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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024012220
(43)【公開日】2024-01-26
(54)【発明の名称】バストパック法
(51)【国際特許分類】
   A61K 8/9789 20170101AFI20240119BHJP
   A61Q 19/00 20060101ALI20240119BHJP
   A61K 8/64 20060101ALI20240119BHJP
   A61K 8/65 20060101ALI20240119BHJP
   A61K 8/35 20060101ALI20240119BHJP
【FI】
A61K8/9789
A61Q19/00
A61K8/64
A61K8/65
A61K8/35
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022114415
(22)【出願日】2022-07-16
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り 掲載日:2022年5月10日 掲載アドレス:https://www.instagram.com/p/CdWKdiDpbGI/?igshid=YmMyMTA2M2Y= 掲載日:2022年5月18日 掲載アドレス:https://www.instagram.com/p/CdqoXhbP3_D/?igshid=YmMyMTA2M2Y= 掲載日:2022年5月20日 掲載アドレス:https://www.instagram.com/p/CdwEpbUPaQS/?igshid=YmMyMTA2M2Y= 掲載日:2022年5月20日 掲載アドレス:https://www.instagram.com/p/Cdj1hE3rHYu/?igshid=YmMyMTA2M2Y= 掲載日:2022年5月22日 掲載アドレス:https://www.instagram.com/p/Cd1Wws9haNE/?igshid=YmMyMTA2M2Y= 掲載日:2022年5月25日 掲載アドレス:https://www.instagram.com/p/Cd82nauBI4w/?igshid=YmMyMTA2M2Y=
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り 掲載日:2022年5月31日 掲載アドレス:https://www.facebook.com/100006536804789/posts/pfbid0FXC41ujwfqH7fyk6G96SxTTHLN7aQs1gXmm7Dn3DnjTQDoQ7vcxbjgNKaE1T5TmPl/?d=n 掲載日:2022年5月25日 掲 載 ア ド レ ス :https://www.facebook.com/100006536804789/posts/pfbid02Pc2gMyZMZybHiJhXvXdSNtP7rkLBeHNyKErPQ2TVRA6EbFdkxm94LunHLTkF8dd7l/?d=n 掲載日:2022年5月22日 掲 載 ア ド レ ス :https://www.facebook.com/100006536804789/posts/pfbid0AeLWYzyfCGMyEmPQawL9uBAR7g8Ee4GMqFGmSj3DYafSDz18FExH2BNreLJBWfwEl/?d=n 掲載日:2022年5月20日 掲 載 ア ド レ ス :https://www.facebook.com/100006536804789/posts/pfbid02nUPM69B6n4RMcJztSCoKyM3VFbu8F2QmUYHvDD1kv4cL7MkyLRtrVU3SdJsKxovjl/?d=n 掲載日:2022年5月18日 掲 載 ア ド レ ス :https://www.facebook.com/100006536804789/posts/pfbid02DTc4NmQZfzqR6YaiQErahmm2m8wQuJpPFzJdfnkUH8kGJ9Y15LpntfnEoK4AfezHl/?d=n
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り 掲載日:2022年5月15日 掲 載 ア ド レ ス :https://www.facebook.com/100006536804789/posts/pfbid07mnuDAeTGi97FUeexkiBym3fTMTt53mZjmPLp5Er2Utmxoqfjd7Z63S3D4z3hR1Ml/?d=n 掲載日:2022年5月15日 掲載アドレス:https://www.facebook.com/100006536804789/posts/pfbid0AeLWYzyfCGMyEmPQawL9uBAR7g8Ee4GMqFGmSj3DYafSDz18FExH2BNreLJBWfwEl/?d=n 掲載日:2022年5月20日 掲載アドレス:https://www.facebook.com/100006694146660/posts/pfbid033uFfnoUPqgNzxhxGuSLbZJuWkaqPPpawXVTcgVb9ZA9QtAadk6s3RxEgSM1Ujgjql/?d=n 掲載日:2022年5月15日 掲 載 ア ド レ ス :https://www.facebook.com/100006694146660/posts/pfbid024HXuMNLafD4r9QvMTn7CUP34Y8cYE4AQYpLcae8SGMw7HtDBanypCJFFo94LTQBYl/?d=n 掲載日:2022年5月14日 掲 載 ア ド レ ス :https://www.facebook.com/100006694146660/posts/pfbid02hpCYbWKa9sqYVejdSjpLghyAmhnpzABrALEbuQwineBni9g7QZY5riKyocqjHwmCl/?d=n
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り 掲載日:2022年5月10日 掲載アドレス:https://www.instagram.com/p/CdWm4RpvVph/?igshid=YmMyMTA2M2Y= 掲載日:2022年5月15日 掲載アドレス:https://www.instagram.com/p/CdjfOKcvrho/?igshid=YmMyMTA2M2Y=
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り 掲載日:2022年4月30日 掲載アドレス:https://beautyworld-japan.jp.messefrankfurt.com/tokyo/ja/exhibitor-search.detail.html/angelique-sarl.html 掲載日:2022年5月19日 掲載アドレス:https://beauty.hotpepper.jp/kr/slnH000400084/ 掲載日:2022年6月20日 掲載アドレス:https://beauty.hotpepper.jp/kr/slnH000454229/ 展示日 令和4年5月16日~令和4年5月18日 展示会名ビューティーワールドジャパン東京
(71)【出願人】
【識別番号】513079487
【氏名又は名称】有限会社アンジェリーク
(74)【代理人】
【識別番号】100073689
【弁理士】
【氏名又は名称】築山 正由
(72)【発明者】
【氏名】宇治原一成
(72)【発明者】
【氏名】大濱美加
(72)【発明者】
【氏名】大濱早織
【テーマコード(参考)】
4C083
【Fターム(参考)】
4C083AA111
4C083AA112
4C083AC211
4C083AD411
4C083AD431
4C083AD641
4C083EE12
(57)【要約】
【課題】女性のバストに関する悩みは多岐にわたる。つまりは多くの女性は、端に胸が小さいといった単一の悩みではなく、バストが小さくしかも乳首が黒ずみが気になるといった複数の悩みを併せ持つ場合が多い。本発明はバストに関する複数の悩みを一度に解決し、改善効果を高めることが可能なバストパックを用いた施術法を提供することを目的とする。
【解決手段】、バストの血流をよくし温める効果を有するバストパック、バストを大きくする効果を有するバストパック、黒ずみを除去する効果を有するバストパック、ハリを与え肉割れを防止する効果を有するバストパック、緊張を除去すると共に抗炎症、抗菌効果を有するバストパックのいずれか一つ又は複数を使用し、それぞれを異なる色に着色し、それぞれのバストパックが効果を発揮するバスト部位に塗布する。
【選択図】 図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
効果の異なるバストパックをそれぞれ異なる色に着色し、それぞれのバストパックが効果を発揮するバスト部位に塗布するバストパック法。
【請求項2】
バストの血流をよくし温める効果を有するバストパック、バストを大きくする効果を有するバストパック、黒ずみを除去する効果を有するバストパック、ハリを与え肉割れを防止する効果を有するバストパック、緊張を除去すると共に抗炎症、抗菌効果を有するバストパックのいずれか一つ又は複数を使用する請求項1に記載のバストパック法。
【請求項3】
バストの血流をよくする効果を有するバストパックが、オタネニンジン根エキス、ボタンエキス及びグリセリンを主成分とし、バストを大きくする効果を有するバストパックがハナスゲ根エキス、ザクロ果皮エキス及び大豆種子エキスを主成分とし、黒ずみを除去する効果を有するバストパックが、ビタミンC誘導体、ユキノシタエキス、ボタンエキス、クズ根エキス及びプラセンタエキスを主成分とし、ハリを与えるバストパックが、ヒトオリゴペプチド-1、エラスチン、コラーゲン、葉酸、シラノール誘導体及びプラセンタエキスを主成分とし、緊張を除去する効果を有するバストパックが、ユーカリ葉エキス、茶葉エキス、レチノールを主成分とする請求項2記載のバストパック法。
【請求項4】
アスタキサンチン、モナスカエキス、クチナシ果実エキス、加水分解クチナシエキスのうちの一つ又は複数を用いて着色した請求項1乃至請求項3いずれかに記載のバストパック法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は胸部に用いられるパック法に関し、より詳しくは使用者の要望に応じて細やかな施術が可能なジェル状のパックを使用するバストパック法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
現在、バストケアのためのパックやクリーム等の化粧材が多数製造販売されている。これらはバスト周りに塗布しマッサージすることで、バストに潤いを与えるといった効果を与えるものである。
【0003】
これらバストケアのための化粧材は、通常のボディケアクリームよりも、肌のハリや弾力を高めるための成分や乳腺に刺激を与える成分など、バストケアに特化した成分が含まれることが通常である。
【0004】
特許文献1には、胸部に対応した湾曲形状部に切り込みを設けることで、様々な形状のバストに良好にフィットさせることを可能とした、シート状の胸用パックが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2003-73231号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
バストケアのための化粧材を使用する者の目的は、概ね以下のようなものである。
【0007】
1、バストを大きくしたい。
【0008】
2、左右の胸の違い、具体的には大きさの差や高さの差を解消したい。
【0009】
3、産後・授乳後のバストの肉割れを解消したい。
【0010】
4、授乳後のバストの下垂や皮膚のたるみを解消したい。
【0011】
5、大きいバストの加齢等による下垂や皮膚のたるみを解消したい。
【0012】
6、極端なダイエットに伴うバストの下垂や皮膚のたるみを解消した。
【0013】
7、日焼けや下着の擦れによるバストの黒ずみを解消したい。
【0014】
8、乳首の黒ずみを解消したい。乳首の色を薄くし透明感を出したい。
【0015】
9、猫背など姿勢の影響に伴うバストの下垂を解消したい。
【0016】
10、左右のバストの離れを小さくしたい。
【0017】
11、筋肉緊張や交感神経優位に伴う姿勢の崩れによる胸のアンバランスを解消したい。
【0018】
12、バストの谷間の吹き出物を解消したい。
【0019】
上記のように女性のバストに関する悩みは多岐にわたる。つまりは多くの女性は、端に胸が小さいといった単一の悩みではなく、バストが小さくしかも乳首が黒ずみが気になるといった複数の悩みを併せ持つ場合が多い。
【0020】
ところが現在販売されているバストケア用の化粧材は、単一の悩みに対応するもの、例えばバストにハリを持たせるといった単一目的のみを有するものがほとんどである。
【0021】
しかも施術対象が胸全体であり、目的に応じた細かな部位に対する施術が困難であった。
【0022】
また、エステティシャンによる施術の場合も、単一目的で胸全体に行われることが通常であった。
【0023】
そこで本発明は上記バストに関する複数の悩みを一度に解決し、改善効果を高めることが可能なバストパックを用いた施術法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0024】
上記の目的を達成する本発明の構成は以下の通りである。
【0025】
(1) 請求項1に記載のバストパック法は、効果の異なるバストパックをそれぞれ異なる色に着色し、それぞれのバストパックが効果を発揮するバスト部位に塗布するというものである。
【0026】
(2) 請求項2に記載のバストパック法は、請求項1記載の発明において、バストの血流をよくし温める効果を有するバストパック、バストを大きくする効果を有するバストパック、黒ずみを除去する効果を有するバストパック、ハリを与え肉割れを防止する効果を有するバストパック、緊張を除去すると共に抗炎症、抗菌効果を有するバストパックのいずれか一つ又は複数を使用するものである。
【0027】
(3) 請求項3に記載のバストパック法は、請求項2記載の発明において、バストの血流をよくする効果を有するバストパックが、オタネニンジン根エキス、ボタンエキス及びグリセリンを主成分とし、バストを大きくする効果を有するバストパックがハナスゲ根エキス、ザクロ果皮エキス及び大豆種子エキスを主成分とし、黒ずみを除去する効果を有するバストパックが、ビタミンC誘導体、ユキノシタエキス、ボタンエキス、クズ根エキス及びプラセンタエキスを主成分とし、ハリを与えるバストパックが、ヒトオリゴペプチド-1、エラスチン、コラーゲン、葉酸、シラノール誘導体及びプラセンタエキスを主成分とし、緊張を除去する効果を有するバストパックが、ユーカリ葉エキス、茶エキス、レチノールを主成分とするものを使用するものである。
【0028】
(4) 請求項4に記載のバストパック法は、請求項1乃至請求項3いずれかに記載のバストパック法において、アスタキサンチン、モナスカエキス、クチナシ果実エキス、加水分解クチナシエキスのうちの一つ又は複数を用いて着色を施すものである。
【発明の効果】
【0029】
本発明に係るバストパック法は、効果の異なるバストパックをそれぞれ異なる色に着色し、それぞれのバストパックが効果を発揮するバスト部位に塗布するというものである。
【0030】
かように効果を発揮する部位ごとにバストパックを行うがゆえに、従来例のようにバスと全体に施術を行う場合と異なり、目的に応じた細かな部位に対する施術が可能となるのである。しかも、それぞれのバストパックが異なる色に着色されていることから施術を行っている部位が明白に認識でき、目的としている部位に対して確実に施術を行うことが可能となるのである。すなわち、女性の胸の悩み大して改善効果の高いバストパック法を提供することが可能となるのである。
【図面の簡単な説明】
【0031】
図1】本発明の実施例を示す説明図
図2】本発明の実施例を示す説明図
図3】本発明の実施例を示す説明図
図4】本発明の実施例を示す説明図
図5】本発明の実施例を示す説明図
図6】本発明の実施例を示す説明図
図7】本発明の実施例を示す説明図
図8】本発明の実施例を示す説明図
図9】本発明の実施例を示す説明図
図10】本発明の実施例を示す説明図
図11】本発明の実施例を示す説明図
図12】本発明の実施例を示す説明図
【発明を実施するための形態】
【0032】
以下、好ましい発明の実施形態につき、図面を参照しながら概説する。 なお、本発明構成要素の実施形態は、下記の実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り、種々の形態を採りうる。なお、各図におけるUとは上方を、Dは下方を、Rは右方向を、Lは左方向を意味するものである。
【0033】
本発明に係るバストパック法は、効果の異なるバストパックをそれぞれ異なる色に着色し、それぞれのバストパックが効果を発揮するバスト部位に塗布するというものである。
【0034】
前記効果の異なるバストパックの具体例として請求項2に記載の発明のように、バストの血流をよくし温める効果を有するバストパック、バストを大きくする効果を有するバストパック、黒ずみを除去する効果を有するバストパック、ハリを与え肉割れを防止する効果を有するバストパック、緊張を除去すると共に抗炎症、抗菌効果を有するバストパック等を使用できる。
【0035】
上記バストの血流をよくし温める効果を有するバストパックとして、請求項3記載の発明においては、血行促進効果を有するオタネニンジン根エキス、同じく血行促進効果を有するボタンエキス、発熱効果を有するグリセリンを主成分として、増粘剤やゲル化剤等を用いてジェル状に形成したバストパックを用いている。このバストパックはバスト周りの、冷えがあることで脂肪や筋肉が固く固定された部位をほぐす効果を有する。また、血液やリンパ液の流れを改善することでバストの皮膚・脂肪・筋肉といった組織に栄養を与えることが可能となる。
【0036】
上記バストを大きくする効果を有するバストパックとして、請求項3記載の発明においては、バストのボリュームアップ効果を有するハナスゲ根エキス、女性ホルモン類似の作用を及ぼすザクロ果皮エキス、同じく女性ホルモン類似の効果を及ぼす大豆種子エキスを主成分とし、増粘剤やゲル化剤等を用いてジェル状に形成したバストパックを用いている。このバストパックは胸の脂肪や胸上部のソリの原因となる脂肪に作用してボリュームをアップさせるものである。脂肪を増やす効果を有するハナスゲ根エキスを主に使用し、女性ホルモン類似の作用を有するザクロ果皮エキスやダイズ種子エキスを配合して胸の大きさを引き出すものである。
【0037】
上記黒ずみを除去する効果を有するバストパックとして、請求項3記載の発明においては、肌の透明感を生む成分であるビタミンC誘導体であるAPPS、美白作用を有するユキノシタエキス、ボタンエキス、クズ根エキス及びプラセンタエキスを主成分とし、増粘剤やゲル化剤等を用いてジェル状に形成したバストパックを用いている。このバストパックは肌の透明感を出す成分を多く含み、日焼けや下着の擦れによる色素沈着部位又は乳輪や乳首の黒ずみを改善するものである。
【0038】
上記ハリを与え肉割れを防止する効果を有するバストパックとして、請求項3記載の発明においては、皮膚の老化を防止する成分であるヒトオリゴペプチド-1、主にコラーゲン同士を結びつける働きを持ち、ハリや弾力を与える効果を有するエラスチン、同じくハリや弾力を与える効果を有するコラーゲン、肉割れの防止や改善といった効果を有する葉酸、同じく肉割れの防止や改善といった効果を有するシラノール誘導体及び美白作用を有するプラセンタエキスを主成分とし、増粘剤やゲル化剤等を用いてジェル状に形成したバストパックを用いている。このバストパックは、加齢や授乳後に生じることがあるハリや弾力の低下を改善する効果と産後の肉割れを防止する効果を有するものである。
【0039】
上記緊張を除去すると共に抗炎症、抗菌効果を有するバストパックとして、請求項3記載の発明においては、緊張緩和・筋肉痛緩和効果を有るユーカリ葉エキス、抗菌作用を有する茶葉エキス、シワやたるみ改善効果を有するレチノールを主成分とし、増粘剤やゲル化剤等を用いてジェル状に形成したバストパックを用いている。緊張状態が続くと筋肉が凝り、その結果胸部を含めて姿勢が崩れやすくなる。このバストパックはユーカリ葉エキスで筋肉などの緊張を和らげると共に、茶葉エキス等でバストの谷間にできやすい吹き出物を改善する効果を有するものである。
【0040】
請求項4記載の発明においては、アスタキサンチン、モナスカエキス、クチナシ果実エキス、加水分解クチナシエキスのうちの一つ又は複数を用いて上記各種バストパックを着色してある。
【0041】
具体的には、アスタキサンチンを用いることで、バストパックを赤色に発色させることが可能になる。また、アスタキサンチンを用いることで、バストパックに抗酸化作用を付与することも可能となる。本発明でいえば、血流をよくし温める効果を有するバストパックに使用する。むろんこれは一例であり、他の効果を奏するバストパックに用いても構わない。
【0042】
また、モナスカエキスを用いることで、バストパックをピンク色に発色させることが可能になる。本発明でいえば、バストを大きくする効果を有するバストパックに使用する。むろんこれは一例であり、他の効果を奏するバストパックに用いても構わない。
【0043】
また、クチナシ果実エキスを用いることで黄色に発色させることが可能になる。本発明でいえば、黒ずみを除去する効果を有するバストパックに使用する。むろんこれは一例であり、他の効果を奏するバストパックに用いても構わない。
【0044】
また、加水分解クチナシエキスを用いることで青色に発色させることが可能になる。本発明でいえば、黒ずみを除去する効果を有するバストパックに使用する。むろんこれは一例であり、他の効果を奏するバストパックに用いても構わない。
【0045】
また、クチナシ果実エキスと加水分解クチナシエキスを用いることで緑色に発色させることが可能になる。本発明でいえば、緊張を除去すると共に抗炎症、抗菌効果を有するバストパックに使用する。むろんこれは一例であり、他の効果を奏するバストパックに用いても構わない。
【0046】
本発明に係るバストパック法の複数の具体例を、以下に詳述する。尚、以下の実施例において各種バストパックの塗布後、マッサージを行えば、さらに効果が増すものである。また、それぞれの施術例において、以下の施術以外に、乳輪や乳首に黒ずみを除去する効果を有するバストパックを塗布しマッサージを行えば、多くの女性が望む乳首の黒ずみの改善を望めるものである。
【0047】
図1は、例えば授乳後にバストに左右差が生じ、左側の大きいほうのバストに肉割れが生じている場合の、バストパック法の使用例を示している。仮想線Aで囲まれている部分には、赤色に着色したバストの血流をよくし温める効果を有するバストパックを塗布し、仮想線Bで囲まれた部分には、ハリを与え肉割れを防止する効果を有するバストパックを塗布してある。左側の大きいほうのバストの下部を引き締めることでハリを与えバストの左右差を解消するとともに、肉割れの解消も図っている。
【0048】
図2は、日焼けや下着のと接触による色素沈着がある部位に対応すると共にバストのサイズアップを図る場合のバストパックの使用例を示している。
【0049】
仮想線Cで囲まれる部分が日焼けがある部位であり、仮想線Eで囲まれる部分が下着の擦れにより色素沈着が生じた部位である。これら部位に黒ずみを除去する効果を有するバストパックが塗布してある。また、図2では隠れている乳房の左右端縁にバストの血流をよくし温める効果を有するバストパックを塗布しても良い。日焼けや下着の擦れにより黒ずみがちな部位の美白を図りつつ、バストアップも図っている。
【0050】
図3は授乳後などに下垂し、また肉割れや皮膚のたるみが生じたバストに対する、バストパックの施術例を示している。仮想線Hで囲まれた部位、つまり下垂し肉割れや皮膚のたるみが生じた乳房全体にハリを与え肉割れを防止する効果を有するバストパックを塗布し、バストより上部に当たる仮想線Gで囲まれた部位及び乳房より下部の仮想線Iで囲まれた部位にそれぞれバストの血流をよくし温める効果を有するバストパックを塗布してある。乳房全体を引き締めつつ、乳房より上部及び下部の血流をよくすることでより効果を高めるものである。
【0051】
図4は授乳後などに小さくなったバストにボリュームを与える場合や、極端なダイエットなどによりバストが垂れたり肉割れした場合の施術例を示している。バストの上部から首の下部にいたる仮想線Jで囲まれた部位に、バストを大きくする効果を有するバストパックを塗布し、バスト下部の仮想線Kで囲まれた部位にハリを与え肉割れを防止する効果を有するバストパックを塗布してある。バスト上部のボリュームアップを図りながら、垂れや肉割れが生じやすいバスト下部の引き締めを図っているものである。
【0052】
図5は肩こりや冷え性のために、バストのボリュームが出にくい場合の施術例を示している。仮想線Мで囲まれたバストより上の部位と仮想線Oで囲まれたバストの左右部にバストの血流をよくし温める効果を有するバストパックを塗布し、仮想線Nで囲まれたバストの主要部に、バストを大きくする効果を有するバストパックを塗布してある。バストより上の部位の血流をよくすることで肩こりや冷え性を抑制しつつ、バストのボリュームアップを図るものである。
【0053】
図6は、バストに左右差がある場合の施術例を示している。すなわち、左側のバストに比べ小さい右側のバストの、サイズアップを図るための施術例を示している。仮想線Pで囲まれるバストより上の部位とバストの左右縁部にバストの血流をよくし温める効果を有するバストパックを塗布し、仮想線Qで囲まれる小さいサイズの右側のバスト部位にバストを大きくする効果を有するバストパックを塗布し、仮想線Sで囲まれる左右のバストの谷間部位に、緊張を除去すると共に抗炎症、抗菌効果を有するバストパックを塗布してある。血流の増加、緊張の除去、バストアップを一度に諮りながらバストの左右差を解消するものである。
【0054】
図7は、バストトップが左右に開き気味の場合の施術例を示している。仮想線S1で囲まれるバストより上の部位には、バストの血流をよくし温める効果を有するバストパックを塗布し、仮想線Tで囲まれるバスのと上下部位には、バストを大きくする効果を有するバストパックを塗布し、仮想線Vで囲まれるバストの左右及び上縁部位には、ハリを与え肉割れを防止する効果を有するバストパックを塗布してある。バストの左右方向には引き締め効果を与えつつ、バスの上下方向にはバストアップ効果を施している。また、胸部全体の血流を高めることで効果の増進を図っている。
【0055】
図8は、バスト表皮には問題が無く、シンプルバストのサイズアップを図る場合の施術例を示している。仮想線Wで囲まれるバストより上の部位およびバストの左右縁部位にバストの血流をよくし温める効果を有するバストパックを塗布してある。また、仮想線Xで囲まれるバスト全体部に、バストを大きくする効果を有するバストパックを塗布してある。バストの左右縁部およびバストより上の部位の血流を良くしつつ、バスト自体のボリュームアップを図るものである。
【0056】
図9は、緊張をほぐすことでバストアップを図るための施術である。仮想線Yが囲まれる首からバストの谷間に至る部位には、緊張を除去すると共に抗炎症、抗菌効果を有するバストパックを塗布し、仮想線B1で囲まれるバストの全体部位には、バストを大きくする効果を有するバストパックを塗布し、仮想線Zで囲まれるバストの周縁部位及び図示できない左右のバスト最縁部には、バストの血流をよくし温める効果を有するバストパックが塗布してある。バストの谷間から首部に至る部位の緊張をほぐしつつ、バストのボリュームアップを図っている。また、バスト周縁の血流をよくすることで効果の増進を図るものである。
【0057】
図10は、筋肉質や緊張型の人のバストアップを図りつつ、吹き出物等の抑制も図る施術を行う場合を示すものである。仮想線C1で囲まれた首からバスの上部位には、緊張を除去すると共に抗炎症、抗菌効果を有するバストパックを塗布し、仮想線D1で囲まれる肩からバストの上部位及び図示できない左右のバスト最縁部及び仮想線E1で囲まれるバストの下部は、バストの血流をよくし温める効果を有するバストパックを塗布してある。胸部の緊張をほぐしつつ、バストの血流の促進を図り、バストアップを行うものである。
【0058】
図11は冷え性の人のバストアップを図る施術を示すものである。仮想線F1で囲まれた首からバスト全体に至る部位に、バストの血流をよくし温める効果を有するバストパックを塗布してある。血流を良くし冷え性の改善を図ることでバストアップを図るものである。
【0059】
図12は、授乳やダイエット後のバストのたるみを改善し、また、緊張をほぐし、またニキビを改善しつつ、バストアップも図る施術例を示すものである。仮想線H1で囲まれる部位には、バストの血流をよくし温める効果を有するバストパックを塗布し、仮想線G1で囲まれる胸の谷間部位には、緊張を除去すると共に抗炎症、抗菌効果を有するバストパックを塗布し、バストの左右縁下部には、ハリを与え肉割れを防止する効果を有するバストパックを塗布してある。バストの谷間の緊張を除去しつつニキビの改善を図り、またバスト下部の肉割れを改善しつつ引き締めを行うものである。また、バストから首部に至る広範な部位の血流の改善を図ることで効果の増進を図るものである。
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