結果を表示するための抽選結果画面がユーザ端末20の表示部24に表示される。
【0054】
付与部11dは、抽選実行部11cによる抽選の実行結果として決定したキャラクタをユーザUに付与する。そして、付与部11dは、抽選実行部11cによる抽選の実行結果を、記憶部12に記憶されるユーザ・キャラクタ情報に反映(更新記憶)させる。
【0055】
通知部11eは、抽選実行部11cによる抽選の結果としてユーザUにキャラクタが付与されたことによって、対象のクエストに関連付けられたキャラクタに関する所定条件(例えば、対象のクエストのクリアに有利なデッキを編成可能である)を満たすことになったか否か、言い換えると、抽選の結果として付与されたキャラクタを使用してプレイするのに好適なクエストがあるか否かを識別可能にユーザUに通知する。
【0056】
ここで、対象のクエストは、ユーザUがクリアしていないクエストであり、通知部11eは、記憶部12に記憶されるユーザ・クエスト情報に含まれるクリア情報を参照することによって、当該クエストを特定することができる。また、所定条件は、対象のクエストに関連付けられた複数のキャラクタを含むデッキに関する条件であり、例えば、対象のクエストのクリアに有利なデッキを編成可能であることである。なお、所定条件は、対象のクエストのクリアに有利な1以上のキャラクタを所有しているであっても良い。
【0057】
なお、通知部11eの通知態様としては、音響信号をユーザ端末20のスピーカ25で再生することで通知情報を聴覚的に通知する態様、画像をユーザ端末20の表示部24に表示することで通知情報を視覚的に通知する態様、ユーザ端末20において光の色、点灯/点滅のパターン、光の強さ等を制御して光を発生させることで通知情報を視覚的に通知する態様、振動のパターン、強さ等を制御してユーザ端末20のバイブレーション機能により振動を発生させることで通知情報を触覚的に通知する態様、ユーザ端末20において首振り可能な空気砲を用いて刺激臭のような所定の匂いのついた空気をユーザUの鼻腔に向けて発射させることで通知情報を嗅覚的に通知する態様等が挙げられる。なお、音響信号には、人の音声によるメッセージ、ブザー音、チャイム音および警報音等が含まれる。表示部24に表示される画像は、図形、コンピュータグラフィックス、写真、文字、数字および記号等の少なくとも1つの要素を含む画像であって、2つ以上の要素の組み合わせを含む画像であっても良い。さらに、画像は、モノクロ映像およびカラー映像の何れでも良く、静止画および動画の何れでも良い。
【0058】
通知部11eは、抽選実行部11cによる抽選の結果としてユーザUにキャラクタが付与されたことによって、対象のクエストに関連付けられたデッキ(推奨デッキ)に含まれる複数(例えば、12体)のキャラクタのうち所定数(例えば、10体)以上または所定割合(例えば、80%)以上のキャラクタをユーザUが所有することになった場合、所定条件(例えば、対象のクエストのクリアに有利なデッキを編成可能であること)を満たすことになった旨を通知しても良い。上記の所定数は例えば、デッキを構成するキャラクタの総数と同じであってもよいし、デッキを構成するキャラクタの総数より小さい数であってもよい。
【0059】
通知部11eは、抽選実行部11cによる抽選の結果としてユーザUに第1キャラクタが付与されたことによって、対象のクエストに関連付けられた第1キャラクタに関する所定条件を満たすことになった場合、抽選の結果を表示する抽選結果画面において、対象のクエストに関する情報を通知する。本実施形態では、通知部11eは、抽選結果画面において、第1キャラクタに関連付けて対象のクエストに関する情報を通知する。
【0060】
図6は、ユーザ端末20の表示部24に表示される抽選結果画面の一例を示す図である。図6に示す抽選結果画面は、図5に示すホーム画面で抽選要求ボタン42が押下されて抽選が実行された後、ユーザUが所有するキャラクタのリストを表示する前に表示される。抽選結果画面には、当選キャラクタ表示領域50、対象クエスト情報52、通知情報54、クエストプレイボタン56等が表示される。
【0061】
当選キャラクタ表示領域50では、抽選実行部11cによる抽選の実行結果として決定(当選)したキャラクタ(図示例では、キャラクタA,B,C,D,E,F,G,H,I,J)が表示される。対象クエスト情報52は、抽選実行部11cによる抽選の結果としてユーザUに第1キャラクタ(図示例では、キャラクタA)が付与されたことによって、当該第1キャラクタ(キャラクタA)を使用してプレイするのに好適な対象のクエスト(図示例では、クエストX)を一意に特定可能な丸囲み文字である。なお、対象クエスト情報52は、図6に示す例に限らず、単にキャラクタAの近傍位置に表示される星印マークであっても良いし、クエストXのクリアによってユーザUに付与されるキャラクタ(クリア特典)を示すアイコン等であっても良い。
【0062】
通知情報54は、抽選実行部11cによる抽選の結果としてユーザUに第1キャラクタ(例えば、キャラクタA)が付与されたことによって、対象のクエストXに関連付けられた第1キャラクタ(例えば、キャラクタA)に関する所定条件(図示例では、対象のクエストXのクリアに有利な推奨デッキを編成可能であること)を満たすことになった旨を示すメッセージ表示情報である。ユーザUによってクエストプレイボタン56が押下されると、対象のクエスト(例えば、クエストX)をプレイするためのゲームプレイ画面(図示しない)が表示され、ユーザUは対象のクエスト(例えば、クエストX)をプレイすることができる。なお、抽選実行部11cによる抽選の結果としてユーザUに第1キャラクタが付与されたことによって、当該第1キャラクタ(例えば、キャラクタA)を使用してプレイするのに好適なクエストが複数存在する場合には、好適なクエストのそれぞれに対応して複数の通知情報54が表示される。
【0063】
図6に示す抽選結果画面を表示することにより、抽選の結果として付与された第1キャラクタ(例えば、キャラクタA)を使用してプレイするのに好適な対象のクエスト(例えば、クエストX)がある場合、ユーザUに対して、キャラクタAに関連付けて対象のクエスト(例えば、クエストX)に関する情報を容易に認識させることができる。また、ユーザUは、抽選結果画面において、対象のクエスト(例えば、クエストX)をプレイするための操作を容易に行うことができる。
【0064】
通知部11eは、抽選実行部11cによる抽選の結果としてユーザUに第1キャラクタ(例えば、キャラクタA)が付与されたことによって、対象のクエスト(例えば、クエストX)に関連付けられた第1キャラクタ(例えば、キャラクタA)に関する所定条件(対象のクエストのクリアに有利な推奨デッキを編成可能であること)を満たすことになった場合、第1キャラクタ(例えば、キャラクタA)の詳細に関する情報を表示する画面において、対象のクエスト(例えば、クエストX)に関する情報を表示させる。
【0065】
受付部11aは、第1キャラクタ(例えば、キャラクタA)の詳細に関する情報を表示する画面を介して、ユーザUが対象のクエスト(例えば、クエストX)をプレイするための操作を受付可能に制御する。
【0066】
編成部11fは、第1キャラクタ(例えば、キャラクタA)の詳細に関する情報を表示する画面を介して、ユーザUが対象のクエスト(例えば、クエストX)をプレイするための操作が受け付けられた場合、記憶部12に記憶されるクエスト情報を参照し、第1キャラクタ(例えば、キャラクタA)を含むデッキを自動的に編成可能に制御する。
【0067】
表示制御部11gは、第1キャラクタ(例えば、キャラクタA)の詳細に関する情報を表示する画面を介して、ユーザUが対象のクエスト(例えば、クエストX)をプレイするための操作が受け付けられた場合、対象のクエスト(例えば、クエストX)をプレイするためのデッキを編成するデッキ編成画面において、対象のクエスト(例えば、クエストX)のプレイに推奨される推奨デッキに含まれるキャラクタとして第1キャラクタ(例えば、キャラクタA)を含む複数のキャラクタと、推奨デッキに含まれないキャラクタとを識別可能に表示させる。
【0068】
図7は、ユーザ端末20の表示部24に表示される抽選結果画面の一例を示す図である。図7に示す抽選結果画面は、図5に示すホーム画面で抽選要求ボタン42が押下されて抽選が実行された後、ユーザUが所有するキャラクタのリストを表示する前に表示される。抽選結果画面には、当選キャラクタ表示領域50、対象クエスト情報52等が表示される。
【0069】
当選キャラクタ表示領域50では、抽選実行部11cによる抽選の実行結果として決定(当選)したキャラクタ(図示例では、キャラクタA,B,C,D,E,F,G,H,I,J)が表示される。対象クエスト情報52は、抽選実行部11cによる抽選の結果としてユーザUに第1キャラクタ(図示例では、キャラクタA)が付与されたことによって、当該第1キャラクタ(キャラクタA)を使用してプレイするのに好適な対象のクエスト(図示例では、クエストX)を一意に特定可能な丸囲み文字である。
【0070】
図8は、ユーザ端末20の表示部24に表示されるキャラクタ詳細画面の一例を示す図である。図8に示すキャラクタ詳細画面は、図7に示す抽選結果画面で、第1キャラクタ(キャラクタA)の表示位置を含む近傍位置がユーザUによって押下された場合に表示される。キャラクタ詳細画面には、キャラクタ詳細表示領域62およびクエストプレイボタン64等が表示される。
【0071】
キャラクタ詳細表示領域62には、第1キャラクタ(キャラクタA)の詳細に関する情報として、第1キャラクタ(キャラクタA)のレベル(図示例では、B)、体力(図示例では、B)、攻撃力(図示例では、A)、防御力(図示例では、C)、運(図示例では、B)、第1キャラクタ(キャラクタA)が有する特殊スキル(図示例では、ダメージ2倍)、おすすめクエスト(図示例では、第1キャラクタ(キャラクタA)を使用してプレイするのに好適な対象のクエスト(クエストX))等が表示される。ユーザUによってクエストプレイボタン64が押下されると、対象のクエスト(クエストX)をプレイするためのゲームプレイ画面(図示しない)が表示され、ユーザUは対象のクエスト(クエストX)をプレイすることができる。なお、図7に示す抽選結果画面で、キャラクタA以外のキャラクタB,C,D,E,F,G,H,I,Jの表示位置を含む近傍位置がユーザUによって押下された場合には、キャラクタ詳細画面のキャラクタ詳細表示領域62におけるおすすめクエストは表示されず、クエストプレイボタン64も表示されない。
【0072】
図8に示すキャラクタ詳細画面を表示することにより、抽選の結果として付与された第1キャラクタ(キャラクタA)を使用してプレイするのに好適な対象のクエスト(クエストX)がある場合、ユーザUに対して、第1キャラクタ(キャラクタA)に関連付けて対象のクエスト(クエストX)に関する情報を容易に認識させることができる。また、ユーザUは、キャラクタ詳細画面において、対象のクエスト(クエストX)をプレイするための操作を容易に行うことができる。
【0073】
図9は、ユーザ端末20の表示部24に表示されるデッキ編成画面の一例を示す図である。図9に示すデッキ編成画面は、図6に示す抽選結果画面においてクエストプレイボタン56が押下された場合、または、図8に示すキャラクタ詳細画面においてクエストプレイボタン64が押下された場合に表示される。デッキ編成画面には、編成キャラクタ表示領域70,72,74,76、推奨デッキ編成ボタン80、デッキ確定ボタン82、編成候補キャラクタ表示領域90、推奨デッキ編成キャラクタ特定情報92等が表示される。
【0074】
編成キャラクタ表示領域70,72,74,76には、ユーザ端末20の表示部24に対するユーザUの操作を介して指定され、対象のクエスト(クエストX)をプレイするためのデッキに編成される4体のキャラクタがそれぞれ表示される。図示例においては、対象のクエストXをプレイするためのデッキに編成されるキャラクタは、ユーザUの操作を介して指定されていない。
【0075】
ユーザUによって推奨デッキ編成ボタン80が押下されると、編成部11fは、記憶部12に記憶されるクエスト情報を参照し、対象のクエスト(クエストX)のクリアに有利であり、抽選の結果として付与された第1キャラクタ(キャラクタA)を含むデッキを自動的に編成する。この場合、編成キャラクタ表示領域70,72,74,76には、編成部11fにより自動的に編成されたデッキに含まれる4体のキャラクタがそれぞれ表示される。
【0076】
編成候補キャラクタ表示領域90には、対象のクエスト(クエストX)をプレイするためのデッキに編成可能なキャラクタの候補として、例えばユーザUが所有しているキャラクタ(図示例では、キャラクタA,B,C,D,E,K,L,M)が表示される。推奨デッキ編成キャラクタ特定情報92は、編成候補キャラクタ表示領域90に表示されるキャラクタのうち、対象のクエスト(クエストX)のプレイに推奨される推奨デッキに含まれるキャラクタとして第1キャラクタ(キャラクタA)を含む複数のキャラクタA,K,L,Mを特定可能な情報であり、図示例では、当該複数のキャラクタA,K,L,Mを囲む四角枠である。推奨デッキ編成キャラクタ特定情報92を表示することにより、ユーザUに対して、対象のクエスト(クエストX)のプレイに推奨される推奨デッキに含まれるキャラクタA,K,L,Mと、それ以外のキャラクタB,C,D,Eとを識別して認識させることができる。なお、対象のクエスト(クエストX)のプレイに推奨される推奨デッキが複数存在する場合、デッキ編成画面において、第1キャラクタ(キャラクタA)を含む推奨デッキに含まれる複数のキャラクタ(例えば、キャラクタA,K,L,M)を特定可能な推奨デッキ編成キャラクタ特定情報92と、第1キャラクタ(キャラクタA)を含まない推奨デッキに含まれる複数のキャラクタ(例えば、キャラクタX,Y,Z,W)を特定可能な推奨デッキ編成キャラクタ特定情報92との両方を表示させても良い。
【0077】
対象のクエスト(クエストX)をプレイするためのデッキが編成された状態でユーザUによってデッキ確定ボタン82が押下されると、対象のクエスト(クエストX)をプレイするためのゲームプレイ画面(図示しない)が表示され、ユーザUは、図9に示すデッキ編成画面を介して編成されたデッキを使用して、対象のクエスト(クエストX)をプレイすることができる。
【0078】
図10は、本実施形態において、サーバ10が行う抽選処理(本発明の「情報処理方法」に相当)の一例を示すフローチャートである。
【0079】
まず、受付部11aは、ユーザ端末20の表示部24に対するユーザU(例えば、ユーザU1)の操作を介して、ユーザUから、ゲーム内価値(例えば、スタミナ、オーブ)を消費することによって抽選の実行要求を受け付ける(ステップS100)。
【0080】
次に、抽選実行部11cは、ユーザUに付与するキャラクタとして、第1キャラクタ(例えば、キャラクタA)を含む1以上のキャラクタ(例えば、10体のキャラクタ)を決定する抽選(例えば、10連ガチャ)を実行する(ステップS110)。
【0081】
次に、付与部11dは、抽選実行部11cによる抽選の実行結果として決定(当選)したキャラクタをユーザUに付与する(ステップS120)。
【0082】
次に、通知部11eは、抽選実行部11cによる抽選の結果として付与されたキャラクタを使用してプレイするのに好適なクエストがあるか否かについて判定する(ステップS130)。判定の結果、プレイするのに好適なクエストがある場合(ステップS130、YES)、通知部11eは、ユーザ端末20の表示部24に対して、抽選実行部11cによる抽選の結果を第1モード(例えば、図6に示す抽選結果画面の表示態様)で表示させる(ステップS140)。つまり、通知部11eは、抽選結果画面において、第1キャラクタ(例えば、キャラクタA)に関連付けて対象のクエスト(例えば、クエストX)に関する情報を通知する。ステップS140の処理が完了することによって、サーバ10は図10に示す抽選処理を終了する。
【0083】
一方、プレイするのに好適なクエストがない場合(ステップS130、NO)、通知部11eは、ユーザ端末20の表示部24に対して、抽選実行部11cによる抽選の結果を第2モード(通常モード、例えば、図6に示す抽選結果画面において当選キャラクタ表示領域50のみを表示する表示態様)で表示させる(ステップS150)。ステップS150の処理が完了することによって、サーバ10は図10に示す抽選処理を終了する。
【0084】
以上詳しく説明したように、本実施形態では、サーバ10(情報処理装置)は、付与部11dと通知部11eとを備える。付与部11dは、抽選(例えば、10連ガチャ)の結果としてユーザUに1以上のキャラクタを付与する。通知部11eは、抽選の結果としてユーザUに第1キャラクタ(例えば、キャラクタA)が付与されたことによって、対象のクエスト(例えば、クエストX)に関連付けられた第1キャラクタ(例えば、キャラクタA)に関する所定条件(例えば、対象のクエストのクリアに有利なデッキを編成可能である)を満たすことになったか否かについて識別可能に通知する。
【0085】
このように構成した本実施形態によれば、ユーザUに対して、抽選の結果として付与された第1キャラクタ(例えば、キャラクタA)を使用してプレイするのに好適なクエストがあるか否かを容易に認識させることができる。
【0086】
なお、上記実施形態において、プレイ制御部11bは、抽選実行部11cによる抽選の結果としてユーザUに第1キャラクタ(例えば、キャラクタA)が付与されたことによって、対象のクエスト(例えば、クエストX)に関連付けられた第1キャラクタ(例えば、キャラクタA)に関する所定条件(例えば、対象のクエストのクリアに有利なデッキを編成可能)を満たした時を含む一定の期間(例えば、数時間)において、対象のクエスト(例えば、クエストX)がプレイ可能な状態でない場合、当該一定の期間において、ユーザUに対して対象のクエスト(例えば、クエストX)を例えば一定時間の間、プレイ可能に変更し、その他のユーザUに対しては対象のクエスト(例えば、クエストX)をプレイ可能に変更しなくても(プレイ不可能にし続けても)良い。これにより、抽選実行部11cによる抽選の結果として第1キャラクタ(例えば、キャラクタA)が付与されたユーザUのゲームプレイに関する満足度を向上させることができる。例えば、上記の一定の期間を第1期間、ユーザUによらず対象のクエストのプレイが可能な期間を第2期間とした場合に、第1期間は第2期間と少なくとも一部が重複しない期間として設定されるようにしてよい。
【0087】
また、上記実施形態において、通知部11eは、ユーザUが対象のクエスト(例えば、クエストX)をプレイ可能な状態であるか否かに応じて、対象のクエスト(例えば、クエストX)に関連付けられた第1キャラクタ(例えば、キャラクタA)に関する所定条件(例えば、対象のクエストのクリアに有利なデッキを編成可能)を満たすことになったか否かについて異なる態様で通知しても良い。これにより、ユーザUが対象のクエスト(例えば、クエストX)をプレイ可能な状態であるか否かに応じた好適な態様で、第1キャラクタ(例えば、キャラクタA)に関する所定条件を満たすことになったか否かをユーザUに通知することができる。
【0088】
例えば、受付部11aは、ユーザUが対象のクエスト(例えば、クエストX)をプレイ可能な状態でない場合、ユーザUが対象のクエスト(例えば、クエストX)をプレイ可能な状態となった際に通知部11eによりユーザUに通知する設定を受付可能に制御しても良い。これにより、ユーザUは、通知の設定をしておくことで、対象のクエスト(例えば、クエストX)がプレイ可能な状態となった際、プレイ可能な状態となったことを容易に認識することができる。
【0089】
図11は、ユーザ端末20の表示部24に表示される抽選結果画面の一例を示す図である。図11に示す抽選結果画面は、図5に示すホーム画面で抽選要求ボタン42が押下されて抽選が実行された場合に表示される。抽選結果画面には、当選キャラクタ表示領域50、対象クエスト情報52、通知情報58、通知設定ボタン60等が表示される。
【0090】
当選キャラクタ表示領域50では、抽選実行部11cによる抽選の実行結果として決定(当選)したキャラクタ(図示例では、キャラクタA,B,C,D,E,F,G,H,I,J)が表示される。対象クエスト情報52は、抽選実行部11cによる抽選の結果としてユーザUに第1キャラクタ(図示例では、キャラクタA)が付与されたことによって、当該第1キャラクタ(キャラクタA)を使用してプレイするのに好適な対象のクエスト(図示例では、クエストX)を一意に特定可能な丸囲み文字である。
【0091】
通知情報58は、抽選実行部11cによる抽選の結果としてユーザUに第1キャラクタ(キャラクタA)が付与されたことによって、ユーザUがプレイ可能な状態(図示例では、現在、プレイ可能時間である)でないものの、対象のクエスト(例えば、クエストX)に関連付けられた第1キャラクタ(キャラクタA)に関する所定条件(図示例では、クエストXのクリアに有利な推奨デッキを編成可能である)を満たすことになった旨を示すメッセージ表示情報である。ユーザUによって通知設定ボタン60が押下されると、受付部11aは、ユーザUが対象のクエスト(例えば、クエストX)をプレイ可能な状態となった際に、その旨を通知部11eによりユーザUに通知する設定を受け付ける。そして、通知部11eは、ユーザUが対象のクエストXをプレイ可能な状態となった際に、その旨をユーザUに通知する。
【0092】
なお、上記実施形態では、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその要旨、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
【0093】
<まとめ>
[汎用課題]
本発明の目的の1つは、抽選の結果としてゲーム媒体が付与されたユーザに対して、有益な情報を提供することである。
【0094】
[付記1]に対応する課題
本発明の目的の1つは、ユーザに対して、抽選の結果として付与されたゲーム媒体を使用してプレイするのに好適なクエストがあるか否かを容易に認識させることである。
[付記1]本実施形態に係る情報処理装置は、抽選の結果としてユーザにゲーム媒体を付与する付与部と、抽選の結果としてユーザにゲーム媒体が付与されたことによって、対象のクエストに関連付けられたゲーム媒体に関する所定条件を満たすことになったか否かについて識別可能に通知する通知部とを備える。
上記の情報処理装置によれば、ユーザに対して、抽選の結果として付与されたゲーム媒体を使用してプレイするのに好適なクエストがあるか否かを容易に認識させることができる。
【0095】
[付記2]に対応する課題
本発明の目的の1つは、ユーザに対して、抽選の結果として付与されたゲーム媒体を使用してプレイするのに好適であり、自身がクリアしていないクエストがあるか否かを容易に認識させることである。
[付記2]通知部は、抽選の結果としてユーザにゲーム媒体が付与されたことによって、対象のクエストとしてユーザがクリアしていないクエストに関連付けられたゲーム媒体に関する所定条件を満たすことになったか否かについて識別可能に通知する、付記1に記載の情報処理装置。
これにより、ユーザに対して、抽選の結果として付与されたゲーム媒体を使用してプレイするのに好適であり、自身がクリアしていないクエストがあるか否かを容易に認識させることができる。
【0096】
[付記3]に対応する課題
本発明の目的の1つは、ユーザのゲームプレイに関する満足度を向上させることである。
[付記3]抽選の結果としてユーザにゲーム媒体が付与されたことによって所定条件を満たした時を含む一定の期間において、対象のクエストがプレイ可能な状態でない場合、一定の期間において、ユーザに対して対象のクエストをプレイ可能に変更するプレイ制御部をさらに備える、付記1または2に記載の情報処理装置。
これにより、抽選の結果としてゲーム媒体が付与されたユーザのゲームプレイに関する満足度を向上させることができる。
【0097】
[付記4]に対応する課題
本発明の目的の1つは、ユーザが対象のクエストをプレイ可能な状態であるか否かに応じた好適な態様で、所定条件を満たすことになったか否かについて通知可能にすることである。
[付記4]通知部は、ユーザが対象のクエストをプレイ可能な状態であるか否かに応じて、所定条件を満たすことになったか否かについて異なる態様で通知する、付記1~3の何れか1つに記載の情報処理装置。
これにより、ユーザが対象のクエストをプレイ可能な状態であるか否かに応じた好適な態様で、所定条件を満たすことになったか否かについて通知することができる。
【0098】
[付記5]に対応する課題
本発明の目的の1つは、ユーザに対して、対象のクエストをプレイ可能な状態となった際に、その旨を容易に認識させることである。
[付記5]ユーザが対象のクエストをプレイ可能な状態でない場合、ユーザが対象のクエストをプレイ可能な状態となった際に通知部によりユーザに通知する設定を受付可能に制御する受付部をさらに備える、付記4に記載の情報処理装置。
これにより、通知する設定を行うことで、ユーザに対して、対象のクエストをプレイ可能な状態となった際に、その旨を容易に認識させることができる。
【0099】
[付記6]に対応する課題
本発明の目的の1つは、ユーザに対して、抽選の結果として付与されたゲーム媒体を含むデッキを使用してプレイするのに好適なクエストがあるか否かを容易に認識させることである。
[付記6]通知部は、抽選の結果としてユーザにゲーム媒体が付与されたことによって、対象のクエストに関連付けられた複数のゲーム媒体を含むデッキに関する所定条件を満たすことになったか否かについて識別可能に通知する、付記1~5の何れか1つに記載の情報処理装置。
これにより、ユーザに対して、抽選の結果として付与されたゲーム媒体を含むデッキを使用してプレイするのに好適なクエストがあるか否かを容易に認識させることができる。
【0100】
[付記7]に対応する課題
本発明の目的の1つは、ユーザに対して、所定条件に関するデッキに含まれる多くのゲーム媒体を所有することで、所定条件を満たすことになった旨をユーザに容易に認識させることである。
[付記7]通知部は、抽選の結果としてユーザにゲーム媒体が付与されたことによって、デッキに含まれる複数のゲーム媒体のうち所定数以上または所定割合以上のゲーム媒体をユーザが所有することになった場合、所定条件を満たすことになった旨を通知する、付記6に記載の情報処理装置。
これにより、ユーザに対して、所定条件に関するデッキに含まれる多くのゲーム媒体を所有することで、所定条件を満たすことになった旨をユーザに容易に認識させることができる。
【0101】
[付記8]に対応する課題
本発明の目的の1つは、抽選の結果として付与された第1ゲーム媒体を使用してプレイするのに好適なクエストがある場合、ユーザに対して、第1ゲーム媒体に関連付けて対象のクエストに関する情報を容易に認識させることである。
[付記8]付与部は、抽選の結果として第1ゲーム媒体を含む1以上のゲーム媒体をユーザに付与し、通知部は、抽選の結果としてユーザに第1ゲーム媒体が付与されたことによって所定条件を満たすことになった場合、抽選の結果を表示する画面において、第1ゲーム媒体に関連付けて対象のクエストに関する情報を通知する、付記1~7の何れか1つに記載の情報処理装置。
これにより、抽選の結果として付与された第1ゲーム媒体を使用してプレイするのに好適なクエストがある場合、ユーザに対して、第1ゲーム媒体に関連付けて対象のクエストに関する情報を容易に認識させることができる。
【0102】
[付記9]に対応する課題
本発明の目的の1つは、抽選の結果として付与された第1ゲーム媒体を使用してプレイするのに好適なクエストがある場合、ユーザに対して、第1ゲーム媒体に関連付けて対象のクエストに関する情報を容易に認識させることである。
[付記9]付与部は、抽選の結果として第1ゲーム媒体を含む1以上のゲーム媒体をユーザに付与し、通知部は、抽選の結果としてユーザに第1ゲーム媒体が付与されたことによって所定条件を満たすことになった場合、第1ゲーム媒体の詳細に関する情報を表示する画面において、対象のクエストに関する情報を表示させる、付記1~8の何れか1つに記載の情報処理装置。
これにより、抽選の結果として付与された第1ゲーム媒体を使用してプレイするのに好適なクエストがある場合、第1ゲーム媒体の詳細に関する情報を表示する画面において、ユーザに対して、第1ゲーム媒体に関連付けて対象のクエストに関する情報を容易に認識させることができる。
【0103】
[付記10]に対応する課題
本発明の目的の1つは、ユーザが対象のクエストをプレイするための操作を容易に行えるようにすることである。
[付記10]第1ゲーム媒体の詳細に関する情報を表示する画面を介して、ユーザが対象のクエストをプレイするための操作を受付可能に制御する受付部をさらに備える、付記9に記載の情報処理装置。
これにより、ユーザは、対象のクエストをプレイするための操作を容易に行うことができる。
【0104】
[付記11]に対応する課題
本発明の目的の1つは、第1ゲーム媒体を含むデッキを編成するユーザの手間を軽減することである。
[付記11]ユーザが対象のクエストをプレイするための操作が受け付けられた場合、第1ゲーム媒体を含むデッキを自動的に編成可能に制御する編成部をさらに備える、付記10に記載の情報処理装置。
これにより、第1ゲーム媒体を含むデッキを編成するユーザの手間を軽減することができる。
【0105】
[付記12]に対応する課題
本発明の目的の1つは、ユーザに対して、対象のクエストのプレイに推奨される推奨デッキに含まれるゲーム媒体と、それ以外のゲーム媒体とを識別して認識させることである。
[付記12]ユーザが対象のクエストをプレイするための操作が受け付けられた場合、対象のクエストをプレイするためのデッキを編成するデッキ編成画面において、対象のクエストのプレイに推奨される推奨デッキに含まれるゲーム媒体として第1ゲーム媒体を含む複数のゲーム媒体と、推奨デッキに含まれないゲーム媒体とを識別可能に表示させる表示制御部をさらに備える、付記10に記載の情報処理装置。
これにより、ユーザに対して、対象のクエストのプレイに推奨される推奨デッキに含まれるゲーム媒体と、それ以外のゲーム媒体とを識別して認識させることができる。
【0106】
[付記13]に対応する課題
本発明の目的の1つは、ユーザに対して、抽選の結果として付与されたゲーム媒体を使用してプレイするのに好適なクエストがあるか否かを容易に認識させることである。
[付記13]本実施形態に係る情報処理方法においては、プロセッサが、抽選の結果としてユーザにゲーム媒体を付与し、プロセッサが、抽選の結果としてユーザにゲーム媒体が付与されたことによって、対象のクエストに関連付けられたゲーム媒体に関する所定条件を満たすことになったか否かについて識別可能に通知する。
上記の情報処理方法によれば、ユーザに対して、抽選の結果として付与されたゲーム媒体を使用してプレイするのに好適なクエストがあるか否かを容易に認識させることができる。
【0107】
[付記14]に対応する課題
本発明の目的の1つは、ユーザに対して、抽選の結果として付与されたゲーム媒体を使用してプレイするのに好適なクエストがあるか否かを容易に認識させることである。
[付記14]本実施形態に係る情報処理プログラムは、プロセッサに、抽選の結果としてユーザにゲーム媒体を付与し、抽選の結果としてユーザにゲーム媒体が付与されたことによって、対象のクエストに関連付けられたゲーム媒体に関する所定条件を満たすことになったか否かについて識別可能に通知する処理を実行させる。
上記の情報処理プログラムによれば、ユーザに対して、抽選の結果として付与されたゲーム媒体を使用してプレイするのに好適なクエストがあるか否かを容易に認識させることができる。
【符号の説明】
【0108】
1:ゲームシステム、10:サーバ、11:制御部、11a:受付部、11b:ゲームプレイ制御部、11c:抽選実行部、11d:付与部、11e:通知部、11f:編成部、11g:表示制御部、12:記憶部、13:通信部、14:操作入力部、15:モニタ、16:システムバス、20,20a,20b,20c:ユーザ端末、21:制御部、22:記憶部、23:通信部、24:表示部、25:スピーカ、26:マイク、27:カメラ、28:操作ボタン、29:システムバス、40:ゲームプレイボタン、42:抽選要求ボタン、50:当選キャラクタ表示領域、52:対象クエスト情報、54,58:通知情報、56,64:クエストプレイボタン、60:通知設定ボタン、62:キャラクタ詳細表示領域、70,72,74,76:編成キャラクタ表示領域、80;推奨デッキ編成ボタン、82:デッキ確定ボタン、90:編成候補キャラクタ表示領域、92:推奨デッキ編成キャラクタ特定情報、U,U1,U2,U3,U4:ユーザ
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11