(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024121783
(43)【公開日】2024-09-06
(54)【発明の名称】回路基板及びその製造方法
(51)【国際特許分類】
H05K 1/02 20060101AFI20240830BHJP
H05K 1/14 20060101ALI20240830BHJP
H05K 3/06 20060101ALI20240830BHJP
H01L 25/04 20230101ALI20240830BHJP
【FI】
H05K1/02 B
H05K1/14 A
H05K3/06 M
H01L25/04 Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】14
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2024005641
(22)【出願日】2024-01-17
(31)【優先権主張番号】10-2023-0026119
(32)【優先日】2023-02-27
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(71)【出願人】
【識別番号】594023722
【氏名又は名称】サムソン エレクトロ-メカニックス カンパニーリミテッド.
(74)【代理人】
【識別番号】110000051
【氏名又は名称】弁理士法人共生国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】呉 仁 煥
(72)【発明者】
【氏名】金 相 勳
(72)【発明者】
【氏名】李 哲 敏
(72)【発明者】
【氏名】高 燦 訓
(72)【発明者】
【氏名】林 京 姫
(72)【発明者】
【氏名】裴 素 賢
【テーマコード(参考)】
5E338
5E339
5E344
【Fターム(参考)】
5E338AA03
5E338BB31
5E338BB75
5E338CD24
5E338EE26
5E339AB02
5E339AD05
5E339BC01
5E339BD01
5E339BE13
5E339CD01
5E339CE01
5E339CE12
5E339CE16
5E339EE02
5E344AA01
5E344AA22
5E344AA26
5E344BB02
5E344CD19
5E344DD09
5E344EE16
(57)【要約】
【課題】パッケージ回路の製造過程又は完成したパッケージ基板で発生する反り(warpage)のリスクを改善する回路基板及びその製造方法を提供する。
【解決手段】本発明の回路基板は、第1絶縁層及び第1絶縁層によって埋め込まれた第1配線層を含み、上面に第1素子実装部及び第2素子実装部が位置する基板部と、基板部上に位置する第1保護層と、第1素子実装部と第2素子実装部との間の領域を含む境界領域に少なくとも一部が重畳するように位置して第1保護層よりも強度が高い補助層と、を備える。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1絶縁層及び前記第1絶縁層によって埋め込まれた第1配線層を含み、上面に第1素子実装部及び第2素子実装部が位置する基板部と、
前記基板部上に位置する第1保護層と、
前記第1素子実装部と前記第2素子実装部との間の領域を含む境界領域に少なくとも一部が重畳するように位置して前記第1保護層よりも強度が高い補助層と、を備えることを特徴とする回路基板。
【請求項2】
前記境界領域は、前記基板部の縁まで延長されることを特徴とする請求項1に記載の回路基板。
【請求項3】
前記基板部の上面には、
前記第1素子実装部及び前記第2素子実装部を含む素子実装領域と、
前記素子実装領域を除いた部分に位置するダミー領域と、
前記境界領域と前記ダミー領域とが重畳する領域を含む反り(warpage)変曲領域と、が位置し、
前記補助層は、前記反り変曲領域に少なくとも一部が重畳するように位置することを特徴とする請求項2に記載の回路基板。
【請求項4】
前記補助層は、内部に一つ以上のホールが位置することを特徴とする請求項1に記載の回路基板。
【請求項5】
前記基板部上には、第3素子実装部、及び前記第1素子実装部と前記第3素子実装部との間の領域を含む第1境界領域が位置し、
前記反り変曲領域は、前記境界領域と前記第1境界領域とが重畳する領域を更に含むことを特徴とする請求項3に記載の回路基板。
【請求項6】
前記基板部の下に位置するパッド層と、
前記基板部の下に位置して前記パッド層の一部を露出する開口部を有する第2保護層と、
前記第2保護層の開口部を通じて前記パッド層に連結される外部連結端子を更に含むことを特徴とする請求項1に記載の回路基板。
【請求項7】
前記基板部上に位置して前記第1素子実装部に連結される第1接続パッドと、
前記基板部上に位置して前記第2素子実装部に連結される第2接続パッドと、を更に含み、
前記補助層は、前記第1接続パッドと前記第2接続パッドとの間に位置することを特徴とする請求項1に記載の回路基板。
【請求項8】
前記第1接続パッド、前記第2接続パッド、及び前記補助層は、前記基板部の上面に位置することを特徴とする請求項7に記載の回路基板。
【請求項9】
前記第1素子実装部及び前記第2素子実装部のそれぞれに位置する電子素子と、
前記基板部及び前記電子素子の上に位置するインターポーザー基板部と、を更に含み、
前記インターポーザー基板部は、
前記基板部に対向する第1面及び前記第1面に対向する第2面を有するインターポーザー絶縁層と、
前記インターポーザー絶縁層の第1面上に位置する第1パッド層と、
前記第1パッド層上に位置する第1補助層と、を含むことを特徴とする請求項1に記載の回路基板。
【請求項10】
前記第1パッド層の下に前記第1補助層を覆うように位置する第3保護層を更に含むことを特徴とする請求項9に記載の回路基板。
【請求項11】
前記第1補助層は、前記境界領域に平面上で少なくとも一部分重畳するように位置することを特徴とする請求項9に記載の回路基板。
【請求項12】
前記第1補助層は、前記補助層に対応するように位置することを特徴とする請求項11に記載の回路基板。
【請求項13】
絶縁層及び前記絶縁層に埋め込まれた配線層を含む基板部上にマスク層を積層する段階と、
前記マスク層を部分的にエッチングして前記基板部を露出する段階と、
前記露出した基板部上に補助層及び接続パッドを共に形成する段階と、
前記マスク層を除去する段階と、を有することを特徴とする回路基板の製造方法。
【請求項14】
前記補助層が埋め込まれるように前記基板部上に保護層を形成する段階を更に含むことを特徴とする請求項13に記載の回路基板の製造方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、回路基板及びその製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
IT産業の速い発展及び多様なサービス要求によって、最近の半導体は大きさ及び重量の観点から従来の半導体に比べて小さく軽い方向に開発されている。また、大容量の速い情報処理及びマルチメディア性能を実現するために一つのパッケージ内に多数のチップ(chip)を搭載する方式のパッケージング需要が大きくなっている。
【0003】
一つのパッケージ内に多数のチップ(chip)を搭載する場合、剛性、熱膨張特性などの物性差が発生することがある。これは反り(warpage)現象が発生するリスクを高める原因になる。このような反り(warpage)現象はインターポーザー(interposer)を用いる場合にも同様に発生することがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたものであって、本発明の目的は、パッケージ回路の製造過程又は完成したパッケージ基板で発生する反り(warpage)のリスクを改善する回路基板及びその製造方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するためになされた本発明の一態様による回路基板は、第1絶縁層及び前記第1絶縁層によって埋め込まれた第1配線層を含み、上面に第1素子実装部及び第2素子実装部が位置する基板部と、前記基板部上に位置する第1保護層と、前記第1素子実装部と前記第2素子実装部との間の領域を含む境界領域に少なくとも一部が重畳するように位置して前記第1保護層よりも強度が高い補助層と、を備える。
【0007】
前記境界領域は、前記基板部の縁まで延長され得る。
前記基板部の上面には、前記第1素子実装部及び前記第2素子実装部を含む素子実装領域と、前記素子実装領域を除いた部分に位置するダミー領域と、前記境界領域と前記ダミー領域とが重畳する領域を含む反り(warpage)変曲領域と、が位置し、前記補助層は、前記反り変曲領域に少なくとも一部が重畳するように位置し得る。
前記補助層は、内部に一つ以上のホールが位置し得る。
前記基板部上には、第3素子実装部、及び前記第1素子実装部と前記第3素子実装部との間の領域を含む第1境界領域が位置し、前記反り変曲領域は、前記境界領域と前記第1境界領域とが重畳する領域を更に含み得る。
前記基板部の下に位置するパッド層と、前記基板部の下に位置して前記パッド層の一部を露出する開口部を有する第2保護層と、前記第2保護層の開口部を通じて前記パッド層に連結される外部連結端子を更に含み得る。
前記基板部上に位置して前記第1素子実装部に連結される第1接続パッドと、前記基板部上に位置して前記第2素子実装部に連結される第2接続パッドと、を更に含み、前記補助層は、前記第1接続パッドと前記第2接続パッドとの間に位置し得る。
前記第1接続パッド、前記第2接続パッド、及び前記補助層は、前記基板部の上面に位置し得る。
前記第1素子実装部及び前記第2素子実装部のそれぞれに位置する電子素子と、前記基板部及び前記電子素子の上に位置するインターポーザー基板部と、を更に含み、前記インターポーザー基板部は、前記基板部に対向する第1面及び前記第1面に対向する第2面を有するインターポーザー絶縁層と、前記インターポーザー絶縁層の第1面上に位置する第1パッド層と、前記第1パッド層上に位置する第1補助層と、を含み得る。
前記第1パッド層の下に前記第1補助層を覆うように位置する第3保護層を更に含み得る。
前記第1補助層は、前記境界領域に平面上で少なくとも一部分重畳するように位置し得る。
前記第1補助層は、前記補助層に対応するように位置し得る。
【0008】
上記目的を達成するためになされた「本発明の一態様による回路基板の製造方法は、絶縁層及び前記絶縁層に埋め込まれた配線層を含む基板部上にマスク層を積層する段階と、前記マスク層を部分的にエッチングして前記基板部を露出する段階と、前記露出した基板部上に補助層及び接続パッドを共に形成する段階と、前記マスク層を除去する段階と、を有する。
【0009】
前記補助層が埋め込まれるように前記基板部上に保護層を形成する段階を更に含み得る。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、配線を形成する簡単なプロセスを追加することによって複数の電子素子が実装される基板における反り(warpage)のリスクを改善するための回路基板及びその製造方法を提供することができる。
【0011】
しかし、本発明の効果は、上述の効果に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【
図1】一実施形態による回路基板を示した断面図である。
【
図2】
図1の基板部上に素子実装部が一行で配置された平面図である。
【
図3】
図1の基板部上に素子実装部が二行で配置された平面図である。
【
図5】他の実施形態による回路基板の断面図である。
【
図6】一実施形態による回路基板の製造方法を示した断面図である。
【
図7】一実施形態による回路基板の製造方法を示した断面図である。
【
図8】一実施形態による回路基板の製造方法を示した断面図である。
【
図9】一実施形態による回路基板の製造方法を示した断面図である。
【
図10】一実施形態による回路基板の製造方法を示した断面図である。
【
図11】一実施形態による回路基板の製造方法を示した断面図である。
【
図12】一実施形態による回路基板の製造方法を示した断面図である。
【
図13】一実施形態による回路基板の製造方法を示した断面図である。
【
図14】一実施形態による回路基板の製造方法を示した断面図である。
【
図15】一実施形態による回路基板の製造方法を示した断面図である。
【
図16】一実施形態による回路基板の製造方法を示した断面図である。
【
図17】他の実施形態による回路基板の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明を実施するための形態の具体例を、図面を参照しながら詳細に説明する。本発明は、様々の異なる形態で実現することができ、ここで説明する実施形態に限定されない。
【0014】
図面において本発明を明確に説明するために説明上不必要な部分は省略し、明細書全体に亘って同一又は類似の構成要素については同一の参照符号を付ける。
【0015】
また、図面に示した各構成の大きさ及び厚さは説明の便宜のために任意に示したものであって、本発明は必ずしも図示されたものに限定されない。図面において様々な層及び領域を明確に表現するために大きさ、厚さを拡大して示した。そして図面において、説明の便宜のために一部の層及び領域の厚さを誇張して示した。
【0016】
図面は本明細書に開示する実施形態を容易に理解することができるようにするためのものに過ぎず、図面によって本明細書に開示する技術的思想は制限されず、本発明の思想及び技術範囲に含まれる全ての変更、均等物、又は代替物を含むものと理解されなければならない。
【0017】
第1、第2などのように序数を含む用語は多様な構成要素を説明するために使用することができるが、構成要素は用語によって限定されない。用語は一つの構成要素を他の構成要素から区別する目的のみで使用される。
【0018】
また、層、膜、領域、板などの部分が他の部分“の上に”又は“上に”あるという場合、これは他の部分“の直上に”ある場合だけでなく、その中間にまた他の部分がある場合も含む。逆に、ある部分が他の部分“の直上に”あるという場合には中間に他の部分がないことを意味する。また、基準となる部分“の上に”又は“上に”あるということは基準となる部分の上又は下に位置することであり、必ずしも重力反対方向に向かって“の上に”又は“上に”位置することを意味するものではない。
【0019】
明細書全体において、“含む”又は“有する”などの用語は明細書上に記載された特徴、数字、段階、動作、構成要素、部品、又はこれらを組み合わせたものが存在することを指定しようとするものであり、一つ又はそれ以上の他の特徴や数字、段階、動作、構成要素、部品、又はこれらを組み合わせたものの存在又は付加可能性を予め排除しないものと理解されなければならない。従って、ある部分がある構成要素を“含む”という場合、これは特に反対になる記載がない限り他の構成要素を除くのではなく他の構成要素を更に含むことができることを意味する。
【0020】
また、明細書全体において、“平面上”という場合、これは対象部分を上から見た場合を意味し、“断面上”という場合、これは対象部分を垂直に切断した断面を横から見た場合を意味する。
【0021】
また、明細書全体において、“連結される”という場合、これは二つ以上の構成要素が直接的に連結されることのみを意味するものではなく、二つ以上の構成要素が他の構成要素を通じて間接的に連結されること、物理的に連結されることだけではなく電気的に連結されること、又は位置や機能によって異なる名称で称されたが一体であることを意味する。
【0022】
明細書全体において、基板は平面上に広く断面上に薄い構造を有し、‘基板の平面方向’は基板の広くて平らな面に平行な方向であり、‘基板の厚さ方向’は基板の広くて平らな面に垂直な方向を意味する。
【0023】
以下、図面を参照して多様な実施形態及び変形例を詳細に説明する。
【0024】
図1は、一実施形態による回路基板を示した断面図である。
【0025】
以下で記述する高さ方向DRHは、第1絶縁層IL1の表面に垂直を成す方向を意味する。長さ方向DRLは、第1絶縁層IL1の表面に平行な方向を意味し、高さ方向DRHに交差(又は垂直)する方向である。また、幅方向DRWは、第1絶縁層IL1の表面に平行な方向であり、高さ方向DRH及び長さ方向DRLに共に交差(又は垂直)する方向である。
【0026】
図1を参照すると、本実施形態による回路基板100は、基板部SUB、基板部SUBの下に位置するパッド層PL、基板部SUB上の補助層AL、保護層SL、そして外部連結端子ECTを含む。
【0027】
基板部SUBは、絶縁層IL、ビア層MV、配線層MLを含む。
【0028】
絶縁層ILは、第1絶縁層IL1、第1絶縁層IL1の下に位置する第2絶縁層IL2、及び第2絶縁層IL2の下に位置する第3絶縁層IL3を含む。絶縁層ILは、エポキシ樹脂、ポリイミド(polyimide)などのような熱硬化性樹脂、ポリエチレン(PE)、ポリカーボネート(PC)、ポリ塩化ビニル(PVC)などのような熱硬化性樹脂などを含む。一例として、絶縁層ILは、アジノモトビルドアップフィルム(Ajinomoto Build-up Film:ABF)などを含む。アジノモトビルドアップフィルム(ABF)は、アジノモトファインテックカンパニー(Ajinomoto Fine-Techno Company, Inc.)から購入可能な重合体エポキシフィルムである。また、絶縁層ILは、シリカフィラー(silica filler)を含む。
【0029】
配線層MLは、第1絶縁層IL1によって埋め込まれる第1配線層ML1、第2絶縁層IL2によって埋め込まれる第2配線層ML2、及び第3絶縁層IL3によって埋め込まれる第3配線層ML3を含む。配線層MLは電気的信号を伝達する。配線層MLは、銅(Cu)、アルミニウム(Al)、銀(Ag)、スズ(Sn)、金(Au)、ニッケル(Ni)、鉛(Pb)、チタン(Ti)、又はこれらの合金などの導電性物質を含む。
【0030】
ビア層MVは、第1絶縁層IL1に位置する第1ビア層MV1、第2絶縁層IL2に位置する第2ビア層MV2、及び第3絶縁層IL3に位置する第3ビア層MV3を含む。ビア層MVは、銅(Cu)、アルミニウム(Al)、銀(Ag)、スズ(Sn)、金(Au)、ニッケル(Ni)、鉛(Pb)、チタン(Ti)、又はこれらの合金などの導電性物質を含む。
【0031】
本実施形態では、基板部SUBがそれぞれ3層の絶縁層IL、配線層ML、及びビア層MVを含むものとして例示したが、これに限定されず、更に多い数又は更に少ない数の絶縁層IL、配線層ML、及びビア層MVを含むことができ、これも本発明の範囲に属する。
【0032】
パッド層PLは、基板部SUBの下に配置される。パッド層PLは、外部連結端子ECTが付着されるパッドとして機能する。
【0033】
基板部SUB上には、複数の電子素子ECが実装される。一例として、複数の電子素子ECが実装される位置は保護層SLをエッチングして形成される。
【0034】
補助層ALは基板部SUB上に配置される。ここで、補助層ALは、銅(Cu)、アルミニウム(Al)、銀(Ag)、スズ(Sn)、金(Au)、ニッケル(Ni)、鉛(Pb)、チタン(Ti)、又はこれらの合金などの金属性物質を含むが、これに限定されるものではない。
【0035】
保護層SLは、基板部SUBの上に位置する第1保護層SL1及び基板部SUBの下に位置する第2保護層SL2を含む。第1保護層SL1は、補助層ALを埋め込むように形成される。第2保護層SL2は、パッド層PLの一部を露出する開口部を有するように形成される。一例として、保護層SLは、ソルダーレジストで形成される。
【0036】
外部連結端子ECTは、第2保護層SL2の開口部を通じてパッド層PLに連結される。外部連結端子ECTは、電子素子ECと外部装置との間を電気的に連結する。一例として、外部連結端子ECTはソルダーボールである。
【0037】
以下、
図1と共に
図2及び
図3を参照して、実施形態による補助層について説明する。
【0038】
図2は、
図1の基板部SUB上に素子実装部が一行に配置された平面図であり、
図3は
図1の基板部SUB上に素子実装部が二行に配置された平面図である。
【0039】
図2及び
図3を参照すると、基板部SUBの上面には、素子実装領域CA、ダミー領域DA、境界領域DR、反り(warpage)変曲領域WA、そして補助層ALが配置される。
【0040】
素子実装領域CAは、複数の素子実装部CPを含む。素子実装領域CAは、複数の素子実装部CPの外側付近に沿って形成される領域である。素子実装部CPには電子素子ECが実装される。素子実装部CPは、基板部SUBの第1配線層ML1上に配置される。素子実装部CPは、電子素子ECの平面上の大きさと大略一致する。素子実装部CPは、第1保護層SL1で開口部が形成される所に配置される。
【0041】
ダミー領域DAは、基板部SUBの上面の縁に位置する領域である。ダミー領域DAは、基板部SUBの上面で素子実装領域CAを除いた部分に配置される。
【0042】
基板部SUBの上面には、境界領域DRが配置される。境界領域DRは、隣接する電子素子ECが実装される位置の間に沿って形成される。境界領域DRは、複数の素子実装部CPの間の領域を含む。一例として、基板部SUBの上面に第1素子実装部CP1及び第2素子実装部CP2が位置する場合、境界領域DRは第1素子実装部CP1と第2素子実装部CP2との間の領域に形成される。
【0043】
基板部SUBの上面に3つ以上の素子実装部CPを配置することができる。例えば、基板部SUBの上面には、第1~第4素子実装部(CP1~CP4)が位置し得る。3つ以上の素子実装部CPの間には、素子実装部CPの間の領域を含む2つ以上の境界領域DRが配置される。一例として、境界領域DRは、第1素子実装部CP1と第2素子実装部CP2との間の領域を含む第1境界領域DR1、そして第1素子実装部CP1と第3素子実装部CP3との間の領域を含む第2境界領域DR2を含む。基板部SUBの上面に多数の素子実装部CPが形成される場合にも境界領域DRは隣接する素子実装部CPの間の領域を含む。境界領域DRは、素子実装部CPの間の領域から基板部SUBの縁まで延長される領域を含む。
【0044】
反り(warpage)変曲領域WAは、ダミー領域DAと境界領域DRとが重畳する領域を含む。また、反り変曲領域WAは、二つ以上の境界領域DRが重畳する部分を含む。一例として、反り変曲領域WAは、第1境界領域DR1と第2境界領域DR2とが重畳する領域を含む。反り変曲領域WAは、電子素子ECの間に沿って発生する物性の差によって反り(warpage)挙動が発生しやすい領域である。
【0045】
補助層ALは、基板部SUBの上面で境界領域DRに少なくとも一部が重畳するように配置される。補助層ALは、長方形パネルの形態に形成される。補助層ALは、境界領域DRの長さ方向に直交するように配置される。即ち、補助層ALは、境界領域DRを幅方向に貫通するように配置される。反り(warpage)挙動は、境界領域DRの長さ方向に沿って発生するリスクが高いため、補助層ALを境界領域DRの幅方向を貫通するように配置することで、反り(warpage)挙動をより効果的に制御することができる。
【0046】
補助層ALは、反り変曲領域WAに少なくとも一部が重畳するように配置される。補助層ALは、電子素子ECの間に沿って増加する反り(warpage)挙動を制御することができる位置及び方向に配置される。一例として、補助層ALは、境界領域DRの長さ方向に直交するように反り変曲領域WAを貫通して配置される。
【0047】
【0048】
図4を参照すると、補助層ALはパネル形態に形成される。補助層ALは、反り変曲領域WAに少なくとも一部が重畳するように位置して、境界領域DRに沿って発生する基板や電子素子間の剛性や熱膨張特性などを含む物性の差に起因する反り(warpage)現象を防止することができる。
【0049】
補助層ALは、物性の差を補完する素材で形成される。補助層ALは、保護層SLよりも強度の高い素材で形成される。一例として、補助層ALは、銅(Cu)、アルミニウム(Al)、銀(Ag)、スズ(Sn)、金(Au)、ニッケル(Ni)、鉛(Pb)、チタン(Ti)、又はこれらの合金などの金属を含む成分で形成される。
【0050】
補助層ALは、物性の差を補完するためにその大きさや厚さが調節される。また、補助層ALは多様な形状に形成される。実施形態では補助層ALを長方形のパッド形態で図示したが、これに限定されず多様な形状が可能である。
【0051】
補助層ALにはホールHが形成される。一例として、補助層ALに形成されるホールHの大きさ、数量、又は位置は、回路基板100に実装される電子素子EC及び保護層SLの物性や相対的位置によって変更される。補助層ALに形成されるホールHの大きさ、数量、又は位置を調節することによって物性差に起因する反り(warpage)を微細に調整することができる。実施形態では四角形のホールを図示したが、これに限定されず円形を含む多様な形状のホールを形成することができ、これも本発明の範囲に属する。
【0052】
本実施形態による回路基板において、複数の電子素子ECが実装される回路基板、特にコアレス(coreless)基板で複数の電子素子ECが実装されるパッケージ基板を構成する場合、電子素子EC間の分割線に沿って過度に折れる形態の反り(warpage)が発生することがあり、補助層ALを形成することによって、パッケージ回路の製造過程や完成したパッケージ基板で発生する反り(warpage)のリスクを改善することができる。
【0053】
以下では、
図5を参照して、他の実施形態による回路基板について説明する。
【0054】
図5は、他の実施形態による回路基板の断面図である。
【0055】
図5を参照すると、本実施形態による回路基板は
図1~4を参照して説明した実施形態による回路基板に類似する。同一の構成要素に関する具体的な説明は省略する。
【0056】
図5を参照すると、本実施形態による回路基板は、第1配線層ML1上に位置する接続パッドLPを更に含む。接続パッドLPは、バンプパッドBP及び/又はソルダーパッドSPを含む。接続パッドLPは素子実装部CP内に配置される。電子素子ECは接続パッドLP上に実装される。一例として、接続パッドLPの形成は、配線層MLを形成することと同一のプロセスが用いられる。
【0057】
境界領域DRは、接続パッドLP(BP、SP)の間の領域を含む。接続パッドLPは素子実装部CP内に配置される。境界領域DRは隣接する素子実装部CP内にそれぞれ位置する接続パッドLPの間の領域を含む。一例として、境界領域DRは、2つの隣接する素子実装部CPで相互間に最も近い位置にあるバンプパッドBPの間の領域を含む。即ち、境界領域DRは、一つの素子実装部CPに位置するバンプパッドBPのうちの隣接する素子実装部CPに近いバンプパッドBPと隣接する素子実装部CPに位置するバンプパッドBPのうちの一つの素子実装部CPに近いバンプパッドBPとの間の領域を含む。境界領域DRは、隣接するソルダーパッドSPの間の領域を含み、ソルダーパッドSPに隣接するバンプパッドBPの間の領域を含み、これも上述のバンプパッドBPの間の領域を含む場合と同一である。境界領域DRは基板部SUBの縁まで延長される。
【0058】
補助層ALは、境界領域DRに少なくとも一部が重畳するように配置される。補助層ALは、境界領域DRの内部に配置される。即ち、補助層ALは、接続パッドLPに接触しないように接続パッドLPの間に配置される。補助層ALは長さ方向が境界領域DRの長さ方向に交差するように配置される。一例として、補助層ALの長さ方向は境界領域DRの長さ方向に直交するように配置される。補助層ALは、素子実装部CPに一部重畳するように配置される。一例として、基板部SUB上に位置する第1素子実装部CP1に連結される第1接続パッドと第2素子実装部CP2に連結される第2接続パッドとの間に補助層ALが配置される。従って、第1接続パッド、第2接続パッド、そして補助層ALは、基板部SUBの上面に配置される。即ち、第1接続パッド、第2接続パッド、そして補助層ALは、同じ層に配置される。
【0059】
接続パッドLPが形成された基板でも電子素子EC間の物性の差による反り(warpage)発生のリスクが存在し、接続パッドLPと同一平面に補助層ALを形成することによって追加的な工程がなくてもこのような反り(warpage)挙動を制御することができる。
【0060】
以下では、
図6~
図16を参照して、一実施形態による回路基板の製造方法について説明する。
【0061】
図6~
図16は、一実施形態による回路基板の製造方法を示した断面図である。
【0062】
図6を参照すると、基板部SUBを形成するためにキャリア基板BSを準備する。キャリア基板BSは、コア部CSとコア部CSの両側に積層された薄膜金属層MSとを含む。基板部SUBは、キャリア基板BSの両側に形成され得るが、以下では一側について説明する。
【0063】
図7を参照すると、キャリア基板BS上に第1配線層ML1を形成する。
【0064】
図8を参照すると、第1配線層ML1の上に第1絶縁層IL1を積層して第1配線層ML1を第1絶縁層IL1で埋め込み、第1絶縁層IL1に第1ビアVA1を形成する。
【0065】
図9を参照すると、第1絶縁層IL1の第1ビアVA1内に第1ビア層MV1を形成して第1絶縁層IL1の上に第2配線層ML2を形成する。
【0066】
図10を参照すると、第2絶縁層IL2を積層して第2配線層ML2を第2絶縁層IL2で埋め込む。第2絶縁層IL2に第2ビアを形成して第2ビア内に第2ビア層ML2を形成する。第2絶縁層IL2上に第3配線層ML3を形成する。
【0067】
図11を参照すると、第3絶縁層IL3を積層して第3配線層ML3を第3絶縁層IL3で埋め込み、第3絶縁層IL3内に第3ビアを形成する。第3ビア内に第3ビア層MV3を形成して第3絶縁層IL3上にパッド層PLを形成する。
【0068】
上記のように形成された絶縁層IL(IL1、IL2、IL3)、配線層ML(ML1、ML2、ML3)、及びビア層MV(MV1、MV2、MV3)は基板部SUBを成す。本実施形態では、基板部SUBがそれぞれ三層の絶縁層IL、配線層ML、及びビア層MVを含むものとして例示したが、一層又は二層又はより多い層の絶縁層IL、配線層ML、及びビア層MVを含むことも可能であり、これも本発明の範囲に属する。
【0069】
図12を参照すると、基板部SUBからコア部CSを剥離する。この時、キャリア基板BSの薄膜金属層MSは剥離されずに基板部SUBの上に配置される。
【0070】
図13を参照すると、薄膜金属層MS上にマスク層MSKを積層してマスク層MSKを部分的に除去する。マスク層MSKを部分的に除去した位置に基板部SUBが露出する。マスク層MSKは、ドライフィルムレジスト(DFR:Dry Film Resist)で形成される。マスク層MSKを除去して基板部SUBが露出する位置は、境界領域DRに重畳する位置を含む。
【0071】
図14を参照すると、マスク層MSKが部分的に除去された位置に補助層ALを形成する。補助層ALは接続パッドLPと共に形成される。一例として、配線層MLを形成するプロセスを用いて補助層AL及び接続パッドLPを共に形成する。この時、補助層AL及び接続パッドLPは同じ層に形成される。補助層AL及び接続パッドLPは同一材質で形成される。
【0072】
図15を参照すると、残余マスク層MSKを除去して薄膜金属層MSをエッチングする。
【0073】
図16を参照すると、第1絶縁層IL1の上に第1保護層SL1を形成し、基板部SUBの下に第2保護層SL2を形成する。第1保護層SL1は、補助層ALを埋め込む。第2保護層SL2は、パッド層PLの一部を露出する。
【0074】
本実施形態による回路基板の製造方法によると、配線層MLを形成するプロセスを用いて補助層ALを形成し、形成された補助層ALを保護層SLで覆って絶縁させる簡単なプロセスの追加で基板の剛性を確保しながらも機能を同一に果たすことができる。
【0075】
以下では、
図17を参照して、他の実施形態による回路基板について説明する。
【0076】
図17は、他の実施形態による回路基板の断面図である。
【0077】
図17に示した他の実施形態は、
図1及び
図16に示した実施形態と比較してインターポーザー基板部が付加されることを除いて実質的に同一であるため、繰り返される説明は省略する。
【0078】
図17を参照すると、本実施形態による回路基板は、インターポーザー基板部IPB、充填層FI、及び第1補助層AL1を更に含む。
【0079】
電子素子ECは、基板部SUB上の素子実装部CPに実装される。電子素子ECは、高さ方向DRHに基板部SUBとインターポーザー基板部IPBとの間に配置される。電子素子ECは、素子連結端子CCTを通じて基板部SUBに連結される。基板部SUB上には素子連結端子CCTに接続されるバンプパッドBPが配置される。
【0080】
インターポーザー基板部IPBは、基板部SUB及び電子素子ECの上に配置される。インターポーザー基板部IPBは、インターポーザー絶縁層IPI、第3保護層SL3、第4保護層SL4、インターポーザー配線層IML、及び第1補助層AL1を含む。
【0081】
インターポーザー絶縁層IPIは、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、ポリイミドのうちから選択される少なくとも一つの物質を含む。例えば、インターポーザー絶縁層IPIは、ポリイミド(Polyimide)、FR-4(Flame Retardant 4)、四官能性エポキシ(Tetrafunctional epoxy)、ポリフェニレンエーテル(Polyphenylene ether)、エポキシ/ポリフェニレンオキシド(Epoxy/polyphenylene oxide)、BT(Bismaleimide triazine)、シアネートエステル(Cyanate ester)、及び液晶高分子(Liquid crystal polymer)のうちから選択される少なくとも一つの物質を含む。インターポーザー絶縁層IPIは、基板部SUBに対向する第1面LS1及び第1面LS1に対向する第2面LS2を含む。
【0082】
インターポーザー配線層IMLは、インターポーザー絶縁層IPIの第1面LS1上の第1パッド層PL1、インターポーザー絶縁層IPIの第2面LS2上の第2パッド層PL2、及びインターポーザー絶縁層IPIに位置するインターポーザービア層IPVを含む。第1パッド層PL1には導電性コネクタCCが連結される。第2パッド層PL2にはソルダーボールなどのコネクタが付着される。インターポーザービア層IPVは、第1パッド層PL1と第2パッド層PL2とを連結する。インターポーザービア層IPVはインターポーザー絶縁層IPIを貫通する。
【0083】
インターポーザー配線層IMLは、例えば、銅(Cu)、アルミニウム(Al)、タングステン(W)、チタン(Ti)、タンタル(Ta)、インジウム(In)、モリブデン(Mo)、マンガン(Mn)、コバルト(Co)、錫(Sn)、ニッケル(Ni)、マグネシウム(Mg)、レニウム(Re)、ベリリウム(Be)、ガリウム(Ga)、ルテニウム(Ru)などのような金属、又はこれらの合金であるが、これに限定されるものではない。
【0084】
第3保護層SL3はインターポーザー絶縁層IPIの第1面LS1上に位置して第1パッド層PL1の一部を露出する。第4保護層SL4はインターポーザー絶縁層IPIの第2面LS2上に位置して第2パッド層PL2の一部を露出する。
【0085】
導電性コネクタCCは、インターポーザー基板部IPBと基板部SUBとの間に配置される。導電性コネクタCCは、基板部SUBとインターポーザー基板部IPBとを連結し、インターポーザー基板部IPBの第1パッド層PL1と基板部SUBの第1配線層ML1とに連結される延長された柱形態を有する。
【0086】
充填層FIは、基板部SUB上に配置される。充填層FIは、基板部SUB、電子素子EC、導電性コネクタCC、及びインターポーザー基板部IPBを外部環境から保護する役割を果たす。充填層FIは、基板部SUB、電子素子EC、導電性コネクタCC、及びインターポーザー基板部IPBのそれぞれの少なくとも一部を覆うように形成される。一例として、充填層FIは、基板部SUBの上面、電子素子ECの側面及び上面、導電性コネクタCCの側面、そしてインターポーザー基板部IPBの下面を覆う。また、充填層FIは、インターポーザー基板部IPBの下面と電子素子ECとの間の隙間を埋めるように形成される。
【0087】
充填層FIは絶縁性充填材を含む。一例として、充填層FIは、エポキシ系成形樹脂、ポリイミド系成形樹脂などを含むが、これに限定されるものではない。
【0088】
第1補助層AL1は、第1パッド層PL1の下に配置される。第1補助層AL1は、第1パッド層PL1上で複数の電子素子ECの間の領域に少なくとも一部が重畳するように配置される。即ち、第1補助層AL1は、基板部SUBの境界領域DRに平面上で少なくとも部分的に重畳するように配置される。一例として、第1補助層AL1は、基板部SUB上に位置する補助層ALに対応するように配置される。即ち、補助層AL1は、基板部SUB上に位置する補助層ALに平面上で重畳するように配置される。
【0089】
インターポーザー基板部IPBを実装する過程で、ノン-ウェット(non-wet)不良リスクが高くて反り(warpage)挙動にぜい弱なこともあるが、基板部SUB上の補助層ALとインターポーザー基板部IPBの第1補助層AL1とが共に形成されることで、このような弱点を更に補強することができる。反り(warpage)挙動を制御するために第1補助層AL1の物性、厚さ、又は大きさなどを調節する。また、第1補助層AL1に補助層ALで説明したホールを形成し、ホールの数や大きさを調節することによって反り(warpage)挙動を微細に制御することができる。
【0090】
以上、本発明の実施形態について図面を参照しながら詳細に説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想から逸脱しない範囲内で多様に変更実施することが可能である。
【符号の説明】
【0091】
100 回路基板
AL 補助層
AL1 第1補助層
BP バンプパッド
BS キャリア基板
CA 素子実装領域
CC 導電性コネクタ
CCT 素子連結端子
CP 素子実装部
CP1~CP4 第1~第4素子実装部
CS コア部
DA ダミー領域
DR 境界領域
DR1、DR2 第1、第2境界領域
EC 電子素子
ECT 外部連結端子
FI 充填層
H ホール
IL 絶縁層
IL1~IL3 第1~第3絶縁層
IML インターポーザー配線層
IPB インターポーザー基板部
IPI インターポーザー絶縁層
IPV インターポーザービア層
LP 接続パッド
LS1、LS2 第1、第2面
ML 配線層
ML1~ML3 第1~第3配線層
MS 薄膜金属層
MSK マスク層
MV ビア層
MV1~MV3 第1~第3ビア層
PL パッド層
PL1、PL2 第1、第2パッド層
SL 保護層
SL1~SL4 第1~第4保護層
SP ソルダーパッド
SUB 基板部
VA1 第1ビア
WA 反り(warpage)変曲領域