IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 株式会社LIXILグループの特許一覧

<>
  • 特開-電気錠システム 図1
  • 特開-電気錠システム 図2
  • 特開-電気錠システム 図3
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024121922
(43)【公開日】2024-09-09
(54)【発明の名称】電気錠システム
(51)【国際特許分類】
   E05B 47/00 20060101AFI20240902BHJP
   E05B 49/00 20060101ALI20240902BHJP
【FI】
E05B47/00 K
E05B49/00 R
【審査請求】未請求
【請求項の数】9
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023029164
(22)【出願日】2023-02-28
(71)【出願人】
【識別番号】504163612
【氏名又は名称】株式会社LIXIL
(74)【代理人】
【識別番号】100141139
【弁理士】
【氏名又は名称】及川 周
(74)【代理人】
【識別番号】100161506
【弁理士】
【氏名又は名称】川渕 健一
(74)【代理人】
【識別番号】100179833
【弁理士】
【氏名又は名称】松本 将尚
(72)【発明者】
【氏名】森竹 信志
(72)【発明者】
【氏名】作田 義典
【テーマコード(参考)】
2E250
【Fターム(参考)】
2E250AA02
2E250BB52
2E250CC05
2E250DD08
2E250DD09
2E250FF06
2E250FF11
(57)【要約】
【課題】非常時動作にも確実に対応できる電気錠システムを提供する。
【解決手段】施解錠を行う電気錠と、施解錠に関する認証を行う認証部と、認証部の認証結果に応じて電気錠の施解錠を制御する制御部と、商用電源を直流電源に変換する変換装置を介して制御部に給電可能な第1給電路と、変換装置と制御部との間における第1給電路に設けられるとともに、外部電源に接続される端子を有する第2給電路が接続され、第1給電路で入力した第1電力と第2給電路で入力した第2電力のうち選択した電力を制御部に給電する選択部と、を有する。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
施解錠を行う電気錠と、
前記施解錠に関する認証を行う認証部と、
前記認証部の認証結果に応じて前記電気錠の前記施解錠を制御する制御部と、
商用電源を直流電源に変換する変換装置を介して前記制御部に給電可能な第1給電路と、
前記変換装置と前記制御部との間における前記第1給電路に設けられるとともに、外部電源に接続される端子を有する第2給電路が接続され、前記第1給電路で入力した第1電力と前記第2給電路で入力した第2電力のうち選択した電力を前記制御部に給電する選択部と、
を有する、電気錠システム。
【請求項2】
前記選択部は、前記第2電力を変圧する変圧部を有し、前記変圧部によって変圧された前記第2電力を前記制御部に給電可能である、
請求項1に記載の電気錠システム。
【請求項3】
前記変圧部は、前記第2電力を昇圧する、
請求項2に記載の電気錠システム。
【請求項4】
前記変圧部は、前記認証部の動作に要する電圧及び前記電気錠の動作に要する電圧よりも大きい電圧に昇圧する、
請求項3に記載の電気錠システム。
【請求項5】
前記変圧部は、前記第2電力を前記第1電力の電圧と異なる電圧に変圧する、
請求項2から4のいずれか一項に記載の電気錠システム。
【請求項6】
前記制御部は、入力した前記電力の電圧の大きさに応じて、前記施解錠に関する通常時動作と非常時動作とを切り替える、
請求項5に記載の電気錠システム。
【請求項7】
前記制御部は、前記非常時動作において、前記認証部の動作を停止させた状態で前記電気錠の前記施解錠を実行させる、
請求項6に記載の電気錠システム。
【請求項8】
前記選択部は、
前記第1給電路に設けられた第1コネクタによって前記変換装置と接続され、
前記第1給電路に設けられた第2コネクタによって前記制御部と接続され、
前記第1給電路は、前記第1コネクタと前記第2コネクタを接続したときに、前記変換装置を介して前記制御部に給電可能である、
請求項1から4のいずれか一項に記載の電気錠システム。
【請求項9】
前記認証部は、顔認証を行う、
請求項1から4のいずれか一項に記載の電気錠システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、電気錠システムに関する。
【背景技術】
【0002】
商業施設、公共施設および集合住宅等の出入口や一般住宅の玄関等には、セキュリティや操作性の向上を目的として、認証装置を用いて電気的に施解錠される電気錠システムが設置されている。
【0003】
電気錠システムにおいては、商用電源を直流電源に変換するACアダプタ等の変換装置を介して給電が行われており停電時には動作せず解錠できないため、外部給電による非常時動作が求められる。特許文献1には、テンキー入力部に設置した端子に外部電源を接続する技術が開示されている。特許文献1に開示され電気錠システムでは、停電時でも外部から給電することによって電気錠を解錠させることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開昭61-130574号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載された電気錠システムは、通常時に給電される電力と同等の電力が外部電源によって給電されることを前提としている。非常時動作においては、モバイルバッテリー等の家庭用電源よりも小さい電力の給電も想定されるため、家庭用電源よりも小さい電力を前提とした電気錠の動作には、特許文献1に記載された電気錠システムは対応が困難である。
【0006】
本開示は、以上のような点を考慮してなされたもので、非常時動作にも確実に対応できる電気錠システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の第1の態様は、施解錠を行う電気錠と、施解錠に関する認証を行う認証部と、前記認証部の認証結果に応じて電気錠の施解錠を制御する制御部と、商用電源を直流電源に変換する変換装置を介して前記制御部に給電可能な第1給電路と、前記変換装置と前記制御部との間における前記第1給電路に設けられるとともに、外部電源に接続される端子を有する第2給電路が接続され、前記第1給電路で入力した第1電力と前記第2給電路で入力した第2電力のうち選択した電力を前記制御部に給電する選択部と、を有する、電気錠システムである。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】本開示の電気錠システムを有する玄関ドア構造の正面図である。
図2】本開示の電気錠システムの概略構成を示す図である。
図3】電気錠システムの動作を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示の電気錠システムの実施の形態を、図1から図3を参照して説明する。以下の実施形態は、本開示の一態様を示すものであり、この開示を限定するものではなく、本開示の技術的思想の範囲内で任意に変更可能である。以下の図面においては、各構成をわかりやすくするために、実際の構造と各構造における縮尺等を異ならせている。
【0010】
図1に示すように、玄関ドア構造100は、電気錠システム1を有し、建物の玄関に設けられた玄関ドア2の構造である。玄関ドア2は、玄関前壁3に設けられる。玄関ドア2は、開口部4に設けられた枠部5と、枠部5に開口部4を開閉可能に支持された扉体6と、開口部4の一部を閉鎖する袖部7と、を有している。玄関ドア2は、片側に袖部7が設けられた袖部付きドアである。扉体6は、幅方向の一方側に配置され、袖部7は、幅方向の他方側に配置されている。扉体6は、上下方向に延びる把手8を有している。袖部7は、開口部4を開閉せずに枠部5に固定されている。幅方向は、玄関ドア2が設けられる玄関前壁3に沿った水平方向である。
【0011】
図2に示すように、電気錠システム1は、機能ユニット10と、給電ユニット20と、選択ユニット30と、を有する。機能ユニット10は、施解錠に関する機能を有する。機能ユニット10は、電気錠11と、認証部12と、機能部13と、制御部14と、を有する。
【0012】
電気錠11は、例えば、玄関ドア2に収容されている。電気錠11は、例えば、上下に離れて2つ設けられている。電気錠11は、制御部14を介して給電された電力を用いて、例えば、玄関ドア2の施解錠を行う。認証部12は、例えば、袖部7の屋外側に露出して設けられている。認証部12は、制御部14を介して給電された電力を用いて施解錠に関する認証を行う。認証部12は、予め登録された認証情報を用いて、施解錠を行う人の認証を行う。認証部12は、一例として、予め登録された生体情報を用いて施解錠を行う人の認証を行う。生体情報としては、指紋、顔、虹彩などが挙げられる。認証部12は、一例として、顔認証を行う。認証部12は、生体認証の他にテンキー等を用いたナンバー認証を行う構成であってもよい。
【0013】
機能部13は、電気錠11及び認証部12とは異なる施解錠に関する機能を有する。機能部13は、一例として、把手8に設けられたLEDである。機能部13は、電気錠11の施解錠に応じて発光する。機能部13は、1つ以上あってもよい。他の機能部としては、液晶ディスプレイが挙げられる。
【0014】
制御部14は、給電ユニット20から給電された電力を用いて、電気錠11、認証部12及び機能部13の動作をそれぞれ制御する。制御部14は、配線L3を介して電気錠11に給電する。制御部14は、配線L4を介して認証部12に給電するとともに、認証に関する情報を送受信する。制御部14は、配線L5を介して機能部13に給電する。
【0015】
制御部14は、袖部7に収容されている。制御部14は、給電ユニット20から給電された電力の電圧に応じて、電気錠11、認証部12及び機能部13の施解錠に関する動作を通常時動作と非常時動作との間で切り替える。制御部14は、認証部12の認証結果に応じて電気錠11の施解錠を制御する。制御部14は、例えば、制御基板で構成される。
【0016】
給電ユニット20は、制御部14に給電する。給電ユニット20は、玄関前壁3に収容されている。玄関前壁3は、給電ユニット20と対向する位置に、開閉可能な外部給電口3Aを有する。給電ユニット20は、第1給電路L1と、第2給電路L2と、プラグ21と、変換装置22と、第1コネクタC1と、第2コネクタC2と、を有する。
【0017】
第1給電路L1は、通常時動作において変換装置22を介して家庭用電源から制御部14に給電可能である。変換装置22は、商用電源を直流電源に変換する。変換装置22は、プラグ21を介して入力した商用電源である家庭用電源の電圧100Vの交流電流を直流電流に変換する。変換装置22が変換した直流電流の電圧は、機能ユニット10を構成する電気錠11、認証部12、機能部13及び制御部14の動作に必要な電圧以上に設定されている。
【0018】
例えば、機能部13の動作に必要な電圧は24Vであり、認証部12の動作に必要な電圧は12Vである。電気錠11及び制御部14の動作に必要な電圧は12V以下である。変換装置22は、電気錠11、認証部12、機能部13及び制御部14のうち最も動作電圧が大きい機能部13に応じて、電圧が100Vの交流電流を電圧が24Vの直流電流に変換する。
【0019】
第1給電路L1における変換装置22と制御部14との間には、選択ユニット30を構成する選択部31が設けられている。選択部31は、第1給電路L1に設けられた第1コネクタC1によって変換装置22と接続されている。選択部31は、第1給電路L1に設けられた第2コネクタC2によって制御部14と接続されている。変換装置22を介して入力した家庭用電源からの第1電力は、第1給電路L1及び第1コネクタC1を介して選択部31に入力する。第1給電路L1は、選択部31を介在させずに第1コネクタC1と第2コネクタC2を接続したときに、変換装置22を介して制御部14に家庭用電源から給電可能である。
【0020】
選択ユニット30は、選択部31と、端子32と、を有する。端子32は、外部電源に接続される。端子32は、例えば、USB端子である。端子32には、例えば、電圧が5Vのモバイルバッテリーが外部電源として接続される。端子32は、第2給電路L2によって選択部31に接続される。端子32に接続され外部電源からの第2電力は、第2給電路L2によって選択部31に入力する。
【0021】
選択部31は、変圧部31Aを有する。変圧部31Aは、選択部31に入力した第2電力を変圧する。変圧部31Aは、第2電力を第1電力の電圧と異なる電圧に変圧する。変圧部31Aは、選択部31に入力した第2電力を昇圧する。変圧部31Aは、第2電力を認証部12の動作に要する電圧及び電気錠11の動作に要する電圧よりも大きい電圧に昇圧する。
【0022】
選択部31は、第1給電路L1で入力した第1電力と第2給電路L2で入力した第2電力のうち選択した電力を制御部14に給電する。選択部31は、家庭用電源から給電され変換装置22によって変換された、例えば、電圧が24Vの直流電流の第1電力が第1給電路L1から給電されると、第1電力を選択して制御部14に給電する。
【0023】
選択部31は、第1給電路L1から第1電力が給電されない状態で電圧が5Vの直流電流の第2電力が第2給電路L2から給電されると、第2電力を選択するとともに、変圧部31Aが5Vの電圧を、電気錠11の施解錠に必要な電気錠11、認証部12及び制御部14のうち最も動作電圧が大きい認証部12に応じて12Vに昇圧する。選択部31は、12Vに昇圧された第2電力を制御部14に給電する。
【0024】
制御部14は、給電された電力に応じて通常時動作と非常時動作を切り替えて実行させる。制御部14は、給電された電力の電圧が24Vのときは通常時動作を実行させ、入力した電力の電圧が12Vのときは非常時動作を実行させる。電気錠システム1の通常時動作と非常時動作について、図3を参照して説明する。
【0025】
[通常時動作]
図3に示すように、ステップS0において給電が開始されると、制御部14は、ステップS1において、入力した電力の電圧の大小を判断する。ステップS1において、入力した電力の電圧が24Vか12Vかを判断する。制御部14は、ステップS1において、入力した電力の電圧が24Vであり大きい場合は、通常時と判断して通常時動作を実行する。制御部14は、通常時動作としてステップS2において、認証部12を起動する。ステップS3において認証がOKになると、制御部14は、ステップS4において電気錠11を解錠させる。
【0026】
[非常時動作]
制御部14は、ステップS1において、入力した電力の電圧が12Vであり小さい場合は、非常時と判断して非常時動作を実行する。制御部14は、非常時動作としてステップS5において、認証部12を起動する。ステップS6において認証がOKになると、制御部14は、ステップS7において認証部12を停止させる。電気錠11を解錠させる際に認証部12が起動した状態であると電力不足が生じるため、制御部14は、電気錠11を解錠させる前に認証が完了した認証部12を停止させる。認証部12の停止が完了した後に、制御部14は、ステップS8において電気錠11を解錠させる。電気錠11を解錠させた後に、選択部31は、ステップS9において制御部14への給電を終了させる。
【0027】
電気錠システム1においては、選択部31が第1給電路L1で入力した第1電力と、第2給電路L2で入力した第2電力のうち選択した電力を制御部14に給電するため、停電時においても外部電源からの第2電力を用いた非常時動作にも確実に対応することが可能である。
【0028】
電気錠システム1においては、第1給電路L1で入力した第1電力と、第2給電路L2で入力した第2電力のうち選択部31が選択した電力を制御部14に給電するため、制御部14への電源ラインを1つにまとめることができ、玄関ドア2から外部に通す配線数が減ることによる配線作業性が向上する。
【0029】
電気錠システム1においては、変圧部31Aが第2電力を認証部12の動作に要する電圧及び電気錠11の動作に要する電圧よりも大きい電圧に昇圧するため、停電等の非常時に認証部12及び電気錠11の動作に要する電圧よりも低電圧の外部電源を用いた場合でも支障なく施解錠を行うことができる。
【0030】
電気錠システム1においては、非常時動作時に認証部12の動作を停止させた状態で電気錠11の施解錠を実行させるため、第2電力の昇圧が必要最低限で済み電力効率を向上させることができる。
【0031】
電気錠システム1においては、変圧部31Aが第2電力を第1電力の電圧と異なる電圧に変圧するため、制御部14は給電された電力の電圧に基づいて確実に通常時動作と非常時動作を切り替えることが可能になる。
【0032】
電気錠システム1においては、選択部31が第1給電路L1に設けられた第1コネクタC1によって変換装置22と接続され、第1給電路L1に設けられた第2コネクタC2によって制御部14と接続され、第1コネクタC1と第2コネクタC2を接続したときに、第1給電路L1が変換装置22を介して制御部14に給電可能であるため、選択ユニット30を搭載する構成と搭載しない構成とを容易に切り替えることができ、オプション品としての対応が容易になる。
【0033】
以上、添付図面を参照しながら本開示に係る好適な実施形態について説明したが、本開示は係る例に限定されないことは言うまでもない。上述した例において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本開示の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
【0034】
例えば、電気錠システム1においては、端子32がUSB端子であり外部電源がモバイルバッテリーである構成を例示したが、この構成に限定されない。例えば、モバイルバッテリー以外の外部電源に対応した別規格の端子32を設ける構成、USB端子と別規格の端子32を併設する構成を採ってもよい。
【0035】
電気錠システム1においては、変圧部31Aが第2電力を昇圧する構成を例示したが、この構成に限定されない。例えば、第2電力を降圧する構成であってもよく、認証部12の動作に要する電圧及び電気錠11の動作に要する電圧よりも大きい電圧を出力可能な外部電源を用いる場合には、変圧することなく制御部14に給電する構成を採ってもよい。
【0036】
電気錠システム1において例示した機能ユニット10の構成は一例であり、LED及び液晶ディスプレイの他に、施解錠に関する機能を有する他のデバイスを設ける構成であってもよい。
【0037】
本発明は下記の態様を含む。
[1]施解錠を行う電気錠と、前記施解錠に関する認証を行う認証部と、前記認証部の認証結果に応じて前記電気錠の前記施解錠を制御する制御部と、商用電源を直流電源に変換する変換装置を介して前記制御部に給電可能な第1給電路と、前記変換装置と前記制御部との間における前記第1給電路に設けられるとともに、外部電源に接続される端子を有する第2給電路が接続され、前記第1給電路で入力した第1電力と前記第2給電路で入力した第2電力のうち選択した電力を前記制御部に給電する選択部と、を有する、電気錠システム。
[2]前記選択部は、前記第2電力を変圧する変圧部を有し、前記変圧部によって変圧された前記第2電力を前記制御部に給電可能である、前記[1]に記載の電気錠システム。
[3]前記変圧部は、前記第2電力を昇圧する、前記[2]に記載の電気錠システム。
[4]前記変圧部は、前記認証部の動作に要する電圧及び前記電気錠の動作に要する電圧よりも大きい電圧に昇圧する、前記[3]に記載の電気錠システム。
[5]前記変圧部は、前記第2電力を前記第1電力の電圧と異なる電圧に変圧する、前記[2]から前記[4]のいずれか一項に記載の電気錠システム。
[6]前記制御部は、入力した前記電力の電圧の大きさに応じて、前記施解錠に関する通常時動作と非常時動作とを切り替える、前記[5]に記載の電気錠システム。
[7]前記制御部は、前記非常時動作において、前記認証部の動作を停止させた状態で前記電気錠の前記施解錠を実行させる、前記[6]に記載の電気錠システム。
[8]前記選択部は、前記第1給電路に設けられた第1コネクタによって前記変換装置と接続され、前記第1給電路に設けられた第2コネクタによって前記制御部と接続され、前記第1給電路は、前記第1コネクタと前記第2コネクタを接続したときに、前記変換装置を介して前記制御部に給電可能である、前記[1]から前記[7]のいずれか一項に記載の電気錠システム。
[9]前記認証部は、顔認証を行う、前記[1]から前記[8]のいずれか一項に記載の電気錠システム。
【符号の説明】
【0038】
1…電気錠システム、11…電気錠、12…認証部、14…制御部、22…変換装置、31…選択部、31A…変圧部、32…端子、C1…第1コネクタ、C2…第2コネクタ、L1…第1給電路、L2…第2給電路
図1
図2
図3