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特開2024-121559業績管理装置、業績管理方法、及び、業績管理プログラム
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024121559
(43)【公開日】2024-09-06
(54)【発明の名称】業績管理装置、業績管理方法、及び、業績管理プログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 10/0637 20230101AFI20240830BHJP
【FI】
G06Q10/0637
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023028717
(22)【出願日】2023-02-27
(71)【出願人】
【識別番号】398040527
【氏名又は名称】株式会社オービック
(74)【代理人】
【識別番号】110002147
【氏名又は名称】弁理士法人酒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】岩品 努
【テーマコード(参考)】
5L010
5L049
【Fターム(参考)】
5L010AA01
5L049AA01
(57)【要約】
【課題】KPI項目(非会計情報のKPI項目を含む)に対して、所望の業績予想期間毎に業績を予想して登録可能とする。
【解決手段】設定制御部が、操作者により入力される、契約の所望の業績予想項目、及び、業績予想項目の所望の業績予想期間を記憶部に記憶させて設定する。記憶制御部は、記憶部に記憶された業績予想項目の業績予想期間に対する予想業績であり、操作者により入力された予想業績を記憶部に記憶させる。これにより、KPI項目(非会計情報のKPI項目を含む)に対して、所望の業績予想期間毎に業績を予想して登録可能とすることができ、実績と対比して企業活動に生かすことができる。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
操作者により入力される、契約の所望の業績予想項目、及び、前記業績予想項目の所望の業績予想期間を記憶部に記憶させて設定する設定制御部と、
前記記憶部に記憶された前記業績予想項目の前記業績予想期間に対する予想業績であり、前記操作者により入力された予想業績を前記記憶部に記憶させる記憶制御部と、
前記記憶部に記憶された前記予想業績を出力制御する出力制御部と、
を有する業績管理装置。
【請求項2】
前記業績予想項目の前記業績予想期間における、実際の業績である実業績を集計する集計部を、さらに備え、
前記記憶制御部は、前記予想業績と共に前記実業績を前記記憶部に記憶させ、
前記出力制御部は、前記予想業績と共に前記実業績を出力制御すること、
を特徴とする請求項1に記載の業績管理装置。
【請求項3】
前記業績予想項目は、受注、売上、利益、間接費及び外注比率のうち、いずれか一つ又は複数であること、
を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の業績管理装置。
【請求項4】
設定制御部が、操作者により入力される、契約の所望の業績予想項目、及び、前記業績予想項目の所望の業績予想期間を記憶部に記憶させて設定する設定制御ステップと、
記憶制御部が、前記記憶部に記憶された前記業績予想項目の前記業績予想期間に対する予想業績であり、前記操作者により入力された予想業績を前記記憶部に記憶させる記憶制御ステップと、
出力制御部が、前記記憶部に記憶された前記予想業績を出力制御する出力制御ステップと、
を有する業績管理方法。
【請求項5】
コンピュータを、
操作者により入力される、契約の所望の業績予想項目、及び、前記業績予想項目の所望の業績予想期間を記憶部に記憶させて設定する設定制御部と、
前記記憶部に記憶された前記業績予想項目の前記業績予想期間に対する予想業績であり、前記操作者により入力された予想業績を前記記憶部に記憶させる記憶制御部と、
前記記憶部に記憶された前記予想業績を出力制御する出力制御部として機能させること、
を特徴とする業績管理プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、業績管理装置、業績管理方法、及び、業績管理プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1(特開2023-011143号公報)に開示されている事業計画管理のための装置は、第1の事業の第1の事業計画及び目標事業結果のセットを規定し、事業情報取得部が、内部事業情報のセット及び競合者事業情報のセットの少なくともいずれかを含む事業状態情報のセットを取得する。そして、事業計画生成部が、機械学習モデルを用いて、目標事業結果のセットを達成するための修正済みの事業計画のセットを少なくとも含む出力データのセットを生成し、出力データを出力する。これにより、事業に関する内部事業情報が存在しない状況であっても、事業のための事業計画が容易に自動生成できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2023-011143号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで、決算等を開示する期末時点の業績予想を管理するKPI(Key Performance Indicator:重要業績評価指標)項目は多種多様である。KPI項目(非会計情報のKPI項目を含む)に対して、所望の業績予想期間毎に業績を予想して登録できれば、実績と対比して検討することが可能となり、企業活動に生かすことができる。
【0005】
本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、KPI項目(非会計情報のKPI項目を含む)に対して、所望の業績予想期間毎に業績を予想して登録可能とした業績管理装置、業績管理方法、及び、業績管理プログラムの提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述の課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る業績管理装置は、操作者により入力される、契約の所望の業績予想項目、及び、業績予想項目の所望の業績予想期間を記憶部に記憶させて設定する設定制御部と、記憶部に記憶された業績予想項目の業績予想期間に対する予想業績であり、操作者により入力された予想業績を記憶部に記憶させる記憶制御部と、記憶部に記憶された予想業績を出力制御する出力制御部とを有する。
【0007】
また、上述の課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る業績管理方法は、設定制御部が、操作者により入力される、契約の所望の業績予想項目、及び、業績予想項目の所望の業績予想期間を記憶部に記憶させて設定する設定制御ステップと、記憶制御部が、記憶部に記憶された業績予想項目の業績予想期間に対する予想業績であり、操作者により入力された予想業績を記憶部に記憶させる記憶制御ステップと、出力制御部が、記憶部に記憶された予想業績を出力制御する出力制御部とを有する。
【0008】
また、上述の課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る業績管理プログラムは、コンピュータを、操作者により入力される、契約の所望の業績予想項目、及び、業績予想項目の所望の業績予想期間を記憶部に記憶させて設定する設定制御部と、記憶部に記憶された業績予想項目の業績予想期間に対する予想業績であり、操作者により入力された予想業績を記憶部に記憶させる記憶制御部と、記憶部に記憶された予想業績を出力制御する出力制御部として機能させる。
【発明の効果】
【0009】
本発明は、KPI項目(非会計情報のKPI項目を含む)に対して、所望の業績予想期間毎に業績を予想して登録することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1図1は、実施の形態の業績管理装置のハードウェア構成を示すブロック図である。
図2図2は、業績管理マスタ11の一例を示す図である。
図3図3は、期間設定マスタの一例を示す図である。
図4図4は、予想方法マスタの一例を示す図である。
図5図5は、予想プロジェクト登録画面に対する「受注」の業績管理項目の入力例を示す図である。
図6図6は、予想プロジェクト登録画面に対する「受注」の業績管理項目の他の入力例を示す図である。
図7図7は、予想プロジェクト登録画面に対する「受注」の業績管理項目の、さらに他の入力例を示す図である。
図8図8は、予想プロジェクトデータの一例を示す図である。
図9図9は、予測入力画面の一例を示す図である。
図10図10は、受注予想金額が入力された予測入力画面の一例を示す図である。
図11図11は、業績予想データの一例を示す図である。
図12図12は、受注実績が集計され入力された予測入力画面の一例を示す図である。
図13図13は、実績金額に基づいて予想修正された業績予想データの一例を示す図である。
図14図14は、月別受注実績データ及び月別実績ビューデータの一例を示す図である。
図15図15は、予想プロジェクト登録画面に対する「外注比率」の業績管理項目の入力例を示す図である。
図16図16は、予想プロジェクト登録画面に対する「外注比率」の業績管理項目の、他の入力例を示す図である。
図17図17は、予想プロジェクト登録画面に対する「外注比率」の業績管理項目の、さらに他の入力例を示す図である。
図18図18は、予想プロジェクトデータの一例を示す図である。
図19図19は、予測入力画面の一例を示す図である。
図20図20は、外注比率費の予想パーセンテージが入力された予測入力画面の一例を示す図である。
図21図21は、業績予想データの一例を示す図である。
図22図22は、外注比率%実績が集計され入力された予測入力画面の一例を示す図である。
図23図23は、外注比率%実績に基づいて予想修正された業績予想データの一例を示す図である。
図24図24は、月別受注実績データ及び月別実績ビューデータの一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明を適用した実施の形態となる業績管理装置を、図面に基づいて詳細に説明する。なお、本発明は、以下の実施の形態に限定されるものではない。
【0012】
(ハードウェア構成)
図1に示すように、実施の形態の業績管理装置1は、記憶部2、制御部3、通信インターフェース部4及び入出力インターフェース部5を備えている。入出力インターフェース部5には、入力装置6及び出力装置7が接続されている。出力装置7としては、モニタ装置(家庭用テレビを含む)等の表示部、印刷装置、又は、スピーカ装置等が相当する。入力装置6としては、キーボード装置、マウス装置及びマイクロホン装置等の他、マウス装置と協働してポインティングデバイス機能を実現するモニタ装置等を用いることができる。通信インターフェース部4は、例えばインターネット等の広域網又はLAN(Local Area Network)等のプライベート網等のネットワークに接続される。
【0013】
記憶部2としては、例えばROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、HDD(Hard Disk Drive)又はSSD(Solid State Drive)等の記憶装置を用いることができる。記憶部2には、KPI(Key Performance Indicator:重要業績評価指標)項目(非会計情報のKPI項目を含む)に対して、所望の業績予想期間毎に業績を予想して登録可能とする業績管理プログラムが記憶されている。また、この記憶部2には、業績管理マスタ11、期間設定マスタ12及び予想方法マスタ13が記憶されている。また、記憶部2には、後述する予想プロジェクトデータ(予想PJデータ)、業績予想データ、月別受注実績データ、及び、月別ビューデータ等が記憶される。
【0014】
業績管理マスタ11には、図2に示すように、操作者(業務オペレータ)により、所望の管理項目に対する所望の業績予想期間、及び、各種項目名が設定される。各種項目名としては、管理項目名、予想項目名、実績項目名、予想最小限項目名(予想min項目名)及び予想最大限項目名(予想max項目名)等が設定される。このような管理項目及び業績予想期間等は、連番となるように付されるキー番号(KEY)に基づいて管理される。
【0015】
この図2の例の場合、キー番号1として「受注」の管理項目が設定され、その業績予想期間は「2:半期」に設定された例である。また、「受注」の管理項目の「管理項目名」及び「予想項目名」としては、それぞれ「受注予想」が設定され、実績項目名としては、「受注実績」が設定された例である。また、予想min項目名としては、「受注予想min」が設定され、予想最大限項目名としては、「受注予想max」が設定された例である。
【0016】
また、図2の例は、キー番号2として「売上」の管理項目が設定され、その業績予想期間は「2:半期」に設定された例である。また、「売上」の管理項目の「管理項目名」及び「予想項目名」として、それぞれ「売上予想」が設定され、実績項目名として、「売上実績」が設定された例である。また、予想min項目名としては、「売上予想min」が設定され、予想最大限項目名として、「売上予想max」が設定された例である。
【0017】
また、図2の例は、キー番号3として「利益」の管理項目が設定され、その業績予想期間は「2:半期」に設定された例である。また、「利益」の管理項目の「管理項目名」及び「予想項目名」として、それぞれ「利益予想」が設定され、実績項目名として、「利益実績」が設定された例である。また、予想min項目名として、「利益予想min」が設定され、予想最大限項目名として、「利益予想max」が設定された例である。
【0018】
また、図2の例は、キー番号4として「間接費」の管理項目が設定され、その業績予想期間は「1:通期」に設定された例である。また、「間接費」の管理項目の「管理項目名」及び「予想項目名」として、それぞれ「間接費予想」が設定され、実績項目名として、「間接費実績」が設定された例である。また、予想min項目名として、「間接費予想min」が設定され、予想最大限項目名としては、「間接費予想max」が設定された例である。
【0019】
また、図2の例は、キー番号5として「外注比率」の管理項目が設定され、その業績予想期間は「1:通期」に設定された例である。また、「外注比率」の管理項目の「管理項目名」として「外注比率%」が設定され、「予想項目名」として「外注比率%予想」が設定され、実績項目名として、「外注比率%実績」が設定された例である。また、予想min項目名として、「外注比率%min」が設定され、予想最大限項目名として、「外注比率%max」が設定された例である。
【0020】
期間設定マスタ12には、図3に示すように、業務オペレータにより、所望の業績予想期間の期間開始月及び期間終了月が設定される。この図3の例は、「2:半期」の業績予想期間の期間開始月~期間終了月として、「2023年4月~2023年9月」、「2023年10月~2024年3月」、「2024年4月~2024年9月」、「2024年10月~2025年3月」、「2025年4月~2025年9月」、「2025年10月~2026年3月」、「2026年4月~2026年9月」が、それぞれ設定された例である。
【0021】
また、この図3の例は、「3:四半期」の業績予想期間の期間開始月~期間終了月として、「2023年4月~2023年6月」、「2023年7月~2023年9月」、「2023年10月~2023年12月」、「2024年1月~2024年3月」、「2024年4月~2024年6月」が、それぞれ設定された例である。
【0022】
予想方法マスタ13には、図4に示すように、業務オペレータにより、各管理項目の各業績予測期間に対する予想方法が設定される。図4の例は、「受注」の管理項目の「2:半期」の業績予想期間に対して、「全社今期目標から各部署に予算化し、各部署で予算、予想を組み立てる。根拠となるプロジェクト(PJ)毎に予想する。」との予想方法が設定された例である。
【0023】
また、図4の例は、「売上」の管理項目の「2:半期」の業績予想期間に対して、「全社今期目標から各部署に予算化し、各部署で予算、予想を組み立てる。根拠となるPJ毎に予想する。」との予想方法が設定された例である。また、図4の例は、「利益」の管理項目の「2:半期」の業績予想期間に対して、「全社今期目標から各部署に予算化し、各部署で予算、予想を組み立てる。根拠となるPJ毎に予想する。」との予想方法が設定された例である。
【0024】
また、図4の例は、「間接費」の管理項目の「1:通期」の業績予想期間に対して、「昨年の間接費実績及び外部環境の変動要素をもとに間接費を予算計画する。毎月の予実を管理する。」との予想方法が設定された例である。また、図4の例は、「外注比率」の管理項目の「1:通期」の業績予想期間に対して、「予想は会社の外注比率方針のKPIに従い、予想し、部署でKPI項目を達成できるように目指す。」との予想方法が設定された例である。
【0025】
(業績管理装置の機能構成)
次に、制御部3は、記憶部2に記憶されている業績管理プログラムを実行することで、図1に示すように、設定制御部21、記憶制御部22、集計部23、表示制御部24、及び、データ生成部25として機能する。表示制御部24は、出力制御部の一例である。この例では、出力制御の一例として、表示制御部24が、業務オペレータにより入力された受注予想及び受注実績等を、表示部の一例である出力装置7を介して表示することとして説明を行う。
【0026】
なお、出力制御部の一例として、表示制御部24の代わりに印刷制御部又は音声出力制御部等を用いてもよい。印刷制御部を用いた場合、受注予想及び受注実績等を、印刷データに変換し、この場合、印刷装置となる出力装置7に供給して印刷を行うこととなる。また、音声出力制御部を用いた場合、受注予想及び受注実績等を、音声データに変換し、この場合、スピーカ装置となる出力装置7に供給して音声出力を得ることとなる。
【0027】
設定制御部21は、操作者(業務オペレータ)により入力される、契約の所望の業績予想項目、及び、業績予想項目の所望の業績予想期間を記憶部(図2の業績管理マスタ11)に記憶させて設定する。記憶制御部22は、記憶部(図2の業績管理マスタ11)に記憶された業績予想項目の業績予想期間に対する予想業績であり、操作者により入力された予想業績を記憶部に記憶させる(業績予想データとして記憶部2に記憶させる)。出力制御部は、記憶部2に記憶された予想業績(業績予想データ)を出力制御する。出力先としては、上述のように表示部、印刷装置及びスピーカ装置の他、外部メモリ又は会計処理を行うサーバ装置にネットワークを介して出力してもよい。実施の形態の例では、表示制御部24が出力装置7を介して、予想業績(業績予想データ)を表示することとして説明を行う。
【0028】
集計部23は、業績予想項目の業績予想期間における、実際の業績である実業績を集計する。実業績は、業務オペレータが入力して記憶部2に記憶させてもよいし、外部メモリからロードし、又は、ネットワークを介してサーバ装置等からダウンロードしてもよい。
【0029】
また、記憶制御部22は、予想業績と共に実業績を記憶部2に記憶させ、出力制御部は、予想業績と共に実業績を出力制御する。出力先としては、上述のように表示部、印刷装置及びスピーカ装置の他、外部メモリ又は会計処理を行うサーバ装置にネットワークを介して出力してもよい。実施の形態の例では、表示制御部24が出力装置7を介して、予想業績(業績予想データ)及び実業績を表示することとして説明を行う。
【0030】
(業績管理処理)
次に、実施の形態の業績管理装置1における業績管理処理を説明する。実施の形態の業績管理装置1は、制御部3が業績管理プログラムに基づいて動作することで、設定制御部21、記憶制御部22、集計部23、表示制御部24、及び、データ生成部25として機能し、下記のステップS1~ステップS4の処理を実行する。
【0031】
ステップS1→制御部3は設定制御部21として機能し、業務オペレータが図4に示した予想方法マスタ13を参照して入力する業績予想項目及び業績予想期間等を、図2に示した業績管理マスタ11に設定(記憶)する。
【0032】
ステップS2→制御部3は表示制御部24として機能することで、予想プロジェクト登録画面を出力装置7に表示する。この予想プロジェクト登録画面を介して、業務オペレータにより、業績予想を行うプロジェクト(契約の一例)が入力されると、制御部3はデータ生成部25として機能し、予想プロジェクトデータ(予想プロジェクトヘッダデータ及び予想プロジェクト明細データ)を生成する。制御部3は、記憶制御部22として機能し、予想プロジェクトデータを記憶部2に記憶させる。
【0033】
ステップS3→制御部3は表示制御部24として機能することで、予想入力画面を出力装置7に表示する。この予想入力画面を介して、業務オペレータにより、予想期間(例えば月次、四半期、半期、通期等)毎に業績予想が入力されると、制御部3はデータ生成部25として機能し、業績予想データ(業績予想ヘッダデータ及び業績予想明細データ)を生成する。制御部3は、記憶制御部22として機能し、業績予想データを記憶部2に記憶させる。
【0034】
ステップS4→制御部3は集計部23として機能し、月次受注実績データに基づいて、予想期間に対応する実際に受注した実受注実績を集計する。そして、制御部3はデータ生成部25及び記憶制御部22として機能し、予想期間に対応する実受注実績及び業績予想を示す月別実績ビューデータを生成し、記憶部2に記憶させる。そして、制御部3は、表示制御部24として機能し、月別実績ビューデータを出力装置7に表示する。これにより、所望のプロジェクト毎に予想した業績及び実受注実績を対比して、企業活動に利用することができる。
【0035】
次に、ステップS2~ステップS4の具体的な動作を、業績管理項目として「受注」を指定する場合、及び、「外注比率」を指定する場合に分けて説明する。
【0036】
(「受注」を指定する場合)
まず、業績管理項目として「受注」を指定する場合、業務オペレータは、予想プロジェクト登録画面の表示を指定操作する。これにより、表示制御部24は、図5図7に例示する予想プロジェクト登録画面を、出力装置7を介して表示する。業務オペレータは、この予想プロジェクト登録画面に対して、業績管理項目、登録日、予想プロジェクト番号(予想PJNO)、予想プロジェクト名(予想PJ名)、管理担当者、管理担当部署、及び、この予想プロジェクトを関連付ける実際のプロジェクトのプロジェクト番号(PJNO)、プロジェクト名、第1のセグメント(セグメント1)~第3のセグメント(セグメント3)を登録する。
【0037】
図5の例は、業績管理項目を「受注」とし、予想プロジェクト番号を「PEG10101」とし、予想プロジェクト名を「23年度反応槽更新工事」とした予想プロジェクトが登録された例である。また、この予想プロジェクトに関連する実プロジェクトとして、プロジェクト番号が「PJ00001」、プロジェクト名が「プロジェクト名、丸番号の1」で、第1のセグメントが「D/M」、第2のセグメントが「タンク」の実プロジェクトが関連付けされた例である。
【0038】
同様に、図6の例は、業績管理項目を「受注」とし、予想プロジェクト番号を「PEG10102」とし、予想プロジェクト名を「21年度反応槽更新工事追加」とした予想プロジェクトが登録された例である。また、この予想プロジェクトに関連する実プロジェクトとして、プロジェクト番号が「PJ00002」、プロジェクト名が「プロジェクト名、丸番号の2」で、第1のセグメントが「D/M」、第2のセグメントが「タンク」の実プロジェクトが関連付けされた例である。
【0039】
同様に、図7の例は、業績管理項目を「受注」とし、予想プロジェクト番号を「PEG10103」とし、予想プロジェクト名を「23年タンク清掃」とした予想プロジェクトが登録された例である。また、この予想プロジェクトに関連する実プロジェクトとして、プロジェクト番号が「PJ00003」、プロジェクト名が「プロジェクト名、丸番号の3」で、第1のセグメントが「D/M」、第2のセグメントが「タンク」の実プロジェクトが関連付けされた例である。
【0040】
このように予想プロジェクトが登録されると、データ生成部25は、図8(a)及び図8(b)に示す予想プロジェクトデータを生成する。予想プロジェクトデータは、図8(a)に示す予想プロジェクトヘッダデータ、及び、図8(b)に示す予想プロジェクト明細データを備えている。図8(a)に示す予想プロジェクトヘッダデータには、予想プロジェクト番号(予想PJNO)、登録日、予想プロジェクト名、管理担当者、管理担当部署及び業績管理項目が含まれる。予想プロジェクト名は、図5図7を用いて説明した、「23年度反応槽更新工事」、「23年度反応槽更新工事追加」、「23年タンク清掃」等の、予想プロジェクト登録画面を介して入力された予想プロジェクト名が入力される。
【0041】
図8(b)に示す予想プロジェクト明細データには、予想プロジェクト番号(予想PJNO)、行番号、実プロジェクトのプロジェクト番号(PJNO)、実プロジェクトのプロジェクト名、第1のセグメント~第3のセグメントが含まれる。
【0042】
次に、業務オペレータは、このような予想プロジェクト毎に業務予想を入力するために、予想入力画面の表示を指定操作する。これにより、表示制御部24は、図9に例示する予想入力画面を、出力装置7を介して表示する。この図9の例は、上期予想を4月に登録する例(上期新規予想登録)であり、業務オペレータは、2023年5月に2023年度上期を予想して入力を行う。また、表示制御部24は、図8(a)及び図8(b)に示した予想プロジェクトデータを参照し、この予想入力画面に対して、プロジェクト毎の、部署名、予想プロジェクト番号、予想プロジェクト名、第1~第3のセグメントを表示する。また、表示制御部24は、これらと共に、プロジェクト毎に、受注予想金額、受注実績金額、受注予想最小金額(受注予想min)及び受注予想最大金額(受注予想max)の入力欄を、予想入力画面に表示する。
【0043】
業務オペレータは、この予想入力画面に対して、図10に示すように、受注予想金額、受注予想最小金額(受注予想min)及び受注予想最大金額(受注予想max)をプロジェクト毎にそれぞれ予想して入力する。データ生成部25は、プロジェクト毎に入力された受注予想金額、受注予想最小金額(受注予想min)及び受注予想最大金額(受注予想max)を、図11(a)及び図11(b)に示す業績予想データの項目1、項目2,及び項目3の各入力欄にそれぞれ入力する。これにより、表示制御部24を介して、プロジェクト毎の受注予想金額、受注予想最小金額(受注予想min)及び受注予想最大金額(受注予想max)が表示可能となり、企業活動に利用することができる。
【0044】
次に、業務オペレータは、2023年6月度に2023年5月度の登録に基づいて、2023年度上期予想するために、予想入力画面の表示を指定操作する。これにより、表示制御部24は、図12に示すように、先に予想された受注予想金額、受注予想最小金額(受注予想min)及び受注予想最大金額(受注予想max)等を含む5月度登録内容の予想入力画面を表示する。また、表示制御部24は、記憶部2に記憶されている月別受注実績データ(図14(a)参照)に基づいて、図12に示すように受注実績金額を指定期間により集計表示(4月~6月度までの類型表示)する。なお、指定期間は、表示制御部24が図3に示した期間設定マスタ12を参照して認識する。
【0045】
このように受注予想金額、受注予想最小金額(受注予想min)及び受注予想最大金額(受注予想max)と共に、受注実績金額を表示することで、両者を対比することができ、予算の修正等の企業活動に利用することができる。
【0046】
次に、業務オペレータは、このように表示された受注実績金額に基づいて、受注予想金額、受注予想最小金額(受注予想min)及び受注予想最大金額(受注予想max)の修正入力を行う。これにより、データ生成部25により、図13に示すように、修正された受注予想金額、受注予想最小金額(受注予想min)及び受注予想最大金額(受注予想max)が入力された業績予測データが生成され、記憶制御部22により記憶部2に記憶される。
【0047】
次に、データ生成部25は、図14(a)に示す月別受注実績データ及び図13に示した業績予想データに基づいて、図14(b)に示す月別実績ビューデータを生成する。この月別実績ビューデータは、管理項目、対象期間区分、部署名、会計年別、予想プロジェクト番号(予想PJ番号)、予想プロジェクト名(予想PJ名)、及び、受注実績金額(実績)を含んで構成される。すなわち、データ生成部25は、図13(a)に示す業績予想ヘッダデータと図13(b)に示す業績予想明細データから、予想プロジェクトと実プロジェクトのプロジェクト番号を関連付け、予想プロジェクト単位に集計した月別実績ビューデータを生成する。記憶制御部22は、このような月別実績ビューデータを記憶部2に記憶させる。
【0048】
これにより、実績内容を予想の分類により事前に抽出項目を設定し、月次で出力することができる。表示制御部24は、業績予想期間設定により集計して画面上に表示する。また、業績予想で実績を表示するために、図14(a)に示す月別受注実績データに基づいて、図14(b)に示す月別実績ビューデータを月次でセットすることで、業績予想で実績を表示することができる。
【0049】
(「外注比率」を指定する場合)
次に、業績管理項目として「外注比率」を指定する場合、業務オペレータは、予想プロジェクト登録画面の表示を指定操作する。これにより、表示制御部24は、図15図17に例示する予想プロジェクト登録画面を、出力装置7を介して表示する。業務オペレータは、この予想プロジェクト登録画面に対して、業績管理項目、登録日、予想プロジェクト番号(予想PJNO)、予想プロジェクト名(予想PJ名)、管理担当者、管理担当部署、及び、この予想プロジェクトを関連付ける実際のプロジェクトのプロジェクト番号(PJNO)、プロジェクト名、第1のセグメント(セグメント1)~第3のセグメント(セグメント3)を登録する。
【0050】
図15の例は、業績管理項目を「外注比率」とし、予想プロジェクト番号を「PEG10101」とし、予想プロジェクト名を「23年度反応槽更新工事」とした予想プロジェクトが登録された例である。また、この予想プロジェクトに関連する実プロジェクトとして、プロジェクト番号が「PJ00011」、プロジェクト名が「プロジェクト名、丸番号の11」で、第1のセグメントが「D/M」、第2のセグメントが「タンク」の実プロジェクトが関連付けされた例である。
【0051】
同様に、図16の例は、業績管理項目を「外注比率」とし、予想プロジェクト番号を「PEG10102」とし、予想プロジェクト名を「21年度反応槽更新工事追加」とした予想プロジェクトが登録された例である。また、この予想プロジェクトに関連する実プロジェクトとして、プロジェクト番号が「PJ00012」、プロジェクト名が「プロジェクト名、丸番号の12」で、第1のセグメントが「D/M」、第2のセグメントが「タンク」の実プロジェクトが関連付けされた例である。
【0052】
同様に、図17の例は、業績管理項目を「外注比率」とし、予想プロジェクト番号を「PEG10103」とし、予想プロジェクト名を「23年タンク清掃」とした予想プロジェクトが登録された例である。また、この予想プロジェクトに関連する実プロジェクトとして、プロジェクト番号が「PJ00013」、プロジェクト名が「プロジェクト名、丸番号の13」で、第1のセグメントが「D/M」、第2のセグメントが「タンク」の実プロジェクトが関連付けされた例である。
【0053】
このように予想プロジェクトが登録されると、データ生成部25は、図18(a)及び図18(b)に示す予想プロジェクトデータを生成する。予想プロジェクトデータは、図18(a)に示す予想プロジェクトヘッダデータ、及び、図18(b)に示す予想プロジェクト明細データを備えている。図18(a)に示す予想プロジェクトヘッダデータには、予想プロジェクト番号(予想PJNO)、登録日、予想プロジェクト名、管理担当者、管理担当部署及び業績管理項目が含まれる。予想プロジェクト名は、図15図17を用いて説明した、「23年度反応槽更新工事 外比」、「23年度反応槽更新工事追加 外比」、「23年タンク清掃 外比」等の、予想プロジェクト登録画面を介して入力された予想プロジェクト名が入力される。
【0054】
図18(b)に示す予想プロジェクト明細データには、予想プロジェクト番号(予想PJNO)、行番号、実プロジェクトのプロジェクト番号(PJNO)、実プロジェクトのプロジェクト名、第1のセグメント~第3のセグメントが含まれる。
【0055】
次に、業務オペレータは、このような予想プロジェクト毎に業務予想を入力するために、予想入力画面の表示を指定操作する。これにより、表示制御部24は、図19に例示する予想入力画面を、出力装置7を介して表示する。この図19の例は、上期予想を4月に登録する例(上期新規予想登録)であり、業務オペレータは、2023年5月に2023年度上期を予想して入力を行う。また、表示制御部24は、図18(a)及び図18(b)に示した予想プロジェクトデータを参照し、この予想入力画面に対して、プロジェクト毎の、部署名、予想プロジェクト番号、予想プロジェクト名、第1~第3のセグメントを表示する。また、表示制御部24は、これらと共に、プロジェクト毎に、外注比率%予想、外注比率%実績、予想最小外注比率(外注比率%min)及び予想最大外注比率(外注比率%max)の入力欄を、予想入力画面に表示する。
【0056】
業務オペレータは、この予想入力画面に対して、図20に示すように、外注比率%予想、予想最小外注比率(外注比率%min)及び予想最大外注比率(外注比率%max)をプロジェクト毎にそれぞれ予想して入力する。データ生成部25は、プロジェクト毎に入力された外注比率%予想、予想最小外注比率(外注比率%min)及び予想最大外注比率(外注比率%max)を、図21(a)及び図21(b)に示す業績予想データの項目1、項目2,及び項目3の各入力欄にそれぞれ入力する。これにより、表示制御部24を介して、プロジェクト毎の外注比率%予想、予想最小外注比率(外注比率%min)及び予想最大外注比率(外注比率%max)が表示可能となり、企業活動に利用することができる。
【0057】
次に、業務オペレータは、2023年6月度に2023年5月度の登録に基づいて、2023年度上期予想するために、予想入力画面の表示を指定操作する。これにより、表示制御部24は、図22に示すように、先に予想された外注比率%予想、予想最小外注比率(外注比率%min)及び予想最大外注比率(外注比率%max)等を含む5月度登録内容の予想入力画面を表示する。また、表示制御部24は、記憶部2に記憶されている月別受注実績データ(図24(a)参照)に基づいて、図22に示すように外注比率%実績を指定期間により集計表示(4月~6月度までの類型表示)する。
【0058】
なお、指定期間は、表示制御部24が図3に示した期間設定マスタ12を参照して認識する。また、「外注比率%実績」は、データ生成部25が、図24(a)に示す月別受注実績データに基づいて、「外注費/直接原価」の演算を行うことで算出する。
【0059】
このように外注比率%予想、予想最小外注比率(外注比率%min)及び予想最大外注比率(外注比率%max)と共に、外注比率%実績を表示することで、両者を対比することができ、予算の修正等の企業活動に利用することができる。具体的には、予想は会社の外注比率方針のKPIに従い、予想し、部署でKPI項目を達成できるように目指す等のように利用できる。
【0060】
次に、業務オペレータは、このように表示された外注比率%実績に基づいて、外注比率%予想、予想最小外注比率(外注比率%min)及び予想最大外注比率(外注比率%max)の修正入力を行う。これにより、データ生成部25により、図23に示すように、修正された外注比率%予想、予想最小外注比率(外注比率%min)及び予想最大外注比率(外注比率%max)が入力された業績予測データが生成され、記憶制御部22により記憶部2に記憶される。
【0061】
次に、データ生成部25は、図24(a)に示す月別受注実績データ及び図23に示した業績予想データに基づいて、図24(b)に示す月別実績ビューデータを生成する。この月別実績ビューデータは、管理項目、対象期間区分、部署名、会計年別、予想プロジェクト番号(予想PJ番号)、予想プロジェクト名(予想PJ名)、及び、外注比率%実績(実績)を含んで構成される。すなわち、データ生成部25は、図23(a)に示す業績予想ヘッダデータと図23(b)に示す業績予想明細データから、予想プロジェクトと実プロジェクトのプロジェクト番号を関連付け、予想プロジェクト単位に集計した月別実績ビューデータを生成する。記憶制御部22は、このような月別実績ビューデータを記憶部2に記憶させる。
【0062】
これにより、実績内容を予想の分類により事前に抽出項目を設定し、月次で出力することができる。表示制御部24は、業績予想期間設定により集計して画面上に表示する。また、業績予想で実績を表示するために、図24(a)に示す月別受注実績データに基づいて、図24(b)に示す月別実績ビューデータを月次でセットすることで、業績予想で実績を表示することができる。
【0063】
(実施の形態の効果)
実施の形態の業績管理装置1は、多種多様なKPI項目(非会計情報のKPI項目を含む)の所望の業績予想期間毎に業績を予想して登録することができる。このため、入力した各業績の予想と実績とを簡単に対比して管理可能となり、企業活動に貢献することができる。
【0064】
特に、決算等の期末時点の業績予想を管理するKPI項目は多種多様である。業績予想を行う項目が多種多様になると、業績予想する期間についても、月次、四半期、半期、通期と多種多様になる。このような場合でも、実施の形態の業績管理装置1は、各業績の予想と実績とを簡単に対比して管理することができ、業務オペレータ等の負担を大幅に軽減することができる。
【0065】
また、不確実性が高い中、KPI項目を設定し、予想に対する活動を情報として可視化することで、企業活動の修正を介して組織変革を可能とすることができる。業績予想管理についても、汎用性を持たせることができ、KPI項目の特徴(予想期間)に合わせた予想、実績管理を可能とすることができる。
【0066】
[国連が主導する持続可能な開発目標(SDGs)への貢献]
本実施形態により、業務効率化や企業の適切な経営判断を推進することに寄与することができるので、SDGsの目標8及び目標9に貢献することが可能となる。
【0067】
また、本実施形態により、廃棄ロス削減や、ペーパレス・電子化を推進することに寄与することができるので、SDGsの目標12、目標13及び目標15に貢献することが可能となる。
【0068】
また、本実施形態により、統制、ガバナンス強化に寄与することができるので、SDGsの目標16に貢献することが可能となる。
【0069】
[他の実施の形態]
本発明は、上述した実施形態以外にも、特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲内において種々の異なる実施形態にて実施されてよいものである。
【0070】
例えば、実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部又は一部を手動的に行うこともでき、或いは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。
【0071】
また、本明細書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各処理の登録データや検索条件等のパラメータを含む情報、画面例、データベース構成については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
【0072】
また、業績管理装置1に関して、図示の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも図示の如く物理的に構成されていることを要しない。
【0073】
例えば、業績管理装置1が備える処理機能、特に制御部3及び制御部3にて行われる各処理機能については、その全部又は任意の一部を、CPU(Central Processing Unit)および当該CPUにて解釈実行されるプログラムにて実現してもよく、また、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現してもよい。なお、プログラムは、本実施形態で説明した処理を情報処理装置に実行させるためのプログラム化された命令を含む一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されており、必要に応じて業績管理装置1に機械的に読み取られる。すなわち、ROM又はHDD等の記憶部等には、OSと協働してCPUに命令を与え、各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録されている。このコンピュータプログラムは、RAMにロードされることによって実行され、CPUと協働して制御部3を構成する。
【0074】
また、この業績管理装置1の業績管理プログラムは、業績管理装置1に対して任意のネットワークを介して接続された他のサーバ装置に記憶されていてもよく、必要に応じてその全部又は一部をダウンロードすることも可能である。
【0075】
また、本実施形態で説明した処理を実行するための業績管理プログラムを、一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納してもよく、また、プログラム製品として構成することもできる。ここで、この「記録媒体」とは、メモリーカード、USB(Universal Serial Bus)メモリ、SD(Secure Digital)カード、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(登録商標)(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)、CD-ROM(Compact Disk Read Only Memory)、MO(Magneto-Optical Disk)、DVD(Digital Versatile Disk)、及び、Blu-ray(登録商標) Disc等の任意の「可搬用の物理媒体」を含むものとする。
【0076】
また、「プログラム」とは、任意の言語または記述方法にて記述されたデータ処理方法であり、ソースコード又はバイナリコード等の形式を問わない。なお、「プログラム」は必ずしも単一的に構成されるものに限られず、複数のモジュールやライブラリとして分散構成されるものや、OSに代表される別個のプログラムと協働してその機能を達成するものをも含む。なお、実施の形態に示した業績管理装置1において記録媒体を読み取るための具体的な構成および読み取り手順ならびに読み取り後のインストール手順等については、周知の構成や手順を用いることができる。
【0077】
記憶部2は、RAM、ROM等のメモリ装置、ハードディスク等の固定ディスク装置、フレキシブルディスク、及び、光ディスク等のストレージ手段であり、各種処理やウェブサイト提供に用いる各種のプログラム、テーブル、データベース、及び、ウェブページ用ファイル等を格納する。
【0078】
また、業績管理装置1は、既知のパーソナルコンピュータ装置又はワークステーション等の情報処理装置で構成してもよく、また、任意の周辺装置が接続された情報処理装置で構成してもよい。また、情報処理装置は、本実施形態で説明した処理を実現させるソフトウェア(プログラム又はデータ等を含む)を実装することにより実現してもよい。
【0079】
さらに、装置の分散・統合の具体的形態は図示するものに限られず、その全部又は一部を、各種の付加等に応じて又は機能負荷に応じて、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。すなわち、上述した実施形態を任意に組み合わせて実施してもよく、実施形態を選択的に実施してもよい。
【産業上の利用可能性】
【0080】
本発明は、一例として建設工事、IT(Information Technology)、イベントなどの個別案件管理をする業種、業界に適用して好適である。
【符号の説明】
【0081】
1 業績管理装置
2 記憶部
3 制御部
4 通信インターフェース部
5 入出力インターフェース部
6 入力装置
7 出力装置
11 業績管理マスタ
12 期間設定マスタ
13 予想方法マスタ
21 設定制御部
22 記憶制御部
23 集計部
24 表示制御部
25 データ生成部
図1
図2
図3
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図5
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